JP2005004368A - 携帯端末を用いた印刷システム - Google Patents

携帯端末を用いた印刷システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005004368A
JP2005004368A JP2003165438A JP2003165438A JP2005004368A JP 2005004368 A JP2005004368 A JP 2005004368A JP 2003165438 A JP2003165438 A JP 2003165438A JP 2003165438 A JP2003165438 A JP 2003165438A JP 2005004368 A JP2005004368 A JP 2005004368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
control
printing
data storage
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003165438A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sato
剛 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2003165438A priority Critical patent/JP2005004368A/ja
Publication of JP2005004368A publication Critical patent/JP2005004368A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】自由な位置で印刷機を制御でき、且つ、一つの端末で複数の印刷機を制御できるようにした印刷システムを提供する。
【解決手段】複数の印刷機1,2のそれぞれに対応して制御装置3,4を設け、制御装置3,4と無線通信可能な携帯端末5,6によって各印刷機1,2を制御可能にする。携帯端末5は他の携帯端末6と無線通信可能にし、各携帯端末5,6には取り外し可能なデータ記憶装置7,8を装着する。データ記憶装置7,8は複数の携帯端末5,6間で共有可能にし、印刷機1,2の制御データはこのデータ記憶装置7,8に記憶する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印刷機を制御するための印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の印刷機を制御するためのシステムとして、特許文献1に記載される印刷システムが知られている。この印刷システムは、複数の印刷機と中央制御装置とをLANによって接続し、中央制御装置によって各印刷機を集中管理するようにしたものである。通常、一つの印刷機で複数の印刷ジョブが実行されるが、印刷ジョブが変わる度にインキキー開度等の印刷機の特性を再設定する必要がある。特許文献1に記載される印刷システムでは、各印刷ジョブに対する制御データを中央制御装置に記憶しておき、印刷機の印刷ジョブを変える時には、該当する制御データを印刷機に出力して印刷機の特性を再設定するようにしている。印刷機のそれぞれには制御装置が対応付けられており、制御データは制御装置に送信され、制御装置は送信された制御データに応じて印刷機の特性の設定値を変更する。また、制御装置には印刷機を操作するためのオペレータユニットが接続されており、オペレータはオペレータユニットを操作することで制御装置を介して印刷機を制御することができる。
【0003】
【特許文献1】
特許第3266596号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載される従来システムでは、オペレータユニットが印刷機と1対1に対応し、且つ制御装置に固定されていることから、印刷機を制御しようとするオペレータは、必ずオペレータユニットの設置場所に立つ必要がある。このため、オペレータが自由に移動して印刷機の各部の動作を確認しながら印刷機を制御することはできない。また、複数の印刷機を制御する場合には、それぞれの印刷機のオペレータユニットまで移動する必要があり、各印刷機に関する情報を閲覧する場合にも、それぞれのオペレータユニットまで行かなければ見ることができない。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたものであり、自由な位置で印刷機を制御でき、且つ、一つの端末で複数の印刷機を制御できるようにした印刷システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の印刷システムでは、複数の印刷機のそれぞれに対応して制御装置を設け、制御装置と無線通信可能な携帯端末によって各印刷機を制御可能にしている。携帯端末は他の携帯端末と無線通信可能であり、各携帯端末には取り外し可能なデータ記憶装置が装着される。このデータ記憶装置は複数の携帯端末間で共有可能であり、印刷機の制御データ(繰り返し作業のためのリピートデータ)はデータ記憶装置に記憶される。
【0007】
このような構成の印刷システムによれば、携帯端末による制御装置の遠隔操作によって、印刷機のすぐ側等の自由な位置での印刷機の制御や情報の閲覧が可能である。また、無線通信によって携帯端末間で制御データを送受信したり、データ記憶装置を取り外して他の携帯端末に装着したりすることで、複数の携帯端末で制御データを共有することができる。これにより、一つの携帯端末によって複数の印刷機を制御することも可能になる。また、この印刷システムによれば、印刷機の制御データのみならず、印刷機の生産実績データもデータ記憶装置に記憶することができる。
【0008】
また、特許文献1に記載される従来システムでは、制御データは中央制御装置によって集中管理されているために、中央制御装置がダウンしたときには、各印刷機に制御データを送信することができない。このため、印刷機の特性を印刷ジョブに応じたものに再設定することができず、中央制御装置のダウンが全ての印刷機の運転停止を招く可能性がある。これに対し、上記第1の印刷システムによれば、制御データを複数の携帯端末で分散管理することができるので、従来システムのような心配はない。
【0009】
さらに、本発明は、上記目的を達成するための手段として、以下の構成の印刷システム(第2の印刷システム)も提供する。
本発明の第2の印刷システムでは、複数の印刷機のそれぞれに対応して制御装置を設け、制御装置と無線通信可能な携帯端末によって各印刷機を制御可能にするとともに、各制御装置をサーバに有線或いは無線のネットワークを介して接続している。携帯端末は他の携帯端末やサーバと無線通信可能であり、各携帯端末には取り外し可能なデータ記憶装置が装着される。このデータ記憶装置は複数の携帯端末間で共有可能であり、印刷機の制御データ(繰り返し作業のためのリピートデータ)はデータ記憶装置とサーバの少なくとも一方に記憶される。また、制御データのみならず、印刷機の生産実績データもデータ記憶装置とサーバとの少なくとも一方に記憶してもよい。
【0010】
このような構成の印刷システムによれば、第1の印刷システムと同様、携帯端末による制御装置の遠隔操作によって、印刷機のすぐ側等の自由な位置での印刷機の制御や情報の閲覧が可能である。また、データ記憶装置に制御データを記憶する場合には、無線通信によって携帯端末間で制御データを送受信したり、データ記憶装置を取り外して他の携帯端末に装着したりすることで、複数の携帯端末で制御データを共有することが可能になる。また、各データ記憶装置に記憶された制御データと同じデータをサーバにも記憶することで、万が一のときのバックアップが可能になる。
【0011】
この印刷システムにおいては、サーバに制御データを記憶しておき、データ記憶装置にはサーバに記憶されている制御データのリストを記憶するようにしてもよい。この場合は、リストから選択された項目に応じた制御データを携帯端末がサーバから受け取り、受け取った制御データを制御装置に送信する。或いは、リストから選択された項目に応じたキー信号を携帯端末が制御装置に送信し、携帯端末から受け取ったキー信号に応じた制御データを制御装置がサーバから取得する。
【0012】
データ記憶装置の容量には制約があるが、上記のようにデータ記憶装置には制御データのリストを記憶させることで、データ記憶装置の負担を減らしシステム全体ではより多くの制御データを蓄積することが可能になる。なお、上記リストはオペレータがその都度、データ記憶装置に入力するようにしてもよいが、好ましくは、無線通信によって携帯端末がサーバから受け取り、それをデータ記憶装置に記憶し更新する。これにより、携帯端末は常に最新のリストを持つことができる。
【0013】
第1の印刷システム、及び第2の印刷システムに共通して、好ましくは、携帯端末にはコネクタを設けておき、制御装置に有線接続できるようにする。そして、携帯端末から制御装置を介して行う印刷機の制御のうち、所定の制御については有線接続時にのみ可能にする。一般に無線接続は有線接続よりも通信速度が低いので、制御遅れが好まれない制御に関しては、携帯端末と制御装置との有線接続時にのみ許容することで、印刷機の確実な制御が担保される。
【0014】
また、制御装置は、印刷機に接続されて専ら印刷機の制御を行う専用制御装置と、専用制御装置に接続されて専用制御装置と外部との間のデータ通信のためのインタフェースとなるパーソナルコンピュータとから構成されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態にかかる印刷システムの構成を示す模式図である。本実施形態にかかる印刷システムは、異なる種々の印刷ジョブを実行可能な複数の印刷機1,2を有している。印刷機1,2のそれぞれには、対応する制御装置3,4が設けられている。制御装置3,4は印刷機1,2に制御データを入力したり印刷ジョブに関するデータ処理を行ったりする装置である。制御データは、印刷ジョブに応じた特性に印刷機の設定を変更するためのデータであり、インキ壷調整量(インキキー開度)、見当調整値、水元回転量、湿し装置制御モード等のデータが含まれる。これらのデータは、ジョブ名、用紙サイズ、紙厚等のデータとともに繰り返し作業のためのリピートデータとして管理されている。印刷ジョブに関するデータ処理とは、印刷ジョブ毎の印刷機の生産実績データを作成する処理であり、ジョブ名、用紙サイズ、紙厚、印刷枚数、開始時刻、終了時刻などのデータが生産実績データとして管理されている。
【0016】
制御装置3,4のそれぞれには、携帯端末5,6が対応付けられている。携帯端末5,6は制御装置3,4の操作部にあたり、オペレータは携帯端末5,6を操作することで制御装置3,4を介して印刷機1,2を制御することができる。携帯端末5,6には、オペレータとのインタフェースとして、情報入力部と情報出力部とが必要である。情報入力部としてはキーボード、情報出力部としてはモニタでもよいが、好ましくはモニタをタッチモニタとして情報入力部も兼ねるようにする。また、携帯端末5,6には、データ処理のための演算部と、演算処理のためのプログラムや様々なデータを記憶する記憶部も必要である。このうち、記憶部はプログラム用記憶領域と、データ用記憶領域とに分かれているのが好ましく、少なくともデータ用記憶領域に関しては携帯端末5,6から取り外し可能なデータ記憶装置内に確保する。本実施形態では、データ用記憶領域はそれ専用のデータ記憶装置7,8内に確保しており、プログラム用記憶領域もそれ専用のデータ記憶装置9,10内に確保している。データ記憶装置7,8,9,10としては、携帯端末5,6間で共用可能なものとし、例えば携帯端末5,6の仕様にもよるが、メモリーカード、リムーバブルHDD、MO等を用いることができる。
【0017】
携帯端末5,6と制御装置3,4との間の通信は、無線通信と有線通信の双方が可能である。無線通信を可能にするため、携帯端末5,6には無線通信部5a,6aが設けられ、制御装置3,4にも無線通信部3a,4aが設けられている。無線通信部5a,6aを用いることで携帯端末5,6間での無線通信も可能である。また、有線通信を可能にするため、携帯端末5,6には、制御装置3,4に繋がる通信ケーブル3b,4bを接続するためのコネクタ5b,6bが設けられている。有線通信の伝送方式としてはRS−232Cなどのシリアル伝送方式を用いる。
【0018】
以下では、携帯端末5,6を用いた印刷機1,2の具体的な制御方法や、携帯端末5,6と制御装置3,4との間のデータフローについて説明し、これらの説明を介して本実施形態の印刷システムの技術的特徴をより明確にする。
ここでは、携帯端末5によって印刷機1を制御する場合について説明する。制御開始時には、まず、携帯端末5と、その制御対象である印刷機1に対応する制御装置3とを通信可能状態にする。携帯端末5と制御装置3との通信には認証が必要になっており、正規の携帯端末しか制御装置3を操作しかできないようになっている。認証の方法としては、パスワード認証や鍵認証等、公知の方法を用いることができる。なお、鍵認証の場合には、その鍵情報は携帯端末5内の書き換え不可能な記憶領域に記憶しておくのが好ましい。
【0019】
携帯端末5による制御装置3を介しての印刷機1の制御は、携帯端末5と制御装置3との通信形態が無線通信であるときも有線通信であるときも共に可能である。ただし、携帯端末5の操作によって可能な制御のうち、所定の制御については有線通信時のみ許容されている。所定の制御とは、具体的には印刷機の運転開始操作や終了操作等であり、データの通信遅れによって制御遅れが生じることが好ましくない制御がそれに該当する。印刷機1からのデータの読み込みや印刷機1の設定値の変更等は無線通信でも可能であり、印刷機1のすぐ側等の自由な位置で印刷機1を制御したり、印刷機1から読み込んだデータを閲覧したりすることができる。また、印刷機1を操作するオペレータ以外の人も、別の携帯端末6を使うことにより、オペレータによる印刷機1の操作と並行して、現物を見ながら枚数などの情報インプット作業を行うことができる。
【0020】
携帯端末5は制御装置3に対応しているが、選択画面を操作することで、他の制御装置4も操作対象として選択することができる。この場合、携帯端末5と制御装置4との通信開始時にも認証は必要であり、パスワード認証や鍵認証によって携帯端末5の認証が行われる。制御装置4を操作対象として選択することで、制御装置4に対応する別の印刷機2を制御することができるようになる。ただし、同時に複数の制御装置3,4と通信することは制限されており、一度に制御できる印刷機1,2は一つだけになっている。制御装置3,4の側においては、複数の携帯端末5,6と重複して通信することは可能であるが、印刷機1,2に対しての制御は印刷機1,2の設定値の変更やデータの読み込みに限定されており、安全対策上、複数の携帯端末5,6によって一つの印刷機1,2を操作することは許容されていない。
【0021】
印刷機1の生産が完了した時点で、制御装置3より、生産実績データ〔ジョブ名、用紙サイズ、紙厚、印刷枚数、開始時刻、終了時刻などデータ〕が携帯端末5に送信される。生産実績データは携帯端末5のデータ記憶装置7に書き込まれて保存される。データ記憶装置7に保存された生産実績データは、携帯端末5,6間での無線通信や、データ記憶装置7を携帯端末5から取り外して他の携帯端末6に装着することで、他の携帯端末6に移すことができる。また、データ記憶装置7を媒体として生産実績データを更なるコンピュータ20に移すこともできる。なお、更なるコンピュータ20としては、データのバックアップのためのコンピュータや、データに基づいた生産管理のためのコンピュータが挙げられる。
【0022】
印刷機1の生産が完了した時点で、印刷機1を制御するためのデータであるリピートデータ〔ジョブ名、用紙サイズ、紙厚、インキ壷調整量(インキキー開度)、見当調整値、水元回転量、湿し装置制御モードなどのデータ〕も制御装置3から携帯端末5に送信される。リピートデータは、生産実績データと同様、携帯端末5のデータ記憶装置7に書き込まれて保存され、携帯端末5,6間での無線通信や、データ記憶装置7を携帯端末5から取り外して他の携帯端末6に装着することで、他の携帯端末6に移すことができる。データ記憶装置7を媒体としてリピートデータを更なるコンピュータ20に移すこともできる。
【0023】
次に同じ印刷ジョブを実行する際には、データ記憶装置7からリピートデータが読み出され、無線通信もしくは有線通信にて、携帯端末5から制御装置3に送信される。制御装置3は、受信したリピートデータに応じて印刷機1の特性の設定値を次回の印刷ジョブに適合したものに変更する。これにより、印刷機1を前回印刷した時の状態に容易に復帰させることができる。
【0024】
さらに、同じ印刷ジョブを別の印刷機2で実行する場合には、データ記憶装置7から読み出したリピートデータを携帯端末5から印刷機2の制御装置4に送信するか、もしくは、携帯端末5から携帯端末6へ無線通信によってリピートデータを送信し、無線通信もしくは有線通信にて、携帯端末6から制御装置4にリピートデータを送信する。本実施形態の印刷システムによれば、上記のように無線通信によって携帯端末5,6間でリピートデータを送受信したり、データ記憶装置7を取り外して他の携帯端末6に装着したりすることで、複数の印刷機1,2で同一のリピートデータを共有することができる。
【0025】
なお、リピートデータはデータ量が多いため、一つのデータ記憶装置7に大量に保存することができない。しかしながら、本実施形態の印刷システムでは、データ記憶装置7を取り外し可能な携帯端末5を用いているので、データ記憶装置7のデータが一杯になったときには、別のデータ記憶装置に交換することで対応することができる。また、携帯端末5,6間での無線通信によって、他の携帯端末6のデータ記憶装置8に分割してリピートデータを保存することもできる。
【0026】
(B)第2実施形態
図2は本発明の第2実施形態にかかる印刷システムの構成を示す模式図である。図2において、図1に示す第1実施形態の印刷システムと同一の部位については、同一の符号を付して示している。以下では、第1実施形態の印刷システムとの相違点を中心に、本実施形態の印刷システムについて説明する。
【0027】
本実施形態にかかる印刷システムは、第1実施形態の印刷システムとは、サーバ15を備えている点において相違している。サーバ15としては、一般的なパソコンでよい。サーバ15は、複数の印刷機1,2の各制御装置3,4と有線LAN16を介して接続されている。LAN16には、サーバ15、制御装置3,4の他、更なるコンピュータ20やアクセスポイント(無線通信部)17が接続されている。携帯端末5,6はこのアクセスポイント17を介してサーバ15と無線通信することができる。
【0028】
以下では、携帯端末5,6、制御装置3,4、及びサーバ15間のデータフローについて説明し、この説明を介して本実施形態の印刷システムの技術的特徴をより明確にする。
本実施形態の印刷システムでは、印刷機1の生産が完了した時点で、制御装置3より生産実績データが携帯端末5に送信され、携帯端末5のデータ記憶装置7に書き込まれて保存される。これと同時に、制御装置3からサーバ15にも同生産実績データが送信され、サーバ15の記憶装置(HDD等)に書き込まれて保存される。サーバ15に保存された生産実績データは、所定の時期に更なるコンピュータ20に送信され、更なるコンピュータ20における稼働率等の計算に利用される。他の携帯端末6で印刷機1の生産実績データが必要な場合には、携帯端末5との無線通信や、データ記憶装置7を携帯端末5から取り外して他の携帯端末6に装着することの他、サーバ15との無線通信によっても生産実績データを取得することができる。
【0029】
生産完了時点以降に、印刷枚数や開始、終了時刻を変更する必要が生じた場合は、携帯端末5を操作してデータ記憶装置7に保存された生産実績データを変更し、変更した生産実績データをサーバ15に送信することで、サーバ15に保存された生産実績データも更新する。或いは、データ記憶装置7に保存された生産実績データを変更するとともに、携帯端末5からサーバ15にアクセスし、サーバ15に保存された生産実績データも直接変更する。
【0030】
印刷機1の生産が完了した時点で、リピートデータも制御装置3から携帯端末5に送信され、携帯端末5のデータ記憶装置7に書き込まれて保存される。これと同時に、制御装置3からサーバ15にも同リピートデータが送信され、サーバ15の記憶装置に書き込まれて保存される。他の携帯端末6で当該リピートデータを利用する場合には、携帯端末5との無線通信や、データ記憶装置7を携帯端末5から取り外して携帯端末6に装着することで携帯端末6にリピートデータを移すことができる。また、サーバ15に記憶されたリピートデータを無線通信によって携帯端末6のデータ記憶装置8に取り込むことができる。
【0031】
サーバ15に保存されたリピートデータを利用するのであれば、次のような利用方法も可能である。一つの方法は、携帯端末6のデータ記憶装置8には、データ量の小さいジョブ名等のリストデータのみを記憶しておく。そして、必要なジョブを携帯端末6の選択画面において選択した後、未取得の残りデータ(リピートデータ本体)を無線通信によってサーバ15から取得し、取得したデータを制御対象である印刷機2の制御装置4に送信する。もう一つの方法は、リストから選択された項目に応じたキー信号を携帯端末6から制御対象である印刷機2の制御装置4に送信し、携帯端末6から受け取ったキー信号に応じたリピートデータを制御装置4自身がサーバ15から取得する。
【0032】
データ記憶装置7,8の容量には制約があるが、上記のようにデータ記憶装置7,8にはリストデータを記憶させることで、データ記憶装置7,8の負担を減らしシステム全体ではより多くのリピートデータを蓄積することが可能になる。特に後者の利用方法であれば、サーバ15から制御装置3,4に直接リピートデータが送信されるので、リピートデータのデータ量がデータ記憶装置7,8の記憶容量以上であっても一度に保存、読み出しすることができる。なお、リストデータはオペレータがその都度、データ記憶装置7,8に入力するようにしてもよいが、好ましくは、無線通信によって携帯端末5,6がサーバ15から受け取り、それをデータ記憶装置7,8に書き込んで更新する。これにより、携帯端末5,6は常に最新のリストを持つことができる。
【0033】
(C)第3実施形態
図3は本発明の第3実施形態にかかる印刷システムの構成を示す模式図である。本実施形態の印刷システムは、制御装置の構成に特徴があり、他の構成は第2実施形態の印刷システムと同様である。図3において、図2に示す第2実施形態の印刷システムと同一の部位については、同一の符号を付して示している。
【0034】
図3に示すように、本実施形態では、印刷機1には専用制御装置12が接続され、さらに専用制御装置12にパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)13が接続されている。専用制御装置12は印刷機1の制御を行う専用部位であり、例えば専用の制御基板がこれにあたる。パソコン13は専用制御装置12と携帯端末5やサーバ15とのデータ通信のためのインタフェースにあたる。パソコン13は、携帯端末5とは無線通信部13aを介しての無線通信も通信ケーブル13bを介しての有線通信も可能であり、サーバ15とは有線LAN16を介して接続されている。本実施形態では、専用制御装置12及びパソコン13が本発明に係る制御装置に相当している。
【0035】
本実施形態の印刷システムは、ハードウェアに関しては、従来の印刷システムに携帯端末5とアクセスポイント17とを追加することで実現することができる。従来の印刷システムは、制御基板にパソコンを経由して中央制御装置(サーバ)に接続された構成になっているからである。したがって、本実施形態の印刷システムによれば、低コストで本発明を実現することができる。また、この場合、リピートデータや生産実績データの記憶は携帯端末5のデータ記憶装置7が受け持つので、パソコン13にはデータの書き換え可能な大容量の記憶領域を設ける必要がなく、クラッシュの可能性のあるHDDの代わりに、信頼性の高いROMをプログラムやデータの記憶領域として用いることができる。
【0036】
(D)その他
以上、本発明の実施形態をいくつか説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、第3実施形態に係る制御装置の構成は、第2実施形態のみならず、第1実施形態の印刷システムにも適用することができる。
【0037】
また、第2実施形態では、サーバ15と制御装置3,4とを有線LANによって接続しているが、無線LANで接続することも可能である。
また、各実施形態において、携帯端末5,6と制御装置3,4との間の有線接続は必須事項ではない。無線通信でも十分な通信速度が得られるのであれば、無線通信のみでもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の携帯端末を用いた印刷システムによれば、携帯端末による制御装置の遠隔操作によって、印刷機のすぐ側等の自由な位置での印刷機の制御や情報の閲覧が可能である。また、無線通信によって携帯端末間で制御データを送受信したり、データ記憶装置を取り外して他の携帯端末に装着したりすることで、複数の携帯端末で制御データを共有することができ、一つの携帯端末によって複数の印刷機を制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる印刷システムの構成を示す概略図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかる印刷システムの構成を示す概略図である。
【図3】本発明の第3実施形態にかかる印刷システムの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1,2 印刷機
3,4 制御装置
3a,4a 無線通信部
3b,4b 通信ケーブル
5,6 携帯端末
5a,6a 無線通信部
5b,6b コネクタ
7,8 データ記憶装置(データ用記憶領域)
9,10 データ記憶装置(プログラム用記憶領域)
12 専用制御装置
13 パソコン
13a 無線通信部
13b 通信ケーブル
15 サーバ
16 有線LAN
17 アクセスポイント
20 更なるコンピュータ

Claims (9)

  1. 複数の印刷機と、
    上記複数の印刷機のそれぞれに対応して設けられた制御装置と、
    上記制御装置との無線通信によって上記印刷機を制御可能な携帯端末と、
    上記携帯端末に装着される取り外し可能なデータ記憶装置とを備え、
    上記携帯端末は他の携帯端末と無線通信可能であって、
    上記データ記憶装置は複数の携帯端末間で共有可能であり、
    上記データ記憶装置に上記印刷機の制御データが記憶されることを特徴とする、印刷システム。
  2. 上記データ記憶装置に上記印刷機の生産実績データが記憶されることを特徴とする、請求項1記載の印刷システム。
  3. 複数の印刷機と、
    上記複数の印刷機のそれぞれに対応して設けられた制御装置と、
    上記制御装置との無線通信によって上記印刷機を制御可能な携帯端末と、
    上記携帯端末に装着される取り外し可能なデータ記憶装置と、
    上記複数の印刷機の各制御装置と有線或いは無線のネットワークを介して接続されるサーバとを備え、
    上記携帯端末は他の携帯端末や上記サーバと無線通信可能であって、
    上記データ記憶装置は複数の携帯端末間で共有可能であり、
    上記データ記憶装置と上記サーバとの少なくとも一方に上記印刷機の制御データが記憶されることを特徴とする、印刷システム。
  4. 上記サーバに上記制御データが記憶されるとともに、上記データ記憶装置には上記サーバに記憶されている制御データのリストが記憶されており、
    上記携帯端末は、上記リストから選択された項目に応じた制御データを上記サーバから受け取り、上記制御装置に送信することを特徴とする、請求項3記載の印刷システム。
  5. 上記サーバに上記制御データが記憶されるとともに、上記データ記憶装置には上記サーバに記憶されている制御データのリストが記憶されており、
    上記携帯端末は、上記リストから選択された項目に応じたキー信号を上記制御装置に送信し、上記制御装置は上記携帯端末から受け取ったキー信号に応じた制御データを上記サーバから取得することを特徴とする、請求項3記載の印刷システム。
  6. 上記携帯端末は、上記リストを上記サーバから受け取って上記データ記憶装置に記憶し更新することを特徴とする、請求項4又は5記載の印刷システム。
  7. 上記データ記憶装置と上記サーバの少なくとも一方に上記印刷機の生産実績データが記憶されることを特徴とする、請求項3乃至6の何れか1項に記載の印刷システム。
  8. 上記携帯端末は上記制御装置に有線接続するためのコネクタを有しており、上記携帯端末から上記制御装置を介して行う上記印刷機の制御のうち、所定の制御については有線接続時にのみ可能に構成されていることを特徴とする、請求項1乃至7の何れか1項に記載の印刷システム。
  9. 上記制御装置が、上記印刷機に接続されて専ら上記印刷機の制御を行う専用制御装置と、上記専用制御装置に接続されて上記専用制御装置と外部との間のデータ通信のためのインタフェースとなるパーソナルコンピュータとからなることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか1項に記載の印刷システム。
JP2003165438A 2003-06-10 2003-06-10 携帯端末を用いた印刷システム Withdrawn JP2005004368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003165438A JP2005004368A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 携帯端末を用いた印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003165438A JP2005004368A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 携帯端末を用いた印刷システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005004368A true JP2005004368A (ja) 2005-01-06

Family

ID=34091920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003165438A Withdrawn JP2005004368A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 携帯端末を用いた印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005004368A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309712A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Canon Finetech Inc 記録システム、情報処理装置、およびプログラム
JP2008053834A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理システム、携帯端末、画像処理装置及びプログラム
CN114559736A (zh) * 2020-11-27 2022-05-31 住友重机械工业株式会社 套准控制系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309712A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Canon Finetech Inc 記録システム、情報処理装置、およびプログラム
JP4685647B2 (ja) * 2005-03-28 2011-05-18 キヤノンファインテック株式会社 記録システムおよび情報処理装置
JP2008053834A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理システム、携帯端末、画像処理装置及びプログラム
US8477336B2 (en) 2006-08-22 2013-07-02 Konica Minolta Business Technologies, Inc. User-friendly image processing system, mobile terminal, image processing apparatus, and recording medium
CN114559736A (zh) * 2020-11-27 2022-05-31 住友重机械工业株式会社 套准控制系统
JP7476084B2 (ja) 2020-11-27 2024-04-30 住友重機械工業株式会社 見当制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5766051B2 (ja) 外部装置と通信可能な画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム
US7698404B2 (en) Status information notification system
EP1739538B1 (en) Operation request accepting apparatus and its control method, communication system and its operating method, computerreadable program and computerreadable storage medium
JP2011233031A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2008030287A (ja) 印刷装置、印刷システム及びプログラム
JPH10320143A (ja) 印刷システム及び印刷システムの課金方法並びに印刷システムの課金制御プログラムを記録した記録媒体
JP5031539B2 (ja) 印刷システム、印刷装置及び印刷方法
EP1152317B1 (en) Information processing system, information processing device, control method thereof, memory media having stored programs thereof and program thereof
JP2005004368A (ja) 携帯端末を用いた印刷システム
JP4683028B2 (ja) 機能提供システム
JP2010061536A (ja) 印刷システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラム
JP5042377B2 (ja) 動作要求受付装置、プログラム、動作要求受付装置の動作方法及び通信システム
CN101489008A (zh) 设备设定系统和设备设定方法
JPH10154121A (ja) 通信システム
JP5906700B2 (ja) 画像処理システム、画像形成装置、ジョブ処理方法、制御プログラム
JP2007172493A (ja) 電源管理プログラムおよび情報処理システムおよび電源管理方法
JP3239703B2 (ja) データ転送システム、データ処理装置、及びプリンタ、並びにデータ転送方法
JP4107487B2 (ja) プリンタ装置
JP7368140B2 (ja) データ更新システム、プリンタ及び制御プログラム
JP2007067477A (ja) 画像形成装置の監視システム及び監視プログラム
JP5481892B2 (ja) 端末装置、印刷装置、印刷システム、情報記憶方法、印刷方法、印刷制御方法、情報記憶プログラム、印刷プログラム、印刷処理プログラムおよび記録媒体
JP2023118467A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、制御方法及びプログラム
JP4125361B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法及び記録媒体
KR20050098547A (ko) Rfid를 이용한 네트워크 프린팅 시스템 및 보안문서인쇄방법
JP4002858B2 (ja) 画像入出力装置及び設定情報入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905