JP2005017034A - 電波送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運用の際に得られた最新の電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できるようにする電波送受信装置を得る。
【解決手段】電波発信源から発信される電波を受信する電波受信部140と、電波発信源毎の電波諸元情報を記憶する識別テーブル120と、電波発信源から発信される電波の電波諸元の変更を検知し、変更後の電波諸元情報を識別テーブル120に反映する識別情報設定部112と、受信した電波の電波諸元を解析し、識別テーブル120に記憶された電波諸元情報と照合することにより、受信した電波の電波発信源を特定する電波諸元解析部111とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】電波発信源から発信される電波を受信する電波受信部140と、電波発信源毎の電波諸元情報を記憶する識別テーブル120と、電波発信源から発信される電波の電波諸元の変更を検知し、変更後の電波諸元情報を識別テーブル120に反映する識別情報設定部112と、受信した電波の電波諸元を解析し、識別テーブル120に記憶された電波諸元情報と照合することにより、受信した電波の電波発信源を特定する電波諸元解析部111とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電波諸元値に基づいて電波発信源を識別する電波送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーダ装置等が発信する電波を解析することにより発信源を探知する電波送受信装置において、電波の発信源を特定するためにその電波の諸元値が用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された従来のレーダ識別装置においては、電波発信源を特徴付ける複数の電波諸元の値を電波発信源毎に記憶した識別テーブルに記憶された諸元値と、受信した電波の諸元値とを照合し、照合結果に基づいて評価値を算出し、その評価値に基づいて受信電波の発信源を特定している。
【0004】
【特許文献1】
特許第3204075号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電波送受信装置において、電波発信源を特定するのに用いられる電波諸元の情報は、例えば、上記の特許文献1に開示されたレーダ識別装置で使用される識別テーブルの情報のように、事前の電波収集活動等により取得されたものである。しかし、例えば防衛目的で用いられるレーダ等の電波発信源は、電波送受信装置等に対する抗たん性を有しており、電波送受信装置から電波妨害を受けると、これを阻止するために電波諸元を変化させることがある。よって、事前に収集した諸元情報しか記憶されていない識別用テーブルの情報では、実際の運用場面において電波発信源を特定することができない可能性が高いという問題があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、運用の際に得られた最新の電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できるようにする電波送受信装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電波送受信装置は、電波発信源から発信される電波を受信する電波受信部と、電波発信源毎に、電波の性質を表す電波諸元情報を記憶する電波発信源識別情報記憶部と、電波発信源から発信される電波の電波諸元の変更を検知し、変更後の電波諸元情報を電波発信源識別情報記憶部に反映する識別情報設定部と、受信した電波の電波諸元を解析し、電波発信源識別情報記憶部に記憶された電波諸元情報と照合することにより、受信した電波の電波発信源を特定する電波諸元解析部とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の様々な形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電波送受信装置の動作環境を説明するための図である。図中の航空機10には、電波送受信装置が搭載されている。航空機10は、電波発信源であるレーダ20から発信される電波を電波送受信装置を介して受信し、得られた電波諸元に基づいてレーダ20を識別する。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1による航空機10に搭載された電波送受信装置100の構成を示すブロック図である。図に示すように、電波送受信装置100は、信号処理部110、識別テーブル120(電波発信源識別情報記憶部)、妨害テーブル130(電波妨害情報記憶部)、電波受信部140、電波送信部150、データ受信部160、データ送信部170を有している。
【0010】
また、信号処理部110は、電波諸元解析部111と識別情報設定部112を有している。
【0011】
識別テーブル120、及び妨害テーブル130は、リレーショナル型データベース等によって管理されるデータレコードの集合であり、電波送受信装置100内部または外部の記憶装置等に格納される。なお、識別テーブル120、及び妨害テーブル130は同一の記憶装置に格納されていてもよいし、別々の記憶装置に格納されていてもよい。
【0012】
信号処理部110は、外部の入出力装置200と接続されている。
図3は、入出力装置200の例を示す図である。図3(a)は、航空機10の操縦席等に設置された入出力装置200を示している。入出力装置200は、例えば、航空機10の通過予定座標や地上目標の座標、機体時刻等の入力に用いられる、入力用テンキー付きのパネル等である。また、図3(b)は、入出力装置200の入出力パネルの表示例を示す図である。図に示すように、電波送受信装置100で設定される識別テーブル120中の周波数(F)やパルス幅(PW)等の情報はこの入出力パネルに表示される。
【0013】
電波受信部140は、レーダ20等から発信された電波を受信するアンテナであり、電波送信部150は、レーダ20等の電波発信源に向かって妨害電波を発信する時などに用いられるアンテナである。
データ受信部160及びデータ送信部170は、無線通信回線を介して他の航空機等に搭載された電波送受信装置とデータ通信を行うためのインタフェースである。
【0014】
次に、動作について説明する。
電波送受信装置100が電波受信部140を介してレーダ20から発信された電波を受信すると、受信した電波は信号処理部110の電波諸元解析部111において、周波数範囲、パルス幅等の電波諸元が解析される。電波諸元とは、レーダ波の特徴を表す値であり、これにより発信源を特定することができる。電波諸元解析部111は、識別テーブル120を参照し、解析の結果得られた電波諸元と一致する電波諸元情報を持つ目標番号を検索する。それと共に、電波諸元解析部111は、抽出された電波諸元情報を識別情報設定部112に出力する。識別情報設定部112は、識別テーブル120を参照し、レーダ20について記憶されている電波諸元情報と新たに抽出された電波諸元情報を入出力装置200の入出力パネルに表示する。運用者は、表示された情報を確認し、レーダ20の電波諸元情報の更新を許可するかどうかの指示を入力する。識別情報設定部112は、更新の指示が入力された場合には、レーダ20の電波諸元情報を新たに抽出された情報で更新する。なお、運用者の許可を待たずに自動的に更新処理を行うようにしてもよい。また、運用者の許可後に更新処理を行うか、自動で更新処理を行うかどちらかを、運用者が予め選択できるようにしてもよい。
【0015】
図4は、識別テーブル120に記憶される情報の例を示す図である。図中、目標番号は、電波発信源を特定する識別番号である。目標番号毎に、周波数範囲、パルス幅範囲、パルス繰り返し周期範囲、周波数モード等の電波諸元情報が記憶されている。これらの電波諸元情報は、初めに事前の電波収集活動で得られた情報から作成される。
【0016】
レーダ20は、航空機10から電波妨害を受けると、その影響を排除するために電波諸元を変化させる。そのため、変化後の電波諸元は平時の電波収集活動では得られなかったデータである可能性が高い。その場合、識別テーブル120に予め保有されているレーダ20の電波諸元情報と受信電波の電波諸元は一致しないため、電波送受信装置100はレーダ20の識別をすることができない。
【0017】
そこで、識別情報設定部112は、受信電波から得られた電波諸元情報によって識別テーブル120のレーダ20に該当する目標番号の電波諸元情報を更新する。これにより、次にレーダ20からの電波を受信した場合には、電波送受信装置100はレーダ20の識別をすることができる。
【0018】
電波発信源の特定と、識別テーブル120の更新処理の具体的な方法について説明する。電波諸元解析部111は、例えばアレイアンテナ等を用いて検出された受信電波の電波発信源の位置情報を基に、識別テーブル120に記憶されたどの目標番号で示される電波発信源からの電波を受信したかを特定する。電波諸元解析部111は特定した目標番号を入出力装置200のディスプレイ等へ出力する。また、識別情報設定部112は、識別テーブル120に記憶されたその目標番号の電波諸元情報を運用者による許可の入力を受けた後に更新する。
或いは、電波諸元解析部111は、受信電波の電波諸元と識別テーブル120に記憶された各目標番号に対応する電波諸元情報を照合する。照合の結果、両者が完全に一致する目標番号が検出された場合には、その目標番号で特定される電波発信源からの受信電波であると判断し、入出力装置200のディスプレイ等へ出力する。一方、照合の結果、両者が完全に一致する目標番号が存在しない場合には、両者の情報の類似度が高いと判断された目標番号で特定される電波発信源からの受信電波であると判断する。類似度の判断方法としては、例えば、識別テーブル120が持つ電波諸元情報の項目のうちのいくつかが一致するものを対象候補として選択するようにしてもよい。識別情報設定部112は、識別テーブル120に記憶されたその目標番号の電波諸元情報を更新する。
【0019】
以上のように、この実施の形態1によれば、電波諸元解析部111において、電波受信部140を通して受信した電波発信源の電波諸元情報を解析すると共に、識別情報設定部112が新たに得られた電波諸元情報を識別テーブル120に更新するようにしたので、運用の際に得られた電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できるという効果が得られる。
【0020】
次に、通信機能を利用して、同一区域に存在する、電波送受信装置を搭載した複数の航空機間でデータを通信し、複数機間で電波諸元の更新データを共有する場合の動作について説明する。
【0021】
図5は、この発明の実施の形態1による、複数の電波送受信装置100間でデータ通信を行う場合の動作環境を説明するための図である。図中の航空機10、及び同一区域内の他の航空機11には、電波送受信装置100が搭載されている。
ここで同一区域とは、例えば、同一の電波発信源を目標に対抗戦闘行為を実施している航空機が存在する空域のことを表し、同時刻に別の目標に対して対抗戦闘行為を実施している空域と区別している。
【0022】
例えば、航空機10は、電波発信源であるレーダ20から発信される電波を電波送受信装置100を介して受信し、実施の形態1と同様の動作で電波諸元情報を解析し、識別テーブル120を更新すると共に、更新する電波諸元情報をデータ送信部170を介して、他の航空機11に送信する。
【0023】
同一区域内の他の航空機11は、航空機10から送信された電波諸元情報を、航空機11に搭載された電波送受信装置100のデータ受信部160を介して受信する。受信したデータは、識別情報設定部112に通知され、識別テーブル120が更新される。
【0024】
以上のように、運用の際に得られた電波情報を、即座に他の搭載機にも通知することが可能である。
【0025】
次に、識別テーブル120の更新内容に基づいて対応する妨害テーブル130の内容も更新する場合の動作について説明する。図6は、妨害テーブル130の内容の例を示す図である。妨害テーブル130には、目標となる電波発信源の電波諸元に基づいて、電波妨害等の対抗措置をとるための情報が記録される。電波諸元のうち、パルス幅(PW)、パルス繰り返し周期範囲(PRI)の関係からレーダシステムの主な用途を推定することができる。例えば、PW/PRIの割合が高い諸元の場合は、発信源のレーダ等は、電波送信目標の速度探知を目的としている可能性が高いと考えられる。そのため、このような諸元の電波発信源に対しては、速度ぎまんの妨害を選択することが有効である。また、電波が連続的ではなく間欠的に到来する場合、発信源は特定の目標に対して電波送信を行っているのではなく捜索段階にある可能性が高い。そのような発信源に対してはより多くの電力を注入できるよう、連続送信形式の妨害波を採用すると有効である。妨害テーブル130には、電波発信源を特定する番号と、その番号で表される電波発信源に対する妨害操作に関する情報が記憶されている。図6の例を用いて説明すると、目標番号1の各電波発信源に対しては、妨害操作に用いる対抗機器として電波発信機等を用い、電波妨害を行うことが示されている。さらに、妨害形式としてはノイズ妨害を目的とした電波妨害を行うことが示されており、送信形式は非同期であること、その他、ノイズ幅やスチル範囲等の情報が記録されている。
【0026】
識別情報設定部112は、新しく受信した電波の電波諸元情報を用いて、発信源であるレーダの用途を解析し、有効な妨害方法を決定する。決定された妨害操作の情報は入出力パネルに表示され、運用者の許可の確認入力を受けた後、妨害テーブル130中の対応する電波発信源についての情報が更新される。なお、識別テーブル120と同様に、運用者の許可を待たずに自動的に更新処理を行うようにしてもよい。また、運用者の許可後に更新処理を行うか、自動で更新処理を行うかどちらかを、運用者が予め選択できるようにしてもよい。
【0027】
電波送受信装置100の電波送信部150は、更新された妨害テーブル130の内容に基づいた設定で、妨害電波を送信する。
【0028】
以上のように、運用の際に得られた電波情報を、即座に妨害テーブル130に反映し、電波妨害に利用することができる。
【0029】
なお、妨害テーブル130の更新についても、識別テーブル120の更新と同様に、通信機能を利用して、同一区域内に存在する他の航空機11が搭載した電波送受信装置100の妨害テーブル130と同期をとるようにしてもよい。この場合、データ送信部170を介して妨害テーブル130の更新情報を他の航空機等に送信してもよいし、識別テーブル120の更新情報のみを送信し、識別テーブル120の更新情報に基づいて、受信した電波送受信装置100側で妨害テーブル130の更新を行うようにしてもよい。
【0030】
なお、実施の形態1による電波送受信装置100は、電波受信部140と電波送信部150を備えているが、電波受信部140または電波送信部150のみを備えた電波受信装置または電波送信装置とすることも可能である。
【0031】
実施の形態2.
実施の形態1では、運用時に得られた電波諸元情報の識別テーブル120への更新は、識別情報設定部112による自動更新で行うようにしたが、実施の形態2では、運用者が入出力装置200を介して入力する更新情報に基づいて、識別テーブル120を更新する。
【0032】
この場合、電波諸元解析部111で解析されたレーダ20からの受信電波の電波諸元情報は、例えば入出力装置200の表示パネルに表示される。運用者は、表示された電波諸元情報に基づいて、入出力装置200のテンキー等を用いて識別テーブル120の更新情報を入力する。識別情報設定部112は、入力された更新情報に基づいて、識別テーブル120上のレーダ20の電波諸元情報を更新する。
【0033】
以上のように、この実施の形態2によれば、運用時に得られた電波諸元情報を、運用者がその場で編集、更新することができる。
【0034】
実施の形態3.
実施の形態1では、同一区域内に存在する航空機に搭載された電波送受信装置100の間で、識別テーブル120の更新情報を送受信している。実施の形態3では、地上に設けられた中継局を介し、異なる区域に存在する航空機等に搭載された電波送受信装置100とも、双方向で更新情報をやりとりする。
【0035】
図7は、実施の形態3による電波送受信装置100の動作環境を説明するための図である。レーダ20を対抗目標とする第1の区域内には、航空機10が存在する。また、電波発信源を搭載した船30を対抗目標とする第2の区域内には航空機40が存在する。航空機10及び航空機40は、共に電波送受信装置100を搭載しており、中継局50を介して通信を行うことができる。
【0036】
実施の形態3では実施の形態1と同様の方法で、中継局50を介して識別テーブル120の更新情報を他の航空機等に搭載された電波送受信装置100との間で送受信することができる。
【0037】
以上のようにこの実施の形態3によれば、目標となる電波発信源についての電波諸元の情報を広範囲に存在する航空機との間で共有することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、事前の電波収集活動で得られた電波諸元情報を基に生成した識別用テーブルの情報を、実運用時に得られた電波諸元情報で更新するようにしたので、運用の際に得られた最新の電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できる電波送受信装置を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による、電波送受信装置の動作環境を説明する図である。
【図2】この発明の実施の形態1による、電波送受信装置の構成を示す図である。
【図3】(a)はこの発明の実施の形態1による、航空機の操縦席等に設置された入出力装置を示す図、(b)は入出力装置の入出力パネルの表示例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による、識別テーブルの内容の例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による、複数の電波送受信装置間でデータ通信を行う場合の動作環境を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態1による、妨害テーブルの内容の例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態3による、電波送受信装置の動作環境を説明する図である。
【符号の説明】
10,11,40 航空機、20 レーダ、30 船、50 中継局、100電波送受信装置、110 信号処理部、111 電波諸元解析部、112 識別情報設定部、120 識別テーブル、130 妨害テーブル、140 電波受信部、150 電波送信部、160 データ受信部、170 データ送信部、200 入出力装置。
【発明の属する技術分野】
この発明は、電波諸元値に基づいて電波発信源を識別する電波送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーダ装置等が発信する電波を解析することにより発信源を探知する電波送受信装置において、電波の発信源を特定するためにその電波の諸元値が用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された従来のレーダ識別装置においては、電波発信源を特徴付ける複数の電波諸元の値を電波発信源毎に記憶した識別テーブルに記憶された諸元値と、受信した電波の諸元値とを照合し、照合結果に基づいて評価値を算出し、その評価値に基づいて受信電波の発信源を特定している。
【0004】
【特許文献1】
特許第3204075号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電波送受信装置において、電波発信源を特定するのに用いられる電波諸元の情報は、例えば、上記の特許文献1に開示されたレーダ識別装置で使用される識別テーブルの情報のように、事前の電波収集活動等により取得されたものである。しかし、例えば防衛目的で用いられるレーダ等の電波発信源は、電波送受信装置等に対する抗たん性を有しており、電波送受信装置から電波妨害を受けると、これを阻止するために電波諸元を変化させることがある。よって、事前に収集した諸元情報しか記憶されていない識別用テーブルの情報では、実際の運用場面において電波発信源を特定することができない可能性が高いという問題があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、運用の際に得られた最新の電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できるようにする電波送受信装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電波送受信装置は、電波発信源から発信される電波を受信する電波受信部と、電波発信源毎に、電波の性質を表す電波諸元情報を記憶する電波発信源識別情報記憶部と、電波発信源から発信される電波の電波諸元の変更を検知し、変更後の電波諸元情報を電波発信源識別情報記憶部に反映する識別情報設定部と、受信した電波の電波諸元を解析し、電波発信源識別情報記憶部に記憶された電波諸元情報と照合することにより、受信した電波の電波発信源を特定する電波諸元解析部とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の様々な形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電波送受信装置の動作環境を説明するための図である。図中の航空機10には、電波送受信装置が搭載されている。航空機10は、電波発信源であるレーダ20から発信される電波を電波送受信装置を介して受信し、得られた電波諸元に基づいてレーダ20を識別する。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1による航空機10に搭載された電波送受信装置100の構成を示すブロック図である。図に示すように、電波送受信装置100は、信号処理部110、識別テーブル120(電波発信源識別情報記憶部)、妨害テーブル130(電波妨害情報記憶部)、電波受信部140、電波送信部150、データ受信部160、データ送信部170を有している。
【0010】
また、信号処理部110は、電波諸元解析部111と識別情報設定部112を有している。
【0011】
識別テーブル120、及び妨害テーブル130は、リレーショナル型データベース等によって管理されるデータレコードの集合であり、電波送受信装置100内部または外部の記憶装置等に格納される。なお、識別テーブル120、及び妨害テーブル130は同一の記憶装置に格納されていてもよいし、別々の記憶装置に格納されていてもよい。
【0012】
信号処理部110は、外部の入出力装置200と接続されている。
図3は、入出力装置200の例を示す図である。図3(a)は、航空機10の操縦席等に設置された入出力装置200を示している。入出力装置200は、例えば、航空機10の通過予定座標や地上目標の座標、機体時刻等の入力に用いられる、入力用テンキー付きのパネル等である。また、図3(b)は、入出力装置200の入出力パネルの表示例を示す図である。図に示すように、電波送受信装置100で設定される識別テーブル120中の周波数(F)やパルス幅(PW)等の情報はこの入出力パネルに表示される。
【0013】
電波受信部140は、レーダ20等から発信された電波を受信するアンテナであり、電波送信部150は、レーダ20等の電波発信源に向かって妨害電波を発信する時などに用いられるアンテナである。
データ受信部160及びデータ送信部170は、無線通信回線を介して他の航空機等に搭載された電波送受信装置とデータ通信を行うためのインタフェースである。
【0014】
次に、動作について説明する。
電波送受信装置100が電波受信部140を介してレーダ20から発信された電波を受信すると、受信した電波は信号処理部110の電波諸元解析部111において、周波数範囲、パルス幅等の電波諸元が解析される。電波諸元とは、レーダ波の特徴を表す値であり、これにより発信源を特定することができる。電波諸元解析部111は、識別テーブル120を参照し、解析の結果得られた電波諸元と一致する電波諸元情報を持つ目標番号を検索する。それと共に、電波諸元解析部111は、抽出された電波諸元情報を識別情報設定部112に出力する。識別情報設定部112は、識別テーブル120を参照し、レーダ20について記憶されている電波諸元情報と新たに抽出された電波諸元情報を入出力装置200の入出力パネルに表示する。運用者は、表示された情報を確認し、レーダ20の電波諸元情報の更新を許可するかどうかの指示を入力する。識別情報設定部112は、更新の指示が入力された場合には、レーダ20の電波諸元情報を新たに抽出された情報で更新する。なお、運用者の許可を待たずに自動的に更新処理を行うようにしてもよい。また、運用者の許可後に更新処理を行うか、自動で更新処理を行うかどちらかを、運用者が予め選択できるようにしてもよい。
【0015】
図4は、識別テーブル120に記憶される情報の例を示す図である。図中、目標番号は、電波発信源を特定する識別番号である。目標番号毎に、周波数範囲、パルス幅範囲、パルス繰り返し周期範囲、周波数モード等の電波諸元情報が記憶されている。これらの電波諸元情報は、初めに事前の電波収集活動で得られた情報から作成される。
【0016】
レーダ20は、航空機10から電波妨害を受けると、その影響を排除するために電波諸元を変化させる。そのため、変化後の電波諸元は平時の電波収集活動では得られなかったデータである可能性が高い。その場合、識別テーブル120に予め保有されているレーダ20の電波諸元情報と受信電波の電波諸元は一致しないため、電波送受信装置100はレーダ20の識別をすることができない。
【0017】
そこで、識別情報設定部112は、受信電波から得られた電波諸元情報によって識別テーブル120のレーダ20に該当する目標番号の電波諸元情報を更新する。これにより、次にレーダ20からの電波を受信した場合には、電波送受信装置100はレーダ20の識別をすることができる。
【0018】
電波発信源の特定と、識別テーブル120の更新処理の具体的な方法について説明する。電波諸元解析部111は、例えばアレイアンテナ等を用いて検出された受信電波の電波発信源の位置情報を基に、識別テーブル120に記憶されたどの目標番号で示される電波発信源からの電波を受信したかを特定する。電波諸元解析部111は特定した目標番号を入出力装置200のディスプレイ等へ出力する。また、識別情報設定部112は、識別テーブル120に記憶されたその目標番号の電波諸元情報を運用者による許可の入力を受けた後に更新する。
或いは、電波諸元解析部111は、受信電波の電波諸元と識別テーブル120に記憶された各目標番号に対応する電波諸元情報を照合する。照合の結果、両者が完全に一致する目標番号が検出された場合には、その目標番号で特定される電波発信源からの受信電波であると判断し、入出力装置200のディスプレイ等へ出力する。一方、照合の結果、両者が完全に一致する目標番号が存在しない場合には、両者の情報の類似度が高いと判断された目標番号で特定される電波発信源からの受信電波であると判断する。類似度の判断方法としては、例えば、識別テーブル120が持つ電波諸元情報の項目のうちのいくつかが一致するものを対象候補として選択するようにしてもよい。識別情報設定部112は、識別テーブル120に記憶されたその目標番号の電波諸元情報を更新する。
【0019】
以上のように、この実施の形態1によれば、電波諸元解析部111において、電波受信部140を通して受信した電波発信源の電波諸元情報を解析すると共に、識別情報設定部112が新たに得られた電波諸元情報を識別テーブル120に更新するようにしたので、運用の際に得られた電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できるという効果が得られる。
【0020】
次に、通信機能を利用して、同一区域に存在する、電波送受信装置を搭載した複数の航空機間でデータを通信し、複数機間で電波諸元の更新データを共有する場合の動作について説明する。
【0021】
図5は、この発明の実施の形態1による、複数の電波送受信装置100間でデータ通信を行う場合の動作環境を説明するための図である。図中の航空機10、及び同一区域内の他の航空機11には、電波送受信装置100が搭載されている。
ここで同一区域とは、例えば、同一の電波発信源を目標に対抗戦闘行為を実施している航空機が存在する空域のことを表し、同時刻に別の目標に対して対抗戦闘行為を実施している空域と区別している。
【0022】
例えば、航空機10は、電波発信源であるレーダ20から発信される電波を電波送受信装置100を介して受信し、実施の形態1と同様の動作で電波諸元情報を解析し、識別テーブル120を更新すると共に、更新する電波諸元情報をデータ送信部170を介して、他の航空機11に送信する。
【0023】
同一区域内の他の航空機11は、航空機10から送信された電波諸元情報を、航空機11に搭載された電波送受信装置100のデータ受信部160を介して受信する。受信したデータは、識別情報設定部112に通知され、識別テーブル120が更新される。
【0024】
以上のように、運用の際に得られた電波情報を、即座に他の搭載機にも通知することが可能である。
【0025】
次に、識別テーブル120の更新内容に基づいて対応する妨害テーブル130の内容も更新する場合の動作について説明する。図6は、妨害テーブル130の内容の例を示す図である。妨害テーブル130には、目標となる電波発信源の電波諸元に基づいて、電波妨害等の対抗措置をとるための情報が記録される。電波諸元のうち、パルス幅(PW)、パルス繰り返し周期範囲(PRI)の関係からレーダシステムの主な用途を推定することができる。例えば、PW/PRIの割合が高い諸元の場合は、発信源のレーダ等は、電波送信目標の速度探知を目的としている可能性が高いと考えられる。そのため、このような諸元の電波発信源に対しては、速度ぎまんの妨害を選択することが有効である。また、電波が連続的ではなく間欠的に到来する場合、発信源は特定の目標に対して電波送信を行っているのではなく捜索段階にある可能性が高い。そのような発信源に対してはより多くの電力を注入できるよう、連続送信形式の妨害波を採用すると有効である。妨害テーブル130には、電波発信源を特定する番号と、その番号で表される電波発信源に対する妨害操作に関する情報が記憶されている。図6の例を用いて説明すると、目標番号1の各電波発信源に対しては、妨害操作に用いる対抗機器として電波発信機等を用い、電波妨害を行うことが示されている。さらに、妨害形式としてはノイズ妨害を目的とした電波妨害を行うことが示されており、送信形式は非同期であること、その他、ノイズ幅やスチル範囲等の情報が記録されている。
【0026】
識別情報設定部112は、新しく受信した電波の電波諸元情報を用いて、発信源であるレーダの用途を解析し、有効な妨害方法を決定する。決定された妨害操作の情報は入出力パネルに表示され、運用者の許可の確認入力を受けた後、妨害テーブル130中の対応する電波発信源についての情報が更新される。なお、識別テーブル120と同様に、運用者の許可を待たずに自動的に更新処理を行うようにしてもよい。また、運用者の許可後に更新処理を行うか、自動で更新処理を行うかどちらかを、運用者が予め選択できるようにしてもよい。
【0027】
電波送受信装置100の電波送信部150は、更新された妨害テーブル130の内容に基づいた設定で、妨害電波を送信する。
【0028】
以上のように、運用の際に得られた電波情報を、即座に妨害テーブル130に反映し、電波妨害に利用することができる。
【0029】
なお、妨害テーブル130の更新についても、識別テーブル120の更新と同様に、通信機能を利用して、同一区域内に存在する他の航空機11が搭載した電波送受信装置100の妨害テーブル130と同期をとるようにしてもよい。この場合、データ送信部170を介して妨害テーブル130の更新情報を他の航空機等に送信してもよいし、識別テーブル120の更新情報のみを送信し、識別テーブル120の更新情報に基づいて、受信した電波送受信装置100側で妨害テーブル130の更新を行うようにしてもよい。
【0030】
なお、実施の形態1による電波送受信装置100は、電波受信部140と電波送信部150を備えているが、電波受信部140または電波送信部150のみを備えた電波受信装置または電波送信装置とすることも可能である。
【0031】
実施の形態2.
実施の形態1では、運用時に得られた電波諸元情報の識別テーブル120への更新は、識別情報設定部112による自動更新で行うようにしたが、実施の形態2では、運用者が入出力装置200を介して入力する更新情報に基づいて、識別テーブル120を更新する。
【0032】
この場合、電波諸元解析部111で解析されたレーダ20からの受信電波の電波諸元情報は、例えば入出力装置200の表示パネルに表示される。運用者は、表示された電波諸元情報に基づいて、入出力装置200のテンキー等を用いて識別テーブル120の更新情報を入力する。識別情報設定部112は、入力された更新情報に基づいて、識別テーブル120上のレーダ20の電波諸元情報を更新する。
【0033】
以上のように、この実施の形態2によれば、運用時に得られた電波諸元情報を、運用者がその場で編集、更新することができる。
【0034】
実施の形態3.
実施の形態1では、同一区域内に存在する航空機に搭載された電波送受信装置100の間で、識別テーブル120の更新情報を送受信している。実施の形態3では、地上に設けられた中継局を介し、異なる区域に存在する航空機等に搭載された電波送受信装置100とも、双方向で更新情報をやりとりする。
【0035】
図7は、実施の形態3による電波送受信装置100の動作環境を説明するための図である。レーダ20を対抗目標とする第1の区域内には、航空機10が存在する。また、電波発信源を搭載した船30を対抗目標とする第2の区域内には航空機40が存在する。航空機10及び航空機40は、共に電波送受信装置100を搭載しており、中継局50を介して通信を行うことができる。
【0036】
実施の形態3では実施の形態1と同様の方法で、中継局50を介して識別テーブル120の更新情報を他の航空機等に搭載された電波送受信装置100との間で送受信することができる。
【0037】
以上のようにこの実施の形態3によれば、目標となる電波発信源についての電波諸元の情報を広範囲に存在する航空機との間で共有することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、事前の電波収集活動で得られた電波諸元情報を基に生成した識別用テーブルの情報を、実運用時に得られた電波諸元情報で更新するようにしたので、運用の際に得られた最新の電波情報を、即座に電波発信源の識別に利用できる電波送受信装置を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による、電波送受信装置の動作環境を説明する図である。
【図2】この発明の実施の形態1による、電波送受信装置の構成を示す図である。
【図3】(a)はこの発明の実施の形態1による、航空機の操縦席等に設置された入出力装置を示す図、(b)は入出力装置の入出力パネルの表示例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による、識別テーブルの内容の例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による、複数の電波送受信装置間でデータ通信を行う場合の動作環境を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態1による、妨害テーブルの内容の例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態3による、電波送受信装置の動作環境を説明する図である。
【符号の説明】
10,11,40 航空機、20 レーダ、30 船、50 中継局、100電波送受信装置、110 信号処理部、111 電波諸元解析部、112 識別情報設定部、120 識別テーブル、130 妨害テーブル、140 電波受信部、150 電波送信部、160 データ受信部、170 データ送信部、200 入出力装置。
Claims (4)
- 電波発信源から発信される電波を受信する電波受信部と、
電波発信源毎に、電波の性質を表す電波諸元情報を記憶する電波発信源識別情報記憶部と、
電波発信源から発信される電波の電波諸元の変更を検知し、変更後の電波諸元情報を上記電波発信源識別情報記憶部に反映する識別情報設定部と、
受信した電波の電波諸元を解析し、上記電波発信源識別情報記憶部に記憶された電波諸元情報と照合することにより、上記受信した電波の電波発信源を特定する電波諸元解析部とを備えた電波送受信装置。 - 識別情報設定部は、ユーザ入力装置から入力された更新情報に基づいて、電波発信源識別情報記憶部の電波諸元情報を更新することを特徴とする請求項1記載の電波送受信装置。
- 識別情報設定部は、電波発信源識別情報記憶部を更新した際に、該当する電波発信源への対抗措置についての設定情報を記憶した電波妨害情報記憶部に記憶された情報も同時に更新することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波送受信装置。
- 識別情報設定部が電波発信源識別情報記憶部に反映する電波諸元情報を無線通信回線を通じて他の電波送受信装置に送信するデータ通信部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電波送受信装置。
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JP2003179960A JP2005017034A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 電波送受信装置 |
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JP (1) | JP2005017034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008180636A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電波妨害システム |
JP2012251838A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Nec Corp | 電波監視装置、該電波監視装置に用いられる無線局識別方法及び無線局識別プログラム |
JP2017531779A (ja) * | 2014-05-21 | 2017-10-26 | レイセオン カンパニー | Tdoa、fdoa、及びaglからの直接ジオロケーション |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179960A patent/JP2005017034A/ja active Pending
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