JP2005006756A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の表示面積の拡大やゲートや始動口の数の増加,大入賞口の開口面積の拡大などの遊技盤上のスペースに対する複数の要望を同時に満たす。
【解決手段】大入賞口50を二つの開閉扉50a,50bにより構成し、この開閉扉50a,50bを開閉駆動する開閉駆動装置51a,51bを設ける。普通図柄表示装置作動ゲートに遊技球が通過し、当否判定結果で小当りのときには開閉駆動装置51aを駆動して開閉扉50aだけを短時間だけ開成し、この際に大入賞口50に遊技球が入賞したときには始動口に遊技球が入賞したものとして取り扱う。こうした入賞に対して特別図柄表示装置で図柄の変動表示を行なう、その当否判定で大当りのときには開閉駆動装置51bを駆動して両開閉扉50a,50bを同時に開閉して特別遊技を行なう。この結果、遊技盤上のスペースを有効に用いることができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、例えば、遊技球のゲートの通過に伴って遊技盤中央上部に配置された○×式の図柄を変動表示すると共に当否判定を行ない、遊技球の始動口への入賞に伴って遊技盤中央に配置された液晶ディスプレイにより構成された表示装置で図柄を変動表示すると共に大当たりの当否判定を行なうパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパチンコ機では、ゲートは遊技盤の左右部上方の2箇所に設けられており、始動口は表示装置の下方にチューリップ式の電動役物として1箇所設けられている。遊技球のゲートの通過に伴って行なわれる当否判定で当たりのときには、始動口のチューリップが短時間だけ開成される。また、始動口への遊技球の入賞に伴って行なわれる当否判定で大当たりのときには、表示装置に大当たりの際の遊技を表示すると共に始動口の下部に設けられた大入賞口を開成する。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−71030号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、興趣の向上を目的として、遊技者に遊技を動的にアピールすることができる表示装置の表示面積を大きくしたいという要望や遊技者にとって有利となる入賞口(例えば開閉式の入賞口)を増やしたいという要望など、種々の要望が出されている。しかしながら、パチンコ機の遊技盤のスペースを大きくすることはできないから、これらの要望を満たすのは困難である。
【0005】
本発明の遊技機は、表示装置の表示面積の拡大やゲートや始動口の数の増加,大入賞口の開口面積の拡大などの遊技盤上のスペースに対する要望を満たすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の遊技機は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
手段1.本発明の遊技機は、
遊技媒体の入賞口と、
該入賞口の開口部を変更可能に該入賞口を開閉する開閉手段と、
異なる複数の開閉条件の成立に基づいて異なる開口部で前記入賞口が開閉されるよう前記開閉手段を制御する開閉制御手段と、
を備える遊技機。
【0008】
この本発明の遊技機では、異なる複数の開閉条件に基づいて入賞口の開口部を変更して入賞口を開閉する。この結果、複数の開閉条件に対して個別の入賞口を設ける必要がない。したがって、個別に入賞口等を設けるものに比して、設置面積を小さくすることができ、その分だけ他の要素、例えば図柄を変動表示する装置における表示部などの設置面積を大きく採ることができる。
【0009】
手段2.手段1記載の遊技機であって、前記開閉手段は前記入賞口を分割して開閉可能な複数の開閉部材を備え、前記開閉制御手段は前記複数の開閉条件のいずれが成立したかに基づいて前記複数の開閉部材の少なくとも一部を開閉するよう前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、複数の開閉部材のいずれを開閉するかにより異なる開閉条件の成立に対応することができる。
【0010】
手段3.手段2記載の遊技機であって、前記複数の開閉部材は、前記入賞口を均等に分割して開閉する部材である遊技機。こうすれば、複数の開閉部材は左右均等に配置されるから、複数の開閉部材を遊技機に組み付ける際に左右の相違を考慮する必要がない。この結果、遊技機の組み付け性を向上させることができる。
【0011】
手段4.手段2記載の遊技機であって、前記複数の開閉部材は、前記入賞口を不均等に分割して開閉する部材である遊技機。こうすれば、いずれの開閉条件が成立したかによって開閉される開閉部材を異ならせることにより、容易に入賞口への開口部の面積を変更することができる。この結果、いずれの開閉条件が成立するかに対する遊技者の興味をそそるようにすることができる。したがって、興趣の向上を図ることができる。
【0012】
手段5.手段2ないし4いずれか記載の遊技機であって、前記複数の開閉部材は2個の開閉部材により構成されてなる遊技機。こうすれば、簡易な構成とすることができる。
【0013】
手段6.手段2ないし5いずれか記載の遊技機であって、前記開閉制御手段は、所定の開閉条件が成立したときには前記複数の開閉部材のすべてが開成するよう前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、所定の開閉条件が成立したときには入賞口へ遊技媒体が入賞しやすいようにすることができる。
【0014】
手段7.手段2ないし6いずれか記載の遊技機であって、前記開閉手段は、前記複数の開閉部材のうちの第1の開閉部材を開閉したときには該複数の開閉部材のすべてを開閉し前記複数の開閉部材の前記第1の開閉部材とは異なる第2の開閉部材を開閉したときには該第2の開閉部材のみを開閉する開閉態様を可能とする開閉用部材と、前記第1の開閉部材を開閉する第1駆動部と、前記第2の開閉部材を開閉する第2駆動部とを備える遊技機。こうすれば、第1駆動部と第2駆動部とを駆動制御するだけで異なる開口部として入賞口を開閉することができる。
【0015】
手段8.手段7記載の遊技機であって、前記開閉用部材は、前記複数の開閉部材のいずれかに形成されてなる遊技機。こうすれば、必要な部品点数を少なくすることができる。
【0016】
手段9.手段8記載の遊技機であって、前記開閉用部材は、前記第1の開閉部材に設けられた突起部である遊技機。こうすれば、第1の開成部材に突起部を設けるだけでよいから、第1の開成部材の形成を容易なものとすることができる。
【0017】
手段10.手段7ないし9いずれか記載の遊技機であって、前記第1駆動部は、前記第2駆動部より大きな駆動力を出力する部である遊技機。こうすれば、両駆動部として同一の駆動部を用いる場合に比して電力消費を小さくすることができる。
【0018】
手段11.手段2ないし10いずれか記載の遊技機であって、前記開閉制御手段により前記複数の開閉部材の一部が開閉するよう前記開閉手段が制御されているときに、該複数の開閉部材のうち開閉していない部材側に遊技媒体が進入するのを阻止するガード部材を備える遊技機。こうすれば、入賞口に入賞した遊技媒体が開閉していない部材がに侵入するのを阻止することができる。
【0019】
手段12.手段11記載の遊技機であって、前記ガード部材は、前記複数の開閉部材のいずれかに形成されてなる遊技機。こうすれば、必要な部品点数を少なくすることができる。
【0020】
手段13.手段1ないし12いずれか記載の遊技機であって、所定の始動条件の成立に伴って識別要素の変動表示を行なう変動表示手段と、前記所定の始動条件の成立に伴って当たりか否かの判定を行なう第1当否判定手段と、所定の開始条件の成立に伴って当たりか否かの判定を行なう第2当否判定手段と、を備え、前記開閉制御手段は、前記第1当否判定手段によって当たりが判定された条件と前記第2当否判定手段によって当たりが判定された条件とを前記複数の開閉条件の成立の一つとして前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、異なる当否判定結果に対して異なる開口部として入賞口を開閉することにより対応することができる。
【0021】
手段14.手段13記載の遊技機であって、前記開閉制御手段は、前記第1当否判定手段により当たりが判定されたときには前記複数の開閉部材の少なくとも一部が第1の所定回数に亘って開閉するよう前記開閉手段を制御し、前記第2当否判定手段により当たりが判定されたときには前記複数の開閉部材のいずれかを前記第1の所定回数より少ない第2の所定回数に亘って開閉するよう前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、開閉する回数によっても入賞口への入賞のしやすさの程度を変更することができるから、興趣の向上を図ることができる。
【0022】
手段15.手段14記載の遊技機であって、前記開閉制御手段は、前記複数の開閉部材のうち開閉されている開閉部材が開成している最中に所定の継続条件が成立するのを条件として繰り返し該開閉部材が開閉されるよう前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、より高い遊技性をを得ることができ、興趣の向上を図ることができる。
【0023】
手段16.手段13または14記載の遊技機であって、前記第2当否判定手段は異なる複数の当たりを判定する手段であり、前記開閉制御手段は、前記第2当否判定手段によって判定される異なる複数の当たりの各々を前記複数の開閉条件の成立の一つとして前記開閉手段を制御する手段である遊技機。こうすれば、第2当否判定の結果に応じて入賞口の開閉の態様を変えることができるから、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0024】
手段17.手段13ないし16いずれか記載の遊技機であって、前記所定の始動条件の成立は、前記開閉制御手段により前記第2当否判定手段によって当たりが判定されて前記開閉手段を制御している最中における前記入賞口への遊技媒体の入賞である遊技機。こうすれば、第2当否判定手段による当否判定に基づいて所定の始動条件の成立のしやすさを変更することができる。この結果、遊技性が増し、興趣の向上を図ることができる。
【0025】
手段18.手段1ないし17いずれか記載の遊技機であって、前記遊技機はパチンコ機である遊技機。こうした本発明の遊技機としてのパチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えており、そのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として表示手段における図柄の変動表示が開始され、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されるものを挙げることができる。こうしたパチンコ機において、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0026】
手段19.手段1ないし17いずれか記載の遊技機であって、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機。こうした本発明の遊技機としてのパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用すると共に図柄の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技機において、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0027】
手段18または19に記載したように、本発明の遊技機としては、パチンコ機やパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機などを挙げることができるが、この他、種々の遊技機に適用することもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例であるパチンコ機20を正面から見た外観図であり、図2はパチンコ機20の遊技盤30の構成の概略を示す構成図であり、図3は実施例のパチンコ機20の電気的接続を例示するブロック図である。実施例のパチンコ機20は、図1に示すように、前面枠22にはめ込まれたガラスに覆われた遊技盤30と、遊技球を貯留する上受け皿24および下受け皿26と、遊技球を遊技盤30へ発射するための発射ツマミ28と、パチンコ機20全体を制御するメイン制御装置70(図3参照)とを備える。
【0029】
遊技盤30は、図2に示すように、遊技盤30の中央の上部に配置された普通図柄表示装置32と、遊技盤30の左右部に各々配置され遊技球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ36a,36bを有する普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bと、普通図柄表示装置32の下側に配置された特別図柄表示装置40と、特別図柄表示装置40の下側に配置され遊技球の入賞を検知する特別図柄始動口スイッチ44を有する始動口42と、始動口42の下側に配置され開閉可能な大入賞口50と、遊技盤30の左右下部に計4個配置された普通入賞口60a〜60dと、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するアウト口69とを備える。
【0030】
普通図柄表示装置32は、背後に設けられた図示しないランプの点灯を切り換えることにより変動表示する「○」および「×」の図柄32a,32bと、この「○」および「×」の図柄32a,32bの上側に配置された4個の普通図柄変動保留ランプ33a〜33dとを備える。「○」および「×」の図柄32a,32bは、遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過したのを検知したときに変動表示の開始がなされ、所定時間変動表示後に「○」および「×」の図柄32a,32bのいずれかを点灯した状態で変動表示を終了する。普通図柄変動保留ランプ33a〜33dは、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示の最中に遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過するごとに左側から順に一つずつ点灯され、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中に普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過した回数を最大4回まで保留回数として示す。
【0031】
特別図柄表示装置40は、液晶ディスプレーなどの表示装置として構成されており、図3に示す表示用制御装置90により表示内容が制御されている。特別図柄表示装置40は、通常、図4に例示するように、キャラクタと数字とから構成される左,中,右の3個の図柄L,M,Rを表示しており、遊技球が始動口42に入賞するのを検知したときにこの3個の図柄L,M,Rを変動表示させる。そして、所定の変動時間が終了したときに、3個の図柄L,M,Rを図柄L,図柄R,図柄Mの順に変動表示を停止し、3個の図柄L,M,Rが一致したときに大当たりとして特別遊技動画を表示する。特別遊技動画の一例を図5に示す。
【0032】
遊技盤30には、普通図柄表示装置32と特別図柄表示装置40との間に4個の特別図柄変動保留ランプ41a〜41dが設けられている。この特別図柄変動保留ランプ41a〜41dは、特別図柄表示装置40による3個の図柄L,M,Rの変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に遊技球が始動口42に入賞するごとに左側から順に一つずつ点灯され、特別図柄表示装置40による3個の図柄L,M,Rの変動表示が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に始動口42に入賞した球数を最大4個まで保留球数として示す。
【0033】
図6は大入賞口50の各状態の外観を示す説明図であり、図7は大入賞口50を模式的に示す模式図である。ここで、図6(a)は大入賞口50の二つの開閉扉50a,50bを両方とも閉じた状態を示し、図6(b)は大入賞口50の二つの開閉扉50a,50bのうち左側の開閉扉50aを開いて右側の開閉扉50bを閉じた状態を示し、図6(c)は大入賞口50の二つの開閉扉50a,50bを両方とも開いた状態を示す。また、図7(a)は大入賞口50を正面から眺めた際の模式図を示し、図7(b)は大入賞口50を上部から眺めた際の模式図を示す。大入賞口50は、図6および図7に示すように、通常は遊技球を受入れない閉状態を形成する二つの開閉扉50a,50bと、この二つの開閉扉50a,50bの回転軸に取り付けられ開閉扉50a,50bを開閉駆動する開閉駆動装置51a,51bと、開閉扉50a,50bに取り付けられ開閉扉50a,50bが開かれたときに閉じる方向の力を開閉扉50a,50bに作用させるバネ52a,52bとを備える。開閉扉50bの背面上部には開閉扉50aの背面側に延出する突起50cが形成されており、開閉駆動装置51bにより開閉扉50bを開成すると、開閉扉50bの開成に伴って開閉扉50aも開成するようになっている。したがって、開閉駆動装置51aを駆動することにより開閉扉50aだけを開閉し、開閉駆動装置51bを駆動することにより両開閉扉50a,50bを同時に開閉することができる。開閉駆動装置51a,51bは共にソレノイドによる駆動力を利用して図示しないカム等により開閉扉50a,50bの回転軸を回転駆動することができるよう構成されており、開閉駆動装置51bには、両開閉扉50a,50bを開閉するために、開閉駆動装置51aに取り付けられたソレノイドより大きな駆動力を出力することができるソレノイドが取り付けられている。大入賞口50の内側には、図3や図7(b)に示すように、大入賞口50の左部に設けられた入賞ゾーン53に入賞した遊技球をカウントする10カウントスイッチ54や大入賞口50の右部に設けられたVゾーン56に遊技球が入賞したのを検出するVカウントスイッチ58が取り付けられている。また、図6(c)や図7に示すように、開閉扉50bの背面には、中心角が90度の扇形のガード部材50dが形成されており、開閉扉50aだけが開いているときに遊技球がVゾーン56に入らないようにしている。
【0034】
遊技盤30には、この他、発射された遊技球を円弧上に導くレール62や遊技盤30の中央部に導く左右の肩部に配置されたランプ風車64a,64b,普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bの近傍に配置された風車66a,66b,特別図柄表示装置40の両横に取り付けられた計8個のインジケータ68a〜68hなども取り付けられている。なお、遊技球をガイドしたり弾いたりしてその遊技性を高める複数の釘については図示を省略した。
【0035】
メイン制御装置70は、CPU72を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU72には電源を供給する電源回路73の他に、処理プログラムを記憶するROM74や一時的にデータを記憶するRAM76,所定周波数の矩形波を出力するクロック回路78,入出力処理回路80がバス82によって接続されている。メイン制御装置70には、普通図柄始動口スイッチ36a,36bからの入賞信号や特別図柄始動口スイッチ44からの始動信号,10カウントスイッチ54からのカウント信号,Vカウントスイッチ58からのV信号,普通入賞スイッチや賞球カウントスイッチなどの他の入力装置88からの入力信号などが入出力処理回路80を介して入力されている。また、メイン制御装置70からは、普通図柄表示装置32への駆動信号や開閉駆動装置51a,51bへの駆動信号,普通図柄変動保留ランプ33a〜33dや特別図柄変動保留ランプ41a〜41dへの点灯信号,スピーカ86が接続された音声用制御装置84への制御信号,特別図柄表示装置40の表示制御を司る表示用制御装置90への制御信号,賞球の払い出しを司る賞球制御装置などの他の出力装置89への駆動信号などが入出力処理回路80を介して出力されている。なお、インジケータ68a〜68hへの点灯信号は他の出力装置89から出力されている。
【0036】
次に、こうして構成された実施例のパチンコ機20の動作、特に大入賞口50の開閉扉50a,50bの開閉動作について説明する。図8は、メイン制御装置70により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間(例えば、2msec毎)に繰り返し実行される。
【0037】
メインルーチンが実行されると、メイン制御装置70のCPU72は、普通図柄表示装置32の表示に対する普通図柄処理(ステップS10),特別図柄表示装置40の表示に対する特別図柄処理(ステップS12),カウンタ更新処理(ステップS14)を実行し、その後、ハズレ図柄カウンタ更新処理(ステップS16)を繰り返し実行する。説明の容易のために、まず、カウンタ更新処理とハズレ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後、その他の各処理について説明する。
【0038】
カウンタ更新処理は、図9に例示するルーチンにより実行される。カウンタ更新処理では、メイン制御装置70のCPU72は、内部乱数カウンタC1,リーチ乱数カウンタC2,大当り図柄カウンタC3,変動パターンカウンタC4,普通図柄カウンタC5の各々のカウンタをインクリメントする処理を実行する(ステップS110)。内部乱数カウンタC1は、大当りか否かを判定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜629までを順に値1ずつインクリメントする。リーチ乱数カウンタC2は、リーチ遊技を行なうか否かを判定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜11までを順に値1ずつインクリメントする。大当り図柄カウンタC3は、大当たりのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(大当り図柄)を決定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜11までを順に値1ずつインクリメントする。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示させるパターンを決定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜99までを順に値1ずつインクリメントする。普通図柄カウンタC5は、小当たりか否かを判定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜9までを順に値1ずつインクリメントする。こうして各カウンタを更新すると、各カウンタをRAM76の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに格納して(ステップS112)、カウンタ更新処理を終了する。
【0039】
ハズレ図柄カウンタ更新処理は、図10に例示するルーチンにより実行される。ハズレ図柄カウンタ更新処理では、メイン制御装置70のCPU72は、まず、ハズレ図柄左カウンタClをインクリメントする処理を実行する(ステップS120)。ハズレ図柄左カウンタClは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち左の図柄Lを決定する際に用いられるループカウンタであり、実施例では0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。続いてハズレ図柄左カウンタClが値0であるかを判定し(ステップS122)、ハズレ図柄左カウンタClが値0であるときには、ハズレ図柄右カウンタCrをインクリメントする(ステップS124)。ハズレ図柄右カウンタCrは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち右の図柄Rを決定する際に用いられるループカウンタであり、実施例ではハズレ図柄左カウンタClと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。同様に、ハズレ図柄右カウンタCrが値0であるかを判定し(ステップS126)、ハズレ図柄右カウンタCrが値0であるときには、ハズレ図柄中カウンタCmをインクリメントする(ステップS128)。ここで、ハズレ図柄中カウンタCmは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち中の図柄Mを決定する際に用いられるループカウンタであり、実施例ではハズレ図柄左カウンタClやハズレ図柄右カウンタCrと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。
【0040】
各ハズレ図柄カウンタCl,Cr,Cmをインクリメントするか、ステップS122でハズレ図柄左カウンタClが値0でないと判定されたときか、ステップS126でハズレ図柄右カウンタCrが値0でないと判定されたときは、ハズレ図柄左カウンタClとハズレ図柄右カウンタCrとが一致するかを判定する(ステップS130)。ハズレ図柄左カウンタClとハズレ図柄右カウンタCrとが一致しないときには、各ハズレ図柄カウンタCl,Cm,CrをRAM76の所定領域に設定されたハズレ図柄バッファに格納して(ステップS132)、本ルーチンを終了する。一方、ハズレ図柄左カウンタClとハズレ図柄右カウンタCrとが一致するときには、ハズレ図柄中カウンタCmも一致するかを判定する(ステップS134)。ハズレ図柄左カウンタClとハズレ図柄右カウンタCrは一致するがハズレ図柄中カウンタCmは異なるときには、各ハズレ図柄カウンタCl,Cm,CrをRAM76の所定領域に設定されたハズレリーチ図柄バッファに格納して(ステップS136)、本ルーチンを終了する。各ハズレ図柄カウンタCl,Cm,Crの全てが一致するときは、ハズレ図柄ではないから各ハズレ図柄カウンタCl,Cm,Crのハズレ図柄バッファやハズレリーチ図柄バッファへの格納を行なうことなく本ルーチンを終了する。
【0041】
このハズレ図柄カウンタ更新処理は、図8に例示したメインルーチンのフローチャートから解るように、所定時間経過毎にメインルーチンが実行されるまでの空き時間に繰り返し行なわれる。したがって、内部乱数カウンタC1やリーチ乱数カウンタC2などの他のカウンタがメインルーチンが実行される毎にカウントアップするのに対して、ハズレ図柄左カウンタClはメインルーチンが実行される毎に加えて空き時間に繰り返し実行される毎にカウントアップする。
【0042】
次に、普通図柄処理(図8のステップS100)について説明する。図11は普通図柄処理の一例を示すフローチャートである。普通図柄処理は、図12に例示するゲート通過処理(ステップS200),図13に例示する変動開始処理(ステップS202),図14に例示する変動停止処理(ステップS204)を行なう。以下、順に説明する。
【0043】
ゲート通過処理では、図12に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過したか否かを判定する(ステップS210)。この判定は、普通図柄始動口スイッチ36a,36bがオンとされたか否かによって行なうことができる。遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過したと判定されると、保留回数Mが4未満であるか否かを調べる(ステップS212)。前述したように、実施例では保留回数は最大4回までだからである。
【0044】
保留回数Mが4未満のときには、保留回数Mを値1だけインクリメントすると共に(ステップS214)、普通図柄変動保留ランプ33a〜33dを左から順に1つ点灯する(ステップS216)。そして、図9のカウンタ更新処理のステップS110でRAM76の所定領域に設定されたバッファに格納された普通図柄カウンタ値を同じくRAM76の所定領域に設定された普通図柄用保留球格納エリアの空き保留エリアのうち実行エリアに近いエリアに格納する(ステップS218)。普通図柄用保留球格納エリアの構造の一例を図15に示す。図示するように、普通図柄用保留球格納エリアは、普通図柄カウンタ値を格納可能な1つの実行エリアと4つの保留エリアとから構成されている。
【0045】
普通図柄カウンタ値の普通図柄用保留球格納エリアへの格納処理を終了した後や、ステップS210で遊技球は普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過していないと判定されたとき、あるいは保留回数Mが4未満と判定されなかったときには、保留回数Mが値0より大きいか否かを判定すると共に(ステップS220)、普通図柄表示装置32で「○」および「×」の図柄32a,32bを変動表示中であるか否か、あるいは、小当り中であるか否かを判定する(ステップS222)。保留回数Mが値0でもなく、普通図柄表示装置32が変動中でもなく、小当り中でもないときには、普通図柄変動許可フラグFSに値1をセットして(ステップS224)、ゲート通過処理を終了し、保留回数Mが値0であったり、普通図柄表示装置32が変動表示中であったり、小当り中であるときには、普通図柄変動許可フラグFSのセットを行なわずにゲート通過処理を終了する。
【0046】
変動開始処理では、図13に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、普通図柄変動許可フラグFSが値1であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS230)。普通図柄変動許可フラグFSが値1でないときには、保留回数Mが値0であるか普通図柄表示装置32で「○」および「×」の図柄32a,32bを変動表示中であるか、小当たり中であるかのいずれかの場合であると判断して、変動開始処理を終了する。
【0047】
普通図柄変動許可フラグFSが値1のときには、普通図柄変動保留ランプ33a〜33dを右側から順に1つ消灯すると共に(ステップS232)、保留回数Mを値1だけデクリメントし(ステップS234)、普通図柄用保留球格納エリアに格納されたデータをシフトする処理を行なう(ステップS236)。このデータシフト処理は、図15に例示した普通図柄用保留球格納エリアの4つの保留エリアに格納されているデータを実行エリア側にワンブロックだけシフトさせる処理である。即ち、保留エリアAのデータを実行エリアに、保留エリアBのデータを保留エリアAに、保留エリアCのデータを保留エリアBに、保留エリアDのデータを保留エリアCに移動させる処理である。
【0048】
次に普通図柄表示装置32における「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示を開始し(ステップS238)、普通図柄変動許可フラグFSに値0をセットして(ステップS240)、変動開始処理を終了する。
【0049】
変動停止処理では、図14に例示するように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当り中であるか否かを判定する(ステップS250)。ここで、大当り中には、大当りの際に特別図柄表示装置40で表示される特別遊技の最中と特別遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。特別遊技終了後の所定時間は、例えばパチンコ機20の各状態を整えるのに要する時間などとして設定される。大当り中でないと判定されると、「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示を行なう変動時間として予め設定された時間が終了しているか否かを判定し(ステップS252)。変動時間が終了しているときには、小当りか否かの判定を行なう(ステップS254)。この小当り判定は、普通図柄用保留球格納エリアの実行エリアにある普通図柄カウンタC5の値が小当りの値、例えば「3」か「7」のいずれかであるか否かを判定することにより行なわれる。実施例では、普通図柄カウンタC5は0〜9までを順にカウントアップしているから、小当りの確率は2/10となる。
【0050】
小当りのときには、「○」の図柄32aで変動表示を停止し(ステップS256)、小当り実行処理を行なって(ステップS258)、変動停止処理を終了する。ここで、小当り実行処理として、開閉駆動装置51aに駆動信号を出力して所定時間(例えば0.7秒間)に亘って開閉扉50aだけを開成する処理とこの開閉扉50aが開成している最中に10カウントスイッチ54で遊技球を検出したときには始動口42に入賞したものとして取り扱う処理とが行なわれる。この始動口42に入賞した際の処理については後述する。一方、小当りでないときには、「×」の図柄32bで変動表示を停止して(ステップS260)、変動停止処理を終了する。ステップS250で大当り中と判定されたときやステップS252で変動時間が終了していないと判定されたときには、何もせずにこの変動停止処理を終了する。なお、大当り中のときに普通図柄表示装置32の変動表示を停止させないのは、大当り時の遊技状態と小当り時の遊技状態との重なりを防ぐためである。
【0051】
次に、特別図柄処理(図8のステップS102)について説明する。図16は特別図柄処理の一例を示すフローチャートである。特別図柄処理は、図17に例示する始動入賞処理(ステップS300),図18に例示する変動開始処理(ステップS302),図19に例示する変動停止処理(ステップS304)を行なう。以下、順に説明する。
【0052】
始動入賞処理では、図17に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、遊技球が始動用として入賞したか否かを判定する(ステップS310)。ここで、遊技球の始動用の入賞は、遊技球が始動口42に入賞したときと、小当り実行処理の際に始動口42に入賞したものとして取り扱う処理がなされたときに判定される。この判定は、特別図柄始動口スイッチ44がオンとされたか否かの判定や小当り実行処理の際に10カウントスイッチ54がオンとされたか否かの判定により行なうことができる。遊技球が始動用として入賞したときには、保留球数Nが4未満であるか否かを調べる(ステップS312)。前述したように、実施例では保留球数は最大4個までだからである。
【0053】
保留球数Nが4未満のときには、保留球数Nを値1だけインクリメントすると共に(ステップS314)、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを左から順に1つ点灯する(ステップS316)。そして、図9のカウンタ更新処理のステップS112でRAM76の所定領域に設定されたバッファに格納された内部乱数カウンタ値,リーチ乱数カウンタ値,大当り図柄カウンタ値,ハズレ図柄カウンタ値を同じくRAM76の所定領域に設定された特別図柄用保留球格納エリアの空き保留エリアのうち実行エリアに近いエリアに格納する(ステップS318)。特別図柄用保留球格納エリアの構造の一例を図20に示す。図示するように、特別図柄用保留球格納エリアは、内部乱数カウンタ値,リーチ乱数カウンタ値,大当り図柄カウンタ値,ハズレ図柄カウンタ値を1つずつ格納可能な1つの実行エリアと4つの保留エリアとから構成されている。
【0054】
各カウンタ値の特別図柄用保留球格納エリアへの格納処理を終了した後や、ステップS310で遊技球が始動用として入賞していないと判定されたとき、あるいはステップS312で保留球数Nが4未満と判定されなかったときには、保留球数Nが値0より大きいか否かを判定すると共に(ステップS320)、特別図柄表示装置40で左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示中であるか否か、あるいは、大当り中であるか否かを判定する(ステップS322)。保留球数Nが値0でなく、特別図柄表示装置40が変動表示中でもなく、大当り中でもないときには、変動許可フラグF1に値1をセットして(ステップS324)、始動入賞処理を終了し、保留球数Nが値0であったり、特別図柄表示装置40が変動表示中であったり、大当り中であるときには、変動許可フラグF1のセットを行なわずに始動入賞処理を終了する。
【0055】
変動開始処理では、図18に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、変動許可フラグF1が値1であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS330)。変動許可フラグF1が値1でないときには、保留球数Nが値0であるか、特別図柄表示装置40によって左,中,右の3個の図柄L,M,Rが変動表示中であるか、大当り中であるかのいずれかの場合であると判断して、変動開始処理を終了する。
【0056】
変動許可フラグF1が値1のときには、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを右側から順に1つ消灯すると共に(ステップS332)、保留球数Nを値1だけデクリメントし(ステップS334)、特別図柄用保留球格納エリアに格納されたデータをシフトする処理を行なう(ステップS336)。このデータシフト処理は、図20に例示する特別図柄用保留球格納エリアの4つの保留エリアに格納されているデータを実行エリア側にワンブロックだけシフトさせる処理である。即ち、保留エリアAのデータを実行エリアに、保留エリアBのデータを保留エリアAに、保留エリアCのデータを保留エリアBに、保留エリアDのデータを保留エリアCに移動させる処理である。
【0057】
次に特別図柄表示装置40に左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示させた後に変動表示停止時の図柄を設定する停止図柄コマンドと特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動パターンコマンドとからなる表示コマンドの決定処理を行ない(ステップS338)、決定した表示コマンドを入出力処理回路80を介して表示用制御装置90に送信し(ステップS340)、変動許可フラグF1に値0をセットして(ステップS342)、変動開始処理を終了する。表示コマンドを受信した表示用制御装置90は、表示コマンドのうちの変動パターンコマンドに従って特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示すると共に後述する確定コマンドを受信したときに停止図柄コマンドに従って特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を停止する。なお、ステップS227の表示コマンド決定処理は、図21に例示するフローチャートを用いて行なわれる。
【0058】
表示コマンド決定処理では、図21に示すようにメイン制御装置70のCPU72は、まず、特別図柄用保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値が大当りか否かを判定する(ステップS400)。この大当り判定は、内部乱数カウンタC1の値が大当りの値、例えば「7」か「307」のいずれかであるか否かを判定することにより行なわれる。実施例では、内部乱数カウンタC1は0〜629までを順にカウントアップしているから、大当りの確率は1/315となる。大当りと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている大当り図柄カウンタC3の値を停止図柄コマンドに設定し(ステップS410)、図22に例示する大当り時変動パターンコマンド決定処理を行なって(ステップS412)、表示コマンド決定処理を終了する。大当り時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76の所定領域に設定されたバッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(ステップS440)、変動パターンカウンタC4が20未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(ステップS442)、変動パターンカウンタC4が20以上60未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(ステップS444)、変動パターンカウンタC4が60以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(ステップS446)。各パターンについては後述する。
【0059】
一方、ステップS400で大当りではないと判定されると、特別図柄用保留球格納エリアの実行エリアに格納されているリーチ乱数カウンタC2の値がリーチ当りか否かを判定する(ステップS402)。このリーチ当り判定は、リーチ乱数カウンタC2の値がリーチ当りの値、例えば「7」であるか否かを判定することにより行なわれる。実施例では、リーチ乱数カウンタC2は0〜11までを順にカウントアップされるからリーチ当りの確率は1/12となる。リーチ当りと判定されると、RAM76の所定領域に設定されたハズレリーチ図柄バッファに格納されているハズレ図柄カウンタCl,Cm,Crの値を停止図柄コマンドに設定し(ステップS420)、図23に例示するハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理を行なって(ステップS422)、表示コマンド決定処理を終了する。ハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理では、大当り時変動パターン決定処理と同様に、RAM76の所定領域に設定されたバッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(ステップS450)、変動パターンカウンタC4が50未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(ステップS452)、変動パターンカウンタC4が50以上90未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(ステップS454)、変動パターンカウンタC4が90以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(ステップS456)。なお、ステップS402でリーチ当りでないと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されているハズレ図柄カウンタCl,Cm,Crの値を停止図柄コマンドに設定し(ステップS430)、パターンAを変動パターンコマンドに設定して(ステップS432)、本ルーチンを終了する。
【0060】
実施例では各変動パターンは次のように設定されている。パターンAは、特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を開始した後、7秒後に左図柄Lを停止し、8秒後に右図柄Rを停止し、9秒後に中図柄Mを停止するパターンとして設定されている。パターンBは、特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を開始した後、7秒後に左図柄Lを停止し、8秒後に右図柄Rを停止したときに左図柄Lと右図柄Rとが一致するときに中図柄Mを低速度で7秒間変動表示させて停止するいわゆるノーマルリーチのパターンとして設定されている。パターンCは、パターンBの中図柄Mの停止タイミングで中図柄Mの変動表示を停止することなく高速度で更に5秒間変動表示した後に停止するいわゆるスーパーリーチのパターンとして設定されている。パターンDは、パターンCの中図柄Mの停止タイミングで中図柄Mの変動表示を停止することなく低速度で更に10秒間変動表示した後に大当り図柄または大当り図柄の前後の図柄で停止するいわゆるスペシャルリーチのパターンとして設定されている。なお、スーパーリーチやスペシャルリーチでは、単に左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示するだけでなく、所定のリーチ遊技が行なわれる。
【0061】
実施例では、図22および図23を用いて説明したように大当り時変動パターンコマンド決定処理ではハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンDが設定されやすくなっており、逆にハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理では大当り時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンBが設定されやすくなっている。即ち、大当り時変動パターンコマンド決定処理ではスペシャルリーチが設定されやすく、ハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理ではノーマルリーチが設定されやすくなっている。このように設定することにより遊技性を高め興趣の向上を図っているのである。
【0062】
変動停止処理では、図19に例示するように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当り中であるか否かを判定する(ステップS350)。大当り中ではないと判定されると、変動パターンにおける変動時間が終了しているか否かを判定する(ステップS352)。この処理は、変動開始処理で説明したように各変動パターンはパターン毎に変動時間が設定されているから、その時間を経過したかを判定することにより行なわれる。変動時間が終了であるときには、変動表示の停止と確認のために設定されている停止図柄を確定コマンドとして表示用制御装置90に送信する(ステップS354)。そして、大当りか否かを判定して(ステップS356)、大当りのときには大当り実行コマンドを表示用制御装置90に送信して(ステップS358)、変動停止処理を終了する。大当りの特別遊技では、大入賞口50については、開閉駆動装置51bの駆動制御が行なわれる。即ち、特別遊技の態様に応じて両開閉扉50a,50bを同時に開閉するのである。実施例では、Vゾーン56への入球を条件に10カウントスイッチ54で10個の入球を検出するか所定時間経過するまで両開閉扉50a,50bを開成する処理を最大16回に亘って行なうものとした。ここで、ステップS356の大当りの判定は、変動開始処理におけるステップS338の表示コマンド決定処理(図18)で行なわれているからその判定結果を用いるものとしてもよいし、特別図柄用保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値を用いて判定するものとしてもよい。なお、ステップS350で大当り中と判定されたときやステップS352で変動時間が終了していないと判定されたとき、あるいはステップS356の大当り判定で大当りでないと判定されたときには、判定後に本ルーチンを終了する。
【0063】
以上説明した実施例のパチンコ機20によれば、大入賞口50に開閉扉50a,50bと開閉駆動装置51a,51bとを設け、小当りのときには開閉駆動装置51aを駆動して開閉扉50aだけを開閉し、大当りのときには開閉駆動装置51bを駆動して両開閉扉50a,50bを同時に開閉することにより、小当りと大当りとを同一の大入賞口50によって処理することができる。この結果、小当りの処理を行なうための機器と大当りの処理を行なうための機器とを別個に設ける必要がない。したがって、特別図柄表示装置40の表示面積を大きくしたり、大入賞口50の開口面積を大きくしたり、普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bや始動口42などの数を多くするなどの要望を満たすことができる。
【0064】
また、実施例のパチンコ機20によれば、開閉扉50bの背面上部に開閉扉50aの背面側に延出する突起50cを形成することにより、小当りのときに開閉駆動装置51aを駆動して開閉扉50aだけを開閉し、大当りのときには開閉駆動装置51bを駆動して両開閉扉50a,50bを開閉することができる。しかも、開閉駆動装置51bには開閉駆動装置51aに取り付けられたソレノイドより大きな駆動力を出力することができるソレノイドを取り付けたから、開閉扉50aだけを開閉するのに必要な駆動力を出力することができるソレノイドを開閉駆動装置51aに取り付け、両開閉扉50a,50bを開閉するのに必要な駆動力を出力することができるソレノイドを開閉駆動装置51aに取り付けることができる。この結果、電力消費量を少なくすることができる。
【0065】
さらに、実施例のパチンコ機20によれば、開閉扉50bの背面にガード部材50dを形成したから、開閉扉50aだけが開いているときに遊技球がVゾーン56に入らないようにすることができる。これにより、誤検出などを防止することができる。
【0066】
本発明のパチンコ機20によれば、小当りと大当りとを同一の大入賞口50によって処理するから、始動口にチューリップ式の電動役物が取り付けられ小当りのときに電動役物を動作させるものに比して、遊技盤30上の釘の流れを簡素なものにすることができる。即ち、始動口42には電動役物は取り付けられないから、電動役物に遊技球を誘導する必要がなく、大入賞口50に遊技球を誘導する釘だけを設ければよい。この結果、釘の調整の手間を低減することができる。また、このように、始動口42に電動役物を取り付ける必要がないから、遊技盤30の裏側における取り付け部品を少なくすることができる。この結果、遊技盤30の裏側のスペースを確保することができる。さらに、小当りと大当りとを同一の大入賞口50によって処理するから、小当りのときでも大当りのときでも遊技者は大入賞口50に注目するだけでよい。即ち、注目する箇所を分散させないから、遊技機の遊技に不慣れな遊技者にも遊技を十分に楽しませることができる。
【0067】
実施例のパチンコ機20では、開閉扉50bの背面にガード部材50dを形成して小当りの開閉扉50aだけが開いているときに遊技球がVゾーン56に入らないようにしたが、小当りのときには遊技球を入賞ゾーン53に誘導すると共に大当りのときには遊技球をVゾーン56に誘導する部材を設けるものとしてもよい。
【0068】
実施例のパチンコ機20では、開閉扉50bの背面にガード部材50dを形成して小当りの開閉扉50aだけが開いているときに遊技球がVゾーン56に入らないようにすると共にその際に遊技球を10カウントスイッチ54で検出したときには始動口42に入賞したのと同様に取り扱うものとしたが、小当りのときには遊技球をVゾーン56に誘導すると共に大当りのときには遊技球をVゾーン56に誘導した後に入賞ゾーン53に誘導するする部材を設け、小当りの開閉扉50aだけが開いているときに遊技球がVカウントスイッチ58で検出されたときに始動口42に入賞したのと同様に取り扱うものとしてもよい。
【0069】
実施例のパチンコ機20では、開閉扉50bの背面上部に開閉扉50aの背面側に延出する突起50cを形成することにより、小当りのときに開閉駆動装置51aを駆動して開閉扉50aだけを開閉し、大当りのときには開閉駆動装置51bを駆動して両開閉扉50a,50bを開閉するものとしたが、開閉扉50bに突起50cを設けないものとしてもよい。この場合、小当りのときに開閉駆動装置51aを駆動して開閉扉50aだけを開閉し、大当りのときには両開閉駆動装置51a,51bを同期して駆動することにより両開閉扉50a,50bを開閉するものとすればよい。
【0070】
実施例のパチンコ機20では、「○」および「×」の2つの図柄32a,32bにより普通図柄表示装置32を構成し、小当り判定を「当り」か「はずれ」かを判定するものとしたが、図24の変形例の普通図柄表示装置132に例示するように、「○」,「△」,「×」の3つの図柄132a〜132cなど複数の図柄を変動させ、小当り判定を「○当り」,「△当り」,「はずれ」のように異なる複数の当りを判定するものとしてもよい。この場合、図25の変形例の大入賞口150に示すように、開閉扉150aを開閉扉150bより大きく形成し、開閉扉150bには突起は設けず、「○当り」のときには開閉駆動装置151aを駆動して開閉扉150aを開閉し、「△当り」のときには開閉駆動装置151bを駆動して開閉扉150bを開閉し、大当りのときには両開閉駆動装置151a,151bを同期して駆動することにより両開閉扉150a,150bを開閉するものとすればよい。このように、開閉扉150a,150bを個別に開閉するため、この変形例では、各々にガード部材150c,150dが形成されている。この変形例の処理は、図14における変動停止処理に代えて図26の変動停止処理を実行することにより行なわれる。以下、この処理について簡単に説明する。
【0071】
この変動停止処理では、まず、図14の変動停止処理と同様に、大当り中であるか否か、「○」,「△],「×」の図柄132a,132b,132cの変動表示を行なう変動時間が終了しているか否かを判定する(ステップS500,S502)。変動時間が終了しているときには、小当り判定を行なう(ステップS504)。この小当り判定は、普通図柄用保留球格納エリアの実行エリアにある普通図柄カウンタC5の値が「○当り」の値、例えば「3」か「7」のいずれかであるか否か、「△当り」の値、例えば「5」か「9」のいずれかであるか否かを判定することにより行なわれる。実施例では、普通図柄カウンタC5は0〜9までを順にカウントアップしているから、「○当り」の確率も「△当り」の確率も2/10となる。
【0072】
「○当り」のときには、「○」の図柄132aで変動表示を停止し(ステップS506)、左側の開閉扉50aが開閉するよう開閉駆動装置51aを駆動し(ステップS508)、「○当り」処理を行なって(ステップS510)、変動停止処理を終了する。ここで、「○当り」処理として、開閉扉150aが開成している最中に10カウントスイッチ54で遊技球を検出したときには始動口42に入賞したものとして取り扱う処理が行なわれる。「△当り」のときには、「△」の図柄132bで変動表示を停止し(ステップS512)、右側の開閉扉150bが開閉するよう開閉駆動装置151bを駆動して「△当り」処理を行なって(ステップS516)、変動停止処理を終了する。ここで、「△当り」処理として、開閉扉150bが開成している最中にVカウントスイッチ58で遊技球を検出したときには始動口42に入賞したものとして取り扱う処理が行なわれる。はずれのときには、「×」の図柄132bで変動表示を停止して(ステップS518)、変動停止処理を終了する。
【0073】
こうした変形例によれば、小当り判定を「○当り」,「△当り」,「はずれ」のように異なる複数の当りを判定するから、遊技機の遊技性を増すものにすることができる。しかも、「○当り」のときには大きな左側の開閉扉150aを開閉し、「△当り」のときには、小さな開閉扉150bを開閉するから、遊技機の遊技性を更に増すことができる。
【0074】
この変形例では、開閉扉150a,150bの大きさを異なるものとしたが、開閉扉150a,150bの大きさは如何なる大きさであってもよく、同一の大きさとしても差し支えない。
【0075】
実施例のパチンコ機20やその変形例では、大入賞口50,150に二つの開閉扉50a,50b,150a,150bを設けるものとしたが、三つ以上の開閉扉を設けるものとしてもよい。この場合、小当りや各当りに応じて一つまたは二つ以上の一部の開閉扉を開閉し、大当りのときにはすべての開閉扉を開閉するものとしてもよい。
【0076】
実施例のパチンコ機20やその変形例では、小当たり判定の結果に基づいて大入賞口50,150の二つの開閉扉50a,50b,150a,150bを開閉するものとしたが、普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを遊技球が通過したときや普通入賞口60a〜60dに遊技球が入賞したときなど当否判定とは別に大入賞口50,150の二つの開閉扉50a,50b,150a,150bを開閉するものとしてもよい。
【0077】
実施例では、本発明の発明の形態の一つとしてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明が適用可能な遊技機はパチンコ機に限定されるものではなく、遊技球の入賞に伴って当否判定を行なう全て遊技機、例えばパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機などにも適用することができるのは勿論である。このパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機の基本構成としては、遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用すると共に図柄の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機を挙げることができる。こうした遊技機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0078】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパチンコ機20を正面から見た外観図である。
【図2】実施例のパチンコ機20の遊技盤30の構成の概略を示す構成図である。
【図3】実施例のパチンコ機20の電気的接続を例示するブロック図である。
【図4】特別図柄表示装置40に表示される表示図の一例を示す説明図である。
【図5】特別図柄表示装置40に表示される特別遊技動画の一例を示す説明図である。
【図6】大入賞口50の各状態の外観を示す説明図である。
【図7】大入賞口50を模式的に示す模式図である。
【図8】メイン制御装置70により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図9】メイン制御装置70により実行されるカウンタ更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】メイン制御装置70により実行されるハズレ図柄カウンタ更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】メイン制御装置70により実行される普通図柄処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】メイン制御装置70により実行される普通図柄処理におけるゲート通過処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】メイン制御装置70により実行される普通図柄処理における変動開始処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】メイン制御装置70により実行される普通図柄処理における変動停止処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】普通図柄用保留球格納エリアの一例を示す説明図である。
【図16】メイン制御装置70により実行される特別図柄処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】メイン制御装置70により実行される特別図柄処理における始動入賞処理の一例を示すフローチャートである。
【図18】メイン制御装置70により実行される特別図柄処理における変動開始処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】メイン制御装置70により実行される特別図柄処理における変動停止処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】特別図柄用保留球格納エリアの一例を示す説明図である。
【図21】メイン制御装置70により実行される表示コマンド決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図22】メイン制御装置70により実行される大当り時変動パターンコマンド決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図23】メイン制御装置70により実行されるハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理の一例を示すフローチャートである。
【図24】変形例の普通図柄表示装置132の概略を示す構成図である。
【図25】変形例の大入賞口150を模式的に示す模式図である。
【図26】変形例の普通図柄処理における変動停止処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 パチンコ機、22 前面枠、24 上受け皿、26 下受け皿、28 発射ツマミ、30 遊技盤、32,132 普通図柄表示装置、32a,32b「○」および「×」の図柄、33a〜33d,133a〜133d 普通図柄変動保留ランプ、34a,34b 普通図柄表示装置作動ゲート、36a,36b 普通図柄始動スイッチ、40 特別図柄表示装置、41a〜41d 特別図柄変動保留ランプ、42 始動口、44 特別図柄始動スイッチ、46 普通電動役物、50,150 大入賞口、50a,50b,150a,150b 開閉扉、50c 突起、50d,150d ガード部材、51a,51b,151a,151b 開閉駆動装置、53 入賞ゾーン、54 10カウントスイッチ、56 Vゾーン、58 Vカウントスイッチ、60a〜60d 普通入賞口、62 レール、64a,64b ランプ風車、66a,66b 風車、68 68a〜68h インジケータ、69 アウト口、70 メイン制御装置、72 CPU、73 電源回路、74 ROM、76 RAM、78 クロック回路、80 入出力処理回路、82 バス、84 音声用制御装置、86 スピーカ、88 他の入力装置、89 他の出力装置、90 表示制御装置。

Claims (1)

  1. 遊技媒体を用いて遊技する遊技機であって、
    前記遊技媒体の入賞口と、
    該入賞口の開口部を変更可能に該入賞口を開閉する開閉手段と、
    異なる複数の開閉条件に基づいて異なる開口部で前記入賞口が開閉されるよう前記開閉手段を制御する開閉制御手段と、
    を備える遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000704A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018000705A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
CN113660460A (zh) * 2021-08-03 2021-11-16 湖北亿咖通科技有限公司 摄像头数据分发方法、系统、计算机存储介质及电子设备

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