JP2005003424A - キャップ装着装置およびキャップ装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に閉じ込められた空気に起因するキャップの装着不具合を防止することができるキャップ装着装置およびキャップ装着方法を提供すること。
【解決手段】分注操作に使用されるチューブ27の開口部に保持具43によってキャップ28を保持して装着するキャップ装着装置において、キャップ装着ヘッド33の昇降フレーム37に、保持具43が複数取り付けられた回動部材38をシリンダ39によって回動可能に配設し、キャップ装着動作において、保持具43に保持されたキャップ28の姿勢をチューブ27の開口部に対して傾斜させた状態でこのキャップ28を開口部の縁部に接触させ、その後保持具43を垂直姿勢にしてキャップ28の姿勢を水平するとともにキャップ28を開口部に挿入して装着する。これにより、キャップ内部への空気の閉じ込みを防止することができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を収容する容器にキャップを装着するキャップ装着装置およびキャップ装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物質の生化学的反応などの試験を系統的に行う際に用いられる装置として、分注装置が知られている。この分注装置では、試薬や検体などの液体収容用のウェルが規則配列で設けられたマイクロタイタープレートや、小型の試験管形状のチューブを対象として、液体の分注操作が行われる。チューブを用いる場合には、使用される分注装置の分注ティップの配列に対応して製作されたチューブラックに縦姿勢で保持させ、上面の開口部から液体の注入や取り出しが行われる。
【0003】
そしてチューブを対象として分注を行った後、液体を外部雰囲気と遮断するなどの目的でチューブを閉塞する必要がある場合には、チューブの開口部にキャップが装着される(例えば特許文献1参照)。キャップとしては樹脂をチューブの開口部に嵌合する嵌合部を有する形状に成形したものが用いられ、このキャップをチューブに装着する際には、キャップの上面を保持具に保持させた状態で、キャップの嵌合部を開口部内に上方から押し込む作業が行われる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−81441号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のチューブへのキャップ装着作業においては、次のような不具合が発生していた。キャップはチューブを閉塞して密閉する目的で装着されることから、嵌合部と開口部との嵌め合い部は気密状態になるように設定されている。このためキャップの嵌合部を開口部内に押し込む際には、嵌合部が押し込まれた容積分だけチューブ内の空気が圧縮され、内部に閉じ込められた空気の圧力が上昇する。そしてこの圧力上昇によってキャップに作用する力がキャップの嵌合部とチューブの開口部との係止力よりも大きい場合には、キャップ装着後にキャップが押し上げられてチューブから離脱する場合があった。
【0006】
そこで本発明は、内部に閉じ込められた空気に起因するキャップの装着不具合を防止することができるキャップ装着装置およびキャップ装着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のキャップ装着装置は、容器の上面に開口した開口部にキャップを装着するキャップ装着装置であって、前記キャップを上面側より保持する保持具と、この保持具に保持されたキャップと前記容器の開口部とを位置合わせする位置合わせ機構と、前記保持具を垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るように操作する保持具傾斜機構と、前記保持具を前記容器に対して昇降させる保持具昇降機構と、前記保持具に保持されたキャップの姿勢を前記開口部に対して傾斜させた状態でこのキャップを開口部の縁部に接触させ、その後前記保持具を垂直姿勢にしてキャップの姿勢を水平するとともに前記開口部に挿入して装着するキャップ装着動作を行うために、前記位置合わせ機構、保持具傾斜機構、保持具昇降機構を制御する制御手段を備えた。
【0008】
請求項2記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記キャップを前記保持具に供給するキャップ供給手段を備えた。
【0009】
請求項3記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記保持具傾斜機構が、前記保持具昇降機構により昇降する昇降フレームと、前記昇降フレームに水平方向の回動軸廻りに回動自在に取り付けられた回動部材と、この回動部材を回動させる駆動手段を備え、前記保持具は前記回動部材に取り付けられている。
【0010】
請求項4記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記保持具に、前記キャップを真空吸引によって吸着保持するための吸引孔が形成されている。
【0011】
請求項5記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記容器を縦横複数列並べて収納する容器ラックを保持する容器ラック保持部を備え、前記位置合わせ機構が前記保持部と前記容器ラック保持部を相対的に水平移動させる水平移動機構を備えた。
【0012】
請求項6記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記保持具傾斜機構が、前記保持具昇降機構により昇降する昇降フレームと、前記昇降フレームに水平方向の回動軸廻りに回動自在に取り付けられた回動部材と、この回動部材を回動させる駆動手段を備え、前記保持具は前記容器ラックの1つの列に並んだ複数の容器と対応する数および位置関係で前記回動部材に取り付けられている。
【0013】
請求項7記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記複数の保持具に、前記キャップを真空吸引によって吸着保持するための吸引孔が形成されており、それぞれの保持具毎に真空吸引のオン・オフを制御する真空吸引制御手段を備えている。
【0014】
請求項8記載のキャップ装着装置は、請求項1記載のキャップ装着装置であって、前記回動部材に、前記複数の保持具を容器に向かって進退自在に装着するとともにこれらの保持具を前記容器側に押圧する付勢力を作用させる弾性部材を備えた。
【0015】
請求項9記載のキャップ装着方法は、容器の上面に開口した開口部にキャップを装着するキャップ装着方法であって、前記キャップを保持具によってキャップの上面側より保持するキャップ保持工程と、この保持具に保持されたキャップを容器の開口部に対して傾斜させた状態でこの開口部の縁部に接触させるキャップ接触工程と、前記保持具を垂直姿勢とすることによりキャップを容器の開口部に対して水平にするとともに前記キャップを前記開口部に挿入して装着するキャップ装着工程とを含む。
【0016】
請求項10記載のキャップ装着方法は、請求項9記載のキャップ装着方法であって、前記キャップ装着工程の後、前記保持具を容器側に押し付けるキャップ押し付け工程を行う。
【0017】
請求項11記載のキャップ装着方法は、請求項9記載のキャップ装着方法であって、前記容器を縦横複数列並べて収納する容器ラックに収納された複数の容器のうち、1つの列に並んだ複数の容器に対して前記キャップ接触工程から前記キャップ装着工程まで同時に行う。
【0018】
本発明によれば、保持具に保持されたキャップの姿勢を容器の開口部に対して傾斜させた状態でこのキャップを開口部の縁部に接触させ、その後保持具を垂直姿勢にしてキャップの姿勢を水平するとともに開口部に挿入して装着するキャップ装着動作を行うことにより、キャップ挿入時にチューブ内部の空気を外に逃がして内圧上昇を防止することができ、内部に閉じ込められた空気に起因するキャップの装着不具合を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置が組み込まれた分注システムの平面図、図2は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置で使用されるチューブ、キャップおよび容器ラックの斜視図、図3は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置で使用されるキャップ保持シートの斜視図、図4は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置の平面図、図5は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置のキャップ供給手段の断面図、図6は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ分離動作の説明図、図7は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着機構の正面図、図8は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着ヘッドの側断面図、図9は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着ヘッドの動作説明図、図10は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外し機構の正面図、図11は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外しヘッドの側断面図、図12は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置の制御系の構成を示すブロック図、図13は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着動作の説明図、図14は本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外し動作の説明図である。
【0020】
まず図1を参照して、分注システムについて説明する。この分注システムは、創薬スクリーニング作業などで行われる各種の試験において試薬や検体などの液体の分注操作を行う分注装置12に、キャップ装着・取り外し装置1を組み合わせて構成されている。キャップ装着・取り外し装置1は、試験において液体を小分けして収容する容器として使用される小型試験管形状のチューブに樹脂製のキャップを自動的に装着するキャップ装着装置と、チューブに装着されたキャップを自動的に取り外すキャップ取り外し装置を、1つの装置に組み込んだ構成となっている。
【0021】
キャップ装着・取り外し装置1は、基台1a上に、キャップの装着・取外しをそれぞれ行うキャップ装着機構2、キャップ取り外し機構3および個片のキャップをキャップ装着機構2に供給するキャップ供給手段を配設し、これら各部を後述する搬送機構を介して連結した構成となっている。作業対象のチューブは、分注装置12との間で受け渡しが可能となっている。
【0022】
まずキャップ供給手段について説明する。キャップ供給手段は、シート収納部7、シート回収箱8、キャップ分離部9、キャップ移送テーブル10、シート移載機構11より構成されている。シート収納部7は、キャップを平面規則配列で保持するキャップ保持シート20(図4参照)を収納する。キャップ分離部9(キャップ分離機構)は、シート収納部7から取り出されたキャップ保持シート20から、個片のキャップを分離する。キャップ保持シート20からキャップが分離された後の空シートは、シート回収箱8に回収される。
【0023】
シート移載機構11はシート収納部7からキャップ保持シート20を取り出し、キャップ分離部9に移載する。キャップ移送テーブル10(キャップ移送機構)は、キャップ保持シート20から分離されたキャップを、キャップ装着機構2への受け渡し位置として設定されたキャップ吸着位置(所定位置)に移送する。
【0024】
キャップ装着機構2は、上述のキャップ吸着位置からキャップ保持専用の保持具によってキャップを保持して、容器ラック6(図3参照)に縦横複数並べて保持されたチューブの開口部に装着する。キャップ取り外し機構3は、チューブの開口部に装着されたキャップを取り外す。キャップ装着機構2およびキャップ取り外し機構3は容器ラック搬送機構4に沿って配置されており、容器ラック搬送機構4はチューブを縦横複数列並べて収納する容器ラック6を載置した容器ラック保持部5を搬送する。
【0025】
容器ラック保持部5が容器ラック搬送機構4の端部まで移動した状態では、容器ラック保持部5に保持された容器ラック6は、分注装置12内に設定された受け渡し位置12bに位置する。容器ラック搬送機構4は、容器ラック6を分注装置12との間で受け渡す容器ラック受け渡し位置12bおよびキャップ装着機構2、キャップ取り外し機構3の間で移動させる容器ラック移動手段となっている。
【0026】
容器ラック6は分注装置12に設けられた容器移載ヘッド15によって取り出され、分注装置12に付設された容器ストック部13にマイクロプレート14とともに収納される。分注装置12のベース部12a上には分注エリア12cが設けられており、分注ヘッド16によって行われる分注操作に際しては、容器ストック部13から容器ラック6やマイクロプレート14が容器移載ヘッド15によって取り出され、分注エリア12cに搬送される。この分注操作においてチューブへのキャップの装着や、チューブからのキャップの取り外しが必要となる度に、容器ラック6はキャップ装着・取り外し装置1と分注装置12との間を、受渡し位置12bを介して往復する。
【0027】
次に図2、図3を参照して、分注装置12による分注操作に使用されるチューブ27およびキャップ装着・取り外し装置1によってチューブ27に着脱されるキャップ28について説明する。図2(a)に示すように、容器ラック6にはチューブ27を縦横複数並べて保持するための凹部6aが格子状の平面規則配列で設けられており、凹部6aにはチューブ27が直立姿勢で挿入され保持される。容器ラック6におけるチューブ27の配列は、マイクロプレート14のウェル配列と一致しており、同一の分注ヘッド16を使用して容器ラック6に保持されたチューブ27,マイクロプレート14のいずれをも対象として分注操作が行えるようになっている。
【0028】
図2(b)に示すように、チューブ27は透明樹脂を上部が開口した試験管形状に成形した樹脂部品であり、開口部27aには必要に応じてキャップ28が装着される。キャップ28は上面中央に凹部28aが設けられ、上縁部に鍔部28bが張り出した形状の樹脂製の栓部材である。キャップ28の下部は鍔部28bよりも径寸法が小さい円柱状の嵌合部28cとなっている。
【0029】
キャップ28のチューブ27への装着に際しては、嵌合部28cを開口部27a内に設けられた段付部27bに圧入する。凹部28aには内径が中間部分よりも外側に拡がった底部28dが設けられており、後述するキャップ取外し動作において、係合具の先端部を凹部28a内に挿入して底部28dに嵌り込ませることにより、キャップ28を係合具に係合させることができるようになっている。すなわち、キャップ28aに設けられた凹部28aは、キャップ28を係合具によって係合するための被係合部となっている。
【0030】
図3はキャップ28を保持するキャップ保持シート20を示している。キャップ28は、屈曲自在な樹脂製のシート20aに凹部28aを上向きにした姿勢で保持されており、容器ラック6における凹部6aの配列と同一配列でシート20aに設けられた保持孔20bに、鍔部28bを係止させて挿入されている(図6(a)参照)。
【0031】
次に図4および各図を参照して、キャップ装着・取り外し装置1の各部の詳細構造を説明する。まず、キャップ28をキャップ装着機構2に供給するキャップ供給手段について、図4,図5を参照して説明する。図5は、図4におけるA−A断面を示しており、シート収納部7に設けられた保持枠7a内には、キャップ保持シート20が積層状態で収納されている。キャップ保持シート20はリフタ機構21上に載置されており、リフタ機構21を駆動することによりキャップ保持シート20は順次保持枠7a内で押し上げられる。
【0032】
保持枠7a内に積層され、上端の取り出し高さまで押し上げられた最上段のキャップ保持シート20は、シート移載ヘッド22によって取り出される。取り出されたシート移載ヘッド22は、シート収納部7、シート回収箱8、キャップ分離部9に沿ってX方向に配設されたシート移載機構11(図4参照)によって、キャップ分離部9まで移動する。
【0033】
図4に示すように、シート移載機構11は、シート移載ヘッド移動テーブル11aをブラケット11bによって水平に保持した構成となっており、シート移載ヘッド移動テーブル11aには、第1のモータ17、送りねじ17a、ナット17bより成る直動機構が配設されている。シート移載ヘッド22はこの直動機構によってシート収納部7、シート回収箱8、キャップ分離部9の上方を往復動し、シート収納部7から取り出したキャップ保持シート20をキャップ分離部9に移載する。
【0034】
図5に示すように、キャップ分離部9に移載されたキャップ保持シート20はキャップ分離プレート23上に載置され、ここでキャップ保持シート20からキャップ28を分離するキャップ分離動作が、キャップ分離機構24によって行われる。キャップ分離機構24は、昇降機構26によって昇降する押し抜きヘッド25を備えており、押し抜きヘッド25には複数の押し抜きシャフト25aが、キャップ保持シート20における保持孔20bの一列の配列ピッチに対応したピッチで下方に延出して設けられている。
【0035】
キャップ分離プレート23の下方にはキャップ移送テーブル10が配設されている。キャップ移送テーブル10は、搬送面を振動させることにより部品を搬送する振動フィーダであり、キャップ分離部9においてキャップ保持シート20から分離されたキャップ28を振動によりY方向に移動させ、キャップ装着機構2まで搬送する。
【0036】
図6を参照してキャップ分離動作について説明する。図6(a)に示すように、シート移載ヘッド22によって搬送されたキャップ保持シート20は、各キャップ28が分離孔23aに一致するようにキャップ分離プレート23に対して位置合わせされる。次いで図6(b)に示すように、シート20aをキャップ分離プレート23の上面に当接させてキャップ保持シート20を載置する。
【0037】
そして押し抜きヘッド25を下降させて、図6(c)に示すように、押し抜きシャフト25aを凹部28a内に挿入することにより、キャップ28を保持孔20bから押し抜く。これによりキャップ28は分離孔23aを介してキャップ保持シート20から下方に分離し、キャップ移送テーブル10に設けられた搬送溝10a内に移動する。そして搬送溝10a内に移動したキャップ28は、キャップ移送テーブル10によってキャップ装着機構2の保持具によるキャップ吸着位置10b(図8参照)まで搬送される。
【0038】
次にキャップ装着機構2の構造を説明する。図4において、キャップ移送テーブル10は容器ラック搬送機構4まで延出して設けられており、キャップ移送テーブル10のX方向位置に合わせてキャップ装着機構2が配設されている。キャップ装着機構2は、キャップ装着ヘッド33をフレーム2aにスライド自在に保持させ、第2のモータ30、送りねじ31a、ナット部材31bより成る直動機構によって、キャップ装着ヘッド33をY方向に移動させる構成となっている。
【0039】
次に図7,図8,図9を参照して、キャップ装着ヘッド33の構造および機能を説明する。キャップ装着ヘッド33は、キャップ28を上面側より保持する保持具43にキャップ装着動作を行わせることにより、チューブ27へのキャップ装着を自動的に行う。キャップ装着動作は、保持具43の昇降と傾斜を組み合わせた所定パターンの動作であり、このためキャップ装着ヘッド33は、以下に説明するように、保持具43を昇降させる保持具昇降機構と、保持具43を垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るように操作する保持具傾斜機構とを備えている。
【0040】
図7に示すように、フレーム2aの下面にY方向に固着されたガイドレール32aには、スライダ32bがスライド自在に装着されており、スライダ32bはキャップ装着ヘッド33の移動フレーム33aに結合されている。第2のモータ30を駆動することにより、キャップ装着ヘッド33はY方向に往復動する。
【0041】
図8に示すように、フレーム33aにはガイドレール36aが垂直に配設されており、ガイドレール36aにスライド自在に装着されたスライダ36bは昇降フレーム37に固着されている。昇降フレーム37には結合ブロック37bが結合されており、結合ブロック37bに内蔵されたナット部材35bには送りねじ35aが螺合している。昇降フレーム37は両側に側フレーム37aを有し下方側が開放された門型のフレームであり、図7に示すように一方側の側フレーム37aには、シリンダ39がロッド39aを下向きにし、かつピン39b(図8)によって上側をピン支持された形で配設されている。
【0042】
図8に示すように、ロッド39aの先端部にはレバー部材40がピン41によってピン結合されており、図7に示すように、レバー部材40は側フレーム37aの下端部に軸支された一方側の回動軸42に固定結合されている。側フレーム37aの内側には回動部材38が2つの回動軸42によって回動自在に保持されている。一方側の回動軸42はレバー部材40に結合されており、後述するようにシリンダ39を駆動することにより、回動部材38は回動軸42廻りに所定角度で回動する。そしてこの回動により、後述するように保持具43は、垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るようになっている。
【0043】
回動部材38は、図7に示すように、保持具43を容器ラック6におけるチューブ27の保持ピッチと同一のピッチで保持している。すなわち保持具43は、容器ラック6の1つの列に並んだ複数のチューブ27と対応する数および位置関係で、回動部材38に取り付けられている。
【0044】
これにより、キャップ装着ヘッド33によるキャップ装着動作において、容器ラック6の一列に並んだ複数のチューブ27を一括して対象とすることができるようになっている。そして送りねじ35aを昇降用モータ34によって回転駆動することにより、昇降フレーム37は昇降し、したがって回動部材38に取り付けられた保持具43もともに昇降する。昇降用モータ34,送りねじ35a、ナット部材35bは、昇降フレーム37とともに保持具43をチューブ27に対して昇降させる保持具昇降機構となっている。
【0045】
図8に示すように、保持具43にはキャップ28を真空吸引によって吸着保持するための吸引孔43aが設けられている。吸引孔43aは、複数のオン・オフバルブを連結した多連制御バルブより成るバルブ機構48に真空配管47を介して接続されており、バルブ機構48は更に真空吸引源(図示省略)に接続されている。後述する制御部によってバルブ機構48を制御することにより、複数の保持具43における吸引孔43aからの真空吸引を個別に制御することができる。
【0046】
すなわち、制御部に制御されるバルブ機構48は、それぞれの保持具43毎に真空吸引のオン・オフを制御する真空吸引制御手段となっている。これにより、後述するキャップ装着作業において、容器ラック6の位置列に並んだ複数のチューブ27のうち、任意のチューブ27のみを対象としてキャップ装着を行えるようになっている。
【0047】
保持具43の下端部の形状は、図13(a)に示すように、保持対象のキャップ28の鍔部28bとほぼ等しい外径のフランジ部43bと、凹部28a内に嵌入部する嵌入部43cを備えた形状となっている。吸引孔43aは嵌入部43cの端面に開口している。保持具43によってキャップ28を保持する際には、まずキャップ装着ヘッド33をY方向に移動させてキャップ移送テーブル10側へ位置させ、保持具43の列位置をキャップ移送テーブル10の端部に設定されたキャップ吸着位置10bに合わせる。これにより、キャップ28とチューブ27の開口部27aが位置合わせされる。
【0048】
そしてこの状態で昇降用モータ34を駆動してキャップ装着ヘッド33を下降させる。これにより、保持具43はキャップ28に対して下降し、嵌入部43cが凹部28a内に嵌入する。そしてフランジ部43bが鍔部28bに当接することにより、保持具43の下降が停止し、この後、吸着孔43aから真空吸引することにより、キャップ28が保持具43に保持される。このとき、前述のように、バルブ機構48によって真空吸引を保持具43毎に制御することにより、任意の保持具43のみにキャップ28を保持させることができる。
【0049】
そして、保持具43に保持したキャップ28をチューブ27に装着する際には、まず対象となる容器ラック6を保持した容器ラック保持部5をX方向に搬送してキャップ装着機構2の位置まで移動させ、次いで保持具43の列位置をY方向に移動させて容器ラック6のキャップ装着対象となる列に位置合わせする。これにより、保持具43とチューブ27の開口部27aとが位置合わせされる。
【0050】
この位置合わせは、X方向には容器ラック搬送機構4によって、Y方向には第2のモータ30、送りねじ31a、ナット部材31bより成る直動機構によって、保持具43と容器ラック保持部5を相対的に水平移動させることにより行われる。すなわち、容器ラック搬送機構4および上述の直動機構は、保持具43に保持されたキャップ28とチューブ27の開口部27aとを位置合わせする位置合わせ機構となっており、この位置合わせ機構は、保持具43と容器ラック保持部5を相対的に水平移動させる水平移動機構を備えた構成となっている。
【0051】
図8に示すように、保持具43は上方に延出した昇降軸44と結合されており、昇降軸44は回動部材38に装着されたスライドガイド45によって上下方向にスライド自在に保持されている。昇降軸44の上端部は弾性部材であるスプリング46によって下方に付勢されており、前述のキャップ装着動作において保持具43を所定の押圧荷重でキャップ28に対して押圧する。
【0052】
すなわち、上記構成において、回動部材38は、複数の保持具43をチューブ27に向かって進退自在に装着するとともに、これらの保持部43をチューブ27側に押圧する付勢力を作用させる弾性部材を備えている。この付勢力により、保持具43の下端部の高さ位置にばらつきが存在する場合にあっても、適正な圧入荷重でキャップ28を開口部27a内に圧入できるようになっている。
【0053】
保持具43を用いたキャップ装着動作においては、後述するように保持具43を垂直姿勢から傾斜させる動作を行うことにより、安定したキャップ装着状態を実現するようにしている。ここで図9を参照して、このキャップ装着動作において保持具43を垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るように操作する保持具傾斜機構による保持具傾斜動作について説明する。
【0054】
図9(a)は、シリンダ39のロッド39aが没入状態にあり、回動部材38が垂直姿勢に、したがって回動部材38に保持された保持具43も垂直姿勢にある状態を示している。キャップ装着動作において保持具43が垂直姿勢にある状態では、保持具43に軸方向と直交する方向で保持されたキャップ28の姿勢は、チューブ27の開口部27aに対して水平となる。
【0055】
図9(b)はこの状態から、ロッド39aを突出させることによって、回動部材38および保持具43が傾斜姿勢にある状態を示している。すなわち、ロッド39aが突出することにより、回動軸42はレバー部材40を介して、ロッド39aの突出量とレバー部材40のレバー長さで規定される角度αだけ回転する。これにより回動軸42に固着された回動部材38は同様の角度αだけ回動軸42廻りに回動して傾斜し、保持具43も同様に傾斜する。キャップ装着動作において保持具43が傾斜姿勢にある状態では、保持具43に保持されたキャップ28は、チューブ27の開口部27aに対して水平面から傾斜した姿勢となる。
【0056】
すなわちキャップ装着ヘッド33において、上述の保持具傾斜動作を行う保持具傾斜機構は、保持具昇降機構により昇降する昇降フレーム37と、昇降フレーム37に水平方向の回動軸42廻りに回動自在に取り付けられた回動部材38と、回動部材38を回動させる駆動手段としてのシリンダ39とを備え、保持具43を回動部材38に取り付けた構成となっている。
【0057】
次にキャップ取り外し機構3の構造を説明する。図4において、キャップ装着機構2の右側方には、容器ラック搬送機構4と交叉してキャップ取り外し機構3が配設されている。キャップ取り外し機構3は、キャップ取り外しヘッド53をフレーム3aにY方向にスライド自在に保持させ、第3のモータ50、送りねじ51a、ナット部材51bより成る直動機構によって、キャップ取り外しヘッド53をY方向に移動させる構成となっている。
【0058】
この直動機構によるキャップ取り外しヘッド53の移動端には、キャップ離脱板67およびキャップ回収箱68が配置されている。キャップ離脱板67は櫛歯状部材であり、容器ラック6に保持されたチューブ27からキャップ28を取外したキャップ取り外しヘッド53がキャップ離脱板67にアクセスしてキャップ離脱動作を行うことにより、後述する係合具に係合状態にあるキャップ28を櫛歯によって離脱させる。キャップ離脱板67は、チューブ27から取り外されて係合具に係合したままのキャップ27を、この係合具から除去するキャップ除去手段となっている。離脱したキャップ28は、キャップ回収箱68内に落下回収される。
【0059】
次に図10,図11を参照して、キャップ取り外しヘッド53の構造および機能を説明する。キャップ取り外しヘッド53は、キャップ28の凹部28aに係合可能な係合具63にキャップ取り外し動作を行わせることにより、チューブ27の開口部27aに装着されたキャップ28の取り外しを自動的に行う。キャップ取り外し動作は、係合具63の昇降と傾斜を組み合わせた所定パターンの動作であり、このためキャップ取り外しヘッド53は、以下に説明するように、係合具63を昇降させる保持具昇降機構と、係合具63を垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るように操作する係合具傾斜機構とを備えている。
【0060】
図10に示すように、フレーム3aの下面にY方向に固着されたガイドレール52aには、スライダ52bがスライド自在に装着されており、スライダ52bはキャップ装着ヘッド53の移動フレーム53aに結合されている。第3のモータ50を駆動することにより、キャップ装着ヘッド53はY方向に往復動する。
【0061】
図11に示すように、フレーム53aにはガイドレール56aが垂直に配設されており、ガイドレール56aにスライド自在に装着されたスライダ56bは昇降フレーム57に固着されている。昇降フレーム57には結合ブロック57bが結合されており、結合ブロック57bに内蔵されたナット部材55bには送りねじ55aが螺合している。昇降フレーム57は両側に側フレーム57aを有し下方側が開放された門型のフレームであり、図10に示すように一方側の側フレーム57aには、シリンダ59がロッド59aを下向きにし、かつピン59b(図11)によって上側をピン支持された形で配設されている。
【0062】
図11に示すように、ロッド59aの先端部にはレバー部材60がピン61によってピン結合されており、図10に示すように、レバー部材60は側フレーム57aの下端部に軸支された一方側の回動軸62に固定結合されている。側フレーム57aの内側には回動部材58が2つの回動軸62によって回動自在に保持されている。一方側の回動軸62はレバー部材60に結合されており、後述するようにシリンダ59を駆動することにより、回動部材58は垂直姿勢から傾斜するようになっている。
【0063】
回動部材58は、図10に示すように、キャップ28に設けられた凹部28aに係合可能な係合具63を、容器ラック6におけるチューブ27の保持ピッチと同一のピッチで保持している。すなわち係合具63は、容器ラック6の1つの列に並んだ複数のチューブ27と対応する数および位置関係で、回動部材58に取り付けられている。
【0064】
これにより、キャップ取り外しヘッド53によるキャップ取り外し動作において、容器ラック6の一列に並んだ複数のチューブ27を一括して対象とすることができるようになっている。そして送りねじ55aを昇降用モータ54によって回転駆動することにより、昇降フレーム57は昇降し、したがって回動部材58に取り付けられた係合具63もともに昇降する。昇降用モータ54,送りねじ55a、ナット部材55bは、昇降フレーム57とともに係合具63をチューブ27に対して昇降させる係合具昇降機構となっている。
【0065】
係合具63の形状について説明する。係合具63の先端部には、図14に示すように、径方向に張り出した形状の挿入端部63aが設けられている。挿入端部63aは、キャップ28の上面中央に形成された凹部28aに挿入されて底部28dに嵌り込むことにより、キャップ28を係合具63に係合する。挿入端部63aは係合具63の先端部に設けられ凹部28a内で底部28dに嵌り込む大径部となっている。
【0066】
係合具63よってキャップ28を係合保持する際には、まず対象となる容器ラック6を保持した容器ラック保持部5をX方向に搬送してキャップ取り外し機構3の位置まで移動させ、次いで係合具63の列位置をY方向に移動させて容器ラック6のキャップ取り外し対象となる列に位置合わせする。これにより、係合部63とチューブ27の開口部27aに装着されたキャップ28が位置合わせされる。
【0067】
この位置合わせは、X方向には容器ラック搬送機構4によって、Y方向には第2のモータ50、送りねじ51a、ナット部材51bより成る直動機構によって、係合部63と容器ラック保持部5を相対的に水平移動させることにより行われる。すなわち、容器ラック搬送機構4および上述の直動機構は、係合具63をチューブ27の開口部27aに装着されたキャップ28に係合させるために、係合具63とチューブ27とを位置合わせする位置合わせ機構となっており、この位置合わせ機構は、係合具63と容器ラック保持部5を相対的に水平移動させる水平移動機構を備えた構成となっている。
【0068】
そしてこの状態で昇降用モータ54を駆動してキャップ取り外しヘッド53を下降させる。これにより、係合具63はキャップ28に対して下降し、挿入端部63aがキャップ28の凹部28a内で底部28dに圧入されて嵌り合うことにより、キャップ28が係合具63によって係合される。
【0069】
図11に示すように、係合具63は上方に延出した昇降軸64と結合されており、昇降軸64は回動部材58に装着されたスライドガイド65によって上下方向にスライド自在に保持されている。昇降軸64の上端部は弾性部材であるスプリング66によって下方に付勢されており、前述のキャップ装着動作において係合具63を所定の押圧荷重でキャップ28に対して押圧する。
【0070】
すなわち、上記構成において、回動部材58は、複数の係合具63をチューブ27に向かって進退自在に装着するとともに、これらの係合具63をチューブ27側に押圧する付勢力を作用させる弾性部材を備えている。この付勢力により、係合具63の下端部の高さ位置にばらつきが存在する場合にあっても、係合具63によってキャップ28を良好に係合することができるようになっている。
【0071】
係合具63を用いたキャップ取外し動作においては、図9に示す動作と同様に、係合具63を垂直姿勢から傾斜させる係合具傾斜動作を係合具傾斜機構によって行うことにより、安定したキャップ取り外しを実現するようにしている。すなわち、シリンダ59を駆動して回動部材58を回動軸62廻りに回動させることによって、係合具63を垂直姿勢から傾斜させる。
【0072】
上述のキャップ取り外し機構3の構成において、係合具63を垂直姿勢から傾斜させる係合部傾斜機構は、前述の係合具昇降機構により昇降する昇降フレーム57と、昇降フレーム57に水平方向の回動軸62廻りに回動自在に取り付けられた回動部材58と、回動部材58を回動させる駆動手段としてのシリンダ59とを備え、係合具63を回動部材58に取り付けた構成となっている。
【0073】
次に図12を参照して制御系の構成を説明する。図12において、破線枠で示す12は、分注装置12に含まれる構成要素を示している。制御部70は分注装置12の各部の動作を制御する。制御部70にはキャップ装着プログラム71、キャップ取り外しプログラム72、キャップ供給プログラム73が記憶されており、これらの各プログラムを制御部70が実行することにより、キャップ装着動作、キャップ取り外し動作、キャップ供給動作がキャップ装着機構2、キャップ取り外し機構3およびキャップ供給手段によりそれぞれ行われる。
【0074】
操作・入力部74はタッチパネルやキーボードなどの入力手段であり、分注装置12の各部における動作実行のためのコマンドやデータを入力する。表示部75はディスプレイ装置であり、操作・入力部74による操作・入力時の案内画面を表示する。分注部76は分注ヘッドによる分注動作を実行する。
【0075】
分注装置12から受け渡し位置12bを介してキャップ装着・取り外し装置1に渡された容器ラック6を対象としてキャップ装着、キャップ取外しを行う際には、制御部70がキャップ装着プログラム71、キャップ取り外しプログラム72を実行することにより、リフタ機構21、シート移載機構11、キャップ分離機構24、キャップ移送テーブル10、キャップ装着機構2、キャップ取り外し機構3、容器ラック搬送機構4、バルブ機構48の各機構の動作が制御される。
【0076】
次に図13を参照してキャップ装着方法について説明する。まずキャップ装着機構2において、キャップ装着ヘッド33をキャップ移送テーブル10のキャップ吸着位置の上方に移動させ、保持具43をキャップ28に位置合わせする。そして昇降フレーム37を下降させて、列状に配置された保持具43をキャップ吸着位置に列状に配列されたキャップ28に対して下降させる。そして嵌入部43cを凹部28a内に嵌入させ、吸引孔43aから真空吸引することにより、キャップ28を保持具43によってキャップ28の上面側より保持する(キャップ保持工程)。
【0077】
次いでキャップ装着ヘッド33を移動させ、容器ラック搬送機構4上に位置決めされた容器ラック6の対象となるチューブ27の列に対して保持具43の列を位置合わせする。次いで回動部材38を回動させることにより、図13(a)に示すようにキャップ28を保持した保持具43を傾斜させる。そして図13(b)に示すようにキャップ28をチューブ27の開口部27aに対して傾斜させた状態で、チューブ27の縁部27cにキャップ28を接触させる(キャップ接触工程)。
【0078】
このキャップ接触工程は、保持具43を傾斜させる傾斜ステップと、保持具43とチューブ27とを位置合わせする位置合わせステップと、キャップ28を開口部27aに接触させる接触ステップとを含んだ動作工程である。上述の実施の形態ではこのキャップ接触工程において、位置合わせステップの後に傾斜ステップを実行するようにしているが、位置合わせステップと傾斜ステップの順序はどちらが先であってもよい。例えば、予め傾斜した状態で載置されたキャップ28を既に傾斜姿勢に保たれた保持具43で保持した後に、保持具43をチューブ27に対して位置あわせするようにしてもよい。
【0079】
そしてこの後、回動部材38を回動させて保持具43を垂直姿勢にすることにより、保持具43に保持されたキャップ28を開口部27aに対して水平にするとともに、キャップ28を開口部27a内に挿入して装着する(キャップ装着工程)。そしてこの後、保持具43をスプリング46の付勢力によってチューブ27側に押し付ける(キャップ押し付け工程)。これにより、チューブ27の高さや保持具43の下面の高さにばらつきがある場合においても、キャップ28をチューブ27に正しく装着することができる。
【0080】
このキャップ装着方法におけるキャップ装着動作は、保持具43に保持されたキャップ28の姿勢をチューブ27の開口部27aに対して傾斜させた状態でこのキャップ28を開口部27aの縁部に接触させ、その後保持具43を垂直姿勢にしてキャップ28の姿勢を水平するとともに、開口部27aに挿入して装着するものである。そして本実施の形態においては、制御部70は、上述のキャップ装着動作を行うために、位置合わせ機構、保持具傾斜機構、保持具昇降機構を制御する制御手段として機能している。
【0081】
そしてこのキャップ装着動作では、チューブ27を縦横複数列並べて収納する容器ラック6に収納された複数のチューブ27のうち、1つの列に並んだ複数のチューブ27に対して、キャップ接触工程の位置合わせステップからキャップ装着工程までを同時に行うようにしている。すなわち、縦横複数列の規則配列で保持された複数のチューブ27のうち、任意の1列のみを対象としてキャップ装着を行うことが可能となっている。さらに、バルブ機構48によって保持具43による真空吸引を個別に制御することにより、任意の1列のチューブのうちの特定のチューブ27のみを対象とすることもできる。
【0082】
したがって、容器ラックに保持されたチューブの一部を対象としてキャップ装着を行おうとすれば、キャップを保持シートから分離した後に、個々にチューブに装着する作業を手作業で実行することを余儀なくされていた従来の保持シートを用いたキャップの装着作業と比較して、キャップの装着作業を効率よく行うことができる。
【0083】
また上述のキャップ装着動作においては、保持具43に保持されたキャップ28の姿勢を開口部27aに対して傾斜させた状態でこのキャップ28を開口部27aの縁部に接触させ、その後保持具43を垂直姿勢にしてキャップ28の姿勢を水平にしながらこのキャップ28を開口部27aに挿入するようにしているので、キャップ挿入時にキャップ28が接触していない縁部側から、チューブ27内部の空気を外に逃がして内圧上昇を防止することができる。したがって、キャップ28が装着後に内圧によって押し上げられてチューブ27から離脱する不具合を防止して、安定したキャップ装着状態を実現することができる。
【0084】
次に図14を参照して、チューブ27に装着されたキャップ28を取り出すキャップ取外し方法について説明する。まずキャップ取り外し対象のチューブ27を保持した容器ラック6を容器ラック搬送機構4によってキャップ取り外し機構3に移動させ、容器ラック6に保持された複数のチューブのうち対象となるチューブ27の列を係合具63の列に位置合わせする(位置合わせ工程)。
【0085】
次いで昇降フレーム57を下降させて、図14(a)に示すように、挿入端部63aを凹部28a内に押し込み、底部28dに嵌め合わせて係合させる(係合工程)。そして図13(b)に示すように係合具63を垂直姿勢から傾斜させることにより、キャップ28を開口部27aの一方側の縁部27cを支点として傾斜させて、他方側の縁部27cからキャップ28の鍔部28bを離隔させる(キャップ傾斜工程)。
【0086】
この後、係合具63を上昇させることにより、図14(c)に示すように、キャップ28を開口部27aから離脱させる(キャップ離脱工程)。そして、キャップ28を取り外した後のキャップ取り外しヘッド53を、キャップ離脱板67にアクセスさせ、係合具63に係合状態にあるキャップ28をキャップ離脱板67の櫛歯によって離脱させる。離脱したキャップ28は、キャップ回収箱68内に落下回収される。
【0087】
このキャップ取り外し動作は、係合具63をチューブ27の開口部27aに装着されたキャップ28の凹部28aに係合させた状態で、この係合具63を垂直姿勢から傾斜させることによりキャップ28を開口部27aの一方側の縁部を支点として傾斜させて他方側の縁部からキャップ28を離隔させるものである。そして本実施の形態においては、制御部70は、上述のキャップ取り外し動作を行うために、前述の位置合わせ機構、係合具傾斜機構、係合具昇降機構を制御する制御手段として機能している。
【0088】
このキャップ取り外し方法におけるキャップ取り外し動作においては、まずチューブ27に装着されたキャップ28aに係合具63を係合させ、係合具63を垂直姿勢から傾斜させてキャップ28を開口部27aの縁部から離隔させた後に、キャップ28を上昇させてチューブ27から離脱させるようにしている。このため、キャップ28を上昇させる際に、キャップ28の嵌合部28cと開口部27aとの嵌め合い部の接触面圧によって、チューブ27がキャップ28とともに持ち上げられる不具合を、チューブ27をクランプなどの方法で保持することなく防止することができる。これにより、係合具63を傾斜させるという簡単な方法で、キャップ28を不具合なく確実に取り外すことができる。
【0089】
そして上述のキャップ取り外し動作では、チューブ27を縦横複数列並べて収納する容器ラック6に収納された複数のチューブ27のうち、1つの列に並んだ複数のチューブ27に対して、位置合わせ工程からキャップ離脱工程までを同時に行うようにしている。
【0090】
このとき、上述のように、チューブ27がキャップとともに持ち上げられる不具合が発生しないことから、従来のキャップ取り外し方法においては困難であった特定列のチューブのみを対象としたキャップ取り外し作業、すなわち、縦横複数列の規則配列で容器ラック6に保持された複数のチューブ27のうち、任意の1列のみを対象としてキャップ取り外しを行うことが可能となっている。
【0091】
上記説明したように、本実施の形態に示すキャップ装着・取り外し装置は、キャップ供給手段によって供給されたキャップ28を保持具43によって保持して容器ラック6に縦横複数列並べて保持されたチューブ27に装着するキャップ装着機構2と、チューブ27に装着されたキャップ28を係合具63によって係合して取り外すキャップ取り外し機構3と、容器ラック6を分注装置12との間で受け渡す容器ラック受け渡し位置12bおよびキャップ装着機構2、キャップ取り外し機構3の間で容器ラック6を移動させる容器ラック移動手段とを、1つの装置に組み込んだ構成となっている。
【0092】
これにより、キャップの装着と取り外しとを個別の専用装置を用いて行う従来技術と比較して、分注装置との容器ラックの受け渡し作業を含めて、チューブへのキャップ装着・取り外しの作業を自動化することができ、これらの作業を効率よく行うことができる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、保持具に保持されたキャップの姿勢を容器の開口部に対して傾斜させた状態でこのキャップを開口部の縁部に接触させ、その後保持具を垂直姿勢にしてキャップの姿勢を水平するとともに開口部に挿入して装着するキャップ装着動作を行うようにしたので、キャップ挿入時にチューブ内部の空気を外に逃がして内圧上昇を防止することができ、内部に閉じ込められた空気に起因するキャップの装着不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置が組み込まれた分注システムの平面図
【図2】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置で使用されるチューブ、キャップおよびチューブ保持ラックの斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置で使用されるキャップ保持シートの斜視図
【図4】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置の平面図
【図5】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置のキャップ供給手段の断面図
【図6】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ分離動作の説明図
【図7】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着機構の正面図
【図8】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着ヘッドの側断面図
【図9】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着ヘッドの動作説明図
【図10】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外し機構の正面図
【図11】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外しヘッドの側断面図
【図12】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置の制御系の構成を示すブロック図
【図13】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ装着動作の説明図
【図14】本発明の一実施の形態のキャップ装着・取り外し装置におけるキャップ取り外し動作の説明図
【符号の説明】
1 キャップ装着・取り外し装置
2 キャップ装着機構
3 キャップ取り外し機構
4 容器ラック搬送機構
5 容器ラック保持部
6 容器ラック
7 シート収納部
9 シート分離部
10 キャップ移送テーブル
11 シート移載機構
12 分注装置
20 キャップ保持機構
24 キャップ分離機構
27 チューブ
27a 開口部
28 キャップ
28a 凹部
33 キャップ装着ヘッド
37,57 昇降フレーム
38,58 回動部材
39,59 シリンダ
42,62 回動軸
43 保持具
46,66 スプリング
48 バルブ機構
53 キャップ取り外しヘッド
63 係合具

Claims (11)

  1. 容器の上面に開口した開口部にキャップを装着するキャップ装着装置であって、前記キャップを上面側より保持する保持具と、この保持具に保持されたキャップと前記容器の開口部とを位置合わせする位置合わせ機構と、前記保持具を垂直姿勢および傾斜姿勢を取り得るように操作する保持具傾斜機構と、前記保持具を前記容器に対して昇降させる保持具昇降機構と、前記保持具に保持されたキャップの姿勢を前記開口部に対して傾斜させた状態でこのキャップを開口部の縁部に接触させ、その後前記保持具を垂直姿勢にしてキャップの姿勢を水平するとともに前記開口部に挿入して装着するキャップ装着動作を行うために、前記位置合わせ機構、保持具傾斜機構、保持具昇降機構を制御する制御手段を備えたことを特徴とするキャップ装着装置。
  2. 前記キャップを前記保持具に供給するキャップ供給手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のキャップ装着装置。
  3. 前記保持具傾斜機構が、前記保持具昇降機構により昇降する昇降フレームと、前記昇降フレームに水平方向の回動軸廻りに回動自在に取り付けられた回動部材と、この回動部材を回動させる駆動手段を備え、前記保持具は前記回動部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のキャップ装着装置。
  4. 前記保持具に、前記キャップを真空吸引によって吸着保持するための吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のキャップ装着装置。
  5. 前記容器を縦横複数列並べて収納する容器ラックを保持する容器ラック保持部を備え、前記位置合わせ機構が前記保持部と前記容器ラック保持部を相対的に水平移動させる水平移動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のキャップ装着装置。
  6. 前記保持具傾斜機構が、前記保持具昇降機構により昇降する昇降フレームと、前記昇降フレームに水平方向の回動軸廻りに回動自在に取り付けられた回動部材と、この回動部材を回動させる駆動手段を備え、前記保持具は前記容器ラックの1つの列に並んだ複数の容器と対応する数および位置関係で前記回動部材に取り付けられていることを特徴とする請求項5記載のキャップ装着装置。
  7. 前記複数の保持具に、前記キャップを真空吸引によって吸着保持するための吸引孔が形成されており、それぞれの保持具毎に真空吸引のオン・オフを制御する真空吸引制御手段を備えていることを特徴とする請求項6記載のキャップ装着装置。
  8. 前記回動部材に、前記複数の保持具を容器に向かって進退自在に装着するとともにこれらの保持具を前記容器側に押圧する付勢力を作用させる弾性部材を備えたことを特徴とする請求項6記載のキャップ装着装置。
  9. 容器の上面に開口した開口部にキャップを装着するキャップ装着方法であって、前記キャップを保持具によってキャップの上面側より保持するキャップ保持工程と、この保持具に保持されたキャップを容器の開口部に対して傾斜させた状態でこの開口部の縁部に接触させるキャップ接触工程と、前記保持具を垂直姿勢とすることによりキャップを容器の開口部に対して水平にするとともに前記キャップを前記開口部に挿入して装着するキャップ装着工程とを含むことを特徴とするキャップ装着方法。
  10. 前記キャップ装着工程の後、前記保持具を容器側に押し付けるキャップ押し付け工程を行うことを特徴とする請求項9記載のキャップ装着方法。
  11. 前記容器を縦横複数列並べて収納する容器ラックに収納された複数の容器のうち、1つの列に並んだ複数の容器に対して前記キャップ接触工程から前記キャップ装着工程まで同時に行うことを特徴とする請求項9記載のキャップ装着方法。
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