JP2005009381A - ハイブリッド式建設機械 - Google Patents

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Eiji Egawa
栄治 江川
Masami Ochiai
正巳 落合
Seiji Yamashita
誠二 山下
Mitsuo Sonoda
光夫 園田
Hirotsugu Kasuya
博嗣 糟谷
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Abstract

【課題】バッテリをエネルギーの一時貯蔵庫として用い、エンジンの負荷変動を抑えることで省エネや排ガス低減を実現するハイブリッド式建設機械において、操作者がハイブリッド式建設機械特有の複雑なエネルギーの流れを理解したり、その作業が燃費に与える影響を把握できるようにすることで、操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転を可能とする。
【解決手段】操作制御部Dは、エンジン1、バッテリ12、発電機8、電動機9、油圧ポンプ2の間のエネルギーの流れとそのときの燃料消費量(燃料流量)を表示するモニタ19を有している。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関と電動機の二種類の異なる動力源を有するハイブリッド式建設機械に係わり、特にホイールローダ、油圧ショベル等のハイブリッド式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホイールローダ、油圧ショベル等の建設機械は油圧駆動であり、燃料計、速度計、警報灯など、作業上必要な情報を表示する表示装置を備えている。これに対し、近年、建設機械のハイブリッド化が検討されており、例えば特開2001−11901号公報や特開2003−102106号公報には、エンジンにより発電機を駆動して発電し、その電力をバッテリに蓄電するとともに、発電機の発電電力やバッテリの電力で電動機を駆動し作業装置や走行装置を電動駆動とするか、電動機で油圧ポンプを駆動して作業装置や走行装置を油圧駆動とするハイブリッド式の建設機械が記載されている。
【0003】
また、特開2001−11901号公報に記載のハイブリッド式建設機械では、消費動力(kw)や効率(%)などの作業情報を表示装置に表示することで、操作者に対して作業時の負荷や効率を意識しながら操作させるものとしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−11901号公報
【特許文献2】
特開2003−102106号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術には次のような問題がある。
【0006】
特開2001−11901号公報や特開2003−102106号公報に記載のハイブリッド式建設機械は、バッテリをエネルギーの一時貯蔵庫として用い、エンジンの負荷変動を抑えることで省エネや排ガス低減を実現することができるという利点がある。しかし、車両系の建設機械は非駆動部分として作業装置と走行装置を備えており、ハイブリッド建設機械特有のバッテリ充放電や電動機、油圧ポンプ等の複数のアクチュエータ出力があり、エネルギーの流れが複雑である。一方、ハイブリッド式建設機械は、その運転如何によって省エネや排ガス低減の効果が変わるため、操作者が複雑なエネルギーの流れを理解したり、その作業が燃費に与える影響を把握できるようになれば、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転が可能となることが期待できる。
【0007】
特開2001−11901号公報に記載のハイブリッド式建設機械では、消費動力(kw)や効率(%)などの作業情報を表示装置に表示することで、操作者に対して作業時の負荷や効率を意識しながら操作させようとしている。しかし、消費動力(kw)や効率(%)は一般操作者にはなじみが薄く分かり難い概念であり、消費動力(kw)や効率(%)の表示だけで操作者にハイブリッド建設特有の複雑なエネルギーの流れを理解させたり、その作業が燃費に与える影響を把握させることは困難であ。
【0008】
本発明の目的は、バッテリをエネルギーの一時貯蔵庫として用い、エンジンの負荷変動を抑えることで省エネや排ガス低減を実現するハイブリッド式建設機械において、操作者がハイブリッド式建設機械特有の複雑なエネルギーの流れを理解したり、その作業が燃費に与える影響を把握できるようにすることで、操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転を可能とするハイブリッド式建設機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明のハイブリッド式建設機械は、エンジンと、蓄電装置と、前記エンジンにより駆動され、前記蓄電装置に対して電力授受を行う発電機と、前記蓄電装置との電力授受により駆動力を発生する電動機と、油圧ポンプと、前記電動機により駆動される電動駆動部分と前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される油圧駆動部分を含む作業及び走行装置と、前記エンジン、発電機、電動機を制御する操作制御手段とを備え、前記操作制御手段は、前記エンジン、蓄電装置、発電機、電動機、油圧ポンプの間のエネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示する表示装置を有するものとする。
【0010】
このように操作制御手段に表示装置を設け、エンジン、蓄電装置、発電機、電動機、油圧ポンプの間のエネルギーの流れを表示することにより、システム全体のエネルギーの流れが一目瞭然となり、操作者はハイブリッド建設機械特有の複雑なエネルギーの流れを容易に理解できるようになり、エネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示することにより、作業が燃費に与える影響が分かりやすく表示されるものとなる。これにより操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転をすることが可能となる。
【0011】
(2)また、上記目的を達成するために、本発明のハイブリッド式建設機械は、エンジンと、このエンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出油により駆動され外部に対して作業を行う油圧作業装置と、蓄電装置と、前記エンジンにより駆動され前記蓄電装置に対して電力授受を行う発電機と、前記蓄電装置との電力授受により走行駆動力を発生する電動機と、この電動機により駆動され走行を行う電動走行装置と、前記エンジン、発電機、電動機を制御する操作制御手段とを備え、前記操作制御手段は、前記エンジン、蓄電装置、発電機、電動機、油圧ポンプの間のエネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示する表示装置を有するものとする。
【0012】
これによっても、油圧作業装置と電動走行装置を有するハイブリッド式建設機械において、システム全体のエネルギーの流れが一目瞭然となり、操作者はハイブリッド建設機械特有の複雑なエネルギーの流れを容易に理解できるようになり、エネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示することにより、作業が燃費に与える影響が分かりやすく表示されるものとなる。これにより操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転をすることが可能となる。
【0013】
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、 前記表示装置は、前記エネルギーの流れを矢印で表示し、エネルギーの大きさを矢印の太さで表示する。
【0014】
これにより複雑なエネルギーの流れがより分かりやすく表示されるため、操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を一層促すことができる。
【0015】
(4)また、上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記表示装置は、前記燃料消費量を燃料流量で表示する。
【0016】
これにより作業が燃費に与える影響がより分かりやすく表示され、操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を一層促すことができる。
【0017】
(5)また、上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記表示装置は、エンジン回転数などの他の車体情報も併せて表示する。
【0018】
これにより操作者は作業に関する情報を総合的に把握でき、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転をすることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械のシステム構成を示す図である。
【0021】
図1において、本実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械は、大きく分けて、エンジン部Aと、油圧作業部Bと、電動走行部Cと、操作制御部Dから構成されている。
【0022】
エンジン部Aはエンジン1と、エンジン回転数を制御する電子燃料噴射装置1aと、燃料タンク26を備え、電子燃料噴射装置1aは燃料タンク26に燃料配管27を介して接続されている。
【0023】
油圧作業部Bは、エンジン1により直接駆動されメインの油圧を供給するローダポンプ2と、ステアリング装置3と、フロント作業装置4と、ステアリング装置3へ優先的に油圧を供給しながらフロント作業装置4への油圧の供給を可能にするプライオリティバルブ5と、図示しないブレーキ等の補助機器に油圧を供給するブレーキポンプ6とを備えている。ステアリング装置3はステアリングシリンダ3a,3bと、ハンドル3cと、ハンドル3cにより操作されハンドル3cの操作方向と操作量に応じた油圧流量をステアリングシリンダ3a又は3bに供給するステアリングバルブ3dとを有している。フロント作業装置4はバケットシリンダ4aと、アームシリンダ4bと、バケットシリンダ4a及びアームシリンダ4bに供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ4cとを有している。
【0024】
電動走行部Cは、充電用の発電機8と、エンジン1の軸出力を増速して発電機8を駆動する増速機7と、走行用の電動機9と、高/低速を切換える変速機10と、実際に走行動力を地面に伝達する車輪11aを備えた走行装置11と、蓄電を行うバッテリ12と、バッテリ12との電力の授受を行い発電機8を制御するコンバータ(発電機制御装置)13と、バッテリ12との電力の授受を行い電動機9を制御するインバータ(電動機制御装置)14とを備えている。
【0025】
操作制御部Dは、電動機9の駆動指令を入力するアクセルペダル16と、電動機9の駆動指令を調整するインチングペダル17と、前後進を切換える前後進切換レバー18と、全体のエネルギーの流れや燃料消費量を表示するモニタ19と、ローダポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサ21と、エンジン1の回転数を検出する回転センサ25と、燃料配管27に設けられ、燃料流量を検出する流量センサ28と、全体の制御を行うコントローラ20とを備えている。
【0026】
図2に本発明が適用されるハイブリッド式作業車両の一例としてホイールローダを示す。
【0027】
図2において、100はホイールローダであり、ホイールローダ100は、車体前部101と車体後部102とで構成され、車体前部101と車体後部102は、ステアリングシリンダ3a,3bにより車体後部102に対して車体前部101の向きが変わるように相対回動白在に連結されている。車体前部101にはフロント作業装置4と車輸103が設けられ、車体後部102には運転席104と上記の車輸11aとが設けられ、運転席104にはハンドル3cとアクセルペダル16及びインチングペダル17(図示せず)と前後進切換レバー18とモニタ19とが設けられている。また、車体後部102には、上述したエンジン1、燃料タンク26、ローダポンプ2、ステアリングバルブ3d、コントロールバルブ4c、プライオリティバルブ5、ブレーキポンプ6、発電機8、増速機7、電動機9、変速機10、バッテリ12、コンバータ13、インバータ14、コントローラ15が搭載されている。フロント作業装置4はバケット105とリフトアーム106からなり、バケット105はバケットシリンダ4aの伸縮によりチルト・ダンプ動作し、リフトアーム106はアームシリンダ4bの伸縮により上下に動作する。
【0028】
コントローラ20は、エンジン1、発電機8、電動機9を制御する車体制御部200と、モニタ19の表示データを演算する表示制御部300とを有している。
【0029】
図3にコントローラ20の車体制御部200の制御内容を機能ブロック図で示す。
【0030】
コントローラ20の車体制御部200は、エンジン回転数指令部20a、モータトルク指令部20b、インチング指令部20c、乗算部20d、カットオフ指令部20e、モータ出力制限部20f、最小値選択部20g、定電圧制御部20h、発電機出力制限部20i、最小値選択部20j、駆動トルク演算部20k、回生部20mの各機能を有している。
【0031】
エンジン回転数指令部20aは、アクセルペダル16の指令(アクセル信号)に応じてエンジン1の目標回転数を算出する。エンジン回転数指令部20aには、アクセル信号が最小値minにあるときはエンジン目標回転数は最低回転数Nminであり、アクセル信号が増大するとその増加量に比例してエンジン目標回転数は増大し、アクセル信号が最大値maxに近い値まで増加するとエンジン目標回転数が最大の一定値Nmaxとなるようアクセル信号とエンジン目標回転数との関係が設定されている。アクセル信号とエンジン目標回転数との関係は直線比例ではなく、二次曲線的な比例関係であってもよいし、段階的に増大する関係であっても良い。なお、エンジン回転数指令部20aで算出された目標回転数は目標燃料噴射量の信号に変換された後、エンジン1の電子燃料噴射装置1aに出力される。
【0032】
モータトルク指令部20bは、アクセルペダル16の指令(アクセル信号)に応じてモータトルク指令値を算出し、インバータ14へ出力することで電動機9を駆動し走行装置11を駆動する。モータトルク指令部20bは、モータトルク指令値として、アクセルペダル16の指令に応じた最大出力割合(%)を算出しており、アクセル信号が最小値minにあるときはモータトルク指令値は0%であり、アクセル信号が増大するとその増加量に比例してモータトルク指令値は増大し、アクセル信号が最大値maxに近い値まで増加するとモータトルク指令値が最大の100%となるようアクセル信号とモータトルク指令値との関係が設定されている。アクセル信号とモータトルク指令値との関係も直線比例ではなく、二次曲線的な比例関係であってもよいし、段階的に増大する関係であっても良い。ただし、その関係はアクセル信号とエンジン目標回転数の関係に対応していることが好ましい。
【0033】
インチング指令部20cは、インチングペダル17の指令(インチング信号)が大きくなるとそれに比例して小さくなるようなモータ出力制限値(割合%)を求め、乗算部20dはそのモータ出力制限値をモータトルク指令値と乗ずることで、モータトルク指令値を減じる。インチング指令部20cには、インチング信号が最小値minにあるときはモータ出力制限値は電動機9の出力トルクに影響を与えない100%(制限無し)であり、インチング信号が増大するとその増加量に比例してモータ出力制限値は減少(制限は増大)し、インチング信号が最大値maxに近い値まで増加するとモータ出力制限値は最小の0%(制限は最大)となるようインチング信号とモータ出力制限値との関係が設定されている。これによりアクセルペダル16をフル操作したときでも、インチングペダル17を操作すると、その操作量(インチング信号)に応じてモータトルク指令値は減じられるため、エンジン目標回転数を最大としたまま電動機9の駆動トルクのみ減じることができる。
【0034】
駆動トルク演算部20kは、乗算部20dで求めたモータトルク指令値と電動機9の回転数(モータ回転数)とから、図4に示すモータ特性が得られるよう電動機9に対する駆動トルク(モータ駆動トルク)を算出する。
【0035】
つまり、駆動トルク演算部20kには、モータトルク指令値の増減に応じて電動機9の最大出力が増減するようモータトルク指令値と電動機9の最大出力との関係が設定されており、モータトルク指令値に応じた最大出力を決定し、その最大出力にそのときの電動機9の回転数を参照し、モータ駆動トルクを決定する。
【0036】
例えば、アクセルペダル16がフル操作され、モータトルク指令部20bで100%のモータトルク指令値が計算され、そのモータトルク指令値が駆動トルク演算部20kに与えられたときは、電動機9の最大出力を図4に符号14aで示す100%の特性とし、この100%の最大出力特性14aとそのときの電動機9の回転数とからその回転数に対応したモータ駆動トルクを求め、インバータ14に出力する。これによりインバータ14は最大出力100%の特性となるようそのときの回転数に応じて電動機9の駆動トルクを制御する。アクセルペダル16の踏み込み量が減り、モータトルク指令部20bで計算されたモータトルク指令値も100%より小さい例えば60%に減ると、駆動トルク演算部20kは、電動機9の最大出力をそのモータトルク指令値に応じて減らして、最大出力を例えば図4に符号14bで示す60%の特性とし、この60%の最大出力特性14bとそのときの電動機9の回転数とからその回転数に対応したモータ駆動トルクを求め、インバータ14に出力する。これによりインバータ14は電動機9の最大出力が60%の特性となるようそのときの回転数に応じて電動機9の駆動トルクを制御する。なお、インバータ14は電動機9の回転数検出部を備えており、駆動トルク演算部20kは、モータ駆動トルクの算出に際してその検出値を用いる。また、電動機9の最大出力特性は好ましくは電動機出力(馬力)が一定となるような特性である。
【0037】
カットオフ指令部20e、モータ出力制限部20f、最小値選択部20gは、フロント作業装置4の負荷が増大し、ローダポンプ2の吐出圧(ポンプ圧力)が上昇すると電動機9の出力トルクを制限することで、走行駆動力と作業負荷(フロント駆動力)のバランスをとり、作業性を向上させるとともに、発電機出力制限部20i及び最小値選択部20jと協働してエンジン1への過負荷を防ぎ、エンストを防止するためのものであり、それぞれ次のように構成されている。
【0038】
カットオフ指令部20eは、ローダポンプ2の吐出圧(ポンプ圧力)に応じて電動機9の出力を制限するモータ出力制限値(割合%)を算出する。カットオフ指令部20eには、ローダポンプ2の吐出圧(ポンプ圧力)が低いときはモータ出力制限値は電動機9の出力トルクに影響を与えない100%(制限は最小)であり、ローダポンプ2の吐出圧(ポンプ圧力)がある値Paより高くなるとそれに比例してモータ出力制限値が低減(制限は増大)し電動機9の出力トルクが小さくなるようポンプ圧力とモータ出力制限値との関係が設定されている。カットオフ指令部20eで用いられるローダポンプ2の吐出圧(ポンプ圧力)としては圧力センサ18の検出値が用いられる。
【0039】
モータ出力制限部20fは、カットオフ指令部20eで演算されたモータ出力制限値と電動機9の回転数(モータ回転数)とから電動機9に対する駆動トルクの制限値(モータトルク制限値)を算出し、最小値選択部20gは、駆動トルク演算部20kで計算したモータトルク指令値とモータ出力制限部20fで計算したモータトルク制限値の小さい方を選択することで、インバータ14に与えられるモータ駆動トルクがモータ出力制限部20fで計算したモータトルク制限値を超えないように制限する。
【0040】
モータ出力制限部20fには、カットオフ指令部20eで計算されたモータ出力制限値の増減に応じて電動機9の最大出力が増減するようモータ出力制限値と電動機9の最大出力との関係が設定されており、モータ出力制限値に応じた最大出力を決定し、その最大出力にそのときの電動機9の回転数を参照し、モータトルク制限値を算出する。
【0041】
例えば、ポンプ圧力が低く(作業負荷が小さく)、カットオフ指令部20eで演算されたモータ出力制限値が100%である場合は、モータ出力制限部20fは電動機9の最大出力を図3のモータ出力制限部20fのブロック内に破線で示す特性とし、この最大出力特性とそのときの電動機9の回転数とからその回転数に対応したモータトルク制限値を求め、最小値選択部20gに出力する。これによりインバータ14は電動機9の出力が破線の特性に制限されるよう電動機9の駆動トルクを制御する。作業負荷が増えてポンプ圧力がmax近くまで上昇し、カットオフ指令部20eで演算されたモータ出力制限値が100%より小さい例えば70%に減ると、モータ出力制限部20fは電動機9の最大出力を破線の特性より出力の小さい実線で示す特性とし、この最大出力特性とそのときの電動機9の回転数とからその回転数に対応したモータトルク制限値を求め、最小値選択部20gに出力する。これによりインバータ14は電動機9の出力が実線の特性に制限されるように電動機9の駆動トルクを制限制御する。電動機9の回転数としては、上述したインバータ14に備えられる電動機9の回転数検出部の検出値を用いる。
【0042】
また、モータ出力制限部20fは、電動機9の最大出力特性として、モータ回転数が低いときはモータ出力制限値の減少によるモータトルク制限値の減少割合が大きく、モータ回転数が高くなるとモータ回転数が低いときに比べモータ出力制限値の減少によるモータトルク制限値の減少割合が小さくなるように最大出力特性を設定しており、これによりポンプ圧力が高く(作業負荷が大で)モータ回転数の低い低速走行時にはフロント作業(例えば掘削作業)主体とした運転を可能とし、モータ回転数が高い高速走行時には走行主体としかつエンジン1が過負荷とならない運転が可能となる。
【0043】
図5にフロント作業装置4の駆動力(フロント駆動力)と走行装置11の走行駆動力を用いる作業例として、土山の掘削作業を示す。
【0044】
土山の掘削作業はホイールローダによる典型的な作業例であり、フロント作業装置4の駆動力(フロント駆動力)と走行装置11の走行駆動力の合力が掘削力となる。このような掘削作業においてはフロント作業装置4の駆動力(フロント駆動力)と走行装置11の走行駆動力がバランスせず、フロント駆動力が走行駆動力に勝っている場合には、バケット105が掘削対象物である地山に十分食い込まないため、掘削量が小さくなる。また、走行駆動力がフロント駆動力に勝っている場合には、バケット105が地山に食い込み過ぎてフロント作業装置4が持ち上がらないか、タイヤ11a,103がスリップして掘削動作が困難になる。
【0045】
カットオフ指令部20e、モータ出力制限部20f、最小値選択部20gによりポンプ圧力とモータ回転数に応じて電動機9の出力トルクを制限することにより、フロント作業装置4の駆動力と走行装置11の走行駆動力がバランスして、掘削良好な作業性を実現することができる。
【0046】
また、ある程度の走行速度を保ちながらフロント作業装置4で作業を行う場合、ポンプ圧力が大きくなった場合でも自動的に電動機9の出力を制限することで、必要とされる発電量を減らして発電機8の駆動トルクを減らすことで、エンジン1の過負荷を防止してエンジン回転数低下による全体出力の低下やエンストを防止できる。
【0047】
定電圧制御部20hは、システム全体を安全で高効率な状態に保つためバッテリ12の電圧を最適値近傍に保つような定電圧制御を行うものであり、定電圧制御部20hには、バッテリ12の電圧が設定値V0とV1間では発電出力指令値は0であり、バッテリ12の電圧がV0より低下するとその低下量に比例して発電出力指令値が増大し、バッテリ12の電圧がVaまで低下すると、発電出力指令値は最大の一定値となるとともに、バッテリ12の電圧がV1より高くなるとその増加量に比例してモータリング出力指令値が増大し、バッテリ12の電圧がVbまで増加するとモータリング出力指令値は最大の一定値になるようにバッテリ12の電圧と発電出力指令値及びモータリング出力指令値との関係が設定されている。これにより定電圧制御部20hは、バッテリ12の電圧が設定値V0より小さい場合には発電電力を増やすように、バッテリ12の電圧が設定値V0より大きい場合には発電機8を介しエンジン1を駆動して放電するように制御する。また、バッテリ12の電圧V0とVaの間で発電機出力の比例制御をすることにより電動機9を駆動するのに必要な分だけ発電し、効率的なバッテリ制御が可能となる。バッテリ12はバッテリ12の電圧を検出する電圧検出部を備えたバッテリコントローラを内蔵しており、発電出力指令値及びモータリング出力指令値の算出に当たってはその検出値が用いられる。
【0048】
発電機出力制限部20i及び最小値選択部20jは、カットオフ指令部20e、モータ出力制限部20f、最小値選択部20gと協働してエンジンへの過負荷を防ぎ、エンストを防止するためのものであり、発電機出力制限部20iは、エンジン1にフロント作業装置4による負荷が加わることも配慮して、エンジン1が過負荷とならないようにそのときのエンジン回転数に応じた発電機出力制限値を算出し、最小値選択部20jは、定電圧制御部20hで計算した発電出力指令値とその発電機出力制限値との小さい方を選択することで、コンバータ13に与えられる発電出力指令値が発電機出力制限値を超えないように制限する。
【0049】
発電機出力制限部20iには、エンジン回転数が最低回転数Nminから最高回転数Nmax付近の回転数まで増大するに応じて発電機出力制限値も増大するようにエンジン回転数と発電機出力制限値との関係が設定されている。エンジン回転数としては回転センサ25の検出値(実回転数)が用いられる。なお、回転センサ25の検出値に代え、エンジン回転数指令部20aの出力値である目標回転数を用いてもよい。
【0050】
回生部20kは、電動機9の回生特性を設定するものである。図6にその回生特性を示す。図6において、アクセルペダル16を離した時には滑らかに減速するように小さ目の回生トルクTLが設定され、前後進切換レバー18を走行中操作した時には速やかに減速するように大き目の回生トルクTHが設定される。また、作業性を考慮して、前後進切換レバー18の位置がニュートラル以外で車速が十分に低い時には、ある程度の駆動力でクリープ動作するように設定してある。
【0051】
図7は回生部20kの処理内容の詳細を示すフローチャートである。
【0052】
はじめに、手順S100において、前後進切換レバー18の切換位置shift_inと最小値選択部20gの出力値であるアクセルペダル16の指令に応じたモータトルク指令値(以下アクセル入力指令値という)accel_inを入力する。
【0053】
次に、手順S101において、前後進切換レバー18の入力指令値shift_inが出力指令値shift_outと等しいか否かを判定し、等しい場合には手順S102に進み、等しくない場合には手順S106に進む。便宜上、入力指令値shift_inと出力指令値shift_outの初期値は等しくニュートラルshift_Nにしておく。
【0054】
手順S102においては、前後進切換レバー18の出力指令値shift_outがニュートラルshift_Nではないか否か判定し、等しくない場合には手順S103に進み、等しい場合には手順S109に進む。
【0055】
手順S103においては、アクセル入力指令値accel_inが0でないか否か判定し、0でない場合には手順S104に進み、0の場合には手順S110に進む。
【0056】
手順S104においては、アクセル入力指令値accel_inを電動機9の出力指令値motor_outとして手順S105に進み、手順S105において、前後進切換レバー18の出力指令値shift_outと電動機9の出力指令値motor_outをインバータ14に出力する。すなわち、前後進切換レバー18の操作が行われず(手順S101でYES)、その切換位置が前後進のいずれかであり(手順S102でYES)、アクセルペダル16が踏まれた状態(手順S103でYES)では、最小値選択部20gの出力値であるアクセル入力指令値が出力される。
【0057】
また、手順S102でNOと判定された場合には、手順S109において、電動機9の出力指令値motor_outを0として手順105の出力処理に進む。すなわち、前後進切換レバー18の操作が行われず(手順S101でYES)、切換位置がニュートラルの場合(手順S102でNO)には、電動機9に駆動トルクを与えずフリー状態とする。
【0058】
更に、手順S103でNoと判定された場合には、手順S110において、図6の回生トルクTLに相当する小さめの回生トルクregen_Lを電動機9の出力指令値motor_outとして手順S105の出力処理に進む。すなわち、アクセルペダル16を戻した場合(手順S103でNO)には、小さ目の回生トルクを発生させて滑らかに減速し、停止状態とする。
【0059】
一方、手順S101でNOと判定された場合には、手順S106において、図6の回生トルクTHに相当する大き目の回生トルクregen_Hを電動機9の出力指令値motor_outとして手順S107に進み、手順S107において、車体がほぼ停止状態にあるか否かを判定し、車体がほぼ停止状態になく走行中とみなされる場合には何も行わず手順105に進み、前後進切換レバー18の今までの出力指令値shift_outと電動機9の出力指令値motor_out(=回生トルクregen_H)をインバータ14に出力する。手順S107において、車体がほぼ停止状態にある場合には前後進切換レバー18の入力指令値shift_inを出力指令値shift_outとして、手順S105に進み、手順S105において、前後進切換レバー18の出力指令値shift_out(=入力指令値shift_in)と電動機9の出力指令値motor_out(=回生トルクregen_H)をインバータ14に出力する。すなわち、前後進切換レバー18の操作が行われた場合(手順S101でNO)には、大き目の回生トルクを発生させて速やかに減速すると同時に、十分減速されたとみなされる場合(手順S107でYES)には、前後進切換を許可して通常の駆動状態に移行する。
【0060】
以上のように、前後進切換レバー18の切換位置とアクセルペダル14の踏み込み量に応じて、電動機9への前後進切換指令と駆動トルクの出力指令を制御することで、良好な作業性を実現する。
【0061】
図1に戻り、モニタ19には、エンジン1、発電機8、バッテリ12、電動機9(走行装置11)、フロント作業装置4間のエネルギーの流れ(以下、適宜全体のエネルギーの流れという)やそのときの燃料消費量(燃料流量)などの状態量が表示される。
【0062】
図8にモニタ19に表示する全体のエネルギーの流れや燃料消費量の表示例を示す。
【0063】
図8において、図8(A)は無負荷時のアイドリングの表示例であり、図8(B)は停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合の表示例であり、図8(C)は加速走行時の表示例であり、図8(D)は定常走行時の表示例であり、図8(E)は減速回生時の表示例であり、図8(F)は掘削時(走行掘削時)の表示例である。それぞれエネルギーの流れは矢印で表示し、エネルギーの大きさは矢印の太さで表示し、燃料消費量やエンジン回転数などは数値で表示している。また、燃料消費量は燃料流量(L/h)で表示されている。なお、燃料消費量(燃料流量)は数値ではなく棒グラフで表示してもよい。また、燃料消費量として燃料残量の変化を数値或いは棒グラフで表示してもよい。
【0064】
図8(A)において、無負荷時のアイドリングでは、電力の授受はほとんど行われないため、エネルギーの流れを示す矢印は表示されず、燃料消費量も小さい値となる。図8(B)において、停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合は、エンジン1から発電機8、発電機8からバッテリ12へのエネルギーの流れを示す矢印が表示されている。また、走行中に失われた電力を補充するために燃料消費量が若干上昇している。図8(C)において、加速走行時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機9へのエネルギーの流れと、バッテリ12から電動機9へのエネルギーの流れが表示され、エンジン1の負荷変動を最小限にするように、バッテリ12のアシストにより電動機9を駆動していることが分かる。また、走行加速時であるため燃料消費量は大幅に増加している。図8(D)において、定常走行時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機9へのエネルギーの流れが表示され、最も効率が良くなるように、発電機8からの供給電力により直接電動機9が駆動されることが分かる。燃料消費量は加速時より減少している。図8(E)において、減速回生時は、電動機9から発電機8及びバッテリ12へのエネルギーの流れと、発電機8からエンジン1へのエネルギーの流れが表示され、電動機9によりエネルギー回生を行うことでバッテリ12に蓄電し、余った分は発電機8でエンジン1を駆動することで放出していることが分かる。燃料消費量は0である。図8(F)において、走行掘削時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機9へのエネルギーの流れと、バッテリ12から電動機9へのエネルギーの流れと、エンジン1からローダポンプ2、ローダポンプ2からフロント作業装置4へのエネルギーの流れが表示され、エンジン1の出力が走行装置11の駆動力とフロント作業装置4の駆動力とに分配され、最もエンジン負荷の大きい状態となっていることが分かる。これに伴って、燃料消費量も最も多くなっている。
【0065】
図9にコントローラ20の表示制御部300の制御内容を機能ブロック図で示す。コントローラ20の表示制御部300は、全体のエネルギーの流れやそのときの燃料消費量などを表示するため、▲1▼エンジン回転数(rpm)、▲2▼ポンプ出力(kW)、▲3▼エンジン出力(kW)、▲4▼発電機出力(kW)、▲5▼バッテリ出力(kW)、▲6▼バッテリ残量(%)、▲7▼モータ出力(kW)、▲8▼車体速度(km/h)、▲9▼燃料流量(L/h)を入力又は算出し、それらを表示データに変換してモニタ19に出力する。図9の下側に、モニタ19の表示項目とパラメータ▲1▼〜▲9▼との対応関係を示す。
【0066】
また、表示制御部300は演算部300a〜300eを有し、これらの演算部により▲2▼ポンプ出力(kW)、▲3▼エンジン出力(kW)、▲4▼発電機出力(kW)、▲5▼バッテリ出力(kW)、▲6▼バッテリ残量(%)、▲7▼モータ出力(kW)、▲8▼車体速度(km/h)を算出する。つまり、演算部300aはエンジン回転数とポンプ圧力からポンプ出力を求める。演算部300bは発電機電流とバッテリ電圧から発電機出力を求める。演算部300cはモータ電流とバッテリ電圧からモータ出力を求める。演算部300dはポンプ出力と発電機出力とそれらの効率を考慮して、エンジン出力を求める。演算部300eは発電機出力とモータ出力からバッテリ出力を求めると共に、バッテリ電圧を基にしてバッテリ残量を求める。演算部300fはモータ回転数と減速ギヤ比やタイヤ径から、車体速度を求める。エンジン回転数としては回転センサ25の検出値が用いられ、ポンプ圧力としては圧力センサ21の検出値が用いられ、バッテリ電圧としては上述したバッテリ12に内蔵される電圧検出部の検出値が用いられ、モータ回転数としては上述したインバータ14に備えられる電動機9の回転数検出部の検出値が用いられる。また、コンバータ13は発電機8の電流検出部を内蔵し、インバータ14は電動機9の電流検出部を内蔵しており、発電機電流及びモータ電流としてはそれらの検出値が用いられる。
【0067】
以上のように構成した本実施の形態においては、操作制御部Dにモニタ19を設け、エンジン1、発電機8、バッテリ12、電動機9(走行装置11)、フロント作業装置4の間のエネルギーの流れを表示したので、システム全体のエネルギーの流れが一目瞭然であるため、操作者は複雑なエネルギーの流れを容易に理解できるようになり、また、エネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示するので、作業が燃費に与える影響が分かりやすく表示されるものとなり、これにより操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転が可能となる。
【0068】
例えば、図8(A)の表示例によれば、無負荷時のアイドリングであっても、燃料流量が5L/hあることが分かり、エンジン1をこまめに停止させ、無駄なアイドリングを減らすことができる。
【0069】
また、図8(B)の表示例によれば、停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合は、エネルギーの流れを示す矢印が表示されるため、アイドリングから充電に切り替わったことが視覚的に確認でき、充電中のエンジン停止を避けることができる。
【0070】
また、図8(C)の表示例によれば、加速走行時はエンジン1から発電機8へのエネルギーの流れが多く、燃料消費量が多いことが分かり、なるべく燃料消費の少ない効率的な運転をするよう心がけるようになる。
【0071】
また、図8(D)の表示例によれば、定常走行時は、発電機8からの供給電力により直接電動機9が駆動され、燃料消費量は加速時より減少していることが分かり、最も効率の良い定常走行状態を保つように無駄な加減速を控えるようになる。
【0072】
また、図8(E)の表示例によれば、減速回生時は、エネルギーの流れ方向が逆向きとなって、電動機9のエネルギー回生によりバッテリ12に蓄電し、燃料消費量が0であることが視覚的に確認でき、減速時にはエネルギー回生が効果的に行えるように停止距離を十分に確保するなどの配慮をするようになる。
【0073】
また、図8(F)の表示例によれば、走行掘削時は、電動機だけでなく、油圧ポンプにもエネルギーの流れがあり、燃料消費量も最も多いことが視覚的に分かり、効率的な運転を心がけるようになる。
【0074】
また、本実施の形態によれば、次の効果が得られる。
【0075】
1.アクセルペダル16を操作してエンジン1の回転数と電動機9の駆動トルクを共に比例制御すると同時に、インチングペダル17を必要に応じて操作して電動機9の駆動トルクを減じてモータ単独の微操作を可能とし、さらにローダポンプ2の負荷に応じて電動機9の出力を制限して走行駆動力と作業負荷(フロント駆動力)のバランスをとることで、従来のホイールローダと同様、アクセルペダル16とインチングペダル17の操作により、油圧作業部Bと電動走行部Cの両方とも操作性良く作業が行える。
【0076】
2.ある程度の走行速度を保ちながらフロント作業装置4で作業を行う場合、ポンプ圧力が大きくなった場合でも自動的に電動機9の出力を制限することで、必要とされる発電量を減らして発電機8の駆動トルクを減らすことで、エンジン1の過負荷を防止してエンジン回転数低下による全体出力の低下やエンストを防止できる。
【0077】
3.エンジン回転数に応じて発電機出力を制限することで、エンジンヘの過負荷を防ぎエンストを防止することができる。
【0078】
4.走行中に前後進切換レバー18が急操作されたときには、電動機9の回生トルクを一時的に大きくすることで、速やかに減速し指示された走行形態に移行することができる。
【0079】
5.バッテリ12の電圧に応じて、電圧が設定された範囲より小さいときには発電機8の発電により充電し、大きいときには発電機8でエンジンを駆動して放電することで、安全で効率の良い範囲にバッテリ12の蓄電量を保つことができる。
【0080】
本発明の第2の実施の形態を図10及び図11を用いて説明する。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符号を付している。
【0081】
図10において、本実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械が第1の実施の形態と異なる点は、油圧ポンプ2,6をエンジン1で直接駆動せずに、インバータ(電動機制御装置)40で制御される電動機41により駆動する構成の電動・油圧作業部Eを設けることで、全ての機器を電動化したことにある。また、それに伴って、コントローラ20Aの車体制御部200Aは、電動機41の駆動トルクを算出し、インバータ40により電動機41を駆動する機能を更に有しており、モニタ19には、図11に示されるようなエンジン1、発電機8、バッテリ12、電動機9(走行装置11)、電動機41(フロント作業装置4)間のエネルギーの流れやそのときの燃料消費量(燃料流量)などの状態量が表示され、コントローラ20Aの表示制御部300Aは、そのための表示データを演算する。
【0082】
図11に示される表示例は、油圧ポンプをエンジンで直接駆動せずに電動機により駆動する表示に代えた以外図8と同じであり、図11(A)は無負荷時のアイドリングの表示例であり、図11(B)は停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合の表示例であり、図11(C)は加速走行時の表示例であり、図11(D)は定常走行時の表示例であり、図11(E)は減速回生時の表示例であり、図11(F)は掘削時の表示例である。それぞれエネルギーの流れは矢印で表示し、エネルギーの大きさは矢印の太さで表示し、燃料消費量やエンジン回転数などは数値で表示している
本実施例によっても、油圧ポンプ2,6を電動機41により駆動することで全ての機器を電動化したハイブリッド式建設機械において、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0083】
本発明の第3の実施の形態を図12〜図14を用いて説明する。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符号を付している。
【0084】
本実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械が第1及び第2の実施の形態と異なる点は、本発明を油圧ショベルに適用し、作業装置の一部である旋回装置を電動化したことにある。
【0085】
図12において、本実施の形態に関わるハイブリッド式建設機械は、大きく分けて、エンジン部Aと、油圧作業及び走行部F、電動旋回部G、操作制御部Hから構成されている。油圧作業及び走行部Fは、エンジン1により直接駆動され、油圧を供給する油圧ポンプ31と、フロント作業装置32と、走行装置33とを備えている。フロント作業装置32はブームシリンダ32a、アームシリンダ32b、バケットシリンダ32cを有し、走行装置33は左右の走行モータ33a,33bを有し、かつフロント作業装置32及び走行装置33はブームシリンダ32a、アームシリンダ32b、バケットシリンダ32c、左右の走行モータ33a,33bに油圧ポンプ31から供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ34を備えている。電動旋回部Gは、充電用の発電機8と、エンジン1の軸出力を増速して発電機8を駆動する増速機7と、旋回用の電動機35と、蓄電を行うバッテリ12と、バッテリ12との電力の授受を行い発電機8を制御するコンバータ(発電機制御装置)13と、バッテリ12との電力の授受を行い電動機35を制御するインバータ(電動機制御装置)14と、減速機36とを備えている。
【0086】
操作制御部Hは、全体のエネルギーの流れやそのときの燃料消費量を表示するモニタ19と、油圧ポンプ31の吐出圧を検出する圧力センサ21と、エンジン1の回転数を検出する回転センサ25と、燃料配管27に設けられ、燃料流量を検出する流量センサ28と、全体の制御を行うコントローラ20Bとを備えている。
【0087】
図13に本発明が適用される油圧ショベルを示す。
【0088】
図13において、400は油圧ショベルであり、油圧ショベル400は下部走行体401、上部旋回体402を有し、下部走行体401は走行モータ33a,33bが(一方のみ図示)により駆動される左右の履帯を有し、上部旋回体402は旋回用の電動機35及び減速機36により下部走行体401上に旋回可能である。また、上部旋回体402の前部左側には運転席403が設けられ、前部右側にはブーム405、アーム406、バケット407を有する多関節構造の作業機404が設けられ、ブーム405、アーム406、バケット407はそれぞれブームシリンダ32a、アームシリンダ32b、バケットシリンダ32cによりそれぞれ上下方向に回転駆動される。
【0089】
コントローラ20Bは、エンジン1、発電機8,電動機35を制御する車体制御部200Bと、モニタ19の表示データを演算する表示制御部300Bとを有し、車体制御部200Bは旋回用の操作レバー装置38からの指令信号を入力し、その指令信号に応じて旋回用の電動機35の駆動トルクを演算し、インバータ14により電動機35を駆動する。また、車体制御部200Bは、図3に示した定電圧制御部20h、発電出力制限部20i、最小値選択部20jの機能を有し、バッテリの定電圧制御を行う。モニタ19には、図14に示されるようなエンジン1、発電機8、バッテリ12、電動機35、油圧ポンプ31、フロント作業32及び走行装置33間のエネルギーの流れやそのときの燃料消費量(燃料流量)などの状態量が表示され、コントローラ20Bの表示制御部300Bは、そのための表示データを演算する。
【0090】
図14において、図14(A)は無負荷時のアイドリングの表示例であり、図14(B)は停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合の表示例であり、図14(C)は加速旋回時の表示例であり、図15(D)は定常旋回時の表示例であり、図14(D)は減速回生時の表示例であり、図14(F)は旋回掘削時の表示例である。それぞれエネルギーの流れは矢印で表示し、エネルギーの大きさは矢印の太さで表示し、燃料消費量やエンジン回転数などは数値で表示している。
【0091】
図14(A)において、無負荷時のアイドリングでは、電力の授受はほとんど行われないため、エネルギーの流れを示す矢印は表示されず、燃料消費量も小さい値となる。図14(B)において、停車中(アイドリング)にバッテリ12への充電が行われた場合は、エンジン1から発電機8、発電機8からバッテリ12へのエネルギーの流れを示す矢印が表示されている。また、旋回中に失われた電力を補充するために燃料消費量が若干上昇している。図14(C)において、加速旋回時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機35へのエネルギーの流れと、バッテリ12から電動機35へのエネルギーの流れが表示され、エンジン1の負荷変動を最小限にするように、バッテリ12のアシストにより電動機35を駆動していることが分かる。また、旋回加速時であるため燃料消費量は大幅に増加している。図14(D)において、定常旋回時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機35へのエネルギーの流れが表示され、最も効率が良くなるように、発電機8からの供給電力により直接電動機35が駆動されることが分かる。燃料消費量は加速時より減少している。図14(E)において、減速回生時は、電動機35から発電機8及びバッテリ12へのエネルギーの流れと、発電機8からエンジン1へのエネルギーの流れが表示され、電動機35によりエネルギー回生を行うことでバッテリ12に蓄電し、余った分は発電機8でエンジン1を駆動することで放出していることが分かる。燃料消費量は0である。図14(F)において、旋回掘削時は、エンジン1から発電機8、発電機8から電動機35へのエネルギーの流れと、バッテリ12から電動機35へのエネルギーの流れと、エンジン1から油圧ポンプ31、油圧ポンプ31からフロント作業装置32及び走行装置33へのエネルギーの流れが表示され、エンジン1の出力が旋回装置の駆動力とフロント作業装置32の駆動力とに分配され、最もエンジン負荷の大きい状態となっていることが分かる。これに伴って、燃料消費量も最も多くなっている。
【0092】
本実施の形態によっても、本発明を油圧ショベルに適用し、旋回装置を電動化したハイブリッド式建設機械において、第1及び第2の実施の形態と同様、システム全体のエネルギーの流れが一目瞭然であるため、操作者は複雑なエネルギーの流れを容易に理解できるようになり、また、エネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示するので、作業が燃費に与える影響が分かりやすく表示されるものとなり、これにより操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転が可能となる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、ハイブリッド式建設機械において、システム全体のエネルギーの流れが一目瞭然となるため、操作者はハイブリッド式建設機械特有の複雑なエネルギーの流れを容易に理解できるようになり、エネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示することにより作業が燃費に与える影響が分かりやすく表示され、これにより操作者にエネルギー消費に対する理解と注意を促し、ハイブリッドの良さを生かした効率的な運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械の全体構成図である。
【図2】本発明が適用されるハイブリッド式建設機械の一例としてホイールローダを示す図である。
【図3】コントローラの車体制御部の制御内容を示す機能ブロック図である。
【図4】インバータにおける電動機の駆動特性を示す図である。
【図5】フロント作業装置の駆動力と走行装置の走行駆動力を用いる作業例として、土山の掘削作業を示す図である。
【図6】回生部の回生特性を示す図である。
【図7】回生部の処理内容の詳細を示すフローチャートである。
【図8】モニタに表示する全体のエネルギーの流れや燃料消費量の表示例を示す図である。
【図9】コントローラの表示制御部の制御内容を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械の全体構成図である。
【図11】モニタに表示する全体のエネルギーの流れや燃料消費量の表示例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係わるハイブリッド式建設機械の全体構成図である。
【図13】本発明が適用されるハイブリッド式建設機械の一例として油圧ショベルを示す図である。
【図14】モニタに表示する全体のエネルギーの流れや燃料消費量の表示例を示す図である。
【符号の説明】
A エンジン部
B 油圧作業部
C 電動走行部
D 操作制御部
E 電動・油圧作業部
F 油圧作業及び走行部
G 電動旋回部
H 操作制御部
1 エンジン
2 ローダポンプ
3 ステアリング装置
4 フロント作業装置
5 プライオリティバルブ
6 ブレーキバルブ
7 増速機
8 発電機
9 電動機
10 変速機
11 走行装置
12 バッテリ
13 コンバータ
14 インバータ
16 アクセルペダル
17 インチングペダル
18 前後進切換レバー
19 モニタ
20;20A;20B コントローラ
20a エンジン回転数指令部
20b モータトルク指令部
20c インチング指令部
20d 乗算部
20e カットオフ指令部
20f モータ出力制限部
20g 最小値選択部
20h 定電圧制御部
20i 発電機出力制限部
20j 最小値選択部
20k 回生部
20m 車速制限部
20n 最小値選択部
20p 切換部
21 圧力センサ
25 回転センサ
26 燃料タンク
27 燃料配管
28 流量センサ
200 車体制御部
300 表示制御部

Claims (5)

  1. エンジンと、蓄電装置と、前記エンジンにより駆動され、前記蓄電装置に対して電力授受を行う発電機と、前記蓄電装置との電力授受により駆動力を発生する電動機と、油圧ポンプと、前記電動機により駆動される電動駆動部分と前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される油圧駆動部分を含む作業及び走行装置と、前記エンジン、発電機、電動機を制御する操作制御手段とを備え、
    前記操作制御手段は、前記エンジン、蓄電装置、発電機、電動機、油圧ポンプの間のエネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示する表示装置を有することを特徴とするハイブリッド式建設機械。
  2. エンジンと、このエンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出油により駆動され外部に対して作業を行う油圧作業装置と、蓄電装置と、前記エンジンにより駆動され前記蓄電装置に対して電力授受を行う発電機と、前記蓄電装置との電力授受により走行駆動力を発生する電動機と、この電動機により駆動され走行を行う電動走行装置と、前記エンジン、発電機、電動機を制御する操作制御手段とを備え、
    前記操作制御手段は、前記エンジン、蓄電装置、発電機、電動機、油圧ポンプの間のエネルギーの流れとそのときの燃料消費量を表示する表示装置とを備えることを特徴とするハイブリッド式建設機械。
  3. 請求項1又は2記載のハイブリッド式建設機械において、前記表示装置は、前記エネルギーの流れを矢印で表示し、エネルギーの大きさを矢印の太さで表示することを特徴とするハイブリッド式建設機械。
  4. 請求項1又は2記載のハイブリッド式建設機械において、前記表示装置は、前記燃料消費量を燃料流量で表示することを特徴とするハイブリッド式建設機械。
  5. 請求項1又は2記載のハイブリッド式建設機械において、前記表示装置は、エンジン回転数などの他の車体情報も併せて表示することを特徴とするハイブリッド式建設機械。
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