JP2005018332A - 帳票印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウトが異なる複数の明細行により構成される複雑な帳票を容易に印刷できる帳票印刷システムを提供する。
【解決手段】帳票印刷システム2は、データ制御部4を備え、このデータ制御部4には、明細行を構成する可変データを該可変データを設定するデータフィールドの識別番号と対にして入力する入力部6及び入力された可変データを記憶するデータ記憶部8が接続されている。また、データ制御部4には、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合である明細行のレイアウト情報を記憶しているレイアウト情報記憶部10及びレイアウト情報記憶部10に記憶されているレイアウト情報が有するデータフィールドにデータ記憶部8に記憶されている可変データが設定された明細行により構成される帳票を印刷する印刷部12が接続されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レイアウトが異なる複数の明細行を含む帳票を印刷する帳票印刷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数種類の明細行を含む帳票を印刷する際には、明細行を構成する各種のデータを所定の位置に表示するために、スペースを入力してデータの表示位置を調整すると共に、明細行の途中でページが改められることがないように改ページの位置や改行の位置を指定し明細行のレイアウトの調整をする必要があったため、多くの手間が掛かっていた。
【0003】
このような手間を軽減するために、フォームオーバーレイという技術が利用されている。即ち、予め明細行のフォーム(レイアウト情報)を作成しておき、このレイアウト情報が有する複数のデータフィールドにデータを入力し明細行を作成して、作成された明細行を繰り返し印刷することにより帳票の印刷が行われていた。
【0004】
なお、特定の条件が発生した場合に、第1帳票フォーマットの明細行の間に第2帳票フォーマットの明細行を割り込ませ、一つの帳票として出力する帳票出力装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。この帳票出力装置においては、例えば、商品の販売に関する帳票を出力している際に、商品の明細行(第1帳票フォーマットの明細行)が出力され、この商品が付属部品を必要とする商品の場合には、その付属部品に関する明細行(第2帳票フォーマットの明細行)を出力する。そして、付属部品の明細行が出力された後に、商品の明細行(第1の帳票フォーマットの明細行)の出力を再開し異なるフォーマットの明細行を含む帳票を出力している。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−213014号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、証券業務で用いられる有価証券取引の取引残高報告書のような複雑な帳票では、帳票を構成する各明細行のレイアウトが明細行の内容によって異なっている。例えば、公社債の明細行と投資信託の明細行とでは、明細行を構成する基本項目である種類、銘柄、数量、参考価格及び評価額に対応するデータを設定するデータフィールドは共通しているが、基本項目の他に必要となるデータフィールドが異なってくる。即ち、取引された有価証券が公社債の場合には利率、利払日及び償還日等を設定するデータフィールドが、取引された有価証券が投資信託の場合には決算日等を設定するデータフィールドが必要になる。そのため、取引が行われた有価証券の種類次第で、必要とされる明細行のレイアウトが変わってくる。このように、取引が行われた有価証券の種類により、必要となる明細行のレイアウトが変わる場合、フォームオーバーレイではそれぞれ個別にフォームを作成しておかなければらなず帳票を印刷するための手間が軽減されていなかった。
【0007】
この発明の課題は、レイアウトが異なる複数の明細行により構成される複雑な帳票を容易に印刷できる帳票印刷システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の帳票印刷システムは、複数のデータフィールドを有する明細行のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、前記明細行を構成するデータを入力する入力手段と、前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている明細行に含まれるデータフィールドに対して、前入力手段により入力されたデータを設定する設定手段と、前記設定手段によりデータが設定された明細行を繰り返し印刷する印刷手段とを備える帳票印刷システムにおいて、前記レイアウト情報記憶手段には、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合としてレイアウト情報が記憶されていることを特徴とする。
【0009】
この請求項1記載の帳票印刷システムによれば、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合としてレイアウト情報が記憶されている。即ち、レイアウト情報には、複数種類の明細行のそれぞれが有するデータフィールドの全てが記憶されている。従って、一のレイアウト情報を用いて各種の明細行を作成し帳票を印刷することができ、複数の明細行により構成される複雑な帳票を手間を掛けることなく容易に印刷することができる。
【0010】
また、請求項2記載の帳票印刷システムは、前記入力手段が前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている明細行に含まれるデータフィールドの数と、同一の数のデータを入力することを特徴とする。
【0011】
この請求項2記載の帳票印刷システムによれば、明細行に含まれるデータフィールドの数と同一の数のデータを入力しているため、例えば、明細行を構成するために必要なデータの入力漏れ等を的確に防止することができる。
【0012】
また、請求項3記載の帳票印刷システムは、前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている各データフィールドには識別番号が付され、前記入力手段は、前記各データフィールドに付された前記識別番号に対応させて、該各データフィールドに設定するデータを入力することを特徴とする。
【0013】
この請求項3記載の帳票印刷システムによれば、データフィールドの識別番号に対応させて該データフィールドに設定するデータを入力している。従って、何れのデータフィールドに何れのデータを設定するのかを正確に認識しつつデータの入力を行うことができるため、正確な明細行により構成される帳票を印刷することができる。
【0014】
また、請求項4記載の帳票印刷システムは、前記入力手段が、前記レイアウト情報記憶手段に記憶されているレイアウト情報が有するデータフィールドに設定するデータが存在しない場合に、該データフィールドに設定するデータが存在しないことを示すデータを入力することを特徴とする。
【0015】
この請求項4記載の帳票印刷システムによれば、データフィールドに設定すべきデータが存在しない場合には、その旨を示すデータを入力している。従って、何れのデータフィールドにデータを設定するか否かを適切に識別しつつデータの入力を行うことができるため、正確な明細行を作成することができる。
【0016】
また、請求項5記載の帳票印刷システムは、前記レイアウト情報記憶手段が、前記各データフィールド毎に明細行のレイアウトを調整するための属性データを記憶していることを特徴とする。この請求項5記載の帳票印刷システムによれば、各データフィールド毎に記憶されている属性データに基づいて明細行のレイアウト調整を行うことができる。
【0017】
また、請求項6記載の帳票印刷システムは、前記属性データが、前記レイアウト情報が有するデータフィールドに設定するデータが存在しない場合に、該データフィールドを移動するか否か、縮小するか否か及び省略するか否かの中の少なくとも何れか一つを示すデータであることを特徴とする。
【0018】
この請求項6記載の帳票印刷システムによれば、データフィールドにデータが設定されず明細行に不要なスペースが生じた場合に、該データフィールドを移動、縮小又は省略するか否かを示す属性データを記憶している。従って、データフィールドが空きスペースとなった場合に、このデータフィールドをどのように処理するかを、個々のデータフィールド毎に属性データを設定することにより予め定めることができる。
【0019】
また、請求項7記載の帳票印刷システムは、前記印刷手段が、前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている前記データフィールドの属性データ及び該データフィールドに設定する前記入力手段により入力されたデータの有無に基づいて、前記設定手段によりデータが設定された明細行のレイアウトを調整する調整手段を備えることを特徴とする。
【0020】
この請求項7記載の帳票印刷システムによれば、データフィールドの属性データ及びデータフィールドに設定されたデータの有無に基づいて明細行のレイアウトを調整することができる。例えば、データが設定されなかったデータフィールドの存在により明細行に不要なスペースが発生した場合には、該データフィールドの属性に基づいて発生した不要なスペースを省略等することにより、無駄なスペースを省いた帳票を印刷できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムについて説明する。なお、以下においては、証券業務で用いられる有価証券取引の取引残高報告書の帳票を印刷する場合を例として説明を行う。
【0022】
図1は、この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムのブロック構成図である。帳票印刷システム2は、図1に示すように、帳票印刷システム2におけるデータの処理を制御するデータ制御部4を備えている。このデータ制御部4には、取引の明細行を構成するデータ(可変データ)等を入力する入力部6及び入力部6を介して入力された可変データ等を記憶するデータ記憶部8が接続されている。また、データ制御部4には、帳票を構成する明細行のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶部10及び帳票を印刷する印刷部12が接続されている。ここで、入力部6は、キーボードにより構成される。なお、通信制御部、CD−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブ等を介して、取引明細を構成する可変データの入力を行うようにしてもよい。
【0023】
データ記憶部8には、入力部6を介して入力された可変データ、即ち、取引された有価証券の種類、銘柄、数量、参考価格及び評価額等の明細行を構成する基本項目に対応する可変データが記憶される。ここで、例えば、取引された有価証券の種類が公社債の場合には、基本項目に対応する可変データの他に、利率、利払日及び償還日等の可変データが入力され、データ記憶部8に記憶される。また、取引された有価証券の種類が投資信託の場合には、基本項目に対応する可変データの他に、決算日等の可変データが入力され、データ記憶部8に記憶される。
【0024】
また、レイアウト情報記憶部10には、レイアウト情報、即ち、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合から成る明細行のレイアウトが記憶されている。例えば、基本項目に対応する可変データを設定するデータフィールドに加えて、「公社債」の明細行を構成するために必要となる利率、利払日及び償還日等を設定するデータフィールドや、「投資信託」の明細行を構成するために必要となる決算日等を設定するデータフィールド等が記憶されている。従って、レイアウト情報記憶部10には、取引された有価証券の種類毎に必要となるデータフィールドが全て含まれる和集合としてレイアウト情報が記憶されている。
【0025】
図2は、実施の形態に係るレイアウト情報の一例を示す図である。図2に示すように、レイアウト情報には、基本項目である種類、銘柄、数量、参考価格及び評価額の可変データを設定するデータフィールド(F1、F4、F5、F6、F7)の他に、取引された有価証券の種類に基づいてそれぞれ必要となる各種のデータフィールドが含まれている。例えば、取引された有価証券が「公社債」の場合に必要となる「(額面)」、「価格は額面100円あたりで表示」、「利率」、「利払日」及び「償還日」を設定するデータフィールド(F2、F3、F9、F10、F11)が含まれている。また、取引された有価証券が「投資信託」の場合に必要となる「※1万口当たりの単価」及び「決算日」を設定するデータフィールド(F8、F10)が含まれている。また、各データフィールドには、左から右方向へ、順次F1、F2、F3、F4、…、F11と識別番号が付されている。
【0026】
ここで、レイアウト情報記憶部10には、各データフィールドの属性データ、即ち、可変データが入力されず明細行に不要なスペースが生じた場合に、データフィールドの位置を移動するか否か、縮小するか否か又は省略するか否かを示す属性データが、各データフィールド毎に、即ち、各データフィールドの識別番号に対応させて記憶されている。
【0027】
次に、図3のフローチャートを参照して、この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムにおける帳票の印刷処理について説明する。
【0028】
まず、入力部6を介して帳票を構成する明細行を作成するために必要な可変データを入力する(ステップS10)。例えば、取引された有価証券の種類が「公社債」の場合には、種類のデータフィールドに付された識別番号「F1」と可変データ「公社債」とを対にして「F1:公社債」と入力する。同様に、「F2:(額面)」、「F3:価格は額面100円あたりで表示」、「F4:第X回 XXXX債」、「F5:n,nnn千円」、「F6:nnn,nnn」、「F7:nnn,nnn」、「F9:(利率 n.n%)」、「F10:(利払日 03年05月01日」、「F11:(償還日 08年05月01日)」として、各データフィールドに設定するデータを入力する。なお、設定すべき可変データが存在しないデータフィールド(例えば、F8のデータフィールド)については、可変データの入力を省略する。また、帳票は複数の明細行により構成されているため、帳票を構成する他の明細行、即ち、他の公社債の取引についての明細行を作成するために必要な可変データ、公社債以外の他の有価証券取引、例えば、投資信託の取引についての明細行を作成するために必要な可変データについても、上述のようにデータフィールドの識別番号と対にして入力する。
【0029】
次に、ステップS10において入力された可変データに基づいて明細行を作成する(ステップS11)。即ち、レイアウト情報記憶部10に記憶されているレイアウト情報が有する各データフィールドに、入力された可変データを設定し明細行を作成する。例えば、図4に示すように、F1のデータフィールドに「公社債」、F2のデータフィールドに「(額面)」、F3のデータフィールドに「価格は額面100円あたりで表示」の可変データを設定する。同様に、F4〜F11の各データフィールドにもそれぞれ入力された可変データを設定し公社債の明細行を作成する。なお、可変データの入力が省略されたデータフィールド、例えば、図4に示すF8のデータフィールドは、設定すべき可変データが存在しないため空欄となる。
【0030】
次に、可変データが設定されていないデータフィールドが存在する場合には(ステップS12)、そのデータフィールドの属性を参照する(ステップS13)。例えば、空欄となっているF8のデータフィールドの属性、即ち、レイアウト情報記憶部10にデータフィールドの識別番号F8に対応させて記憶されている属性データを参照する。なお、全てのデータフィールドに可変データが設定されている場合には、ステップS15に進む。
【0031】
次に、ステップS13において参照されたデータフィールドの属性に基づいて、明細行のレイアウトを調整する(ステップS14)。例えば、ステップS13において参照された図4に示す公社債の明細行に含まれているF8のデータフィールドの属性データが「省略属性」となっているとする。ここで、図4に示すように、F8のデータフィールドが設定されている行の右隣には、可変データとして「利率 n.n%」が設定されているF9のデータフィールドが存在している。従って、F8のデータフィールドの属性が「省略属性」となっている場合であっても、F8のデータフィールドが配置されている行には可変データが設定されている別のデータフィールドが配置されているため、F8のデータフィールドが配置されている行は省略の対象にならない。
【0032】
一方、例えば、図5(a)に示すレイアウト情報において、F1〜F8、F11のデータフィールドに可変データが設定され、F9及びF10のデータフィールドに可変データが設定されていないとする。また、F9及びF10のデータフィールドの属性データとして「省略属性」がレイアウト情報記憶部10に記憶されているとする。ここで、F9のデータフィールドが配置されている行には、左隣に可変データが設定されているF8のデータフィールドが配置されている。従って、F9のデータフィールドが配置されている行は省略の対象にならない。一方、F10のデータフィールドが配置されている行には、他のデータフィールドは配置されていないため、F10のデータフィールドの属性「省略属性」に基づいて省略の対象となる。即ち、図5(b)のLで示すスペースが省略され、図5(c)に示すように明細行のレイアウトが調整される。
【0033】
次に、ステップS10において入力された可変データに基づく全ての明細行が作成されたか否かを判断する(ステップS15)。例えば、ステップS10において、公社債の明細行を構成する可変データ及び投資信託の明細行を構成する可変データが入力されていた場合に、公社債の明細行及び投資信託の明細行が作成されたか否かを判断する。
【0034】
未作成の明細行が存在する場合には、レイアウト情報が有するデータフィールドに入力された可変データを設定し(ステップS11)、可変データが設定されていないデータフィールドが存在する場合には(ステップS12)、そのデータフィールドの属性を参照して(ステップS13)明細行のレイアウトを調整する(ステップS14)。例えば、「F1:投資信託」、「F4:XXXX ファンド」、「F5:n,nnn 口」、「F6:nnn,nnn」、「F7:nnn,nnn」、「F8:※1万口当りの単価」、「F10:(決算日 03年05月01日)」と可変データが入力されている場合には、各データフィールドに入力された可変データをそれぞれ設定する。次に、可変データが設定されていないF2、F3、F9及びF11のそれぞれのデータフィールドの属性データを参照する。ここで、例えば、F2、F3、F9、F11のデータフィールドの属性データが「省略属性」となっているとする。この場合に、F2、F3のデータフィールドが配置されている行には可変データが設定されているF1のデータフィールドが配置されており、F9のデータフィールドが配置されている行には可変データが設定されているF8のデータフィールドが配置されている。一方、F11のデータフィールドが配置されている行は、F11以外のデータフィールドは配置されていない。従って、F2及びF3のデータフィールドが配置されている行と、F9のデータフィールドが配置されている行は省略の対象とならないが、F11のデータフィールドが配置されている行は、F11のデータフィールドの属性に基づいて省略が行われ、明細行のレイアウトが調整される。
【0035】
一方、帳票を構成する全ての明細行が作成されている場合には(ステップS15)、作成された明細行に基づいて帳票を印刷する(ステップS16)。即ち、レイアウトの異なる複数の明細行により構成される帳票を印刷部12を介して印刷する。
【0036】
図6は、印刷された帳票の一例を示す図である。図6に示すように、印刷された帳票には、公社債の明細行と投資信託の明細行が含まれている。公社債の明細行では、基本項目の他に「(額面)」、「価格は額面100円あたりで表示」、「(利率 n.n%)」、「(利払日 03年05月01日)」及び「(償還日08年05月01日)」が含まれている。また、投資信託の明細行では、基本項目の他に「※1万口当りの単価」及び「決算日 03年05月01日」が含まれている。また、公社債の明細行は5行分の幅を用いて構成されているが、投資信託の明細行は4行分の幅を用いて構成されている。このように、異なるレイアウトの明細行を繰り返し印刷することにより図6に示すような複雑な帳票を印刷することができる。
【0037】
この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムによれば、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合として明細行のレイアウト情報が記憶されている。即ち、取引された有価証券の種類に基づいて明細行のレイアウトが異なる場合であっても、それぞれの明細行を作成する可変データを設定するデータフィールドの全てがレイアウト情報に含まれている。従って、証券業務で用いられる有価証券取引の取引残高報告書のような異なるレイアウトの明細行を含む複雑な帳票であっても、容易に明細行を作成し帳票の印刷に必要な手間を軽減することができる。
【0038】
また、この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムによれば、レイアウト情報が有する各データフィールドに付された識別番号と、該識別番号が付されたデータフィールドに設定する可変データとを対にして入力することができる。従って、何れのデータフィールドに何れの可変データを設定するかを確認しながら可変データの入力を行うことができる。そのため、正確な明細行を容易に作成して帳票の印刷を行うことができる。
【0039】
また、この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムによれば、可変データが設定されていないデータフィールドの属性を参照し明細行のレイアウトを調整している。即ち、可変データが設定されなかったデータフィールドが配置されている行を、そのデータフィールドの属性及び同一の行に可変データが設定されているデータフィールドが配置されているか否かに基づいて省略し調整している。従って、明細行の中において、可変データが設定されていない行が存在する場合には、その行を省略することにより不要なスペースを省略して明細行のレイアウトを調整し、印刷される帳票に不要なスペースが発生することを防止できる。
【0040】
なお、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムにおいては、データフィールドの識別番号と設定する可変データとを対にして入力しているが、データフィールドの数と同一の数のデータを入力することにより、各データフィールドに設定する可変データを入力するようにしてもよい。即ち、F1のデータフィールドに設定する可変データから、F11のデータフィールドに設定する可変データまでを順番に入力するようにしてもよい。例えば、公社債の明細行を構成する可変データを入力する際には、「公社債、(額面)、価格は額面100円あたりで表示、第X回 XXXX債、n,nnn千円、nnn,nnn、nnn,nnn、□、(利率 n.n%)、(利払日 03年05月01日)、(償還日 08年05月01日)」と入力する。また、投資信託の明細行を構成する可変データを入力する際には、「投資信託、□、□、XXXX ファンド、n,nnn 口、nnn,nnn円、nnn,nnn円、※1万口当りの単価、□、(決算日 03年05月01日)、□」と入力する。この時、レイアウト情報にはF1〜F11のデータフィールドが含まれているため、合計で11のデータを入力する必要がある。そのため、可変データを設定しないデータフィールド、例えば、公社債の場合において、8番目のデータとして、F8のデータフィールドに設定する可変データが存在しないことを示すべくスペース(空白:「□」で表示)を入力する。また、投資信託の場合には、2番目、3番目、9番目及び11番目のデータとして、F2、F3、F9及びF11のデータフィールドに設定する可変データが存在しないことを示すべくスペースを入力する。
【0041】
また、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムにおいては、設定すべき可変データが存在しないデータフィールドについては、可変データの入力を省略しているが、設定すべき可変データが存在しないことを示すデータを入力してもよい。例えば、F10のデータフィールドに設定すべきデータが存在しない場合には、「F10:□」としてデータを入力するようにしてもよい。また、F10のデータフィールドに「□」が設定された場合には、F10のデータフィールドが配置されている行を省略しないようにしてもよい。即ち、F10のデータフィールドの属性が「省略属性」であり、かつ、F10のデータフィールドが配置されている行に他のデータフィールドが存在しておらず省略が可能な場合であっても、その行の省略を行わないようにしてもよい。
【0042】
また、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムにおいては、作成された明細行に基づいて帳票を印刷しているが、明細行以外のデータを帳票に印刷するようにしてもよい。例えば、証券会社を示す所定の文字、図形若しくは記号若しくはこれらの結合を帳票に印刷するようにしてもよい。即ち、帳票中の所定のスペースに証券会社を示す文字の画像データ等を組み込んで印刷を行うようにしてもよい。
【0043】
また、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムにおいては、データフィールドの属性として「省略属性」が設定されている場合を例として説明しているが、その他の属性が設定されていてもよい。例えば、図5(b)に示す場合において、F11のデータフィールドは「移動属性」となっているため、F10のデータフィールドが省略された後に図5(c)に示すように上に移動している。この時、F11のデータフィールドの属性が「非移動属性」となっている場合には、F10のデータフィールドが省略された場合であっても、F11のデータフィールドは図5(a)に示す位置と同一の位置に配置される。また、例えば、証券会社を示す文字の画像データを設定するデータフィールドとしてF12のデータフィールドが設けられているとする。このF12のデータフィールドの領域が複数行に跨っている、例えば、図5(a)に示す図において、F4のデータフィールドの下部に2行分の領域に跨ってF12が設けられており、このF12の属性が「移動属性、非省略属性、非縮小属性」となっているとする。この場合に、図5(b)に示すようにF10のデータフィールドが省略された場合であっても、F12のデータフィールドを縮小することなく移動させ、証券会社を示す文字の画像が表示されるようにしてもよい。
【0044】
また、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムにおいては、証券業務で用いられる有価証券取引の取引残高報告書の帳票を印刷する場合を例としているが、取引残高報告書以外の帳票を印刷するようにしてもよい。即ち、一つの帳票に含まれている明細行のレイアウトが異なる場合には、上述の実施の形態に係る帳票印刷システムを用いて帳票を印刷することにより、レイアウトが異なる複数の明細行により構成される複雑な帳票を容易に印刷することができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明によれば、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合としてレイアウト情報が記憶されている。従って、一のレイアウト情報を用いて各種の明細行を作成し帳票を印刷することができ、複数の明細行により構成される複雑な帳票を手間を掛けることなく容易に印刷することができる。そのため、例えば、証券業務で用いられる有価証券取引の取引残高報告書のようなレイアウトが異なる複数の明細行を含む複雑な帳票を、容易に印刷し帳票の印刷に掛かる手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムのブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るレイアウト情報の一例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムによる帳票の印刷処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態に係る可変データが設定された明細行の一例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る明細行のレイアウトを調整する処理を説明するための図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る帳票印刷システムにより印刷された帳票の一例を示す図である。
【符号の説明】
2…帳票印刷システム、4…データ制御部、6…入力部、8…データ記憶部、10…レイアウト情報記憶部、12…印刷部。

Claims (7)

  1. 複数のデータフィールドを有する明細行のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、
    前記明細行を構成するデータを入力する入力手段と、
    前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている明細行に含まれるデータフィールドに対して、前入力手段により入力されたデータを設定する設定手段と、
    前記設定手段によりデータが設定された明細行を繰り返し印刷する印刷手段とを備える帳票印刷システムにおいて、
    前記レイアウト情報記憶手段には、複数種類の明細行のそれぞれに含まれるデータフィールドの和集合としてレイアウト情報が記憶されていることを特徴とする帳票印刷システム。
  2. 前記入力手段は、
    前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている明細行に含まれるデータフィールドの数と、同一の数のデータを入力することを特徴とする請求項1記載の帳票印刷システム。
  3. 前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている各データフィールドには識別番号が付され、
    前記入力手段は、
    前記各データフィールドに付された前記識別番号に対応させて、該各データフィールドに設定するデータを入力することを特徴とする請求項1記載の帳票印刷システム。
  4. 前記入力手段は、
    前記レイアウト情報記憶手段に記憶されているレイアウト情報が有するデータフィールドに設定するデータが存在しない場合に、該データフィールドに設定するデータが存在しないことを示すデータを入力することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の帳票印刷システム。
  5. 前記レイアウト情報記憶手段は、
    前記各データフィールド毎に明細行のレイアウトを調整するための属性データを記憶していることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の帳票印刷システム。
  6. 前記属性データは、
    前記レイアウト情報が有するデータフィールドに設定するデータが存在しない場合に、該データフィールドを移動するか否か、縮小するか否か及び省略するか否かの中の少なくとも何れか一つを示すデータであることを特徴とする請求項5記載の帳票印刷システム。
  7. 前記印刷手段は、
    前記レイアウト情報記憶手段に記憶されている前記データフィールドの属性データ及び該データフィールドに設定する前記入力手段により入力されたデータの有無に基づいて、前記設定手段によりデータが設定された明細行のレイアウトを調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の帳票印刷システム。
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