JP2005003299A - 蒸気管からの復水回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸気管の正常又は異常を把握できると共に、所定の回収箇所へ復水を確実に回収することのできる蒸気管からの復水回収装置を得ること。
【解決手段】蒸気管1に気液分離器2を接続する。気液分離器2の下部に液体圧送装置3を連設する。液体圧送装置3に高圧圧送流体の導入口16と排出口18、及び、復水圧送口12をそれぞれ取り付ける。導入口16と排出口18をフロート20と連結する。フロート20の上下動作を検出する近接センサ21,22を取り付ける。復水圧送口12に逆止弁13を介して復水回収管15を接続する。
気液分離器2で分離された復水は、逆止弁11を通って液体圧送装置3内へ流下し、所定量が溜まるとフロート20が所定高さとなって導入口16から高圧圧送流体が導入されて復水回収管15へと圧送され回収される。
【選択図】 図1
【解決手段】蒸気管1に気液分離器2を接続する。気液分離器2の下部に液体圧送装置3を連設する。液体圧送装置3に高圧圧送流体の導入口16と排出口18、及び、復水圧送口12をそれぞれ取り付ける。導入口16と排出口18をフロート20と連結する。フロート20の上下動作を検出する近接センサ21,22を取り付ける。復水圧送口12に逆止弁13を介して復水回収管15を接続する。
気液分離器2で分離された復水は、逆止弁11を通って液体圧送装置3内へ流下し、所定量が溜まるとフロート20が所定高さとなって導入口16から高圧圧送流体が導入されて復水回収管15へと圧送され回収される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蒸気管内の蒸気が凝縮して発生した復水を、所定の復水回収箇所へ移送するもので、特に、復水回収箇所が比較的高圧状態であっても確実に復水を回収することのできる蒸気管からの復水回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開昭57−16702号公報
これには、蒸気主管の下方に併設した復水集水管と、この復水集水管へ蒸気主管内で発生した復水を流下させる立下り管と、復水集水管からの復水を流入させる復水タンクと、この復水タンクの上部と蒸気主管を連結する蒸気戻し管、及び、復水タンクの下部から温度の低い復水を排出する低温復水排出手段から成る蒸気主管の復水回収装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の蒸気主管の復水回収装置では、蒸気主管内の蒸気圧力が比較的高い場合は、この蒸気圧力よりも低い圧力状態の所定の復水回収箇所へ復水を回収することはできるが、蒸気主管内の蒸気圧力が低くて復水回収箇所の圧力が高い場合は、復水回収ポンプを介在させなければ復水を所定箇所へ回収できなくなる問題があった。復水回収ポンプは、インペラを回転するための電動モータを必要とするために、設備費及び運転費が嵩むと共に、化学プラントなどの防爆地区では使用しづらい問題もあった。
【0004】
また、上記従来の蒸気主管の復水回収装置では、蒸気主管内の復水の量を測定することができず、蒸気主管が正常な状態なのか、あるいは、異常状態なのか把握できない問題があった。すなわち、蒸気主管内では、自然放熱によって復水が発生する場合の他に、蒸気発生ボイラーにおいてボイラー水のキャリーオーバーによる水滴が混入するケース、もしくは、本来、蒸気主管で発生した復水を自動的に外部へ排出するスチームトラップが故障して蒸気主管内に復水が滞留するケース等があり、このような場合は、蒸気主管内の復水の量を検出しないと、蒸気主管が正常状態なのか異常状態なのか判定できないのである。
【0005】
従って、本発明の課題は、蒸気管の正常又は異常を把握できると共に、蒸気圧力の高低に係わらず所定の回収箇所へ復水を確実に回収することのできる蒸気管からの復水回収装置を得ること。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた本発明の手段は、蒸気管内の蒸気が凝縮して発生した復水を、所定の復水回収箇所へ移送するものにおいて、蒸気管内の蒸気と復水を気液分離する気液分離器と、当該気液分離器で分離された復水を高圧圧送流体によって所定の回収箇所へ圧送する液体圧送装置と、当該液体圧送装置の作動回数を検出する圧送作動回数検出手段とから成り、当該圧送作動回数検出手段の検出値から蒸気管を流下する復水量を演算するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
気液分離器で蒸気管内の蒸気と復水が分離され、分離された復水は高圧圧送流体によって液体圧送装置から所定の復水回収箇所へ圧送され回収される。この場合、圧送作動回数検出手段によって、液体圧送装置の作動回数が検出され、この作動回数検出値と液体圧送装置の一定の容積とを乗じることにより、蒸気管を流下してきた復水量を演算し把握することができる。また、復水が液体圧送装置から高圧圧送流体によって圧送されることにより、蒸気管内の蒸気圧力の高低に係わらず、また、復水回収箇所の圧力の高低に係わらず、蒸気管内で発生した復水を所定の回収箇所へ確実に回収することができる。
【0008】
【実施例】
図1において、蒸気の流下する蒸気管1に接続した気液分離器2と、この気液分離器2の下部に接続した液体圧送装置3、及び、圧送作動回数検出手段21,22とで蒸気管からの復水回収装置を構成する。
【0009】
気液分離器2の入口4に、蒸気と復水の混合流体が流下する蒸気管1を接続する。気液分離器2は、入口4から流入してくる流体を旋回羽根5で旋回させて遠心力によって質量の大きな液体としての復水と、質量の小さな気体としての蒸気を気液分離する。気液分離器2で分離された蒸気は、円筒状の旋回羽根5の内周6と出口7を介して蒸気管8から所定の蒸気使用箇所へと流下する。一方、分離された復水は、気液分離器2の下端の復水溜室9に溜まり、連通孔10と逆止弁11を通って液体圧送装置3の内部へ流下する。
【0010】
液体圧送装置3を気液分離器2の下部へ一体に配置する。気液分離器2と液体圧送装置3の間に取り付けた逆止弁11は、気液分離器2から液体圧送装置3方向のみの流体の通過を許容するもので、逆方向の流体の通過は許容しないものである。液体圧送装置3の下部に位置する復水圧送口12に逆止弁13を介して復水圧送管路14を接続する。復水圧送管路14は更に、所定の復水回収箇所と連通する復水回収管15に接続する。なお、逆止弁13は液体圧送装置3から復水圧送管路14側へのみ流体を通過させるものである。
【0011】
液体圧送装置3の側方上部に高圧圧送流体の導入口16を設ける。この導入口16には高圧蒸気管17を接続する。導入口16の下方には、高圧圧送流体の排出口18を設け排出管路19と接続する。
【0012】
液体圧送装置3は、内部に配置した上下動自在のフロート20が図1に示すように下方部に位置する場合に、高圧圧送流体の導入口16が閉口され、一方、排出口18が開口されて、連通孔10と逆止弁11を通って復水溜室9の復水が液体圧送装置3内に流下し、圧送装置3内に復水が溜まってフロート20が所定上方部に位置すると、今度は排出口18が閉口され、一方、高圧圧送流体の導入口16が開口されて、高圧圧送流体として高圧蒸気管17から高圧蒸気が圧送装置3内に流入して、圧送装置3の内部に溜まった復水を圧送口12と逆止弁13と管路14を経て復水回収管15へ圧送するものである。
【0013】
復水が圧送されて圧送装置3内の水位が低下すると、再度、高圧圧送流体の導入口16が閉口され、排出口18が開口されることにより、逆止弁11から復水が圧送装置3内へ流下してくる。このような作動サイクルを繰り返すことにより液体圧送装置3は、気液分離器2で分離された復水を、復水回収管15を介して所定の回収箇所へ圧送するものである。
【0014】
液体圧送装置3の左側面部に圧送作動回数検出手段としての近接センサ21,22を取り付ける。近接センサ21,22は、フロート20が図1に示すように下端部に位置することをセンサ21で、上端部に位置することをセンサ22でそれぞれ検出する。液体圧送装置3内部の容積は設計時に決定しているために、この容積とセンサ21,22で検出した液体圧送装置3の作動回数検出値から、所定時間における復水の圧送量すなわち蒸気管を流下してくる復水量が演算されて記憶・表示がされる。
【0015】
液体圧送装置3の下部に温度センサ23を取り付ける。温度センサ23は、圧送される復水の温度を検出するものであり、この温度センサ23の検出値と復水の圧送量とから、圧送され回収される復水の熱量を演算することができる。
【0016】
蒸気管1から気液分離器2へ流下してきた蒸気と復水の混合流体は、旋回羽根5で旋回され遠心力によって復水と蒸気が分離され、分離された復水は下部の復水溜室9に溜まり、一方、復水の分離された蒸気は蒸気管8から所定の蒸気使用箇所へ供給される。
【0017】
復水溜室9の復水は、液体圧送装置3に設けた高圧圧送流体の排出口18が開口している時に、逆止弁11から液体圧送装置3内へ流下して所定量溜まると、高圧蒸気管17から供給される高圧圧送流体としての高圧蒸気でもって復水回収管15へ圧送される。
【0018】
高圧蒸気管17からの高圧蒸気で復水を圧送することによって、蒸気管1内の蒸気圧力が低い場合であっても、中圧程度の圧力状態の復水回収管15へ復水を確実に回収することができる。
【0019】
本実施例においては、気液分離器2に旋回羽根5を設けて遠心力によって気液を分離する例を示したが、気液分離器はその他の衝突式やフィルター式等従来公知のものを使用することができる。
【0020】
また本実施例においては、高圧圧送流体として高圧蒸気を用いた例を示したが、高圧圧縮空気や高圧温水等を使用することもできる。
【0021】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、気液分離器と液体圧送装置、及び、圧送作動回数検出手段とを組み合わせたことにより、蒸気管を流下してくる復水量から蒸気管の正常又は異常を把握できると共に、蒸気管の圧力の高低に係わらず所定の回収箇所へ復水を確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気管からの復水回収装置の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 蒸気管
2 気液分離器
3 液体圧送装置
4 入口
5 旋回羽根
6 旋回羽根の内周
7 出口
9 復水溜室
10 連通孔
11 逆止弁
12 復水圧送口
13 逆止弁
15 復水回収管
16 高圧圧送流体の導入口
18 高圧圧送流体の排出口
20 フロート
21,22 近接センサ
【発明の属する技術分野】
この発明は、蒸気管内の蒸気が凝縮して発生した復水を、所定の復水回収箇所へ移送するもので、特に、復水回収箇所が比較的高圧状態であっても確実に復水を回収することのできる蒸気管からの復水回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開昭57−16702号公報
これには、蒸気主管の下方に併設した復水集水管と、この復水集水管へ蒸気主管内で発生した復水を流下させる立下り管と、復水集水管からの復水を流入させる復水タンクと、この復水タンクの上部と蒸気主管を連結する蒸気戻し管、及び、復水タンクの下部から温度の低い復水を排出する低温復水排出手段から成る蒸気主管の復水回収装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の蒸気主管の復水回収装置では、蒸気主管内の蒸気圧力が比較的高い場合は、この蒸気圧力よりも低い圧力状態の所定の復水回収箇所へ復水を回収することはできるが、蒸気主管内の蒸気圧力が低くて復水回収箇所の圧力が高い場合は、復水回収ポンプを介在させなければ復水を所定箇所へ回収できなくなる問題があった。復水回収ポンプは、インペラを回転するための電動モータを必要とするために、設備費及び運転費が嵩むと共に、化学プラントなどの防爆地区では使用しづらい問題もあった。
【0004】
また、上記従来の蒸気主管の復水回収装置では、蒸気主管内の復水の量を測定することができず、蒸気主管が正常な状態なのか、あるいは、異常状態なのか把握できない問題があった。すなわち、蒸気主管内では、自然放熱によって復水が発生する場合の他に、蒸気発生ボイラーにおいてボイラー水のキャリーオーバーによる水滴が混入するケース、もしくは、本来、蒸気主管で発生した復水を自動的に外部へ排出するスチームトラップが故障して蒸気主管内に復水が滞留するケース等があり、このような場合は、蒸気主管内の復水の量を検出しないと、蒸気主管が正常状態なのか異常状態なのか判定できないのである。
【0005】
従って、本発明の課題は、蒸気管の正常又は異常を把握できると共に、蒸気圧力の高低に係わらず所定の回収箇所へ復水を確実に回収することのできる蒸気管からの復水回収装置を得ること。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた本発明の手段は、蒸気管内の蒸気が凝縮して発生した復水を、所定の復水回収箇所へ移送するものにおいて、蒸気管内の蒸気と復水を気液分離する気液分離器と、当該気液分離器で分離された復水を高圧圧送流体によって所定の回収箇所へ圧送する液体圧送装置と、当該液体圧送装置の作動回数を検出する圧送作動回数検出手段とから成り、当該圧送作動回数検出手段の検出値から蒸気管を流下する復水量を演算するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
気液分離器で蒸気管内の蒸気と復水が分離され、分離された復水は高圧圧送流体によって液体圧送装置から所定の復水回収箇所へ圧送され回収される。この場合、圧送作動回数検出手段によって、液体圧送装置の作動回数が検出され、この作動回数検出値と液体圧送装置の一定の容積とを乗じることにより、蒸気管を流下してきた復水量を演算し把握することができる。また、復水が液体圧送装置から高圧圧送流体によって圧送されることにより、蒸気管内の蒸気圧力の高低に係わらず、また、復水回収箇所の圧力の高低に係わらず、蒸気管内で発生した復水を所定の回収箇所へ確実に回収することができる。
【0008】
【実施例】
図1において、蒸気の流下する蒸気管1に接続した気液分離器2と、この気液分離器2の下部に接続した液体圧送装置3、及び、圧送作動回数検出手段21,22とで蒸気管からの復水回収装置を構成する。
【0009】
気液分離器2の入口4に、蒸気と復水の混合流体が流下する蒸気管1を接続する。気液分離器2は、入口4から流入してくる流体を旋回羽根5で旋回させて遠心力によって質量の大きな液体としての復水と、質量の小さな気体としての蒸気を気液分離する。気液分離器2で分離された蒸気は、円筒状の旋回羽根5の内周6と出口7を介して蒸気管8から所定の蒸気使用箇所へと流下する。一方、分離された復水は、気液分離器2の下端の復水溜室9に溜まり、連通孔10と逆止弁11を通って液体圧送装置3の内部へ流下する。
【0010】
液体圧送装置3を気液分離器2の下部へ一体に配置する。気液分離器2と液体圧送装置3の間に取り付けた逆止弁11は、気液分離器2から液体圧送装置3方向のみの流体の通過を許容するもので、逆方向の流体の通過は許容しないものである。液体圧送装置3の下部に位置する復水圧送口12に逆止弁13を介して復水圧送管路14を接続する。復水圧送管路14は更に、所定の復水回収箇所と連通する復水回収管15に接続する。なお、逆止弁13は液体圧送装置3から復水圧送管路14側へのみ流体を通過させるものである。
【0011】
液体圧送装置3の側方上部に高圧圧送流体の導入口16を設ける。この導入口16には高圧蒸気管17を接続する。導入口16の下方には、高圧圧送流体の排出口18を設け排出管路19と接続する。
【0012】
液体圧送装置3は、内部に配置した上下動自在のフロート20が図1に示すように下方部に位置する場合に、高圧圧送流体の導入口16が閉口され、一方、排出口18が開口されて、連通孔10と逆止弁11を通って復水溜室9の復水が液体圧送装置3内に流下し、圧送装置3内に復水が溜まってフロート20が所定上方部に位置すると、今度は排出口18が閉口され、一方、高圧圧送流体の導入口16が開口されて、高圧圧送流体として高圧蒸気管17から高圧蒸気が圧送装置3内に流入して、圧送装置3の内部に溜まった復水を圧送口12と逆止弁13と管路14を経て復水回収管15へ圧送するものである。
【0013】
復水が圧送されて圧送装置3内の水位が低下すると、再度、高圧圧送流体の導入口16が閉口され、排出口18が開口されることにより、逆止弁11から復水が圧送装置3内へ流下してくる。このような作動サイクルを繰り返すことにより液体圧送装置3は、気液分離器2で分離された復水を、復水回収管15を介して所定の回収箇所へ圧送するものである。
【0014】
液体圧送装置3の左側面部に圧送作動回数検出手段としての近接センサ21,22を取り付ける。近接センサ21,22は、フロート20が図1に示すように下端部に位置することをセンサ21で、上端部に位置することをセンサ22でそれぞれ検出する。液体圧送装置3内部の容積は設計時に決定しているために、この容積とセンサ21,22で検出した液体圧送装置3の作動回数検出値から、所定時間における復水の圧送量すなわち蒸気管を流下してくる復水量が演算されて記憶・表示がされる。
【0015】
液体圧送装置3の下部に温度センサ23を取り付ける。温度センサ23は、圧送される復水の温度を検出するものであり、この温度センサ23の検出値と復水の圧送量とから、圧送され回収される復水の熱量を演算することができる。
【0016】
蒸気管1から気液分離器2へ流下してきた蒸気と復水の混合流体は、旋回羽根5で旋回され遠心力によって復水と蒸気が分離され、分離された復水は下部の復水溜室9に溜まり、一方、復水の分離された蒸気は蒸気管8から所定の蒸気使用箇所へ供給される。
【0017】
復水溜室9の復水は、液体圧送装置3に設けた高圧圧送流体の排出口18が開口している時に、逆止弁11から液体圧送装置3内へ流下して所定量溜まると、高圧蒸気管17から供給される高圧圧送流体としての高圧蒸気でもって復水回収管15へ圧送される。
【0018】
高圧蒸気管17からの高圧蒸気で復水を圧送することによって、蒸気管1内の蒸気圧力が低い場合であっても、中圧程度の圧力状態の復水回収管15へ復水を確実に回収することができる。
【0019】
本実施例においては、気液分離器2に旋回羽根5を設けて遠心力によって気液を分離する例を示したが、気液分離器はその他の衝突式やフィルター式等従来公知のものを使用することができる。
【0020】
また本実施例においては、高圧圧送流体として高圧蒸気を用いた例を示したが、高圧圧縮空気や高圧温水等を使用することもできる。
【0021】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、気液分離器と液体圧送装置、及び、圧送作動回数検出手段とを組み合わせたことにより、蒸気管を流下してくる復水量から蒸気管の正常又は異常を把握できると共に、蒸気管の圧力の高低に係わらず所定の回収箇所へ復水を確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気管からの復水回収装置の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 蒸気管
2 気液分離器
3 液体圧送装置
4 入口
5 旋回羽根
6 旋回羽根の内周
7 出口
9 復水溜室
10 連通孔
11 逆止弁
12 復水圧送口
13 逆止弁
15 復水回収管
16 高圧圧送流体の導入口
18 高圧圧送流体の排出口
20 フロート
21,22 近接センサ
Claims (1)
- 蒸気管内の蒸気が凝縮して発生した復水を、所定の復水回収箇所へ移送するものにおいて、蒸気管内の蒸気と復水を気液分離する気液分離器と、当該気液分離器で分離された復水を高圧圧送流体によって所定の回収箇所へ圧送する液体圧送装置と、当該液体圧送装置の作動回数を検出する圧送作動回数検出手段とから成り、当該圧送作動回数検出手段の検出値から蒸気管を流下する復水量を演算することを特徴とする蒸気管からの復水回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003168558A JP2005003299A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 蒸気管からの復水回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003168558A JP2005003299A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 蒸気管からの復水回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005003299A true JP2005003299A (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=34093967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003168558A Pending JP2005003299A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 蒸気管からの復水回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005003299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386564C (zh) * | 2005-07-18 | 2008-05-07 | 西安交通大学 | 加热器的疏水冷却区外置化方法 |
-
2003
- 2003-06-13 JP JP2003168558A patent/JP2005003299A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386564C (zh) * | 2005-07-18 | 2008-05-07 | 西安交通大学 | 加热器的疏水冷却区外置化方法 |
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