JP2005021836A - 浄水カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】浄水カートリッジの製作作業の簡易化を図ることができ、また、コストダウンを図ることのできる浄水カートリッジを提供する。
【解決手段】中空糸膜カートリッジ20に係合する第1フック52と、活性炭カートリッジ30に係合する第2フック53とを備えた接合部材50によって、中空糸膜カートリッジ20と活性炭カートリッジ30を接合する構成とし、かつ、接合部材50は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の中空糸膜が充填された中空糸膜カートリッジと活性炭が充填された活性炭カートリッジを備えた浄水カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の浄水カートリッジは、たとえば、浄水器やアルカリイオン整水器などに用いられている。そして、この浄水カートリッジは、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを備える。中空糸膜カートリッジは、中空糸膜の濾過作用によって、水中の異物を除去する。また、活性炭カートリッジは、活性炭の吸着作用によって、水中の塩素イオン等を除去する。このようにして、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジによって、水を浄化することができる。
【0003】
このような浄水カートリッジにおいては、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジを接合することによって、一つのカートリッジを構成している。図7及び図8を参照して、これらのカートリッジの接合方法について、簡単に説明する。図7及び図8は従来技術に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。
【0004】
図7に示す浄水カートリッジ100の場合には、中空糸膜カートリッジ200の端部と活性炭カートリッジ300の端部とを全周にわたって固着することによって、これらのカートリッジを接合している。なお、図中X部が固着部である。固着方法の具体例としては、接着剤による接着や、溶着を挙げることができる。
【0005】
ここで、接着剤によって、中空糸膜カートリッジ200と活性炭カートリッジ300を固着する場合には、接着剤が中空糸膜カートリッジ200の内部に漏れることがある。従って、中空糸膜による濾過機能に悪影響を与えることがある。しかも、接着条件自体のバラツキにより、接着強度がばらついてしまうという不具合もある。更に、接着剤の塗布作業や、接着剤が硬化するまで各カートリッジを固定するための作業などが必要であり、作業工程が多い。更に、接着剤が硬化するまで放置しなければならないため、作業開始から作業終了までにかかる時間が長いという不具合もある。また、溶着の場合、一般的な超音波溶着によって中空糸膜カートリッジ200と活性炭カートリッジ300を固着するためには、専用の装置を必要とするため、コストが高くなるなどの問題がある。
【0006】
図8に示す浄水カートリッジ100aの場合には、ネジ401によって、中空糸膜カートリッジ200と活性炭カートリッジ300とを接合している。また、これらのカートリッジの接合面には、水漏れを防止するためのシールリング402を配設している。
【0007】
この浄水カートリッジ100aの場合には、複数のネジ401とシールリング402を必要とするため、部品点数が増加する不具合がある。また、これに伴い、作業工程が増加するという不具合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的の一つとしては、浄水カートリッジの製作作業の簡易化を図ることが挙げられる。
【0009】
また、本発明の目的は、コストダウンを図ることが挙げられる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0011】
すなわち、本発明は、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成された係合部によって、接合する構成を採用した。なお、この係合部は、専用の接合部材に設けることもできるし、活性炭カートリッジに設けることもできる。
【0012】
本発明の構成によれば、係合部を係合させる作業のみにより、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを接合できる。そして、係合部は柔軟性を有することから、係合作業は容易である。また、係合部は係合部分で密封性が発揮されるため、別途、密封を行うための部品も必要ない。以上のことから、浄水カートリッジの製作作業を簡易化できる。また、部品点数が増えることもなく、接合工程は係合させる作業のみで良く、専用の大掛かりな装置も必要ない。従って、コストダウンを図ることができる。
【0013】
より具体的な、本発明の浄水カートリッジとしては、
複数の中空糸膜が充填された中空糸膜カートリッジと、
活性炭が充填された活性炭カートリッジと、を備えた浄水カートリッジにおいて、
前記中空糸膜カートリッジに係合する第1係合部と、前記活性炭カートリッジに係合する第2係合部と、を有し、これら中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを接合する接合部材を備えており、
該接合部材は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とするものを挙げることができる。
【0014】
本発明の構成によれば、接合部材に備えられた第1係合部を中空糸膜カートリッジに係合する作業と、第2係合部を活性炭カートリッジに係合する作業のみによって、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを接合できる。
【0015】
他の、より具体的な、本発明の浄水カートリッジとしては、
複数の中空糸膜が充填された中空糸膜カートリッジと、
活性炭が充填された活性炭カートリッジと、を備えた浄水カートリッジにおいて、
前記活性炭カートリッジには、前記中空糸膜カートリッジに係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とするものが挙げられる。
【0016】
本発明の構成によれば、活性炭カートリッジに備えられた係合部を中空糸膜カートリッジに係合する作業のみによって、中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを接合できる。また、上記発明に比べて、接合部材が必要ない分だけ、部品点数を削減できる。
【0017】
ところで、活性炭カートリッジには、通常、活性炭を充填するための開口部が設けられている。そして、活性炭を充填した後に、この開口部を閉じるための蓋が設けられる。この蓋を活性炭カートリッジに接合する接合部に、上記本発明の構成を採用できる。
【0018】
例えば、前記活性炭カートリッジに設けられた開口部を閉じる蓋が設けられると共に、
該活性炭カートリッジには、前記蓋に係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されているとよい。
【0019】
また、前記活性炭カートリッジに設けられた開口部を閉じる蓋が設けられると共に、
該蓋には、前記活性炭カートリッジに係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることも好適である。
【0020】
なお、これまで説明した柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料の好適な例としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、ナイロン(登録商標)、ポリウレタン、塩ビ及び一般的な工業用ゴム材料(例えば、アクリルゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、EPDM等)を挙げることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る浄水カートリッジについて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。図2は中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジの係合の様子を説明する説明図である。
【0023】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る浄水カートリッジ10は、中空糸膜カートリッジ20と、活性炭カートリッジ30と、中空糸膜カートリッジ20と活性炭カートリッジ30を接合する接合部材50を備える。
【0024】
中空糸膜カートリッジ20は、有底筒(円筒)状のケース21と、ケース21内に充填される複数の中空糸膜からなる中空糸膜束22と、U字状の折り曲げられた中空糸膜束22の端部を、各中空糸膜の中空内部のみが開放されるように、封止固定するポッティング部23とを備える。また、中空糸膜カートリッジ20の一端には、嵌着部材40が嵌着されている。この嵌着部材40には、浄化後の水を排出する排出口41が設けられている。
【0025】
活性炭カートリッジ30は、有底筒(円筒)状の外ケース31と、外ケース31の内部に同心的に設けられる、有底筒(円筒)状の内ケース32とを備える。そして、外ケース31と内ケース32との間の環状隙間に、粒(粉)状の活性炭35が充填される。この活性炭35は、塩素イオンを吸着する機能を有する。また、活性炭35は、これ以外にも、例えば、鉛やトリハロメタンを吸着する機能も有する。
【0026】
そして、外ケース31の筒状部分には、外ケース31の外側の水を、外ケース31の内側に入れる複数の開口部31aが設けられている。また、外ケース31の底の部分には、内ケース32の一端を支持して、位置決めする支持部31bを備えている。そして、内ケース32の筒状部分には、活性炭35の充填部を通ってきた水を、内ケース32の内側に入れる複数の開口部32aが設けられている。
【0027】
ここで、内ケース32は、その一端側が、接合部材50に設けられた支持部51によって支持され、その他端が、外ケース31の支持部31bによって支持される。これにより、内ケース32は、外ケース31に対して位置決めされる。
【0028】
また、外ケース31の内周には、活性炭の通過を防止しつつ水の通過を可能とする網目状部材33が設けられる。更に、内ケース32の内周にも、活性炭の通過を防止しつつ水の通過を可能とする網目状部材34が設けられる。ただし、網目状部材34は、内ケース32の外周に設けても良い。これら網目状部材33,34は、活性炭が外ケース31の外側及び内ケース32の内側に流出することを防止するために設けられている。なお、網目状部材33,34の具体例としては、不織布,布,メッシュ(例えば、ポリエステルメッシュ),ろ紙,繊維が挙げられる。また、網目状部材33,34は、例えば、外ケース31の両端、及び内ケース32の両端に、それぞれ網目状部材33,34を挟み込む部分を設けることで固定できる。
【0029】
次に、このように構成された浄水カートリッジ10の使用方法について説明する。まず、活性炭カートリッジ30の外周部分に水道水などの浄化対象となる水を送り込む。すると、水は複数の開口部31aから外ケース31内へと導かれる。そして、水は、更に活性炭35の充填部を通って、内ケース32に設けられた複数の開口部32aから、内ケース32の内部へと導かれる。そして、水は、内ケース32の筒内を通って、内ケース32の端部から排出される。以上の過程により、水中に含まれる塩素イオン等は、活性炭35によって吸着される。これにより、水中に含まれる塩素イオン等が除去されて、水は浄化される。
【0030】
そして、内ケース32から排出された水は、中空糸膜カートリッジ20へと送られる。中空糸膜カートリッジ20のケース21内に送り込まれた水は、中空糸膜の外壁面側から中空内部へと透過する。この過程で、水中に含まれる異物が濾過作用によって除去される。その後、浄化された水は、中空糸膜の端部から排出され、更に、嵌着部材40の排出口41から排出される。
【0031】
以上のように、本実施の形態に係る浄水カートリッジ10によれば、活性炭カートリッジ30により、水中に含まれる塩素イオン及び鉛等を除去し、かつ、中空糸膜カートリッジ20により、水中に含まれる異物を除去することができる。
【0032】
次に、中空糸膜カートリッジ20と活性炭カートリッジ30との接合について、更に、詳しく説明する。これらを接合するための接合部材50は、活性炭カートリッジ30の内ケース32を支持する支持部51と、中空糸膜カートリッジ20に係合する第1係合部である第1フック52と、活性炭カートリッジ30に係合する第2係合部である第2フック53とを備える。なお、支持部51の内側は、活性炭カートリッジ30によって浄化された水を中空糸膜カートリッジ20に送り込むための貫通孔が形成されている。
【0033】
接合部材50は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されている。この材料の好適な例としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、ナイロン(登録商標)、ポリウレタン、塩ビ及び一般的な工業用ゴム材料(例えば、アクリルゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、EPDM等)が挙げられる。接合部材の材料を、このようにしたことにより、以下の効果が発揮される。
【0034】
接合部材50に設けられた第1フック52及び第2フック53は柔軟性がある。従って、図2(A)に示す矢印方向に撓むことができる。これにより、中空糸膜カートリッジ20を接合部材50に向かって押し込むと、第1フック52は外側に撓む。そして、更に、中空糸膜カートリッジ20を押し込むと、第1フック52は元の位置に戻る。このようにして、第1フック52が、ケース21に設けられた被係合凸部21aに係合する(図2(B)参照)。同様に、活性炭カートリッジ30を接合部材50に向かって押し込むと、第2フック53は外側に撓む。そして、更に、活性炭カートリッジ30を押し込むと、第2フック53は元の位置に戻る。このようにして、第2フック53が、外ケース31に設けられた被係合凸部31cに係合する(図2(B)参照)。以上のように、中空糸膜カートリッジ20及び活性炭カートリッジ30を接合部材50に対して押し込むという簡単な動作によって、中空糸膜カートリッジ20と活性炭カートリッジ30を接合することができる。この場合、第1フック52及び第2フック53は柔軟であるので、係合に必要な力は小さくて済む。従って、係合作業は容易である。
【0035】
また、第1フック52及び第2フック53は、係合部分で密封機能を発揮する。従って、別途、密封を行うための部品も必要ない。
【0036】
以上のように、浄水カートリッジ10の製作作業を簡易化できる。また、部品点数が増えることもなく、接合工程は係合させる作業のみで良く、専用の大掛かりな装置も必要ない。従って、コストダウンを図ることもできる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図3には、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、中空糸膜カートリッジに係合する係合部と活性炭カートリッジに係合する係合部を有する接合部材によって、これらのカートリッジを接合する構成を示した。本実施の形態では、活性炭カートリッジに中空糸膜カートリッジに係合する係合部を設けることで、これらのカートリッジを接合する構成を示す。その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図3は本発明の第2の実施の形態に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。図3に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る浄水カートリッジ10は、中空糸膜カートリッジ20と、活性炭カートリッジ30を備える。中空糸膜カートリッジ20については、上記第1の実施の形態と同一の構成である。
【0039】
活性炭カートリッジ30は、有底筒(円筒)状の外ケース36と、外ケース36の内部に同心的に設けられる、有底筒(円筒)状の内ケース32とを備える。そして、外ケース36と内ケース32との間の環状隙間に、粒(粉)状の活性炭35が充填される。ここで、上記第1の実施の形態においては、外ケース31の開口部を中空糸膜カートリッジ20側に向ける構成を採用していた。これに対して、本実施の形態では、外ケース36の開口部を中空糸膜カートリッジ20の反対側に向ける構成を採用した。なお、外ケース31,36の開口部は、活性炭35の充填作業に必要である。
【0040】
上記第1の実施の形態の場合には、活性炭35を充填した後は、接合部材50によって蓋がされる。これに対して、本実施の形態では、専用の蓋60によって、外ケース36の開口部の蓋をするようにしている。なお、蓋60の外周部分には、円筒部61を備えている。そして、この円筒部61が外ケース36の内周に圧入されることによって、蓋60は外ケース36に接合される。また、この蓋60には、内ケース32の一端を支持して、位置決めする支持部62が設けられている。
【0041】
そして、本実施の形態では、外ケース36の端部に、中空糸膜カートリッジ20に係合する係合部であるフック36aが設けられている。また、本実施の形態では、外ケース36は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されている。この材料の好適な例としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、ナイロン(登録商標)、ポリウレタン、塩ビ及び一般的な工業用ゴム材料(例えば、アクリルゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、EPDM等)が挙げられる。このようにしたことにより、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態の場合には、上記第1の実施の形態と比べて、接合部材が不要であり、かつ、係合作業も一度で済む。
【0042】
(その他の実施の形態)
図4を参照して、上記第2の実施の形態における、蓋と外ケースの接合構造の変形例を説明する。図4は活性炭カートリッジの外ケースと蓋の接合部分の模式的断面図である。
【0043】
上記第2の実施の形態においては、圧入により、蓋を外ケースに固定する構成を説明した。しかし、蓋を外ケースに接合する場合についても、活性炭カートリッジを中空糸膜カートリッジに接合する場合と同様の方法で接合することができる。すなわち、図4に示すように、外ケース36の蓋60a側の端部にも、蓋60aに係合する係合部であるフック36bを設ければ良い。これにより、このフック36bを蓋60aに係合することで、蓋60aを外ケース36に接合できる。
【0044】
図5を参照して、蓋と外ケースの接合構造の変形例を説明する。図5は活性炭カートリッジの外ケースと蓋の接合部分の模式的断面図である。上記図4に示す例では、外ケース36にフック36bを設ける構成を示した。しかし、蓋にフックを設けても、蓋を外ケースに接合できる。すなわち、図5に示すように、蓋65に、外ケース36に係合する係合部となるフック65aを設ける。なお、蓋65は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されている。一方、外ケース36には、フック65aが係合される被係合凸部36cが設けられる。以上の構成により、フック65aを被係合凸部36cに係合させることで、簡単に蓋65を外ケース36に接合できる。
【0045】
図6を参照して、係合構造の変形例を説明する。図6は接合部材と中空糸膜カートリッジ及び接合部材と活性炭カートリッジの係合部分の模式的断面図である。これまでの説明では、部材同士の係合は、フックによるもののみを示した。しかし、係合構造は、これに限られるものではない。その一例を図6に示した。
【0046】
すなわち、中空糸膜カートリッジ20のケース21に、ケース21本体部分よりも外径側に突き出た円筒部21bを設ける。同様に、活性炭カートリッジ30の外ケース31に、外ケース31本体部分よりも外径側に突き出た円筒部31dを設ける。そして、係合部材55には、中空糸膜カートリッジ20の円筒部21bを挟み込んで係合する第1係合部である第1挟持部56と、活性炭カートリッジ30の円筒部31dを挟み込んで係合する第2係合部である第2挟持部57を設ける。
【0047】
このような構成により、第1挟持部56によって円筒部21bを挟み込み、第2挟持部57によって円筒部31dを挟み込むことで、中空糸膜カートリッジ20と活性炭カートリッジ30を簡単に接合できる。
【0048】
なお、中空糸膜カートリッジ20のケース21の材料には、ポッティング剤との接着性の相性の良さが要求される。このような材料の好適な例としては、ABS(アクリル・アクリロニトリル・スチレン樹脂)を挙げることができる。これに対して、上述したLDPE(低密度ポリエチレン)やナイロン等は、ケース21の材料としては好ましくない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、浄水カートリッジの製作作業の簡易化を図ることができる。また、コストダウンを図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。
【図2】中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジの係合の様子を説明する説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。
【図4】活性炭カートリッジの外ケースと蓋の接合部分の模式的断面図である。
【図5】活性炭カートリッジの外ケースと蓋の接合部分の模式的断面図である。
【図6】接合部材と中空糸膜カートリッジ及び接合部材と活性炭カートリッジの係合部分の模式的断面図である。
【図7】従来技術に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。
【図8】従来技術に係る浄水カートリッジの模式的断面図である。
【符号の説明】
10 浄水カートリッジ
20 中空糸膜カートリッジ
21 ケース
21a 被係合凸部
21b 円筒部
22 中空糸膜束
23 ポッティング部
30 活性炭カートリッジ
31,36 外ケース
31a 開口部
31b 支持部
31c 被係合凸部
31d 円筒部
32 内ケース
32a 開口部
33,34 網目状部材
35 活性炭
36 外ケース
36a フック
36b フック
36c 被係合凸部
40 嵌着部材
41 排出口
50 接合部材
51 支持部
52 第1フック
53 第2フック
55 係合部材
56 第1挟持部
57 第2挟持部
60 蓋
60a 蓋
61 円筒部
62 支持部
65 蓋
65a フック

Claims (4)

  1. 複数の中空糸膜が充填された中空糸膜カートリッジと、
    活性炭が充填された活性炭カートリッジと、を備えた浄水カートリッジにおいて、
    前記中空糸膜カートリッジに係合する第1係合部と、前記活性炭カートリッジに係合する第2係合部と、を有し、これら中空糸膜カートリッジと活性炭カートリッジとを接合する接合部材を備えており、
    該接合部材は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とする浄水カートリッジ。
  2. 複数の中空糸膜が充填された中空糸膜カートリッジと、
    活性炭が充填された活性炭カートリッジと、を備えた浄水カートリッジにおいて、
    前記活性炭カートリッジには、前記中空糸膜カートリッジに係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とする浄水カートリッジ。
  3. 前記活性炭カートリッジに設けられた開口部を閉じる蓋が設けられると共に、
    該活性炭カートリッジには、前記蓋に係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の浄水カートリッジ。
  4. 前記活性炭カートリッジに設けられた開口部を閉じる蓋が設けられると共に、
    該蓋には、前記活性炭カートリッジに係合する係合部が設けられ、かつ、該係合部は、柔軟性を有し、かつ、係合部分で密封性が発揮される材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の浄水カートリッジ。
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JP2008194596A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Yamaha Motor Co Ltd 濾過カートリッジおよびそれを備える浄水器
JP2012030204A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Toray Ind Inc 浄水器用カートリッジおよび浄水器

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