JP2005012294A - Adpcm方式復号器 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】シフトレジスタ1は、仮数部と指数部に分解された量子化差分信号を受け入れて仮数部をビット展開し、シフト演算制御回路2は、上記指数部の値に応じて上記ビット展開された仮数部をビットシフトし、オーバフロー検出ビット3は、上記シフトレジスタ1の最上位ビットに付加され、上記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出し、セレクタ4は、上記オーバフロー検出ビット3が上記仮数部のオーバフローを検出すると、上記ビット展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて予測信号として出力し、上記仮数部のオーバフローを検出しないと、上記ビット展開された仮数部をそのまま予測信号として出力する。
【効果】簡単な処理、簡単な構成によって、音声品質の良いADPCM方式復号器を得ることができるという効果を得る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ITU−T勧告G.726に準拠したADPCM(適応差分ピーシーエム)方式復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】
音声信号の圧縮方式としてITU−T勧告G.726ADPCMに準拠した通信システムが普及している。この通信システムに於ける、伝送エラーの誤り訂正方式では、送信機が、伝送フレームにチェックビットを挿入して送信する。受信機が、この伝送フレームを受信すると、チェックビットを抽出し、伝送系統中に於ける伝送エラーの有無を判断する。受信機は、伝送エラーを検出すると所定の誤り訂正方式に基づいて伝送フレームを訂正し、この誤り訂正された伝送フレームを復号器に入力する(例えば、特許文献1参照)。
あるいは又、受信機が、伝送エラーを検出すると所定の手順に従って伝送フレームを置き換える(例えば、特許文献2参照)、等の方式が実用化されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−221718号公報(要約)
【特許文献2】
特開平8−223126号公報(要約)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の伝送エラーの誤り訂正方式では、受信機がチェックビットを用いて伝送エラーを検出すると、伝送フレームをADPCM方式復号器へ入力する前に誤り訂正を実行してしまう。従って、ADPCM方式復号器とは全く別の場所で、且つ、所定の誤り訂正方式に基づいて伝送エラーの誤り訂正を実行しているため、その処理が複雑であり、処理を実行するハードウェアも増大するという解決すべき課題が残されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
ADPCM方式復号器であって、量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、仮数部と指数部に分解された上記量子化差分信号を受け入れて上記仮数部をビット展開するビット展開手段と、上記指数部の値に応じて上記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、上記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、上記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、該オーバフロー検出手段が上記仮数部のオーバフローを検出すると、上記ビット展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて上記予測信号として出力し、上記仮数部のオーバフローを検出しないと、上記ビット展開された仮数部をそのまま予測信号として出力する、予測信号出力手段とを含むことを特徴とするADPCM方式復号器。
【0006】
〈構成2〉
構成1に記載のADPCM方式復号器に於いて、上記予測信号出力手段は、一方の入力端から上記所定の上限値と、他方の入力端から上記ビット展開された仮数部を受け入れて、上記オーバフロー検出手段が上記オーバフローを検出すると、上記所定の上限値を選択し、上記オーバフロー検出手段が上記オーバフローを検出しないと、上記ビット展開された仮数部を選択し、出力端から出力させるセレクタであることを特徴とするADPCM方式復号器。
【0007】
〈構成3〉
ADPCM方式復号器であって、量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、仮数部と指数部に分解された上記量子化差分信号を受け入れて上記仮数部をビット展開するビット展開手段と、上記指数部の値に応じて上記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、上記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、上記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、上記仮数部のオーバフローを検出すると、上記ADPCM方式復号器の復号データ出力を停止させるミュート処理手段とを含むことを特徴とするADPCM方式復号器。
【0008】
〈構成4〉
ADPCM方式復号器であって、量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、仮数部と指数部に分解された上記量子化差分信号を受け入れて上記仮数部をビット展開するビット展開手段と、上記指数部の値に応じて上記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、上記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、上記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、上記仮数部のオーバフローを検出すると、上記ADPCM方式復号器の復号データ出力を所定の低域フィルタを通して出力することを特徴とするADPCM方式復号器。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
上記従来の技術でも説明したように従来伝送エラーの誤り訂正方式では、伝送エラーが検出されると、所定の誤り訂正方式に基づいて伝送フレームが訂正され、この誤り訂正された伝送フレームが復号器に送られる。そのように、復号器には、従来、その内部に誤り訂正手段が設けられていない。
【0010】
そこで発明者は、伝送エラーが含まれたままの伝送フレームが復号器に入力されたときにどのような現象を発生するかについて種々の観点から検討したところ、観測者の聴覚で異常を感じる程度の伝送エラーが含まれているときは、復号器の中で部分予測信号がオーバフローしていることを見出した。このような知見に基づいて、本発明では、復号器側を少し改良しており、これにより従来技術に基づいて音声品質を向上させるよりも遙かに簡単な処理、簡単な構成によって音声品質を向上させることが可能になった。この具体例について以下に説明する。
【0011】
以下、具体例の構成と動作とを説明する。
〈具体例1〉
図1は、具体例1の付加回路のブロック図である。
この図は、ITU−T勧告G.726に準拠したADPCM方式復号器の適応予測器に本発明によって付加される付加回路を示すブロック図である。
この付加回路の詳細説明に先立って、この付加回路が配置されるITU−T勧告G.726に準拠したADPCM方式の符号器及び復号器の概要について説明する。
【0012】
図2は、ITU−T勧告G.726準拠ADPCM符号器のブロック図である。(ITU−T勧告G.726の図1−1/JT−G726基本構成図を引用)
図より、ITU−T勧告G.726準拠ADPCM符号器は、均一PCM変換部11と、減算器12と、適応量子化器13と、適応逆量子化器14と、加算器15と、適応予測器16とを備える。
【0013】
均一PCM変換部11は、μ則で量子化された64kbit/sのPCM入力信号を受け入れて均一量子化PCM信号に変換する部分である。ここでμ則とは、対数圧縮特性を折れ線で近似した特性をもつ音声符号化標準であり日本及び北米で広く適用されている符号化法である。
減算器12は、均一PCM変換部11の出力信号、即ち、符号化器の入力信号から適応予測器16が出力する予測信号を減算する部分である。予測信号とは、音声信号の近接したサンプリング値間でのレベルの相関関係が強いことから、過去の信号を用いて入力信号は、こうなっている筈であると予測した値であり適応予測器16によって生成される信号である。
【0014】
適応量子化器13は、減算器12の出力、即ち、入力信号から予測信号を減算した差分信号を受け入れて4ビットで符号化する部分である。
この適応量子化器13の出力は、伝送経路を通ってITU−T勧告G.726準拠ADPCM方式復号器に向けて送出される。
表1は、適応量子化器の入出力特性表である。
【0015】
【表1】
Figure 2005012294
【0016】
この表は、ITU−T勧告G.726の表2−1/JT−G726、40kbit/s動作用に正規化した量子化器入出力特性を引用している。
この表では、正規化した量子化器の入力信号範囲17、即ち、差分信号と、その差分信号が4ビットで量子化された値(D(k))18と、この量子化された値(D(k))18を逆量子化した値19が示されている。この表の量子化された値(D(k))18は極性を表す1ビットが追加されて伝送経路を通ってITU−T勧告G.726準拠ADPCM方式復号器に向けて送出される。
【0017】
適応逆量子化器14は、量子化された値(D(k))18の一部を受け入れて逆量子化した値19(上記表1)、即ち、量子化差分信号を適応予測器16及び加算器15へ送出する部分である。
加算器15は、量子化差分信号と適応予測器16の出力である予測信号とを加算して再生信号を生成する部分である。
適応予測器16は、再生信号と量子化差分信号とを受け入れて上記予測信号を生成し、減算器12へ送出する部分である。
【0018】
以上説明したように、ITU−T勧告G.726準拠ADPCM符号器は、音声信号が、近接したサンプリング値間では相関が強いことに基づいて、入力信号の値を予測する予測信号を生成し、この入力信号から予測信号との差分をとり、これを量子化して出力する。こうすることによって量子化のビットレートを低減している。
【0019】
図3は、ITU−T勧告G.726準拠ADPCM復号器のブロック図である。(ITU−T勧告G.726の図1−1/JT−G726基本構成図を引用)
図より、ITU−T勧告G.726準拠ADPCM方式復号器は、適応逆量子化器14と、加算器15と、適応予測器26と、PCM変換部21と、同期符号化補正部22とを備える。
【0020】
図に示すように復号器は、上記符号器のフィードバックループ(減算器12→適応量子化器13→適応逆量子化器14→加算器15→適応予測器16→減算器12)内にPCM変換部21と、同期符号化補正部22が追加され、適応予測器16が、本発明により付加回路が追加された適応予測器26で置き換えられた構成をとる。
PCM変換部21は、均一量子化されたPCM信号をμ則で量子化されたPCM信号に変換する部分である。即ち、上記符号器に配置される均一PCM変換部11の逆機能を有する部分である。
同期符号化補正部22は、タンデム符号化(例えばADPCM→PCM→ADPCM等のディジタル信号での接続)を行う際の累積的な歪みが発生するのを防止する部分である。
【0021】
適応予測器26は、上記ITU−T勧告G.726準拠ADPCM符号器の有する適応予測器16と、その内部構成は同様である。但し、本発明による付加回路が、付加されるので、ここで内部構成の概要について説明しておくこととする。
【0022】
図4は、適応予測器の構成のブロック図である。(ITU−T勧告G.726の図4−6/JT−G726適応予測器と再生信号算出器を引用)
図に示すように、適応予測器は、量子化差分信号DQ(k)(この信号は、表1のD(k)18に相当する)を受け入れて、予測信号SE(k)算出するに当たって、部分予測信号WA1、部分予測信号WA2、部分予測信号WB1、部分予測信号WB2、部分予測信号WB3、部分予測信号WB4、部分予測信号WB5、部分予測信号WB6を求め、ACCUM35で加算し、予測信号SE(k)を求めている。(ITU−T勧告G.726の本文4.2.6適応予測器と再生信号算出器の(a)ACCUMを引用)
【0023】
一例として上記部分予測信号WA1、部分予測信号WA2の生成経路について説明する。
図に示すように適応予測器に量子化差分信号DQが入力されADDB31へ送られる。ADDB31は、量子化差分信号DQと、予測信号SE(上記予測信号の所定のサンプリング値)を加算して再生信号SRを生成し、FLOATB32へ送る。
【0024】
FLOATB32は、再生信号SRを浮動小数点表示に変換する。ここで再生信号SRは、仮数部MANT、指数部EXPに分割され、W・MAG=W・MANT+W・EXPとし、再生信号SR0となってDELAY33へ送られる。
DELAY33は、再生信号SR0を1クロック周期遅延させ、再生信号SR1(W1・MAG=W1・MANT+W1・EXP)としてFMULT34へ送る。
【0025】
FMULT34は、SR1(W1・MAG=W1・MANT+W1・EXP)に予測器計数A1を乗算し、WA1・MAG=WA1・MANT+WA1・EXPを演算し、固定小数点表示に変換して出力する。WA1・MAGを固定小数点表示した値WA1が図中の部分予測信号WA1に該当する。
尚、予測器計数A1は、上記のように音声信号が、近接したサンプリング値間では相関が強いことに基づいて、図に示すように多数の遅延線(図中DELAYと表示)を用いたディジタルフィルタによって生成されている(詳細はITU−T勧告G.726の本文2.7適応予測器と再生信号算出器)。
【0026】
同様にして部分予測信号WA2を生成経路について説明する。
上記DELAY33の出力である、再生信号SR1(W1・MAG=W1・MANT+W1・EXP)の一部は、DELAY36へ送られる。
DELAY36は、再生信号SR1を1クロック周期遅延させ、再生信号SR2(W2・MAG=W2・MANT+W2・EXP)としてFMULT37へ送る。
【0027】
FMULT37は、SR2(W2・MAG=W2・MANT+W2・EXP)に予測器計数A2を乗算しWA2・MAG=WA2・MANT+WA2・EXPを演算し、固定小数点表示に変換して出力する。WA2・MAGを固定小数点表示した値WA2が図中の部分予測信号WA2に該当する。
尚、予測器計数A2は、上記のように音声信号が、近接したサンプリング値間では相関が強いことに基づいて、図に示すように多数の遅延線(図中DELAYと表示)を用いたディジタルフィルタによって生成されている(詳細はITU−T勧告G.726の本文2.7適応予測器と再生信号算出器)。
【0028】
上記説明に於いて、FMULT36が、WA1・MAG=WA1・MANT+WA1・EXPを、固定小数点表示に変換して出力する部分、及びFMULT37が、WA2・MAG=WA2・MANT+WA2・EXPを、固定小数点表示に変換して出力する部分に上記図1に示す、具体例1の付加回路が、配置される。
【0029】
図1に戻って具体例1の付加回路についてFMULT36を例に挙げて説明する。
図に示すように具体例1の付加回路は、シフトレジスタ1と、シフト演算制御回路2と、オーバフロー検出ビット3と、セレクタ4とを備える。
【0030】
シフトレジスタ1は、16ビットからなり、その最上位ビット(MSB)がオーバフロー検出ビット3に割り当てられる。このシフトレジスタ1は、上記WA1・MAGの仮数部WA1・MANT5を受け入れてビット展開するビット展開手段である。仮数部は、最上位ビットを除いた15ビットで表される。
【0031】
シフト演算制御回路2は、シフトレジスタ1に展開された仮数部WA1・MANT5をWA1・MAGの指数部WA1・EXP6の値に応じて最上位ビット(MSB)に向けてビットシフトさせるビットシフト手段である。
オーバフロー検出ビット3は、シフトレジスタ1に展開された仮数部WA1・MANT5が、上記のようにビットシフトされたときにオーバフローしているか否かを検出するオーバフロー検出手段である。
【0032】
セレクタ4は、オーバフロー検出ビット3がオーバフローを検出すると、ビット展開手段に展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて予測信号SEとして出力し、仮数部のオーバフローを検出しないと、ビット展開手段に展開された仮数部をそのまま予測信号SEとして出力する、予測信号出力手段である。
【0033】
次に、以上説明した付加回路の動作について数値例を当てはめて説明する。上記本発明による付加回路の効果を鮮明にするために最初に比較例として、ITU−T勧告G.726の本文4.2.6適応予測器と再生信号算出器の(7)FMULTに従って演算する。
図5は、比較例の付加回路のブロック図である。
この図はITU−T勧告G.726に基づく付加回路である。この比較例の付加回路と上記具体例1の付加回路との相違点は、以下の通りである。
【0034】
相違点(1)
シフトレジスタ41は、15ビット構成であり上記具体例1のオーバフロー検出ビットを有していない。
相違点(2)
比較例の付加回路には、上記具体例1の付加回路に含まれているセレクタ4を有していない。
比較例の付加回路と上記具体例1の付加回路との相違点は、以上2点のみであり他の部分は、全て同じである。
【0035】
一例としてシフトレジスタ41にWA1・MANT=0x98が、シフト演算制御回路42にWA1・EXP=27が入力されたものとして説明する。
この場合にはITU−T勧告G.726の本文4.2.6適応予測器と再生信号算出器の(7)FMULTの次式が該当する。
WA1・MAG=((WA1・MANT<<7)<<(WA1・EXP−26))&32767 …(1式)
WA1・EXP>26 …(2式)
【0036】
(1式)にWA1・MANT=0x98及びWA1・EXP=27を代入して次式を得る。
WA1・MAG=0x98<<8&32767 …(3式)
(3式)の0x98<<8(0x98をMSBの方向へ8ビットシフトするの意味)を演算するとビット列は1001100000000000と表される。しかし、シフトレジスタ41は15ビットしか有していないので、最上位ビット1は、オーバフローし、シフトレジスタ41に展開されるビット列は、001100000000000となる。
【0037】
上記ビット列001100000000000と、32767(0x7FFF)のビット列111111111111111との論理積を取って001100000000000を得る。
∴WA1・MAG=6144(0x1800) …(4式)を得る。
(4式)を考察すると、シフトレジスタ41上でビットシフトされたビット列がオーバフローしたために0x98の値38912が大幅に減少し6144(0x1800)になっていることが分かる。その結果予測信号SEが大きく変動し、結果として復号データが乱れることになる。
【0038】
次に図1に戻って、シフトレジスタ1にWA1・MANT=0x98が、シフト演算制御回路2にWA1・EXP=27が入力された場合について説明する。
この場合にも比較例と同様にITU−T勧告G.726の本文4.2.6適応予測器と再生信号算出器の(7)FMULTの次式が該当する。
WA1・MAG=((WA1・MANT<<7)<<(WA1・EXP−26))&32767 …(1式)
WA1・EXP>26 …(2式)
【0039】
(1式)にWA1・MANT=0x98及びWA1・EXP=27を代入して次式を得る。
WA1・MAG=0x98<<8&32767 …(3式)
(3式)の0x98<<8(0x98をMSBの方向へ8ビットシフトするの意味)を演算するとビット列は1001100000000000と表される。しかし、シフトレジスタ1には、MSBにオーバフロー検出ビット3が付加されて16ビット構成になっている。
従って、最上位ビット1は、オーバフローすることなくビット列1001100000000000が、そのままシフトレジスタ1に展開されることになる。但し、最上位ビット1は、オーバフロー検出信号となる。
【0040】
セレクタ4は、オーバフロー検出信号(最上位ビット1)を受け入れると、上記ビット列の最上位ビット1を除いた001100000000000と32767(0x7FFF)のビット列111111111111111との論理積を取ってビット列001100000000000を得る。セレクタ4は、オーバフロー検出信号を受け入れているのでビット列001100000000000を32767(0x7FFF)のビット列111111111111111で置き換える。ここでは32767(0x7FFF)が上限値に該当する。
【0041】
以上の結果を考察すると、オーバフローしても0x98の値38912が32767(0x7FFF)で置き換えられるので予測信号SEが大きく変動することは無くなる。結果として復号データが乱れることは無くなる。
以上の説明では、部分予測信号WA1のみについて説明したが他の部分予測信号に関しても全く同様のことが成立するので説明を省略する。
【0042】
図6は、復号器出力の説明図である。
(a)は、正常データを復号した場合の復号器出力を、(b)は、誤りあるデータを復号した場合の復号器出力を、(c)は、具体例1の復号器出力を、それぞれ表している。
図に示すように、誤りあるデータを上記比較例で復号した場合には、本来(b)に示すように波形が乱れるが、本具体例の付加回路を付加することによって正常な復号器出力(a)にほぼ近づいた復号器出力(c)を得ることができる。
【0043】
尚、上記説明では、シフトレジスタ1のビット数を1ビット増加させてオーバフロー検出ビットを付加したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、シフトレジスタ1のビット数を15ビットのままに据え置いて、シフト演算制御回路に於けるビットシフト量を1ビット減らすことによって対応することも可能である。但し、この場合には、仮数部の最下位ビットを1ビット犠牲にすることになる。
【0044】
更に、上記本具体例によるADPCM方式復号器を用いた受信機は、従来の伝送エラーの誤り訂正方式に基づいてチェックビットが挿入された伝送フレームを受け入れても、上記機能が何ら悪影響を受けることはない。即ち、送信機に採用されている誤り訂正方式に無関係に上記機能を果たし得ることに留意すべきである。
【0045】
〈具体例1の効果〉
以上説明したように、シフトレジスタの最上位ビットに仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出ビットを付加し、オーバフローを検出すると、ビット展開手段に展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて予測信号として出力し、仮数部のオーバフローを検出しないと、ビット展開手段に展開された仮数部をそのまま予測信号として出力する、予測信号出力手段とを備えることによって簡単な処理、簡単な構成によって、音声品質の良いADPCM方式復号器を得ることができるという効果を得る。
【0046】
〈具体例2〉
図7は、具体例2の付加回路のブロック図である。
図に示すように、具体例2の付加回路は、シフトレジスタ1と、シフト演算制御回路2と、オーバフロー検出ビット3と、ミュート処理回路51とを備える。
ミュート処理回路51は、オーバフロー検出ビット3が仮数部のオーバフローを検出すると、ADPCM方式復号器50の復号データ出力を停止させるミュート処理手段である。
他の構成要素は、具体例1と同様なので説明を省略する。
【0047】
図8は、具体例2の復号器出力説明図である。
具体例2のADPCM方式復号器50が、誤りあるデータを復号した場合には、具体例1と同様にオーバフロー検出ビット3が、オーバフロー判定信号を出力する。このオーバフロー判定信号は、ミュート処理回路51へ送られる。このときミュート処理回路51は、ADPCM方式復号器50の復号データ出力を停止させる。その結果、図に示すように復号器出力はミュート処理され、復号器出力の乱れた部分は出力されないことになる。
【0048】
〈具体例2の効果〉
以上説明したように、短時間の誤りデータは、出力停止されるので音声品質の低下を最低限度に抑えることができるという効果を得る。
【0049】
〈具体例3〉
図9は、具体例3の付加回路のブロック図である。
図に示すように、具体例3の付加回路は、シフトレジスタ1と、シフト演算制御回路2と、オーバフロー検出ビット3と、ローパスフィルタ61とを備える。
ローパスフィルタ61は、復号データの高域成分の通過を阻止する低域フィルタである。
他の構成要素は、具体例1と同様なので説明を省略する。
【0050】
図10は、具体例3の復号器出力説明図である。
具体例3のADPCM方式復号器60が、誤りあるデータを復号した場合には、具体例1と同様にオーバフロー検出ビット3が、オーバフロー判定信号を出力する。このオーバフロー判定信号は、ローパスフィルタ61へ送られる。このときローパスフィルタ61は、ADPCM方式復号器60の復号データ出力経路に接続され復号データの高域成分の通過を阻止する。その結果、図に示すように復号器出力の高域成分の通過は阻止され、復号器出力の乱れた部分は出力されないことになる。
【0051】
〈具体例3の効果〉
以上説明したように、短時間の誤りデータによる復号器出力の高域成分の通過は阻止されるので音声品質の低下を最低限度に抑えることができるという効果を得る。
【0052】
【発明の効果】
量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器に、仮数部と指数部に分解された上記量子化差分信号を受け入れて仮数部をビット展開するビット展開手段と、指数部の値に応じてビット展開手段に展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、ビット展開手段の最上位ビットに付加され、ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段を備え、仮数部のオーバフローを検出すると、ビット展開手段に展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて予測信号として出力することにより、従来の誤り訂正方式に基づいて音声品質を向上させるよりも遙かに簡単な処理、簡単な構成によって音声品質を向上させることが可能になるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の付加回路のブロック図である。
【図2】ITU−T勧告G.726準拠ADPCM符号器のブロック図である。
【図3】ITU−T勧告G.726準拠ADPCM復号器のブロック図である。
【図4】適応予測器の構成のブロック図である。
【図5】比較例の付加回路のブロック図である。
【図6】復号器出力の説明図である。
【図7】具体例2の付加回路のブロック図である。
【図8】具体例2の復号器出力説明図である。
【図9】具体例3の付加回路のブロック図である。
【図10】具体例3の復号器出力説明図である。
【符号の説明】
1 シフトレジスタ
2 シフト演算制御回路
3 オーバフロー検出ビット
4 セレクタ
5 WAnMANT(仮数部)
6 WAnEXP(指数部)
7 WAnMAG(予測信号)

Claims (4)

  1. ADPCM方式復号器であって、
    量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、
    仮数部と指数部に分解された前記量子化差分信号を受け入れて前記仮数部をビット展開するビット展開手段と、
    前記指数部の値に応じて前記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、
    前記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、前記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、
    該オーバフロー検出手段が前記仮数部のオーバフローを検出すると、前記ビット展開された仮数部を所定の上限値で置き換えて前記予測信号として出力し、前記仮数部のオーバフローを検出しないと、前記ビット展開された仮数部をそのまま予測信号として出力する、予測信号出力手段とを含むことを特徴とするADPCM方式復号器。
  2. 請求項1に記載のADPCM方式復号器に於いて、
    前記予測信号出力手段は、
    一方の入力端から前記所定の上限値と、他方の入力端から前記ビット展開された仮数部を受け入れて、前記オーバフロー検出手段が前記オーバフローを検出すると、前記所定の上限値を選択し、前記オーバフロー検出手段が前記オーバフローを検出しないと、前記ビット展開された仮数部を選択し、出力端から出力させるセレクタであることを特徴とするADPCM方式復号器。
  3. ADPCM方式復号器であって、
    量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、
    仮数部と指数部に分解された前記量子化差分信号を受け入れて前記仮数部をビット展開するビット展開手段と、
    前記指数部の値に応じて前記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、
    前記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、前記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、
    前記仮数部のオーバフローを検出すると、前記ADPCM方式復号器の復号データ出力を停止させるミュート処理手段とを含むことを特徴とするADPCM方式復号器。
  4. ADPCM方式復号器であって、
    量子化差分信号から予測信号を算出する適応予測器は、
    仮数部と指数部に分解された前記量子化差分信号を受け入れて前記仮数部をビット展開するビット展開手段と、
    前記指数部の値に応じて前記ビット展開された仮数部をビットシフトするビットシフト手段と、
    前記ビット展開手段の最上位ビットに付加され、前記ビットシフトされた仮数部のオーバフローを検出するオーバフロー検出手段と、
    前記仮数部のオーバフローを検出すると、前記ADPCM方式復号器の復号データ出力を所定の低域フィルタを通して出力することを特徴とするADPCM方式復号器。
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