JP2005010056A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】被検出体と磁気ヘッドとの相対的な位置関係を正しく設定することが可能な磁気センサを提供する。
【解決手段】磁気センサAは、磁気ヘッド1を少なくとも配設しアウターハウジング4内に配設されるインナーハウジング3と、アウターハウジング4の複数個所に設けられ、磁気ヘッド1の配設位置を選択可能とするとともに、磁気ヘッド1をアウターハウジング4の底面4aである検出面に案内する位置決めガイド部4dと、位置決めガイド部4dに対応するようにインナーハウジング3に設けられる支持部3a3とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯車や多極着磁のマグネット等の被検出体の移動状態を検出する磁気センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯車や多極着磁のマグネット等の被検出体の回転を検出する磁気センサとしては、被検出体を検出するための検出面を有する円筒状の樹脂製ケース(ハウジング)内に、マグネットとホールICや磁気抵抗素子等の磁気検出手段とからなる磁気ヘッドを配設し、前記樹脂ケース内にエポキシ等の封止部材を充填することで前記磁気ヘッドを気密的に収納するものが知られている。このような磁気センサは、特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−264817号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記磁気センサを自動車の速度検出用として、またエンジンの回転数を検出するもの等として用いる場合は、被検出体の形状あるいは取り付け個所が車種毎に異なるため、前記ケースを車種毎に設ける必要があり、前記磁気センサにおける前記ケースの設計業務を煩雑にしてしまうといった問題点を有している。また、前記磁気センサは、正確な検出を行うために被検出体と前記磁気ヘッドとの相対的な位置関係を正しく設定する必要があり、前記被検出体に対して前記磁気ヘッドを常に適切な位置に配設することができる磁気センサ構造が望まれている。
【0005】
そこで本発明は、前述した問題点に着目し、磁気ヘッドを収納するケース体の設計業務を簡素化することができ、また被検出体と磁気ヘッドとの相対的な位置関係を正しく設定することが可能な磁気センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載した磁気センサのように、磁力の変化を検出する磁気検出手段及び前記磁力を発するマグネットを有する磁気ヘッドをハウジング内に配設してなる磁気センサであって、前記磁気ヘッドを少なくとも配設し前記ハウジング内に配設されるインナーハウジングと、前記ハウジング内の複数個所に設けられ、前記磁気ヘッドの配設位置を選択可能とするとともに、前記磁気ヘッドを前記ハウジングの検出面に案内する位置決めガイド部と、前記位置決めガイド部に対応するように前記インナーハウジングに設けられる支持部と、を備えてなるものである。
【0007】
また、請求項2に記載した本発明は、請求項1に記載の磁気センサにおいて、前記位置決めガイド部は、前記ハウジングの内壁を多角形状に形成することで得られる複数の角部から構成し、前記支持部を前記各角部に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面が前記検出面に対して回転可能に設けられてなるものである。
【0008】
また、請求項3に記載した本発明は、請求項1に記載の磁気センサにおいて、複数のガイド部材から前記位置決めガイド部を構成し、前記支持部を前記ガイド部材に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面が前記検出面に対して上下に移動可能に設けられてなるものである。
【0009】
また、請求項4に記載した本発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載の磁気センサにおいて、前記インナーハウジングの前記ハウジングから露出する部分にコネクタ部を備えてなるものである。
【0010】
また、請求項5に記載した磁気センサのように、磁力の変化を検出する磁気検出手段及び前記磁力を発するマグネットを有する磁気ヘッドをハウジング内に配設してなる磁気センサであって、前記磁気ヘッドを少なくとも配設するためのホルダ部材と、前記ホルダ部材を少なくとも配設するとともに前記磁気検出手段と電気的に接続される回路基板と、前記ハウジング内の複数個所に設けられ前記回路基板の配設位置を選択可能とするとともに、前記磁気ヘッドを前記ハウジングの検出面に案内する位置決めガイド部と、を備えてなるものである。
【0011】
また、請求項6に記載した本発明は、請求項5に記載の磁気センサにおいて、複数のガイド部材から前記位置決めガイド部を構成し、前記回路基板を前記ガイド部材に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面が前記検出面に対して上下に移動可能に設けられてなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0013】
第1の実施形態における磁気センサを図1から図4を用いて説明する。本発明の第1の実施形態における磁気センサAは、磁気ヘッド1と、回路基板2と、インナーハウジング3と、アウターハウジング(ハウジング)4と、充填部材5とから主に構成され、例えば被検出体である歯車の回転を検出する回転検出装置を構成する。
【0014】
磁気ヘッド1は、マグネット1aと、磁気検出素子(磁気検出手段)1bとから構成されるものである。マグネット1aは、円柱状あるいは角柱状をなし、磁気検出素子1bと当接する平坦面1a1を有する。磁気検出素子1bは、ホールICや磁気抵抗素子(MR素子)等からなるものであり、ギヤや専用ロータ等の磁性材料からなる被検出体の回転や移動に伴う磁力の変化(マグネット1aが発する磁気の変化)を検出するもので、マグネット1aの平坦面1a1に熱硬化型接着剤を介して配設される。
【0015】
回路基板2は、ガラス繊維入りエポキシ樹脂材やセラミック等の絶縁基板に所定の配線パターンが形成されてなる硬質回路基板や、可撓性材料に所定の配線パターンが形成されてなるフレキシブル回路基板(FPC)からなり、磁気検出素子1bのノイズ吸収用コンデンサや信号増幅回路等の各種電子部品(図示しない)が実装されている。回路基板2の一端側は、略L字状に折り曲げ形成された磁気検出素子1bのリード1b1が半田等を介して電気的に接続され、また他端側は、後述するリード端子が半田等を介して電気的に接続されている。従って、磁気検出素子1bにより検出された検出信号は、回路基板2から前記リード端子に伝わり外部に取り出されることになる。
【0016】
インナーハウジング3は、SPS,PBT及びPPS等の合成樹脂材料から構成され、図1及び図2で示すように、ヘッド部3aと、ボディ部3bと、コネクタ部3cとを一体に備えている。
【0017】
ヘッド部3aには、マグネット1aを埋設(配設)するための凹部3a1と、回路基板2を配設するための載置部3a2とが形成され、載置部3a2は、凹部3a1の底面と略直交する位置関係をなしている。回路基板2は、載置部3a2に熱硬化型接着剤を介して配設固定され、また、マグネット1aは、凹部3a1に熱硬化型接着剤を介して配設固定される。
【0018】
また、ヘッド部3aは、図2に示すように、後で詳述するアウターハウジング4の多角形(図面上においては8角形)形状からなる内壁に当接する一対の支持部3a3がヘッド部3aの周壁に設けられている。支持部3a3は、多角形状の前記内壁の各角部の形状に対応する矢印形状をなしている。尚、図2は、インナーハウジング3をアウターハウジング4に嵌め込んだ状態をヘッド部3a側から見た状態を示すもので、支持部3a3と後述する位置決めガイド部との関係のみが図示されている。
【0019】
ボディ部3bには、導電性材料から形成されるリード端子3b1がインサート成形されている。リード端子3b1は、その両端部が略L字状に折り曲げ形成され、一端が回路基板2と電気的に接続され、また他端がコネクタ部3cへ引き出し案内されている。
【0020】
コネクタ部3cは、雌型コネクタ構造をなし、ボディ部3bに対して垂直方向に折り曲げ形成され、図示しない雄型コネクタがリード端子3b1の前記他端に接続可能な形状をなしている。
【0021】
アウターハウジング4は、インナーハウジング3と同様な合成樹脂材料を適用することができ、断面形状が略コの字状をなし一端が開口する円筒形状からなり、磁気ヘッド1,回路基板2及びインナーハウジング3を収納する収納空間Sを有する。アウターハウジング4は、磁気検出素子1bのマグネット1aとの非接触面である磁気検出面に当接する底部4aが側部4bに比べて薄肉になるように形成され、この底部4aは磁気センサAの検出面となる。また、アウターハウジング4は、その周壁に被取付体に取り付けるための取付部4cを有し、その取付部4cには金属材料からなるリング状の補強部材4c1がインサート成形されている。
【0022】
また、アウターハウジング4は、図3に示すように、磁気ヘッド1をアウターハウジング4の底面に案内する位置決めガイド部4dが内壁に構成される。アウターハウジング4は、その内壁が8角形をなすように形成されており、磁気ヘッド1は、インナーハウジング3の支持部3a3を複数の角部4d1に対して選択的に配設されることで、磁気ヘッド1の磁気検出面がアウターハウジングの検出面に対して回転方向に移動させることができるものとなる。
【0023】
充填部材5は、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂が適用でき、アウターハウジング4とインナーハウジング3との隙間となる収納空間Sに充填される。充填部材5は、アウターハウジング4とインナーハウジング3とを組み付けた状態で、底部4a側から注入され、少なくとも磁気ヘッド1,回路基板2及びインナーハウジング3におけるリード端子3b1が露出している部分が埋まる位置まで注入される。
【0024】
以上の各部によって磁気センサAが構成されている。図4は、インナーハウジング3をアウターハウジング4に嵌め込んだ状態を示している。インナーハウジング3は、被検出体の形状や磁気センサAを取り付ける個所に応じて、アウターハウジング4の8角形形状からなる内壁の複数の角部4d1から構成される位置決めガイド部4dを選択し、この選択された位置決めガイド部4d1にインナーハウジング3の一対の支持部3a3を沿わせてアウターハウジング4の底面4aに向けてスライドさせることで、インナーハウジング3をアウターハウジング4内に嵌め込むものである。
【0025】
かかる第1の実施形態における磁気センサAは、磁力の変化を検出する磁気検出素子1b及び前記磁力を発するマグネット1aを有する磁気ヘッド1をアウターハウジング4内に配設してなるものに関し、磁気ヘッド1を少なくとも配設しアウターハウジング4内に配設されるインナーハウジング3と、アウターハウジング4の複数個所に設けられ、インナーハウジング3の配設位置を選択可能とするとともに、磁気ヘッド1をアウターハウジング4の底面4aとなる検出面に案内する位置決めガイド部4dと、位置決めガイド部4dに対応するようにインナーハウジング3に設けられる一対の支持部3a3と、を備えてなるものである。また、位置決めガイド部4dは、アウターハウジング4の内壁を8角形に形成することで得られる複数の角部4d1から構成されるものであり、インナーハウジング3に設けられる一対の支持部3a3を各角部4d1に対して選択的に配設することで、磁気ヘッド1の磁気検出面(磁気検出素子1bの磁気検出面)を、アウターハウジング4の前記検出面に対して回転方向に移動させることが可能となるものである。
【0026】
従って、ホール素子やMR素子が二つ以上の配設されてなる磁気抵抗素子1bにおける前記ホール素子や前記MR素子の配列方向(以下、磁気ヘッド1の向きという)と、被検出体との向き(例えば、被検出体を歯車とした場合の回転方向)とを合わせることが望ましいとされている磁気センサAにおいて、磁気ヘッド1を前記検出面に対して回転可能とすることによって、磁気センサAの取付位置が限られており前記取付位置に対して被検出体の配設位置が所定角度をずれていたとしても、磁気ヘッド1の向きと前記被検出体との向きを合わせることが可能となるものであり、磁気ヘッド1と前記被検出体との相対的な位置関係を正しく設定することができることから、正確な磁力変化を検出することが可能となる。
【0027】
また、このような磁気ヘッドAを、例えば車両に搭載する場合において、磁気ヘッド1の向きと被検出体との向きとが車種毎に異なる場合であっても専用のアウターハウジングを用意しなくとも良く、単一なアウターハウジング4によって複数の車種に対することが可能となることから、アウターハウジング4の設計を簡素化することができる。しかも車種毎のアウターハウジング形成用の金型も用意しなくても良く、磁気センサAの製造コストを抑えることが可能となる。
【0028】
また、磁気センサAは、インナーハウジング3のアウターハウジング4から露出する部分にコネクタ部3cを備えることから、例えば車両の取付個所において電気コードの引き回し作業(配線作業)を軽減することができる。
【0029】
次に、図5から図7を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態と同様もしくは相当個所には同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0030】
本発明の第2の実施形態における磁気センサBは、磁気ヘッド1と、回路基板6と、ホルダー部材7と、ハウジング8と、充填部材5とから主に構成されており、本願出願人は、この磁気ヘッドBに係わる構造を特開平9−152304号公報によって提案している。
【0031】
磁気ヘッド1は、前述した第1の実施形態と同様に、マグネット1aと、磁気検出素子1bとで構成されている。
【0032】
回路基板6は、ガラス繊維入りエポキシ樹脂材やセラミック等の絶縁基板に所定の配線パターンが形成されてなる硬質回路配線板からなり、後で詳述するホルダー部材7を配設する。回路基板6の一端側には、略L字状に折り曲げ形成された磁気検出素子1bのリード1b1が半田等を介して電気的に接続され、また他端側には、グロメット9を介してハウジング8に固定される電気コードからなる配線部材10が半田等を介して電気的に接続されており、磁気検出素子1bにより検出された検出信号は、回路基板6から配線部材10に伝わり外部に取り出されることになる。尚、回路基板6には、磁気検出素子1bのノイズ吸収用コンデンサや信号増幅回路等の各種電子部品(図示しない)が実装されている。
【0033】
ホルダー部材7は、異なる角度を有する第1,第2の面7a,7bを有し、そのぞれの面7a,7bには、マグネット1aを埋設(配設)する第1,第2の凹部7c,7dが設けられ、凹部の底面の延長線が回路基板6に対して垂直に交わる第1の凹部7cにマグネット1aが配設されている。ホルダー部材7は、回路基板6のアウターハウジング8の底面側に設けられる一対の支持片7eによって回路基板6に配設されている。
【0034】
ハウジング8は、前述した第1の実施形態におけるインナーハウジング3やアウターハウジング4と同様な合成樹脂材料を適用することができ、断面形状が略コの字状をなし一端が開口する円筒形状からなり、磁気ヘッド1を備えたホルダー部材7及び回路基板2を収納する収納空間Sを有する。ハウジング8は、磁気検出素子1bのマグネット1aとの非接触面である磁気検出面に当接する底部8aが側部8bに比べて薄肉となるように形成され、この底部8aは磁気センサAの検出面となる。また、ハウジング8は、その周壁に被取付体に取り付けるための取付部8cを有している。
【0035】
ハウジング8の内部には、回路基板6の配設位置を定めることで回路基板6にホルダー部材7を介して配設される磁気ヘッド1の配設位置を決定するための位置決めガイド部8dが形成されている。位置決めガイド部8dは、回路基板6の両端部を支持するとともに、回路基板6にホルダ部材7を介して配設される磁気ヘッド1がハウジング8の底面8aとなる検出面に案内可能なスライド式のガイド部材から構成されるものである。位置決めガイド部8dは、磁気ヘッド1の位置と被検出体との相対的な位置関係を調整するべく、磁気ヘッド1の位置を上下に移動させるための3本のガイド壁(ガイド部材)8d1を備えており、上下何れかのスライド壁8d1を選択することで前記検出面に対して磁気ヘッド1の配設位置を決定することが可能となる。
【0036】
充填部材5は、ハウジング8内の収納空間S内に充填され、磁気ヘッド1,回路基板6及びホルダー部材7を固定する。
【0037】
以上の各部によって磁気センサBが構成されている。かかる磁気センサBは、磁力の変化を検出する磁気検出素子1b及び前記磁力を発するマグネット1aを有する磁気ヘッド1をハウジング8内に配設してなるものに関し、磁気ヘッド1を少なくとも配設するためのホルダ部材7と、ホルダ部材7を少なくとも配設するとともに磁気検出素子1bと電気的に接続される回路基板6と、ハウジング8内の複数個所に設けられ、回路基板6の配設位置を選択可能とするとともに、磁気ヘッド1をハウジング8の底面8aである検出面に案内する位置決めガイド部8dと、を備えてなるものである。また、複数のガイド壁8d1から位置決めガイド部8dを構成し、回路基板6をガイド壁8d1に対して選択的に配設することで、磁気ヘッド1の磁気検出面が前記検出面に対して上下に移動可能に設けられてなるものである。
【0038】
従って、ホール素子やMR素子が二つ以上の配設されてなる磁気抵抗素子1bにおける前記ホール素子や前記MR素子の配列位置(以下、磁気ヘッド1の位置という)と、被検出体との位置とを合わせることが望ましいとされている磁気センサBにおいて、磁気ヘッド1を前記検出面に対して移動可能に設けることによって、磁気センサBの取付位置が限られており前記取付位置に対して被検出体の配設位置がずれている状態で配設される場合であっても、磁気ヘッド1の位置と前記被検出体との位置とを合わせることが可能となるものであり、磁気ヘッド1と前記被検出体との相対的な位置関係を正しく設定することができることから、正確な磁力変化を検出することが可能となる。
【0039】
また、このような磁気ヘッドBを、例えば車両に搭載する場合において、磁気ヘッド1の向きと前記被検出体との向きとが車種毎に異なる場合であっても、単一なハウジング8によって複数の車種に対応することが可能となり、ハウジング設計を簡素化することができる。
【0040】
また、位置決めガイド部8dは、スライド式のガイド壁8d1から構成されるものであり、簡単な構成によって磁気ヘッド1を位置決め配設することが可能となり、ハウジング8の設計を煩雑にすることがない。
【0041】
尚、前述した第1の実施形態では、アウターハウジング4の内面を8角形形状として、この内面に形成される角部を位置決めガイド部4dとするものであったが、請求項3に記載の本発明にあっては、アウターハウジング及びインナーハウジングを備える磁気センサにおいて、インナーハウジングのヘッド部に一対の支持片を設け、アウターハウジングに、第2の実施形態と同様な前記支持片に対応するスライド式の複数のガイド部材を形成し、前記支持片を前記ガイド部材に対して選択的に配設する構成であっても良い。
【0042】
また、前述した第1の実施形態では、アウターハウジング4の内壁を8角形としたが、請求項2に記載の本発明にあっては、その内壁を多角形状にするものであれば良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、磁力の変化を検出する磁気検出手段及び前記磁力を発するマグネットを有する磁気ヘッドをハウジング内に配設してなる磁気センサに関し、磁気ヘッドを収納するケース体の設計業務を簡素化でき、また被検出体と磁気ヘッドとの相対的な位置関係を正しく設定することが可能な磁気センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の磁気センサを示す要部断面図。
【図2】同上第1の実施形態のインナーハウジングをヘッド部方向から見た状態を示す正面図。
【図3】同上第1の実施形態のアウターハウジングを示す正面図。
【図4】同上第1の実施形態のアウターハウジングにインナーハウジングを嵌め込んだ状態を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態の磁気センサを示す要部断面図
【図6】同上第2の実施形態の磁気センサを上方から見た図。
【図7】同上第2の実施形態のハウジングを示す側面図。
【符号の説明】
A 磁気センサ
1 磁気ヘッド
11 マグネット
12 磁気検出素子
3 インナーハウジング
3a ヘッド部
3a3 支持部
3c コネクタ部
4 アウターハウジング
4a 底面(検出面)
4d 位置決めガイド部
4d1 角部
B 磁気センサ
6 回路基板
7 ホルダー部材
8 ハウジング
8a 底面(検出部)
8d 位置決めガイド部
8d1 ガイド壁(ガイド部材)

Claims (6)

  1. 磁力の変化を検出する磁気検出手段及び前記磁力を発するマグネットを有する磁気ヘッドをハウジング内に配設してなる磁気センサであって、
    前記磁気ヘッドを少なくとも配設し前記ハウジング内に配設されるインナーハウジングと、
    前記ハウジング内の複数個所に設けられ、前記磁気ヘッドの配設位置を選択可能とするとともに、前記磁気ヘッドを前記ハウジングの検出面に案内する位置決めガイド部と、
    前記位置決めガイド部に対応するように前記インナーハウジングに設けられる支持部と、
    を備えてなることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記位置決めガイド部は、前記ハウジングの内壁を多角形状に形成することで得られる複数の角部から構成し、前記支持部を前記各角部に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面を前記検出面に対して回転可能に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 複数のガイド部材から前記位置決めガイド部を構成し、前記支持部を前記ガイド部材に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面が前記検出面に対して上下に移動可能に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  4. 前記インナーハウジングの前記ハウジングから露出する部分にコネクタ部を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の磁気センサ。
  5. 磁力の変化を検出する磁気検出手段及び前記磁力を発するマグネットを有する磁気ヘッドをハウジング内に配設してなる磁気センサであって、
    前記磁気ヘッドを少なくとも配設するためのホルダ部材と、
    前記ホルダ部材を少なくとも配設するとともに前記磁気検出手段と電気的に接続される回路基板と、
    前記ハウジング内の複数個所に設けられ前記回路基板の配設位置を選択可能とするとともに、前記磁気ヘッドを前記ハウジングの検出面に案内する位置決めガイド部と、
    を備えてなることを特徴とする磁気センサ。
  6. 複数のガイド部材から前記位置決めガイド部を構成し、前記回路基板を前記ガイド部材に対して選択的に配設することで、前記磁気ヘッドの磁気検出面が前記検出面に対して上下に移動可能に設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011053011A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nippon Seiki Co Ltd 回転検出装置

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