JP2005002902A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Hiromiki Ono
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Abstract

【課題】油分離器の構成を簡略化して、油分離器の組み付け作業性を改善すること。
【解決手段】リヤサイドブロック6には、開口部が長方形の凹部からなる、幅方向の断面が円弧形のサイクロンブロック金網溝31が形成されている。油分離器17は、円筒形の金網で形成されたサイクロンブロック金網30、このサイクロンブロック金網30を収容するサイクロンブロック10とから構成されている。サイクロンブロック10には、背面方向からサイクロンブロック金網30を収容する収容部34が形成されている。組立時には、まず、円筒形の金網で形成されたサイクロンブロック金網30をサイクロンブロック10の収容部34に嵌め込み、サイクロンブロック金網30を覆うようにしてサイクロンブロック10をリヤサイドブロック6にボルト32などで取り付ける。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の空調システムに使用される気体圧縮機に係り、特に、サイクロン型の油分離器を用いて、圧縮室から吐出される気体に含まれる潤滑油を分離する気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、容積型の気体圧縮機は、自動車の空調設備や冷凍設備等に広く使用されている。
この容積型の気体圧縮機には、開口部がサイドブロックによって閉塞されているシリンダに、気体を圧縮する圧縮室が形成されている。さらに、このシリンダには、低圧の冷媒ガスを導入するための吸入口、および、圧縮された高圧の冷媒ガスを吐出するための吐出孔が形成されている。
その吐出孔形成部とケーシングの内壁とに囲まれて吐出弁室が空間形成されており、吐出孔を開閉可能に吐出弁が設けられている。
吸入口からシリンダに導入された冷媒ガスは、圧縮室で圧縮された後に吐出孔から吐出弁を介して吐出弁室に吐出され、さらに吐出室へと吐出される。
【0003】
このような気体圧縮機には、部材の摩擦や摩耗、焼き付けを防ぐために潤滑油が用いられている。
この潤滑油は、気体圧縮機の内部に設けられた通路を介してロータ(回転体)の軸受部や圧縮室などに供給されている。
また、これらの部分に供給された潤滑油の一部は、オイルミスト(霧状の潤滑油)として圧縮室から吐出される冷媒ガスに含まれる。
そのため、圧縮室から吐出された冷媒ガスは、吐出室に設けられた油分離器を用いて、冷媒ガスとこれに含まれる潤滑油とに分離されるようになっている。
【0004】
図5は、従来の気体圧縮機を示した図である。
従来、潤滑油を分離するための油分離器17には、図5に示すようなサイクロン型の油分離器17が用いられている。
サイクロン型の油分離器17とは、図5に示すような円筒形のサイクロンブロック金網30に接線方向から吐出される冷媒ガスを流入させて、サイクロンブロック金網30内で気流に旋回運動を与え、遠心力および衝突の作用を利用して潤滑油を分離する装置である。
【0005】
図5に示すように、サイクロンブロック金網30は、中心軸線がリヤサイドブロック6と交わらないように配置されている。このような油分離器17を組み立てる場合には、図5(c)に示すように、まず、サイクロンブロック金網30の収容部に、図5に示す挿入方向からサイクロンブロック金網30を挿入する。この挿入口である開口部を板状の蓋部材33で覆いサイクロンブロック金網30を固定する。このようにして、サイクロンブロック金網30とサイクロンブロック10を一体化する。
そして、この一体化されたサイクロンブロック10をボルト32などを用いてリヤサイドブロック6に固定する。
なお、この蓋部材33は、溶接処理やかしめ処理等の方法でサイクロンブロック10に固定する。
【0006】
また、他の油分離器の例としては、下記の特許文献1に提案されているようなものがある。詳しくは、2分割されたサイクロンブロックによって、サイクロンブロック金網を挟み込むようにして固定する。そして、サイクロンブロック金網とサイクロンブロックとが一体化されたものをリヤサイドブロックに固定する。
【特許文献1】
登録実用第2530471号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような特許文献1に開示されている気体圧縮機では、サイクロンブロックを分割して、サイクロンブロック金網を固定しているため、油分離器の取り付け作業時に複雑な作業が伴ってしまう。
また、図5に示すような気体圧縮機では、蓋部材33を用いてサイクロンブロック金網を固定しているため、蓋部材33が必要となり、さらに、この蓋部材33を固定するための処理が必要となり油分離器の取り付け作業時に複雑な作業が伴ってしまう。
【0008】
上述したような油分離器を備えた気体圧縮機では、油分離性を向上させるために、可能な限り広い吐出室を確保することが望ましい。
しかしながら、図5に示すような気体圧縮機では、サイクロンブロック金網30がサイクロンブロック10に全て収容されるように構成されているため、サイクロンブロック10が少なくともサイクロンブロック金網30の外径以上、吐出室18に突出した状態となる。そのため、吐出室18の空間が狭められ、油分離性を向上させることが困難であった。
そこで、本発明は、油分離器の構成を簡略化して、油分離器の組み付け作業性を改善することができる気体圧縮機を提供することを第1の目的とする。
さらに、圧縮室から吐出される気体に含まれる潤滑油の分離性を向上させることができる気体圧縮機を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、両端に開口部を有し、圧縮室を形成するシリンダと、前記シリンダの開口部を閉塞する閉塞部材と、前記閉塞部材と共に、圧縮気体が吐出される吐出室を形成する筐体と、前記閉塞部材に固定され、前記閉塞部材との接触面に開口部を有する凹状の収容部が形成された固定部材と、前記収容部に少なくとも一部が収容され、前記吐出室に吐出される前記圧縮気体に含まれる油を分離するフィルタ部材と、前記閉塞部材に形成され、前記圧縮室と前記収容部とを連通し、前記圧縮室から吐出された圧縮気体を、前記収容部に対して前記シリンダの両開口部が対向する方向に導く連通路と、を具備することにより前記第1の目的を達成する。
【0010】
フィルタ部材は、例えば、金網によって構成されていることが好ましく、また、その形状は、例えば、円柱状や円筒形状であることが好ましい。
なお、固定部材には、例えば、圧縮気体を排出する開口窓が形成されている。
固定手段は、例えば、ボルトやリベット等の留め具や接着材を用いたり、または、かしめ処理等で行ったりしている。
連通路は、例えば、圧縮室から吐出される圧縮気体の吐出孔とフィルタ部材溝を最短距離で連通させるように形成されていることが好ましい。連通路は、例えば、気体の流路(進路)を鋭角に、または、鋭角に近い角度に曲げる箇所のない、つまり、直線的に形成されていることが好ましい。
また、収容部は、気体の流れる向きを変える内壁を備えている。この収容部の内壁は、例えば、断面円弧形をした曲面であることが好ましい。曲面で形成することにより、圧縮気体の流れの向きを抵抗なく変えることができる。
【0011】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記閉塞部材に、前記フィルタ部材の一部が収容される凹溝を備えることにより前記第2の目的を達成する。
なお、凹溝は、例えば、開口部が長方形の凹部からなり、開口部の幅方向の断面が円弧形であってもよい。
【0012】
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記圧縮室に収容されたロータと、前記ロータの軸線方向に延設されたロータ軸と、前記閉塞部材に形成され、前記ロータ軸を回転自在に支持する軸受部と、を備え、前記凹溝を、前記ロータ軸の中心から前記軸受部の半径より離れた位置に形成することにより前記第2の目的を達成する。
軸受部は、例えば、閉塞部材のシリンダの内部に対向する面に形成された円形の凹溝、または、閉塞部材にロータ軸が貫入可能に形成された貫入孔によって形成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の気体圧縮機における好適な実施の形態について、図1から図4を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る気体圧縮機の縦断面を示した図である。
また、図2は、図1のX−X線断面から見た気体圧縮機本体の断面図である。図3(a)は、吐出室18側から見たサイクロンブロック10の正面図である。
なお、図5に示した従来の気体圧縮機と重複する箇所については同一の符号を付している。
【0014】
まず、図1、図2および図3を参照しながら本実施の形態に係る気体圧縮機の構成について説明する。
図1に示すように、気体圧縮機は、筐体であるケーシング1と、ケーシング1の開口端を閉塞するフロントヘッド2と、ケーシング1内に収納される圧縮機本体3とを備えている。
圧縮機本体3は、シリンダブロック7とリヤサイドブロック6とフロントサイドブロック5とで形成されるシリンダと、ロータ9とを含んでいる。
なお、フロントサイドブロック5とリヤサイドブロック6は、シリンダブロック7の開口部を閉塞する閉塞部材である。
【0015】
このシリンダブロック7は、断面が楕円形状の中空部を有する筒状の部材であり、シリンダブロック7の両端面のうちフロントヘッド2側の一方にフロントサイドブロック5が固着され、他方にリヤサイドブロック6が固着されている。
そして、シリンダブロック7の中空部が、フロントサイドブロック5とリヤサイドブロック6とによって閉塞されて、図2に示すように、内周略楕円筒状のシリンダ室8が形成されている。
シリンダ室8の内部には、略円柱状のロータ9が収容されている。このロータ9は、その径方向に外周面側から穿設された5つのベーン溝4を有しており、各ベーン溝4にはベーン13が出没自在に保持されている。
【0016】
また、図1に示すように、ロータ9からは、その軸線方向にロータ軸9a、9bが延設されている。ロータ軸9a、9bは、フロントサイドブロック5およびリヤサイドブロック6に形成された軸受5a、6aに、それぞれ回転自在に支持されている。
フロントサイドブロック5の軸受5aに支持されるロータ軸9aの端部は、図示しない原動機からの駆動力が伝達されるようになっており、この駆動力がロータ軸9aを介してロータ9に伝達され、ロータ9が回転駆動されるようになっている。
【0017】
フロントヘッド2には、圧縮する気体(例えば、冷媒ガス)を吸引する吸入口16が形成されており、フロントヘッド2とフロントサイドブロック5との間には、吸入口16からの気体が導入される吸入室15が形成されている。
フロントサイドブロック5には、吸入室15とシリンダ室8とを連通する吸気孔5bが形成されており、外部から導入された気体が、吸入口16、吸入室15、吸気孔5bの順に経由してシリンダ室8に吸入されるようになっている。
また、吸気孔5bは、シリンダブロック7に形成された吸入路7bによって、リヤサイドブロック6に設けられた吸気室6bと連通している。吸気室6bは、シリンダ室8に連通可能となっており、外部から吸気孔5bに至った気体は、直接シリンダ室8に吸入される他、吸入路7bおよび吸気室6bを順に経由しても、シリンダ室8へ吸入されるようになっている。
【0018】
図2に示すように、シリンダブロック7は、シリンダ室8の断面で見た回転対称位置にある短径の両端部それぞれの近傍に、外周側から切欠き状に形成された吐出弁取り付け部7cを有しており、各吐出弁取り付け部7cには、吐出孔7aが穿設されている。吐出孔7aは、シリンダブロック7を貫通して、シリンダ室8と吐出弁室24とを連通している。
シリンダ室8の短径の両端部近傍は、シリンダ室8内部の気体の圧縮行程の終了位置であり、吐出孔7aからシリンダ室8内の圧縮された気体が吐出されるようになっている。
【0019】
また、それぞれの吐出弁取り付け部7cには、吐出孔7aを開閉する薄板状の吐出弁22が、吐出弁室24内にシリンダブロック7の周回り方向に沿って取り付けられている。
吐出弁22の背面側(ロータ9の径方向における外方側)には弁サポート23が重ねられており、吐出弁22および弁サポート23のそれぞれの後端部(ロータ9の回転方向と逆側の端部)がボルト28により吐出弁取り付け部7cに一体に取り付けられ固定されている。
【0020】
リヤサイドブロック6には、吐出孔7aから吐出され吐出弁室24内に流入した気体の吐出連絡路6cが形成されている。この吐出連絡路6cは、圧縮気体を吐出室18へ導く連絡路を構成している。
リヤサイドブロック6とケーシング1との間には、油分離器17が固定されており、吐出孔7aからの気体は、吐出連絡路6cを通って油分離器17に至り、この油分離器17で油が分離されるようになっている。
なお、本実施の形態に係る気体圧縮機では、吐出連絡路6cから吐出された圧縮気体は、ロータ9の軸線方向、つまり、シリンダブロック7の両開口部が対向する方向に吐出されるようになっている。
この油分離器17は、サイクロン型油分離器であり、吐出気体を回転させることによって発生する遠心力を利用して軽い(質量の小さい)気体と、重い(質量の大きい)潤滑油とに分離する。
【0021】
図3(b)は、本実施の形態に係る油分離器17の組立構成を示した図である。
リヤサイドブロック6には、開口部が長方形の凹部からなる、幅方向の断面が円弧形のサイクロンブロック金網溝31が形成されている。
油分離器17は、円筒形の金網で形成されたサイクロンブロック金網30と、このサイクロンブロック金網30を収容するサイクロンブロック10とから構成されている。
サイクロンブロック金網30は、金網を巻いて形成された潤滑油を分離するためのフィルタ部材である。圧縮気体をこのサイクロンブロック金網30に衝突させることにより気体に含まれる潤滑油が分離されるようになっている。
また、サイクロンブロック10の背面(接触面)方向から、サイクロンブロック金網30の少なくとも一部を収容することができる収容部34が形成されている。つまり、サイクロンブロック10には、サイクロンブロック金網30を挿入するためのフィルタ開口部が形成されている。
なお、この収容部34の側面はサイクロンブロック金網30の側面と勘合するような円弧形であるこことが好ましい。
【0022】
図3に示すように、まず、円筒形の金網で形成されたサイクロンブロック金網30をサイクロンブロック10の収容部34またはサイクロンブロック金網溝31に嵌め込む。
そして、このサイクロンブロック金網30を覆うようにしてサイクロンブロック10をリヤサイドブロック6にボルト32などで取り付ける。
なお、本実施例における気体圧縮機では、吐出弁室24とサイクロンブロック10の収容部34(または、サイクロンブロック金網溝31)とが連通するように、吐出連絡路6cが形成されている。
つまり、このように油分離器17を組み立てることにより、サイクロンブロック金網30の固定とサイクロンブロック10の固定を同一のボルト32によって行うことができる。
【0023】
なお、サイクロンブロック10の取り付けは、ボルト32の他、例えば、リベット等の留め具、接着材、または、かしめ処理等の固定手段を用いて行うようにしてもよい。
このサイクロンブロック10には、サイクロンブロック金網30を通過した気体を排出するための開口部が設けられ、この開口部から気体が吐出室18に吐出されるようになっている。
また、サイクロンブロック10の収容部34には、サイクロンブロック金網30の両端の開口部を閉塞するための閉塞部が形成されている。そのため、油分離器17に流入された気体が、サイクロンブロック金網30の有する両端の開口部から、直接吐出室18へ吐出されないようになっている。さらに、この閉塞部を設けることにより、サイクロンブロック金網30の軸線方向の位置ずれが抑制され、緩みやほつれを防止することができる。
なお、サイクロンブロック10に設けられたサイクロンブロック金網30の両端の開口部を閉塞するための閉塞部は、完全に開口部を閉塞するような形状でなくても、例えば、金網や孔が形成された板金であってもよい。また、サイクロンブロック金網30の中心軸線方向の位置ずれの防止が可能であれば、中心部に円孔が形成された板金であってもよい。
【0024】
油分離器17に流入された気体は、サイクロンブロック金網30の側面(外周壁面)から吐出されるようになっている。
また、サイクロンブロック金網溝31の円弧の径は、サイクロンブロック金網30の底面の径と同じ値、または、サイクロンブロック金網30の底面の径より大きい範囲において近接する値となるように形成されている。
なお、本実施例では、底部が円弧状になったサイクロンブロック金網溝31を形成するようにしているが、このサイクロンブロック金網溝31を、開口部の幅が少なくともサイクロンブロック金網30の外径以上であり、溝の深さが均一である溝で構成するようにしてもよい。
このサイクロンブロック10は、サイクロンブロック金網30をリヤサイドブロック6に固定するための固定部材である。
なお、サイクロンブロック金網溝31の深さは、油分離器17における潤滑油の分離効率を考慮すると、サイクロンブロック金網30の2分の1を嵌入できる程度が望ましい。
【0025】
この油分離器17では、吐出孔7aから吐出弁室24に吐出された気体を、吐出連絡路6cを介してサイクロンブロック金網30の接線方向から流入させている。そして、この流入された気体は、サイクロンブロック10の内壁に沿うように旋回運動が与えられ、遠心力を利用して質量差の異なる気体と潤滑油を分離させている。
つまり、サイクロンブロック10の内壁は、圧縮気体の流れる向きを変える偏向部であり、この偏向部は、圧縮気体の流れを妨げないように、例えば、断面円弧形をした曲面で形成するようにする。
サイクロンブロック金網溝31は、吐出連絡路6cと連通するように形成されているため、サイクロンブロック金網30への気体の流入は、このサイクロンブロック金網溝31を介して(通して)行うようにしている。
さらに、分離された細かい粒状の潤滑油をサイクロンブロック金網30の金網部分に衝突させて、大きな粒の潤滑油にすることによって、潤滑油の分離効果を向上させている。
【0026】
また、本実施の形態に示すような油分離器17では、サイクロンブロック金網30の中心軸がリヤサイドブロック6と交わらないような向き、つまり、サイクロンブロック金網30の中心軸とロータ9の中心軸とが直交するような向きに、サイクロンブロック金網30が配設されている。
このように、サイクロンブロック金網30の中心軸線がリヤサイドブロック6の面と平行する向きでサイクロンブロック金網30が設けられている場合、サイクロンブロック金網30の接線方向は、ロータ9の中心軸に沿った向き(同じ向き)となるため、吐出連絡路6cは、リヤサイドブロック6を貫くように直線的に孔を貫通させるだけで、容易に形成することができる。
従って、吐出孔7aと油分離器17とを結ぶ吐出連絡路6cを最短距離で形成することができる。
【0027】
本実施の形態では、吐出連絡路6cに流入する気体の向きと、油分離器17へ吐出される気体の向きが同一となるように吐出連絡路6cをそれぞれ1本の直線状に形成したため、吐出連絡路6cが曲げられ両者の向きが直交している場合と比べて、吐出連絡路6cにおける気体の吐出連絡路6c内壁面への衝突を少なくすることができる。そのため、圧縮気体が通過する際の吐出抵抗を小さくすることができ、気体の流路で生じる損失を抑制することができる。これにより、駆動動力の増加を抑制することができる。
【0028】
圧縮機本体3とケーシング1との間には、吐出室18が形成されており、油分離器17で分離された気体はこの吐出室18に吐出される。
ケーシング1には、排気口19(図1参照)が形成されており、吐出室18内の気体は、この排気口19を経由して外部へと吐出されるようになっている。
一方、油分離器17で分離された潤滑油は、リヤサイドブロック6とケーシング1との間に形成される油貯留室20内に収容される。この油貯留室20には、吐出室18に吐出される気体の圧力が作用する。
【0029】
リヤサイドブロック6には、軸受6aの内周面にリング状の油溝6gが形成され、さらに、油貯留室20と油溝6gとを連通するオイル通路6dが形成されている。そして、油貯留室20の潤滑油がオイル通路6dから油溝6gを介して軸受6aに供給されるようになっている。
フロントサイドブロック5の軸受5aの内周面にはリング状の油溝5gが形成されている。そして、油貯留室20と連通するオイル通路6dは、リヤサイドブロック6中で分岐している。
潤滑油は、分岐通路6eから、シリンダブロック7の油供給路7e、フロントサイドブロック5に形成されている油供給路5e、および油溝5gを経由して、フロントサイドブロック5の軸受(軸受5a)に供給されるようになっている。
【0030】
フロントサイドブロック5およびリヤサイドブロック6のそれぞれのロータ9側端面には、扇型をしたサライ溝25が設けられている。これらのサライ溝25は、ロータ9のベーン背圧室4a(図2参照)と連通可能な位置に形成されている。
そして、サライ溝25には、オイル通路6d、油溝6g、および、分岐通路6e、油供給路7e、油供給路5e、油溝5gから軸受5a,6aを介して、潤滑油が供給される。
このサライ溝25に供給される潤滑油は、軸受5a、6aで減圧されている。この減圧供給された潤滑油が、ベーン背圧室4aに供給され、潤滑油の油圧によりベーン13がシリンダ室8の周壁へ押圧されるようになっている。
【0031】
リヤサイドブロック6は、オイル通路6dが連通している油溝6gに一端が連通する高圧供給路6fを備えている。この高圧供給路6fの他端は、リヤサイドブロック6のシリンダ室8側の中央に開口されており、油貯留室20からの潤滑油が軸受6aを介すことなく(軸受6aで減圧されることなく)供給されるようになっている。
リヤサイドブロック6の高圧供給路6fは、ロータ9の回転方向から見てサライ溝25の下流であって、シリンダブロック7の吐出孔7a近傍に開口されている(図2参照)。そして、高圧供給路6fは、吐出孔7a近傍の所定位置に到達したベーン背圧室4aに、サライ溝25よりも高い圧力で潤滑油を供給するようになっている。
【0032】
次に、このように構成された気体圧縮機の動作について説明する。
本実施形態の気体圧縮機では、図示しない原動機によってロータ9が回転駆動されると、外部の気体が吸入口16から吸入室15等を経由して圧縮室14へと吸い込まれる。
圧縮室14は、ロータ9の回転に伴ってベーン13がシリンダ室8の形状に沿って出没することにより、吸入口16側から吐出孔側へ行くに従って縮小され、圧縮室14内の気体は圧縮される。
【0033】
そして、圧縮室14が圧縮行程の終了側の領域に位置し、圧縮室14内の圧力がシリンダブロック外周部の圧力より大きくなると、圧縮された気体がこのときの内部の圧力によって吐出弁22を押し上げて、吐出孔7aから噴出する。噴出した気体は吐出連絡路6cを介して油分離器17に送られて潤滑油が分離される。
油分離後の高圧気体は排気口19から外部に吐出される。分離された潤滑油は、油貯留室20に貯留される。
詳しくは、油分離器17には、吐出連絡路6cへ吐出された圧縮気体が、サイクロンブロック金網30の接線方向から流入され、サイクロンブロック金網30内部において圧縮気体に旋回運動が与えられる。そして、この旋回運動より生じた遠心力によって圧縮気体に含まれる潤滑油が分離され、サイクロンブロック金網30で捕捉される。
【0034】
油貯留室20に貯留している潤滑油は、吐出室18に吐出される気体の圧力によって、オイル通路6dおよび油溝6gに押し出され、油溝6gからリヤサイドブロック6の軸受6aを通ってサライ溝25に供給される。また、オイル通路21から分岐通路6e、油供給路7e、油供給路5e、油溝5g、フロントサイドブロック5の軸受5aを通ってサライ溝25に供給される。
これらのサライ溝25は、ロータ9の回転に伴い所定位置の範囲にあるベーン溝4と連通し、潤滑油は、サライ溝25から、ベーン溝4のベーン背圧室4aに供給される。
そして潤滑油の油圧と、ロータ9の回転に伴って生じる遠心力によって、ベーン13がシリンダ室8の外壁に押圧される。このため、ベーン13は、その収納されているベーン溝4のベーン背圧室4aがサライ溝25と連通している間は、ロータ9の回転による遠心力とベーン背圧室4aに作用する圧力により、シリンダ室8の内周壁に密着しながら回転する。
【0035】
また、潤滑油は、リヤサイドブロック6においてオイル通路6dから油溝6gを介して高圧供給路6fへ供給される。
ベーン溝4のベーン背圧室4aがサライ溝25と連通している状態から、ロータ9がさらに回転すると、ベーン背圧室4aがサライ溝25から切断される。この状態では、ベーン背圧室4aには外部からの圧力は加わらないが、ベーン13がシリンダ室8の周壁に押されることによりベーン背圧室4aの容積が縮小されるため、ベーン背圧室4aの圧力は微少に上昇し、ベーン13を押圧するための十分な背圧が保持される。
【0036】
さらにロータ9が回転すると、ベーン背圧室4aは、リヤサイドブロック6の高圧供給路6fと連通する。この状態では、ベーン背圧室4aに、高圧供給路6fから、サライ溝25よりも大きな圧力で潤滑油が供給される。そのため潤滑油による圧力と遠心力によって、圧縮室14の縮小に伴い増加する圧縮室14の室圧に抗して、ベーン13がシリンダ室8の周壁に押圧される。
これにより、ベーン13は、ロータ9の回転による遠心力および高圧供給路6fからベーン背圧室4aに作用する圧力(ベーン背圧)によって、シリンダ室8の内周壁に密着しながら回転する。
【0037】
その後さらにロータ9が回転を続けると、ベーン背圧室4aと高圧供給路6fとが切断され、吐出孔7aから圧縮気体が噴出され圧縮室14内の圧力が低下する。
以降、ロータ9の回転に伴って、気体の圧縮室14への吸入、圧縮室14内での圧縮、圧縮室14からの吐出が繰り返され、またこのサイクルに伴って、ベーン背圧室4aは、サライ溝25との連通、サライ溝25との切断、高圧供給路6fとの連通、高圧供給路6fとの切断が繰り返される。
【0038】
図4は、本実施の形態に係る気体圧縮機の変形例を示した図である。
なお、図4では、上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付し、変形箇所のみ説明する。
サイクロンブロック金網溝31は、上述したように、リヤサイドブロック6に形成することができる。従って、ロータ軸9bを支持する軸受6aを避けるように、サイクロンブロック金網溝31を配置するようにしてもよい。
【0039】
詳しくは、サイクロンブロック金網溝31を、リヤサイドブロック6の正面方向から見て、軸受6aが形成されている位置と重ならない部分に配置されるように、リヤサイドブロック6に形成する。
つまり、サイクロンブロック金網溝31をリヤサイドブロック6上の軸受6aが形成されている箇所を除く部分に形成する。
図4に示す変形例では、一対のサイクロンブロック金網溝31がハの字型に配置され、その中心部分に軸受6aが位置するようになっている。この他、一対のサイクロンブロック金網溝31を、軸受6aをその中心に介して平行に配置するようにしてもよい。
なお、サイクロンブロック10の形状もサイクロンブロック金網溝31の形成される位置に合わせて変形させる。
【0040】
サイクロンブロック金網溝31および軸受6aは、それぞれリヤサイドブロック6の異なる面(吐出室18を形成する面と圧縮室14を形成する面)から、所定の深さを有する溝を設けることによって形成される。なお、軸受6aについては、リヤサイドブロック6を貫通するように形成される場合もある。
そのため、サイクロンブロック金網溝31および軸受6aがリヤサイドブロック6上で重なり合うような位置に形成される場合には、リヤサイドブロック6は、少なくとも、これらの形成する溝の深さの総和以上の厚みが必要となる。リヤサイドブロック6の厚みが増大してしまうと、吐出室18の空間(体積)をより広く確保することの妨げとなってしまう。
そこで、上述したように、サイクロンブロック金網溝31をリヤサイドブロック6上の軸受6aが形成されている箇所を除く部分、つまり、軸受6aの外側の領域に形成することにより、両者を形成する溝同士が重なり合うことがないため、リヤサイドブロック6の厚みの増大を抑制することができ、吐出室18の空間(体積)をより広く確保することができる。
なお、軸受6aの外側の領域とは、ロータ軸9a、9bの中心から軸受6aの半径より離れた位置を示す。
【0041】
また、前述したように、リヤサイドブロック6に形成される、吐出孔7aから吐出された気体の吐出連絡路6cは、この吐出連絡路6cで生じる損失を低減させるために最短距離で形成することが望ましい。
このことを考慮して、図4に示すように、サイクロンブロック金網溝31をリヤサイドブロック6に形成されている吐出連絡路6cと近接、または、その一部を連接させて設けるようにすることもできる。
このように、サイクロンブロック金網溝31を形成することにより、吐出孔7aから吐出室18に至る圧縮気体の流路の短縮化を図ることができる。
従って、圧縮気体の流路で生じる損失を抑制することができる。
【0042】
以上説明したように、本実施形態の気体圧縮機によれば、リヤサイドブロック6に設けられているサイクロンブロック金網溝31に一部を嵌入させた状態で、サイクロンブロック金網30をサイクロンブロック10に固定するようにしたので、サイクロンブロック金網30の吐出室18に突出する部分の体積をサイクロンブロック金網溝31分小さくすることができる。
従って、従来の気体圧縮機と比較して、吐出室18に突出するサイクロンブロック金網30の体積が削減された分、吐出室18の体積(容量)を大きくすることができる。
【0043】
吐出室18の体積が大きくなるほど潤滑油の分離効果は向上する傾向にあるため、吐出室18の体積は可能な限り大きく設けることが望ましい。ゆえに、本実施例に示すように、吐出室18に突出するサイクロンブロック金網30の体積を抑制することにより、圧縮気体の潤滑油の分離性を向上させることができる。
また、本実施形態の気体圧縮機によれば、サイクロンブロック金網30をサイクロンブロック金網溝31に嵌め込むことにより仮固定(位置決め)した状態で、サイクロンブロック10をリヤサイドブロック6に固定することができるようにしたので、油分離器17の組み付け作業が容易になり工程数を低減させることができる。
【0044】
さらに、本実施形態の気体圧縮機によれば、サイクロンブロック金網30をリヤサイドブロック6とサイクロンブロック10とで挟み込むことによって固定することができるため、従来の気体圧縮機で用いられていたサイクロンブロック金網30の挿入口を塞ぐための蓋部材33(図5参照)が不要となり、使用される部品点数を削減することができる。そして、位置や設置角度に制限されることなくサイクロンブロック金網30を配置することができる。
また、このように油分離器17を構成することにより、油分離器17の構造を簡素化することができる。また、サイクロンブロック10をリヤサイドブロック6へ固定する際に同時にサイクロンブロック金網30を固定することができるため、油分離器17の組み付け作業の工程数を低減させることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、フィルタ部材が収容部と閉塞部材によって固定できるため、気体圧縮機における油分離器の構成を簡略化することができる。そして、油分離器の構成が簡略化されることにより、油分離器の組み付け作業性を改善することができる。
また、本発明によれば、閉塞部材に凹溝を形成することにより、収容部の容積を小さくすることができる。そのため、吐出室の領域をより広く設けることができ、圧縮気体に含まれる油の分離性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る気体圧縮機の縦断面を示した図である。
【図2】図1のX−X線断面から見た気体圧縮機本体の断面図である
【図3】(a)は、吐出室側から見た油分離器の正面図であり、(b)は、油分離器の組立構成図である。
【図4】本実施の形態に係る気体圧縮機の変形例を示した図である。
【図5】(a)は、従来の気体圧縮機を示した図であり、(b)は、吐出室側から見た油分離器の正面図であり、(c)は、油分離器の組立構成図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 フロントヘッド
3 圧縮機本体
4 ベーン溝
5 フロントサイドブロック
6 リヤサイドブロック
7 シリンダブロック
8 シリンダ室
9 ロータ
10 サイクロンブロック
13 ベーン
14 圧縮室
15 吸入室
16 吸入口
17 油分離器
18 吐出室
19 排気口
20 油貯留室
21 オイル通路
22 吐出弁
23 弁サポート
24 吐出弁室
25 サライ溝

Claims (3)

  1. 両端に開口部を有し、圧縮室を形成するシリンダと、
    前記シリンダの開口部を閉塞する閉塞部材と、
    前記閉塞部材と共に、圧縮気体が吐出される吐出室を形成する筐体と、
    前記閉塞部材に固定され、前記閉塞部材との接触面に開口部を有する凹状の収容部が形成された固定部材と、
    前記収容部に少なくとも一部が収容され、前記吐出室に吐出される前記圧縮気体に含まれる油を分離するフィルタ部材と、
    前記閉塞部材に形成され、前記圧縮室と前記収容部とを連通し、前記圧縮室から吐出された圧縮気体を、前記収容部に対して前記シリンダの両開口部が対向する方向に導く連通路と、
    を具備することを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記閉塞部材は、前記フィルタ部材の一部が収容される凹溝を備えたことを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
  3. 前記圧縮室に収容されたロータと、
    前記ロータの軸線方向に延設されたロータ軸と、
    前記閉塞部材に形成され、前記ロータ軸を回転自在に支持する軸受部と、を備え、
    前記凹溝は、前記ロータ軸の中心から前記軸受部の半径より離れた位置に形成されていることを特徴とする請求項2記載の気体圧縮機。
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