JP2005012456A - ネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】どこに設置されたパソコンからでも電話をすることができるネットワーク電話システムを提供する。
【解決手段】インターネットまたはイントラネット2に接続されたインターネット電話サーバ1に登録ユーザに関する情報を記録するユーザデータベースを備え、各登録ユーザの氏名およびそのユーザのステータスをリスト表示するためのウェブページを各登録ユーザの端末装置に配信する。発信元ユーザは、ウェブページに表示されるリストを見て所望の相手先ユーザの名前をクリックすることで、インターネット電話サーバが、発信元ユーザおよび相手先ユーザの端末装置間で音声・映像のストリーミング転送を中継する。
【選択図】 図1
【解決手段】インターネットまたはイントラネット2に接続されたインターネット電話サーバ1に登録ユーザに関する情報を記録するユーザデータベースを備え、各登録ユーザの氏名およびそのユーザのステータスをリスト表示するためのウェブページを各登録ユーザの端末装置に配信する。発信元ユーザは、ウェブページに表示されるリストを見て所望の相手先ユーザの名前をクリックすることで、インターネット電話サーバが、発信元ユーザおよび相手先ユーザの端末装置間で音声・映像のストリーミング転送を中継する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、インターネットの機能を用いて音声通話を可能にしたネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットを利用した電話サービスが実用化されている。この電話サービスは、通常の電話機を用い、交換回線に代えてインターネットを経由したパケット転送で通話音声を転送するものであった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−122387号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のインターネット電話システムでは、インターネット電話システムに接続された電話機からでしかインターネット電話をかけることができず、出先などでは通常の交換回線を経由した電話をしなければならないという問題点があった。また、オフィス現場においては、電話機のPBX網およびパーソナルコンピュータネットワークのインフラストラクチャーが重複しており、過大な設備投資が必要になっていた。
【0005】
この発明は、どこに設置されたパソコンからでも電話をすることができるネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明は、各ユーザが使用する端末装置を登録したユーザデータベースと、前記ユーザデータベースに登録されている端末装置の識別文字列または識別画像をアクセスボタンとして表示するホームページを端末装置に対して供給するホームページ供給機能と、前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきたとき、この発信側の端末装置と前記アクセスボタンで識別される相手先の端末装置との間でストリーミング転送を中継する中継機能と、とを備えたことを特徴とする。
【0007】
(2) (1)に記載のユーザデータベースは、各端末装置が、このサーバにログインしているか否かおよび話中か否かを管理し、さらに、前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきた場合において、このアクセスボタンで識別される相手先の端末装置がログオフ中または話中であった場合には、前記発信側の端末装置から送られてくる音声を伝言として保存する機能と、前記相手先の端末装置からアクセスがあったとき、この端末装置に対して前記伝言を送信する機能と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
(3)(1)または(2)に記載のネットワーク電話サーバと、音声のストリーミング転送機能を有するウェブ表示手段を備えた複数の端末装置と、をインターネットまたはイントラネットで接続したことを特徴とする。
【0009】
<作用>
上記発明では、ネットワーク電話サーバが、端末装置間の通話の中継を行うため、ユーザは、任意の端末装置からインターネット(イントラネット)を介してサーバにログインすればよく、インターネットに接続された端末装置のあるところまたは端末装置を持参してインターネットに接続できるところであればどこからでも電話をすることができる。また、インターネットを介した端末装置−サーバ−端末装置間のストリーミング転送であるため、他の設備が不要であり、経費がかからず利用料金を低く抑えることが可能になる。
【0010】
また、この発明では、サーバに伝言を残すようにしたことにより、端末装置がログインしていない場合など端末装置にアクセスできない状況であっても伝言を残すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。図1はこの発明の実施形態である。インターネット電話システムの構成図である。このインターネット電話システムは、端末装置であるパーソナルコンピュータを用いて電話と同様の通話(インターネット電話)を実現するシステムであり、ダイヤリングに代えて、ディスプレイに表示されている通話相手の名前またはアイコンをクリックすることによって通話相手に接続することができる。ここで、インターネットは、LANを用いたイントラネットでもよいが、この実施形態では、イントラネットを含めてインターネットと総称するものとする。
【0012】
インターネット2には、インターネット電話サーバ1および端末装置3が接続されている。インターネット電話サーバ1は、端末装置3に対してウェブページを供給するとともにユーザのデータベースを有するウェブサーバ1a、および、端末装置間の音声および映像のストリーミング転送を行うためのコミュニケーションサーバ1bを備えている。
【0013】
ウェブサーバ1aは、端末装置3に供給するインターネット電話システムのウェブページを記憶して端末装置3のアクセスに対応してこれを送信する機能を有するとともに、このインターネット電話システムに登録したユーザを管理するユーザデータベースを有している。
【0014】
ウェブページは、図2に示すような態様で登録ユーザ名をリスト表示するものであり、各ユーザ名の左には、そのユーザが現在どのような状況かを示すステータスが表示される。ステータスは、待機中,離席中,話中の3種類である。待機中は、そのユーザがこのウェブサーバ1aにログインしており、且つ通話中でない状態、すなわち呼び出しに応答して通話が可能な状態であることを示している。離席中は、そのユーザが現在ウェブサーバ1aにログインしていない状態であることを示している。また、話中は、そのユーザがウェブサーバ1aにログインしているが、現在他のユーザと通話中であることを示している。また、このユーザリストの右側には、このユーザ(この端末装置3を用いてウェブサーバ1aにログインしているユーザ)に対する伝言リストが表示される。伝言は、このユーザが離席中または話中のときに他のユーザがサーバに記録しておくものであり、このユーザが再生して消去操作をするまでサーバに保存される。伝言リストには、その伝言を記録したユーザ名およびその伝言の記録時刻が記載される。この伝言を再生するときにはその伝言を記録したユーザ名をクリックする。
【0015】
このウェブページにおいて、各ユーザ名の文字列がこのユーザに対して電話を掛けるため、または、このユーザに対する伝言を記録するためのボタンになっている。したがって、このウェブページが端末装置3のディスプレイ15に表示されているとき、ユーザがマウスなどのポインティングデバイスで所望のユーザ名をクリックすると、そのユーザに対してインターネット電話を掛け、または、伝言を残すことができる。
【0016】
なお、図2のウェブページでは、ユーザ名の文字列をボタンとして使用しているが、ユーザ名とは別のアイコンなどを表示してボタンとしてもよい。また、伝言リストにおいては、各伝言を記録したユーザ名の文字列がその伝言を再生するためのボタンになっているが、ユーザ名とは別に再生ボタン(および消去ボタン)を表示するようにしてもよい。
【0017】
また、図2のウェブページでは、各ユーザをリスト表示しているが、イントラネットを用いて内線通話を行う場合には、図7に示すようにデスクのレイアウトに対応してユーザ名を表示するレイアウト表示にしてもよい。
【0018】
端末装置3は、インターネットアクセス機能を備えたパーソナルコンピュータで構成される。端末装置3は、インターネット1に直接接続されていてもよく、LAN4に接続されており、そのLAN4がルータ5を介してインターネット1に接続されていてもよい。
【0019】
端末装置3は、同図(B)に示すように、CPU10、マイク11、スピーカ12、ビデオカメラ14、ディスプレイ15、キーボード16、マウス17、ネットワーク制御部20、オーディオ処理部21、ディスプレイ制御部22、ビデオ処理部23、入力インタフェース24を備えている。
【0020】
マイク11およびスピーカ12は、スタンドマイクとスピーカボックス等それぞれ別体のものであってもよいが、同図に示す受話器13やヘッドセットとして一体化してもよい。また、パーソナルコンピュータ本体への接続形態は、オーディオ処理部21のアナログ端子(ミニジャック)に接続するものであってもよく、USBインタフェースを介してデジタルで接続するものであってもよい。
【0021】
このマイク11およびスピーカ12は、インターネット電話時に使用されるものである。また、インターネット電話はテレビ電話による通話も可能であり、その場合には、ビデオカメラ14が撮影に使用され、通話相手の映像は、図4に示すように、ディスプレイ15に表示されるウェブページのウィンドウ内に小窓として表示される。
【0022】
CPU10は、インターネット電話サーバ1からダウンロードされてくるウェブページを表示するためのウェブブラウザを動作させる。このウェブブラウザは、通常のWWWにアクセスするための一般的なものでよく、ストリーミング音声(映像)の送受信をサポートするプラグインを組み込んでおく。
【0023】
図1(B)のブロック図において、ネットワーク制御部20は、TCP/IPなどのプロトコルによりインターネットとの通信を制御する。オーディオ処理部21は、マイク11から入力された音声信号を圧縮するとともに、ネットワークを介して受信した圧縮された音声信号を伸長して再生する。ディスプレイ制御部22は、ディスプレイ15へのウェブページの表示を制御する。ビデオ処理部23は、ビデオカメラ14から入力された動画の映像信号を圧縮処理してネットワークを介して送信可能にする。入力インタフェース24は、キーボード16からのキー入力やマウス17の操作を検出してCPU10に伝達する。
【0024】
以下、以上の構成のインターネット電話システムにおけるインターネット電話サーバ1および端末装置3の動作について説明する。
【0025】
図4は、通常の通話時の処理フローを示す図である。この図は、すでに登録を済ませたユーザ同士が通話をする場合を示しているが、そのまえに各ユーザはユーザ登録を済ませているものとする。ユーザ登録は、端末装置3からインターネット電話サーバ1が供給するユーザ登録のウェブページにアクセスして氏名やアドレスなどのユーザ情報を入力することにより、インターネット電話サーバ1(ウェブサーバ1a)がこのユーザに関する情報をユーザデータベースに登録する。
【0026】
このときインターネット電話サーバ1は、登録ユーザに対してIDとパスワードを発行する。IDおよびパスワードを交付された登録ユーザは、インターネット電話サーバ1が供給するログイン画面にアクセスし、ID、パスワードを入力して電話サーバにログインする。ログインすると、ユーザデータベースにおけるこのユーザのステータスが待機中となる。
【0027】
図4の処理フローにおいて、まず、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ101)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ111)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ102)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示される。上述したように、表示されている氏名の文字列はその氏名の登録ユーザへ電話を接続するためのボタンになっており、端末装置3は10秒毎にウェブサーバ1aにアクセスして各ユーザのステータスを更新する。
【0028】
この端末装置3のユーザ(発信元ユーザ)がいずれかの氏名をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その氏名の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ103)。
【0029】
サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定されるユーザでユーザデータベースを検索し、そのユーザの現在のステータスを確認する。すなわち、発信元ユーザは相手先ユーザと通話する意図でその相手先ユーザのステータスが待機中となっていることを確認してそのユーザ文字列をクリックするが、端末装置3では待機中となっていても、端末装置3における10秒間のステータス更新の合間にその相手先ユーザのステータスが話中や離席中に変化している場合もあるため、全ユーザのステータスをリアルタイムに管理しているウェブサーバ1aにおいて再確認する。
【0030】
アクセスされたユーザ(端末装置3)が待機中であれば、その通話相手の端末装置3に呼出音を鳴動させる。この呼出音は、この相手先ユーザの端末装置にプッシュでアクセスして鳴動させる。この呼び出しに対して、呼び出されている端末装置3のユーザが応答すると通話状態を設定する(ステップ112)。
【0031】
サーバ1は、通話相手ユーザの端末装置3と通話状態が設定されると、発信元ユーザ、相手先ユーザ両方の端末装置3に対して通話中画面のウェブページ(図3参照)を送信する(ステップ113)。
【0032】
通話中は、コミュニケーションサーバ1bが端末装置3のマイク11、ビデオカメラ14から入力された音声・映像を、相手先の端末装置3に対してストリーミング転送するとともに(ステップ114)、相手先の端末装置3の音声・映像を、この端末装置3に転送する(ステップ115)。
【0033】
上記通話中画面では、自装置および相手装置のビデオカメラ14の映像が表示されるとともに、相手装置のタブレットから入力される手書き(またはドロー)図形を表示するウィンドウおよび通話内容を音声認識して文字表示するウィンドウが表示される(ステップ105)。
【0034】
通話開始を検出したウェブサーバ1aは、ユーザデータベースのこのユーザのステータスを話中にし(ステップ116)、この状態で通話が継続する。
【0035】
通話が終了すると、ユーザはオフボタンのクリックやUSB電話機のフックオンなどの通話終了処理を実行する(ステップ106)。
【0036】
そうすると、端末装置3は、ディスプレイ15に再度リスト画面を表示し(ステップ107)、インターネット電話サーバ1(ウェブサーバ1aおよびコミュニケーションサーバ1b)に対して通話が終了した旨を通知する。これに対応して、ウェブサーバ1aではユーザデータベースのこの端末装置のステータスを待機中に変更し(ステップ117)、コミュニケーションサーバ1bでは蓄積していたストリーミングデータを破棄する(ステップ118)。これで、待機状態に復帰する。
【0037】
図5は、伝言時の動作フローを示す図である。まず、上記通話時と同様に、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ121)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ131)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ122)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示される。上述したように、表示されている氏名の文字列はその氏名の登録ユーザへ電話を接続するためのボタンになっている。
【0038】
端末装置3はこの状態で待機する。ユーザがいずれかの氏名をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その氏名の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ123)。サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定されるユーザでユーザデータベースを検索し、そのユーザの現在のステータスを確認する。このとき、この相手先ユーザ(の端末装置)のステータスが待機中であれば、図4に示した手順が実行される。
【0039】
ウェブサーバ1aにおいてユーザデータベースを確認した結果、このユーザが話中または離席中であった場合には、端末装置3に対して伝言画面を送信する(ステップ132)。
【0040】
発信元のユーザは、この伝言画面に対して伝言をマイクから声で入力するとともに、テキストをキーボードから入力する。この伝言情報およびテキストはインターネット電話サーバ1に送信され、オーディオデータはコミュニケーションサーバ1bにストリーミングデータとして保存され(ステップ133)、テキストデータはウェブサーバ1aに伝言のテキストデータとして保存される(ステップ134)。
【0041】
端末装置3では、伝言の入力および送信が終了すると(ステップ125)、通常のユーザリスト画面を表示して待機状態に復帰する(ステップ126)。
【0042】
図6は、サーバに保存された伝言を再生するときの動作フローを示す図である。まず、上記通話時や伝言録音時と同様に、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ141)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ151)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ142)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示されるとともに、氏名リストの右隣に伝言リストも表示される。
【0043】
この状態で、ユーザがいずれかの伝言欄をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その伝言欄の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ143)。サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定される伝言をデータベースから検索して端末装置3に返信する(ステップ152)。同時にウェブサーバ1aは、伝言のオーディオデータがあれば、コミュニケーションサーバ1bに対してそのオーディオデータの送信を指示する。指示を受けたコミュニケーションサーバ1bは、この指示を受けたオーディオデータを呼び出して端末装置3に対してストリーミング送信する(ステップ153)。これにより、端末装置3では、テキストの文言がディスプレイ15に表示されるとともにオーディオデータがスピーカ12から再生される。
【0044】
この伝言の再生ののち、ユーザが端末装置3に対して削除操作をすると(対応する文言の削除ボタンをクリックすると)、端末装置3はインターネットサーバ1(ウェブサーバ1aおよびコミュニケーションサーバ1b)に対して削除コマンドを送信する(ステップ146)。
【0045】
この削除コマンドを受信したウェブサーバ1aは、保存していた伝言のテキストデータを削除し(ステップ154)、コミュニケーションサーバ1bは、保存していたオーディオデータを削除する(ステップ155)。
【0046】
ユーザが削除操作をしなかった場合には、テキストデータ、オーディオデータはそのまま保存され、再度の再生が可能である。
【0047】
端末装置3では、伝言の再生が終了すると(ステップ147)、通常のユーザリスト画面を表示して待機状態に復帰する(ステップ148)。
【0048】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、ネットワーク電話サーバが、端末装置間の通話の中継を行うため、ユーザは、任意の端末装置からインターネット(イントラネット)を介してサーバにログインすればよく、インターネットに接続された端末装置のあるところまたは端末装置を持参してインターネットに接続できるところであればどこからでも電話をすることができる。また、インターネットを介した端末装置−サーバ−端末装置間のストリーミング転送であるため、他の設備が不要であり、経費がかからず利用料金を低く抑えることが可能になる。
【0049】
また、この発明では、サーバに伝言を残すようにしたことにより、端末装置がログインしていない場合など端末装置にアクセスできない状況であっても伝言を残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるインターネット電話システムの構成図
【図2】同インターネット電話システムにおける待機画面の例を示す図
【図3】同インターネット電話システムにおける通話中画面の例を示す図
【図4】同インターネット電話システムにおける通話時の処理フローを示す図
【図5】同インターネット電話システムにおける伝言記録時の処理フローを示す図
【図6】同インターネット電話システムにおける伝言再生時の処理フローを示す図
【図7】前記待機画面の他の実施形態を示す図
【符号の説明】
1…インターネット電話サーバ、1a…ウェブサーバ、1b…コミュニケーションサーバ、2…インターネット、3…端末装置、4…LAN、5…ルータ、
11…マイク、12…スピーカ、13…受話器、14…ビデオカメラ、15…ディスプレイ、16…キーボード、17…マウス
【発明が属する技術分野】
この発明は、インターネットの機能を用いて音声通話を可能にしたネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットを利用した電話サービスが実用化されている。この電話サービスは、通常の電話機を用い、交換回線に代えてインターネットを経由したパケット転送で通話音声を転送するものであった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−122387号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のインターネット電話システムでは、インターネット電話システムに接続された電話機からでしかインターネット電話をかけることができず、出先などでは通常の交換回線を経由した電話をしなければならないという問題点があった。また、オフィス現場においては、電話機のPBX網およびパーソナルコンピュータネットワークのインフラストラクチャーが重複しており、過大な設備投資が必要になっていた。
【0005】
この発明は、どこに設置されたパソコンからでも電話をすることができるネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明は、各ユーザが使用する端末装置を登録したユーザデータベースと、前記ユーザデータベースに登録されている端末装置の識別文字列または識別画像をアクセスボタンとして表示するホームページを端末装置に対して供給するホームページ供給機能と、前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきたとき、この発信側の端末装置と前記アクセスボタンで識別される相手先の端末装置との間でストリーミング転送を中継する中継機能と、とを備えたことを特徴とする。
【0007】
(2) (1)に記載のユーザデータベースは、各端末装置が、このサーバにログインしているか否かおよび話中か否かを管理し、さらに、前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきた場合において、このアクセスボタンで識別される相手先の端末装置がログオフ中または話中であった場合には、前記発信側の端末装置から送られてくる音声を伝言として保存する機能と、前記相手先の端末装置からアクセスがあったとき、この端末装置に対して前記伝言を送信する機能と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
(3)(1)または(2)に記載のネットワーク電話サーバと、音声のストリーミング転送機能を有するウェブ表示手段を備えた複数の端末装置と、をインターネットまたはイントラネットで接続したことを特徴とする。
【0009】
<作用>
上記発明では、ネットワーク電話サーバが、端末装置間の通話の中継を行うため、ユーザは、任意の端末装置からインターネット(イントラネット)を介してサーバにログインすればよく、インターネットに接続された端末装置のあるところまたは端末装置を持参してインターネットに接続できるところであればどこからでも電話をすることができる。また、インターネットを介した端末装置−サーバ−端末装置間のストリーミング転送であるため、他の設備が不要であり、経費がかからず利用料金を低く抑えることが可能になる。
【0010】
また、この発明では、サーバに伝言を残すようにしたことにより、端末装置がログインしていない場合など端末装置にアクセスできない状況であっても伝言を残すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。図1はこの発明の実施形態である。インターネット電話システムの構成図である。このインターネット電話システムは、端末装置であるパーソナルコンピュータを用いて電話と同様の通話(インターネット電話)を実現するシステムであり、ダイヤリングに代えて、ディスプレイに表示されている通話相手の名前またはアイコンをクリックすることによって通話相手に接続することができる。ここで、インターネットは、LANを用いたイントラネットでもよいが、この実施形態では、イントラネットを含めてインターネットと総称するものとする。
【0012】
インターネット2には、インターネット電話サーバ1および端末装置3が接続されている。インターネット電話サーバ1は、端末装置3に対してウェブページを供給するとともにユーザのデータベースを有するウェブサーバ1a、および、端末装置間の音声および映像のストリーミング転送を行うためのコミュニケーションサーバ1bを備えている。
【0013】
ウェブサーバ1aは、端末装置3に供給するインターネット電話システムのウェブページを記憶して端末装置3のアクセスに対応してこれを送信する機能を有するとともに、このインターネット電話システムに登録したユーザを管理するユーザデータベースを有している。
【0014】
ウェブページは、図2に示すような態様で登録ユーザ名をリスト表示するものであり、各ユーザ名の左には、そのユーザが現在どのような状況かを示すステータスが表示される。ステータスは、待機中,離席中,話中の3種類である。待機中は、そのユーザがこのウェブサーバ1aにログインしており、且つ通話中でない状態、すなわち呼び出しに応答して通話が可能な状態であることを示している。離席中は、そのユーザが現在ウェブサーバ1aにログインしていない状態であることを示している。また、話中は、そのユーザがウェブサーバ1aにログインしているが、現在他のユーザと通話中であることを示している。また、このユーザリストの右側には、このユーザ(この端末装置3を用いてウェブサーバ1aにログインしているユーザ)に対する伝言リストが表示される。伝言は、このユーザが離席中または話中のときに他のユーザがサーバに記録しておくものであり、このユーザが再生して消去操作をするまでサーバに保存される。伝言リストには、その伝言を記録したユーザ名およびその伝言の記録時刻が記載される。この伝言を再生するときにはその伝言を記録したユーザ名をクリックする。
【0015】
このウェブページにおいて、各ユーザ名の文字列がこのユーザに対して電話を掛けるため、または、このユーザに対する伝言を記録するためのボタンになっている。したがって、このウェブページが端末装置3のディスプレイ15に表示されているとき、ユーザがマウスなどのポインティングデバイスで所望のユーザ名をクリックすると、そのユーザに対してインターネット電話を掛け、または、伝言を残すことができる。
【0016】
なお、図2のウェブページでは、ユーザ名の文字列をボタンとして使用しているが、ユーザ名とは別のアイコンなどを表示してボタンとしてもよい。また、伝言リストにおいては、各伝言を記録したユーザ名の文字列がその伝言を再生するためのボタンになっているが、ユーザ名とは別に再生ボタン(および消去ボタン)を表示するようにしてもよい。
【0017】
また、図2のウェブページでは、各ユーザをリスト表示しているが、イントラネットを用いて内線通話を行う場合には、図7に示すようにデスクのレイアウトに対応してユーザ名を表示するレイアウト表示にしてもよい。
【0018】
端末装置3は、インターネットアクセス機能を備えたパーソナルコンピュータで構成される。端末装置3は、インターネット1に直接接続されていてもよく、LAN4に接続されており、そのLAN4がルータ5を介してインターネット1に接続されていてもよい。
【0019】
端末装置3は、同図(B)に示すように、CPU10、マイク11、スピーカ12、ビデオカメラ14、ディスプレイ15、キーボード16、マウス17、ネットワーク制御部20、オーディオ処理部21、ディスプレイ制御部22、ビデオ処理部23、入力インタフェース24を備えている。
【0020】
マイク11およびスピーカ12は、スタンドマイクとスピーカボックス等それぞれ別体のものであってもよいが、同図に示す受話器13やヘッドセットとして一体化してもよい。また、パーソナルコンピュータ本体への接続形態は、オーディオ処理部21のアナログ端子(ミニジャック)に接続するものであってもよく、USBインタフェースを介してデジタルで接続するものであってもよい。
【0021】
このマイク11およびスピーカ12は、インターネット電話時に使用されるものである。また、インターネット電話はテレビ電話による通話も可能であり、その場合には、ビデオカメラ14が撮影に使用され、通話相手の映像は、図4に示すように、ディスプレイ15に表示されるウェブページのウィンドウ内に小窓として表示される。
【0022】
CPU10は、インターネット電話サーバ1からダウンロードされてくるウェブページを表示するためのウェブブラウザを動作させる。このウェブブラウザは、通常のWWWにアクセスするための一般的なものでよく、ストリーミング音声(映像)の送受信をサポートするプラグインを組み込んでおく。
【0023】
図1(B)のブロック図において、ネットワーク制御部20は、TCP/IPなどのプロトコルによりインターネットとの通信を制御する。オーディオ処理部21は、マイク11から入力された音声信号を圧縮するとともに、ネットワークを介して受信した圧縮された音声信号を伸長して再生する。ディスプレイ制御部22は、ディスプレイ15へのウェブページの表示を制御する。ビデオ処理部23は、ビデオカメラ14から入力された動画の映像信号を圧縮処理してネットワークを介して送信可能にする。入力インタフェース24は、キーボード16からのキー入力やマウス17の操作を検出してCPU10に伝達する。
【0024】
以下、以上の構成のインターネット電話システムにおけるインターネット電話サーバ1および端末装置3の動作について説明する。
【0025】
図4は、通常の通話時の処理フローを示す図である。この図は、すでに登録を済ませたユーザ同士が通話をする場合を示しているが、そのまえに各ユーザはユーザ登録を済ませているものとする。ユーザ登録は、端末装置3からインターネット電話サーバ1が供給するユーザ登録のウェブページにアクセスして氏名やアドレスなどのユーザ情報を入力することにより、インターネット電話サーバ1(ウェブサーバ1a)がこのユーザに関する情報をユーザデータベースに登録する。
【0026】
このときインターネット電話サーバ1は、登録ユーザに対してIDとパスワードを発行する。IDおよびパスワードを交付された登録ユーザは、インターネット電話サーバ1が供給するログイン画面にアクセスし、ID、パスワードを入力して電話サーバにログインする。ログインすると、ユーザデータベースにおけるこのユーザのステータスが待機中となる。
【0027】
図4の処理フローにおいて、まず、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ101)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ111)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ102)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示される。上述したように、表示されている氏名の文字列はその氏名の登録ユーザへ電話を接続するためのボタンになっており、端末装置3は10秒毎にウェブサーバ1aにアクセスして各ユーザのステータスを更新する。
【0028】
この端末装置3のユーザ(発信元ユーザ)がいずれかの氏名をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その氏名の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ103)。
【0029】
サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定されるユーザでユーザデータベースを検索し、そのユーザの現在のステータスを確認する。すなわち、発信元ユーザは相手先ユーザと通話する意図でその相手先ユーザのステータスが待機中となっていることを確認してそのユーザ文字列をクリックするが、端末装置3では待機中となっていても、端末装置3における10秒間のステータス更新の合間にその相手先ユーザのステータスが話中や離席中に変化している場合もあるため、全ユーザのステータスをリアルタイムに管理しているウェブサーバ1aにおいて再確認する。
【0030】
アクセスされたユーザ(端末装置3)が待機中であれば、その通話相手の端末装置3に呼出音を鳴動させる。この呼出音は、この相手先ユーザの端末装置にプッシュでアクセスして鳴動させる。この呼び出しに対して、呼び出されている端末装置3のユーザが応答すると通話状態を設定する(ステップ112)。
【0031】
サーバ1は、通話相手ユーザの端末装置3と通話状態が設定されると、発信元ユーザ、相手先ユーザ両方の端末装置3に対して通話中画面のウェブページ(図3参照)を送信する(ステップ113)。
【0032】
通話中は、コミュニケーションサーバ1bが端末装置3のマイク11、ビデオカメラ14から入力された音声・映像を、相手先の端末装置3に対してストリーミング転送するとともに(ステップ114)、相手先の端末装置3の音声・映像を、この端末装置3に転送する(ステップ115)。
【0033】
上記通話中画面では、自装置および相手装置のビデオカメラ14の映像が表示されるとともに、相手装置のタブレットから入力される手書き(またはドロー)図形を表示するウィンドウおよび通話内容を音声認識して文字表示するウィンドウが表示される(ステップ105)。
【0034】
通話開始を検出したウェブサーバ1aは、ユーザデータベースのこのユーザのステータスを話中にし(ステップ116)、この状態で通話が継続する。
【0035】
通話が終了すると、ユーザはオフボタンのクリックやUSB電話機のフックオンなどの通話終了処理を実行する(ステップ106)。
【0036】
そうすると、端末装置3は、ディスプレイ15に再度リスト画面を表示し(ステップ107)、インターネット電話サーバ1(ウェブサーバ1aおよびコミュニケーションサーバ1b)に対して通話が終了した旨を通知する。これに対応して、ウェブサーバ1aではユーザデータベースのこの端末装置のステータスを待機中に変更し(ステップ117)、コミュニケーションサーバ1bでは蓄積していたストリーミングデータを破棄する(ステップ118)。これで、待機状態に復帰する。
【0037】
図5は、伝言時の動作フローを示す図である。まず、上記通話時と同様に、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ121)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ131)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ122)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示される。上述したように、表示されている氏名の文字列はその氏名の登録ユーザへ電話を接続するためのボタンになっている。
【0038】
端末装置3はこの状態で待機する。ユーザがいずれかの氏名をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その氏名の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ123)。サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定されるユーザでユーザデータベースを検索し、そのユーザの現在のステータスを確認する。このとき、この相手先ユーザ(の端末装置)のステータスが待機中であれば、図4に示した手順が実行される。
【0039】
ウェブサーバ1aにおいてユーザデータベースを確認した結果、このユーザが話中または離席中であった場合には、端末装置3に対して伝言画面を送信する(ステップ132)。
【0040】
発信元のユーザは、この伝言画面に対して伝言をマイクから声で入力するとともに、テキストをキーボードから入力する。この伝言情報およびテキストはインターネット電話サーバ1に送信され、オーディオデータはコミュニケーションサーバ1bにストリーミングデータとして保存され(ステップ133)、テキストデータはウェブサーバ1aに伝言のテキストデータとして保存される(ステップ134)。
【0041】
端末装置3では、伝言の入力および送信が終了すると(ステップ125)、通常のユーザリスト画面を表示して待機状態に復帰する(ステップ126)。
【0042】
図6は、サーバに保存された伝言を再生するときの動作フローを示す図である。まず、上記通話時や伝言録音時と同様に、端末装置3からウェブサーバ1aにIDおよびパスワードを送信することによってインターネット電話サーバ1にログインする(ステップ141)。インターネット電話サーバ(ウェブサーバ1a)は、送信されてきたIDとパスワードでこのユーザを認証し、認証がOKであれば、インターネット電話システムのウェブページ(図2参照)を端末装置3に対して送信する(ステップ151)。端末装置3では、サーバから送られてきたウェブページをディスプレイ15に表示する(ステップ142)。このウェブページには、図2に示すように登録ユーザの氏名が表示されるとともに、氏名リストの右隣に伝言リストも表示される。
【0043】
この状態で、ユーザがいずれかの伝言欄をマウス17でクリックすると、端末装置3は、その伝言欄の文字列に埋め込まれているリンク情報をサーバ1に対して送信する(ステップ143)。サーバ1(ウェブサーバ1a)は、リンク情報が送られてくると、そのリンク情報で指定される伝言をデータベースから検索して端末装置3に返信する(ステップ152)。同時にウェブサーバ1aは、伝言のオーディオデータがあれば、コミュニケーションサーバ1bに対してそのオーディオデータの送信を指示する。指示を受けたコミュニケーションサーバ1bは、この指示を受けたオーディオデータを呼び出して端末装置3に対してストリーミング送信する(ステップ153)。これにより、端末装置3では、テキストの文言がディスプレイ15に表示されるとともにオーディオデータがスピーカ12から再生される。
【0044】
この伝言の再生ののち、ユーザが端末装置3に対して削除操作をすると(対応する文言の削除ボタンをクリックすると)、端末装置3はインターネットサーバ1(ウェブサーバ1aおよびコミュニケーションサーバ1b)に対して削除コマンドを送信する(ステップ146)。
【0045】
この削除コマンドを受信したウェブサーバ1aは、保存していた伝言のテキストデータを削除し(ステップ154)、コミュニケーションサーバ1bは、保存していたオーディオデータを削除する(ステップ155)。
【0046】
ユーザが削除操作をしなかった場合には、テキストデータ、オーディオデータはそのまま保存され、再度の再生が可能である。
【0047】
端末装置3では、伝言の再生が終了すると(ステップ147)、通常のユーザリスト画面を表示して待機状態に復帰する(ステップ148)。
【0048】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、ネットワーク電話サーバが、端末装置間の通話の中継を行うため、ユーザは、任意の端末装置からインターネット(イントラネット)を介してサーバにログインすればよく、インターネットに接続された端末装置のあるところまたは端末装置を持参してインターネットに接続できるところであればどこからでも電話をすることができる。また、インターネットを介した端末装置−サーバ−端末装置間のストリーミング転送であるため、他の設備が不要であり、経費がかからず利用料金を低く抑えることが可能になる。
【0049】
また、この発明では、サーバに伝言を残すようにしたことにより、端末装置がログインしていない場合など端末装置にアクセスできない状況であっても伝言を残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるインターネット電話システムの構成図
【図2】同インターネット電話システムにおける待機画面の例を示す図
【図3】同インターネット電話システムにおける通話中画面の例を示す図
【図4】同インターネット電話システムにおける通話時の処理フローを示す図
【図5】同インターネット電話システムにおける伝言記録時の処理フローを示す図
【図6】同インターネット電話システムにおける伝言再生時の処理フローを示す図
【図7】前記待機画面の他の実施形態を示す図
【符号の説明】
1…インターネット電話サーバ、1a…ウェブサーバ、1b…コミュニケーションサーバ、2…インターネット、3…端末装置、4…LAN、5…ルータ、
11…マイク、12…スピーカ、13…受話器、14…ビデオカメラ、15…ディスプレイ、16…キーボード、17…マウス
Claims (3)
- 各ユーザが使用する端末装置を登録したユーザデータベースと、
前記ユーザデータベースに登録されている端末装置の識別文字列または識別画像をアクセスボタンとして表示するホームページを端末装置に対して供給するホームページ供給機能と、
前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきたとき、この発信側の端末装置と前記アクセスボタンで識別される相手先の端末装置との間でストリーミング転送を中継する中継機能と、
とを備えたネットワーク電話サーバ。 - 前記ユーザデータベースは、各端末装置が、このサーバにログインしているか否かおよび話中か否かを管理し、
前記ホームページを表示している端末装置からいずれかのアクセスボタンがクリックされた旨の情報が送信されてきた場合において、このアクセスボタンで識別される相手先の端末装置がログオフ中または話中であった場合には、前記発信側の端末装置から送られてくる音声を伝言として保存する機能と、
前記相手先の端末装置からアクセスがあったとき、この端末装置に対して前記伝言を送信する機能と、
を備えた請求項1に記載のネットワーク電話サーバ。 - 請求項1または請求項2に記載のネットワーク電話サーバと、
音声のストリーミング転送機能を有するウェブ表示手段を備えた複数の端末装置と、
をインターネットまたはイントラネットで接続したネットワーク電話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003173744A JP2005012456A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003173744A JP2005012456A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005012456A true JP2005012456A (ja) | 2005-01-13 |
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ID=34097484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003173744A Pending JP2005012456A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | ネットワーク電話サーバおよびネットワーク電話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005012456A (ja) |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003173744A patent/JP2005012456A/ja active Pending
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