JP2005002881A - 排気ガス試験システム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者の要望に柔軟に対応して異なる燃料を使い分けた燃料消費率の計算を行なうと共に、燃料データ情報に関し、スキーマモデル(データベースの構造)を変更することなく属性追加を可能とし、燃料データの管理を容易とする排気ガス試験システムを提供する。
【解決手段】エンジンからの排気ガスGを測定する排気ガス測定部4,5と、その排気ガスGの測定値に基づいて燃料消費率を求める演算処理部2aとを有するシステムであって、使用する燃料31Aとその各属性32A,32B…の属性値32cとの関係を燃料情報31,32として記録してなる燃料データベースDBを有し、排気ガス試験を行うときに、演算処理部2aが燃料データべースDBの中から操作者によって選択された燃料31Aの属性に合わせて排気ガスGの測定値から燃料消費率を算出する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気ガス試験システムにおける燃料消費率の計算において、操作者の要望に柔軟に対応できると共に、燃料データの管理を容易に行なうことができる排気ガス試験システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、排気ガス試験システムにおいて、燃料消費率を計算する際に排気ガスの濃度を排気ガス測定部を用いて測定し、この測定結果を用いて演算処理を行って燃料消費率を求めることが行われている。また、この演算処理を行なうためには、燃料の必要な属性としてH/C Ratio、比重、発熱量などの各属性値を定められた構造とし、これをすべての燃料種に共通するテンプレートとして燃料データを記録していた。
【0003】
図13は構造体として記述された燃料の構造(データフォーマット)の例を示す図である。図13に示すように、従来の燃料データの構造体による定義では、排気ガスの濃度を燃料消費率に変換するために使用する可能性がある各属性の型を定める必要があった。この例では、燃料の属性として”Carbon Wgt Fraction”(炭素元素浮遊率) 、”Hydrogen Wgt Fraction”(水素元素浮遊率) 、”Net Heating Value”(燃料発熱量) 、”Oxygen Wgt Fraction”(酸素元素浮遊率) 、”R−Factor”(Rファクター) 、”Specific Gravity” (燃料密度) を挙げており、これらの属性の属性値の記録エリアを取り分けることで燃料データを記録していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記燃料データの構造体による記述では、全ての燃料が同一の構造を使用しているので、ある燃料種では不要な属性でも、その属性が、その燃料種属性データとして存在してしまうことや、排気ガス試験を行うときに異なる燃料を用いて測定することが困難になるという問題があった。
【0005】
つまり、操作者(自動車メーカ側)の要望によっては燃料の新たな属性を用いて燃料消費率を求める必要があり、前記構造体内に必要な属性がなければ構造体を変更する必要が生じていた。逆に操作者によっては前記燃料消費率を求める計算式に、前記属性のすべてを使用しない場合もあった。
【0006】
そこで、例えば操作者の要望で燃料データの前記構造体を変更することが考えられるが、この場合には、燃料データのフォーマットの一貫性がなくなり、データの互換性が無くなるという問題があった。このために、操作者の要望で前記構造体を変更した場合、従来から大量に蓄積されている燃料データを無駄にしてしまったり、煩雑なデータ変換作業を行なう必要があった。
【0007】
また、別の方法として図14に示すように、構造体としての記述に、後に追加となる別の属性のための”reserve1”…といった、予約属性エリアを取り分けることが考えられる。つまり、将来的に必要となる属性を予め余分に取り分けた予約属性エリアに書き込むことで、燃料データの互換性を残しながら操作者の要望に答えた燃料データを保存することが可能となる。ところが、前記予約属性は普段使用しないものであるから、取り分けた予約属性のエリアが無駄になるという問題もあった。
【0008】
本発明は上述の事柄を考慮に入れて成されたものであって、その目的とするところは、操作者の要望に柔軟に対応して異なる燃料を使い分けた燃料消費率の計算を行なうと共に、燃料データ情報に関し、スキーマモデル(データベースの構造)を変更することなく属性追加を可能とし、燃料データの管理を容易とする排気ガス試験システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の排ガス試験システムは、エンジンからの排気ガスを測定する排気ガス測定部と、その排気ガスの測定値に基づいて燃料消費率を求める演算処理部とを有するシステムであって、使用する燃料とその各属性の属性値との関係を燃料情報として記録してなる燃料データベースを有し、排気ガス試験を行うときに、演算処理部が燃料データべースの中から操作者によって選択された燃料の属性に合わせて排気ガスの測定値から燃料消費率を算出することを特徴としている。(請求項1)
【0010】
すなわち、操作者は排気ガス試験に先立って使用する燃料を燃料データベースの中から選択することで、選択した燃料の属性に合わせた燃料消費率の計算を行なうことができる。すなわち、操作者の要望に合わせた燃料消費率の計算を行なうことが可能となる。
【0011】
前記排気ガス試験を行うときに、演算処理部に、操作者が試験に用いる燃料を指定可能とする燃料指定画面を表示させ、操作者によって指定された燃料を用いた排気ガス試験を行なわせる排気ガス試験プログラムを有する場合(請求項2)には、操作者が燃料指定画面を用いて使用する燃料を容易に変更することができる。
【0012】
記排気ガス試験を行なうときに燃料消費率の演算に必要となる各属性の属性値を用いて排気ガスの測定値から燃料消費率を算出するための計算式を表わす計算式情報を有し、前記排気ガス試験を行なうときに、演算処理部が前記計算式情報に表わされた計算式に従って排気ガスの測定値から燃料消費率を算出する場合(請求項3)には、操作者は排気ガス試験の演算に用いる計算式を計算式情報によって定めることで、プログラムなどの変更を行なうことなく所望の計算式で燃料消費率の計算を行なうことができる。
【0013】
前記燃料データベースが、前記燃料に関係付けられると共に、各属性に関係付けられており、かつ、任意に追加,削除および変更が可能である燃料テンプレートを有するスキーマモデルをもって設計されており、前記演算処理部が、前記燃料テンプレートを用いた燃料および/または属性の定義を行うことで、燃料データベースのスキーマモデルを変えることなく、燃料および/または属性の追加,削除,変更を可能とする場合(請求項4)には、燃料テンプレートテーブルは自由に定義可能であり、1つの燃料テンプレートが持てる属性の数や属性の種類は可変であるから、各燃料の属性の設定は、それに適切な燃料テンプレートを用いて行なうことが可能となる。
【0014】
つまり、前記燃料に関係付けられると共に、各属性に関係付けられており、かつ、任意に追加,削除および変更が可能である燃料テンプレートを有するスキーマモデル(概念スキーマ)は、あらゆる燃料を任意の属性に関係付けて、その属性値を記憶するので、燃料および属性の追加,削除,変更が容易となる。燃料データをリレーショナルデータベースとしてまとめられた燃料データベースにして管理することで、燃料データの管理を燃料テンプレートを用いて容易に行なうことができ、不要な属性のデータを持つ必要が無くなるだけでなく、データフォーマットの互換性を保つことができる。
【0015】
前記演算処理部に燃料データベースに対するデータ操作を行なわせて、操作者が燃料に関連付けられた燃料テンプレートの追加,削除または変更を可能とすると共に、適切な燃料テンプレートを用いた燃料の追加,削除または変更を可能とし、これによって、各燃料における各属性の追加,削除および変更を可能とすると共に、各属性の属性値を変更可能とする燃料管理プログラムを有する場合(請求項5)には、操作者が燃料データベースの管理を行なうときに燃料管理プログラムを使用することで燃料テンプレートを用いて容易に管理することができ、燃料データベースのスキーマモデルを意識することなく、燃料の追加,削除または変更および属性の追加,削除および変更、さらには属性値の変更を可能としている。
【0016】
前記燃料管理プログラムが、演算処理部に、燃料テンプレートの一覧、および、各燃料と燃料テンプレートの関連付けを示す一覧を表わしてなる燃料テンプレート管理画面を表示させると共に、操作者がこの燃料テンプレート管理画面を用いて行った操作によって、前記燃料データベースに対してデータ操作を行わせ、燃料テンプレートに関連付けられた燃料の追加,削除または変更を行わせるものである場合(請求項6)には、操作者はこの燃料テンプレート管理画面上における操作で燃料の追加,削除または変更が可能であり、操作性が向上する。
【0017】
演算処理部は燃料管理プログラムの記述にしたがって、燃料テンプレート管理画面上における操作者の操作に伴って、燃料データベースを管理するデータベース管理システム(DBMS)に対して、燃料テンプレートおよび燃料のデータの追加,削除または変更操作を行なうデータ操作言語(DML)を出力し、データベース管理システム(DBMS)を構成する演算処理部が、燃料データベースに対して適切な処理を行うことを可能としている。
【0018】
前記燃料管理プログラムが、演算処理部に、燃料の一覧、および、各燃料の中から選択された燃料が属する燃料テンプレートに関連付けられた各属性と、この燃料における各属性値の一覧を表わしてなる燃料属性管理画面を表示させると共に、操作者がこの燃料属性管理画面を用いて行った操作によって、前記燃料データベースに対してデータ操作を行わせ、選択された燃料の各属性値を変更させるものである場合(請求項7)には、操作者はこの燃料属性管理画面上における操作で燃料の各属性値を変更することが可能であり、操作性が向上する。
【0019】
演算処理部は燃料管理プログラムの記述にしたがって、燃料属性管理画面上における操作者の操作に伴って、燃料データベースを管理するデータベース管理システム(DBMS)に対して、選択された燃料の各属性値の変更操作を行なうデータ操作言語(DML)を出力し、データベース管理システム(DBMS)を構成する演算処理部が、燃料データベースに対して適切な処理を行うことを可能としている。
【0020】
なお、本発明における、データベース管理システム(DBMS)を構成する演算処理部は、燃料管理プログラムを実行する演算処理部と同一であっても、何らかの通信手段を用いて接続された別の演算処理部であってもよい。すなわち、同一の演算処理部内にデータベース管理システム(DBMS)を構成することで小型化を達成できるが、データベース管理システム(DBMS)を別の演算処理部内に構成することでシステムの信頼性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の排気ガス試験システム1の一例を示す全体図である。図1において、2は排気ガス試験管理装置で、パソコン等の適宜の情報処理装置よりなり、表示部2aおよび演算処理部2bを備えている。また、演算処理部2bは排気ガス試験を行なう排気ガス試験プログラムPと、後述する燃料の特性を記録してなる燃料データベースDBと、この燃料データベースDBを操作するための燃料管理プログラムPとを有している。
【0022】
なお、排気ガス試験プログラムPや燃料管理プログラムPなどのプログラムPは、一つにまとめられていてもよいが、本例では別のプログラムP,Pに分けた例を示している。また、本例では前記プログラムP,Pと燃料データベースDBを同じ演算処理部2b内に記憶することで、全体の構成を簡単にしているが、燃料データベースDBを別の演算処理部2b内に記録することも可能である。
【0023】
さらに、図示は省略するが燃料データベースDBを有する演算処理部2b内には燃料データベースDBに対する各データの読み書きを実際に行なうデータベース管理プログラムをデータベース管理システム(DBMS)を構成するものとして有し、燃料管理プログラムPからのコマンド入力によって指示された動作を演算処理部2bに実行させることができる。
【0024】
3は有線LANや無線LANなどの通信部(以下、単にLAN3という)であり、後述する各機器4〜7とのデータの授受を可能とするものである。4,5,6,7はそれぞれテスト室に設けられた排気ガス測定装置(排気ガス測定部),定流量サンプリング装置(排気ガス測定部),シミュレータ装置,自動車運転装置であり、LAN3によって排気ガス試験管理装置2と接続されている。また、シミュレータ装置6は制御部6aと、シャシダイナモメータ6bと、ダイナモローラ6cと、冷却ファン6dとを有している。同様に、自動車運転装置7は制御部7aと、自動車運転ロボット7bとを有している。8は試験対象の車両の一例としての自動車である。
【0025】
つまり、前記排気ガス試験システム1はタイヤ8aをダイナモローラ6cに乗せるように試験対象となる自動車8のタイヤ8aをセットし、自動車運転装置7がロボット7bを用いて自動車8を運転すると共に、シミュレータ装置6を用いて自動車8の走行状態をシミュレーションし、自動車8から排出される排気ガスGを排気ガス測定部4によって測定して、自動車8の排気ガス試験を行なうものである。
【0026】
図2は、前記排気ガス試験システム1における主たるハード部分の構成の一例を概略的に示すもので、この図において、8bは自動車8のエンジン、8cはエンジン8bに連設される排気管である。10は排気管8cに接続される排気ガス流路で、その下流側には、定流量サンプリング装置(CVS)5の配管5aが接続されている。この配管5aは、その上流側に希釈空気精製器11を備えた希釈空気供給路12が接続されており、エンジン8bからの排気ガスGが希釈用空気Aによって適宜希釈される。
【0027】
また、前記配管5aの下流側には、クリティカルフローベンチュリ(CFV)13および吸引用ブロア14を備えるとともに、CFV13のやゝ上流側に希釈された排気ガスGをサンプルガスSとして採取するためのサンプリング部15aを備えたガスサンプリング配管16が接続されており、定容量でサンプルガスSを採取するように構成されている。なお、17は希釈空気供給路12に設けられる大気バイパス口で、18はその開閉弁である。
【0028】
したがって、本例の排気ガス試験システム1において、前記演算処理部2bは、排気ガス測定部4,5によって測定された排気ガスGの測定値を用いることで、この測定値に基づいた燃料消費率を求める。また、前記燃料データベースDBには、詳述を省略するが排気ガスGの測定値から燃料消費率を算出するための計算式を表わす計算式情報も含まれている。
【0029】
操作者は、試験に際して使用する燃料やこの燃料を用いて走行したときの排気ガスGの測定値から燃料消費率を求めるための計算式を試験パラメータとして設定することで、所望の測定を行なうことができる。このとき、燃料データベースDBに各属性の属性値や計算式情報が記録されているので、前記試験パラメータの設定変更を行っても排気ガス試験プログラムPを変更する必要がない。
【0030】
図3は、前記排気ガス試験プログラムPの動作によって表示部2aに表示される画面の一つであり、排気ガス試験システム1の種々の設定を行なう設定画面(燃料指定画面)20の一例を示している。図3において、21は試験に使用する燃料の種類(燃料タイプ)を設定する入力部、22はこの入力部21によって設定された燃料タイプに属する燃料の中から排気ガス試験に使用する燃料の名称を選択して設定する入力部である。前記入力部21,22はそれぞれプルダウンリストを引き出すためのボタン21a,22aを有している。また、22bは操作者がボタン22aを押したときに表示されるプルダウンリストである。
【0031】
図3に示す例では、操作者が入力部21において燃料タイプとしてガソリン”Gasoline(Indolene)”を選択した状態で、かつ、入力部22において排気ガス試験に使用する燃料名としてインドレン1”Indolene−1”を選択した例を示している。この選択によって、操作者は排気ガス試験システム1を用いた排気ガス試験において用いる燃料を選択でき、この燃料の属性に合わせて燃料消費率の計算を行なうことができる。
【0032】
図4は図1〜図3に示した排気ガス試験システム1において、演算処理部2aが記憶している燃料データベースDBの関係モデル(スキーマモデル)30を示す図である。図4において、31は排気ガス試験システム1が使用する燃料の実体(以下、燃料データ31ともいう)、32は各燃料の属性の実体(以下、属性データ32ともいう)、33は燃料と属性を関連付けるための燃料テンプレートの実体(以下、燃料テンプレートデータ33ともいう)を示している。34は燃料31と燃料テンプレート33との関係を示すリレーション、35は属性32と燃料テンプレート33との関係を示すリレーションである。
【0033】
すなわち、燃料データ31に登録される複数の燃料は、リレーション34が示すように、燃料テンプレートデータ33に登録される一つの燃料テンプレートに関係付けられるものであり、属性データ32に登録される複数の属性は、リレーション35が示すように、燃料テンプレートデータ33に登録される複数の燃料テンプレートに関係付けられる。
【0034】
図5〜図7は図4に示すスキーマモデル30で設計された燃料データベースDBの各部の具体的な例を示す図であり、図5は燃料テンプレートデータ33、図6は燃料データ31、図7は属性データ32の一例を示している。なお、本例は本発明を理解しやすくするために適宜作成した例に過ぎず、本発明はこの内容に限定されるものではない。
【0035】
図5に示す燃料テンプレートデータ33において、33aは個々の燃料テンプレート33A,33B…のレコードのそれぞれに割り付けられたテンプレートID、33bは各燃料テンプレート33A,33B…の名称(燃料テンプレート名)、33cおよび33dは各燃料テンプレート33A,33B…に関係付けられた属性IDおよび燃料IDである。
【0036】
次いで、図6に示す燃料データ31において、31aは個々の燃料31A,31B…のレコードのそれぞれに割り付けられた燃料ID、31bは各燃料31A,31B…の名称(燃料名),31cは燃料の大まかな種別(”Gasoline”,”Diesel”)である。
【0037】
さらに、図7に示す属性データ32において、32aは燃料の個々の属性32A,32B…のレコードのそれぞれに割り付けられた属性ID、32bは各属性32A,32B…の名称(属性名)、32c,32d…は各燃料31A,31B…の具体的な属性値である。
【0038】
図5を参照して、図6および図7に示した燃料31A,31B…および属性32A,32B…の関係を確認すると、図5におけるテンプレートIDが 001の燃料テンプレート「Gasoline(Indolene)」33Aに関連する属性ID33cと燃料ID33dは、属性ID33cが 001,002,003…であり、燃料ID33dが 001,002,003…である。
【0039】
つまり、図6に示す燃料名「Indolene−1」,「Indolene−2」,「Indolene−3」…の燃料31A,31B,31C…が燃料テンプレート33Aに関係付けられており、かつ、属性名「CarbonWgtFraction 」,「HydrogenWgtFraction 」,「NetHeatindValue 」…の属性32A,32B,32C…が燃料テンプレート33Aに関係付けられている。したがって、この燃料テンプレートデータ33(本例の場合、燃料テンプレート33Aのレコード内の内容)を書き換えることで、新しい燃料の追加, 削除を可能とすると共に、各燃料31A,31B…に関連付けられる属性32A,32B…を任意に追加,削除および変更することが可能となる。
【0040】
また、前記燃料テンプレートデータ33に新しい燃料テンプレートを加えることで、従来の燃料の概念に捕らわれることのない、LPGなどの全く属性の異なる燃料を付け加えることも可能となる。さらに、図5〜図7に示した燃料データベースDBの各部は、正規化されたリレーショナル・データベースを形成するものであるから、そのデータベースDBの扱いが極めて容易となる。
【0041】
したがって、本発明における燃料データベースDBは、スキーマモデル30として、燃料31A,31B,31C…に関係付けられると共に、各属性32A,32B,32C…に関係付けられており、かつ、任意に追加,削除および変更が可能である燃料テンプレート33を有するように設計されていることが極めて重要である。つまり、前記構成のスキーマモデル30は燃料の種類、各燃料の属性の数やその属性値に係わりなく不変であるので、将来的に新たな燃料や属性の追加,削除および変更が生じることがあっても、これまで蓄積した全ての燃料データベースDBを十分に活用することができる。
【0042】
また、前記燃料データベースDBには計算式情報も記録してあるので、新しく追加または変更された前記燃料31A,31B,31C…、属性32A,32B,32C…、燃料テンプレート33A,33B,33C…の内容に従って、この計算式情報を変更することにより、排気ガス試験プログラムPの実行によって演算処理に行わせる排気ガスGから燃料消費率を求める演算処理において、別の計算式を実行させることも可能となる。
【0043】
前記計算式情報は、計算式を所定の形式の言語によって記述したものであっても、演算処理部2bに計算式を実行させるためのプログラムであってもよい。特に、計算式を言語によって記述する場合は計算式情報を小さくできる利点があり、計算式を演算処理部2bによって実行できるプログラムとする場合は実行速度を上げられるという利点がある。さらに、この計算式情報は複数用意されて、操作者が任意に切り換えられるようにすることが望ましい。
【0044】
加えて、本発明の排気ガス試験システム1は、操作者が前記スキーマモデルで構成された燃料データベースDBを意識することなく、燃料データを追加,削除および変更できるように構成している。すなわち、前記演算処理部2bは燃料管理プログラムPを起動することで、燃料データベースDBの適切な管理を極めて容易に行なうことができる。
【0045】
図8〜図12は前記燃料管理プログラムPの動作に伴って、演算処理部2bが表示部2aに表示させるデータベース管理画面40およびその他の画面の一例を示す図である。図8〜図12の何れにおいてもデータベース管理画面40はツリービュー表示画面40aと、内容表示画面40bとからなり、ツリービュー表示画面40a内における操作者の選択によって内容表示画面40b内の表示内容が変化するように構成されている。
【0046】
図8において、40Aはデータベース管理画面40の一つである燃料管理画面であって、41は燃料データベースDBに登録された燃料テンプレート33A,33B…の一覧表示(テンプレート一覧表示)、42は燃料データベースDBに登録された燃料31A,31B…の一覧表示(燃料一覧表示)、43は各燃料31A,31B…に対応する燃料テンプレート33A,33B…を表示する燃料タイプ表示、44はツールバーである。
【0047】
前記燃料管理画面40Aを表示するとき、燃料管理プログラムPは燃料データベースDBを管理するデータベース管理システムに燃料テンプレートデータ33と燃料データ31とを読み出すためのデータ操作コマンド(DML:Data Manipulation Language)を出力して、前記テンプレート一覧表示41と、前記燃料一覧表示42と、燃料タイプ表示43を表示する。
【0048】
つまり、図8に示すように、ツリービュー表示画面40aにおいて燃料一般(”FUEL”)を選択した状態では、データベース管理画面40は燃料管理画面40Aとなり、ツールバー43には”File”,”View”,”Fuels” が表示されて、この燃料管理画面40A上の操作では燃料の追加、削除および変更が可能である。
【0049】
また、ツリービュー表示画面40a内には各燃料テンプレート33A,33B…に関係付けられた燃料の一覧を表示させるためのボタン41aを表示している。
【0050】
図9はデータベース管理画面40の一つである燃料属性管理画面40Bの一例を示す図であり、この燃料属性管理画面40Bは、前記ツリービュー表示画面40a内の前記ボタン41aを操作し、特定の燃料31Aを選択したときに表示される画面の例を示している。
【0051】
すなわち、操作者がボタン41aを操作したとき、燃料管理プログラムPは燃料データベースDBを管理するデータベース管理システムに燃料テンプレート33Aのレコードのデータを読み出すためのDMLを出力して、読み出した燃料テンプレート33Aのデータから燃料テンプレート33Aに関係する各燃料31A,31B,31C…(IDが 001,002,003…)を抽出し、次いで、これらの燃料31A,31B,31C…のレコードのデータを読み出すためのDMLを出力して、各燃料31A,31B,31C…のデータの中から燃料名31bを用いて燃料テンプレート33Aに関係付けられている燃料31A,31B…の一覧を示す燃料一覧表示45を表示する。
【0052】
図9において、46は前記燃料一覧表示45の中から一つの燃料31A(”indolene−1”)を選択した状態でこの燃料31Aが属する燃料テンプレート33Aに関係する全ての属性32A,32B…の属性名32bを表示してなる属性一覧表示、47は各属性32A,32B…の燃料31Aの属性値32cを示す属性値一覧表示、48はツールバーである。
【0053】
つまり、操作者が前記燃料一覧表示45の中から一つの燃料31Aを選択すると、燃料管理プログラムPは燃料31Aに関係する燃料テンプレート33Aのデータを用いて、前記データベース管理システムに、関係する属性32A,32B,32C…(IDが 001,002,003…)のレコードを引き出すためのDMLを出力して、得られた属性名32bを一覧にして属性一覧表示46を表示する。次いで、これらの属性32A,32B,32C…のレコードで操作者によって選択された燃料31Aに関係するフィールドの属性値データ32cと、その属性名32bを読み出すためのデータ操作コマンドを出力して、前記属性値一覧表示47を表示する。また、このときツールバー48には”File”,”Fuels”が表示される。この燃料属性管理画面40B上の操作で操作者は選択した燃料31Aの各属性値データ32cの変更が可能である。
【0054】
図10はデータベース管理画面40の一つである燃料テンプレート管理画面40Cの一例を示す図であり、この燃料テンプレート管理画面40Cは、ツリービュー表示画面40a内のテンプレート一覧表示41の中から操作者が一つの燃料テンプレート33Aを選択した状態を示している。
【0055】
操作者が前記燃料テンプレート33Aを選択すると、燃料管理プログラムPは燃料テンプレート33Aのデータを用いて、前記データベース管理システムに、関係する属性32A,32B,32C…(IDが 001,002,003…)のレコードを引き出すためのDMLを出力して、得られた属性名32bを一覧にして示す属性一覧表示50と、各属性32A,32B,32C…のデフォルト値を示すデフォルト値一覧表示51とを表示する。また、このときツールバー52には”File”,”View”,”Template”が表示される。なお、前記デフォルト値は属性データ32に記録されている全ての属性値の平均値であっても、別途属性データ32に記録された値であってもよい。
【0056】
53はテンプレート(”Template”)ボタンを操作したときに表示されるプルダウンメニューであって、操作者はプルダウンメニュー53内のボタン53a,53b,53cを操作することで、燃料テンプレートデータ33および燃料データ31の追加、削除および変更を行なうことができる。
【0057】
図11は操作者が前記プルダウンメニュー53の中から新規作成ボタン53aを操作したときの状態を示す図である。図11において、55は新規作成ボタン53aの操作に伴って表示されるポップアップウィンドウ(新規作成画面)、56は新規作成する内容(燃料テンプレートまたは燃料)を選択する選択部、57は新規作成する燃料テンプレートまたは燃料の名前の入力部、55aは新規作成を基本燃料テンプレートを用いて定義するかどうかを選択するチェックボックス、55bはOKボタン、55cはキャンセルボタンである。また、選択部56には新規燃料テンプレートデータ作成を選択する選択ボタン56aと、新規燃料データ作成を選択する選択ボタン56bが含まれている。
【0058】
図11に示す例では、選択ボタン56bにマークmが付けらており、チェックボックス55aにはチェックが付けられていない例を示している。すなわち、本例では、ツリービュー表示画面40a内で選択されている燃料テンプレート33Aの属性に従った各属性を有する、燃料名が”indolene−x”である燃料を燃料データ31に追加する例を示している。
【0059】
燃料管理プログラムPは前記データベース管理システムに対して、属性データ32に燃料テンプレート33Aの関係する属性32A,32B,32C…(IDが 001,002,003…)のレコードに新しい燃料(燃料名が”indolene−x”)のフィールドを追加し、このフィールドにデフォルト値を設定するためのDMLを出力すると共に、燃料データ31に新しい燃料(燃料名が”indolene−x”)のレコードを追加して、燃料名と燃料タイプを設定するためのDMLを出力する。さらに、燃料テンプレート33Aの燃料ID33dフィールドに新たに追加された燃料の燃料IDを付け加えるためのDMLを出力することで、燃料テンプレート33Aと新しい燃料との関係付けを行なうことができる。
【0060】
すなわち、燃料管理プログラムPは燃料テンプレート33Aを用いることで、新規燃料を追加するときに、燃料データ31と属性データ32に適切なデータを間違いなく作成することができる。また、前記燃料の追加操作において、操作者は燃料データベースDBの構成を全く意識する必要がないので、操作が容易となる。
【0061】
図12は前記新規作成画面55において前記燃料名”indolene−x”の燃料を新規作成する例を示す図である。図12において、40Dは燃料作成画面を示しており、ツリビュー表示画面40aには新規作成中の燃料(燃料名”indolene−x”)31Xが表示され、内容表示画面40bにはこの燃料31Xが属する燃料テンプレート31Aの各属性の属性名が示されてなる属性一覧表示60と、各属性に対応する属性値のデフォルト値が示されてなるデフォルト値一覧表示61とが表示されている。
【0062】
65は属性値設定画面であり、前記属性一覧表示60と、デフォルト値一覧表示61に表示された内容を編集可能とするものであって、66は属性(属性名)を設定する入力部、67はこの属性の属性値を設定する入力部、65aはOKボタン、65bはキャンセルボタンである。
【0063】
そして、操作者が前記燃料作成画面40Dおよび属性値設定画面65において、燃料の属性および属性値を設定する操作を行うと、燃料管理プログラムPは前記データベース管理システムに対して、属性データ31内で燃料31Xの該当する属性値を変更するためのDMLを出力する。このとき操作者は燃料データベースDBの構成を全く意識する必要がないので、操作が容易となる。
【0064】
また、この属性値設定画面65は燃料31Xの新規作成の時のみならず、図9に示した燃料属性管理画面40Bにおいて既存の燃料31A,31B…の中から選択した燃料の属性値を設定するときにも表示される。つまり、操作者は、燃料属性管理画面40Bを用いた操作によっても、燃料データベースDBに対して選択した燃料の属性値を容易に変更することが可能となる。
【0065】
他方、図11に示した新規作成画面55において、新規燃料テンプレートデータの作成を選択する選択ボタン56aにマークmを付けた状態でOKボタン55bを操作すると、図示を省略するが、新たな燃料テンプレートを作成して、この新規の燃料テンプレートに関連付けられる属性を選択するための設定画面(燃料テンプレート設定画面)が表示される。そして、この燃料テンプレート設定画面において必要な属性を順次追加設定することにより、任意の属性を有する新たな燃料テンプレートを作成可能となる。
【0066】
なお、燃料データベースDBに対する燃料テンプレートの登録や変更は、各種画面上の操作によって、燃料管理プログラムPが前記データベース管理システムに対してDMLを出力することによって行われるので、操作者は燃料データベースDBの存在を意識する必要は全くない。
【0067】
すなわち、上記構成の排気ガス試験システムを用いて、燃料データベースDBに全く新しい燃料を追加するときには、まず、図10に示す燃料テンプレート管理画面40Cを用いた操作によって、新規の燃料テンプレートを作成し、追加したい燃料タイプに必要な属性定義を行う。次いで、作成した燃料テンプレートに関連付けて、図11に示す新規作成画面55を用いて新しい燃料を作成する。そして、この燃料の各属性値などの燃料情報を、図12に示す属性値設定画面65を用いて記述するという一連のステップを画面処理によって行なうことが可能である。
【0068】
この画面上の簡単な一連のステップをもって燃料を燃料データベースDBに登録することで、燃料データベースDBは不要な属性を持つ必要がなくなり、燃料テンプレート毎の容易な管理が可能となる。
【0069】
なお、燃料テンプレートと燃料の追加、削除および変更に伴って、燃料テンプレートに関係付けられる属性は既に属性データに存在する必要がある。したがって、前記燃料管理プログラムPは、本明細書における図示を省略するが、別の属性管理画面を表示させることにより、操作者がこの属性管理画面上の操作によって必要な属性を追加できるように構成している。
【0070】
本発明のように、燃料データ31および属性データ32を燃料テンプレートデータ33に関係付けられた燃料データベースDBとして管理することで、属性,燃料,燃料テンプレートの新規作成に制限が全くなくなる。したがって、例えば、燃料タイプとしてLPGなどの全く新規な種類の燃料を追加し、この燃料タイプに属する各燃料の特性を適正に表わす複数の属性を任意に設定することも可能となる。
【0071】
また、前記燃料テンプレート管理画面40Cにおいてプルダウンメニュー53に表示された改定ボタン53cを操作することで、既存の燃料テンプレートテーブルから新しい種類の燃料データを作成することも可能である。つまり、これによって同じ燃料タイプ(ガソリン)の燃料であっても、基本となる燃料テンプレートから複数の燃料テンプレート(”Gasoline(Indolene)”,”Gasoline(She)”…) を派生させることが可能となる。
【0072】
つまり、同じ燃料テンプレート33A,33B…に関係付けられた全ての燃料31A,31B…は記述すべき属性32A,32B…が全て同じである。また、燃料テンプレート33A,33B…毎に属性32A,32B…が定義されているので、燃料データベースDBは不要な属性を持つことはなく、燃料データのシンプル化を達成できる。
【0073】
また、シャシセル用のデータベースで燃料データを柔軟に持たせることができ、異なるシステム間であっても燃料データベースDBの互換性を確保し、かつ、燃料データの管理を容易に行うことができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の排気ガス試験システムによれば、排気ガス試験を操作者によって選択された燃料の属性に合わせて行うことができるので、操作者は排気ガス試験に先立って使用する燃料を燃料データベースの中から選択することで、選択した燃料の属性に合わせた燃料消費率の計算を行なうことができる。すなわち、操作者の要望に合わせた燃料消費率の計算を行なうことが可能となる。
【0075】
また、燃料に関する詳細な属性を燃料データベースによって管理しているので、各燃料は、それには不要である属性を持たなくなる。そして、データベースの構造体自体は不変であるので、シャシセルシステム毎にデータフォーマットが異なり、運用互換性がなくなるということが全くなくなる。すなわち、全体として燃料データ管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気ガス試験システムの概略を示す図である。
【図2】排気ガスのサンプリング部の構成を示す図である。
【図3】前記排気ガス試験の開始時に表示される画面の一例を示す図である。
【図4】前記排気ガス試験に用いる燃料データベースのスキーマモデルを示す図である。
【図5】燃料テンプレートデータを示す図である。
【図6】燃料データを示す図である。
【図7】属性データを示す図である。
【図8】燃料データベースを操作するための燃料管理画面の例を示す図である。
【図9】燃料データベースを操作するための燃料属性管理画面の例を示す図である。
【図10】燃料データベースを操作するための燃料テンプレート管理画面の例を示す図である。
【図11】燃料データベースを操作するための新規作成画面の例を示す図である。
【図12】燃料データベースを操作するための属性値設定画面の例を示す図である。
【図13】従来の燃料データにおける構造の一例を示す図である。
【図14】従来の燃料データにおける別の構造の例を示す図である。
【符号の説明】
1…排気ガス試験システム、2b…演算処理部、4,5…排気ガス測定部、20…燃料指定画面、30…スキーマモデル、31,32…燃料情報、31A,31B,…燃料、32A,32B,…属性、32c,32d,…属性値、33A,33B,…燃料テンプレート、40B…燃料属性管理画面、40C…燃料テンプレート管理画面、41…燃料テンプレート一覧表示、45…燃料一覧表示、46,50,60…属性一覧表示、47,61…属性値一覧表示、DB…燃料データベース、G…排気ガス、P…排気ガス試験プログラム、P…燃料管理プログラム。

Claims (7)

  1. エンジンからの排気ガスを測定する排気ガス測定部と、その排気ガスの測定値に基づいて燃料消費率を求める演算処理部とを有するシステムであって、使用する燃料とその各属性の属性値との関係を燃料情報として記録してなる燃料データベースを有し、
    排気ガス試験を行うときに、演算処理部が燃料データべースの中から操作者によって選択された燃料の属性に合わせて排気ガスの測定値から燃料消費率を算出することを特徴とする排気ガス試験システム。
  2. 前記排気ガス試験を行うときに、
    演算処理部に、操作者が試験に用いる燃料を指定可能とする燃料指定画面を表示させ、操作者によって指定された燃料を用いた排気ガス試験を行なわせる排気ガス試験プログラムを有する請求項1に記載の排気ガス試験システム。
  3. 前記排気ガス試験を行なうときに燃料消費率の演算に必要となる各属性の属性値を用いて排気ガスの測定値から燃料消費率を算出するための計算式を表わす計算式情報を有し、
    前記排気ガス試験を行なうときに、演算処理部が前記計算式情報に表わされた計算式に従って排気ガスの測定値から燃料消費率を算出する請求項1または2に記載の排気ガス試験システム。
  4. 前記燃料データベースが、
    前記燃料に関係付けられると共に、各属性に関係付けられており、かつ、任意に追加,削除および変更が可能である燃料テンプレートを有するスキーマモデルをもって設計されており、
    前記演算処理部が、
    前記燃料テンプレートを用いた燃料および/または属性の定義を行うことで、燃料データベースのスキーマモデルを変えることなく、燃料および/または属性の追加,削除,変更を可能とする請求項1〜3の何れかに記載の排気ガス試験システム。
  5. 前記演算処理部に燃料データベースに対するデータ操作を行なわせて、
    操作者が燃料に関連付けられた燃料テンプレートの追加,削除または変更を可能とすると共に、適切な燃料テンプレートを用いた燃料の追加,削除または変更を可能とし、これによって、各燃料における各属性の追加,削除および変更を可能とすると共に、各属性の属性値を変更可能とする燃料管理プログラムを有する請求項4に記載の排気ガス試験システム。
  6. 前記燃料管理プログラムが、
    演算処理部に、
    燃料テンプレートの一覧、および、各燃料と燃料テンプレートの関連付けを示す一覧を表わしてなる燃料テンプレート管理画面を表示させると共に、
    操作者がこの燃料テンプレート管理画面を用いて行った操作によって、前記燃料データベースに対してデータ操作を行わせ、燃料テンプレートに関連付けられた燃料の追加,削除または変更を行わせるものである請求項5に記載の排気ガス試験システム。
  7. 前記燃料管理プログラムが、
    演算処理部に、
    燃料の一覧、および、各燃料の中から選択された燃料が属する燃料テンプレートに関連付けられた各属性と、この燃料における各属性値の一覧を表わしてなる燃料属性管理画面を表示させると共に、
    操作者がこの燃料属性管理画面を用いて行った操作によって、前記燃料データベースに対してデータ操作を行わせ、選択された燃料の各属性値を変更させるものである請求項5または6に記載の排気ガス試験システム。
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