JP2017531779A - Tdoa、fdoa、及びaglからの直接ジオロケーション - Google Patents

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Abstract

地表に置かれた静止エミッタの位置を推定するための直接ジオロケーション手法が提供される。この手法は、複数の期間中に収集されるデータであって、静止エミッタから送信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果と、航空機の地表からの高度の測定結果とを含んだデータを使用する。この手法は、上記期間の各々について、それぞれの期間に関するTDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいてエミッタの位置を推定することを含む。静止エミッタの推定位置は、エミッタのあり得る緯度及び経度を含む。この手法は更に、複数の期間に関する推定位置の平均を取って、エミッタの平均推定位置を形成することを含む。この手法の簡便な一例は、平均推定位置に基づいてエミッタの位置を計算する。

Description

電波エミッタの位置は、一定の距離だけ離隔された2つのレーダパルス受信器によって受信されたレーダパルスの到来周波数差(frequency difference of arrival;FDOA)を測定することによって決定されることができる。FDOAは、2つのレーダパルス受信器間での受信レーダパルス周波数における差である。電波エミッタの位置はまた、2つのレーダパルス受信器によって受信されたレーダパルスの到来時間差(time difference of arrival;TDOA)を測定することによっても決定されることができる。TDOA法は、2つのレーダパルス受信器間でのレーダパルス到来時間における差を用いて位置を計算する。レーダパルス受信器は、例えば航空機などの移動するプラットフォーム上とすることができる。
一例によれば、地表に置かれた静止エミッタの位置を推定する方法が提供される。複数の期間中に収集されるデータであって、地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果と、上記航空機の地表からの高度の測定結果とを含んだデータ、が提供される推定エンジンにおいて、当該方法は、上記複数の期間の各々について、それぞれの期間に関するTDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、静止エミッタの位置を推定することを含む。その結果が、それぞれの期間に関する静止エミッタの推定位置である。静止エミッタの推定位置は、静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含む。当該方法は更に、上記複数の期間に関する推定位置の平均を取って、静止エミッタの平均推定位置を形成することを含む。平均推定位置は、静止エミッタの候補緯度の平均及び候補経度の平均を含む。当該方法は更に、静止エミッタの平均推定位置を提供することを含む。
他の一例によれば、地表に置かれた静止エミッタの位置を推定するシステムが提供される。当該システムは、コンピュータ実行可能命令を有するメモリと、地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果を受信する少なくとも1つのインタフェースとを含む。該少なくとも1つのインタフェースは更に、上記航空機の地表からの高度の測定結果を受信する。当該システムは更に、上記メモリ及び上記少なくとも1つのインタフェースに結合された推定エンジンを含む。該推定エンジンによって実行されるときに、上記コンピュータ実行可能命令が、該推定エンジンに、複数の期間の各々について、それぞれの期間に関するTDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、静止エミッタの位置を推定させる。その結果が、それぞれの期間に関する静止エミッタの推定位置である。静止エミッタの推定位置は、静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含む。推定エンジンは更に、上記複数の期間に関する推定位置の平均を取らされて、静止エミッタの平均推定位置を形成させられる。平均推定位置は、静止エミッタの候補緯度の平均及び候補経度の平均を含む。推定エンジンは更に、静止エミッタの平均推定位置を提供させられる。
更なる他の一例によれば、地表に置かれた静止エミッタの位置を推定するためのコンピュータ読み取り可能命令を格納した有形のコンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果と、上記航空機の地表からの高度の測定結果とを含んだ、複数の期間中に収集されるデータが与えられ、上記コンピュータ読み取り可能命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、該1つ以上のプロセッサに、上記複数の期間の各々について、それぞれの期間に関するTDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、静止エミッタの位置を推定させる。その結果が、それぞれの期間に関する静止エミッタの推定位置である。静止エミッタの推定位置は、静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含む。上記1つ以上のプロセッサは更に、上記複数の期間に関する推定位置の平均を取らされて、静止エミッタの平均推定位置を形成させられる。平均推定位置は、静止エミッタの候補緯度の平均及び候補経度の平均を含む。上記1つ以上のプロセッサは更に、静止エミッタの平均推定位置を提供させられる。
一部の例において、上の態様の何れも、以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
方法の他の例において、上記推定することは、TDOA、FDOA、及び高度の測定結果の各々を、3次元空間内の表面として表現することを含む。この方法は更に、上記表面同士の交差点を特定し、且つ該特定に基づき、静止エミッタの推定位置として、特定された各交差点を返すことを含む。
方法の一部の例において、上記表面の各々が連立方程式として記述され、且つ表面の交差点を特定することは、ラゲール法を用いて連立方程式を解くことを含む。
方法の他の例において、上記推定することは、推定位置の各々に関する2つの解を計算することを含む。上記平均を取ることは、各々が推定位置に関して計算された解の移動平均である第1の平均推定位置及び第2の平均推定位置を管理することを含む。これらの例は更に、第1又は第2の平均推定位置のそれぞれに対する各解の近接さに基づいて、解の各々を第1又は第2の平均推定位置の何れかと関連付けることを含む。上記提供することは、航空機から静止エミッタまでの計算されたレンジに対して値的に近い航空機までのレンジを持つ方の第1又は第2の平均推定位置を選択することを含む。
方法の一部の例において、上記解を計算することは、地表上の位置と矛盾しない解を妥当な解として特定することを含み、且つ上記関連付けることは、妥当な解を第1及び第2の平均推定位置に含めることを含む。
方法の他の例において、上記関連付けることは、各解について、それぞれの解が近接性において第1又は第2の平均推定位置の何れに近いのかを決定することを含む。これらの例は更に、該決定に基づいて、それぞれの位置を第1又は第2の平均推定位置の何れかの移動平均に含めることを含む。
方法の他の例は更に、静止エミッタの受信電力に対する静止エミッタの実効放射電力の比から、上記計算されたレンジを決定することを含む。
方法の一部の例において、上記平均を取ることは、
上記複数の期間中に収集されるデータ中のノイズの近似に基づいて、推定位置の各々に重みを割り当て、且つ割り当てられた重みに従って推定位置の平均を取って、静止エミッタの加重平均推定位置を得ることを含む。
方法の他の例において、上記提供することは、静止エミッタの平均推定位置をユーザに提供することを含む。
方法の一部の例は更に、提供される静止エミッタの平均推定位置に基づいて、地表上の静止エミッタの位置を計算することを含む。
これら及び他の機構や特徴、並びに構造の関連要素及びパーツの組み合わせの動作方法及び機能や製造の経済性が、そのすべてが本明細書の一部を形成する添付の図面を参照して以下の説明及び添付の請求項を検討することによって、いっそう明らかになるであろう。図面において、似通った参照符号は、様々な図中の対応する部分を指し示す。しかしながら、明確に理解されるべきことには、図面は、例示及び説明のみを目的としたものであり、請求項の限定を定めるものとして意図したものではない。本明細書及び請求項において使用されるとき、単数形の“a”、“an”、及び“the”は、文脈が別のことを明確に述べていない限り、指示対象が複数であることを含むものである。
以上及びその他の目的、特徴、及び利点が、添付の図面に例示されるような例についての、以下のいっそう具体的な説明から明らかになる。図面においては、異なる図を通して同じ部分は似通った参照符号で参照する。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、そうである代わりに、これらの例の原理を示すことに強調が置かれている。
移動プラットフォームの推定エンジンが直接ジオロケーション手法に従って物体を遠隔追跡する環境の模式図である。 遠隔エミッタのジオロケーションを推定するために使用される到来時間差(TDOA)コーン及び到来周波数差(FDOA)コーンのグラフ図である。 直接ジオロケーション手法の例を実装する推定エンジンの一例の機能ブロック図であり、TDOA及びFDOAの測定は、これらの測定に関する値とともにノイズを含み得る。 直接ジオロケーション手法の一例に従って決定された静止エミッタの推定位置及び平均推定位置を示すチャートである。 直接ジオロケーション手法の例を実装する推定エンジンの他の一例の機能ブロック図である。
続く説明において、似通ったコンポーネントは、それらが異なる例で示されるかにかかわらず、同じ参照符号を与えられている。本開示の(1つ以上の)例を明瞭且つ簡潔なやり方で例示するため、図面は必ずしも縮尺通りでないことがあり、また、特定の機構が幾分模式的な形態で示されることがある。1つの例に関して記述及び/又は図示される機構が、1つ以上のその他の例で同じやり方又は同様のやり方で使用されてもよく、且つ/或いは、その他の例の機構と組み合わせて又はそれに代えて使用されてもよい。
図1Aは、移動プラットフォーム110(例えば、飛行機)が推定エンジン135を用いて固定物体140(例えば、遠隔エミッタ)を遠隔追跡する環境100の模式図である。特に、移動プラットフォーム110は、遠隔エミッタ140に対する移動プラットフォーム110の動きに由来して測定される差分ドップラー速度に基づく遠隔エミッタ140のパッシブ・ジオロケーションに合わせて構成される。
遠隔エミッタ140は、例えば、指向性アンテナ141などの指向性デバイスによって、主に好適方向に電磁放射線150を放つように構成され得る。遠隔エミッタ140は、パルス波形を形成するように電磁放射線150をパルス変調することができる。移動プラットフォーム110は、例えば、移動プラットフォーム110を含む空間ボリュームを遠隔エミッタが走査する間に、周期的に電磁放射線150によって照らされ得る。移動プラットフォームが電磁エネルギーによって照らされるこのような過程は、時折、ドウェル(dwell)として参照される。
一部の実施形態において、遠隔エミッタ140は、ソーナーシステムによって使用されるようなソニックとし得る。他の実施形態において、遠隔エミッタ140は、送信器を含むセミアクティブなレーダ又はライダーシステムによって使用されるようなリフレクタとし得る。例えば、ライダーシステムのレーザは、レーザエネルギーを遠隔エミッタ140の方に向けることができる。そして、そのエネルギーを遠隔エミッタ140が標的の方に反射する。もっと他の実施形態において、遠隔エミッタ140は、異なるプラットフォーム上のレーダ又はライダー送信器によって照らされて受動センサ120a−bによって検出されるリフレクタとし得る。遠隔エミッタ140は、RF(無線周波数)信号を送信するアンテナであるか、それを含むとし得る。なお、遠隔エミッタ140は、一部の例において、移動物体(例えば、航空機又はその他の移動遠隔エミッタ)とすることができる。
移動プラットフォーム110は、遠隔エミッタ140からのエミッション150(例えば、電磁放射線)を、センサ120a−b(例えば、第1のアンテナ及び第2のアンテナ)を介して受信(例えば、測定)する。一例として、遠隔エミッタ140の追跡は、遠隔エミッタ140を位置特定してその動きを追跡するために、兵器照準システムで利用されることができる。他の一例として、遠隔エミッタ140(例えば、救助ビーコン、監視レーダ、携帯電話、又は追跡レーダ)の追跡は、遠隔エミッタ140の位置を正確に指し示すインジケーションを必要とする捜索及び救助任務を支援するために利用され得る。他の一例において、遠隔エミッタ140の追跡は、遠隔エミッタ140を位置特定して破壊することを支援するために利用され得る。移動プラットフォーム110は飛行機として図示されているが、移動プラットフォーム110は、あらゆる種類の移動手段(例えば、地上系、空上系、宇宙系、又は海上系)とし得る。例えば、移動プラットフォームは、航空機、船舶、ミサイル、又は宇宙船とし得る。
センサ120a−bは、電磁放射線150の少なくとも一部を捕捉するように構成される。一例において、第1及び第2のセンサ120a−bが、基線(ベースライン)105として参照する直線距離だけ離隔される。移動プラットフォーム110は、センサ120a−bによって電磁エネルギーを受信しながら、空間的な操作を実行するように構成される。この実施形態において、操作は、軸115周りの回転を含んでいる。軸115周りの移動プラットフォーム110の回転は、遠隔エミッタ140と第1のセンサ120aとの間の距離を変化させる。例えば、移動プラットフォーム110が(図示のように)時計回り方向に軸115の周りを回転する場合、第1のアンテナ(第1のセンサ)120aは遠隔エミッタ140から離れるように向きを変え、第2のアンテナ(第2のセンサ)120bは遠隔エミッタ140の方に向きを変える。少なくとも一部の実施形態において、このような回転操作は、プラットフォームが遠隔エミッタ140に対して(例えば、図中で右から左へ)並進的にも移動しながら起こり得る。代わりに、あるいは加えて、プラットフォームそれ自体はそれぞれのピッチ、ロール、及びヨーで位置付けられることができ、これらのうちの1つ以上も操作中に変化し得る。
これらの実施形態において、センサ102a−bは、放射線を受信するが放射線を送信しない受動センサとし得る。受動センシングは、単純であるという利点を有し、低い電力のみを要する秘密動作を可能にするとともに、既存のレーダ警報受信機装備又はその他の同様の監視装備へのファームウェア及びソフトウェア変更のみで実装されることができる。これまた留意すべきことには、2つのセンサ120a−bが描かれているが、3つ以上のセンサが使用されてもよい。
上述のように、センサ120a−bは、遠隔エミッタ140からのエミッション150(例えば、電磁放射線)を受ける。電磁放射線150を受信したことに応答して、移動プラットフォーム110は、受信エミッション150を処理して、遠隔エミッタ140のジオロケーションを決定する。一例において、移動プラットフォーム110は、センサペアによって受けられた信号の到来周波数差(FDOA)を決定することによって、遠隔エミッタ140のジオロケーションを決定する。移動プラットフォーム110は、センサ120a−bのペアによって受けられた信号間の差分ドップラー位相速度を測定することによって、FDOAを決定する。他の一例において、移動プラットフォーム110は、センサ120a−bによって受けられた信号間の到来時間差(TDOA)を決定することによって、遠隔エミッタ140のジオロケーションを決定する。更なる他の一例において、移動プラットフォーム110は、FDOA及びTDOAの双方を同じ波形の2つの指標として決定する。例えば、センサ120a−bによって受けられた信号の同じサンプルから、FDOA及びTDOAの双方が決定される。
図示のように、移動プラットフォーム110は、数ある中でもとりわけ、移動プラットフォーム110の地面からの高度すなわち“AGL”を決定する慣性航法システム130を含んでいる。移動プラットフォーム110によって決定されたFDOA/TDOA情報と移動プラットフォームのAGLに相当する情報とを用いて、更に詳細に後述するように、推定エンジン135が遠隔エミッタ140のジオロケーションを推定する。図1Bは、遠隔エミッタ140のジオロケーションを決定又は推定するために使用されることが可能な、決定されたレーダ信号のTDOAから導出される到来時間差(TDOA)コーン156aと、決定されたレーダ信号150のFDOAから導出される到来周波数差(FDOA)コーン156bとのグラフ図である。
単一のTDOA測定が、エミッタ140をTDOAコーン156a上に置く。TDOAコーン156aの軸は、アンテナ120a−bを接続する基線105に沿っている。特に、TDOA測定は、TDOAコーン156aが地球の表面165と交わる弧171上の何処かにエミッタ140が位置することを指し示す。プラットフォーム110が軸116の周りを飛んで動くとき、TDOAコーン156a及び対応する地球上の弧171が僅かにシフトする。そして、一部のジオロケーション手法によれば、一連のTDOA測定への最良フィッティングによってエミッタ140の位置を決定することができる。
FDOA測定から導出されたFDOAコーン156bを用いることによってエミッタ140の位置を決定するために、同様の方法が用いられ得る。プラットフォーム110が軸116の周りを飛んで動くとき、一連のFDOA測定を用いて、近似的なFDOAコーンを導出することができる。エミッタ140のあり得るジオロケーションは、この近似的なFDOAコーンに沿っており、このFDOAコーンの軸160bはTDOAコーン156aに対して垂直である。TDOA及びFDOAは、2つの独立した量を測定する。これは、一部のジオロケーション手法においてエミッタ位置への最良フィッティングの収束を大いに速める。
TDOA及びFDOA測定を用いる伝統的なジオロケーション手法は、良好な初期(イニシャル)推定を生成することができないために、信頼できないものである。例えば、TDOA及びFDOA測定のけるノイズが、良好な初期推定の計算を妨害してしまう。反復的な最小誤差手法は、良くないシード値を補正することができるが、基本となる誤差表面が大まかであるとき(しばしばそうである)に発散してしまう。故に、初期シードを用いることなくTDOA及びFDOA測定から直接的に遠隔エミッタの位置を推定することへのニーズが存在する。また、TDOA及びFDOA測定におけるノイズにかかわらずに推定位置を提供することに更なるニーズが存在する。
従って、以上のニーズ及びその他に同様に対処する直接ジオロケーション手法がここに提供される。ここに記載される直接ジオロケーション手法及びその例は、シードなしで直接的に、エミッタの候補緯度及び経度を生成する。TDOA及びFDOA測定の各対(ペア)が位置を決定する。この手法において、適度に小さいデータセットにわたる平均は、TDOA及びFDOA測定におけるノイズに起因する大きい変動にかかわらずに、迅速に収束する。直接ジオロケーション手法においては、3次元のシード値の代わりに、エミッタの高度(標高)が推定される。エミッタの高度は、エミッタの緯度及び経度よりも遥かに良く知られている。
図2は推定エンジン135の一例を示しており、図3を参照してその動作を説明する。推定エンジン135は、図示のように通信可能に結合された推定モジュール205及び平均化モジュール210を含んでいる。航空機が飛行経路に沿って飛行するとき、地球の表面(図3に原点0,0として示す)に置かれた静止エミッタが、航空機を発見しようとして電磁エネルギーを放射する。ドウェルと呼ばれる期間中、電磁エネルギーによって航空機が照らされる。各ドウェル中に、電磁エネルギーのTDOA及びFDOAが測定される。
TDOA及びFDOA測定並びにドウェル中の航空機の地面からの高度(AGL)は、ドウェルに対応する複数の期間で収集される。“データ収集物”215として参照する、TDOA、FDOA、及びAGL測定結果を含んだ、これら複数の期間で収集されたデータは、推定エンジン135に提供される。各データ収集物215に対し、推定モジュール205が、TDOA、FDOA、及びAGL測定結果に基づいて、静止エミッタの位置を推定する。
TDOA、FDOA、及びAGL測定結果は各々、エミッタが位置し得る3次元空間内の表面を規定する。図1Bを参照するに、測定されたTDOAによって規定されるTDOAコーン156aの表面上の各点が、測定されたTDOAを持つエミッタのあり得る位置である。FDOA測定結果によって規定されるFDOAコーン156b、及びAGL測定結果によって規定される地球の表面(すなわち、地面)165は、同様に、エミッタのあり得る位置を表す。
地面上のエミッタからRF信号が発するとき、TDOAコーン156a及びFDOAコーン156bは、各々がエミッタの見通し線(ラインオブサイト)を表す2つの直線170a及び170bで交差すると期待される。一般に、2つの直線170a及び170bは、地面165と、各々がエミッタのあり得る(候補)位置を表す2つの解の点(解ポイント)175a及び175bで交差する。エミッタは、解ポイント175a又は解ポイント175bの何れかによって表される位置にあると期待される。しかしながら、一部のケースにおいては、2つの直線170a及び170bが地面165と交差しない。これらのケースでは、解ポイントが存在しない。交差点及びエミッタの見掛けの位置を見出すのに便利な技術について詳細に後述する。
以下の式1、2、及び3が、TDOA、FDOA、及びAGL測定結果を表す3つの表面を記述する。ここで使用されるとき、ベクトルは、記号上の矢印(→)、すなわち、
Figure 2017531779
によって表記され、単位ベクトルは、記号上のカレット(^)、すなわち、
Figure 2017531779
によって表記される。2つのベクトル間のスカラー積は、
Figure 2017531779
によって表記され、ベクトル積は、
Figure 2017531779
によって表記される。
Figure 2017531779
ここで、ベクトルbは、1つのアンテナから別の1つのアンテナまでの基線ベクトルであり、ガンマは、基線に対する垂線と見通し線との間の角度である。
Figure 2017531779
ここで、
Figure 2017531779
は、レバーアーム(てこ腕)rでエミッタの周りを飛行する航空機の角速度であり、ベクトルωは、航空機のそれ自身の中心周りの角速度である。
Figure 2017531779
ここで、見通し線距離rは、仰角εの関数として表現されている。
簡便な例において、式1、2、及び3の間の以上の関係が、それらを以下に式4として提示する単一の式へと結合することによって表現される。
Figure 2017531779
式4は、TDOA、FDOA、及びAGLの測定量に密接に関係する適切な座標基底セットを用いることで、1つの未知数を持つ式へと誘導される。その結果が式5である。
Figure 2017531779
ここで、φは、図1BのTDOAコーン156a周りの角度180であって未知数である。そして、式5が、sinφの多項式へと変換される。その結果が式6であり、これは、sでの次数6の多項式の根に関する等式である。
Figure 2017531779
ここで、
Figure 2017531779
である。
直接ジオロケーション手法の簡便な一例は、6個の根を見出すためにラゲール(Laguerre)法を使用する。一般に、このような解が2つ存在するが、上記3つの表面が交差するのかどうか及びどのように交差するのかに応じて、1つであるか存在しないかであることがある。
以上の技術は、データ収集物215に関連する期間中の静止エミッタの推定位置220をもたらす。推定位置220は、静止エミッタのあり得る(候補)緯度及びあり得る(候補)経度を含む。図3は、各々を“+”として表した30個のデータ収集物の推定位置(結果)を示している(図3はまた、後述する誤った推定結果をも示している)。
図3は、各データ収集物から計算された推定位置における相当な広がりを示している。これは、TDOA及びFDOAの双方の測定並びにアンテナ動作の動力学における測定ノイズのためである。ノイズの影響を軽減するため、平均化モジュール210が、推定位置の平均を取る。得られた平均推定位置225が、図3に誤差楕円として示されている。それから推定位置を計算するデータ収集物の個数が増加するにつれて、平均推定位置225は静止エミッタの真の位置に収束する(30データ収集物での誤差楕円が20データ収集物での誤差楕円よりも小さいとして図4に示されている)。そして、推定エンジン135が平均推定位置を提供する。
直接ジオロケーション手法の1つの利点は、初期推定すなわち“シード”を用いることなく静止エミッタの位置が推定されることである。一方、従来のジオロケーション技術はシードを必要とする。それらの技術は、“良い”シードなしでは、あるいは全くシードなしでは、収束しなかったり、収束するのが非常に遅かったり、あるいは間違った答えに収束したりすることがある。
推定エンジン135の簡便な一例において、推定エンジン135は、提供された平均推定位置225に基づいて静止エミッタの位置を更に計算する。他の一例において、静止エミッタの位置を計算するため、平均推定位置225が、例えば従来のジオロケーション技術で使用されるものなどの別プロセスへのシードとして提供される。更なる他の一例において、推定エンジン135は、例えば視覚的及び/又は聴覚的なインジケータ又は警告として、平均推定位置225をユーザに提供する。
図4は、推定エンジン135の簡便な一例を示している。その動作の概説として、推定エンジン135は、各ドウェル(dwell)について1つ又は2つの受け入れ可能な推定位置(解)を計算する。推定位置を計算するとき、推定エンジン135は、二重仮説トラッカを用いて、推定位置を、2つの平均推定位置のうち、それが近接する方の平均推定位置と関連付ける。推定エンジン135は、残った方の推定位置を他方の平均推定位置と関連付ける。幾つかのドウェルの後、推定エンジン135は、静止エミッタの受信電力(received power;RP)に対する静止エミッタの実効放射電力(effective radiated power;ERP)の比から計算されたレンジ(距離)に対して、航空機までのそのレンジが近い方の平均推定位置を選択する。
より詳細には、所与のデータ収集物に関して推定位置を計算するため、推定モジュール205が2つの解を計算する。例えば、“ドウェル1”(“dwell_1”)とラベル付けられたデータ収集物に関して、推定モジュール205が推定位置220a及び推定位置220bを計算する。推定モジュール205の一例は、計算した各解が地表上の位置と矛盾しないかを決定する。推定モジュール205は、地表上の位置と矛盾しない解を妥当な解として特定する。推定エンジン135が、平均推定位置を決定する際にこれら妥当な解を検討する。故に、一部の例において、推定エンジン135は、ドウェルについて1つの推定位置を計算する。
説明の目的で、推定モジュール205が2つの解を計算すると仮定する。一方の解は、他方の解よりも航空機に近い。従って、一方の解を“近い解”と呼び、他方の解を“遠い解”と呼ぶと都合がよい。平均化モジュール210が、第1の平均推定位置225a及び第2の平均推定位置225bを管理する。各々が、推定位置に関して計算された解の移動平均である。平均化モジュール210は、第1又は第2の平均推定位置のそれぞれに対する各解の近接さに基づいて、解(220a、220b)の各々を第1の平均推定位置225a又は第2の平均推定位置225bの何れかと関連付ける。
例えば、平均化モジュール210は、近い解が第1の平均推定位置225aに近いのか、あるいは第2の平均推定位置225bに近いのかを決定する。近い解が第1の平均推定位置225aの方に近い場合、平均化モジュールは、近い解を第1の平均推定位置225aに含める。そうする際、第1の平均推定位置225aは、それまでに計算された近い解全ての移動平均である。そして同様に、第2の平均推定位置225bは、それまでに計算された遠い解全ての移動平均である。移動平均を保持することは計算上都合がよい。他の例において、推定位置が個別に保存されて、その後にまとめて平均化される。
上述のシステム及び方法は、デジタル電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアにて実装され得る。実装は、コンピュータプログラムプロダクト(すなわち、情報担持媒体にて有形に具現化されたコンピュータプログラム)としてとし得る。実装は、例えば、データ処理装置によって実行される又はデータ処理装置の動作を制御するために実行される機械読み取り可能記憶装置におけるものとし得る。実装は、例えば、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、及び/又は複数のコンピュータとし得る。
一例において、コンピュータプログラムは、コンパイル及び/又はインタープリットされた言語を含め、如何なる形態のプログラミング言語で記述されてもよく、また、コンピュータプログラムは、ここに説明された様々な例の特徴及び機能を実行するようにコンピューティング環境で使用されるのに適した、スタンドアローンプログラムとして、又はサブルーチン、エレメント、及び/又はその他のユニットとして展開され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上又は一箇所の複数のコンピュータ上で実行されるように展開され得る。
方法ステップ及び処理は、1つ以上のプログラマブルプロセッサが入力データ上で処理を行って出力を生成することによって様々な例の機能を実行するようにコンピュータプログラムを実行することによって、プロセスとして実行され得る。方法ステップはまた、専用論理回路によって実行されてもよく、また、装置は専用論理回路として実装され得る。回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)とし得る。モジュール、サブルーチン、及びソフトウェアエージェントは、その機能を実装するコンピュータプログラム、プロセッサ、専用回路、ソフトウェア、及び/又はハードウェアの部分を指し得る。
推定エンジン135は、コンピュータプログラムの実行に適した1つ以上のプロセッサを有することができ、例として、汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサの双方、並びにあらゆる種類のデジタルコンピュータの1つ以上のプロセッサを含み得る。一般に、プロセッサは、読み出し専用メモリ若しくはランダムアクセスメモリ又はこれら双方から命令及びデータを受け取る。コンピュータの要素は、命令を実行するプロセッサと、命令及びデータを格納する1つ以上のメモリデバイスとを有し得る。一般に、コンピュータは、(例えば、磁気ディスク、磁気光ディスク、又は光ディスクといった)データを格納する1つ以上の大容量ストレージ装置(例えば、メモリモジュール)を含むことができ、あるいは、それらからデータを受け取且つ/或いはそれらにデータを伝達するように動作的に結合されることができる。メモリは、1つ以上のプロセッサ(例えば、推定エンジン135)によって実行されるときに該1つ以上のプロセッサにここに説明された様々な例の特徴及び機能を実行又は実装させる、画像を処理するためのコンピュータ読み取り可能命令を格納した、有形の非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体とし得る。
コンピュータプログラム命令及びデータを具現化するのに適した情報キャリアは、例として半導体メモリデバイスを含め、全ての形態の不揮発性メモリを含む。情報キャリアは、例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、内部ハードディスク、取り外し可能ディスク、磁気光ディスク、CD−ROM、及び/又はDVD−ROMディスクとし得る。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補完され且つ/或いは専用論理回路に組み込まれ得る。
ユーザとのインタラクションを提供するため、上述の技術は、表示装置を有するコンピューティング装置上で実装され得る。表示装置は、例えば、陰極線管(CRT)及び/又は液晶ディスプレイ(LCD)モニタ、及び/又は発光ダイオード(LED)モニタとし得る。ユーザとのインタラクションは、例えば、ユーザへの情報の表示、並びに、それによってユーザがコンピューティング装置に入力を提供する(例えば、ユーザインタフェース要素とインタラクトする)ことができるキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス若しくはトラックボール)とし得る。ユーザとのインタラクションを提供することには、その他の種類の装置も使用され得る。その他の装置は、例えば、何らかの形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)にてユーザに提供されるフィードバックとし得る。ユーザからの入力は、例えば、音響、音声、及び/又は触覚の入力を含め、如何なる形態で受け取られてもよい。
上述のシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含む分散コンピューティングシステムで実装され得る。バックエンドコンポーネントは、例えば、データサーバ、ミドルウェアコンポーネント、及び/又はアプリケーションサーバとし得る。上述の技術は、フロントエンドコンポーネントを含む分散コンピューティングシステムで実装され得る。フロントエンドコンポーネントは、例えば、それを通じてユーザが一実装例とインタラクトすることが可能なグラフィカルユーザインタフェースやウェブブラウザ、及び/又は送信側装置用のその他のグラフィカルユーザインタフェースとし得る。システムのコンポーネントは、何らかの形態のデジタルデータ通信媒体(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、有線ネットワーク、及び/又は無線ネットワークを含む。
システムは、クライアント及びサーバに結合され且つ/或いはそれらを含み得る。クライアント及びサーバは、概して互いから遠隔であり、典型的に通信ネットワークを介してインタラクトする。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピューティング装置上で走る互いに対してクライアント−サーバ関係を持つコンピュータプログラムによって生まれる。
通信ネットワークは、パケットベースのネットワークを含むことができ、これは例えば、インターネット、キャリアインターネットプロトコル(IP)ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク(例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)、802.11ネットワーク、802.16ネットワーク、汎用パケット無線システム(GPRS)ネットワーク、HiperLAN)、及び/又はその他のパケットベースネットワークを含み得る。回路ベースのネットワークは、例えば、構内電話交換機(PBX)、無線ネットワーク(例えば、RAN、Bluetooth(登録商標)、符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、時間分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))ネットワーク)、及び/又はその他の回路ベースネットワークを含み得る。
推定エンジン135は、例えば、コンピュータ、ブラウザ装置を備えたコンピュータ、電話、IP電話、モバイル装置(例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)装置、ラップトップコンピュータ、電子メール装置)、及び/又はその他の通信装置を含み得る。ブラウザ装置は、例えば、ワールドワイドウェブブラウザ(例えば、ワシントン州レッドモンドのマイクロソフト社から入手可能なINTERNET EXPLORER(登録商標))を備えたコンピュータ(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ)を含む。モバイルコンピューティング装置は、例えば、カナダ・オンタリオ州ウォータールーのリサーチ・イン・モーション社によって供給されているBLACKBERRY(登録商標)を含む。
“有する”、“含む”、及び/又は各々の様々な形態は、オープンエンドであって列挙されるパーツを含むとともに、列挙されない更なるパーツを含むことができる。“及び/又は”は、オープンエンドであって、列挙されるパーツのうちの1つ以上、並びに列挙されるパーツの組み合わせを含む。
上での開示は、多様な有用な例であると現在考えられるものを説明しているが、理解されるべきことには、これらの詳細事項は単にその目的でのものであり、添付の請求項は、開示されている例に限定されず、むしろ、添付の請求項の精神及び範囲内の変更及び均等構成に及ぶものである。
当業者は、本発明が、その精神又は本質的特徴を逸脱することなく、他の具体的形態で具現化され得ることに気付くであろう。故に、以上の実施形態は、あらゆる点で、ここに記載される発明の限定ではなく例示として考えられるべきである。従って、本発明の範囲は、以上の説明によってではなく、添付の請求項によって指し示されるものであり、それ故に、請求項の均等の意味及び範囲に入る全ての変形がその中に包含されることが意図される。

Claims (12)

  1. 地表に置かれた静止エミッタの位置を推定する方法であって、
    複数の期間中に収集されるデータであって、地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果と、前記航空機の地表からの高度の測定結果とを含んだデータ、が提供される推定エンジンにおいて、
    前記複数の期間の各々について、それぞれの期間に関する前記TDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、前記静止エミッタの位置を推定するステップであり、その結果が、それぞれの期間に関する前記静止エミッタの推定位置であり、前記静止エミッタの前記推定位置は、前記静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含む、ステップと、
    前記複数の期間に関する前記推定位置の平均を取って、前記静止エミッタの平均推定位置を形成するステップであり、前記平均推定位置は、前記静止エミッタの前記候補緯度の平均及び前記候補経度の平均を含む、ステップと、
    前記静止エミッタの前記平均推定位置を提供するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記推定することは、
    前記TDOA、FDOA、及び高度の測定結果の各々を、3次元空間内の表面として表現し、
    前記表面同士の交差点を特定し、且つ
    該特定に基づき、前記静止エミッタの前記推定位置として、特定された各交差点を返す
    ことを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記表面の各々が連立方程式として記述され、且つ
    前記特定することは、ラゲール法を用いて前記連立方程式を解くことを含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記推定することは、前記推定位置の各々に関する2つの解を計算することを含み、
    前記平均を取ることは、各々が前記推定位置に関して計算された前記解の移動平均である第1の平均推定位置及び第2の平均推定位置を管理することと、前記第1又は第2の平均推定位置のそれぞれに対する前記解の各々の近接さに基づいて、前記解の各々を前記第1又は第2の平均推定位置の何れかと関連付けることとを含み、且つ
    前記提供することは、前記航空機から前記静止エミッタまでの計算されたレンジに対して値的に近い前記航空機までのレンジを持つ方の前記第1又は第2の平均推定位置を選択することを含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記解を計算することは、地表上の位置と矛盾しない解を妥当な解として特定することを含み、且つ
    前記関連付けることは、前記妥当な解を前記第1及び第2の平均推定位置に含めることを含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記関連付けることは、
    各解について、それぞれの解が近接性において前記第1又は第2の平均推定位置の何れに近いのかを決定し、且つ
    該決定に基づいて、前記それぞれの位置を前記第1又は第2の平均推定位置の何れかの前記移動平均に含める
    ことを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記静止エミッタの受信電力に対する前記静止エミッタの実効放射電力の比から、前記計算されたレンジを決定する、ことを更に有する請求項6に記載の方法。
  8. 前記平均を取ることは、
    前記複数の期間中に収集される前記データ中のノイズの近似に基づいて、前記推定位置の各々に重みを割り当て、且つ
    前記割り当てられた重みに従って前記推定位置の平均を取って、前記静止エミッタの加重平均推定位置を得る
    ことを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記提供することは、前記静止エミッタの前記平均推定位置をユーザに提供することを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 提供される前記静止エミッタの前記平均推定位置に基づいて、地表上の前記静止エミッタの位置を計算する、ことを更に有する請求項1に記載の方法。
  11. 地表に置かれた静止エミッタの位置を推定するシステムであって、
    コンピュータ実行可能命令を有するメモリと、
    地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果を受信し、且つ前記航空機の地表からの高度の測定結果を受信する少なくとも1つのインタフェースと、
    前記メモリ及び前記少なくとも1つのインタフェースに結合された推定エンジンであり、当該推定エンジンによって実行されるときに前記コンピュータ実行可能命令が、当該推定エンジンに、
    複数の期間の各々について、それぞれの期間に関する前記TDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、前記静止エミッタの位置を推定させ、その結果が、それぞれの期間に関する前記静止エミッタの推定位置であり、前記静止エミッタの前記推定位置は、前記静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含み、
    前記複数の期間に関する前記推定位置の平均を取らせて、前記静止エミッタの平均推定位置を形成させ、前記平均推定位置は、前記静止エミッタの前記候補緯度の平均及び前記候補経度の平均を含み、且つ
    前記静止エミッタの前記平均推定位置を提供させる、
    推定エンジンと、
    有するシステム。
  12. 地表に置かれた静止エミッタの位置を推定するためのコンピュータ読み取り可能命令を格納した有形の非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
    地表に置かれた静止エミッタから送信されて航空機の少なくとも2つのアンテナによって受信されるレーダパルスの到来時間差(TDOA)及び到来周波数差(FDOA)の測定結果と、前記航空機の地表からの高度の測定結果とを含んだ、複数の期間中に収集されるデータが与えられ、前記コンピュータ読み取り可能命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、該1つ以上のプロセッサに、
    前記複数の期間の各々について、それぞれの期間に関する前記TDOA、FDOA、及び高度の測定結果に基づいて、前記静止エミッタの位置を推定させ、その結果が、それぞれの期間に関する前記静止エミッタの推定位置であり、前記静止エミッタの前記推定位置は、前記静止エミッタの候補緯度及び候補経度を含み、
    前記複数の期間に関する前記推定位置の平均を取らせて、前記静止エミッタの平均推定位置を形成させ、前記平均推定位置は、前記静止エミッタの前記候補緯度の平均及び前記候補経度の平均を含み、且つ
    前記静止エミッタの前記平均推定位置を提供させる、
    コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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