JP2005003012A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

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芳章 加藤
Koichi Iizuka
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Abstract

【課題】クランプ室圧と変速用油圧を独立に制御する際、油量収支の最適化を図ることで、ポンプロスを軽減することが可能なベルト式無段変速機を提供すること。
【解決手段】ダブルピストン型のベルト式無段変速機において、シリンダ室を、変速機入力軸に液密に固定された第1固定壁と、可動プーリに囲まれた室とし、クランプ室を、変速機入力軸に液密に固定された第2固定壁と、可動プーリと当接するクランプ用ピストンに囲まれた室とし、第1固定壁の変速機入力軸との第1固定部と、第2固定壁と変速機入力軸との第2固定部とを隣接して配置すると共に、前記二つの固定部に挟まれた位置に、連通路からクランプ室へ油圧を供給する油路を設けたこととした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト式無段変速機の変速油圧装置に関し、特にクランプ圧と変速用油圧を独立に制御する変速油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動変速機の変速油圧装置として、例えば特許文献1に記載の記述が知られている。この公報に記載の技術では、入力トルクに応じたクランプ圧を得るために、ダブルピストン室と直列にトルクカム機構が設けられている。入力トルクが増大すると、トルクカム機構によりクランプ室圧を高め、入力トルクが減少すると、トルクカム機構によりクランプ室の油圧をリリーフすることで、入力トルクに応じたクランプ圧を確保している。
【0003】
【特許文献1】
US PAT 5711730(fig1参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、下記に示す問題があった。すなわち、クランプ室の油圧は、入力トルクに応じてリリーフするため、クランプ室の油量収支が悪く、ポンプロスが増大し、燃費の悪化を招くという問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもので、クランプ室圧と変速用油圧を独立に制御する際、油量収支の最適化を図ることで、ポンプロスを軽減することが可能なベルト式無段変速機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願発明では、シリンダ室を、変速機入力軸に液密に固定された第1固定壁と、可動プーリに囲まれた室とし、クランプ室を、変速機入力軸に液密に固定された第2固定壁と、可動プーリと当接するクランプ用ピストンに囲まれた室とし、第1固定壁の変速機入力軸との第1固定部と、第2固定壁と変速機入力軸との第2固定部とを隣接して配置すると共に、第1固定部及び第2固定部の少なくとも一方であって、二つの固定部に挟まれた位置に、連通路からクランプ室へ油圧を供給する油路を設けた。
【0007】
【発明の作用及び効果】
本願発明のベルト式無段変速機にあっては、クランプ室とシリンダ室を有するダブルピストン構造としたことで、受圧面積を確保することが可能となり、低油圧で変速制御を達成することができる。例えば特許文献1に記載の発明では、ダブルピストン構造であっても、供給油路をピストン摺動部に設けているため、摺動部からのリークが多く、クランプ室を液密に構成することが困難である。これに対し、ダブルピストン構造とすると、回転軸に対してクランプ室用、及びシリンダ室用の固定壁がそれぞれ2つ必要になることに着目した。すなわち、第1固定部と第2固定部とを隣接して配置することで、液密に固定された固定部に挟まれた部分を設けることができる。更に、クランプ室圧を連通する連通路を設け、この連通路とクランプ室を接続する油路を、液密に固定された固定部に挟まれた位置に配置することで、油路のシール性を確保することができる。特に、クランプ室の油圧を極力変更することなく、変速用のシリンダ室の油圧のみ変更することで変速を達成する場合には、クランプ室の油をほとんど移動する必要がない。よって、ダブルピストンであっても一旦油圧が供給された後はさほど油量を必要とせず、油量収支の向上を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0009】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1におけるベルト式無段変速機3を表す断面図である。
【0010】
エンジン出力軸には回転伝達機構としてトルクコンバータ1が連結されるとともに、エンジンとCVT3を直結するロックアップクラッチ1aが備えられている。トルクコンバータ1の入力側はオイルポンプ4と接続され、エンジンの駆動力により油圧を発生する。トルクコンバータ1の出力軸13は前後進切換機構2のリングギア2aと連結されている。前後進切換機構2は、トルクコンバータ出力軸13と連結したリングギア2a,ピニオンキャリア2b,変速機入力軸14と連結したサンギア2cからなる遊星歯車機構から構成されている。ピニオンキャリア2bには、変速機ケースにピニオンキャリア2bを固定する後進ブレーキ2eと、変速機入力軸14とピニオンキャリア2bを一体に連結する前進クラッチ2dが設けられている。
【0011】
変速機入力軸14には変速機構部として、ベルト式無段変速機が備えられている。このベルト式無段変速機3は、プライマリプーリ10と、セカンダリプーリ40と、プライマリプーリ10の回転力をセカンダリプーリ40に伝達するベルト15等からなっている。プライマリプーリ10は、変速機入力軸14と一体に回転する固定プーリ14aと、固定プーリ14aに対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にプライマリプーリシリンダ室20及びプライマリクランプ室30に作用する油圧によって変速機入力軸14の軸方向に移動可能である可動プーリ12からなっている。
【0012】
セカンダリプーリ40は、従動軸16上に設けられている。セカンダリプーリ40は、従動軸16と一体に回転する固定プーリ16aと、固定プーリ16aに対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にセカンダリプーリシリンダ室60及びセカンダリクランプ室50に作用する油圧によって従動軸16の軸方向に移動可能である可動プーリ42とからなっている。
【0013】
ここで、プライマリプーリ10及びセカンダリプーリ40のピストン室構造について説明する。図2はプライマリプーリ10とセカンダリプーリ40の拡大断面図である。
【0014】
プライマリプーリシリンダ室20は、変速機入力軸14とボールスプライン14fを介して一体に回転する可動プーリ12と、可動プーリ12の延長部12aと、固定壁21により区画された室である。延長部12aの内周部と固定壁21の外周部は、シール21aを介してシールされているため、可動プーリ12が軸方向に移動してもプライマリプーリシリンダ室20は液密状態を維持している。
【0015】
プライマリクランプ室30は、固定壁21,22とピストン24とで区画された室であり、ピストン24の外径部は可動プーリ12の延長部12aと当接する。固定壁21,22は、それぞれ変速機入力軸14と圧入によって液密に固定されている。更に、固定壁22のシリンダ室側の径方向には、クランプ圧を供給する油路を構成する半穴22aが設けられている。また、固定壁21の図中左側側面の径方向には、半穴22aと対向する位置に、クランプ圧を供給する油路を構成する半穴21bが設けられている。
【0016】
これら固定壁21,22に設けられた半穴21b,22aによりクランプ圧供給用の径方向油路が形成されている。この半穴21b,22aには、変速機入力軸14のカバー側端部から供給される軸心油路14b及び、径方向油路14cを介してクランプ圧が供給される。このように、隣接する圧入部材に挟まれた領域に油路を形成することで、油路の液密性の向上を図ることができる。尚、本実施の形態では半穴21b,22aに設けたが、この構成に限られるものではなく、例えば一方の固定壁にのみ半穴を設けても良いし、固定壁21,22とを離れた位置に設け、その間にクランプ圧供給油路を設けても良い。また、ピストン24はシール24a,24bによってプライマリクランプ室30を液密状態に維持している。
【0017】
同様に、セカンダリプーリシリンダ室60は、ボールスプライン16fを介して従動軸16と一体に回転する可動プーリ42と、可動プーリ42の延長部42aと、固定壁41により区画された室である。延長部42aの内周部と固定壁41の外周部は、シール41aを介してシールされているため、可動プーリ42が軸方向に移動してもセカンダリプーリシリンダ室60は液密状態を維持している。
【0018】
セカンダリクランプ室50は、固定壁41,43とピストン44とで区画された室であり、ピストン44の外径部は可動プーリ42の延長部42aと当接する。また、ピストン44はシール44a,44bによってセカンダリクランプ室50を液密状態に維持している。また、固定壁41の図中右側端部と、固定壁43のシリンダ室側は突き当てられ、従動軸16に設けられたリング16gにより軸方向の移動を規制している。
【0019】
固定壁43の内径部は、従動軸16に圧入固定されている。そして、固定壁41の径方向であって、固定壁43の端面付近には、従動軸16に設けられた径方向油路16eとクランプ室50とを液密に連通する油路41bが設けられている。このように、圧入部材付近に油路を形成することで、油路の液密性を向上することができる。
【0020】
また、セカンダリプーリ40のシリンダ室60内であって、可動プーリ42と固定壁41の間には、スプリング41cが配置されている。このスプリング41cは、油圧が発生していない初期状態でベルト15をクランプしている。これにより、車両牽引時等において、ベルト滑りを防止している。このように、スプリング41cをシリンダ室60内に配置するのは、以下の理由による。
【0021】
すなわち、可動プーリ42には軸方向に摺動可能なようにボールスプライン16fが設けられており、この径方向外周側には軸方向長さを確保可能なスペースを有している。これに対し、クランプ室50側にスプリング41cを配置しようとすると、クランプ室50の軸方向長さを確保しなければならず、変速機自体が軸方向に長くなるためである。よって、本実施の形態のように、ダブルピストン構造とする場合、スプリング41cをシリンダ室60側に配置することで、スペース効率を高めることができる。
【0022】
プライマリクランプ室30とセカンダリクランプ室50の受圧面積は等しく(断面積Acl)しており、両室30,50は変速機カバー70に設けられた油路65により連通している。図3は変速機カバー70を表す正面図である。変速機カバー70の外周には、リブ66及び67が設けられている。このリブ66,67の内周には、図外のコントロールバルブユニットからクランプ圧を供給する軸方向油路65cと、この軸方向油路65cとプライマリプーリ10のクランプ室20とを連通する油路65aと、軸方向油路65cとセカンダリプーリ40のクランプ室60とを連通する油路65bが設けられている。また、プライマリプーリシリンダ室20とセカンダリプーリシリンダ室60の受圧面積も等しく(断面積Asft)している。これにより、プライマリプーリシリンダ室20とセカンダリプーリシリンダ室60を、ほぼシール性が確保された状態で連通している。
【0023】
従動軸16には駆動ギア17が固着されており、この駆動ギア17はアイドラ軸18に設けられたアイドラギヤ18a、ピニオンギヤ18b、ファイナルギア19a、差動装置19を介して図外の車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0024】
上記のような動力伝達の際に、プライマリプーリ10の可動プーリ12及びセカンダリプーリ40の可動プーリ42を軸方向に移動させてベルト15との接触位置半径を変えることにより、プライマリプーリ10とセカンダリプーリ40との間の回転比つまり変速比を変えることができる。このようなV字状のプーリ溝の幅を変化させる制御は、プライマリプーリシリンダ室20,セカンダリプーリシリンダ室60,プライマリクランプ室30及びセカンダリクランプ室50への油圧制御により行われる。
【0025】
図4は実施の形態1におけるベルト式無段変速機の油圧回路を表す回路図である。
【0026】
プレッシャレギュレータバルブ84は、油路81から供給されたオイルポンプ4の吐出圧を、ライン圧として調圧する。油路81には油路82及び油路83が連通されている。油路82はプライマリプーリコントロールバルブ(以下、PP/C.Vと記載する)86及びセカンダリプーリコントロールバルブ(以下、SP/C.Vと記載する)88に接続されている。油路83は信号圧の元圧を供給するパイロットバルブ89に接続されている。
【0027】
プレッシャレギュレータバルブ84のリリーフ圧は、油路81aを介してプレッシャモディファイアバルブ91へ供給される。プレッシャモディファイアバルブ91は、パイロット圧を元圧とするライン圧ソレノイド100からの信号圧により調圧され、油路81bを介してプレッシャレギュレータバルブ84の背圧として作用し、ライン圧を調圧する。
【0028】
また、パイロットバルブ89により調圧された油圧は、油路83aを介してプライマリプーリ側変速比例制御弁85及びセカンダリプーリ側変速比例制御弁87に供給される。
【0029】
ここで、変速比例制御弁85,87の作動について説明する。基本的な作動はプライマリプーリ側及びセカンダリプーリ側とも同じであるため、プライマリプーリ側変速比例制御弁85についてのみ説明する。
【0030】
851はコントロールユニットからの電流指令値に比例してスプール駆動軸851aを作動するソレノイドである。852は油路を切り換えるスプールである。また、スプール852の図中下側であって、スプール駆動軸851aと対向する方向に付勢するスプリング853が設けられている。スプール852を収装するシリンダには、パイロットバルブ89からの信号圧が入力される入力ポート854と、PP/C.V86へ油圧を供給する油路83cと連通するポート855と、油路83cのフィードバック圧が入力されるポート856と、ドレンポート857,858が設けられている。
【0031】
スプール852には、ソレノイド851による下方への付勢力と、ポート856から供給されるフィードバック圧による下方への付勢力と、スプリング853による上方への付勢力のバランスによってドレン量が決定され、PP/C.V86の背圧を決定する。
【0032】
変速比例制御弁85,87により調圧された油圧は、油路83cを介してPP/C.V86及びSP/C.V88の背圧として供給される。PP/C.V86では、プレッシャレギュレータバルブ84から供給されるライン圧を調圧し、プライマリプーリシリンダ室20へ変速用の油圧を供給する。同様に、SP/C.V88では、プレッシャレギュレータバルブ84から供給されるライン圧を調圧し、セカンダリプーリシリンダ室60へ変速用の油圧を供給する。
【0033】
また、油路82には、プライマリクランプ室30とセカンダリクランプ室50とを連通する油路65が接続されている。この油路65には、プライマリクランプ室30と連通する油路65aと、セカンダリクランプ室50と連通する油路65bが連通している。また、油路82と油路65との間には、電子制御により作動するクランプ力設定用減圧弁90が設けられている。これにより、CVTコントロールユニットからの指令信号に基づいてライン圧を減圧し、プライマリプーリ10及びセカンダリプーリ40のクランプ圧として供給する。
【0034】
以上説明したように、本実施の形態1におけるベルト式無段変速機にあっては、クランプ室20,50とシリンダ室30,60を有するダブルピストン構造としたことで、受圧面積を確保することが可能となり、低油圧で変速制御を達成することができる。また、クランプ室圧を連通する連通路65を設け、この連通路65とクランプ室20を接続する油路を、液密に固定された固定部21b,22aに挟まれた位置に配置することで、油路のシール性を確保することができる。特に、クランプ室20,50の油圧を極力変更することなく、変速用のシリンダ室30,60の油圧のみ変更することで変速を達成する場合には、クランプ室20,50の油をほとんど移動する必要がないため、ダブルピストンであっても一端油圧が供給された後はさほど油量を必要とせず、油量収支の向上を図ることができる(請求項1に対応)。
【0035】
また、変速機カバー70にリブ66,67を設け、このリブ66,67の内周に連通路65を形成し、連通路65の一方が軸芯油路上に直結していることで、幾何学的に最も離れた配置関係(軸方向及び径方向の両方ともが離れた位置関係)にあるプライマリ側のクランプ室30とセカンダリ側のクランプ室50を連通する連通路65をコンパクト及び軽量に形成することができる(請求項2に対応)。
【0036】
また、クランプ室20,50を可動プーリ12,42に対してシリンダ室30,60よりも遠い位置に配置した。すなわち、プライマリ側及びセカンダリ側のクランプ室20,50は、液密に連通することが油量収支上、重要である。このとき、可動プーリ12,42は軸方向に移動可能なようにボールスプライン14f,16f等が設けられており、ここからのリークが多く、液密性を確保するのが困難である。よって、このボールスプライン14f,16fを避けるべく、クランプ室20,50を可動プーリ12,42より極力遠い位置に配置することで、液密性の向上を図ることが可能となり、油量収支を向上することができる(請求項3に対応)。
【0037】
また、車両牽引時等においてベルト滑りを防止するためのスプリング41cを、セカンダリ側のシリンダ室60内に設けたことで、スペース効率を高めることができる(請求項4に対応)。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるベルト式無段変速機の断面図である。
【図2】実施の形態1におけるベルト式無段変速機の拡大断面図である。
【図3】実施の形態1におけるベルト式無段変速機の変速機カバーを表す正面図である。
【図4】実施の形態1におけるベルト式無段変速機の油圧回路を表す回路図である。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
1a ロックアップクラッチ
2 前後進切換機構
3 ベルト式無段変速機
4 オイルポンプ
10 プライマリプーリ
12 可動プーリ
12a 延長部
13 トルクコンバータ出力軸
14 変速機入力軸
14a 固定プーリ
15 ベルト
16 従動軸
16a 固定プーリ
20 プライマリプーリシリンダ室
21a シール
21 固定壁
22 固定壁
24 ピストン
24a,24b シール
30 プライマリクランプ室
40 セカンダリプーリ
41 固定壁
41a シール
42 可動プーリ
42a 延長部
43 固定壁
44 ピストン
44a,44b シール
50 セカンダリクランプ室
50 トルクセンサ
60 セカンダリプーリシリンダ室
65 連通路
70 変速機カバー
84 プレッシャレギュレータバルブ
85 プライマリプーリ側変速比例制御弁
87 セカンダリプーリ側変速比例制御弁
89 パイロットバルブ
90 クランプ力設定用減圧弁
91 プレッシャモディファイアバルブ
100 ライン圧ソレノイド

Claims (4)

  1. 各プーリの溝幅を変更する可動プーリに推力を発生させる可動プーリピストン室を、ベルトのクランプ力発生用のクランプ室と、変速時における差推力発生用のシリンダ室とを有する二重ピストン構造とし、
    前記クランプ室の受圧面積をプライマリ側とセカンダリ側で同一とすると共に、前記各クランプ室を連通する連通路を備えたベルト式無段変速機において、
    前記シリンダ室を、変速機入力軸に液密に固定された第1固定壁と、前記可動プーリに囲まれた室とし、
    前記クランプ室を、変速機入力軸に液密に固定された第2固定壁と、前記可動プーリと当接するクランプ用ピストンに囲まれた室とし、
    前記第1固定壁の変速機入力軸との第1固定部と、前記第2固定壁と変速機入力軸との第2固定部とを隣接して配置すると共に、前記二つの固定部に挟まれた位置に、前記連通路から前記クランプ室へ油圧を供給する油路を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機。
  2. 請求項1に記載のベルト式無段変速機において、
    前記プライマリプーリと一体に回転する駆動軸の一端を回転可能に支持し、前記セカンダリプーリと一体に回転する従動軸の一端を回転可能に支持するサイドカバーを設け、
    前記サイドカバーに、内周が前記連通路となるリブを設け、前記連通路の一方が軸芯油路上に直結していることを特徴とするベルト式無段変速機。
  3. 請求項1または2に記載のベルト式無段変速機において、
    前記クランプ室を、前記可動プーリに対して前記シリンダ室よりも遠い位置に配置したことを特徴とするベルト式無段変速機。
  4. 請求項1ないし3に記載のベルト式無段変速機において、
    前記セカンダリプーリのシリンダ室内に、油圧の発生状態に関わらずベルトのクランプ力を発生可能なスプリングを設けたことを特徴とするベルト式無段変速機。
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