JP2005014412A - フォルダグルアのホッパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォルダグルアのホッパ装置に関し、段ボール箱が高速でホッパ内に投入されても段ボール箱の傷の発生を少なくすることができるようにする。
【解決手段】製函された段ボール箱を上下送出しロール10,11に挟んで送出し、前当板15で受け止めて積み重ねていくフォルダグルアのホッパ装置14において、該前当板15は、最深部に位置する比較的柔軟な第1の緩衝材40と、中間部に位置する比較的硬質の第2の緩衝材41と、表面部に位置する硬質で滑らかな表面の薄板である保護板42との3層をそなえるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボールシートを折り畳んで段ボール箱を製造するフォルダグルアのホッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は段ボール箱を製造する製函機(一般に「フレキソフォルダグルア」と呼ばれる)の後半部であるフォルディング部での、段ボ−ル箱の加工工程を説明する図である。
図4に示すように、機械の前半部(図示せず)において罫線Cを加工され、溝Sや糊代片Fを形成された段ボールシート1は、フォルディング部でガイドレール2に支持され、搬送ベルト3に挟まれて矢印の方に移動しながら、糊付装置4により糊代片Fに糊G(ハッチングで示す)を塗布される。糊Gを塗布された段ボールシート1は、移動を続けながら折り畳みバー8で折り畳まれる。折り畳みが180゜近くまで進むと、更に折り畳みベルト9が作用して折り畳み力を強くする。そして、最後に上下の送出しロール10,11で糊代片Fの部分をしっかり押え、接着を確実なものとすると共に、シートを確実にホッパ部(ホッパ装置)14に送出す。上下送出しロール10,11には送出し力を増やすため、表面にローレット目加工10a,11aが設けられている。
【0003】
段ボールシートは、折り畳まれ、糊付けされて段ボール箱(単に、箱ともいう)13となってホッパ部14で積み重ねられ、所定枚数のバッチに仕分けられる。ホッパ部14の構成は、フォルダグルアの後に接続されるカウンタエゼクタの形式により異なる。このカウンタエゼクタは製函された箱13を集積計数して所定枚数のバッチにして排出するものであり、カウンタエゼクタとしては例えば特許公報1に示されるものがあり、ここでは、この特許公報1に示された形式のカウンタエゼクタが接続されているものとする。
【0004】
図5はホッパ部14の詳細を示す側面図であり、以下、図4,図5を参照して説明する。
上下送出しロール10,11に挟まれて送出された箱13は前当板15に当たり、水平方向の移動が停止して下方に落下する。ホッパ部14の上方にはブロア等に接続された空気吹出口22が設けられており、矢印の方向に空気を吹き出して箱13を確実に下方に落とし、後続のシートと衝突して、ジャムアップを起こさないようになっている。
【0005】
ホッパ部14の下には搬送コンベア17が設けられており、更にホッパ部下方にはエレベータ18が設けられている。エレベータ18は、箱13の積み重ね開始時は上昇位置にあり、この上に積み重なる箱13の数が増えるにつれ下降する。エレベータ18上の箱13の数が所定の枚数になると、レッジ19が上方の待機位置19aから下方の仕切り位置19bに移り、以後後続の箱13はレッジ19上に溜まる。レッジ19が仕切っている間に、エレベータ18が鎖線で示す18aの位置に下降し、エレベータ18上のバッチを搬送コンベア17上に移し、搬送コンベア17は箱バッチを次の行程に送る。
【0006】
フォルディング部で折り畳まれた箱13は、様々な原因でパネルが直角に折り畳まれず図6に示すように前後にずれる(「フィッシュテール」とよばれる)。
これを矯正するための装置として、ホッパ14には前当板15に対向して、実線と鎖線で示すごとく前後方向に往復運動する整角板16が設けられており、前当板15との間に箱13を挟んで押し付けることにより、ずれたパネルの位置を矯正する(これを「スケアリング」と呼ぶ)ようになっている。整角板16の上部には櫛歯16aが形成されており、この櫛歯16aが下送出しロール11の円周溝11bに嵌っている。このようにして下送出しロール11と揺動する整角板16の間に隙間や段差ができないようにしている。
【0007】
前当板15を上下に縦断してレッジ19が移動するため、前当板15は間を空けて格子状に配置されている。この前当板に15に箱13が高速で衝突すると、図7に示すごとく、箱13に衝突傷30が付く。この傷の発生を少なくするため、従来、前当板15に柔らかいゴムなどの弾性体からなる緩衝材20を貼り、衝突力を低減することが行われていた。緩衝材20だけでは柔らかくて、箱13の衝突によりすぐ傷が付くので、その上に薄い鋼板21を貼っている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−127262号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、前当板15に弾性体の緩衝材20と薄い鋼板21とを貼り付けた構成では、衝突力の低減を十分に実現できず、傷の発生の低減には不十分であった。
さらに、前当板15に衝突した箱13は跳ね返って、図5に鎖線13aで示すように下送出しロール11に当たったり、鎖線13bで示すように整角板16の櫛歯16aに当たったりする。下送出しロール11は高速で回転し、表面にローレット加工が施してあるから、これに箱13が当たると、図7に示すように、砥石でこすったような擦過傷31が付くことがある。また、整角板16の櫛歯16aに当たった箱13にも衝突傷32が付くことがある。
近年機械が高速になるにつれ、箱はますます高速でホッパ内に投入されるようになっているため、その分、前述したような種々の傷が発生しやすい。
【0010】
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、段ボール箱が高速でホッパ内に投入されても段ボール箱の傷の発生を少なくすることができるようにした、フォルダグルアのホッパ装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目標を達成するため、本発明のフォルダグルアのホッパ装置(請求項1)は、製函された段ボール箱を上送出しロールと下送出しロールとの間に挟んで送出し、前当板で受け止めて積み重ねていくフォルダグルアのホッパ装置において、該前当板は、最深部に位置する比較的柔軟な第1の緩衝材と、中間部に位置する比較的硬質の第2の緩衝材と、表面部に位置する硬質で滑らかな表面の薄板である保護板との3層で構成されていることを特徴としている。
【0012】
該第1の緩衝材は連泡の比較的柔らかいスポンジにより構成され、該第2の緩衝材は比較的固いゴムにより構成されていることが好ましい(請求項2)。
さらに、該第1の緩衝材及び該第2の緩衝材の少なくとも一面には、多数の突起が配列されていることが好ましい(請求項3)。
また、該下送出しロールの前面の下方に該前当板側に対向するように設けられた整角板と、該下送出しロールの前面で該整角板の上方にロール全幅(機械幅方向全幅)へ亘って設けられたカバーと、該カバー上部の該下送出しロールの回転上流側に設けられ、該下送出しロールと係合する櫛歯を有するガイド板と、該カバー下部と該整角板との間の隙間を塞ぐように設けられた可撓板とをさらにそなえていることが好ましい(請求項4)。
【0013】
また、本発明のもう1つのフォルダグルアのホッパ装置(請求項5)は、製函された段ボール箱を上下送出しロールに挟んで送出し、前当板で受け止めて積み重ねていくフォルダグルアのホッパ装置において、該下送出しロールの前面の下方に該前当板側に対向するように設けられた整角板と、該下送出しロールの前面で該整角板の上方にロール全幅(機械幅方向全幅)へ亘って設けられたカバーと、該カバー上部の該下送出しロールの回転上流側に設けられ、該下送出しロールと係合する櫛歯を有するガイド板と、該カバー下部と該整角板との間の隙間を塞ぐように設けられた可撓板とをそなえていることを特徴としている。
【0014】
該ガイド板に設けられた該櫛歯は、該下送出しロールの回転上流側の該前当板側から離隔した位置において、該下送出しロールの円周面に形成された溝に嵌り込むように配設されていることが好ましい(請求項6)。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態に係るフォルダグルアのホッパ装置を示すもので、図1はその要部構成を示す断面図、図2はその前当板の第1の緩衝材を示す斜視図、図3はその前当板の第2の緩衝材を示す図[(a)はその正面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図]である。なお、図1においては、ホッパ装置の側面視における上左部及び上右部を示し、他は省略している(破断線参照)。
【0016】
本実施形態のフォルダグルアの概要構成は、ホッパ部(ホッパ装置)14の要部を除き、従来技術のものと同様になっている。つまり、図4に示すように、製函機では、機械の前半部(図示せず)において罫線Cを入れ、溝Sや糊代片Fを形成された段ボールシート1は、フォルディング部でガイドレール2に支持され、搬送ベルト3に挟まれて矢印の方に移動しながら、糊付装置4により糊代片Fに糊G(ハッチングで示す)を塗布され、移動を続けながら折り畳みバー8で折り畳まれる。折り畳みが180゜近くまで進むと、更に折り畳みベルト9が作用して折り畳み力を強くする。そして、最後に上下の送出しロール10,11で糊代片Fの部分をしっかり押え、接着を確実なものとすると共に、シートを確実にホッパ部(ホッパ装置)14に送出す。上下送出しロール10,11には送出し力を増やすため、表面にローレット目加工10a,11aが設けられている。折り畳まれ、糊付けされて段ボール箱(単に、箱ともいう)13となった段ボールシートは、ホッパ部14で積み重ねられ、所定枚数のバッチに仕分けられる。
【0017】
ホッパ部14の構成は、前当板15,整角板近傍の箱の変形を矯正する機構の部分を除いて、図5に示す従来例と同様に構成される。つまり、ホッパ部14の上流部には、上下送出しロール10,11が備えられ、上下送出しロール10,11に挟まれて送出された箱13は前当板15に当たり、水平方向の移動が停止して下方に落下するようになっている。ホッパ部14の上方にはブロア等に接続された空気吹出口22が設けられており、矢印の方向に空気を吹き出して箱13を確実に下方に落とし、後続のシートと衝突して、ジャムアップを起こさないようになっている。
【0018】
ホッパ部14の下には搬送コンベア17が設けられており、更にホッパ部下方にはエレベータ18が設けられている。エレベータ18は、箱の積み重ね開始時は上昇位置にあり、この上に積み重なる箱の数が増えるにつれ下降する。エレベータ18上の箱13の数が所定の枚数になると、レッジ19が上方の待機位置19aから下方の仕切り位置19bに移り、以後後続の箱はレッジ19上に溜まる。レッジ19が仕切っている間に、エレベータ18が鎖線で示す18aの位置に下降し、エレベータ18上のバッチを搬送コンベア17上に移し、搬送コンベア17は箱バッチを次の行程に送るようになっている。
【0019】
ここで、本ホッパ部(ホッパ装置)14の特徴点を説明すると、本ホッパ部14には2つの特徴点がある。一つは前当板15の構造であり、もう一つは箱13の「フィッシュテール」とよばれる変形を矯正するための変形矯正機構である。まず、前当板15について説明する。図1中の左部に示すように、前当板15の機能自体は従来と同じであるが、この前当板15は、第1の緩衝材40,第2の緩衝材41,保護板42からなる3層構造で構成されている点が特徴的である。
【0020】
つまり、前当板15において箱13を受ける部分には、第1の緩衝材40が接着剤等で貼られている。第1の緩衝材40は柔らかい連泡のスポンジゴムであり、その形状的な特徴としては、図2に示すように多数の突起40aが平面上に配置されている。そして、突起40aが前当板15に当接するように貼られている。
【0021】
第1の緩衝材40の上に第2の緩衝材41が貼られている。第2緩衝材の好ましい例として、ラフトップベルトが良い。ラフトップベルトは図3に示すようにゴムのベルト表面に多数の突起41aを設けて、ベルトに緩衝性を持たせたものである。そして、第2の緩衝材41は、突起41aが第1の緩衝材40に当接するように貼られている。
【0022】
つまり、最深部に位置する第1の緩衝材40には、比較的柔軟な材質として連泡のスポンジゴムが用いられ、第1の緩衝材40上の中間部に位置する第2の緩衝材41は、比較的硬質な材質としてゴムが用いられ、各緩衝材40,41の表面には、多数の突起40a,41aが配列形成されている。
そして、第2の緩衝材41の上(表面部)には、硬質で滑らかな表面の薄板である薄い鋼板等でできた保護板42が貼られている。
【0023】
次に、下送出しロール11の近辺にそなえられ、箱13の変形を矯正するための変形矯正機構を説明すると、図1中の右部に示すように、上下の送出しロール10,11自体は従来と同じであるが、下送出しロール11の前面側(前当板15と対向する側)には、ロールの表面近くにカバー50が機械幅方向全幅にわたって固定して設けられている。
【0024】
このカバー50の上部には表面隙間のないようにガイド板51が取付けられており、ガイド板51の上部には櫛歯51aが形成されている。ガイド板51の櫛歯51aは下送出しロール11の円周面に形成された溝(円周溝)11bに嵌り込んでいて、下送出しロール11とガイド板51との間に隙間や段差ができないようになっている。
【0025】
下送出しロール11の下部の、従来の整角板16の配置された位置には、整角板52が設けられている。この整角板52には、従来の整角板16のような櫛歯は設けられていない。
さらに、カバー50と整角板52との間には、プラスチックあるいは薄鋼板等で出来た可撓板53が取付けられており、これにより隙間を塞がれている。
【0026】
本発明の一実施形態にかかるフォルダグルアのホッパ装置は、上述のように構成されているので、以下のように動作する。
まず、前当板15であるが、柔らかい第1の緩衝材40は変形しやすく、しかも、素材が連泡のスポンジであるから、変形するとき空気の流動を伴い、あるいは微細な穴表面が変形時にこすれ合って、ダンパの役目を果たして箱13の衝突エネルギーを単なる弾性体よりも多く吸収できる。従って、その分衝突の衝撃力が弱まり、傷の発生が少なくなると共に、跳ね返り力も小さくなる。
【0027】
第2の緩衝材41はある程度の強さの剛性があり、段ボールシートの衝突力が狭い範囲に集中するのを防ぎ、第1の緩衝材40に衝突力を分散して伝える役目をしている。また、第2の緩衝材41は第1の緩衝材40に突起部41aを介して当接しているので、接触部が衝突により変形するとき3次元的に複雑に変形し、衝突エネルギーが、単に平面的に接している場合より、より効果的に吸収される。
【0028】
さらに、保護板42はゴムである第2の緩衝材41が衝突により摩耗するのを防ぎ、且つ、緩衝材の表面を滑らかにして、箱13が下方に移動し易くする役目をする。
次に、下送出しロール11の近傍の変形矯正機構であるが、下送出しロール11を固定のカバー50で覆っているので、従来のように跳ね返った箱13が回転している送出しロールに触れることがなくなる。このため、下送出しロール11のローレット目11aによる擦過傷は発生しなくなる。
【0029】
また、整角板52とカバー50との間の隙間は可撓板53で連続的に塞ぐようにしたので、従来の整角板の櫛歯16aはなくなり、このため、櫛歯16aとの衝突による傷32の発生がなくなった。
なお、ガイド板51には櫛歯51aがあるが、これは従来の整角板の櫛歯16aの位置に比較して高い(送出しロールの上面に近い)位置、即ち、下送出しロール11の回転上流側の前当板15側から離隔した位置にあり、箱が跳ね返って衝突する頻度は極めて少ない。
【0030】
このように、本ホッパ装置によれば、ホッパに高速で投入される箱とホッパを構成する部材との衝突或いは接触による傷の発生を著しく少なくすることができるようになり、段ボール箱が高速でホッパ内に投入されても段ボール箱の傷の発生を少なくすることができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、3層構造からなる前当板15と、ガイド板51,カバー50,可撓板53,櫛歯のない整角板52からなる変形矯正機構と、の両方を備えているが、いずれか一方のみを設けても段ボール箱の傷の発生をある程度少なくすることができる。
【0032】
また、前当板15は、少なくとも、最深部から比較的柔軟な第1の緩衝材と、比較的硬質の第2の緩衝材と、硬質で滑らかな表面の薄板である保護板との3層をそなえていればよく、上記の第1の緩衝材,第2の緩衝材の協働効果を大きく損なわなければ、これらの各層の相互間や、前当板15と第1の緩衝材との間に、他の層が形成されていてもかまわない。
【0033】
また、第1の緩衝材には比較的柔軟なものを、第2の緩衝材には比較的硬質なものを材料として用いればよく、第1の緩衝材や第2の緩衝材の材質は上記実施形態のものに限定されない。さらに表面の突起も適宜剛性を調整できるものであれば良く、種々の形状を採用できるほか、この表面の突起を省略することも考えられる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフォルダグルアのホッパ装置(請求項1)によれば、ホッパに高速で投入される箱とホッパを構成する部材との衝突或いは接触による傷の発生を著しく少なくすることができ、段ボール箱が高速でホッパ内に投入されても段ボール箱の傷の発生を少なくすることができるようになる。
【0035】
また、本発明のフォルダグルアのホッパ装置(請求項5)によれば、前当板に当たって跳ね返ったダンボール箱が、回転している下送出しロールに触れることがなくなるため、下送出しロールの表面による擦過傷は発生しなくなり、段ボール箱の傷の発生を少なくすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるフォルダグルアのホッパ装置の要部構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるフォルダグルアのホッパ装置に装備された前当板の第1の緩衝材を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるフォルダグルアのホッパ装置に装備された前当板の第2の緩衝材を示す図であり、(a)はその正面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
【図4】従来のフォルダグルアのフォルディング部を示す斜視図である。
【図5】従来のフォルダグルアのホッパ部を示す模式的な側面図である。
【図6】段ボール箱の不良な糊付け状態(フィッシュテール)を示す模式的な斜視図である。
【図7】ホッパ部において段ボール箱に加わる傷を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 段ボールシート
2 ガイドレール
3 搬送ベルト
4 糊付装置
8 折り畳みバー
9 折り畳みベルト
10 上送出しロール
10a ローレット目
11 下送出しロール
11a ローレット目
11b 円周溝
13 箱(段ボール箱)
13a 下押さえロールへ衝突した状態
13b 整角板の櫛歯へ衝突した状態
14 ホッパ部(ホッパ装置)
15 前当板
16 整角板
16a 櫛歯
17 搬送コンベア
18 エレベータ
18a 下降位置
19 レッジ
19a 待機位置
19b 仕切位置
20 緩衝材
21 鋼板
22 空気噴出口
30 前当板との衝突傷
31 下押さえロールによる擦過傷
32 整角板との衝突傷
40 第1の緩衝材
40a 突起
41 第2の緩衝材
41a 突起
42 保護板
50 カバー
51 ガイド板
51a 櫛歯
52 整角板
53 可撓板
C 罫線
F 糊代片
G 糊(接着剤)
S 溝

Claims (6)

  1. 製函された段ボール箱を上送出しロールと下送出しロールとの間に挟んで送出し、前当板で受け止めて積み重ねていくフォルダグルアのホッパ装置において、
    該前当板は、最深部に位置する比較的柔軟な第1の緩衝材と、中間部に位置する比較的硬質の第2の緩衝材と、表面部に位置する硬質で滑らかな表面の薄板である保護板との3層で構成されていることを特徴とする、フォルダグルアのホッパ装置。
  2. 該第1の緩衝材は連泡の比較的柔らかいスポンジにより構成され、該第2の緩衝材は比較的固いゴムにより構成されていることを特徴とする、請求項1記載のフォルダグルアのホッパ装置。
  3. 該第1の緩衝材及び該第2の緩衝材の少なくとも一面には、多数の突起が配列されていることを特徴とする、請求項1又は2記載のフォルダグルアのホッパ装置。
  4. 該下送出しロールの前面の下方に該前当板側に対向するように設けられた整角板と、
    該下送出しロールの前面で該整角板の上方にロール全幅へ亘って設けられたカバーと、
    該カバー上部の該下送出しロールの回転上流側に設けられ、該下送出しロールと係合する櫛歯を有するガイド板と、
    該カバー下部と該整角板との間の隙間を塞ぐように設けられた可撓板とをさらにそなえていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のフォルダグルアのホッパ装置。
  5. 製函された段ボール箱を上下送出しロールに挟んで送出し、前当板で受け止めて積み重ねていくフォルダグルアのホッパ装置において、
    該下送出しロールの前面の下方に該前当板側に対向するように設けられた整角板と、
    該下送出しロールの前面で該整角板の上方にロール全幅へ亘って設けられたカバーと、
    該カバー上部の該下送出しロールの回転上流側に設けられ、該下送出しロールと係合する櫛歯を有するガイド板と、
    該カバー下部と該整角板との間の隙間を塞ぐように設けられた可撓板とをそなえていることを特徴とする、フォルダグルアのホッパ装置。
  6. 該ガイド板に設けられた該櫛歯は、該下送出しロールの回転上流側の該前当板側から離隔した位置において、該下送出しロールの円周面に形成された溝に嵌り込むように配設されていることを特徴とする、請求項4又は5記載のフォルダグルアのホッパ装置。
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