JP2005004732A - ペンの動きに関連するパラメータを検討することによるドウェルジェスチャの検出 - Google Patents

ペンの動きに関連するパラメータを検討することによるドウェルジェスチャの検出 Download PDF

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Abstract

【課題】 システム、方法およびコンピュータ可読媒体を使ってペンベースのコンピューティングシステムに対する特定の電子ペンのジェスチャを「プレスアンドホールド」ジェスチャ(例えば、マウスの右ボタンクリックの動作を起動)として処理すべきかどうかを判断する。
【解決手段】 このような方法は、(a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた2つの異なるパラメータを測定するステップ、および(b)ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は測定したパラメータに基づいて判断するステップを含む。場合によって、システムおよび方法がプレスアンドホールドジェスチャが意図されているかどうかを直ちに判断できないと、再び測定を行うことができる(必要に応じて何回でも、またはタイムアウトが発生するまで)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、一般に、ペンベースのコンピューティングシステムの電子ペンを使ってなされるドウェルジェスチャ(dwell gesture)を検出し、そのジェスチャが「プレスアンドホールド(press−and−hold)」動作を構成するよう意図されたものであるかどうかを判断するためのシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。少なくともペンベースのコンピューティングシステムのある例においては、「プレスアンドホールド」動作を使って、そのコンピュータのオペレーティングシステムの様々な機能、例えば、従来のマウスボタンの右クリックの機能の起動および/またはアクセスのために使用することができる。
代表的なコンピュータシステム、特に、ワシントン州、レッドモンドのマイクロソフト社から入手可能なWindows(登録商標)オペレーティングシステムなど、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)システムを有するコンピュータシステムは、ユーザインターフェースを動作させるための、テキストを入力するためのキーボードなどの1つまたは複数の別個の入力装置や、1つまたは複数のボタンを備えたマウスなどのポインティングデバイスから、ユーザ入力を受け付けるように最適化されている。どこにでもある(ubiquitous)キーボードインターフェースおよびマウスインターフェースは、文書、スプレッドシート、データベースのフィールド、図面、写真などの高速な作成および修正を可能にする。
しかし、最近では、ペンベースのコンピューティングシステム(本明細書では、「スタイラスベースのコンピューティングシステム」または「タブレットPC」とも呼ぶ)が次第に人気を得てきている。少なくともこれらのシステムのあるものでは、ユーザが、電子ペン(本明細書では「スタイラス」とも呼ぶ)を使って、インターフェースの制御のために使用されるすべてのデータを含めて、すべてのデータをシステムに入力(例えば、一般に、従来のインターフェースでマウスを使って実行されるタスク)できるようにすることによって、従来のキーボードおよびマウスインターフェースの必要性が取り除かれている。
ペンだけを使ってデータをコンピュータに入力するということは、何か制約があるように聞こえるかもしれないが、実際には、ユーザが入力デバイスとしてペンだけを使ってペンベースのコンピューティングシステムと対話する際に、多大なフレキシビリティが提供されるシステムおよび方法が開発されている。例えば、ペンに1つまたは複数のボタン、またはその他の特徴を備えることによって、その機能を増大させることができる。より具体的な例として、従来のマウスの左右のボタンの機能を模倣し、かつ/または起動する、1つまたは複数のボタンをペンに設ける場合がある。別の例として、ペンを、典型的な「エンピツ」または「ペン」として実装することができる。この場合、一端が書くための構成要素(電子文書に電子インクを加えるための)を構成し、もう一端が、デジタイザの画面上を移動させることによってディスプレイの消去すべき部分が示される、「消しゴム」部分を構成する。このような特徴によって、最近のペンベースのコンピューティングシステムのフレキシビリティおよび受容性が大幅に増大している。
しかし、あるユーザにとっては、マウスの左ボタンおよび/または右ボタンの機能を模倣し、かつ/または起動する、電子ペン上の1つまたは複数のボタンを使うのが難しいことがあり得る。例えば、ペンのボタンは一般に小さく、また、ユーザによっては、その位置を見つけ、かつ/または正確に起動するのが難しい場合がある。さらに、場合によっては、ボタンの存在が、ボタンおよびそれに関連する機能の不注意な所望しない起動の原因となり、それによって、所望の入力データフローが妨げられて悪影響を受ける可能性がある。別の要因として、電子ペンに1つまたは複数のボタンを含めることは、誤って、かつ/または通常の消耗によって損傷を受けたり動作不能になる可能性がある追加ハードウェアをシステムに追加することになることが挙げられる。これらの要因は、ペンベースのコンピュータのユーザにとって、かなりのフラストレーションおよびコストをもたらす可能性がある。
上述の様々な難しさのために、ペンベースのコンピューティングシステムによっては、ペンが異なる方法でマウスの左右のボタンの機能の起動およびアクセスを行えるようにすることによって、ペン上にボタンを使用することを回避しているものもある。例として、ペンベースのコンピューティングシステムによっては、単にペン先でデジタイザの画面上またはその付近をタッピングする、またはそれをそこに置くだけで、従来のマウスの左ボタンの機能の起動またはアクセスが行えるようになっているものもある。このようなシステムによっては、電子文書をペンでタッピングすることによって、マウスの左ボタンのクリックを模倣して、文書中のその位置にカーソルを置くことができ、また、ユーザインターフェースの構成要素(ツールバーアイテムなど)をタッピングすることによって、マウスの左ボタンのクリックを模倣して、そのインターフェース構成要素に関連付けられた機能(例えば、プルダウンメニューの起動、文書またはアプリケーションの切替え、特定の機能の起動および/または実行など)を実行できるものがある。少なくともある種のペンベースのコンピューティングシステムにおいては、ペンをデジタイザに触れずにその表面からわずかに上方で保つこと(ペンがデジタイザ面よりも上部を「ホバリング」するので、「ホバリング」動作としても知られる)によって、従来のユーザインターフェース上で、ボタンをクリックせずにマウスを移動させるのと同じように機能させることができる。それによって、例えば、シャドーカーソルの表示、ペン先の真下にある情報の外観の変更、ペン先の真下にある情報に関連する追加情報の表示などがなされる。
このタイプのシステムのあるものでは、ペンだけを使って、ペン先をデジタイザの画面上に押し付け、かつ/またはペン先をデジタイザの画面のわずかに上方でホバリングさせた後、それを所定の時間だけ所定の位置で保つことにより、マウスボタンの「右クリック」の機能を起動し、またはそれにアクセスすることができる。少なくともある種のペンベースのコンピューティングシステムでは、この動作(本明細書では「プレスアンドホールド」とも呼ぶ)を使って、従来のマウスの従来の右ボタンのクリックに関連付けられた機能(例えば、様々な利用可能な機能が記載されたドロップダウンメニューの表示など)を起動し、またはそれにアクセスすることができる。
しかし、少なくともあるユーザにとっては、所定の時間(システムによってはほぼ1秒間)ペンを確実にしっかりと保持していることが難しい場合があるため、プレスアンドホールド動作を行うのが難しいこともあり得る。この問題を改善するために、ペンベースのコンピューティングシステムによっては、ペンが比較的小さい所定の空間(例えば、ある例では8×8デジタイザピクセル)内にプレスアンドホールド決定時間(例えば、ある例では750から1,000ミリ秒)だけ留まっていたかどうかを判断することによって、プレスアンドホールド動作が意図されているかどうかを判断するものがある。図1は、この状況の例を示している。ペン先10をデジタイザ面12に持ってきた後、そのペン先10が、その最初の接触点の周りの所定エリア14内に所定時間留まっていた場合、そのジェスチャは、プレスアンドホールドジェスチャとみなされて、そのように処理される。プレスアンドホールド決定時間内のいずれかの時点で、ペン先10がその所定エリア14の外側にはずれた場合には、そのジェスチャはプレスアンドホールドを構成しないと判断される。
上記の手順により、ユーザは、ペンベースのコンピューティングシステムのペンだけを使ってマウスの右ボタンのクリックの機能を容易に起動し、またはそれにアクセスすることができるが、この手順に関連する難しさもいくつかある。例えば、所定のプレスアンドホールドエリア14があまりに小さく定義されている場合(図2参照)、参照番号16で示すように、ペン先10が、所定エリア14の外側にうっかりはみ出ることが簡単に起き(特に一部のユーザの場合)、その結果、プレスアンドホールド処理が起動されないことになる。この特徴によって、一部のユーザにとってはプレスアンドホールド処理の起動が難しくなる可能性がある。一方、所定エリア14があまりに大きく定義されている場合(図1参照)、プレスアンドホールド処理が簡単に起動される可能性があり、意図していないときに起動される場合がある。例えば、小さいストローク(黒点など)を引こうとした場合、小さいブロックの選択あるいは、小さいエリアのクラッチアウトを行おうとした場合、これがプレスアンドホールド動作の起動またはアクセスの試みと誤って解釈されて、その結果、意図せずにプレスアンドホールド処理が開始される場合がある。これらの状況は共にデータ入力に悪影響を与える可能性があり、その結果、エラーおよび/またはユーザのフラストレーションが引き起こされる。
したがって、本発明の少なくともいくつかの態様は、上記に識別した様々な難しさを克服し、プレスアンドホールド処理の起動をより簡単に、より素早く、より信頼できるものにすることを追求するものである。
本発明の態様は、一般に、ペンベースのコンピューティングシステムのデジタイザの画面に対する電子ペンの特定のジェスチャを、「プレスアンドホールド」ジェスチャとして処理すべきであるかどうかについて判断するためのシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。本発明のいくつかのより詳細な態様は、(a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、(b)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2の異なるパラメータを測定するステップと、(c)ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は第1および第2のパラメータに基づいて判断するステップを含む方法を実施するためのシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。本発明のいくつかの例では、プレスアンドホールドジェスチャが意図されているかどうかをシステムおよび方法が直ちに判断できない場合には、再びパラメータの測定を行うことができ(必要に応じて何回でも、あるいは、タイムアウトイベントが発生するまで)、したがって、元のパラメータの測定以降に収集された追加パラメータ測定データを考慮に入れて、1回または複数回、判断を行うことができる。本発明のさらなる任意選択の態様は、最初に、ドウェルジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、ペンベースのコンピューティングシステムのユーザの特定の使用に基づいて判断するための基準を設定および/または調整すること(例えば、ユーザ入力に基づいて基準をカスタマイズすること)に関する。
上述の本発明の態様の概要、および以下の様々な例の詳細な説明は、添付の図面を参照しながら読むことによってよりよく理解できる。添付の図面は、例示の目的で含めたものであり、特許請求を行っている本発明を限定する目的で含めたものではない。
本発明の様々な具体例を、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。読者にわかり易いように、本明細書を次のようにいくつかの小節に分ける。すなわち、「用語」、「電子ペンのパラメータを使ったプレスアンドホールド動作検出についての一般的な説明」、「本発明で役立つハードウェアの例」、「本発明の具体例」および「結論」。
A.用語
本明細書では次の用語を使用する。別途記載されている場合、または文脈から明らかな場合を除き、これらの用語は以下に記載された意味を持つものとする。
「インク」または「電子インク」または「デジタルインク」―ペンベースのコンピューティングシステム上での、1つまたは複数の手書きストロークのシーケンスまたは集合。ストロークのシーケンスには、ストロークが順序付けられた形で含まれ得る。シーケンスは、ストロークがキャプチャされた時間によって、またはページ上のどこにストロークが現れたかによって順序付けることができる。その他の順番も可能である。ストロークの集合には、ストロークのシーケンス、または順序付けられていないストローク、またはそれらの組合せが含まれ得る。
「ストローク」−キャプチャされた点のシーケンスまたは集合。例えば、点のシーケンスは、コンピュータ画面上に、または別の方法で供給されると、線で接続され得る。あるいはまた、ストロークを、点、および次の点の方向へのベクトルとして表すことができる。さらに、ストロークを、点の単純リスト(または配列、またはテーブル)と呼ぶことができる。簡単に言えば、ストロークは、基礎をなす点の表現および/または何が点を接続しているかに関係なく、インクに関連する点またはセグメントのどれをも包含するよう意図されている。
「点」―空間中のある位置を定義する情報。例えば、点を、キャプチャ空間(例えば、デジタイザ上の複数の点)および/または表示空間(ディスプレイ装置の複数の点または複数のピクセル)に関連して定義することができる。二次元デカルト座標(X,Y)、極座標(r,Θ)、三次元座標((X,Y,Z),(r,Θ,ρ),(X,Y,t(tは時間))、(r,Θ,t)、四次元座標((X,Y,Z,t)および(r,Θ,ρ,t))、および当技術分野で知られているその他の技術を含む様々な既知の技術を使って、点を表現することができる。
「ペン」―電子文書にインクを入力する際に役立つ、任意のタイプのユーザ入力デバイス。
「ペンダウンイベント」―ペンがデジタイザの近くに接近し、デジタイザに接触し、かつ/またはその他の方法でデジタイザと相互作用したときに開始されるイベント。一般に、ペンダウンイベントは、ペンがデジタイザ面を離れ、その表面からある距離だけ移動し、かつ/またはその他の方法でデジタイザとの相互作用を停止したとき(例えば、デジタイザがペンの存在を感知しなくなる場合)に終了する(本明細書では「ペンアップイベント」とも呼ぶ)。「アクティブ」になっているペンもあるため、ペンがデジタイザ面に接触する前にペンダウンイベントが開始する場合がある(すなわち、デジタイザは、ペンがデジタイザ面に近づくと、またデジタイザ面の近くに留まっていると、ペンの存在を感知する場合がある)。さらに、ペンが実際にはデジタイザ面を離れた後も、ペンダウンイベントが持続している場合がある(すなわち、デジタイザは、ペンがデジタイザ面を離れた後も、それがデジタイザ面の近くに留まっている間、そのペンの存在を感知する場合がある)。場合によっては、あるいはシステムによっては、ペンダウンイベントがペンとデジタイザ面の間の実際の物理的接触が必要とされることがある。
「プレスアンドホールド」―コンピューティングシステムによって所定の処理を起動させるために、十分な時間、ペンの位置がほとんど変化することなく持続するペンダウンイベント。
「レンダリングする」または「レンダリングされた」または「レンダリング」―情報(テキスト、グラフィックス、および/または電子インクを含む)をどのように表示すべきか、画面上、印刷、または何らかのその他の方法による出力で表示すべきかを決定するプロセス。
「コンピュータ可読媒体」―ユーザがコンピュータシステム上でアクセスすることができる利用可能媒体。例として、「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むが、これに限定されるものではない。「コンピュータ記憶媒体」は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を記憶するための、いずれかの方法または技術で実装された、揮発性および不揮発性、取外し可能および取外し不可能媒体を含む。「コンピュータ可読媒体」は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、またはその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、またはその他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク装置、またはその他の磁気記憶装置、あるいは、所望の情報を記憶するために使用できて、コンピュータがアクセスできるいずれかのその他の媒体が含まれるが、それらに限定されるものではない。「通信媒体」は、一般に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータを、搬送波またはその他のトランスポートメカニズムなどの変調データ信号に具体化し、また、いずれかの情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、その中の情報が符号化されるような方法でその特性の1つまたは複数が設定または変更された信号を意味する。例として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体、音響、RF、赤外線、およびその他の無線媒体などの無線媒体を含むが、これらに限定されるものではない。上記のうちのいずれかの組合せも「コンピュータ可読媒体」の範囲に含まれるものとする。
B.電子ペンのパラメータを使ったプレスアンドホールド動作検出についての一般的な説明
一般に、本発明は、ペンベースのコンピューティングシステムで電子ペンを使ってなされるドウェルジェスチャを検出して、そのジェスチャが「プレスアンドホールド」動作を構成するかどうかを判断するためのシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。本発明の一態様は、(a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、(b)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、第2のパラメータが第1のパラメータとは異なるステップと、(c)ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は第1のパラメータおよび第2のパラメータに基づいて判断するステップを含む方法に関する。本発明のいくつかの例では、システムおよび方法が、何回の測定の後に、プレスアンドホールドジェスチャが意図されているかどうかを判断できなかった場合には、追加測定を行うことが可能であり(何回でも、またはタイムアウトイベントが発生するまで)、したがって、それ以前のパラメータの測定以降に収集された追加のパラメータ測定データを考慮に入れて、1回または複数回、測定を行うことができる。
本発明による方法を実行する間、広範にわたる様々なパラメータを評価し、考慮することができる。例えば、測定パラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択された少なくとも1つのメンバを含み得る。より具体的な例として、本発明の少なくともいくつかの例では、測定されたパラメータは、ペン安定性パラメータ、ストロークサイズに関する情報(例えば、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ストロークの高さ対幅比など)、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、およびペン移動の方向、速度、または加速度を含み得る。例えば、本発明のいくつかの例では、ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えた場合、または所定の割合で変化した場合、そのペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断することができる。さらに別の例として、ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えた場合、または所定の割合で変化した場合に、少なくともある場合においては、ペンダウンイベントが選択動作を構成すると判断することができる。
本発明のさらなる態様は、最初に、ドウェルジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを判断するための基準を設定および/または調整することに関する。例えば、これらの基準を、時間が経過するのに伴って、ペンベースのコンピューティングシステムに対するユーザの特定の入力および使用の特徴を考慮して設定および/または調整することができる。より具体的な例としては、本発明によるシステムおよび方法の少なくともいくつかの例では、ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを判断するための少なくとも1つの基準の設定および/または調整が、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて行われる。言い替えれば、適切な時期に(例えば、ユーザがペンベースのコンピューティングシステムのオペレーティングシステムを最初にセットアップしたときに)、ユーザに、1つまたは複数のサンプルの「プレスアンドホールド」オペレーションを行うことを求めることができ、それによって、システムは、それらのサンプルオペレーションに基づいて、プレスアンドホールドジェスチャを判断するための安定性基準および/またはその他の基準を設定および/または調整することができる。別の具体例として、ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを判断するための少なくとも1つの基準を、ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかに関する以前の判断に基づいて、時間の経過に伴って調整することができる。言い替えれば、本発明のいくつかの例によるシステムおよび方法は、ユーザがプレスアンドホールド処理の起動の試みを1回または複数回失敗したことを感知した場合に、および/または、ユーザが誤ってプレスアンドホールド処理を起動したことを感知した場合に、この情報に基づいてプレスアンドホールド処理を起動する基準を調整することができる。このようにして、本発明のいくつかの例によるシステムおよび方法は、特定のユーザの典型的な入力特性に合わせて、自分でカスタマイズしていくことができる。
本発明のさらなる態様は、上記の方法などの様々な方法を実施するためのシステムに関する。このようなシステムは、(a)入力を受け取るためのデジタイザと、(b)上記のパラメータなどの様々なペンの方向または相互作用パラメータを測定し、特定のペンダウンイベントをプレスアンドホールドジェスチャとして処理すべきかどうかを判断するためのプロセッサを含むことができる。別の例として、このようなシステムは、第1のパラメータを測定するための任意の適切な手段、第2のパラメータを測定するための任意の適切な手段、および、ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は第1および第2のパラメータに基づいて判断するための任意の適切な手段を含むことができる。
本発明のさらなる態様は、上記の様々な方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶しているコンピュータ可読媒体に関する。
本明細書では、「第1のパラメータ」および「第2のパラメータ」という用語を、単に2つのパラメータが互いに異なることを表すために、便宜的に使用している。「第1」および「第2」という用語が使用されていることを、測定の特定の時間的順番が要求されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本発明によるシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体では、本発明から逸脱することなく、第1および第2のパラメータを、任意の適切な順番で、同時に、重複したやり方で、異なる期間または異なる時間長で、および/または順番を変更して測定することができる。さらに、本発明から逸脱することなく、判断の際に任意の所望の数のパラメータを測定し、考慮することができる。
以下に、本発明の様々な態様および例を添付の図を参照しながら説明する。説明および図は、本発明の例として解釈すべきものであり、本発明を限定するものとして解釈してはならない。
C.本発明で役立つハードウェアの例
図3は、本発明の様々な態様を実装するために使用することができる、例示の汎用デジタルコンピューティング環境の概略図を示す。図3で、コンピュータ100は、処理装置110、システムメモリ120、およびシステムメモリ120を含めて様々なシステムコンポーネントを処理装置110に結合する、システムバス130を含む。システムバス130は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、およびローカルバスを含む、様々なバスアーキテクチャのいずれかを使用したいくつかのバス構造のうちいずれかであってよい。システムメモリ120は、読取り専用メモリ(ROM)140およびランダムアクセスメモリ(RAM)150を含む。
起動時などにコンピュータ100中の構成要素間の情報の転送の助けとなる基本ルーチンを含む、基本入出力システム160(BIOS)が、ROM140に記憶されている。コンピュータ100はまた、ハードディスク(図示せず)からの読取りおよびそこへの書込みを行うためのハードディスクドライブ170、取外し可能磁気ディスク190からの読取りおよびそこへの書込みを行うための磁気ディスクドライブ180、およびCD−ROMまたはその他の光媒体などの取外し可能光ディスク199からの読取りおよびそこへの書込みを行うための光ディスクドライブ191も含む。ハードディスクドライブ170、磁気ディスクドライブ180および光ディスクドライブ191は、それぞれ、ハードディスクドライブインターフェース192、磁気ディスクドライブインターフェース193、および光ディスクドライブインターフェース194によってシステムバス130に接続されている。これらのドライブおよびそれらに関連するコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、およびその他のデータの不揮発性記憶装置をコンピュータ100に提供する。当業者は、磁気カセット、フラッシュメモリカード、パンチカード、デジタルビデオディスク、ベルヌーイカートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)など、コンピュータがアクセス可能な、データを記憶することができるその他のタイプのコンピュータ可読媒体も、本発明から逸脱することなく、例示のオペレーティング環境において使用できることを理解されよう。
ハードディスクドライブ170、磁気ディスク190、光ディスク199、ROM140またはRAM150には、オペレーティングシステム195、1つまたは複数のアプリケーションプログラム196、その他のプログラムモジュール197およびプログラムデータ198を含む、いくつかのプログラムモジュールを記憶することができる。ユーザは、キーボード101およびポインティングデバイス102などの入力デバイスを介して、コンピュータ100にコマンドおよび情報を入力することができる。その他の入力デバイス(図示せず)には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナなどが含まれる。これらおよびその他の入力デバイスは、システムバスに結合されたシリアルポートインターフェース106を介して処理装置110に接続されていることが多いが、パラレルポート、ゲームポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)など、その他のインターフェースによって接続することもできる。さらに、これらのデバイスを、適切なインターフェース(図示せず)を介してシステムバス130に直接、結合することもできる。モニタ107またはその他のタイプの表示デバイスも、ビデオアダプタ108などのインターフェースを介してシステムバス130に接続される。パーソナルコンピュータは、一般に、モニタ107に加えて、スピーカやプリンタなどのその他の周辺出力デバイス(図示せず)を含む。一例では、フリーハンドの電子インク入力をデジタルにキャプチャするために、ペンデジタイザ165およびそれに付随するペンまたはスタイラス166が提供される。ペンデジタイザ165およびシリアルポートインターフェース106の間の直接接続を示してあるが、実際には、当技術分野で知られているように、ペンデジタイザ165を直接、処理装置110に結合すること、パラレルポート、別のインターフェース、およびシステムバス130に結合することができる。さらに、デジタイザ165をモニタ107とは別のものとして示してあるが、デジタイザ165の使用可能入力エリアをモニタ107の表示エリアと同じ広がりをもつものとしてもよい。さらに、デジタイザ165をモニタ107中に統合することができ、あるいは、モニタ107上に載せる、またはその他の方法でモニタに追加される別個のデバイスとして存在させてもよい。
コンピュータ100は、リモートコンピュータ109などの1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使ったネットワーク化された環境において動作することができる。リモートコンピュータ109は、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイス、またはその他の一般的なネットワークノードであり得る。また、リモートコンピュータ109は、一般に、コンピュータ100に関連して上記に説明した構成要素の多くまたはすべてを含む。ただし、図3には、メモリ記憶装置111しか示していない。図3に示す例示の論理接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)112および広域ネットワーク(WAN)113を含む。このようなネットワーキング環境は、有線および無線接続の両方を使った、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、およびインターネットにおいてはごくありふれたものである。
LANネットワーキング環境において使用する場合、コンピュータ100を、ネットワークインターフェースまたはアダプタ114を介してローカルネットワーク112に接続することができる。WANネットワーキング環境において使用する場合、パーソナルコンピュータ100は、一般に、モデム115、またはインターネットなどの広域ネットワーク113を介して通信を確立するためのその他の手段を含む。コンピュータ100に内蔵または外付けすることができるモデム115を、シリアルポートインターフェース106を介してシステムバス130に接続することができる。ネットワーク環境においては、パーソナルコンピュータ100に関連して説明したプログラムモジュール、またはその一部を、リモートメモリ記憶装置111に記憶することができる。
図示のネットワーク接続は例示にすぎず、コンピュータ間の通信リンクを確立するためのその他の技術も使用できることを理解されたい。TCP/IP、UDP、イーサネット(登録商標)、FTP、HTTPなどの様々な周知のプロトコルのいずれかの存在を前提として、本システムを、ユーザがウェブベースのサーバからウェブページを検索できるようにする、クライアント/サーバ構成において動作させることができる。様々な従来のウェブブラウザのいずれかを使って、ウェブページ上のデータを表示および処理することができる。
図4は、本発明の様々な態様に従って使用することができる、例示のペンまたはスタイラスベースのコンピューティングシステム201(例えば、タブレットPC、PDAなど)を示す。図3のシステムの特徴、サブシステム、および機能のいずれかまたはすべてを、図4のコンピューティングシステム中に含めることができる。ペンまたはスタイラスベースのコンピューティングシステム201は、大型のディスプレイ面202、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)の画面などのデジタイジングフラットパネルディスプレイを含み、この上で複数のウィンドウ203が表示される。ユーザは、スタイラス204を使って、デジタイジングディスプレイ面202上で、選択、強調表示および/または書込みを行うことができる。適切なデジタイジングディスプレイ面202の例としては、Mutoh Co.またはWacom Technology Co.から入手可能なペンデジタイザなどの電磁気ペンデジタイザが挙げられる。その他のタイプのペンデジタイザ、例えば、光デジタイザも使用できる。ペンまたはスタイラスベースのコンピューティングシステム201は、スタイラス204を使ってなされたジェスチャを解釈して、データを処理し、テキストを入力し、図面を作成し、かつ/または表計算やワープロプログラムなどの従来のコンピュータアプリケーションタスクを実行する。
スタイラス204には、1つまたは複数のボタン、またはその機能を増補するためのその他の特徴を設けることができる。一例では、スタイラス204を「エンピツ」または「ペン」として実装することができ、この場合、その一端が書くための部分を構成し、もう一端が、ディスプレイ上を移動させることによってディスプレイの消去すべき部分が示される、「消しゴム」部分を構成することができる。マウスやトラックボールなど、その他のタイプの入力デバイスも使用できる。さらに、ユーザ自身の指がスタイラス204になり得、タッチ検知または接近検知ディスプレイ上に表示された画像の部分を選択または指示するために使用できる。したがって、本明細書で使用している「ユーザ入力デバイス」という用語は広く定義され、スタイラス204などの周知の入力デバイスの多くの変形を包含するものとする。領域205は、スタイラス204がディスプレイ面202に接触したかどうかをユーザが判断できるようにする、フィードバック領域または接触領域を示す。
様々な例において、本システムは、インクをキャプチャし、処理し、記憶するためにアプリケーションプログラムが使用できる、1組のCOM(コンポーネントオブジェクトモデル)サービスとして、インクプラットフォームを提供する。このインクプラットフォームはまた、拡張可能マークアップ言語(XML)のような言語が含まれる、マークアップ言語を含むことができる。さらに、本システムは、別の実装としてDCOMを使用することができる。しかし、マイクロソフト社のWin32プログラミングモデルおよび.Netプログラミングモデルを含めて、さらなる実装を使用することができる。これらのプラットフォームは市販されており、また、当技術分野で知られている。
次に、本発明を、残りの図を参照しながら説明する。これらの図面は、本発明の様々な例、および本発明の説明に役立つ情報を示している。この詳細な説明に含まれている特定の図および情報を、本発明を限定するものとして解釈してはならない。
D.本発明の具体例
上述のように、少なくともある種のペンベースのコンピューティングシステムにおいては、電子ペンを使って、例えば、ペン先を画面上でタッピングすることによって、および/または「プレスアンドホールド」動作を使ってペンを用いて機能を起動することによって、ユーザインターフェースを制御するために使用される入力の少なくとも一部がコンピューティングシステム中に入力される。本発明の例には、小さいストローク(例えば、黒点、スクラッチアウトなど)を生成したり、狭いまたは小さいストロークおよび/またはテキストの選択を行ったりするなどのその他のペンによる動作から、プレスアンドホールド動作を区別する際の助けとなる、システム、方法、およびコンピュータ可読媒体が含まれる。
図5aおよび5bは、上記に提起した問題について、混乱させ、誤解を招く可能性があるペン入力の例を示す。具体的には、図5aに示すように、「large」という単語の「l」の文字のすぐ左側の点300において、ペンダウンイベントが発生している。同じ「l」の文字のすぐ右側の点302で、ペンアップイベントが発生している。この例では、ペンベースのコンピューティングシステムおよび方法にとって、ユーザが、(a)プレスアンドホールド処理の起動(例えば、マウスの右ボタンクリックの起動)を意図しているのか、(b)単語「large」中の文字「l」の選択を意図しているのか、あるいは、(c)何か他の動作(例えば、ストロークを引く、スクラッチアウトを行うなど)を意図しているのかを判断することが難しい場合がある。図5bでは、インクの単語「large」の後にカンマを書くために、点310でペンダウンイベントが生じ、点312でペンアップイベントが生じている。この例では、ペンベースのコンピューティングシステムおよび方法にとって、ユーザが、(a)カンマに相当する電子インクの追加を意図しているのか、(b)プレスアンドホールド処理の起動を意図しているのか、あるいは、(c)何か他の動作を意図しているのかを判断することが難しい場合がある。プレスアンドホールド処理の誤った起動、および/またはプレスアンドホールド処理の起動を所望している場合の誤りによる失敗は、ユーザを混乱させ、かつフラストレーションを与えるものである。また、文書中に誤りを生じさせる可能性がある。一方、プレスアンドホールド処理が要求されているかどうかをペンベースのコンピューティングシステムおよび方法が判断している間、長い時間待たせられることも、ユーザにとってはフラストレーションとなり得る。
本発明の例は、少なくともある場合には、ドウェルジェスチャ(または、短いかもしくは狭いストローク)がプレスアンドホールド動作または何か他の動作を構成するよう意図されているのかどうかを判断する正確さを改善する。さらに、本発明の例は、少なくともある場合には、特定のジェスチャがプレスアンドホールド動作または何か他の動作を構成するよう意図されているかどうかの判断をより急速に行うことを可能にする。
一般に、本発明の少なくともいくつかの例による方法は、(a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、(b)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2の異なるパラメータを測定するステップと、(c)ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャ(および/または何かその他の動作)を構成するかどうかを、少なくとも一部は第1のパラメータおよび第2のパラメータに基づいて判断するステップとを含む。
上述のように、本発明によるシステムおよび方法では様々なパラメータを測定することができるが、2つの有用なパラメータの例として、ペンダウンイベント中のペンの安定性を測定するパラメータと、ペンダウンイベント中のストロークサイズに関する情報を提供するパラメータが挙げられる。ペン安定性係数は、ペンダウンイベント中に、ペンが特定の点、および/またはデジタイザ画面に対する所定のエリア内に留まっていた程度を表す、いずれかの任意の適切な測定値であってよい。ペンが所与のエリア内に留まっていて、かつ/または非常にゆっくり移動する場合、より「安定している」とみなされる。ペンダウンイベント中にペンが安定しているほど、ユーザがプレスアンドホールド処理を起動しようしている可能性が高い。ペンダウンイベント中にペンが安定していない場合、これは、プレスアンドホールド処理が意図されている可能性が低いことを表す。
本発明から逸脱することなく、様々なパラメータを測定するためのいずれかの適切な方法を使用することができる。例えば、ペンの安定性を測定するために、本発明によるシステムおよび方法は、デジタイザ画面に対するペンの位置(例えば、X座標および/またはY座標)および/または時間に伴う、デジタイザ画面に対するペンの位置の変化(例えば、時間に伴うX座標および/またはY座標の変化(ペン移動の速度または加速度))を測定することができる。
以下に、本発明のいくつかの例に従って使用できる、安定性パラメータの測定のより具体的な例を記載する。市販のペンベースのコンピューティングシステムは、デジタイザ画面に対するペン先の位置を表すデータ(例えば、デジタイザ画面上のペン先の位置のX座標およびY座標)をコンピュータプロセッサに定期的に送ることができるデジタイザを含む。利用可能なシステムによっては、7.5ミリ秒など、所定の間隔でペン先の座標を送ることができるものがある。したがって、ユーザがプレスアンドホールド動作を構成する可能性がある何らかの動作(例えば、ペンダウンイベント)を開始すると、デジタイザは、7.5ミリ秒ごとに(または別の適切な間隔で)ペン先の位置をプロセッサに知らせる。プレスアンドホールドが意図されている場合、一般に、ユーザがプレスアンドホールド処理の起動を試みている間、ペン先はあまり動かない。ただし、ユーザによっては、長い時間、ペンを完全にじっとさせていることができない場合もあるため、ある程度、ペン先の位置がぶれることが予想される。したがって、プレスアンドホールドの起動の試みの間、プロセッサは、そのプレスアンドホールドの試みに伴い収集された、ペン先の位置である点のリストを受け取る。プレスアンドホールド動作の起動を試みる場合に、時間に伴い生じる可能性があるデジタイザの点のリストは、以下のようになる。
Figure 2005004732
「安定性係数」、すなわちこの例の「S」は、単に、ペン先の位置のX座標およびY座標が前の測定から変化していない測定の連続回数を表しているだけである。したがって、このデータから、任意の適切な方法で「動作の安定性パラメータ」を求めることができる。例えば、平均および/または中間安定係数を安定性パラメータとして使うことができる。上記のリスト中に記載されているデータについて言えば、60ミリ秒間の測定時間の間の平均安定性係数に対応する安定性パラメータは、2.25である。この例では、安定性パラメータが高いほど、その時間の間のペンの安定性が高く、ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性が高い。
もちろん、必要であれば、プレスアンドホールドジェスチャに所定のより長い(lower)制限時間を設定することができる。本発明のいくつかの例では、ある動作をプレスアンドホールドジェスチャとみなすことができるまでに、少なくとも300ミリ秒間、またはさらに400ミリ秒間、その動作が持続していなければならない。このように制限時間を長くすることによって、本発明の、制限時間が長い例においては、プレスアンドホールド処理の判断に移るためのデータを収集する時間が得られる。
容易に明らかなように、本発明から逸脱することなく、いくつかの異なる方法で、任意の適切なやり方で安定性を測定することができる。例えば、本発明のいくつかの例によるシステムおよび方法は、ペンが移動しなかった測定の連続回数をカウントするのではなく、測定時間の間にペンが共通の位置に見つけられた、全体の回数をカウントし、その平均回数または中間回数を安定性パラメータとして使用する。別の例として、本発明によるシステムおよび方法は、単にX座標およびY座標が変化した回数を求めて、その値を安定性パラメータとして使用することができる。(例えば、所定の測定回数を超える高い変化率は、ペンの位置が安定していないことを表す一方、低い変化率は、ペンの位置が安定していることを表す。)さらに別の例として、本発明によるシステムおよび方法は、読取りの間のペン先の移動距離を測定し、この値(例えば、ペン先の移動の平均値または中間値)を安定性パラメータとして使用することができる。本発明から逸脱することなく、その他の測定も可能である。
ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた測定パラメータの別の有用な例は、ペンダウンイベント中の「ストロークサイズ」についての情報に関するものであり得る。本発明から逸脱することなく、この測定には様々なストロークサイズパラメータを使用することができる。これには、全ストローク長、全ストローク幅、全ストローク高さ、ストローク長、幅、および/または高さの変化、ストロークの幅対高さ比などが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
ストロークの安定性と同じように、ストロークサイズに関する情報を、ペンダウンイベントの発生に伴って収集することができる(例えば、ペンダウンから各測定時までの全ストローク幅、ペンダウンから各測定時までの全ストローク高さ、ペンダウンから各測定時までの全ストローク長など)。全ストローク幅対ストローク高さ比は、所与のストロークがプレスアンドホールド動作を構成するよう意図されたものであるかどうかを判断する際に役立つ、1つの便利なパラメータである。幅対高さ比が高いストロークは、幅対高さ比が低いストロークに比べてプレスアンドホールド動作を構成する可能性が低い。
図6a〜6cは、このストロークサイズパラメータおよびその判断を説明するのに役立つ。例えば、図6aは、点400のペンダウンイベントから点402の測定時までに形成されたものとしてストローク406を示す。この間、ペン先は図示のように移動し、404で示す「境界ボックス」は、この間に生成された全ストローク406を囲っている。境界ボックスの全幅Wを、その全高さHで割ることにより、ペンダウンイベントから測定時までのストロークのストローク幅対高さ比を得ることができる。この幅対高さ比を、特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成するよう意図されたものであるかどうかを判断する際のパラメータとして使用することができる。
図6aは、ストロークの幅対ストロークの高さの比が1よりもいくぶん少ない場合の例を示す。幅対高さ比が低いほど、所与のストロークがプレスアンドホールド動作を構成するよう意図されたものである可能性が高くなる。一方、図6bおよび6cは、ユーザが「選択」動作を試みているときに現れる典型的なストロークを示す。図6bに示すように、ストローク416のペンダウンイベントが、図の左側の点410で発生しており、ペン先の位置が点412に突き止められたときに測定が行われる。この場合、多くの選択動作が意図されたときに特徴的であるように、全ストローク幅Wは、全ストローク高さHよりもかなり大きく、その結果、ストロークの幅対高さ比のパラメータが比較的高くなる(図示の例では、W/Hはおよそ5である)。図6cからわかるように、この場合、ユーザは、「large」という単語を選択するための「選択」動作としてストローク416が処理されることを意図している。
上記の説明から容易にわかるように、ストロークサイズ情報を様々な異なる方法で使って、所与のペンダウンイベントがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断するためのパラメータを提供することができる。例えば、本発明から逸脱することなく、ストロークの幅対高さ比を求める代わりに、ストロークの高さ対幅比、全ストローク幅、ストローク幅の変化、ストロークの幅対高さ比の変化、ストロークの高さ対幅比、全ストローク長、ストローク長の変化、またはその他のパラメータを求めて、ストロークサイズパラメータとして使用することができる。
さらに、特定のジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断する際に、広範にわたる様々なパラメータを使用することができる。これらのパラメータの例は、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した、少なくとも1つのメンバを含む。以下の記載では、主として安定性およびストロークサイズを、プレスアンドホールド動作が意図されているかどうかを判断するための2つのパラメータとして使用することを説明するが、当業者は、本発明から逸脱することなく、上記のパラメータを含めて、任意の適切なパラメータを使用できることを理解されるであろう。さらに、以下の具体例では2つのパラメータを使用することを説明するが、当業者は、本発明から逸脱することなく、判断において任意の適切な数のパラメータおよび/または上記のパラメータの組合せを使用できることを理解されよう。
図7は、本発明のいくつかの例により役に立つ、特定のジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断するための例示的プロセスを示す流れ図を含む。手順が開始すると(S500)、本発明の本例によるシステムおよび方法は、「ペンダウン」イベントが発生しているかどうか(例えば、ペンがデジタイザ画面の表面に接触または接近したかどうか)を判断するS502。発生していない場合(応答NO)、本発明の本例によるシステムおよび方法は、必要があればその他の処理を実行しS504、本プロセスを終了するS506(これには、例えば、その他の処理への移動および/またはさらなるユーザ入力に対する待機が含まれ得る)。
S502でペンダウンイベントが発生している場合(応答YES)、本発明の本例によるシステムおよび方法は、安定性の測定を行いS508(例えば、上述のように、ペン先のX座標およびY座標を求めることにより)、ストロークサイズの測定を行うS510(例えば、上述のように、全ストローク幅および高さを求めることにより)。
上記に一般的に説明したように、本発明で動作することが可能なものを含めて、ペンベースのコンピューティングシステムは、一般に、安定性の測定およびストロークサイズの測定を行う際に使用する、基礎をなすデータを頻繁に供給することができる(例えば、7.5ミリ秒ごとに)。プレスアンドホールドの判断は、安定性の測定および/またはストロークサイズの測定に関するデータが測定されるたびに新たに行い得るが、それが行われることによって、特に、少しのデータしか利用可能ではなく、ユーザがプレスアンドホールド動作を意図しているという積極的な判断ができる可能性が低い、測定の早い段階においては、コンピューティングシステムリソースが不必要に縛り付けられることがある。したがって、本発明の本例においては、ユーザがプレスアンドホールドオペレーションを意図しているかどうかを判断する処理を、10測定サイクルごとに1回行う(例えば、システムおよび方法によっては、75ミリ秒、150ミリ秒、225ミリ秒などに対応する、10回目、20回目、30回目などの測定サイクルの後で行うものがある。)容易にわかるように、本発明から逸脱することなく、プレスアンドホールドの判断を任意の測定サイクル数の後(必要であれば毎測定後)いつでも行うことができ、かつ/または、プレスアンドホールドの判断を行う頻度を、ペンダウンイベントの経過に伴って変更することができる。
10測定サイクル後に、または別の所望の間隔でプレスアンドホールド判断処理を実施することによって、本発明の本例によるシステムおよび方法は、少なくとも場合によっては、あるジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成しているか構成していないかを早い段階で判断することができる。例えば、デジタイザ面に対するペンの連続的および/または急速な移動(例えば、非常に低い安定性および/または非常に高い幅対高さ比および/または非常に大きいストロークサイズ)によって、そのジェスチャがプレスアンドホールドを構成するはずはないという結論を早い段階で得ることができる。別の例として、ペンの位置が非常に安定していることによって、そのジェスチャがプレスアンドホールドの試みを構成しているという判断を早い段階で下すことができる。必要であれば、プレスアンドホールドであるという肯定的な判断には、300ミリ秒、400ミリ秒、450ミリ秒にわたる測定など、所定の最低測定サイクル回数が必要とされるようにすることができる。したがって、プレスアンドホールド処理を頻繁に行うことによって、これらのより容易に認識される場合のいくつかでは、より素早く処理されるようにすることができ、これは、ユーザによって観察される処理の遅延を低減するのに役立つ(すなわち、ユーザは、プレスアンドホールド処理が起動されるたびに、750ミリ秒〜1,000ミリ秒の時間いっぱいまで待つ必要がない)。
図7に戻ると、本発明の本例に従って、安定性およびストロークサイズの測定で使用された、基礎をなすデータが取得された(S508およびS510)後、システムは次に、これが10回目、20回目、30回目などの測定サイクルであるかどうかを判断する(S512)。そうでない(応答NO)場合、手順はステップS502に戻り、ステップS502、S504、S506、S508および/またはS510を適宜繰り返す。S512での応答がYESの場合、ユーザがプレスアンドホールドジェスチャを意図しているかどうかを判断する処理が実行される。この例示的手順の第1のステップとして、ペンダウンイベントが開始された後の測定値が処理されて(必要であれば)、判断に必要な様々なパラメータが供給される(S514)。これには、例えば、上述のように、平均安定性係数Sおよび/またはストロークのW/H比の算出が含まれ得る。パラメータが利用可能になると、本発明の本例によるシステムおよび方法は、そのパラメータを使って、次に、ジェスチャをプレスアンドホールドジェスチャと称することができるかどうかを判断する(S516)。この判断は、本発明から逸脱することなく、任意の適切な方法で行うことができる。以下に、図8a〜8dに関連して、一例としての方法をより詳細に説明する。最低プレスアンドホールド期間は、上述のように、S516でジェスチャがプレスアンドホールドであるかどうかを判断する際に考慮される係数とすることができる。
S516でジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断された場合(応答YES)、プレスアンドホールド処理が起動される(S518)。これによって、ドロップダウンメニューが表示され、またはその他の処理が開始される。そして手順は終了し(S520)、例えば、次のユーザ入力を待機つ。
しかし、S516で、ジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャであるか否かを判断できなかった場合(データが不十分または判断保留のため、あるいは時間が満了していないため、応答はNO)、システムは、次に、ジェスチャが依然としてプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があるかどうかについて判断する(S522)。例えば、狭いストローク(低い幅対高さ比)または適度に安定したストロークについては、さらなるデータの測定(例えば、時間の)および処理によって、本発明の本例によるシステムおよび方法は、プレスアンドホールドジェスチャが意図されていると肯定的に判断することができる。したがって、依然としてプレスアンドホールドジェスチャを構成すると考えられるが、現在の測定レベルではそうであると判断できない(S522で応答YES)ジェスチャについては、処理はS502に戻り、そこでさらなる1組の10回の測定が行われる(S508およびS510。この追加時間の間、ペンダウンイベントが持続していると想定する―ペンダウンイベントジェスチャであると判断できる前にペンダウンイベントが終了した場合(S502で応答NO)、システムは、プレスアンドホールドが意図されていなかったと判断して、その他の処理が実行される(必要であれば、S504))。
S522で、ジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性はないと判断された場合(応答NO)、必要があればその他の処理が実行され(S524)、手順は終了する(S520)(例えば、その他のユーザ入力を待機し、かつ/またはその他の処理を実行する。)その他の処理には、例えば、そのペンダウンイベントを新たなインク入力ストロークとして扱うこと、選択動作として扱うことなどが含まれ得る。
様々な理由によって、ジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成する可能性はないという判断に至る(S522で応答NO)。例えば、ペンのデジタイザ面に対する連続的および/または急速な移動(非常に低い安定性および/または非常に高い幅対高さ比)によって、そのジェスチャがプレスアンドホールドを構成するはずはないと早い段階で判断できる。別の例では、プレスアンドホールドの判断のタイムアウトが発生した場合(例えば、1秒間など、所定の時間内にプレスアンドホールドが確認できなかった場合)には、プレスアンドホールド処理は開始しない。依然としてプレスアンドホールド動作が意図されている可能性があるかどうかを判断する際に、その他の様々な要因および/またはパラメータを考慮することもできる。
また、図7に関連して説明した手順は、本発明のいくつかの例で使用するのに適した処理の例にすぎない。本発明は、図7に記載の特定のステップ、および/またはそれらの特定のステップのみを実行することができるシステムに限定されるわけではない。当業者は、本発明から逸脱することなく、少なくとも場合によっては、様々な異なるパラメータを様々な判断において測定および/または使用できること、追加ステップを実行できること、様々なステップの順番を変更できること、特定のステップを削除できることなどを理解されよう。
任意の適切なアルゴリズムまたは方法を使って、判断に関与するパラメータから、プレスアンドホールドが意図されているかどうかを判断することができる。例えば、測定されたパラメータに基づいて、パラメータ値の特定の集合または組合せがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうか、パラメータ値の特定の集合または組合せが何か別の動作(例えば、インクストローク、選択動作など)を構成するかどうか、および/または、算出あるいは決定されたパラメータ値に基づいてジェスチャの特性をまだ判断することができないかどうかを判断するための「ルックアップテーブル」または機能を考案することができる。
図8a〜8dは、特定のジェスチャ(それらの測定されたパラメータの観点から)がプレスアンドホールドジェスチャまたは特定の他の動作を構成するかどうかの判断を可能にするために作成および使用することができる様々なチャートまたは「ルックアップテーブル」の例を示す。具体的には、図8a〜8dに示す例では、安定性パラメータが縦軸(下に行くほど安定性が増す)に示され、ストロークの幅対高さ比(または別のストロークサイズパラメータ)が横軸(右に行くほど比率が高くなる)に示されている。図示のように、図8aは、図7の手順から10測定サイクル後に使用するための例示のルックアップテーブルの例を示し、図8bは、20測定サイクル後に使用するための例示のルックアップテーブルを示し、図8cは、100測定サイクル後の例示のルックアップテーブルを示す。ペンダウンイベントの早い段階(例えば、10測定サイクル後)では利用可能なデータが比較的少ないため、10測定サイクル後に使用するためのルックアップテーブル(図8a)は、きわめて慎重あり、きわめて安定した狭いストローク(領域E)についてのみ、プレスアンドホールドであることを肯定する判断を行い、また、非常に急速な移動および/または広いストローク(領域B)についてのみ、選択動作であることを肯定する判断を行う。この測定レベルでは、ストロークを領域A、C、DおよびF内に配置させるパラメータを有するストロークについての判断を行うことはできない(上述のように、所望であれば、プレスアンドホールド動作の判断に、30〜50サイクルなど、所定の最低測定サイクル数が要求されるようにすることができる。)しかし、20測定サイクル後では、測定においてより大量のデータが使用されているため、ルックアップテーブル(図8b)がいくぶん積極的になっている。したがって、図8bに示すように、領域BおよびEが、その他の領域(A、C、DおよびF)を犠牲にしていくぶん大きくなっている。各処理レベルごとに、異なる「ルックアップ」テーブルまたは機能を供給することができる。100回の測定後、領域BおよびEは、その他の領域を犠牲にしてさらに大きくなる(図8c参照)。
ルックアップテーブル中の様々な領域分割線の位置を、本発明から逸脱することなく、任意の適切な方法で求めることができる。例えば、様々な線の位置を、ペンベースのコンピューティングシステムを使用している多数のユーザから入手した経験的データを使って求めることができる。さらに、様々な分割線は、直線である必要はない。そうではなく、図8dに示すように、曲線、不規則線または非直線の方が、領域BおよびEなどの重要な領域をより良く定義することができる。
しかし、図8a〜8dは、パラメータをどのように使って、特定のジェスチャがプレスアンドホールド動作であるかどうかを判断するかを示す助けとなる例にすぎないことを理解されたい。本発明によるシステムおよび方法が、実際にパラメータをグラフ上に示して、これらの図に示すタイプの二次元(またはより多くの次元の)ルックアップテーブルを生成あるいは使用しなければならないという要件はない。例えば、適切な場合には、本発明のいくつかの例によるシステムおよび方法であれば、数値テーブルを使って、様々な組合せのパラメータについて得られた結果を示すことができる。別の例として、本発明のいくつかの例によるシステムおよび方法は、数値関数(例えば、実際のユーザ入力データから引き出した数値関数)を使って、特定の組合せの入力パラメータがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断する場合がある。このタイプの関数の例として、例えば以下が挙げられる。
F(x,y)=Kx+Ky+K
上式で、xは第1のパラメータ(例えば、決定または算出された安定性パラメータ)を表し、yは第2のパラメータ(例えば、決定または算出された幅対高さ比)を表し、K、K、Kは定数(例えば、経験的データから引き出され、かつ/または得られた定数)を表し、F(x,y)は、この関数の算出された値を表す。この例では、(a)F(x,y)>所定の基準値Aの場合に、ジェスチャはプレスアンドホールド動作であると判断され(安定性係数が影響する)、(b)F(x,y)<所定の基準値Bの場合に、ジェスチャはプレスアンドホールド動作ではないと判断され(選択またはストロークまたはその他の該当する動作であり、幅対高さ比が影響する)、(c)B<F(x,y)<Aの場合には、結果が不確定であり、システムはさらなる測定を続けるか、またはプレスアンドホールド処理を起動することなくタイムアウトする。AおよびBは、所定の基準値(例えば、経験的データから引き出され、かつ/または得られた基準値)を表す。A、B、K、K、Kは、実施された測定の回数、個々のユーザ入力など、様々な要因によって変化し得る。
さらに、あらゆる場合において、特定のジェスチャがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかに関する最終的な判断を下すために、少なくとも2つのパラメータを使う必要があるわけではない。例えば、急速に移動しているストロークは、その安定性パラメータ、幅/高さ比パラメータ、またはペン先速度パラメータなどだけに基づいて、プレスアンドホールド以外の何かを構成すると判断することができる。この例では、その非プレスアンドホールド(non−press−and−hold)の判断は、わずかな測定サイクル数の後に素早く行うことができる。
本発明のいくつかの例のさらなる特徴によって、システムおよび方法は、特定のユーザの特性に基づいて、プレスアンドホールドの判断をカスタマイズすることができる。このように、本発明の少なくともいくつかの例によるシステムおよび方法であれば、ある場合および/またはあるユーザ(例えば、ペンを非常に安定させて保持することができないユーザなど)にはプレスアンドホールドジェスチャの起動をより容易にし、別の場合および/または別のユーザにはより難しくすることができる(例えば、一般的に非常にしっかりしたユーザについては、プレスアンドホールド処理を素早く起動し、望まないプレスアンドホールドの起動を防ぐことができるように)。本発明によるシステムおよび方法のこれらの例のいくつかでは、特定のジェスチャがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを判断するための少なくとも1つの基準を、ユーザ入力に基づいて設定および/または調整することができる。例えば、オペレーティングシステムをセットアップする際、あるいは最初にシステムにログオンする際に、ユーザに1つまたは複数の「サンプル」プレスアンドホールドオペレーションを供給するように促すことができ、このサンプルデータを使って、動作がプレスアンドホールドを構成するかどうかを判断するための基準の設定および/または調整を行うことができる。
さらに、またはその代わりに、システムは、特定のユーザのプレスアンドホールドの傾向について、そのユーザがペンベースのコンピューティングシステムを熟知して使い、プレスアンドホールド動作を多数実行するようになるにつれて「学習する」ことができる。例えば、本発明によるシステムおよび方法は、(a)ユーザによって行われた、成功したプレスアンドホールド動作の特性に注目し、(b)ユーザが行動をとることなく、プレスアンドホールドオペレーションを素早く閉じた場合(誤ってプレスアンドホールド動作が発生したことを示している)の特性に注目し、および/または(c)ユーザが、システムによってプレスアンドホールドが起動されない場合が1回または複数回生じた直後に、プレスアンドホールド動作の実行に成功した場合(プレスアンドホールドを試みたが起動が成功しなかったことを示している)の特性に注目することができる。別の例として、システムは、プレスアンドホールドの起動の後に提示されるメニュー項目を含むことができる。このメニュー項目によって、ユーザは、プレスアンドホールドメニューを閉じて、メニューが誤って起動されたことをシステムに知らせることができる(例えば、プレスアンドホールドメニューが起動された場合に、画面上の別の場所をペンでタッピングする、メニュー上の「閉じる」ボタンをタッピングする、あるいは、メニュー上の「誤って起動されたプレスアンドホールドを閉じる」ボタンをタッピングするなど、様々な方法でそれを閉じることができる)。これらの特性および情報を使って、システム中の、ペンダウンイベントがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断するための基準を、設定および/または調整することができる。別の例として、ユーザがシステムの経験を積むのにつれて、時々、サンプルのユーザプレスアンドホールド入力をユーザに要求することができる。
様々な基準を、本発明から本発明から逸脱することなく、任意の適切な方法で設定および/または調整することができる。例えば、図8a〜8dに示す二次元ルックアップテーブルにおいては、サンプルのユーザプレスアンドホールド入力データおよび/または過去のプレスアンドホールド利用の特性を使って、テーブル中の1つまたは複数の線の位置を設定および/または調整することができる(あるいは、システムに記憶されている数値テーブル中の値を調整することができる)。別の例として、サンプルのユーザプレスアンドホールド入力データおよび/または過去のプレスアンドホールド利用の特性を使って、上述の関数F(x,y)中の定数K、K、Kおよび/または所定の基準値Aおよび/またはBを設定および/または調整することができる。本発明から逸脱することなく、サンプルのユーザプレスアンドホールド入力データおよび/または過去のプレスアンドホールド利用の特性を使って、ペンダウンイベントがプレスアンドホールド動作を構成するかどうかを判断するための基準を設定および/または調整する、その他の任意の方法を使用することができる。
図9は、本発明のいくつかの例において図7に記載の処理が実行されている間の、コンピュータディスプレイの画面の外観の例を示す。場合によっては、プレスアンドホールドが発生したかどうかの判断にある程度の時間がかかることがあり、少なくとも場合によっては、ユーザがこの処理の遅延の時間に気付くことがある。ある処理が発生していること、およびそれがいつ完了するかをユーザに知らせるために、図9に示すような適切な方法で、ユーザのディスプレイ画面600を変化させることができる。具体的には、図9において、「X」602は、ペンダウンイベントが発生した個所を表している(ただし、必ずしもXでなくてもよく、この処理が行われている間、「X」または別の適切な印またはカーソルが実際のディスプレイ画面上に現れる場合もある)。ペンダウンイベントが開始すると、例えば、図7に関連して説明したように、このイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを判断する処理も開始する。したがって、本発明の少なくともいくつかの例においては、ひと続きの符号604がペン先の周りに現れ、処理時間が持続するのにつれてそのひと続き中の符号604の数が増えていく。この動作は、ユーザに、(a)プレスアンドホールド処理が発生していること、および(b)そのプレスアンドホールド処理がいつ完了するかを知らせる。処理中のいずれかの時点で、プレスアンドホールドの試みであると肯定的に判断された場合、または、非プレスアンドホールドイベントであると判断された場合には、直ちに処理は停止し、符号604は消え、かつ/またはその他の適切な処理が持続または開始する。
もちろん、本発明から逸脱することなく、任意の適切なタイプのビジュアルおよび/またはオーディオ処理インジケータを使用することができる。例えば、オーディオインジケータの代わりに、またはそれと共に自由選択で、時計、砂時計、および/またはいずれかの適切なアイコンが現れるようにし、それによってプレスアンドホールドの判断が行われていることを表すことができる。
最後に、本発明はまた、様々な方法を実行するための、および/または上述の様々なシステムにおいて使用するためのコンピュータ実行可能命令を記憶した、コンピュータ可読媒体に関する。このコンピュータ可読媒体は、上述の様々な特定の例について記憶されたコンピュータ可読命令を構成することができる。
E.結論
以上、本発明の様々な例を説明してきたが、当業者は、本発明が、これらの例のすべての組合せおよびサブコンビネーションをその範囲に包含することを理解されよう。さらに、当業者は、上述の例が、単に、本発明の様々な態様を例示するものにすぎないことを理解されよう。添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができる。
プレスアンドホールド動作を起動する試みが成功した例を示す図である。 プレスアンドホールド動作を起動する試みが成功しなかった例を示す図である。 本発明の1つまたは複数の態様に従って使用できる例示の汎用コンピュータを示す図である。 本発明の態様に従って使用できる、例示のペンベースのコンピューティングシステムのディスプレイを示す図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作、小さい選択の動作、または小さいストロークを構成するかどうかを判断する際に伴う難しさを説明するのに役立つ図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作、小さい選択動作、または小さいストロークを構成するかどうかを判断する際に伴う難しさを説明するのに役立つ図である。 本発明のいくつかの例において、測定パラメータとして使用できるストロークの特徴を説明するのに役立つ図である。 本発明のいくつかの例において、測定パラメータとして使用できるストロークの特徴を説明するのに役立つ図である。 本発明のいくつかの例において、測定パラメータとして使用できるストロークの特徴を説明するのに役立つ図である。 本発明のいくつかの例により役立つ手順を説明する流れ図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作または特定のその他の動作を構成するかどうかを判断するのに、測定したパラメータをどのように使用することができるかを説明するのに役立つ図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作または特定のその他の動作を構成するかどうかを判断するのに、測定したパラメータをどのように使用することができるかを説明するのに役立つ図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作または特定のその他の動作を構成するかどうかを判断するのに、測定したパラメータをどのように使用することができるかを説明するのに役立つ図である。 特定のドウェルジェスチャがプレスアンドホールド動作または特定のその他の動作を構成するかどうかを判断するのに、測定したパラメータをどのように使用することができるかを説明するのに役立つ図である。 コンピュータ画面上にインジケータを提供してプレスアンドホールド処理が実行中であることを表す、一連の線画を示す図である。
符号の説明
100 コンピュータ
101 キーボード
102 ポインティングデバイス
106 シリアルポートインターフェース
107 モニタ
108 ビデオアダプタ
109 リモートコンピュータ
110 処理装置
111 メモリ記憶装置
112 ローカルエリアネットワーク(LAN)
113 広域ネットワーク(WAN)
114 ネットワークインターフェース、アダプタ
115 モデム
120 システムメモリ
130 システムバス
140 読取り専用メモリ(ROM)
150 ランダムアクセスメモリ(RAM)
160 基本入出力システム(BIOS)
165 ペンデジタイザ、デジタイザ
166 スタイラス
170 ハードディスクドライブ
180 磁気ディスクドライブ
190 取外し可能磁気ディスク
191 光ディスクドライブ
192 ハードディスクインターフェース
193 磁気ディスクドライブインターフェース
194 光ドライブインターフェース
195 オペレーティングシステム
196 アプリケーションプログラム
197 その他のプログラムモジュール
198 プログラムデータ
199 取外し可能光ディスク
201 コンピューティングシステム
202 ディスプレイ面
203 ウィンドウ
204 スタイラス
205 領域

Claims (74)

  1. ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、
    前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップとを備えることを特徴とする方法。
  2. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記ペンダウンイベントはプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記方法は、
    前記第1のパラメータの2度目の測定を行うステップと、
    前記第2のパラメータの2度目の測定を行うステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータの第2の測定値に基づいて判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ペンダウンイベントは、プレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、少なくとも一部の場合においては、選択動作を構成すると判断されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断するステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. (a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、
    (b)前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、
    (c)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップと、
    (d)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があるかどうかを判断するステップと、
    (e)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があると判断された場合に、ステップ(a)および(b)における以前の測定以降に、前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに関して集められた追加データを使って、少なくともステップ(a)、(b)および(c)を繰り返すステップと、
    (f)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断された場合に、前記イベントをプレスアンドホールドジェスチャとして処理するステップとを備えることを特徴とする方法。
  13. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記ペンダウンイベントはプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記ペンダウンイベントは、プレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、少なくとも一部の場合においては、選択動作を構成すると判断されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  20. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  21. 前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断するステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  22. 入力を受け取るためのデジタイザと、
    (a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、(b)前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、(c)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップのためのプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。
  23. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  24. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  25. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記プロセッサは、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
  27. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記プロセッサは、さらに、(d)前記第1のパラメータの2度目の測定を行い、(e)前記第2のパラメータの2度目の測定を行い、また、(f)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータの第2の測定値に基づいて判断することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  28. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、前記プロセッサは、少なくとも一部の場合においては、前記ペンダウンイベントが選択動作を構成すると判断することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  29. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための、少なくとも1つの基準を調整するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  30. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  31. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  32. 前記プロセッサは、さらに、(d)前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断し、また、(e)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  33. 入力を受け取るためのデジタイザと、
    (a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、(b)前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、(c)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップと、(d)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があるかどうかを判断するステップと、(e)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があると判断された場合に、ステップ(a)および(b)における以前の測定以降に、前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに関して集められた追加データを使って、少なくともステップ(a)、(b)および(c)を繰り返すステップと、(f)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断された場合に、前記イベントをプレスアンドホールドジェスチャとして処理するステップのためのプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。
  34. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  35. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  36. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  37. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記プロセッサは、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断することを特徴とする請求項36に記載のシステム。
  38. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、前記プロセッサは、少なくとも一部の場合においては、前記ペンダウンイベントが選択動作を構成すると判断することを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  39. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための、少なくとも1つの基準を調整するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  40. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  41. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  42. 前記プロセッサは、(g)前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断し、また、(h)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断することを特徴とする請求項33に記載のシステム。
  43. ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、
    前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップとを備える方法を実行するために記憶したコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  44. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  45. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  46. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項45に記載のコンピュータ可読媒体。
  47. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記ペンダウンイベントはプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断されることを特徴とする請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
  48. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記方法は、
    前記第1のパラメータの2度目の測定を行うステップと、
    前記第2のパラメータの2度目の測定を行うステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータの2回目の測定値に基づいて判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  49. 前記ペンダウンイベントは、プレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、少なくとも一部の場合においては、選択動作を構成すると判断されることを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  50. 前記方法は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  51. 前記方法は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  52. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  53. 前記方法は、
    前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断するステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  54. (a)ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するステップと、
    (b)前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するステップであって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なるステップと、
    (c)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するステップと、
    (d)前記イベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があるかどうかを判断するステップと、
    (e)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成する可能性があると判断された場合に、ステップ(a)および(b)における以前の測定以降に、前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに関して集められた追加データを使って、少なくともステップ(a)、(b)および(c)を繰り返すステップと、
    (f)前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断された場合に、前記イベントをプレスアンドホールドジェスチャとして処理するステップとを備える方法を実行するために記憶したコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  55. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  56. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  57. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項56に記載のコンピュータ可読媒体。
  58. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記ペンダウンイベントはプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断されることを特徴とする請求項57に記載のコンピュータ可読媒体。
  59. 前記ペンダウンイベントは、プレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、少なくとも一部の場合においては、選択動作を構成すると判断されることを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  60. 前記方法は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  61. 前記方法は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  62. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  63. 前記方法は、
    前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断するステップと、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  64. ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第1のパラメータを測定するための手段と、
    前記ペンダウンイベント中のデジタイザに対するペンの相互作用または方向に関連付けられた第2のパラメータを測定するための手段であって、前記第2のパラメータは前記第1のパラメータと異なる手段と、
    前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータに基づいて判断するための手段とを備えることを特徴とするシステム。
  65. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペン安定性パラメータ、ストローク幅、ストローク高さ、ストロークの幅対高さ比、ペン圧パラメータ、ペンのデジタイザに対する角度、ペンの移動方向、ペンの移動速度、およびペンの移動加速度のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  66. 前記第1のパラメータはペン安定性パラメータを含み、前記第2のパラメータはストロークサイズに関する情報を含むことを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  67. 前記ストロークサイズに関する情報は、ストロークの幅対高さ比を含むことを特徴とする請求項66に記載のシステム。
  68. 前記ストロークの幅対高さ比が所定の値を超えると、前記判断するための手段は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断することを特徴とする請求項67に記載のシステム。
  69. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断されない場合に、
    前記第1のパラメータを測定するための手段は、第1のパラメータの2度目の測定を行い、
    前記第2のパラメータを測定するための手段は、第2のパラメータの2度目の測定を行い、
    前記判断するための手段は、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部は前記第1のパラメータおよび前記第2のパラメータの2回目の測定値に基づいて判断することを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  70. 前記ペンダウンイベントは、プレスアンドホールドジェスチャを構成しないと判断された場合に、少なくとも一部の場合においては、選択動作を構成すると判断されることを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  71. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、前のペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかについての前の判断に基づいて判断するための、少なくとも1つの基準を調整するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  72. 前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成するかどうかを、少なくとも一部はモデルユーザプレスアンドホールドジェスチャ入力に基づいて判断するための少なくとも1つの基準を設定するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  73. 前記第1のパラメータまたは前記第2のパラメータの少なくとも1つは、ペンのX方向の移動、ペンのY方向の移動、ペンのZ方向の移動、デジタイザに垂直なペン圧、デジタイザに接する方向のペン圧、ペンボタンの圧力、ペンのX方向の傾きの方向、ペンのY方向の傾きの方向、ペンの方位角方向、ペンの高度方向、ペンのねじれ方向、ペンのピッチ回転、ペンのロール回転、ペンのヨー回転、ペンのX方向の移動の速度または加速度、ペンのY方向の移動の速度または加速度、ペンのZ方向の移動の速度または加速度、デジタイザに垂直なペン圧の変化、デジタイザに接する方向のペン圧の変化、ペンボタンの圧力の変化、ペンのX方向の傾きの方向の変化、ペンのY方向の傾きの方向の変化、ペンの方位角方向の変化、ペンの高度方向の変化、ペンのねじれ方向の変化、ペンのピッチ回転の変化、ペンのロール回転の変化、およびペンのヨー回転の変化のグループから選択した少なくとも1つのメンバを含むことを特徴とする請求項64に記載のシステム。
  74. 前記ペンダウンイベントが持続しているかどうかを判断するための手段であって、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成すると判断される前に中止されると、前記ペンダウンイベントがプレスアンドホールドジェスチャを構成しなかったと判断する手段をさらに備えることを特徴とする請求項64に記載のシステム。
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