JP2005016846A - ワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤレスセンサを用いた従来の空調制御システムでは、特定の区分空調領域を担当する空調ユニットとワイヤレスセンサが予め定められていて、他の区分空調領域に使用することはできず、柔軟性のある運用ができない。
【解決手段】そこで本発明では測定手段と無線通信手段を設けたワイヤレスセンサ3に、制御要素に対する設定手段と識別信号記憶手段を設け、複数個所に設置されたアンテナ13を介してワイヤレスセンサと通信して、その設定情報に基づいて制御対象機器2を制御する制御装置9には、ワイヤレスセンサの情報取得手段と、識別する手段と、位置を検出する手段を設けて、ワイヤレスセンサの位置に対応する制御対象機器を制御する構成とした屋内環境の制御システムを提案する。
【選択図】 図1
【解決手段】そこで本発明では測定手段と無線通信手段を設けたワイヤレスセンサ3に、制御要素に対する設定手段と識別信号記憶手段を設け、複数個所に設置されたアンテナ13を介してワイヤレスセンサと通信して、その設定情報に基づいて制御対象機器2を制御する制御装置9には、ワイヤレスセンサの情報取得手段と、識別する手段と、位置を検出する手段を設けて、ワイヤレスセンサの位置に対応する制御対象機器を制御する構成とした屋内環境の制御システムを提案する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の建物の事務室(一般執務スペース)や会議室/応接室、又は商業施設、展示場、工場、研究所等におけるワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空調用のセンサを設けたワイヤレスセンサにより空調機器を制御する空調制御システムが従来から提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、空調空間の温度、湿度、照度等を測定するセンサと、このセンサが測定を担当する区分空調領域を表示するエリア対応表示部と、このセンサの識別コ―ドを記憶するコ―ド記憶部と、デ―タを無線により発信する無線変換部と、このセンサが測定する値を、当該コ―ド記憶部の記憶する識別コ―ドと共に、当該無線変換部にデ―タとして送る制御部とを設けた空調用ワイヤレスセンサと、このワイヤレスセンサにより測定した値と設定値とを比較して空調機器に制御信号を送る制御ユニットからなる空調制御システムが記載されている。
【0004】
この特許文献1の空調用制御システムでは、空調空間を、区分された領域に分割し、特定の区分空調領域を担当する空調ユニットとワイヤレスセンサを定めており、制御ユニットは、ワイヤレスセンサからの信号を受信した場合、識別信号により、対応する空調ユニットを特定して、その空調ユニットに制御信号を送る構成である。
【0005】
そして、この特許文献1のシステムでは、上述したとおり空調ユニットおよびセンサには、定められた区分空調領域に応じた識別コ―ドが付与されているのであるが、区分空調領域の変更に応じて、付与されている識別コ―ドを新たな識別コ―ドに更新することにより配線工事を行うことなく対処できるというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−318144号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり特許文献1に示されるような従来技術では、特定の区分空調領域を担当する空調ユニットとワイヤレスセンサが予め定められていて、ある区分空調領域のワイヤレスセンサを他の区分空調領域に使用することはできず、柔軟性のある運用ができない。
そこで、本発明はこのような課題を解決することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、請求項1において、屋内環境の制御要素に対する測定手段と無線通信手段を設けたワイヤレスセンサに、制御要素に対する設定手段と識別信号記憶手段を設け、このワイヤレスセンサと、複数個所に設置されたアンテナを介して通信して前記制御要素に関する制御対象機器を制御する制御装置に、前記ワイヤレスセンサとの無線通信手段と、ワイヤレスセンサの測定手段と設定手段の情報を取得する手段と、前記識別信号記憶手段の識別信号によりワイヤレスセンサを識別する手段と、ワイヤレスセンサとの無線通信によりワイヤレスセンサの位置を検出する手段を設けて、検出手段により検出したワイヤレスセンサの位置に対応する制御対象機器を制御する構成としたワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムを提案する。
【0009】
また本発明では、請求項2において、識別信号記憶手段は、RF−IDとすることを提案する。
【0010】
また本発明では、請求項3において、制御手段には、同一の制御対象機器に対応する位置に複数のワイヤレスセンサが存在する場合の制御ルールを登録する登録手段を設けることを提案する。
【0011】
そしてこの制御ルールとして、請求項4では、ワイヤレスセンサ毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0012】
また請求項5では、制御ルールとして、時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0013】
また請求項6では、制御ルールとして、複数のワイヤレスセンサの設定情報の平均値による制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0014】
また本発明では、請求項7において、制御手段には、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールを登録する登録手段を設けることを提案する。
【0015】
そして、この制御ルールとして、請求項8では、照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するものとすることを提案する。
【0016】
本発明においては、ワイヤレスセンサを持っている人が、例えば室やゾーンのように、屋内環境の制御区分を移動した場合には、制御装置は、アンテナを介してワイヤレスセンサと通信して、識別信号により当該ワイヤレスセンサを識別すると共に、その位置を検出する。更に制御装置は、ワイヤレスセンサから、制御要素の測定値と、その設定値の情報を取得して、上記検出した位置に対応する制御対象機器を制御する。
【0017】
このため、ワイヤレスセンサを持っている人が、屋内環境の制御区分を移動した場合には、移動先の屋内環境が、ワイヤレスセンサに設定されている屋内環境に移行され、屋内環境を常にワイヤレスセンサを持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
【0018】
同室又は同ゾーンのように、屋内環境の同一制御区分に、ワイヤレスセンサを保有している人が複数存在している場合には、制御装置は、各ワイヤレスセンサを識別すると共に、自体の登録手段に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
【0019】
例えば、制御ルールは、ワイヤレスセンサ毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御したり、又は時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御したり、又は複数のワイヤレスセンサの設定情報の平均値による制御対象機器を制御するようにすることができる。
【0020】
また本発明では、制御装置は、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールに基づいて制御を行うことができ、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するものとすれば、無駄な空調を継続することを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムの実施の形態を図1、図2を参照して説明する。
図1は本発明の構成を屋内空間を含めて概念的に表した説明図であり、また図2は本発明の構成の一例を示すブロック図である。
これらの図において、符号1は本発明を適用する建物の室等の屋内空間を示すもので、この屋内空間1は、異なった制御区分のエリアA1,A2,A3,…を有している。これらの夫々のエリアA(A1,A2,A3,…)には、屋内環境の制御要素に対応する制御対象機器2(2a,2b,2c,2d,…)を設けている。即ち、図において、2aはVAV、2bは空調往きダクト、2cは空調還りダクト、2dは照明機器である。
【0022】
制御対象機器2は、当該屋内空間において制御の対象である環境の対象要素に応じて適宜に設置されるもので、即ち、対象要素は、温度、湿度、気流速度、輻射強度、照度等、適宜に適数を選択することができ、これらの対象要素に応じて制御対象機器を設置する。
【0023】
符号3はワイヤレスセンサであり、このワイヤレスセンサ3は、図2に示すように、上述したような屋内環境の制御要素に対する測定手段4と無線通信手段5を設けると共に、制御要素に対する設定手段6と識別信号記憶手段7を設けている。尚、符号8は無線通信手段5のアンテナを示すものである。
【0024】
図においては無線通信手段5は、測定手段4、設定手段6及び識別信号記憶手段7に共通な構成として示しているが、測定手段4と設定手段6の情報の通信に関する無線通信手段と、識別信号記憶手段7の識別信号の通信に関する無線通信手段は別に構成することもできる。
【0025】
例えば、識別信号記憶手段7としては、RF−ID又はICタグと称されるトランスポンダ等の識別用手段を利用することができ、この場合には、この識別信号記憶手段7は専用の無線通信手段を利用することができる。
【0026】
次に符号9は上記制御要素に関する制御対象機器2を制御する制御装置であり、この制御装置9は前記ワイヤレスセンサ3との無線通信手段10と上記制御対象機器2の制御手段11と、制御装置本体12とから構成されている。
【0027】
無線通信手段10は上記エリアA1,A2,A3,…に対応して屋内空間の適所に設置されたアンテナ13(13a,13b,13c,13d,…)に接続されている。尚、アンテナ13は上記エリアA1,A2,A3,…毎に一つ設ける他、各エリアの広さ等に応じてエリアに複数を設けることもできる。
【0028】
次に制御装置本体12は、図2に示すように、ワイヤレスセンサ3の測定手段4と設定手段6の情報を取得する手段14と、前記識別信号記憶手段7の識別信号によりワイヤレスセンサ3を識別する手段15と、ワイヤレスセンサ3との無線通信により、当該ワイヤレスセンサ3の位置を検出する手段16と、制御ルールを登録する登録手段17と、制御装置9が管理、制御する全ての制御対象機器2やワイヤレスセンサ3のデータを記憶するデータベース18を設けている。
【0029】
ここで、登録手段17には、同一の制御対象機器2に対応する位置、即ち上記同一のエリアAに複数のワイヤレスセンサ3が存在する場合の制御ルールや、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルール、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するというような制御ルールを登録する。
【0030】
以上の構成において、ワイヤレスセンサ3を持っている人が、例えば上記エリアAを移動した場合には、制御装置9は、アンテナ13を介してワイヤレスセンサ3と通信し、ワイヤレスセンサ3の識別信号記憶手段7から発せられる識別信号を、識別手段15によりデータベース18に登録されているものと照合して当該ワイヤレスセンサ3を識別する。また制御装置9は位置検出手段16により、ワイヤレスセンサ3の位置を検出する。位置検出手段16によるワイヤレスセンサ3の位置の検出は、各アンテナ13における信号強度を比較して、最も信号強度の高いアンテナ13が設置されているエリアAとして検出する手法を利用したり、又は例えば無線LAN信号を利用した三辺測量の手法を用いて位置を高精度に検出する手法を利用したり、少なくとも、現在ワイヤレスセンサ3が存在する位置の制御対象機器2に対応する位置を検出可能な手法であれば、適宜の検出手法を適用することができる。
【0031】
以上のとおり、ワイヤレスセンサ3を識別すると共に、その位置を検出した制御装置9は、情報取得手段14により取得したワイヤレスセンサ3の測定手段4と設定手段6の情報から、対応する制御対象機器2に対する制御量を演算して、その信号を制御手段11を介して、当該制御対象機器2に送って制御を行う。
【0032】、
このため、ワイヤレスセンサ3を持っている人が、屋内環境の制御区分、この場合、エリアAを移動した場合には、移動先の制御対象機器2が制御されることにより、移動先の屋内環境が、当該ワイヤレスセンサ3に設定されている屋内環境に移行され、従って、エリアAを移動しても、その屋内環境を常にワイヤレスセンサ3を持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
【0033】
以上の制御の一例を説明すると、以下の通りである。
ワイヤレスセンサ3(及びエリアA1)の現在の情報
位置情報:エリアA1
設定温度及び測定温度:22℃
設定湿度及び測定湿度:40%
設定照度及び測定照度:600Lx
エリアA2の現在の情報
設定温度:24℃
設定湿度:45%
設定照度:300Lx
以上の状態において、ワイヤレスセンサ3がエリアA2に移動すると、制御装置9は、アンテナ13aを介してワイヤレスセンサ3を検出し、その位置を位置検出手段16が検出すると共に、アンテナ13bを介して情報取得手段14により、エリアA2の現在の情報、即ち、エリアA2のそれまでの設定値であった、(測定温度:24℃,測定湿度:45%,測定照度:300Lx)の情報と、ワイヤレスセンサ3に設定されている(設定温度:22℃,設定湿度:40%,設定照度:600Lx)の情報が、ワイヤレスセンサ3から取得される。
そこで、測定装置9は、上記ワイヤレスセンサ3の現在位置である、エリアA2に対応する制御対象機器2を特定し、上記測定情報と設定情報とから制御量を演算して、特定した制御対象機器2を制御するため、エリアA2は、それまで当該ワイヤレスセンサ3を持っている人が、それまで居たエリアA1の環境に移行する。
【0034】
上述したとおり、この実施の形態では、ワイヤレスセンサ3を識別し、位置を検出するためのアンテナと、環境に関する情報を取得するアンテナとを異ならせているが、共通のものを使用することもできる。
【0035】
また、ワイヤレスセンサ3がエリアAを移動したことの検出は、ワイヤレスセンサ3側から信号を連続的又は間欠的に送信するように構成することもできるし、制御装置9側から各アンテナを介してポーリング信号を連続的又は間欠的に送って、その応答によりワイヤレスセンサ3を検出するように構成することもできる。
【0036】
次に制御の他例を説明すると、次のとおりである。
例えば、エリアA2に居る人が、そのエリアの照明を消灯すると、ワイヤレスセンサ3の照度センサが消灯された状態を検出し、この情報が制御装置9に送信される。
制御装置9は、エリアA2の消灯の情報を受け、そのエリアの他の制御対象機器2である空調機器を停止する制御を行う。
このように、制御装置9は、ワイヤレスセンサ3からの情報に対して、制御対象機器の制御内容を予め設定することができる。
【0037】
以上の例では、一つのエリアA内に、一つのワイヤレスセンサ3が存在することを前提としているが、複数存在している場合には、それらの設定値が衝突して円滑な制御が行えなくなる。このため、制御装置9は、一つのエリアA内に複数のワイヤレスセンサ3の存在を検出したら、それらのワイヤレスセンサ3を識別すると共に、自体の制御ルール登録手段17に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
【0038】
この制御ルールは、上述したように、ワイヤレスセンサ3毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサ3の設定情報により制御対象機器2を制御したり、又は時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサ3の設定情報により制御対象機器2を制御したり、又は複数のワイヤレスセンサ3の設定情報の平均値による制御対象機器2を制御するようにすることができる。そして、これらの制御ルールは、本システムを適用する施設等に応じて適宜に選択することができる。
【0039】
また本発明では、制御装置9は、登録手段17に登録されている複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールに基づいて制御を行うことができ、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止することができ、従って人が居ないエリアの照明は消灯するということを自動的に行え、無駄な電力を削減し、省エネルギーに寄与することができる。
【0040】
尚、本発明における制御装置には、以上の機能の他、制御している制御対象機器2の異常を検出して警報を発する機能や、屋内環境のデータを記録する機能や、各制御対象機器の運転状況を記録する機能等を持たせることもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであるので、次のような効果がある。
a.本発明に係るワイヤレスセンサは、予め定められた制御区分のみの制御しかできないのではなく、それを持っている人が、屋内環境の制御区分を移動した場合には、移動先の屋内環境が、ワイヤレスセンサに設定されている屋内環境に移行され、屋内環境を常にワイヤレスセンサを持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
b.同室又は同ゾーンのように、屋内環境の同一制御区分に、ワイヤレスセンサを保有している人が複数存在している場合には、制御装置は、各ワイヤレスセンサを識別すると共に、自体の登録手段に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
c.屋内環境のセンサ機能と設定機能を、ワイヤレスで実現することができ、施設等の建築計画変更等に柔軟に対応が可能である。
d.温湿度制御等、屋内環境の適正な制御をエリア毎に確実に行うことができ、例えば制御ルールにより、人が居ないエリアの照明は消灯するというようにすることができ、無駄な電力を削減し、省エネルギーに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を屋内空間を含めて概念的に表した説明図である。
【図2】本発明の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A(A1,A2,A3,…) エリア
1 屋内空間(室)
2(2a,2b,2c,…) 制御対象機器
3 ワイヤレスセンサ
4 測定手段
5 無線通信手段
6 設定手段
7 識別信号記憶手段
8 アンテナ
9 制御装置
10 通信手段
11 制御手段
12 制御装置本体
13(13a,13b,13c,13d,…) アンテナ
14 情報取得手段
15 識別手段
16 位置検出手段
17 制御をルール登録手段
18 データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の建物の事務室(一般執務スペース)や会議室/応接室、又は商業施設、展示場、工場、研究所等におけるワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空調用のセンサを設けたワイヤレスセンサにより空調機器を制御する空調制御システムが従来から提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、空調空間の温度、湿度、照度等を測定するセンサと、このセンサが測定を担当する区分空調領域を表示するエリア対応表示部と、このセンサの識別コ―ドを記憶するコ―ド記憶部と、デ―タを無線により発信する無線変換部と、このセンサが測定する値を、当該コ―ド記憶部の記憶する識別コ―ドと共に、当該無線変換部にデ―タとして送る制御部とを設けた空調用ワイヤレスセンサと、このワイヤレスセンサにより測定した値と設定値とを比較して空調機器に制御信号を送る制御ユニットからなる空調制御システムが記載されている。
【0004】
この特許文献1の空調用制御システムでは、空調空間を、区分された領域に分割し、特定の区分空調領域を担当する空調ユニットとワイヤレスセンサを定めており、制御ユニットは、ワイヤレスセンサからの信号を受信した場合、識別信号により、対応する空調ユニットを特定して、その空調ユニットに制御信号を送る構成である。
【0005】
そして、この特許文献1のシステムでは、上述したとおり空調ユニットおよびセンサには、定められた区分空調領域に応じた識別コ―ドが付与されているのであるが、区分空調領域の変更に応じて、付与されている識別コ―ドを新たな識別コ―ドに更新することにより配線工事を行うことなく対処できるというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−318144号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり特許文献1に示されるような従来技術では、特定の区分空調領域を担当する空調ユニットとワイヤレスセンサが予め定められていて、ある区分空調領域のワイヤレスセンサを他の区分空調領域に使用することはできず、柔軟性のある運用ができない。
そこで、本発明はこのような課題を解決することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、請求項1において、屋内環境の制御要素に対する測定手段と無線通信手段を設けたワイヤレスセンサに、制御要素に対する設定手段と識別信号記憶手段を設け、このワイヤレスセンサと、複数個所に設置されたアンテナを介して通信して前記制御要素に関する制御対象機器を制御する制御装置に、前記ワイヤレスセンサとの無線通信手段と、ワイヤレスセンサの測定手段と設定手段の情報を取得する手段と、前記識別信号記憶手段の識別信号によりワイヤレスセンサを識別する手段と、ワイヤレスセンサとの無線通信によりワイヤレスセンサの位置を検出する手段を設けて、検出手段により検出したワイヤレスセンサの位置に対応する制御対象機器を制御する構成としたワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムを提案する。
【0009】
また本発明では、請求項2において、識別信号記憶手段は、RF−IDとすることを提案する。
【0010】
また本発明では、請求項3において、制御手段には、同一の制御対象機器に対応する位置に複数のワイヤレスセンサが存在する場合の制御ルールを登録する登録手段を設けることを提案する。
【0011】
そしてこの制御ルールとして、請求項4では、ワイヤレスセンサ毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0012】
また請求項5では、制御ルールとして、時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0013】
また請求項6では、制御ルールとして、複数のワイヤレスセンサの設定情報の平均値による制御対象機器を制御するものとすることを提案する。
【0014】
また本発明では、請求項7において、制御手段には、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールを登録する登録手段を設けることを提案する。
【0015】
そして、この制御ルールとして、請求項8では、照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するものとすることを提案する。
【0016】
本発明においては、ワイヤレスセンサを持っている人が、例えば室やゾーンのように、屋内環境の制御区分を移動した場合には、制御装置は、アンテナを介してワイヤレスセンサと通信して、識別信号により当該ワイヤレスセンサを識別すると共に、その位置を検出する。更に制御装置は、ワイヤレスセンサから、制御要素の測定値と、その設定値の情報を取得して、上記検出した位置に対応する制御対象機器を制御する。
【0017】
このため、ワイヤレスセンサを持っている人が、屋内環境の制御区分を移動した場合には、移動先の屋内環境が、ワイヤレスセンサに設定されている屋内環境に移行され、屋内環境を常にワイヤレスセンサを持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
【0018】
同室又は同ゾーンのように、屋内環境の同一制御区分に、ワイヤレスセンサを保有している人が複数存在している場合には、制御装置は、各ワイヤレスセンサを識別すると共に、自体の登録手段に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
【0019】
例えば、制御ルールは、ワイヤレスセンサ毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御したり、又は時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御したり、又は複数のワイヤレスセンサの設定情報の平均値による制御対象機器を制御するようにすることができる。
【0020】
また本発明では、制御装置は、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールに基づいて制御を行うことができ、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するものとすれば、無駄な空調を継続することを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システムの実施の形態を図1、図2を参照して説明する。
図1は本発明の構成を屋内空間を含めて概念的に表した説明図であり、また図2は本発明の構成の一例を示すブロック図である。
これらの図において、符号1は本発明を適用する建物の室等の屋内空間を示すもので、この屋内空間1は、異なった制御区分のエリアA1,A2,A3,…を有している。これらの夫々のエリアA(A1,A2,A3,…)には、屋内環境の制御要素に対応する制御対象機器2(2a,2b,2c,2d,…)を設けている。即ち、図において、2aはVAV、2bは空調往きダクト、2cは空調還りダクト、2dは照明機器である。
【0022】
制御対象機器2は、当該屋内空間において制御の対象である環境の対象要素に応じて適宜に設置されるもので、即ち、対象要素は、温度、湿度、気流速度、輻射強度、照度等、適宜に適数を選択することができ、これらの対象要素に応じて制御対象機器を設置する。
【0023】
符号3はワイヤレスセンサであり、このワイヤレスセンサ3は、図2に示すように、上述したような屋内環境の制御要素に対する測定手段4と無線通信手段5を設けると共に、制御要素に対する設定手段6と識別信号記憶手段7を設けている。尚、符号8は無線通信手段5のアンテナを示すものである。
【0024】
図においては無線通信手段5は、測定手段4、設定手段6及び識別信号記憶手段7に共通な構成として示しているが、測定手段4と設定手段6の情報の通信に関する無線通信手段と、識別信号記憶手段7の識別信号の通信に関する無線通信手段は別に構成することもできる。
【0025】
例えば、識別信号記憶手段7としては、RF−ID又はICタグと称されるトランスポンダ等の識別用手段を利用することができ、この場合には、この識別信号記憶手段7は専用の無線通信手段を利用することができる。
【0026】
次に符号9は上記制御要素に関する制御対象機器2を制御する制御装置であり、この制御装置9は前記ワイヤレスセンサ3との無線通信手段10と上記制御対象機器2の制御手段11と、制御装置本体12とから構成されている。
【0027】
無線通信手段10は上記エリアA1,A2,A3,…に対応して屋内空間の適所に設置されたアンテナ13(13a,13b,13c,13d,…)に接続されている。尚、アンテナ13は上記エリアA1,A2,A3,…毎に一つ設ける他、各エリアの広さ等に応じてエリアに複数を設けることもできる。
【0028】
次に制御装置本体12は、図2に示すように、ワイヤレスセンサ3の測定手段4と設定手段6の情報を取得する手段14と、前記識別信号記憶手段7の識別信号によりワイヤレスセンサ3を識別する手段15と、ワイヤレスセンサ3との無線通信により、当該ワイヤレスセンサ3の位置を検出する手段16と、制御ルールを登録する登録手段17と、制御装置9が管理、制御する全ての制御対象機器2やワイヤレスセンサ3のデータを記憶するデータベース18を設けている。
【0029】
ここで、登録手段17には、同一の制御対象機器2に対応する位置、即ち上記同一のエリアAに複数のワイヤレスセンサ3が存在する場合の制御ルールや、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルール、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するというような制御ルールを登録する。
【0030】
以上の構成において、ワイヤレスセンサ3を持っている人が、例えば上記エリアAを移動した場合には、制御装置9は、アンテナ13を介してワイヤレスセンサ3と通信し、ワイヤレスセンサ3の識別信号記憶手段7から発せられる識別信号を、識別手段15によりデータベース18に登録されているものと照合して当該ワイヤレスセンサ3を識別する。また制御装置9は位置検出手段16により、ワイヤレスセンサ3の位置を検出する。位置検出手段16によるワイヤレスセンサ3の位置の検出は、各アンテナ13における信号強度を比較して、最も信号強度の高いアンテナ13が設置されているエリアAとして検出する手法を利用したり、又は例えば無線LAN信号を利用した三辺測量の手法を用いて位置を高精度に検出する手法を利用したり、少なくとも、現在ワイヤレスセンサ3が存在する位置の制御対象機器2に対応する位置を検出可能な手法であれば、適宜の検出手法を適用することができる。
【0031】
以上のとおり、ワイヤレスセンサ3を識別すると共に、その位置を検出した制御装置9は、情報取得手段14により取得したワイヤレスセンサ3の測定手段4と設定手段6の情報から、対応する制御対象機器2に対する制御量を演算して、その信号を制御手段11を介して、当該制御対象機器2に送って制御を行う。
【0032】、
このため、ワイヤレスセンサ3を持っている人が、屋内環境の制御区分、この場合、エリアAを移動した場合には、移動先の制御対象機器2が制御されることにより、移動先の屋内環境が、当該ワイヤレスセンサ3に設定されている屋内環境に移行され、従って、エリアAを移動しても、その屋内環境を常にワイヤレスセンサ3を持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
【0033】
以上の制御の一例を説明すると、以下の通りである。
ワイヤレスセンサ3(及びエリアA1)の現在の情報
位置情報:エリアA1
設定温度及び測定温度:22℃
設定湿度及び測定湿度:40%
設定照度及び測定照度:600Lx
エリアA2の現在の情報
設定温度:24℃
設定湿度:45%
設定照度:300Lx
以上の状態において、ワイヤレスセンサ3がエリアA2に移動すると、制御装置9は、アンテナ13aを介してワイヤレスセンサ3を検出し、その位置を位置検出手段16が検出すると共に、アンテナ13bを介して情報取得手段14により、エリアA2の現在の情報、即ち、エリアA2のそれまでの設定値であった、(測定温度:24℃,測定湿度:45%,測定照度:300Lx)の情報と、ワイヤレスセンサ3に設定されている(設定温度:22℃,設定湿度:40%,設定照度:600Lx)の情報が、ワイヤレスセンサ3から取得される。
そこで、測定装置9は、上記ワイヤレスセンサ3の現在位置である、エリアA2に対応する制御対象機器2を特定し、上記測定情報と設定情報とから制御量を演算して、特定した制御対象機器2を制御するため、エリアA2は、それまで当該ワイヤレスセンサ3を持っている人が、それまで居たエリアA1の環境に移行する。
【0034】
上述したとおり、この実施の形態では、ワイヤレスセンサ3を識別し、位置を検出するためのアンテナと、環境に関する情報を取得するアンテナとを異ならせているが、共通のものを使用することもできる。
【0035】
また、ワイヤレスセンサ3がエリアAを移動したことの検出は、ワイヤレスセンサ3側から信号を連続的又は間欠的に送信するように構成することもできるし、制御装置9側から各アンテナを介してポーリング信号を連続的又は間欠的に送って、その応答によりワイヤレスセンサ3を検出するように構成することもできる。
【0036】
次に制御の他例を説明すると、次のとおりである。
例えば、エリアA2に居る人が、そのエリアの照明を消灯すると、ワイヤレスセンサ3の照度センサが消灯された状態を検出し、この情報が制御装置9に送信される。
制御装置9は、エリアA2の消灯の情報を受け、そのエリアの他の制御対象機器2である空調機器を停止する制御を行う。
このように、制御装置9は、ワイヤレスセンサ3からの情報に対して、制御対象機器の制御内容を予め設定することができる。
【0037】
以上の例では、一つのエリアA内に、一つのワイヤレスセンサ3が存在することを前提としているが、複数存在している場合には、それらの設定値が衝突して円滑な制御が行えなくなる。このため、制御装置9は、一つのエリアA内に複数のワイヤレスセンサ3の存在を検出したら、それらのワイヤレスセンサ3を識別すると共に、自体の制御ルール登録手段17に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
【0038】
この制御ルールは、上述したように、ワイヤレスセンサ3毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサ3の設定情報により制御対象機器2を制御したり、又は時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサ3の設定情報により制御対象機器2を制御したり、又は複数のワイヤレスセンサ3の設定情報の平均値による制御対象機器2を制御するようにすることができる。そして、これらの制御ルールは、本システムを適用する施設等に応じて適宜に選択することができる。
【0039】
また本発明では、制御装置9は、登録手段17に登録されている複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールに基づいて制御を行うことができ、例えば照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止することができ、従って人が居ないエリアの照明は消灯するということを自動的に行え、無駄な電力を削減し、省エネルギーに寄与することができる。
【0040】
尚、本発明における制御装置には、以上の機能の他、制御している制御対象機器2の異常を検出して警報を発する機能や、屋内環境のデータを記録する機能や、各制御対象機器の運転状況を記録する機能等を持たせることもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであるので、次のような効果がある。
a.本発明に係るワイヤレスセンサは、予め定められた制御区分のみの制御しかできないのではなく、それを持っている人が、屋内環境の制御区分を移動した場合には、移動先の屋内環境が、ワイヤレスセンサに設定されている屋内環境に移行され、屋内環境を常にワイヤレスセンサを持っている人の希望する条件に設定することが出来る。
b.同室又は同ゾーンのように、屋内環境の同一制御区分に、ワイヤレスセンサを保有している人が複数存在している場合には、制御装置は、各ワイヤレスセンサを識別すると共に、自体の登録手段に登録されている制御ルールに基づいて制御を行うことにより、複数のワイヤレスセンサによる制御の衝突を防ぐことが出来る。
c.屋内環境のセンサ機能と設定機能を、ワイヤレスで実現することができ、施設等の建築計画変更等に柔軟に対応が可能である。
d.温湿度制御等、屋内環境の適正な制御をエリア毎に確実に行うことができ、例えば制御ルールにより、人が居ないエリアの照明は消灯するというようにすることができ、無駄な電力を削減し、省エネルギーに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を屋内空間を含めて概念的に表した説明図である。
【図2】本発明の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A(A1,A2,A3,…) エリア
1 屋内空間(室)
2(2a,2b,2c,…) 制御対象機器
3 ワイヤレスセンサ
4 測定手段
5 無線通信手段
6 設定手段
7 識別信号記憶手段
8 アンテナ
9 制御装置
10 通信手段
11 制御手段
12 制御装置本体
13(13a,13b,13c,13d,…) アンテナ
14 情報取得手段
15 識別手段
16 位置検出手段
17 制御をルール登録手段
18 データベース
Claims (8)
- 屋内環境の制御要素に対する測定手段と無線通信手段を設けたワイヤレスセンサに、制御要素に対する設定手段と識別信号記憶手段を設け、このワイヤレスセンサと、複数個所に設置されたアンテナを介して通信して前記制御要素に関する制御対象機器を制御する制御装置に、前記ワイヤレスセンサとの無線通信手段と、ワイヤレスセンサの測定手段と設定手段の情報を取得する手段と、前記識別信号記憶手段の識別信号によりワイヤレスセンサを識別する手段と、ワイヤレスセンサとの無線通信によりワイヤレスセンサの位置を検出する手段を設けて、検出手段により検出したワイヤレスセンサの位置に対応する制御対象機器を制御する構成としたことを特徴とするワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 識別信号記憶手段はRF−IDであることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御手段には、同一の制御対象機器に対応する位置に複数のワイヤレスセンサが存在する場合の制御ルールを登録する登録手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御ルールは、ワイヤレスセンサ毎に設定された優先順序に基づき、優先されたワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものであることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御ルールは、時間的優先に基づき、先に存在するワイヤレスセンサの設定情報により制御対象機器を制御するものであることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御ルールは、複数のワイヤレスセンサの設定情報の平均値による制御対象機器を制御するものであることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御手段には、複数の制御対象機器を関連付ける制御ルールを登録する登録手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
- 制御ルールは、照明機器のOFFを検出した場合に、空調機器を制御して空調を停止するものであることを特徴とする請求項7に記載のワイヤレスセンサを用いた屋内環境の制御システム
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