JP2005005776A - 受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流である搬送波を変調してなる入力信号が電気光学素子に印加されたときの電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路の受信感度アップを図る。
【解決手段】本発明の受信回路の入力段においては、電気光学素子(EO)に直列接続された誘導性リアクタンスXを有し、容量性リアクタンスである当該電気光学素子と誘導性リアクタンスXとで構成される共振回路に入力信号VSigを印加させるので、電気光学素子(EO)に印加される信号が高まり、その結果、受信感度がアップする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が電気光学素子に印加されたときの電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、衣服のように人体に着けて、操作及び使用することができるという新しい概念のコンピュータが注目されている。このコンピュータは、ウェアラブルコンピュータ(Wearable Computer)と呼ばれ、携帯端末の小型化および高性能化により実現が可能となった。
【0003】
また、複数のウェアラブルコンピュータ間のデータ通信を人間の腕、肩、胴体等の人体(生体)を介して行う技術の研究も進んでおり、この技術は既に特許文献等で提案されている(例えば、特許文献1参照)。図16は、このような人体を介して複数のウェアラブルコンピュータ間通信を行う場合のイメージ図を示している。同図に示すように、ウェアラブルコンピュータ1は、これに当接されたトランシーバ3’とにより一組を構成しており、他のウェアラブルコンピュータ1とトランシーバ3’の組に対して、人体を介することによりデータ通信を行うことができる。また、ウェアラブルコンピュータ1は、人体に装着しているウェアラブルコンピュータ1以外のPC(パーソナルコンピュータ)5と壁等に設置されているトランシーバ3’aの組や、このPC5と床等に設置されているトランシーバ3’bの組とのデータ通信もそれぞれ可能である。但し、この場合のPC5は、ウェアラブルコンピュータ1とトランシーバ3’のように互いに当接されておらず、ケーブル4を介してトランシーバ3’a,3’bと接続されている。また、人体を介して行うデータ通信に関しては、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法による信号検出技術を利用し、送信すべき情報(データ)に基づく電界を電界伝達媒体である人体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行っている。この人体を介したデータ通信の技術については、図17及び図18を用いて、更に詳しく説明する。
【0004】
図17は、人体(生体100)を介したデータ通信を行うために用いるトランシーバ3’の全体構成図である。また、図18は、トランシーバ3’内の電界検出光学部110の詳細な構成を示した構成図である。
【0005】
図17に示すように、トランシーバ3’は、送信電極105および受信電極111がそれぞれ絶縁膜107,109を介して生体100に接触した状態で使用される。そして、トランシーバ3’は、図17に示すように、ウェアラブルコンピュータ1から供給されたデータをI/O(入出力)回路101を介して受信し、送信部103に送信する。送信部103では、送信電極105から絶縁膜107を介して電界伝達媒体である生体100に電界を誘起させ、この電界を生体100を介して生体100の他の部位に装着されている別のトランシーバ3’に伝達させる。
【0006】
また、トランシーバ3’は、生体100の他の部位に装着された別のトランシーバ3’から生体100に誘起して伝達されてくる電界を絶縁膜109を介して受信電極111で受信し、この受信した電界を電界検出光学部110で電気光学結晶に結合(印加)して電気信号に変換してから信号処理回路115に送信する。信号処理回路115では、送信されてきた電気信号の増幅及び雑音除去等の信号処理を行った後、波形整形回路117に送信する。波形整形回路117では、送信されてきた電気信号の波形整形を施し、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給する。
【0007】
例えば、図16に示すように、右腕に装着したウェアラブルコンピュータ1は、トランシーバ3’により送信データに係る電気信号を電界として電界伝達媒体である生体100に誘起させ、波線で示すように電界として生体100の他の部位に伝達する。一方、左腕に装着したウェアラブルコンピュータ1では、生体100から伝達されてくる電界をトランシーバ3’により電気信号に戻してから、受信データとして受信することができる。
【0008】
また、トランシーバ3’により電気信号に戻す処理は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により電界を検出する電界検出光学部110によって行う。この電界検出光学部110は、図18に示すように、電流源119、レーザダイオード121、電気光学素子(電気光学結晶)123、第1及び第2波長板135,137、偏光ビームスプリッタ139、複数のレンズ133,141a,b、フォトダイオード143a,b、並びにグランド電極131により構成されている。尚、信号電極129は、図17に示すような形態のトランシーバ3’においては、受信電極111に相当するものである。
【0009】
このうち、電気光学素子123は、レーザダイオード121からのレーザ光の進行方向に対して直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光を変化させるように構成されている。電気光学素子123の図上で上下方向に対向する両側面には、第1電極125と第2電極127が設けられている。この第1電極125および第2電極127は、レーザダイオード121からのレーザ光の電気光学素子123内における進行方向を両側から挟み、レーザ光に対して電界を直角に結合させることができる。
【0010】
また、電界検出光学部110は、第1電極125を介して信号電極129(受信電極111)に接続されている。第1電極125に対向する第2電極127は、グランド電極131に接続されており、第1電極125に対してグランド電極として機能するように構成されている。そして、信号電極129は、生体100に誘起されて伝達されてくる電界を検出すると、この電界を第1電極125に伝達し、第1電極125を介して電気光学素子123に結合することができる。
【0011】
一方、電流源119の電流制御によりレーザダイオード121から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ133を介して平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1波長板135で偏光状態を調整されて、電気光学素子123に入射する。電気光学素子123に入射されたレーザ光は、電気光学素子123内で第1、第2電極125,127の間を伝播するが、このレーザ光の伝播中において上述したように信号電極129が生体100に誘起されて伝達されてくる電界を検出し、この電界を第1電極125を介して電気光学素子123に結合すると、この電界は第1電極125からグランド電極131に接続されている第2電極127に向かって形成される。この電界は、レーザダイオード121から電気光学素子123に入射したレーザ光の進行方向に直角であるため、電気光学素子123の光学特性である複屈折率が変化し、これによりレーザ光の偏光が変化する。
【0012】
次に、電気光学素子123において第1電極125からの電界によって偏光が変化したレーザ光は、第2波長板137で偏光状態を調整されて偏光ビームスプリッタ139に入射する。偏光ビームスプリッタ139は、第2波長板137から入射されたレーザ光をP波およびS波に分離して、光の強度変化に変換する。この偏光ビームスプリッタ139でP波成分およびS波成分に分離されたレーザ光は、それぞれ第1、第2の集光レンズ141a,141bで集光されてから、光電気変換手段を構成する第1、第2のフォトダイオード143a,143bで受光され、第1、第2のフォトダイオード143a,143bにおいてP波光信号とS波光信号をそれぞれの電気信号に変換して出力することができる。尚、上述したように第1、第2のフォトダイオード143a,143bから出力される電流信号は、抵抗を用いて電圧信号に変換されてから、図17に示す信号処理回路115で増幅及び雑音除去の信号処理を施され、波形整形回路117で波形整形の信号処理を施されてから、入出力回路101を介してウェアラブルコンピュータ1に供給されることになる。なお、第1、第2のフォトダイオード143a,143bから出力される電流信号の一方のみを利用することも可能である。
【0013】
ところで、電界検出光学部110は、受信電極111(信号電極129)を節点(接続点ともいう)T1とすると、図19に示すように、電気光学素子123にレーザ光を入射させるとともに節点T1に交流の入力電圧Vsigを加えたうえで、電気光学素子123から出射される透過光を検出する受信回路の入力段に等価である。
【0014】
また、電気光学素子123は電極で挟まれており、容量性リアクタンスと等価であるので、当該受信回路の入力段は、交流電源と容量性リアクタンスとを含む直列回路になっている。
【0015】
節点T2はグランド電極131に相当するものであり、トランシーバ3’が例えば、デスクトップコンピュータとともに用いられて、接地されている理想的な場合は、受信回路の入力段は、交流電源と容量性リアクタンスのみの直列回路である。
【0016】
一方、図16に示すように、トランシーバ3’がウェアラブルコンピュータ1とともに用いられて接地されていない場合は、図20に示すように、節点T2と大地との間には浮遊容量Cが存在することになる。この場合の受信感度は、トランシーバ3’が接地されている場合よりも極度に低くなる。
【0017】
すなわち、図21の等価回路に示すように、電気光学素子123の両端(T1とT2)に印加される信号電圧は、電気光学素子123の等価容量をCEOとすると、Vsig×C/(C+CEO)になり、透過光の偏光の変化量が低下するためである。
【0018】
【特許文献1】
特開2001−352298号公報(第4−5頁、第1−5図)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、トランシーバ3’の電界検出光学部110は、電気光学素子を容量性リアクタンスとして用いた受信回路を構成しており、フローティングで用いられる場合に、受信感度が極端に低下する。そのため、信号処理回路115においては高い増幅率が必要になる。
【0020】
そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流である搬送波を変調してなる入力信号が電気光学素子に印加されたときの電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路の受信感度アップを図ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、請求項1の本発明は、電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、前記電気光学素子に直列接続された誘導性リアクタンスを有し、容量性リアクタンスである当該電気光学素子と前記誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路をもって解決手段とする。
【0022】
この請求項1の本発明によれば、電気光学素子に直列接続された誘導性リアクタンスを有し、容量性リアクタンスである当該電気光学素子と前記誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0023】
また、請求項2の本発明は、電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、前記電気光学素子に並列接続された容量性リアクタンスと、前記電気光学素子と前記容量性リアクタンスとで構成される並列回路に直列接続された誘導性リアクタンスとを有し、容量性リアクタンスである前記並列回路と前記誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路をもって解決手段とする。
【0024】
この請求項2の本発明によれば、電気光学素子に並列接続された容量性リアクタンスと、電気光学素子と容量性リアクタンスとで構成される並列回路に直列接続された誘導性リアクタンスとを有し、容量性リアクタンスである並列回路と誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0025】
また、請求項3の本発明は、電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、前記電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスと、前記並列回路に直列接続された容量性リアクタンスとを有し、誘導性リアクタンスである前記並列回路と前記容量性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路をもって解決手段とする。
【0026】
この請求項3の本発明によれば、電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスと、並列回路に直列接続された容量性リアクタンスとを有し、誘導性リアクタンスである並列回路と容量性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0027】
また、請求項4の本発明は、前記共振回路の共振周波数が前記搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の受信回路をもって解決手段とする。
【0028】
この請求項4の本発明によれば、共振回路の共振周波数が搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されているので、電気光学素子に印加される信号が最大限に高まり、その結果、受信感度を最大限にアップすることができる。
【0029】
また、請求項5の本発明は、電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、前記電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスを有し、前記並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の一方に対し、大地に対して生じた前記入力信号を印加させ、前記並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の他方を、前記大地に対しフローティングさせたことを特徴とする受信回路をもって解決手段とする。
【0030】
この請求項5の本発明によれば、電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスを有し、並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の一方に対し、大地に対して生じた入力信号を印加させ、並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の他方を、大地に対しフローティングさせたので、並列回路と大地との間の浮遊容量と並列回路とで構成される共振回路により、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、フローティングで用いる装置内の受信回路の受信感度をアップすることができる。
【0031】
また、請求項6の本発明は、前記並列回路と大地との間の浮遊容量と当該並列回路とで構成される共振回路の共振周波数が前記搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されていることを特徴とする請求項5記載の受信回路をもって解決手段とする。
【0032】
この請求項6の本発明によれば、並列回路と大地との間の浮遊容量と当該並列回路とで構成される共振回路の共振周波数が搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されているので、電気光学素子に印加される信号が最大限に高まり、その結果、フローティングで用いる装置内の受信回路の受信感度を最大限にアップすることができる。
【0033】
また、請求項7の本発明は、前記電界光学素子に光を入射させたときに当該電界光学素子から出射される光の強度を基に前記並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段を備える請求項5または6記載の受信回路をもって解決手段とする。
【0034】
この請求項7の本発明によれば、電界光学素子に光を入射させたときに当該電界光学素子から出射される光の強度を基に並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段を備えるので、フローティングで用いる装置内の受信回路の受信感度をアップさせ、さらに調整することが可能となる。
【0035】
また、請求項8の本発明は、前記並列接続された誘導性リアクタンスは、巻き線と該巻き線に磁気的に結合された巻き線とからなるトランスと、一方の巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスとにより構成され、前記並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段は、前記巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させることを特徴とする請求項7記載の受信回路をもって解決手段とする。
【0036】
この請求項8の本発明によれば、並列接続された誘導性リアクタンスは、巻き線と該巻き線に磁気的に結合された巻き線とからなるトランスと、一方の巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスとにより構成され、並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段は、巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させるので、フローティングで用いる装置内の受信回路の受信感度をアップさせ、調整可能とし、さらに入力側と出力側を絶縁することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明の受信回路は、電界検出光学部110について発明されたものであり、図16〜18を参照して説明したように適用され、基本的には同様に作用する。そのため、従来に用いられたものと同一の構成要素には同一名称、同一符号を用ることで、詳細な説明は省略する。
【0038】
まず、受信回路の入力段を複数の実施の形態に分けて説明する。
【0039】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の入力段を示す図である。
【0040】
図1に示すように、第1の実施の形態の受信回路の入力段は、図19に示す受信回路の入力段における節点T1(受信電極111つまり信号電極129)と、内部の節点T3との間に誘導性リアクタンスXを接続し、節点T3を第1電極125に接続してなるものである。なお、電気光学素子123(EO)を挟んで第1電極125に対向する第2電極は、節点T2(グランド電極131)に接続され、節点T2は大地に接地されている。
【0041】
第1の実施の形態の受信回路の入力段を、容量性リアクタンスX(電気光学素子123(EO))と誘導性リアクタンスXの直列共振回路とすると、共振周波数は、節点T1と大地との間に印加される変調された入力信号Vsigにおける搬送波の周波数またはその近傍に設定されている。そのため、電気光学素子123(EO)に印加される信号をQ(本共振回路の先鋭度)倍、すなわちQ×Vsigにまで高めることができる。Qの値は、リアクタンス値と本共振回路の寄生抵抗で決まり、数十〜数百の値になる。入力信号Vsigは、交流である搬送波を変調した、例えば振幅変調信号(AM変調信号)、周波数変調信号(FM信号)、パルス変調信号(PM信号)、位相変調信号(PSK信号)である。
【0042】
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の入力段を示す図である。
【0043】
図2に示すように、第2の実施の形態の受信回路の入力段は、第1の実施の形態の受信回路の入力段における、誘導性リアクタンスXと容量性リアクタンスX(電気光学素子123(EO))を逆に接続したものであり、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0044】
[第3の実施の形態]
図3は、第3の実施の形態の入力段を示す図である。
【0045】
第3の実施の形態の入力段は、第1の実施の形態の入力段の電気光学素子123(EO)に並列に容量性リアクタンスXを付加してなるものである。
【0046】
この並列回路を容量性リアクタンスX’とし、第3の実施の形態の受信回路の入力段を、容量性リアクタンスX’と誘導性リアクタンスXの直列共振回路とすると、共振周波数は、節点T1と大地との間に印加される入力信号Vsigにおける搬送波の周波数またはその近傍に設定されている。
【0047】
かかる構成により、電気光学素子123(EO)の容量性リアクタンスを変えて共振周波数を設定する際に、当該容量性リアクタンスを大きくした場合と同等の効果が得られる。すなわち、電気光学素子123(EO)のサイズを小さくできる。
【0048】
[第4の実施の形態]
図4は、第4の実施の形態の入力段を示す図である。
【0049】
図4に示すように、第4の実施の形態の受信回路の入力段は、第3の実施の形態の受信回路の入力段における、誘導性リアクタンスXと容量性リアクタンスX’を逆に接続したものであり、第3の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0050】
[第5の実施の形態]
図5は、第5の実施の形態の入力段を示す図である。
【0051】
第5の実施の形態の受信回路の入力段は、図19に示す受信回路の入力段における節点T2と、新たな節点T3との間に容量性リアクタンスXを接続し、節点T3を第2電極127に接続し、さらに、電気光学素子123(EO)に並列に誘導性リアクタンスXを付加してなるものである。なお、節点T2(グランド電極131)は大地に接地されている。
【0052】
誘導性リアクタンスXの値は並列回路が誘導性リアクタンスX’となるように設定されている。この理由は後述する。
【0053】
第5の実施の形態の受信回路の入力段を、容量性リアクタンスXと誘導性リアクタンスX’の直列共振回路とすると、共振周波数は、節点T1と大地との間に印加される入力信号Vsigにおける搬送波の周波数またはその近傍に設定されている。したがって、電気光学素子123(EO)に印加される信号電圧をQ(本共振回路の先鋭度)倍、すなわちQ×Vsigにまで高めることができる。
【0054】
[第6の実施の形態]
図6は、第6の実施の形態の入力段を示す図である。
【0055】
図6に示すように、第6の実施の形態の受信回路の入力段は、第5の実施の形態の受信回路の入力段における、誘導性リアクタンスX’と容量性リアクタンスXを逆に接続したものであり、第5の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0056】
[第7の実施の形態]
図7は、第7の実施の形態の入力段を示す図である。
【0057】
第7の実施の形態の受信回路の入力段は、第5の実施の形態の受信回路の入力段における容量性リアクタンスXを、節点T2(グランド電極131)と大地の間の浮遊容量Cで代用したものである。すなわち、電気光学素子123と誘導性リアクタンスXの節点T1に対し、大地に対して生じた入力信号VSigを印加させ、電気光学素子123と誘導性リアクタンスXの節点T2を、大地に対しフローティングさせたものである。この第7の実施の形態の受信回路は、節点T2の大地への接地が不要なので、ウェアラブルコンピュータ1とともに用いられるトランシーバ3’の電界検出光学部110に適用することができる。
【0058】
ところで、第7の実施の形態の受信回路の入力段には、浮遊容量Cが利用されているため、当該浮遊容量Cは、受信回路の使用環境によって変化するため、図7の誘導性リアクタンスX’の値を調整する必要が生じる。第7の実施の形態の受信回路では、誘導性リアクタンスX’の値を自動的に調整する機能がある。
【0059】
図8は、第7の実施の形態の受信回路の全体構成を示す図である。
【0060】
図7の誘導性リアクタンスXは、図8では、可変誘導性リアクタンスXLVである。可変誘導性リアクタンスXLVは、さらに具体的に言えば、可変インダクタ、もしくはインダクタとキャパシタからなる2端子回路である。2端子回路を用いる場合は、可変インダクタと可変キャパシタの少なくとも一方を用いることにより可変誘導性リアクタンスXLVが実現できる。
【0061】
なお、図9に示すように、前記可変誘導性リアクタンスXLVを、節点T1とT2との間に接続される巻き線と該巻き線に磁気的に結合された巻き線からなるトランスと後者の巻き線に並列接続された可変誘導性リアクタンスXLV0とにより構成することができる。この構成によって、入力側(T1)と出力側(後述する可変リアクタンス制御信号1531)とを分離することができる。
【0062】
さて、第7の実施の形態の受信回路は、光−電気信号変換器151と信号強度モニタ回路152とリアクタンス調整回路153を有している。電気光学素子123(EO)から出射された透過光は、図示しない偏光ビームスプリッタに通された後、光−電気信号変換器151(具体的には、図18のフォトダイオード、若しくはフォトトランジスタ等)で電気信号(電圧の高低、または電流の大小)に変換され、変換された信号は受信信号として信号処理回路115へ出力されるとともに信号強度モニタ回路152に入力される。信号強度モニタ回路152は、例えば検波回路などで構成されており、光−電気信号変換器151で変換された電気信号の振幅の程度に応じた電圧/電流信号を出力する。リアクタンス調整回路153は、信号強度モニタ回路152からの出力に対応した制御電圧/電流を可変リアクタンス制御信号1531として出力する。そして、可変リアクタンス制御信号1531により、可変リアクタンスXLvの値を変化させる。
【0063】
なお、可変キャパシタとしては、機械的にまたは電気的に容量を変化させるもののどちらでも使用できる。また、可変インダクタとしては、機械的にまたは電気的にインダクタンスを変化させるもののどちらでも使用できる。
【0064】
ここで、リアクタンスについて説明する。
【0065】
リアクタンスはスカラー量であり、インダクタのように正値をとる場合を誘導性、キャパシタのように負値をとる場合を容量性という。
【0066】
図10は、誘導性リアクタンスの代表例を示す図である。図10(a)は、固定インダクタ、図10(b)は、可変インダクタであり、いずれも誘導性リアクタンスとして適用可能である。インダクタの場合は、図10(c)に示すように、リアクタンスの値は周波数の増大に比例して増加する。
【0067】
図11は、容量性リアクタンスの代表例を示す図である。図11(a)は、固定キャパシタ、図11(b)は、可変キャパシタであり、いずれも容量性リアクタンスとして適用可能である。キャパシタの場合は、図11(c)に示すように、リアクタンスの絶対値は周波数の増大に反比例して減少する(ゼロに漸近する)。
【0068】
図12(a)、図12(b)はそれぞれ、インダクタとキャパシタを直列接続した2端子回路、インダクタとキャパシタと抵抗を直列接続した2端子回路を示すを図である。当該2端子回路では、周波数によりリアクタンスの極性が変化する。すなわち、図12(c)に示すように、直列共振周波数fより低い周波数において、リアクタンスは容量性、fより高い周波数では誘導性を示す。
【0069】
図13(a)、図13(b)はそれぞれ、インダクタとキャパシタを並列接続した2端子回路、インダクタとキャパシタと抵抗を並列接続した2端子回路を示す図である。当該2端子回路では、周波数によりリアクタンスの極性が変化する。すなわち、図13(c)に示すように、並列共振周波数fより低い周波数において、リアクタンスは誘導性、fより高い周波数では容量性を示す。図12の直列回路との違いは、fの近傍で著しく大きいリアクタンスの値を得られることであり、例えば誘導性リアクタンスをインダクタだけで実現する場合に比べて、インダクタのサイズを小型化できる利点がある。
【0070】
なお、キャパシタおよびインダクタについては、受動素子を用いる他に、リアクタンストランジスタを利用することも可能である。
【0071】
リアクタンストランジスタとは、トランジスタに受動素子を付加して等価的にキャパシタもしくはインダクタの性質を持たせた2端子回路のことである。
【0072】
図14は、NチャネルMOSFETによるキャパシタンストランジスタの例を示す図である。MOSFETの相互コンダクタンスをg、キャパシタの容量値をC、抵抗の値をRとすると、実現される等価容量は(C・R・g)で与えられる。
【0073】
図15は、NチャネルMOSFETによるインダクタンストランジスタの例を示す図である。図14とは、キャパシタCと抵抗Rの位置関係が異なる。MOSFETの相互コンダクタンスをg、キャパシタの容量値をC、抵抗の値をRとすると、実現される等価インダクタンス値は(C・R/g)で与えられる。
【0074】
等価容量値、等価インダクタンス値の導出方法については、例えば、小柴、植田著、「発振・変復調回路の考え方」改定2版、オーム社、pp.133−136、平成3年12月発行に記載されている。
【0075】
また、リアクタンストランジスタに関しては、PチャネルMOSFET、接合形MOSFET、バイポーラトランジスタを用いても同様に実現可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の受信回路によれば、電気光学素子に直列接続された誘導性リアクタンスを有し、容量性リアクタンスである当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0077】
また、電気光学素子に並列接続された容量性リアクタンスと、電気光学素子と容量性リアクタンスとで構成される並列回路に直列接続された誘導性リアクタンスとを有し、容量性リアクタンスである並列回路と誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0078】
また、電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスと、並列回路に直列接続された容量性リアクタンスとを有し、誘導性リアクタンスである並列回路と容量性リアクタンスとで構成される共振回路に入力信号を印加させるので、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、受信感度をアップすることができる。
【0079】
また、電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスを有し、並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の一方に対し、大地に対して生じた入力信号を印加させ、並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の他方を、大地に対しフローティングさせたので、並列回路と大地との間の浮遊容量と並列回路とで構成される共振回路により、電気光学素子に印加される信号が高まり、その結果、フローティングで用いる装置内の受信回路の受信感度をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の入力段を示す図である。
【図2】第2の実施の形態の入力段を示す図である。
【図3】第3の実施の形態の入力段を示す図である。
【図4】第4の実施の形態の入力段を示す図である。
【図5】第5の実施の形態の入力段を示す図である。
【図6】第6の実施の形態の入力段を示す図である。
【図7】第7の実施の形態の入力段を示す図である。
【図8】第7の実施の形態の受信回路の全体構成を示す図である。
【図9】可変リアクタンスXLvにトランスを用いた例を示す図である。
【図10】誘導性リアクタンスの代表例を示す図である。
【図11】容量性リアクタンスの代表例を示す図である。
【図12】インダクタとキャパシタを直列接続した2端子回路を示す図である。
【図13】インダクタとキャパシタを並列接続した2端子回路を示す図である。
【図14】NチャネルMOSFETによるキャパシタンストランジスタの例を示す図である。
【図15】NチャネルMOSFETによるインダクタンストランジスタの例を示す図である。
【図16】複数のウェアラブルコンピュータ間通信を行う場合のイメージ図である。
【図17】人体を介したデータ通信を行うために用いるトランシーバの全体構成図である。
【図18】トランシーバ内の電界検出光学部110の詳細な構成を示した構成図である。
【図19】従来の受信回路の入力段を示す図である。
【図20】従来の受信回路を接地しない場合の入力段を示す図である。
【図21】図20の回路の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
T1…受信回路の入力節点
T2…受信回路のグランド節点
T3…受信回路の内部節点
sig…受信回路の入力信号
EO…電気光学素子の等価容量
…受信回路のグランド端子と大地間の浮遊容量(寄生容量)
…誘導性リアクタンス
LV,XLV0…可変誘導性リアクタンス
…容量性リアクタンス
…並列共振周波数,直列共振周波数
1…ウェアラブルコンピュータ
3…トランシーバ
4…ケーブル
5…PC
100…生体
101…入出力回路
103…送信部
105…送信電極
107,109…絶縁膜
110…電界検出光学部
111…受信電極
115…信号処理回路
117…波形整形回路
119…電流源
121…レーザダイオード
123…電気光学素子
125…第1電極
127…第2電極
129…信号電極
131…グランド電極
133…コリメートレンズ
135…第1波長板
137…第2波長板
139…偏光ビームスプリッタ
141a…第1の集光レンズ
141b…第2の集光レンズ
143a…第1のフォトダイオード
143b…第2のフォトダイオード

Claims (8)

  1. 電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、
    前記電気光学素子に直列接続された誘導性リアクタンスを有し、容量性リアクタンスである当該電気光学素子と前記誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路。
  2. 電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、
    前記電気光学素子に並列接続された容量性リアクタンスと、
    前記電気光学素子と前記容量性リアクタンスとで構成される並列回路に直列接続された誘導性リアクタンスとを有し、
    容量性リアクタンスである前記並列回路と前記誘導性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路。
  3. 電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、
    前記電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスと、
    前記並列回路に直列接続された容量性リアクタンスとを有し、
    誘導性リアクタンスである前記並列回路と前記容量性リアクタンスとで構成される共振回路に前記入力信号を印加させることを特徴とする受信回路。
  4. 前記共振回路の共振周波数が前記搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の受信回路。
  5. 電気光学素子を有し、交流である搬送波を変調してなる入力信号が前記電気光学素子に印加されたときの当該電気光学素子の光学特性の変化を検出する受信回路において、
    前記電気光学素子に並列接続された誘導性リアクタンスであって、当該電気光学素子と誘導性リアクタンスとで構成される並列回路が誘導リアクタンスとなる誘導性リアクタンスを有し、
    前記並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の一方に対し、大地に対して生じた前記入力信号を印加させ、
    前記並列回路における電気光学素子と誘導性リアクタンスの接続点の他方を、前記大地に対しフローティングさせたことを特徴とする受信回路。
  6. 前記並列回路と大地との間の浮遊容量と当該並列回路とで構成される共振回路の共振周波数が前記搬送波の周波数または該周波数の近傍に設定されていることを特徴とする請求項5記載の受信回路。
  7. 前記電界光学素子に光を入射させたときに当該電界光学素子から出射される光の強度を基に前記並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段を備える請求項5または6記載の受信回路。
  8. 前記並列接続された誘導性リアクタンスは、巻き線と該巻き線に磁気的に結合された巻き線とからなるトランスと、一方の巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスとにより構成され、
    前記並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させる手段は、前記巻き線に並列接続された誘導性リアクタンスの値を変化させることを特徴とする請求項7記載の受信回路。
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