JP2005004099A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部門管理機能を有する画像形成装置において、画像形成中にエラーが発生した場合には、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されるようにすることで、無駄な画像形成を回避する。
【解決手段】画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成をジョブ毎に管理する管理手段と、前記画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、エラー発生時処理の内容、エラー解除後処理の内容、及び、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容を保存するジョブ保存処理の内容の少なくとも一つを、前記エラーの内容に応じて前記ジョブ毎に設定可能である設定手段とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成をジョブ毎に管理する管理手段と、前記画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、エラー発生時処理の内容、エラー解除後処理の内容、及び、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容を保存するジョブ保存処理の内容の少なくとも一つを、前記エラーの内容に応じて前記ジョブ毎に設定可能である設定手段とを備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複数のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」ということがある。)及びコピー機、ファクシミリ機及びプリンタの機能を併せ持つ画像形成装置が、ネットワークを構成し、ある一つのパソコンから、画像形成装置に対して、文書・図画等の画像情報及び印刷命令(以下、まとめて「印刷データ」という。)を送信することで、当該文書・当該図画等の印刷が可能なシステムが知られている。かかるシステムは、例えば各署・各部門を有する一つの組織内で運用される場合があり、このような場合には、前記画像形成装置の使用を各署・各部門ごとに管理・調整等する機能が、当該システムに備えられていると好ましい。このような機能は、「部門管理機能」と呼ばれている。
【0003】
この部門管理機能は、例えば次のようにして実現される。まず、前記画像形成装置内に、部門ごとに一意の番号、すなわち部門コードを登録しておく。また、前記パソコンから送信される印刷データ中に、当該ユーザが所属する部門に対応した部門コードを挿入して送信するようにしておく。これにより、当該画像形成装置においては、登録済み部門コードが付加された印刷データだけを処理・実行し、部門コードがない、或いは未登録の部門コードが付加された印刷データを受信した場合は印刷を実行しないなどということが可能となる。また、このような機能を利用することにより、部門ごとの出力枚数管理や印刷課金管理なども行うことができる。このような部門管理機能を備えた画像形成装置としては、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されているようなものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2002−196636号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平2000−339127号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平2000−194239号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像形成装置には次のような問題点がある。すなわち、まず一般に、画像形成装置では、画像形成中に何らかのエラーが発生した場合、そこで採るべき対処方法が予め定められている。例えば、画像形成装置内で紙詰まりが発生したのであれば、その旨及びその詰まった紙を画像形成装置内から取り出すようにユーザに通知するとともに該当するジョブは消去する、等の処理が定められており、また現に実行されるようになっている。しかしながら、このような対処方法は、通常、画像形成装置に固有に定められているに過ぎない。
【0008】
そして、このことは、当該画像形成装置が部門管理機能を有している場合も同様である。これによると、ある部門に属するあるユーザが、印刷データを画像形成装置に送信したが、当該画像形成中に何らかのエラーが発生した場合には、当該画像形成装置固有の対処方法がとられるだけで、部門ごとの個別の事情などについては特に考慮されるわけではないということになる。
【0009】
しかしながら、これでは、例えば、画像形成内容にエラー(例えば、いわゆるウォータマーク、或いはスタンプ等の不印刷等)を発見し、即座に印刷を止めたいなどという場合にも、当該画像形成装置における前記対処方法としてそのような処理が設定されていなければ、ユーザの側から何らかの働きかけができるわけでもなく、結果として、無駄な印刷を行ってしまうということになる。特に、部門管理機能の実行中においては、通常、印刷枚数等に応じて料金の賦課が行われることが一般的に考えられるから、前記のような場合、無駄な印刷に対して課金がなされるという、まことに不本意な結果を招くことになってしまう。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、部門管理機能を有する画像形成装置において、画像形成中にエラーが発生した場合には、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されるようにすることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成をジョブ毎に管理する管理手段と、前記画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、エラー発生時処理の内容、エラー解除後処理の内容、及び、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容を保存するジョブ保存処理の内容の少なくとも一つを、前記エラーの内容に応じて前記ジョブ毎に設定可能である設定手段とを備えている。
【0012】
この場合特に、当該画像形成装置は、部門コードを記憶する記憶手段を更に備え、少なくとも前記部門コードごとに前記画像形成の数量及び態様に応じた課金管理を行う部門管理機能を有しており、前記対処方法は、前記部門管理機能の実行中に有効とされるようになっているとよい。
【0013】
本発明の画像形成装置によれば、まず、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うことができる。ここで「画像データ」とは「画像情報」に基づいて作成されるが、この「画像情報」とは、例えば当該画像形成装置に付設され得るスキャナ部から読み取られた原稿面上の画像、或いは当該画像形成装置に接続されたパソコン等のユーザ端末から送信された画像等を構成するために必要な情報をいう。なお、「画像」とは、文書、図画などのあらゆる象形を含む。
【0014】
そして、本発明では特に、前記画像形成がジョブごとに管理され、且つ、当該画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、三つの処理の内容の少なくとも一つを設定可能となっている。これによると、エラーが発生した場合に、ユーザの意向を反映した対処方法がとられることになる。例えば、同じエラーに対しても、あるユーザは印刷続行を希望し、別のユーザは印刷停止を希望する、などということを、エラー処理に反映させることができる。しかも、本発明によれば、この対処方法は、部門管理機能の実行中に有効とされうる。したがって、同じエラーであっても、ユーザごとに限らず、場合により、部門ごとの意向を反映した対処方法も採られうることになる。
【0015】
このようなことから、本発明によれば、画像形成中にエラーが発生した場合、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【0016】
なお、本発明にいう「画像形成の数量…に応じた課金」とは、具体的には例えば、印刷を実行した用紙の枚数を基準としてカウントすること(即ち、賦課すること)が可能である。また、「画像形成の…態様に応じた課金」とは、具体的には例えば、当該画像形成におけるトナーの使用量や使用した用紙のサイズ、或いはステープル使用出力、製本出力等の特別な印刷の実行など、様々な事情を適当に数量化したもの等を基準としてカウントすることが可能である。
【0017】
さらに、本発明にいう「用紙」とは、字義どおり、パルプ等からなる紙片のみを意味するのではなく、例えばOHP用シート等トナーを付着することによって印刷することの可能な媒体一般を含む。
【0018】
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態について図1を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
【0020】
図1において、画像形成装置は、制御部1、プリンタ部2、記憶装置3、ファックスインターフェイス(以下、「FAX I/F」という。)4、ネットワークI/F5、スキャナ部6及び操作部7から構成されている。
【0021】
このうちプリンタ部2は、例えばパソコンS11,…,S33から送られ、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づいて、これに基づき設定された印刷ジョブを処理する。なお、印刷ジョブの処理とは、主として、プリンタ部2に予め蓄積された用紙等に、前記画像情報に基づく文字・図画等を印刷することをいう。記憶装置3は、実行予定、或いは実行中の印刷ジョブや、エラーの発生した印刷ジョブ等を記憶する。FAX I/F4は、図示しないネットワーク外の機器と電話回線を介して接続され、FAX機能により画像情報の送受信を行う。ネットワークI/F5は、ネットワークに接続され、ネットワーク内でデータの送受信を行う。例えば、前記パソコンS11,…,S33から送られてくる画像情報は、このネットワークI/F5を介して画像形成装置内に取り込まれる。スキャナ部6は、図示しないプラテン、光源部、CCDカメラ等を備え、前記プラテン上に載置された原稿面をスキャンして画像情報を読み取る。操作部7は、ユーザが当該画像形成装置に対して各種の指令を送信するためのユーザインターフェイスである。
【0022】
そして、制御部1は、前記の各要素を通じて画像形成装置全体を制御する。また、制御部1は、制御指令を行うCPU、制御プログラム等が格納されたROM、一時的な記憶場所のRAM、不揮発データを格納するNVRAMから構成されている。このうち記憶装置3又はNVRAMには、部門、あるいは画像形成装置ごとに定められるエラー発生時処理、エラー解除後処理等の具体的内容が格納され得る(後述の図2のステップS182参照)。
【0023】
また、本実施形態に係る画像形成装置は、部門管理機能を有する。これは、図1に示すように、ネットワークI/F5を介して接続される複数のパソコンS11,…,S33等のユーザ端末が部門S1,S2及びS3なる部門ごとに区分けされる場合において、前記の各パソコンS11,…,S33から当該画像形成装置に送信され実行される印刷が、前記部門S1,S2及びS3ごとに管理される機能である。ここで管理とは、具体的には例えば、部門S1,S2及びS3ごとに、「印刷可能上限」を設定したり、部門S1,S2及びS3ごとに、印刷の実行回数、使用用紙枚数、トナー使用総量等に応じた課金を実施したりすることを言う。ここで「印刷可能上限」とは、例えば、ある部門(に属する構成員各員、換言すれば前記パソコンS11乃至S13、S21及びS22、又はS31乃至S33)が、ある一定の期間中に当該画像形成装置を用いて印刷することの許された用紙の枚数をいう(但し、前記の印刷実行回数、トナー使用量など用紙の枚数以外の基準を設けることも可能である。)。例えば、部門S1では、「500枚」という印刷可能上限が定められており、部門S2では、「1000枚」という印刷可能上限が定められるというようである(なお、各部門ごとに定められる印刷可能上限を越えた印刷要求の指令は拒絶されることになる。)。
【0024】
このような部門管理機能は、前記記憶装置3又はNVRAMに、部門S1,S2及びS3ごとに一意の番号、すなわち部門コードを登録しておくとともに、前記パソコンS11,…,S33から送信される印刷データ中に、当該ユーザが所属する部門S1,S2及びS3に対応した部門コードを挿入して送信するようにしておけば、実現することができる。これにより、当該画像形成装置においては、登録済み部門コードが付加された印刷データだけを処理・実行し、部門コードがない、或いは未登録の部門コードが付加された印刷データを受信した場合は印刷を実行しないなどということが可能となる。
【0025】
なお、図1においては、部門数が3つ、パソコンの数が都合8台存在する場合が例示されているが、部門管理機能の実現にあたって、これら部門数・パソコン数等はその本質に無関係であることは言うまでもない(即ち、部門数、パソコン数はいくつあってもよい。)。
【0026】
かかる構成となる画像形成装置は、例えば図2及び図3に示すように運用され、その結果以下に記す作用効果を得ることができる。ここに図2は、部門管理機能を備えた画像形成装置において、エラー発生時にとられる処理の流れを示すフローチャートである。また、図3乃至図5は、それぞれ、エラー発生時処理、エラー解除後処理及びジョブ保存処理(以下、これら三つの処理をまとめて、単に「エラー処理」と呼ぶことがある。)の内容を設定するための操作画面の一例を示している。なお、図3、図4及び図5はそれぞれ、後述するように、発生したエラーの内容の相違に対応している。
【0027】
まず、図2に示す処理の流れについて説明する。ユーザは自分が送信する印刷ジョブでエラーが発生した場合の、エラー発生時処理、エラー解除後処理、及び、当該印刷ジョブのジョブ保存処理のいずれか一つ以上の内容を設定することが可能である(図2のステップS10)。この設定は、より具体的には、後述する図3乃至図5に示す操作画面を用いて行われることになる。次に、印刷ジョブが画像形成装置において設定され、処理が行われる(図2のステップS12)。この印刷ジョブの処理は、前述のように、パソコンS11,…,S33から送られた、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づく。
【0028】
ここでエラーが発生すると(図2のステップS14)、ユーザが前記したステップS10における設定を行っていれば、その設定に従った処理が行われ(図2のステップS16から図2のステップS181へ)。他方、ユーザがステップS10における設定を行っていない場合には、記憶装置3又はNVRAMに格納されている部門又は画像形成装置ごとに予め定まっている処理が行われる(図2のステップS16から図2のステップS182へ)。そして、以上の処理が行われると、当該エラーの内容及びそれに対処した処理結果をユーザに通知する(図2のステップS20)。
【0029】
以上が大まかな流れであるが、本処理においては特に、前記のステップS10、ステップS16及びこれに引き続き行われるステップS181などが特徴的である。以下では、この点についてより詳しく説明する。
【0030】
まず、図2のステップS10において、ユーザは、具体的には例えば、図3乃至図5に示すような操作画面901を通じて設定操作を行うことが可能である。なお、かかる操作画面901は、図1に示した操作部7の一部として構成可能である。この場合、この操作画面901は、液晶表示装置及びタッチパネル・デバイスを含むものとして構成可能である。あるいは、当該画像形成装置が前記パソコンS11,…,S33等のユーザ端末に接続されている場合には、前記のような操作画面を該ユーザ端末を構成するディスプレイ上に表示させることができ、また同時に、当該操作画面を通じた設定を実際に行い得るように構成することもできる。
【0031】
まず、図3においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成以外に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、ステープル使用印刷実行中その途中でステープルがなくなったとか、パンチング使用印刷実行中その途中でパンチ屑ボックスが満杯になったとか、あるいは両面印刷実行中その途中で両面印刷が行えなくなった、などの各種のエラーが想定される。なお、図3においては特に、当該エラーについて、「継続処理可能エラー」という表現が与えられている。
【0032】
ユーザは、この図3において、前記のようなエラーが発生した場合には、5つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、1部のみ出力して、ジョブを保存するか、第2に、要求部数のすべてを出力し、かつ、ジョブを保存するか、第3に、ジョブ処理を強制的に継続するか、第4に、ジョブ処理を強制的にキャンセルするか、第5に、エラー状態のまま停止にするか、を選択することができる。
【0033】
例えば、ユーザの印刷目的が試し刷りで、ステープル等の印刷後の処理は重要でない場合や、小部数で枚数も少なく印刷が止まることに比べて印刷を続行させる方が影響が少ない場合には、「ジョブ処理を強制的に継続」を選択すればよい。逆に、配布資料等、正式な書類を大部数印刷する場合は、ステープルされずに出力される影響が大きいために「一部のみ出力して、ジョブを保存する」を選択すればよい。出力された1部を確認し、発生したエラーを解除して必要に応じて再出力を行う。
【0034】
次に、図4においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成自体に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、プリントオーバーラン等の印刷結果のうち1ページに印刷されるところ2ページに渡って印刷されてしまったとか、ページ記述言語の構文間違い等の文法エラーやHDD(ハード・ディスク・ドライブ)等に記憶されているフォームファイルが見つからない若しくは壊れているためオーバーレイ印刷ができない、などの各種のエラーが想定される。なお、図4においては特に、当該エラーについて、「印刷品質エラー」という表現が与えられている。
【0035】
ユーザは、この図4において、前記のようなエラーが発生した場合には、4つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、該当ページを保存して、処理を継続するか、第2に、ジョブを保存して処理を続行するか、第3に、単に処理を継続するか、第4に、処理をキャンセルするか、を選択することができる。
【0036】
例えば、後から不具合のあるページのみを再出力すればすむような場合は、「該当ページを保存して、処理継続」を選択すればよい。
【0037】
更に、図5においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成の内容に問題が生じうる場合に発生するエラーが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、当該ユーザ以外の者が解除可能なジャム等が発生した、あるいはユーザの指定したサイズの用紙が使い切られたため、その代わりの用紙に印刷を実行する場合に印刷領域を保障できないため当該画像形成装置がストップした、などの各種のエラーが想定される。なお、図5においては特に、当該エラーについて、「印刷物自体エラー」という表現が与えられている。
【0038】
ユーザは、この図5において、前記のようなエラーが発生した場合には、5つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、問題があったページのみ保存して印刷を継続するか、第2に、影響の可能性があるページのみ保存して印刷を続けるか、第3に、与えられたジョブとしての総印刷枚数が、印刷可能上限の一定数量(図においては特に、印刷可能上限の「50%」とされている。)未満の場合は再出力を行い、前記一定数量以上のときはジョブを保存して、その後の印刷をキャンセルするか、第4に、影響があったページ以降の印刷をキャンセルするか、第5に、ジョブを保存して印刷を続けるか、を選択することができる。
【0039】
なお、前記において、選択肢の第1にいう「問題があったページ」とは、例えば、ジャムが発生した場合には、当該ジャムの原因となったページを意味する。また、選択肢の第3にいう「印刷可能上限」とは、前述したように、当該画像形成装置の部門管理機能に関わる。
【0040】
以上の設定においては、例えば、ジャム等は通紙経路をふさぐことで該当の印刷物以外のページにも影響を及ぼす可能性があるので、「影響の可能性があるページのみ保存して印刷継続」を選択しておくとよい。
【0041】
以上述べたように、本実施形態においては、各種のエラーの内容に応じて、当該エラーが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかが、ユーザによって設定され得るようになっている(図2のステップS10)。そして、かかる設定を行っておけば、現実にエラーが発生した場合には、そのエラーの内容に応じて、設定に従った処理(図2のステップS16からステップS181へ)が行われるのである。
【0042】
このように、本実施形態によれば、画像形成中にエラーが発生した場合、ユーザごとの事情に配慮された対処方法が実行されるから、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【0043】
そして、このような作用効果は特に、部門管理機能実行中に前記エラーが発生した場合に顕著に奏される。というのも、当該機能実行中には、典型的には、部門ごとに印刷数量等に応じた課金が実施されていき、該課金は、通常、印刷の良・不良にかかわらずに実施されるからである。例えば、あるエラーが発生し、当該エラーによると印刷を続行しても無意味(例えば、上述のようにステープルが打たれない等)であるにもかかわらず、ユーザの意図に反して印刷が続行されるなどということが行われたとしても、それに対する課金は実行され、結果的に、不本意な料金が請求されるなどということになってしまうことになるのである。しかるに、本実施形態によれば、既に述べたように、各種のエラーに応じてユーザの意向を反映したエラー処理が行われるようになっていることから、無駄な印刷が行われるというおそれは殆どないのである。
【0044】
要するに、部門管理機能実行中の場合には、無駄な印刷は回避したいという要求はより一層切実になると考えられるが、本実施形態は、その要求によりよく応えることができるのである。
【0045】
ちなみに、本実施形態においては、前記した、図2のステップS10ないしは図3乃至図5に係る設定は任意、即ち設定しても、しなくてもよいとされている(むろん、当該設定が強制されるようになっていてもよい。)。したがって、場合によっては、当該設定が行われていない場合もありうるが、そのような場合には、図2のステップS16からステップS182へと移行する処理が実行されることになる。この場合、当該ステップS182では、部門ごと、或いは画像形成装置ごとに「予め」設定されたエラー処理が行われる。このようにユーザの設定省略、あるいは設定のし忘れがあったとしても、エラー処理のいわばバックアップがなされる構成となっていると、エラー発生時における処理の空白がなくなり好ましい。
【0046】
なお、当該予め設定されたエラー処理の内容の一例としては、例えば、前記の「継続処理可能エラー」の場合には「処理継続」(図3における第3の選択肢に該当する。)、前記の「印刷品質エラー」の場合には「キャンセル」(図4における第4の選択肢に該当する。)、前記の「印刷物自体エラー」の場合には印刷物に「問題があったページを保存する」(図5には該当する処理は存在しない。)、などというように設定しておくとよい。このような設定によれば、画像形成の実行中、例えば、前記の継続処理可能エラーに該当する「ステープル無しエラー」が発生した場合は、自動的にステープルを行わない印刷が行われ、前記の印刷品質エラーに該当する「ページ記述言語の文法エラー」が発生した場合は印刷ジョブのキャンセルが行われ、前記の印刷物自体エラーに該当する「ジャムの発生」の場合にはジャムになったページの保存が行われる。
【0047】
また、前記の図2のステップS181又はステップS182の処理が実行された後には、図2のステップS20として示したように、当該処理の内容、及び、発生したエラーの内容がユーザに通知されるようになっている。ちなみに、この「通知」は、操作部7、或いは前記ユーザ端末などにおいてなされるようになっていればよい。これにより、当該ユーザは、当該状況の把握を確実に行うことができるから、次なる処置を適切に行うことができるし、また本実施形態においては特に、図2のステップS10において設定した通りのエラー処理の内容が現実に起動されたかどうかを確認することができる。
【0048】
なお、上記実施形態におけるエラー処理の内容は、単に一例を示したにとどまる。本発明において、エラー処理の内容は、必要に応じて適宜変更可能である。また、これに関連して、更に望ましくは、ユーザが印刷用途(例えば、「試し刷り」か「本刷り」か等)を選択することで、自動的に複数のエラー処理の内容が設定されるようになっていてもよい(例えば、一般的には、「試し刷り」であれば、印刷処理が続行されても特に問題は生じないが、「本刷り」であれば、直ちに印刷の停止が行われることが望ましいから、そのような処理の内容が設定されるようになっているとよいと考えられる。)。
【0049】
また、前記実施形態において、例えば、図3の「継続処理可能エラー」の第1及び第2の選択肢に係る設定がされており、結果、印刷ジョブの全部又は一部が保存されるような場合においては、前記操作部7、あるいは前記パソコンS11,…,S33等に、当該印刷ジョブの全部又は一部を再出力させるための再出力開始ボタン(不図示)などを設けておくとよい。なお、かかる事項は、図4における第1及び第2の選択肢、図5における第1、第2、第3及び第5の選択肢に係る設定がされており、印刷ジョブの全部又は一部が保存される場合にも当然当てはまる。
【0050】
さらに、印刷ジョブの全部又は一部が保存される場合においては、その保存の期間が、予め定められている、あるいは該保存の期間もまた設定可能とされているように構成されていてもよい。これによれば、保存された印刷ジョブの全部又は一部は、保存期間の経過後に、自動的に消去されるか、あるいは保存保持対象外(即ち、上書き等が可能)にされることになる。したがって、例えば、当該印刷ジョブの内容が、部門S1(図1参照)の者以外の者(即ち、部門S2及びS2に属する者)に対しては、いわゆる部外秘であるなどという場合、前記の機能を採用すれば、その内容は比較的短期間のうちに画像形成装置内から除去されることになるから、秘密保持を適切に維持することができる。また、記憶装置3等の容量を無駄に消費することもなくなる。
【0051】
また、上記に関連して、例えば、印刷ジョブの全部又は一部を、前記再出力開始ボタンの押下によって出力させた後には、当該印刷ジョブの全部又は一部は、自動的に消去されるようになっているなどと構成することも好ましい。
【0052】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、部門管理機能を有する画像形成装置において、画像形成中にエラーが発生した場合には、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されるようにすることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概要図である。
【図2】部門管理機能を備えた画像形成装置において、エラー発生時にとられる処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】継続処理可能エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【図4】印刷品質エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【図5】印刷物自体エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【符号の説明】
1…制御部
2…プリンタ部
3…記憶装置
4…FAX I/F
5…ネットワーク I/F
6…スキャナ部
7…操作部
S1、S2及びS3…部門
S11,…,S33…パソコン
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複数のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」ということがある。)及びコピー機、ファクシミリ機及びプリンタの機能を併せ持つ画像形成装置が、ネットワークを構成し、ある一つのパソコンから、画像形成装置に対して、文書・図画等の画像情報及び印刷命令(以下、まとめて「印刷データ」という。)を送信することで、当該文書・当該図画等の印刷が可能なシステムが知られている。かかるシステムは、例えば各署・各部門を有する一つの組織内で運用される場合があり、このような場合には、前記画像形成装置の使用を各署・各部門ごとに管理・調整等する機能が、当該システムに備えられていると好ましい。このような機能は、「部門管理機能」と呼ばれている。
【0003】
この部門管理機能は、例えば次のようにして実現される。まず、前記画像形成装置内に、部門ごとに一意の番号、すなわち部門コードを登録しておく。また、前記パソコンから送信される印刷データ中に、当該ユーザが所属する部門に対応した部門コードを挿入して送信するようにしておく。これにより、当該画像形成装置においては、登録済み部門コードが付加された印刷データだけを処理・実行し、部門コードがない、或いは未登録の部門コードが付加された印刷データを受信した場合は印刷を実行しないなどということが可能となる。また、このような機能を利用することにより、部門ごとの出力枚数管理や印刷課金管理なども行うことができる。このような部門管理機能を備えた画像形成装置としては、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されているようなものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2002−196636号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平2000−339127号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平2000−194239号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像形成装置には次のような問題点がある。すなわち、まず一般に、画像形成装置では、画像形成中に何らかのエラーが発生した場合、そこで採るべき対処方法が予め定められている。例えば、画像形成装置内で紙詰まりが発生したのであれば、その旨及びその詰まった紙を画像形成装置内から取り出すようにユーザに通知するとともに該当するジョブは消去する、等の処理が定められており、また現に実行されるようになっている。しかしながら、このような対処方法は、通常、画像形成装置に固有に定められているに過ぎない。
【0008】
そして、このことは、当該画像形成装置が部門管理機能を有している場合も同様である。これによると、ある部門に属するあるユーザが、印刷データを画像形成装置に送信したが、当該画像形成中に何らかのエラーが発生した場合には、当該画像形成装置固有の対処方法がとられるだけで、部門ごとの個別の事情などについては特に考慮されるわけではないということになる。
【0009】
しかしながら、これでは、例えば、画像形成内容にエラー(例えば、いわゆるウォータマーク、或いはスタンプ等の不印刷等)を発見し、即座に印刷を止めたいなどという場合にも、当該画像形成装置における前記対処方法としてそのような処理が設定されていなければ、ユーザの側から何らかの働きかけができるわけでもなく、結果として、無駄な印刷を行ってしまうということになる。特に、部門管理機能の実行中においては、通常、印刷枚数等に応じて料金の賦課が行われることが一般的に考えられるから、前記のような場合、無駄な印刷に対して課金がなされるという、まことに不本意な結果を招くことになってしまう。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、部門管理機能を有する画像形成装置において、画像形成中にエラーが発生した場合には、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されるようにすることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、前記画像形成をジョブ毎に管理する管理手段と、前記画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、エラー発生時処理の内容、エラー解除後処理の内容、及び、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容を保存するジョブ保存処理の内容の少なくとも一つを、前記エラーの内容に応じて前記ジョブ毎に設定可能である設定手段とを備えている。
【0012】
この場合特に、当該画像形成装置は、部門コードを記憶する記憶手段を更に備え、少なくとも前記部門コードごとに前記画像形成の数量及び態様に応じた課金管理を行う部門管理機能を有しており、前記対処方法は、前記部門管理機能の実行中に有効とされるようになっているとよい。
【0013】
本発明の画像形成装置によれば、まず、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うことができる。ここで「画像データ」とは「画像情報」に基づいて作成されるが、この「画像情報」とは、例えば当該画像形成装置に付設され得るスキャナ部から読み取られた原稿面上の画像、或いは当該画像形成装置に接続されたパソコン等のユーザ端末から送信された画像等を構成するために必要な情報をいう。なお、「画像」とは、文書、図画などのあらゆる象形を含む。
【0014】
そして、本発明では特に、前記画像形成がジョブごとに管理され、且つ、当該画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、三つの処理の内容の少なくとも一つを設定可能となっている。これによると、エラーが発生した場合に、ユーザの意向を反映した対処方法がとられることになる。例えば、同じエラーに対しても、あるユーザは印刷続行を希望し、別のユーザは印刷停止を希望する、などということを、エラー処理に反映させることができる。しかも、本発明によれば、この対処方法は、部門管理機能の実行中に有効とされうる。したがって、同じエラーであっても、ユーザごとに限らず、場合により、部門ごとの意向を反映した対処方法も採られうることになる。
【0015】
このようなことから、本発明によれば、画像形成中にエラーが発生した場合、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【0016】
なお、本発明にいう「画像形成の数量…に応じた課金」とは、具体的には例えば、印刷を実行した用紙の枚数を基準としてカウントすること(即ち、賦課すること)が可能である。また、「画像形成の…態様に応じた課金」とは、具体的には例えば、当該画像形成におけるトナーの使用量や使用した用紙のサイズ、或いはステープル使用出力、製本出力等の特別な印刷の実行など、様々な事情を適当に数量化したもの等を基準としてカウントすることが可能である。
【0017】
さらに、本発明にいう「用紙」とは、字義どおり、パルプ等からなる紙片のみを意味するのではなく、例えばOHP用シート等トナーを付着することによって印刷することの可能な媒体一般を含む。
【0018】
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の実施の形態について図1を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
【0020】
図1において、画像形成装置は、制御部1、プリンタ部2、記憶装置3、ファックスインターフェイス(以下、「FAX I/F」という。)4、ネットワークI/F5、スキャナ部6及び操作部7から構成されている。
【0021】
このうちプリンタ部2は、例えばパソコンS11,…,S33から送られ、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づいて、これに基づき設定された印刷ジョブを処理する。なお、印刷ジョブの処理とは、主として、プリンタ部2に予め蓄積された用紙等に、前記画像情報に基づく文字・図画等を印刷することをいう。記憶装置3は、実行予定、或いは実行中の印刷ジョブや、エラーの発生した印刷ジョブ等を記憶する。FAX I/F4は、図示しないネットワーク外の機器と電話回線を介して接続され、FAX機能により画像情報の送受信を行う。ネットワークI/F5は、ネットワークに接続され、ネットワーク内でデータの送受信を行う。例えば、前記パソコンS11,…,S33から送られてくる画像情報は、このネットワークI/F5を介して画像形成装置内に取り込まれる。スキャナ部6は、図示しないプラテン、光源部、CCDカメラ等を備え、前記プラテン上に載置された原稿面をスキャンして画像情報を読み取る。操作部7は、ユーザが当該画像形成装置に対して各種の指令を送信するためのユーザインターフェイスである。
【0022】
そして、制御部1は、前記の各要素を通じて画像形成装置全体を制御する。また、制御部1は、制御指令を行うCPU、制御プログラム等が格納されたROM、一時的な記憶場所のRAM、不揮発データを格納するNVRAMから構成されている。このうち記憶装置3又はNVRAMには、部門、あるいは画像形成装置ごとに定められるエラー発生時処理、エラー解除後処理等の具体的内容が格納され得る(後述の図2のステップS182参照)。
【0023】
また、本実施形態に係る画像形成装置は、部門管理機能を有する。これは、図1に示すように、ネットワークI/F5を介して接続される複数のパソコンS11,…,S33等のユーザ端末が部門S1,S2及びS3なる部門ごとに区分けされる場合において、前記の各パソコンS11,…,S33から当該画像形成装置に送信され実行される印刷が、前記部門S1,S2及びS3ごとに管理される機能である。ここで管理とは、具体的には例えば、部門S1,S2及びS3ごとに、「印刷可能上限」を設定したり、部門S1,S2及びS3ごとに、印刷の実行回数、使用用紙枚数、トナー使用総量等に応じた課金を実施したりすることを言う。ここで「印刷可能上限」とは、例えば、ある部門(に属する構成員各員、換言すれば前記パソコンS11乃至S13、S21及びS22、又はS31乃至S33)が、ある一定の期間中に当該画像形成装置を用いて印刷することの許された用紙の枚数をいう(但し、前記の印刷実行回数、トナー使用量など用紙の枚数以外の基準を設けることも可能である。)。例えば、部門S1では、「500枚」という印刷可能上限が定められており、部門S2では、「1000枚」という印刷可能上限が定められるというようである(なお、各部門ごとに定められる印刷可能上限を越えた印刷要求の指令は拒絶されることになる。)。
【0024】
このような部門管理機能は、前記記憶装置3又はNVRAMに、部門S1,S2及びS3ごとに一意の番号、すなわち部門コードを登録しておくとともに、前記パソコンS11,…,S33から送信される印刷データ中に、当該ユーザが所属する部門S1,S2及びS3に対応した部門コードを挿入して送信するようにしておけば、実現することができる。これにより、当該画像形成装置においては、登録済み部門コードが付加された印刷データだけを処理・実行し、部門コードがない、或いは未登録の部門コードが付加された印刷データを受信した場合は印刷を実行しないなどということが可能となる。
【0025】
なお、図1においては、部門数が3つ、パソコンの数が都合8台存在する場合が例示されているが、部門管理機能の実現にあたって、これら部門数・パソコン数等はその本質に無関係であることは言うまでもない(即ち、部門数、パソコン数はいくつあってもよい。)。
【0026】
かかる構成となる画像形成装置は、例えば図2及び図3に示すように運用され、その結果以下に記す作用効果を得ることができる。ここに図2は、部門管理機能を備えた画像形成装置において、エラー発生時にとられる処理の流れを示すフローチャートである。また、図3乃至図5は、それぞれ、エラー発生時処理、エラー解除後処理及びジョブ保存処理(以下、これら三つの処理をまとめて、単に「エラー処理」と呼ぶことがある。)の内容を設定するための操作画面の一例を示している。なお、図3、図4及び図5はそれぞれ、後述するように、発生したエラーの内容の相違に対応している。
【0027】
まず、図2に示す処理の流れについて説明する。ユーザは自分が送信する印刷ジョブでエラーが発生した場合の、エラー発生時処理、エラー解除後処理、及び、当該印刷ジョブのジョブ保存処理のいずれか一つ以上の内容を設定することが可能である(図2のステップS10)。この設定は、より具体的には、後述する図3乃至図5に示す操作画面を用いて行われることになる。次に、印刷ジョブが画像形成装置において設定され、処理が行われる(図2のステップS12)。この印刷ジョブの処理は、前述のように、パソコンS11,…,S33から送られた、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づく。
【0028】
ここでエラーが発生すると(図2のステップS14)、ユーザが前記したステップS10における設定を行っていれば、その設定に従った処理が行われ(図2のステップS16から図2のステップS181へ)。他方、ユーザがステップS10における設定を行っていない場合には、記憶装置3又はNVRAMに格納されている部門又は画像形成装置ごとに予め定まっている処理が行われる(図2のステップS16から図2のステップS182へ)。そして、以上の処理が行われると、当該エラーの内容及びそれに対処した処理結果をユーザに通知する(図2のステップS20)。
【0029】
以上が大まかな流れであるが、本処理においては特に、前記のステップS10、ステップS16及びこれに引き続き行われるステップS181などが特徴的である。以下では、この点についてより詳しく説明する。
【0030】
まず、図2のステップS10において、ユーザは、具体的には例えば、図3乃至図5に示すような操作画面901を通じて設定操作を行うことが可能である。なお、かかる操作画面901は、図1に示した操作部7の一部として構成可能である。この場合、この操作画面901は、液晶表示装置及びタッチパネル・デバイスを含むものとして構成可能である。あるいは、当該画像形成装置が前記パソコンS11,…,S33等のユーザ端末に接続されている場合には、前記のような操作画面を該ユーザ端末を構成するディスプレイ上に表示させることができ、また同時に、当該操作画面を通じた設定を実際に行い得るように構成することもできる。
【0031】
まず、図3においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成以外に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、ステープル使用印刷実行中その途中でステープルがなくなったとか、パンチング使用印刷実行中その途中でパンチ屑ボックスが満杯になったとか、あるいは両面印刷実行中その途中で両面印刷が行えなくなった、などの各種のエラーが想定される。なお、図3においては特に、当該エラーについて、「継続処理可能エラー」という表現が与えられている。
【0032】
ユーザは、この図3において、前記のようなエラーが発生した場合には、5つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、1部のみ出力して、ジョブを保存するか、第2に、要求部数のすべてを出力し、かつ、ジョブを保存するか、第3に、ジョブ処理を強制的に継続するか、第4に、ジョブ処理を強制的にキャンセルするか、第5に、エラー状態のまま停止にするか、を選択することができる。
【0033】
例えば、ユーザの印刷目的が試し刷りで、ステープル等の印刷後の処理は重要でない場合や、小部数で枚数も少なく印刷が止まることに比べて印刷を続行させる方が影響が少ない場合には、「ジョブ処理を強制的に継続」を選択すればよい。逆に、配布資料等、正式な書類を大部数印刷する場合は、ステープルされずに出力される影響が大きいために「一部のみ出力して、ジョブを保存する」を選択すればよい。出力された1部を確認し、発生したエラーを解除して必要に応じて再出力を行う。
【0034】
次に、図4においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成自体に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、プリントオーバーラン等の印刷結果のうち1ページに印刷されるところ2ページに渡って印刷されてしまったとか、ページ記述言語の構文間違い等の文法エラーやHDD(ハード・ディスク・ドライブ)等に記憶されているフォームファイルが見つからない若しくは壊れているためオーバーレイ印刷ができない、などの各種のエラーが想定される。なお、図4においては特に、当該エラーについて、「印刷品質エラー」という表現が与えられている。
【0035】
ユーザは、この図4において、前記のようなエラーが発生した場合には、4つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、該当ページを保存して、処理を継続するか、第2に、ジョブを保存して処理を続行するか、第3に、単に処理を継続するか、第4に、処理をキャンセルするか、を選択することができる。
【0036】
例えば、後から不具合のあるページのみを再出力すればすむような場合は、「該当ページを保存して、処理継続」を選択すればよい。
【0037】
更に、図5においては、画像形成中に発生するエラーとして、画像形成の内容に問題が生じうる場合に発生するエラーが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかを設定するための操作画面の一例が示されている。ここで、このように定義されるエラーとしては、具体的には例えば、当該ユーザ以外の者が解除可能なジャム等が発生した、あるいはユーザの指定したサイズの用紙が使い切られたため、その代わりの用紙に印刷を実行する場合に印刷領域を保障できないため当該画像形成装置がストップした、などの各種のエラーが想定される。なお、図5においては特に、当該エラーについて、「印刷物自体エラー」という表現が与えられている。
【0038】
ユーザは、この図5において、前記のようなエラーが発生した場合には、5つの選択肢からエラー処理の内容を設定することができる。即ち、第1に、問題があったページのみ保存して印刷を継続するか、第2に、影響の可能性があるページのみ保存して印刷を続けるか、第3に、与えられたジョブとしての総印刷枚数が、印刷可能上限の一定数量(図においては特に、印刷可能上限の「50%」とされている。)未満の場合は再出力を行い、前記一定数量以上のときはジョブを保存して、その後の印刷をキャンセルするか、第4に、影響があったページ以降の印刷をキャンセルするか、第5に、ジョブを保存して印刷を続けるか、を選択することができる。
【0039】
なお、前記において、選択肢の第1にいう「問題があったページ」とは、例えば、ジャムが発生した場合には、当該ジャムの原因となったページを意味する。また、選択肢の第3にいう「印刷可能上限」とは、前述したように、当該画像形成装置の部門管理機能に関わる。
【0040】
以上の設定においては、例えば、ジャム等は通紙経路をふさぐことで該当の印刷物以外のページにも影響を及ぼす可能性があるので、「影響の可能性があるページのみ保存して印刷継続」を選択しておくとよい。
【0041】
以上述べたように、本実施形態においては、各種のエラーの内容に応じて、当該エラーが発生した場合に、どのような対処方法をとるべきかが、ユーザによって設定され得るようになっている(図2のステップS10)。そして、かかる設定を行っておけば、現実にエラーが発生した場合には、そのエラーの内容に応じて、設定に従った処理(図2のステップS16からステップS181へ)が行われるのである。
【0042】
このように、本実施形態によれば、画像形成中にエラーが発生した場合、ユーザごとの事情に配慮された対処方法が実行されるから、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【0043】
そして、このような作用効果は特に、部門管理機能実行中に前記エラーが発生した場合に顕著に奏される。というのも、当該機能実行中には、典型的には、部門ごとに印刷数量等に応じた課金が実施されていき、該課金は、通常、印刷の良・不良にかかわらずに実施されるからである。例えば、あるエラーが発生し、当該エラーによると印刷を続行しても無意味(例えば、上述のようにステープルが打たれない等)であるにもかかわらず、ユーザの意図に反して印刷が続行されるなどということが行われたとしても、それに対する課金は実行され、結果的に、不本意な料金が請求されるなどということになってしまうことになるのである。しかるに、本実施形態によれば、既に述べたように、各種のエラーに応じてユーザの意向を反映したエラー処理が行われるようになっていることから、無駄な印刷が行われるというおそれは殆どないのである。
【0044】
要するに、部門管理機能実行中の場合には、無駄な印刷は回避したいという要求はより一層切実になると考えられるが、本実施形態は、その要求によりよく応えることができるのである。
【0045】
ちなみに、本実施形態においては、前記した、図2のステップS10ないしは図3乃至図5に係る設定は任意、即ち設定しても、しなくてもよいとされている(むろん、当該設定が強制されるようになっていてもよい。)。したがって、場合によっては、当該設定が行われていない場合もありうるが、そのような場合には、図2のステップS16からステップS182へと移行する処理が実行されることになる。この場合、当該ステップS182では、部門ごと、或いは画像形成装置ごとに「予め」設定されたエラー処理が行われる。このようにユーザの設定省略、あるいは設定のし忘れがあったとしても、エラー処理のいわばバックアップがなされる構成となっていると、エラー発生時における処理の空白がなくなり好ましい。
【0046】
なお、当該予め設定されたエラー処理の内容の一例としては、例えば、前記の「継続処理可能エラー」の場合には「処理継続」(図3における第3の選択肢に該当する。)、前記の「印刷品質エラー」の場合には「キャンセル」(図4における第4の選択肢に該当する。)、前記の「印刷物自体エラー」の場合には印刷物に「問題があったページを保存する」(図5には該当する処理は存在しない。)、などというように設定しておくとよい。このような設定によれば、画像形成の実行中、例えば、前記の継続処理可能エラーに該当する「ステープル無しエラー」が発生した場合は、自動的にステープルを行わない印刷が行われ、前記の印刷品質エラーに該当する「ページ記述言語の文法エラー」が発生した場合は印刷ジョブのキャンセルが行われ、前記の印刷物自体エラーに該当する「ジャムの発生」の場合にはジャムになったページの保存が行われる。
【0047】
また、前記の図2のステップS181又はステップS182の処理が実行された後には、図2のステップS20として示したように、当該処理の内容、及び、発生したエラーの内容がユーザに通知されるようになっている。ちなみに、この「通知」は、操作部7、或いは前記ユーザ端末などにおいてなされるようになっていればよい。これにより、当該ユーザは、当該状況の把握を確実に行うことができるから、次なる処置を適切に行うことができるし、また本実施形態においては特に、図2のステップS10において設定した通りのエラー処理の内容が現実に起動されたかどうかを確認することができる。
【0048】
なお、上記実施形態におけるエラー処理の内容は、単に一例を示したにとどまる。本発明において、エラー処理の内容は、必要に応じて適宜変更可能である。また、これに関連して、更に望ましくは、ユーザが印刷用途(例えば、「試し刷り」か「本刷り」か等)を選択することで、自動的に複数のエラー処理の内容が設定されるようになっていてもよい(例えば、一般的には、「試し刷り」であれば、印刷処理が続行されても特に問題は生じないが、「本刷り」であれば、直ちに印刷の停止が行われることが望ましいから、そのような処理の内容が設定されるようになっているとよいと考えられる。)。
【0049】
また、前記実施形態において、例えば、図3の「継続処理可能エラー」の第1及び第2の選択肢に係る設定がされており、結果、印刷ジョブの全部又は一部が保存されるような場合においては、前記操作部7、あるいは前記パソコンS11,…,S33等に、当該印刷ジョブの全部又は一部を再出力させるための再出力開始ボタン(不図示)などを設けておくとよい。なお、かかる事項は、図4における第1及び第2の選択肢、図5における第1、第2、第3及び第5の選択肢に係る設定がされており、印刷ジョブの全部又は一部が保存される場合にも当然当てはまる。
【0050】
さらに、印刷ジョブの全部又は一部が保存される場合においては、その保存の期間が、予め定められている、あるいは該保存の期間もまた設定可能とされているように構成されていてもよい。これによれば、保存された印刷ジョブの全部又は一部は、保存期間の経過後に、自動的に消去されるか、あるいは保存保持対象外(即ち、上書き等が可能)にされることになる。したがって、例えば、当該印刷ジョブの内容が、部門S1(図1参照)の者以外の者(即ち、部門S2及びS2に属する者)に対しては、いわゆる部外秘であるなどという場合、前記の機能を採用すれば、その内容は比較的短期間のうちに画像形成装置内から除去されることになるから、秘密保持を適切に維持することができる。また、記憶装置3等の容量を無駄に消費することもなくなる。
【0051】
また、上記に関連して、例えば、印刷ジョブの全部又は一部を、前記再出力開始ボタンの押下によって出力させた後には、当該印刷ジョブの全部又は一部は、自動的に消去されるようになっているなどと構成することも好ましい。
【0052】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、部門管理機能を有する画像形成装置において、画像形成中にエラーが発生した場合には、ユーザごと、或いは部門ごとの事情に配慮された対処方法が実行されるようにすることで、無駄な画像形成を回避することなどが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概要図である。
【図2】部門管理機能を備えた画像形成装置において、エラー発生時にとられる処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】継続処理可能エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【図4】印刷品質エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【図5】印刷物自体エラーが発生した場合におけるエラー処理の内容を設定するための操作画面の一例である。
【符号の説明】
1…制御部
2…プリンタ部
3…記憶装置
4…FAX I/F
5…ネットワーク I/F
6…スキャナ部
7…操作部
S1、S2及びS3…部門
S11,…,S33…パソコン
Claims (9)
- 画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記画像形成をジョブ毎に管理する管理手段と、
前記画像形成中にエラーが発生した場合における対処方法として、エラー発生時処理の内容、エラー解除後処理の内容、及び、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容を保存するジョブ保存処理の内容の少なくとも一つを、前記エラーの内容に応じて前記ジョブ毎に設定可能である設定手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 当該画像形成装置は、
部門コードを記憶する記憶手段を更に備え、少なくとも前記部門コードごとに前記画像形成の数量及び態様に応じた課金管理を行う部門管理機能を有しており、
前記対処方法は、前記部門管理機能の実行中に有効とされることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記エラーは、
前記画像形成以外に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記エラーは、
前記画像形成自体に問題がある場合に発生するエラーであって、所定の時間経過後に自動的に継続処理可能なもの又はユーザの要求に応じて継続処理可能なものを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記エラーは、
前記画像形成の内容に問題が生じうる場合に発生するエラーを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記記憶手段は、
前記エラー発生時処理の内容、前記エラー解除後処理の内容及び前記ジョブ保存処理の内容を、前記部門コード毎又は当該画像形成装置につき予め記憶していることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記エラー発生時処理、前記エラー解除後処理及び前記ジョブ保存処理が実行されたことをユーザに通知する通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記ジョブ保存処理の内容は、前記エラーの内容に応じて、該エラーの発生時実行中であったジョブの内容の全部又は一部を保存する処理を含み、
前記ジョブの内容の全部又は一部を再出力することが可能な再出力指示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記ジョブ保存処理の内容は、前記エラーの内容に応じて、該エラーの発生時実行中であったジョブを保存すべき期間を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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