JP2005006118A - ターボ復号装置及びターボ復号方法 - Google Patents

ターボ復号装置及びターボ復号方法 Download PDF

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Yasudai Takei
靖大 武居
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Abstract

【課題】軟判定データのメモリに対する書き込み及び読み出しのタイミングを制御することにより、処理の高速化を図ること。
【解決手段】DSP制御部101は、予告復号完了割り込み信号が入力した場合には、DSPメモリ部102に対して、次にn回の復号処理される軟判定データを出力するように指示する。DSPメモリ部102は、DSP制御部101の指示により、記憶している軟判定データを出力する。軟判定データメモリ部104は、ターボ復号処理に用いる軟判定データを記憶する。ターボ復号部107は、軟判定データをn回の繰り返し復号処理して硬判定データを生成するとともに、n−1回目の復号処理が終了した場合には、予告復号完了信号を出力する。ターボ制御部108は、予告復号完了信号を受け取った場合には、予告復号完了割り込み信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ復号装置及びターボ復号方法に関し、例えばマイクロプロセッサにより制御されるターボ復号装置及びターボ復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話システム等のディジタル移動体通信分野では、通信中の誤り発生の検出及び誤り訂正を行い、通信の信頼性を向上することが要求される。この誤り検出及び誤り訂正のために、誤り訂正符号が利用される。高い誤り訂正能力を有する誤り訂正符号の一つとしてターボ符号が知られている。ターボ符号器は、送信データと、その送信データを畳込み符号化したデータ(冗長ビット1)と、送信データにインタリービングを施したデータを畳込み符号化したデータ(冗長ビット2)とを出力する。一方、ターボ復号器では、2つの畳込み符号に対応する2つの復号器により、軟判定復号(送信されてきたデータの推定)を行い、一方の復号器の結果を、他方の復号器にフィードバックしながら繰り返し復号を行い、最終的に硬判定を行って、受信データの“1”,“0”を確定する。
【0003】
また、従来のマイクロプロセッサは、シリアルで出力する符号データをメモリに蓄積しておいて、メモリに格納されている1フレーム分の全ての符号データの出力が終了すると、制御回路が割り込み信号を出力してメモリポインタをクリアするものが知られている。これによれば、マイクロプロセッサのデータ出力回路において、データの出力処理による符号の復号処理の中断をなくすることができるという利点がある(例えば、特許文献1参照。)。このようなマイクロプロセッサは、ターボ復号器に適用することが可能であり、メモリに格納された符号化データを用いてマイクロプロセッサの制御によりターボ復号処理するものである。ターボ復号器は、復号処理を繰り返す毎に、メモリに格納されている符号化データを用いて復号処理を行う。
【0004】
図13は、ターボ復号器を備える無線受信装置1300の構成を示すものである。無線部1302は、アンテナ1301にて受信した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数にダウンコンバート等してアナログ/ディジタル(以下「A/D」と記載する)変換部1303へ出力する。A/D変換部1303は、無線部1302から入力した受信信号をアナログデータからディジタルデータに変換して復調部1304へ出力する。復調部1304は、A/D変換部1303から入力した受信信号を復調してターボ復号器1305へ出力する。ターボ復号器1305は、2つの軟出力復号器をもち、復調部1304から入力した受信信号より、一方の復号器の軟判定データを他方の復号器の入力にフィードバックしながら、繰り返し復号を行う。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−152546号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のターボ復号装置及びターボ復号方法は、軟判定データを繰り返し復号処理する際に、復号処理する毎にメモリに記憶されている軟判定データ読み出すので、繰り返しの復号処理が終了するまでは軟判定データをメモリに記憶させておく必要がある。そのため、繰り返しの復号処理が終了するまでは、復号処理中の軟判定データによりメモリが専有されてしまうので次の処理に移れず、処理の高速化を図ることができないという問題がある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、軟判定データのメモリに対する書き込み及び読み出しのタイミングを制御することにより、処理の高速化を図ることができるターボ復号装置及びターボ復号方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のターボ復号装置は、軟判定データを記憶する軟判定データ記憶手段と、前記軟判定データ記憶手段より読み出した軟判定データの復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、前記軟判定データより硬判定データを生成するターボ復号処理手段と、軟判定データの前記ターボ復号処理手段におけるn回の復号処理が終了する前に、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させる制御手段と、を具備する構成を採る。
【0009】
この構成によれば、軟判定データのn回の復号処理が終了する前に、次に復号処理される軟判定データを記憶しておくので、n回の復号処理が終了した後に直ちに次にn回の復号処理する軟判定データを読み出すことができ、復号処理の高速化を図ることができる。
【0010】
本発明のターボ復号装置は、前記構成において、前記制御手段は、n回目の復号処理が開始された後に、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させる構成を採る。
【0011】
この構成によれば、前記効果に加えて、n回目の復号処理が開始された後に次にn回の復号処理する軟判定データを記憶させるので、n回の復号処理が終了する直前までは、次にn回の復号処理される軟判定データは記憶されないため、n回目の復号処理が開始されるまでは空いた記憶容量を他の処理に用いることができる。
【0012】
本発明のターボ復号装置は、前記構成において、前記軟判定データ記憶手段は、前記ターボ復号処理手段にて復号処理中の軟判定データを記憶する第1領域と次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを記憶する第2領域とを有する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、前記効果に加えて、現在復号処理中の軟判定データと次にn回の復号処理を行う軟判定データとを1つの軟判定データ記憶手段に記憶させることができるので、回路規模を小さくすることができて装置の小型化を図ることができる。
【0014】
本発明のターボ復号装置は、前記構成において、前記ターボ復号処理手段にて復号処理中の軟判定データを記憶する待避用軟判定データ記憶手段を具備し、前記制御手段は、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データが前記軟判定データ記憶手段に記憶される前に、復号処理中の軟判定データを前記待避用軟判定データ記憶手段に記憶させる構成を採る。
【0015】
この構成によれば、前記効果に加えて、現在復号処理中の軟判定データと次にn回の復号処理する軟判定データとを異なる軟判定データ記憶手段に記憶するので、ターボ復号処理手段は、復号処理をn回行って生成した硬判定データの出力と次にn回の復号処理する軟判定データの読み込みとを、ほぼ同時に行うことができるので、さらに処理の高速化図ることができる。
【0016】
本発明のターボ復号装置は、前記構成において、前記ターボ復号手段は、k(kは、k<nかつ自然数)回の復号処理が終了した軟判定データ及び前記軟判定データ記憶手段に記憶されている軟判定データより、軟出力復号アルゴリズムにしたがって軟判定して軟判定データを生成する第2モードと、前記第2モードにより得られた軟判定データ及び前記軟判定データ記憶手段に記憶されている軟判定データより、軟出力復号アルゴリズムにしたがって軟判定して軟判定データを生成する第1モードとを実行することにより1回の復号処理を終了し、前記制御手段は、前記第1モードによる処理開始後に次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させる構成を採る。
【0017】
この構成によれば、前記効果に加えて、例えばn回目の復号処理の際の第1モードの処理を開始した後は、記憶している軟判定データは不要になるので、次にn回の復号処理をする軟判定データを使用し終えた軟判定データと同じメモリ領域に記憶させることができ、軟判定データ記憶手段の数を必要最小限にすることができて回路規模を小さくして装置の小型化を図ることができる。さらに、軟判定データ記憶手段の容量も少なくて良いので、安価な軟判定データ記憶手段を用いることできて装置の製造コストを低減することができる。
【0018】
本発明の基地局装置は、前記のいずれかに記載のターボ復号装置を具備する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、軟判定データのn回の復号処理が終了する前に、次に復号処理される軟判定データを記憶しておくので、n回の復号処理が終了した後に直ちに次にn回の復号処理する軟判定データを読み出すことができ、例えば多数の移動局と通信を行う場合において、復号処理の高速化を図ることができる。
【0020】
本発明の通信端末装置は、前記のいずれかに記載のターボ復号装置を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、軟判定データのn回の復号処理が終了する前に、次に復号処理される軟判定データを記憶しておくので、n回の復号処理が終了した後に直ちに次にn回の復号処理する軟判定データを読み出すことができて復号処理の高速化を図ることができるため、高速に移動している場合においても移動速度の影響を受けず、通信不能になることを防止することができる。
【0022】
本発明のターボ復号方法によれば、軟判定データを記憶するステップと、記憶した前記軟判定データを読み出すとともに、読み出した前記軟判定データの復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、前記軟判定データより硬判定データを生成するステップと、前記軟判定データのn回目の復号処理が開始された後でかつn回目の復号処理が終了する前に、次にn回復号処理される軟判定データを前記メモリに記憶させるステップと、を具備するようにした。
【0023】
この方法によれば、軟判定データのn回の復号処理が終了する前に、次に復号処理される軟判定データを記憶しておくので、n回の復号処理が終了した後に直ちに次にn回の復号処理する軟判定データを読み出すことができ、復号処理の高速化を図ることができる。
【0024】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、軟判定データを記憶する手順と、記憶した前記軟判定データを読み出して復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、軟判定データより硬判定データを生成する手順と、軟判定データのn回目の復号処理が開始された後でかつn回の復号処理が終了する前に、次にn回復号処理される軟判定データを記憶する手順と、を実行させるためのプログラムを記録した構成を採る。
【0025】
この構成によれば、軟判定データのn回の復号処理が終了する前に、次に復号処理される軟判定データを記憶しておくので、n回の復号処理が終了した後に直ちに次にn回の復号処理する軟判定データを読み出すことができ、復号処理の高速化を図ることができる。さらに、プログラムによりターボ復号処理を実行させることができるので、自動的に高速にターボ復号処理を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、メモリに記憶されている軟判定データを読み出してn回の復号処理を繰り返すターボ復号器において、n回目の復号処理が開始された後でかつn回目の復号処理が終了する前に、次にn回復号処理される軟判定データをメモリに記憶させ、n回目の復号処理が終了した後に直ちに次の軟判定データの復号処理を開始することである。
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るターボ復号装置100の構成を示すブロック図である。ターボ復号装置100は、DSP(Digital signal processor)部とターボ部とから構成される。DSP部は、DSP制御部101、DSPメモリ部102及びDSPメモリ部103から構成される。ターボ部は、軟判定データメモリ部104、硬判定データメモリ部105、軟判定データ保持メモリ部106、ターボ復号部107及びターボ制御部108から構成される。
【0029】
DSP制御部101は、ターボ制御部108から予告復号完了割り込み信号が入力した場合には、DSPメモリ部102に対して、DSPメモリ部102に記憶されている軟判定データを出力するように制御する。また、DSP制御部101は、ターボ制御部108より復号完了割り込み信号が入力した場合には、DSPメモリ部103に対して、硬判定データメモリ部105から硬判定データを読み込んでくるように制御する。また、DSP制御部101は、ターボ復号処理を開始するタイミングになった場合には、ターボ復号処理の開始を指示する制御信号をターボ制御部108へ出力する。
【0030】
DSPメモリ部102は、入力した各フレームの軟判定データを記憶し、DSP制御部101から出力を指示された場合には、記憶していた軟判定データを軟判定データメモリ部104へ出力する。DSPメモリ部102に入力する軟判定データは、フレーム毎のデータである。
【0031】
DSPメモリ部103は、DSP制御部101の指示により、硬判定データメモリ部105から硬判定データを読み込んで記憶し、所定のタイミングにて記憶していた硬判定データをターボ復号処理後の受信信号として出力する。
【0032】
軟判定データ記憶手段である軟判定データメモリ部104は、DSPメモリ部102から入力した軟判定データを記憶し、1回目〜n−1回目(nは2以上の自然数)までの復号処理の各処理における所定のタイミングにてターボ復号部107へ出力する。また、軟判定データメモリ部104は、n回目の復号処理の際にはDSP制御部101の指示により、現在復号処理されている軟判定データのn回目の復号処理が終了する前に、現在復号処理中の軟判定データのフレームの次のフレームの軟判定データであって、次にn回の復号処理される軟判定データがDSPメモリ部102から入力する。
【0033】
硬判定データメモリ部105は、ターボ復号部107から入力したn回の繰り返し復号処理を行ったターボ復号処理終了後の硬判定データを記憶してDSPメモリ部103へ出力する。
【0034】
待避用軟判定データ記憶手段である軟判定データ保持メモリ部106は、n回目の復号処理が開始される前に、ターボ復号部107から入力したn回目の復号処理に用いる軟判定データを記憶する。そして、軟判定データ保持メモリ部106は、n回目の復号処理の際には、記憶した軟判定データをターボ復号部107へ出力する。
【0035】
ターボ復号処理手段であるターボ復号部107は、ターボ制御部108よりターボ復号処理の開始を指示された場合であって1回目〜n−1回目までの復号処理の場合には、1回目〜n−1回目の復号処理毎に軟判定データメモリ部104から軟判定データを読み込んで、読み込んだ軟判定データを繰り返し復号処理する。また、ターボ復号部107は、n−1回目の復号処理が終了した後、引き続いてn回目の復号処理を開始する。ターボ復号処理部107は、n回目の復号処理において、軟判定データメモリ部104から軟判定データを読み込み、読み込んだ軟判定データを軟判定データ保持メモリ部106へ書き込む。そして、ターボ復号部107は、n回目の復号処理の際には、軟判定データ保持メモリ部106から軟判定データを読み込んでn回目の復号処理を行う。ターボ復号部107は、n回目の復号処理を終了することにより硬判定データを生成し、生成した硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力する。さらに、ターボ復号部107は、n−1回目の復号処理が終了した場合には、予告復号完了信号をターボ制御部108へ出力し、n回目の復号処理が終了した場合には、復号完了信号を出力する。なお、ターボ復号部107の詳細は、後述する。
【0036】
制御手段であるターボ制御部108は、ターボ復号部107から予告復号完了信号が入力した場合には、予告復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力し、ターボ復号部107から復号完了信号が入力した場合には、復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力する。また、ターボ制御部108は、DSP制御部101から制御信号が入力した場合には、ターボ復号処理の開始を指示する制御信号をターボ復号部107へ出力する。ターボ制御部108は、軟判定データメモリ部104及び軟判定データ保持メモリ部106から軟判定データを読み出すタイミングを制御する。
【0037】
次に、ターボ復号部107の詳細について、図2を用いて説明する。
【0038】
図2は、ターボ復号部107の構成を示す図である。復号部220は、インターリーバー202、遅延部203、インターリーバー204、加算器205、乗算器206、遅延部207、SOVA処理部208、加算器209及びデインターリーバー210から構成される。また、復号部221は、加算器212、乗算器213、遅延部214、SOVA処理部215、加算器216及びCRC部217から構成される。また、図2は、符号化率3分の1の場合を示したものであるため、軟判定データは、(In1)、(In2)、(In3)の3つのデータからなる。
【0039】
データ出力制御部200は、ターボ制御部108からターボ復号を開始する制御信号が入力した場合には、軟判定データメモリ部104から軟判定データを読み込んで、読み込んだ軟判定データ(In1)をインターリーバー204及び加算器212に出力するとともに、軟判定データメモリ部104から読み込んだ軟判定データ(In2)をSOVA処理部215へ出力し、軟判定データメモリ部104から読み込んだ軟判定データ(In3)をSOVA処理部208へ出力する。また、データ出力制御部200は、n−1回目の復号処理が終了した旨の制御信号が入力した場合には、n回目の復号処理を開始する前に、軟判定データメモリ部104より軟判定データ(In1)、(In2)、(In3)を読み込んで、読み込んだ軟判定データ(In1)、(In2)、(In3)を軟判定データ保持メモリ部106へ出力する。なお、データ出力制御部200に入力するn−1回目の復号処理が終了した旨の制御信号は、ターボ制御部108から出力される予告復号完了信号である。
【0040】
内部記憶部201は、後述する復号回数判定部218から入力した軟判定データ(tmp2)を記憶する。そして、内部記憶部201は、ターボ復号を開始する旨の制御信号が入力した場合及び1回目〜n回目の復号開始のタイミング信号がターボ制御部108から入力した場合には、記憶している軟判定データ(tmp2)をインターリーバー202へ出力する。
【0041】
インターリーバー202は、内部記憶部201から入力した軟判定データ(tmp2)をビット毎に並び替えて加算器205と遅延部203へ出力する。インターリーバー202は、マトリクス状のテーブルに軟判定データ(tmp2)をビット毎に書き込んだ後、書き込む方向に対して垂直な方向から読み出すことにより、軟判定データ(tmp2)をビット毎に並び替える。
【0042】
遅延部203は、インターリーバー202から入力した軟判定データ(tmp2)を遅延させてデインターリーバー210へ出力する。この際、遅延部203は、マトリクス状のテーブルに書き込む順番及び読み出す順番をSOVA処理部208の遅延分記憶しており、後述する加算器209からデインターリーバー210に入力する軟判定データの入力タイミングに合うように、軟判定データ(tmp2)を遅延させながらデインターリーバー210のマトリクス状のテーブルに軟判定データ(tmp2)の書き込みを行う。
【0043】
インターリーバー204は、データ出力制御部200から入力した軟判定データ(In1)をビット毎に並び替えて加算器205へ出力する。
【0044】
加算器205は、インターリーバー204から入力した軟判定データ(In1)とインターリーバー202から入力した軟判定データ(tmp2)とを加算して、乗算器206とSOVA(Soft−Output Viterbi Algorithm:軟出力ビタビアルゴリズム)処理部208へ出力する。
【0045】
乗算器206は、加算器205から入力した軟判定データ(In1)、(In3)の加算結果にEVS(Extra Value Scaling)係数を乗算して遅延部207へ出力する。
【0046】
遅延部207は、乗算器206から入力した軟判定データを遅延させて加算器209へ出力する。遅延部207は、SOVA処理部208から加算器209へ入力する軟判定データの入力タイミングに合うように遅延させる。
【0047】
SOVA処理部208は、加算器205から入力した軟判定データの加算結果とデータ出力制御部200から入力した軟判定データ(In3)とを、EVS係数を用いて軟出力ビタビアルゴリズムに従って軟判定を行い、軟判定復号結果を加算器209へ出力する。なお、SOVA処理部208にて用いるアルゴリズムは、軟出力ビタビアルゴリズムに限らず、任意の軟出力アルゴリズムを用いることが可能である。
【0048】
加算器209は、遅延部207から入力した軟判定データとSOVA処理部208から入力した軟判定データとを加算してデインターリーバー210へ出力する。
【0049】
デインターリーバー210は、加算器209から入力した軟判定データの加算結果及び遅延部203から入力した軟判定データ(tmp2)に対して、ビット毎に並び替えたものを元の配列に戻して軟判定データ(Extrain1)を生成して内部記憶部211へ出力する。
【0050】
内部記憶部211は、デインターリーバー210から入力した軟判定データ(Extrain1)を記憶し、ターボ制御部108から指示されたタイミングにて記憶している軟判定データ(Extrain1)を加算器212へ出力する。
【0051】
加算器212は、データ出力制御部200から入力した軟判定データ(In1)と内部記憶部211から入力した軟判定データ(Extrain1)とを加算して乗算器213及びSOVA処理部215へ出力する。
【0052】
乗算器213は、加算器212から入力した加算結果にEVS(Extra Value Scaling)係数を乗算して遅延部214へ出力する。
【0053】
遅延部214は、乗算器213から入力した乗算結果を遅延させて加算器216へ出力する。遅延部214は、SOVA処理部215から加算器216に入力する軟判定データの入力タイミングに合うように遅延させる。
【0054】
SOVA処理部215は、加算器212から入力した軟判定データの加算結果とデータ出力制御部200から入力した軟判定データ(In2)とを、EVS係数を用いて軟出力ビタビアルゴリズムに従って軟判定を行い、軟判定復号結果を加算器216、硬判定データメモリ部105及びCRC部217へ出力する。SOVA処理部215から硬判定データメモリ部105へ出力された硬判定データは、n回目の復号処理が終了していない場合には破棄され、n回目の復号処理が終了している場合にはDSP制御部101の制御によりDSPメモリ部103へ出力される。なお、SOVA処理部215にて用いるアルゴリズムは、軟出力ビタビアルゴリズムに限らず、任意の軟出力アルゴリズムを用いることが可能である。
【0055】
加算器216は、遅延部214から入力した軟判定データとSOVA処理部215から入力した軟判定データとを加算して軟判定データ(tmp2)を生成して復号回数判定部218へ出力する。
【0056】
CRC部217は、SOVA処理部215から入力した軟判定データよりCRC(Cyclic Redundancy Check)を行い、CRCの結果を出力する。ターボ復号装置は、このCRCの結果を用いて、誤り訂正することができる。なお、CRC部217から出力されるCRC結果は、図1においては省略してある。
【0057】
復号回数判定部218は、加算器216から入力した軟判定データ(tmp2)が入力する回数をカウントし、カウント数がn−1になった場合には予告復号完了信号をターボ制御部108へ出力する。また、復号回数判定部218は、カウント数がnになった場合には復号完了信号をターボ制御部108へ出力する。復号回数判定部218は、復号回数がn回に到達した場合には、ターボ復号処理が終了したものと判断して、硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力する。また、復号回数判定部218は、加算器216から入力した軟判定データ(tmp2)を内部記憶部201へ出力する。復号回数判定部218が軟判定データ(tmp2)を内部記憶部201へ出力する処理、または復号回数判定部218が硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力する処理により、復号処理が1回終了する。なお、復号回数がn回に到達しない場合、復号回数判定部218は、硬判定データメモリ部105へは何も出力しない。
【0058】
このように、ターボ復号部107は、復号部220における復号処理の際には、軟判定データ(In1)と軟判定データ(In3)を軟判定データメモリ部104から読み出す必要があり、復号部221における復号処理の際には、軟判定データ(In1)と軟判定データ(In2)を軟判定データメモリ部104から読み出す必要がある。したがって、復号部220における1回目の復号処理が開始された後から復号部221におけるn−1回目の復号処理が終了するまでは、軟判定データメモリ部104に記憶されている軟判定データを軟判定データ保持メモリ部106へは移動させないので、新たな軟判定データを軟判定データメモリ部104に記憶させることができない。一方、n回目の復号部221における復号処理が開始された後には、軟判定データメモリ部104から軟判定データ保持メモリ部106へ軟判定データを移動させるので、新たな軟判定データを軟判定データメモリ部104に記憶させることができる。
【0059】
次に、軟判定データメモリ部104について、図3を用いて説明する。図3は、軟判定データメモリ部104のメモリマップを示したものである。
【0060】
図3に示すように、軟判定データメモリ部104は、軟判定データ(In1)を記憶する領域#301、軟判定データ(In2)を記憶する領域#302、軟判定データ(In3)を記憶する領域#303、テールビットを記憶する領域#304、制御レジスタの領域#305、予備の領域#306及びインターリーブテーブルの領域#307に分割されている。
【0061】
領域#301は、軟判定する前の軟判定データ(In1)を記憶する。領域#302は、軟判定する前の軟判定データ(In2)を記憶する。領域#303は、軟判定する前の軟判定データ(In3)を記憶する。領域#301、#302、#303には、n回目の復号処理の際には復号処理されていない次のフレームの軟判定データが記憶される。
【0062】
領域#304は、テールビットを記憶している。テールビットは、ターボ復号する際に用いる12ビットのデータあり、データの末尾に付加されるものである。
【0063】
領域#305は、繰り返し回数の情報、復号後のビット数の情報及びターボ復号する際の各種のパラメータの情報等を記憶する制御レジスタである。領域#306は、予備の領域である。
【0064】
領域#307は、DSPから指定されたターボ復号処理の際のデータの並び替え処理(インターリーブ処理)のためのアドレステーブルである。
【0065】
次に、ターボ復号装置100の動作について、図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、1フレームの軟判定データNをn回繰り返し復号処理して硬判定データを得るまでのターボ復号装置100の動作を示したものである。
【0066】
最初に、軟判定データNを軟判定データメモリ部104へ書き込む(ステップST401)。
【0067】
次に、ターボ復号装置100は、復号部220における復号処理(第2モード)と復号部221における復号処理(第1モード)を繰り返すことにより、軟判定データを繰り返し復号処理する(ステップST402)。
【0068】
次に、ターボ制御部108は、n−1回目の復号処理が終了したことを知らせる予告復号完了信号がターボ復号部107から入力したか否かを判定する(ステップST403)。
【0069】
n−1回目の復号処理が終了していない場合には、ターボ復号装置100は、第2モードと第1モードを繰り返す通常の復号処理を繰り返す。
【0070】
一方、n−1回目の復号処理が終了した場合には、ターボ復号部107は、予告復号完了信号をターボ制御部108へ出力し(ステップST404)、ターボ制御部108は、予告復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力する(ステップST405)。これにより、n回目の復号処理が開始されるが、軟判定データを軟判定データメモリ部104から軟判定データ保持メモリ部106へ移動させるまではモード2による実際の軟判定処理は行われない。
【0071】
次に、ターボ復号部107は、軟判定データメモリ部104に記憶されている軟判定データを軟判定データ保持メモリ部106へ書き込むことにより、軟判定データ保持メモリ部106に軟判定データNを取り込む(ステップST406)。
【0072】
次に、ターボ復号部107は、軟判定データ(In1)、(In3)、(tmp2)を内部記憶部210と軟判定データ保持メモリ部106にセットし(ステップST407)、第2モードの処理を行う(ステップST408)。
【0073】
第2モードの処理が終了した場合には、ターボ復号部107は、軟判定データ(In1)、(In2)、(tmp1)を内部記憶部211と軟判定データ保持メモリ部106にセットし(ステップST409)、第1モードの処理を行う(ステップST410)。
【0074】
次に、DSP制御部101は、予告復号完了割り込み信号が入力した場合には、DSPメモリ部102に対して軟判定データNのフレームの次のフレームの軟判定データN+1を出力するように指示し、軟判定データメモリ部104は、軟判定データN+1について、軟判定データ(In1)を領域#301に記憶し、軟判定データ(In2)を領域#302に記憶し、軟判定データ(In3)を領域#303に記憶する。これにより、軟判定データN+1が軟判定データメモリ部104に書き込まれる(ステップST411)。
【0075】
次に、ターボ復号部107は、n回目の復号処理が終了した場合には、復号完了信号をターボ制御部108へ出力し(ステップST412)、ターボ制御部108は、復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力する(ステップST413)。
【0076】
次に、ターボ復号部107は、n回の復号処理により生成した硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力し、DSPメモリ部103は硬判定データNを読み込む(ステップST414)。
【0077】
軟判定データNの次にターボ復号処理される軟判定データN+1は、すでに軟判定データメモリ部104に書き込まれているため、ターボ復号部107が硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力した後に、直ちに軟判定データN+1の復号処理を開始することができる。
【0078】
このように、本実施の形態1によれば、n回目の復号処理が開始された後でかつn回目の復号処理が終了する前に、次のフレームの軟判定データを軟判定データメモリ部に書き込んでおくので、1フレームのターボ復号処理が終了した後に直ちに次のフレームの軟判定データのターボ復号処理を行うことができて、処理の高速化を図ることができる。また、本実施の形態1によれば、n回目の復号処理に用いる軟判定データと次のフレームの軟判定データとを異なるメモリに記憶させるので、n回目の復号処理に用いる軟判定データのターボ復号部107への読み込みと次のフレームの軟判定データの書き込みとを同時に行うことができてさらに復号処理の高速化を図ることができる。
【0079】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るターボ復号装置600の構成を示すブロック図である。
【0080】
本実施の形態2に係るターボ復号装置600は、図1に示す実施の形態1に係るターボ復号装置100において、軟判定データ保持メモリ部106を削除するものである。なお、図6においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。また、本実施の形態2に係るターボ復号部107は、図2に示すターボ復号部107において、軟判定保持メモリ部106からの入出力がない以外は図2と同一構成であるので、その説明は省略する。
【0081】
ターボ復号装置600は、DSP部とターボ部とから構成される。また、DSP部は、DSP制御部101、DSPメモリ部102及びDSPメモリ部103から構成される。ターボ部は、軟判定データメモリ部104、硬判定データメモリ部105、ターボ復号部107及びターボ制御部108から構成される。
【0082】
軟判定データメモリ部104は、DSPメモリ部102から入力した軟判定データを記憶し、n回の復号処理の各処理における所定のタイミングにてターボ復号部107へ出力する。
【0083】
図7は、軟判定データメモリ部104のメモリマップを示したものである。
【0084】
図7に示すように、軟判定データメモリ部104は、先に復号処理される軟判定データ(In1)を記憶する領域#701、先に復号処理される軟判定データ(In2)を記憶する領域#702、先に復号処理される軟判定データ(In3)を記憶する領域#703、後に復号処理される軟判定データ(In1)を記憶する領域#704、後に復号処理される軟判定データ(In2)を記憶する領域#705、後に復号処理される軟判定データ(In3)#706、テールビットを記憶する領域#304、制御レジスタの領域#305、予備の領域#306及びインターリーブテーブルの領域#307に分割されている。領域#701、#702、#703(第1領域)と領域#704、#705、#706(第2領域)とは、異なるフレームの軟判定データを記憶する。なお、領域#304、#305、#306、#307は、図4と同一であるのでその説明は省略する。なお、ターボ復号装置600の動作は、図4の軟判定データNを取り込むステップST406の動作が不要になる以外は図4と同一であるので、その説明は省略する。
【0085】
このように、本実施の形態2によれば、n回目の復号処理を開始した後でかつn回目の復号処理が終了する前に、次にターボ復号処理される軟判定データを軟判定データメモリ部に書き込んでおくので、1フレームのターボ復号処理が終了した後に直ちに次のフレームの軟判定データのターボ復号処理を行うことができて、処理の高速化を図ることができる。また、本実施の形態2によれば、先にターボ復号処理される軟判定データと次に復号処理される軟判定データとを同一の軟判定データメモリ部に領域を分けて記憶するので、軟判定データメモリ部の数を必要最小限にすることができるために回路規模を小さくすることができて装置を小型化することができる。
【0086】
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係るターボ復号装置800の構成を示すブロック図である。
【0087】
本実施の形態3に係るターボ復号装置800は、図1に示す実施の形態1に係るターボ復号装置100において、軟判定データメモリ部104及び硬判定データメモリ部105の代わりにデータメモリ部801を有する。なお、図8においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。また、本実施の形態3に係るターボ復号部107は、図2に示すターボ復号部107と同一構成であるので、その説明は省略する。
【0088】
ターボ復号装置800は、DSP部とターボ部とから構成される。また、DSP部は、DSP制御部101、DSPメモリ部102及びDSPメモリ部103から構成される。ターボ部は、軟判定データ保持メモリ部106、ターボ復号部107、ターボ制御部108及びデータメモリ部801から構成される。
【0089】
データメモリ部801は、DSPメモリ部102から入力した軟判定データを記憶し、1回目〜n回目までの復号処理の各処理における所定のタイミングにて軟判定データをターボ復号部107へ出力する。また、データメモリ部801は、ターボ復号部107から入力したn回の繰り返し復号処理を行ったターボ復号処理終了後の硬判定データを記憶してDSPメモリ部103へ出力する。なお、ターボ復号装置800の動作は、図4及び図5と同一であるので、その説明は省略する。
【0090】
次に、データメモリ部801について、図9を用いて説明する。図9は、データメモリ部801のメモリマップを示したものである。
【0091】
図9に示すように、データメモリ部801は、軟判定データ(In1)を記憶する領域#301、軟判定データ(In2)を記憶する領域#302、軟判定データ(In3)を記憶する領域#303、テールビットを記憶する領域#304、制御レジスタの領域#305、予備の領域#306、硬判定データを記憶する領域#901及びインターリーブテーブルの領域#307に分割されている。
【0092】
領域#901には、ターボ復号部107にてn回復号処理された後に生成された硬判定データが記憶される。なお、領域#301、#302、#303、#304、#305、#306、#307は、図3と同一であるのでその説明は省略する。
【0093】
このように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、軟判定データと硬判定データとを同一のデータメモリ部にて領域を分けて記憶するので、メモリの数を必要最小限にすることができるために回路規模を小さくすることができて装置を小型化することができる。
【0094】
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係るターボ復号部1000の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係るターボ復号部1000は、図2に示す実施の形態1に係るターボ復号部107において、図10に示すように、信号出力部1001を追加するものである。なお、図10において、図2と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。また、ターボ復号装置の構成は、ターボ復号部107の代わりにターボ復号部1000を有する以外は図6と同一構成であるとともに、軟判定データメモリ部104におけるメモリマップは図3と同一であるので、その説明は省略する。
【0095】
信号出力部1001は、デインターリーバー210から軟判定データ(Extrain1)が入力する毎にカウントし、カウント数がnになった場合でかつデータ出力制御部200から軟判定データ(In1)と軟判定データ(In2)が入力した場合に、復号部220の復号処理が終了した旨の予告復号完了信号をターボ制御部108へ出力する。
【0096】
復号回数判定部218は、加算器216から入力した軟判定データ(tmp2)が入力する回数をカウントし、カウント数がnになった場合には復号完了信号をターボ制御部108へ出力する。
【0097】
次に、ターボ復号装置600の動作について、図11及び図12を用いて説明する。
【0098】
最初に、軟判定データNを軟判定データメモリ部104へ書き込む(ステップST1101)。
【0099】
次に、ターボ復号装置600は、復号部220における復号処理(第2モード)と復号部221における復号処理(第1モード)を繰り返すことにより、軟判定データを繰り返し復号処理する(ステップST1102)。
【0100】
次に、ターボ制御部108は、ターボ復号部107から入力した復号回数情報より、n−1回目の復号処理が終了したか否かを判定する(ステップST1103)。
【0101】
n−1回目の復号処理が終了していない場合には、ターボ復号装置600は、第2モードと第1モードを繰り返す通常の復号処理を繰り返す。
【0102】
一方、n−1回目の復号処理が終了した場合には、ターボ復号部107は、軟判定データ(In1)、(In3)とn−1回目(k回目(kは、k<nかつ自然数))の復号処理が終了した軟判定データ(tmp2)を内部記憶部210と軟判定データメモリ部104にセットし(ステップST1104)、第2モードの処理を行う(ステップST1105)。
【0103】
次に、第2モードの処理が終了した場合には、ターボ復号部107は、軟判定データ(In1)、(In2)、(tmp1)を内部記憶部211と軟判定データ保持メモリ部106にセットし(ステップST1106)、第1モードの処理を行う(ステップST1107)。
【0104】
次に、データ出力制御部200からn回目の復号処理に用いる軟判定データ(In1)と軟判定データ(In2)が出力されることにより第1モードの処理が開始された後、ターボ復号部107は、予告復号完了信号をターボ制御部108へ出力し(ステップST1108)、ターボ制御部108は、予告復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力する(ステップST1109)。
【0105】
次に、DSP制御部101は、予告復号完了割り込み信号が入力した場合には、DSPメモリ部102に対して軟判定データを出力するように指示し、軟判定データメモリ部104は、軟判定データ(In1)を領域#301に記憶し、軟判定データ(In2)を領域#302に記憶し、軟判定データ(In3)を領域#303に記憶されることにより、軟判定データメモリ部104に軟判定データN+1がかき込まれる(ステップST1110)。
【0106】
次に、ターボ復号部107は、n回目の復号処理が終了した場合には、復号完了信号をターボ制御部108へ出力し(ステップST1111)、ターボ制御部108は、復号完了割り込み信号をDSP制御部101へ出力する(ステップST1112)。
【0107】
次に、ターボ復号部107は、n回の復号処理により生成した硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力し、硬判定データメモリ部105は硬判定データを読み込む(ステップST1113)。
【0108】
軟判定データNの次にターボ復号処理される軟判定データN+1は、すでに軟判定データメモリ部104に書き込まれているため、ターボ復号部107が硬判定データを硬判定データメモリ部105へ出力した後に、直ちに軟判定データN+1の復号処理を開始することができる。軟判定データメモリ部104は、図4と同一である。
【0109】
このように、本実施の形態4によれば、n回目の第1モードの処理が開始された場合でかつn回目の第1モードの処理が終了する前に、次にターボ復号処理される軟判定データを軟判定データメモリ部に書き込んでおくので、1フレームのターボ復号処理が終了した後に直ちに次のフレームの軟判定データのターボ復号処理を行うことができて、処理の高速化を図ることができる。また、本実施の形態4によれば、図3に示すように、先にターボ復号処理される軟判定データと次に復号処理される軟判定データとを同一の軟判定データメモリ部に領域を分けて記憶する必要がないので、軟判定データメモリ部の容量が少なくて良く、回路規模を小さくすることができて装置を小型化することができるとともに安価な軟判定データメモリ部を用いることができる。
【0110】
なお、上記実施の形態1〜4において、n−1回目の復号処理が終了したか否かを検出してn回目の復号処理が開始された後に、次にn回の復号処理される軟判定データN+1を軟判定データメモリ部104に記憶させることとしたが、これに限らず、1回目またはn−2回目等のn−1回目より前の復号処理が終了したタイミングにて、軟判定データN+1を軟判定データメモリ部104に記憶させるようにしても良い。この場合、実施の形態1、実施の形態3及び実施の形態4においては、軟判定データN+1が軟判定データメモリ部104に書き込まれる前に、軟判定データNを軟判定データ保持メモリ部106に記憶させれば良い。
【0111】
また、上記実施の形態1〜4において、各フレームの軟判定データをn回繰り返し復号処理されることとしたが、これに限らず、2以上のフレームまたはスロット単位の軟判定データをn回復号処理しても良い。また、上記実施の形態1〜4において、軟判定データの符号化率を3分の1にしたが、これに限らず、任意の符号化率を選択することができる。また、図13に示す無線受信装置1300において、ターボ復号器1305の代わり上記実施の形態1〜4のいずれかに記載のターボ復号装置を適用することが可能であり、図13の無線受信装置1300に上記実施の形態1〜4のいずれかに記載のターボ復号装置を適用することにより、本実施の形態1〜4に記載の効果を奏する無線受信装置を提供することができる。この場合には、復調部1304からDSPメモリ部102に軟判定データが入力する。
【0112】
また、上記実施の形態1〜4のターボ復号装置は、基地局装置または通信端末装置に適用することが可能である。また、上記実施の形態1〜4のターボ復号装置における処理手順をコンピュータプログラムにて実行させるようにするとともに、上記実施の形態1〜4のターボ復号装置における処理手順を実行させるコンピュータプログラムをCD−ROMまたはDVD等の記録媒体に記憶させることが可能であるとともに、上記実施の形態1〜4のターボ復号装置における処理手順を実行させるコンピュータプログラムを、電気通信回線を用いて伝送させて伝送先にて実行させるようにしても良い。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、軟判定データのメモリに対する書き込み及び読み出しのタイミングを制御することにより、処理の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るターボ復号装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るターボ復号部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る軟判定データメモリ部のメモリマップを示す図
【図4】本発明の実施の形態1に係るターボ復号装置の動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態1に係るターボ復号装置の動作を示すフロー図
【図6】本発明の実施の形態2に係るターボ復号装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る軟判定データメモリ部のメモリマップを示す図
【図8】本発明の実施の形態3に係るターボ復号装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係るデータメモリ部のメモリマップを示す図
【図10】本発明の実施の形態4に係るターボ復号部の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態4に係るターボ復号装置の動作を示すフロー図
【図12】本発明の実施の形態4に係るターボ復号装置の動作を示すフロー図
【図13】従来の無線受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 ターボ復号装置
101 DSP制御部
102 DSPメモリ部
103 DSPメモリ部
104 軟判定データメモリ部
105 硬判定データメモリ部
106 軟判定データ保持メモリ部
107 ターボ復号部
108 ターボ制御部

Claims (9)

  1. 軟判定データを記憶する軟判定データ記憶手段と、
    前記軟判定データ記憶手段より読み出した軟判定データの復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、前記軟判定データより硬判定データを生成するターボ復号処理手段と、
    軟判定データの前記ターボ復号処理手段におけるn回の復号処理が終了する前に、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を具備することを特徴とするターボ復号装置。
  2. 前記制御手段は、n回目の復号処理が開始された後に、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載のターボ復号装置。
  3. 前記軟判定データ記憶手段は、前記ターボ復号処理手段にて復号処理中の軟判定データを記憶する第1領域と次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを記憶する第2領域とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のターボ復号装置。
  4. 前記ターボ復号処理手段にて復号処理中の軟判定データを記憶する待避用軟判定データ記憶手段を具備し、前記制御手段は、次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データが前記軟判定データ記憶手段に記憶される前に、復号処理中の軟判定データを前記待避用軟判定データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のターボ復号装置。
  5. 前記ターボ復号手段は、k(kは、k<nかつ自然数)回の復号処理が終了した軟判定データ及び前記軟判定データ記憶手段に記憶されている軟判定データより、軟出力復号アルゴリズムにしたがって軟判定して軟判定データを生成する第2モードと、前記第2モードにより得られた軟判定データ及び前記軟判定データ記憶手段に記憶されている軟判定データより、軟出力復号アルゴリズムにしたがって軟判定して軟判定データを生成する第1モードとを実行することにより1回の復号処理を終了し、前記制御手段は、前記第1モードによる処理開始後に次に前記ターボ復号処理手段にてn回復号処理される軟判定データを前記軟判定データ記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のターボ復号装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のターボ復号装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のターボ復号装置を具備することを特徴とする通信端末装置。
  8. 軟判定データを記憶するステップと、
    記憶した前記軟判定データを読み出すとともに、読み出した前記軟判定データの復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、前記軟判定データより硬判定データを生成するステップと、
    前記軟判定データのn回目の復号処理が開始された後でかつn回目の復号処理が終了する前に、次にn回復号処理される軟判定データを前記メモリに記憶させるステップと、
    を具備することを特徴とするターボ復号方法。
  9. 軟判定データを記憶する手順と、
    記憶した前記軟判定データを読み出して復号処理をn(nは2以上の自然数)回繰り返すことにより、軟判定データより硬判定データを生成する手順と、
    軟判定データのn回目の復号処理が開始された後でかつn回の復号処理が終了する前に、次にn回復号処理される軟判定データを記憶する手順と、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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