JP2005015472A - メラニン産生促進剤 - Google Patents

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【目的】メラニンの産生を促進する効果に優れた、メラニン産生促進剤、及びこれを配合することで白髪防止改善効果、皮膚黒化効果に優れた外用剤を提供する。
【構成】本発明は、一般式(1)で表されるペオノール誘導体ペオノール誘導体又はペオノール誘導体が含まれる植物抽出物を含有することを特徴とするメラニン産生促進剤である。(式中の置換基Rは、水素原子又は糖、アシル基、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アリール基から選択される。)本発明のペオノール誘導体は優れたメラニン産生促進効果を示した。また、ペオノール誘導体を含有する頭髪用外用剤は白髪防止改善効果に優れ、皮膚用外用剤は皮膚黒化効果に優れていた。
【化1】

Description

本発明は、ペオノール誘導体又はペオノール誘導体が含まれる植物抽出物を含有することを特徴とするメラニン産生促進剤、白髪防止用組成物、皮膚黒化用組成物、及び頭髪もしくは皮膚用外用剤に関する。
皮膚や毛髪の色調は、皮膚や毛髪に含有するメラニン色素の量によって左右される。メラニンは、皮膚や毛髪に存在する色素細胞(メラノサイト)において、チロシンから生合成される。メラノサイトを活性化させることにより、メラニンが合成され、その結果、毛髪は黒色になり、皮膚は褐色になる。
白髪は、毛母色素細胞の変化によってメラニンが減少する老化現象の一つであるが、その発生機序は未だ解明されていない。従って、白色化した髪を黒髪へと変化させる方法として、白髪を防止又は改善する成分や抽出物などの報告が数多くなされているものの、いずれも有効性や安全性の点で十分なものは得られておらず、染毛剤による染毛が中心となっているのが現状である。
美しく白い肌を望む一方、近年の若年層においては、褐色の肌を望む場合も多く、皮膚の褐色化には日光浴を行ったり、屋内で紫外線照射を受けることが多い。しかしながら、過度の紫外線照射は皮膚に大きなダメージを与え、皮膚癌や皮膚の老化を招く可能性がある。また、ジヒドロキシアセトンなどを主成分とするセルフタンニング剤も知られているが、色合いのコントロールや紫外線防御能の低下を招く可能性がある。
従って、メラノサイトに直接作用してその増殖を高めたり、メラニン量を増加させる成分を見い出すことができれば、本来メラニンが持つ生体防御能を促進させ、白髪の防止又は改善や肌の褐色化が実現できると考えられる。
従来の技術としては、ボタンピの抽出物を配合した頭髪化粧料が特許文献1に記載されている。ボタンピの抽出物を配合した養毛、育毛剤が特許文献2に記載されている。また、ボタンピの成分としてペオノール誘導体を含有することは非特許文献1に記載されているが、ペオノール誘導体にメラニン産生促進効果があることは知られていなかった。
特開昭63−174915号 特開平11−193219号 原色和漢薬図鑑(下),難波恒雄著,pp.134−135,保育社
本発明の目的は、毛髪及び皮膚のメラニン量を増加させ、白髪防止用及び皮膚黒化用の組成物、頭髪もしくは皮膚用外用剤として有用なメラニン産生促進剤を提供することにある。
本発明者らは、毛髪及び皮膚におけるメラニン産生量を増加させる物質を検討したところ、ペオノール誘導体にメラニン産生量を増加させる効果があり、白髪の防止又は改善及び皮膚の黒化に有用であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記一般式(1)で表されるペオノール誘導体を含有することを特徴とするメラニン産生促進剤である。(式中の置換基Rは、水素原子又は糖、アシル基、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アリール基から選択される。)
Figure 2005015472
本発明のペオノール誘導体(1)における置換基Rは、水素原子又は糖、アシル基、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アリール基など水酸基を置換できる官能基が挙げられる。本発明ではRが水素原子であるペオノールもペオノール誘導体として扱う。
糖としては、炭素数4〜18の糖が好ましく、例えば、エリスロースなどのテトロース、アラビノースなどのペントース、グルコースなどのヘキソース、これらの構成単糖の2、3量体が挙げられる。これらの構成単糖は重複しても良いし、重複していなくても良い。
アシル基としては、炭素数2〜18のアシル基が好ましく、例えば、アセチル、ベンゾイル、パルミトイル基などが挙げられる。
アルキル基としては、直鎖又は分枝の炭素数1〜18のアルキル基が好ましく、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ラウリル、ミリスチル、セチル、ステアリルなどが挙げられる。
アラルキル基としては、炭素数6〜12の芳香族炭化水素で置換された炭素数1〜5のアルキル基が好ましく、例えば、ベンジル、フェネチルなどが挙げられる。
アルケニル基としては、直鎖又は分枝の炭素数2〜18のアルケニル基が好ましく、例えば、ビニル、オレイル、リノレイルなどが挙げられる。
アリール基としては、炭素数6〜12の芳香族炭化水素が好ましく、例えば、フェニル、ナフチル、トリル、キシリル、ビフェニルなどが挙げられる。
ペオノール誘導体のうち、置換基Rが水素原子の化合物はペオノールといわれる。本発明においてはこの物質が特に好ましい。
ペオノール誘導体のうち、ペオノール(置換基R=水素原子)、ペオノライド(置換基R=D−グルコース+L−アラビノース)、ペオノシド(置換基R=D−グルコース)などはボタン科ボタン(学名:Paeonia moutan、Paeonia suffruticosa)の根などに含有している。また、市販されているボタンピを利用することができる。ペオノールには止血作用、抗菌作用、抗炎症作用などが知られている。
ペオノール誘導体の入手は、市販品を用いることができる。また、ペオノール自体を合成しても良いし、定法でペオノールからアシル化、配糖化することもできる。
ペオノール誘導体は、上記ボタンピより抽出精製する方法もある。例えば、ボタンピを溶媒により抽出し、抽出物をシリカゲル、オクタデシル化シリカゲルなどを用いてカラム精製して精製度を上げることができる。また、昇華や水蒸気蒸留、再結晶により精製することもできる。上記の溶媒とは、エタノール、メタノールなどのアルコール、アセトンなどのケトン、ジエチルエーテルなどのエーテル、酢酸エチルなどのエステル、塩化メチレンなどの塩素系溶媒、トルエン、ヘキサンなどの炭化水素などの溶媒が挙げられる。これらは混合溶媒にして用いても良い。
本発明のペオノール誘導体の含有量は、組成物又は外用剤中に0.0001〜20重量%、好ましくは、0.001〜5重量%配合することができる。0.0001%未満の濃度では充分な効果が得られ難く、20重量%を超える濃度では効果の増強が認められないことがあり不経済である。
ペオノール誘導体を含有する植物エキスを用いる場合、上記ボタンピの抽出物を用いることが好ましい。好ましくは、ボタンピをアルコール、ケトン、エーテル、エステル、塩素系溶媒、炭化水素などの溶媒又はこれらの混合溶媒で抽出したものが好ましい。中でも、有効性や利用のしやすさの面で、アルコール(エタノールなど)、ケトン(アセトンなど)、エーテル(エチルエーテルなど)、エステル(酢酸エチルなど)による抽出物が好ましい。上記の溶媒抽出物のほか、熱水抽出物や含水有機溶媒(上記の溶媒に水を含有させたもの)抽出物も用いることができるが、ペオノール誘導体を濃縮する必要がある場合が多い。濃縮手段として、液−液の溶媒による分配精製や、シリカゲル、オクタデシル化シリカゲルを用いてカラム精製、昇華や水蒸気蒸留などの方法があげられる。これらの植物抽出物中(乾燥固形物中)、ペオノール誘導体の含有率は5%以上が好ましい。
本発明のペオノール誘導体を含有する植物抽出物の含有量は、ペオノール誘導体の含有率にもよるが、組成物又は外用剤中に乾燥固形分として0.0001〜20重量%、好ましくは、0.005〜5重量%配合することができる。0.0001%未満の濃度では充分な効果が得られ難く、20重量%を超える濃度では効果の増強が認められないことがあり不経済である。
本発明のメラニン産生促進剤、組成物又は外用剤には必要に応じ通常の化粧品、医薬部外品、医薬品などに使用される成分を適宜配合することができる。例えば、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美容成分、キレート剤などの成分を配合することができる。
本発明のメラニン産生促進剤、組成物又は外用剤を皮膚黒化用として用いる場合、通常の皮膚外用剤に配合される薬効成分、例えばジヒドロキシアセトンなどを含有させることができる。
本発明のメラニン産生促進剤、組成物又は外用剤を頭髪用として用いる場合には、通常の毛髪化粧料などに配合される薬効成分、例えば、ランブータン抽出物、黒米抽出物、米抽出物、マンゴスチン抽出物、センブリ抽出物、ニンジン抽出物などの植物抽出物、ビタミンE及びその誘導体、ビオチン、ニコチン酸エステルなどのビタミン類、トウガラシチンキ、メントールなどを含有させることができる。
本発明のメラニン産生促進剤、組成物又は外用剤は、化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、軟膏、パック、石鹸などに用いることができるが、これらに限定されることはない。また、本発明のメラニン産生促進剤、組成物又は外用剤は医薬品、医薬部外品、又は化粧品の何れにも利用可能である。
本発明のペオノール誘導体やペオノール誘導体を含有する植物エキスは優れたメラニン産生促進効果を示した。また、これらを含有する頭髪用外用剤は白髪防止改善効果に優れ、皮膚用外用剤は皮膚黒化効果に優れていた。
本発明の実施の形態について説明する。実施例説明の中の「部」は重量部を意味する。本発明の実施例について以下に挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1 ペオノールの単離
ボタンピ乾燥品500gを切断し、エタノール5Lで2回還流抽出した。抽出液を合わせて減圧乾固し、抽出物10.3gを得た。抽出物5.0gをシリカゲルカラム(溶離液:n−ヘキサン/アセトン)、オクタデシル化シリカゲルカラム(溶離液:メタノール/水/酢酸)で精製し、ペオノール360mgを得た。
製造例2 ペオノールのオレイン酸エステルの合成
ペオノール100mg、ピリジン2mL、オレイン酸クロライド1.0gを反応させた。反応物をシリカゲルカラム(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、ペオノールのオレイン酸エステル67mgを得た。
製造例3 ボタンピの熱水抽出物
ボタンピの乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してボタンピの熱水抽出物を4.8g得た。
製造例4 ボタンピのエタノール抽出物
ボタンピの乾燥物100gにエタノール2Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、ボタンピのエタノール抽出物を1.2g得た。
製造例5 ボタンピの酢酸エチル抽出物
ボタンピの乾燥物100gに酢酸エチル2Lを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、ボタンピの酢酸エチル抽出物を0.4g得た。
製造例6 ボタンピ熱水抽出物のカラム精製物
製造例3のボタンピの熱水抽出物4.0gを精製水に溶解し、スチレン−ジビニルベンゼン系の合成吸着樹脂250mLを充填したカラムに通液した。精製水で洗浄した後、20、50%エタノール各0.5Lで溶出させた後、これらをまとめて濃縮乾固してボタンピ熱水抽出物のカラム精製物を約0.1g得た。
処方例1 ローション
処方 配合量
1.ペオノール(製造例1) 0.1部
2.1,3−ブチレングリコール 8.0
3.グリセリン 2.0
4.キサンタンガム 0.02
5.クエン酸 0.01
6.クエン酸ナトリウム 0.1
7.エタノール 5.0
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
10.香料 適量
11.精製水 84.5
[製造方法]成分1〜6および11と、成分7〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合しろ過して製品とする。
処方例2 クリーム
処方 配合量
1.ペオノールのオレイン酸エステル(製造例2) 1.0部
2.スクワラン 5.5
3.オリーブ油 3.0
4.ステアリン酸 2.0
5.ミツロウ 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ベヘニルアルコール 1.5
9.モノステアリン酸グリセリン 2.5
10.香料 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 8.5
12.パラオキシ安息香酸エチル 0.1
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
14.精製水 67.2
[製造方法]成分2〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例3 乳液
処方 配合量
1.ペオノール(製造例1) 0.5部
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
(20E.O.) 2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水 72.7
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方例4 ヘアトニック
処方 配合量
1.ペオノール(製造例1) 2.0部
2.エタノール 60.0
3.グリセリン 2.0
4.トウガラシチンキ 0.1
5.酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
6.l−メントール 0.05
7.精製水 35.75
[製造方法]ペオノールをエタノールに溶解し、グリセリン、精製水を加え、十分撹拌混合し、製品とする。
比較例1 従来のヘアトニック
処方例4においてペオノールを精製水に置き換えたものを従来のヘアトニックとした。
処方例5 ヘアトニックA
処方 配合量
1.ボタンピの酢酸エチル抽出物(製造例5) 1.0部
2.エタノール 61.0
3.グリセリン 2.0
4.トウガラシチンキ 0.1
5.酢酸dl−α−トコフェロール 0.1
6.l−メントール 0.05
7.精製水 35.75
[製造方法]成分1をエタノールに溶解し、グリセリン、精製水を加え、十分撹拌混合し、製品とする。
実験例1 B16マウスメラノーマを用いたメラニン産生促進試験
対数増殖期にあるB16マウスメラノーマをφ60mm dishに2×10個の細胞を播種し、所定の添加濃度になるように試料を含むEagles’MEM(10%FCSを含む)を加え、37℃、5%CO条件下にて培養した。培養5日後に細胞をdishから剥離し、細胞を超音波破砕した後、2N−NaOHを加え60℃で2時間の処理を行い、分光光度計でOD475nmを測定した。尚、超音波処理後の細胞破砕液をLowryの方法(J.Biol.Chem.1951、193、265−275)でタンパク定量し、タンパク量当りのメラニン量を比較することによって、メラニン産生促進効果の指標とした。
その結果、表1に示したように、ペオノール誘導体などは優れたメラニン産生促進効果を示した。
Figure 2005015472
実験例2 使用試験(白髪防止改善効果)
処方例4のヘアトニック、比較例1の従来のヘアトニックを用いて、白髪の気になる健常者10人(35〜55才)を対象に1日2回、頭部に使用し、2ヶ月間の使用試験を行った。使用後、白髪の改善に関するアンケート調査により白髪防止改善効果を判定した。処方例5のヘアトニックAについても同様に白髪の気になる健常者10人(37〜56才)を対象に試験した。
その結果、表2、3に示したように、本発明の処方例は優れた白髪防止改善効果を示した。一方、比較例1は効果が小さかった。
Figure 2005015472
Figure 2005015472
その他の処方例についても実験例2と同様に使用試験を行ったところ、優れた白髪防止改善効果を示した。
本発明のペオノール誘導体は優れたメラニン産生促進効果を示すため、ペオノール誘導体やこれらを含有する植物エキスは白髪防止改善用や皮膚黒化用の頭髪用外用剤や皮膚用外用剤として特に有用である。

Claims (7)

  1. 一般式(1)で表されることを特徴とするメラニン産生促進剤。(式中の置換基Rは、水素原子又は糖、アシル基、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アリール基から選択される。)
    Figure 2005015472
  2. 請求項1記載のペオノール誘導体を含有する白髪防止用又は皮膚黒化用組成物。
  3. 請求項1記載のペオノール誘導体を含有する頭髪用外用剤。
  4. 請求項1記載のペオノール誘導体を含有する皮膚用外用剤。
  5. 請求項1記載のペオノール誘導体が含まれる植物抽出物を含有する白髪防止用又は皮膚黒化用組成物。
  6. 請求項1記載のペオノール誘導体が含まれるボタンピ抽出物を含有する白髪防止用又は皮膚黒化用組成物。
  7. アルコール、ケトン、エーテル、エステル、塩素系溶媒、炭化水素から一種以上選択される溶媒で抽出した、ボタンピ抽出物を含有する白髪防止用又は皮膚黒化用組成物。
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