JP2005009382A - タービンロータ、タービンディスク、及びタービン - Google Patents

タービンロータ、タービンディスク、及びタービン Download PDF

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JP2005009382A JP2003173619A JP2003173619A JP2005009382A JP 2005009382 A JP2005009382 A JP 2005009382A JP 2003173619 A JP2003173619 A JP 2003173619A JP 2003173619 A JP2003173619 A JP 2003173619A JP 2005009382 A JP2005009382 A JP 2005009382A
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Shuji Ikeda
修治 池田
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Abstract

【課題】タービンディスク13における本体側フロント嵌合部27の疲れ寿命を延ばす。
【解決手段】ディスク本体15の外周面に複数のダブテール溝17が等間隔に形成され、各ダブテール溝17にタービン動翼19がそれぞれ嵌合して設けられ、ディスク本体15の前面縁部に本体側フロント嵌合部33が形成され、本体側フロント嵌合部33の内面がダブテール21の頂部よりもディスク本体15の外縁側に位置するように構成され、本体側フロント嵌合部33にダブテール21を挿入可能な複数の挿入溝29がダブテール溝17との連続した加工によって等間隔に形成され、ディスク本体15の前面縁部にフロントストッパ31が設けられ、ディスク本体15の外周面における前側部分から本体側フロント嵌合部27の外周面にかけて余肉部35が形成された。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジェットエンジン等のガスタービンエンジンに用いられるタービンロータ、タービンディスク、及びタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェットエンジン等のガスタービンエンジンに用いられる一般的なタービンロータについて説明すると、次のようになる。
【0003】
即ち、前記ガスタービンエンジンにおけるタービンケースには、タービンディスクの本体としてのディスク本体がディスク軸心(換言すればロータ軸心)を中心として回転可能に設けられており、前記ディスク本体の外周面には、複数のダブテール溝が等間隔に形成されている。
【0004】
各ダブテール溝には、タービン動翼が嵌合してそれぞれ設けられており、各タービン動翼のハブ側には、対応する前記ダブテール溝に嵌合可能なダブテールがそれぞれ形成されてあって、前記ダブテール溝の底部と対応する前記ダブテールの頂部との間には、冷却通路が区画されている。また、各タービン動翼の翼面には、冷却空気を吹出す複数の吹出孔がそれぞれ形成されており、前記冷却通路と複数の前記吹出孔が連通するように各タービン動翼は中空構造によりそれぞれ構成されている。
【0005】
前記ディスク本体の前面には、前記タービンディスクの一部を構成する本体側フロント嵌合部が形成されており、前記ガスタービンエンジンの稼働中における前記本体側フロント嵌合部の遠心力を小さくするため、前記本体側フロント嵌合部は前記ダブテールの頂部よりもディスク中心側(換言すればロータ中心側)に位置するように構成されている。また、前記本体側フロント嵌合部には、前方向から流入した冷却空気を前記冷却通路に導入する複数の導入溝が等間隔に形成されている。更に、前記タービンディスクの前面には、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールの前方向から保持する環状のフロントストッパが設けられており、前記フロントストッパは、前記本体側フロント嵌合部に嵌合可能な前記ストッパ側フロント嵌合部を有している。
【0006】
前記ディスク本体の後面には、前記タービンディスクの一部を構成する本体側リア嵌合部が形成されてあって、前記タービンディスクの後面には、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールの後方向から保持する環状のリアストッパが設けられており、前記リアストッパは、前記本体側リア嵌合部に嵌合可能な前記ストッパ側リア嵌合部を有している。
【0007】
従って、前記ガスタービンエンジンを稼働させると、前記ガスタービンエンジンにおける燃焼器から燃焼ガスの膨張によって複数の前記タービン動翼及び前記タービンディスク、換言すれば前記高圧タービンロータを回転させることができる。なお、前記タービンディスクの回転によって前記ガスタービンエンジンおける圧縮機が駆動される。
【0008】
また、前記ガスタービンエンジンの稼働中において、前方向から流入した冷却空気を複数の前記導入溝によって複数の前記冷却通路に導くことにより、複数の前記タービン動翼の内部に冷却空気を供給して、複数の前記吹出孔から冷却空気を吹出させる。これによって、複数の前記タービン動翼を冷却して、複数の前記タービン動翼の劣化を抑制することができる。
【0009】
なお、本発明に関連する先行技術として、特許文献1に示すものがある。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−296455号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のように前記本体側フロント嵌合部は前記ダブテールの頂部よりもディスク中心側に位置するように構成されているため、前記ガスタービンエンジンの稼働中における前記本体側フロント嵌合部自体の遠心力を小さくでき、前記本体側フロント嵌合部自体の遠心力によって前記本体側フロント嵌合部を前記ディスク本体から分離しようとする作用を抑制することができるものの、前記フロントストッパが前記ロータ径方向へ長くなって、前記フロントストッパの重量が大きくなる。そのため、前記フロントストッパの遠心力が大きくなって、前記フロントストッパの遠心力によって前記本体側フロント嵌合部が前記ディスク本体から離れようとする作用(換言すれば剥がれようとする作用)が促進されて、前記本体側フロント嵌合部の疲れ寿命(低サイクル疲労による寿命)が短くなるという問題がある。
【0012】
また、前記本体側フロント嵌合部には、複数の前記導入溝が形成されているため、前記タービンディスクの製造(換言すれば前記タービンロータの製造)にあっては複数の前記ダブテール溝を加工する工程の他に、複数の前記導入溝を加工する工程が必要になる。そのため、前記タービンディスクの製造時間(換言すれば前記タービンロータの製造時間)が長くなると共に、前記タービンディスクの製造コスト(換言すれば前記タービンロータの製造コスト)が高くなるという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、ガスタービンエンジンに用いられるタービンロータにおいて、
外周面に複数のダブテール溝が等間隔に形成され、ロータ軸心を中心として回転可能なロータ本体と、
各ダブテール溝にそれぞれ嵌合して設けられ、ハブ側に対応する前記ダブテール溝に嵌合可能なダブテールがそれぞれ形成され、翼面に冷却空気を吹出す複数の吹出孔がそれぞれ形成されたタービン動翼と、
前記ロータ本体の前面縁部に形成され、内面が前記ダブテールの頂部よりも前記ロータ本体の外縁側に位置するように構成され、前記ダブテールを挿入可能な複数の挿入溝が前記ダブテール溝との連続した加工によって等間隔に形成された本体側フロント嵌合部と、
前記ロータ本体の前面縁部に設けられ、前記本体側フロント嵌合部に嵌合可能なストッパ側フロント嵌合部を有してあって、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールを前方から保持する環状のフロントストッパと、
前記ロータ本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて形成された余肉部と、
前記ロータ本体の後面に形成された本体側リア嵌合部と、
前記タービンディスクの後面に設けられ、前記本体側リア嵌合部に嵌合可能なストッパ側リア嵌合部を有してあって、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールを後方向から保持する環状にリアストッパと、
を具備してなることを特徴とする。
【0014】
請求項1に記載の発明特定事項によると、前記本体側フロント嵌合部の内面が前記ダブテールの頂部よりも前記ロータ本体の外縁側に位置するように構成されているため、前記本体側フロント嵌合部の遠心力は大きくなると共に、前記フロントストッパの前記ロータ径方向の長さを短くして、前記フロントストッパの重量を小さくできる。一方、前記ロータ本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて前記余肉部が形成されているため、前述のように前記本体側フロント嵌合部の遠心力は大きくなるものの、前記本体側フロント嵌合部と前記ロータ本体との結合力を大きくすることができる。
【0015】
また、複数の前記挿入溝は前記ダブテール溝と連続した加工によって形成されるため、前記タービンロータの製造にあっては、複数の前記ダブテール溝の加工と、複数の前記挿入溝の加工を同一工程によって行うことができる。
【0016】
更に、前記タービンロータの一般的な動作等は、次のようになる。
【0017】
即ち、前記ガスタービンエンジンを稼働させると、前記ガスタービンエンジンにおける燃焼器から燃焼ガスの膨張によって複数の前記タービン動翼及び前記タービンディスク、換言すれば前記タービンロータを回転させることができる。なお、前記タービンロータの回転によって前記ガスタービンエンジンおける圧縮機が駆動される。
【0018】
請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明特定事項の他に、前記余肉部のロータ軸方向の長さをM、前記ダブテール溝の前記ロータ軸方向の長さをL、前記本体側フロント嵌合部のロータ径方向の長さをSとした場合に、S≦M≦1/2Lの関係が成立するように構成されたことを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の発明特定事項によると、請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、S≦Mであるため、前記本体側フロント嵌合部と前記ロータ本体の結合力を十分に強化することができる。また、L≦1/2Sであるため、前記余肉部が前記ロータ軸方向へ必要以上に長くなることを抑制することができる。
【0020】
請求項3に記載の発明にあっては、ガスタービンエンジンに用いられるタービンディスクにおいて、
外周面に複数のダブテール溝が等間隔に形成され、ディスク軸心を中心として回転可能なディスク本体と、
前記ディスク本体の前面縁部に形成され、内面が嵌合した状態における前記ダブテールの頂部よりも前記ディスク本体の外縁側に位置するように構成され、前記ダブテールを挿入可能な複数の挿入溝が前記ダブテール溝との連続した加工によって等間隔に形成され、環状のフロントストッパのストッパ側フロント嵌合部に嵌合可能な本体側フロント嵌合部と、
前記ディスク本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて形成された余肉部と、
前記ディスク本体の後面に形成され、環状のリアストッパのストッパ側リア嵌合部に嵌合可能な本体側リア嵌合部と、
を具備してなることを特徴とする。
【0021】
請求項3に記載の発明特定事項によると、前記本体側フロント嵌合部の内面が前記ダブテールの頂部よりも前記ディスク本体の外縁側に位置するように構成されているため、前記本体側フロント嵌合部の遠心力は大きくなると共に、前記フロントストッパの前記ディスク径方向の長さを短くして、前記フロントストッパの重量を小さくできる。一方、前記ディスク本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて前記余肉部が形成されているため、前述のように前記本体側フロント嵌合部の遠心力は大きくなるものの、前記本体側フロント嵌合部と前記ディスク本体との結合力を大きくすることができる。
【0022】
また、複数の前記挿入溝は前記ダブテール溝と連続した加工によって形成されるため、前記タービンディスクの製造(換言すれば前記タービンディスクの製造)にあっては、複数の前記ダブテール溝の加工と、複数の前記挿入溝の加工を同一工程によって行うことができる。
【0023】
請求項4に記載の発明にあっては、請求項3に記載の発明特定事項の他に、前記余肉部のディスク軸方向の長さをM、前記ダブテール溝の前記ディスク軸方向の長さをL、前記本体側フロント嵌合部のディスク径方向の長さをSとした場合に、S≦M≦1/2Lの関係が成立するように構成されたことを特徴とする。
【0024】
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項3に記載の発明特定事項による作用の他に、S≦Mであるため、前記本体側フロント嵌合部と前記ディスク本体の結合力を十分に強化することができる。また、M≦1/2Lであるため、前記余肉部が前記ディスク軸方向へ必要以上に長くなることを抑制することができる。
【0025】
請求項5に記載の発明にあっては、ガスタービンエンジンに用いられるタービンにおいて、
タービンケースと、
前記タービンケース内に設けられ、周方向に複数のタービン静翼を等間隔に備えたタービンステータと、
前記タービンケース内における前記記タービンステータの後方に設けられ、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項からなるタービンロータと、
を具備してなることを特徴とする。
【0026】
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1から図3を参照して説明する。
【0028】
図1は、図1におけるI部の拡大図であって、図2は、本発明の実施の形態に係わる高圧タービンの一部分の断面図であって、図3は、本発明の実施の形態に係わるタービンディスクの一部分の正面図である。
【0029】
ここで、「前後」とは、図1及び図2において左右,図3において紙面に向かって表裏のことである。
【0030】
図2に示すように、本発明の実施の形態に係わる高圧タービン1は、ジェットエンジン(ガスタービンエンジンの一例)に用いられるものであって、高圧タービンケース3と、この高圧タービンケース3内に設けられかつ周方向に複数のタービン静翼5(図2には、1つのタービン静翼5のみ図示)を等間隔に備えた高圧タービンステータ7と、高圧タービンケース3内における高圧タービンステータ7の後方に設けられかつ燃焼器9からの燃焼ガスの膨張によって回転する高圧タービンロータ11とを具備している。以下、本発明の実施の形態の特徴部分である高圧タービンロータ11について詳細に説明する。
【0031】
図1から図3に示すように、高圧タービンケース3には、タービンディスク13の本体であるディスク本体(換言すれば高圧タービンロータ11の本体であるロータ本体)15がディスク軸心(換言すればロータ軸心)を中心として回転可能に設けられており、このディスク本体15の外周面には、複数のダブテール溝17が等間隔に形成されている。
【0032】
各ダブテール溝17には、タービン動翼19がそれぞれ嵌合して設けられており、各タービン動翼19のハブ側には、対応するダブテール溝17に嵌合可能なダブテール21がそれぞれ形成されてあって、各ダブテール溝17の底部と対応するダブテール21の頂部との間には、冷却通路23がそれぞれ区画されている。また、各タービン動翼19の翼面には、冷却空気を吹出す複数の吹出孔25がそれぞれ形成されており、冷却通路23と複数の吹出孔25が連通するように各タービン動翼19は特開平2002−303101号公報に示すように中空構造に構成されている。
【0033】
ディスク本体15の前面縁部には、タービンディスク13の一部を構成する本体側フロント嵌合部27が形成されており、この本体側フロント嵌合部27には、ダブテール21が挿入可能な複数の挿入溝29がダブテール溝17との連続した加工によって周方向へ等間隔に形成されている。ここで、本体側フロント嵌合部27の内面はダブテール21の頂部よりもディスク本体15の外縁側に位置するように構成されている。また、ディスク本体15の前面縁部には、複数のタービン動翼19のダブテール21を前方向から保持する環状のフロントストッパ31が一体的に設けられており、このフロントストッパ31は、本体側フロント嵌合部27に嵌合可能なストッパ側フロント嵌合部33を有している。
【0034】
ディスク本体15の外周面における前側部分から本体側フロント嵌合部27の外周面にかけて余肉部35(図1においてハッチングした部位)が形成されている。ここで、余肉部35のディスク軸方向(換言すればロータ軸方向、図1及び図2において左右方向)の長さをM、ダブテール溝の前記ディスク軸方向の長さをL、本体側フロント嵌合部のディスク径方向(換言すればロータ径方向、図1及び図2において上下方向)の長さをSとした場合に、S≦M≦1/2Lの関係が成立するように構成されている。
【0035】
ディスク本体15の後面には、タービンディスク13の一部を構成する本体側リア嵌合部37が形成されている。また、ディスク本体15の後面には、複数のタービン動翼19のダブテール21を後方向から保持する環状のリアストッパ39が一体的に設けられており、このリアストッパ39は本体側リア嵌合部37に嵌合可能なストッパ側リア嵌合部41を有している。なお、リアストッパ39は、ディスク本体15の後側に設けられたリアシールディスク(大部分は図示省略)の一部を構成している。
【0036】
ディスク本体15の前側には、冷却空気を主流路43側へ逃がさないようにしつつ複数の冷却通路23に導くフロントシールディスク45が設けられている。このフロントシールディスク45は、ディスク本体15の前側に固定されかつ外縁にリム部47aを有した環状のウェブ47と、このウェブ47の内縁に一体的に形成されかつ厚肉により構成された環状のボア49と、ウェブ47のリム部47aに一体的に形成されかつ後方に向かって拡がるように延びたラッパ状のアーム51とを備えている。ここで、ウェブ47の外縁付近には、前方向から冷却空気が流入可能な複数の貫通孔53(図1には、1つの貫通孔53のみ図示)が適宜間隔に形成されており、また、アーム51の先端縁は、フロントストッパ31に予圧をかけた状態で当接しかつ前記ディスク径方向へ僅かに移動できるように構成されている。
【0037】
なお、高圧タービンロータ11と高圧圧縮機における高圧圧縮機ロータ(図示省略)はパイプ状の高圧タービン軸55によって連動連結されている。
【0038】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0039】
本体側フロント嵌合部27の内面がダブテール21の頂部よりもディスク本体15の外縁側に位置するように構成されているため、本体側フロント嵌合部27の遠心力は大きくなると共に、フロントストッパ31の前記ディスク径方向の長さを短くして、フロントストッパ31の重量を小さくできる。一方、ディスク本体15の外周面における前側部分から本体側フロント嵌合部27の外周面にかけて余肉部35が形成されているため、前述のように本体側フロント嵌合部27の遠心力は大きくなるものの、本体側フロント嵌合部27とディスク本体15との結合力を大きくすることができる。
【0040】
ここで、S(本体側フロント嵌合部27の前記ディスク径方向の長さ)≦M(余肉部35の前記ディスク軸方向の長さ)であるため、本体側フロント嵌合部27とディスク本体15の結合力を十分に強化することができる。また、M(余肉部35の前記ディスク軸方向の長さ)≦1/2L(ダブテール溝17の前記ディスク軸方向の長さ)であるため、余肉部35が前記ディスク軸方向(換言すれば高圧タービンロータ11が前記ロータ軸方向)へ必要以上に長くなることを抑制することができる。
【0041】
また、複数の挿入溝29はダブテール溝17との連続した加工によって形成されるため、タービンディスク13の製造(換言すれば高圧タービンロータ3の製造)にあっては、複数のダブテール溝17の加工と、複数の挿入溝29の加工を同一工程によって行うことができる。
【0042】
更に、高圧タービンロータ11の一般的な動作等は、次のようになる。
【0043】
即ち、前記ジェットエンジンを稼働させると、燃焼器9から燃焼ガスの膨張によって複数のタービン動翼19、タービンディスク13、及びフロントシールディスク45(換言すれば高圧タービンロータ11)を回転させることができる。なお、高圧タービンロータ11の回転によって前記高圧圧縮機ロータを連動して回転させて、前記高圧圧縮機を駆動させることができる。
【0044】
また、前記ジェットエンジンの稼働中において、前方向から流入した冷却空気をフロントシールディスク45によって複数の冷却通路23に導くことにより、複数のタービン動翼19の内部に冷却空気を供給して、複数の吹出孔25から冷却空気を吹出させる。これによって、複数のタービン動翼19を冷却して、複数のタービン動翼19の劣化を抑制できる。
【0045】
以上の如き、本発明の実施の形態によれば、本体側フロント嵌合部27とディスク本体15との結合力を大きくすることができると共に、フロントストッパ31の前記ディスク径方向の長さを短くして、フロントストッパ31の重量を小さくできるため、前記ジェットエンジンの稼働時における本体側フロント嵌合部27自体の遠心力及びフロントストッパ31の遠心力によって本体側フロント嵌合部27がディスク本体15(換言すればロータ本体)から離れようとする作用(換言すれば剥がれようとする作用)を十分に抑制することができ、本体側フロント嵌合部27の疲れ寿命(低サイクル疲労による寿命)を延ばすことができる。特に、余肉部35が前記ディスク軸方向へ必要以上に長くなることを抑制しつつ、本体側フロント嵌合部27とディスク本体15との結合力を十分に強化することができるため、タービンディスク13の軽量化(換言すれば高圧タービンロータ11の軽量化)を図りつつ、本体側フロント嵌合部27の疲れ寿命を更に延ばすことができる。
【0046】
また、タービンディスク13の製造にあっては、複数のダブテール溝17の加工と、複数の挿入溝29の加工を同一工程によって行うことができるため、タービンディスク13の製造時間(換言すれば高圧タービンロータ11の製造時間)を短くして、タービンディスク13の製造(換言すれば高圧タービンロータ11の製造)の作業能率を向上させると共に、タービンディスク13の製造コスト(換言すれば高圧タービンロータ11の製造コスト)の低下を図ることができる。
【0047】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態の説明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前記本体側フロント嵌合部と前記ロータ本体との結合力を大きくすることができると共に、前記フロントストッパの前記ロータ径方向の長さを短くして、前記フロントストッパの重量を小さくできるため、前記ガスタービンエンジンの稼働時における前記本体側フロント嵌合部自体の遠心力及び前記フロントストッパの遠心力によって前記本体側フロント嵌合部を前記ロータ本体から分離しようとする作用を十分に抑制することができ、前記本体側フロント嵌合部の疲れ寿命を延ばすことができる。
【0049】
また、前記タービンロータの製造にあっては、複数の前記ダブテール溝の加工と、複数の前記挿入溝の加工を同一工程によって行うことができるため、前記タービンロータの製造時間を短くして、前記タービンロータの製造の作業能率を向上させると共に、前記タービンロータの製造コストの低下を図ることができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果の他に、前記余肉部が前記ロータ軸方向へ必要以上に長くなることを抑制しつつ、前記本体側フロント嵌合部と前記ロータ本体の結合力を十分に強化することができるため、前記タービンロータの軽量化を図りつつ、前記本体側フロント嵌合部の疲れ寿命を更に延ばすことができる。
【0051】
請求項3に記載の発明によれば、前記本体側フロント嵌合部と前記ディスク本体との結合力を大きくすることができると共に、前記フロントストッパの前記ディスク径方向の長さを短くして、前記フロントストッパの重量を小さくできるため、前記ガスタービンエンジンの稼働時における前記本体側フロント嵌合部自体の遠心力及び前記フロントストッパの遠心力によって前記本体側フロント嵌合部を前記ディスク本体から分離しようとする作用を十分に抑制することができ、前記本体側フロント嵌合部の疲れ寿命を延ばすことができる。
【0052】
また、前記タービンディスクの製造にあっては、複数の前記ダブテール溝の加工と、複数の前記挿入溝の加工を同一工程によって行うことができるため、前記タービンディスクの製造時間を短くして、前記タービンディスクの製造の作業能率を向上させると共に、前記タービンディスクの製造コストの低下を図ることができる。
【0053】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果の他に、前記余肉部が前記ディスク軸方向へ必要以上に長くなることを抑制しつつ、前記本体側フロント嵌合部と前記ディスク本体の結合力を十分に強化することができるため、前記タービンディスクの軽量化を図りつつ、前記本体側フロント嵌合部の疲れ寿命を更に延ばすことができる。
【0054】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は背2に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1におけるI部の拡大図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる高圧タービンの一部分の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わるタービンディスクの一部分の正面図である。
【符号の説明】
1 高圧タービン
3 高圧タービンケース
5 タービン静翼
7 高圧タービンステータ
11 高圧タービンロータ
13 タービンディスク
15 ディスク本体
17 ダブテール溝
19 タービン動翼
21 ダブテール
23 冷却通路
25 吹出孔
27 本体側フロント嵌合部
29 挿入溝
31 フロントストッパ
33 ストッパ側フロント嵌合部
35 余肉部
37 本体側リア嵌合部
39 リアストッパ
41 ストッパ側リア嵌合部

Claims (5)

  1. ガスタービンエンジンに用いられるタービンロータにおいて、
    外周面に複数のダブテール溝が等間隔に形成され、ロータ軸心を中心として回転可能なロータ本体と、
    各ダブテール溝にそれぞれ嵌合して設けられ、ハブ側に対応する前記ダブテール溝に嵌合可能なダブテールがそれぞれ形成されたタービン動翼と、
    前記ロータ本体の前面縁部に形成され、内面が前記ダブテールの頂部よりも前記ロータ本体の外縁側に位置するように構成され、前記ダブテールを挿入可能な複数の挿入溝が前記ダブテール溝との連続した加工によって等間隔に形成された本体側フロント嵌合部と、
    前記ロータ本体の前面縁部に設けられ、前記本体側フロント嵌合部に嵌合可能なストッパ側フロント嵌合部を有してあって、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールを前方から保持する環状のフロントストッパと、
    前記ロータ本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて形成された余肉部と、
    前記ロータ本体の後面に形成された本体側リア嵌合部と、
    前記ロータ本体の後面に設けられ、前記本体側リア嵌合部に嵌合可能なストッパ側リア嵌合部を有してあって、複数の前記タービン動翼の前記ダブテールを後方向から保持する環状にリアストッパと、
    を具備してなることを特徴とするタービンロータ。
  2. 前記余肉部のロータ軸方向の長さをM、前記ダブテール溝の前記ロータ軸方向の長さをL、前記本体側フロント嵌合部のロータ径方向の長をSとした場合に、S≦M≦1/2Lの関係が成立するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のタービンロータ。
  3. ガスタービンエンジンに用いられるタービンディスクにおいて、
    外周面に複数のダブテール溝が等間隔に形成され、ディスク軸心を中心として回転可能なディスク本体と、
    前記ディスク本体の前面縁部に形成され、内面が嵌合した状態における前記ダブテールの頂部よりも前記ディスク本体の外縁側に位置するように構成され、前記ダブテールを挿入可能な複数の挿入溝が前記ダブテール溝との連続した加工によって等間隔に形成され、環状のフロントストッパのストッパ側フロント嵌合部に嵌合可能な本体側フロント嵌合部と、
    前記ディスク本体の外周面における前側部分から前記本体側フロント嵌合部の外周面にかけて形成された余肉部と、
    前記ディスク本体の後面に形成され、環状のリアストッパのストッパ側リア嵌合部に嵌合可能な本体側リア嵌合部と、
    を具備してなることを特徴とするタービンディスク。
  4. 前記余肉部のディスク軸方向の長さをM、前記ダブテール溝の前記ディスク軸方向の長さをL、前記本体側フロント嵌合部のディスク径方向の長さをSとした場合に、S≦M≦1/2Lの関係が成立するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載のタービンディスク。
  5. ガスタービンエンジンに用いられるタービンにおいて、
    タービンケースと、
    前記タービンケース内に設けられ、周方向に複数のタービン静翼を等間隔に備えたタービンステータと、
    前記タービンケース内における前記記タービンステータの後方に設けられ、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項からなるタービンロータと、
    を具備してなることを特徴とするタービン。
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