JP2005009621A - リテーナ取付用ブラケット - Google Patents

リテーナ取付用ブラケット Download PDF

Info

Publication number
JP2005009621A
JP2005009621A JP2003176183A JP2003176183A JP2005009621A JP 2005009621 A JP2005009621 A JP 2005009621A JP 2003176183 A JP2003176183 A JP 2003176183A JP 2003176183 A JP2003176183 A JP 2003176183A JP 2005009621 A JP2005009621 A JP 2005009621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
bracket
retainer
shelf surface
shelf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003176183A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tawada
和広 多和田
Masayuki Kito
雅之 鬼頭
Takeshi Abe
剛 阿部
Kei Matsuoka
圭 松岡
Kanehide Narita
金秀 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takanichi Co Ltd filed Critical Takanichi Co Ltd
Priority to JP2003176183A priority Critical patent/JP2005009621A/ja
Publication of JP2005009621A publication Critical patent/JP2005009621A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

【課題】基材にインサート成形されるリテーナ取付用ブラケットであって、引張強度と成形性を向上させることができ、またリテーナ取付用ブラケットの小型化が可能で幅の狭い部位や高さ制限のある部位等にも十分に提要することができるリテーナ取付用ブラケットを提供すること。
【解決手段】リテーナの係止部2および座面3を有するブラケット本体部1の下部に座面3と平行で、かつ基材10内に埋設される棚面4を設け、該棚面4には座面3と棚面4とで形成される隙間部(S)と基材側とを連通する孔部6を設けた。また、前記棚面4の外径は座面3の外径よりも小さいものとすることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基材にインサート成形されるリテーナ取付用ブラケットであって、引張強度と成形性を向上させることができるリテーナ取付用ブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平11−13717号公報
【特許文献2】実開平6−21912号公報
【0003】
例えば、自動車の車体にドアトリム等の基材を固定するのに、従来からリテーナと称される締結用部品が広く用いられている。このリテーナを取り付けるためのリテーナ取付用ブラケットは、特許文献1に示されるように、リテーナの係止部を有するブラケット本体部と、基材内に埋設されるフランジ部からなるものが知られている。また、特許文献2に示されるように、リテーナ係止部が露出するように発泡成形品にリテーナ取付用ブラケットをインサート成形することも知られている。
【0004】
一方、リテーナ取付用ブラケットの構造は設計条件等に応じて種々のものが開発されており、一例として出願人は図3に示されるように、リテーナの係止部2および座面3を有するブラケット本体部1の下部に座面3と平行で、かつ基材内に埋設される棚面4を設けたものを提案した。なお、5は座面3と棚面4を連結する十文字状の連結片である。
図4は、このようなリテーナ取付用ブラケットを発泡成形品にインサート成形した成形体を示すものであるが、リテーナ取付用ブラケットは基材10内に埋設された棚面4が基材樹脂によって固着されることにより固定される構造となっている。
【0005】
しかしながら、図4に示したブラケットの場合、座面3と棚面4とで形成される隙間部(S)に回り込んだ樹脂と基材10とが棚面4の外周部(A)のみで繋がった状態となっており、Aの部分に割れを生じるおそれがあるためブラケットの引張強度が不足するという問題点があった。また、最近ではリテーナ取付用ブラケットの小型化の要求から隙間部(S)の高さを小さくする必要があり、この場合は隙間部(S)へ成形樹脂が回りにくくなり成形性が劣るとともに引張強度の低下が著しいという問題点があった。特に基材として発泡ポリウレタン樹脂を用いた場合にはこの傾向が強かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、基材にインサート成形されるリテーナ取付用ブラケットであって、引張強度と成形性を向上させることができ、またリテーナ取付用ブラケットの小型化が可能で幅の狭い部位や高さ制限のある部位等にも十分に提要することができるリテーナ取付用ブラケットを提供することを目的として完成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のリテーナ取付用ブラケットは、リテーナの係止部および座面を有するブラケット本体部の下部に座面と平行で、かつ基材内に埋設される棚面を設け、該棚面には座面と棚面とで形成される隙間部と基材側とを連通する孔部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい形態を示す。
図面は、リテーナ取付用ブラケットを発泡ポリウレタン樹脂よりなるドアトリム基材10にインサート成形する場合を示すもので、図1において、1はブラケット本体部、2はリテーナの係止部、3は座面、4はブラケット本体部1の下部に設けられた座面3と平行で、かつ基材10内に埋設される棚面である。
なお、5は座面3と棚面4を連結する十文字状の連結片であるが、この連結片5の形状は放射状、多数の支柱状等、任意の形状を採用することができる。
【0009】
そして本発明では、前記棚面4には、座面3と棚面4とで形成される隙間部(S)と基材10側とを連通する孔部6が設けられたものとなっている。この孔部6は、図示のものでは直径3mmのものが4個設けられているが、設計条件等に応じて直径は2〜5mm程度、個数も任意に選択することができる。
この孔部6を設けることにより、該孔部6内を通過する樹脂により隙間部(S)に回り込んだ樹脂と基材10を強固に連結して大きな引張強度を保証し、また成形樹脂が回りにくい隙間部(S)に前記孔部6を通じて樹脂を供給することで成形性も向上させるのである。
【0010】
なお、棚面4の外径を座面3の外径よりも小さいものとした場合は、ブラケットをコンパクトなものとすることができ、面積の小さな基材や厚みの小さい基材にも適用可能となる利点がある。しかも、大きな引張強度を有するためあらゆる場所に適用でき、ブラケットの共有化を図ることも可能である。
【0011】
このようなリテーナ取付用ブラケットは、コア型とキャビティ型の間にセットされ発泡ポリウレタン樹脂の射出により基材10の所定位置にインサート成形されることとなる。
図2は、本発明のリテーナ取付用ブラケットをインサート成形した成形体の要部を示す断面図であるが、図4に示すものと異なり、棚面4の外周部(A)での連繋に加えて、孔部6内を通過した樹脂により隙間部(S)に回り込んだ樹脂と基材10が連結されているので、ブラケット本体部1は基材10に強固に固定されたものとなっている。この結果、ブラケットに要求される十分な引張強度を保証できることとなる。
しかも、隙間部(S)の高さが小さいと樹脂の回りこみが難しくなるにもかかわらず、孔部6を通じて樹脂が供給されるので、隙間部(S)内には効率よく樹脂の供給が行われることとなり、成形性が格段に向上することとなる。
【0012】
このように本発明は、リテーナの係止部2および座面3を有するブラケット本体部1の下部に基材10内に埋設される座面3と平行な棚面4を設け、該棚面4には座面3と棚面4とで形成される隙間部(S)と基材10側とを連通する孔部6を設けたものとしたので、引張強度と成形性を大幅に向上させることができることとなる。
【0013】
[実施例]
座面の外径が30mm、棚面の外径が18mm、座面と棚面とで形成される隙間部(S)の高さが2.5mmで、棚面には直径3mmの孔部を4個形成したリテーナ取付用ブラケットをインサート成形して発泡ポリウレタン樹脂からなるドアトリム基材に取り付けた。
得られたブラケットの引張荷重は、目標荷重である300N/1ケ所(図4に示すものでは達成できなかった)を満足するものであることが確認できた。また、棚面の外径および隙間部(S)の高さも小さくコンパクトな形状であるため、あらゆる場所にも適用することができた。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は基材にインサート成形されるリテーナ取付用ブラケットであって、引張強度と成形性を向上させることができ、またリテーナ取付用ブラケットの小型化が可能で幅の狭い部位や高さ制限のある部位等にも十分に提要することができるものである。
よって、本発明は従来の問題点を一掃したリテーナ取付用ブラケットとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明のリテーナ取付用ブラケットをインサート成形した成形体を示す断面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】従来例のリテーナ取付用ブラケットをインサート成形した成形体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット本体部
2 係止部
3 座面
4 棚面
5 連結片
6 孔部
10 基材
A 棚面の外周部
S 座面と棚面とで形成される隙間部

Claims (2)

  1. リテーナの係止部および座面を有するブラケット本体部の下部に座面と平行で、かつ基材内に埋設される棚面を設け、該棚面には座面と棚面とで形成される隙間部と基材側とを連通する孔部を設けたことを特徴とするリテーナ取付用ブラケット。
  2. 棚面の外径を座面の外径よりも小さいものとした請求項1に記載のリテーナ取付用ブラケット。
JP2003176183A 2003-06-20 2003-06-20 リテーナ取付用ブラケット Withdrawn JP2005009621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003176183A JP2005009621A (ja) 2003-06-20 2003-06-20 リテーナ取付用ブラケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003176183A JP2005009621A (ja) 2003-06-20 2003-06-20 リテーナ取付用ブラケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005009621A true JP2005009621A (ja) 2005-01-13

Family

ID=34099131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003176183A Withdrawn JP2005009621A (ja) 2003-06-20 2003-06-20 リテーナ取付用ブラケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005009621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018079667A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社清水合金製作所 ソフトシール仕切弁の弁体成形方法とその弁体成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018079667A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社清水合金製作所 ソフトシール仕切弁の弁体成形方法とその弁体成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9956925B2 (en) Attaching structure assembly for an attached component
US20120112512A1 (en) Vehicle seat
US10363886B2 (en) Thick molded tape pad
JP6136867B2 (ja) 加飾部品
US9956926B2 (en) Magnet fastener assembly
JPH068734A (ja) リテーナ
CN105705312A (zh) 一种具有整体的表皮显示表面的车辆内部储存室
JP2005009621A (ja) リテーナ取付用ブラケット
US20060061140A1 (en) Method for manufacturing a vehicle interior paneling part, and vehicle interior paneling part
JP2008055764A (ja) 複合樹脂成形品
JP4167312B2 (ja) クリップの取付構造
JP2006125622A (ja) クリップ
US20240067068A1 (en) Vehicle interior panel and method of manufacture
JP4771165B2 (ja) 取付座付き成形品用成形型および取付座付き成形品
KR101173018B1 (ko) 시트용 폼패드 성형 장치
JP6521765B2 (ja) モール取付構造
JP2008289613A (ja) ヘッドレスト用インサートのシール構造
JP7307882B2 (ja) 板状部材に対する部品の取付構造
JP2009234072A (ja) 表皮付部材の表皮材、表皮付部材およびその製造方法
JP2009233263A (ja) クッション体及びそのクッション体を用いた自動車用シートバックの製造方法
JP2004324766A (ja) リテーナブラケット
JP6564742B2 (ja) 表皮係止用クリップの連結構造
JP5331612B2 (ja) 金属クリップの取付構造
JP2002316569A (ja) アームレストの製造方法及びそのアームレスト構造
JP2004360752A (ja) クリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041021

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905