JP2005021231A - 乾燥機能付き洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥機能付き洗濯機の乾燥運転において、使用者の所望する洗濯物の乾燥状態、乾燥運転の使用を得られるようにする。
【解決手段】乾燥運転におけるPTCヒータ16の制御態様を選択可能にすると共に、このPTCヒータ16の制御態様に応じて洗濯及び脱水兼用の槽6、及び撹拌体7の動作状態を変更させる。これにより、洗濯物6cの量や質等の洗濯状態によって最適な乾燥運転が行われると共に、当該乾燥運転における消費電力も様々変化させることが可能となるので、使用者は最適な洗濯物6cの乾燥状態、及び乾燥運転の使用を得ることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱手段によって温度の上昇がなされた外気、いわゆる乾燥空気を槽内に取り入れて洗濯物の乾燥運転を行う構成の乾燥機能付き洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、乾燥機能付き洗濯機、いわゆる洗濯機においては、当該洗濯機本体の底部に外気を取り入れて熱風を生成する送風ファン、及び電気ヒータ(PTCヒータ)を有する熱風供給ユニットを設け、空気流路を介して、この熱風供給ユニットからの熱風を洗濯槽上方の熱風噴出し口より洗濯槽内へ供給し、以って洗濯物を乾燥させるようにした構成のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平1−249099号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
洗濯機の日常的な乾燥運転の使用においては、例えば洗濯物が化学繊維製品等で乾き易かったり、洗濯物の量自体が少なかったり、或いは急いで乾かす必要がなかったりと様々な状況が起こり得る。更に、他の電化製品に対する大幅な電力需要の増加が見込まれる夏場、冬場等では乾燥運転を可能な限り節電をしながら行いたいという現実もある。
ところが、上記従来構成の洗濯機においては、PTCヒータの制御態様を一定パターンで行うものであったので、使用者の所望した洗濯物の乾燥状態、乾燥運転の使用を得られるものではなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗濯物の乾燥運転において、洗濯物の量や質等の洗濯物状態、或いは季節等の使用環境によって発熱手段の制御態様が選択できる乾燥機能付き洗濯機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の乾燥機能付き洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯及び脱水兼用の槽と、この槽の内底部に配設された撹拌体と、前記槽内に外気を取り入れるための空気流路と、前記空気流路に設けられた発熱手段とを備え、この発熱手段により前記外気の温度を上昇させて乾燥運転を行うように構成された乾燥機能付き洗濯機において、乾燥運転中の前記発熱手段の制御態様を選択可能な入力手段を設けたことを特徴とする(請求項1の発明)。
この構成によれば、入力手段にて発熱手段の制御態様を選択できることにより、広範囲で、且つきめの細かい洗濯物の乾燥状態を当該洗濯物の質や量等の洗濯物状態、或いは季節等の使用環境に応じて得ることができる。
【0007】
また、前記乾燥運転において、前記発熱手段の制御態様に応じて前記槽、及び撹拌体の動作状態が変更されるようにするとよい(請求項2の発明)。
この構成によれば、発熱手段の制御態様に応じて洗濯物への撹拌、つまり槽、及び撹拌体の動作状態が変更されることにより、様々なパターンの撹拌回転にて槽内における当該洗濯物の位置や向きが適宜入れ替えられることにより、洗濯物と乾燥空気との接触度合いが良くなって当該洗濯物の乾燥がより効率良く、且つ短時間で行われることが可能となる。
【0008】
また、空気流路は複数設けられ、これらの空気流路のうち少なくとも1つに発熱手段が設けられるような構成してもよい(請求項3の発明)。
この構成によれば、複数の空気流路が設けられていても、少なくとも1つの空気流路には発熱手段が備えられているため、槽内に取り入れられる空気は外気と乾燥空気とが混り、適当な温度となって洗濯物へと供給されるので、例えば熱に弱い洗濯物に対して生地を痛めたりすることがない。
【0009】
なお、前記複数の空気流路のうち少なくとも1つは槽の回転による空気流に基づいて当該槽内に外気を取り入れる構成(請求項4の発明)、或いは送風手段によって当該槽内に外気を取り入れる構成としてもよい(請求項5の発明)。
上記槽の回転による空気流に基づいて槽内に外気を取り入れる構成の場合、例えば送風手段等の別部材が不要となると共に、槽内の洗濯物には槽に取り入れられる外気と、当該槽の回転による槽内の風との両方が当たることに基づいて全体的に前記洗濯物への風量が増大し、より多くの湿気が吸収されるので、乾燥運転における洗濯物への乾燥効率が向上すると共に、経済的に乾燥運転を行うことができる。
また、送風ファンにより槽内に外気を取り入れる構成の場合、槽を回転させなくても当該槽内に外気を取り入れることが可能となるので、より早く洗濯物に外気を供給することができると共に、前記槽内に常に安定した外気を提供することができるので、洗濯物の乾燥状態にムラが生じ難くなる。
【0010】
また、本発明の乾燥機能付き洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯及び脱水兼用の槽と、この槽の内底部に配設された撹拌体と、前記槽内に外気を取り入れるための複数の空気流路と、これらの複数の空気流路のうち少なくとも2つ以上に設けられ、その外気の温度を上昇させて乾燥運転を行わせる発熱手段と、各発熱手段を個別に制御するように選択可能な入力手段とを具備したことを特徴とする(請求項6の発明)。
上記構成の場合、複数の流路において2個以上の発熱手段が形成されることにより、槽内に供給される外気は温度の上昇がなされた外気、いわゆる乾燥空気の割合が向上するので、湿気の多い洗濯物が大量の場合でも乾燥効率が維持できると共に、これらの発熱手段の制御態様を夫々個別に変更(制御)できるので、洗濯物の量や質、或いは季節等の使用環境により沿ったきめ細かい洗濯物の乾燥状態、或いは乾燥運転の使用を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4を参照して説明する。
図2に示すように、乾燥機能付き洗濯機1の外郭をなす外箱2は、底板2aに開口部2bを有するもので、内部には、有底円筒状の水受槽3が配置されている。この水受槽3は前記外箱2の上部から吊下された複数本の吊り棒4にダンパスプリング4aを介して揺動可能に弾性支持されている。この水受槽3の上端部には円環状の水槽カバー5が固定されている。
【0012】
水受槽3内には、有底円筒状の洗濯及び脱水兼用の槽6(以下、単に槽6と称する。)が配置されている。この槽6には、その内面の略全域に脱水孔6aが形成されると共に、上端部には円環状のバランスリング6bが固定され、下端部(内底部)には撹拌体7が配置されている。そして、この槽6、及び撹拌体7は軸8a、8bを介して、クラッチ機構(図示せず)、ブレーキ機構(図示せず)等を有する洗濯モータ9に連結されている。洗濯モータ9は、水受槽3の底板3aに固定されている。この場合、洗濯モータ9は、インバータにより可変速駆動制御されるブラシレスモータにより構成されるもので、洗い、すすぎ時には撹拌体7を正逆方向へ低速回転させ、脱水、乾燥時には槽6と撹拌体7との双方を一方向へ同期高速回転(以下、単に高速回転と称する。)させる。なお、前記水受槽3の底板3aには、前記洗濯モータ9の以外に、図4に示す水受槽3内の洗濯水を排出する排水弁10が設けられている。
【0013】
ところで、外箱2の上端部にはトップカバー11が固定されている。このトップカバー11は外箱2の上端部を周回する矩形枠状をなすものであり、トップカバー11の中央部には投入口11aが一体形成されると共に、当該トップカバー11には前記投入口11aを開閉する蓋12がヒンジ12aを介して回動可能に取付けられている。また、このトップカバー11の後部には、槽6内へ給水するための給水弁13(図3参照)、及び当該槽6内へ外気を取り入れるための空気流路14が配設されている。
【0014】
空気流路14は、前記トップカバー11の背面に位置させて吸入口14aを有し、且つ前記槽6の上方を臨むように位置させて吐出口14bを有する全体としては前記槽6方向へ下降傾斜する長尺で屈曲した四角筒状をなすものである。そして、空気流路14内には前記トップカバー11の奥行き方向における背面から前面に向かう方向で、送風手段としての送風ファン15、発熱手段としてのPTCヒータ16が夫々配設されている。
【0015】
また、トップカバー11の前部の上面には、入力手段として、その一部を図4に示すようなタッチスイッチ式の操作パネル17が設けられている。操作パネル17には「乾燥」の文字が表記された乾燥時間選択部17aと、この乾燥時間選択部17aの操作に夫々対応し発光するLED17bとが「自動」、「1」、「2」、「3」、「4」の表記と共に配設され、且つ「温風乾燥」の文字が表記された温風乾燥コース選択部17cと、この温風乾燥コース選択部17cの操作に夫々対応し発光するLED17dとが「標準」、「弱」、「節電」、「OFF」の表記と共に配設されている。
【0016】
そして、この操作パネル17の下方には、図2に示すように、マイクロコンピュータを主体とした制御装置18が配設されている。この制御装置18は、図3に示すように、前記操作パネル17等からの様々な入力信号に基づいて乾燥機能付き洗濯機1の運転全般、つまり洗い、すすぎ、脱水、乾燥時等における洗濯モータ9、送風ファン15、PTCヒータ16等の制御を行う構成となっている。なお、制御装置18と操作パネル17とは互いが電気的に接続されるものであり、その他にも重量センサ19、或いは水位センサ等の各種センサ20とも電気的に接続されている。
【0017】
制御装置18は、前記操作パネル17の乾燥時間選択部17aが押圧操作される毎に、「自動」と表記されたLED17b発光→「1」と表記されたLED17b発光→「2」と表記されたLED17b発光→「3」と表記されたLED17b発光→「4」と表記されたLED17b発光→全消灯の制御を繰り返すようになっており、温風乾燥コース選択部17cが押圧される毎に、「OFF」と表記されたLED17d発光→「節電」と表記されたLED17d発光→「弱」と表記されたLED17d発光→「標準」と表記されたLED17d発光→全消灯の制御を繰り返すようになっている。このとき、制御装置18は、数秒間継続して発光している夫々のLED17b、17dが選択されたものであると判断し、その発光している夫々のLED17b、17dに対応する乾燥運転を選択実行する。
【0018】
さて、上述したように構成された乾燥機能付き洗濯機1において、制御装置18は、洗濯運転においては、槽6の停止状態で撹拌体7を正逆方向への低速回転(例えば40rpm)させる洗濯行程、及びすすぎ行程等が終了すると、次に脱水行程へと移行する。脱水行程は、前述の通り、前記槽6と撹拌体7との一方向への高速回転(例えば900rpm)がなされるもので、図2中、2点鎖線で示す洗濯物6cの水分、及び排水(洗濯水)を遠心力により当該槽6の脱水孔6aから槽6外へと振り切ることに基づいて当該洗濯物6cを脱水するものである。
【0019】
これらの洗濯運転が終了後、図4に示す操作パネル17によって使用者が乾燥運転の使用を選択すると、この選択された乾燥運転を開始する。この場合の乾燥運転は、送風ファン15により外気が槽6内に空気流路14を介して取り入れられる構成であり、当該乾燥運転の設定時間は自動、1時間、2時間、3時間、4時間の中から使用者が選択するものである。
【0020】
なお、以下、乾燥運転の最大設定時間は4時間の場合とし、1時間、2時間、3時間のいずれかが選択された場合には、制御装置18はこれら1時間、2時間、3時間の設定時間にて乾燥運転を行うものである。また、自動が選択された場合、制御装置18は、洗濯モータ9を一定電力で「正転0.1秒―断電0.5秒」の一定パターンで設定回数だけ繰返し、その後、「反転0.2秒−断電0.5」の一定パターンで設定回数だけ繰返し、夫々の断電時の惰性回転数を、図3に示す重量センサ19にて検出して重量を判定し、前記乾燥運転の時間(1〜4時間)をいずれかに設定するものである。また、以下、槽6の高速回転とは槽6、及び撹拌体7の高速回転を、槽6の低速回転とは槽6、及び撹拌体7の同期低速回転を、撹拌体7の撹拌回転とは槽6の停止状態での撹拌体7の単独回転を夫々表すものである。
【0021】
乾燥運転において、送風ファン15による外気の取り入れ時の槽6、及び撹拌体7の動作状態は、例えば操作パネル17の乾燥時間選択部17aにて「自動」、及び温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」以外が選択され、当該乾燥運転においてPTCヒータ16が使用される場合(つまり、ヒータON時)では、図1(a)に示すように、乾燥運転開始から60分(1時間)は槽6の高速回転(例えば900rp)、その後連続して撹拌体7の撹拌回転(正転1.0秒−停止0.5秒−反転1.0秒−停止0.5秒)12分、槽6の低速回転(例えば40rpm)3分、併せて15分を1パターンAとして設定時間(最長3時間)繰り返すものである。
【0022】
そして、この撹拌運転におけるPTCヒータ16の制御態様は、図2(a)−(1)に示すように、操作パネル17で、例えば温風乾燥コース選択部17cにて「標準」が選択された場合には、乾燥運転開始から終了まで常にONされるものであり、「弱」が選択された場合には、図2(a)−(2)に示すように、乾燥運転開始から60分(1時間)はONされ、その後30分毎に30分ONされるのを設定時間繰り返すものであり、そして「節電」が選択された場合には、図2(a)−(3)に示すように、乾燥運転開始より60分(1時間)後を経た時点から15分ON、及び15分OFFされるのを設定時間繰り返すようになっている。
【0023】
また、操作パネル17の乾燥時間選択部17aにて「自動」以外が、温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」が選択され、乾燥運転においてPTCヒータが使用されない場合(つまり、ヒータOFF時)では、図1(b)に示すように、乾燥運転での槽6、及び撹拌体7の動作状態は、乾燥運転開始から180分(3時間)は槽6の高速回転59分、撹拌体7の撹拌運転1分、併せて60分(1時間)を1パターンBとして繰り返し、3時間経過後から4時間(180分から240分)までは前記パターンAを繰り返すものとなっている。
そして、この撹拌運転におけるPTCヒータ16の制御態様は、図2(b)−(1)に示すように、乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されないようになっている。
【0024】
次に、本実施例の作用、効果について説明する。
例えば前記のように構成された乾燥運転で、温風乾燥コース選択部17cにて「標準」が選択された場合、送風ファン15が回転されると共に、槽6が高速回転され、PTCヒータ16がON(通電)されて発熱する。従って、送風ファン15の回転と槽6の高速回転とにより、図2に矢印Vで示すように、外気が空気流路14に取り入れられると共に、PTCヒータ16により温度の上昇がなされて乾燥空気となり、これが槽6内に供給される(吹き出される)。
【0025】
槽6に供給された乾燥空気は、槽6内を循環して洗濯物6cの湿気を吸収し乾燥させ、しかる後、槽6の脱水孔6aから槽6と水受槽3との間に排出されて上昇し、水受槽3の水槽カバー5を経て外箱1内から当該水受槽3と外箱1との間を下降し、開口部1aを経て外部へ排出される。洗濯物6cには乾燥運転開始から60分(1時間)は槽6の高速回転中に、前記図2中矢印Vで示す乾燥空気により当該洗濯物6cの乾燥が行われ、その後連続して撹拌体7の撹拌回転、及び槽6の低速回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた状態で連続的に前記乾燥空気等が供給される。
【0026】
このように、洗濯物6cが最も湿っている乾燥運転開始時からの60分(1時間)は、洗濯物6cに送風ファン15による乾燥空気、及び槽6の高速回転による槽6内の空気の両方とが当たり、風量が増大した状態でより多くの湿気が吸収されるので、最初の60分(1時間)で当該洗濯物6cの湿気を急速に減少させ、大雑把に全体を乾燥させることが可能となることに起因して、その後の乾燥運転の洗濯物において早く乾燥状態を得ることができる。そして、この槽6の高速回転後連続して、撹拌体7の撹拌回転12分、槽6の低速回転3分がパターンAとして設定時間(最長3時間)繰り返し施され、前述の通り槽6内における洗濯物6cは解され、位置の入れ替えが頻繁に行われた状態で、前記乾燥空気等が連続的に当該洗濯物6cの各所に満遍なく当たるようになるので、当該洗濯物6cの量や質に左右されずに効率良く全体的にムラなく、且つ確実に良好な乾燥状態を得ることができる。
【0027】
また、乾燥運転で温風乾燥コース表示部17cにて「弱」が選択された場合、洗濯物6cには、前述の通り乾燥運転開始から60分(1時間)は送風ファン15による乾燥空気、及び当該槽6の高速回転による槽6内の空気が供給され、その後連続して撹拌体7の撹拌回転、及び槽6の低速回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた状態で、間欠的(30分毎)に乾燥空気等が供給される。
【0028】
このように、洗濯物6cが最も湿っている乾燥運転開始時からの60分(1時間)は、前述した通り、送風ファン15による乾燥空気、及び槽6内の空気の両方とが当たるので、最初の60分で洗濯物6cの湿気を急速に減少させ、大雑把に全体を乾燥させることができる。そして、その後連続して、撹拌体7の撹拌回転12分、槽6の低速回転3分がパターンAとして設定時間(最長3時間)繰り返し施され、前述の通り槽6内における洗濯物6cは解され、位置の入れ替えが頻繁に行われた状態で、乾燥空気等が間欠的(30分毎)に洗濯物6cの各所に満遍なく当たるようになるので、例えば当該洗濯物6cが中量である場合等に、一部の洗濯物6cを乾燥させすぎたり、或いは半乾きであったりする不具合を生じさせることがない。また、この乾燥運転で洗濯物6cをある程度乾かした状態にすれば、例えば曇り空の日等における屋外での天日干しや梅雨時等における室内干しでも、短時間で充分に良好な乾燥状態を得ることができる。
【0029】
また、乾燥運転で温風乾燥コース選択部17cにて「節電」が選択された場合、洗濯物6cには、乾燥運転の開始から60分(1時間)は、前述したような槽6の高速回転中に乾燥空気の供給はなされず、単に送風ファン15による外気、及び当該槽6の高速回転による槽6内の空気とが供給されると共に、60分(1時間)経過後から撹拌体7の撹拌回転12分、及び槽6の低速回転3分がパターンAとして設定時間繰り返し施され、全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた状態で、間欠的(15分毎)に乾燥空気等が供給される。
【0030】
このように、洗濯物6cに送風ファン15による外気、及び槽6の高速回転による槽6内の空気の両方とが当たる乾燥運転開始時からの60分(1時間)は、当該洗濯物6cに供給される風量は、前述した通り、増大した状態であるため、PTCヒータ16を使用せず乾燥させて、当該洗濯物6cの湿気を吸収することにより電力消費を抑えることができる。
【0031】
そして、その後から槽6の高速回転による槽6内の空気が得られない乾燥運転終了までは撹拌体7の撹拌回転12分、槽6の低速回転3分がパターンAとして設定時間繰り返し施され、前述の通り槽6内における洗濯物6cは解され、位置の入れ替えが頻繁に行われた状態で、乾燥空気等が間欠的(15分毎)に洗濯物6cの各所に満遍なく当たるようになるので、例えば当該洗濯物6cが少量である場合等に、一部の洗濯物6cを乾燥させすぎたり、或いは半乾きであったりする不具合を生じさせることがないと共に、PTCヒータ16の電力消費をも低減させることができる。また、夏場や冬場等の他の電化製品における電力需要の増加が見込まれる季節には、洗濯物6cの量によらず乾燥運転による電力消費を任意で選択できるので、使用者に対して経済的であると共に、環境に対しても与える影響を少なくできる。
【0032】
また、上記乾燥運転において、操作パネル17の温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」が選択された場合、洗濯物6cには、乾燥運転開始から59分は槽6の高速回転中に、図3中矢印Vで示すように、送風ファン15による外気、及び当該槽6の高速回転による槽6内の空気が供給され、その後の1分にて撹拌体7の撹拌回転によって全体が解され、位置の入れ替えがなされた状態で、再度槽6の高速回転中に送風ファン15による外気、及び当該槽6の高速回転による槽6内の空気が供給されることが最大3回(最長3時間)繰り返され、その後から連続して60分(1時間)、つまり乾燥運転終了までは撹拌体7の撹拌回転、及び槽6の低速回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた状態で、送風ファン15による外気が供給される。
【0033】
このように、槽6の高速回転の時間を乾燥運転の各設定時間(1時間間隔)に対して59分と相対的に長くすることにより、洗濯物6cに送風ファン15からの外気、及び当該槽6の高速回転による槽6内の空気の両方とが当たる状態、換言すれば洗濯物6cに供給される風量が増大した状態が長時間(59分)継続して行われるので、洗濯物6cの湿気が長時間に亘って吸収されることにより、PTCヒータ16を用いずとも洗濯物6cの乾燥効率を維持することができる。また、その後に撹拌体7の撹拌回転が施されることにより、全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされるので、ムラのない乾燥状態を得ることができる。また、熱に弱い洗濯物に対しても良好な乾燥状態を得ることができる。
【0034】
また、PTCヒータ16を使用する場合と使用しない場合とで、槽6、及び撹拌体7の動作状態を変更させた。このため、PTCヒータ16を使用する場合は、撹拌回転の頻度を多くし、乾燥空気が洗濯物6cに対して満遍なく当たるようにしたので、洗濯物6cへの乾燥効率をより向上させることができ、また、PTCヒータ16を使用しない場合は、槽6の高速回転の時間を長くし、洗濯物6cに対して送風ファン15による外気と、当該槽6の高速回転による槽6内の空気の両方とが長時間当たるようにしたので、PTCヒータ16を使用しないことに起因する洗濯物6cへの乾燥効率の低下を防止することができ、どちらの場合でも良好な洗濯物6cの乾燥状態を得ることができる。
【0035】
また、PTCヒータ16を使用する乾燥運転において、パターンAを撹拌体7の撹拌回転12分、槽6の低速回転3分とした。このため、洗濯物6cは乾燥空気、或いは外気(いわゆる、常温の空気)とが常に、或いは間欠的に供給された状態で頻繁(3分毎)に解され、位置の入れ替えが頻繁になされるので、洗濯物6cの湿気を効率的に吸収することに起因して、乾燥効率をより向上させることができる。
【0036】
また、PTCヒータ16を使用しない乾燥運転において、パターンBを槽6の高速回転59分、撹拌体7の撹拌回転1分とした。このため、洗濯物6cは外気、及び槽6内の空気が供給され、風量が増大した状態で、撹拌体7の撹拌回転により適度(59分毎)に解され、位置の入れ替えがなされるので、洗濯物6cの一部が半乾きになったり、槽6に張り付いてしまうことを防止できる。
また、送風ファン15を用いて槽6内へ外気を取り入れる構成とした。このため、槽6内に素早く外気を取り入れることができると共に、常に安定した風量を供給できるので、洗濯物6cの乾燥状態にばらつきが生じることがない。
【0037】
また、乾燥運転の設定時間を自動、1時間、2時間、3時間、4時間とする構成とした。このため、使用者は1〜4時間のいずれかの乾燥運転の時間を、例えば洗濯物6cの量や質、或いは天候、季節等の使用環境といった様々な要因に基づいて選択できるので、前記使用者が所望する乾燥状態を前記様々な事情によらず確実に得ることができる。また、例えば使用者が洗濯物6cの量等によって乾燥運転の時間が正確に判断できない場合には、自動を選択すれば重量センサ19により的確な乾燥運転の時間が設定されるので、使用者が洗濯物6cの量や質等により、乾燥運転の時間の設定を迷ったりする煩わしさが解消される。
【0038】
なお、上記第1の実施例では、PTCヒータ16を使用する場合(PTCヒータ16ON時)の槽6、及び撹拌体7の動作状態を、乾燥運転開始から1時間は槽6の高速回転、その後連続して撹拌体7の撹拌回転12分、槽6の低速回転3分、併せて15分をパターンAとして設定時間(最長3時間)繰り返す構成としたが、これに限定されるものでなく、例えば槽6の高速回転の時間を長くしたり、或いは当該槽6の高速回転の位置を乾燥運転における2〜3時間へ移動させたりしてもよく、またパターンAにおける撹拌体7の撹拌回転、槽6の低速回転の夫々の時間を適宜変更したり、パターンAの時間を長くしたり、或いは短くしたり、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
【0039】
また、PTCヒータ16を使用しない場合(PTCヒータ16OFF時)の槽6、及び撹拌体7の動作状態を、乾燥運転開始から3時間は槽6の高速回転59分、撹拌体7の撹拌回転1分、併せて60分をパターンBとして設定時間(最長3時間)繰り返し、その後連続して、前記パターンAを1時間繰り返す構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば槽6の高速回転を30分、撹拌体7の撹拌回転を30分としたり、或いは乾燥運転の開始から終了までパターンBを繰り返したり、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
【0040】
また、PTCヒータ16の制御態様を「標準」が選択された場合には、乾燥運転開始から終了まで常にON、「弱」が選択された場合には、乾燥運転開始から60分(1時間)はON、その後に設定時間30分毎に30分ON、「節電」が選択された場合には、乾燥運転開始より60分(1時間)後を経た時点から15分毎にONされるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば「標準」が選択された場合には、5分毎にONされるようにしたり、「弱」が選択された場合には、10分毎にONされるようにしたり、或いは「節電」が選択された場合には、乾燥運転終了の30分前だけONされるようにしたり、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
【0041】
また、空気流路14内に送風ファン15、及びPTCヒータ16を、トップカバー11の背面から前面に向かう方向で、夫々送風ファン15、PTCヒータ16の順で配設したが、逆にPTCヒータ16、送風ファン15の順で配設してもよい。
また、温風乾燥コース選択部17cにおいて、選択できるコースを「標準」、「弱」、「節電」、「OFF」の4つとしたが、これに限定されるものではなく、例えば「標準」と「OFF」の2つにするようにしてもよく、これらのコースは適宜組み合わせて変更すればよい。
【0042】
続いて、本発明の第2の実施例を図5、及び図6を参照して説明する。
なお、この第2の実施例においては、説明の便宜上、図2ないし図4をも参照する。第2の実施例においては、槽6の回転(槽の高速回転)により空気流を形成することに基づいて当該槽6内に外気を取り入れる構成となっている。従って、送風ファン15を省略した以外は図2ないし図4の構成と同一である。
【0043】
前述した通り、制御装置18は、図5に示す操作パネル17によって使用者が乾燥運転の使用を選択すると、この選択された乾燥運転を開始する。
乾燥運転において、槽6の高速回転による外気の取り入れ時の槽6、及び撹拌体7の動作状態は、例えば操作パネル17の乾燥時間設定部17aにて「自動」、及び温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」以外が選択され、当該乾燥運転においてPTCヒータ16が使用される場合(つまり、ヒータON時)では、図5(a)に示すように、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転14分、撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分をパターンCとして設定時間(最長4時間)繰り返すものである。
【0044】
そして、この撹拌運転におけるPTCヒータ16の制御態様は、図6(a)−(1)に示すように、操作パネル17の温風乾燥コース選択部17cにて、例えば「標準」が選択された場合には、槽6の高速回転中は常にONされるのを設定時間繰り返すものであり、「弱」が選択された場合には、図7(a)−(2)に示すように、槽6の高速回転14分中に10分ONされるのを設定時間繰り返すものであり、そして「節電」が選択された場合には、図7(a)−(3)に示すように、槽6の高速回転14分中に7分ONされるのを設定時間繰り返すようになっている。
【0045】
また、操作パネル17で乾燥時間設定部17aにて「自動」以外が、温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」が選択され、乾燥運転においてPTCヒータ16が使用されない場合(つまり、ヒータOFF時)では、図5(b)に示すように、乾燥運転での槽6、及び撹拌体7の動作状態は、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転58分、撹拌体7の撹拌運転2分、併せて60分(1時間)をパターンDとして繰り返すものとなっている。
そして、この撹拌運転におけるPTCヒータ16の制御態様は、図6(b)−(1)に示すように、乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されないようになっている。
【0046】
以上のように上記第2の実施例によれば、例えば乾燥運転で温風乾燥コース選択部17cにて「標準」が選択された場合、洗濯物6cにはパターンCの槽6の高速回転中、つまり14分は、図2中矢印Vで示すように、当該槽6の高速回転によって形成された空気流により槽6内に取り入れられ、PTCヒータ16によって温度の上昇がなされた外気、つまり乾燥空気が供給され、その後連続して撹拌体7の撹拌回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた後に、再度前記乾燥空気が供給されることが乾燥運転開始から終了まで繰り返し連続的に行われる。
【0047】
このように、槽6の高速回転によって形成された空気流により槽6内に取り入れられた外気は、PTCヒータ16によって必ず乾燥空気となって当該槽6内の洗濯6c物に供給されると共に、乾燥運転の設置時間(1時間間隔)に対して短い間隔で(つまり、本実施例の場合60分に対して14分毎)撹拌体による撹拌回転が行われ、洗濯物6cが解され、位置が入れ替えが頻繁になされるので、洗濯物6cは常に解された状態で、且つ様々な箇所が乾燥空気に晒されることにより当該洗濯物6cの乾燥効率を向上させることができる。
【0048】
また、乾燥運転で「弱」が選択された場合、洗濯物6cには槽6の高速回転中における10分は、前述の通り、当該槽6の高速回転によって形成された空気流により槽6内に取り入れられると共に、PTCヒータ16によって温度の上昇がなされた乾燥空気が供給され、14分後には連続して撹拌体7の撹拌回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた後に、再度乾燥空気が10分供給されることが乾燥運転開始から終了まで繰り返し連続的に行われる。
【0049】
このように、槽6の高速回転中14分のうち、10分をPTCヒータ16による乾燥空気、4分を外気(いわゆる、常温の空気)として洗濯物6cに供給することにより、当該洗濯物6cに当たる風量は前記「標準」が選択された場合と同じでも、乾燥空気と外気との交互となるので、前記洗濯物6cが必要以上に乾き過ぎて痛んだり、半乾きになったりすることがない。そして、撹拌体7の撹拌回転により、解され、位置の入れ替えが頻繁になされるので、上記効果を維持することができる。
【0050】
また、乾燥運転で「節電」が選択された場合、洗濯物6cには槽6の高速回転中における7分は、前述の通り、当該槽6の高速回転によって形成された空気流により槽6内に取り入れられると共に、PTCヒータ16によって温度の上昇がなされた乾燥空気が供給され、14分後には連続して撹拌体7の撹拌回転によって全体が解され、位置の入れ替えが頻繁になされた後に、再度乾燥空気が7分供給されることが乾燥運転開始から終了まで繰り返し連続的に行われる。
【0051】
このように、PTCヒータ16を使う頻度を減少させる、つまり槽6の高速回転中14分のうち半分の7分の使用とすることにより、乾燥運転における消費電力が少なくなると共に、洗濯物6cには当該洗濯物6cが撹拌された状態で適度に乾燥空気が供給されるので、夏場等の電力需要の多い時期には節電を行いながらも洗濯物6cを乾燥させることができる。
【0052】
また、上記乾燥運転において、操作パネル17の温風乾燥コース選択部17cにて「OFF」が選択された場合、洗濯物6cには、乾燥運転開始から58分は槽6の高速回転中に、図2中矢印Vで示すように、当該槽6の高速回転によって形成された空気流により槽内に取り入れられた外気が供給され、その後の2分にて撹拌体7の撹拌回転によって全体が解され、位置の入れ替えがなされた状態で、再度槽6の高速回転による外気が供給されることが設置時間(最長4時間)繰り返される。
【0053】
このように、槽6の高速回転の設定時間を乾燥運転(1時間間隔)に対して58分と相対的に長くし、且つ撹拌体7の撹拌回転も2分とやや長くすることにより、当該槽6の高速回転による空気流によって槽6内に取り入れられる外気が長時間に亘って洗濯物6cに当たり、湿気を吸収し続けると共に、2分の撹拌体7の撹拌回転により、当該洗濯物6cがしっかりと解され、位置の入れ替えがなされるので、PTCヒータ16を用いずとも洗濯物6cの乾燥効率を維持することができ、ムラのない乾燥状態を得ることができる。また、熱に弱い洗濯物に対しても良好な乾燥状態を得ることができる。
【0054】
また、PTCヒータ16を使用する乾燥運転において、パターンCを槽6の高速回転14分、撹拌体7の撹拌回転1分とした。このため、乾燥空気と外気(いわゆる、常温の空気)とが間欠的に供給された状態で洗濯物6cが解され、位置の入れ替えが頻繁になされるので、洗濯物6cの湿気を効率的に奪うことに起因して、乾燥効率がより向上する。
【0055】
また、PTCヒータ16を使用しない乾燥運転において、槽6の高速回転58分、撹拌体7の撹拌回転2分とした。このため、洗濯物6cに外気が長時間に亘って当てられた後、撹拌体7の撹拌回転により適度に(58分毎)洗濯物6cは解され、位置の入れ替えがなされるので、洗濯物6cの一部が半乾きになってしまったり、槽6に張り付いてしまうのを防止できる。
また、槽6の高速回転によって空気流を形成することにより当該槽6内に外気を取り入れる構成とした。このため、トップカバー11に送風ファン15やそれに付随した他の部品を配設する必要がないので、省スペース化でき、且つ組立性等も向上する。
【0056】
なお、上記第2の実施例では、PTCヒータ16を使用する場合(つまりヒータON時)の槽6、及び撹拌体7の動作状態を、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転14分、撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分をパターンCとして設置時間(最長4時間)繰り返す構成としたが、これに限定されるものでなく、例えば槽6の高速回転25分、撹拌体7の撹拌回転5分等としたりして、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更すればよい。
【0057】
また、PTCヒータ16を使用しない場合(つまりヒータOFF時)の槽6、及び撹拌体7の動作状態を、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転58分、撹拌体7の撹拌回転2分、併せて60分をパターンDとして設定時間(最長4時間)繰り返す構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば槽6の高速回転を30分、撹拌体7の撹拌回転を15分、槽6の高速回転15分、併せて60分(1時間)を1パターン等としたりして、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更すればよい。
【0058】
また、PTCヒータ16の制御態様を「標準」が選択された場合には、槽6の高速回転中は常にONされるのを設定時間繰り返し、「弱」が選択された場合には、槽6の高速回転14分中に10分ONされるのを設定時間繰り返し、「節電」が選択された場合には、槽6の高速回転14分中に7分ONされるのを設定時間繰り返す構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば「標準」が選択された場合には、槽6の高速回転14分だけでなく撹拌体7の撹拌回転1分の間もONされるようにしたり、「弱」が選択された場合には、槽6の高速回転中1分毎にONされるようにしたり、或いは「節電」が選択された場合には、槽6の高速回転中の最初と最後の2分をONされるようにしたり、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更すればよい。
【0059】
続いて、本発明の第3の実施例を図7〜図10を参照して説明する。
なお、第1の実施例と同一箇所は同一符号を付し、その詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第3の実施例においては、図7に示すように、トップカバー11の後部に、上下方向に縦積状態とされて互いが独立した上流側空気流路21a、下流側空気流路21bが夫々配設されている。上流側空気流路21a内には、発熱手段としてのPTCヒータ22aが設けられると共に、下流側空気流路21b内には、発熱手段としてのPTCヒータ22b、及び送風手段としての送風ファン23が設けられており、本実施例では前記送風ファン23、及び槽6の高速回転による空気流の両方によって外気を当該槽6内に取り入れる構成となっている。
【0060】
操作パネル17には、図8に示すように「温風乾燥」の文字が表記された温風乾燥コース選択部17cと、この温風乾燥コース表示部17cの操作に夫々対応し発光するLED17eとが「強」、「弱」の表記と共に配設されている。制御装置18は、操作パネル17によって使用者が乾燥運転の使用を選択することに基づいて、この選択された乾燥運転を開始する。なお、制御装置18は、温風乾燥コース選択部17cが押圧される毎に、「弱」と表記されたLED17e発光→「強」と表記されたLED17e発光→全消灯の制御を繰り返すようになっている。
【0061】
本実施例での乾燥運転における槽6、及び撹拌体7の動作状態は、温風乾燥コース選択部17cにて「強」、「弱」のいずれが選択された場合でも、図9に示すように、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転14分、撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分をパターンCとして設定時間(最長4時間)繰り返すものである。
【0062】
そして、この撹拌運転におけるPTCヒータ22a、PTCヒータ22b、送風ファン23の夫々の制御態様は、操作パネル17で「強」が選択された場合には、図10(a)に示すように、下流側空気流路21bのPTCヒータ22b、及び送風ファン23は、槽6の高速回転14分、及び撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分のパターンC中、常にONされるのを設定時間(最長4時間)繰り返すものであり、上流側空気流路21aのPTCヒータ22aは、槽6の高速回転14分はONされ、撹拌体7の撹拌回転1分はOFFされるものであり、「弱」が選択された場合には、図10(b)に示すように、PTCヒータ22b、及び送風ファン23は、槽6の高速回転14分、及び撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分のパターンC中、常にONされるのを設定時間(最長時間)繰り返すものであり、PTCヒータ22aは、乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されないようになっている。
【0063】
以上のような上記第3の実施例によれば、例えば乾燥運転で温風乾燥コース選択部17cにて「強」が選択された場合、下流側空気流路21bのPTCヒータ22bは乾燥運転中、常にONされると共に、同じ下流側空気流路21bの送風ファン23も常にONされ、図7中矢印Wbで示すように、この下流側空気流路21bを介して槽6内に取り入れられる外気は全てが乾燥空気となる。更に、上流側空気流路21aのPTCヒータ22aはパターンCの槽6、高速回転中、つまり当該槽6の高速回転によって形成された空気流により、図7中矢印Waで示すように、槽6内に外気が取り入れられる14分はONされる。なお、下流側空気流路21bにおける空気流Wb、上流側空気流路21aにおける空気流Waが合流した空気流は、図7中矢印Wで示す。
【0064】
このように、槽6内の洗濯物6cには、乾燥運転開始から終了まで下流側空気流路21bからPTCヒータ22bと送風ファン23による乾燥空気が連続的に、そして槽6の高速回転によって上流側空気流路21aから取り入れられ、PTCヒータ22aによって温度の上昇がなされた乾燥空気が1分間隔で当該洗濯物6cに供給される。よって、当該洗濯物6cに当たる風量が増大すると共に、当該洗濯物6cは頻繁に解され、長時間、連続的に乾燥空気に晒されるようになり、乾燥運転開始から終了に亘って湿気が吸収され続けるので、例えば洗濯物6cが大量であったり、多くの湿気を含んでいたり、或いは梅雨時等の湿度の高い使用環境であっても効率良く全体的にムラなく、且つ確実に良好な乾燥状態を得ることができる。
【0065】
また、乾燥運転で「弱」が選択された場合、下流側空気流路21bのPTCヒータ22bは乾燥運転中、常にONされると共に、同じ下流側空気流路21bの送風ファン23も常にONされ、図7中矢印Wbで示すように、この下流側空気流路21bを介して槽6内に取り入れられる外気は全てが乾燥空気となる構成とした。更に、上流側空気流路21aのPTCヒータ22aは乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されないものとした。
【0066】
このように、槽6内の洗濯物6cには、乾燥運転開始から終了まで下流側空気流路21bからPTCヒータ22bと送風ファン23による乾燥空気Wbが、そして槽6の高速回転によって上流側空気流路21aから取り入れられた外気Waが夫々連続的に供給される。よって、当該洗濯物6cに当たる風量が増大すると共に、当該洗濯物6cは頻繁に解され、長時間、連続的に乾燥空気と外気とが混在した適度な温度の空気に晒されるようになり、乾燥運転開始から終了に亘って適度に湿気が吸収され続けるので、例えば洗濯物6cが大量でも慌てて乾燥させる必要のないときや、或いは洗濯物6cがやや多くの湿気を含んでいるときに、確実な乾燥状態を得ることができる。
【0067】
また、上流側空気流路21aと下流側空気流路21bとで空気流路21を形成した。このため、槽6内に取り入れられる外気の絶対量が、図7に示すWa、Wbを併せてWとなり増加することにより洗濯物6cに当たる風量も増大し、槽6内の換気が効率良く行われて当該洗濯物6cの湿気が素早く吸収されるので、乾燥状態をより早く得ることができる。
【0068】
続いて、本発明の第4の実施例を図11、図12を参照して説明する。なお、この第4の実施例においては、説明の便宜上、図7、及び図9をも参照する。
また、第3の実施例と同一箇所は同一符号を付し、その詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第4の実施例における操作パネル17には、図11に示すような「温風乾燥」の文字が表記された温風乾燥コース選択部17cと、この温風乾燥コース選択部17cの操作に夫々対応し発光するLED17fとが「スピード」、「節電」の表記と共に配設されている操作パネル17によって使用者が乾燥運転の使用を選択することに基づいて、この選択された乾燥運転を開始する。なお、制御装置18は温風乾燥コース選択部17cが押圧される毎に、「節電」と表記されたLED17e発光→「スピード」と表記されたLED17e発光→全消灯の制御を繰り返すようになっている。
【0069】
本実施例での乾燥運転における槽6、及び撹拌体7の動作状態は、温風乾燥コース選択部17cにて「スピード」、「節電」のいずれが選択された場合でも、図12に示すように、乾燥運転開始から終了まで槽6の高速回転14分、撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分をパターンCとして設定時間(最長4時間)繰り返すものである。
【0070】
そして、この撹拌運転における上流側空気流路21aのPTCヒータ22a、下流側空気流路21bのPTCヒータ22b、及び送風ファン23の夫々の制御態様は、操作パネル17で「スピード」が選択された場合には、図12(a)に示すように、PTCヒータ22b、及び送風ファン23は、槽6の高速回転14分、及び撹拌体7の撹拌回転1分、併せて15分のパターンC中、常にONされるのを設定時間(最長4時間)繰り返すものであり、PTCヒータ22aは、槽6の高速回転14分はONされ、撹拌体7の撹拌回転1分はOFFされるものであり、「節電」が選択された場合には、図12(b)に示すように、PTCヒータ22b、及び送風ファン23は、乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されないものであり、PTCヒータ22aは、槽6の高速回転14分はONされ、撹拌体7の撹拌回転1分はOFFされるものとなっている。
【0071】
以上のような上記第4の実施例によれば、例えば乾燥運転で温風乾燥コース選択部17cにて「スピード」が選択された場合、下流側空気流路21bのPTCヒータ22bは乾燥運転中、常にONされると共に、同じ下流側空気流路21bの送風ファン23も常にONされ、図7中矢印Wbで示すように、この下流側空気流路21bを介して槽6内に取り入れられる外気は全てが乾燥空気となる構成とした。更に、上流側空気流路21aのPTCヒータ22aはパターンCの槽6の高速回転中、つまり当該槽6の高速回転による空気流によって、図7中矢印Waで示すように、槽6内に外気が取り入れられる14分はONされる。
【0072】
このように、槽6内の洗濯物6cには、乾燥運転開始から終了まで下流側空気流路21bからPTCヒータ22bと送風ファン23による乾燥空気Wbが連続的に、そして槽6の高速回転によって上流側空気流路21aから取り入れられ、PTCヒータ22aによって温度の上昇がなされた乾燥空気Waが1分間隔で当該洗濯物6cに供給される。よって、当該洗濯物6cに当たる風量が増大すると共に、当該洗濯物6cは頻繁に解され、長時間、連続的に乾燥空気に晒されるようになり、乾燥運転開始から終了に亘って湿気が吸収され続けるので、例えば洗濯物6cが大量であったり、多くの湿気を含んでいたり、或いは梅雨時等の湿度の高い使用環境であっても効率良く全体的にムラなく、且つ確実に良好な乾燥状態を得ることができる。
【0073】
また、乾燥運転で「節電」が選択された場合、下流側空気流路21bのPTCヒータ22b、及び送風ファン23は乾燥運転開始から終了まで全くON(通電)されず、PTCヒータ22aは、槽6の高速回転14分はONされ、撹拌体7の撹拌回転1分はOFFされる。
【0074】
このように、乾燥運転において下流側空気流路21bのPTCヒータ22b、及び送風ファン23を常にOFFとし、槽6の高速回転によって形成された空気流により上流側空気流路21a、及び下流側空気流路21bから槽6内に外気を取り入れる時(14分)にだけ上流側空気流路21aのPTCヒータ22aをONさせることにより、当該乾燥運転における電力消費を大幅に抑えることができ、且つ洗濯物6cには1分毎に乾燥空気が供給されると共に、適度に解され、位置の入れ替えがなされるので、良好な乾燥状態を得ることができる。
【0075】
また、上記第3、第4の実施例においては、空気流路21を上流側空気流路21aと下流側空気流路21bとで構成した。このため、槽6内に取り入れられる外気の絶対量が増加することにより洗濯物6cに当たる風量も増大し、槽6内の換気が効率良く行われて当該洗濯物6cの湿気が素早く吸収されるので、乾燥状態をより早く得ることができる。
【0076】
また、乾燥運転で「強」、及び「弱」のいずれが選択された場合でも、上流側空気流路21aと下流側空気流路21bとに配設された2つのPTCヒータ22a、22bを夫々個別に制御するようにした。このため、洗濯物6cに対する乾燥運転の使用の幅がより幅広くなるので、使用者のより所望する洗濯物の乾燥状態を得ることができる。
【0077】
なお、上記第3、第4の実施例においては、空気流路21を上流側空気流路21a、下流側空気流路21bとし、トップカバー11に対して縦積状態で構成したが、これに限定されるものではなく、本発明の第5の実施例を示す図13のように、前記上流側空気流路21a、下流側空気流路21bを夫々トップカバー11に対して、例えば右側空気流路24a、左側空気流路24bとして前記空気流路24を横並びに配設しても同等の効果を得ることができる。なお、この場合、右側空気流路24aにPTCヒータ25a、及び送風ファン26、左側空気流路24bにPTCヒータ25bを配設するとよい。
【0078】
なお、上記第1〜4の実施例においては、乾燥運転の設定時間を1時間、2時間、3時間、4時間の範囲で1時間間隔としたが、これに限定されるものではなく、例えば15分間隔で選択できるようにしてもよい。
【0079】
続いて、本発明の第6の実施例を図14を参照して説明する。なお、この第6の実施例においては、説明の便宜上、図1、図5、図9をも適宜参照する。また、上記第5の実施例と同一箇所は同一符号を付し、その詳細な説明を説明し、異なる部分についてのみ説明する。
第6の実施例においては、図14に示すように、トップカバー11に対して横並びに右側空気流路24a、左側空気流路24bとからなる空気流路24が配設されており、前記右側空気流路24a内には2個のPTCヒータJ、K、及び送風ファン26、左側空気流路24b内には2個PTCヒータL、Mが夫々設けられている。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、PTCヒータJを単にJ、PTCヒータKを単にK、PTCヒータLを単にL、PTCヒータMを単にMとする場合もある。
【0080】
本実施例での乾燥運転においては、槽6、及び撹拌体7の動作状態は、例えば図9に示すような、上記第3、第4の実施例と同様に行われる。
そして、この乾燥運転における右側空気流路24a、左側空気流路24bの夫々のPTCヒータJ〜Mの制御態様は、例えば右側空気流路24aのJはON、それ以外の右側空気流路24aのK、及び左側空気流路24bのL、MはOFFであるものを制御態様1、右側空気流路24aのKがON、それ以外の右側空気流路24aのJ、及び左側空気流路24bのL、MがOFFであるものを制御態様2等として、以下同様に右側空気流路24aのJ、K、及び左側空気流路24bのL、Mの夫々を組み合わせて、制御態様1〜14の14通りが存在する。
【0081】
しかし、例えば右側空気流路24aのKはON、それ以外の右側空気流路24aのJ、及び左側空気流路24bのL、MはOFFであるものを制御態様3とすると、この制御態様3は、前記制御態様1の右側空気流路24aのJはON、それ以外の右側空気流路24aのK、及び左側空気流路24bのL、MはOFFである場合と同様の作用、及び効果を来たすものとなる。よって、実質的に右側空気流路24a、左側空気流路24bにおけるPTCヒータJ、K、及びL、Mが夫々固有の作用、効果を来たす制御態様の組み合わせは、全部で8通りとなり、結果的に図15に示すように、制御態様1〜8にまとめることができる。
【0082】
そして、使用者が操作パネル17にて乾燥運転におけるPTCヒータJ〜Mの制御態様を、図15に示す8通りのいずれかから選択することに基づいて、制御装置18は、この選択された乾燥運転、つまり前記図9に示すよう槽6、及び撹拌体7の動作状態と前記いずれかのPTCヒータJ〜Kの制御態様を組み合わせた乾燥運転を開始する。
【0083】
以上のように上記第6の実施例によれば、乾燥運転において、トップカバー11に2つの空気流路24、つまり右側空気流路24a、左側空気流路24bとを形成すると共に、これらの空気流路24a、24b内に夫々PTCヒータJ、K、及びPTCヒータL、Mを配設し、これらのPTCヒータJ〜Mの制御態様を夫々変更できるようにした。また、これらPTCヒータJ〜Mの制御態様に応じて、槽6、及び撹拌体7の動作状態を時系列で変更させるようにした。
【0084】
このため、乾燥運転において洗濯物6cへ供給される外気の温度、湿度、頻度、形態、風量、強弱がよりきめ細かく広範囲で選択できるようになると共に、乾燥運転におけるPTCヒータJ〜M、槽6、撹拌体7、送風ファン26等に対する電力消費の加減、選択が可能となるので、使用者の所望する乾燥状態、乾燥運転の使用を確実に得ることができる。
【0085】
なお、上記第6の実施例においては、乾燥運転における槽6、及び撹拌体7の動作状態を、図9に示すような態様で行ったが、これに限定されるものではなく、例えば図1、或いは図5に示すような態様で行ってもよく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更、選択し夫々を組み合わせて行えばよい。
また、PTCヒータJ〜Mの夫々の制御態様において、当該PTCヒータJ〜Mが設定時間はONされ続ける構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば同じPTCヒータJにおいても時系列でON、OFFを変化させたり、或いは夫々のPTCヒータJ〜Mを時系列で組み合わせてON、OFFを変化させたりして、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更すればよい。
【0086】
また、空気流路24を構成する右側空気流路24a、左側空気流路24bを、図14に示すように、トップカバー11の後方に、外箱2の側壁に対して平行になるように並べて配設したが、これに限定されるものではなく、例えば八の字となるように互いを前記側壁に対して内側に傾斜させて配設したり、或いはどちらか一方、又は両方の空気流路24、つまり右側空気流路24a、左側空気流路24bを前記側壁に対して垂直となるように配設したりしてもよい。
【0087】
また、右側空気流路24a、左側空気流路24bに夫々PTCヒータJ、K、及びPTCヒータL、Mとして2つずつ形成したが、これに限定されるものではなく、例えば各空気流路24a、24bに3つずつ、又はそれ以上形成したり、或いは右側空気流路24aに1つ、左側空気流路24bに3つ等と各流路24a、24bに形成するPTCヒータの個数に多少をつけてもよい。
【0088】
また、右側空気流路24aに1つの送風ファン26を形成し、左側空気流路24bには送風ファン26を形成しない構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば各流路24a、24bに夫々送風ファン26を形成したり、1つの流路に複数の送風ファン26を形成したり、或いは各流路24a、24bに送風ファン26を形成しない構成としてもよい。
【0089】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の乾燥機能付き洗濯機によれば、洗濯物の乾燥運転において発熱手段の制御態様が選択できると共に、この発熱手段の制御態様に応じて撹拌体等の動作状態が変更されるので、洗濯物の量や質等の選択状態、或いは季節等の使用環境に左右されずに使用者の所望する洗濯物の乾燥状態、或いは乾燥運転の使用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、(a)はPTCヒータON時における槽、及び撹拌体の動作状態とPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図、(b)はPTCヒータOFF時における槽、及び撹拌体の動作状態とPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図
【図2】乾燥機能付き洗濯機の断面図
【図3】電気的構成を示すブロック線図
【図4】操作パネルの平面図
【図5】本発明の第2の実施例を示すもので、(a)はPTCヒータON時における槽、及び撹拌体の動作状態示す図、(b)はPTCヒータOFF時における槽、及び撹拌体の動作状態を示す図
図1相当図
【図6】図1相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示すもので、図2相当図
【図8】図4相当図
【図9】槽、及び撹拌体の動作状態を示す図
【図10】(a)は乾燥運転で「強」が選択された場合の槽、及び撹拌体の動作状態と送風ファン、及びPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図、(b)は乾燥運転で「弱」が選択された場合の槽、及び撹拌体の動作状態と送風ファン、及びPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図
【図11】本発明の第4の実施例を示すもので、図4相当図
【図12】(a)は乾燥運転で「スピード」が選択された場合の槽、及び撹拌体の動作状態と送風ファン、及びPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図、(b)は乾燥運転で「節電」が選択された場合の槽、及び撹拌体の動作状態と送風ファン、及びPTCヒータの制御態様とを時系列に示す図
【図13】本発明の第5の実施例を示すもので、乾燥機能付き洗濯機の平面図
【図14】本発明の第6の実施例を示すもので、図13相当図
【図15】夫々のPTCヒータの制御態様を示す図
【符号の説明】
図中、1は乾燥機能付き洗濯機、3は槽(洗濯及び脱水兼用の槽)、6cは洗濯物、7は撹拌体、14は空気流路、15は送風ファン(送風手段)、16はPTCヒータ(発熱手段)、17は操作パネル(入力手段)、21は空気流路、21aは上流側空気流路(空気流路)、21bは下流側空気流路(空気流路)、22aはPTCヒータ(発熱手段)、22bはPTCヒータ(発熱手段)、23は送風ファン(送風手段)、24は空気流路、24aは右側空気流路(空気流路)、24bは左側空気流路(空気流路)、25aはPTCヒータ(発熱手段)、25bはPTCヒータ(発熱手段)、26は送風ファン(送風手段)、V、及びWは外気、J〜MはPTCヒータ(発熱手段)である。

Claims (6)

  1. 洗濯物を収容する洗濯及び脱水兼用の槽と、この槽の内底部に配設された撹拌体と、前記槽内に外気を取り入れるための空気流路と、前記空気流路に設けられた発熱手段とを備え、この発熱手段により前記外気の温度を上昇させて乾燥運転を行うように構成された乾燥機能付き洗濯機において、
    乾燥運転中の前記発熱手段の制御態様を選択可能な入力手段を設けたことを特徴とする乾燥機能付き洗濯機。
  2. 前記発熱手段の制御態様に応じて前記槽及び撹拌体の動作状態が変更されることを特徴とする請求項1記載の乾燥機能付き洗濯機。
  3. 前記空気流路は複数設けられ、これらの空気流路のうち少なくとも1つに発熱手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の乾燥機能付き洗濯機。
  4. 前記複数の空気流路のうち少なくとも1つは槽の回転による空気流に基づいて当該槽内に外気を取り入れる構成としたことを特徴とする請求項3記載の乾燥機能付き洗濯機。
  5. 前記複数の空気流路のうち少なくとも1つは送風手段によって当該槽内に外気を取り入れる構成としたことを特徴とする請求項3記載の乾燥機能付き洗濯機。
  6. 洗濯物を収容する洗濯及び脱水兼用の槽と、この槽の内底部に配設された撹拌体と、前記槽内に外気を取り入れるための複数の空気流路と、これらの複数の空気流路のうち少なくとも2つ以上の空気流路に設けられ、その外気の温度を上昇させて乾燥運転を行わせる発熱手段と、各発熱手段を個別に制御するように選択可能な入力手段とを具備したことを特徴とする乾燥機能付き洗濯機。
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