JP2005006110A - デジタル複合機 - Google Patents

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卓郎 藤岡
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Abstract

【課題】省エネ制御時のモード設定がリモート操作により変更可能なデジタル複合機を提供する。
【解決手段】各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機において、ウィークリータイマー機能によってオフモードに移行する設定がされている場合には、事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信があった場合にはスリープモードまでしか移行しないように機能する(機能実現手段はCPU1とASIC2)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー、FAX、プリンタ、スキャナ機能等の複数機能を1台で合わせ持つデジタル複合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機に関連して以下の技術がある。
例えば、特許文献1には、ウイークリタイマ、オートスリープ、オートパワーオフの機能を、各々独立して所定の時刻で電力供給制御を行うネットワーク接続された複合機が示されている。
例えば、特許文献2には、電源供給停止する節電モードに移行する前に、ネットワーク上に通知登録し節電中にサービス開始要求を感知すると起動要求するシステムが示されている。
例えば、特許文献3には、連結印刷中にウイークリタイマオフ通知や、予熱モード移行通知が来た場合は、連結動作中は指令を無効とする技術が示されている
【特許文献1】特開平11−146103号公報
【特許文献2】特開2001−075687公報
【特許文献3】特開2000−047536公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術ではデジタル複合機がFAX、プリンタ、スキャナ機能等でオンライン接続されている場合には、ウィークリータイマーの設定状況を管理者へ通知することはできたが、リモートで設定を変更できる機能はなかった。
本発明は、省エネ制御時のモード設定がリモート操作により変更可能なデジタル複合機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機において、ウィークリータイマー機能によってオフモードに移行する設定がされている場合には、事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信があった場合にはスリープモードまでしか移行しないように機能するデジタル複合機を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機において、ウィークリータイマー機能によってスリープモードに移行する設定がされている場合には、事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信があった場合にはオフモードまで移行するように機能するデジタル複合機を最も主要な特徴とする。
【0005】
請求項3記載の発明は、請求項1、2のデジタル複合機において、ウィークリータイマー機能によって事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信がなかった場合には自動的にオフモードに移行するように機能するデジタル複合機を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1、2のデジタル複合機において、ウィークリータイマー機能によって事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信がなかった場合には自動的にスリープモードに移行するように機能するデジタル複合機を主要な特徴とする。
本発明のデジタル複合機においては、管理者から機器への返信による設定変更ができるため、普段はオフモードへの移行に設定している場合でも、休日期間等でオンラインデータ受信を受け付ける必要が生じ、管理者が設定を変更したい場合にいちいち機器のところまで設定に行かなくてもリモート操作による設定変更が可能になる。
また本発明のデジタル複合機においては、管理者から機器への返信による設定変更ができるため、普段はスリープモードへの移行に設定している場合でも、休日期間等でオンラインデータ受信を受け付ける必要が明らかにないと判断できる場合、いちいち機器のところまで設定に行かなくてもリモート操作による設定変更が可能になる。
また本発明のデジタル複合機においては、管理者から機器への返信がなかった場合でも自動的にウィークリータイマーによって移行できる省エネモードが決定されるため、機器の管理者が返信操作を行う手間が省ける。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のデジタル複合機におけるコントローラの構成図である。
CPU1、ASIC2はデジタル複合機のシステム制御全般を行う。ROM3には基本システムプログラムが記憶され。RAM4はプログラムのワークメモリ及び画像データ用のフレームメモリとして使用される。RTC5は時間情報を設定、管理するためのリアルタイムクロック機能を有する。エンジンI/F部6はデジタル複合機エンジンへの画像データ出力、及びエンジン制御を行うためのコマンドの通信ポートとしての機能を有する。
操作部制御部7はデジタル複合機として必要な情報の表示、各種設定値の入力制御を行う。HDD8は主に画像データを保管するためのストレージ機能を有する。不揮発メモリ9はユーザが任意に設定できる各種初期設定値および電源制御データを記憶するためのものである。
電源制御部10は不揮発メモリ9に記憶された省エネモード設定データやRTC5の時間情報等に基づいて本デジタル複合機の電源をオン/オフ制御するためのモジュールである。LANコントローラ11はLAN網を介して接続されているPC(パソコン)、サーバ端末等からの画像データを受信したり、逆にPC、サーバ端末等に本デジタル複合機の機器情報や設定情報を送信するためのモジュールである。
【0007】
図2は本発明の第1の処理例を示すフローチャートである。RTC5で監視されている時間情報に基づいて、あらかじめ不揮発メモリ9に設定、保持されているウィークリータイマーへの移行時間が近づいた時点でウィークリータイマーモードへの処理ルーチンに入る(S100)。以前に設定されているウィークリータイマーでの省エネ移行時のモードを不揮発メモリ9から読み出すことで確認する(S101)。
このとき省エネ移行時のモードがオフモードに設定されていた場合は、あらかじめ登録されている機器管理者のIPアドレスに対してオフモードに設定されている機器情報を例えば電子メール情報としてLANコントローラ11を制御することによって通知する(S102、S103)。またS102の判定でオフモードに設定されていなかった(本処理例の場合はスリープモード)場合には、ウィークリータイマー移行時にそのままスリープモード設定の省エネ処理を実行する。
この後、通知メールを受け取った機器管理者から、通知メールへの返信メールを受け取った場合にはウィークリータイマーでの省エネ移行時のモードをオフモードからスリープモードに切り替えて(S104、S105)ウィークリータイマー移行時にスリープモード設定の省エネ処理を実行する(S106)。またS104の判定で機器管理者からの返信メールが来なかった場合には、ウィークリータイマー移行時にオフモードの省エネ処理を実行する(S106)。
【0008】
図3は本発明の第2の処理例を示すフローチャートである。RTC5で監視されている時間情報に基づいて、あらかじめ不揮発メモリ9に設定、保持されているウィークリータイマーへの移行時間が近づいた時点でウィークリータイマーモードへの処理ルーチンに入る(S100)。以前に設定されているウィークリータイマーでの省エネ移行時のモードを不揮発メモリ9から読み出すことで確認する(S101)。
このとき省エネ移行時のモードがスリープモードに設定されていた場合は、あらかじめ登録されている機器管理者のIPアドレスに対してオフモードに設定されている機器情報を例えば電子メール情報としてLANコントローラ11を制御することによって通知する(S202、S103)。またS202の判定でオフモードに設定されていなかった(本処理例の場合はオフモード)場合には、ウィークリータイマー移行時にそのままオフモード設定の省エネ処理を実行する。
この後、通知メールを受け取った機器管理者から、通知メールへの返信メールを受け取った場合にはウィークリータイマーでの省エネ移行時のモードをスリープモードからオフモードに切り替えて(S104、S205)ウィークリータイマー移行時にスリープモード設定の省エネ処理を実行する(S106)。またS104の判定で機器管理者からの返信メールが来なかった場合には、ウィークリータイマー移行時にオフモードの省エネ処理を実行する(S106)。
【0009】
図4は本発明の第3の処理例を示すフローチャートである。S100〜S105、S205の処理ルーチンは第1、第2の処理例に同じである。
S104の判定で機器管理者からの返信メールが来なかった場合には、ウィークリータイマー移行時の省エネモードをあらかじめ設定されていた省エネモードに関わらずオフモードに切り替えて(S307)ウィークリータイマー移行時にはオフモードの省エネ処理を実行する(S106)。
図5は本発明の第4の処理例を示すフローチャートである。S100〜S105、S205の処理ルーチンは第1、第2の処理例に同じである。
S104の判定で機器管理者からの返信メールが来なかった場合には、ウィークリータイマー移行時の省エネモードをあらかじめ設定されていた省エネモードに関わらずスリープモードに切り替えて(S407)ウィークリータイマー移行時にはスリープモードの省エネ処理を実行する(S106)。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のデジタル複合機においては、ウィークリータイマー移行時の省エネモードがあらかじめオフモードに設定されていた場合には機器からの通知メールによる返信メールを送ることでスリープモードに切り替えることができるので、端末からのリモート動作でウィークリータイマー移行時にオンラインデータ受信が可能なモードに切り替えることができる。
請求項2のデジタル複合機においては、ウィークリータイマー移行時の省エネモードがあらかじめスリープモードに設定されていた場合には機器からの通知メールによる返信メールを送ることでオフモードに切り替えることができるので、端末からのリモート動作でウィークリータイマー移行時に最小の消費電力モードに切り替えることができる。
請求項3のデジタル複合機においては、ウィークリータイマー移行時の機器からの省エネモード通知メールに対する返信メールがなかった場合には自動的にオフモードに切り替えることができるので、オフモードに移行したい場合には、機器管理者がいちいち返信メールを送る操作を省くことができる。
請求項4のデジタル複合機においては、ウィークリータイマー移行時の機器からの省エネモード通知メールに対する返信メールがなかった場合には自動的にスリープモードに切り替えることができるので、スリープモードに移行したい場合には、機器管理者がいちいち返信メールを送る操作を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル複合機におけるコントローラの構成図。
【図2】本発明の第1の処理例を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の処理例を示すフローチャート。
【図4】本発明の第3の処理例を示すフローチャート。
【図5】本発明の第4の処理例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU(機能実現手段)
2 ASIC(機能実現手段)

Claims (4)

  1. 各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機において、前記ウィークリータイマー機能によってオフモードに移行する設定がされている場合には、事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信があった場合にはスリープモードまでしか移行しないように機能することを特徴とするデジタル複合機。
  2. 各曜日毎に設定されたオン/オフ時間に合わせて電源をオン/オフするウィークリータイマー機能と、最低の消費電力モード時にCPU電源はオフしないスリープモード及びCPU電源もオフするオフモードを有するデジタル複合機において、前記ウィークリータイマー機能によってスリープモードに移行する設定がされている場合には、事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信があった場合にはオフモードまで移行するように機能することを特徴とするデジタル複合機。
  3. 請求項1、2のデジタル複合機において、前記ウィークリータイマー機能によって事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信がなかった場合には自動的にオフモードに移行するように機能することを特徴とするデジタル複合機。
  4. 請求項1、2のデジタル複合機において、前記ウィークリータイマー機能によって事前に本装置の管理者の端末に通知した後に当該端末からの返信がなかった場合には自動的にスリープモードに移行するように機能することを特徴とするデジタル複合機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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