JP2005016012A - 面戸および屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根材と壁材との取り合い部にパッキン材やコーキング材を施す作業を省き、施工し難い作業を簡易化することで作業手間を軽減することができる面戸および屋根構造を提供することを目的としている。
【解決手段】屋根材と壁材との取り合い部に配置され、屋根材と壁材との隙間を塞ぐ母材部22と、屋根材に対向する屋根接面部23と、壁材に対向する壁接面部24とから形成されている面戸21において、屋根接面部23と壁接面部24とのうち少なくとも一方は、母材部22に接合されている基板26、29と屋根材或いは壁材に接する接面板27、30とが積層されて形成され、接面板27、30は基板26、29より柔らかい弾性材によって形成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根材と壁材との取り合い部を塞ぐ面戸、および該面戸が取り付けられている屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体工場等のクリーンルームの空調方式として、ファンフィルターユニットを天井に設けるとともに天井裏に天井チャンバーを形成する方式が採られる。天井チャンバーを形成するとき、建築的な内装仕上げによって天井チャンバーの天井を形成する方法が一般的であるが、近年では工期短縮、コストダウン、省スペースの観点から天井チャンバーの天井と屋根材とを兼用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
天井チャンバーの天井と屋根材とを兼用する方法を採用する場合、クリーンルームのように天井チャンバー内の気密性を確保する必要がある。このため、屋根材の継ぎ目にはパッキン材とコーキング材を介在させるなどして気密化し、また壁材と屋根材との取り合い部には面戸を取り付け、面戸と壁材、および面戸と屋根材との接合部はパッキン材やコーキング材により気密化している(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−254486号公報 (第2−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−248275号公報 (第3−7頁、第9図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の面戸では、作業し難い屋根材と壁材との取り合い部に、パッキン材やコーキング材を施す必要があるという問題が存在する。パッキン材やコーキング材を施す作業は相当の手間がかかる。また、従来の面戸は、鋼板の切り込み、折り曲げで作られているため、屋根材や壁材に点で接しているだけの箇所があり、完全な気密化を確保することが困難であるという問題が存在する。
【0006】
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、屋根材と壁材との取り合い部にパッキン材やコーキング材を施す作業を省き、施工し難い作業を簡易化することで作業手間を軽減することができる面戸および屋根構造を提供することを目的としている。また、屋根材と壁材との取り合い部の気密性能を向上させることができる面戸および屋根構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、屋根材と壁材との取り合い部に配置され、前記屋根材と前記壁材との隙間を塞ぐ母材部と、前記屋根材に対向する屋根接面部と、前記壁材に対向する壁接面部とから形成されている面戸において、前記屋根接面部と前記壁接面部とのうち少なくとも一方は、前記母材部に接合されている基板と前記屋根材或いは前記壁材に接する接面板とが積層されて形成され、該接面板は前記基板より柔らかい弾性材によって形成されていることを特徴としている。
【0008】
このような特徴により、弾性材からなる接面板がパッキンの機能を果たし、屋根接面部および壁接面部は隙間なく屋根材或いは壁材にそれぞれ接合される。また、屋根接面部および壁接面部は屋根材或いは壁材にそれぞれ面接合されている。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の面戸において、前記母材部、前記基板および前記接面板は、それぞれエラストマー樹脂製、またはエラストマー樹脂製と硬質樹脂製との組み合わせとされ、前記母材部、前記基板、および前記接面板はそれぞれ一体成形されていることを特徴としている。
【0010】
このような特徴により、母材部と屋根接面部、および母材部と壁接面部とは一体に接合され、それぞれの接合部にコーキング等をする必要はない。また、エラストマー樹脂製の接面板は、外力が与えられると容易に変化して外力が除かれるとほぼ原形に回復する弾性作用が顕著に生じる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の面戸において、前記母材部と前記屋根接面部との間、または前記母材部と前記壁接面部との間のうち少なくとも一方には、前記弾性材からなる伸縮部が介在されていることを特徴としている。
【0012】
このような特徴により、気象変動による屋根材の変形、或いは施工時に誤差が生じた場合に、伸縮部が伸縮して母材部は追従する。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか記載の面戸において、前記屋根材には角形に折り曲げられた折板が使用され、前記母材部は台形に形成され、前記母材部の上辺および両斜辺には前記屋根接面部が設けられ、前記母材部の底辺には前記壁接面部が設けられていることを特徴としている。
【0014】
このような特徴により、折板を使用した場合、屋根材と壁材との隙間は台形のものが複数形成されるが、面戸を台形の隙間に合わせた形状とすることで容易に取り付けられる。
【0015】
請求項5記載の発明は、壁材の内方に形成された気密状態の天井チャンバー上方に配置されている屋根材が備えられている屋根構造であって、請求項1から4のいずれかに記載の面戸が前記屋根材と前記壁材との取り合い部に備えられていることを特徴としている。
【0016】
このような特徴により、屋根材は天井チャンバーの天井を形成し、気密性が確保される面戸により屋根材と壁材との取り合い部を塞ぐため、天井チャンバー内に外気が混入することはない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る面戸および屋根構造の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0018】
図1に示すように、構造物1は、外壁材2と内壁材3とからなる二重壁4と、折板からなる複数の屋根材5を葺いて形成された屋根6と、図示せぬ柱と、図示せぬ柱に架設された鉄骨梁7と、鉄骨梁7の間に形成された図示せぬスラブ、または根太を敷いて組んだフリーアクセスフロアとから構成されている。構造物1内には半導体工場などの気密状態のクリーンルーム8が形成されている。クリーンルーム8の天井材9の面には、クリーンルーム8の天井裏に形成された天井チャンバー10内の空気を吸引してクリーンルーム8内に排出する空調用のファンフィルターユニット11が配設されている。天井チャンバー10は内壁材3、屋根材5および天井材9により形成されており、天井チャンバー10内はクリーンルーム8と同様に気密状態が確保されている。
【0019】
図2は内壁材3と屋根材5との取り合い部を表す斜視図である。折板を二重に敷設するダブル折板の場合、図2に示すように、屋根材5は、角形に折り曲げ加工されたガルバリウム鋼板(ハゼ継ぎされる折板)からなる長方形の上弦材12および下弦材13と、上弦材12と下弦材13との間に介在されたグラスウールからなる断熱材14とから構成されている。下弦材13の長辺側の縁には、内側に折り返されたハゼ部13aが形成されている。
【0020】
鉄骨梁7の上フランジの上面には、鉄骨梁7の軸方向に延在するC形チャンネルや鋼管からなる基台15が溶接されている。基台15の上面には角形に折り曲げ加工されたタイトフレーム16が溶接されている。タイトフレーム16の頂部には緊定金具17がボルト固定されており、ハゼ状の緊定金具17の上部は下弦材13のハゼ部13aに掛止されている。鉄骨梁7の軸方向に直交する方向に延在する下弦材13は複数敷並べられており、隣り合う下弦材13はハゼ部13aがそれぞれ重なり合わされて接合されている。重なり合ったハゼ部13aの間には、帯状のシール材33と重なり合ったハゼ部13aの隙間に設けられたコーキング34とがそれぞれ介在されている。また、緊定金具17が掛止されているハゼ部13aには、その上下に2本の帯状のシール材33が設けられる。
【0021】
下弦材13上には複数の断熱金具18が配設されており、断熱金具18の上部には緊定金具19がボルト固定されている。緊定金具19の上部は上弦材12の縁部12aに掛止され、上弦材12と下弦材13とは断熱材14を介して重なり合わされている。鉄骨梁7の軸方向に直交する方向に延在する複数の上弦材12は、ハゼ部12aがそれぞれ重なり合わされて接合されている。屋根材5と内壁材3との取り合い部には、下弦材13の下面と内壁材3の上端との隙間を閉鎖する面戸21が取り付けられている。
【0022】
図3は、面戸21を表す斜視図である。図2、図3に示すように、面戸21は、屋根材5と内壁材3との隙間を塞ぐ台形の母材部22と、屋根材5の下面に対向する屋根接面部23と、内壁材5の内面に対向する壁接面部24とから形成されている。母材部22は硬度90以上の硬いエラストマー樹脂、またはエラストマー樹脂と硬質樹脂との組み合わせによって形成されており、母材部22の底辺部には水平方向に延在する伸縮部25が形成されている。伸縮部25は、伸び率が200%から500%の範囲の柔らかいエラストマー樹脂からなる弾性材によって形成されており、伸縮部25は硬いエラストマー樹脂、またはエラストマー樹脂と硬質樹脂との組み合わせによって形成される母材部22に一体成形されている。
【0023】
屋根接面部23は、硬いエラストマー樹脂によって形成されている基板26と柔らかいエラストマー樹脂からなる弾性材によって形成されている接面板27とが積層されて一体成形されている。基板26は母材部22の上辺部および両斜辺部にそれぞれ直角に一体成形されているとともに、基板26は接合板27にそれぞれ一体成形されている。接面板27は屋根材5の下面に圧接されており、屋根材5と屋根接面部23との間の気密効果は確保されている。上辺部に接合された屋根接面部23の中央には貫通穴31aが形成されており、貫通穴31aには屋根材5に固定されるボルト28が下方向から挿通されている。
【0024】
壁接面部24は、硬いエラストマー樹脂によって形成されている基板29と柔らかいエラストマー樹脂からなる弾性材によって形成されている接面板30とが積層されて一体成形されている。基板29は母材部22の下方に母材部22と面一に配置されており、母材部22の底辺部に伸縮部25を介して一体成形されている。接面板30は内壁材3の内面に圧接されており、内壁材3と壁接面部24との間の気密効果は確保されている。壁接面部24の両端部には貫通穴31bがそれぞれ形成されており、貫通穴31bには内壁材3に固定されるボルト32がそれぞれ挿通されている。
【0025】
次に、上記した構成からなる面戸および屋根構造の施工方法について説明する。
【0026】
図2、図3に示すように、まず、内壁材3および鉄骨梁7の上方に屋根材5を葺いて屋根6を形成する。鉄骨梁7の上フランジの上面に、C形チャンネルなどからなる基台15を鉄骨梁7の軸方向に延在させて溶接する。そして、基台15の上面に間隔をあけて複数のタイトフレーム16をそれぞれ溶接する。次に、鉄骨梁7の軸方向に直交する方向に延在する複数の下弦材13をタイトフレーム16の間にそれぞれ配置するとともに、タイトフレーム16の頂部に緊定金具17をボルト固定する。このとき、下弦材13のハゼ部13aの上面に帯状のシール材33を付着させ、緊定金具17の上部を下弦材13のハゼ部13aに掛止させる。そして、下弦材13のハゼ部13aと隣り合う下弦材13のハゼ部13aとの間にコーキング34を打って重ね合わせ、更にかしめて接合する。
【0027】
次に、下弦材13の上面に断熱材14を敷設するとともに複数の断熱金具18をそれぞれ所定の位置に配設する。断熱材14は厚さ50mmの既製断熱マットを二層にして敷設する。断熱金具18は重なり合った下弦材13のハゼ部13aに配置し、断熱金具18の下部をハゼ部13aに上から嵌め込む。次に、鉄骨梁7の軸方向に直交する方向に延在する複数の上弦材12を断熱材14の上面に配置するとともに、断熱金具18の上面に緊定金具19をボルト固定する。このとき、緊定金具19の上部を上弦材12のハゼ部12aに掛止させ、また、隣り合う上弦材12のハゼ部12aを重ね合わせて接合する。
【0028】
次に、内壁材3と屋根材5との取り合い部に面戸21を配置して取り付ける。面戸21の屋根接面部23を内壁材3の内側から下弦材13の下面に押し当てるとともに、面戸21の壁接面部24を内壁材3の内側から内壁材3の内面に押し当て、屋根接面部23と下弦材13とを圧着させるとともに、壁接面部24と内壁材3とを圧着させる。そして、屋根接面部23と下弦材13とをボルト28で固定するとともに、壁接面部24と内壁材3とをボルト32で固定する。
【0029】
上記した構成からなる面戸によれば、屋根接面部23および壁接面部24は、母材部22に接合されている基板26、29と屋根材5に接する接面板27、30とが積層されて形成され、接面板27、30は基板26、29より柔らかい弾性材によって形成されているため、弾性材からなる接面板27、30がパッキンの機能を果たし、屋根接面部23および壁接面部24は隙間なく屋根材5或いは内壁材3にそれぞれ接合される。これによって、屋根材5と内壁材3との取り合い部にパッキン材やコーキング材を施す作業は省かれ、高所での施工し難い作業を簡易化することで作業手間を軽減することができる。また、屋根接面部23および壁接面部24は屋根材5或いは内壁材3にそれぞれ面接合されているため、屋根材5と内壁材3との取り合い部の気密性能を向上させることができる。
【0030】
また、母材部22、基板26、29および接面板27、30はそれぞれエラストマー樹脂製とされ、母材部22と基板26、29はそれぞれ一体成形され、また、基板26、29と接面板27、30はそれぞれ一体成形されているため、それぞれの接合部にコーキング等をする必要はない。また、エラストマー樹脂製の接面板27、30は、外力が与えられると容易に変化して外力が除かれるとほぼ原形に回復する弾性作用が顕著に生じるため、屋根材5と接面板27、または内壁材3と接面板30の接合部はそれぞれ隙間が生じることなく圧着することができる。
【0031】
また、弾性材からなる伸縮部25が形成されているため、気象変動による屋根材5の変形、或いは施工時に誤差が生じた場合に、伸縮部25が伸縮して母材部22は追従する。これによって、内壁材3と屋根材5との取り合い部に形成される隙間の形状が変形しても、屋根材5と接面板27との接合部や内壁材3と接面板30との接合部にそれぞれ隙間が生じることはなく、また隙間の形状が所定よりも小さい場合にも対応することができる。
【0032】
また、屋根材5には折板が使用され、屋根材5と内壁材3との取り合い部には台形の隙間が形成され、面戸21の母材部22は隙間の形状に合った台形になっている。このため、複数の隙間に面戸21を隙間なくそれぞれ容易に取り付けることができ、多数の隙間がある場合にも対応することができる。
【0033】
また、上記した面戸21が取り付けられている屋根構造によれば、面戸21により屋根材5と内壁材3との取り合い部を塞ぐため、屋根材5によって天井が形成された天井チャンバー10内に外気が混入することはない。これによって、天井チャンバー10内を気密状態にすることができる。
【0034】
以上、本発明に係る面戸および屋根構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、屋根接面部23の中央に貫通穴31aが形成され、該貫通穴31aに屋根材5に固定されるボルト28を下方から挿入して面戸21を屋根材5に気密に接合しているが、本発明は、図4に示すように、面戸100の壁接面部101の両側部をそれぞれ張り出して、隣り合う面戸100の壁接面部101同士を突き合わせて接合させてもよい。この場合、屋根接面部102は、壁接面部101の上辺と母材部103の上辺および両側辺とに沿って設けられている。また、壁接面部101は複数のボルト104によって内壁材にボルト接合されており、屋根接面部102を屋根材にボルト固定せずに、面戸100は所定の位置に設置される。
【0035】
また、上記した実施の形態では、内壁材3と屋根材5との取り合い部に面戸21を取り付けているが、本発明は、外壁材2と屋根材5との取り合い部に面戸21を取り付けてのよい。これによって、外壁材2と屋根材5とによって形成された天井チャンバー内を気密状態にすることができ、また、二重壁4でない壁の場合も壁内を気密状態にすることができる。
【0036】
また、上記した実施の形態では、面戸21はボルト28、32によって屋根材5或いは内壁材3に取り付けているが、本発明は、屋根材5と屋根接面部23との間に接着剤を介在させるとともに、内壁材3と壁接面部接合24との間に接着剤を介在させてもよく、また、屋根材5と屋根接面部23との間、或いは内壁材3と壁接面部接合24との間のうちいずれか一方をボルト接合とし、他方を接着剤接合としてもよい。また、屋根材5に屋根接面部23を押圧させた状態で内壁材3と壁接面部接合24とをボルト接合としてもよい。
【0037】
さらに、上記した実施の形態では、伸縮部25は母材部22の底辺部に水平に形成されているが、本発明は、伸縮部25を母材部22の中央部に形成してもよく、また、複数本の伸縮部25を形成させてもよい。また、伸縮部25は水平方向に延在するものに限らず、鉛直方向や斜め方向に延在するものでもよく、例えば、母材部22の上辺部、両斜辺部および底辺部にそれぞれ形成させてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明した本発明に係る面戸および屋根構造によれば、屋根接面部または壁接面部のうち少なくともいずれか一方は、母材部に接合されている基板と屋根材に接する接面板とが積層されて形成され、接面板は基板より柔らかい弾性材によって形成されているため、弾性材からなる接面板がパッキンの機能を果たし、屋根接面部および壁接面部は屋根材或いは壁材に隙間なく圧着され、屋根材と壁材との取り合い部にパッキン材やコーキング材を施す必要なく面戸は取り付けられ、高所での施工し難い作業を簡易化することで作業手間を軽減することができる。また、屋根接面部は屋根材に面接合されているとともに、壁接面部は内壁材にそれぞれ面接合されているため、屋根材と内壁材との取り合い部の気密性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面戸および屋根構造の実施の形態を説明する全体断面図である。
【図2】本発明に係る面戸および屋根構造の実施の形態を説明する部分斜視図である。
【図3】本発明に係る面戸および屋根構造の実施の形態を説明する面戸の斜視図である。
【図4】本発明に係る面戸および屋根構造のその他の実施の形態を説明する面戸の斜視図である。
【符号の説明】
3 内壁材(壁材)
5 屋根材
10 天井チャンバー
21 面戸
22 母材部
23 屋根接面部
24 壁接面部
25 伸縮部
26、29 基板
27、30 接面板

Claims (5)

  1. 屋根材と壁材との取り合い部に配置され、前記屋根材と前記壁材との隙間を塞ぐ母材部と、前記屋根材に対向する屋根接面部と、前記壁材に対向する壁接面部とから形成されている面戸において、
    前記屋根接面部と前記壁接面部とのうち少なくとも一方は、前記母材部に接合されている基板と前記屋根材或いは前記壁材に接する接面板とが積層されて形成され、該接面板は前記基板より柔らかい弾性材によって形成されていることを特徴とする面戸。
  2. 請求項1記載の面戸において、
    前記母材部、前記基板および前記接面板は、それぞれエラストマー樹脂製、またはエラストマー樹脂製と硬質樹脂製との組み合わせとされ、前記母材部、前記基板、および前記接面板はそれぞれ一体成形されていることを特徴とする面戸。
  3. 請求項1または2記載の面戸において、
    前記母材部と前記屋根接面部との間、または前記母材部と前記壁接面部との間のうち少なくとも一方には、前記弾性材からなる伸縮部が介在されていることを特徴とする面戸。
  4. 請求項1から3のいずれか記載の面戸において、
    前記屋根材には角形に折り曲げられた折板が使用され、前記母材部は台形に形成され、前記母材部の上辺および両斜辺には前記屋根接面部が設けられ、前記母材部の底辺には前記壁接面部が設けられていることを特徴とする面戸。
  5. 壁材の内方に形成された気密状態の天井チャンバー上方に配置されている屋根材が備えられている屋根構造であって、
    請求項1から4のいずれかに記載の面戸が前記屋根材と前記壁材との取り合い部に備えられていることを特徴とする屋根構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013108283A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Kajima Corp クリーンルームの天井構造およびその施工方法

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