JP2005016431A - ピエゾアクチュエータ駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピエゾアクチュエータの容量が変動しても充電を適正に行う。
【解決手段】スイッチ4aのオン期間にコンデンサ12からスイッチ4a、インダクタ301を介してピエゾアクチュエータ2に充電する通電経路31と、スイッチ4aのオフ期間にコンデンサ12、スイッチ4aをバイパスしてインダクタ301からピエゾアクチュエータ2に充電する第2の通電経路32と、第1の通電経路31のうち、第2の通電経路32との非共通部分を流れるコンデンサ12からの電流を検出する電流検出手段51と、所定の充電期間の間、電流の検出値が目標値となるようにスイッチ4aを制御するスイッチ制御手段7とを具備せしめて、ピエゾアクチュエータ容量の低下で電流の上昇速度が下がっても前記オン期間に十分な電流が流れるようにする。また、電圧変動の小さいコンデンサ12側で放電量を検出することで、エネルギーを容易かつ正確に調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はピエゾアクチュエータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ピエゾアクチュエータは、PZT等の圧電材料の圧電作用を利用したもので、例えば、内燃機関の燃料噴射装置に適用され、燃料噴射用のインジェクタにおいて燃料の噴射とその停止とを切り換える手段として用いられたものが知られている。ピエゾアクチュエータは、圧電材料からなる圧電層と電極層とが交互に積層するコンデンサ構造を有し、充電により伸長し、縮小するときは放電する。ピエゾスタックが伸長時および縮小時のみ通電がなされる方式のアクチュエータである。
【0003】
ピエゾアクチュエータ駆動回路は、充電または放電による駆動でピエゾアクチュエータの作動状態を伸長と縮小とに切り換えるもので、代表例として次の構成を有するものが知られている。電源とピエゾアクチュエータとをインダクタを介して結ぶ第1の通電経路と、前記コンデンサをバイパスし前記インダクタとピエゾアクチュエータとを結ぶ第2の通電経路とが設けられ、電流を調整する手段として、前記第1の通電経路を断接する充電スイッチと、前記第2の通電経路を断接する放電スイッチが設けられる。そして、ピエゾアクチュエータの充電駆動時には、前記充電スイッチのオンオフの繰り返しにより、充電スイッチのオン期間に漸増する充電電流を第1の通電経路に流し、充電スイッチのオフ期間にピーク電流で折り返して漸減する充電電流を第2の通電経路に流す。充電がいわゆる降圧チョッパ方式で進行する。ピエゾアクチュエータの放電駆動時には、放電スイッチのオンオフの繰り返しにより、放電スイッチのオン期間に漸増する放電電流を第2の通電経路に流し、放電スイッチのオフ期間にピーク電流で折り返して漸減する放電電流を第1の通電経路に流す。
【0004】
下記特許文献1には、前記充電スイッチ等を制御するスイッチ制御手段を、充電スイッチのオン期間を一定にして、駆動開始からの経過時間が所定時間になると、充電を終了とするように設定したものがある。この技術は、ピエゾアクチュエータの静電容量が温度変動で変動し、充電によりピエゾアクチュエータに蓄積されるエネルギーが変動するのを防止するのを企図したものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−136156号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の技術では、実車が過酷な温度環境下で使用されてピエゾアクチュエータの容量の変動が大き過ぎる場合には、必ずしも、十分ではない。すなわち、降圧チョッパ方式の回路構成では電源の出力電圧とピエゾアクチュエータの端子間電圧との差が充電速度を規定するから、例えば容量が小さくなり過ぎるとピエゾアクチュエータの端子間電圧が充電初期から相当程度上昇してしまい、十分な電流をピエゾアクチュエータに流すことができなくなる。
【0007】
本発明は前記実情に鑑みなされたもので、充電エネルギーの制御性のよいピエゾアクチュエータ駆動回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、充電または放電による駆動で作動状態が切り換わるピエゾアクチュエータを駆動対象とする駆動回路であって、電源と前記ピエゾアクチュエータとをインダクタを介して結ぶ第1の通電経路と、前記電源をバイパスし前記インダクタとピエゾアクチュエータとを結ぶ第2の通電経路と、前記第1の通電経路を断接する充電スイッチと、前記充電スイッチを制御し、前記ピエゾアクチュエータの充電駆動時に、前記充電スイッチのオンオフの繰り返しにより、前記充電スイッチのオン期間に漸増する充電電流を前記第1の通電経路に流し、前記充電スイッチのオフ期間にピーク電流で折り返して漸減する充電電流を前記第2の通電経路に流すスイッチ制御手段とを有するピエゾアクチュエータ駆動回路において、
前記電源を供給元として前記第1の通電経路のうち前記第2の通電経路と非共通部分を流れる単位時間当たりの放電量を検出する放電量検出手段と、
前記放電量の目標値を設定する目標値出力手段と、
前記スイッチ制御手段は、前記ピエゾアクチュエータの充電駆動時に、前記単位時間当たりの放電量の検出値が目標値となるように前記充電スイッチを制御し、かつ、駆動開始からの経過時間が予め設定した所定時間になると前記充電スイッチをオフに固定するように設定する。
【0009】
電源を供給元とする単位時間当たりの放電量が目標値となるように充電スイッチのオン期間が設定されることになるので、ピエゾアクチュエータの容量のばらつき等によらずピエゾアクチュエータへの電流が十分に流れ、適正に充電がなされる。
【0010】
また、ピエゾアクチュエータに蓄積される充電エネルギーの変化を、ピエゾアクチュエータを通る、第1、第2の通電経路に共通の部分を流れるピエゾアクチュエータを供給先とする単位時間当たりの充電量に基づいて求めるとすると、ピエゾアクチュエータの端子間電圧が充電により変化することで高精度に求めるのが困難であるが、電源の出力電圧は略一定であるので、ピエゾアクチュエータへの充電エネルギーの変化を電源の単位時間当たりの放電量に基づいて求める本発明によれば、比較的容易に高精度に求めことができる。したがって、充電駆動を所定時間の経過時点で終了するだけで、ピエゾアクチュエータを高精度に目標エネルギーまで充電することができる。
【0011】
請求項2記載の発明では、請求項1の発明の構成において、前記放電量検出手段を、前記単位時間当たりの放電量として前記電源を流れる電流を検出する手段とし、
かつ、前記電源の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電源の出力電圧の検出値が高いほど前記目標値が低くなるように該目標値を補正する目標値補正手段とを具備せしめる。
【0012】
電源から供給される電力は電源の出力電圧と電流との積である。電源の出力電圧の検出値が高いほど電流の目標値を下げることで、ピエゾアクチュエータの充電過程や到達エネルギーの変動を抑制することができる。
【0013】
請求項3記載の発明では、請求項1または2の発明の構成において、前記放電量検出手段を、前記単位時間当たりの放電量として前記電源を流れる電流を検出する手段とし、
前記電流の検出値を積分し、積分期間における電流検出値を平均化する平均化手段を具備せしめる。
【0014】
充電スイッチの各オン期間における電流を平均化することで、充電スイッチのオン期間ごとに、電流の代表値を与えることができる。
【0015】
請求項4記載の発明では、請求項1ないし3の発明の構成において、前記目標値出力手段は、駆動期間中、一定の目標値を出力する手段とする。
【0016】
放電量の積算値すなわちピエゾアクチュエータに充電される量が、前記目標値で規定される速度で直線的に変化していく。
【0017】
請求項5記載の発明では、請求項1ないし3の発明の構成において、前記目標値出力手段は、駆動開始からの経過時間に応じて目標値を切り換える手段とする。
【0018】
放電量の積算値すなわちピエゾアクチュエータに充電される量が、前記目標値の経時的なプロファイルで規定される速度で変化していく。これにより、前記目標値の経時的なプロファイルの設定により、ピエゾアクチュエータの挙動のパターンが自在である。
【0019】
請求項6記載の発明では、請求項1ないし5の発明の構成において、前記スイッチ制御手段には、前記目標値を挟む二つの値をしきい値として前記検出値と前記しきい値とを比較してその大小を二値判定する比較手段であって、前記検出値が大側のしきい値を上回ったときと、前記検出値が小側のしきい値を下回ったときとに判定出力が切り換わるヒシテリシスを有する比較手段を具備せしめ、前記判定出力に基づき、前記検出値が大側のしきい値を上回ったときに充電スイッチをオフし、前記検出値が小側のしきい値を下回ったときに充電スイッチをオンするように設定する。
【0020】
目標値を挟む2つのしきい地を所望する挟み込み幅に設定すれば、外乱ノイズなどを除外するフィルタ効果を発揮できて、狙いの充電量を高精度に制御できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に本発明のピエゾアクチュエータ駆動回路を示す。ピエゾアクチュエータ駆動回路が駆動対象とするピエゾアクチュエータ2は例えば内燃機関において燃料を噴射するインジェクタに搭載されたものである。気筒ごとにインジェクタを有する構成の場合であれば、ピエゾアクチュエータ2は並列に気筒数分接続され、各ピエゾアクチュエータ2に1対1に対応して気筒選択用のスイッチが直列に設けられる。気筒選択用のスイッチは噴射すべき気筒に対応するピエゾアクチュエータ2のものがオンして、当該ピエゾアクチュエータ2のみが選択的に駆動されることになる。なお、ピエゾアクチュエータ駆動回路には、外部から、ピエゾアクチュエータ2の充電駆動の開始時期および放電駆動の開始時期を規定する駆動信号が入力している。駆動信号は前記内燃機関に則していえば、インジェクタの開弁時期および閉弁時期を規定し、その長さが略噴射時間を規定する。
【0022】
電源1はDC−DCコンバータであり、車載のバッテリ11の出力電圧(例えば12V)を昇圧して、昇圧された電圧にてバッファコンデンサ12に充電される。バッファコンデンサ12はピエゾアクチュエータ2の充電用の電圧を出力する。バッファコンデンサ12には十分静電容量の大きなものが用いられる。バッテリ11とバッファコンデンサ12とは昇圧用インダクタ13およびダイオード14を介して接続されている。また、バッファコンデンサ12の充電は、バッファコンデンサ12およびダイオード14をバイパスするスイッチ15をオンオフすることによりなされる。なお、ダイオード14は、バッファコンデンサ12の放電を防止するためのものである。
【0023】
バッファコンデンサ12とピエゾアクチュエータ2とをインダクタ301を介して結ぶ第1の通電経路31が設けてあり、第1の通電経路31には、さらに、バッファコンデンサ1とインダクタ301間にこれらと直列に第1のスイッチング素子4aが介設されている。第1のスイッチング素子4aはMOSFETで構成され、その寄生ダイオード(以下、第1の寄生ダイオードという)41aはバッファコンデンサ12の端子間電圧(以下、適宜、バッファコンデンサ電圧という)が逆バイアスとなるように接続される。
【0024】
また、インダクタ301とピエゾアクチュエータ2とは第2の通電経路32により結ばれている。この通電経路32は、インダクタ301と第1のスイッチング素子4aの接続中点に接続される第2のスイッチング素子4bを有している。第2の通電経路32は電源1および第1のスイッチング素子4aをバイパスして、インダクタ301、ピエゾアクチュエータ2および第2のスイッチング素子4bを通る閉回路を形成している。第2のスイッチング素子4bもMOSFETで構成され、その寄生ダイオード(以下、第2の寄生ダイオードという)41bは、バッファコンデンサ電圧が逆バイアスとなるように接続される。
【0025】
スイッチング素子4a,4bの各ゲートにはそれぞれ制御信号が入力しており、スイッチング素子4a,4bがオンオフすることにより、ピエゾアクチュエータ2を供給先または供給元とする電流(以下、適宜、ピエゾアクチュエータ電流という)を調整するようになっている。スイッチング素子4aはピエゾアクチュエータ2の充電駆動用のもので、以下、適宜、充電スイッチ4aという。スイッチング素子4bはピエゾアクチュエータ2の放電駆動用のもので、以下、適宜、放電スイッチ4bという。
【0026】
バッファコンデンサ12と接地間には、放電量検出手段である低抵抗値(例えば0.01Ω)の抵抗器51が設けてある。その端子間電圧によりバッファコンデンサ12を供給元として第1の通電経路31を流れる単位時間当たりの放電量である電流(以下、適宜、バッファコンデンサ電流という)が検出されるようになっている。
【0027】
バッファコンデンサ電流の検出信号としての前記抵抗器51の端子間電圧(以下、適宜、電流検出信号という)はオペアンプ521に入力する。オペアンプ521は抵抗器522およびコンデンサ523とともに平均化手段である平均化回路52を構成している。抵抗器522およびコンデンサ523は積分回路であり、バッファコンデンサ電流に比例したオペアンプ521の出力信号が積分される。以下、コンデンサ523の端子間電圧すなわち積分回路の出力を、平均化信号という。
【0028】
平均化回路52からの平均化信号はスイッチ制御手段であるスイッチ制御回路7において、充電スイッチ4aの制御に供される。スイッチ制御回路7は充電スイッチ4aおよび放電スイッチ4bを制御するものであるが、説明の便宜のため、放電スイッチ4bの制御用の回路部分は図示を省略している。
【0029】
スイッチ制御回路7の充電スイッチ4aの制御用の回路部分は、コンパレータ71、抵抗器72,73、アンドゲート74、ワンショット回路75が充電スイッチ4aの制御用の回路部分を構成する。前記平均化信号はコンパレータ71の(−)入力端子に入力している。コンパレータ71の(+)入力端子には、目標値出力手段である基準電圧発生回路61の出力信号が抵抗器72を介して入力している。基準電圧発生回路61は一定の基準電圧を発生する。コンパレータ71の(+)入力端子の入力電圧は、前記抵抗器72と、コンパレータ71の(+)入力端子と出力端子との間に接続された抵抗器73とによりヒシテリシスがかけられている。平均化信号が十分に低ければ、コンパレータ71の論理出力は「1」レベルであり、前記平均化信号の大きさが大側のしきい値である基準電圧+ヒステリシス分を越えると、コンパレータ71の論理出力が「0」レベルとなるとともに、(+)入力端子の入力電圧が小側のしきい値である基準電圧−ヒステリシス分に低下する。逆にこの状態から、前記平均化信号の大きさが基準電圧−ヒステリシス分よりも低下すると、コンパレータ71の論理出力が「1」レベルとなるとともに、(+)入力端子の入力電圧が基準電圧+ヒステリシス分に上昇する。
【0030】
コンパレータ71の論理出力は、充電スイッチ4aのドライバ回路8への入力信号を生成するアンドゲート74に入力し、ドライバ回路8はアンドゲート74の論理出力が「1」レベルのとき充電スイッチ4aをオンする。アンドゲート74には、前記コンパレータ71の出力信号とは別にワンショット回路75の出力信号が入力している。ワンショット回路75は、外部からの駆動信号が立ち上がりエッジでトリガされて一定の長さ(150μsec)のパルス信号を出力する。したがって、駆動信号が「1」レベルに立上がると、その直後の前記一定の長さの期間、充電スイッチ4aは平均化信号の大きさに基づいてオンとオフとが切り換えられる。パルス信号が非出力状態では充電スイッチ4aはオフに固定される。すなわち、前記パルス信号は、ピエゾアクチュエータ2の充電期間の長さを規定する。
【0031】
図2はピエゾアクチエータ2の伸長時すなわち充電時における本ピエゾアクチュエータ駆動回路の各部の作動を示すタイミングチャートである。充電スイッチ4aおよび放電スイッチ4bはオフである。ピエゾアクチュエータ電圧は0Vであり、エネルギーは未蓄積である。ここで、駆動信号が「1」レベルに立上がると、ワンショット回路75をトリガし、充電期間を規定するパルス信号が出力される。平均化回路52からの平均化信号は0Vであり、コンパレータ71の論理出力は「1」レベルである。したがって、充電スイッチ4aがオンし、第1の通電経路31を使って、ピエゾアクチュエータ2の充電が開始される。バッファコンデンサ電流およびピエゾアクチエータ電流は上昇し、充電が進行するとともにピエゾアクチュエータ電圧が上昇する。これにより、駆動電力も上昇していく。
【0032】
一方、バッファコンデンサ電流が流れることにより、平均化信号も上昇していく。そして、平均化信号が基準電圧+ヒシテリシス分を越えるとコンパレータ71の論理出力が「0」レベルに変わって、充電スイッチ4aがオフするが、インダクタ301に蓄積されたエネルギーにより、第2の寄生ダイオード41bを通る第2の通電経路32を使って、漸減するフライホイール電流がピエゾアクチュエータ2に流れ続ける。このとき、駆動電力は漸減する。また、第1の通電経路31のうち、第1の通電経路32との非共通部分に設けられるバッファコンデンサ12には電流は流れない。これにより、平均化回路52のコンデンサ523が放電を開始して平均化信号が積分回路の時定数に応じた速度で漸減する。
【0033】
そして、平均化信号の大きさが基準電圧−ヒシテリシス分を下回ると、コンパレータ71aの論理出力が再び「1」レベルとなって、充電スイッチ4aがオンする。これが繰り返される。したがって、平均化信号が略一定に維持されることになる。このときのバッファコンデンサ電流の平均は、基準電圧発生回路61が出力する基準電圧で規定されており、基準電圧発生回路61は充電スイッチ4aのオン期間におけるバッファコンデンサ電流の平均値の目標値を出力していることになる。
【0034】
平均化信号は、充電スイッチ4aのオン期間において変化するバッファコンデンサ電流を平均化したものであるから、これを基準電圧−ヒシテリシス分および基準電圧+ヒシテリシス分の範囲内に入るようにすることで、バッファコンデンサ電流が、略一定値にて推移することになる。これにより、バッファコンデンサ12から供給される電荷が充電開始からの経過時間に略正比例して上昇していくことになる。一方、バッファコンデンサ電圧は比較的一定している。したがって、バッファコンデンサ12から供給される電力の積算値として与えられるピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギーは、充電開始からの経過時間すなわち駆動信号が出力されてからの経過時間に略正比例して上昇する。
【0035】
そして、ワンショット回路75からのパルス信号が非出力状態となり、アンドゲート74の入力信号が「0」レベルになると、充電スイッチ4aがオフに固定され、ピエゾアクチュエータ2の充電が完了となる。
【0036】
前記のごとく、ピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギー(以下,適宜、充電エネルギーという)が充電開始からの経過時間に正比例して上昇するので、ピエゾアクチュエータ2の容量の変動によらず、ピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギーが辿る過程、すなわち充電過程が均一である。また、充電開始から所定時間の後、充電スイッチ4aがオフに固定されたとき、すなわち充電が完了したときの蓄積エネルギーを一定とすることができる。
【0037】
このように本ピエゾアクチュエータ駆動回路によれば、ピエゾアクチュエータ2の充電の過程が均一であり、最終的な到達エネルギーも一定である。ピエゾアクチュエータ2の挙動(伸長)のばらつきを低減することができる。これにより、例えば噴射時期や噴射量を一定にすることができる。
【0038】
そして、バッファコンデンサ電流のオン期間における平均値が基準電圧で規定される目標値となるように充電スイッチ4aのオン期間が設定されることになるので、ピエゾアクチュエータ2の容量のばらつき等によらずピエゾアクチュエータ2へ電流が十分に流れ、適正に充電がなされる。
【0039】
また、ピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギーの変化は、ピエゾアクチュエータ2を通る、第1、第2の通電経路31,32に共通の部分を流れるピエゾアクチュエータ電流とピエゾアクチュエータ電圧との積で表されるところ、これを求めるとすると、ピエゾアクチュエータ電圧が充電により変化するので高精度に求めるのが困難である。一方、ピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギーの変化は、バッファコンデンサ電流とバッファコンデンサ電圧との積でも表され得る。ここでバッファコンデンサ電圧は略一定である。したがって、本ピエゾアクチュエータ駆動回路のようにピエゾアクチュエータ2の充電エネルギーの変化をバッファコンデンサ12からの単位時間当たりの放電量に基づいて判じると、比較的容易に高精度に求めことができる。また、本実施形態では駆動電力を規定するバッファコンデンサ電圧が略一定であることを利用して、前記単位時間当たりの放電量としてバッファコンデンサ電流に基づいて充電エネルギーの変化を判じているので、より簡易である。
【0040】
なお、ピエゾアクチュエータ2に対する放電駆動は、放電スイッチ4bをオンオフすることによりなされる。すなわち、放電スイッチ4bのオン期間に漸増する放電電流を第2の通電経路32に流し、放電スイッチ4bのオフ期間に、フライホイール作用により、ピーク電流で折り返して漸減する放電電流を第1の通電経路31に流す。これを繰り返し、ピエゾアクチュエータ2の蓄積エネルギーをバッファコンデンサ12に回収する。ここで、放電スイッチ4bをオンからオフに切り換えるタイミングは、ピエゾアクチュエータ2を流れる電流が前記ピーク電流に対応する上側のしきい値に達した時点とし、オフからオンに切り換えるタイミングは、ピエゾアクチュエータ2を流れる電流が下側のしきい値に達した時点とする。したがって、放電スイッチ4bのオンとオフとの切り換えは、充電スイッチ4aの制御のごとく、ヒシテリシスを有するコンパレータにて、放電電流の検出信号を基準電圧±ヒシテリシス分と比較することに行うのもよい。また、放電期間の完了は公知の種々の方法を用いることができ、例えば、ピエゾアクチュエータ電圧を検出して、これが実質的に0になったことで放電期間完了と判定する。
【0041】
(第2実施形態)
図3に本発明の第2実施形態になるピエゾアクチュエータ駆動回路を示す。本ピエゾアクチュエータ駆動回路は基本的な構成は第1実施形態のものと同じで、図中、第1実施形態と同じ作動をする部分には同じ番号を付して第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0042】
本ピエゾアクチュエータ駆動回路では、バッファコンデンサ12の正側端子と接地間に、直列に接続された2つの抵抗器621,622が設けられており、バッファコンデンサ電圧を分圧する。抵抗器621,622は高抵抗のものが用いられ、例えば抵抗器621が900kΩで抵抗器622が100kΩである。抵抗器621,622はその分圧電圧を受けるバッファ623とともに、バッファコンデンサ電圧を検出する電圧検出手段である電圧検出回路62を構成している。バッファ623の出力は、目標値補正手段である基準電圧補正回路63で基準電圧を補正するのに用いられる(以下、適宜、バッファ623の出力信号を電圧検出信号という)。
【0043】
基準電圧補正回路63は、オペアンプ631および抵抗器632,633,634からなる。オペアンプ631の(+)入力端子には基準電圧発生回路61からの基準電圧が第1の抵抗器632を介して入力している。電圧検出回路62からの電圧検出信号は、基準電圧補正回路63のオペアンプ71aの(−)入力端子に第2の抵抗器633を介して入力される。第3の抵抗器634は(−)入力端子と出力端子間に接続され、負帰還がかけられている。したがって、抵抗器72を介してコンパレータ71の(+)入力端子に入力する基準電圧としてのオペアンプ631の出力信号が、電圧検出信号に応じて、基準電圧発生回路61からの基準電圧よりも低側に補正されることになる。負帰還の感度は抵抗器633,634の抵抗値の比率で規定される。以下、適宜、基準電圧補正回路63のオペアンプ631の出力信号を電流指令信号という)。
【0044】
これにより、バッファコンデンサ電圧が高くなると、基準電圧補正回路63のオペアンプ631の負帰還量が増大して、コンパレータ71で平均化信号と比較される電流指令信号が低くなり、バッファコンデンサ12の平均電流も低く抑制される。一方、バッファコンデンサ電圧が低くなると、オペアンプ631の負帰還量が抑制されて、電流指令信号が基準電圧発生回路61から出力される基準電圧に近くなり、バッファコンデンサ12の平均電流も高めに設定される。
【0045】
図4は第1実施形態のピエゾアクチュエータにおいて、バッファコンデンサ電圧を変えたときに、充電期間の完了時に到達する蓄積されるエネルギー(目標エネルギー値)がどのように変わるかを測定した一例を示すもので、バッファコンデンサ電圧が高いほど目標エネルギー値が高くなり、バッファコンデンサ電圧が低いほど目標エネルギー値が低くなる。バッファコンデンサ12から出力される駆動電力がバッファコンデンサ電圧に比例するためである。また、図5は、基準電圧を変えたときに充電エネルギーがどのように変わるかを測定した結果を示すもので、基準電圧を小さくするほど充電エネルギーが減少する。これは基準電圧を小さくすると、充電スイッチ4aがオフするタイミングが、平均化信号が低い側にシフトして、バッファコンデンサ電流の平均値が小さくなるためである。
【0046】
本実施形態によれば、電圧検出回路62および基準電圧補正回路63により、図6に示すように、バッファコンデンサ電圧(電源電圧)の増大に対して電流指令信号の大きさで規定される電流指令値が低下する負帰還特性が与えられており、電流指令値をバッファコンデンサ電圧に応じて自動で調整する。これにより、充電過程がさらに均一化し、充電完了時のエネルギー誤差を低減することができる。
【0047】
また、前記のごとく電流指令値を変えることでバッファコンデンサ電流の平均値を変えることができるので、基準電圧を可変として、充電エネルギーを調整するのもよい。例えばコモンレール式の燃料噴射装置で、インジェクタが、その開閉を切り換えるための弁部材等にコモンレールの燃料圧(コモンレール圧力)を一方向に作動させておく一方、ピエゾアクチュエータを充電駆動時に燃料圧とは判定方向に作用するように配置したものがある。弁部材等は、ピエゾアクチュエータの充電駆動と放電駆動とを切り換えることで前後動する。係る燃料噴射装置において運転状態に応じてコモンレール圧力を調整し、燃料の噴射圧力を調整することでなされるが、コモンレール圧力によりピエゾアクチュエータの作動特性が変化することになる。コモンレール圧力に応じて基準電圧を変えることで、コモンレール圧力の影響を相殺して弁部材の挙動を均一にすることができる。図7に、基準電圧と充電エネルギーとの対応関係の一例を示す。
【0048】
また、基準電圧とともにワンショット回路75から出力されるパルス信号の長さを可変とすることで、充電エネルギーを略一定としながら、充電過程を変えることができる。図8は、基準電圧とワンショット回路75からのパルス信号の長さ(充電時間)を変えたときの充電過程の一例を示すものである。なお、図中、充電エネルギーについては、横軸の時間は充電開始からの経過時間であり、グラフ線は、充電時間内における充電エネルギーのプロファイルを示している。また、基準電圧については、横軸の時間は充電時間であり、グラフ線は、充電時間と基準電圧との関係を示している。基準電圧と充電時間とは両者の積が略同じになるように設定してある。これにより、充電期間に充電されるエネルギーが一定で、充電過程が異なるようにすることができる。この場合において、基準電圧を小さく充電時間を長くとれば、充電エネルギーの上昇速度が低いものとなる。すなわち、ピエゾアクチュエータの作動(伸長)の立上がりが緩やかになる。これにより、燃料噴射装置の例でいえば、噴射率の制御が可能となり、運転状態に応じた最適な燃料噴射を実現することができる。
【0049】
なお、基準電圧およびパルス信号の長さが段階的に変わるようにしてもよいし、連続的に可変なものでもよい。基準電圧と充電時間とを両者の積が略同じになるように設定すれば、充電エネルギーを一定にしながらエネルギーの経時プロファイルを変えることができる。
【0050】
(第3実施形態)
図9に本発明の第3実施形態になるピエゾアクチュエータ駆動回路を示す。本ピエゾアクチュエータ駆動回路は基本的な構成は第1実施形態のものと同じで、図中、第1実施形態と同じ作動をする部分には同じ番号を付して第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0051】
本ピエゾアクチュエータ駆動回路では、基準電圧発生回路61Aが、基準電圧を2段階に可変な構成で、第1、第2の基準電圧を出力可能である(第1の基準電圧が低く、第2の基準電圧が高いものとする)。基準電圧発生回路61Aは、駆動信号の「1」レベルへの立ち上がりをトリガし、トリガ時点から最初の一定の期間(充電初期)は第1の基準電圧を出力し、次の期間(充電中期)は第2の基準電圧を出力し、最後の期間(充電終期)は第1の基準電圧を出力するようになっている。
【0052】
図10はピエゾアクチエータ2の伸長時すなわち充電時における本ピエゾアクチュエータ駆動回路の各部の作動を示すタイミングチャートである。基本的な作動は第1実施形態と同様であるが、充電初期には第1の基準電圧にてバッファコンデンサ電流が制御されるので、ピエゾアクチュエータ2の充電エネルギーは緩やかに上昇し、充電中期に第2の基準電圧に切換わるとピエゾアクチュエータ2の充電エネルギーは上昇速度を速める。そして、充電終期には再び第1の基準電圧に戻り、ピエゾアクチュエータ2の充電エネルギーは上昇速度を緩めて、充電エネルギーの最終値(目標エネルギー)に向けて収束していく。
【0053】
なお、本実施形態では基準電圧を2段階に出力するものとして説明したが、3段階以上でもよいのは勿論である。また、基準電圧が連続的に可変なものでもよい。また、基準電圧の出力パターンも、充電期間の中ほどで大きくなるだけではなく、要求される作動特性に応じて適宜、設定し得る。
【0054】
なお、前記各実施形態では、平均化回路に入力するのがバッファコンデンサ電流の検出信号であるが、バッファコンデンサ電圧の電圧検出信号と、バッファコンデンサ電流の電流検出信号とを乗じて駆動電力を演算する乗算回路を設けて、その駆動電力の出力信号をバッファコンデンサの単位時間当たりの放電量として、これが平均化回路に入力するようにしてもよい。この場合は、第2実施形態のごとく、バッファコンデンサ電圧の変動の影響を回避して、さらに高精度にピエゾアクチュエータの充電エネルギーを一定にすることができる。
【0055】
また、前記各実施形態は、バッテリ電圧をDC−DCコンバータで昇圧した電圧にてバッファコンデンサを充電するものを示したが、バッテリ電圧に充電されるコンデンサ12から直接ピエゾアクチュエータ2を駆動するものにも本発明は適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のピエゾアクチュエータ駆動回路の回路図である。
【図2】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動状態を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2のピエゾアクチュエータ駆動回路の回路図である。
【図4】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を説明する第1のグラフである。
【図5】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を説明する第2のグラフである。
【図6】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動を説明する第3のグラフである。
【図7】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の変形例の作動を説明するグラフである。
【図8】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の別の変形例の作動を説明するグラフである。
【図9】本発明の第3のピエゾアクチュエータ駆動回路の回路図である。
【図10】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の作動状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 電源
11 バッテリ
12 コンデンサ
2 ピエゾアクチュエータ
31 第1の通電経路
32 第2の通電経路
301 インダクタ
4a 充電スイッチ
4b 放電スイッチ
51 抵抗器(放電量検出手段)
52 平均化回路(平均化手段)
61,61A 基準電圧発生回路(目標値出力手段)
62 電圧検出回路(電圧検出手段)
63 基準電圧補正回路(目標値補正手段)
7 スイッチ制御回路(スイッチ制御手段)
71 コンパレータ(比較手段)

Claims (6)

  1. 充電または放電による駆動で作動状態が切り換わるピエゾアクチュエータを駆動対象とする駆動回路であって、電源と前記ピエゾアクチュエータとをインダクタを介して結ぶ第1の通電経路と、前記電源をバイパスし前記インダクタとピエゾアクチュエータとを結ぶ第2の通電経路と、前記第1の通電経路を断接する充電スイッチと、前記充電スイッチを制御し、前記ピエゾアクチュエータの充電駆動時に、前記充電スイッチのオンオフの繰り返しにより、前記充電スイッチのオン期間に漸増する充電電流を前記第1の通電経路に流し、前記充電スイッチのオフ期間にピーク電流で折り返して漸減する充電電流を前記第2の通電経路に流すスイッチ制御手段とを有するピエゾアクチュエータ駆動回路において、
    前記電源を供給元として前記第1の通電経路のうち前記第2の通電経路との非共通部分を流れる単位時間当たりの放電量を検出する放電量検出手段と、
    前記単位時間当たりの放電量の目標値を設定する目標値出力手段と、
    前記スイッチ制御手段は、前記ピエゾアクチュエータの充電駆動時に、前記単位時間当たりの放電量の検出値が目標値となるように前記充電スイッチを制御し、かつ、駆動開始からの経過時間が予め設定した所定時間になると前記充電スイッチをオフに固定するように設定したピエゾアクチュエータ駆動回路。
  2. 請求項1記載のピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記放電量検出手段を、前記単位時間当たりの放電量として前記電源を流れる電流を検出する手段とし、
    かつ、前記電源の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電源の出力電圧の検出値が高いほど前記目標値が低くなるように該目標値を補正する目標値補正手段とを具備せしめたピエゾアクチュエータ駆動回路。
  3. 請求項1または2いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記放電量検出手段を、前記単位時間当たりの放電量として前記電源を流れる電流を検出する手段とし、
    前記電流の検出値を積分し、積分期間における電流検出値を平均化する平均化手段を具備せしめたピエゾアクチュエータ駆動回路。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記目標値出力手段は、駆動期間中、一定の目標値を出力するピエゾアクチュエータ駆動回路。
  5. 請求項1ないし3いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記目標値出力手段は、駆動開始からの経過時間に応じて目標値を切り換えるピエゾアクチュエータ駆動回路。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路において、前記スイッチ制御手段には、前記目標値を挟む二つの値をしきい値として前記検出値と前記しきい値とを比較してその大小を二値判定する比較手段であって、前記検出値が大側のしきい値を上回ったときと、前記検出値が小側のしきい値を下回ったときとに判定出力が切り換わるヒシテリシスを有する比較手段を具備せしめ、前記判定出力に基づき、前記検出値が大側のしきい値を上回ったときに充電スイッチをオフし、前記検出値が小側のしきい値を下回ったときに充電スイッチをオンするように設定したピエゾアクチュエータ駆動回路。
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