JP2005013663A - 調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム - Google Patents

調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム Download PDF

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Takaaki Shirae
隆明 白江
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Abstract

【課題】機能を異にする各種の調理用家電製品をユーザーの住宅状況、生活スタイル、好み等に合わせて、ユーザー自身が、自分で、所望の位置に、所望の形態で、自由に収納設置して行くことができる調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムを提供する。
【解決手段】ユーザーが所有する複数の調理用家電製品の各々を独立性を保持した状態で任意に入れ替え可能に収納する調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムであって、各調理用家電製品が、規格化された所定の大きさのブロック構造のユニットボックス内に当該ユニットボックスを本体ケーシングとするように組み込まれ、同家電製品を組み込んだ各ユニットボックスが、所望の形状およびレイアウトで積層一体化されるようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の家庭では、例えばステレオ等のオーディオ機器、テレビジョン等のビジュアル機器、エアコンや空気清浄機等の環境機器、電気炊飯器や電子レンジ、電気ポット等の調理用機器等、多種多様の便利な家電製品が沢山使用されている。
【0003】
なかでも、後者の調理関連機器は、電気炊飯器、電子レンジ、電気ポット、オーブントースター、ホットプレート、グリル鍋、クッキングヒーター、ホームベーカリー、コーヒーメーカー、ミキサー、餅つき機、整水器、食器洗い器、食器乾燥器、冷蔵庫など、きわめて台数が多く、しかも殆どのものがダイニングルームのキッチン周辺に集中して配置されているために、キッチン周りが雑然としており、本来の調理作業に必要な有効スペースが制約されてしまっているのが実情である。
【0004】
このような事情から、上記キッチンの周辺の床面上に所望の高さのカウンタユニットを、また同カウンタユニットの上方に位置して天井から吊り下げる形で釣り棚ユニットを設け、キッチン部の上下両位置で各種調理器具の収納を可能にするとともに、それらの間の空間およびカウンタユニットの上面を調理スペースとして有効に活用できるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
このようにして各種調理用機器の収納を可能にした場合、キッチン周りの有効スペースを確保することができ、調理作業が容易になる。
【0006】
しかし、一方このような収納システムの場合、単に収納室内に収納するだけであるから、調理用機器を使用する度に収納棚から取り出して、電源プラグを電源コンセントに差し込み、使用可能な状態にセットしなければならない煩わしさがある。特に、同時に複数の調理用機器を使用する必要がある時などに、その面倒さが問題となる。
【0007】
そこで、例えば電気炊飯器、電子レンジ、電気ポットなどの、特に使用頻度の高い調理用機器を、電源プラグ、電源コードおよび各機器に対応した複数口の電源アウトレットを備えた所定の機器載置台を形成し、該機器載置台の所望の部位に各機器を載置し、それらの各々の電源プラグを上記対応する複数口の電源アウトレットに差し込んだままの状態に維持することによって、収納状態のまま使用できるようにしたものも存在する。
【0008】
一方、最近では、これら調理用機器の多くに機器制御ユニットとしてのマイクロプロセッサが搭載され、その多機能化、インテリジェント化が進んでいる。また、インターネットの普及によって、家庭内のパーソナルコンピュータや携帯電話、携帯端末等を用いて外部との通信による情報交換を容易に行うことができる環境が整ってきている。
【0009】
そして、このような調理用機器を含む各種家電機器を相互に通信回線で接続して情報交換を行い、あるいは各部屋に設置された家電機器の監視や制御を一箇所で集中的に行うことも可能となっている。
【0010】
このような、いわゆるホームオートメーションに関しては、多くの家電機器関連会社、住宅機器関連会社、電力会社等が研究・開発を進めている。しかしながら、該ホームオートメーションを実現するためのシステムは一般に大掛かりであり、一般家庭に普及するのはまだ先のことと思われる。
【0011】
他方、通信のための新たな屋内配線を必要としないで、家電機器間の通信を行う方法についても研究・開発が進められている。例えばデータ変調された高周波信号を商用電源電圧(AC100V)に重畳することにより、商用電源の屋内配線を介してデータ伝送を行う技術(いわゆる電力線搬送)が実用化されている。また無線通信によって家電機器間の情報伝送を行うことも提案されている。パーソナルコンピュータ及び周辺機器の相互通信として実用化されつつあるブルートゥースは、そのような無線通信のひとつである。
【0012】
しかし、上記のような家電機器間の通信又は外部と家電機器の通信を行うためには、少なくとも各家電機器が通信インターフェイスを備えている必要がある。したがって、既存の家電機器を、そのまま通信ネットワークに接続することはできない。例えば、外部から電話回線を介して電気ポットの電源のオン又はオフを行うといったことは簡単にはできない。
【0013】
そこで、このような状況に鑑み、上述のように、電気炊飯器、電子レンジ、電気ポット等の調理用家電機器を載置し、該調理用家電機器の各々に電力を供給するための複数の電源アウトレットを備えた調理用家電機器用載置台に対して、外部との情報通信を行うための外部通信インターフェイスと該外部通信インターフェイスを介して外部情報源との間で送受信される情報の処理を行う情報処理装置とを付加することによって、当該調理用家電機器用載置台に載置して使用される電気炊飯器や電子レンジ、電気ポット等の調理用家電機器を収納状態のまま容易に通信ネットワークに接続できるようにしたものも提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0014】
【特許文献1】
特開平9−285347号公報(第1−3頁、図1−4)
【特許文献2】
特開2002−27577号公報(第1−5頁、図1−4)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、最近では多数の調理用家電機器の収納性向上による有効スペースの確保、幾つかの使用頻度の高い調理用家電機器を1つの収納ユニット(載置台)に集約させて、電源を共用化し、そのまま使用できるようにするとともに、さらにインターネット機能をもたせる等の調理用家電製品の収納設置システムについては、種々提案されるに到っている。
【0016】
しかし、これらの収納設置システムは、基本となる収納ユニット部分が何れも既設、既製のものであり、ユーザーの住宅状況や生活スタイル、好み、また新たに購入した製品等に応じて自由にバリエーションを拡大して収納構造、収納形態、収納すべき調理用機器を変更して行くということができない欠点がある。
【0017】
本願発明は、このような事情に基いてなされたもので、大きさや機能を異にする各種の調理用家電製品をユーザーの住宅状況、生活スタイル、好み等に合わせて、ユーザー自身が自分で、所望の位置に、所望の形態で、自由に収納設置して行くことができるようにすることによって、上記従来の問題を解決した調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムを提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、このような目的を達するために、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
【0019】
(1) 第1の課題解決手段(請求項1の発明)
この発明の第1の課題解決手段は、複数の調理用家電製品の各々を独立性を保持した状態で任意に入れ替え可能に収納する調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムであって、各調理用家電製品が、規格化された所定の大きさのブロック構造のユニットボックス内に当該ユニットボックスを本体ケーシングとするように組み込まれ、同家電製品を組み込んだ各ユニットボックスが、所望の形態で積層一体化されるように構成されている。
【0020】
このような構成によると、所定の大きさのブロック構造のユニットボックス内に当該ユニットボックスを本体ケーシングとするように調理用家電製品を組み込むことにより、ユーザーが必要とする機能を異にする各種の調理用家電製品が1つのユニットとして構成されるようになっており、そのようなユニット構造の各調理用家電製品をユーザーの住宅状況(ダイニングルームのキッチン周りの間取りや寸法)、生活スタイル、好み等に合わせて、ユーザー自身が自分で、所望の位置に、所望の形態で、積層するだけで、特に既製の収納ラックや収納キャビネットなどを要することなく全く自由に組合わせて設置して行くことができるようになり、バリエーションに富んだ調理用家電収納設置システムの実現が可能になる。
【0021】
そして、上記積層状態では、上記ブロック構造の個々のユニットボックスが、それ自体として1つの調理用家電製品機能を有すると同時に、それらの各機能が相互に組み合わされた複合的な家電製品体を実現することになる。
【0022】
また、ユニットボックスを本体ケーシングとして構成したので、二重の外郭を有する構造とはならず、十分に省スペース化でき、かつコストダウンを図ることができる。
【0023】
(2) 第2の課題解決手段(請求項2の発明)
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、ブロック構造の複数のユニットボックスは、積層状態では相互に集合一体化されて、さらに大きなブロック構造体を形成し、その上面を調理台として利用することができるようなっている。
【0024】
ブロック構造体全体の形状や大きさは任意であり、必要に応じ、その上面の高さを適切な高さに設定することにより、同上面を調理台として利用することができる。
【0025】
(3) 第3の課題解決手段(請求項3の発明)
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、複数のユニットボックスは、積層状態においては、共通の集中制御ユニットにより、個別に又は相互に関連して作動状態が制御されるようになっていることを特徴としている。
【0026】
このような構成によると、各調理用家電製品の収納が単なる格納ではなく、当該積層状態において各調理用家電用製品はそのまま集中制御ユニットにより、個別に又は複数のものを同時に所定の関係で作動制御することができる。したがって、非常に便利であり、また台所のキッチン周りをスッキリとしたものにできる。
【0027】
また、このような集中制御ユニットを有している場合には、各調理用家電製品の各々がマイクロプロセッサを有している場合と同様の制御を行うことができることから、各製品の制御ユニット部分の構成を簡単かつ低コストなものに形成することができる。
【0028】
(4) 第4の課題解決手段(請求項4の発明)
この発明の第4の課題解決手段は、上記第3の課題解決手段の構成において、集中制御ユニットは、集合された複数の調理用家電製品の各々の作動順序をプログラム制御するように構成されている。
【0029】
このように、集中制御ユニットが、収納された複数の調理用家電製品の各々の作動順序をプログラム制御するように構成されていると、あるメニューの料理を作るに際して、材料の下ごしらえ、煮る、焼く、蒸す、ご飯を炊くなど、必要な調理を順番に、また併行して適切に実行して行くことができ、待ち時間を少なくして可及的に調理効率を向上させることができる。
【0030】
(5) 第5の課題解決手段(請求項5の発明)
この発明の第5の課題解決手段は、上記第3又は第4の課題解決手段の構成において、集中制御ユニットは、複数の調理用家電製品の各々の使用電力量の調節制御機能とその合計電力量の計算機能とを有し、複数の調理用家電製品が同時に作動されている時には、それらの合計使用電力量が所定の定格電力量を越えないように上記合計使用電力量の低減制御を行うように構成されている。
【0031】
このように、集中制御ユニットが、複数の調理用家電製品の各々の使用電力量の調節制御機能とその合計電力量の計算機能とを有し、複数の調理用家電製品が同時に作動されている時には、それらの合計使用電力量が所定の定格電力量を越えないように上記合計使用電力量の低減制御を行うように構成されていると、使用電力量が大きすぎてブレーカが落ち、全ての調理が中断されるなどの調理ミスが解消され、確実に必要な調理を遂行することができるようになる。
【0032】
(6) 第6の課題解決手段(請求項6の発明)
この発明の第6の課題解決手段は、上記第5の課題解決手段の構成において、合計使用電力量の低減は、複数の調理用家電製品の内の電力量の低減による調理内容のダメージの少ない製品の使用電力量の方を低減することにより行われるように構成されている。
【0033】
このように、合計使用電力量の低減が、複数の調理用家電製品の内の電力量の低減による調理内容のダメージの少ない製品、例えば複数の調理用家電製品が電気ポットと電気炊飯器である場合、お湯が十分に沸かないよりはご飯が炊けない方がダメージが大きいので、電気ポットの方の使用電力量を低減することにより行われるように構成されていると、上述のように同時に行われる全ての調理を確実に遂行しながら、しかも各調理の仕上りレベルを可及的に好ましいものに維持することができる。これら各製品間の優先関係は、予じめプログラムして置くようにする。
【0034】
(7) 第7の課題解決手段(請求項7の発明)
この発明の第7の課題解決手段は、上記第3,第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、集中制御ユニットは、制御対象である各調理用家電製品毎の省エネ制御モードを有して構成されている。
【0035】
このように集中制御ユニットが、制御対象である各調理用家電製品毎の省エネ制御モードを有して構成されていると、各調理用家電製品毎に適切な省エネ制御を図ることが可能となって電力効率が向上し、トータルとしての電力消費量が大きく低減される。
【0036】
(8) 第8の課題解決手段(請求項8の発明)
この発明の第8の課題解決手段は、上記第3,第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、集中制御ユニットは、パーソナルコンピュータと接続され、インターネット回線を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力しメモリできるように構成されている。
【0037】
このように、集中制御ユニットが、パーソナルコンピュータと接続され、インターネット回線を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力しメモリできるように構成されていると、すでに所有している各調理用家電製品の各々のレシピを自由に拡大変更して行くことができ、低コストに調理機能の拡大、向上を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムによると、ユーザーの住宅状況、生活スタイル、好みに対応し、また将来購入する新たな製品にも全く自由に対応することができる、バリエーションに富んだ調理用家電製品の収納設置システムの実現が可能になる。
【0039】
また、その場合にデザインや色を自由に選択することができ、自分だけのインテリアを構築することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
先ず図1〜図3は、本願発明の実施の形態1に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示している。
【0041】
この実施の形態のものは、特に多種多様の電気機器が、所定の場所(ダイニングルームのキッチン周り)に集中して置かれる調理用の家電製品について、ユーザーが必要とする複数の調理用家電製品の各々を、予じめ規格化された所定の大きさのブロック構造のユニットボックス内に当該ユニットボックスを本体ケーシングとするように組み込んで1つのユニット体に構成し、それらをコンポーネント構造で、自由に組み合わせて所望の形態に積層することにより、その独立性を保持させながら、しかも全体として極めてコンパクトなブロック体構造に集約収納して設置することができるようにしたことを特徴としている。
【0042】
すなわち、この実施の形態のものは、例えば図2および図3に示すように、例えば電気炊飯器A、電子レンジB、電気ポットC、オーブントースターD、フィッシュロースターE、電気フライヤーF、ミキサーG、整水器H、ホームベーカリーI、餅つき機Jその他の機能を異にする各種の調理用家電製品A〜J(B〜Jは図示省略)その他のそれぞれが、例えば図3に示すように、予じめ規格化された所定の大きさのブロック構造のユニットボックスUB〜UBn内に同ユニットボックスUB〜UBnがそれぞれ当該調理用家電製品の本体ケーシングを形成するようにして一体に組み込まれており、それら各ユニットボックスUB〜UBnを、例えば図2〜図3のように集約させて積層することにより、ユーザーの住宅のダイニングルームのキッチン周りの間取りや寸法に合ったコンパクトな1つのブロック構造体Bを構成するようになっている(なお図2は、図3に示すような機能部品構造の電気炊飯器Aを組み込み収納した1つのユニットボックスUBを取り外した状態)。
【0043】
なお、図1および図2の構成では、前後左右および上下各方向に同じ数のユニットボックスを組み合わせて略立方体形状に積層一体化しているが、これは設置されるダイニングルームのキッチン周りの間取りや寸法に合わせて、横長構造、縦長構造、鉤形構造、コの字形構造、山形構造等任意の構造、任意の高さに積層することができる。そして、この積層状態では、各ユニットボックスUB〜UBn相互間は、例えばLAN等の情報通信回線を介してネットワーク接続され、さらに共通の電源ラインに接続されて各々に電源が供給されるとともにビス等の連結手段で相互に連結一体化される。
【0044】
このようなコンポーネント型収納設置システムによれば、ユーザーの住宅状況、生活スタイル、好みに対応し、将来購入する新たな製品にも全く自由に対応できる、バリエーションに富んだ調理用家電製品収納設置システムの実現が可能になる。
【0045】
また、その場合にデザインや色を自由に選択することができ、自分だけのインテリアを構築することができる。
【0046】
また、このような構成の場合、本来は形状も寸法も異なる1つ1つの個性のある製品が、同一規格形状のユニットボックスUB〜UBnとして、全く同一のブロック構造となり、相互に結合して全体としても所定構造のブロック構造体に容易に集約されるので、既製のラックや収納台を必要とせず、非常に取り扱いやすく、間取り等に対応して非常に収納設置しやすいものとなる。その結果、省スペース化のメリットが得られる。
【0047】
そして、同収納設置状態では、さらに、それ自体として1つの調理用家電製品機能を有していた個々のユニットボックスの各機能が、相互に組み合わされてシステム製品としての複合的な家電製品体を実現することになる。
【0048】
また、ユニットボックスを本体ケーシングとして構成したので、二重の外郭を有する構造とはならず、十分に省スペース化でき、かつコストダウンを図ることができる。
【0049】
また、各ユニットボックスUB〜UBnは、その一部を必要に応じて交換してゆくことができるので、全体を長く使用することができ、経済的である。
【0050】
なお、この場合、上記のユニットボックスUB〜UBnおよび同ユニットボックスUB〜UBn内に組み込まれるキット状態(ユニット状態)又は個別部品状態の調理用家電製品(例えば図12の内鍋a、ワークコイルb,cその他の各ユニット部品又は個別部品)は、インターネットを通じてキット状態又は個別部品状態で販売されるようになっており、ユーザーがインターネット等を通じてオーダーメイド(イージーオーダー)での注文を行ない、その時に、サイズ、機能、価格、柄等の情報を、画面を通じて選択、組み合わせを決定する。
【0051】
そして、その後、同購入した複数のユニットボックスUB〜UBnの各々に対して各々同様にして購入した調理用家電製品の各キット状態又は個別部品状態の構成部品を組み込んで当該ユニットボックスUB〜UBnを本体ケーシングとするユニット構造、ブロック構造の製品状態に構成し、それらの各々を組み合わせて図2〜図3のように積層し、あるユニットボックスを所定のユニットボックスの上に載置した時には、例えば上記電源ラインおよび情報通信回線は、決められた設置位置で、相互に接続されるようになっている。また、各調理用家電製品A〜Jその他の製品中の各マイコン制御ユニットは、それぞれ共通の集中制御ユニット(集中コントローラ)に接続される。
【0052】
そして、その場合に、もしも各製品間に通電又は通信不良が発生したような場合には、当該集中制御ユニットは、それら各製品間の通電又は通信状態の確認を行い、通電又は通信不良部を判定して、例えばリモートコントローラ方式の操作パネルの表示部に表示する。
【0053】
一方、この場合、上記集中制御ユニットは、上記のようにリモコンタイプの操作パネル側に設けるのが好ましいが、必要により製品側に設ける場合には、例えば上記結合された何れかのユニットボックスの一部として構成するが、その場合には電気的な信頼性を確保するために、電気炊飯器や電気ポット等の蒸気を発生する製品よりも下方に位置して設けるようにすることが好ましい。
【0054】
また、その場合、同電気炊飯器や電気ポット等からの蒸気通路を含んだ排気通路は、それぞれ対応するユニットボックスに設けられた排気通路が相互に同軸に対応し、順次連通連結されて最終的に外部に開放されるように形成される。
【0055】
なお、この場合、上記ブロック構造の複数のユニットボックスは、積層状態では相互に集合一体化されて、さらに大きなブロック構造体を形成し、その上面を調理台として利用することができるようになっている。
【0056】
ブロック構造体全体の形状や大きさは任意であり、必要に応じ、その上面の高さを適切な高さに設定することにより、同上面を調理台として利用することができる。
【0057】
したがって、必要に応じ、この調理台部分の一部に、上記操作パネルおよび集中制御ユニットを設けるようにしてもよい。
【0058】
ところで、上記集中制御ユニットは、上記ユニットボックスUB〜UBnに収納された各調理用家電製品A〜Jその他の製品の各々を個別に又は所定の関係で操作、制御できるマイクロプロセッサよりなり、該集中制御ユニットは、例えば所定の制御ラインを介して各調理用家電製品A〜Jその他の製品および上記操作パネルの操作部、表示部と双方向通信可能に接続されている。また、上記集中制御ユニットおよび操作パネルには、例えばソーラバッテリーおよび定電圧電源回路を介して直流定電圧電源が供給されるようになっている。
【0059】
そして、上記集中制御ユニットには、例えば各種のメニューの料理(レシピ)を作るに当たって、必要な調理用家電製品の作動順序を設定メモリして置くと、その設定通りの作動順序で対象となる各調理器を必要な時間、必要な動作パターンで、作動させて行くことができるプログラム制御機能も付加されている。
【0060】
このように、集中制御ユニットが、収納された複数の調理用家電製品A〜Jその他の製品の製品の各々の作動順序をプログラム制御することができるように構成されていると、あるメニューの料理を作るに際して、材料の下ごしらえ、煮る、焼く、蒸す、ご飯を炊くなど、必要な調理を順番に、また併行して適切に実行して行くことができ、待ち時間を少なくして可及的に調理効率を向上させることができる。
【0061】
また、上記集中制御ユニットは、同時に作動状態にある複数の調理用家電製品の合計消費電力量の計算機能をも有し、例えば後述する実施の形態2の図10のフローチャートのステップS〜Sに示すものと同様に、トータルの消費電力量が、当該ダイニングルームの単一の給電コンセントからの最大許容電力量1400(W)を超えようとするようになると、予じめ調理の内容に応じて優先順位が決定(プログラム)されている製品の内の優先順位が低いものの消費電力量を低減するか、又は必要な場合には作動を停止させることによって、ブレーカーが落ちることがないように、その消費電力量の調節を行う電力制御機能を有して構成されている。この場合、電力低減を行なうか否かの上記製品の優先順位は、その調理機能に対応して決定されており、電力低減又は停電によって生じるダメージが大きい調理内容の製品(例えば電気炊飯器A)ほど優先順位が高く、その逆の場合(例えば電気ポットC)には低く設定されている(お湯が十分に沸かないよりはご飯が炊けない方がダメージが大きい)。
【0062】
したがって、複数の製品が同時に作動された場合にも、特定の調理がダメージを受けるようなことなく、全ての調理が確実かつ適切に遂行されるようになる。その結果、各調理共に一定の仕上りレベルを維持することができる。
【0063】
また、同集中制御ユニットは、それ以外にも次のような、各調理用家電製品A〜Jその他の製品の各々に対応した省エネ制御モードを有している。
【0064】
(1) 電気炊飯器A等消費電力量が大きくて、調理時間が長い製品の場合
その家庭の過去1週間毎の炊飯完了設定時間を記憶して置いて、その家庭の食事時間帯を判定し、可能な限りにおいて、電力料金の安い深夜に調理を実行する。
【0065】
(2) 電気炊飯器Aの省エネ保温
目標保温温度を下げた低温保温を実行し、所定の周期で殺菌のために温度を上げる。
【0066】
(3) 電気ポットCの省エネ保温
目標保温温度を下げた保温(96℃→90℃)を行ない、必要な時に再沸とう加熱を行う。
【0067】
(4) 待機電力の低減
以上のような収納システムの場合、収納製品数が多いので、各製品の合計の待機電力の消費も大きくなる。
【0068】
したがって、一般的な省エネモードを設定するだけでなく、できるだけ各製品のバックアップ電源回路等電源回路の共用化を図る。
【0069】
さらに、上記集中制御ユニットは、必要に応じ外部パーソナルコンピュータとも接続され、インターネット回線を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力し、メモリできるように構成されている。
【0070】
このように、集中制御ユニットが、パーソナルコンピュータと接続され、インターネット回線を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力しメモリできるように構成されていると、すでに所有している各調理用家電製品の各々のレシピを自由に拡大変更して行くことができ、低コストに調理機能の拡大、向上を図ることができる。
【0071】
なお、以上の構成において、インターネットで購入するキット状態(ユニット構造)又は個別部品状態の各製品構成部品は、汎用性のあるものを採用することが好ましい。そのようにすると、コストメリットが大きくなる。また、それら各構成部品は、もちろんメーカー対応方式でも、メーカー非対応方式でもかまわない。
【0072】
そして、それら各構成部品は、もちろん長期的に使用する上述の各ユニットボックスUB〜UBnに対して、例えば用途や機能の拡大、向上、またバージョンアップのために、新製品と交換することが可能であり、そのために例えばICチップやICメモリスティックなどのデータ記憶手段を集中制御ユニット部分に備えさせ、それらを交換できるようにするか、又は上述したインターネット回線を使ってそれらに新たなデータを入力して書き替えるようにする。
【0073】
また、各構成部品も、ビスネジや接続ピン端子等で容易に交換できるようにする。
【0074】
(実施の形態2)
図4〜図10は、本願発明の実施の形態2に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの全体および各部の構成並びに制御部の作用を示している。
【0075】
このシステムも、上記実施の形態1の場合と同様に、多種多様の電気機器が、所定の場所(ダイニングルームのキッチン周り)に集中して置かれる調理用の家電製品について、ユーザー毎に異なる各ユーザーに固有の条件(住宅の状況、生活スタイル、好みなど)に自由に対応して、スッキリと、使い勝手良く収納設置できるようになっているとともに、同収納状態のままで使用できるようになっていることが特徴である。
【0076】
先ず図4は、同コンポーネント型収納設置システムにおいて、或るユーザーの所定の条件(仮想条件)に対応して、複数台(10台)の調理用家電製品A〜Jを収納設置できるようにした場合の全体的な構成を示している。
【0077】
図中符号1は、当該ユーザーの住宅のダイニングルームのキッチン周りの間取りや寸法(平面、高さ)等に対応し、かつユーザーの生活スタイル、好み等に対応して所望のタイプの調理用家電製品が、所望の形態で、所望の位置に、所望の関係で収納設置されるようになったユニットボックス(又はフリーラック)構造の収納ユニットである。この収納ユニット1は、例えば左右方向の長さを異にする複数枚の棚板1a,1a・・・と、この棚板1a,1a・・・を左右で支持する所定の高さの複数枚の縦枠1b,1b・・・と、それらの下部に位置して設けられる底板1c,1c・・・と、それらの上部に位置して設けられる天板1d,1d・・・と、複数枚の仕切板1f,1f・・・と、複数枚(1枚でも可)の背板1e,1e・・・とからなり、それらの各々を任意に組み合わせて任意の形状に連結一体化することによって、収納状態で使用可能な多数の調理用家電製品、例えば電気炊飯器A、、電子レンジB、電気ポットC、オーブントースターD、フィッシュロースターE、電気フライヤーF、ミキサーG、整水器H、ホームベーカリーI、餅つき機J等のそれぞれ大きさや機能を異にする各種の調理用家電製品を収納するのに適した大きさの多数の収納ボックス(収納用ユニットボックス)2A〜2Jを形成している。そして、該収納ボックス2A〜2Jの背部には、例えば図8のように各々電源アウトレット5,5・・・が設けられ、これら各電源アウトレット5,5・・・は、例えば図9の結線図に示すように共通の電源プラグ12を介してダイニングルームの外部給電コンセントに接続されるようになっている。
【0078】
この収納ユニット1の同収納ボックス2A〜2Jを形成するための上記各ユニット部材1a,1a・・・、1b,1b・・・、1c,1c・・・、1d,1d・・・、1e,1e・・・、1f,1f・・・は、例えばインターネットを通じてキット状態で販売されるようになっており、、ユーザーが同インターネット等を通じてオーダーメイド(イージーオーダー)の注文を行ない、同注文時に、サイズ、機能、価格、柄等の情報を、画面データを通じて選択し、かつ組み合わせを決定する。そして、そのようにして購入した各ユニット部材1a,1a・・・、1b,1b・・・等の組み付け、組み立ては、ユーザー自身が、自分の所有している又は新たに購入した上記のような各調理用家電製品A〜Jの各々を収納することを前提に、その寸法、設置位置、相互の関係等各種の条件を考慮して、ダイニングルームのキッチン周りの間取りや寸法、自分の生活スタイルや好みに合ったようにして行う。
【0079】
一方、このようにして形成された収納ボックス2A〜2Jの底部には、さらに、それぞれ例えば図5のように、キャスター等のガイド手段を介して前方に滑らかに引き出すことができるスライドテーブル21,21・・・が設けられており、上記各調理用家電製品A〜Jは、該スライドテーブル21,21・・・上に載せた状態で収納され、同載置時において、そのコードリール付の電源プラグが各々上記背部の電源アウトレット5,5・・・に挿入される。そして、同収納された各調理用家電製品A〜Jは、上記スライドテーブル21の上に載った状態でスムーズに引き出されて外部操作可能な状態となるように構成されている。また、外部操作が終わると、必要に応じて内部に押し込まれ、同状態において作動を継続する。もちろん、この場合、上記引き出される調理用家電製品が電気炊飯器Aのような蒸気を発生するものである場合、引き出された時は、その蒸気口は外部に開放される。
【0080】
さらに、この場合、例えば図5のように引き出し状態にある所定の調理用家電製品(図5の場合は、電気炊飯器A)の例えば横側(右側)の収納ボックス2Cが空室に形成されているような場合には、そのスライドテーブル21を図6のように引き出すと、それを調理用テーブル又は調理材料や調味料置場などとして広く利用することができる。もちろん、これは他の空室部分における複数のスライドテーブル21,21・・・を引き出すことによって各種の用途に利用するようにしてもよい。したがって、非常に便利である。
【0081】
また、上記収納ボックス2A〜2J内の製品が電気炊飯器Aや電気ポットCのように、蒸気を発生するものである場合には、図8のように漏斗状の蒸気集気口6と蒸気排出パイプ7が下方から上方に設けられる。
【0082】
また、上記収納ユニット1の正面側(前面側)から操作しやすい所定位置(図示の例では、電気炊飯器Aの収納ボックス2Aと電子レンジBの収納ボックス2Bとの間)には、上述の実施の形態1の場合と同様に上記各種の調理用家電製品A〜Jを集中して操作することができる操作パネル10が設けられており、その内部には上記収納された各調理用家電製品A〜Jの各々を個別に又は所定の関係で操作、制御できるマイクロプロセッサよりなる集中制御ユニット(集中コントローラ)11が設けられている。該集中制御ユニット11は、例えば図9に詳細に示すように、所定の制御ラインを介して各調理用家電製品A〜Jおよび上記操作パネル10の操作部10a、表示部10bと双方向通信可能に接続されている。また、上記集中制御ユニット11や操作パネル10には、整流回路13および定電圧電源回路14を介して直流定電圧電源が供給されるようになっている。
【0083】
そして、上記集中制御ユニット11には、例えば各種のメニューの料理(レシピ)を作るに当たって、必要な調理用家電製品の作動順序を設定メモリして置くと、その設定通りの作動順序で対象となる各調理器を必要な時間、必要な動作パターンで、作動させて行くことができるプログラム制御機能も付加されている。
【0084】
このように、集中制御ユニット11が、収納された複数の調理用家電製品A〜Jの各々の作動順序をプログラム制御することができるように構成されていると、あるメニューの料理を作るに際して、材料の下ごしらえ、煮る、焼く、蒸す、ご飯を炊くなど、必要な調理を順番に、また併行して適切に実行して行くことができ、待ち時間を少なくして可及的に調理効率を向上させることができる。
【0085】
また、上記集中制御ユニット11は、同時に作動状態にある複数の調理用家電製品の合計消費電力量の計算機能をも有し、例えば図10のフローチャートのステップS〜Sに示すように、トータルの消費電力量が、当該ダイニングルームの単一の給電コンセントからの最大許容電力量1400(W)を超えようとするようになると、予じめ調理の内容に応じて優先順位が決定されている製品の内の優先順位が低いものの消費電力量を低減するか、又は必要な場合には作動を停止させることによって、ブレーカーが落ちることがないように、その消費電力量の調節を行う電力制御機能を有して構成されている。この場合、電力低減を行なうか否かの上記製品の優先順位は、その調理機能に対応して決定されており、電力低減又は停電によって生じるダメージが大きい調理内容の製品(例えば電気炊飯器A)ほど優先順位が高く、その逆の場合(例えば電気ポット)には低く設定されている。
【0086】
したがって、複数の製品が同時に作動された場合にも、特定の調理がダメージを受けるようなことなく、全ての調理が確実かつ適切に遂行されるようになる。その結果、各調理共に一定の仕上りレベルを維持することができる。
【0087】
また、同集中制御ユニット11は、それ以外にも次のような、各調理用家電製品A〜Jの各々に対応した省エネ制御モードを有している。
【0088】
(1) 電気炊飯器A等消費電力量が大きくて、調理時間が長い製品の場合
その家庭の過去1週間毎の炊飯完了設定時間を記憶して置いて、その家庭の食事時間帯を判定し、可能な限りにおいて、電力料金の安い深夜に調理を実行する。
【0089】
(2) 電気炊飯器Aの省エネ保温
目標保温温度を下げた低温保温を実行し、所定の周期で殺菌のために温度を上げる。
【0090】
(3) 電気ポットCの省エネ保温
目標保温温度を下げた保温(96℃→90℃)を行ない、必要な時に再沸とう加熱を行う。
【0091】
(4) 待機電力の低減
以上のような収納設置システムの場合、収納設置される製品数が多いので、各製品の合計の待機電力の消費も大きくなる。
【0092】
したがって、一般的な省エネモードを設定するだけでなく、できるだけ各製品のバックアップ電源回路等電源回路の共用化を図る。
【0093】
さらに、上記集中制御ユニット11は、図9のように、パーソナルコンピュータ15と接続され、インターネット回線16を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力し、メモリできるように構成されている。
【0094】
このように、集中制御ユニット11が、パーソナルコンピュータ15と接続され、インターネット回線16を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力しメモリできるように構成されていると、すでに所有している各調理用家電製品の各々のレシピを自由に拡大変更して行くことができ、低コストに調理機能の拡大、向上を図ることができる。
【0095】
なお、上述の収納ユニット1の形状は、図4〜図6のようなものに限らず、例えば図7のように、上述の収納室2E,2G部分を除去して、天板1d部分の一部を低くし、同部分を調理台として利用するようにすることもできる。
【0096】
(実施の形態3)
次に図11は、本願発明の実施の形態3に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示している。
【0097】
この実施の形態では、上述の実施の形態2の構成における収納ボックス2B部分に左方向に開く扉23を設けて、その内部を調味料その他の小物入れに使用するとともに、その右側に操作パネル10を設けることによって、操作パネル10そのものをも外部から見えないように構成している。
【0098】
また、一方収納ボックス2Jをキャビネット構造の引き出し部分として、例えば餅つき機Jが安定して収納されるようにしている。
【0099】
その他の部分の構造は、上述の実施の形態2のものと全く同様であり、同様の作用効果を実現することができる。
【0100】
(実施の形態4)
なお、上記実施の形態2の図4〜図8の構成および実施の形態3の図11の構成では、それぞれ各調理用家電製品が製品として独立しており、その本体ケーシングと収納ボックス2A〜2Jが別体の場合で説明したが、これらは例えば図12に示すように、上述の実施の形態1の場合と同様に、ユニットボックスUB〜UBn=調理用家電製品A〜Jとして兼用させるようにすることも可能である。
【0101】
そして、そのようにした場合、前面側が開放した上記収納ボックス2A〜2Jに対して、各ユニットボックスUB〜UBnが引き出し自在に収納されることになる(図12の状態参照)。もちろん、この場合にも、上記引き出される調理用家電製品が電気炊飯器Aのような蒸気を発生するものである場合、引き出された時は、その蒸気口は外部に開放される。
【0102】
また、上記各収納ボックス2A〜2J内のユニットボックスUB〜UBn内の製品は、必要に応じて新たなものと交換してゆくことができる。したがって、上記実施の形態1の場合と同様に全体を長く使用することができるようになり、経済的である。
【0103】
また、可及的に省スペース化を図ることができるメリットがある。
【0104】
(実施の形態5)
次に図13は、本願発明の実施の形態5に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示している。
【0105】
この実施の形態では、例えばワンルームマンション等の狭いダイニングルームのキッチンスペースに適するように縦長の収納ユニット1を構成しているとともに、引き出し型のIHクッキングテーブル16を設け、かつ収納ボックス2K,2L,2M,2N,2O,2Pの各々に開閉扉を設けている。また上記IHクッキングテーブル16上の収納ボックス2Nは、上下方向の高さが小さく、ホットプレートや調理プレートを収納するのに適したものとなっている。
【0106】
また、中間部分には、上述のものと同様のオーディオコントローラをも兼ねた操作パネル10が時計17を有して設けられており、その左右には、必要なオーディオスピーカ19,19が設けられている。
【0107】
そして、この実施の形態の場合、これらオーディオスピーカ19,19は、例えばCDやテープFM・AMなどの音楽、放送ソースの出力に加え各調理用家電製品の調理メニュー、調理セット状態(炊飯予約がセットされました等)、調理完了状態(ご飯が炊き上がりました等)の音声報知に使用される。
【0108】
また、その下の右側の収納ボックス2Rは電子レンジ収納ボックス、同左側の収納ボックス2Sはシーズヒータ18を備えた食器等の乾燥ボックスとなっている。 (実施の形態6)
次に図14は、本願発明の実施の形態6に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【0109】
この実施の形態のものは、上述の実施の形態1のもののように、複数のユニットボックスUB〜UBを組み合わせて構成するに際し、それら複数のユニットボックスUB〜UBを、調理用家電製品を構成する第1〜第3のユニットボックスUB,UB,UBとそれら各調理用家電製品の制御ユニットを組み込んだ第4のユニットボックスUBとにより構成するとともに、それらの各々に電気通信用のLAN配線を施し、相互の間に相互にに対応して凹凸嵌合する多ピンプラグP・P,P・Pと多ピンジャックJ,J,Jを設けて統合的に接続コントロールすることができるようにしている。
【0110】
このような構成にすると、上述の実施の形態1のものと同様に、調理用家電製品を内蔵する第1〜第3のユニットボックスUB〜UB(数は任意)の一部を交換、更新してゆくことによって新しい機種、新たな製品に自由に対応してゆくことができるとともに、制御ユニットを内蔵する第4のユニットボックスUBを改良又は交換することによって新たな制御機能を実現することができる。
【0111】
その他の作用効果は、上記実施の形態1のものと同様である。
【0112】
(実施の形態7)
さらに図15〜図19は、本願発明の実施の形態7に係るコンポーネント型収納設置システムの構成を示している。
【0113】
この実施の形態のものは、上述の実施の形態のような本体ケーシングを兼ねたユニットボックスUB〜UBを形成して収納設置するに際し、各ユニットボックスUB〜UBを固定するのに予じめフレーム部にLAN配線を施してあるジャングルジム構造の枠体30を用い、該枠体30の複数の方形のユニットボックス収納設置空間部31a〜31fを利用して各々必要なユニットボックスUB〜UBを組み込むようになっている。
【0114】
この場合、それら各ユニットボックスUB〜UBは、例えば図16および図17のように、内部に収納される調理用家電製品A(電気炊飯器)、K(食器乾燥器)各々の前後、左右、上下を囲繞一体化するための前板32aと背板32b、左側板32cと右側板32d、上板32eと底板32f(調理用家電製品Kの場合は重いので、必要に応じてキャスターC〜Cを設ける)と、それらの間の必要な各種の中間部材(図示略)とから構成されており、これらの各板部材32a〜32fを上記枠体30側の各収納設置空間部31a〜31fの前後、左右、上下の各フレーム部分に対して、ビス止め等の方法で固定しながら各製品のキット状態の内部部品を組み付けて行き、最終的に内部に調理用家電製品A,Kが組み込まれ、かつ枠体30に固定され、相互にLAN接続されたユニットボックスUB〜UBを完成させる。
【0115】
そして、この場合、上記枠体30側の上記収納設置空間部31a〜31fの何れかの前面(又は左右両端側の側面)には、例えば図18(表面)および図19(裏面)に示すような制御板40が取り付けられ、その制御回路の各部は上記枠体30の各フレーム部を利用して配線されているLAN配線各部のコネクタを介して必要な接続が行われる。この制御板40は、図18に示すように前面側には上記各実施の形態のものと同様の操作パネル10とともにオーディオスピーカ41が設けられている一方、その裏面側には必要な制御回路を形成する集中制御ユニットその他の各種の電子部品を備えた制御基板42が設けられている。
【0116】
なお、この場合においても、上記枠体30、制御板40、ユニットボックスUB〜UB、同ユニットボックスUB〜UB内に組み込まれるキット状態(ユニット状態)又は個別部品状態の調理用家電製品(例えば図3、図12のものと同様の内鍋a、ワークコイルb,cその他の各ユニット部品又は個別部品)は、上述の各実施の形態の場合と同様に、インターネットを通じてキット状態又は個別部品状態で販売されるようになっており、ユーザーがインターネット等を通じてオーダーメイド(イージーオーダー)での注文を行ない、その時に、サイズ、機能、価格、柄等の情報を、画面を通じて選択、組み合わせを決定する。
【0117】
また、上記枠体30は、必要に応じて個別に継ぎ足して増設することができるようになっており、それら増設部分も必要量個別に注文して購入することができる。
【0118】
以上のような構成によっても、上記各実施の形態のものと同様の作用効果を実現することができ、同様のメリットが生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の他の実施の形態1に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【図2】同収納設置システムの構成を示す1つのユニットボックスを取り外した状態の斜視図である。
【図3】同収納設置システムの要部(ユニットボックス)の構成を示すスケルトン構造の斜視図である。
【図4】本願発明の実施の形態2に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの基本構成を示す斜視図である。
【図5】同収納設置システムの具体的な構成と作用を示す第1の形態の斜視図である。
【図6】同収納設置システムの具体的な構成と作用を示す第2の形態の斜視図である。
【図7】同収納設置システムの具体的な構成と作用を示す第3の形態の斜視図である。
【図8】同収納設置システムの電気炊飯器収納ボックスの具体的な構成と作用を示す正面図である。
【図9】同収納設置システムの制御回路部分の構成を示すブロック図である。
【図10】同収納設置システムの集中制御ユニットによる電力量制御の内容を示すフローチャートである。
【図11】本願発明の他の実施の形態3に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【図12】本願発明の他の実施の形態4に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【図13】本願発明の他の実施の形態5に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す正面図である。
【図14】本願発明の他の実施の形態6に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【図15】本願発明の他の実施の形態7に係る調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムの構成を示す斜視図である。
【図16】同収納設置システムの第1の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図17】同収納設置システムの第2の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図18】同収納設置システムの制御板の正面図である。
【図19】同収納設置システムの制御板の裏面図である。
【符号の説明】
1は収納ユニット、2A〜2Jは収納ボックス、10は操作パネル、11は集中制御ユニット、15はパーソナルコンピュータ、16はインターネット回線、21はスライドテーブル、30は枠体、40は制御板、Aは電気炊飯器、Bは電子レンジ、Cは電気ポット、Dはオーブントースター、Eはフィッシュロースター、Fは電気フライヤー、Gはミキサー、Hは整水器、Iはホームベーカリー、Jは餅つき機、UB〜UBnはユニットボックスである。

Claims (8)

  1. 複数の調理用家電製品の各々を独立性を保持した状態で任意に収納設置する調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システムであって、各調理用家電製品が、規格化された所定の大きさのブロック構造のユニットボックス内に当該ユニットボックスを本体ケーシングとするように組み込まれ、該各調理用家電製品を組み込んだ各ユニットボックスが、所望の位置に、所望の形態で積層一体化されるように構成されていることを特徴とする調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  2. ブロック構造の複数のユニットボックスは、積層状態では相互に集合一体化されて、さらに大きなブロック構造体を形成し、その上面を調理台として利用することができるようなっていることを特徴とする請求項1記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  3. 複数のユニットボックスは、積層状態においては、共通の集中制御ユニットにより、個別に又は相互に関連して作動状態が制御されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  4. 集中制御ユニットは、集合された複数の調理用家電製品の各々の作動順序をプログラム制御するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  5. 集中制御ユニットは、複数の調理用家電製品の各々の使用電力量の調節制御機能とその合計電力量の計算機能とを有し、複数の調理用家電製品が同時に作動されている時には、それらの合計使用電力量が所定の定格電力量を越えないように上記合計使用電力量の低減制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  6. 合計使用電力量の低減は、複数の調理用家電製品の内の電力量の低減による調理内容のダメージの少ない製品の方の使用電力量を低減することにより行われるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  7. 集中制御ユニットは、制御対象である各調理用家電製品毎の省エネ制御モードを有して構成されていることを特徴とする請求項3,4,5又は6記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
  8. 集中制御ユニットは、パーソナルコンピュータと接続され、インターネット回線を介して所定の外部サーバーから提供される、対応する調理用家電製品のレシピを入力しメモリできるように構成されていることを特徴とする請求項3,4,5,6又は7記載の調理用家電製品のコンポーネント型収納設置システム。
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