JP2005006574A - コンバインの刈取搬送制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈り始めにクローラ走行装置による植立穀稈の押し倒しを防止する。
【解決手段】コンバイン1は、クローラ走行装置2の走行速度と刈取搬送装置11の刈取搬送速度とが連動されるようになっていて、しかも、主変速レバー22によるクローラ走行装置2の停止状態から走行状態への操作に基づき、刈取搬送装置11が所定速度になってから、クローラ走行装置2を走行駆動する制御を行うようにしたことで、圃場での刈取作業において、刈り始めにクローラ走行装置2による植立穀稈の押し倒しの防止が図られる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの刈取搬送制御装置に関し、詳しくは、刈取搬送装置が所定速度になってから走行装置を走行駆動するようにしたコンバインの刈取搬送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインにおいて、走行装置の速度と刈取搬送装置の速度とを連動させて、前処理部や脱穀部の刈取搬送装置の速度を制御したものが公知である。すなわち、例えば、走行装置の走行速度によって刈取装置の速度を複数モードに設定できるようにして、刈取穀稈の種類等によって適正な刈取作業を実行できるようにしたり、或いは、走行装置の発進乃至低速走行時には、刈取装置の回転速度が所定の設定値まで上昇制御するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3087372号公報(第2頁、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した特許文献1によると、走行装置が停止状態から走行状態に移行するとき、刈取装置の伝動速度を速やかに上昇させる制御を行っているが、走行装置と刈取装置との駆動が同時に開始されるため、たとえ駆動開始から刈取装置の速度を急上昇させたとしても、刈り始めの際に走行装置による穀稈の押し倒しを生じるという課題があった。
【0005】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、刈り始めに走行装置による植立穀稈の押し倒しを防止することのできるコンバインの刈取搬送制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、走行装置(2)の変速を行う走行系変速機(30)と、穀稈の刈取搬送装置(11)の変速を行う刈取搬送系変速機(41)とを備え、走行操作具(22)の操作に基づき前記走行系変速機(30)及び前記刈取搬送系変速機(41)を作動させて前記走行装置(2)の走行速度と前記刈取搬送装置(11)の刈取搬送速度とを連動するようにしたコンバイン(1)において、
前記走行操作具(22)による前記走行装置(2)の停止状態から走行状態への操作に基づき、前記刈取搬送装置(11)が所定速度になってから前記走行装置(2)を走行駆動する制御を行う制御手段(60)を備えている、ことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のコンバインの刈取搬送制御装置において、前記走行操作具(22)の操作位置を検出する検出手段(24)を備え、前記走行装置(2)が駆動開始する前記走行操作具(22)の操作位置よりも、前記刈取搬送装置(11)が駆動開始する前記走行操作具(22)の操作位置を手前に設定した、ことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1記載のコンバインの刈取搬送制御装置において、前記刈取搬送系変速機(41)の出力回転数を検出する検出手段(45)を備え、該刈取搬送系変速機(41)の出力回転数が所定回転数になったことを検出したことに基づき、前記走行系変速機(30)の駆動を開始する、ことを特徴とする。
【0009】
[作用]
本発明によれば、走行装置(2)の走行速度と刈取搬送装置(11)の刈取搬送速度とが連動されていて、しかも、走行操作具(22)による走行装置(2)の停止状態から走行状態への操作に基づき、前記刈取搬送装置(11)が所定速度になってから、走行装置(2)を走行駆動する制御を行うようにしたことで、圃場での刈取作業において、刈り始めに走行装置(2)による植立穀稈の押し倒しの防止が図られ、ひいては集穀効率の向上が図られる。
【0010】
なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明が適用されたコンバインの外観斜視図、図2は、該コンバインの運転席の概要を説明する斜視図である。同図において、コンバイン1は、左右のクローラ走行装置2,2に支持された走行機体3を有しており、該走行機体3の左右一側には、運転席5と、その後方にて穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク6とが配置されている。また、走行機体3の左右他側には脱穀部(図3参照)8が配設され、かつ走行機体3の前方には前処理部7が昇降自在に配設されている。なお、図1において、左右のクローラ走行装置2,2のうちの一方は図示を省略している。
【0013】
前処理部7は、穀稈を分草するデバイダ9、ナローガイド10、及び刈取搬送装置11等を有しており、該前処理部7にて刈取られた穀稈は、フィードチェン(図3参照)40に引継がれて脱穀部8に供給され、更に該脱穀部8内で脱穀・選別され、該選別された穀粒は穀粒タンク6に一時的に貯留される。ここで貯留された穀粒は、穀粒タンク6の後部から略々垂直に立設されかつ旋回自在に構成された長筒を有する排出オーガ12により機外に搬出される。また、運転席5の後部背面側には、エンジン13を収容したエンジンルーム(図示せず)が画成されており、該エンジンルームの一側方はエンジンカバー15で覆われている。
【0014】
運転席5は、中央側に座席シート16を有しており、該座席シート16の前方に、操作盤17及び該操作盤17上に傾動操作可能に立設されたマルチステアリングレバー19を有している。更に、座席シート16の左右一側に配置された操作部20には、クランク形状の案内溝21に沿って傾動操作される主変速レバー(走行操作具)22と、該主変速レバー22の外側にあって直線状の案内溝23に沿って傾動操作される副変速レバー25と、該副変速レバー25の後方にあってクランク形状の案内溝26に沿って傾動操作される作業機クラッチレバー27と、該作業機クラッチレバー27のシート16側に位置する各種自動スイッチ29とが配置されている。
【0015】
マルチステアリングレバー19は、サイドクラッチ操作と前処理部7の昇降操作とを行うレバーであり、中立位置から機体前後方向に傾動操作されることで前処理部7の昇降操作を可能とすると共に、中立位置から左右方向に傾動操作されることで左右のサイドクラッチ操作を可能とするように構成されている。
【0016】
また、主変速レバー22は、機体前後進(F,N,R)の切換え操作と、0発進から最高速までの無段変速操作とが可能に構成されている。図3の駆動系に示すように、コンバイン1の走行駆動系を構成するトランスミッション(走行系変速機)30には、走行駆動用の無段変速機(以下、走行用HSTという)31と、副変速機32と、歯車列33が配置され、該走行用HST31は、駆動モータ37を備えていて、該駆動モータ37によりその出力回転が制御されるように構成されている。そして、主変速レバー22の傾動操作に基づき、その基部側に配置されたポテンショメータ(検出手段)24がその操作量を検出し、該検出量に応じて前記駆動モータ37が駆動制御される。
【0017】
走行用HST31では、前述した駆動モータ37の駆動により、その出力軸31bの回転方向と回転速度とが、該走行用HST31に内蔵されたトラニオン軸の回動にて可動斜板(いずれも図示せず)が傾動操作されて変更される。つまり、トラニオン軸が駆動モータ37の作動で回動させられることにより、内蔵された油圧ポンプの回転方向が変更されると共に、作動油の吐出量の変更で出力軸31bの回転速度が制御される。
【0018】
前記副変速機32の出力軸32aには、回転センサ34が接続されていて、該副変速機32の出力軸32aの回転をトランスミッション30の出力回転として検出するようになっている。なお、エンジン13からトランスミッション30への動力の伝達は、エンジン13の出力軸13aと走行用HST31の入力軸31aとの間に巻き掛けられたベルト35によって行われる。また、走行用HST31の出力回転は、その出力軸31bを介して副変速機32に伝達され、該副変速機32から歯車列33を介して伝達されてクローラ走行装置2,2が駆動される。
【0019】
図3において、前処理部7と脱穀部8とを駆動する駆動軸36は、コンバイン1の所定の位置に回転自在に支持されていて、エンジン13から駆動軸36への動力の伝達は、エンジン13の出力軸13aと駆動軸36との間に巻き掛けられたベルト35’で行われる。該ベルト35’の中途部には、クラッチレバー27にて操作される作業機クラッチ38が配置され、該クラッチレバー27の操作に基づきエンジン13と駆動軸36との間の動力の伝達及び遮断が行われる。脱穀部8は、穀稈の脱穀を行う扱胴39と、穀稈の搬送を行うフィードチェン40とを備えていて、前記作業機クラッチ38が動力の伝達状態にあるとき、扱胴39が回転駆動される。
【0020】
刈取搬送系変速機41は、前処理駆動用の無段変速機(以下、刈取搬送用HSTという)42を備えていて、前記駆動軸36から刈取搬送系変速機41への動力の伝達は、該駆動軸36と刈取搬送系変速機41の入力軸41aとの間に巻き掛けられたベルト43で行われる。
【0021】
前記刈取搬送用HST42は、駆動モータ44を備えていて、該駆動モータ44によりその出力回転が制御されるように構成されている。この駆動モータ44は、前述した主変速レバー22の操作量を検出するポテンショメータ24の検出量に比例して連動するように構成されている。そして、刈取搬送系変速機41の出力軸41bを、トランスミッション30の出力回転に比例させて回転させることで、前処理部7と脱穀部8のフィードチェン40を駆動する。刈取搬送系変速機41の出力軸41bには、回転センサ45が接続され、該出力軸41bの回転が刈取搬送系変速機41の出力回転として検出される。
【0022】
刈取搬送系変速機41から、前処理駆動軸46への動力の伝達は、該刈取搬送系変速機41の出力軸41bと前処理駆動軸46との間に巻き掛けられたベルト47で行われる。該ベルト47の中途部には、刈取クラッチレバー48にて操作される刈取クラッチ49が配置され、該刈取クラッチレバー48の操作により、刈取搬送系変速機41と前処理駆動軸46との間の動力の伝達及び遮断が行われる。
【0023】
扱深さ搬送装置50は、刈取られた穀稈をフィードチェン40まで搬送する役目をなし、穀稈の株元を搬送するチェン、及び穀稈の穂先部を搬送するチェンにて構成される搬送チェン51を備えている。なお、該搬送チェン51の穀稈の搬送経路に沿って、扱深さメインセンサ52が配置されていて、該扱深さメインセンサ52により搬送される穀稈の有無が検出される。
【0024】
前処理駆動軸46から伝動軸53への動力の伝達は、前処理駆動軸46に固定された傘歯車46cと、該傘歯車46cと噛合うように伝動軸53に固定された傘歯車53aとによって行われる。前記伝動軸53は、該伝動軸53に固定された歯車53b等を介して掻込み装置54の搬送ベルト55を駆動する。なお、扱深さ搬送装置50と掻込み装置54、及びフィードチェン40とで、前述した刈取搬送装置11が構成されている。
【0025】
次いで、刈取搬送系変速機41から駆動軸56への動力の伝達は、該刈取搬送系変速機41の出力軸41bと前記駆動軸56との間に巻き掛けられたチェン57によって行われる。そして、前記駆動軸56に固定されたスプロケット56aにより、前記フィードチェン40が駆動される。
【0026】
本実施形態では、前述した主変速レバー22によるクローラ走行装置2,2の停止状態から走行状態への操作に基づき、刈取搬送装置11が所定速度になってからクローラ走行装置2,2を走行駆動する制御を行う制御手段60を備えている。
【0027】
具体的には、主変速レバー22による副変速機32の出力軸32aの停止状態から走行状態への操作に基づき、刈取搬送系変速機41の出力軸41bが所定速度になってから副変速機32の出力軸32aを駆動するような制御を行う。これにより、圃場での刈取作業において、刈り始めにクローラ走行装置2による植立穀稈の押し倒しを防止することができ、よって、集穀効率の向上を図ることができる。
【0028】
図4は、本実施の形態における制御ブロック図を示している。
【0029】
同図において、制御部60には、主変速レバー22の操作位置を検出するポテンショメータ24、刈取搬送系変速機41の出力軸41bの回転数を検出する回転センサ45、トランスミッション(走行系変速機)30の副変速機32の出力軸32aの回転数を検出する回転センサ34が接続されている。また、制御部60から、走行用HST31を制御する駆動モータ37、及び刈取搬送用HST42を制御する駆動モータ44に制御信号が出力されるようになっている。
【0030】
図5は、刈取搬送装置11及びクローラ走行装置2の回転数と、主変速レバー22の操作位置との関係を示している。
【0031】
同図に示すように、主変速レバー22がニュートラル位置(0)にあるときは、走行用HST31及び刈取搬送用HST42の回転数は0であるが、主変速レバー22を増速側に向けてA位置に操作すると、刈取搬送用HST42は回転を開始するが、走行用HST31は停止したままである。そして、主変速レバー22を増速側に向けてB位置に操作すると、刈取搬送用HST42は前記と略々同速度で回転しており、一方、このときの回転数を前述した回転センサ45が検出したことを条件として、走行用HST31が回転を開始する。更に、主変速レバー22を増速側に操作すると、刈取搬送用HST42及び走行用HST31の回転数が主変速レバー22の操作量に比例して増加していく。
【0032】
このように、本実施形態では、クローラ走行装置2が駆動を開始する主変速レバー22の操作位置よりも、刈取搬送装置11が駆動を開始する主変速レバー22の操作位置の方を手前(減速側)に設定している。このため、主変速レバー22を操作する際、刈取搬送装置11が駆動を開始して所定速度になった後に、クローラ走行装置2が駆動を開始するという条件が確保されることになる。
【0033】
具体的には、本実施形態では、刈取搬送系変速機41の出力軸41bの回転数を検出する回転センサ(検出手段)45を備えていて、刈取搬送系変速機41の出力軸41bの回転数が所定回転数になったことを検出したことに基づき、走行系変速機であるトランスミッション30の駆動を開始するようにしている。こうして、刈取搬送装置11の駆動開始を確認した後に、クローラ走行装置2が駆動される構成であるため、刈取搬送装置11が駆動される前、又は刈取搬送装置11がごく低速駆動状態のままでクローラ走行装置2が走行を開始する等の不都合を回避することができる。これにより、前述したように、圃場での刈取作業において、刈り始めにクローラ走行装置2による植立穀稈の押し倒しを防止することができる。
【0034】
図6は、本実施形態の制御フローチャートを示している。
【0035】
この実施形態では、主変速レバー22の操作位置を検出し、この検出された操作位置に基づき、刈取搬送用HST42及び走行用HST31の回転数制御を行う。すなわち、S10において、主変速レバー22の操作位置をポテンショメータ24で読み込み、S11で、この主変速レバー22の操作位置と、予め設定された設定値(図5参照)Aとを比較し、「レバー位置>A」ならば、S12で、刈取搬送制御の開始フラグを1とし、そうでなければ、S13で刈取搬送制御の開始フラグを0としてS14に進む。このS14では、主変速レバー22の操作位置と設定値(図5参照)Bとを比較し、「レバー位置>B」ならば、S15で、走行制御の開始フラグを1とし、そうでなければ、S16で走行制御の開始フラグを0としてS17に進む。
【0036】
このS17では、刈取搬送制御の開始フラグが0か1かを判断し、0なら、S18で刈取搬送用HST42の回転を停止し、1なら、S19で刈取搬送用HST42の制御を開始して、主変速レバー22の操作量に比例した回転数制御を行ってS20に進む。このS20では、走行制御の開始フラグが0か1かを判断し、0なら、S21で走行用HST31を停止し、1なら、S22で走行用HST31の制御を開始して、主変速レバー22の操作量に比例した回転数制御を行う。
【0037】
次に、図7は、前述した制御とは異なる実施形態の制御フローチャートを示している。
【0038】
この実施形態では、クローラ走行装置2の走行を開始する際、刈取搬送装置11の回転数が所定値以上となっているか否かを判断する点が前記と相違している。すなわち、S30において、主変速レバー22の操作位置をポテンショメータ24で読み込み、S31で、この主変速レバー22の操作位置と予め設定された設定値(図5参照)Aとを比較し、「レバー位置>A」ならば、S32で、刈取搬送制御の開始フラグを1とし、そうでなければ、S33で刈取搬送制御の開始フラグを0としてS34に進む。このS34では、主変速レバー22の操作位置と設定値(図5参照)Bとを比較し、「レバー位置>B」ならば、S35で、走行制御の開始フラグを1とし、そうでなければ、S36で走行制御の開始フラグを0としてS37に進む。
【0039】
このS37では、刈取搬送制御の開始フラグが0か1かを判断し、0なら、S38で刈取搬送用HST42の回転を停止し、1なら、S39で刈取搬送用HST42の制御を開始して、主変速レバー22の操作量に比例した回転数制御を行ってS40に進む。このS40では、走行制御の開始フラグが0か1かを判断し、0なら、S41で走行用HST31を停止し、1なら、S42に進む。このS42では、刈取搬送装置11の回転数が所定値以上となっているか否かを判断し、NoならS41に進み、YesならS43で走行用HST31の制御を開始し、主変速レバー22の操作量に比例した回転数制御を行う。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、走行操作具による走行装置の停止状態から走行状態への操作に基づき、刈取搬送装置が所定速度になってから走行装置を走行駆動する制御を行うようにしたので、刈り始めに走行装置による植立穀稈の押し倒しを防止することができ、集穀効率の向上を図ることができる。
【0041】
請求項2に係る発明によれば、走行装置が駆動開始する走行操作具の操作位置よりも、刈取搬送装置が駆動開始する走行操作具の操作位置を手前に設定したので、刈取搬送装置が所定速度になってから確実に走行装置を走行駆動することができる。
【0042】
請求項3に係る発明によれば、刈取搬送系変速機の出力回転数が所定回転数になったことを検出したことに基づき、走行系変速機の駆動を開始するようにしたので、刈取搬送装置の駆動開始を確認した後に走行装置が駆動されるため、刈取搬送装置が駆動される前、又は刈取搬送装置がごく低速駆動状態で走行装置が走行を開始する等の不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたコンバインの外観斜視図である。
【図2】コンバインの運転席の概要を示す斜視図である。
【図3】コンバインの駆動系を示す駆動系統図である。
【図4】本実施形態の制御ブロック図である。
【図5】刈取搬送装置及び走行装置の回転数と、主変速レバーの操作位置との関係を示す図である。
【図6】本実施形態の制御フローチャートを示す図である。
【図7】本実施形態の制御フローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 コンバイン
2 クローラ走行装置(走行装置)
11 刈取搬送装置
22 主変速レバー(走行操作具)
24 ポテンショメータ(検出手段)
30 トランスミッション(走行系変速機)
31 走行用HST
34 回転センサ
41 刈取搬送系変速機
42 刈取搬送用HST
45 回転センサ(検出手段)
60 制御部(制御手段)

Claims (3)

  1. 走行装置の変速を行う走行系変速機と、穀稈の刈取搬送装置の変速を行う刈取搬送系変速機とを備え、走行操作具の操作に基づき前記走行系変速機及び前記刈取搬送系変速機を作動させて前記走行装置の走行速度と前記刈取搬送装置の刈取搬送速度とを連動するようにしたコンバインにおいて、
    前記走行操作具による前記走行装置の停止状態から走行状態への操作に基づき、前記刈取搬送装置が所定速度になってから前記走行装置を走行駆動する制御を行う制御手段を備えている、
    ことを特徴とするコンバインの刈取搬送制御装置。
  2. 前記走行操作具の操作位置を検出する検出手段を備え、前記走行装置が駆動開始する前記走行操作具の操作位置よりも、前記刈取搬送装置が駆動開始する前記走行操作具の操作位置を手前に設定した、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取搬送制御装置。
  3. 前記刈取搬送系変速機の出力回転数を検出する検出手段を備え、該刈取搬送系変速機の出力回転数が所定回転数になったことを検出したことに基づき、前記走行系変速機の駆動を開始する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取搬送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010158221A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Kubota Corp 刈取収穫機
JP2011160720A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2011188781A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Iseki & Co Ltd コンバイン

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