JP3437919B2 - 反射型プロジェクター - Google Patents

反射型プロジェクター

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの照明光
を反射型のライトバルブに照射し、該ライトバルブの画
像を投写レンズによりスクリーン上に投写する反射型プ
ロジェクターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の反射型プロジェクター
を、反射型液晶プロジェクターについて、図4乃至図と
ともに、以下説明する。ここで、図4は従来の反射型液
晶プロジェクターの第1例における概略構成を示す説明
図、図5は従来の反射型液晶プロジェクターの第2例に
おける概略構成を示す説明図、図6は従来の反射型液晶
プロジェクターの第3例における概略構成を示す説明
図、図7は従来の反射型液晶プロジェクターの第4例に
おける概略構成を示す説明図である。 【0003】図4において、ガラス板2の光源1側の面
に偏光選択フィルム3を貼り付けてなる偏光選択シート
4が、反射型LCD(液晶ディスプレイ)5の入射/出
射面に対向して略45°傾斜して設けられている。光源
1からの照明光は、偏光選択シート4で所定の偏光成分
のみが反射され、反射型LCD5に入射する。反射型L
CD5でセル毎の画像情報として変調された反射光は、
再度偏光選択シート4に入射し、所定の偏光成分のみが
透過されて、投写レンズ6を介してスクリーン(図示せ
ず)上に投写される。 【0004】しかしながら、この従来の第1例において
は、反射型LCD5からの変調出射光が偏光選択シート
4のガラス板2を透過して投写レンズ6に入射するの
で、ガラス板2の厚みt、屈折率N、傾きθによる非点
収差AS(=t・(N2−1)sin2θ/(N2−si
2θ)3/2)が発生し、スクリーン上に投写される画像
情報の特に周辺部に、フォーカスボケが生じるという問
題を有している。そこで、ガラス板2による非点収差の
影響を抑制するために、図5に示すような、従来の第2
例が提案されている。 【0005】図5において、ガラス板2の投写レンズ6
側の面に偏光選択フィルム3を貼り付けてなる偏光選択
シート14が、反射型LCD5の入射/出射面に対向し
て略45°傾斜して設けられている。光源1からの照明
光は、偏光選択シート14で所定の偏光成分のみが透過
され、反射型LCD5に入射する。反射型LCD5で画
像情報として変調された反射光は、再度偏光選択シート
4に入射し、所定の偏光成分のみが反射されて、投写レ
ンズ6を介してスクリーン(図示せず)上に投写され
る。 【0006】これによって、反射型LCD5からの変調
反射光はガラス板2を通過しなくなるので、非点収差に
よるフォーカスボケの発生を防止することが可能であ
る。 【0007】しかしながら、この従来の第2例において
は、偏光選択フィルム3を透過した光のガラス板2での
裏面反射によって不要光が発生し、例えば黒画面表示を
行う場合に、スクリーン上に現れて、品位が低下すると
いう問題を有している。そこで、ガラス板2の裏面反射
による不要光の発生を抑制するため、図6に示すよう
な、従来の第3例が提案されている。 【0008】図6において、ガラス板2の光源1側の面
(裏面)に、AR(アンチ・リフレクション)コート1
5を施すことによって、偏光選択フィルム3を透過した
光のガラス板2での裏面反射を防止している。 【0009】また、従来の第4例として、図7に示すよ
うに、偏光選択フィルム3を透過した光のガラス板2で
の裏面反射光をカットするための偏光板16を、偏光選
択シート14と投写レンズ6との間に設けたものが提案
されている。これによって、反射型LCD5による変調
反射光以外の不要光は、偏光板16で遮断されるので、
スクリーン上には現れない。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6と
ともに上述した従来の反射型プロジェクターの第3例に
おいては、ガラス板2の裏面反射防止用としてARコー
ト15を蒸着する必要があるため、コストアップを招来
するという問題があった。 【0011】また、図7とともに上述した従来の反射型
プロジェクターの第4例においては、ガラス板2の裏面
反射光をカットするための偏光板16を設ける必要があ
り、コストアップを招来するばかりでなく、照度の低下
も招来するという問題があった。 【0012】本発明は、上述したような点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成にて、ガラス板の裏面反射
光による画像品位の低下を防止するとともに、非点収差
によるフォーカスボケの発生を防止することができる反
射型プロジェクターを提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明に係る反射型プロ
ジェクターは、光源からの照明光を反射型のライトバル
ブに照射し、該ライトバルブの画像を投写レンズにより
スクリーン上に投写する反射型プロジェクターにおい
て、前記ライトバルブの入射/出射面に対向した位置
に、光源側からガラス板、1/4λ板、偏光選択フィル
ムの順で構成された偏光選択シートを、前記ライトバル
ブの入射/出射面に対して略45°傾斜した状態で配置
したものである。 【0014】これによって、偏光選択シートにおけるガ
ラス板と偏光選択フィルムとの間に、1/4λ板を設け
ているので、ガラス板の裏面反射光の発生を防止するこ
とができる。また、ライトバルブからの変調反射光はガ
ラス板を通過しないので、非点収差によるフォーカスボ
ケの発生を防止することができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の反射型プロジェク
ターの第1実施形態を、反射型液晶プロジェクターにつ
いて、図1とともに説明するが、上記従来例と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。ここで、図
1は本実施形態の反射型液晶プロジェクターの要部概略
を示す説明図である。 【0016】本実施形態の反射型液晶プロジェクタは、
図1に示すように、反射型LCD5の入射/出射面に対
向した位置に、光源1側からガラス板2、1/4λ板2
1、偏光選択フィルム3の順で構成された偏光選択シー
ト24を、前記反射型LCD5の入射/出射面に対して
略45°傾斜した状態で配置している。尚、本実施例で
は、偏光選択フィルム3はP波を反射し、S波を透過す
るものとする。 【0017】上記のように構成してなる反射型液晶プロ
ジェクタの動作について説明する。光源1からの照明光
(円偏光)は、ガラス板2を通過して、1/4λ板21
で偏光選択フィルム3を透過するS波に変換される。1
/4λ板21を出射したS波は、偏光選択フィルム3を
透過して、反射型LCD5に入射しセル毎の画像情報と
して変調される。 【0018】反射型LCD5から出射された変調光のう
ち、P波は偏光選択フィルム3で反射されて、投写レン
ズ6を介してスクリーン(図示せず)上に投写される。
ここで、スクリーン上に投写されるP波は、偏光選択シ
ート24のガラス板2を透過しないため、非点収差によ
るフォーカスボケの発生を防ぐことができる。 【0019】一方、反射型LCD5から出射された変調
光のうち、S波は偏光選択フィルム3を透過し、1/4
λ板21で円偏光に変換され、ガラス板2を透過して偏
光選択シート24から出射される。ここで、このS波が
ガラス板2を透過する際に、ガラス板2の出射側で裏面
反射が生じる。 【0020】ガラス板2で裏面反射した円偏光は、再度
1/4λ板21を通過してP波に変換されるが、偏光選
択フィルム3で反射された後、1/4λ板21を透過し
て円偏光に変換され、ガラス板2を透過して偏光選択シ
ート24から出射されることとなる。尚、再度ガラス板
2の出射側で裏面反射が生じるが、3回以降の裏面反射
光は、かなり減衰されているため問題のないレベルとな
っている。 【0021】これによって、スクリーン上で黒画面状態
における不要光の発生を防ぐことができ、画像品位を向
上させることが可能となる。 【0022】また、光源1からの照明光がある一定の偏
波面を持つ光である場合には、本発明の第2実施形態と
して、図2に示すように、偏光選択シート24の光源1
側に1/4λ板31を配置することによって、光源1か
らの照明光を円偏光に変換した上で、偏光選択シート2
4に入射させるようにすれば良い。 【0023】さらに、反射型LCD5R,5G,5Bを
3枚使用した反射型液晶プロジェクターを構成する場合
は、本発明の第3実施形態として、図3に示すように、
それぞれ所定の波長幅を持つ照明光を、偏光選択シート
24R,24G,24Bに入射し、各々の偏光選択シー
ト24R,24G,24Bからの反射光をクロスプリズ
ム41を介して投写レンズ6に入射させれば良い。 【0024】尚、上記本発明の反射型プロジェクターの
実施形態においては、反射型のライトバルブとして、反
射型LCD5を用いたものについて説明したが、これに
限らず、任意の偏波面の光を出射できる偏光変換素子で
あれば良いことは明らかである。 【0025】 【発明の効果】本発明に係る反射型プロジェクターは、
偏光選択シートにおけるガラス板と偏光選択フィルムと
の間に、1/4λ板を設けているので、ガラス板の裏面
反射光の発生を防止することができる。また、ライトバ
ルブからの変調反射光はガラス板を通過しないので、非
点収差によるフォーカスボケの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の反射型プロジェクターの第1実施形態
の要部概略を示す説明図である。 【図2】本発明の反射型プロジェクターの第2実施形態
を示す説明図である。 【図3】本発明の反射型プロジェクターの第3実施形態
を示す説明図である。 【図4】従来の反射型プロジェクターの第1例における
概略構成を示す説明図である。 【図5】従来の反射型液晶プロジェクターの第2例にお
ける概略構成を示す説明図である。 【図6】従来の反射型液晶プロジェクターの第3例にお
ける概略構成を示す説明図である。 【図7】従来の反射型液晶プロジェクターの第4例にお
ける概略構成を示す説明図である。 【符号の説明】 1 光源 2 ガラス板 3 偏光選択フィルム 5 反射型LCD 6 投写レンズ 21 1/4λ板 24 偏光選択シート

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源からの照明光を反射型のライトバル
    ブに照射し、該ライトバルブの画像を投写レンズにより
    スクリーン上に投写する反射型プロジェクターにおい
    て、 前記ライトバルブの入射/出射面に対向した位置に、光
    源側からガラス板、1/4λ板、偏光選択フィルムの順
    で構成された偏光選択シートを、前記ライトバルブの入
    射/出射面に対して略45°傾斜した状態で配置したこ
    とを特徴とする反射型プロジェクター。
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