JP2005001595A - 自動車のドア構造 - Google Patents

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Takahiro Tochioka
孝宏 栃岡
Norifumi Inoue
典史 井上
文浩 ▲高▼良
Fumihiro Takara
Haruki Ota
春樹 大田
Masao Nishikawa
征夫 西川
Shinji Kasami
真司 賀佐見
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Abstract

【課題】成形性、取付け性およびサービス性の向上を図ることができる自動車のドア構造の提供。
【解決手段】アウタパネル1とインナパネル2とを接合して形成される自動車のドア構造であって、上記インナパネル2には開口部が設けられ、ドアの補機9を支持する樹脂製のキャリヤプレート13が上記開口部12を覆うよう上記インナパネル2に取付けられ、キャリヤプレート13の上部にはインナパネル2のベルト部2dの車室内側を覆うよう延長されたアッパトリム部15が一体成形され、キャリヤプレート13のアッパトリム部15より下側にはキャリヤプレート13の車室内側を覆うようトリムプレート21が取付けられたものである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アウタパネルとインナパネルとを接合して形成されるような自動車のドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のドアはドアアウタパネルとドアインナパネルとを接合して構成され、ドアインナパネルには開口部を形成し、この開口部は補機(ドア機能部品)を支持するキャリヤプレートで覆われる。
【0003】
すなわち、図9、図10に示すようにインナパネル81の開口部82を樹脂製のキャリヤプレート83で覆い、このキャリヤプレート83の車室内側は意匠感向上のためにトリムプレート84で覆われている。
【0004】
従来、上述のトリムプレート84はインナパネル81のベルト部81bを覆うアッパトリム部84aと、アームレスト部84bが一体成形されたトリム主体部84cと、ドアポケットを形成するポケット部84dとが互いに結合されて一体的に形成され、アッパトリム部84aの裏面側にはウッドボード85が配設されると共に、アッパトリム部84aの下端とアームレスト部84bの上端との間における車室内側には意匠感確保を目的として布部86(いわゆるファブリック部)が形成されていた。
【0005】
つまり、従来のトリムプレート84はインナパネル81のベルト部81b上端からキャリヤプレート83の下端までを全体的に大きく覆う所謂フルトリム構造に構成されており、このトリムプレート84には高価な化粧板が用いられるので、コストダウンに支障をきたすうえ、トリムプレート84それ自体が比較的大きいため成形性も悪い問題点があった。
【0006】
一方、ドアインナパネルを合成樹脂製または軽合金製と成し、このドアインナパネルにキャリヤプレートを一体化したドアモジュール構造が既に発明されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−318532号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この従来公報に開示されたものにおいても、トリムプレートはインナパネルのベルト部上端からキャリヤプレートの下端まで全体的に大きく覆う所謂フルトリム構造に構成されている関係上、図10、図11で示した従来例と同様の問題点があった。
【0009】
そこで、この発明は、インナパネルの開口部を覆うように該インナパネルにキャリヤプレートを取付け、このキャリヤプレートにはインナパネルのベルト部を覆うアッパトリム部を一体成形し、キャリヤプレートのアッパトリム部下側をトリムプレートで覆うことにより、高価なトリムプレートを小型化して、コストダウンを図ることができ、またトリムプレートの小型化により、その成形性、取付け性およびサービス性の向上を図ることができる自動車のドア構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による自動車のドア構造は、アウタパネルとインナパネルとを接合して形成される自動車のドア構造であって、上記インナパネルには開口部が設けられ、ドアの補機を支持する樹脂製のキャリヤプレートが上記開口部を覆うよう上記インナパネルに取付けられ、キャリヤプレートの上部にはインナパネルのベルト部の車室内側を覆うよう延長されたアッパトリム部が一体成形され、キャリヤプレートのアッパトリム部より下側にはキャリヤプレートの車室内側を覆うようトリムプレートが取付けられたものである。
【0011】
上記構成のキャリヤプレートは剛性が必要なためFRP(繊維強化プラスチック)で構成することが好ましい。トリムプレートは化粧板で構成してもよい。
【0012】
上記構成によれば、キャリヤプレートにアッパトリム部を一体に設けたので、トリムプレートにアッパトリム部を一体に設けた場合より剛性が向上するためこの分、アッパトリム部の補強部材であるウッドボードを省くことができ、コストダウンを達成することができる。
またトリムプレートの小型化により、その成形性が容易となるうえ、取付け性およびサービス性の向上を図ることができる。
【0013】
なお、キャリヤプレートにアッパトリム部を一体成形することで、キャリヤプレートの重量がこの分だけ増加するが、キャリヤプレートはウインドレギュレータ等の補材が取付けられ本来重いので、取付け性の悪化を招くことはない。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記キャリヤプレートはトリムプレートにより覆われない露出部を有し、該露出部にはシボが同時成形されたものである。
上記構成によれば、キャリヤプレートの露出部にシボを成形することで、見栄えの向上を図ることができ、また上記露出部を設けることによりトリムプレートに開口部分を形成することができる等、該トリムプレートの小型化または軽量化を図ることができる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記キャリヤプレートは着色されたものである。
上記構成によれば、着色により意匠感をさらに高めることができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記アッパトリム部にはトリム表皮が同時成形されたものである。
上記トリム表皮の材質は、PVC(ポリ塩化ビニル)に設定してもよい。
上記構成によれば、アッパトリム部にトリム表皮を同時成形したので、意匠感をさらに高めることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記アッパトリム部にはウインドガラスの水切りインナ部材が一体的に設けられたものである。
上記構成によれば、ウインドガラスの昇降時に水切りインナ部材にてウインドガラスに付着した水を切るので、ドア内部に水が浸入するのを阻止することができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記トリムプレートがポケット表面部を備え、該ポケット表面部と対向するキャリヤプレートの対応部にはポケット裏面部が形成されたものである。
上記構成によれば、ポケット裏面部をキャリヤプレートで代用することができるので、トリムプレートにポケットの表裏全体を設ける構造に対して、トリムプレートの成形性向上を図ることができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記ポケット裏面部の下方にはトリムプレートを係止する係止孔が設けられ、トリムプレートのポケット部下端には上記係止孔に挿入されて該係止孔を上方から挟み込む係止部が設けられたものである。
【0020】
上記構成によれば、上述の係止孔に対して係止部を挿入して挟み込むので、キャリヤプレートの係止孔へトリムプレートの係止部を垂直に挿入するものに比して二部材(キャリヤプレートとトリムプレート)から成るポケット部下部の隙間発生を簡単な構造で防止することができる。
【0021】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のドア構造を示し、図1は自動車のドア構造を示す斜視図、図2はその分解斜視図、図3は図1のA−A線に沿う要部の断面図、図4は図1のE−E線に沿う要部の断面図であって、図1〜図4において、この自動車のドア構造はアウタパネル1とインナパネル2とを接合して構成している。
【0022】
上述のアウタパネル1およびインナパネル2はそれぞれドア本体部と、サッシュ部1a,2aとを備えている。なお、この実施例においてはサッシュ部1a,2aを有するフロントドアを例示しているが、本実施例の自動車のドア構造はサッシュレスのフロントドア、リヤドアに適用してもよい。
また図2に示すようにドア内部空間には車両の前後方向に延びるインパクトバー3,4を張架して側突に対する剛性を確保すべく構成している。詳しくは上述の上下の各インパクトバー3,4はインナパネル2の所定部に接合固定されたものである。
【0023】
さらに図2、図3に示すようにドア内部空間には、レギュレータレール5、モータ6、ワイヤ7、スライダ8から成るウインドレギュレータ9を配設し、このウインドレギュレータ9のスライダ8によりウインドガラス10を昇降すべく構成している。
【0024】
上述のウインドガラス10はドア本体部の上端に形成されたウインドガラス昇降用の開口11を介して上下方向に昇降されるものであり、この開口11に対応するアウタパネル1の上端部にはウエザストリップまたは水切りインナシールが取付けられる。
上述のインナパネル2は鋼板等の金属板から構成され、そのドア本体部には前辺部2b、後辺部2c、ベルト部2d(上辺部)、下辺部2eを残して開口部12が形成されている。
【0025】
そして、インナパネル2の上述の開口部12を覆う樹脂製のキャリヤプレート13を設けている。このキャリヤプレート13はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの樹脂により形成され、ドアの補機(ドア機能部品)としてのウインドレギュレータ9やスピーカ14などを支持するものである。
【0026】
このキャリヤプレート13には図3に示すようにウインドレギュレータ取付け部13a,13bおよびアームレスト支持部13cが一体的に同時成形されている。
【0027】
しかも、このキャリヤプレート13の上部にはインナパネル2のベルト部2dの車室内側を覆うように延長されたアッパトリム部15がFRPなどの同一材料により一体成形(同時成形)されている。
【0028】
このキャリヤプレート13は開口部12を覆うようにインナパネル2に取付けられるものであって、図3に示すように開口部12周辺のインナパネル2には予めナット16…を溶接固定し、ボルト17またはビス18等の取付け部材を用いて、開口部12の周辺に取付け固定されている。
【0029】
ここで、上述のキャリヤプレート13は任意の色相に着色されていると共に、その上部のアッパトリム部15にはトリム表皮19が同時成形されている。このトリム表皮19を構成する材料としてはPVC(ポリ塩化ビニル)などを用いることができる。
【0030】
また上述のアッパトリム部15におけるウインドガラス10と対向する上端部には、該ウインドガラス10に付着した水を切る水切りインナシール20(水切りインナ部材)が一体的に設けられている。
【0031】
ところで、図3に示すように、キャリヤプレート13のアッパトリム部15よりも下側には、キャリヤプレート13の車室内側を覆うようにトリムプレート21が取付けられている。
【0032】
このトリムプレート21は化粧板により構成されていて、該トリムプレート21は図2、図4、図5に示すように、その上部に開口22が、上下方向の中間部にアームレスト部23が下部にポケット部24を構成するポケット表面部25が、また下側前部とにスピーカグリル26がそれぞれ一体に同時成形されたものである。
【0033】
上述のトリムプレート21に開口22を形成したので、キャリヤプレート13には図3、図5に示すように、トリムプレート21により覆われない露出部27(但し、この露出部27とアッパトリム部15との双方が露出部となる)が形成される。
【0034】
そこで、上述の開口22と対向する露出部27には図6に示すように微細凹凸状のシボ28が同時成形され、アッパトリム部15にはトリム表皮19(図4参照)の車室内側に布部29(いわゆるファブリック部)が接合固定されて、意匠感の向上を図るように構成している。なお、布部29に代えて皮革部を設けてもよい。図6においては上述のシボ28、布部29を図示の便宜上、多点を施している。また図6において30はスピーカ14を取付けるための孔部(スピーカ取付け孔)である。
【0035】
上述のトリムプレート21の下部にポケット部24を構成するポケット表面部25を形成したので、このポケット表面部25と対向するキャリヤプレート13の対応部には図4、図7に示すようにポケット裏面部31を形成し、トリムプレート21とキャリヤプレート13との2部材で、上述のポケット部24を構成している。
【0036】
この実施例ではポケット裏面部31の下部をポケット表面部25側へ延出して、キャリヤプレート13にポケット底部32を一体形成し、図7に示すようにポケット部24の下部複数箇所たとえば下部前後2箇所にはトリムプレート21を係止する係止孔33を開口形成している。
【0037】
一方、トリムプレート21のポケット部24の下部は車幅方向外方に湾曲させて、湾曲部34を一体形成し、この湾曲部34の下端部には内外一対の係止爪35,36を一体形成している。
【0038】
車幅方向外方の係止爪35は湾曲部34の下端から係止孔33の下部口縁とオーバラップする位置まで真っ直ぐ下方に延出され、その下端部にはテーパ部35aが形成され、車幅方向内方の係止爪36は湾曲部34の下端部からキャリヤプレート13の下端よりさらに下方部まで延出され、その下端部には車外側に屈曲された折曲げ部36aが一体形成されている。
【0039】
そして、係止爪35を上方から係止孔33に挿入し、この係止孔33を内外一対の係止爪35,36により上方から挟み込むように構成している。なお、図中、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示すものである。
【0040】
このように図1〜図7で示した実施例の自動車のドア構造は、アウタパネル1とインナパネル2とを接合して形成される自動車のドア構造であって、上記インナパネル2には開口部12が設けられ、ドアの補機(ウインドレギュレータ9、スピーカ14参照)を支持する樹脂製のキャリヤプレート13が上記開口部12を覆うよう上記インナパネル2に取付けられ、キャリヤプレート13の上部にはインナパネル2のベルト部2d(つまりインナパネル2の上辺部)の車室内側を覆うよう延長されたアッパトリム部15が一体成形され、キャリヤプレート13のアッパトリム部15より下側にはキャリヤプレート13の車室内側を覆うようトリムプレート21が取付けられたものである。
【0041】
この構成によれば、キャリヤプレート13にアッパトリム部15を設けたので、この分、アッパトリム部の補強部材であるウッドボードを省くことができる等、高価なトリムプレート21の小型化を図って、コストダウンを達成することができる。
またトリムプレート21の小型化により、その成形性が容易となるうえ、取付け性およびサービス性の向上を図ることができる。
【0042】
なお、キャリヤプレート13にアッパトリム部15を一体成形することで、キャリヤプレート13の重量がこの分だけ増加するが、キャリヤプレート13はウインドレギュレータ9やスピーカ14といった補材が取付けられ本来重いので、取付け性の悪化を招くことはない。
【0043】
また、上記キャリヤプレート13はトリムプレート21により覆われない露出部27を有し、該露出部27にはシボ28(図6参照)が同時成形されたものである。
この構成によれば、キャリヤプレート13の露出部27にシボ28を成形することで、見栄えの向上を図ることができ、また上記露出部27を設けることによりトリムプレート21に開口22部分を形成することができる等、該トリムプレート21の小型化または軽量化を図ることができる。
【0044】
さらに、上記キャリヤプレート13は着色されたものであるから、任意の色相の着色により意匠感をさらに高めることができる。
【0045】
加えて、上記アッパトリム部15にはトリム表皮19が同時成形されたものである。
この構成によれば、アッパトリム部15にトリム表皮19を同時成形したので、意匠感をさらに高めることができる。
【0046】
また、上記アッパトリム部15にはウインドガラス10の水切りインナ部材(水切りインナシール20参照)が一体的に設けられたものである。
この構成によれば、ウインドガラス10の昇降時に水切りインナ部材(水切りインナシール20参照)にてウインドガラス10に付着した水を切るので、ドア内部に水が浸入するのを阻止すると共に、開放状態から閉じた際、ウインドガラス10の表面に乗員が触れて漏れることを防止することができる。
【0047】
さらに、上記トリムプレート21がポケット表面部25を備え、該ポケット表面部25と対向するキャリヤプレート13の対応部にはポケット裏面部31が形成されたものである。
この構成によれば、ポケット裏面部31をキャリヤプレート13で代用することができるので、トリムプレート21にポケットの表裏全体を設ける構造に対して、トリムプレート21の成形性向上を図ることができる。
【0048】
加えて、上記ポケット裏面部31の下方にはトリムプレート21を係止する係止孔33が設けられ、トリムプレート21のポケット部24下端には上記係止孔33に挿入されて該係止孔33を上方から挟み込む係止部(内外一対の係止爪35,36参照)が設けられたものである。
【0049】
この構成によれば、上述の係止孔33に対して係止部(係止爪35参照)を挿入し、内外一対の係止爪35,36で係止孔33の下部を挟み込むので、キャリヤプレートの係止孔へトリムプレートの係止部を垂直に挿入するものに比して、2部材(キャリヤプレート13とトリムプレート21)から成るポケット部24下部の隙間発生を簡単な構造で防止することができる。
【0050】
図8は係止爪35,36による係止構造の他の実施例を示し、図7で示した先の実施例においては係止爪35をキャリヤプレート13の係止孔33の口縁部にのみ係止させたが、図8に示すこの実施例においては係止爪35をキャリヤプレート13の係止孔33の口縁部と、インナパネル2の下辺部2e上端との双方に係止させるように構成したものである。
【0051】
このように構成すると、トリムプレート21の支持剛性の向上を図ることができ、特にドア閉時におけるトリムプレート21の支持強度を高めることができる。
【0052】
この図8で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0053】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のドアの補機(ドア機能部品)は、実施例のウインドレギュレータ9、スピーカ14に対応し、
以下同様に、
水切りインナ部材は、水切りインナシール20に対応し、
係止部は、内外一対の係止爪35,36に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0054】
例えば、上記実施例においては自動車のドア構造として、フロントドアを例示したが、これはリヤドアに適用してもよいことは勿論である。また上記構成はサッシュレスのフロントドア、リヤドアにも適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
この発明によれば、インナパネルの開口部を覆うように該インナパネルにキャリヤプレートを取付け、このキャリヤプレートにはインナパネルのベルト部を覆うアッパトリム部を一体成形し、キャリヤプレートのアッパトリム部下側をトリムプレートで覆ったので、高価なトリムプレートを小型化して、コストダウンを図ることができ、またトリムプレートの小型化により、その成形性、取付け性およびサービス性の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のドア構造を示す斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う要部の拡大断面図。
【図4】図1のE−E線に沿う要部の拡大断面図。
【図5】トリムプレートの側面図。
【図6】キャリヤプレートが取付けられたドアの側面図。
【図7】図1のB−B線に沿う要部の拡大断面図。
【図8】係止爪による係止構造の他の実施例を示す断面図。
【図9】従来のトリムプレートを示す側面図。
【図10】図10のD−D線矢視に相当するインナパネル、キャリヤプレート、トリムプレートの断面図。
【符号の説明】
1…アウタパネル
2…インナパネル
2d…ベルト部
9…ウインドレギュレータ(補機)
10…ウインドガラス
12…開口部
13…キャリヤプレート
14…スピーカ(補機)
15…アッパトリム部
19…トリム表皮
20…水切りインナシール(水切りインナ部材)
21…トリムプレート
24…ポケット部
25…ポケット表面部
27…露出部
28…シボ
31…ポケット裏面部
33…係止孔
35,36…係止爪(係止部)

Claims (7)

  1. アウタパネルとインナパネルとを接合して形成される自動車のドア構造であって、
    上記インナパネルには開口部が設けられ、
    ドアの補機を支持する樹脂製のキャリヤプレートが上記開口部を覆うよう上記インナパネルに取付けられ、
    キャリヤプレートの上部にはインナパネルのベルト部の車室内側を覆うよう延長されたアッパトリム部が一体成形され、
    キャリヤプレートのアッパトリム部より下側にはキャリヤプレートの車室内側を覆うようトリムプレートが取付けられた
    自動車のドア構造。
  2. 上記キャリヤプレートはトリムプレートにより覆われない露出部を有し、
    該露出部にはシボが同時成形された
    請求項1記載の自動車のドア構造。
  3. 上記キャリヤプレートは着色された
    請求項2記載の自動車のドア構造。
  4. 上記アッパトリム部にはトリム表皮が同時成形された
    請求項1記載の自動車のドア構造。
  5. 上記アッパトリム部にはウインドガラスの水切りインナ部材が一体的に設けられた
    請求項1記載の自動車のドア構造。
  6. 上記トリムプレートがポケット表面部を備え、該ポケット表面部と対向するキャリヤプレートの対応部にはポケット裏面部が形成された
    請求項1記載の自動車のドア構造。
  7. 上記ポケット裏面部の下方にはトリムプレートを係止する係止孔が設けられ、トリムプレートのポケット部下端には上記係止孔に挿入されて該係止孔を上方から挟み込む係止部が設けられた
    請求項6記載の自動車のドア構造。
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