JP2005002244A - オレフィンの重合方法 - Google Patents

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JP2005002244A JP2003168553A JP2003168553A JP2005002244A JP 2005002244 A JP2005002244 A JP 2005002244A JP 2003168553 A JP2003168553 A JP 2003168553A JP 2003168553 A JP2003168553 A JP 2003168553A JP 2005002244 A JP2005002244 A JP 2005002244A
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Naoto Matsukawa
直人 松川
Makoto Mitani
誠 三谷
Terunori Fujita
照典 藤田
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

【課題】より高い生産性で高性能ポリオレフィンを製造することができるオレフィンの重合方法を提供すること。
【解決手段】(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、(B)(B−1) 有機金属化合物、(B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および(B−3) 遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物が、(C)固体状担体に担持されてなる触媒系の存在下、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合したのち、次いでエチレンを単独重合あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合させる方法。
【化1】
Figure 2005002244

【化2】
Figure 2005002244

【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オレフィン重合用触媒を用いたオレフィンの重合方法に関するものである。詳しくは、特開平11−315109号公報、特開2000−239312号公報などに記載の遷移金属化合物と、有機金属化合物、有機アルミニウムオキシ化合物、および遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物が、固体状担体に担持されてなる触媒系を用いて、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合したのち、次いでエチレンを単独重合あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にポリオレフィンは、機械的特性などに優れているため、各種成形体用など種々の分野に用いられているが、近年ポリオレフィンに対する物性の要求が多様化しており、様々な性状のポリオレフィンが望まれている。また生産性の向上も望まれている。
従来からエチレン重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体などのオレフィン重合体を製造するための触媒として、チタン化合物と有機アルミニウム化合物とからなるチタン系触媒、およびバナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とからなるバナジウム系触媒が知られている。
また、高い重合活性でオレフィン重合体を製造することのできる触媒としてジルコノセンなどのメタロセン化合物と有機アルミニウムオキシ化合物(アルミノキサン)とからなるチーグラー型触媒が知られている。
【0003】
また、近年新しいオレフィン重合用触媒としてジイミン構造の配位子を持った遷移金属化合物(国際公開特許第9623010号参照)が提案されている。
さらに最近新規なオレフィン重合触媒として、本願出願人は特開平11−315109号において、サリチルアルドイミン配位子を有する遷移金属化合物を提案した。
【0004】
この錯体は、非常に高いオレフィン重合活性を示す。また配位子の構造変換や中心金属の変換により、様々な特長を持つポリオレフィンが合成可能なことから、種々のポリオレフィンへの展開、さらには工業的規模での応用が期待されている。しかしながら、一般にポリオレフィンには様々な物性が同時に要求されるため、ポリマーの分子構造は非常に複雑なものとなる。従って、工業化に至る過程も困難なものとなる。実際に高密度ポリエチレンにおいては、剛性、強度、相溶性、成形加工性などの物性が同時に要求されるため、望ましい性質を有するポリマー構造は、少なくとも一つがポリエチレンである2種以上のポリオレフィンがブレンドされた組成物となる。このようなポリマーを製造する方法の1つとして、従来よりチーグラー触媒を用いた連続多段スラリー重合プロセスという製造法がある。該プロセスは前段で低分子量ポリエチレン、後段で高分子量エチレン/α−オレフィン共重合体を合成するという製造法であり、具体的には分子量調整剤である水素やα−オレフィンの量および前・後段の重合量比などを調整することによって分子量や密度を制御している。しかしながら、本触媒を該プロセスに適用するに際しては、後段の重合性能が前段履歴を受けていない時の重合性能に比べ大幅に低下してしまうという問題があった。
このような状況のもと、触媒本来の性能を損なうことなく、より高い生産性で上記のようなポリオレフィンを製造できるオレフィン重合方法の開発が望まれている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−315109号公報
【特許文献2】特開2000−239312号公報
【特許文献3】WO第9623010号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術に鑑みてなされたものであって、より高い生産性で上記のようなポリオレフィンを製造することができるオレフィンの重合方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるオレフィンの重合方法は、
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)(B−1) 有機金属化合物、
(B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B−3) 遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物が、
(C)固体状担体に担持されてなる触媒系の存在下、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合したのち、次いでエチレンを単独重合あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合させることを特徴としている。
【0008】
【化6】
Figure 2005002244
(式中、Mは周期表第4〜5族の遷移金属原子を示し、mは、1〜2の整数を示し、Rは、下記一般式(II)、(III)、(IV)、(V)で表わされ、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭化水素基、水素原子、炭化水素置換シリル基、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基を示し、nは、Mの価数を満たす数であり、Xは、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。)
【0009】
【化7】
Figure 2005002244
(式中、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも2種以上が炭素数2以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。)
【0010】
【化8】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも1つは炭素数1以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。破線は2つのCβが直接結合するか、炭素数1以上の炭化水素基が2つのCβと結合していることを表わす。)
【0011】
【化9】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
【0012】
【化10】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明におけるオレフィンの重合方法について具体的に説明する。
【0014】
なお、本明細書において「重合」という語は、単独重合だけでなく、共重合をも包含した意味で用いられることがあり、「重合体」という語は、単独重合体だけでなく、共重合体をも包含した意味で用いられることがある。
【0015】
本発明は、
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)(B−1) 有機金属化合物、
(B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B−3) 遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
から選ばれる少なくとも1種の化合物が、
(C)固体状担体に担持されてなる触媒系の存在下、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合したのち、次いでエチレンを単独重合あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合させる方法である。
【0016】
(A)遷移金属化合物
本発明で用いられる(A)遷移金属化合物は、下記一般式(I)で表される化合物である。
【0017】
【化11】
Figure 2005002244
(なお、N……Mは、一般的には配位していることを示すが、本発明においては配位していてもしていなくてもよい。)
【0018】
一般式(I)中、Mは周期表第4〜5族の遷移金属原子を示し、具体的にはチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルなどであり、好ましくは4族の金属原子であり、具体的にはチタン、ジルコニウム、ハフニウムである。より好ましくはジルコニウム、ハフニウムであり、ジルコニウムが特に好ましい。
【0019】
mは、1〜2の整数を示し、好ましくは2である。
は、下記一般式(II)、(III)、(IV)または(V)で表わされる基であり、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭化水素基、水素原子、炭化水素置換シリル基、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基を示し、nは、Mの価数を満たす数であり、Xは、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。)
【0020】
【化12】
Figure 2005002244
(式中、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも2種以上が炭素数2以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。)
【0021】
【化13】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも1つは炭素数1以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。破線は2つのCβが直接結合するか、炭素数1以上の炭化水素基が2つのCβと結合していることを表わす。)
【0022】
【化14】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
【0023】
【化15】
Figure 2005002244
(式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
【0024】
は上記一般式(II)、(III)、(IV)または(V)で表わされる基であり、たとえば炭素原子数が1〜30のものが挙げられる。具体的には、1−エチルプロピル、1−エチルペンチル、1−プロピルブチル、2−メチルシクロヘキシル、2,2−ジメチルシクロヘキシル、4−tert−ブチル−2−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル、2,6−ジメチルシクロヘキシル、2,2,6,6−テトラメチルシクロヘキシル、ベンジル、1−ナフチレンメチル、フェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、4−トリフロロメチルフェニル、3,5−ジトリフロロメチルフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフロロフェニル、2,3,5,6−テトラフロロ−4−トリフロロメチルフェニルなどであり、これらのなかで、Rは、1−エチルプロピル、2−メチルシクロヘキシル、4−tert−ブチル−2−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イルなどが好ましく、2−メチルシクロヘキシル、2,3−ジメチルシクロヘキシルがより好ましい。
【0025】
〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭化水素基、水素原子、炭化水素置換シリル基、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基から選ばれる置換基を示す。
これらの置換基の具体例としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
これらのなかで、Rとしては、水素原子、メチル、エチル、n−ヘキシルなどの直鎖状アルキル基、フェニル、ナフチルなどのアリ−ル基がより好ましい。
【0026】
としては、水素原子、メチル、エチル、tert−ブチル、tert−アミルなどの直鎖状または分岐状アルキル基、シクロヘキシル、シクロオクチル、アダマンチルなどの環状飽和炭化水素基、メトキシ、ジメチルアミノなどのヘテロ原子含有基、クミル、1,1−ジフェニルエチルなどのアリール基置換アルキル基がより好ましい。
【0027】
としては、tert−ブチル、tert−アミルなどの分岐状アルキル基、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデシル、アダマンチルなどの環状飽和炭化水素基、クミル、1,1−ジフェニルエチルなどのアリール基置換アルキル基がより好ましい。
【0028】
〜Rは、これらのうちの2個以上の基、好ましくは隣接する基が互いに連結して脂肪環、芳香環または、窒素原子などの異原子を含む炭化水素環を形成していてもよく、これらの環はさらに置換基を有していてもよい。
【0029】
nは、Mの価数を満たす数であり、具体的には2〜4の整数であり、好ましくは2である。
Xは、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示す。なお、nが2以上の場合には、Xで示される複数の基は互いに同一であっても、異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。
【0030】
これらの置換基の具体例としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
以下に、上記一般式(I)で表される遷移金属化合物の具体的な例を示すが、これらに限定されるものではない。
【0031】
【化16】
Figure 2005002244
【0032】
【化17】
Figure 2005002244
【0033】
【化18】
Figure 2005002244
【0034】
【化19】
Figure 2005002244
【0035】
【化20】
Figure 2005002244
【0036】
【化21】
Figure 2005002244
【0037】
【化22】
Figure 2005002244
【0038】
【化23】
Figure 2005002244
【0039】
【化24】
Figure 2005002244
【0040】
【化25】
Figure 2005002244
【0041】
【化26】
Figure 2005002244
【0042】
【化27】
Figure 2005002244
なお、上記例示中、Buはt−ブチル基を、Phはフェニル基を、OMeはメトキシ基を示す。
本発明では、上記のような化合物において、ジルコニウム金属をチタン、ハフニウムなどのジルコニウム以外の金属に置き換えた遷移金属化合物を用いることもできる。
【0043】
このような遷移金属化合物(A)は、特開平11−315109号公報に記載の製造方法と同様の方法で製造することができる。
【0044】
B−1 )有機金属化合物
本発明で用いられる(B−1) 有機金属化合物としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
上記の(B−1)有機金属化合物は、1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いられる。
【0045】
B−2 )有機アルミニウムオキシ化合物
本発明で用いられる(B−2)有機アルミニウムオキシ化合物としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
上記の(B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物は、1種単独でまたは2種以上組み合せて用いられる。
【0046】
B−3 )遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
本発明で用いられる(B−3)遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物(以下、「イオン化イオン性化合物」という。)としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
上記の(B−3)イオン化イオン性化合物は、1種単独でまたは2種以上組み合せて用いられる。
【0047】
本発明に係る触媒系では、メチルアルミノキサンなどの有機アルミニウムオキシ化合物(B−2)を用いると、オレフィン化合物に対して非常に高い重合活性を示す。
【0048】
(C)固体状担体
【0049】
本発明で用いられる(C)固体状担体は、特開平11−315109号公報、特願2003−46721号公報に例示したものと同様なものが挙げられる。
本発明に係る触媒系では、無機化合物がより好ましく、そのなかではSiO、Alなどの多孔質酸化物、MgClなどの無機塩化物が好ましい。特に好ましくはSiOである。
【0050】
本発明に係るオレフィン重合に用いる触媒系は、前記遷移金属化合物(A)と、(B−1)有機金属化合物、(B−2)有機アルミニウムオキシ化合物、および(B−3)イオン化イオン性化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物(B)が、固体状担体(C)に担持されることにより形成されるが、それと共に必要に応じて後述するような有機金属化合物(D)、および有機化合物成分(E)を含むこともできる。
【0051】
(D)有機金属化合物
本発明で用いられる有機金属化合物(D)としては、前記(B−1)有機金属化合物、(B−2)有機アルミニウムオキシ化合物が挙げられるが、そのなかでは有機アルミニウム化合物が特に好ましい。
上記のような(D)有機金属化合物は、1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いられる。
【0052】
(E)有機化合物成分
本発明において、(E)有機化合物成分は、必要に応じて、重合性能および生成ポリマーの物性を向上させる目的で使用される。このような有機化合物としては、特開平11−315109号公報に例示したものと同様なもの挙げられるが、この限りではない。
【0053】
このような触媒系(固体触媒成分)は、成分(A)、成分(B)および成分(C)を不活性炭化水素溶媒中で混合接触させることにより調製することができる。
【0054】
成分(A)、成分(B)および成分(C)の混合順序は任意に選ばれるが、まず成分(B)と成分(C)とを混合接触させ、次いで成分(A)を混合接触させる方法がより好ましい。
【0055】
本発明において触媒系の調製に用いられる不活性炭化水素溶媒として具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素あるいはこれらの混合物などを挙げることができる。
【0056】
上記各成分を混合するに際して、成分(A)は、成分(C)1g当たり、通常5×10−6〜5×10−4モル、好ましくは10−5〜2×10−4モルの量で用いられ、成分(A)の濃度は、約10−4〜2×10−2モル/リットル(溶媒)、好ましくは2×10−4〜10−2モル/リットル(溶媒)の範囲である。成分(B)は、含有されるアルミニウムのモル数に換算して、成分(C)1g当たり、通常10−4モル〜0.1モル、好ましくは5×10−4モル1〜5×10−2モルの量で用いられ、成分(B)中のアルミニウム原子(Al)と、成分(A)中の遷移金属原子(M)との原子比(Al/M)は、通常10〜600、好ましくは20〜400である。
【0057】
上記各成分を混合する際の混合温度は、通常−50〜150℃、好ましくは−20〜120℃であり、接触時間は1〜1000分間、好ましくは5〜600分間である。また、混合接触時には混合温度を変化させてもよい。
【0058】
なお、前記固体触媒成分はオレフィンが予備重合した予備重合触媒であってもよい。
【0059】
オレフィンの重合方法
本発明では、上記のような触媒系の存在下に、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合(J−1)したのち、次いでエチレンを単独重合(J−2)あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合(J−3)させる。
ここで炭素数4〜20のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどの炭素数が4〜20の直鎖状または分岐状のα−オレフィン;シクロペンテン、シクロへプテン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンなどの炭素数が4〜20の環状オレフィンが挙げられる。これらのなかでは1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましく、1−ヘキセンが特に好ましい。
【0060】
本発明では、重合は溶解重合、懸濁重合などの液相重合法または気相重合法のいずれにおいても実施できる。
液相重合法において用いられる不活性炭化水素媒体として具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素またはこれらの混合物などを挙げることができ、オレフィン自身を溶媒として用いることもできる。
【0061】
上記のような触媒系で、オレフィンの重合を行うに際して、成分(A)は、反応容積1リットル当り、通常10−12〜10−1モル、好ましくは10−8〜10−2モルになるような量で用いられる。また、必要に応じて前述したような有機金属化合物(D)や特定の有機化合物成分(E)を含むこともできる。
【0062】
成分(B−1)は、成分(B−1)と、成分(A)中の全遷移金属原子(M)とのモル比〔(B−1)/M〕が、通常0.01〜100000、好ましくは0.05〜50000となるような量で用いられる。成分(B−2)は、成分(B−2)中のアルミニウム原子と、成分(A)中の遷移金属原子(M)とのモル比〔(B−2)/M〕が、通常10〜500000、好ましくは20〜100000となるような量で用いられる。成分(B−3)は、成分(B−3)と、成分(A中の遷移金属原子(M)とのモル比〔(B−3)/M〕が、通常1〜10、好ましくは1〜5となるような量で用いられる。
【0063】
成分(D)は、成分(A)中の遷移金属1モルあたり、50000モル以下、好ましくは50〜25000モルの量であることが好ましい。
【0064】
成分(E)は、成分(B)が成分(B−1)の場合には、モル比〔(E)/(B−1)〕が通常0.01〜10、好ましくは0.1〜5となるような量で、成分(B)が成分(B−2)の場合には、モル比〔(E)/(B−2)〕が通常0.001〜2、好ましくは0.005〜1となるような量で、成分(B)が成分(B−3)の場合には、モル比〔(E)/(B−3)〕が通常0.01〜10、好ましくは0.1〜5となるような量で用いられる。
次に、上記各重合(J−1)、(J−2)および(J−3)について具体的に説明する。
【0065】
エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィン共重合(J−1)
該重合を行なう際の温度(オレフィンの重合温度)は、通常、0〜+200℃、好ましくは20〜150℃、特に好ましくは50〜90℃の範囲である。重合圧力は、通常、常圧〜100kg/cm 、好ましくは常圧〜50kg/cm 、特に好ましくは常圧〜30kg/cmの条件下であり、重合反応は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行うことができる。さらに、重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能である。α―オレフィンは全溶媒中の体積濃度(α―オレフィン量(ml)/(α―オレフィン量(ml)+重合溶媒量(ml))×100)で、通常、0.01〜100vol%、より好ましくは0.1〜80vol%、特に好ましくは1〜60vol%の範囲で用いられる。また、必要に応じて分子量調整剤である水素を添加することもできる。
エチレン単独重合(J−2)
該重合を行なう際の温度(オレフィンの重合温度)は、通常、0〜+200℃、200℃、好ましくは20〜150℃、特に好ましくは50〜90℃の範囲である。重合圧力は、通常、常圧〜100kg/cm 、好ましくは常圧〜50kg/cm 、特に好ましくは常圧〜30kg/cmの条件下であり、重合反応は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行うことができる。さらに、重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能である。また、分子量を調整するために使用する水素は、エチレン分圧と水素分圧の比(エチレン分圧(kg/cm)/水素分圧(kg/cm))で、通常、0.06〜80.0、好ましくは0.2〜15.0、特に好ましくは0.3〜7.0の範囲で用いられる。
エチレン/炭素数4〜20のα−オレフィン共重合(J−3)
該重合を行なう際の温度(オレフィンの重合温度)は、通常、0〜+200℃、好ましくは20〜150℃、特に好ましくは50〜90℃の範囲である。重合圧力は、通常、常圧〜100kg/cm 、好ましくは常圧〜50kg/cm 、特に好ましくは常圧〜30kg/cmの条件下であり、重合反応は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行うことができる。さらに、重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能である。α―オレフィンは全溶媒中の体積濃度(α―オレフィン量(ml)/(α―オレフィン量(ml)+重合溶媒量(ml))×100)で、通常、0.0001〜100vol%、より好ましくは0.001〜50vol%、特に好ましくは0.01〜20vol%の範囲で用いられる。また、分子量を調整するために使用する水素は、エチレン分圧と水素分圧の比(エチレン分圧(kg/cm)/水素分圧(kg/cm))で、通常、0.06〜80.0、好ましくは0.2〜15.0、特に好ましくは0.3〜7.0の範囲で用いられる。
【0066】
得られるオレフィン重合体の分子量は、使用する成分(B)や成分(D)の違いおよびその添加量の違いにより調節することもできる。
【0067】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例において、固体成分および固体触媒成分中のAl濃度およびZr濃度は誘導結合プラズマ発光分析法(ICP)により測定し、求めた。極限粘度[η]は、135℃デカリン中で測定し、ポリマー中のヘキセン含量は、FT−IR (SHIMAZU FTIR−8200D)を用いて決定した。前段で得られたポリマーと後段で得られたポリマーの重量比(以下、ポリマー生成比という)はオルトジクロロベンゼンを溶媒として、140℃におけるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定により得られたチャートのピーク面積比から求めた。
なお、実施例で用いた錯体は特開平11−315109号公報に記載の方法により合成した。
【0068】
〔実施例1〕
[固体成分(F)の調製]
窒素流通下、150℃で5時間乾燥したシリカ(SiO)30gを466mLのトルエンに懸濁した後、メチルアルモキサンのトルエン溶液(Al原子換算で3.08mmol/mL)134.3mLを25℃で30分かけて滴下した。滴下終了後、30分かけて114℃まで昇温し、その温度で4時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄み液をデカンテーションにより除去した。このようにして得られた固体成分をトルエンで3回洗浄した後、トルエンを加え、固体成分(F)のトルエンスラリー溶液を調製した。得られた固体成分(F)の一部を採取し、濃度を調べたところ、スラリー濃度:0.150g/mL、Al濃度:1.179mmol/mLであった。
【0069】
[固体触媒成分(G)の調製]
窒素置換した300mlのガラス製フラスコにトルエン100mlを入れ、攪拌下、上記で調製した固体成分(F)のトルエンスラリー(固体部換算で0.955g)を装入した。次に、下記化合物(1)(Zr原子換算で0.03mmol)のトルエン溶液(20.0ml)を15分かけて滴下し、室温で1時間反応させた。その後、上澄み液をデカンテーションにより除去し、ヘプタンで3回洗浄し、ヘプタン100mlを加えて固体触媒成分(G)のヘプタンスラリーを調製した。得られた固体触媒成分(G)のヘプタンスラリーの一部を採取して濃度を調べたところ、Zr濃度0.297μmol/ml、Al濃度0.0730mmol/mlであった。
【0070】
【化28】
Figure 2005002244
【0071】
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン400ml、1−ヘキセンを100ml装入し、エチレンで液相および気相を飽和。続いて、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.5mmol、固体触媒成分(G)をZr原子換算で0.001mmol加え、75℃まで昇温。その後、全圧が4kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で重合を行った。90分後、エチレン供給を停止し、40℃まで冷却した。系内のガスを脱圧、窒素置換した後、デカンテーションにより溶媒をヘプタンに置換し、続いてトリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.5mmol添加した。その後、75℃まで昇温し、水素圧を3kg/cmかけた後、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で46.6分間重合を行った。
得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリマーは、135.9gであり、ジルコニウム1mmol当たりの重合活性は135.9kg、[η]は4.30dl/g、ヘキセン含量は0.48mol%、ポリマー生成比は55対45であった。
【0072】
〔比較例1〕
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン300mlを装入し、75℃まで昇温した。その後、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.30mmol、固体触媒成分(G)をZr原子換算で0.002mmol加え、水素圧を3kg/cmかけた後、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で重合を行った。90分後、エチレン供給を停止し、40℃まで冷却した。系内のガスを脱圧した後、エチレンで液相および気相を飽和、続いて、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.20mmol添加した1−ヘキセン200mlを加え、75℃まで昇温した後、水素を60ml添加し、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で92.3分間重合を行った。
得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリマーは、139.3gであり、ジルコニウム1mmol当たりの重合活性は69.7kg、[η]は2.58dl/g、ヘキセン含量は0.34mol%、ポリマー生成比は53対47であった。
【0073】
〔実施例2〕
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン300ml、1−ヘキセンを200ml装入し、エチレンで液相および気相を飽和。続いて、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.5mmol、固体触媒成分(G)をZr原子換算で0.00035mmol加え、75℃まで昇温。その後、水素を30ml添加し、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で重合を行った。90分後、エチレン供給を停止し、40℃まで冷却した。系内のガスを脱圧、窒素置換した後、デカンテーションにより1−ヘキセンの残存量が体積濃度に換算して3.8vol%(1−ヘキセン/へプタン=20ml/500ml)になるよう置換し、続いてトリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.5mmol添加した。その後、75℃まで昇温し、水素圧を3kg/cmかけた後、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で79分間重合を行った。
得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリマーは、128.5gであり、ジルコニウム1mmol当たりの重合活性は367.0kg、[η]は3.10dl/g、ヘキセン含量は0.55mol%、ポリマー生成比は53対47であった。
【0074】
〔比較例2〕
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン300mlを装入し、75℃まで昇温した。その後、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.30mmol、1−ヘキセンを12ml(体積濃度に換算して3.8vol%)、固体触媒成分(G)をZr原子換算で0.0008mmol加え、水素圧を3kg/cmかけた後、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で重合を行った。90分後、エチレン供給を停止し、40℃まで冷却した。系内のガスを脱圧した後、エチレンで液相および気相を飽和、続いて、トリイソブチルアルミニウムをAl原子換算で0.19mmol添加した1−ヘキセン188mlを加え、75℃まで昇温した後、水素を60ml添加し、全圧が8kg/cm−G になるようエチレンを供給しながら、80℃で120分間重合を行った。
得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリマーは、120.3gであり、ジルコニウム1mmol当たりの重合活性は150.4kg、[η]は2.65dl/g、ヘキセン含量は0.30mol%、ポリマー生成比は53対47であった。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係るオレフィンの重合方法を用いると、より高い生産性でポリオレフィンを製造できる。

Claims (1)

  1. (A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
    (B)(B−1) 有機金属化合物、
    (B−2) 有機アルミニウムオキシ化合物、および
    (B−3) 遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
    から選ばれる少なくとも1種の化合物が、
    (C)固体状担体に担持されてなる触媒系の存在下、エチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合したのち、次いでエチレンを単独重合あるいはエチレンと炭素数4〜20のα−オレフィンとを共重合させる方法。
    Figure 2005002244
    (式中、Mは周期表第4〜5族の遷移金属原子を示し、mは、1〜2の整数を示し、Rは、下記一般式(II)、(III)、(IV)、(V)で表わされ、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭化水素基、水素原子、炭化水素置換シリル基、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基を示し、nは、Mの価数を満たす数であり、Xは、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、リン含有基、ハロゲン含有基、ヘテロ環式化合物残基、ケイ素含有基、ゲルマニウム含有基、またはスズ含有基を示し、nが2以上の場合は、Xで示される複数の基は互いに同一でも異なっていてもよく、またXで示される複数の基は互いに結合して環を形成してもよい。)
    Figure 2005002244
    (式中、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも2種以上が炭素数2以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。)
    Figure 2005002244
    (式中、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも1つは炭素数1以上の脂肪族および脂環族炭化水素基を示す。破線は2つのCβが直接結合するか、炭素数1以上の炭化水素基が2つのCβと結合していることを表わす。)
    Figure 2005002244
    (式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
    Figure 2005002244
    (式中、R、R、R、R、Rは互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、酸素含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、イオウ含有基、リン含有基、ケイ素含有基を示す。)
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