JP2005011121A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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JP2005011121A JP2003175426A JP2003175426A JP2005011121A JP 2005011121 A JP2005011121 A JP 2005011121A JP 2003175426 A JP2003175426 A JP 2003175426A JP 2003175426 A JP2003175426 A JP 2003175426A JP 2005011121 A JP2005011121 A JP 2005011121A
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博一 西村
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Abstract

【課題】画像とレコードを簡便に対応付けて管理する。
【解決手段】画像一覧表示ウィンドウ70は、画像が記録されているフォルダ(ディレクトリ)を選択するためのフォルダ選択領域71と、選択されたフォルダ内に記録されている画像ファイルを画像に展開した上で一覧表示するための画像一覧表示領域72を備えている。レコードに関連付ける画像ファイルの指定については、画像一覧表示72におけるいずれかの画像(ここではg1.jpgとする)を選択状態にし、画像関連付け実行を指定するためのメニュー73を表示させる。これらの操作は一般にマウスカーソル74を目的のレコードに合わせ、マウスボタンのクリック操作により実施することができる。
【選択図】 図23

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの画像を一覧表示する情報処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療分野においては、X線、CT、MRI、超音波観測装置、内視鏡装置等の画像撮像機器を用いた診断が広く行われている。
【0003】
例えば内視鏡装置においては、細長の挿入部を体腔内に挿入し、固体撮像素子等を撮像手段に用いて体腔内臓器等をモニタ画面により観察し、診断をすることができる。また、前記体腔内臓器へ超音波を照射し、この超音波の反射あるいは透過度等により該体腔内臓器の状況をモニタ画面により観察し、検査あるいは診断することのできる超音波内視鏡装置も広く用いられている。
【0004】
また、これらの機器により撮像された画像に様々な情報を付加して保存し、必要時に検索、取得及び表示することができる画像ファイリングシステム等も普及している。
【0005】
一方、これらの医用画像撮像装置を用いた最終的な診断は医師の主観に依存している部分が多大であり、客観的・数値的な診断に直接結びつく診断支援情報の提示が望まれていた。
【0006】
診断支援情報とは、画像所見の数値化、疾患に関する統計情報表示、特徴量を用いた識別分類結果による疾患種別の表示などが挙げられる。
【0007】
診断支援情報を提示する情報処理装置としては、これは画像ファイリングシステム等に記録された多くの患者、検査及び画像情報を基に、診断支援情報を提示するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
さらに、診断支援情報を提示する情報処理装置の例として、本出願人による特願2002−361326号においては、画像と情報を統合管理し、統計学的検定、各種画像解析及び数値解析、表・グラフの作成等を効率的に行うことにより、各種医学情報管理と研究実施、さらには診断支援情報の構築を可能とする情報処理装置が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−14864号公報(第3−23頁、図1−40)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような特願2002−361326号に示される従来の情報処理装置においては、画像と情報を統合的に管理するデータベースを備えている。このような管理を実現する場合のデータ入力において、情報が先に存在している状態で後から画像を対応付ける、もしくは先に画像のみが存在している状態で後から情報を対応付ける作業が煩雑となる。例えば前者の場合、表計算型ソフトウェア{例えばMicrosoft社製Excel(登録商標)等}に蓄積されたデータファイルを情報処理装置で読み込み、各情報項目(レコード)に対し光磁気ディスク(MO)等にまとめて保存されていた画像を一つ一つ対応付ける作業が必要である。通常、このような情報処理装置においては、項目を選択し、メニュー等から関連付け機能を呼び出し、関連付ける画像のファイル名を指定することとなる。
しかし、目的とする画像をファイル名から直感的に選択することは通常困難であり、一度画像を確認のために表示する等の煩雑な手間が必要であった。
【0011】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、画像とレコードを簡便に対応付けて管理することが可能な情報処理装置及び方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の情報処理装置は、少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを読み込むための読み込み手段と、前記読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、少なくとも1つの画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、前記指定手段により指定されたレコード及び画像を関連付けて記憶するための記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の情報処理装置は、少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを含むデータファイルを読み込むためのデータ読み込み手段と、前記データ読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、少なくとも1つの画像ファイルを読み込むための画像読み込み手段と、前記画像読み込み手段により読み込まれた画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、前記指定手段により指定されたレコードに対し、前記指定手段により指定された画像を関連付けるための関連付け手段と、関連付け手段による関連付けの結果を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の情報処理方法は、少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを含むデータファイルを読み込むデータ読み込みステップと、前記読み込まれたデータを一覧表示するデータ一覧表示ステップと、少なくとも1つの画像ファイルを読み込む画像読み込みステップと、前記読み込まれた画像を一覧表示する画像一覧表示ステップと、前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定ステップと、前記指定されたレコードに対し、前記指定された画像を関連付けるための関連付けステップと、前記関連付けの結果を記憶する記憶ステップと、から成ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図23は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡情報システムを示すブロック図、図2は記憶装置に記憶されるデータベースを示す説明図、図3は情報入力部を示すブロック図、図4は入力ウィンドウを示す説明図、図5は上段、中段、下段の入力ウィンドウを示す説明図、図6は検索条件入力ウィンドウを示す説明図、図7は画像特徴量作成部を示すブロック図、図8はグラフ作成条件入力ウィンドウを示す説明図、図9は検定実行条件入力ウィンドウを示す説明図、図10は一覧表を示す説明図、図11は表示列管理表を示す説明図、図12はログオン処理ウィンドウを示す第1の説明図、図13は内視鏡ファイリング装置におけるユーザ情報の管理例を示す説明図、図14はログオン処理ウィンドウを示す第2の説明図、図15はユーザ管理部を示すブロック図、図16は第1の実施の形態の特徴を説明するための比較例の関連付け処理の流れを示すフローチャート、図17は図16の比較例による表型式ファイル選択のためのダイアログを示す説明図、図18はデータ一覧表示を示す説明図、図19はデータ一覧表示によるレコードの選択を示す説明図、図20は図16の比較例による画像ファイル選択のためのダイアログを示す説明図、図21は関連付け処理の流れを説明するためのフローチャート、図22は画像一覧ウィンドウを示す説明図、図23は画像一覧ウィンドウによるレコードの選択を示す説明図である。
【0016】
(構成)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態において、情報処理装置1と、内視鏡観察装置2と、内視鏡ファイリング装置3とは、内視鏡情報システムを構成してる。
【0017】
情報処理装置1は、画像とレコードを簡便に対応付けて管理することが可能になっている。
【0018】
即ち、情報処理装置1は、画像及び診断に関するレコードを統合管理し、各種統計処理、グラフ・表の作成等を行うことができる。また、情報処理装置1は、画像解析手法適用による特徴量算出機能を備え、診断支援情報を生成することが可能となっている。
【0019】
情報処理装置1には、内視鏡観察装置2と、内視鏡ファイリング装置3とが接続されている。
【0020】
内視鏡観察装置2は、生体内を撮像してアナログ画像信号を出力する。
内視鏡ファイリング装置3は、内視鏡観察装置2の出力するアナログ画像信号から画像データを生成して情報処理装置1に供給する。
【0021】
情報処理装置1は、コンピュータ4と、操作装置5と、記憶装置6と、表示装置7と、外部記憶装置8とを含んで構成されている。
【0022】
コンピュータ4は、各種データ処理を行う。操作装置5は、キーボードとマウスとから成る。記憶装置6は、ハードディスクから成る。表示装置7は受像官(CRT)から成る。
【0023】
ここで、第1の実施の形態における情報処理装置1の特徴は、コンピュータ4において実行されるアプリケーションプログラムとして実現される。
【0024】
記憶装置6は、コンピュータ4に接続されている。記憶装置6は、図2に示すデータベース21を含んでいる。
【0025】
図2に示すように、データベース21は、SQLデータベースであって、患者情報テーブル22と、画像情報テーブル23と、関心領域情報テーブル24とを含んでおり、患者情報、画像情報、関心領域情報を記録するようになっている。
また、データベース21は、画像データを画像ファイルとして記憶している。
【0026】
患者情報テーブル22は、患者ID、患者名等の患者情報を記録するようになっている。図1に示すコンピュータ4は、患者IDにより、患者情報テーブル22内のレコードを一意に区別する。
【0027】
画像情報テーブル23には、画像データや画像ID等の画像情報を記録するようになっている。コンピュータ4は、画像IDにより、画像情報テーブル23内のレコードを一意に区別する。
【0028】
関心領域情報テーブル24には、領域ID、領域データや特徴量等の関心領域情報を記録するようになっている。図1に示すコンピュータ4は、領域IDにより、関心領域情報テーブル24内のレコードを一意に区別する。ここで、関心領域とは、画像内に設定される矩形または自由閉曲線の内部領域であって、病変等の注目対象を囲んだ領域のことを示す。また、特徴量とは、後述のIHb、血管面積比等の、疾患を定量的に評価する指標数値のことを示す。
【0029】
関心領域情報テーブル24内の各レコードは、画像IDによって画像情報テーブル23内の該当レコードにリンクされる。画像情報テーブル23内の各レコードは、患者IDによって患者情報テーブル22内の該当レコードにリンクされる。以上により、データベース21に記録される情報は、患者情報、画像情報、関心領域情報の階層構造によって管理される。
【0030】
図1に示す操作装置5を操作するユーザは、表示装置7の表示する内容にしたがって、メニュー項目の選択やボタンなどの指示や、文字列の入力を行う。
【0031】
ユーザが操作装置5の操作によりメニュー項目の選択やボタンの押下などを行うと、コンピュータ4は、該コンピュータ4内にイベントを発生させる。これにより、コンピュータ4は、イベントループを繰り返し実行し、発生したイベントに応じた処理を実行する。
【0032】
コンピュータ4は、情報入力部11と、検索条件入力部12と、画像特徴量作成部13と、画像関心領域作成部14と、情報一覧作成部15と、グラフ実行部16と、検定実行部17と、外部情報入出力部18と、ユーザ管理部19とを有しており、イベントに応じて、情報の入力、表示内容の作成、数値解析処理の実行を行い、処理結果を表示装置7に表示する。
【0033】
情報入力部11は、図3に示すように、入力選択部30と、一括入力部31と、項目1入力部32と、項目2入力部33と、項目3入力部34とを含んで構成される。
【0034】
(作用)
図3に示すように、情報入力部11の一括入力部31、項目1入力部32、項目2入力部33、項目3入力部34は、それぞれ図4に示す入力ウィンドウ35、図5に示す上段、中段、下段の入力ウィンドウ36,37,38を表示装置7に表示する。情報入力部11は、図2に示す患者情報テーブル22及び画像情報テーブル23に記録された情報を編集して、その内容を更新する。
【0035】
図4に示す入力ウィンドウ35は、各項目の入力部101、小画面102、更新釦103を有する。
【0036】
また、図3に示す情報入力部11は、内視鏡ファイリング装置3より出力される画像データ等の画像情報を、画像情報テーブル23に新規に記録する処理も行う。
【0037】
図1に示す検索条件入力部12は、図6に示す検索条件入力ウィンドウ39を表示装置7に表示させる。
【0038】
図6に示すように、検索条件入力ウィンドウ39は、各検索条件の入力部104、検索釦105、キャンセル釦106を有する。図1に示す検索条件入力部12は、図6に示す検索条件入力ウィンドウ39によりユーザが入力した患者名、検査日、診断名の検索条件を元にして、図2に示すデータベース21を検索実行し、検索結果である患者情報、画像情報、関心領域情報をコンピュータ4内に保持させる。
【0039】
図7に示すように、画像特徴量作成部13は、特徴量選択部40とIHb算出部41と血管面積比算出部42とを含み、コンピュータ4内に保持された画像情報及び関心領域情報を元にして、関心領域内部の画像データから特徴量を算出して作成する。
【0040】
IHb算出部41は、特徴量“IHb”を画像データから算出する。血管面積比算出部42は、特徴量“血管面積比”を画像データから算出する。
【0041】
各特徴量の詳細について、IHbはRGB色信号から構成される内視鏡画像の各画素ごとに、以下の式(1)により求められる値である。
【0042】
IHb=32logRi/Gi …(1)
IHbは、粘膜下血液量に相関する値として知られ、粘膜の色調が赤い程高い値をとる。ここで、iは画素の番号を示す添え字であり、Riは画素iの赤の明るさ、Giの画素iの赤の明るさ、画像全体または設定された領域内の平均値を診断支援情報として用いる。
【0043】
また、医用内視鏡分野においては、血管形態の解析も、重要な画像所見の一つとしてあげられる。血管の形態(画像中に血管の占める割合(血管面積比)、血管の太さ、血管の長さ、血管の分岐点数及び交差点数、血管のボケ具合)を数値化し、主観的に判断されていた血管形態の評価を、数値として評価する。
【0044】
たとえば、血管面積比は、RGB色信号のG信号に対して、画像に適応して決定される閾値により2値化して粘膜と血管とを分離し、設定された領域内に血管の占める面積の割合として求められる。
【0045】
図1に示す画像関心領域作成部14は、ユーザによる、操作装置5を用いた指示操作により、指定された画像内に関心領域を設定する。
【0046】
図1に示すグラフ実行部16は、図8に示すグラフ作成条件入力ウィンドウ43により指示された条件に従い、図1に示すコンピュータ4内に保持された患者情報、画像情報、関心領域情報を元にして、ヒストグラム、1次元散布図、2次元散布図、棒グラフなどのグラフを作成し、表示装置7に表示する。
【0047】
図8に示すように、グラフ作成条件入力ウィンドウ43は、手法、分類、データ値1、データ値2の各入力部107,108,109,110と、実行釦111と、キャンセル釦112とを有する。
【0048】
図1に示す検定実行部17は、図9に示す検定実行条件入力ウィンドウ44により指示された条件に従い、コンピュータ4内に保持された患者情報、画像情報、関心領域情報を元にして、平均値の差の検定を実行する。
【0049】
図9に示すように、検定実行条件入力ウィンドウ44は、分類、データ値の各入力部113,114と、実行釦115と、キャンセル釦116とを有する。
【0050】
図1に示す情報一覧作成部15は、コンピュータ4内に保持された患者情報及び画像情報及び関心領域情報を元にして、図10に示す一覧表45を作成する。
【0051】
図10に示すように、一覧表45は、縮小画像一覧46と、情報リスト47から成る。
【0052】
また、一覧表45はメニュー48を有しており、メニュー48内の項目を選択することで、各種処理を実行するイベントを発生させる。
【0053】
縮小画像一覧46における縮小画像117は、図2に示す画像情報テーブル23の画像データに基づく画像を縮小したものである。画像情報に関連する関連領域情報がある場合には、関心領域情報内の領域データと画像データを合成したデータを縮小することにより、画像に関心領域を描画した縮小画像117を作成して使用する。
【0054】
情報リスト47は、患者情報及び画像情報及び関心領域情報を一覧する閲覧リストである。情報リスト47は、列項目の表示文字と表示順序を、図1に示す記憶装置6に記憶されている図11に示す表示列管理表49に基づいて決定する。
【0055】
図11に示す表示列管理表49は、図10に示す情報リスト47の列項目の表示順序と表示文字のほかに、編集属性と、表示情報の階層と、表示属性とを関連付けて保持している。
【0056】
図1に示す外部情報入出力部18は、外部記憶装置8からの画像及び情報の取得と、情報処理装置1に記憶された画像及び情報の出力を行う。
【0057】
外部記憶装置8は光磁気(MO)ディスク、DVDディスク等の可搬型メディアを用いた記憶装置である。
【0058】
情報処理装置1は、内視鏡ファイリング装置3からオンラインで画像及び情報を取得することに加え、外部記憶装置8を経て各種メディアに記憶した画像ファイル及び表計算ファイル等の情報を入力することができる。
【0059】
また、情報処理装置1は、図2に示すデータベース21に記録された画像及び情報を、例えばJPEG形式及びCSVファイル形式(表計算ファイルの標準的形式)で出力する。
【0060】
また、情報処理装置1は、内視鏡ファイリング装置3に対して画像データ等の情報を取得するにあたり、内視鏡ファイリング装置3を構成するサーバーへのログオン処理を実施する。ログオン処理はユーザ管理部19を介して以下のように行うようになっている。
【0061】
初めに、ログオンの開始に当たり図12に示すログオン処理ウィンドウ50上でユーザ名及びパスワードを入力する。ユーザ名はユーザ名選択部121上のプルダウンメニューから自己のログオン名を選択する。パスワードはパスワード入力部122に入力し、OKボタン123を押下する。
【0062】
図1に示す内視鏡ファイリング装置3のユーザは、通常、医師、看護師及び技師等の限られた院内スタッフであり、内視鏡ファイリング装置3においてユーザ情報としてログオン名、パスワード、スタッフ種別コード及びIDが組となって管理されている。
【0063】
内視鏡ファイリング装置3におけるユーザ情報の管理例を図13に示す。
【0064】
図13示すように、ユーザ管理情報51は、ID、ユーザ名を表すName、パスワードを表すPassword、スタッフ種別コードを表すStaff_Codeを管理している。ここで、Staff_Codeの値1ないし3はそれぞれ「1:医師、2:看護師、3:技師」を表すものとする。
【0065】
情報処理装置1は、内視鏡ファイリング装置3にアクセスし、ユーザ管理情報51を取得の上、選択可能なユーザ名をユーザ名選択部121に表示する。ユーザ名は、図14に示すように、ログオン処理ウィンドウ50上のボタン124を押下することによりプルダウンメニュー125の状態で展開される。プルダウンメニュー125は上下方向にスクロールするためのスクロールバー126を備えており、多くのユーザが存在する場合でも目的とするユーザ名を選択できるようになっている。
【0066】
ただし、内視鏡ファイリング装置3のすべてのユーザが情報処理装置1を使用するのでなく、ログオン許可を例えば特定の医師に限定する場合もある。この場合はプルダウンメニュー125内にはログオン許可を与える特定のユーザ名のみを表示することが望ましい。
【0067】
以上を実現するにあたり、図15に示すように、ユーザ管理部19は、図14のユーザ名選択部121に表示するユーザ名を決定する表示ユーザ名設定部61と、内視鏡ファイリング装置3からユーザ管理情報51を取得するためのユーザ管理情報取得部62と、ユーザフィルタ情報63と、ログオン処理を実行するログオン処理部64とを備えている。
【0068】
ユーザフィルタ情報63は、図14のプルダウンメニュー125に表示するユーザ名を定義するための管理情報で、例えば以下のような条件を使用する。
【0069】
第1に、Stuff_Codeが1(医師)であるユーザを表示する。
第2に、特定のIDのユーザを表示する。
ユーザ管理情報取得部62は内視鏡ファイリング装置3からユーザ管理情報51を取得し、表示ユーザ名設定部61に送信する。
【0070】
表示ユーザ名設定部61は、取得したユーザ管理情報51及びユーザフィルタ情報63を参照し、図14に示すプルダウンメニュー125に表示するユーザ名、すなわちログオン許可を与えるユーザ名を選択する。
【0071】
そして、ログオン処理部64は表示ユーザ名設定部61において得られたユーザ名を用いて図14に示すログオン処理ウィンドウ50を作成し、ログオン処理を実行する。
【0072】
続いて、第1の実施の形態における画像とレコードの関連付けについて説明する。
【0073】
図1に示す情報処理装置1に対する画像及び情報の入力においては、内視鏡ファイリング装置3はネットワークで接続されていることから画像と情報が関連付けられた状態で取得可能であり、画像及び情報は、そのまま図2にデータベース21に記憶される。以後、操作者は情報処理装置1の操作装置5及び情報入力部11の機能を用いて追加情報を入力すればよい。一方、MOディスク等の可搬型メディアに画像ファイル及び表形式ファイル等で画像と情報が独立に管理されている場合も多い。具体的には画像はJPEG形式のファイル、情報はMicrosoft社製Excel(登録商標)等のソフトウェアで構築したデータファイルとなっている。
【0074】
これらの画像及び情報を関連付けて情報処理装置1に記憶するためには、以下のような操作が必要となる。
【0075】
ここで、第1の実施の形態の特徴を説明するために、図16乃至図20を用いて関連付け処理の流れの比較例を説明する。
【0076】
図16は比較例の関連付け処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0077】
図16に示すように、この比較例の場合、ユーザは、ステップS1において、表形式ファイル(ここではCSVファイルとする)を選択する。選択は図17に示すダイアログ65上でファイル名を指定することにより行う。
【0078】
ステップS2においては、情報入力部11は指定されたCSVファイルを読み込み、コンピュータ4は、図18に示すデータ一覧表示66の状態で表示装置7に情報を表示する。データ一覧表示66において、列(縦)方向は項目を表し、行(横)方向は複数の項目から成るレコードを表している。
【0079】
続くステップS3において、ユーザは、画像を関連付けるレコード(項目)を選択状態にし、図19に示すデータ一覧表示66に画像関連付け実行を指定するためのメニュー67を表示させる。これらの操作は一般にマウスカーソル68を目的のレコードに合わせ、マウスボタンのクリック操作により実施することができる。このようなメニュー67の選択指示により、表示装置7は、図20に示す画像ファイル選択のためのダイアログ69が表示される。図19に示す例では、レコード(項目)No.2が選択されたことを示している。
【0080】
ステップS4においては、ユーザは、ダイアログ69上でファイル名を指定することにより、レコード項目No.2に関連づける画像を決定する。
【0081】
ステップS5においては、情報入力部11はレコード(項目)No.2とステップS4において指定された画像ファイルとを関連付け、図2に示すデータベース21に登録する。
【0082】
続くステップS6においては、ユーザは、他のレコード(項目)についても同様の関連付け操作を行う場合はステップS3ないしS5の一連の操作を実行し、そうでないならば終了する。
【0083】
以上の図16乃至図20に示した比較例の一連の繰作においては、ステップS4における画像ファイルの指定を直感的に行うことが困難であり、誤った関連付けを行う確率も高い。特に画像ファイルが多数存在している場合等、逐一画像を表示して関連付けるべき画像データであることを確認する必要があり非常に煩雑となる。
【0084】
次に、第1の実施の形態における関連付け処理の流れを説明する。
図21は第1の実施の形態における関連付け処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0085】
図21において、ステップS11及びS12は、それぞれ図16におけるステップS1及びS2と同様の処理となっており、ステップS11及びS12において、情報入力部11は、CSVファイルを読み込み、コンピュータ4は、データ一覧表示を行う。
【0086】
ステップS13において、コンピュータ4は、可搬型メディアに記録された画像を一覧表示するための図22に示す画像一覧表示ウィンドウを起動する。
【0087】
画像一覧表示ウィンドウ70は、画像が記録されているフォルダ(ディレクトリ)を選択するためのフォルダ選択領域71と、選択されたフォルダ内に記録されている画像ファイルを画像に展開した上で一覧表示するための画像一覧表示領域72を備えている。画像ファイルはファイルの拡張子(例えばJPEG形式であれば「.jpg」)により認識する。図22においては、フォルダ選択領域71は、コンピュータ4に関連するドライブ及びフォルダの階層にしたがった木構造のフォルダ表示を行い、目的とするフォルダを選択可能となっている。
【0088】
次に、ステップS14において、コンピュータ4は、選択されたフォルダ内の画像を画像一覧表示72に表示する。画像一覧表示72においては各画像を縮小したインデックス画像として並べて表示する。また、各インデックス画像は各画像に対するアイコンの役割も果たすものとなっており、例えばインデックス画像上でマウスボタンを操作することでその画像に対する処理のメニューを表示するようになっている。
【0089】
続くステップS15及びS16において、コンピュータ4は、関連付けする情報のレコード及び画像ファイルを、それぞれ図18におけるデータ一覧表示66及び図22における画像一覧表示領域72上で指定する。各々の指定はどちらを先に実施することも可能である。第1の実施の形態においては先にレコードの指定を行うものとし、図18におけるデータ一覧表示66のレコードNo.2が選択状態にあるものとする。関連付ける画像ファイルの指定については、図23に示すように画像一覧表示72におけるいずれかの画像(ここではg1.jpgとする)を選択状態にし、画像関連付け実行を指定するためのメニュー73を表示させる。これらの操作は一般にマウスカーソル74を目的のレコードに合わせ、マウスボタンのクリック操作により実施することができる。
【0090】
ステップS17において、コンピュータ4は、メニュー73による関連付け実行指定を受けて、レコードNo.2と画像ファイルg1.jpgとを関連付け、図2に示すデータベース21に登録する。
【0091】
続くステップS18においては、図1に示すコンピュータ4は、他のレコードについても同様の関連付け操作を行う場合はステップS15ないしS17の一連の操作を実行し、そうでないならば終了する。
【0092】
ステップS15及びS16において、コンピュータ4は、先に画像ファイルを選択し、次いで関連付けるレコードを指定する場合には、図19に示すデータ一覧表示66においてメニュー67と同様の処理を行いステップS17に進む。
【0093】
なお、関連付けが終了したレコード及び画像ファイルについては、表示背景色を変更する等により関連付け終了をユーザに分かるようにしてもよい。また、図18に示すデータ一覧表示66の列データ(縦方向)として「画像ファイル名」を加え、関連付けた画像ファイル名を表示する、あるいは画像一覧表示72のインデックス画像上にレコードNo.を表示してもよい。
【0094】
また、以上においては選択及びメニューを用いての関連付けを例に説明したが、より簡便にドラッグ&ドロップ操作により実現することも容易である。この場合、図18に示すデータ一覧表示66及び図22に示す画像一覧表示72における各レコード及びインデックス画像を相互にドラッグ&ドロップすることで関連付けを行う。
【0095】
このような構成及び作用により、情報入力部11は、少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを読み込むための読み込み手段となっている。
【0096】
図18に示すデータ一覧表示66は、前記読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段となっている。
【0097】
図22に示す画像一覧表示72は、少なくとも1つの画像を一覧表示するための画像一覧表示手段となっている。
【0098】
図19に示すマウスカーソル68及びメニュー67と図23に示すメニュー73及びマウスカーソル74は、前記データ一覧表示66におけるレコード及び前記画像一覧表示72における画像を各々指定するための指定手段となっている。
【0099】
図2に示すデータベース21は、前記指定手段により指定されたレコード及び画像を関連付けて記憶するための記憶手段となっている。
【0100】
次に、第1の実施の形態の情報処理装置1が提供する診断支援情報の詳細について説明する。
【0101】
一般に医療における診断行為は医師の判断により主観的に行われている。このことは医師の経験差や主観判断の違いによる診断結果の相違が生じる可能性があることを示している。
【0102】
この問題に対し、第1の実施の形態の情報処理装置1は、診断支援情報として、画像所見に対する情報の客観的表示、線形判別関数やニューラルネットワーク等の識別分類手法を用いた疾患分類結果表示等を行うことにより、定量化された客観的情報を提供することで、ばらつきのない正確な診断を実現している。
【0103】
診断支援情報として、例えば以下に示すバリエーションが考えられる。これらの診断支援情報は、画像撮像機器(モダリティ、第1の実施の形態において内視鏡観察装置2)、検査部位、注目する疾患等に応じて適宜作成される。
【0104】
診断支援情報の第1の例として、画像所見の数値化が考えられる。
画像所見の数値化について以下に説明する。
医用内視鏡分野においては、例えば重要な画像所見の一つとして色調があげられる。色調の違いを客観的に表す数値(特徴量)としては、式(1)に示したIHbが広く用いられている。
【0105】
また、医用内視鏡分野においては、上述した血管形態の解析も、重要な画像所見の一つとしてあげられる。
【0106】
これらの所見の特徴量を参考に、医師は最終的な診断を実施する。したがって、通常は「粘膜表面が赤い」「血管の占める割合が大きい」等の主観的な判断に依存していた所見が、第1の実施の形態に示す診断支援コンテンツを参照することにより客観的かつ数値化された所見として示され、普通の所見評価、診断情報として医師間で共有使用されることとなる。
【0107】
診断支援情報の第2の例として、疾患に関する統計情報表示があげられる。 疾患に関する統計情報表示の数値化について以下に説明する。
ユーザは、診断支援情報の第1の例として示した特徴量を多数収集し、医師によって下された診断ごとにまとめ、統計処理を適用することにより、特徴量と診断との関連性が明らかになり、新たな診断基準を見出す可能性がある。
【0108】
例えば、正常群と疾患群とにおけるIHbを収集し、IHbに関して平均値の差の検定を実行した結果として、正常群と疾患群との間に有意な差がある、ということになれば、IHbが、正常と疾患の診断基準となる可能性が高まる。
【0109】
したがって、対象となる所見及びその特徴量を疾患診断の判断基準として使用することに対する正当性を、客観的に判断することとなる。
【0110】
また、各群の特徴量平均値及び標準誤差を用いることにより、特徴量の値に基づいて疾患可能性を判定する新規の診断法開発につながる。
【0111】
診断支援情報の第3の例として、特徴量を用いた識別分類結果による疾患種別表示があげられる。
【0112】
特徴量を用いた識別分類結果による疾患種別表示について以下に説明する。
【0113】
ユーザは、診断支援情報の第1の例として示した特徴量を多数収集し、医師によって下された診断ごとにまとめ、線形判別関数やニューラルネットワーク等の識別分類手法から構成される多変量解析を実行することにより、特徴量から疾患可能性を判定する、新たな診断手法を見出す可能性がある。
【0114】
例えば、正常群と疾患群とにおけるIHbや血管面積比等の特徴量を収集し、多変量解析を実行した結果として、正常群と疾患群とを判別可能である、ということになれば、特徴量による判別法が、正常と疾患とを判別する診断手法となる可能性が高まる。
【0115】
したがって、画像を注視しながら医師が主観的に判断して疾患部を発見するスクリーニング作業において、第1の実施の形態に示す診断支援コンテンツをリアルタイムに適用することにより、疾患可能性の高い位置を指し示して見落としを防止する、発見補助システムの開発につながる。
【0116】
以上のような、特徴量及び統計情報及び識別分類結果を用いた情報処理は内視鏡画像に限らず、X線や超音波画像の他のモダリティ、構造成分や濃淡情報等の各種所見に対し適宜作成できる。また、例えば血液検査による赤血球数等、画像から得られる特徴量以外の数値に対しても同様の診断支援情報の提供を行うことができる。
【0117】
(効果)
以上説明したように、第1の実施の形態における情報処理装置1によれば、画像とレコードを簡便に関連付けて管理することが可能になり、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
【0118】
(第2の実施の形態)
ところで、特開平10−14864号公報及び特願2002−361326号においては、画像解析手法を用いた診断所見の数値化により定量的・客観的な診断支援の実現を目的としている。
【0119】
診断支援情報は、例えば粘膜の色調や血管走行形態から病変の種別、良悪性判断等を補助するものであるが、基となる画像データが良質であることが必要となる。最も望ましいのは非圧縮もしくは可逆圧縮形式で保存された劣化のない画像であるが、通常はデータ量の問題から非可逆圧縮処理が適用されることが多い。
【0120】
医用画像ファイル装置は高画質であることを考慮して圧縮率は低めに設定され、例えば内視鏡画像では最高で1/10程度が目安とされている。一方、医用画像ファイル装置から例えば学会発表用資料の作成等のため画像データを選択的に取り出すことがある。この場合、汎用的なJPEG形式が広く利用され、例えば1/20等の高い圧縮率の画像が生成される。また、画質よりもコストを優先する医用画像ファイル装置も存在し、当初から高圧縮率での保存を行っている場合もある。
【0121】
このような高圧縮率の非可逆画像データにおいては、例えばJPEG形式であれば高周波成分の劣化による微細構造の欠落、ブロック歪み・モスキートノイズが発生し、画像解析結果に無視できない影響を与えることとなる。しかしながら、画像にどのような非可逆圧縮を適用されたかを判断する情報は基本的に存在せず、JPEG形式からさらにビットマップ形式等の非圧縮フォーマットに再変換された画像に至ってはデータサイズから圧縮率を推定することも不可能となる。
【0122】
したがって、このような高圧縮率の画像が情報処理装置の記録データとして登録された場合、画像解析による診断支援情報生成用データとして不適であることを判断することが困難となっていた。
【0123】
このことに対応して第2の実施の形態は、不適切な画像を認識し、診断支援情報生成のためのデータからの除外が可能となるようにしている。
【0124】
図24乃至図27は本発明の第2の実施の形態に係り、図24は外部情報入出力部を示すブロック図、図25は外部情報入出力部の動作を説明するためのフローチャート、図26は画像圧縮の詳細を設定するための設定ウィンドウを示す説明図、図27は圧縮情報付加原画像を示す説明図である。
【0125】
図24乃至図27に図示しない内視鏡情報システムの構成要素については、図1乃至図23を代用して説明する。
【0126】
(構成)
本発明の第2の実施の形態の情報処理装置においては、画像解析手法を用いた診断支援情報の生成において、不適切となる画像の混入を防ぐことを可能にしている。
【0127】
ここで、一般に、JPEG等の非可逆圧縮を受けた画像は画質が低下するため、診断及び画像解析における利用に好ましくない場合がある。しかし、ソフトウェア等でJPEGからビットマップ画像ファイル等の無圧縮もしくは非可逆圧縮画像に再変換された場合、その画像が非可逆圧縮されたことや圧縮率等がわからなくなる。そこで、第2の実施の形態においては画像に対し各種の情報を付与することにより不適切な画像であることを認識し、診断支援情報生成のためのデータからの除外を可能とする。以下、図面を参照して説明する。
【0128】
第2の実施の形態における情報処理装置の基本構成は、第1の実施の形態において図1で示した情報処理装置1と同様である。
【0129】
第2の実施の形態においては、図1で示した外部情報入出力部18に対し図24に示す機能を付加する。
【0130】
図24において、外部情報入出力部18は、画像圧縮部81と、圧縮情報生成部82と、圧縮情報付加部83と、圧縮画像出力部84とを含んでいる。
【0131】
画像圧縮部81は、指定した画像データを圧縮するためのものである。圧縮情報生成部82は、圧縮に関する情報を生成するためのものである。圧縮情報付加部83は、生成された圧縮情報を画像に付加するためのものである。圧縮画像出力部84は、圧縮画像を画像ファイルとして出力するためのものである。
【0132】
このような構成により、画像圧縮部81は、画像データを非可逆圧縮ファイル化するための圧縮手段となっている。
【0133】
圧縮情報生成部82及び圧縮情報付加部83は、前記画像データに対し非可逆圧縮の適用を示す情報を重畳する重畳手段となっている。
【0134】
(作用)
第2の実施の形態における外部情報入出力部18の動作を図25を用いて説明する。
【0135】
図25に示すように、まず、ステップS20において、ユーザは、外部に出力する画像を選択する。この選択は例えば図10に示す縮小画像117上でマウスボタンを操作することにより実施する。このとき、縮小画像117上でメニューを表示し、例えば「ファイル出力」のメニューを選択することで外部情報入出力部18はステップS21に進む。
【0136】
ステップS21において、ユーザは、圧縮方法を選択する。
【0137】
この場合の画像圧縮の詳細を設定するための設定ウィンドウを図26を用いて説明する。
【0138】
図26において、設定ウィンドウ85は、圧縮方法(ここでは非圧縮も含む)を選択するためのプルダウンメニュー86を備えており、可逆もしくは非可逆圧縮のいずれを適用するかを選択できるようになっている。さらに、非可逆圧縮を適用する場合にユーザは、画質設定スライダ87を用いて画質を設定する。非可逆圧縮画像における画質は圧縮率に基づくもので、画質を低く設定するにしたがい圧縮率が高く、生成されるファイルのサイズが小さくなるというトレードオフの関係となっている。設定完了後、ユーザが確定ボタン88を押下することにより外部情報入出力部18は図25に示すステップS22の処理を行う。
【0139】
図25に示すように、ステップS22において、外部情報入出力部18は、ステップS20で選択された画像データを取得する。画像データは図1に示す記憶装置6に画像ファイルとして記憶されており、図2に示すデータベース21を参照して目的とする画像ファイルを取得する。
【0140】
第2の実施の形態においては画像は、サイズ640×480、8bit階調(0〜255)、RGBの3プレーンから成るものとする。また、取得した画像を原画像Im1とする。
【0141】
続くステップS23において、外部情報入出力部18は、ステップS21において選択された圧縮方法の種別による分岐を行う。外部情報入出力部18は、もし可逆圧縮が選択されていればステップS29へ、非可逆圧縮画像が選択されていればステップS24に進む。
【0142】
ステップS29において、外部情報入出力部18は、原画像Im1に対し可逆圧縮処理を適用し、可逆圧縮画像Im5を生成する。
【0143】
続くステップS30において、外部情報入出力部18は、得られた可逆圧縮画像Im5をファイルとして出力する。ファイル出力にあたっては、図20に類するファイル出力用のダイアログを表示し、出力先のドライブ、フォルダ及びファイル名を指定する。
【0144】
一方、ステップS24において、外部情報入出力部18は、原画像Im1に対し非可逆圧縮処理を適用することにより第1の非可逆圧縮画像Im2を生成する。
【0145】
次に、ステップS25において、外部情報入出力部18は、非可逆圧縮画像Im2に関する圧縮情報を取得する。第2の実施の形態において、圧縮情報は「圧縮方法」、「圧縮後のファイルサイズ」、「圧縮率」からなっている。
【0146】
「圧縮方法」は例えばJPEG等の圧縮方法名称が該当する。「圧縮後のファイルサイズ」は非可逆圧縮画像Im2のファイルサイズである。
【0147】
「圧縮率」は例えば非可逆圧縮画像Im2のファイルサイズが123000(byte)であれば、原画像Im1のファイルサイズが921600(byte)であることから123000/921600≒0.133となり、0.133もしくは13.3%となる。
【0148】
次に、ステップS26において、外部情報入出力部18は、原画像Im1に対しステップS25において取得した圧縮情報を画像上に重畳する処理を行い、圧縮情報付加原画像Im3を生成する。医用画像には画像の表示領域以外に暗黒部等が存在することが多く、圧縮情報を記録する領域として利用可能である。もし全画面が表示領域であれば四隅等の診断に差し障りのない領域に重畳すればよい。
【0149】
図27に圧縮情報付加原画像Im3の例を示す。
図27において、圧縮情報付加原画像90は、画像表示領域91と圧縮情報表示領域92を備えており、前述した各情報が文字として重畳されている。また、圧縮情報表示領域92は画質状態表示領域93を有している。
【0150】
画質状態表示領域93は、圧縮率に応じて異なる色で塗りつぶされた領域であり、例えば圧縮率50%未満を高画質とし、RGB各プレーンの画素の値を(0,0,255)とし、圧縮率50%〜75%を中画質とし、同じく(255,255,0)、圧縮率75%以上を低画質とし、同じく(255,0,0)とする。
【0151】
ユーザーは、画像解析時に画質状態表示領域93を参照することにより、ソフトウェアによる自動処理で画質の状態を判定し、不適切な画像を除外することが可能となる。
【0152】
また、例えば(255,255,255)及び(0,0,0)の値を数画素おきに縞状に並べる等、特定のパターンを重畳することにより同様の効果を得ることもできる。その際は例えば圧縮率に応じて縞の幅を変更すればよい。
【0153】
次に、図25に示すステップS27において、外部情報入出力部18は、圧縮情報付加画像Im3に対する非可逆圧縮処理を適用し、圧縮情報付加非可逆画像Im4を生成する。
【0154】
ステップS28において、外部情報入出力部18は、圧縮情報付加非可逆画像Im4をステップS30と同様にして非可逆圧縮画像ファイルとして出力する。
【0155】
なお、圧縮情報を非可逆圧縮画像Im2ではなく原画像Im1に付加する理由は、非可逆圧縮画像Im2に付加する場合は一度Im2を伸張し、再度圧縮する必要があることから劣化が二重となってしまうためである。
【0156】
非可逆圧縮画像Im2及び圧縮情報付加非可逆画像Im4のファイルサイズは、圧縮情報付加により若干変動するが、数十〜数千byte程度の微小なものと考えられる(この値は圧縮情報領域の表示内容、文字形態等により変動する)。
また、本来診断支援情報の生成に用いる画像領域内の画質は同等であることから第2の実施の形態における目的に対しては影響を及ぼさない。
【0157】
また、第2の実施の形態を変形例として、すでに非可逆圧縮が適用された画像ファイルを可逆圧縮もしくは無圧縮画像に変換する際に、適用済みの非可逆圧縮に関する情報を重畳することも可能である。
【0158】
(効果)
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、画像に対し各種の情報を付与することにより不適切な画像であることを認識し、診断支援情報生成のためのデータからの除外が可能となる。
【0159】
(第3の実施の形態)
ところで、特願2002−361326号に示される情報処理装置においては、画像と情報を統合的に管理する画像データベースを備えている。従来、画像データベースにおける画像記憶方法には、画像データそのものをデータベースに記録する方法と、画像ファイルを別の記憶領域に記憶しておき、データベースには画像ファイル名を記録する方法と、がある。
【0160】
前者の画像データそのものをデータベースに記録する方法は、データベースのバックアップ及び復元において使用するバックアップファイルが少数で済むため、バックアップ作業及びバックアップファイルの管理が簡便である反面、データベースに記録された画像データへのアクセス速度が低下する、という問題がある。
【0161】
後者の画像ファイル名をデータベースに記録する方法は、画像データへのアクセス速度は低下しないが、データベースのバックアップ及び復元において、コピーするファイル数が膨大となり、バックアップ作業及びバックアップファイルの管理が煩雑である、という問題がある。
【0162】
このことに対応して第3の実施の形態は、データベースのバックアップファイルの管理の労力を軽減することが可能となるようにしている。
【0163】
図28乃至図35は本発明の第3の実施の形態に係り、図28は内視鏡情報システムを示すブロック図、図29は記憶装置に記憶されるデータベースを示す説明図、図30は診断支援情報処理プログラムを示すブロック図、図31は一覧表を示す説明図、図32はアーカイブファイルの構造を示す説明図、図33は診断支援情報処理プログラムによるイベントループを示すフローチャート、図34は診断支援情報処理プログラムによるデータのバックアップを示すフローチャート、図35は診断支援情報処理プログラムによるデータの復元を示すフローチャートである。
【0164】
図28乃至図35を用いた第3の実施の形態の説明において、図1乃至図23に示した第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0165】
(構成)
図28において、情報処理装置201には、LAN220を介して内視鏡観察装置2と、内視鏡ファイリング装置3とが接続されている。
【0166】
また、情報処理装置201は、コンピュータ204と、操作装置5と、記憶装置206と、表示装置7とを具備する。
【0167】
コンピュータ204は、各種データ処理を行う。記憶装置206は、ハードディスクから成る。
【0168】
さらに詳細に説明すると、コンピュータ204は、CPU211と、メモリ212と、外部記憶I/F213と、ネットワークカード214と、操作I/F215と、グラフィックボード216と、バス217とを有している。
【0169】
CPU211は、各種制御及び処理を行う。メモリ212は、制御、処理手順及びデータを記憶する。
【0170】
外部記憶I/F213は、記憶装置206との間で情報の読み書きを行う。 操作I/F215は、操作装置5との入出力を行う。
グラフィックボード216は、表示装置7にビデオ信号を出力する。
CPU211と、メモリ212と、外部記憶I/F213と、ネットワークカード214と、操作I/F215と、グラフィックボード216とは、バス217に接続されており、バス217を介して相互にデータのやり取りを行う。
【0171】
ネットワークカード214は、TCP/IPをプロトコルとするLAN220に接続され、LAN220上に接続されている内視鏡ファイリング装置3と通信を行う。
【0172】
記憶装置206はコンピュータ204に接続されている。
記憶装置206は、図29に示すデータベース221と、実行ファイル群222と、付与情報ファイル群223と、領域データファイル群224と、一時ファイル格納領域225を含んでいる。
【0173】
実行ファイル群222は、複数の実行ファイルまたは動的リンクライブラリファイルまたは設定ファイルから構成され、必要に応じて、ファイルの内容がメモリ212に記憶される。
【0174】
図28に示すCPU211は、メモリ212に記憶されたファイルの内容に基づいて、制御、処理を行う。
【0175】
図29に示す実行ファイル群222は、コンピュータ204により、フォルダ内にまとめられたファイルとして管理される。
【0176】
データベース221は、SQLデータベースであって、患者情報テーブル226と、付与情報テーブル227と、関心領域情報テーブル228とを含んでおり、患者情報、付与情報、関心領域情報が記録される。
【0177】
患者情報テーブル226には、患者ID、患者名等の患者情報を記録する。コンピュータ204は、患者IDにより、患者情報テーブル226内のレコードを一意に区別する。
【0178】
付与情報テーブル227には、付与情報ファイル名、付与情報ID等の患者の検査に付与される情報を記録する。第3の実施の形態では、付与情報として、画像を扱う。図28に示すコンピュータ204は、付与情報IDにより、図29に示す付与情報テーブル227内のレコードを一意に区別する。
【0179】
関心領域情報テーブル228には、領域ID、領域データファイル名、特徴量等の関心領域情報を記録する。図28に示すコンピュータ204は、領域IDにより、図29に示す関心領域情報テーブル228内のレコードを一意に区別する。
【0180】
ここで、関心領域とは、画像内に設定される矩形または自由閉曲線の内部領域であって、病変等の注目対象を囲んだ領域のことを示す。また、特徴量とは、前述のIHb、血管面積比等の、疾患を定量的に評価する指標数値のことを示す。
【0181】
付与情報テーブル227に記録された付与情報ファイル名に対応するファイルは、図28に示す内視鏡ファイリング装置3により記録された画像データを含むデータファイルであって、図29に示す付与情報ファイル群223として、記憶装置206に記録する。付与情報ファイル群223は、フォルダー内にまとめられたファイルとして管理する。
【0182】
関心領域情報テーブル228に記録された領域データファイル名に対応するファイルは、矩形または自由閉曲線を表現するデータファイルであって、領域データファイル群224として、それぞれ記憶装置206に記録する。領域データファイル群224は、フォルダー内にまとめられたファイルとして管理する。
【0183】
関心領域情報テーブル228内の各レコードは、付与情報IDによって付与情報テーブル227内の該当レコードにリンクされる。付与情報テーブル227内の各レコードは、患者IDによって患者情報テーブル226内の該当レコードにリンクされる。
【0184】
以上により、データベース221に記録される情報は、患者情報、付与情報、関心領域情報の階層構造によって管理される。
【0185】
図28に示す操作装置5は、表示装置7の表示する内容に従って、メニュー項目の選択やボタンなどの指示や、文字列の入力を行う。操作装置5の操作によりメニュー項目の選択やボタンの押下などを行うと、図29に示す操作I/F215を通じてコンピュータ204内にイベントが発生する。
【0186】
図28に示すコンピュータ204のCPU211は、図29に示す実行ファイル群222に含まれるファイルを基にして、診断支援情報処理プログラムを実行する。診断支援情報処理プログラムは、イベントループを繰り返し実行し、コンピュータ204内に発生したイベントに応じて各種機能の処理を実行する。
【0187】
図30に示す診断支援情報処理プログラム231は、実行する処理機能ごとに、図29に示す実行ファイル群222内の動的リンクライブラリファイル及び初期化ファイルを対応付けており、実行ファイル群222内に動的リンクライブラリファイルまたは初期化ファイルを新規作成または更新することによって、診断支援情報処理プログラムの実行する処理機能の拡張、更新を行う。
【0188】
動的リンクライブラリファイル、及び、初期化ファイルには、各々が担当する機能に関する情報を埋め込み、該情報を基にして、診断支援情報処理プログラム内の機能ブロックの変更、拡張が行われるよう構成する。
【0189】
図30に示すように、診断支援情報処理プログラム231は、情報入力部232と、検索実行部233と、画像特徴量作成部234と、画像関心領域作成部235と、情報一覧作成部236と、グラフ実行部237と、検定実行部238と、バックアップ部239と、復元部240とを機能ブロックとして含んでいる。
【0190】
診断支援情報処理プログラム231は、各種のイベントに応じて、情報の入力、表示内容の作成、数値解析処理、データベースのバックアップと復元、といった処理機能の実行を行い、処理結果を図28に示す表示装置7に表示する。
【0191】
図30に示す情報入力部232は、患者情報テーブル226及び付与情報テーブル227に記録された情報を編集して、その内容を更新する。また、図28に示す内視鏡ファイリング装置3より出力される画像データを、画像ファイルとして付与情報ファイル群223内に記録し、付与情報テーブル227に新規に情報記録する処理も行う。
【0192】
図30に示す検索実行部233は、ユーザにより指示された検索条件を元にして、データベース221を検索実行し、検索結果である患者情報、付与情報、関心領域情報を図28に示すコンピュータ204内のメモリ212に保持する。第3の実施の形態では、検索条件として、患者名、検査日、診断名を使用する。
【0193】
図30に示す画像関心領域作成部235は、ユーザによる、操作装置6を用いた指示操作により、指定された画像内に関心領域を設定し、関心領域情報として図29に示すデータベース221内の関心領域情報テーブル228に記録する。
【0194】
図30に示す画像特徴量作成部234は、図28に示すコンピュータ204内のメモリ212に保持された付与情報及び関心領域情報を元にして、関心領域内部の画像データから算出される特徴量を作成し、関心領域情報として図29に示すデータベース221内の関心領域情報テーブル228に記録する。
【0195】
ここで、図30に示す画像特徴量作成部234は、IHb算出部241と血管面積比算出部242を有する。
【0196】
IHb算出部241は、前述の特徴量“IHb”を画像データから算出する。血管面積比算出部242は、前述の特徴量“血管面積比”を画像データから算出する。
【0197】
グラフ実行部237は、ユーザの指示した条件に従い、図28に示すコンピュータ204内のメモリ212に保持された患者情報、付与情報、関心領域情報を元にして、ヒストグラム、1次元散布図、2次元散布図、棒グラフなどのグラフを作成し、表示装置7に表示する。
【0198】
図30に示す検定実行部238は、ユーザの指示した条件に従い、図28に示すコンピュータ204内のメモリ212に保持された患者情報、付与情報、関心領域情報を元にして、平均値の差の検定を実行する。
【0199】
図30に示す情報一覧作成部236は、図28に示すコンピュータ204のメモリ212内に保持された患者情報及び付与情報及び関心領域情報を元にして、図31に示す一覧表250を作成する。
【0200】
一覧表250は、アイコンリスト251と、情報リスト252から成る。
一覧表250はメニュー253を有しており、メニュー253内の項目を選択することで、各種処理を実行するイベントを発生させる。
【0201】
アイコンリスト251内には、付与情報テーブル227に記録された付与情報ファイル名に対応する画像ファイルに基づき作成される縮小画像を、アイコンとして表示する。
【0202】
アイコンリスト251に表示されるアイコンは、図28に示す操作装置5として使用されるマウスにより選択可能であり、マウスでアイコンが選択されている状態で、メニュー253の「情報表示」を選択すると、図30に示す情報一覧作成部236は、選択されたアイコンに対応する画像を表示する。
【0203】
また、マウスでアイコンが選択されている状態で、図31に示すメニュー253の「外部出力」を選択すると、図30に示す情報一覧作成部236は、画像ファイルのコピーファイルをユーザの任意の場所に作成する。
【0204】
図31に示す情報リスト252は、患者情報及び付与情報及び関心領域情報を一覧する閲覧表である。
【0205】
メニュー253の「外部出力」を選択すると、図30に示す情報一覧作成部236は、情報リスト252として表示される閲覧表を、ユーザの指定する場所にファイル出力する。
【0206】
図31に示す情報リスト252の1行内に表示される情報は、患者情報と、該患者情報にリンクされる付与情報と、該付与情報にリンクする関心領域情報である。
【0207】
情報リスト252に表示される情報のうちの1行を、ユーザが図28に示す操作装置5を使用して選択すると、図30に示す情報一覧作成部236は、選択行を反転表示するとともに、選択行に対応する付与情報を用いて作成された、図31に示すアイコンリスト251内に存在するアイコンを反転表示する。また逆に、アイコンリスト251内に存在するアイコンをユーザが図28に示す操作装置5を使用して選択すると、図30に示す情報一覧作成部236は、選択アイコンを反転表示するとともに、選択アイコンに対応する付与情報を含む、図31に示す情報リスト252内の行を反転表示する。
【0208】
図30に示すバックアップ部239は、図29に示す記憶装置206上に、一時ファイル格納領域225を確保し、記憶装置206に記憶されているデータベース221のコピーファイルの作成と、付与情報ファイル群223に含まれる各々の画像ファイルのコピーファイルと、領域データファイル群224に含まれる各々の領域データファイルのコピーファイルとを、図29に示す一時ファイル格納領域225内に作成する。
【0209】
また、図30に示すバックアップ部239は、図29に示す一時ファイル格納領域225に格納されている全てのファイルについて、ファイル名とファイルサイズを順次記録したヘッダー情報を作成し、ヘッダー情報における記録の順序に対応するファイルを、ヘッダー情報に順次結合して、結合したファイルをアーカイブファイルとして、一時ファイル格納領域225に作成する。
【0210】
図32を参照してこのようなアーカイブファイル260の構造を説明する。 図32に示すように、アーカイブファイル260において、ヘッダー情報261は、ファイル名を表す文字列とファイルサイズとから構成される。第3の実施の形態においては、ファイル名の長さを256文字で構成し、256バイトで記録する。また、第3の実施の形態においては、ファイルサイズは4バイトのリトルエンディアンの符号なし整数として記録する。
【0211】
全てのファイルについてのファイル名とファイルサイズの記述の後に、終端を示すための260バイトの0が埋めこまれる。このようなヘッダー情報261の後には、データベースのコピー262、付与情報ファイルのコピー263、領域データファイルのコピー264が続く。
【0212】
また、図30に示すバックアップ部239は、一時ファイル格納領域225に作成されたファイルを消去する。
【0213】
図30に示す復元部240は、図29に示す記憶装置206上に、一時ファイル格納領域225を確保した後、図30に示すバックアップ部239の作成したアーカイブファイルのヘッダー情報を読み出し、ヘッダー情報に記述されたファイルサイズを元にして、アーカイブファイルからファイルを切り出して、一時ファイル格納領域225内に切り出したファイルを新規に作成する。
【0214】
図30に示す復元部240は、図29に示す一時ファイル格納領域225に格納されたデータベース221のコピーファイルを基に、データベース221の復元を行うとともに、一時ファイル格納領域225に格納された画像ファイルのコピーファイルと領域データファイルのコピーファイルとを、記憶装置206の付与情報ファイル群223、領域データファイル群224にそれぞれコピーする。
【0215】
また、図30に示す復元部240は、図29に示す一時ファイル格納領域225に生成されたファイルを消去する。
【0216】
(作用)
第3の実施の形態において、図30に示す診断支援情報処理プログラム231は、図33に示すフロー図に基づいてイベントループを繰り返し実行し、分岐処理により、情報の検索及び検索結果の一覧表示と、情報の登録または編集と、画像への関心領域の設定と、関心領域内の特徴量算出と、情報のグラフ表示と、情報の検定実行と、データベースのバックアップとデータベースの復元とを行う。
【0217】
まず、図33に示すステップS31において、コンピュータ204は、メニューの選択等の操作装置5の操作により診断支援情報処理プログラム231内に発生したイベントを取得して、イベントの種類を判別する。
【0218】
次に、ステップS32において、診断支援情報処理プログラム231は、判別したイベントの種類に応じて処理を分岐して、イベントの種類に応じた処理を実行する。
【0219】
次に、ステップS33において、診断支援情報処理プログラム231は、処理結果に基づき表示装置7への表示内容を更新する。
【0220】
ここでステップS32において、分岐される処理フローのうち、データベースのバックアップに関する処理フロー図を図34に示す。同様に、データベースの復元に関する処理フロー図を図35に示す。
【0221】
ユーザが図31に示すメニュー253から「バックアップ」を指示すると、図30に示す診断支援情報処理プログラム231は、図34に示すフローに従い、データベースのバックアップ処理を開始する。
【0222】
ステップS41において、図30に示すバックアップ部239は、図29に示す記憶装置206に一時ファイル格納領域225を作成する。
【0223】
次に、ステップS42において、図30に示すバックアップ部239は、図29に示すデータベース221のコピーファイルを作成し、そのコピーファイルを一時ファイル格納領域225に、一時作成ファイルとして記録する。
【0224】
次に、ステップS43において、図30に示すバックアップ部239は、図29に示すデータベース221の付与情報テーブル227を全検索し、取得した全てのレコードについて、付与情報ファイル名フィールドに格納されているファイル名の指示する画像ファイルを、一時ファイル格納領域225にコピーする。同様にして、診断支援情報処理プログラム231は、データベース221の関心領域情報テーブル228を全検索し、取得した全てのレコードについて、領域データファイル名フィールドに格納されているファイル名の指示する領域データファイルを、一時作成ファイルとして、一時ファイル格納領域225にコピーする。
【0225】
次に、ステップS44において、図30に示す診断支援情報処理プログラム231は、バックアップ部239の制御により、図29に示す一時ファイル格納領域225に格納されている全てのファイルについて、ファイル名とファイルサイズを順次記録したヘッダーファイルを作成し、ヘッダーファイルにおける記録の順序に対応するファイルを、ヘッダーファイルに順次結合してアーカイブファイルとし、アーカイブファイルを一時ファイル格納領域225に作成する。
【0226】
次に、ステップS45において、図30に示すバックアップ部239は、図29に示す一時ファイル格納領域225に一時作成ファイルとして記録されたアーカイブファイル以外の全てのコピーファイルを消去し、データベースのバックアップ処理の終了とする。
【0227】
ユーザが図31に示すメニュー253から「復元」を指示し、復元に使用するアーカイブファイル名を指定すると、図30に示す復元部240において、図35に示すフローでデータベースの復元が開始される。
【0228】
図35に示すように、ステップS51において、図30に示す復元部240は、図29に示す記憶装置206に一時ファイル格納領域225を作成し、アーカイブファイルを一時ファイル格納領域225にコピーする。
【0229】
次に、ステップS52において、図30に示す復元部240は、アーカイブファイルからファイルを抽出し、抽出したファイルを図29に示す一時ファイル格納領域225に記憶させる。コンピュータ204は、復元部240の制御により、アーカイブファイルの先頭から、文字列とファイルサイズを順次読み込んでいく。読み込んだ文字列の全文字コードが0で、かつ、ファイルサイズが0であれば、アーカイブファイルの次の位置からはバックアップ部239が結合したコピーファイルを表すこととなる。
【0230】
図30に示す復元部240の制御により、読み込んだ文字列とファイルサイズの順序に従い、ファイルの読込み位置からファイルサイズ分の情報をアーカイブファイルから読込み、その情報を、文字列で示されるファイル名で一時ファイル格納領域225に記録することを繰り返す。アーカイブファイルから全ての情報を読み終えて、一時ファイル格納領域225へのファイル記録を終えたら、ステップS53に進む。
【0231】
ステップS53において、図30に示す復元部240は、図29に示す一時ファイル格納領域225に生成されたデータベースのコピーファイルを使用して、データベース221の復元を行う。
【0232】
次に、図30に示す復元部240は、図29に示す一時ファイル格納領域225に生成された画像ファイルを、付与情報ファイル群223に記録するとともに、一時ファイル格納領域225に生成された領域データファイルを、領域データファイル群224に記録する。
【0233】
次に、ステップS54において、図30に示す復元部240は、図29に示す一時ファイル格納領域225に生成されたアーカイブファイルからの抽出ファイルを全て消去し、データベースの復元処理の終了とする。
【0234】
このような構成及び作用により、記憶装置206は、所定の情報を複数のデータファイルに記録する記録装置となっている。
【0235】
バックアップ部239は、前記記録装置に記録されたデータファイルのバックアップファイルを作成するバックアップファイル作成手段となっている。
【0236】
復元部240は、前記バックアップファイル作成手段の作成するバックアップファイルに記録されている情報を前記記録装置に復元する復元手段となっている。
【0237】
前記バックアップファイルは、前記複数のデータファイルの各々に対応するバックアップファイルを結合した単一のファイルとなっている。
【0238】
(効果)
このような第3の実施の形態によれば、データベースのバックアップファイルを1つのファイルで管理することで、管理の労力を軽減することが可能となる。
【0239】
なお、第3の実施の形態においては、アーカイブファイル作成時にファイルの圧縮処理を行っていないが、バックアップ部239におけるアーカイブファイル作成において、画像ファイルまたは領域データファイルをデータ圧縮した上で、アーカイブファイルを作成してもよい。
【0240】
(第4の実施の形態)
ところで、特願2002−361326号に示される情報処理装置においては、内視鏡ファイリング装置上に管理された患者情報、診断情報、画像データ等の医療情報を情報処理装置上にダウンロードして、情報処理装置上で表示、及び情報記録することを実現する。情報処理装置の形態は、医療施設や医師の要望に合わせて、ノートパソコンや、デスクトップパソコン等により実現する。
【0241】
情報漏洩に対する対策として、パスワードによるログオン処理や、スクリーンロックが広く利用されているが、単純すぎるパスワードを使用したり、スクリーンロックをかけ忘れることにより、悪意のある者が情報処理装置上に医療情報を表示することにより、医療情報が漏洩してしまう恐れがある。
【0242】
また、情報処理装置がノートパソコンである場合には、バッテリー駆動により商用電源の供給が不要なので、医療情報表示中のノートパソコンを盗難して医療情報を盗む可能性もある。
【0243】
このことに対応して第4の実施の形態は、医療情報及び患者のプライバシー情報の漏洩を防げるようにしている。
【0244】
図36乃至図39は本発明の第4の実施の形態に係り、図36は情報システムを示すブロック図、図37は診断支援情報処理プログラムを示す説明図、図38はターミナルコンピュータとデータベースサーバの通信が確立されない状況における診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャート、図39はターミナルコンピュータとデータベースサーバの通信が確立された状況における診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【0245】
図36乃至図39を用いた第4の実施の形態の説明において、図1乃至図35に示した第1乃至第3の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0246】
(構成)
第4の実施の形態では、図36に示すように、第3の実施の形態における情報処理装置201におけるコンピュータ204と同様の機能を持つコンピュータとして、データベースサーバ302と、ターミナルコンピュータ303を有し、それぞれをLAN220に接続して、情報処理装置301を構成する。
【0247】
データベースサーバ302は、第3の実施の形態におけるコンピュータ204と接続構成が同一であり、さらに、CPU311の処理能力が高いコンピュータで構成することにより、データベース221(図29参照)の検索能力に優れている。
【0248】
ターミナルコンピュータ303は、第3の実施の形態におけるコンピュータ204と接続構成が同一であり、ノートパソコンや表示装置一体型パソコンのように、CPU312の処理能力よりも可搬性に優れることを重視したコンピュータによって構成される。
【0249】
しかしながら、ターミナルコンピュータ303は、記憶装置206内に、データベース221(図29参照)と、付与情報ファイル群223と、領域データファイル群224とを記憶していない。
【0250】
データベースサーバ302内のデータベース221(図29参照)は、ネットワーク経由のデータベースのリモートアクセス要求を受け入れるよう構成されており、LAN220経由によりネットワークカード214を介して通信して、他のコンピュータからのデータベース検索要求の受け付けと、データベース検索結果情報の出力とを行う。
【0251】
ターミナルコンピュータ303は、ネットワーク経由のデータベースのリモートアクセスを行うよう構成されており、LAN220経由によりネットワークカード214を介して通信して、他のコンピュータへのデータベースの検索の要求とデータベース検索結果情報の取得とを行う。
【0252】
このような構成により、ターミナルコンピュータ303は、データベースサーバ302のデータベース221(図29参照)をアクセスし、データベースサーバ302内のデータベース221(図29参照)と、付与情報ファイル群223と、領域データファイル群224との情報を閲覧するよう構成されている。
【0253】
(作用)
第4の実施の形態におけるターミナルコンピュータ303で実行される診断支援情報処理プログラム331を図37を参照して説明する。
【0254】
図37に示すように、第4の実施の形態におけるターミナルコンピュータ303の診断支援情報処理プログラム331の処理ブロックは、通信判定部332が追加されたこと以外は、第3の実施の形態の診断支援情報処理プログラム231の構成と同一である。
【0255】
通信判定部332は、データベースサーバ302のネットワークアドレスを記憶しており、一定間隔ごとに、データベースサーバ302がLAN220に接続されているか否かの確認通信を行う。第4の実施の形態においては、LAN220はTCP/IPをプロトコルとして動作しており、TCP/IPのpingリクエストを利用して、データベースサーバ302のLAN220への接続確認を行う。
【0256】
通信判定部332は、通信確認の結果をサーバーステータスとして保持し、一定間隔ごとに更新する。
【0257】
サーバーステータスは、データベースサーバ302がLAN220に接続されていることを示す“CONNECT”と、データベースサーバ302がLAN41に接続されていないことを示す“DISCONNECT”のいずれかである。
【0258】
ターミナルコンピュータ303がLAN220に接続していない場合は、データベースサーバ302とは通信できないため、サーバーステータスは“DISCONNECT”となる。
【0259】
通信判定部332は、サーバーステータスに変更があった場合に、情報一覧作成部236に対して、サーバーステータスの伝達とともに、一覧表表示内容の更新要求を行う。
【0260】
情報一覧作成部236は、通信判定部332からサーバーステータスと、表示内容の更新要求を受け取ると、一覧表250(図31参照)の表示更新を行う。一覧表250(図31参照)の更新において、通信判定部332より取得したサーバーステータスが“DISCONNECT”である場合には、情報一覧作成部236は、アイコンリスト251及び情報リスト252を空欄にして一覧表250(図31参照)の表示更新を行う。また、通信判定部332より取得したサーバーステータスが“CONNECT”である場合には、第3の実施の形態と同様に、ターミナルコンピュータ303のメモリ212内に保持された患者情報及び付与情報及び関心領域情報を元にして一覧表250(図31参照)の表示更新を行う。
【0261】
ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信が確立されない状況として、以下の状況が想定される。
【0262】
第1に、ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302と、が同時にLAN220に接続して、互いに通信可能な状態になっていない。
【0263】
第2に、LAN220のシステム障害が発生している。
【0264】
ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信が確立されない状況になったときの、診断支援情報処理プログラム331の処理フローを図38を参照して説明する。
【0265】
図38に示すように、まず、ステップS61において、図37に示す通信判定部332は、自身の保持するサーバーステータスを“CONNECT”から、“DISCONNECT”に変更し、情報一覧作成部236に対して、サーバーステータスの伝達と、一覧表250(図31参照)の表示内容の更新要求を行う。
【0266】
次に、ステップS62において、情報一覧作成部236は、アイコンリスト251(図31参照)及び情報リスト252(図31参照)を空欄にして一覧表250(図31参照)の表示更新を行う。
【0267】
また、ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信が確立されない状況から、通信が確立された状況となったときの、診断支援情報処理プログラム331の処理フローを図39を参照して説明する。
【0268】
図39に示すように、まず、ステップS71において、図37に示す通信判定部332は、自身の保持するサーバーステータスを“DISCONNECT”から、“CONNECT”に変更し、情報一覧作成部236に対して、サーバーステータスの伝達と、一覧表250(図31参照)の表示内容の更新要求を行う。
【0269】
次に、ステップS72において、情報一覧作成部236は、図36に示すターミナルコンピュータ303のメモリ212内に保持された患者情報及び付与情報及び関心領域情報を元にして一覧表250(図31参照)の表示更新を行う。
【0270】
このような構成及び作用により、LAN220は、通信ネットワークとなっている。
【0271】
データベースサーバ302は、前記通信ネットワークに接続された情報管理装置となっている。
【0272】
ターミナルコンピュータ303は、前記通信ネットワークに接続された情報処理装置となっている。
【0273】
ターミナルコンピュータ303は、データベースサーバ302との接続情報(データベースサーバ302のネットワークアドレス)を保持する接続情報保持手段(通信判定部332)を備えている。
【0274】
ターミナルコンピュータ303は、前記接続情報保持手段(通信判定部332)の保持する接続情報に基づいて、前記ターミナルコンピュータ303の有する機能動作を制限する。
【0275】
(効果)
第4の実施の形態によれば、ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信が確立されない状況において、患者情報及び付与情報及び関心領域情報の表示を行わないため、ターミナルコンピュータ303を外部に持ち出すことによる医療情報及び患者のプライバシー情報の漏洩を防ぐことができる。
【0276】
なお、第4の実施の形態では、ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信状況変化による、一覧表250(図31参照)の表示内容の更新を行うが、一覧表250(図31参照)の表示内容の更新に限らず、画像ファイルのコピーファイル作成、情報リスト252(図31参照)として表示される閲覧表のファイル出力など、患者情報及び付与情報及び関心領域情報の外部ファイル出力に関して制限を加えるようにしてもよい。
【0277】
また、ターミナルコンピュータ303と、データベースサーバ302との通信状況変化により、検索実行部233における検索の実行、グラフ実行部237におけるグラフ作成など、機能の実行に制限を加えるようにしてもよい。
【0278】
(第5の実施の形態)
ところで、特願2002−361326号に示される情報処理装置においては、画像と情報を統合的に管理する画像データベースを備えているが、近年、さらに動画や音声、文書などを追加して統合的に管理するマルチメディアデータベースがある。
【0279】
このような多様な種類の情報の管理方法として、管理されているファイル名またはファイルデータを、情報の種類ごとに異なるデータベースまたは情報の種類ごとに異なるデータベースのフィールドに記録する方法があるが、管理するファイルの種類が増えるに従い、記録するデータベースまたはデータベースのフィールドを増やす必要があり、管理労力が増大する。
【0280】
また、多様な種類の情報を統合的に閲覧する方法として、情報の種類ごとに表示欄を設けてアイコンを用いて統合表示する方法や、全ての管理情報のファイル名を一覧表示する方法がある。
【0281】
しかしながら、前者の方法では、情報を表示するための表示欄が、情報の種類ごとに必要であるため、統合情報を一度に閲覧するためには、広い表示画面が必要である、という問題があった。また、後者の方法では、ファイル名だけの表示であるため、一瞥して情報の種類を判定することができなかった。
【0282】
このことに対応して第5の実施の形態は、ユーザがファイルの種類を容易に判別することが可能となるようにしている。
【0283】
図40乃至図43は本発明の第5の実施の形態に係り、図40は内視鏡システムを示すブロック図、図41は一覧表を示す説明図、図42は情報一覧作成部を示す説明図、図43は情報一覧作成部によるアイコンリストの作成の処理を示すフローチャートである。
【0284】
図40乃至図43を用いた第5の実施の形態の説明において、図1乃至図35に示した第1乃至第3の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0285】
(構成)
図40に示すように、第5の実施の形態における内視鏡システムにおいて、内視鏡観察装置2の出力するアナログ画像信号から動画データを生成する内視鏡動画生成装置403が追加されたことが、第3の実施の形態に対する構成上の変更点である。
【0286】
情報処理装置401のコンピュータ404内のネットワークカード214は、内視鏡ファイリング装置2と内視鏡動画生成装置403とに対して、LAN220を経由して通信し、内視鏡ファイリング装置2の内視鏡画像データと内視鏡動画生成装置403の内視鏡動画データとを取得する。
【0287】
また、第5の実施の形態のコンピュータ404内の記憶装置406には、文書エディタ実行ファイル412が記憶されている。CPU411は、文書エディタ実行ファイル412を基にして、文書エディタプログラムを実行する。
【0288】
ユーザは、文書エディタプログラムの実行により、文書を新規作成及び編集する。この編集した文書は文書ファイルとして記憶装置406に記憶される。文書ファイルのファイル名の拡張子には、文書の種類に応じて、rtfまたはtxtを使用する。
【0289】
第3の実施の形態では、図29に示すデータベース221内の付与情報テーブル227において、付与情報ファイル名として、画像ファイル名を格納していたが、第5の実施の形態では、データベース221内に、画像ファイル名に限らず、任意のファイル名を格納できるよう構成する。
【0290】
第5の実施の形態の情報入力部232(図30参照)は、内視鏡ファイリング装置2より出力される画像データと、内視鏡動画生成装置403より出力される動画データと、ユーザにより任意に指定されるデータファイルとを、付与情報データファイルとして付与情報ファイル群223(図29参照)内に記録し、付与情報テーブル227に新規に情報記録する処理を行う。
【0291】
第5の実施の形態の情報一覧作成部236(図42参照)の作成する一覧表450を図41を参照して説明する。
【0292】
図41に示すように、一覧表450は、アイコンリスト451と、情報リスト452から成る。
【0293】
一覧表450はメニュー453を有している。
一覧表450のアイコンリスト451の表示は、アイコン461を縦及び横に並べて表示するよう構成している。アイコンリスト451は、患者情報の患者IDごとに行で区切って、患者情報にリンクする付与情報に関するアイコン461を、患者情報ごとに縦に並べている。また、アイコンリスト451は、横方向に患者情報にリンクする付与情報のアイコン461を列挙する。
【0294】
第5の実施の形態におけるコンピュータ404で実行される診断支援情報処理プログラム231(図30参照)の情報一覧作成部236のブロック図を図42を参照して説明する。
【0295】
図42に示すように、第5の実施の形態の情報一覧作成部236は、アイコン種類判別部471と、画像アイコン生成部472と、動画アイコン生成部473と、文書アイコン生成部474とを含んでいる。
【0296】
アイコン種類判別部471は、付与情報テーブル227(図29参照)に記録された付与情報ファイル名の拡張子に応じて、アイコン生成処理の処理手順を決定する。アイコン生成処理を行う場合には、付与情報ファイル名を画像アイコン部472または動画アイコン生成部473または文書アイコン生成部474に渡す。
【0297】
画像アイコン生成部472は、付与情報ファイル名の指示するファイルの種類が画像ファイルであるとみなし、ファイル内容に基づいて縮小画像を生成して、生成した縮小画像をアイコン画像とする。
【0298】
動画アイコン生成部473は、付与情報ファイル名の指示するファイルの種類が動画ファイルであるとみなし、ファイルの先頭のフレーム画像に基づいて縮小画像を生成して、さらに縮小画像に動画を示すマーキング“M”(図41の符号462)を描画して、生成した縮小画像をアイコン画像とする。
【0299】
文書アイコン生成部474は、文書を暗喩するアイコン画像を保持している。
第5の実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、図42に示す情報一覧作成部236は、アイコンリスト451に表示されるアイコンが選択されると、情報リスト252(図31参照)中の対応行を反転表示し、図41に示す情報リスト452中の行が選択されると、対応するアイコンリスト451中のアイコンを反転表示する。
【0300】
また、第5の実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、アイコンリスト451中のアイコンを選択された状態で、ユーザがメニュー253(図31参照)の「情報表示」を選択すると、図42に示す情報一覧作成部236は、選択されたアイコンの示すファイル種類が画像ファイルである場合には、画像を表示する。
【0301】
図42に示す情報一覧作成部236は、選択されたアイコンの示すファイル種類が動画ファイルである場合には、動画を再生する。
【0302】
図42に示す情報一覧作成部236は、選択されたアイコンの示すファイル種類が文書ファイルである場合には、文書エディタ実行ファイル412を基にして、文書エディタプログラムを実行し、文書エディタプログラム上に、選択された文書ファイルを表示するよう構成する。
【0303】
(作用)
第5の実施の形態において、ユーザが図41に示す一覧表450のメニュー453から、情報検索を指示し、検索条件として患者名、検査日、診断名のいずれかを指定すると、検索実行部233(図30参照)は、検索条件を元にしてデータベース221(図29参照)を検索実行し、検索結果である患者情報、付与情報、関心領域情報をコンピュータ404内のメモリ212に保持する。
【0304】
図42に示す情報一覧作成部236は、コンピュータ404のメモリ212内に保持された患者情報及び付与情報及び関心領域情報を元にして、図41に示す一覧表450に表示更新する。
【0305】
図42に示す情報一覧作成部236における図41に示す一覧表450のアイコンリスト451の作成について説明する。
【0306】
図42に示す情報一覧作成部236は、図41に示すアイコンリスト451の作成において、図43に示すフローに基づき、患者情報にリンクする全ての付与情報のアイコン画像を生成し、生成したアイコンをアイコンリスト451に貼り付ける。
【0307】
以降では、図43に示すフローの処理内容を説明する。
図43に示すように、ステップS81において、図42に示す情報一覧作成部236は、患者情報にリンクする付与情報の付与情報ファイル名を全て取得する。
【0308】
ステップS82において、図42に示す情報一覧作成部236内のアイコン種類判別部471は、ステップS81において取得した付与情報ファイル名のそれぞれについて、拡張子を基にして、アイコン生成処理の処理フローを決定する。
【0309】
第5の実施の形態においては、ファイル名の拡張子がbmp,jpg,pngである場合には、画像アイコン生成部472での処理に対応するステップS83の処理に移行する。ファイル名の拡張子がmpg,avi,rmである場合には、動画アイコン生成部473での処理に対応するステップS84の処理に移行する。ファイル名の拡張子がtxt,rtfである場合には、文書アイコン生成部474での処理に対応するステップS85の処理に移行する。
【0310】
ステップS83において、画像アイコン生成部472は、付与情報ファイル名に対応するファイルを画像ファイルとみなし、画像ファイルの縮小画像から成るアイコン画像を生成する。
【0311】
ステップS84において、動画アイコン生成部473は、付与情報ファイル名に対応するファイルを動画ファイルとみなし、動画ファイルの先頭フレーム画像の縮小画像から成るアイコン画像を生成する。
【0312】
ステップS85において、文書アイコン生成部474は、文書アイコン生成部474の保持する文書を暗喩するアイコン画像をコピーしてアイコン画像を生成する。
【0313】
ステップS86において、情報一覧作成部236は、図41に示す一覧表450のアイコンリスト451に作成したアイコンを貼り付ける。
【0314】
このような構成及び作用により、記憶装置406には、所定の情報として付与情報テーブル227を記録する記録装置となっている。
【0315】
情報一覧作成部236は、前記記録装置に記録された情報の一覧表450を作成する一覧表作成部となっている。表示装置7は、前記一覧表作成部の作成する一覧表450を表示する。
【0316】
前記付与情報テーブル227は、項目値と、該項目値にリンクするリンクデータと、を組とした情報であって、前記リンクデータは複数のデータ種類から構成されている。
【0317】
前記一覧表450は、前記項目値の一覧表を表示する項目値表示領域としての情報リスト452と、前記リンクデータの一覧表を表示するリンクデータ表示領域としてのアイコンリスト451とを有する。
【0318】
(効果)
このような第5の実施の形態によれば、各種類のアイコンに対して、画像アイコン表示領域、動画像アイコン表示領域、文書ファイルアイコン表示領域といった、付与情報の種類に応じた表示領域を用意する必要がない。
【0319】
また、付与情報ファイル名の指示するファイルの内容に即してアイコン表示するため、ユーザがファイルの種類を判別することが容易になる。
【0320】
(第6の実施の形態)
ところで、特願2002−361326号に示される情報処理装置においては、画像解析手法を用いた診断所見の数値化により定量的・客観的な診断支援を行うが、その画像解析定量化手法の改良及び更新は、サーバーから改良された手法処理モジュールをダウンロードして、情報処理装置内に記録されている処理モジュールと置き換えることにより実現する。
【0321】
しかしながら、サーバーに接続する情報処理装置の数が多いと、手法処理モジュールのダウンロードによるサーバーの負荷及び、サーバーの接続するネットワークの負荷が増大し、サーバー及び情報処理装置のレスポンスが低下する、という問題がある。
【0322】
また、情報処理装置には画像解析手法が多数搭載されているが、ユーザの利用する画像解析手法がその一部である場合、実際には使用されない手法処理モジュールをダウンロードすることとなり、ユーザが無用な時間をダウンロードに消費することが問題である。
【0323】
このことに対応して第6の実施の形態は、使用歴のある機能に関するファイルに関してのみ、ファイルの更新作業を行うことが可能となるようにしている。
【0324】
図44乃至図48は本発明の第6の実施の形態に係り、図44は情報システムを示すブロック図、図45はバージョンアップサーバープログラムを示すブロック図、図46は診断支援情報処理プログラムを示すブロック図、図47はターミナルコンピュータに接続される記憶装置を示す構成図、図48は診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【0325】
図44乃至図48を用いた第6の実施の形態の説明において、図1乃至図43に示した第1乃至第5の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0326】
(構成)
図44に示すように、第6の実施の形態の情報システムは、第4の実施の形態に対して、データベースサーバ504上で、バージョンアップサーバープログラムを実行するよう構成されているとともに、ターミナルコンピュータ603上の診断支援情報処理プログラム531の処理ブロックに変更が加えられている。
【0327】
データベースサーバ504内の記憶装置506には、実行ファイル群512に加えてバージョンアップサーバー実行ファイル513が追加されている。
【0328】
データベースサーバ504のCPU511は、バージョンアップサーバー実行ファイル513を基にして、バージョンアップサーバープログラムを実行する。
【0329】
このようなバージョンアップサーバープログラムのブロック図を図45に示す。
【0330】
図45に示すように、バージョンアップサーバープログラム520は、アップロード部521と、バージョンアップ情報提供部522とを含んで構成される。
【0331】
バージョンアップ情報提供部522は、図44に示すLAN220経由によりネットワークカード214を介して通信し、データベースサーバ504の外部からのバージョン情報取得要求を受け付ける。
【0332】
図45に示すように、バージョンアップ情報提供部522は、要求を受け付けると、図44に示す記憶装置506内の実行ファイル群512に含まれる全てのファイルについて、ファイルのバージョン情報とファイル名とを組とした情報を生成し、LAN220経由でバージョン情報取得要求元に転送する。
【0333】
図45に示すアップロード部521は、図44に示すLAN220経由によりネットワークカード214を介して通信し、データベースサーバ504の外部からのダウンロード要求を受け付ける。
【0334】
図45に示すアップロード部521は、要求を受け付けると、要求指定されたファイル名に対し、同一のファイル名であるファイルを、図44に示す記憶装置506内の実行ファイル群512から取得し、その内容をLAN220経由で、ダウンロード要求元に転送する。
【0335】
次に、図44に示すターミナルコンピュータ603上の診断支援情報処理プログラム531の構成について説明する。
【0336】
図46に示すように、第6の実施の形態におけるターミナルコンピュータ603の診断支援情報処理プログラム531の処理ブロックは、実行履歴作成部532と、実行分析部533と、ファイル情報取得部534と、バージョンアップ情報取得部535と、ダウンロード部536と、ダウンロード判定部537と、新規ファイル追加部538と、ファイルリストアップ部539と、ダウンロード実行部540とを追加したこと以外は、第4の実施の形態の診断支援情報処理プログラム331の構成と同一である。
【0337】
実行履歴作成部532は、診断支援情報処理プログラム531の保持する各機能、すなわち、情報の入力、表示内容の作成、数値解析処理、データベースのバックアップと復元といった機能の実行を監視し、機能実行履歴情報を随時作成及び更新して、図44に示すターミナルコンピュータ603の図47に示す記憶装置606内に実行履歴ファイル613として、記憶させる。記憶装置606内には、実行ファイル群612も記憶されている。
【0338】
図46に示す実行分析部533は、図47に示す記憶装置606内の実行ファイル群612内に記憶されたファイルに対して、各ファイルに埋め込まれている、担当機能情報を抽出し、機能と機能の実行に必要となるファイル名とを、対応づけて保持する。
【0339】
また、図46に示す実行分析部533は、図47に示す実行履歴ファイル613を元にして、診断支援情報処理プログラム531の各機能の使用歴の有無を判定し、その判定結果を保持する。
【0340】
図46に示すファイル情報取得部534は、指示されたファイル名について、同一のファイル名であるファイルを、図47に示す記憶装置606内の実行ファイル群612の中から取得し、該ファイルのバージョン情報を取得する。
【0341】
図46に示すバージョンアップ情報取得部535は、図44に示すLAN220経由によりネットワークカード214を介して通信し、データベースサーバ504に対してバージョン情報の取得要求を行い、データベースサーバ504から返される、バージョン情報とファイル名とを組とした情報を取得して保持する。
【0342】
図46に示すダウンロード部536は、図44に示すLAN220経由によりネットワークカード214を介して通信し、データベースサーバ504へのファイル名の指示によるファイルのダウンロード要求を行い、要求したファイルをデータベースサーバ504から取得する。
【0343】
また、図46に示すダウンロード部536は、前記ダウンロード要求により取得したファイルを、図47に示す記憶装置606内の実行ファイル群612内へ格納する。
【0344】
図46に示すダウンロード判定部537は、指示されたファイル名に関して、ファイル情報取得部534から得るバージョン情報と、バージョンアップ情報取得部535の保持するバージョン情報とを比較し、ファイル情報取得部534から得るバージョン情報の方が古い場合に、ダウンロード部536に対して、指示されたファイルのダウンロードを指示する。
【0345】
新規ファイル追加部538は、バージョンアップ情報取得部535の取得したファイル名のそれぞれについて、ターミナルコンピュータ603の図47に示す記憶装置606内の実行ファイル群612内におけるファイルの存在を確認し、バージョンアップ情報取得部535の取得したファイル名と同一のファイルが存在しない場合には、ダウンロード部536に対して、存在しないファイルのダウンロードを指示する。
【0346】
図46に示すファイルリストアップ部539は、実行分析部533の保持する使用歴の判定結果から、使用歴がある機能をリストアップし、機能リストとして保持する。
【0347】
また、ファイルリストアップ部539は、自身の保持する機能リストの各々について、実行分析部533の保持する、機能とファイルの対応情報から、機能に対応するファイル名をリストアップし、ファイル名リストとして保持する。
【0348】
ダウンロード実行部540は、ファイルリストアップ部539の保持するファイル名リストの各々について、ダウンロード判定部537に指示する。
【0349】
診断支援情報処理プログラム531内の各機能に関する処理ブロックは、処理を実行する際に、前記実行分析部533の保持する使用歴の判定結果を問い合わせ、使用歴がない場合には、前記ダウンロード判定部537に対して、当該機能の処理実行に必要な全てのファイルを指示する。
【0350】
(作用)
第6の実施の形態のターミナルコンピュータ603において、診断支援情報処理プログラム531を起動する際に実行される処理の処理フローを、図48を用いて説明する。
【0351】
ユーザがターミナルコンピュータ603において、診断支援情報処理プログラム531を起動すると、図48に示すように、ステップS91において、図44に示すターミナルコンピュータ603の図46に示す診断支援情報処理プログラム531は、データベースサーバ504の保持する実行ファイルのバージョン取得を行う。
【0352】
さらに、ステップS91において、図46に示す診断支援情報処理プログラム531のバージョンアップ情報取得部535は、データベースサーバ504に対して、データベースサーバ504の記憶装置506内の実行ファイル群512内のファイル名及びそのバージョン情報の取得要求を行う。
【0353】
データベースサーバ504では、バージョンアップサーバープログラム520が起動しており、データベースサーバプログラム520内のバージョンアップ情報提供部522は、図44に示すターミナルコンピュータ603のバージョン情報取得要求を受け付けて、データベースサーバ504の記憶装置506内の実行ファイル群512に含まれる全てのファイルについて、ファイルのバージョン情報とファイル名とを組とした情報を生成し、LAN220経由でターミナルコンピュータ603に情報を転送する。
【0354】
ターミナルコンピュータ603の図46に示すバージョンアップ情報取得部535は、図44に示すデータベースサーバ504から転送された情報を取得し、保持する。
【0355】
続いて、ステップS92において、図46に示す診断支援情報処理プログラム531の新規ファイル追加部538は、ステップS91で取得した情報を元にして、図44に示すデータベースサーバ504の実行ファイル群512内に存在し、ターミナルコンピュータ603の図47に示す実行ファイル群612内に存在しないファイルを抽出し、抽出したファイルのダウンロードを、図46に示すダウンロード部536に対して指示する。ダウンロード部536は、指示されたファイルについて、図44に示すデータベースサーバ504へ取得要求を行う。
【0356】
図45に示すデータベースサーバプログラム520内のアップロード部521は、図44に示すターミナルコンピュータ603の要求を受け付け、要求指定されたファイル名と同一のファイル名であるファイルを、記憶装置506内の実行ファイル群512から取得し、その内容をLAN220経由で、ターミナルコンピュータ603に転送する。
【0357】
ターミナルコンピュータ603の図46に示す新規ファイル追加部538は、図44に示すデータベースサーバ504から転送された情報を取得し、図47に示す記憶装置606内の実行ファイル群612に記録する。
【0358】
次に、ステップS93において、図46に示す診断支援情報処理プログラム531の実行分析部533は、図47に示す記憶装置606に記憶されている実行履歴ファイル613を基にして、各機能の使用歴の有無を判定し、判定結果を保持する。ここで、実行履歴ファイル613は、前回診断支援情報処理プログラム531の実行時に、実行履歴作成部532が作成、更新したファイルである。
【0359】
また図46に示す診断支援情報処理プログラム531の実行分析部533は、図47に示す実行ファイル群612内のファイルを基にして、機能と機能を担当するファイルとの対応情報を取得し、保持する。
【0360】
次に、ステップS94において、図46に示す診断支援情報処理プログラム531のファイルリストアップ部539は、機能の使用歴に基づいて、図44に示すデータベースサーバ504からのダウンロードの対象となるファイルをリストアップする。
【0361】
図46に示す診断支援情報処理プログラム531のファイルリストアップ部539は、実行分析部533の保持する使用歴の判定結果において、使用歴がある機能をリストアップし、さらに、リストアップした機能について、実行分析部533の保持する、機能とファイルの対応情報を基にして、機能に対応するファイル名をリストアップし、保持する。
【0362】
ステップS95において、ダウンロード実行部540は、ステップS94においてファイルリストアップ部がリストアップしたファイル名リストの各々を、ダウンロード判定部537に指示する。
【0363】
ダウンロード判定部537では、指示されたファイル名に関して、ファイル情報取得部534から得るバージョン情報と、バージョンアップ情報取得部535の保持するバージョン情報とを比較し、ファイル情報取得部534から得るバージョン情報が古い場合に、ダウンロード部536に対して、ファイルのダウンロードを指示する。
【0364】
図45に示すデータベースサーバプログラム520内のアップロード部521は、図44に示すターミナルコンピュータ603の要求を受け付け、要求指定されたファイル名と同一のファイル名であるファイルを、記憶装置506内の実行ファイル群512から取得し、その内容をLAN220経由で、ターミナルコンピュータ603に転送する。
【0365】
ターミナルコンピュータ603の図46に示すダウンロード部536は、図44に示すデータベースサーバ504から転送された情報を取得し、図47に示す実行ファイル群612内のファイルの更新を行う。
【0366】
以上により、図44に示すターミナルコンピュータ603において、使用歴のある機能に関して、実行ファイル群612の機能に関連するファイルの更新を行い、機能のバージョンアップを行う。
【0367】
また、図46に示す診断支援情報処理プログラム531の各機能を実行する際に、機能を担当する各処理ブロックが、当該機能に関して前記実行分析部533の保持する使用歴の判定結果を問い合わせ、使用歴がない場合には、前記ダウンロード判定部537に対して、機能の処理実行に必要な全てのファイルを指示することにより、図44に示すターミナルコンピュータ603内の図47に示す実行ファイル群612内のファイルの更新を行う。
【0368】
このような構成及び作用により、LAN220は、通信ネットワークとなっている。
【0369】
データベースサーバ504は、前記LAN220に接続された情報管理装置となっている。
【0370】
ターミナルコンピュータ603は、前記LAN220に接続された情報処理装置となっている。
【0371】
前記データベースサーバ504は、前記ターミナルコンピュータ603の保持するファイル(実行ファイル群612)を更新する更新ファイル(実行ファイル群512)と該更新ファイルに関する更新ファイル情報(バージョンアップサーバー実行ファイル513)とを保持している。
【0372】
前記ターミナルコンピュータ603は、前記データベースサーバ504から、前記更新ファイルを取得して、前記ターミナルコンピュータ603の保持するファイル(実行ファイル群612)を、取得した更新ファイルに更新するバージョンアップ手段(診断支援情報処理プログラム531)を備えている。
【0373】
前記バージョンアップ手段は、前記ターミナルコンピュータ603の有する機能の使用履歴情報(実行履歴ファイル613)に基づいて、前記データベースサーバ504から取得する前記更新ファイルを決定する、更新ファイル決定手段(ダウンロード判定部537)を有する。
【0374】
(効果)
このような第6の実施の形態によれば、ターミナルコンピュータ603は、使用歴のある機能に関するファイルに関してのみ、ファイルの更新作業を行うため、ダウンロード時間の短縮、サーバー及びネットワークの負荷軽減が行える。
【0375】
また、第6の実施の形態によれば、サーバーからのファイルのダウンロードに対してファイル単位、または転送量単位の課金を行う場合、ユーザに対して不要な課金を科す必要がなく、公正な課金体系を実現することが可能となる。
【0376】
[付記]
以上詳述したような本発明の前記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0377】
(付記項1) 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを読み込むための読み込み手段と、
前記読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、
少なくとも1つの画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、
前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、
前記指定手段により指定されたレコード及び画像を関連付けて記憶するための記憶手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【0378】
(付記項2) 前記データは表形式で構成されたデータを含むデータファイルであることを特徴とする付記項1記載の情報処理装置。
【0379】
(付記項3) 前記画像一覧表示手段は、
画像ファイルを読み込むための画像読み込み手段と、
前記画像読み込み手段により読み込まれた画像を縮小するための縮小手段と、
前記縮小手段により縮小された縮小画像を一覧表示するための縮小画像一覧表示手段とを備えたことを特徴とする付記項1または2に記載の情報処理装置。
【0380】
(付記項4) 前記記憶手段は、
前記指定手段により指定された少なくとも1つのレコードに対し、前記指定手段により指定された少なくとも1つの画像に対応する画像ファイルを特定する情報を付加することにより関連付けを行うことを特徴とする付記項1乃至3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0381】
(付記項5) 前記画像ファイルを特定する情報は画像ファイル名に基づく情報であることを特徴とする付記項4記載の情報処理装置。
【0382】
(付記項6) 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを含むデータファイルを読み込むためのデータ読み込み手段と、
前記データ読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、
少なくとも1つの画像ファイルを読み込むための画像読み込み手段と、
前記画像読み込み手段により読み込まれた画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、
前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、
前記指定手段により指定されたレコードに対し、前記指定手段により指定された画像を関連付けるための関連付け手段と、
前記関連付け手段による関連付けの結果を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【0383】
(付記項7) 前記データが項目として患者情報及び/または内視鏡検査情報及び/または診断情報の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする付記項1乃至6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0384】
(付記項8) 前記画像は内視鏡画像であることを特徴とする付記項1乃至7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0385】
(付記項9) 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードから成るデータを含むデータファイルを読み込むデータ読み込みステップと、
前記読み込まれたデータを一覧表示するデータ一覧表示ステップと、
少なくとも1つの画像ファイルを読み込む画像読み込みステップと、
前記読み込まれた画像を一覧表示する画像一覧表示ステップと、
前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定ステップと、
前記指定されたレコードに対し、前記指定された画像を関連付けるための関連付けステップと、
前記関連付けの結果を記憶する記憶ステップと、から成ることを特徴とする情報処理方法。
【0386】
(付記項10) 画像データを非可逆圧縮ファイル化するための圧縮手段と、前記画像データに対し非可逆圧縮の適用を示す情報を重畳する重畳手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【0387】
(付記項11) 前記情報は非可逆圧縮処理の適用及び/または非可逆圧縮処理適用後のファイルサイズ及び/または非可逆圧縮処理適用による画質の程度を表す情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする付記項10記載の情報処理装置。
【0388】
(付記項12) 画像データを非可逆圧縮ファイル化するための圧縮手段と、前記圧縮手段による画像データの圧縮後のファイルサイズを取得するためのファイルサイズ取得手段と、
前記圧縮手段による圧縮適用前の前記画像データ上に前記ファイルサイズを重畳するための重畳手段とを備え、
前記重畳手段によるファイルサイズ重畳後の前記圧縮適用前の画像を前記圧縮手段により再度圧縮することを特徴とする情報処理装置。
【0389】
(付記項13) 非可逆圧縮された画像ファイルを伸張することにより画像データを取得するための画像データ取得手段と、
前記画像ファイルの非可逆圧縮に関する情報を前記画像データに重畳するための重畳手段と、
前記重畳手段による情報が重畳された画像データを保存するための保存手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【0390】
(付記項14) 前記情報が文字列から成ることを特徴とする付記項10乃至13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0391】
(付記項15) 前記情報が特定のパターンまたは色情報であることを特徴とする付記項10乃至14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0392】
(付記項16) 前記重畳手段が圧縮率の程度に応じて異なる情報を重畳することを特徴とする付記項15に記載の情報処理装置。
【0393】
(付記項17) 前記情報が少なくとも画像解析処理適用可否のいずれかを示すものであることを特徴とする付記項16に記載の情報処理装置。
【0394】
(付記項18) 前記画像データが内視鏡画像であることを特徴とする付記項10乃至17のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0395】
(付記項19) 所定の情報を複数のデータファイルに記録する記録装置と、前記記録装置に記録されたデータファイルのバックアップファイルを作成するバックアップファイル作成手段と、前記バックアップファイル作成手段の作成するバックアップファイルに記録されている情報を前記記録装置に復元する復元手段と、から成る情報処理装置において、
前記バックアップファイルは、前記複数のデータファイルの各々に対応するバックアップファイルを結合した単一のファイルであることを特徴とする情報処理装置。
【0396】
(付記項20) 前記複数のデータファイルは、データベースを構成するデータベースファイルであることを特徴とする付記項19に記載の情報処理装置。
【0397】
(付記項21) 前記データベースファイルの構成するデータベースは、前記所定の情報が格納されているデータファイルの所在位置またはファイル名を記録するデータベースであることを特徴とする付記項20に記載の情報処理装置。
【0398】
(付記項22) 前記データファイルは、画像データが記録された画像ファイルであることを特徴とする付記項19乃至21のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0399】
(付記項23) 前記画像データは、内視鏡画像データであることを特徴とする付記項19乃至22のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0400】
(付記項24) 前記データファイルは、動画データが記録された動画ファイルであることを特徴とする付記項19乃至23のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0401】
(付記項25) 前記データファイルは、文書データが記録された文書ファイルであることを特徴とする付記項19乃至24のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0402】
(付記項26) 前記データファイルは、音声データが記録された音声ファイルであることを特徴とする付記項19乃至25のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0403】
(付記項27) 前記所定の情報は、医用情報であることを特徴とする付記項19乃至26のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0404】
(付記項28) 通信ネットワークと、前記通信ネットワークに接続された情報管理装置と、前記通信ネットワークに接続された情報処理装置と、から成る情報システムにおいて、
前記情報処理装置は、前記情報管理装置との接続情報を保持する接続情報保持手段を備え、
前記情報処理装置は、前記接続情報保持手段の保持する接続情報に基づいて、前記情報処理装置の有する機能動作を制限することを特徴とする情報システム。
【0405】
(付記項29) 前記情報処理装置は、前記情報管理装置の管理する情報をダウンロードして表示する表示装置を備え、
前記情報処理装置は、前記接続情報保持手段の保持する接続情報に基づいて、前記表示装置に表示する内容を制限することを特徴とする付記項28に記載の情報システム。
【0406】
(付記項30) 前記情報処理装置は、情報を記録する記録装置と、前記情報管理装置の管理する情報をダウンロードして前記記録装置に記録する外部記録手段と、を備え、
前記外部記録手段は、前記接続情報保持手段の保持する接続情報に基づいて、前記記録装置に記録する内容を制限することを特徴とする付記項28または29に記載の情報システム。
【0407】
(付記項31) 前記情報管理装置の管理する情報は、医用情報であることを特徴とする付記項28乃至30のいずれか1つに記載の情報システム。
【0408】
(付記項32) 所定の情報を記録する記録装置と、前記記録装置に記録された情報の一覧表を作成する一覧表作成部と、前記一覧表作成部の作成する一覧表を表示する表示装置と、から成る情報処理装置において、
前記所定の情報は、項目値と、該項目値にリンクするリンクデータと、
を組とした情報であって、
前記リンクデータは複数のデータ種類から構成され、
前記一覧表は、
前記項目値の一覧表を表示する項目値表示領域と、
前記リンクデータの一覧表を表示するリンクデータ表示領域と、を有することを特徴とする情報処理装置。
【0409】
(付記項33) 前記データ種類は、画像ファイルと、動画ファイルと、音声ファイルと、文書ファイルと、であり、
前記一覧表作成部は、同一の項目値にリンクするリンクデータを、前記リンクデータ表示領域内の所定の表示領域に表示することを特徴とする付記項32に記載の情報処理装置。
【0410】
(付記項34) 前記画像ファイルは、内視鏡画像データを記録した画像ファイルであることを特徴とする付記項33に記載の情報処理装置。
【0411】
(付記項35) 前記一覧表作成部は、前記リンクデータの種類に応じたアイコンを、前記リンクデータ表示領域に表示することを特徴とする付記項32乃至34のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【0412】
(付記項36) 前記情報処理装置は、前記データ種類に応じて情報の再生を行う情報再生手段を備え、
前記情報再生手段は、前記リンクデータ表示領域に表示されたアイコンのうち、選択されているアイコンに関するリンクデータを、リンクデータのデータ種類に応じて再生することを特徴とする付記項35に記載の情報処理装置。
【0413】
(付記項37) 通信ネットワークと、前記通信ネットワークに接続された情報管理装置と、前記通信ネットワークに接続された情報処理装置と、から成る情報システムにおいて、
前記情報管理装置は、前記情報処理装置の保持するファイルを更新する更新ファイルと該更新ファイルに関する更新ファイル情報とを保持し、
前記情報処理装置は、前記情報管理装置から、前記更新ファイルを取得して、前記情報処理装置の保持するファイルを、取得した更新ファイルに更新するバージョンアップ手段を備え、
前記バージョンアップ手段は、前記情報処理装置の有する機能の使用履歴情報に基づいて、前記情報管理装置から取得する前記更新ファイルを決定する、更新ファイル決定手段を有することを特徴とする情報システム。
【0414】
(付記項38) 前記使用履歴情報は、機能の実行動作の有無に基づく情報であることを特徴とする付記項37に記載の情報システム。
【0415】
(付記項39) 前記使用履歴情報は、機能の実行動作の利用回数に基づく情報であることを特徴とする付記項37に記載の情報システム。
【0416】
(付記項40) 前記使用履歴情報は、所定の期間内における機能の使用履歴情報であることを特徴とする付記項37乃至39のいずれか1つに記載の情報システム。
【0417】
(付記項41) 前記更新ファイル決定手段は、前記情報処理装置の有する機能と、該機能を実行するために必要なファイルを組とする更新対象ファイル情報を保持し、前記更新ファイル決定手段は、前記使用履歴情報と、前記更新対象ファイル情報と、前記情報管理装置から取得した前記更新ファイル情報と、に基づいて、前記情報管理装置から取得する前記更新ファイルを決定することを特徴とする、付記項37乃至40のいずれか1つに記載の情報システム。
【0418】
(付記項42) 前記情報処理装置の有する機能は、画像データ処理機能と、数値データ処理機能と、であることを特徴とする付記項37乃至41のいずれか1つに記載の情報システム。
【0419】
(付記項43) 前記画像データ処理機能は、内視鏡画像の画像データを画像処理する機能であることを特徴とする付記項42に記載の情報システム。
【0420】
(付記項44) 前記数値データ処理機能は、医療に関連する数値データを解析処理する機能であることを特徴とする付記項42に記載の情報システム。
【0421】
(付記項45) 前記情報管理装置は、データベースサーバであることを特徴とする付記項37乃至44のいずれか1つに記載の情報システム。
【0422】
(付記項46) 前記情報処理装置は、ターミナルコンピュータであることを特徴とする付記項37乃至44のいずれか1つに記載の情報システム。
【0423】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、画像とレコードを簡便に対応付けて管理することが可能となり、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡情報システムを示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る記憶装置に記憶されるデータベースを示す説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る情報入力部を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る入力ウィンドウを示す説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る上段、中段、下段の入力ウィンドウを示す説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る検索条件入力ウィンドウを示す説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像特徴量作成部を示すブロック図。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るグラフ作成条件入力ウィンドウを示す説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る検定実行条件入力ウィンドウを示す説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る一覧表を示す説明図。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る表示列管理表を示す説明図。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るログオン処理ウィンドウを示す第1の説明図。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡ファイリング装置におけるユーザ情報の管理例を示す説明図。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るログオン処理ウィンドウを示す第2の説明図。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係るユーザ管理部を示すブロック図。
【図16】本発明の第1の実施の形態の特徴を説明するための比較例の関連付け処理の流れを示すフローチャート。
【図17】図16の比較例による表型式ファイル選択のためのダイアログを示す説明図。
【図18】本発明の第1の実施の形態に係るデータ一覧表示を示す説明図。
【図19】本発明の第1の実施の形態に係るデータ一覧表示によるレコードの選択を示す説明図。
【図20】図16の比較例による画像ファイル選択のためのダイアログを示す説明図。
【図21】本発明の第1の実施の形態に係る関連付け処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図22】本発明の第1の実施の形態に係る画像一覧表示ウィンドウを示す説明図。
【図23】本発明の第1の実施の形態に係る画像一覧表示ウィンドウによるレコードの選択を示す説明図。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係る外部情報入出力部を示すブロック図。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る外部情報入出力部の動作を説明するためのフローチャート。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係る画像圧縮の詳細を設定するための設定ウィンドウを示す説明図。
【図27】本発明の第2の実施の形態に係る圧縮情報付加原画像を示す説明図。
【図28】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡情報システムを示すブロック図。
【図29】本発明の第3の実施の形態に係る記憶装置に記憶されるデータベースを示す説明図。
【図30】本発明の第3の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムを示すブロック図。
【図31】本発明の第3の実施の形態に係る一覧表を示す説明図。
【図32】本発明の第3の実施の形態に係るアーカイブファイルの構造を示す説明図。
【図33】本発明の第3の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムによるイベントループを示すフローチャート。
【図34】本発明の第3の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムによるデータのバックアップを示すフローチャート。
【図35】本発明の第3の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムによるデータの復元を示すフローチャートである。
【図36】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡情報システムを示すブロック図。
【図37】本発明の第4の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムを示す説明図。
【図38】本発明の第4の実施の形態に係るターミナルコンピュータとデータベースサーバの通信が確立されない状況における診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャート。
【図39】本発明の第4の実施の形態に係るターミナルコンピュータとデータベースサーバの通信が確立された状況における診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャート。
【図40】本発明の第5の実施の形態に係る内視鏡情報システムを示すブロック図。
【図41】本発明の第5の実施の形態に係る一覧表を示す説明図。
【図42】本発明の第5の実施の形態に係る情報一覧作成部を示す説明図。
【図43】本発明の第5の実施の形態に係る情報一覧作成部によるアイコンリストの作成の処理を示すフローチャート。
【図44】本発明の第6の実施の形態に係る情報システムを示すブロック図。
【図45】本発明の第6の実施の形態に係るバージョンアップサーバープログラムを示すブロック図。
【図46】本発明の第6の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムを示すブロック図。
【図47】本発明の第6の実施の形態に係るターミナルコンピュータに接続される記憶装置を示す構成図。
【図48】本発明の第6の実施の形態に係る診断支援情報処理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …ターミナルコンピュータ603
2 …内視鏡観察装置
3 …内視鏡ファイリング装置
4 …コンピュータ
5 …操作装置
6 …記憶装置
7 …表示装置
8 …外部記憶装置
11 …情報入力部
12 …検索条件入力部
13 …画像特徴量作成部
14 …画像関心領域作成部
15 …情報一覧作成部
16 …グラフ実行部
17 …検定実行部
18 …外部情報入出力部
19 …ユーザ管理部
70 …画像一覧表示ウィンドウ
71 …フォルダ選択領域
72 …画像一覧表示領域
73 …メニュー
74 …マウスカーソル

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードからなるデータを読み込むための読み込み手段と、
    前記読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、
    少なくとも1つの画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、
    前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、
    前記指定手段により指定されたレコード及び画像を関連付けて記憶するための記憶手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードからなるデータを含むデータファイルを読み込むためのデータ読み込み手段と、
    前記データ読み込み手段により読み込まれたデータを一覧表示するためのデータ一覧表示手段と、
    少なくとも1つの画像ファイルを読み込むための画像読み込み手段と、
    前記画像読み込み手段により読み込まれた画像を一覧表示するための画像一覧表示手段と、
    前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定手段と、
    前記指定手段により指定されたレコードに対し、前記指定手段により指定された画像を関連付けるための関連付け手段と、
    前記関連付け手段による関連付けの結果を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 少なくとも1つの項目を含む少なくとも1つのレコードからなるデータを含むデータファイルを読み込むデータ読み込みステップと、
    前記読み込まれたデータを一覧表示するデータ一覧表示ステップと、
    少なくとも1つの画像ファイルを読み込む画像読み込みステップと、
    前記読み込まれた画像を一覧表示する画像一覧表示ステップと、
    前記データ一覧表示におけるレコード及び前記画像一覧表示における画像を各々指定するための指定ステップと、
    前記指定されたレコードに対し、前記指定された画像を関連付けるための関連付けステップと、
    前記関連付けの結果を記憶する記憶ステップと、から成ることを特徴とする情報処理方法。
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