JP2005009087A - 木造住宅の壁構造 - Google Patents

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進 井川
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Abstract

【目的】断熱性を有すると共に容易に再利用する。
【構成】本発明に係る木造住宅の壁構造1は、水平横架材である土台12に沿って該土台の上に立設された一対の柱である管柱2a,2bと、該一対の管柱を挟み込むように一対の管柱2a,2bの一方の側に取り付けられた内壁材である第1の木質断熱板4と、一対の管柱2a,2bの他方の側に取り付けられた外壁材5と、該外壁材と第1の木質断熱板4との間に設置された第2の木質断熱板3と、該第2の木質断熱板と外壁材5との間に取り付けられた筋かい11とで構成してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱施工を行う際に用いる木造住宅の壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本は年間を通じて気温や湿度の変化が大きいため、建物の断熱性や気密性を高めて室内の温度や湿度を一定に保ち、快適な居住環境を確保することが重要である。
【0003】
木造住宅においては、その壁を構築する際、壁体内に断熱層を形成し、該断熱層の表面に必要に応じて防湿材、下地材、仕上げ材等を順次取り付けることによって、建物の断熱性を高めるのが一般的である。
【0004】
かかる断熱層に用いる断熱材としては、グラスウールやロックウールなどの無機繊維系材料、ポリスチレンフォームやウレタンフォームなどの発泡プラスチック系材料及びインシュレーションボードやセルローズファイバーなどの木質繊維系材料が用いられていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−183819号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無機繊維系材料は不燃性は高いものの透湿性があり水に弱いため防湿材が必要となる、発泡プラスチック系材料は高い断熱性を有し水や湿気に強いが日射によって劣化し不燃性にも劣る、木質繊維系材料は断熱性や不燃性にやや劣るという短所をそれぞれ有しているという問題を生じていた。
【0007】
また、近年の環境問題に対する意識の高まりから、断熱材が産業廃棄物となることがないよう有効に再利用することが重要となってきているが、従来の断熱材はリサイクルにコストや手間がかかるという問題も生じていた。
【0008】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、断熱性を有すると共に容易に再利用することができる木造住宅の壁構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る木造住宅の壁構造は請求項1に記載したように、土台、梁等の水平横架材に沿って該水平横架材の上に立設された複数の柱と、該複数の柱を挟み込むように前記複数の柱の一方の側と他方の側にそれぞれ取り付けられた内壁材及び外壁材とを備えた木造住宅の壁構造において、前記内壁材を第1の木質断熱板で構成するとともに、前記複数の柱のうち、互いに対向する一対の柱の対向側面にそれぞれ所定の縦溝を鉛直方向に形成し、第2の木質断熱板をその両側方縁部が前記縦溝にそれぞれ嵌め込まれるように設置したものである。
【0010】
また、本発明に係る木造住宅の壁構造は、前記縦溝を複数とするとともに、該縦溝にそれぞれ嵌め込まれる前記第2の木質断熱板を複数としたものである。
【0011】
また、本発明に係る木造住宅の壁構造は、前記第1の木質断熱板及び前記第2の木質断熱板を桐材で構成したものである。
【0012】
本発明に係る木造住宅の壁構造においては、内壁材を第1の木質断熱板で構成するとともに、互いに対向する一対の柱の対向側面にそれぞれ所定の縦溝を鉛直方向に形成し、第2の木質断熱板をその両側方縁部が縦溝にそれぞれ嵌め込まれるように設置してある。
【0013】
このようにすると、室内側においては、第1の木質断熱板と第2の木質断熱板とが離間配置されるとともに、第1の木質断熱板と第2の木質断熱板との間に空気層が形成され、その結果として、第1及び第2の木質断熱板と空気層からなる3重断熱構造が形成されることとなる。
【0014】
また、内壁材である第1の木質断熱板と外壁材との間に第2の木質断熱板を設置することによって壁の面内剛性が上がり、強度の面でも優れた構造となる。
【0015】
また、第1の木質断熱板及び第2の木質断熱板は木材であるため、例えば、チップ化して保水材とすることによって緑化のための植生基材として使用するなど、リサイクルが容易であり、有効に再利用することができる。
【0016】
外壁材をどのように構成するかは任意であり、公知の材料の中から適宜選択して構成すればよい。
【0017】
柱は、土台、梁等の水平横架材に沿って該水平横架材の上に立設されているのであれば、通し柱、管柱、間柱等の種類は問わない。また、例えば、一対の管柱等、同じ種類の柱を組み合わせて一対の柱としてもかまわないし、通し柱と間柱等、異なる種類の柱を組み合わせて一対の柱としてもかまわない。
【0018】
第2の木質断熱板は、その両側方縁部を一対の柱の対向側面にそれぞれ鉛直方向に形成された縦溝に嵌め込んで設置することができるのであれば、どのように構成するかは任意である。
【0019】
また、第2の木質断熱板は、高さが柱の長さと同じ一枚の大きな板で構成してもかまわないし、短冊状の木質断熱板を鉛直方向に柱の天端まで複数積み上げることによって構成してもかまわない。
【0020】
縦溝は、互いに対向する一対の柱の対向側面に、該対向側面の下端から上端まで鉛直方向に形成されるとともに、第2の木質断熱板の側方縁部を嵌め込むことができるのであれば、どのような形状とするかは問わない。
【0021】
また、縦溝は1つでもかまわないが、縦溝を複数とするとともに、該縦溝にそれぞれ嵌め込まれる第2の木質断熱板を複数とした場合においては、壁体内がより多くの空気層と木質断熱板とで構成されることとなり、より高い断熱性が確保される。
【0022】
ここで、第1の木質断熱板及び第2の木質断熱板は、断熱性が高い木材であればどのような材料で構成するかは任意であり、例えば、杉や檜を用いることが考えられるが、桐材を用いてもよい。
【0023】
桐は、木材の中でも密度が非常に小さく、熱伝導率が低く、伸縮率が小さいという特性を持つ材料である。
【0024】
したがって、軽いために施工性がよく、熱伝導率が低いため他の木材に比べて高い断熱性が確保され、伸縮率が小さいために湿度の変化によって膨張収縮することがほとんどなく気密性が確保される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る木造住宅の壁構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0026】
図1は、本実施形態に係る木造住宅の壁構造1を示した図で、(a)は水平断面図、(b)は(a)のA―A線に沿う垂直断面図である。同図に示すように、本実施形態に係る木造住宅の壁構造1は、水平横架材である土台12に沿って該土台の上に立設された一対の柱である管柱2a,2bと、該一対の管柱を挟み込むように一対の管柱2a,2bの一方の側に取り付けられた内壁材である第1の木質断熱板4と、一対の管柱2a,2bの他方の側に取り付けられた外壁材5と、該外壁材と第1の木質断熱板4との間に設置された第2の木質断熱板3と、該第2の木質断熱板と外壁材5との間に取り付けられた筋かい11とで構成してある。
【0027】
一対の管柱2a,2bは、その対向側面8a,8bの中央に、鉛直方向の縦溝9a,9bをそれぞれ形成してある。
【0028】
縦溝9a,9bは、水平断面形状がコの字状になるように対向側面8a,8bの下端から上端まで形成してあり、第2の木質断熱板3の両側方縁部10a,10bをそれぞれ嵌め込むことができるようになっている。
【0029】
第2の木質断熱板3は、厚さが30mmの桐材で構成するとともに、幅が縦溝9a,9b間の長さと等しくなるようにかつ水平断面形状が矩形状となるように形成してあり、上述したように、その両側方縁部10a,10bが縦溝9a,9bにそれぞれ嵌め込まれるようになっている。
【0030】
また、同図(b)でよくわかるように、複数の短冊状の第2の木質断熱板3を鉛直方向に管柱2a,2bの天端まで積み上げることによって構成してある。
【0031】
内壁材である第1の木質断熱板4は、管柱2a,2bの室内側に取り付けてあり、厚さが10mmの桐材で構成するとともに、該桐材が仕上げ材を兼ねている。
【0032】
外壁材5は、管柱2a,2bの室外側に取り付けてあり、下地材6と、該下地材の表面に取り付けられた仕上げ材7とで構成してある。
【0033】
筋かい11は、壁が十分な水平耐力を有することができるよう、管柱2bの下端と管柱2aの上端との間に取り付けてある。
【0034】
本実施形態に係る木造住宅の壁構造1を構築するには、図2(a)に示すように、まず、土台12に互いに対向する一対の管柱2a,2bを立設し、次いで、管柱2a,2bの上方から、第2の木質断熱板3を落とし込む。このとき、第2の木質断熱板3の両側方縁部10a,10bが、一対の管柱2a,2bの対向側面8a,8bにそれぞれ鉛直方向に形成された縦溝9a,9bに嵌め込まれるようにする。
【0035】
以下、第2の木質断熱板3の落とし込みを、第2の木質断熱板3の天端が管柱2a,2bの天端に達するまで繰り返す。なお、第2の木質断熱板3を落とし込む際は、気密性を確保するため、先行して落とし込んである第2の木質断熱板3との間に隙間が生じないように注意する。
【0036】
次に、図2(b)の水平断面図に示すように、第2の木質断熱板3の室外側に筋かい11を取付け、次いで、管柱2a,2bの室外側に外壁材5として下地材6及び仕上げ材7を取り付けるとともに、管柱2a,2bの室内側に内壁材である第1の木質断熱板4を取り付ける。
【0037】
本実施形態に係る木造住宅の壁構造1においては、内壁材を第1の木質断熱板4で構成するとともに、一対の管柱2a,2bの対向側面8a,8bにそれぞれ縦溝9a,9bを鉛直方向に形成し、第2の木質断熱板3をその両側方縁部10a,10bが縦溝9a,9bにそれぞれ嵌め込まれるように設置してある。
【0038】
このようにすると、図3に示すように、室内側においては、第1の木質断熱板4と第2の木質断熱板3とが離間配置されるとともに、第1の木質断熱板4と第2の木質断熱板3との間に空気層31が形成され、その結果として、第1の木質断熱板4、空気層31及び第2の木質断熱板からなる3重断熱構造が形成されることとなる。
【0039】
また、本実施形態に係る木造住宅の壁構造1においては、第1の木質断熱板4及び第2の木質断熱板3を桐材で構成しているが、表1に、桐材及び他の代表的な木材の密度、熱伝導率及び収縮率を示す。なお、密度及び収縮率は、「建築用木材の知識」(今里隆著、鹿島出版会、1985年)、熱伝導率は、「木材工業ハンドブック」(農林省林業試験場編、丸善、1964年)によるものである。
【0040】
【表1】
Figure 2005009087
【0041】
表1でわかるように、桐は、密度が0.29g/cmであり木材の中でも非常に軽く、熱伝導率が0.073W/(m・K)と低いため断熱性が高く、収縮率が0.06%で小さいという特性を持つ材料である。
【0042】
以上説明したように、本実施形態に係る木造住宅の壁構造1によれば、内壁材を第1の木質断熱板4で構成するとともに、一対の管柱2a,2bの対向側面8a,8bにそれぞれ縦溝9a,9bを鉛直方向に形成し、第2の木質断熱板3をその両側方縁部10a,10bが縦溝9a,9bにそれぞれ嵌め込まれるように設置してあるので、室内側においては、第1の木質断熱板4、空気層31及び第2の木質断熱板3からなる3重断熱構造が形成されることとなり、壁全体の断熱性を確保することが可能となる。
【0043】
また、内壁材である第1の木質断熱板4と外壁材5との間に第2の木質断熱板3を設置することによって壁の面内剛性が上がり、強度の面でも優れた構造となる。
【0044】
また、第1の木質断熱板4及び第2の木質断熱板3は木材であるため、例えば、チップ化して保水材とすることによって緑化のための植生基材として使用するなど、リサイクルが容易であり、有効に再利用することができる。
【0045】
さらに、木材は、湿度の高い環境下では吸湿し、湿度の低い環境下では放湿するといういわゆる調湿機能を有しており、室内の湿度変化を抑制することが可能である。
【0046】
また、本実施形態に係る木造住宅の壁構造1によれば、第1の木質断熱板4及び第2の木質断熱板3を桐材で構成したので、軽いために施工性がよく、熱伝導率が低いため他の木材に比べて高い断熱性を確保することができ、伸縮率が小さいために湿度の変化によって膨張収縮することがほとんどなく気密性を確保することができる。
【0047】
本実施形態では、土台12の上に立設された一対の管柱2a,2bを一対の柱としたが、柱の種類は任意であり、例えば、一対の通し柱又は間柱を一対の柱としてもかまわないし、通し柱と間柱等、異なる種類の柱を組み合わせて一対の柱としてもかまわない。また、土台に代えて、胴差等の他の水平横架材の上に立設されている柱であってもかまわない。
【0048】
また、本実施形態では、第2の木質断熱板3と外壁材5との間に筋かい11を設置するように構成したが、十分な水平耐力が得られるのであれば、筋かい11を省略してもかまわない。
【0049】
また、本実施形態では、第1の木質断熱板4及び第2の木質断熱板3を桐材で構成したが、第1の木質断熱板及び第2の木質断熱板は断熱性が高い木材であればどのような材料で構成するかは任意であり、例えば、杉や檜を用いてもかまわない。
【0050】
また、本実施形態では、第2の木質断熱板3を水平断面形状が矩形状となるように形成するとともに、縦溝9a,9bを水平断面形状がコの字状になるように形成したが、第2の木質断熱板及び縦溝は、第2の木質断熱板の両側方縁部を一対の柱の対向側面にそれぞれ形成された縦溝に嵌め込むことができるのであれば、どのように構成してもかまわない。
【0051】
また、本実施形態では、短冊状の第2の木質断熱板3を鉛直方向に複数積み上げて構成するようにしたが、これに変えて、高さが柱の長さと同じ一枚の大きな板で構成した第2の木質断熱板を用いるようにしてもかまわない。
【0052】
また、本実施形態では、管柱2a,2bの対向側面8a,8bにそれぞれ縦溝9a,9bを1つずつ形成するようにしたが、これに代えて、縦溝を複数形成するとともに、該縦溝に嵌め込まれるように第2の木質断熱板を複数設置するようにしてもかまわない。
【0053】
図4は、本実施形態の変形例に係る木造住宅の壁構造51を示した水平断面図である。同図に示すように、本変形例に係る木造住宅の壁構造51は、互いに対向する一対の柱である管柱52a,52bと、該一対の管柱を挟み込むように一対の管柱52a,52bの一方の側に取り付けられた内壁材である第1の木質断熱板4と、一対の管柱2a,2bの他方の側に取り付けられた外壁材5と、該外壁材と第1の木質断熱板4との間に設置された2枚の第2の木質断熱板53,53と、外壁材5側に設置された第2の木質断熱板53と外壁材5との間に取り付けられた筋かい11とで構成してある。
【0054】
一対の管柱52a,52bは、その対向側面58a,58bの中央及び室内側の2カ所に、鉛直方向の縦溝59a,59bをそれぞれ形成してある。
【0055】
縦溝59a,59bは、水平断面形状がコの字状になるように対向側面58a,58bの下端から上端まで形成してあり、第2の木質断熱板53の両側方縁部54a,54bをそれぞれ嵌め込むことができるようになっている。
【0056】
第2の木質断熱板53は、厚さが20mmの桐材で構成するとともに、幅が縦溝59a,59b間の長さと等しくなるようにかつ水平断面形状が矩形状となるように形成してあり、上述したように、その両側方縁部54a,54bが縦溝59a,59bにそれぞれ嵌め込まれるようになっている。
【0057】
このようにすると、室内側においては、第1の木質断熱板4と2枚の第2の木質断熱板53,53とが互いに離間配置されるとともに、第1の木質断熱板4と室内側の第2の木質断熱板53との間に空気層55が、2枚の第2の木質断熱板53,53間に空気層56がそれぞれ形成され、その結果として、第1の木質断熱板4、空気層55,56及び2枚の第2の木質断熱板53,53からなる5重断熱構造が形成されることとなり、より高い断熱性を確保することが可能となる。
【0058】
なお、その他の構成や作用効果に関しては、上述した実施形態と同様であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0059】
また、本変形例では第2の木質断熱板53を2枚設置するように構成したが、第2の木質断熱板を何枚設けるかは任意であり、例えば、3枚としてもかまわない。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る木造住宅の壁構造によれば、室内側においては、第1及び第2の木質断熱板と空気層からなる3重断熱構造が形成されることとなり、壁全体の断熱性を確保することが可能となる。
【0061】
また、内壁材である第1の木質断熱板と外壁材との間に第2の木質断熱板を設置することによって壁の面内剛性が上がり、強度の面でも優れた構造となる。
【0062】
また、第1の木質断熱板及び第2の木質断熱板は木材であるため、例えば、チップ化して保水材とすることによって緑化のための植生基材として使用するなど、リサイクルが容易であり、有効に再利用することができる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る木造住宅の壁構造を示した図で、(a)は水平断面図、(b)は(a)のA―A線に沿う垂直断面図。
【図2】本実施形態に係る木造住宅の壁構造を構築する様子を示した図で、(a)は斜視図、(b)は水平断面図。
【図3】本実施形態に係る木造住宅の壁構造の作用を示した水平断面図。
【図4】本実施形態の変形例に係る木造住宅の壁構造を示した水平断面図。
【符号の説明】
1、51 木造住宅の壁構造
2a、2b、52a、52b 管柱(柱)
3、53 第2の木質断熱板
4 第1の木質断熱板(内壁材)
5 外壁材
8a、8b、58a、58b 対向側面
9a、9b、59a、59b 縦溝
10a、10b、54a、54b 側方縁部
12 土台(水平横架材)

Claims (3)

  1. 土台、梁等の水平横架材に沿って該水平横架材の上に立設された複数の柱と、該複数の柱を挟み込むように前記複数の柱の一方の側と他方の側にそれぞれ取り付けられた内壁材及び外壁材とを備えた木造住宅の壁構造において、
    前記内壁材を第1の木質断熱板で構成するとともに、前記複数の柱のうち、互いに対向する一対の柱の対向側面にそれぞれ所定の縦溝を鉛直方向に形成し、第2の木質断熱板をその両側方縁部が前記縦溝にそれぞれ嵌め込まれるように設置したことを特徴とする木造住宅の壁構造。
  2. 前記縦溝を複数とするとともに、該縦溝にそれぞれ嵌め込まれる前記第2の木質断熱板を複数とした請求項1記載の木造住宅の壁構造。
  3. 前記第1の木質断熱板及び前記第2の木質断熱板を桐材で構成した請求項1又は請求項2記載の木造住宅の壁構造。
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