JP2005017217A - 電源負荷試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする負荷試験装置を提供することを課題とする。
【解決手段】被評価ACアダプタと被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17とを接続する回路に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1を介在させ、その端子電圧を制御して、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させることで、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】被評価ACアダプタと被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17とを接続する回路に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1を介在させ、その端子電圧を制御して、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させることで、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源装置、特に省電力ACアダプタの評価を行う際に適用して好適な電源負荷試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年小型パーソナルコンピュータには、外部動作用電源として、ACアダプタが多く使用されている。この種、電源装置に対して、電源の起動時に於ける負荷特性試験については従来より広く行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年、小型パーソナルコンピュータのACアダプタには、無負荷待機時の消費電力を抑えた省電力制御を採用している所謂省電力型ACアダプタが多く適用されるようになってきた。この種の省電力ACアダプタは、無負荷時からその定格負荷範囲に於いて、出力電流に応じ、異なる動作モードにより制御されることが多い(例えばスイッチング制御パルスのパターン変化等)ため、当該省電力ACアダプタの動作を検証する際、出力電流変化と動作モード遷移に関して、検証を実施している。この際、電子負荷装置を用いて、その負荷電流増加率を設定し、負荷投入時の被評価ACアダプタの出力電流増加率を設定することによりその検証を実施していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−90406号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子負荷装置による負荷投入試験では、特に無負荷から軽負荷状態へ変化させた場合の負荷電流の微小変化区間での負荷電流増加率を必要な範囲に於いて任意に設定することが難しく、従って十分な評価が困難であった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする負荷試験装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、省電力ACアダプタ等を評価の対象とした簡易型の負荷試験装置であって、被評価ACアダプタと負荷抵抗とを接続する回路上に電流制御素子を挿入し、その端子電圧を制御することで、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させる構成として、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能にしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0009】
図1は本発明の実施形態に於ける負荷試験装置の構成を示す回路図であり、図2(a)乃至(e)は図1に示す負荷試験装置の各部の動作波形を示す図である。
【0010】
図1に於いて、1は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET、2は負荷投入時定数設定用コンデンサ、3は同じく負荷投入時定数設定用抵抗、4〜11は位相補償・ゲイン設定設定抵抗およびコンデンサ、12,13は検出電圧分圧抵抗、14は誤差増幅器、15は負荷投入開始用スイッチ、16は被評価ACアダプタ出力接続端子、17は被評価ACアダプタ出力負荷抵抗、18はゲート駆動用バッファ回路である。
【0011】
正電源電圧(+VDD)は、被評価ACアダプタ出力電圧と等しいか、それを下回らない近い電圧とする。誤差増幅器用負電源電圧(−VSS)はグランド電位GNDよりも低い電圧とする。
【0012】
上記図1に示す負荷試験装置の動作を図2(a)乃至(e)に示す信号波形図参照して説明する。
【0013】
負荷投入開始用スイッチ15がオン状態にあるとき、負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は、図2(a)に示すように、正電源電圧(+VDD)と等しい。
【0014】
この負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)として誤差増幅器14に入力される。
【0015】
一方、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)は、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)を検出電圧分圧抵抗12,13により分圧した値であり、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)は正電源電圧(+VDD)に等しいため、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係は、[V−>V+]の状態であり、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)は0Vの状態となる。
【0016】
よって誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係が[V−>V+]の状態に維持されることにより、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1はスイッチオフ状態を維持するため、負荷電流(Io)は流れず、被評価ACアダプタ出力は無負荷状態に等しい。
【0017】
次に、負荷投入開始用スイッチ15をオフすると、負荷投入時定数設定用コンデンサ2の端子電圧(VC)は、図2(b)に示すように上昇する。一方、負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は、正電源電圧(+VDD)より低下してゆくため、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)は、正電源電圧(+VDD)から低下してゆく。
【0018】
その後、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)が誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を下回ると、誤差増幅器14はゲート駆動用バッファ回路18を介して被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を上昇させ、図2(e)に示すように、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース間に負荷電流(Io)を流し始める。この際の負荷電流(Io)は、被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17に供給されるため、被評価ACアダプタは負荷投入開始状態となる。
【0019】
この状態から、負荷電流(Io)が増加すると、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)は逆に低下するため、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係は[V+<V−]となるが、この瞬間、誤差増幅器14は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を下げるため、負荷電流(Io)が減少し、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を上昇させる方向となる。
【0020】
この状態から、負荷電流(Io)が更に減少すると、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)とその反転入力端子電圧(V−)の大小関係が逆になり、その瞬間、誤差増幅器14は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を上げて、負荷電流(Io)を増加させ、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を下げる方向に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1を制御する。
【0021】
このように、負荷投入開始用スイッチ15をオフして、負荷投入を開始すると、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係が[V+>V−]となった瞬間から、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)はその反転入力端子電圧(V−)の変化に追従して制御されるため、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)は負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)の変化に追従するように制御され低下する。したがって負荷電流(Io)を負荷投入時定数設定用コンデンサ2の端子電圧(VC)の波形に相似した波形にて上昇させることとなる。よって負荷投入開始用スイッチ15をオン状態とすると、無負荷状態を維持し、オフすると、負荷投入が開始される。
【0022】
上記したように本発明の実施形態に於いては、被評価ACアダプタと被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17の接続回路に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1電流制御素子を介在させ、その端子電圧を制御して、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させることで、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする。これにより、負荷投入時定数設定用コンデンサ2、および負荷投入時定数設定用抵抗3を個々に交換可能にすることで、任意に設定可能な時定数によって、負荷投入直後の被評価ACアダプタ出力電流が流れ始めた瞬間からの電流増加率を設定することが可能である。これにより、被評価ACアダプタ出力について、無負荷状態から流れ始める電流増加率を決定することができ、負荷投入時に関する評価試験を容易かつ高い精度で行うことができる。更に上記実施形態に於いて、制御回路をアナログ能動素子および受動素子により構成することにより、分解能を生じることなく、高速かつ連続的に電流制御を実施することができる。また電流制御素子にFET1を用いる構成としたことにより、低オン抵抗FETを採用することが可能となり、その飽和損失を抑えることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする負荷試験装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける負荷試験装置の構成を示す回路図。
【図2】上記実施形態に於ける各部の動作波形を示す図。
【符号の説明】
1…被評価ACアダプタ出力電流制御用FET、2…負荷投入時定数設定用コンデンサ、3…同じく負荷投入時定数設定用抵抗、4〜11…位相補償・ゲイン設定設定抵抗およびコンデンサ、12,13…検出電圧分圧抵抗、14…誤差増幅器、15…負荷投入開始用スイッチ、16…被評価ACアダプタ出力接続端子、17…被評価ACアダプタ出力負荷抵抗、18…ゲート駆動用バッファ回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源装置、特に省電力ACアダプタの評価を行う際に適用して好適な電源負荷試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年小型パーソナルコンピュータには、外部動作用電源として、ACアダプタが多く使用されている。この種、電源装置に対して、電源の起動時に於ける負荷特性試験については従来より広く行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年、小型パーソナルコンピュータのACアダプタには、無負荷待機時の消費電力を抑えた省電力制御を採用している所謂省電力型ACアダプタが多く適用されるようになってきた。この種の省電力ACアダプタは、無負荷時からその定格負荷範囲に於いて、出力電流に応じ、異なる動作モードにより制御されることが多い(例えばスイッチング制御パルスのパターン変化等)ため、当該省電力ACアダプタの動作を検証する際、出力電流変化と動作モード遷移に関して、検証を実施している。この際、電子負荷装置を用いて、その負荷電流増加率を設定し、負荷投入時の被評価ACアダプタの出力電流増加率を設定することによりその検証を実施していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−90406号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子負荷装置による負荷投入試験では、特に無負荷から軽負荷状態へ変化させた場合の負荷電流の微小変化区間での負荷電流増加率を必要な範囲に於いて任意に設定することが難しく、従って十分な評価が困難であった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする負荷試験装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、省電力ACアダプタ等を評価の対象とした簡易型の負荷試験装置であって、被評価ACアダプタと負荷抵抗とを接続する回路上に電流制御素子を挿入し、その端子電圧を制御することで、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させる構成として、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能にしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0009】
図1は本発明の実施形態に於ける負荷試験装置の構成を示す回路図であり、図2(a)乃至(e)は図1に示す負荷試験装置の各部の動作波形を示す図である。
【0010】
図1に於いて、1は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET、2は負荷投入時定数設定用コンデンサ、3は同じく負荷投入時定数設定用抵抗、4〜11は位相補償・ゲイン設定設定抵抗およびコンデンサ、12,13は検出電圧分圧抵抗、14は誤差増幅器、15は負荷投入開始用スイッチ、16は被評価ACアダプタ出力接続端子、17は被評価ACアダプタ出力負荷抵抗、18はゲート駆動用バッファ回路である。
【0011】
正電源電圧(+VDD)は、被評価ACアダプタ出力電圧と等しいか、それを下回らない近い電圧とする。誤差増幅器用負電源電圧(−VSS)はグランド電位GNDよりも低い電圧とする。
【0012】
上記図1に示す負荷試験装置の動作を図2(a)乃至(e)に示す信号波形図参照して説明する。
【0013】
負荷投入開始用スイッチ15がオン状態にあるとき、負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は、図2(a)に示すように、正電源電圧(+VDD)と等しい。
【0014】
この負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)として誤差増幅器14に入力される。
【0015】
一方、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)は、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)を検出電圧分圧抵抗12,13により分圧した値であり、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)は正電源電圧(+VDD)に等しいため、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係は、[V−>V+]の状態であり、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)は0Vの状態となる。
【0016】
よって誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係が[V−>V+]の状態に維持されることにより、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1はスイッチオフ状態を維持するため、負荷電流(Io)は流れず、被評価ACアダプタ出力は無負荷状態に等しい。
【0017】
次に、負荷投入開始用スイッチ15をオフすると、負荷投入時定数設定用コンデンサ2の端子電圧(VC)は、図2(b)に示すように上昇する。一方、負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)は、正電源電圧(+VDD)より低下してゆくため、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)は、正電源電圧(+VDD)から低下してゆく。
【0018】
その後、誤差増幅器14の反転入力端子電圧(V−)が誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を下回ると、誤差増幅器14はゲート駆動用バッファ回路18を介して被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を上昇させ、図2(e)に示すように、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース間に負荷電流(Io)を流し始める。この際の負荷電流(Io)は、被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17に供給されるため、被評価ACアダプタは負荷投入開始状態となる。
【0019】
この状態から、負荷電流(Io)が増加すると、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)は逆に低下するため、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係は[V+<V−]となるが、この瞬間、誤差増幅器14は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を下げるため、負荷電流(Io)が減少し、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を上昇させる方向となる。
【0020】
この状態から、負荷電流(Io)が更に減少すると、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)とその反転入力端子電圧(V−)の大小関係が逆になり、その瞬間、誤差増幅器14は被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のゲート電圧(Vg)を上げて、負荷電流(Io)を増加させ、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)を下げる方向に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1を制御する。
【0021】
このように、負荷投入開始用スイッチ15をオフして、負荷投入を開始すると、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)と反転入力端子電圧(V−)の関係が[V+>V−]となった瞬間から、誤差増幅器14の非反転入力端子電圧(V+)はその反転入力端子電圧(V−)の変化に追従して制御されるため、被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1のドレイン−ソース電圧(Vds)は負荷投入時定数設定用抵抗3の端子電圧(VR)の変化に追従するように制御され低下する。したがって負荷電流(Io)を負荷投入時定数設定用コンデンサ2の端子電圧(VC)の波形に相似した波形にて上昇させることとなる。よって負荷投入開始用スイッチ15をオン状態とすると、無負荷状態を維持し、オフすると、負荷投入が開始される。
【0022】
上記したように本発明の実施形態に於いては、被評価ACアダプタと被評価ACアダプタ出力負荷抵抗17の接続回路に被評価ACアダプタ出力電流制御用FET1電流制御素子を介在させ、その端子電圧を制御して、被評価ACアダプタ出力電流を間接的に制御させることで、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする。これにより、負荷投入時定数設定用コンデンサ2、および負荷投入時定数設定用抵抗3を個々に交換可能にすることで、任意に設定可能な時定数によって、負荷投入直後の被評価ACアダプタ出力電流が流れ始めた瞬間からの電流増加率を設定することが可能である。これにより、被評価ACアダプタ出力について、無負荷状態から流れ始める電流増加率を決定することができ、負荷投入時に関する評価試験を容易かつ高い精度で行うことができる。更に上記実施形態に於いて、制御回路をアナログ能動素子および受動素子により構成することにより、分解能を生じることなく、高速かつ連続的に電流制御を実施することができる。また電流制御素子にFET1を用いる構成としたことにより、低オン抵抗FETを採用することが可能となり、その飽和損失を抑えることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、負荷電流の微小変化区間に於いても電流増加率を必要かつ十分に設定可能とする負荷試験装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける負荷試験装置の構成を示す回路図。
【図2】上記実施形態に於ける各部の動作波形を示す図。
【符号の説明】
1…被評価ACアダプタ出力電流制御用FET、2…負荷投入時定数設定用コンデンサ、3…同じく負荷投入時定数設定用抵抗、4〜11…位相補償・ゲイン設定設定抵抗およびコンデンサ、12,13…検出電圧分圧抵抗、14…誤差増幅器、15…負荷投入開始用スイッチ、16…被評価ACアダプタ出力接続端子、17…被評価ACアダプタ出力負荷抵抗、18…ゲート駆動用バッファ回路。
Claims (5)
- 被電源アダプタの負荷となる負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に接続され、前記被電源アダプタから前記負荷抵抗に流れる電流値を制御する電流制御素子と、
前記電流制御素子の端子間電圧と、設定された変化率に従う信号とに従い前記電流制御素子を制御する制御回路と
を具備したことを特徴とする電源負荷試験装置。 - 前記制御回路はアナログ能動素子および受動素子により構成される請求項1記載の電源負荷試験装置。
- 前記電流制御素子はFETにより構成される請求項1または2記載の電源負荷試験装置。
- 前記変化率に従う信号は、CR時定数回路により設定される請求項1または2または記載の電源負荷試験装置。
- 前記CR時定数回路を構成する負荷投入時定数設定用コンデンサと、負荷投入時定数設定用抵抗は、それぞれ個別に交換可能に設けられる請求項4記載の電源負荷試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003185275A JP2005017217A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電源負荷試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003185275A JP2005017217A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電源負荷試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005017217A true JP2005017217A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34184795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003185275A Pending JP2005017217A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電源負荷試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005017217A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108109568A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-06-01 | 京东方科技集团股份有限公司 | 供电调节电路及方法、测试系统 |
US11154451B2 (en) | 2005-06-08 | 2021-10-26 | Swelling Solutions, Inc. | Compression device for the foot |
-
2003
- 2003-06-27 JP JP2003185275A patent/JP2005017217A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11154451B2 (en) | 2005-06-08 | 2021-10-26 | Swelling Solutions, Inc. | Compression device for the foot |
CN108109568A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-06-01 | 京东方科技集团股份有限公司 | 供电调节电路及方法、测试系统 |
US10796615B2 (en) | 2018-01-10 | 2020-10-06 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Circuit and method for regulating power supplying, and test system |
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