JP2005010810A - リアプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 反射ミラー20には、前記輝度ムラを補正する傾斜膜21を成膜してある。この傾斜膜21が、例えば反射ミラー20に対してP偏光の画像光が入射する場合は、スクリーン30の上側を明るく、その下側を暗くするように画像光に対して作用して、入射角依存性によって、スクリーン30の上側が暗くなり、その下側が明るくなる特性を相殺する。
【選択図】 図2
Description
が反射する画像光の輝度を、前記スクリーンからの射出時にほぼ均一になるように補正する輝度均一化補正手段を有することを特徴とする。
したがって、この発明によれば、投写距離を短くして、奥行き方向の厚さや高さ方向の厚みの更なる薄型化によっても輝度ムラの少ない小型なリアプロジェクタを提供することができる。
図1は、この発明のリアプロジェクタの概略構成を説明する図である。このリアプロジェクタ100は、画像光を生成して射出する投写光学系10と、前記投写光学系10が射出した前記画像光を反射する反射ミラー20と、前記反射ミラー20が反射した前記画像光を一方の端面側から入射して他方の端面側から射出して画像を表示するスクリーン30とを主に有した光学系を筐体40に内蔵している。なお、スクリーン30は、筐体40の前面側に垂直に嵌め込まれている。
図4は、この発明の実施の形態1のリアプロジェクタの反射ミラーの変形例の概念を示す図である。この反射ミラー20には、下側が上側よりも膜を薄く形成して、下側の反射率を高くなるようにしてある。このように下側の方の反射率を高くすると、反射ミラー20の下側に入射する画像光が、その上側に入射する画像光よりも反射しやすくなる。したがって、前記反射ミラー20は、反射ミラーの入射面に対しS偏光の光が入射する場合には、反射する画像光の輝度を、前記スクリーン30からの射出時に均一になるように補正することになる。
図5は、この発明の実施の形態2のリアプロジェクタの主要構成を説明する図である。上記実施の形態1ではスクリーン30に表示される画像の輝度ムラを補正する手段を反射ミラー20に設けた場合であったのに対して、この実施の形態2ではスクリーン30に輝度を均一化して画像の輝度ムラを補正する手段を備えるようにした点が相違する。なお、上記実施の形態1と同一構成要素には、同一符号を付し、説明を省略する。
なお、投写光学系10が投写する画像光が反射ミラーの入射面に対しS偏光の場合には、フレネルの反射の法則に基づく入射角依存性によって、スクリーン30の上側が明るく、その下側が暗くなる画像光がスクリーン30に入射するため、スクリーン30の上側が暗く、その下側が明るくなるように画像光を透過させる透過率を持つようにすればよい。また、傾斜膜31aではなく、微小粒子の密度を変えて透過率を変化させるようにしてもよい。この場合、高い透過率の方の微小粒子の密度を小さくすればよい。
図11は、この発明の実施の形態3のリアプロジェクタの概略構成を説明する図である。上記実施の形態1で説明したリアプロジェクタ100では、投写光学系10から射出される画像光が図示しない投写レンズから直接反射ミラー20に射出する場合を想定していた。これに対して、この実施の形態3のリアプロジェクタ200は、投写光学系10の代わりに投写光学系50を内蔵し、投写光学系50側に輝度均一化補正手段を設けるようにした点が相違する。
また、投写光学系50では、折り返しミラー51だけでなく、図示しないインテグレータの後段の光路中であれば、いずれの部分に輝度均一化補正手段を設けてもよい。ここでいう輝度均一化補正手段とは、上述したような光学的な手段のみならず、投写光学系の中で投写画像を形成する電気光学素子(例えば液晶パネル)の特性を電気的に補正するものも含む。ここで、インテグレータの後段としたのは、インテグレータでは、一旦光が細分化されてから重畳されるため、その間では、輝度ムラを抑制するように輝度を調整できないからである。
20 反射ミラー
21 傾斜膜
30 スクリーン
31 輝度均一化補正手段
31a 傾斜膜
31b 曲面
31c プリズム
31d プリズム
32 フレネルレンズ
33 メインスクリーン
34 フレネルレンズ
35 フレネルレンズ
36 フレネルレンズ
40 筐体
50 投写光学系
51 ミラー
100 リアプロジェクタ
200 リアプロジェクタ
X 軸
α 入射角
β 入射角
Claims (15)
- 画像光を生成して射出する投写光学系と、前記投写光学系が射出した前記画像光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーが反射した前記画像光を一方の端面側から入射して他方の端面側から射出して画像を表示するスクリーンと、を有するリアプロジェクタにおいて、
前記反射ミラーが反射する画像光の輝度を、前記スクリーンからの射出時にほぼ均一になるように補正する輝度均一化補正手段を有することを特徴とするリアプロジェクタ。 - 前記輝度均一化補正手段は、前記投写光学系から投写される画像光の入射角の大きい側の面の反射率と入射角の小さい側の面の反射率とがそれぞれの入射角においてほぼ同じになるように形成した前記反射ミラーとしたことを特徴とする請求項1に記載のリアプロジェクタ。
- 前記反射ミラーの前記投写光学系から投写される画像光が入射する面には、傾斜膜が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリアプロジェクタ。
- 前記傾斜膜は、前記投写光学系から投写される画像光の入射角の大きい側の面の反射率と入射角の小さい側の面の反射率とがそれぞれの入射角においてほぼ同じになるように、部分的に異なる膜厚を有して形成されていることを特徴とする請求項3に記載のリアプロジェクタ。
- 前記輝度均一化補正手段は、前記反射ミラーの反射する画像光の輝度を前記スクリーンからの射出時にほぼ均一になるように補正した画像光を射出する前記投写光学系としたことを特徴とする請求項1に記載のリアプロジェクタ。
- 前記輝度均一化補正手段は、前記反射ミラーで反射されて入射する画像光の輝度が射出時にほぼ均一になるように補正して透過させる透過率を持つスクリーンとしたことを特徴とする請求項1に記載のリアプロジェクタ。
- 画像光を生成して射出する投写光学系と、前記投写光学系が射出した前記画像光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーが反射した前記画像光を一方の端面側から入射して他方の端面側から射出して画像を表示するスクリーンと、を有するリアプロジェクタにおいて、前記スクリーンは、前記画像光の前記スクリーンに対する入射角を補正して導光する導光部を入射端面側に備えたことを特徴とするリアプロジェクタ。
- 前記導光部は、前記スクリーンの入射端面側を構成するフレネルレンズとともに集光特性を持つようにしたことを特徴とする請求項7に記載のリアプロジェクタ。
- 前記導光部は、前記スクリーンを構成するフレネルレンズと一体に成形し、前記導光部と前記フレネルレンズとでメニスカスレンズを構成することを特徴とする請求項7に記載のリアプロジェクタ。
- 前記導光部は、フレネルレンズの同心円形状に合わせて配置したプリズム形状としたことを特徴とする請求項7に記載のリアプロジェクタ。
- 前記導光部は、前記スクリーンの周辺部分にのみ形成するようにしたことを特徴とする請求項7から10のいずれか一つに記載のリアプロジェクタ。
- 前記投写光学系は、偏光状態を揃えた少なくとも2色の画像光を射出することを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のリアプロジェクタ。
- 前記投写光学系は、反射ミラーに対してP偏光に揃えた画像光を射出することを特徴とする請求項12に記載のリアプロジェクタ。
- 前記投写光学系は、反射ミラーに対してS偏光に揃えた画像光を射出することを特徴とする請求項12に記載のリアプロジェクタ。
- 前記投写光学系は、光源と、前記光源から射出された光をほぼ均一な照度分布の光にするインテグレータとを有し、
前記インテグレータと前記スクリーンとの間の光路中に前記輝度均一化補正手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載のリアプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004276618A JP2005010810A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | リアプロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004276618A JP2005010810A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | リアプロジェクタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002084176A Division JP2003280093A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | リアプロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005010810A true JP2005010810A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34101541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004276618A Withdrawn JP2005010810A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | リアプロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005010810A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186704A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置及びプロジェクタ |
WO2017179655A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 日本精機株式会社 | 透過スクリーン及びレーザー走査型表示装置 |
-
2004
- 2004-09-24 JP JP2004276618A patent/JP2005010810A/ja not_active Withdrawn
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JP2009186704A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置及びプロジェクタ |
WO2017179655A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 日本精機株式会社 | 透過スクリーン及びレーザー走査型表示装置 |
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