JP2005011457A - オーディオ放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送中の楽曲に関連する楽曲を再生する。
【解決手段】データ分離部6は、チューナ5から受け取った、再生出力中のチャネルのペイロードデータから、メッセージ情報を抽出し制御部1に出力する。ユーザの所定操作に応じて、制御部1は、データ分離部6から送られるメッセージ情報が示す受信中の楽曲と同じアーティスト名の楽曲のオーディオファイル213を、HDD2に記録されたオーディオファイル213の内から各オーディオファイル213のタグ情報に基づいて探索し、順次再生出力する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置としては、放送中の楽曲の曲名(タイトル)やアーティスト名などの属性情報を楽曲のオーディオデータと共に放送するデジタルラジオ放送を受信するオーディオ放送受信装置が知られている(たとえば、特開2002−198840号公報)。
また、オーディオ放送受信装置としては、HDD(ハードディスクドライブ)を備え、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)に記録された楽曲をHDDにオーディオファイルとしてダビング/リッピングし、このHDDに記録された楽曲を再生出力する機能を備えたオーディオ放送受信装置も知られている(たとえば、特表2003−507836号公報)。
【0003】
また、このようにして、HDDに記録されたオーディオファイルを再生する技術としては、HDDに記録されたオーディオファイルの内からユーザが選択した複数のオーディオファイルを登録したプレイリストを作成してHDD上に保存しておき、適宜、ユーザのプレリストの指定と再生の指示に応じて、指定されたプレイリストに登録されたオーディオファイルを順次自動再生する技術が知られている。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−198840号公報
【0005】
【特許文献2】
特表2003−507836号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、オーディオ放送受信装置によってオーディオ放送を楽しんでいる時に、ユーザが放送中の楽曲と同じアーティストの他の楽曲などの、放送中の楽曲と関連する他の楽曲が聴きたくなる場合がある。
このような場合、前記HDDを備えたオーディオ放送受信装置によれば、HDD内に、ユーザが聴きたいと希望した楽曲のオーディオファイルが既に記録されていれば、ユーザは、その記録されている楽曲をオーディオ放送受信装置に再生させることができる。すなわち、たとえば、HDD内に、放送中の楽曲と同じアーティストの他の楽曲のオーディオファイルが既に記録されていれば、ユーザが、オーディオ放送受信装置に、放送中の楽曲と同じアーティストの他の楽曲を再生させることは可能である。しかし、このためには、ユーザが、HDDに記録された、時として膨大な数の楽曲の内から、希望する楽曲を探し出す煩雑な作業を行う必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、予め記録されている、放送中の楽曲に関連する楽曲を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなく再生することのできるオーディオ放送受信装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、たとえば、楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置に、前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の関連を有する楽曲のオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索する関連楽曲探索手段と、前記関連楽曲探索手段が探索したオーディオデータの楽曲を再生出力する関連楽曲再生手段とを備えたものである。
【0009】
このようなオーディオ放送受信装置によれば、予め楽曲記録媒体に記録されている、放送中の楽曲に関連する楽曲を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなく再生することができるようになる。
また、前記課題達成のために、本発明は、楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置に、前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定のリピート再生指示操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と同一の楽曲を表すオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索し、探索したオーディオデータの楽曲を再生出力するリピート再生手段とを備えたものである。
【0010】
ここで、前記関連楽曲再生手段における探索は、たとえば、前記ラベル情報及びタグ情報が、少なくとも楽曲のタイトルとアーティスト名とを示するものである場合には、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すタイトルとアーティスト名と同じタイトルとアーティスト名とを示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを、前記放送受信出力手段が受信した当該放送受信出力手段が出力している楽曲と同一の楽曲のオーディオデータとして探索することにより行うことができる。
【0011】
このようなオーディオ放送受信装置によれば、ストリーム再生を行うデジタルオーディオ放送受信装置においては通常行うことのできない、ユーザがデジタルオーディオ放送で聴いている楽曲を繰り返し出力するリピート再生を行うことが可能となる。
【0012】
また、前記課題達成のために、本発明は、楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置に、前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の関連楽曲再生指示操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索し、探索した各オーディオデータの少なくとも一部を登録したプレイリストを作成する関連楽曲プレイリスト作成手段と、前記関連楽曲プレイリスト作成手段が作成したプレイリストに登録されたオーディオデータが表す楽曲を、順次再生出力する関連楽曲再生手段とを備えたものである。
【0013】
ここで、前記ラベル情報及びタグ情報が、少なくとも楽曲のアーティスト名を示すものである場合には、前記関連楽曲プレイリスト作成手段の探索は、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すアーティスト名と同じアーティスト名を示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして探索することにより行うようにしてもよい。または、たとえば、前記ラベル情報及びタグ情報が、少なくとも楽曲のタイトルを示すものである場合には、前記関連楽曲プレイリスト作成手段の探索は、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すタイトルと同じタイトルを示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして探索するようにしてもよい。または、さらに、たとえば、前記ラベル情報及びタグ情報が、少なくとも楽曲を含んで発表されたアルバムのアルバム名を示すものである場合には、前記関連楽曲プレイリスト作成手段の探索は、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すアルバム名と同じアルバム名を示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして探索することにより行うようにしてもよい。
【0014】
このようなオーディオ放送受信装置によれば、ユーザは、オーディオ放送で聴いている楽曲と同じアーティストによる楽曲や、当該楽曲と同じタイトルの楽曲や、当該楽曲と同じアルバムに含まれる楽曲などの、オーディオ放送で聴いている楽曲と所定の属性が共通する楽曲を聴きたいと希望した場合には、楽曲記録媒体に記録されているそのような楽曲を、煩雑な操作を必要とすることなしにオーディオ受信装置に再生させ、これを楽しむことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るオーディオ放送受信装置の構成を示す。
図示するように、デジタルオーディオ放送受信装置は、制御部1、ハードディスクドライブ(HDD)2、メモリ3、アンテナ4、チューナ5、データ分離部6、音声デコード部7、出力セレクタ8、D/A変換器9、アンプ10、スピーカ11、オーディオコーデック12、操作部13、表示制御部14、表示部15、CD−DA17を脱着可能に装着するためのCDドライブ16等を備えている。
【0016】
そして、チューナ5は、アンテナ4で受信した放送波から所望の周波数成分と取り出して中間周波数信号に変換し、出力するフロントエンド部51と、中間周波数信号に対して直交復調処理、デインタリーブ処理、多重化復調、誤り訂正などの放送方式に応じた処理を行って放送のペイロードデータを復元するベースバンド処理部52とを有する。
【0017】
なお、図1において、図中の太線はオーディオデータの経路を示し、細線は制御系の情報、信号の経路を示している。
なお、以上のデジタルオーディオ放送受信装置は、チューナ機能を電子計算機に付加するチューナカードなどが接続された、一般的な電子計算機を用いて構成するようにしてもよく、この場合において、以上の制御部1や、オーディオコーデック12や、出力セレクタ8や、音声デコード部7や、データ分離部6などの、本デジタルオーディオ受信装置の少なくとも一部は、電子計算機のCPUがHDD2等に予め記録しておいたプログラムを主記憶にロードして実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであってもよい。
【0018】
ここで、本実施形態がデジタルオーディオ放送受信装置が受信の対象とするデジタルオーディオ放送について説明する。
本デジタルオーディオ放送受信装置は、図2aに示すように各チャネルでパケットの列を伝送する放送を受信する。各パケットは、図2bに示すようにメッセージ情報とオーディオデータとを含む。メッセージ情報は、そのチャネルで放送中のオーディオデータが形成するコンテンツの内容を示すコンテンツラベル、コンテンツの時間的長さを示すコンテンツ長さ、現時点のコンテンツ放送開始からの経過時間を示すコンテンツ経過時間などが含まれる。コンテンツラベルは、たとえば音楽、ニュースなどのコンテンツのジャンルを示すコンテンツジャンルや、コンテンツが楽曲である場合の楽曲のタイトルやアーティスト名や楽曲が含まれるアルバムのアルバム名や楽曲としてのジャンルや、その他のコンテンツの内容に関する情報が含まれる。
【0019】
次に、図1に示すように、HDD2には、ディレクトリであるフォルダ210が設けられており、その内の特定のフォルダ210には、各CD−DA17の種類(アルバム)毎にアルバム名やアーティスト名や各楽曲のタイトルなどの情報をCD−DA17のTOC情報に対応づけて登録したCDDB211が格納されている。また、他のフォルダ210には、プレイリスト212や、オーディオファイル213や、受信楽曲ログファイル214が格納される。なお、通常、フォルダ210は階層的に配置される。
【0020】
そして、受信楽曲ログファイル214は、図2dに示すように各日毎に作成した、その日に、デジタルオーディオ放送から受信して出力した各楽曲の受信時刻とコンテンツラベルとを登録した受信楽曲ログが格納される。
次に、CDDB211、プレイリスト212、オーディオファイル213について説明する。
さて、CD−DA17には、TOC(Table Of Contents)情報と、各々が一つの楽曲のオーディオデータであるオーディオトラックが記録されている。TOC情報は、CD−DA17に記録されているオーディオトラックの数や各オーディオトラックの長さ等を示しており、したがって、実質上、CD−DA17の種類(アルバム)毎に異なる値を持つ。そして、このため、このTOC情報は、CD−DA17の種類(アルバム)を識別するための識別情報として利用することができる。
【0021】
一方、HDD2上のCDDB211は、図3aに示すように、CD−DA17の種類(アルバム)毎のレコードを有し、各レコードには対応する種類のCD−DA17に記録されているべきTOC情報と、CD−DA17に収録されたアルバムや楽曲についての情報であるCD情報が登録されている。そして、CD情報には、対応する種類のCD−DA17にCDDB211の制作者が与えた識別番号と、対応する種類のCD−DA17に記録されている楽曲のアルバムのアルバム名や、対応する種類のCD−DA17に記録されている楽曲のアーティスト名や、対応する種類のCD−DA17に記録されている楽曲のアルバムの音楽としてのジャンルや、対応する種類のCD−DA17に記録されている各楽曲のトラック番号やタイトル(曲名)などの、その種類のCD−DA17に記録されている楽曲に関する情報が記述されている。
【0022】
次に、HDD2上の、オーディオファイル213は、楽曲のオーディオデータを格納したファイルであり、オーディオファイル213中にはファイル名等が記述されたファイル情報とオーディオデータと共に、楽曲のアーティスト名やタイトルや楽曲のジャンルや楽曲の属するアルバム名などのデータを示す文字情報であるタグ情報が格納されている。なお、このようなタグ情報としては、MP3(MPEG 1 AUDIO LAYER−3)フォーマットのオーディオファイル213で利用されている、ID3タグ情報などが知られている。
【0023】
図3b1は、このようなID3タグ情報の、バージョン1.1のフォーマットを示すものであり、このバージョンでは、MP3に従って圧縮符号化されたオーディオデータの後に、文字列「TAG」:(3バイト)、タイトル:(30バイト)、アーティスト名:(30バイト)、アルバム名:(30バイト)、製作年度:(4バイト)、コメント:(28バイト)、曲・トラック番号:(2バイト)、ジャンル:(1バイト)よりなるタグ情報が設けられている。
【0024】
また、図3b2は、ID3タグ情報の、バージョン2.4のフォーマットを示すものであり、このバージョンでは、MP3に従って圧縮符号化されたオーディオデータの前にタグ情報が配置される。そして、タグ情報には、ヘッダ、拡張ヘッダ、フレーム群、パディング、フッタが含まれる。そして、ヘッダには、文字列「ID3」の他、タグ情報のバージョンやタグ情報の構造を示すフラグやタグ情報の長さの情報が格納される。また、拡張ヘッダには、より詳細にタグ情報の構造を示す情報が格納され、フッタには文字列「3DI」の他、ヘッダと同様にタグ情報のバージョンやタグ情報の構造を示すフラグやタグ情報の長さの情報が格納される。
【0025】
そして、フレーム群は、1以上のフレームの集合であり、各フレームは、フレームヘッダと1以上のフィールドよりなり、このフィールドにアルバム名や楽曲としてのジャンルやアーティスト名や各楽曲のタイトルなどの各種情報が格納される。そして、フィールドに格納した情報の種別は、フレームヘッダに格納されるフレームIDによって示され、フレームの長さはフレームヘッダに格納されるサイズで示され、フレームの構造等はフレームヘッダに格納されるフラグによって示される。
【0026】
なお、以上の拡張ヘッダ、パディング、フッタは省略可能である。
最後に、図3cに示すように、HDD2に記憶されるプレイリスト212は、楽曲のリストであり、プレイリスト212の名称であるプレイリスト名称、プレイリスト作成時の日時を表す作成日時が記述される。また、プレイリスト212には、当該プレイリスト212に登録された各楽曲毎に、楽曲に対応するオーディオファイル213のHDD2上のロケーションを示すオーディオファイルパス、楽曲に対応するオーディオファイル213に格納されたオーディオデータのビットレート、楽曲に対応するオーディオファイル213のタグ情報から抽出した楽曲のトラック番号やタイトルやアルバム名やアーティスト名やジャンルなどの楽曲情報が、標準の再生順に記録されている。
【0027】
さて、図1に戻り、デジタルオーディオ放送受信装置の通常のデジタルオーディオ放送受信出力動作は、以下のようになる。
すなわち、チューナ5は制御部1から設定された受信出力対象チャネルを受信し、出力対象チャネルのペイロードを復調し、データ分離部6に出力する。データ分離部6は、チューナ5から受け取った受信出力対象チャネルのペイロードデータから、メッセージ情報を抽出し、制御部1に出力する。また、データ分離部6は、チューナ5から受け取った出力対象チャネルのペイロードデータからオーディオデータを抽出し、音声デコード部7に出力する。
【0028】
音声デコード部7は、出力対象チャネルのオーディオデータを復号し、これを出力セレクタ8に出力し、出力セレクタ8は、音声デコード部7から入力するオーディオデータを選択し、D/A変換器9に出力する。そして、D/A変換器9は出力セレクタ8を介して入力するオーディオデータをアナログ信号に変換して、アンプ10を介してスピーカ11に出力する。
【0029】
一方、制御部1は、出力セレクタ8に音声デコード部7から入力するオーディオデータを選択させると共に、データ分離部から送られたメッセージ情報を利用して、メモリ3を使用しながら、操作部13からの操作に応じて受信出力対象チャネルを切り替える処理などを行う。
【0030】
また、制御部1は、通常のデジタルオーディオ放送受信出力時には、表示制御部14を介して、表示部15に、図6aに示す表示画面の表示を行う。
図示するように、この表示画面には、受信出力対象チャネルを放送しているデジタルオーディオ放送局の名称の表示601や、出力対象チャネルのメッセージ情報のコンテンツラベルが示すタイトルやアーティスト名などの表示602と、現在のボリューム設定値の表示603や、音量レベルメータの表示604を含む。また、この画面には、リンクプレイランプ605とリピートランプ607との仮想的な二つのランプと、リンクプレイ再生可能曲数の表示606を含める。これらリンクプレイランプ605とリピートランプ607とリンクプレイ可能曲数については、後に詳述する。
【0031】
また、デジタルオーディオ放送受信装置は、以上のような基本的なオーディオ放送受信装置のラジオ受信機としての機能の他に、CDドライブ16に装着されたCD−DA17に記録されている楽曲を再生する機能と、CDドライブ16に装着されたCD−DA17に記録されている楽曲のオーディオデータを読み出してHDD2にオーディオファイル213として記録する機能と、プレイリスト212を作成する機能と、HDD2に記録されているオーディオファイル213の楽曲を再生する動作とを備えている。
【0032】
すなわち、制御部1は、ユーザの所定操作に応じてCD−DA17に記録されている楽曲を再生する場合には、CD−DA17の各オーディオトラックからオーディオデータを読み出し、オーディオコーデック12に供給して復号化させると共に、出力セレクタ8にオーディオコーデック12の出力オーディオデータを選択出力せる。この結果、オーディオコーデック12で復号されたオーディオデータは出力セレクタ8を介して、D/A変換器9に出力されてアナログ信号に変換され、アンプ10よりスピーカ11に出力される
また、制御部1は、ユーザの所定操作に応じて、HDD2にオーディオファイル213をCD−DA17の楽曲を記録する場合には、CDドライブ16を介してCD−DA17よりTOC情報を読み込み、読み込んだTOC情報と同じTOC情報を持つレコードをCDDB211から読み込むと共に、新規フォルダをHDD2上に作成する。そして、順次、CD−DA17に記録されているオーディオトラックの楽曲を読み出して、オーディオコーデック12において、MP3圧縮符号化アルゴリズムに従った所定ビットレートのオーディオデータへの圧縮符号化を施し、圧縮符号化したオーディオデータに、先に読み込んだCDDB211のレコードのCD情報に基づくアルバム名やジャンルや当該楽曲のタイトルなどのタグ情報を付加し、オーディオファイル213として、先に作成したフォルダ210に記録する。
【0033】
そして、制御部1は、ユーザの所定操作に応じて、プレイリスト212の作成を行う場合には、HDD2に記録されたオーディオファイル213のうちから、プレイリスト212に登録する各オーディオファイル213の選択をユーザから受け付け、適当なプレイリスト名称とプレイリスト作成時の日時を表す作成日時を付与し、選択された各オーディオファイル213のオーディオファイルパスやビットレートやタグ情報を登録したプレイリスト212を作成し、HDD2に記録する。
【0034】
そして、制御部1は、ユーザの所定操作に応じて、HDD2に記録されたオーディオファイル213の再生を行う場合には、ユーザから再生するプレイリスト212の指定を受け付け、指定されたプレイリスト212に登録されているオーディオファイル213を順次、再生対象として、再生対象としたオーディオファイル213に格納されたオーディオデータをHDD2から読み出して、オーディオコーデック12に供給して復号化させると共に、出力セレクタ8にオーディオコーデック12の出力オーディオデータを選択出力せる。この結果、オーディオコーデック12で復号されたオーディオデータは出力セレクタ8を介して、D/A変換器9に出力されてアナログ信号に変換され、アンプ10よりスピーカ11に出力される。
【0035】
さて、このようなオーディオ放送受信装置において、制御部1は、以下に示すリンク再生処理も行う。
すなわち、制御部1は、デジタルオーディオ放送受信出力を開始と共に、図4、5に、その手順を示すリンク再生処理を開始する。
図4に示す、この処理では、まず、リピートランプ607とリンクプレイランプ605の表示を消灯状態を表す表示とし、リンク再生可能曲数の表示を0とする初期化処理を行う(ステップ402)。
次に、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて、受信中の楽曲が変化するのを監視する(ステップ404)。そして、受信中の楽曲が変化したならば、リピートランプ607とリンクプレイランプ605をリセット、すなわち、消灯状態を表す表示とし、新たなに受信し始めた楽曲のコンテンツラベルを本日の日付の受信楽曲ログに現在時刻と共に登録する(ステップ406)。
【0036】
そして、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて受信中の楽曲と同じアーティスト名の楽曲のオーディオファイル213を、各オーディオファイル213のタグ情報に基づいて探索し、探索した各オーディオファイル213をリンクプレイ対象楽曲として探索する(ステップ408)。
【0037】
そして、一つでも該当するオーディオファイル213を探索できたならば探索成功として(ステップ410)、図7aに示すようにリンクプレイランプ605を点灯状態を表す表示とし、探索できたオーディオファイル数にリンクプレイ再生可能曲数の表示606を更新し(ステップ412)、ステップ414に進む。一方、一つも該当するオーディオファイル213を探索できなかった場合には、そのままステップ414に進む。
【0038】
ステップ414では、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて受信中の楽曲とアーティスト名とタイトルが同じ楽曲のオーディオファイル213を、各オーディオファイル213のタグ情報に基づいて探索し、探索した各オーディオファイル213をリピート対象楽曲とする。ただし、複数のオーディオファイル213が探索された場合には、その内の一つのオーディオファイル213、たとえば、ビットレート/オーディオファイルサイズが最も大きいオーディオファイル213をリピート対象楽曲とする。
【0039】
そして、リピート対象楽曲が探索できたならば探索成功として(ステップ416)、図6bに示すようにリピートランプ607を点灯状態を表す表示とし(ステップ418)、ステップ420に進む。一方、リピート対象楽曲が探索できなかった場合には、そのままステップ420に進む。
【0040】
そして、ステップ420からステップ428では、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて定まる受信中楽曲が変化するまで(ステップ428)、ユーザからのリピート操作の受け付けと(ステップ422)、ユーザからのリンクプレイ操作の受け付け(ステップ426)を行う。ただし、リピートランプ607を点灯状態としていないとき(ステップ420)にはリピート操作の受け付け(ステップ422)は行わず、リンクプレイランプ605を点灯状態としていないときには(ステップ424)、リンクプレイ操作の受け付け(ステップ426)は行わない。
【0041】
そして、リピート操作の受け付けもリンクプレイ操作の受け付けも発生することなく、受信中楽曲が変化したならば(ステップ428)、新たな受信中楽曲についてのステップ406からの処理に戻る。
一方、リピート操作の受け付けが発生したならば(ステップ422)、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて受信中楽曲の受信の終了を判定し(ステップ430)、受信が終了したならば、現在の受信出力対象チャネルを記憶し(ステップ432)、出力セレクタ8にオーディオコーデック12の出力を選択出力させる(ステップ434)。
【0042】
そして、リピート再生楽曲のオーディオファイル213のオーディオデータをHDD2から読み出して、オーディオコーデック12に供給することによりスピーカ11から再生出力する処理(ステップ436)を、ユーザから復帰操作を受け付けるまで(ステップ438)行う。また、制御部1は、リピート再生楽曲の再生出力中は、表示制御部14を介して、表示部15の画面を図6cに示す画面に切り替える。
【0043】
図示するように、この画面では、リピート対象楽曲のタイトルの表示611と、アーティスト名やアルバム名やジャンルなどのリピート対象楽曲のオーディオファイル213のタグ情報から抽出した各情報の表示612と、現在のボリューム設定値の表示603と、音量レベルメータの表示604と、現在リピート対象楽曲のリピート再生中であることを示す表示613とを行う。
【0044】
さて、図4に戻り、ユーザから復帰操作を受け付けたならば(ステップ438)、出力セレクタ8に音声デコード部7の出力を選択出力させると共に、ステップで記憶したチャネルを、受信出力対象チャネルとしてチューナ5に設定する(ステップ440)ことにより、元のデジタルオーディオ放送の受信出力状態に復帰する。また、表示部15の画面も、図4aに示した画面に復帰する。
【0045】
そして、ステップ406からの処理に戻る。
一方、ステップ426でリンクプレイの操作を受け付けた場合には、図5の処理に進み、まず、各リンクプレイ対象楽曲を前述のように登録したプレイリスト212をメモリ3上に作成する(ステップ502)。そして、データ分離部6から送られるメッセージ情報のコンテンツラベルに基づいて受信中楽曲の受信の終了を判定し(ステップ504)、受信が終了したならば、現在の受信出力対象チャネルを記憶し(ステップ506)、出力セレクタ8にオーディオコーデック12の出力を選択出力させる(ステップ508)。
【0046】
そして、図7bに示すように、表示制御部14を介して表示部15に、ステップ502で作成したプレイリスト212を表示し、再生する楽曲の選択をユーザから受け付ける(ステップ510)。この、図7bに示した画面では、プレイリスト212に登録された各楽曲に共通のアーティスト名の表示と701、プレイリスト212に登録された各楽曲のタイトルの一覧702と、リンクプレイ再生中であることを示す表示703と、現在のボリューム設定値の表示603と、音量レベルメータの表示604を含める。また、タイトルの一覧702中には、プレイリスト212に登録された全楽曲の一括選択を受け付けるためのPlay Allの表示も含める。そして、ユーザの選択候補切替操作に応じて、タイトルの一覧702中における選択候補を図7b、cのように切替えながら、ユーザの選択操作に応じてPlay Allの選択か、または、タイトルの一覧702中における1または複数のタイトルの選択を受け付ける。そして、Play Allの選択を受け付けた場合にはプレイリスト212を再生対象とし、1または複数のタイトルの選択を受け付けた場合は選択された各タイトルの楽曲を再生対象とする。なお、タイトルの一覧702は、ユーザのスクロール操作に応じてスクロール表示するようにする。
【0047】
図5に戻り、次に制御部1は、Play Allが選択されたのか、1または複数のタイトルが選択されたのかを判定し(ステップ512)、1または複数のタイトルが選択された場合には、再生対象とした各楽曲について、順次、楽曲のオーディオファイル213のオーディオデータをHDD2から読み出して、オーディオコーデック12に供給することによりスピーカ11から再生出力する処理(ステップ514)を、再生対象とした全楽曲の再生出力が終了するか(ステップ516)、ユーザから復帰操作を受け付けるまで(ステップ518)行う。ここで、制御部1は、この再生中には、表示制御部14を介して表示部15の画面を、図7dに示す、再生中の楽曲のタイトルの表示711と、アーティスト名やアルバム名やジャンルなどの再生中楽曲のオーディオファイル213のタグ情報から抽出した各情報の表示712と、現在のボリューム設定値の表示603と、音量レベルメータの表示604と、現在リンクプレイ再生中であることを示す表示703とを含む画面に切り替える。
【0048】
そして、再生対象とした全楽曲の再生が終了したならば(ステップ516)、ステップ510に戻ってプレイリスト212の表示からの処理を繰り返す。一方、ユーザから復帰操作を受け付けた場合には(ステップ518)、図4ステップ440の処理に進んで、出力セレクタ8に音声デコード部7の出力を選択出力させると共に、ステップで記憶したチャネルを、受信出力対象チャネルとしてチューナ5に設定することにより、元のデジタルオーディオ放送の受信出力状態に復帰する。また、表示部15の画面も、図4aに示した画面に復帰する。
【0049】
そして、ステップ406からの処理に戻る。
一方、ステップ512で、Play Allの選択を受け付けたと判定された場合には、ステップ502で作成したプレイリスト212に登録されているオーディオファイル213を順次、再生対象として、再生対象としたオーディオファイル213に格納されたオーディオデータをHDD2から読み出して、オーディオコーデック12に供給することにより、スピーカ11から再生出力するプレイリスト再生処理(ステップ520)を、プレイリスト212に登録された全楽曲の再生出力が終了するか(ステップ522)、ユーザから復帰操作を受け付けるまで(ステップ524)行う。ここで、制御部1は、この再生中には、表示制御部14を介して表示部15の画面を、図7dに示す、再生中の楽曲のタイトルの表示711と、アーティスト名やアルバム名やジャンルなどの再生中楽曲のオーディオファイル213のタグ情報から抽出した各情報の表示712と、現在のボリューム設定値の表示603と、音量レベルメータの表示604と、現在リンクプレイ再生中であることを示す表示703とを含む画面に切り替える。
【0050】
そして、プレイリスト212に登録された全楽曲の再生が終了するか(ステップ522)、ユーザから復帰操作を受け付けたならば(ステップ524)、図7eに示すプレイリスト登録楽曲に共通のアーティスト名やプレイリスト212の登録楽曲数等のプレイリスト212に関する情報の表示722と、プレイリスト212の登録の要否を問い合わせる表示721とを含む画面を表示制御部14を介して表示部15に表示して、ステップ502で作成したプレイリスト212をHDD2に保存するかどうかをユーザに問い合わせる(ステップ526)。その上で、ユーザから保存することが指示されたならば(ステップ528)、当該プレイリスト212をHDD2に保存して(ステップ530)、図4のステップ440に進んで、出力セレクタ8に音声デコード部7の出力を選択出力させると共に、ステップで記憶したチャネルを、受信出力対象チャネルとしてチューナ5に設定することにより、元のデジタルオーディオ放送の受信出力状態に復帰すると共に、表示部15の画面を、図4aに示した画面に復帰する。一方、ユーザから保存しないことが指示されたならば(ステップ528)、そのまま図4のステップ440に進んで、出力セレクタ8に音声デコード部7の出力を選択出力させると共に、ステップで記憶したチャネルを、受信出力対象チャネルとしてチューナ5に設定することにより、元のデジタルオーディオ放送の受信出力状態に復帰すると共に、表示部15の画面を、図4aに示した画面に復帰する。
【0051】
そして、ステップ406からの処理に戻る。
以上、リンク再生処理について説明した。
さて、制御部1は、以上のリンク再生処理において作成しHDD2に保存された各日毎の受信楽曲ログを、随時、ユーザ操作に応じて検索し、表示制御部14を介して、表示部15に表示する処理なども行う。したがって、ユーザは、過去にデジタルオーディオ放送で聴いた楽曲の情報を後に確認したりすることができるようになる。
【0052】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上では、リンクプレイ操作を受け付けた場合に、ディジタルオーディオ放送から受信し出力している楽曲と、アーティスト名が同じ楽曲のオーディオファイル213をHDD2から探索して再生するようにしたが、これは、ディジタルオーディオ放送から受信し出力している楽曲と、アーティスト名とアルバム名が同じ楽曲のオーディオファイル213をHDD2から探索して再生するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザは、ディジタルオーディオ放送で聴いている楽曲が含まれるアルバムの各楽曲を引き続き聴くことができるようになる。
【0053】
または、ディジタルオーディオ放送から受信し出力している楽曲と、タイトルが同じ楽曲のオーディオファイル213をHDD2から探索して再生するようにしてもよい。このようにすることにより、ディジタルオーディオ放送で聴いている楽曲と同じ楽曲の異なるアーティストによる演奏や、同じ楽曲の異なる編曲バージョンを聞き比べたりすることができるようになる。
【0054】
または、ディジタルオーディオ放送から受信し出力している楽曲と、ジャンルが同じ楽曲のオーディオファイル213をHDD2から探索して再生するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザは、ディジタルオーディオ放送で聴いている楽曲と同じジャンルの楽曲を聴き続けることができるようになる。
【0055】
または、これら以外の楽曲に関する情報やその組み合わせをキーとして、オーディオファイル213をHDD2から探索して再生することにより、ユーザが、ディジタルオーディオ放送で聴いている楽曲と所定の関連を有する楽曲を引き続いて聴くことができるようにしてもかまわない。
また、デジタルオーディオ放送が、デジタルオーディオ放送受信装置において受信した楽曲のオーディオデータの記録できるタイプのデジタルオーディオ放送である場合には、受信した楽曲のオーディオデータをオーディオファイル213としてHDD2に記録するようにしてもよく、また、ステップ502で作成するプレイリストに、ユーザからリンクプレイ操作を受け付けたときに出力していた楽曲のオーディオデータについて記録したオーディオファイル213も登録するようにしてよい。
【0056】
以上のように、本実施形態によれば、ストリーム再生を行うデジタルオーディオ放送受信装置においては通常行うことのできない、ユーザがデジタルオーディオ放送で聴いている楽曲を繰り返し出力するリピート再生を行うことが可能となる。
【0057】
また、本実施形態によれば、予め記録されている、放送中の楽曲に関連する1または複数の楽曲を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなく再生することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、予め記録されている、放送中の楽曲に関連する楽曲を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなく再生することのできるオーディオ放送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルオーディオ放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデジタルオーディオ放送受信装置が受信するデジタルオーディオ放送のデータフォーマットを示す図である。
【図3】本発明に係るデジタルオーディオ放送受信装置が備えるCDDBとオーディオファイルとプレイリストの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るリンク再生処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るリンク再生処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るデジタルオーディオ放送受信装置の表示画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るデジタルオーディオ放送受信装置の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1:制御部、2:HDD、3:メモリ、4:アンテナ、5:チューナ、6:データ分離部、7:音声デコード部、8:出力セレクタ、9:D/A変換器、10:アンプ、11:スピーカ、12:オーディオコーデック、13:操作部、14:表示制御部、15:表示部、16:CDドライブ、17:CD−DA、51:フロントエンド部、52:ベースバンド処理部、210:フォルダ、211:CDDB、212:プレイリスト、213:オーディオファイル、214:受信楽曲ログファイル。

Claims (9)

  1. 楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置であって、
    前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、
    楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、
    前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の関連を有する楽曲のオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録さ
    れている前記タグ情報とに基づいて探索する関連楽曲探索手段と、
    前記関連楽曲探索手段が探索したオーディオデータの楽曲を再生出力する関連楽曲再生手段とを有することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  2. 楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置であって、
    前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、
    楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、
    前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定のリピート再生指示操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と同一の楽曲を表すオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索し、探索したオーディオデータの楽曲を再生出力するリピート再生手段とを有することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  3. 請求項2記載のオーディオ放送受信装置であって、
    前記ラベル情報及びタグ情報は、少なくとも楽曲のタイトルとアーティスト名とを示し、
    前記関連楽曲再生手段は、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すタイトルとアーティスト名と同じタイトルとアーティスト名とを示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と同一の楽曲のオーディオデータとして探索することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  4. 楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送を受信するオーディオ放送受信装置であって、
    前記オーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、
    楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体と、
    前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の関連楽曲再生指示操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索し、探索した各オーディオデータの少なくとも一部を登録したプレイリストを作成する関連楽曲プレイリスト作成手段と、
    前記関連楽曲プレイリスト作成手段が作成したプレイリストに登録されたオーディオデータが表す楽曲を、順次再生出力する関連楽曲再生手段とを有することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  5. 請求項4記載のオーディオ放送受信装置であって、
    前記ラベル情報及びタグ情報は、少なくとも楽曲のアーティスト名を示し、
    前記関連楽曲プレイリスト作成手段は、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すアーティスト名と同じアーティスト名を示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを探索することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  6. 請求項4記載のオーディオ放送受信装置であって、
    前記ラベル情報及びタグ情報は、少なくとも楽曲のタイトルを示し、
    前記関連楽曲プレイリスト作成手段は、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すタイトルと同じタイトルを示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを探索することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  7. 請求項4記載のオーディオ放送受信装置であって、
    前記ラベル情報及びタグ情報は、少なくとも楽曲を含んで発表されたアルバムのアルバム名を示し、
    前記関連楽曲プレイリスト作成手段は、前記所定の属性が共通する楽曲を表すオーディオデータとして、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報が示すアルバム名と同じアルバム名を示す前記タグ情報に対応するオーディオデータを探索することを特徴とするオーディオ放送受信装置。
  8. 楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体とを備えたオーディオ放送受信装置において、前記楽曲記録媒体に記録されたオーディオデータが表す楽曲を再生出力する方法であって、
    前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の関連を有する楽曲のオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索するステップと、
    探索したオーディオデータの楽曲を再生出力するステップとを有することを特徴とする関連楽曲再生方法。
  9. 楽曲を表すオーディオ信号と当該オーディオ信号が表す楽曲の属性を示す情報であるラベル情報とを放送するオーディオ放送から前記オーディオ信号とラベル情報とを受信し、受信したオーディオ信号が表す楽曲を出力する放送受信出力手段と、楽曲を表すオーディオデータと、各オーディオデータに対応して設けた、対応するオーディオデータが示す楽曲の属性を示すタグ情報とを記録した楽曲記録媒体とを備えたコンピュータによって読みとられ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記放送受信出力手段が楽曲を出力しているときに、ユーザから所定の操作があった場合に、前記楽曲記録媒体に記録されているオーディオデータの内から、前記放送受信出力手段が出力している楽曲と所定の関連を有する楽曲のオーディオデータを、前記放送受信出力手段が出力している楽曲について当該放送受信出力手段が受信したラベル情報と前記楽曲記録媒体に記録されている前記タグ情報とに基づいて探索するステップと、
    探索したオーディオデータの楽曲を再生出力するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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