JP2004324766A - リテーナブラケット - Google Patents

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JP2004324766A
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retainer
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retainer bracket
bracket
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Yoshinori Hirano
良典 平野
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Takanichi Co Ltd
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Takanichi Co Ltd
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Abstract

【課題】出っ張り部分がなくコンパクトな形状で基材端末のギリギリの部位や、平面面積の少ない部位にも制限を受けることがなく自由に取り付けることができ、設計の自由度を大幅に高めることができるリテーナブラケットを提供する。
【解決手段】リテーナの係止部4を有する本体部2の下部に基材10内に埋設される筒状の埋設部3を設け、該埋設部3の周壁面には基材樹脂材の流入孔5を形成するとともに、下端部には内側に向かうフランジ部6を延設したものとした。なお、前記埋設部3の外径は本体部2の外径と同径であることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出っ張り部分がなくコンパクトな形状で取り付け位置の自由度を高めることができるリテーナブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平11−13717号公報
【0003】
例えば、自動車の車体にドアトリム等の基材を固定するのに、従来からリテーナと称される締結用部品が広く用いられている。このリテーナを取り付けるためのリテーナブラケットは、例えば特許文献1に示されるように、リテーナの係止部を有する本体部と、基材内に埋設されるフランジ部から構成されているのが普通である。
【0004】
図4は、従来のリテーナブラケットが取り付けられた発泡成形品の成形工程を示すもので、図中21はブラケット本体、22は係止部を有する本体部、23は基材内に埋設されるフランジ部である。また、30はウレタン系発泡樹脂からなる基材、31aはコア型、31bはキャビティ型である。
【0005】
しかしながら、従来のリテーナブラケットの場合、本体部22の外径よりも大きな外径を有するフランジ部23を基材30内に埋設してブラケット本体21を固定する構造である。従って、リテーナブラケットの取り付けは、基材端末からフランジ部23の出っ張り長さ分に該フランジ部23を固定するのに十分な長さ分を加えた位置にセットする必要があった。この結果、基材端末のギリギリの部位や、平面面積の少ない部位にはリテーナブラケットを取り付けることができず、設計上大きな制限が課せられるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、出っ張り部分がなくコンパクトな形状で基材端末のギリギリの部位や、平面面積の少ない部位にも制限を受けることがなく自由に取り付けることができ、設計の自由度を大幅に高めることができるリテーナブラケットを提供することを目的して完成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のリテーナブラケットは、リテーナの係止部を有する本体部の下部に基材内に埋設される筒状の埋設部を設け、該埋設部の周壁面には基材樹脂材の流入孔を形成するとともに、下端部には内側に向かうフランジ部を延設したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい形態を示す。
図1は、ウレタン系発泡樹脂からなるドアトリム用の基材10に埋設固定されるリテーナブラケットの一部切欠斜視図を示すもので、図中1はポリプロピレン樹脂よりなるブラケット本体であり、該ブラケット本体1はリテーナ(図示せず)の係止部4を有する本体部2と、この本体部2の下部に形成され基材10内に埋設される埋設部3とからなる点は従来のリテーナブラケットと基本的には同じである。
【0009】
そして本発明では、前記埋設部3が円筒状のものであり、その周壁面には基材樹脂材の流入孔5が複数個形成されているとともに、下端部には内側に向かうリング状のフランジ部6が延設された構造となっている点に特徴を有する。
【0010】
なお、図示のものでは、埋設部3の外径は本体部2の外径と同径であるよう構成されており、従来のような外側へ張り出したフランジ部がなく全体にコンパクトな形状となっている。
また、図示のものでは、基材樹脂材の流入孔5は周壁面に4個均等に割り付けられているとともに、更に埋設部3の下端面中央部にも流入孔5が形成されており、成形時において基材樹脂材が円滑に埋設部3の内部に流れ込むようになっている。
【0011】
このように構成したものは、図2に示されるように、コア型11aとキャビティ型11bの間にウレタン系発泡樹脂を射出してドアトリム用の基材10を成形するに際して、前記コア型11aとキャビティ型11bの所定位置にブラケット本体1をセットしておき、基材10の射出成形と同時にブラケット本体1を埋設一体化する。この場合、基材樹脂材は流入孔5を通して埋設部3内に円滑に流れ込むので、埋設部3が基材10内にしっかりと埋設・固定されることとなる。しかも、埋設部3の下端部には内側に向かうリング状のフランジ部6が延設されているので、該フランジ部6の引っ掛かり効果により十分な抜け防止機能も保証できることとなる。
【0012】
図2に示すように、本体部2の外径が20mmのリテーナブラケットの場合、リテーナセンターを基材端末から15mmの位置にセットして取り付けることが可能であった。これに対して、図4に示す従来例のリテーナブラケットでフランジ部の外径が35mmのものは、リテーナセンターを基材端末から30mmの位置にセットしないと取り付けることができず、本発明品が基材端末のギリギリの部位に取り付け可能なことが確認された。
【0013】
更には、図3に示されるように、基材10の平面面積の少ない部位10aであっても、本発明品の場合は約幅20mm以上の平面があれば確実に取り付け可能であり、従来に比べて設計の自由度を大幅に高めることができることとなる。
なお、図示のものでは、円筒状のリテーナブラケットについて述べたが、外形形状は円形に限定されるものではなく、四角形や五角形等の各種の多角形や、直線と円弧で形成される形状等、あらゆる形状の筒状体であってもよいことは勿論である。
【0014】
このように本発明は、リテーナの係止部4を有する本体部2の下部に基材10内に埋設される筒状の埋設部3を設け、該埋設部3の周壁面には基材樹脂材の流入孔5を形成するとともに、下端部には内側に向かうフランジ部6を延設した構造であるので、従来のような出っ張ったフランジ部と異なり外側には何も突出するものがなく、基材端末のギリギリの部位や、平面面積の少ない部位にも取り付けができることとなる。しかも、流入孔5を通して基材樹脂材が円滑に流れ込むので、埋設部3が基材10内にしっかりと埋設・固定されることとなる。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は出っ張り部分がなくコンパクトな形状で基材端末のギリギリの部位や、平面面積の少ない部位にも制限を受けることがなく自由に取り付けることができ、設計の自由度を大幅に高めることができるものである。
よって、本発明は従来の問題点を一掃したリテーナブラケットとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明のリテーナブラケットが取り付けられた発泡成形品の成形工程を示す断面図である。
【図3】本発明のリテーナブラケットが取り付けられた発泡成形品の成形工程を示すその他の断面図である。
【図4】従来例のリテーナブラケットが取り付けられた発泡成形品の成形工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット本体
2 本体部
3 埋設部
4 係止部
5 流入孔
6 フランジ部
10 基材

Claims (3)

  1. リテーナの係止部を有する本体部の下部に基材内に埋設される筒状の埋設部を設け、該埋設部の周壁面には基材樹脂材の流入孔を形成するとともに、下端部には内側に向かうフランジ部を延設したことを特徴とするリテーナブラケット。
  2. 埋設部の外径が本体部の外径と同径である請求項1に記載のリテーナブラケット。
  3. 埋設部の下端面にも流入孔が形成されている請求項1または2に記載のリテーナブラケット。
JP2003120031A 2003-04-24 2003-04-24 リテーナブラケット Withdrawn JP2004324766A (ja)

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