JP2005017629A - 画像形成装置 - Google Patents

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健 吉田
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Abstract

【課題】効果的にかつ単純な構成で、中間転写体の抵抗値公差ばらつきに伴う転写率の低下と逆転写率の上昇を抑えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体40Y、40C、40M、40BK上のトナー像が転写される中間転写体10と、像担持体上のトナー像を中間転写体の転写面に転写する1次転写手段62Y、62C、62M、62BKと、前記中間転写体上のトナー像を転写材に転写する2次転写手段22とを備える中間転写方式の画像形成装置であって、中間転写体の電気抵抗値に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより転写条件設定手段60で選択して設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特にカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
電子写真方式の画像形成装置としては、像担持体、中間転写体、更に像担持体上のトナー像を中間転写上に転写する1次転写手段、中間転写上の1次転写トナー像を転写材上に転写する2次転写手段を備えた中間転写方式のものや、像担持体と、像担持体と対向配置され転写材を搬送する転写搬送部材と、転写搬送ベルトによって搬送される転写材に像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備えた直接転写方式のものとがある。両方式において、像担持体は、画像情報に応じたトナー像を担持するもので、例えば感光体が用いられる。中間転写方式においては、中間転写体に、例えば複数本のローラに掛け渡された無端状の中間転写ベルトが用いられる。1次転写手段には、感光体と中間転写ベルトの間に転写電界を形成する手段が用いられ、2次転写手段には、中間転写ベルトと用紙などの転写材との間に転写電界を形成する手段が用いられる。
直接転写方式においては、転写搬送体に、例えば複数本のローラに掛け渡された無端状の転写搬送ベルトが用いられる。転写手段には、転写搬送ベルトと転写材との間に転写電界を形成する手段が用いられる。
【0003】
1次転写手段には、感光体上に形成されたトナー像を忠実に、かつ安定して中間転写体に転写することが要求され、2次転写手段や転写手段でも同様に、中間転写体に形成されたトナー像や、感光体上に形成されたトナー像を忠実に、かつ安定して記録材に転写することが要求されている。つまり、1次転写手段、2次転写手段及び転写手段に求められる性能を実現するには、安定した転写を高い転写効率で行う必要がある。
中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率は、中間転写体や転写搬送体の公差によってばらつくことがある。このため、中間転写体の電気抵抗変化に伴う転写率の低下を抑える発明が、特許文献1、2で提案されている。特許文献1,2では、中間転写体の電気抵抗値に依存する情報を検知する検知手段を有し、中間転写体の電気抵抗値変化に応じて転写条件を制御して、転写効率を保つようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−147849号公報
【特許文献2】
特開2002−116643号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率は、中間転写体の公差によってばらつくことがある。このばらつきにより、中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では最適な転写率が得られないことがわかった。転写率が低いと、画像濃度の低下等の不具合が生じる。加えて、カラー画像形成装置では、複数色のトナーを重ねて転写するため、中間転写体や転写搬送体上のトナー像が2色目以降の転写時に感光体に逆に転写してしまうことがある。この逆転写に関して、中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では逆転写率が上昇することがあることがわかった。逆転写率が高いと、画像濃度の低下や、色合いが変化する等の不具合が生じる。また、中間転写体や転写搬送体の抵抗値公差ばらつきを少なくなるように製造しようとすると、歩留まりが悪くなったり、製造工程や検査工程でのコストが高くなる問題がある。
特許文献1,2に記載の画像形成装置では、検知手段と制御手段を搭載する必要があり、その目的も主に、中間転写体抵抗の経時での変動による転写効率の低下を防止するものである。中間転写体抵抗の経時変動は中間転写体の選択により抑えることもでき、そのような中間転写体を用いる場合には検知・制御手段は必要がない。
本発明は、効果的にかつ単純な構成で、中間転写体や転写搬送体の抵抗値公差ばらつきに伴う転写率の低下と逆転写率の上昇を抑えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置は、像担持体と、像担持体上のトナー像が転写される中間転写体と、像担持体上のトナー像を中間転写体の転写面に転写する1次転写手段と、中間転写体上のトナー像を転写材に転写する2次転写手段とを備えた中間転写方式を採用し、中間転写体の電気抵抗値に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定する転写条件設定手段を備えている。
中間転写体の電気抵抗値が中間転写体によって公差ばらつきがあると、初期に設定されている転写条件では中間転写体によって転写性にばらつきが生じ、画像が劣化する場合があるが、本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0007】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、中間転写体或いは中間転写体に付属する部材に抵抗情報が表記されていることを特徴としている。このような構成によると、転写条件の設定に必要な、中間転写体の電気抵抗値に依存する情報に応じて、簡単かつ確実に転写条件を設定できるようになる。
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、転写条件設定手段が、抵抗情報の表記に基づいて設定者が手動で適正な転写条件の設定を行うスイッチであることを特徴としている。このような構成によると、転写条件の設定に必要な、中間転写体の電気抵抗値に依存する情報に応じて、簡単かつ確実に転写条件を設定できるようになる。
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、抵抗情報の表記を読み取るための読み取り手段を有し、転写条件設定手段は、この読み取り手段で読み取った情報に基づき適正な転写条を自動設定することを特徴としている。このような構成によると、転写条件の設定に必要な、中間転写体の電気抵抗値に依存する情報に応じて、簡単かつ確実に転写条件を設定できるようになる。
【0008】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、転写条件設定手段は、中間転写体の表面抵抗率に依存する抵抗情報に応じて適正な転写条件を設定することを特徴としている。
【0009】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、中間転写体として、中間転写体の表面抵抗率を、電圧印加と接地除電を所定回数繰り返す抵抗測定方法によって所定の条件1で測定したとき、1回目と最終回目の測定値の対数の差の絶対値が、0.5[log(Ω/□)]以下であるものを用いることを特徴としている。中間転写体によっては、繰り返し転写バイアスが印加されることにより、中間転写体が電気的なハザードを受け、抵抗の変化が生じることがある。中間転写体の表面抵抗に変化が生じてしまうと、適正な転写バイアス値など転写条件が変わってしまい、画像が劣化する場合がある。また、トナーや紙などの影響で、中間転写体の裏面の表面抵抗にムラが生じてしまうと、そのムラが画像ムラになる場合もある。本発明によると、このような問題を解決することができるようになる。
【0010】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、像担持体と1次転写手段とを複数組有し、複数の像担持体上のトナー像をそれぞれ対応する1次転写手段によって中間転写体に順次転写することを特徴としている。像担持体を複数有するタンデム方式の画像形成装置では、複数ある1次転写手段同士の距離が短くなるため、1次転写手段同士での、中間転写体に残留した電荷の影響や、表面を伝っての電流の影響を受けやすく、中間転写体の表面抵抗率のばらつきや変化により、この影響が大きくなり、1次転写手段同士で転写を阻害して画像が劣化する場合がある。このような構成によると、この問題を解決することができるようになる。
【0011】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、1次転写手段を定電流制御する電流制御手段を有することを特徴としている。1次転写手段を定電流制御する場合には、中間転写体の表面抵抗の違いにより転写条件に影響を受けやすく、画像劣化の原因となる可能性があるが、このような構成とすると、この問題を解決することができ、常に適正な転写条件で転写を行え、良好な画像を得られるようになる。
【0012】
本発明にかかる中間転写方式の画像形成装置では、1次転写手段を定電圧制御する電圧制御手段を有することを特徴としている。1次転写時に印加される電圧が、トナー像の面積や高さによって影響を受ける場合、画像面積が小さい時と大きい時、あるいは単色像と色重ね像では転写性が異なり、転写不足や転写過多が生じるおそれがあるが、このような構成とすると、転写不足や転写過多が生じるのを防止することができ、常に適正な転写条件で転写を行え、良好な画像を得られるようになる。
【0013】
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体と対向配置され、転写材を搬送する転写搬送体と、転写搬送体によって搬送される転写材に像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備える直接転写方式を採用し、転写搬送体の電気抵抗値に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定する転写条件設定手段を有することを特徴としている。転写搬送体の電気抵抗値が転写搬送体によって公差ばらつきがあると、初期に設定されている転写条件では転写搬送体によって転写性にばらつきが生じ、画像が劣化する場合があるが、本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0014】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、抵抗情報が、転写搬送ベルト或いは転写搬送体に付属する部材に表記されていることを特徴としている。
【0015】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、転写条件設定手段が、抵抗情報の表記に基づいて設定者が手動で適正な転写条件の設定を行うスイッチであることを特徴としている。
【0016】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、抵抗情報の表記を読み取るための読み取り手段を有し、転写条件設定手段は、読み取り手段で読み取った情報に基づき適正な転写条を自動設定することを特徴としている。
【0017】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、転写条件設定手段は、転写搬送ベルトの表面抵抗率に依存する抵抗情報に応じて適正な転写条件を設定することを特徴としている。
【0018】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、転写搬送体として、転写搬送体の表面抵抗率を、電圧印加と接地除電を所定回数繰り返す抵抗測定方法によって所定の条件で測定したとき、1回目と最終回目の測定値の対数の差の絶対値が、0.5[log(Ω/□)]以下であるものを用いることを特徴としている。
【0019】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、像担持体と転写手段とが複数組あり、複数の像担持体上のトナー像をそれぞれ対応する転写手段によって転写材に順次転写することを特徴としている。像担持体を複数有するタンデム方式の画像形成装置において、転写手段同士で転写を阻害して画像が劣化する場合があるが、本発明では、この問題を解決することができるようになる。
【0020】
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、転写手段を定電流制御する電流制御手段を有することを特徴としている。
本発明にかかる直接転写方式の画像形成装置では、転写手段を定電圧制御する電圧制御手段を有することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態を示すもので、タンデム型で中間転写方式の画像形成装置である電子写真方式の複写機を示す。図1において、符号100は装置本体、200は装置本体100を載せる給紙テーブル、300は装置本体100上に取り付ける画像読取装置としてのスキャナ、400はスキャナの上に取り付ける原稿自動搬送装置(以下「ADF」と記す)である。
装置本体100には、その内部中央に、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10が配設されている。中間転写ベルト10は、複数の支持ローラ14、15、16に巻き掛けられている。本形態において、支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラを、支持ローラ15、16は従動ローラをそれぞれ構成している。本形態では、支持ローラ14が図示しない駆動モータにより回転駆動されると、中間転写ベルト10が図中時計回りに回転搬送されるように構成されている。
【0022】
第2のローラとなる支持ローラ15の左には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が配設されている。3つのローラ中、第1のローラとなる支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの複数(4つ)の画像形成手段18Y、18C、18M、18BKを横に並べて配置してタンデム型の画像形成部20が構成されている。このタンデム型の画像形成部20の上には、露光装置21が設けられている。
【0023】
画像形成手段18Y、18C、18M、18BKは、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの各色トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム40Y、40C、40M、40BKを有している。各感光体ドラム40Y、40C、40メガ、40BKから中間転写ベルト10にトナー像を転写する1次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム40Y、40C、40M、40BKに対向するように、1次転写手段の構成要素としての1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKが設けられている。1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKには、1次転写バイアスが適宜供給されるように構成されている。
【0024】
駆動ローラ以外の支持ローラ15、16は、感光体40Y、40C、40Mと中間転写ベルト10とを離間させる方向に移動可能に構成されている。本形態では、ブラック単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合に、支持ローラ15、16を移動させて、中間転写ベルト10と感光体40Y、40C、40Mとを離間させるように、支持ローラ15,16の移動がなされる。
【0025】
本形態のようなタンデム型ではなく、感光体が一つしかない装置においては、ファーストプリント速度を早くするために、最初にブラックの作像をするのが一般的である。この場合は、ブラック画像の作像後、原稿がカラーの場合のみ残りの色の作像を行うようにする。
【0026】
中間転写ベルト10を挟んで画像形成部20との反対側には、2次転写手段22が設けられている。2次転写手段22は、図示の例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写部材としての2次転写べルト24を掛け渡して構成され、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に当接、好ましくは押圧されて配置されている。2次転写べルト24には、2次転写バイアスが適宜供給されるように構成されていて、中間転写ベルト10上の画像を転写材としての図示しない用紙に転写する。
【0027】
2次転写手段22の横には、用紙に転写された転写画像を用紙表面に定着するための定着装置25が設けられている。定着装置25は、定着回転体としての無端ベルト状の定着ベルト26と、加圧回転体としての加圧ローラ27とが互いに押圧状態とされて構成されている。定着回転体としてはベルト部材でなくローラ部材であっても良い。
2次転写手段22は、画像転写後の用紙をこの定着装置25へと搬送する用紙搬送機能も備えている。2次転写手段22としては、周知の転写ローラや非接触の帯電チャージャを配置してもよく、このような場合は、この用紙搬送機能を併せて備えることは難しくなる。2次転写手段22及び定着装置25の下には、上述した画像形成部20と平行に、用紙の両面に画像を記録すべく用紙を反転する用紙反転装置28が配備されている。複写機としては、無論この用紙反転装置28を備えていない形態であってもよい。
【0028】
この複写機を用いて画像形成を行うときは、ADF400の原稿台30上またはADF400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットする。コンタクトガラス32上に原稿をセットする場合には、ADF400を閉じてそれで原稿を上方から押さえる。
この状態から図示しない複写機のスタートスイッチを操作すると、ADF400に原稿をセットされているときには、ADF400の作動により原稿が送り出されてコンタクトガラス32上へと移動し、スキャナ300の駆動により第1走行体33および第2走行体34が走行する。コンタクトガラス32上に原稿がセットされている場合には、スキャナ300の駆動により、第1走行体33および第2走行体34が走行する。そして何れの場合でも、第1走行体33で光源から光が発射されるとともに原稿面からの反射光がさらに反射されて第2走行体34に向けて第2走行体34のミラーで反射され、結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入って原稿内容が読み取られる。
【0029】
また、スタートスイッチが操作されると、図示しない駆動モータにより支持ローラ14が回転駆動され、中間転写ベルト10が回転搬送される。原稿がカラー原稿の場合には、個々の画像形成手段18で各感光体ドラムが回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像が形成される。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、1次転写バイアスが供給され、これら単色画像が順次転写されて中間転写ベルト10上に合成カラー画像が形成される。
【0030】
スタートスイッチが操作されると、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択回転され、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから用紙が繰り出され、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に入れられる。この用紙は、搬送ローラ47で搬送されて装置本体100内の給紙路48に導かれ、レジストローラ49に突き当って止まる。差しトレイ51上に用紙がある場合には、給紙ローラ50が回転駆動されて用紙が繰り出され、分離ローラ52で1枚ずつ分離されて手差し給紙路53に入り、同じくレジストローラ49に突き当てて止まる。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49が回転され、中間転写ベルト10と2次転写手段22との間に用紙が送り込まれることで、2次転写ベルト24に供給される2次転写バイアスにより用紙上にカラー画像が転写されて記録される。
【0031】
画像転写後の用紙は、2次転写べルト24により定着装置25へと搬送され、定着装置25で熱と圧力とを加えてられて転写画像の定着がなされる。画像が定着された用紙は、定着装置25に設けた切換爪55で、排出ローラ56か用紙反転装置28へと適宜その進路が切り換えられる。排出ローラ56側に進んだ場合には排出ローラ56により装置本体100外部へと排出され、装置本体100の外部側面に配設されている排紙トレイ57上にスタックされる。用紙の進路が切換爪55により用紙反転装置28へ取られた場合には、そこで反転されて再び転写位置へと搬送導入され、用紙の裏面に画像が転写記録される。裏面に画像が転写された用紙は、定着装置25で転写画像が定着された後、排出ローラ56を経て排紙トレイ57上に排出される。画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、画像形成部20による再度の画像形成に備える。
【0032】
一般的にレジストローラ49は接地されて使用されることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。例えば、導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。径φ18で、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加電圧はトナーを転写する側(表側)には−800V程度の電圧を印加し、用紙裏面側は+200V程度の電圧を印加する。中間転写方式は、一般的に紙粉が感光体ドラムにまで移動しづらいため、紙粉転写を考慮する必要が少なく、レジストローラ49は接地されていなくても良い。
【0033】
本形態では、印加電圧としてDCバイアスがレジストローラ49に印加されているが、印加電圧としては、用紙をより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
【0034】
このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって中間転写ベルト10から用紙への画像転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり、転写条件を変更する場合がある。
【0035】
本形態のような中間転写方式の複写機において、中間転写ベルト10の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率は、中間転写ベルト10の公差によってばらつくことがある。このばらつきにより、中間転写ベルト10の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では最適な転写率が得られないことがわかった。このように転写率が低いと、画像濃度の低下等の不具合が生じていまう。加えて、複数色のトナーを重ねて転写する場合、中間転写ベルト10上のトナー像が2色目以降の転写時に感光体ドラムに逆に転写してしまうことがある。この逆転写に関して、中間転写ベルト10の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では逆転写率が上昇することがあることがわかった。逆転写率が高いことによって、画像濃度が低下したり、色合いが変化する等の不具合が生じる。
【0036】
そこで、本形態では、上記の様な中間転写ベルト10の抵抗の公差ばらつきによる転写率低下、逆転写率上昇を抑制し、それらによって引き起こされる転写不良を防止できる構成を備えている。この具体的な構成と効果について説明する。(実施例1)
この例では、図2に示すように、図1に示した複写機に、適正な転写条件を複数段のテーブルより手動で選択して設定することができる転写条件設定手段としてのスイッチ60に設けて、中間転写ベルト10の電気抵抗値を予め測定して記載された表記を基に、設定者が適正な転写条件を設定することができるように構成されている。
中間転写ベルト10の電気抵抗値は、本実施例では中間転写ベルト10の裏面の表面抵抗率とする。測定は三菱化学製ハイレスタ−UP(MCP−HT450)と同社のURSプローブ(MCP−HTP14)によって予め行った。測定時の印加電圧は500Vである。その測定値に基づいた表記を、中間転写ベルト10の表面においてトナー像が載らない領域に予め記載した。表記方法は、中間転写ベルトの表面に記載する例に限定されるものではなく、中間転写ベルト10の裏面、中間転写ベルト10の梱包材、梱包材中に封入されたシートなどに記載してもよい。要するに中間転写ベルト10そのものや、それに関係や関連する部品や部材に、測定した中間転写ベルト10の電気抵抗値が記載や表記されていれば良い。本実施例では、この表記を、中間転写ベルト10の裏面の表面抵抗率を3段階で表現する1〜3の番号とし、設定者はこの番号を基に転写条件を設定する。
【0037】
スイッチ60は、抵抗情報の表記に基づいて設定者が手動で適正な転写条件の設定を行う際に操作するものである。このスイッチ60は、複写機に設けた制御手段61と配線により接続されている。制御手段61には記憶部62が配線により接続されている。この記憶部62には、中間転写ベルト10の裏面の表面抵抗率、設定される転写条件との対応関係が予め設定されている表1に示すテーブルが記憶されている。本実施例のテーブルは、選択する番号と、中間転写ベルト10の裏面の表面抵抗率、設定される転写条件とが対応して設定されている。本実施例において、スイッチ60は、裏面の表面抵抗率を3段階で表現した番号に対応する複数のスイッチ60A、60B、60Cから構成されており、設定者が表記されている中間転写ベルト10の表面抵抗率に対応する番号のスイッチを選択操作することで、対応する転写条件が複写機に設定される。制御手段61は、この条件を満たすように1次転写バイアスを各1次転写ローラに供給する。
【0038】
【表1】
Figure 2005017629
【0039】
ここで、公差ばらつきにより裏面の表面抵抗率が異なる3本の中間転写ベルトを中間転写ベルト10として用い、1次転写の転写率と逆転写率を調べた結果について説明する。これら3本の中間転写ベルト10をそれぞれNo1、No2、No3とした時の、各ベルトの電気抵抗の値を表2に示す。つまり、表1のテーブルより、ベルトNo1、No2、No3は、それぞれ設定番号1、2、3に対応する。
【0040】
【表2】
Figure 2005017629
【0041】
図3は中間転写ベルト10のNo1〜No3を用いて、転写電流値を変化させたときの転写率、図4は同じく逆転写率を調べた結果である。図中のIは転写条件の初期設定値、I、I、Iは前記の転写条件設定手段により1〜3の番号で設定された値を示している。
図3において、初期設定の転写条件Iでは、No1とNo3の中間転写ベルトではベルトNo2の転写率ηに対して、η’,η’’のように転写率が低下しているが、本発明により設定された転写条件I、IIでは転写率はほぼ最大となり、それぞれ適正な転写条件となっている。
【0042】
図4においては、初期設定の転写条件Iでは、No1の中間転写ベルトではベルトNo2の逆転写率ηrに対して、ηr’のように逆転写率が上昇しているが、本発明により設定された転写条件Iでは、逆転写率はηrに近づき、適正な転写条件となっている。
また、図1に示す複写機を用い、初期条件と、上記の方法で設定された条件において、No1〜No3の各ベルトを用いて画像形成を行い、転写性の評価を行った。評価結果を表3に示す。評価結果は、○:問題なし、△:許容する限界、×:許容できないとした。
【0043】
【表3】
Figure 2005017629
【0044】
転写条件を上記の方法によって設定することにより、転写性を向上することができた。また、実施例1では1次転写性に対しての有効性を説明したが、2次転写性についても同様な有効性が確認できた。
(実施例2)
本例では、図1に示す複写機に、中間転写ベルト10の電気抵抗値に依存する抵抗情報を読み取ることのできる読み取り手段と、読み取り手段で読み取った情報をもとに自動で設定を行う転写条件設定手段とを搭載し、設定者が抵抗情報を読み取り手段で読み取らせることで、適正な転写条件を設定することができるようにした。
中間転写ベルト10の電気抵抗値は、実施例1と同じくベルト裏面の表面抵抗率とし、測定方法も実施例1と同じとした。その測定値に基づいた表記は、例えば梱包材中に封入されたシートなどに予め記載した。読み取り手段としては、ここではスキャナ300を用いる。設定者はその抵抗情報が記載されたシートをスキャナ300によって読み込ませ、転写条件を設定する。すなわち、スキャナ300は、図5に示すように、表1に示すテーブルが記憶された記憶部62が配線により接続された制御手段63と配線により接続されている。制御手段63は、スキャナ300で読み込まれた抵抗情報に応じて予め設定されているテーブル内から抵抗情報に対応する転写条件を選択して設定するものであり、転写条件設定手段として機能する。そして、この条件を満たすように1次転写バイアスを各1次転写ローラに供給する。
【0045】
読み取り手段とその手法としては、抵抗情報を梱包材に例えばバーコードの形で記載し、図示しないバーコードリーダを読み取り手段として用いて読み込ませる方法や、中間転写ベルト10の裏面に抵抗情報をマーキングし、図示しない光センサを読み取り手段として用いて抵抗情報を読み込ませる方法等がある。この場合、バーコードリーダや光センサは、制御手段63と接続しておき、制御手段63でテーブルから自動的に転写条件を選択して設定するようにすればよい。
【0046】
この方法で、中間転写ベルト10のNo1〜No3を用いて、実施例1と同じ実験をしたところ、同じ結果が得られた。すなわち、転写条件を上記の方法によって設定することにより、転写性を向上することができた。
(実施例3)
本例では10種類のベルトを作成し、中間転写ベルト10とした。ベルトの経時変化を調べる方法として、ベルトの表面抵抗率を、所定の条件下で電圧印加と接地除電を所定の回数として1000回繰り返す抵抗測定方法を用いる。測定の結果、(1000回目測定値の対数)−(1回目測定値の対数)[log(Ω/□)]を抵抗変化量と呼ぶことにする。ただし、対数は常用対数とする。
本測定方法によって測定したところ、抵抗変化量が増加したものは、0.01ないし0.55[log(Ω/□)]の5種類であった。これらを値の小さい順にNo4〜No8とした。同様に、差が減少したものは0.1乃至0.56[log(Ω/□)]の5種類であった。これらも値(絶対値)の小さい順にNo9〜No13とした。
【0047】
電圧を繰り返し印加して中間転写ベルト10の表面抵抗率を測定する装置には、図6に示す繰り返し電圧印加表面抵抗率測定装置70を用いた。この装置は、サンプルとなる中間転写ベルトの片面にプローブ74を押し当て、電源75につながる電極71から所定の電圧v1〔V〕を印加し、電極72に流れる電流を電流計76によって測定することで表面抵抗率を算出する。測定装置は三菱化学製ハイレスタ−UP(MCP−HT450)高抵抗計を用い、プローブは同社のURSプローブ(MCP−HTP14)を用いた。電源75には、高圧電源Trek製COR−A−TROL(610C)、電流計76にはアドバンテスト製デジタルエレクトロメータTR8652を用いた。
【0048】
上記測定器では、電圧の印加時間t1(sec)を自由に設定することができ、電圧印加後、スイッチ73を切り替え、電極71を接地することで中間転写ベルトを除電できる。また、自由に設定した除電時間t2(sec)のあと自動で再びスイッチ73を元に戻して電圧印加を行うことができる。この電圧印加の繰り返し回数N1(回)も自由に設定することができる。繰り返し電圧を印加するという方法は、実際の電子写真装置における、中間転写ベルトが受ける電気的ハザードを想定するものである。これを絶えず連続的に印加してしまうと、例えば中間転写ベルトが積層構造である場合には、層の界面に電荷が蓄積されて、時間経過とともにその電荷が電流の流れを妨げて、電流を流して電気的ハザードを与えるという目的からすれば、非効率的となってしまう。
【0049】
次に、中間転写ベルト10のバイアス印加面の表面抵抗率変化量と、転写性との関係について調べた結果について説明する。表4は、図1に示す複写機を用い、表面抵抗率変化量が増加傾向で程度の異なる5つの中間転写ベルト10のNo4〜8を用いて画像形成を連続で行い、10万枚目に得られた画像上での転写性ランクを数値評価した結果である。
【0050】
【表4】
Figure 2005017629
【0051】
図7は、電圧印加表面抵抗率測定装置70による測定結果を示すグラフである。図7において、縦軸は表面抵抗率を、横軸は測定回数をそれぞれ示す。すなわち、図7は、用いた5つの中間転写ベルト10のNo4〜8の表面抵抗率変化量を、図6の繰り返し電圧印加表面抵抗率測定装置70によって測り、測定結果をグラフ化したものである。このとき、所定条件(所定条件1)として、印加電圧v1は200V、印加時間t1は60秒、除電時間t2は10秒、繰り返し回数N1は1000回とした。転写性ランクの評価は、転写レベルで1〜5の5段階とした。転写性ランクと画質との関係を見ると、ランク5は品質に問題ないが、ランク4は画像品質の許容限界であった。
表4の結果より、抵抗変化量が0.50までは許容する限界にとどまっているが、0.55となったNo8の中間転写ベルト10を用いた場合、転写ムラと画像濃度が許容できない状態であった。これより、図6の繰り返し電圧印加表面抵抗率測定装置70を用いて、抵抗変化量が0.5[log(Ω/□)]以下である中間転写ベルト10を用いた場合に、転写ムラと画像濃度を許容範囲内に収めることができることがわかる。
【0052】
表5は、図1に示す複写機を用い、表面抵抗率変化量が減少傾向で程度の異なる5つの中間転写ベルト10のNo9〜13を用いて画像形成を連続で行い、10万枚目に得られた画像上での転写性ランクを数値評価した結果である。ただし、抵抗変化量は絶対値で示してある。
【0053】
【表5】
Figure 2005017629
【0054】
図8は、電圧印加表面抵抗率測定装置による測定結果を示すグラフである。図8において、縦軸は表面抵抗率を、横軸は測定回数をそれぞれ示す。すなわち、図8は、用いた5つの中間転写ベルト10のNo9〜13の表面抵抗率変化量を、図6の繰り返し電圧印加表面抵抗率測定装置70によって測り、測定結果をグラフ化したものである。
表5の結果より、抵抗変化量が0.49までは許容する限界にとどまっているが、0.56となったNo13の中間転写ベルトを用いた場合、転写ムラと画像濃度が許容できない状態であった。これより、図4の繰り返し電圧印加表面抵抗率測定装置を用いて、抵抗変化量が0.49[log(Ω/□)]以下である中間転写ベルト10を用いた場合に、転写ムラと画像濃度を許容範囲内に収めることができることがわかる。図7と図8は抵抗変化の傾向が正負逆であるが、その絶対値をとった表4と表5では、非常に傾向が似ている。
【0055】
図9は表4と表5のデータを1つのグラフに纏めた図である。図9において、縦軸は転写性ランクを、横軸は表面抵抗率変化量をそれぞれ示す。このグラフから明らかなように、両グラフは誤差程度の違いしかない。したがって、表面抵抗率の経時の変化量が増加傾向であっても減少傾向であっても、対数の差の絶対値が0.5以下であれば、転写性ランクがほぼ4以上となり、許容限界以上の画質が得られる。ちなみに、対数の差の絶対値が0.5ということは、1回目と1000回目の抵抗値の比が約3.16倍、もしくは3.16分の1倍になることを意味する。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。実施例4では、図10に示すように、1次転写手段を定電流制御する電流制御手段80を有し、その手段によって1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKに一定の電流を印加できるようにした。前記でカラー複写機における逆転写の問題を記述したが、逆転写はおもに中間転写ベルト10上に転写されたトナーが、以降の転写時の感光体非画像領域に再転写することで生じる。この装置におけるトナーは負極性であるが、逆転写するトナーは転写電界の影響で正帯電してしまったものか、負であっても電荷量の小さいものである。一般に感光体の非画像領域は画像領域よりも負に電位が高く、逆転写するようなトナーは特に感光体非画像領域に逆転写し易いものである。
【0056】
1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKを定電圧制御する場合には、1次転写の際、非画像領域であっても画像領域と同じ値の電圧が印加される。それに対して、1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKを定電流制御する場合、非画像領域では、トナー層の抵抗の影響を受けない分、画像領域よりも印加される電圧は低くなる。印加電圧が高くなると逆転写率が上昇することがわかっており、逆転写に関しては定電流制御が有利である。
つまり、1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKを定電流制御することによって、逆転写を抑えることができ、それに伴う画像不良を防ぐことができる。
(実施例5)
次に、実施例5について説明する。実施例5では、図11に示すように、1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKを定電圧制御する電圧制御手段81を有し、電圧制御手段81によって1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKに一定の電圧を印加できるようにした。
1次転写時に印加される電圧が、トナー像の面積やトナー層の厚さによって影響を受ける場合、画像面積が小さい時と大きい時、あるいは単色像と色重ね像では転写性が異なり、転写不足や転写過多が生じることがある。それとは別に、中間転写ベルトの抵抗が経時で変わってしまう場合でも、1次転写手段が定電流制御である場合には、抵抗が高くなるときには転写電圧が不足し、抵抗が低くなる場合には転写電圧が過多となり、転写性の変化や、転写ムラが発生することがある。
【0057】
このような1次転写ローラ62Y、62C、62M、62BKを定電圧制御する装置を用いることによって、トナー像の面積及びトナー層の厚さによって転写性が変わることがなくなり、転写不足や転写過多での画像の乱れを防止できる。
【0058】
上記説明では、電流制御手段80や電圧制御手段81をそれぞれ単独で説明したが、これら電流制御手段80や電圧制御手段81を制御手段61、63及び図示しない高圧電源と接続することで、図1に示す複写機に適用することができる。実施の形態及び実施例は、何れも図1に示す中間転写方式の複写機の中間転写ベルト10を対象としているが、図12に示す直接転写方式の画像形成装置に適用しても無論構わない。
【0059】
図12に示す画像形成装置は、電子写真方式のフルカラーのプリンタの一形態である。このプリンタは、箱状の装置本体500内に、像担持体となる複数の感光体ドラム504Y,504M,504C,504BKを備えた感光体ユニット502Y,502M,502C,502BKと、感光体ドラム504Y,504M,504C,504BKと対向配置され、転写材としての用紙Pを搬送する転写搬送体としての転写搬送ベルト503を有する転写ユニット560と、転写搬送ベルト503によって搬送される用紙Pに感光体ドラム504Y,504M,504C,504BK上のトナー像を転写する転写手段としての転写ローラ501Y,501M,501C,501BKが設けられている。
【0060】
転写搬送ベルト503は、その1つに回転駆動力が伝達される複数のローラに架け渡されて矢印Aで示す方向に回転駆動可能に設けられている。転写搬送ベルト3は、各感光体ドラムの表面に圧接するように配設されている。各感光体ドラムとの対向側には、現像装置505Y,505M,505C,505BKがそれぞれ配置されている。各現像装置は、複数色、例えばイエロー(以下Yという)、マゼンタ(以下Mという)、シアン(以下Cという)、ブラック(以下Kという)の各トナーとキャリアとを有する2成分現像剤を、それぞれ感光体ドラム504Y,504M,504C,504BK上に形成される静電潜像に供給して各静電潜像を現像するものである。
【0061】
感光体ユニット502Y,502M,502C,502Kの上方には露光手段としての書き込み装置506が配置され、感光体ユニット2Y,2M,2C,2Kの下方には両面ユニット507が配置されている。両面ユニット7の下方には、サイズの異なる転写材Pが収納可能な給紙カセット513,514が配設されている。装置本体500の左方には反転ユニット508が配置され、装置本体1の右側には手差しトレイ515が矢印B方向に開閉可能に設けられている。転写搬送ベルト503と反転ユニット508との間には定着装置509が配置されている。定着装置9の転写材搬送方向下流側には反転搬送路510が分岐して形成され、シート状の転写材Pを反転搬送路10に配置された排紙ローラ511によって装置上部に設けられた排紙トレイ512に案内している。
【0062】
各感光体ユニットは、各感光体ドラム上にY,M,C,BK各色に対応するのトナー像を形成するためのユニットである。各感光体ユニットには、各感光体ドラムの表面を均一に帯電する図示しない帯電装置、感光体ドラムの表面をブラシローラおよびクリーニングブレードでクリーニングするクリーニング装置とが設けられている。各感光体ユニットおよび各帯電装置は、装置本体1に配置される場所を除いては同一構成となっている。
【0063】
書き込み装置506は、図示しないレーザ光源としてのレーザダイオードからのY画像データで変調されたY用レーザ光、M画像データにより変調されたM用レーザ光、C画像データにより変調されたC用レーザ光、BK画像データにより変調されたBK用レーザ光とを、図示しないレンズ、ミラーを介して各感光体ドラムに照射して、ドラム表面に静電潜像を形成する。
【0064】
両面ユニット507は、用紙Pの両面に画像を形成する両面画像形成モード時に、片面に画像が形成されてから反転ユニット508の反転搬送路544に搬送されてスイッチバック搬送されることで表裏が反転される用紙Pを受け入れ、これを各感光体ドラムと転写搬送ベルト503との間に形成される転写部へと再搬送する。
【0065】
反転ユニット508は、複数の搬送ローラと、複数の搬送ガイド板とからなり、両面画像形成モード時に片面画像形成後の転写材を、その表裏を反転させて両面ユニット507へ送り出す機能や、画像形成後の転写材をそのままの向きで機外へ排出する機能、画像形成後の転写材を、その表裏を反転させて機外へ排出する機能を備えている。給紙カセット513,514が配置されている給紙部には、給紙カセット13,14上の用紙Pを1枚ずつに分離して給紙する分離給紙部545,546が設けられている。
【0066】
本形態では、図示しない操作部により画像形成が指示されると、各感光体ドラムが図示しない駆動源により回転駆動されて時計回り方向に回転する。そして各帯電装置は、図示しない電源から帯電バイアスが印加されて各感光体ドラムをそれぞれ一様に帯電させる。一様に帯電された各感光体ドラムは、書き込み装置506にて、Y,M,C,K各色の画像データで変調されたレーザ光により露光されて、各表面に静電潜像が形成される。これら感光体ドラム上の静電潜像は、ドラムの回転と、各現像装置が有する図示しない現像スリーブが図示しない駆動源で回転駆動されることにより現像されてY,M,C,K各色のトナー像となる。
【0067】
給紙カセット513,514のうち、選択された方の給紙カセットからは、1枚の用紙Pが分離されて、感光体ユニット502Yよりも給紙部側に配設されたレジストローラ551へ給紙される。本形態では、装置本体500の右方側部に手差しトレイ515が配置され、この手差しトレイ515からも用紙がレジストローラ551へ給紙可能とされている。レジストローラ551は、各用紙を各感光体ドラムのトナー像とその先端が一致するタイミングで転写搬送ベルト503上へ送り出す。送り出された用紙Pは、転写搬送ベルト503を巻き掛けている紙吸着ローラ52によって帯電される転写搬送ベルト3に静電的に吸着されて各転写部へと搬送される。
【0068】
搬送された用紙Pには、各転写部を順に通過する際に、図示しない電源から転写バイアスが供給された転写ローラ501Y,501M,501C,501BKを受けることで、各感光体ドラム上のY,M,C,K各色のトナー像が順次に重ね合わせて転写され、4色重ね合わせのフルカラートナー像が形成される。フルカラートナー像が形成された用紙Pは、定着装置509によりフルカラートナー像が定着され、その後は指定されたモードに応じた排紙路を通って排紙トレイ512に反転排出される場合や、定着装置509から直進して反転ユニット508内を通ってストレートに排紙される。
【0069】
本形態のような直接転写方式のプリタンにおいて、転写搬送ベルト503の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率は、転写搬送ベルト503の公差によってばらつくことがある。このばらつきにより、転写搬送ベルト503の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では最適な転写率が得られないことがわかった。このように転写率が低いと、画像濃度の低下等の不具合が生じていまう。加えて、複数色のトナーを重ねて転写する場合、転写搬送ベルト503上のトナー像が2色目以降の転写時に感光体ドラムに逆に転写してしまうことがある。この逆転写に関して、転写搬送ベルト503の電気抵抗値、特に裏面の表面抵抗率が狙いの値から外れていると、狙いの抵抗値における電気的条件では逆転写率が上昇することがあることがわかった。逆転写率が高いことによって、画像濃度が低下したり、色合いが変化する等の不具合が生じる。
【0070】
よって、上記実施例1〜5で中間転写ベルト10に行った内容を、転写搬送ベルト503に対して行ったところ、実施例1〜5で示す効果を達成することができた。なお、本形態では、スキャナ300を備えていないので、バーコードリーダを読み取り手段として用いてベルトの抵抗情報を読み込ませる方法や、転写搬送ベルト503の裏面に抵抗情報をマーキングし、図示しない光センサを読み取り手段として用いて抵抗情報を読み込ませればよい。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値に依存する情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定することにより、電気抵抗値に公差ばらつきがあっても、適正な転写条件を設定でき、画像の劣化を防ぐことができる。また、中間転写体や転写搬送ベルトの電気抵抗値の公差に対しての余裕度が上がり、コストを抑えることができる。
本発明によれば、中間転写体や転写搬送体或いは中間転写体や転写搬送体に付属する部材に中間転写体や転写搬送体の電気抵抗値に依存する情報を表記することにより、設定者は間違いなく情報を知ることができ、転写条件を確実に設定することができる。
本発明によれば、転写条件の設定を手動で行うことにより、特別な装置を必要とすることなく、簡単に適正な転写条件を設定することができるので、汎用性が広く、コストも抑えられる。
本発明によれば、転写条件の設定を、読み取り手段で読み取った情報をもとに自動で設定を行うことにより、設定を確実かつ比較的簡単に適正な転写条件を設定することができる。
本発明によれば、適正な転写条件は、中間転写体や転写搬送体の表面抵抗率に大きく依存するため、中間転写体や転写搬送体の表面抵抗率に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定することにより、より確実に適正な転写条件を設定でき、より確実に画像の劣化を防ぐことができる。
本発明によれば、繰り返し電圧を印加する抵抗測定方法で、表面抵抗変化の少ない中間転写体や転写搬送体を選択することにより、経時での、中間転写体や転写搬送体の表面抵抗変化を防止でき、表面抵抗変化が生じることに起因する画像劣化を防止できる。
本発明によれば、電流制御手段によって1次転写手段や転写手段を制御することにより、最初に設定した適正な転写条件で常に転写を行うことができる。また、1次転写手段や転写手段を定電流制御する場合に、中間転写体や転写搬送体の表面抵抗率に依存する情報に応じて、適正な転写条件を設定することや、繰り返し電圧を印加する抵抗測定方法で、表面抵抗変化の少ない中間転写体や転写搬送体を選ぶことにより、中間転写体や転写搬送体の表面抵抗が安定し、画像劣化を防止することができる。1次転写手段や転写手段を定電流制御することにより、非画像領域で余分な転写バイアスが印加されることがなく、色重ねしたときに中間転写体から像担持体への再転写を防ぐことができ、画像の劣化を防止できる。
本発明によれば、電圧制御手段によって1次転写手段や転写手段を制御することにより、最初に設定した適正な転写条件で常に転写を行うことができる。1次転写手段や転写手段を定電圧制御することによって、常に一定の転写電界が得られるため、トナー像の面積及び高さによって転写性が変わることがなくなり、転写不足や転写過多での画像の乱れを防止できる。
本発明によれば、画像形成装置が直接転写方式であることにより、転写回数が1回であるため転写での画像劣化を抑えることができ、かつ中間転写体を持たないため装置を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用しうる中間転写方式の画像形成装置の一例を示す図である。
【図2】転写条件設定手段の一形態であるスイッチの構成とテーブルの関係を示すブロック図である。
【図3】表面抵抗率の異なるベルトの転写率測定結果を示すグラフである。
【図4】表面抵抗率の異なるベルトの逆転写率測定結果を示すグラフである。
【図5】転写条件設定手段となる制御手段とテーブルの関係を示すブロック図である。
【図6】電圧印加表面抵抗率測定装置の概要図である。
【図7】電圧印加表面抵抗率測定装置による測定結果を示すグラフである。
【図8】電圧印加表面抵抗率測定装置による測定結果を示すグラフである。
【図9】表1と表2のデータを1つのグラフに纏めた図である。
【図10】定電流制御手段と1次転写手段との関係を示すブロック図である。
【図11】定電圧制御手段と1次転写手段との関係を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用しうる直接転写方式の画像形成装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 中間転写体
22 2次転写手段
40Y、40C、40M、40BK 像担持体
60 スイッチ(転写条件設定手段)
62Y,62C,62M,62BK 1次転写手段
63 制御手段(転写条件設定手段)
80 電流制御手段
81 電圧制御手段
300 読み取り手段
501Y,501M,501C,501BK 転写手段
503 転写搬送体
504Y,504M,504C,504BK 像担持体

Claims (18)

  1. 像担持体と、前記像担持体上のトナー像が転写される中間転写体と、前記像担持体上のトナー像を中間転写体の転写面に転写する1次転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を転写材に転写する2次転写手段とを備える、中間転写方式の画像形成装置において、
    前記中間転写体の電気抵抗値に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定する転写条件設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記抵抗情報が、前記中間転写体或いは前記中間転写体に付属する部材に表記されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記転写条件設定手段は、前記抵抗情報の表記に基づいて設定者が手動で適正な転写条件の設定を行うスイッチであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記抵抗情報の表記を読み取るための読み取り手段を有し、
    前記転写条件設定手段は、前記読み取り手段で読み取った情報に基づき適正な転写条を自動設定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写条件設定手段は、前記中間転写体の表面抵抗率に依存する抵抗情報に応じて適正な転写条件を設定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記中間転写体として、前記中間転写体の表面抵抗率を、電圧印加と接地除電を所定回数繰り返す抵抗測定方法によって所定の条件で測定したとき、1回目と最終回目の測定値の対数の差の絶対値が、0.5[log(Ω/□)]以下であるものを用いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体と前記1次転写手段は複数組あり、前記複数の像担持体上のトナー像をそれぞれ対応する前記1次転写手段によって前記中間転写体に順次転写することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記1次転写手段を定電流制御する電流制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記1次転写手段を定電圧制御する電圧制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 像担持体と、前記像担持体と対向配置され、転写材を搬送する転写搬送体と、前記転写搬送体によって搬送される転写材に前記像担持体上のトナー像を転写する転写手段とを備える、直接転写方式の画像形成装置において、
    前記転写搬送体の電気抵抗値に依存する抵抗情報に応じて、適正な転写条件を複数段のテーブルより選択して設定する転写条件設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10の画像形成装置において、
    前記抵抗情報が、前記転写搬送体或いは前記転写搬送体に付属する部材に表記されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10または11の画像形成装置において、
    前記転写条件設定手段は、前記抵抗情報の表記に基づいて設定者が手動で適正な転写条件の設定を行うスイッチであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項10または11の画像形成装置において、
    前記抵抗情報の表記を読み取るための読み取り手段を有し、
    前記転写条件設定手段は、前記読み取り手段で読み取った情報に基づき適正な転写条を自動設定することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項10乃至13の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写条件設定手段は、前記転写搬送ベルトの表面抵抗率に依存する抵抗情報に応じて適正な転写条を設定することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項10乃至14の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写搬送体として、前記転写搬送体の表面抵抗率を、電圧印加と接地除電を所定回数繰り返す抵抗測定方法によって所定の条件で測定したとき、1回目と最終回目の測定値の対数の差の絶対値が、0.5[log(Ω/□)]以下であるものを用いることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項10乃至15の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記像担持体と前記転写手段は複数組あり、前記複数の像担持体上のトナー像をそれぞれ対応する前記転写手段によって前記転写材に順次転写することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項10乃至16の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写手段を定電流制御する電流制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項10乃至16の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記転写手段を定電圧制御する電圧制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007163639A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Shin Etsu Polymer Co Ltd 無端ベルトとその製造方法、およびこれを備えた電子写真装置
JP2008241906A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用無端ベルト
KR100961010B1 (ko) 2008-02-08 2010-06-01 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치
JP2018103400A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 マックス株式会社 製本装置

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