JP2005000822A - マンホールの蓋部材用止着装置、浄化槽 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被処理水の浄化処理を行う浄化槽100では、マンホール108を塞ぐマンホール蓋120を、ロックピン130を介してマンホール側部材に止着可能となっている。ロックピン130の頭部131とマンホール蓋120との間に形成される隙間Cに流入した土砂等の流入物は、挿入孔122の支持部122cに設けられた排出手段としてのスリット部126を通じて浄化槽本体101内(隙間Cの下方である隙間外領域)へ排出される構成になっている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理水の浄化処理を行う浄化槽に係り、詳しくはマンホールを塞ぐ蓋部材を備えた浄化槽の構築技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば一般家庭等から排出される排水などの被処理水を浄化処理する浄化槽において、マンホールを塞ぐように一旦装着されたマンホール蓋が、不用意にマンホール側部材から離脱するのを防止するために、マンホール蓋をマンホール側部材に止着可能とする止着構造が公知である(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1には、ロックピンを用いることによってマンホール蓋をマンホール側部材に止着させようとする技術が開示されている。すなわち、マンホール蓋に設けられた取付穴にロックピンを挿入し当該ロックピンを回転動作させることによって、ロックピンの先端部をマンホールの周縁フランジに係合させ、あるいはこの係合を解除させる。これにより、ロックピンの係合状態においてマンホール蓋がマンホール側部材に止着され、ロックピンの係合解除状態においてマンホール蓋の止着が解除される。
ところで、このような浄化槽では、ロックピンの円滑な回転動作を許容するように、取付穴に挿入されたロックピンとマンホール蓋との間に隙間(クリアランス)が形成される。ところが、このような構成では、ロックピンとマンホール蓋との間の隙間に外部から土砂等の流入物が流入し、ロックピンの円滑な回転動作を妨げるおそれがある。かといって、流入物の流入を阻止するべくロックピンとマンホール蓋との間の隙間を狭くすると、ロックピンの回転動作を円滑に行うことができず、ロックピン本来の機能を全うできない。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−301389号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、マンホールを塞ぐ蓋部材をマンホール側部材に止着可能な構成の浄化槽につき、蓋部材の合理的な止着技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、一般家庭等から排出される排水などの被処理水を浄化処理する浄化槽につき、槽内の維持管理(保守点検、清掃、検査)用として使用される開口をはじめ、測定機器類や配管類の挿入口等に用いられる開口等、各種のマンホールを塞ぐ蓋部材がマンホール側部材に止着される構成において広く適用され得る技術である。
【0006】
(請求項1に記載の発明)
請求項1に記載のマンホールの蓋部材用止着装置は、一般家庭等から排出される排水などの各種の被処理水を浄化処理する浄化槽に装着される。この止着装置は、マンホールを塞ぐ蓋部材(例えば、マンホール蓋)をマンホール側部材に止着可能とする機能を有する装置である。
なお、本明細書中でいう「浄化槽」としては、生活雑排水やし尿等をあわせて処理する合併浄化槽が典型例である。その他の浄化槽としては、合併浄化槽の上流側に設置される原水ポンプ槽、合併浄化槽の下流側に設置される放流ポンプ槽、合併浄化槽で処理された水を更に浄化処理する三次処理槽および中水処理槽などがある。また、本明細書中でいう「マンホール」としては、浄化槽内の維持管理(保守点検、清掃、検査)用の開口が典型的な例である。本発明では、その他、測定機器類や配管類の挿入口等の開口も、本発明における「マンホール」の範疇に含まれるものとする。また、本明細書中でいう「マンホール側部材」とは、マンホール自体(浄化槽本体)はもちろん、マンホールに装着されて蓋部材を支持する蓋部材用の支持手段等も広く含む主旨である。また、本明細書中でいう「止着」とは、一旦マンホール側部材に装着された蓋部材が、当該マンホール側部材から不用意に離脱されるのを阻止することができれば足り、各種の態様を広く含む。蓋部材がマンホール側部材に止着される態様としては、例えば、マンホール側部材に対する蓋部材の相対的な動作が完全に規制される(固定状態に維持される)態様、マンホール側部材に対する蓋部材の相対的な動作が完全には規制されず、離脱しない程度で動作が許容される態様等がある。
【0007】
特に、本発明では、止着装置の回動部が蓋部材の挿入部に挿入された状態で回転動作可能になっている。本発明の回動部は、典型的には長軸状の回動軸を有するピン形状やボルト形状のものを用いて構成される。本発明の挿入部は、例えば、蓋部材に長軸状の回動軸を挿入可能な挿入孔(挿入穴)を設けることによって形成される。この挿入孔に長軸状の回動軸が挿入され回転動作されることによって、蓋部材がマンホール側部材に止着ないし止着解除される。例えば、回動部を、垂直方向に延在する第1の軸部と、この第1の軸部から水平方向に延在する第2の軸部とを備えた構成とし、回動部の回転動作に伴ってこの第2の軸部がマンホール側部材に係合したりこの係合が解除されたりする構成を用いる。第2の軸部がマンホール側部材に係合することで蓋部材がマンホール側部材に止着され、第2の軸部とマンホール側部材との係合が解除されることで当該止着が解除される。
なお、回動部とマンホール側部材とが係合する態様としては、例えば、回動部がマンホール側部材に引っ掛かる態様、回動部の凹部とマンホール側部材の凸部が互いに嵌まり合う態様、回動部とマンホール側部材とが螺合などによって互いに連結される態様等、種々の態様が考えられる。
【0008】
このような止着装置では、回動部の円滑な回転動作を許容するように、挿入部に挿入された回動部と蓋部材との間に隙間(クリアランス)が形成される。そこで、本発明では、この隙間に外部から土砂等の流入物が流入し、回動部の円滑な回転動作が阻止されないように排出手段を設けている。
この排出手段は、挿入部に挿入された回動部と蓋部材との間の隙間に流入した流入物を、隙間外領域へ排出可能に構成されている。すなわち、この排出手段は、流入物が隙間外領域へ排出され易い状態を形成し当該流入物の排出を許容する構成ものであってもよいし、あるいは排出手段自体が流入物を積極的に隙間外領域へ排出する機能を有する構成のものであってもよい。これにより、隙間に流入した流入物は、例えば隙間の下方や上方に形成される隙間外領域へ向けて排出されることとなる。
【0009】
なお、本発明は、回動部の回転動作を許容するべく設けられた所定の隙間から流入物を排出させることが可能であれば足りる主旨であり、前記所定の隙間から流入物が排出される隙間外領域は限定されない。従って、回動部や蓋部材の外部の領域はもちろん、回動部や蓋部材の内部に形成された空間等であっても前記所定の隙間の外部に設けられた領域であれば、本発明でいう「隙間外領域」の範疇に含まれる。例えば、本発明では、前記所定の隙間に面する回動部や蓋部材の一部を凹ませて空間を形成し、隙間から排出された流入物をこの空間に一時的に貯留させる構成を用いることもできる。
【0010】
本発明の排出手段の具体的な態様としては、隙間と隙間外領域とを連通する連通部によって排出手段を構成する態様、また隙間部に流入した流入物をかき出し動作や押し出し動作等によって隙間外領域へ排出する態様、更にはこれら両態様を組み合わせた態様などがある。排出手段に連通部を用いた態様では、隙間へ流入した流入物は、例えば連通部を通じて隙間外領域へ排出されることとなる。また、かき出し動作や押し出し動作等を用いた態様では、隙間へ流入した流入物はかき出し動作や押し出し動作等によって隙間外領域へ積極的に排出されることとなる。また、これら両態様を組み合わせた態様では、隙間へ流入した流入物はかき出し動作や押し出し動作等によって、例えば連通部の位置に移送されこの連通部を通じて隙間外領域へ排出されることとなる。
【0011】
以上のように請求項1に記載の構成によれば、回動部と蓋部材との間に形成される隙間に流入した流入物を、排出手段によって隙間外領域へ排出することができるという、止着装置の合理的な構成を実現することが可能となる。すなわち、隙間に流入した流入物が隙間内において固着するのを極力回避することができる。従って、挿入部に挿入された回動部の円滑な回転動作が許容される。
【0012】
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排出手段を、回動部と支持部のうちの少なくとも一方に連通部を設けるという構成によって特定される。すなわち、本発明では、回動部および支持部のいずれか一方に連通部を設ける態様や、回動部および支持部の両方に連通部を設ける態様がある。
支持部は、挿入部に挿入された回動部を例えば下方から支持する構成を有する。典型的には、挿入部が設けられた蓋部材の一部によって支持部が構成される。連通部は、孔形状、スリット形状等、各種の形状によって構成される。このような構成の連通部は、隙間に流入した流入物を隙間から隙間外領域へ排出するのに有効である。また、この連通部は、回動部が回転動作されない場合における流入物の排出効果を有するのみならず、回動部が回転動作される際の回転力が作用し連通部の方向へ押し出された流入物を排出するのにも有効である。
以上のように請求項2に記載の構成によれば、回動部や支持部に連通部を設けるという簡便な対応によって、隙間に流入した流入物を隙間外領域へ排出することができ合理的である。
【0013】
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の連通部を複数設け、これら複数の連通部を平面視で概ね等間隔に配置するという構成によって特定される。これにより、隙間に流入した流入物は、回動部や支持部に設けられた連通部による複数の経路で隙間外領域へ排出されることとなる。
従って、請求項3に記載の構成によれば、隙間に流入した流入物を、複数の連通部を通じてバランスよく排出することができる。これにより、流入物が隙間内において局部的に滞留するのを極力防止することが可能となる。
【0014】
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の排出手段を、移送部を用いて構成することによって特定される。この移送部は、回動部の回転動作に伴って作動して、隙間に流入した流入物を隙間外領域へ移送する機能を有する。
移送部は、回動部と一体的に作動する構成であってもよいし、あるいは回動部の回転動作とは独立して作動する構成であってもよい。典型的には、隙間内の流入物を隙間外領域へかき出し可能あるいは押し出し可能な形状の部位を回動部に設けることによって移送部を構成する。このような構成によれば、回動部が回転動作する際に移送部が隙間内の流入物をかき出し、あるいは押し出して、当該流入物を隙間外領域へ排出することができる。
以上のように請求項4に記載の構成によれば、隙間内の流入物を積極的に排出することが可能な移送部を用いることによって、流入物の排出をより確実に行うことが可能となる。
【0015】
(請求項5に記載の発明)
請求項5に記載の発明は、例えば請求項1に記載のような止着装置および排出手段が設けられた浄化槽として特定される。すなわち、この浄化槽では、止着装置の回動部が蓋部材の挿入部に挿入された状態で回転動作されることによって、蓋部材が浄化槽本体側の枠部材(例えば、蓋部材を支持する部材)に止着ないし止着解除されるようになっている。また、この浄化槽では、回動部と蓋部材との間に形成される隙間に流入した流入物は、排出手段を介して隙間外領域へ排出されるようになっている。
請求項5に記載のこのような構成によれば、挿入部に挿入された止着装置の回動部と蓋部材との間の隙間に流入した流入物を、排出手段によって隙間外領域へ排出することができるという、浄化槽の合理的な構成を実現することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態(第1〜第3実施の形態)を図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、マンホールを塞ぐ蓋部材を、止着装置によってマンホール側部材に止着する構成であり、生活雑排水やし尿等をあわせて処理する合併浄化槽(以下、単に「浄化槽」という。)について説明する。
【0017】
(第1実施の形態)
まず、本発明の第1実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。ここで、図1は本実施の形態の浄化槽100の側面図である。図2は図1中の浄化槽100の上部を示す斜視図である。図3は図2中のA−A線断面矢視図である。図4はマンホール蓋120に設けられた挿入孔122を平面視で示す図である。図5はロックピン130の動作を説明する図である。
【0018】
図1に示すように、浄化槽100(本発明における「浄化槽」)の浄化槽本体101は、いずれも槽状に形成された上部槽102および下部槽103を、フランジ部104において互いに重ね合わせて接合することで組立てられるようになっている。上部槽102および下部槽103は、例えばFRP(ガラス繊維樹脂)材料をいわゆるスプレーアップ成形すること等によって作製される。この浄化槽本体101の内部には、特に図示しないものの、例えば、流入する被処理水の流量を調整する流量調整槽、被処理水中に含まれる大きな固形物や油脂等の固液分離を行う夾雑物除去槽、被処理水中の有機性汚濁物質を微生物の働きによって処理する生物処理槽、放流する前の処理水の消毒を行う消毒槽等が搭載される。
【0019】
上部槽102には、被処理水を浄化槽本体101内へ受入れるための流入管105、槽内で浄化処理された処理水を浄化槽本体101から放流するための放流管106が設けられている。また、上部槽102において平面視が円形に形成された首部107には、マンホール蓋120を保持する枠状のマンホール枠110が取り付け固定される。
【0020】
図2および図3に示すように、上部槽102の首部107の上面には円形状の開口であるマンホール108(本発明における「マンホール」)が設けられている。このマンホール108を塞ぐマンホール蓋120は、マンホール枠110を介して首部107側に取り付けられるようになっている。マンホール108は、浄化槽本体101(本発明における「浄化槽本体」)に設けられた開口部分であり、典型的には槽内の維持管理(保守点検、清掃、検査)用として使用される。
【0021】
マンホール枠110は、マンホール108を有する首部107とマンホール蓋120との間に介在し、このマンホール蓋120を保持する構成になっている。このマンホール枠110は、当該マンホール枠110から下方へ向けて突出する第1突出部111によって首部107に対して位置決めされ、この位置決めされた状態で、更に、取付部114がボルト等の固定手段によって首部107に取り付け固定される。また、このマンホール枠110は、当該マンホール枠110から上方へ向けて突出する第2突出部112および第3突出部113を備えている。これら第2突出部112と第3突出部113との間にマンホール蓋120の周縁フランジ部121が嵌め込まれることで、マンホール枠110がマンホール蓋120を保持するように構成されている。このマンホール蓋120が発明における「蓋部材」に対応している。なお、このマンホール蓋120およびマンホール枠110は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料によって構成される。
【0022】
本実施の形態では、マンホール蓋120の2箇所に設けられた挿入孔122の各々にロックピン130が装着されるようになっている。このロックピン130は、マンホール蓋120をマンホール枠110に対し止着可能な機能を有する。
ロックピン130は、図3および図5に示すように、円板状に形成された頭部131の下面に長軸状の軸部132が設けられた構成を有し、全体として側面視が略L字状に形成されている。このロックピン130は、マンホール蓋120と同様の材料、例えばポリプロピレン等の樹脂材料によって構成される。
【0023】
ロックピン130の軸部132は、上下方向に延在する第1の軸部133と、この第1の軸部133から水平方向に延在する第2の軸部134と、第1の軸部133に設けられた左右一対の突出片135を備えている。
突出片135は、ロックピン130の軸部132がマンホール蓋120の挿入孔122に挿入される過程でその径が縮小され、挿入孔122への挿入が完了したときにその径が拡張(拡開)されて、当該突出片135の先端部がマンホール蓋120の下面と係合する構成になっている。ロックピン130が挿入孔122に挿入された状態では、ロックピン130はアンロック位置(第2の軸部134を図5中の破線で示す位置)にある。そして、ロックピン130は、挿入孔122に挿入された状態で図5中の矢印10あるいは12方向への回転動作が許容され、またマンホール蓋120に対して抜け止めされることとなる。
【0024】
本実施の形態では、挿入孔122に挿入されたロックピン130は、ロック位置(図5中の実線で示す位置)と、アンロック位置(第2の軸部134を図5中の破線で示す位置)との間で回転動作可能となっている。そして、ロックピン130のこの回転動作によって、マンホール蓋120がマンホール枠110(本発明における「マンホール側部材」、ないし「枠部材」に対応している。)に止着され、あるいはこの止着状態が解除されるようになっている。このロックピン130が、本発明における「回動部」を構成している。
【0025】
すなわち、ロックピン130がロック位置に設定されると、第2の軸部134がマンホール枠110の第1突出部111の下方に配置される。第2の軸部134のこの配置状態では、ロックピン130の上方(図3中の上方)への移動が第1突出部111によって阻止され、マンホール蓋120がマンホール枠110側から不用意に離脱されるのが阻止される。なお、ロックピン130をロック位置に設定する場合、図5に示すように、頭部131の上面に設けられた溝部(凹部)131aに突起物等を嵌め込んだ状態で、当該頭部131を図5中の「O」で示す位置から「S」で示す位置まで回転させる。
【0026】
一方、ロックピン130がアンロック位置に設定されると、第2の軸部134がマンホール枠110の第1突出部111の下方から外れた位置に配置される。第2の軸部134のこの配置状態では、ロックピン130の上方(図3中の上方)への移動が許容され、マンホール蓋120がマンホール枠110側から離脱されるのが許容される。なお、ロックピン130をアンロック位置に設定する場合、図5に示すように、頭部131の溝部(凹部)131aに突起物等を嵌め込んだ状態で、ロックピン130の頭部131を図5中の「S」で示す位置から「O」で示す位置まで回転させる。
【0027】
挿入孔122は、マンホール蓋120を貫通する構成の孔である。この挿入孔122は、図3および図4に示すように、大径部122a、小径部122b、支持部122cを備えている。この挿入孔122が、本発明における「挿入部」に対応している。なお、図4では、挿入孔122に挿入された状態のロックピン130を二点鎖線で示している。
大径部122aは、ロックピン130の頭部131の外径よりも大きい内径を有し、また頭部131の高さと同様の深さを有する。小径部122bは、頭部131の外径よりも小さい内径を有する。これら大径部122aと小径部122bとの境界部分に支持部122cが形成される。すなわち、挿入孔122は、その内径が上下二段に変えられた段差状になっている。この支持部122cは、ロックピン130が挿入孔122に挿入された状態で、このロックピン130の頭部131を下方から支持する構成になっている。この支持部122cが本発明における「支持部」に対応している。
また、本実施の形態では、ロックピン130の挿入状態における円滑な回転動作を許容するように、ロックピン130の頭部130と挿入孔122の大径部122aとの間に隙間(クリアランス)Cが形成される構成になっている。この隙間Cが本発明における「隙間」に対応している。
【0028】
なお、本実施の形態では、挿入孔122の支持部122cの4箇所にスリット部126が設けられている。このスリット部126は、図4に示すように、小径部122bの径を部分的に拡張させた構成になっている。また、4箇所のスリット部126は、図4に示すように平面視で概ね等間隔に配置されている。これにより、隙間Cは、各スリット部126を通じてマンホール蓋120の上面側および下面側(本発明における「隙間外領域」)と連通されることとなる。このスリット部126が本発明における「連通部」ないし「排出手段」に対応しており、このスリット部126およびロックピン130によって本発明における「止着装置」が構成される。また、このスリット部126による態様が、本発明における「連通部を通じて隙間と隙間外領域とが連通される。」との態様に相当する。なお、スリット部126の形状、設置数、スリット部126間の間隔等は必要に応じて種々変更可能である。例えば、スリット部126にかえて孔形状の連通部を用いることもできる。
【0029】
以上のように、本発明の第1実施の形態によれば、マンホール蓋120の合理的な止着技術を実現することができる。すなわち、マンホール蓋120の挿入孔122とロックピン130の頭部131との間の隙間Cに流入した土砂等の流入物を、スリット部126を通じて浄化槽本体101内(隙間Cの下方である隙間外領域)へ排出することができる。また、このような構成においては、流入物が隙間Cに残留した場合であっても、ロックピン130がロック位置とアンロック位置との間で回転動作される際に、その回転力が流入物に作用し当該流入物がスリット部126へ向けて押し出され、スリット部126を通じて浄化槽本体101内へ排出される。本実施の形態は、マンホール蓋120にスリット部126を設けるという簡便な対応によって、隙間Cに流入した流入物を隙間外領域へ排出することができ合理的である。
【0030】
また、本発明の第1実施の形態によれば、4箇所のスリット部126が平面視で概ね等間隔に配置されているため、隙間Cに流入した流入物を、複数のスリット部126を通じてバランスよく排出することができる。これにより、流入物が隙間C内において局部的に滞留するのを極力防止することができる。
【0031】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態を、図6および図7に基づいて説明する。ここで、図6は第2実施の形態において、第1実施の形態の図3に相当する図である。図7は第2実施の形態において、第1実施の形態の図4に相当する図である。なお、これらの図において、図3〜図5に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すものとし、当該構成要素についての詳細な説明は省略する。
前記第1実施の形態では、隙間Cに流入した流入物を、マンホール蓋120に設けたスリット部126を通じて排出する構成を用いたが、この第2実施の形態では、スリット部126とは異なる排出手段(スリット部136)を用いている。
【0032】
第2実施の形態では、図6および図7に示すように、マンホール蓋120にスリット部126を設けるかわりに、ロックピン130の頭部131の4箇所にスリット部136を設けている。このスリット部136は、図7に示すように、頭部131を外周縁から中心側へ向けて切り欠いたあるいは凹ませた構成になっている。また、4箇所のスリット部136は、平面視で概ね等間隔に配置されている。これにより、隙間Cは、各スリット部136を通じてマンホール蓋120の上面側および下面側(本発明における「隙間外領域」)と連通されることとなる。このスリット部136が本発明における「連通部」ないし「排出手段」に対応しており、このスリット部136を備えたロックピン130によって本発明における「止着装置」が構成される。また、このスリット部136による態様が、本発明における「連通部を通じて隙間と隙間外領域とが連通される。」との態様に相当する。なお、スリット部136の形状、設置数、スリット部136間の間隔等は必要に応じて種々変更可能である。例えば、スリット部136にかえて孔形状の連通部を用いることもできる。
【0033】
以上のように、本発明の第2実施の形態によれば、ロックピン130の頭部131にスリット部136を設けることによって、マンホール蓋120にスリット部126を設ける場合と同様の作用効果を奏する。すなわち、隙間Cに流入した土砂等の流入物を、スリット部136を通じて浄化槽本体101内(隙間Cの下方である隙間外領域)へ排出することができる。また、このような構成においては、流入物が隙間Cに残留した場合であっても、ロックピン130がロック位置とアンロック位置との間で回転動作される際に、その回転力が流入物に作用し当該流入物がスリット部136へ向けて押し出され、スリット部136を通じて浄化槽本体101内へ排出される。
【0034】
また、本発明の第2実施の形態によれば、4箇所のスリット部136が平面視で概ね等間隔に配置されているため、隙間Cに流入した流入物を、複数のスリット部136を通じてバランスよく排出することができる。これにより、流入物が隙間C内において局部的に滞留するのを極力防止することができる。
【0035】
なお、第1実施の形態の特徴部分と、第2実施の形態の特徴部分をあわせ持つ構成を用いることもできる。すなわち、マンホール蓋120にスリット部126を設け、さらにロックピン130にスリット部136を設けた構成を用いることができる。このような構成によっても、第1実施の形態や第2実施の形態と同様の作用効果を得ることができ、特には、隙間Cに流入した流入物の排出経路を増やすのに有効である。
【0036】
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態を、図8および図9に基づいて説明する。ここで、図8は第3実施の形態において、ロックピン130の頭部131の構成を示す斜視図である。図9は第3実施の形態において、ロックピン130のスリット部146の構成を示す側面図である。なお、これらの図において、図5に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すものとし、当該構成要素についての詳細な説明は省略する。
この第3実施の形態では、第1実施の形態のスリット部126や第2実施の形態のスリット部136とは異なる排出手段(スリット部146)を用いている。
【0037】
第3実施の形態では、図8および図9に示すように、ロックピン130の外周縁部の4箇所にスリット部146が設けられている。このスリット部146は、垂直方向と交差する方向に延在する構成であり、図9に示す側面視で傾斜状に形成されている。また、4箇所のスリット部146は、平面視で概ね等間隔に配置されている。これにより、隙間Cは、各スリット部146を通じてロックピン130の頭部131の上面側(本発明における「隙間外領域」)と連通されることとなる。また、スリット部146の支持部122c側の開口部には、先鋭状のスクレイパー部147が設けられている。このスクレイパー部147は、隙間Cに流入し支持部122cに堆積した流入物をロックピン130の回転動作に伴って擦り取り可能な機能を有する。
【0038】
例えば、頭部131が図8,図9中の矢印30方向へ回転動作するようにロックピン130が操作されると、支持部122cに堆積した流入物は、スクレイパー部147の作用によって擦り取られ、スリット部146内を通じて図8,図9中の矢印32方向へかき出され(移送され)、頭部131の上面側へと排出されるようになっている。スクレイパー部147を備えたこのスリット部146が、本発明における「移送部」ないし「排出手段」に対応しており、このスリット部146を備えたロックピン130によって本発明における「止着装置」が構成される。なお、スリット部146の形状、設置数、スリット部146間の間隔等は必要に応じて種々変更可能である。例えば、スリット部146を孔形状とすることもできる。
【0039】
以上のように、本発明の第3実施の形態によれば、ロックピン130の頭部131にスリット部146を設けることによって、隙間Cに流入し支持部122cに堆積した流入物を、頭部131の上面側(隙間Cの上方である隙間外領域)へ確実に排出することができる。
【0040】
また、本発明の第3実施の形態によれば、4箇所のスリット部146が平面視で概ね等間隔に配置されているため、隙間Cに流入した流入物を、複数のスリット部146を通じてバランスよく排出することができる。これにより、流入物が隙間C内において局部的に滞留するのを極力防止することができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、スクレイパー部147の擦り取り作用を発生させるためにロックピン130を回転させる方向(図8,図9中の矢印30方向)を、ロックピン130をロック位置(図5中の実線で示す位置)からアンロック位置(図5中の破線で示す位置)へ回転動作させる際の方向と一致させるのが好ましい。このような構成によれば、マンホール蓋120を開放するときのロックピン130の操作によって、スクレイパー部147の擦り取り作用を発生させることができるため合理的である。
【0042】
また、本実施の形態のスリット部146は、隙間Cと頭部131の上面側とを連通させるのみの構成であってもよいし、あるいは隙間Cと頭部131の下面側(例えば、浄化槽本体101内)とを連通させるのみの構成であってもよい。
更には、スリット部146が、頭部131の上面側のみならず、隙間Cと頭部131の下面側とを連通させる構成であってもよい。このような構成によれば、隙間Cの流入物をロックピン130の回転動作に伴って頭部131の上面側へ排出するというスリット部146の機能と、隙間Cの流入物をロックピン130の回転動作によらず浄化槽本体101内へ排出するという第2実施の形態のスリット部136の機能とを兼ね備えた構成を実現することが可能となる。
【0043】
また、上記第3実施の形態のスリット部146の構成を、マンホール蓋120に適用することもできる。この態様を図3、図10および図11を参照しながら説明する。ここで、図10は別の実施の形態のマンホール蓋220の構成を示す斜視図である。図11はマンホール蓋220のスリット部246の構成を示す側面図である。なお、これらの図において、図2および図9に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すものとし、当該構成要素についての詳細な説明は省略する。
【0044】
図3に示すように、マンホール蓋120の周縁フランジ部121と、マンホール枠110の第3突出部113との間に隙間が形成されており、この隙間に外部から土砂等の流入物が流入する場合がある。この隙間に流入物が流入しこの流入物が周縁フランジ部121の下方に入り込むと、マンホール蓋120がマンホール枠110に対し上方へ浮き上がり、ロックピン130の第2の軸部134がマンホール枠110と干渉するおそれがある。従って、ロックピン130の円滑な回転動作の妨げになる。
【0045】
そこで、本実施の形態のマンホール蓋220は、図10および図11に示すように、マンホール蓋120の外周縁部に、第3実施の形態のスリット部146と同様の構成のスリット部246を設けた構成になっている。このスリット部246のマンホール枠110側の開口部には、スクレイパー部147と同様のスクレイパー部247が設けられている。このスクレイパー部247は、隙間(クリアランス)Dに流入し周縁フランジ部221の下方に堆積した流入物を、ロックピン130の回転動作に伴って擦り取り可能な機能を有する。
【0046】
例えば、マンホール蓋220が下方へ押圧された状態で図11中の矢印30方向へ回転動作されると、隙間Dに流入し周縁フランジ部221の下方に堆積した流入物は、スクレイパー部247の作用によって擦り取られ、スリット部246内を通じて図11中の矢印32方向へかき出され(移送され)、マンホール蓋220の上面側へと排出されるようになっている。なお、スリット部246の形状、設置数、スリット部246間の間隔等は必要に応じて種々変更可能である。例えば、スリット部246を孔形状とすることもできる。
このような構成によれば、マンホール108を塞ぐ機能のマンホール蓋220に、さらに隙間Dに流入した土砂等の流入物の排出機能を付与することができ合理的である。これにより、隙間Dに流入した流入物によってマンホール蓋220がマンホール枠110に対し上方へ浮き上がり、ロックピン130の第2の軸部134がマンホール枠110と干渉するのを防ぐことができ、ロックピン130の円滑な回転動作を可能とする。
【0047】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の第1〜第3実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記第1〜第3実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0048】
上記第1〜第3実施の形態では、隙間Cに流入した流入物を、マンホール蓋120の上面側や下面側へ排出する構成について記載したが、例えば、マンホール蓋120に隙間Cに連なる空間を設け、隙間Cから排出された流入物をこの空間に一時的に貯留させる構成を用いることもできる。
【0049】
また、上記各実施の形態では、樹脂製のロックピン130を用いる場合について記載したが、ロックピン130の材質は必要に応じて種々変更可能である。例えば、マンホール蓋120を金属材料で構成する場合は、ロックピン130もマンホール蓋120と同様の金属材料で構成するのが好ましい。
【0050】
また、上記各実施の形態では、例えば維持管理(保守点検、清掃、検査)用のマンホール108に対応して設置されるマンホール枠110(保持装置)について記載したが、その他のマンホール、例えば測定機器類や配管類の挿入口等に用いられる開口に対応して設置される保持装置の構成に本発明を適用することもできる。
【0051】
また、上記各実施の形態では、生活雑排水やし尿等の被処理水の合併処理を行う浄化槽100について記載したが、その他各種の浄化槽に本発明を適用することもできる。例えば、浄化槽100の上流側に設置される原水ポンプ槽、浄化槽100の下流側に設置される放流ポンプ槽、浄化槽100で処理された水を更に浄化処理する三次処理槽および中水処理槽に本発明を適用することができる。
【0052】
なお、以上説明してきた実施の形態や種々の変更例の記載に基づいた場合、本発明では以下の構成を採り得る。
すなわち、本発明では、「被処理水の浄化処理を行う浄化槽において、マンホールを塞ぐ蓋部材を止着装置を介してマンホール側部材に止着可能とするマンホールの蓋部材用止着構造であって、
前記止着装置の回動部が前記蓋部材の挿入部に挿入された状態で回転動作されることによって、前記蓋部材をマンホール側部材に止着ないし止着解除する構成であり、
前記回動部と前記蓋部材との間に形成される隙間に流入した流入物が、排出手段を介して隙間外領域へ排出可能とされていることを特徴とする、マンホールの蓋部材用止着構造。」という構成(第1の態様)が考えられる。
第1の態様のこのような構成によれば、挿入部に挿入された回動部と蓋部材との間の隙間に流入した流入物を、排出手段によって隙間外領域へ排出することができるという、合理的な止着構造を実現することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マンホールを塞ぐ蓋部材をマンホール側部材に止着可能な構成の浄化槽につき、蓋部材の合理的な止着技術を実現できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態の排水処理槽100の側面図である。
【図2】図1中の浄化槽100の上部を示す斜視図である。
【図3】図2中のA−A線断面矢視図である。
【図4】マンホール蓋120に設けられた挿入孔122を平面視で示す図である。
【図5】ロックピン130の動作を説明する図である。
【図6】第2実施の形態において、第1実施の形態の図3に相当する図である。
【図7】第2実施の形態において、第1実施の形態の図4に相当する図である。
【図8】第3実施の形態において、ロックピン130のスリット部146の構成を示す側面図である。
【図9】第3実施の形態において、ロックピン130のスリット部146の構成を示す側面図である。
【図10】別の実施の形態のマンホール蓋220の構成を示す斜視図である。
【図11】マンホール蓋220のスリット部246の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
100…浄化槽
101…浄化槽本体
107…首部
108…マンホール
110…マンホール枠
120,220…マンホール蓋(蓋部材)
121,221…周縁フランジ部
122…挿入孔
122a…大径部
122b…小径部
122c…支持部
126,136,146,246…スリット部
130…ロックピン
131…頭部
132…軸部
133…第1の軸部
134…第2の軸部
135…突出片
147…スクレイパー部
C,D…隙間(クリアランス)
Claims (5)
- 被処理水の浄化処理を行う浄化槽において、マンホールを塞ぐ蓋部材をマンホール側部材に止着可能なマンホールの蓋部材用止着装置であって、
当該止着装置の回動部が前記蓋部材の挿入部に挿入された状態で回転動作されることによって、前記蓋部材をマンホール側部材に止着ないし止着解除する構成であり、
前記回動部と前記蓋部材との間に形成される隙間に流入した流入物を、隙間外領域へ排出可能な排出手段を備えていることを特徴とする、マンホールの蓋部材用止着装置。 - 請求項1に記載のマンホールの蓋部材用止着装置であって、
前記排出手段は、前記回動部と、当該回動部を支持する支持部のうちの少なくとも一方に連通部を設けた構成であり、当該連通部を通じて前記隙間と前記隙間外領域とが連通されることを特徴とする、マンホールの蓋部材用止着装置。 - 請求項2に記載のマンホールの蓋部材用止着装置であって、
前記連通部は複数設けられており、これら複数の連通部が平面視で概ね等間隔に配置されていることを特徴とする、マンホールの蓋部材用止着装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のマンホールの蓋部材用止着装置であって、
前記排出手段は、前記回動部の回転動作に伴って作動する移送部を備え、前記隙間に流入した流入物が前記移送部を介して前記隙間外領域へ移送される構成であることを特徴とする、マンホールの蓋部材用止着装置。 - マンホールと、前記マンホールを塞ぐ蓋部材と、前記蓋部材をマンホール側部材に止着可能な止着装置とを有し、被処理水の浄化処理を行う浄化槽であって、
前記止着装置の回動部が前記蓋部材の挿入部に挿入された状態で回転動作されることによって、前記蓋部材が浄化槽本体側に設けられた枠部材に止着ないし止着解除される構成であり、
更に、前記回動部と前記蓋部材との間に形成される隙間に流入した流入物を、隙間外領域へ排出可能な排出手段を備えていることを特徴とする、浄化槽。
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-
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