JP2004538093A - 腸マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材を有する便座付き便器に設けられる腸マッサージ装置であり、前記便座付き便器の前記基部部材の後部に設けられ、モータが内蔵されたモータ部と、前記モータの回転により回転可能な回転軸と、前記回転軸に偏心連結された偏心部材とを有し、前記モータ部の両側に延出した回転部と、両端部が前記回転部にそれぞれ連結されたベルト部と、前記基部部材の片側に設けられ、前記モータ部のオン・オフ状態及び回転速度を調節するための作動部とを備え、前記ベルト部は、中央部分にて切断され、切断された側の端部にバックル又は舌状部がそれぞれ設けられ、両者を選択的に結合できるように構成され、前記舌状部を備えた前記ベルト部の中央部分には、前記ベルト部を腹部の中央に堅固に固定させると共にマッサージ効果を最大限発揮させるために、背面に複数の突起部を有する密着パッドが設けられる。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、腸マッサージ装置に関し、より詳細には、各種便座付き便器や椅子などに設けられ、人体の腹部周囲に接触した状態で回転または振動して腸マッサージ作用を施す腸マッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、家庭、病院や各種公共施設などに設置されたトイレには、用を足すための多様な形状の便座付き便器が設けられている。
【0003】
図1は、一般的な便座付き便器を示した斜視図である。便座付き便器10は、利用者がそこで用を足せるように底面から所定の高さに設置された基部部材12と、基部部材12の上部に揺動可能に蝶着され、それぞれ、利用者を着座させるための、あるいは基部部材12の内部を封止するための便座部材14及び蓋部材16と、基部部材12の後方上部に形成され、その内部に所定量の水を貯蔵し、使用者のスイッチ操作に応じて基部部材12の内部に水を供給する水貯蔵部材18などを含んで構成される。
【0004】
しかし、前述したように構成された便座付き便器においては、基部部材の上部に形成された便座部材に使用者が着座した状態で利用可能な固定装置が設けられていない。従って、幼児、高齢者、障害者などにとっては、正しい着座状態を維持しにくい。また、従来の便座付き便器においては、便秘患者に有益な機能を提供できず、長時間の着座姿勢のために便秘患者が痔疾に罹る可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の問題点を解決するために案出されたものであり、各種便座付き便器や椅子にマッサージ装置を設けることにより、高齢者や障害者が着座状態を維持することを可能とすると共に、マッサージ装置の振動または回転作用により腸マッサージを行うことにより便秘患者に有益な作用を提供する腸マッサージ装置を提供することにその目的がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、図面を参照しつつ、本発明についてより詳細に説明する。
まず、図2は、本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。本発明の第1実施形態によると、基部部材12、便座部材14、蓋部材16及び水貯蔵部材18を有する便座付き便器10は、使用者の体を基部部材12上に安全に固定すると共に人体の腹部周囲にマッサージを行うために、モータ部120、回転部130、ベルト部140及び作動部150を含む腸マッサージ装置を備える。
【0007】
ここで、モータ部120は、便座付き便器10の基部部材12の後部や水貯蔵部材18の近くに形成され、所定の強度を持つ六面体状のハウジング内に設けられ所定の電力の印加により回転するモータを備える。モータの両側に、回転部130が配置され、これは、ハウジングを貫通して外部に突出する回転軸132と、回転軸132に偏心連結され、回転軸132を通じて伝達されたモータの回転力により一体的に回転される偏心部材134とを備える。
【0008】
更に、モータ部120を構成するハウジングが便座付き便器10の基部部材12又は水貯蔵部材18と接触する部位には、モータの作動時に発生する振動を吸収できるように所定の弾性力を持つ振動吸収部材122が形成される。一方、モータ部120の両側に形成された各回転部130には、ベルト部140の一端部が結合される。ベルト部140は、所定の強度を持つ可撓性材料からなることが望ましい。回転部130に一端部が結合されたベルト部140の他端部は、それぞれ、舌状部142又はバックル144を備え、両者を選択的に連結できるように構成される。
【0009】
一方、ベルト部140を選択的に連結できるようにするにあたり、製造コストを節約するために、それぞれループ面及びフック面を有する面ファスナーテープ(図示せず)を取り付けることもできる。ベルト部140の端部には、裏側に多数の突起部を有する、横方向に移動可能な密着パッド146が取り付けられる。これにより、ベルト部140が腹部の中央部位に堅固に固定されると共に、腸マッサージ作用が増大される。
【0010】
更に、便座付き便器10の基部部材12の片側には、モータ部120を選択的に駆動するための作動部150が具備される。作動部150は、モータ部120への電力供給を制御するオン・オフスイッチと、モータ部120に内蔵されたモータの回転力を調節することによりベルト部140から伝達される振動の強度を調節するための振動強度調節部と、モータ部120の作動時間を調節するためのタイマーなどを含んで構成される。
【0011】
図4は、本発明の第2実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。本発明の第2実施形態によれば、振動部材180に一体的に結合されたベルト部140を便座付き便器10などに堅固に固定することにより腸マッサージ装置を構成することができる。前述したように、一端部に舌状部142又はバックル144がそれぞれ形成されたベルト部140の他端部には、それぞれ、強力な接着力を持つ接着部材160が設けられている。接着部材160は、便座付き便器10の基部部材12、蓋部材16、又は水貯蔵部材18の所定部分に固定される。この状態で、振動部材180が、バックル144が設けられている側のベルト部140に取り付けられ、これにより、本発明の腸マッサージ装置を便座付き便器などに設けることができる。
【0012】
ここで、振動部材180は、平坦で六面体状のハウジング内に、複数の振動子184a、184bが具備された振動モータ182と、振動モータ182に所定の電力を供給するバッテリーからなる電源部186とを具備して構成される。ハウジングの上面には、バッテリーからの電力を選択的に振動モータ部182に供給するために、オン・オフスイッチ、振動強度調節部、及びタイマーを備えた作動部188が配置される。
【0013】
更に、体と接触する、振動部材180のハウジングの背面に、複数の突起部190を構成することにより、指圧作用をもたらすと共に腹部及び腸へのマッサージ効果を最大限発揮する。ベルト部140の舌状部142と隣接した位置には、長さ調節部材148が形成され、ベルト部140の長さを使用者の体型に合わせて適宜に調節できるようにする。
【0014】
なお、振動部材180のハウジング前面には、ループ面・フック面を有する面ファスナーテープ189aが形成される。便座付き便器10の蓋部材16の内面に面ファスナーテープ189aと対応する面ファスナーテープ189bを形成することにより、振動部材180を使用していないときに、面ファスナーテープ189a、189bを相互結合して容易に保管することができる。また、振動部材180を蓋部材16に固定した状態で作動させた場合に、体の背中部分にマッサージ動作を施すような構成とすることもできる。
【0015】
一方、図5は、本発明の第3実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。図5に示したような、振動部材180が一体的に形成されたベルト部140は、次のような手法で便座付き便器10などに取り付けられる。便座付き便器10の水貯蔵部材18の両側に、所定深さまで窪んだ凹部172を形成するとともに、凹部の上部に、横方向又は縦方向に凹部172を横切る棒状の固定部材174を形成することにより、結合部170を構成する。一端部に舌状部142又はバックル144が形成されたベルト部140の他端部に、固定部材174に対して選択的に着脱される係止部材149を形成することにより、振動部材180が結合されたベルト部140を便座付き便器10などに取り付けることができるようになる。
【0016】
また、図6aは、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図であり、図6bは、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図である。前述したように、本発明の第4実施形態によれば、基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材等を含む各種便座付き便器や椅子などに、使用者に腸マッサージ作用を提供するための腸マッサージ装置が設置される。腸マッサージ装置は、腸マッサージ装置を各種便座付き便器や椅子などに固定するための一対の結合部材20と、人体の腹部周囲に密着して回転し、腸マッサージ動作を行う回転部材60と、結合部材20と回転部材60とを連結すると共に回転部材60を動作させるための各種装置を内蔵する一対の連結部材40などを含んで構成される。
【0017】
ここで、結合部材20は、それぞれ、第1結合部材22及び第2結合部材24を備える。固定部材30を第1結合部材の一端に回転可能に結合し、面ファスナーテープや接着テープを用いたりネジ止めしたりして固定部材30を各種便座付き便器や椅子の両側面に取り付けることにより、第1結合部材22は、上下方向に回動可能な構造を備えるように構成される。第1結合部材22の他端には、内部に所定の空間部を有する第2結合部材24の一端が結合される。結合部材20の長さは、第1結合部材22の他端を第2結合部材24の空間部に対して挿抜し、次いで加圧部材26にて締め付け・固定することにより、選択的に調整することができる。一方、第2結合部材24の他端部には、円板状の結合板32がそれぞれ形成され、これにより、連結部材40が結合板32を介して第2結合部材24に結合される。
【0018】
連結部材40は、片側が開放された円筒状に形成される。その開放された部分は結合板32にボルト及びナットを介して固定結合される。その内部には、外部から所定の電力の供給を受けて所定の動力を発生させるモータ部42が形成される。モータ部42の軸には、モータ部42からの動力を伝達するための主動ギア46が形成される。主動ギア46の外周面には、回転部材60の軸が内部に結合された従動ギア44の外周面が噛合する。従動ギアの前後方向にはそれぞれ離脱防止部材48が結合され、これにより、モータ部42にて生成された動力が主動ギア46及び従動ギア44を介して回転部材60側に伝達される。
【0019】
一方、連結部材40の他面には、回転部材60の軸が挿入結合される結合穴52が穿孔されている。そして、結合穴52内にはベアリング50が形成され、これにより、回転部材60は容易に回転することができる。連結部材40の外周面には、モータ部42と接続されモータ部42に外部からの電力を供給する電源部54が形成されるとともに、スイッチ部56が形成され、これにより電源部54に選択的に電力を与えると共に、モータ部42の回転速度及び回転方向などを調節する。
【0020】
回転部材60は、所定の長さを有する円筒形状である。その外周面には、指圧部材64が選択的に結合されている。指圧部材64の外面に突出形成された複数の指圧突起66が腹部周囲を加圧し、腸マッサージ機能を高める。一方、回転部材60の両端部には、その軸をなす結合突起62がそれぞれ形成される。結合突起62を、連結部材40の結合穴52に形成されたベアリング50を介して従動ギア44の内周面に一体的に結合することにより、回転部材60はモータ部42の回転に応じ従動ギア44と連動して回転する。
【0021】
一方、図8は、本発明の第5実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図である。結合部材20の所定位置に支持部材70を選択的に取り付けることにより、腸マッサージ装置は、底面に対してより安定して固定された状態で動作するように構成されうる。支持部材70を取り付けるために、結合部材20の片側の第2結合部材24の所定位置に嵌め穴部34が形成される。この嵌め穴部34は、下方から支持部材70を取り付けることができるように、下側に向いて開放されている。支持部材70は、その高さが調節できるように、上部部材76と下部部材78とから構成される。上部部材76が下部部材78に対して挿抜される際に、加圧部材72により支持部材を締め付け・固定することができる。下部部材78の下端部には円板状の支持板74が形成され、支持部材70を底面に堅固に固定できる。
【0022】
更に、図9a及び図9bに示した本発明の第6実施形態によれば、腸マッサージ装置は、結合部材20が便座付き便器や椅子の片側のみに対して固定部材30を通じて取り付けられ、前述の支持部材70を通じて底面に支持される。結合部材20の他端部には、前記のように、モータ部42、主動ギア46、従動ギア44、電源部54、及びスイッチ部56等を具備する連結部材40が結合される。連結部材40には、その片側端部に結合突起62を備えた回転部材60が結合される。これにより、モータ部42の動作に応じて回転部材60が回転するのに伴って、人体の腹部周囲に腸マッサージ作用を施すことができる。
【0023】
なお、本発明による腸マッサージ装置は、その動作時に童謡やクラシック音楽などの多様なメロディを出力するためのメロディ装置を備える。腸マッサージ装置は、子供によって使用される場合、情緒的な安定を与えるとともに、正しい排便習慣の形成の一助となりうる。また、大人によって使用される場合は、排便時の退屈しのぎにもなる。
【0024】
次いで、前記のように構成された本発明の動作について図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図である。
図2に示した本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、前述したように、基部部材12、便座部材14、蓋部材16及び水貯蔵部材18を備える便座付き便器10に、モータ部120、回転部130、ベルト部140及び作動部150などを取り付ける。この状態で、使用者は、便座付き便器10の便座部材14上に着座する。
【0025】
そして、便座部材14に着座した状態で、モータ部120の両側に取り付けられたベルト部140を適宜な長さに調節した後、ベルト部140のバックル144及び舌状部142を締める。結合されたベルト部140の中央部分及び密着パッド146は、使用者の腹部中央、例えば、臍周囲に接触する。
【0026】
従って、便座付き便器10に座っている人は、ベルト部140で固定され、便座付き便器10から落ちることが防止される。よって、高齢者、幼児、障害者や、病中・負傷中の患者であっても、安全に便座付き便器10を使用することができる。
【0027】
また、上述したように、ベルト部140を着用した状態で基部部材12の片側に設けられた作動部150のオン・オフスイッチをオンすると、モータ部120が電力供給を受けて動作し、その回転力が回転軸132及び偏心部材134を備える回転部130に伝達される。これにより、偏心部材134により生成された振動が、回転部130に連結された各ベルト部140に伝達され、ベルト部140を着用した人の腹部周辺及び腸部にマッサージ効果が与えられる。これにより、便秘患者に有益な作用を奏する。
【0028】
その際、使用者は、作動部150の振動強度調節部及びタイマーなどを操作しながらより効率的に腸マッサージ装置を使用することができる。
【0029】
また、本発明の第2実施形態及び第3実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、図4及び図5に示すように、ベルト部140の一端部に形成された接着部材160と、便座付き便器10の水貯蔵部材18に形成された結合部170とを用いて、ベルト部140を便座付き便器10の所定位置に堅固に取り付ける。このような状態で、使用者は、便座付き便器10の便座部材12上に着座した後、ベルト部140に形成された舌状部142及びバックル144を締めて、ベルト部140によって自身の体が便座付き便器10に固定されるようにする。
【0030】
そして、一方のベルト部140に結合された振動部材180を体の腹部中央に位置づける。この状態で、振動部材の上面に形成された作動部188のオン・オフスイッチをオン状態にすると、振動部材180に内蔵されたバッテリーからの電力が振動モータ182に伝達される。これにより、振動モータ182及び複数の振動子184a、184bによって生成された振動は、振動部材180を通じて、ベルト部140及び振動部材180と密着している体の腹部周囲に伝達される。
【0031】
従って、振動部材180及びベルト部140を通じて、人体の腹部及び腸部にマッサージ作用を施すことができる。一方、振動部材180及びベルト部140の背面等に複数の突起部190を形成することにより、前述したように、腹部及び腸へのマッサージ効果が最大限発揮される。
【0032】
図7は、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図である。まず、図6a及び図6bに示す本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、一対の結合部材20を構成する第1結合部材22の端部にそれぞれ形成された固定部材30を便座付き便器10の水貯蔵部材18の両側面に取り付けるか、ネジ止めするかして、腸マッサージ装置を固定する。
【0033】
腸マッサージ装置の使用者は、便座付き便器10の便座部材14に着座した状態で、固定部材30に回動可能に形成された結合部材20を下方向に回動させて回転部材60を腹部の前方に位置させる。この状態で、結合部材20の第1結合部材22を第2結合部材24内に挿入して適宜な長さとし、加圧部材26を締め付けて、回転部材60を腹部周囲に密着させる。
【0034】
なお、前記のように回転部材60が腹部周囲に密着した状態にしたら、連結部材40のスイッチ部56を操作して、外側に連結された電源部54から所定の電力が連結部材40内のモータ部42に供給されるようにする。
【0035】
さらに、モータ部42に電力が供給されるのに伴って、モータ部42は所定動力を発生してその軸に結合された主動ギア46を回動させる。これにより、主動ギア46と噛合した従動ギア44が回動すると共に、連結部材40の結合穴52に形成されたベアリング50を介し従動ギア46の内周面に対して軸である結合突起62が結合された回転部材60は、モータ部42からの動力の伝達を受けて回転し、これにより、便座付き便器10に着座した使用者の腹部及び腸部周辺にマッサージ効果を与える。
【0036】
その際、使用者は、連結部材40に形成されたスイッチ部56を操作することにより、回転部材60の回転方向を順方向または逆方向に変更するができる。また、回転部材60の回転速度を調節しながら腸マッサージ効果を最大限発揮させることができる。
【0037】
さらに、腸マッサージ装置を使用しない場合、固定部材30に回動可能に結合された結合部材20を上方向に移動させて、腸マッサージ装置を便座付き便器10の水貯蔵部材18の上方に位置させる。これにより、便座付き便器10の使用時に腸マッサージ装置が邪魔になることを防止できる。
【0038】
一方、図8、図9a、及び図9bに示した本発明の第5実施形態及び第6実施形態による腸マッサージ装置の使用時には、結合部材20の第1及び第2結合部材22、24を調節することにより、回転部材60が、使用者の腹部周囲に密着状態となる。このような状態で、支持部材70の上部部材76、下部部材78、及び加圧部材72を用いて支持部材70の長さを適宜に調節した後、その下端部に形成された支持板74を底面に支持させることにより、腸マッサージ装置がより堅固に底面に固定された状態で動作できるようになる。
【0039】
<産業上の利用可能性>
前述の如く本発明は、家庭、病院や、各種公共施設等のトイレに設けられた各種便座付き便器や椅子などに腸マッサージ装置を設置することにより、その座面に着座した使用者の腹部及び腸部に上記マッサージ作用を施すことができ、例えば便秘患者などの使用者の体に非常に有益な作用をもたらす効果がある。
【0040】
また、この腸マッサージ装置は、便座付き便器を使用する高齢者、障害者や、体の動きの不自由な患者等の身体が便座付き便器から落ちてしまうことを事前に防止することができると共に、便座付き便器上で正しい着座状態を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】一般的な便座付き便器を示した斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図。
【図4】本発明第2実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図。
【図5】本発明の第3実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図。
【図6a】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図6b】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図。
【図7】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図。
【図8】本発明の第5実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図9a】本発明の第6実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図9b】本発明の第6実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図。
【0001】
本発明は、腸マッサージ装置に関し、より詳細には、各種便座付き便器や椅子などに設けられ、人体の腹部周囲に接触した状態で回転または振動して腸マッサージ作用を施す腸マッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、家庭、病院や各種公共施設などに設置されたトイレには、用を足すための多様な形状の便座付き便器が設けられている。
【0003】
図1は、一般的な便座付き便器を示した斜視図である。便座付き便器10は、利用者がそこで用を足せるように底面から所定の高さに設置された基部部材12と、基部部材12の上部に揺動可能に蝶着され、それぞれ、利用者を着座させるための、あるいは基部部材12の内部を封止するための便座部材14及び蓋部材16と、基部部材12の後方上部に形成され、その内部に所定量の水を貯蔵し、使用者のスイッチ操作に応じて基部部材12の内部に水を供給する水貯蔵部材18などを含んで構成される。
【0004】
しかし、前述したように構成された便座付き便器においては、基部部材の上部に形成された便座部材に使用者が着座した状態で利用可能な固定装置が設けられていない。従って、幼児、高齢者、障害者などにとっては、正しい着座状態を維持しにくい。また、従来の便座付き便器においては、便秘患者に有益な機能を提供できず、長時間の着座姿勢のために便秘患者が痔疾に罹る可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の問題点を解決するために案出されたものであり、各種便座付き便器や椅子にマッサージ装置を設けることにより、高齢者や障害者が着座状態を維持することを可能とすると共に、マッサージ装置の振動または回転作用により腸マッサージを行うことにより便秘患者に有益な作用を提供する腸マッサージ装置を提供することにその目的がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、図面を参照しつつ、本発明についてより詳細に説明する。
まず、図2は、本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。本発明の第1実施形態によると、基部部材12、便座部材14、蓋部材16及び水貯蔵部材18を有する便座付き便器10は、使用者の体を基部部材12上に安全に固定すると共に人体の腹部周囲にマッサージを行うために、モータ部120、回転部130、ベルト部140及び作動部150を含む腸マッサージ装置を備える。
【0007】
ここで、モータ部120は、便座付き便器10の基部部材12の後部や水貯蔵部材18の近くに形成され、所定の強度を持つ六面体状のハウジング内に設けられ所定の電力の印加により回転するモータを備える。モータの両側に、回転部130が配置され、これは、ハウジングを貫通して外部に突出する回転軸132と、回転軸132に偏心連結され、回転軸132を通じて伝達されたモータの回転力により一体的に回転される偏心部材134とを備える。
【0008】
更に、モータ部120を構成するハウジングが便座付き便器10の基部部材12又は水貯蔵部材18と接触する部位には、モータの作動時に発生する振動を吸収できるように所定の弾性力を持つ振動吸収部材122が形成される。一方、モータ部120の両側に形成された各回転部130には、ベルト部140の一端部が結合される。ベルト部140は、所定の強度を持つ可撓性材料からなることが望ましい。回転部130に一端部が結合されたベルト部140の他端部は、それぞれ、舌状部142又はバックル144を備え、両者を選択的に連結できるように構成される。
【0009】
一方、ベルト部140を選択的に連結できるようにするにあたり、製造コストを節約するために、それぞれループ面及びフック面を有する面ファスナーテープ(図示せず)を取り付けることもできる。ベルト部140の端部には、裏側に多数の突起部を有する、横方向に移動可能な密着パッド146が取り付けられる。これにより、ベルト部140が腹部の中央部位に堅固に固定されると共に、腸マッサージ作用が増大される。
【0010】
更に、便座付き便器10の基部部材12の片側には、モータ部120を選択的に駆動するための作動部150が具備される。作動部150は、モータ部120への電力供給を制御するオン・オフスイッチと、モータ部120に内蔵されたモータの回転力を調節することによりベルト部140から伝達される振動の強度を調節するための振動強度調節部と、モータ部120の作動時間を調節するためのタイマーなどを含んで構成される。
【0011】
図4は、本発明の第2実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。本発明の第2実施形態によれば、振動部材180に一体的に結合されたベルト部140を便座付き便器10などに堅固に固定することにより腸マッサージ装置を構成することができる。前述したように、一端部に舌状部142又はバックル144がそれぞれ形成されたベルト部140の他端部には、それぞれ、強力な接着力を持つ接着部材160が設けられている。接着部材160は、便座付き便器10の基部部材12、蓋部材16、又は水貯蔵部材18の所定部分に固定される。この状態で、振動部材180が、バックル144が設けられている側のベルト部140に取り付けられ、これにより、本発明の腸マッサージ装置を便座付き便器などに設けることができる。
【0012】
ここで、振動部材180は、平坦で六面体状のハウジング内に、複数の振動子184a、184bが具備された振動モータ182と、振動モータ182に所定の電力を供給するバッテリーからなる電源部186とを具備して構成される。ハウジングの上面には、バッテリーからの電力を選択的に振動モータ部182に供給するために、オン・オフスイッチ、振動強度調節部、及びタイマーを備えた作動部188が配置される。
【0013】
更に、体と接触する、振動部材180のハウジングの背面に、複数の突起部190を構成することにより、指圧作用をもたらすと共に腹部及び腸へのマッサージ効果を最大限発揮する。ベルト部140の舌状部142と隣接した位置には、長さ調節部材148が形成され、ベルト部140の長さを使用者の体型に合わせて適宜に調節できるようにする。
【0014】
なお、振動部材180のハウジング前面には、ループ面・フック面を有する面ファスナーテープ189aが形成される。便座付き便器10の蓋部材16の内面に面ファスナーテープ189aと対応する面ファスナーテープ189bを形成することにより、振動部材180を使用していないときに、面ファスナーテープ189a、189bを相互結合して容易に保管することができる。また、振動部材180を蓋部材16に固定した状態で作動させた場合に、体の背中部分にマッサージ動作を施すような構成とすることもできる。
【0015】
一方、図5は、本発明の第3実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図である。図5に示したような、振動部材180が一体的に形成されたベルト部140は、次のような手法で便座付き便器10などに取り付けられる。便座付き便器10の水貯蔵部材18の両側に、所定深さまで窪んだ凹部172を形成するとともに、凹部の上部に、横方向又は縦方向に凹部172を横切る棒状の固定部材174を形成することにより、結合部170を構成する。一端部に舌状部142又はバックル144が形成されたベルト部140の他端部に、固定部材174に対して選択的に着脱される係止部材149を形成することにより、振動部材180が結合されたベルト部140を便座付き便器10などに取り付けることができるようになる。
【0016】
また、図6aは、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図であり、図6bは、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図である。前述したように、本発明の第4実施形態によれば、基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材等を含む各種便座付き便器や椅子などに、使用者に腸マッサージ作用を提供するための腸マッサージ装置が設置される。腸マッサージ装置は、腸マッサージ装置を各種便座付き便器や椅子などに固定するための一対の結合部材20と、人体の腹部周囲に密着して回転し、腸マッサージ動作を行う回転部材60と、結合部材20と回転部材60とを連結すると共に回転部材60を動作させるための各種装置を内蔵する一対の連結部材40などを含んで構成される。
【0017】
ここで、結合部材20は、それぞれ、第1結合部材22及び第2結合部材24を備える。固定部材30を第1結合部材の一端に回転可能に結合し、面ファスナーテープや接着テープを用いたりネジ止めしたりして固定部材30を各種便座付き便器や椅子の両側面に取り付けることにより、第1結合部材22は、上下方向に回動可能な構造を備えるように構成される。第1結合部材22の他端には、内部に所定の空間部を有する第2結合部材24の一端が結合される。結合部材20の長さは、第1結合部材22の他端を第2結合部材24の空間部に対して挿抜し、次いで加圧部材26にて締め付け・固定することにより、選択的に調整することができる。一方、第2結合部材24の他端部には、円板状の結合板32がそれぞれ形成され、これにより、連結部材40が結合板32を介して第2結合部材24に結合される。
【0018】
連結部材40は、片側が開放された円筒状に形成される。その開放された部分は結合板32にボルト及びナットを介して固定結合される。その内部には、外部から所定の電力の供給を受けて所定の動力を発生させるモータ部42が形成される。モータ部42の軸には、モータ部42からの動力を伝達するための主動ギア46が形成される。主動ギア46の外周面には、回転部材60の軸が内部に結合された従動ギア44の外周面が噛合する。従動ギアの前後方向にはそれぞれ離脱防止部材48が結合され、これにより、モータ部42にて生成された動力が主動ギア46及び従動ギア44を介して回転部材60側に伝達される。
【0019】
一方、連結部材40の他面には、回転部材60の軸が挿入結合される結合穴52が穿孔されている。そして、結合穴52内にはベアリング50が形成され、これにより、回転部材60は容易に回転することができる。連結部材40の外周面には、モータ部42と接続されモータ部42に外部からの電力を供給する電源部54が形成されるとともに、スイッチ部56が形成され、これにより電源部54に選択的に電力を与えると共に、モータ部42の回転速度及び回転方向などを調節する。
【0020】
回転部材60は、所定の長さを有する円筒形状である。その外周面には、指圧部材64が選択的に結合されている。指圧部材64の外面に突出形成された複数の指圧突起66が腹部周囲を加圧し、腸マッサージ機能を高める。一方、回転部材60の両端部には、その軸をなす結合突起62がそれぞれ形成される。結合突起62を、連結部材40の結合穴52に形成されたベアリング50を介して従動ギア44の内周面に一体的に結合することにより、回転部材60はモータ部42の回転に応じ従動ギア44と連動して回転する。
【0021】
一方、図8は、本発明の第5実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図である。結合部材20の所定位置に支持部材70を選択的に取り付けることにより、腸マッサージ装置は、底面に対してより安定して固定された状態で動作するように構成されうる。支持部材70を取り付けるために、結合部材20の片側の第2結合部材24の所定位置に嵌め穴部34が形成される。この嵌め穴部34は、下方から支持部材70を取り付けることができるように、下側に向いて開放されている。支持部材70は、その高さが調節できるように、上部部材76と下部部材78とから構成される。上部部材76が下部部材78に対して挿抜される際に、加圧部材72により支持部材を締め付け・固定することができる。下部部材78の下端部には円板状の支持板74が形成され、支持部材70を底面に堅固に固定できる。
【0022】
更に、図9a及び図9bに示した本発明の第6実施形態によれば、腸マッサージ装置は、結合部材20が便座付き便器や椅子の片側のみに対して固定部材30を通じて取り付けられ、前述の支持部材70を通じて底面に支持される。結合部材20の他端部には、前記のように、モータ部42、主動ギア46、従動ギア44、電源部54、及びスイッチ部56等を具備する連結部材40が結合される。連結部材40には、その片側端部に結合突起62を備えた回転部材60が結合される。これにより、モータ部42の動作に応じて回転部材60が回転するのに伴って、人体の腹部周囲に腸マッサージ作用を施すことができる。
【0023】
なお、本発明による腸マッサージ装置は、その動作時に童謡やクラシック音楽などの多様なメロディを出力するためのメロディ装置を備える。腸マッサージ装置は、子供によって使用される場合、情緒的な安定を与えるとともに、正しい排便習慣の形成の一助となりうる。また、大人によって使用される場合は、排便時の退屈しのぎにもなる。
【0024】
次いで、前記のように構成された本発明の動作について図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図である。
図2に示した本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、前述したように、基部部材12、便座部材14、蓋部材16及び水貯蔵部材18を備える便座付き便器10に、モータ部120、回転部130、ベルト部140及び作動部150などを取り付ける。この状態で、使用者は、便座付き便器10の便座部材14上に着座する。
【0025】
そして、便座部材14に着座した状態で、モータ部120の両側に取り付けられたベルト部140を適宜な長さに調節した後、ベルト部140のバックル144及び舌状部142を締める。結合されたベルト部140の中央部分及び密着パッド146は、使用者の腹部中央、例えば、臍周囲に接触する。
【0026】
従って、便座付き便器10に座っている人は、ベルト部140で固定され、便座付き便器10から落ちることが防止される。よって、高齢者、幼児、障害者や、病中・負傷中の患者であっても、安全に便座付き便器10を使用することができる。
【0027】
また、上述したように、ベルト部140を着用した状態で基部部材12の片側に設けられた作動部150のオン・オフスイッチをオンすると、モータ部120が電力供給を受けて動作し、その回転力が回転軸132及び偏心部材134を備える回転部130に伝達される。これにより、偏心部材134により生成された振動が、回転部130に連結された各ベルト部140に伝達され、ベルト部140を着用した人の腹部周辺及び腸部にマッサージ効果が与えられる。これにより、便秘患者に有益な作用を奏する。
【0028】
その際、使用者は、作動部150の振動強度調節部及びタイマーなどを操作しながらより効率的に腸マッサージ装置を使用することができる。
【0029】
また、本発明の第2実施形態及び第3実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、図4及び図5に示すように、ベルト部140の一端部に形成された接着部材160と、便座付き便器10の水貯蔵部材18に形成された結合部170とを用いて、ベルト部140を便座付き便器10の所定位置に堅固に取り付ける。このような状態で、使用者は、便座付き便器10の便座部材12上に着座した後、ベルト部140に形成された舌状部142及びバックル144を締めて、ベルト部140によって自身の体が便座付き便器10に固定されるようにする。
【0030】
そして、一方のベルト部140に結合された振動部材180を体の腹部中央に位置づける。この状態で、振動部材の上面に形成された作動部188のオン・オフスイッチをオン状態にすると、振動部材180に内蔵されたバッテリーからの電力が振動モータ182に伝達される。これにより、振動モータ182及び複数の振動子184a、184bによって生成された振動は、振動部材180を通じて、ベルト部140及び振動部材180と密着している体の腹部周囲に伝達される。
【0031】
従って、振動部材180及びベルト部140を通じて、人体の腹部及び腸部にマッサージ作用を施すことができる。一方、振動部材180及びベルト部140の背面等に複数の突起部190を形成することにより、前述したように、腹部及び腸へのマッサージ効果が最大限発揮される。
【0032】
図7は、本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図である。まず、図6a及び図6bに示す本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を使用するためには、一対の結合部材20を構成する第1結合部材22の端部にそれぞれ形成された固定部材30を便座付き便器10の水貯蔵部材18の両側面に取り付けるか、ネジ止めするかして、腸マッサージ装置を固定する。
【0033】
腸マッサージ装置の使用者は、便座付き便器10の便座部材14に着座した状態で、固定部材30に回動可能に形成された結合部材20を下方向に回動させて回転部材60を腹部の前方に位置させる。この状態で、結合部材20の第1結合部材22を第2結合部材24内に挿入して適宜な長さとし、加圧部材26を締め付けて、回転部材60を腹部周囲に密着させる。
【0034】
なお、前記のように回転部材60が腹部周囲に密着した状態にしたら、連結部材40のスイッチ部56を操作して、外側に連結された電源部54から所定の電力が連結部材40内のモータ部42に供給されるようにする。
【0035】
さらに、モータ部42に電力が供給されるのに伴って、モータ部42は所定動力を発生してその軸に結合された主動ギア46を回動させる。これにより、主動ギア46と噛合した従動ギア44が回動すると共に、連結部材40の結合穴52に形成されたベアリング50を介し従動ギア46の内周面に対して軸である結合突起62が結合された回転部材60は、モータ部42からの動力の伝達を受けて回転し、これにより、便座付き便器10に着座した使用者の腹部及び腸部周辺にマッサージ効果を与える。
【0036】
その際、使用者は、連結部材40に形成されたスイッチ部56を操作することにより、回転部材60の回転方向を順方向または逆方向に変更するができる。また、回転部材60の回転速度を調節しながら腸マッサージ効果を最大限発揮させることができる。
【0037】
さらに、腸マッサージ装置を使用しない場合、固定部材30に回動可能に結合された結合部材20を上方向に移動させて、腸マッサージ装置を便座付き便器10の水貯蔵部材18の上方に位置させる。これにより、便座付き便器10の使用時に腸マッサージ装置が邪魔になることを防止できる。
【0038】
一方、図8、図9a、及び図9bに示した本発明の第5実施形態及び第6実施形態による腸マッサージ装置の使用時には、結合部材20の第1及び第2結合部材22、24を調節することにより、回転部材60が、使用者の腹部周囲に密着状態となる。このような状態で、支持部材70の上部部材76、下部部材78、及び加圧部材72を用いて支持部材70の長さを適宜に調節した後、その下端部に形成された支持板74を底面に支持させることにより、腸マッサージ装置がより堅固に底面に固定された状態で動作できるようになる。
【0039】
<産業上の利用可能性>
前述の如く本発明は、家庭、病院や、各種公共施設等のトイレに設けられた各種便座付き便器や椅子などに腸マッサージ装置を設置することにより、その座面に着座した使用者の腹部及び腸部に上記マッサージ作用を施すことができ、例えば便秘患者などの使用者の体に非常に有益な作用をもたらす効果がある。
【0040】
また、この腸マッサージ装置は、便座付き便器を使用する高齢者、障害者や、体の動きの不自由な患者等の身体が便座付き便器から落ちてしまうことを事前に防止することができると共に、便座付き便器上で正しい着座状態を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】一般的な便座付き便器を示した斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図。
【図4】本発明第2実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図。
【図5】本発明の第3実施形態による腸マッサージ装置を示した斜視図。
【図6a】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図6b】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図。
【図7】本発明の第4実施形態による腸マッサージ装置の使用状態を示す図。
【図8】本発明の第5実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図9a】本発明の第6実施形態による腸マッサージ装置を示した分解斜視図。
【図9b】本発明の第6実施形態による腸マッサージ装置を示した平面図。
Claims (10)
- 基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材を有する便座付き便器に設けられる腸マッサージ装置であり、
前記便座付き便器の前記基部部材の後部に設けられ、モータが内蔵されたモータ部と、
前記モータの回転により回転可能な回転軸と、前記回転軸に偏心連結された偏心部材とを有し、前記モータ部の両側に延出した回転部と、
両端部が前記回転部にそれぞれ連結されたベルト部と、
前記基部部材の片側に設けられ、前記モータ部のオン・オフ状態及び回転速度を調節するための作動部と
を備え、
前記ベルト部は、中央部分にて切断され、切断された側の端部にバックル又は舌状部がそれぞれ設けられ、両者を選択的に結合できるように構成され、
前記舌状部を備えた前記ベルト部の中央部分には、前記ベルト部を腹部の中央に堅固に固定させると共にマッサージ効果を最大限発揮させるために、背面に複数の突起部を有する密着パッドが設けられる
ことを特徴とする腸マッサージ装置。 - 基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材を有する便座付き便器に設けられる腸マッサージ装置であり、
一端部に、それぞれ舌状部又はバックルが設けられ、他端部に、前記基部部材、前記蓋部材、又は前記水貯蔵部材の所定位置に取り付けられる接着部材がそれぞれ設けられたベルト部と、
前記バックルを備えた前記ベルト部の中央部分に結合される振動部材であって、六面体状であって内部に振動子を備えた振動モータと、前記振動モータに所定の電力を印加する電源部とが設けられ、その上面には前記電源部に選択的に電力を印加すると共に前記振動モータの強弱を調節するための作動部が設けられた振動部材と
を備えることを特徴とする腸マッサージ装置。 - 前記ベルト部を着用した状態で使用者の体と接触する前記振動部材の背面には、指圧作用を施すための複数の突起部が設けられると共に、
前記ベルト部の前記舌状部と隣接した位置には、使用者の体型に合わせて前記ベルト部の長さを調節するための長さ調節部材が設けられる
ことを特徴とする、請求項2に記載の腸マッサージ装置。 - 前記振動部材の前面には、ループ面またはフック面を有する面ファスナーテープが設けられ、
前記蓋部材の内側には、前記振動部材に設けられた面ファスナーテープと対応する面ファスナーテープが設けられて、
前記振動部材を前記蓋部材に選択的に固定することにより、前記振動部材を保管したり、体の背中にマッサージ作用を施したりすることが可能となる
ことを特徴とする、請求項2に記載の腸マッサージ装置。 - 基部部材、便座部材、蓋部材及び水貯蔵部材を有する便座付き便器に設けられる腸マッサージ装置であり、
前記便座付き便器の前記水貯蔵部材の両側面に所定深さまで凹設された凹部と、前記凹部に対して横または縦方向に結合される棒状の固定部材とを有する結合部と、
一端部に、それぞれ舌状部又はバックルが設けられ、他端部に、前記結合部の前記固定部材に選択的に差し込まれて結合されるような係止部材がそれぞれ設けられたベルト部と、
前記バックルを備えた前記ベルト部の中央部分に結合される振動部材であって、六面体状であって内部に振動子を備えた振動モータと、前記振動モータに所定の電力を印加する電源部とが設けられ、その上面には前記電源部に選択的に電力を印加すると共に前記振動モータの強弱を調節するための作動部が設けられた振動部材と
を備えることを特徴とする腸マッサージ装置。 - 各種便座付き便器又は各種椅子に設けられ、その座面に着座した使用者が腸マッサージを行えるようにした腸マッサージ装置であって、
一端部に、前記腸マッサージ装置を便座付き便器又は椅子に固定するための固定部材を有し、前記一端部が前記固定部材に対して回動可能に結合されるように、且つ長さ調整ができるように構成された結合部材と、
本体が前記結合部材の他端部に固定された状態で、外部からの電力のを印加を受けて所定動力を発生してその軸を回転させるモータ部と、
所定長さを有する円筒形状の回転部材であって、前記モータ部の前記軸に結合され、前記モータ部の回転に連動して回転される回転部材と
を備えることを特徴とする腸マッサージ装置。 - 前記結合部材は、第1結合部材及び第2結合部材を有し、
前記第1結合部材を前記第2結合部材に対して選択的に挿抜させながら前記結合部材の長さを調節した後、加圧部材を締め付けて固定することができる
ことを特徴とする、請求項6に記載の腸マッサージ装置。 - 前記モータ部は、前記結合部材の他端部に設けられた結合板にその片側が結合される連結部材の内部に設けられ、
前記モータ部の軸には、前記モータ部の回転力を前記回転部材側に伝達するための主動ギアが設けられ、
前記主動ギアには、前記回転部材の軸に結合された従動ギアが噛み合うように設けられ、
前記連結部材の外側には、前記モータ部に電力を印加するための電源部と、前記モータ部を選択的に動作させるためのスイッチ部とが設けられる
ことを特徴とする、請求項6に記載の腸マッサージ装置。 - 前記結合部材の片側には、前記腸マッサージ装置を適宜な高さに固定して使用できるように底面を支持する支持部材が垂直方向に結合されることを特徴とする、請求項6に記載の腸マッサージ装置。
- 前記回転部材の外周面には、両端が開放され、腸マッサージ効果を最大限発揮するための複数の突起が外面に突出形成された円筒状の指圧部材が選択的に結合されることを特徴とする、請求項6に記載の腸マッサージ装置。
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