JP2004537304A - 可食の光学的要素を含む可食物品及びその製造方法 - Google Patents

可食の光学的要素を含む可食物品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明によれば、視覚的に面白く且つ独特の光学的画像及びあるいは効果生じることのできる光学的要素(例えば、ホログラフあるいはレンチキュラー的な格子、及びあるいは印刷模様)を組み込んだ可食物品(例えば、キャンディ、菓子、食品及び薬)が提供される。そうした光学的要素は、消費しても安全であり、しかも、可食物品の風味を損なわない。可食物品は様々の異なる技法を介して製造(光学的要素を組み込むために)され得、かくして、独特で且つ視覚的に面白い可食物品が提供される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は一般に可食物品に関し、詳しくは、高解像度のホログラフ、レンチキュラー及びあるいは印刷の模様若しくは格子を組み込んだ特定の食品、キャンディ、菓子並びに薬(例えば、咳止めドロップ、のど飴、医薬品)に関する。本発明は視覚的に面白い画像及びあるいは効果を生じる広汎なそうした模様及びあるいは格子を含むそれらの可食物品を製造する方法をも提供するものである。
【背景技術】
【0002】
キャンディー、菓子、食品、薬を購入する際にはそのラベルを読み、競合品との値段を比較して選択し、製品の実際の外観はそれ程重要視しない人もいるが、その他の大多数の人は、最重要ではないにせよそうした製品を購入するに際しては外観を気にすることも大事な事であると考える。例えば、子供(特に幼児)は食品、キャンディ、菓子を、それらの製品(及び薬品)を、宣伝及びあるいは販売目的で購入あるいは注文する人々がそうするように、主にそれらの外観を見て選択する。
【0003】
この事は、現在製造される食品、キャンディ、菓子そして薬品の殆どが競合商品と比較して何ら特徴と言える外観を有していない点で問題がある。
会社及びあるいは製造業者は、幾つかの方法の中の1つを用いてこの問題を解決しようとした。ある場合は食品、キャンディ、菓子、薬品の外観を、1つ以上の成型法、例えば型押し、押し出しを介して変更し、また他の場合では成型法の変更に加えて、あるいはそうした成型法に代えて、それらの製品を独特の容器及びあるいは包装に納めることで市場性を高めようとした。しかしながらこうしたタイプの方策はよく知られたものであり、競合他社の多くが用いるものであることから結局、製品の外観を独特なものとする上では特に効果的なものではない。
【0004】
外観を独特なものにすることを意図して製造された食品、キャンディ、菓子、薬品が、実際は消費するに際して危険を伴うことがある。例えば、不可食であるが見た目に面白いと思われる物品(例えばスティック)の上にキャンディ塊を注ぎ及びあるいはキャンディ塊を注ぐ付可食物品を不可食のホルダあるいはホルダ内に配置し、若しくは不可食のスティック成形品の先端に不可食物品を配置することで、新規なキャンディを製造しようとした会社がある。しかしながら、キャンディ塊内部の1つあるいは複数の不可食物品は見つけにくく、そうした不可食物品を噛む及びあるいは誤って食べてしまう恐れが多分にあり、またこれが、そうした製品の見た目のユニークさを損うものとなっている。
【0005】
従って、競合する他社製品の中で十分目立つ程に外観が面白く且つユニークではあるが、消費しても安全であることを保証する厄介な問題を伴う食品、キャンディ、菓子、薬品を製造する上での問題は尚、存在する。こうした視覚的効果は、採算性が有り、コスト的にも許容され且つ既存の設備及びプロセスとの互換性を持つべきである。
【0006】
米国特許第4,668,523号は、食品、キャンディ、菓子、薬品の製造業者及び販売者が他社製品に対する自社製品の識別性をより高め、結局、そうした製品の外観を購入の重要な決め手にする、例えば子供、販促イベントのプランナーといった人々の興味(そして理想的にはマーケットシェア)を獲得することのできる技術を示した点で、この問題を安全に解決する上で重要な一歩となるものである。
【0007】
前記米国特許は、可食のホログラフ要素及び食材上にホログラフ像を与える方法を指向するものである。この米国特許により製造した可食物は見た目に面白く、消費しても安全で、食品の風味が損なわれるものではないものの、全く最良のものであるとは言えない。詳しく言うと、この米国特許によって提供されるホログラフ要素の製造技術は限られている。つまり、この米国特許では、型の内部にホログラフ発生用の模様を付与する薄膜を形成すること、形成した薄膜を脱型し、キャンディの外側の、この模様が雰囲気に露出される表面として使用すること、という技術のみが提供される。しかも、この米国特許による製造技術によっては限られた範囲のホログラフ要素、主に物品表面における回折模様を製造することしかできない。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第4,668,523号明細書
【特許文献2】
WO01/10464号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
消費しても安全で、可食物品の風味を損なわず、また、様々な異なる方法で製造(光学的要素を組み込むために)することができ、見た目に面白く且つユニークな光学的画像及びあるいは光学的効果を生み出すことのできる光学的要素(例えば、ホログラフあるいはレンチキュラーの格子及びあるいは印刷模様)を組み込んだ可食物品(例えば、キャンディ、菓子食品、薬品)に対する需要を満たす、ユニークで且つ視覚的に面白い可食物品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述及びその他の需要は、見た目に面白く且つ独特の画像及びあるいは効果を生み出す1つ以上の光学的要素を含む可食物品(並びにそうした可食物品で使用することのできる光学的要素の製造方法)を提供する本発明により解決される。
本発明の1様相に従えば、可食物品であって、外周部(例えば、可食物品の外部の最も外側の表面)と、少なくとも一部分がアクティブな光学的領域を確定する内側領域(即ち、外周部の内側に確定される領域)と、画像を保持するそうした要素上に担持され且つ少なくとも1つの画像あるいは効果を発生させることのできる、可食物品と組み合わされた可食の模様とが含まれる。
これに限定しようとするものではないが、可食物品の外周部には高解像度の回折レリーフが含まれ得、可食物品の内側領域が炭水化物、アミノ酸ポリマー、脂肪、若しくはそれらの組み合わせの一つ以上のものから製造され得る。可食模様は初期状態において見えるように、あるいは、少なくとも可食物品が消費されるまで見えないようにすることができる。
【0011】
可食模様は回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様、あるいはそれらの2つ以上の組み合わせであってよく、各模様は注型(例えば成型)、型押し(例えば熱スタンプ)あるいは、印刷(例えばインクジェット印刷)技法、あるいは高エネルギー源(例えばレーザー)への露呈を介して移行させることができる。
可食物品は、相互に貼合わされ(例えばヒートシール技法を介して)ることで、可食物品の外周部と内側領域とを確定する第1可食画像保持要素及び第2可食画像保持要素(例えば基材)を含み、随意的にはそうした貼合せの前あるいは後に、可食物品の外周部がアメ状のキャンディ、キャンディ塊、あるいはキャンディを溶かしたシールリングで少なくとも部分的にコーティングされ得る。
【0012】
可食物品の製造方法の第1実施例には、
a)可食のフィルム形成材料を、少なくとも2つの保持領域(例えば、型、ベルト機構など)にして、少なくとも一方の保持領域が、回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様及びそれらの組み合わせから成る群から選択した少なくとも1つの模様をフィルム形成材料に移行させることができる2つの保持領域に導入すること、
b)フィルム形成材料を保持領域内で硬化させることにより保持領域内に基材を形成すること、
c)保持領域から、第1表面及び第2表面を有し該第1表面及び第2表面の少なくとも一方に模様が移行されてなる基材を取り出すこと、
d)基材の第1表面及び第2表面を、基材のこれら第1表面及び第2表面間に光学的間隙が確定されるようにして結合(例えばヒートシールを介して)せしめること、
そして随意的には、
e)結合させた基材をキャンディ塊内に導入すること、
が含まれる。
【0013】
可食物品の製造方法の第2実施例には、
a)第1表面及び第2表面を各々含む第1基材及び第2基材を提供すること、
b)複数の基材の少なくとも1つの第1表面及び第2表面の少なくとも一方に回折レリーフ格子を移行させること、
c)第1基材を第2基材に、該第1基材と第2基材との間に光学的間隙が形成されるように且つ各基材の回折レリーフ格子を含む各表面が基材の他の表面と向かい合うようにして結合せしめること、
d)第1基材及び第2基材の少なくとも一方をアメ状のキャンディ層に付着させること、
が含まれる。
【0014】
可食物品の製造方法の第3実施例には、
a)高エネルギー源(例えば位相マスク、あるいはレーザー(例えば、可食物品のエネルギー吸収プロファイルに基づいて周波数を設定したネオジミウムヤグレーザー)のようなビーム発生装置)を提供すること、
b)高エネルギー源から発生する指向性エネルギーに可食物品を露呈させることにより可食物品の一部分を融除し、高解像度のレリーフ格子あるいは模様を可食物品上に形成すること、
が含まれる。
【0015】
本発明の可食物品の製造方法の第4実施例には、
a)少なくとも2つの保持領域にして、少なくとも一つの保持領域が、回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様、及びそれらの組み合わせからなる群から選択した模様から選択した少なくとも1つの模様をフィルム形成材料に移行させることが可能な設計形状を有する各保持領域内に前記フィルム形成材料を導入すること、
b)各保持領域内でフィルム形成材料及の混合物を固化させ、各保持領域内に第1表面及び第2表面を有する基材が形成されるようにすること、
c)保持領域内の各基材の少なくとも1つをアメ状のキャンディ層でコーティングすること、
d)各保持領域から、第1表面及び第2表面の一方側に模様を有する少なくとも第1基材及び第2基材を取り出すこと、
e)第1基材及び第2基材を、これらの第1基材及び第2基材の各第1表面及び各第2表面の少なくとも一方が他方の基材の第1表面及び第2表面の一方に向かい合うと共に、第1基材及び第2基材の向かい合う表面間に光学的間隙あるいは光学的領域が確定されるようにして結合(例えば第1基材及び第2基材の少なくとも一方にキャンディを接着することにより)すること、
そして随意的には、
i)結合した第1基材及び第2基材を相互錠止形状物とすること、
ii)熱フロー、コールドフロー、及びその組み合わせからなる群から選択した技法により相互錠止形状物を相互に接着すること、
が含まれる。
【0016】
可食物品を製造するための方法の第5実施例には、
a)第1フィルム形成材料(例えば硬いアメ状の菓子)を、この第1フィルム形成材料に関連する模様(例えばレリーフ格子)を含む第1保持領域内に導入すること、
b)第2フィルム形成材料を第2保持領域内に導入すること、
c)第1保持領域内で第1フィルム形成材料の混合物を固化させ、第1保持領域内に、第1保持領域と関連する第1表面と、第2表面とを有する第1基材(例えばレンチキュラー形式のレリーフ格子)が形成されるようにし、また第2保持領域内で第2フィルム形成材料の混合物を固化させ、第2保持領域内に、第2保持領域と関連する第1表面と、第2表面とを有する第2基材が形成されるようにすること、
d)第1基材の第2表面が所定距離において第2基材の第2表面から離間するようにして、溶けたキャンディを使用して第1基材の第2表面と第2基材の第2表面とを結合すること、
e)前記所定距離を調節(例えばサイジングローラーを使用して)すること、
f)溶けたキャンディが実質的に冷えるようにすること、
g)第1保持領域と第2保持領域とを除去すること、
が含まれる。
関連する方法では、第1基材と第2基材とを相互に接着するに先立ち、第2基材の第2表面上に印刷模様を導入(例えばインクジェットプリンタを介して)することができる。あるいは第1基材及び第2基材の各第2表面に、可食物品を所定の様式で見た(例えば端部位置から端部位置を通して)場合に、合成された画像及びあるいは効果を生じさせることのできる印刷模様を押印しておくことができる。
【0017】
可食物品を形成/製造するための方法の第6実施例には、
a)型(例えば空型)を提供すること、
b)型にフィルム形成材料の溶液を導入すること、
c)フィルム形成溶材料の液をして、第1底面と露出上面とを有する基材を形成可能とせしめること、
d)基材の露出上面に印刷模様を導入(例えばプリンタデバイスを介して)すること、
e)基材の露出上面を、ある量の溶融状態のキャンディの表面と関連する状態下に配置すること、
f)基材をして、溶けたキャンディの表面に印刷模様が接触するようにしてキャンディの表面と接触可能ならしめること、
g)溶けたキャンディに基材が付着したままの状態で型を除去(好ましくは溶けたキャンディが冷えた後に)すること、
が含まれる。
本発明は、レーザーを介して可食物品上に光学的模様を生じさせるための方法をも指向するものであり、この方法には、
a)可食物品(例えばキャンディ)を提供すること、
b)レーザーをして、干渉することにより可食物品上に所望の干渉模様(例えば最大光度及び最小光度からなる干渉模様)にして、可食物品上に光学的模様(例えば、干渉模様における最小光度のラインによって生み出される複数の溝部と、干渉模様の最大光度のラインによって生み出される複数の嶺部とからなるマイクロレリーフあるいは光学的模様)を生じる第1光ビーム及び第2光ビームを放射せしめること、
が含まれる。
【0018】
可食物品の如きを製造方法の第7実施例には、
a)空型を提供すること、
b)空型にフィルム形成材料の溶液を導入すること、
c)フィルム形成材料の溶液をして、第1底面と、露出上面とを有する第1基材を形成可能とせしめること、
d)第1基材の露出上面に光学的模様を生じさせる(例えば、可食物品の露出上面に所望の干渉模様を生じさせる第1光ビーム及び第2光ビームを照射するレーザーを介して)こと、
e)第1基材と、少なくとも1つの他の基材とを組み合わせて可食物品を形成すること、
が含まれる。
この方法例では、干渉模様は最大光度及び最小光度から成り得、光学的模様はマイクロレリーフ、即ち、干渉模様の最小光度のラインにより生じる複数の溝部と、干渉模様の最大光度のラインにより生じる複数の嶺部とから成り得る。
【発明の効果】
【0019】
消費しても安全で、可食物品の風味を損なわず、また様々な異なる方法を使用して製造(光学的要素を組み込むために)することができ、見た目に面白く且つユニークな光学画像及びあるいは光学的効果を生み出すことのできる光学的要素(例えば、ホログラフあるいはレンチキュラーの格子及びあるいは印刷模様)を組み込んだ可食物品(例えば、キャンディ、菓子食品、薬品)に対する需要を満たす、ユニークで且つ視覚的に面白い可食物品が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明によれば、可食の光学的要素を組み込んだ可食物品が提供されるのみならず、見た目に面白く且つユニークなイメージ及びあるいは効果を生むそうした光学的要素を組み込んだそうした可食物品を製造するための方法が提供される。
ここで、単数あるいは複数の“光学的要素”とは、“レンチキュラー”的な模様及びあるいは格子を特に含み、これらに限定される必要はないが、任意のひだ、溝あるいはレンズを含むホログラフ、回折、印刷の模様及びあるいは格子を含むものを意味する。
【0021】
ここで、“回折レリーフ”及び“ホログラフ”(及びその変形例)とは、CDにおけるような高解像度の光学的情報、ホログラムにおけるような画像や効果を創出/包含することのみならず、1つ以上の発生源(例えばレーザー光あるいは、白色の、非干渉性光)を使用してのそうした情報、画像及び効果の再構成を含む/包含することが意図されたものであることを意味する。これらの用語はまた、型によって、若しくは直接的な放射エネルギー(例えばレーザー除去)を介して構造体上に、あるいは構造体内部に直接創出されることで引き続き構造体に移行され得るところの、ホログラフ、刻線機により創出した模様、を介して発生/創出される任意の模様を含むことを意図するものとする。
【0022】
ここで、単数及び複数の“可食物品”とは、人及びあるいは動物が食べても安全であり、また透明、半透明、あるいは不透明の、食品、キャンディ、菓子そして薬品を言うものとする。
これに限定するものではないが、そうした可食物品にはアメ状のキャンディ、砂糖菓子、圧縮した澱粉あるいは砂糖製品、部分的あるいは全体的にチョコレートベースにしたキャンディ、ゼリービーン、甘草入りキャンディ、チューインガムあるいは風船ガム、ケーキあるいはカップケーキのようなフィルムベーストップ付きの練り粉菓子、所謂“グミ”キャンディ、ミンツ、ドラムコーティング菓子(例えば、ハードシェル付きチョコレート)、そして薬(例えば、咳止めドロップ、喉飴、圧縮粉末錠剤、糖衣剤、ハードシェルカプセル、ソフトゲルカプセル)が含まれる。
【0023】
これらの可食物品は、本発明の目的とする可食物品分野、即ち、光学的要素を受け且つ保持することができ、また可食物品の全体的な風味を損なわない1つ以上の材料/成分から成る任意の食品、キャンディ、菓子そして薬等を含むところの可食物品分野の僅かな部分を例示するものである。
そうした材料/調味料の例には、例えば、食品等級の砂糖(例えば、グルコース、フラクトース、スクロース、デキストロース、マルトース及びその組み合わせ)、アミノ酸(例えば、アルブミンゲル、カゼイン、フィブリン、コラーゲン、ゼラチン、そして特には、ブルーム150〜250のゼラチン)、脂質(例えば、油、トリグリセリド、脂肪)、ろう(例えば、パラフィン、カルナバ、密ろう)、様々な多糖類(例えば、セルロースやスターチのような炭水化物、複合ゲル、化学修飾したセルロース、親水コロイド、特には、アカシヤゴム、トラガカントゴム、唐松ゴムなどの樹木抽出ゴム、そして、グアーゴムやマルメロゴムを含む根抽出ゴム)が含まれる。
【0024】
典型的なセルロース材料やスターチ材料には、アミラーゼ、ライス、コーン、ポテト、タピオカ、穀物固形物の加水分解物、dextrose equivalent(DE値)0〜5のスターチ、デキストリン、DE値5〜30のマルトデキストリン、DE値30〜60の標準デキストリン及び高DE値デキストリン(DE値60〜90の変換グルコース)が含まれ、また、典型的な複合ゲルには、ペクチン、海藻、かんてん、カラゲーニン、アルギン、重さ約2.26kg〜約4.54kg(5〜10ポンド)のlack、そして糊化済のスターチが含まれ得る。現在好ましい好適な改質複合ゲルには、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)や、ヒドロキシプロピルメチセルロース(HPMC)が含まれる。
【0025】
先に銘記したように、本発明のために好適な光学的要素には、これに限定するものではないが、ホログラフ、解析、レンチキュラー、あるいは印刷による模様あるいは格子が含まれる。必ずしもそうである必要はないが、本発明に従う模様及び格子は“高解像度”のものであることが好ましい。回折格子として作用する、ひだ、溝、あるいは模様からなる標準模様では1mm当たりのライン数が少なくとも400本であり、約1000〜7000本であるのが好ましい。インクを代表的には純ドット配列状態で表面上に塗布して形成した配列物(レンチキュラー)及び印刷画像を使用する場合の“高解像度”とは、約2.54cm(1インチ)当たり200ドット以上のものである。
【0026】
典型的な回折格子あるいはホログラフレリーフ格子は、先に説明した高解像度の構造を備えた構造物を使用して可視光を解析することのできるマイクロ格子である。各マイクロ格子には約0.5ミクロン〜1.0ミクロンの範囲での位相偏倚があり、溝あるいはひだの深さは約0.5ミクロン〜1.0ミクロンの範囲である。解析レリーフ格子の寸法は、この解析レリーフ格子が相互干渉する光の波長と、被解析角度とに比例するべきである。解析レリーフ格子により記録され且つ伝達される情報には例えば、色、深さ、単数あるいは複数の画像、光学的データ、及びあるいは、1つ以上であるところの単数あるいは複数の動力学的効果が含まれ得る。
【0027】
本発明に従う典型的なレンチキュラー格子には、垂直、水平及びあるいは、成型したあるいはそうでなければ好適な透光性材料からなる“格子配列の”レンズ構造が含まれる。このレンチキュラー格子は、約2.54cm(1インチ)当たり約20〜100個の範囲のレンズと、約2.54cm(1インチ)当たり1000本まで及びそれ以上のラインとを含み、焦点距離は約20〜200ミクロンである。例えば、光線を円筒化してホログラフ再構成時の曲線の影響を低減させるために、表面構造にフレネルレンズ(以下に図16を参照して説明される)を使用しても良い。
【0028】
本発明の幾つかの実施例において光学的要素は、雰囲気及びその影響(例えば、過剰の水分及びあるいは熱)から保護/シールドされ、しかも尚、光学的活性状態を保持する、つまり光学的要素が所望の視覚的効果及びあるいは画像を創出し得るようにして可食物品の内部に埋設/包納される。そのように雰囲気から保護されることで光学的要素は、この光学的要素を組み込む可食物品が消費される以前における、また可食物品内部に配置されることに依存してそうして消費される間の可視寿命が長くなる。
【0029】
別の実施例では光学的要素はそのように埋設されない。例えば、光学的要素は可食物品の外側表面上に直接、形成/確定され得る。そうした実施例では光学的要素を環境からシールドする必要はないが、一般に、可食物品に埋設あるいは可食物品を包囲する光学的要素よりもずっと早く製造することが可能であり、及びあるいは、ずっと複雑な(従って、ユニークで面白い)可視画像及び効果を発生することが可能である。
【0030】
可食物品が1つ以上の光学的要素を含む全ての実施例において、各光学的要素間には光学的間隙が設けられる。光学的間隙は、各光学的要素の一つを単数あるいは複数の他方の光学的要素から物理的に分離する、可食物品内部の領域である。光学的間隙は空気間隙であり得、あるいは可食物品それ自身の一部分を含むものであり得る。
【0031】
可食物品の内部にこうした光学的間隙が1つ以上存在することで、透光が屈折する及びあるいは光学的要素を貫いてあるいは光学的要素を離れて解析される境界が創出され、かくして、光の解析と、この解析に関連する、周波数の相違による光の干渉、及びあるいは、(レンチキュラー格子の場合)レンチキュラー画像及びあるいは効果の集束(あるいは、ホログラフ的な光学的要素/格子の場合には容易化され)が生じる。光学的間隙は、所望の集束を生じ、そして結局のところ光学的要素が光の解析及びあるいは屈折を介して光学的な干渉現象を生じるための相互作用が可能であるようにするために十分幅広(境界層と各光学的要素との間で所定の異なる屈折率との関連において光学的間隙により分離された光学的要素と直交する方向で測定して)なものとすべきである。
【0032】
一般に、光学的間隙の幅は、約0.5ミクロン以上とすべきであり、約2.0ミクロン〜200ミクロンの範囲であることが好ましい。本発明に従えば、例えば2つの印刷模様間の光学的間隙を幅200ミクロン以上のものとすることもできる。
2つの光学的格子が相互に直接関連あるいは連通する(即ち、相互に隣り合い、点位置で相互に接触する)ものである場合、各光学的格子は相互に正確には嵌合せず、その結果、各光学的格子間に少なくとも0.5ミクロンの光学的間隙が創出/確定されることを理解されたい。
【0033】
本明細書によれば、本発明に従う光学的要素を組み込んだ可食物品を製造するための様々な方法が開示され、かくして、製造プロセスのコスト及び所要時間に関して極めて価値のある融通性が提供されるのみならず、光学的要素を特定的に選択及び配置することが可能となり、結局、見た目に面白く且つ独特の外観を有する可食物品を製造することが可能となる。
【0034】
例えば、特定の光学的模様及び光学的格子を選択し、可食物品内でのそれらの配置を調節することにより、各光学的模様及び光学的格子を刺激的な画像及びあるいは、静的若しくは動的効果、そして2次元あるいは3次元的効果を生じるように見える組み合わせのものとすることができる。そうした画像及び効果には、これに限定するものではないが、ムービー、シーン、ロゴ、ディゾルブイリュージョン、モルフのみならず、ホログラフやレンチキュラー格子及びあるいは印刷模様によって生み出される従来からの画像や効果が含まれる。“ムービー”は、例えば、見る角度を変える事によって変化する1つの画像によって、即ち、可食物品を見ながら回転させることで一連の画像を見ることができるようにすることで発生させ得るものであり、厳密に考えれば映画をシミュレートし得るものである。
【0035】
本発明の例示実施例に従えば、光学的要素を組み込んだ可食物品を製造するためにレリーフ形式の型(即ち、保持領域)が1つ以上使用される。各レリーフ形式の型は1つ以上の回折、ホログラフあるいはレンチキュラー的なレリーフの模様あるいは格子をその表面に含む。そうしたレリーフ形式の型は、これに限定するものではないが、米国特許第4,668,523号のみならず、2000年8月3日に出願され、2001年2月15日に発行されたWO01/10464号に記載されるようなものが含まれる。
【0036】
可食のフィルム形成用材料の溶液がレリーフ形式の型の内部に、この溶液が型に確定されたレリーフ格子の少なくとも一部分(好ましくは実質的に全て)と接触する状態下に注がれ、あるいはそうでない場合には導入(例えば、ローラーコート、旋回、浸漬あるいは圧入により)される。典型的には可食のフィルム形成材料には、先に挙げたような調味料/材料と、特にはHPC、HPMCと、そしてスターチ及びゲル複合物とが含まれる。可食のフィルム形成用材料は、次いでレリーフ形式の型と所定時間接触状態に維持されることにより硬化(例えば、凝固、蒸発あるいは冷却することにより)される。
【0037】
可食のフィルム形成用材料の溶液が好適に乾燥あるいは硬化したと判断された場合、硬化した可食のフィルム形成用材料を、斯界において基材を製造するために一般に知られるように脱型(即ち、型から除去/分離)する。使用する特定の型は所望の寸法及び形状の、即ち、脱型後の切断を必要としない基材が製造されるようなものを選択する。しかしながらそうした切断が必要とされる場合、基材を切断するための数多くの好適な装置(例えばレーザー、加熱あるいは非加熱の切断ローラー)が斯界に知られている。
【0038】
乾燥/硬化プロセス中、基材は型のレリーフ模様を受ける(例えば注型に伴って)。かくして、型から取り出した基材の、型内部に確定された模様あるいは格子と接触していた表面/側部には、回折、ホログラフあるいはレンチキュラー的なレリーフの模様あるいは格子が写されている。例えばレンチキュラーによる模様の場合、型内部の一連の球状の凹部は、基材上では一連の凸レンズとして作用する同じ一連の突出部となる。
【実施例】
【0039】
図1及び図2には第1基材12及び第2基材14の実施例が示され、第1基材12が側部18に、また第2基材14が側部20に、各々ホログラフ、回折あるいはレンチキュラーによる模様あるいは格子16を含んでいる。
本発明に関連して使用する型の寸法形状は、これに限定するものではないが、空間的な制約、製造する可食物品の形式などを含む数多くの要因に依存する。しかしながら本発明は、1つ〜複数の型を同時にあるいは時差使用することで1つ以上の可食物品10を製造する何れの実施例に対しても適用することが可能である。
【0040】
型は、金属、ゴム、プラスチックあるいはロウの各ベースの何れによるものでも良いが、乾燥した第1基材12及び第2基材14を、第1基材12が第2基材14に接着する(即ち貼り付く)ことなく容易に除去することのできる材料製のものであることが好ましい。
プラスチックベースの型の例には、シリコーン、ポリテトラフルオロエチレン、あるいはポリエチレンテレフタレート製のものが含まれ、金属ベースの型の例にはニッケルベース材料製のものが含まれる。
型内部に確定されたレリーフ格子を完全に且つ均等に覆うに十分な量のフィルム形成材料の溶液/材料を型に導入する。型の寸法形状は、第1基材12及び第2基材14が約5ミクロンないし50ミクロンの高さ範囲で、また100ミクロンまであるいはそれ以上の高さで型から出現することができるようなものとすべきである。
【0041】
図1〜図3Bに示されるように、可食物品10は、1つ以上のホログラフ、解析及びあるいはレンチキュラーのレリーフ格子16をその側部18(第1基材12)、20(第2基材14)に持つ複数の第1基材12及び第2基材14を相互にシールすることで形成され得る。
シール技法を使用して可食物品を形成するために、第1基材12及び第2基材14を、レリーフ格子16が確定された側部18及び20が図1及び図2に示されるように相互に対面するように、また、シールプロセス後、各レリーフ格子16間に光学的間隙22が生じるように配向される。
【0042】
第1基材12と第2基材14とを整列(図3A参照)する向きに正しく配向した後、斯界に一般に知られる技術(例えば熱シールあるいは熱接着)を介して相互にシールあるいは接着(図3B参照)する。これに限定するものではないが、各基材は基材の周囲全体に沿ってシールされることが好ましい。先に説明した範囲の厚さを有する第1基材12及び第2基材14を熱シールする温度は、例えば約93.3〜148.9℃(200〜300°F)である。シールは共ラミネート構造物、即ち可食物品10の内部の点位置、例えば、可食物品を横断する一連のラインとして(図3B参照)も生じ得る。
【0043】
本発明の別態様において、第1基材12及び第2基材14は、1つ以上の、可食の糊のような可食の接着材4をこれら第1基材12及び第2基材14の一方あるいは両方の所定領域(例えば縁部)に標的塗布することによりシールされる。
第1基材12及び第2基材14を脱型後に切断する必要がある場合、切断及びシールの各段階を、一体化した装置、例えば熱シール切断ローラー(図示せず)を使用して同時に実施することができる。
【0044】
シールした第1基材12及び第2基材14は光学的間隙22と光学的要素16とを有することから、見た目に光学的画像あるいは効果を生じる可食物品10となる。また、これらの第1基材12及び第2基材14は相互にシールされていることから、光学的要素16は周囲雰囲気から保護され、かくして光学的要素16が様々な理由、例えば、過剰の水分(即ち約50%以上の相対湿度下)及びあるいは過剰の熱(即ち約32.2℃(約90°F)以上の温度下)が原因で早期に劣化する(例えば、シワ寄り、色褪せ及びあるいは結晶化する)恐れが少なくなる。
【0045】
図1〜図3Bに従い製造した可食物品10はホログラフ画像及びあるいはレンチキュラー画像を表示する。例えば、各第1基材12及び第2基材14が光学要素16によるホログラフ格子を含む場合はこれらのホログラム格子が、可食物品10の内部に見える複合された画像あるいは効果(例えばキラキラと輝く効果)を生じ得る。
可食物品10を消費し得、あるいは好ましくは、複数のこれらの可食物品10を他の製造業者に配送し、そこで広汎な既存のキャンディ製造プロセスと組み合わせ、しかしそうしたプロセスを複雑化する設備のアップグレードあるいは改変、若しくは法外なコストを要することが無いように有益に使用することができる。
【0046】
例えば、本発明の好ましい実施例では、先に説明した如く形成された複数の可食物品10が標準的なキャンディ充填機(図示せず)のホッパ(図示せず)内に配置され、このホッパ内で液状/溶融状のキャンディ(即ち、温度約137.8℃(約280°F)のキャンディ塊)がコーティングされ得る。選択される特定の溶融状キャンディは様々であるが、安価であり、実質的に透明であり、且つ比較的短時間で冷却するものであることが好ましい。現在好ましい溶融状キャンディはアメとコーンシロップとの混合物である。
【0047】
先に挙げた範囲内とした厚さを有することから、このコーティングプロセス中、第1基材12及び第2基材14(そして結局、可食物品10全体)の構造的一体性は高温の溶融状キャンディに露呈された場合においてさえも維持される。
冷却されたキャンディ塊/混合物は、このキャンディ塊/混合物の内部全体に分散された複数の可食物品10を含んでいる。キャンディ塊は切断(斯界に知られるように)され、所望の寸法形状とされ(例えば型設備を介して)、各可食物品が、埋設されたホログラフ及びあるいはレンチキュラーの各模様あるいは格子によるところのホログラム画像及びあるいはレンチキュラー画像を生じる可食物品10を含む大きな可食物品(図示せず)となる。
【0048】
本実施例は、可食物品10及びその周囲のキャンディの内部に収納した光学的要素16の、周囲のキャンディと第1基材12及び第2基材14が消費される間の持ちが良い、つまり光学的活性状態が長く続き、かくして周囲のキャンディ及びこれを保護する第1基材12及び第2基材14が共に消費されるまで、視覚的に面白い光学的画像や効果を発生し続ける点で有益である。
本発明の別態様では、第1基材12及び第2基材14を、レリーフの無い型、つまり、回折、ホログラフ、あるいはレンチキュラーの模様あるいは格子を含まない、所謂“ブランク型”から形成することができる。そうした実施例では、第1基材12及び第2基材14は、先の説明、即ち、フィルム形成材料をレリーフ付きの型及びブランク型に導入する如くして形成し、次いでフィルム形成材料を乾燥あるいは硬化させ得る。
【0049】
この別態様の1変形例では、ブランク型23と関連する第1基材12の側部18に、ホログラフあるいはレンチキュラーによる格子16を含む加熱した(即ち、約93.3℃(約200°F)以上に)移行プレート24が熱スタンプされる。本実施例は図4A(熱スタンプ以前)及び図4B(熱スタンプ以後)に示される。
熱スタンププロセスの後、各基材が脱型される。脱型された第1基材12の、移行プレート24と接触する側部/表面18には、先に説明したレリーフ型のレリーフ模様あるいはレリーフ格子を介して第1基材12及び第2基材14に移行された模様あるいは格子と類似の、ホログラフあるいはレンチキュラーによる模様あるいは格子16が含まれる。
【0050】
本発明の他の実施例では、ブランク型と関連する第1基材12に印刷模様(図示せず)を導入することができる。必ずしもそうである必要はないが、印刷模様は、印刷プロセス中に基材に裏当てを提供するべく、脱型する以前に(即ち、第1基材がブランク型と関連する状態にある間に)第1基材12に移行されることが好ましい。
【0051】
第1基材12或いは第2基材14と関連するブランク型は、インクジェットプリンタあるいはその他の好適な装置(例えば、シルクスクリーンプリンタあるいはフレキソプリンタ)内に送られ、これらの装置内で可食インクが塗布され、この可食インクが基材の一方の側部/表面に吸収される。可食インクは、色、文字、数、シンボル、光学的な干渉模様、デザインあるいはそれらの組み合わせからなる所定の配列構成を形成し得る。可食インクは、通常は周囲の刻印されない領域とのコントラストを発生させるために不透明であることが好ましい。可食インクは、規則正しい接近した間隔の不透明ラインとして印刷された場合は干渉発生模様となる。
【0052】
そうした印刷模様を刻印するそれらの基材は、プリンタからのインクが滲むことなく(あるいは滲みが最小である状態下に)基材に全体的に且つ均等に吸収され、また、印刷模様によって生じる高解像度の印刷画像(例えば約250dpi〜1440dpiの範囲の)の可視性を最終的に増大させるべく、HPMCあるいは改質スターチ、あるいはゲル材から形成することが好ましい。この印刷技法の使用は、印刷模様がより精密化され、従って、見た目に非常にユニークで且つ“テーラード”な画像及びあるいは効果が生じ得る点で有益である。
【0053】
本実施例の更に他の変形例では、第1基材12或いは第2基材14のブランク型に、脱型前あるいは脱型後に光学的要素が溶除形成される。そうした実施例では、溶除形成による高解像度のレリーフ模様あるいはレリーフ格子を確定するための所定量の基材材料が溶除される。ここで“溶除”とは、強い局部加熱による表面蒸発、基材表面を高エネルギー源/熱源、例えば、フェーズマスク、イオンビーム、Eビームリトグラフ、あるいは好ましくはレーザーなどに露呈させることにより生じる光解離を言うものとする。
【0054】
図5には本発明の1実施例が示され、基材の表面上に光学的なレリーフ模様あるいはレリーフ格子を発生させるためにレーザー光源110が使用されている。高エネルギーのレーザー光源110が2本のレーザー光ビーム120、120を発生(2つの光源110が示されるが光源は代表的には1つであり、出力ビームが分割される)し、これらのレーザー光ビーム120、120が領域130と干渉し、最大光度及び最小光度の干渉による所望の模様16を生じる。
【0055】
レーザー光源110を作動させると、最大光度の光エネルギーが、相当する溝部(即ちマイクロレリーフ)を基材の側部に生じさせ、最小光度の光エネルギーが、相当する嶺部を基材の側部に生じさせる。かくして、基材表面の一方の側の表面に“焼き付けられ”た光エネルギーの模様により直接、マイクロレリーフ模様あるいはマイクロレリーフ格子が形成される。干渉模様は1つの領域全体に発生することから、完全に平らな基材の変形例に対しては自動調整される。
【0056】
本実施例を実施するためのレーザー光源の例には、パルス幅10ns、パルス繰り返し周波数10Hz、照射エネルギー(レーザー光ビーム120、120の分割前)110mk/cm2、周波数335nm(周波数は基材材料に依存して約150nm〜800nmの範囲のものであり得る)のネオジミウム−ヤグ(即ちイットリウムアルミニウムガーネット)レーザー、及び、250nmの周波数で20nsのパルスを放出し、低表面エッチング閾値が約100mJ/cm2、高表面エッチング閾値が約3000mJ/cm2であるK,F(クリプトン−フルオリド)エキシマレーザーが含まれる。
当業者には、溶除するべき表面の形状、寸法及びあるいは組成に依存してその他の形式及びあるいは異なる周波数のレーザーを使用して本発明を実施し得ることを認識されよう。
【0057】
この溶除プロセスは、レリーフ模様あるいはレリーフ格子がほんの数秒間で形成され得る点で極めて有益である。更に、可食物品を形成するプロセスに組み込むのに加えて、既に形成された可食物品の表面を溶除してレリーフ模様あるいはレリーフ格子を確定するために使用することが可能である。
かくして、第1基材12及び第2基材14は、上述したレリーフ型(即ち注型)、熱スタンプ、刻印、レーザー溶除技法の任意のものを介して、光学的要素16を含むものとして形成され得る。第1基材12及び第2基材14は何れも、本発明に従う同じあるいは異なる技法を介して形成され得る。これにより、設計、製造及びコスト上の重要な柔軟性が提供される。
【0058】
本発明の、第1基材12及び第2基材14が異なる技法を介して形成される実施例では、販促目的の可食物品を、光学的要素16としての会社のロゴの印刷模様を含む第1基材12と、光学要素16としてのホログラフ的なレリーフ格子を含む第2基材14とを相互にシールすることにより製造することができる。創出された可食物品は、視覚的に、ホログラムの画像、例えば、会社のロゴにスーパーインポーズされた“虹”あるいは虹にスーパーインポーズされた会社のロゴを含むものとなる。
【0059】
特にレリーフ型技法を再度参照して説明するに、この技法を、少なくとも1つの光学的要素を含み/組み込み、集合すると大きな、単一の可食物品を形成/確定することのできる幾つかの部分可食物品(特にはキャンディ)を製造可能であるように改変することができる。
そうした実施例では、フィルム形成材料としての溶液が先に説明されたようにレリーフ型に導入される。しかしながら、レリーフ型はフィルム形成材料を収受するのみならず、このフィルム形成材料を乾燥/固化して基材とした後、しかしこの基材を脱型する前にフィルム形成材料の上部に液状/溶融状態下に導入されるところのある量のキャンディをも収受するものとされる。
【0060】
液状/溶融状態のキャンディは、乾燥/固化した後、型から除去され、乾燥/固化するに際し、導入される基材状の側部/表面に付着される。かくして、基材と、固化したキャンディとを脱型すると、基材の一方の側にはレリーフ型のレリーフ模様/レリーフ格子が刻印され、のみならず、基材の他方の側には乾燥/固化したキャンディが付着している。
【0061】
本発明の例示実施例(図6参照)では、2つの部分可食物品10A、10Bが、冷却状態のキャンディ38が各基材30A、30Bの各側を縁取り、各基材30A、30Bの、レリーフ格子36を含む側部34A、34Bが相互に向き合い、第1部分可食物品10Aのレリーフ格子と、第2部分可食物品10Bのレリーフ格子との間には光学的間隙(図示せず)が確定されている。
【0062】
次いで、これらの2つの部分可食物品10A、10Bは、幾つかの方法の中の1つによって大きな単一の可食物品100として一体化される。例えば、2つの部分可食物品10A、10Bは追加の型(図示せず)内に配置し、溶融状態のキャンディ40の層を、これらの2つの部分可食物品10A、10Bを全体的あるいは部分的に覆うように包囲することにより、図7に示すような大きな可食物品100が形成される。
あるいは、溶融状キャンディが標的様式下に部分可食物品及びあるいは標的領域、例えば境界部分及びあるいは縁部に、この標的領域をシールするために導入され得る。
【0063】
更に他の実施例では、2つの部分可食物品10A、10Bの一方あるいは両方が熱シールあるいは熱接着され、冷却状態のキャンディ38がこの熱により再度溶融状態となって各基材30A、30Bの縁部/境界部の周囲に沿って溶け、一体化して大きな可食物品100を形成する。
例えば、部分可食物品10Aを熱クリンプ装置(図示せず)によりひだ付けし、冷却状態のキャンディ38を各基材30A、30Bの境界部及びあるいは縁部に沿って溶融せしめる。これにより、2つの部分可食物品10A、10Bがシールされて一体化された可食物品100を形成するのみならず、この一体化された可食物品の形状が視覚的に面白いものともなる。例えば、図8に示されるひだ付けされた可食物品100は台形形状を有している。
【0064】
他の例として、2つの部分可食物品10A、10Bは図9Aに示すような、第1部分可食物品10Aの幅が第2部分可食物品10Bの幅よりも小さい、幅の異なるものとして形成され得る。こうした部分可食物品は、これらの部分可食物品10A、10Bを幅の異なる型を使用して形成することにより製造することができる。
【0065】
本実施例に従い本発明に従う部分可食物品10A、10Bを一体化するためには、これらの部分可食物品10A、10Bは、光学的模様あるいは光学的格子、即ちレリーフ格子36が先に説明したように向き合うように配置し、次いで、第1部分可食物品10Aを加熱(例えば熱接着あるいは熱シールにより)する。これにより第1部分可食物品10A上の冷却状態のキャンディ38の層が溶融して流動し始め、この溶融プロセス中にキャンディ層の幅が図9Bに示すように広がり、第1部分可食物品10Aの幅が広がり、第1部分可食物品10Aが第2部分可食物品10Bにシールされ、かくして、一体化された大きな可食物品100が形成される。
【0066】
図6〜図8及び図9A、図9Bには、2つの部分可食物品10A、10Bのみを一体化させて大きな可食物品100を形成する実施例が示されるが、2つ以上の部分可食物品から先に説明した任意の方法(例えば溶融キャンディのコーティング、熱シール、ひだ付け)を用いて一体化された可食物品100を形成することが可能である。
例えば、2つの部分可食物品10A、10Bを積み重ね(図6に示す如く)、結局、他の部分可食物品10C、10Dを積み上げることができる。所望通りに積み上げた後、部分可食物品10A、10B、10C、10Dを先に説明した任意の技法を使用して一体化し、単一の大きな可食物品100とする。
【0067】
図10には4つの部分可食物品10A、10B、10C、10Dが示されるが、この形式の可食物品100を、所望であれば4つよりもっと多い(あるいはもっと少ない)数の部分可食物品により形成し得、及びあるいは、偶数あるいは奇数の部分可食物品を使用して可食物品100を形成しても良い。
複数の部分可食物品10A、10B、10C、10Dを使用して可食物品100を形成することは、これらの部分可食物品10A、10B、10C、10Dに含まれる光学的要素16の数、選択される光学的要素の形式、そして各部分可食物品中における各光学的要素の位置に基づいて複雑で多層の画像及びあるいは効果が形成され得ることから有益である。
【0068】
非限定的な例として、光学的要素16により発生する画像及びあるいは効果は、初期においては隠され(例えば冷却状態のキャンディ38の色によりシールドされ)ているが、可食物品100が消費されるに従い出現する。また、可食物品100の内部における光学的要素16の位置に基づき、光学的要素の幾つかあるいは全てが、歪んだあるいは焦点の合わない画像を発生し、可食物品が消費される間に焦点が合うようなものとし得る。更には、初期状態で露呈されるあるいは隠される干渉模様を形成する及びあるいは3次元の画像/効果を発生させるように相互作用させるべく光学的要素16を位置決めすることができる。
【0069】
光学的要素16を、歪ませた場合に正しい画像となるような予め歪んだアナモルフィック画像を発生させるように選択及び位置決めすることもできる。例えば、歪んだ場合に実際のフットボールに似た湾曲画像となるフットボールの3次元画像を、見た目には平坦な楕円状にすることができる。
【0070】
本発明の現在好ましい実施例では、多層の可食物品100が風味及びあるいは色の異なる層を含み、可食物品100に含まれる種々の部分可食物品10A、10B、10C、10Dを消費する間に選択的に露呈あるいは出現する埋入された光学的要素を含んでいる。
【0071】
非限定的な例として、ディゾルブイリュージョンを生じさせることができる。この場合、多層の可食物品100の部分可食物品10Aがリンゴの風味を有し、且つリンゴに見える画像を生じるホログラフ格子を含む。この部分可食物品10Aが消費されると、次の部分可食物品10Bが現われてサクランボ風味となり、この部分可食物品10B内部のサクランボのホログラフ画像(可食物品を食べる人には予め分からない)が出現する。同様に、部分可食物品10Cがレモン風味を発生し得、且つレモンの画像を生じる光学的要素を含み得、部分可食物品10Dが、消費されるに際してオレンジの風味とオレンジの画像を生じる光学的要素とを含み得る。
【0072】
本発明の他の実施例によれば、部分可食物品10A及び10Bもまた、相互に組み合わさることにより大きな、単一の可食物品100を形成する形状のもの(図11A及び11B)参照として製造され得る。
非限定的な例として、第2部分可食物品10Bは、脱型されると凹状の表面特徴50を有するよう、凸状の表面特徴を含む型から形成され得る。他方の第1部分可食物品10Aは、第2部分可食物品10Bの凹状の表面特徴と実質的に類似する(例えば、寸法及びあるいは形状的に)表面特徴を含む型から形成され得る。これにより、第1部分可食物品10Aは結局、脱型に際して凸状の表面特徴60を有するものとなる。先に説明したように、各部分可食物品10A、10Bは、各一方の側に少なくとも1つのホログラフ、レンチキュラー、あるいは印刷による模様あるいは格子80を含み、また各他方の側が、ある量のキャンディ90と関連する基材70A、70Bを含む。
【0073】
各部分可食物品10A、10Bは相互に組み合わされ(図11A)た後にヒートシールされ、このヒートシールに際しての高温により、各部分可食物品10A、10Bのキャンディ90がこれらの各部分可食物品10A、10Bの1つ以上の各縁部及びあるいは各境界領域95位置間を固定するリング/層を形成し、かくして一体化された大きな可食物品100が提供される。
このリング/層を、各部分可食物品10A、10Bをヒートシールすることなく形成することができる。例えば、キャンディ90が特定の調味料(例えばコーンシロップ)を含んでいる場合、各部分可食物品10A、10Bを図11Bに示すように相互に組み合わせて錠止すると、所謂“コールドフロー”を受け、各部分可食物品10A、10Bのキャンディ90が例えば、境界領域95の位置で連結し、かくして可食物品100を形成する。
【0074】
各部分可食物品10A、10Bを相互に連結し、コールドフローを介して可食物品100として一体化させるために要する実際の時間は、数多くの要因、例えば、キャンディ90の組成及びあるいは、コールドフローの間に各部分可食物品10A、10Bを配置する環境の湿度によっては数時間〜数週間となる。
図11A及び図11Bで相互に組み合わされた各部分可食物品10A、10Bは例示的なものであるに過ぎない。2つ以上の部分可食物品を異なる所定配列構成及びあるいは位置で相互に組み合わせて錠止し、組み合わせ錠止状態での形状が図11A及び図11Bに示されるそれと異なる物となるようにすることができる。
【0075】
この特定実施例は、見た目に面白く且つ独特の可食物品を創出し得ることのみならず、溶けたキャンディの層を介して各部分可食物品10A、10Bをシールする段階を必要とせず、従って製造コスト及び製造時間が削減されることから有益である。
図12及び図13を参照するに、先に説明したようにレンチキュラーによる光学的な模様あるいは格子を形成し得るが、これらの図では、複数のレンチキュラー模様及びあるいはレンチキュラー格子を含む可食物品100を形成するための好ましい配列構成/方法が示される。
【0076】
この方法ではフィルム形成材料の溶液が、1つ以上のレンチキュラー格子を含むレリーフ型110と、レリーフ方あるいは好ましくはブランク型である第2型120とに導入(先に説明したように)される。レリーフ型110及び第2型120におけるフィルム形成材料の溶液が乾燥/固化して第1基材130A及び第2基材130Bを形成した後、しかしこれらの基材を脱型する前に、第2型120に先に説明したような印刷模様140が刻印(例えば、インクジェットプリンタに導入する)される。次いで、第1基材130A及び第2基材130Bの何れかあるいは両方の露出された側部上(即ち、基材の、型と関連されない側部)に溶融状のキャンディ150(例えばアメ/コーンシロップ混合物)が導入される。
【0077】
キャンディが溶融状態にある間(即ち、柔らかいうちに)、第1基材130A及び第2基材130Bの前記側部を、キャンディ150の層が各基材間に位置付けられる状態下に相互に配置する。かくして、図13には、レリーフ型110、型160におけるレンチキュラーのレリーフ格子、第1基材130A、溶融状のキャンディ150、印刷模様140、第2基材130B、そして第2型120、を含む構造物が示される。
【0078】
溶融状のキャンディが少なくとも部分的に溶けた状態にある間に(即ち柔らかいうちに)更に、サイジングローラ170、180(図12参照)の間にこの構造物を送り込み、キャンディ150の厚みを修正し、結局、レンチキュラー格子160と印刷模様140との間の光学的間隙(図示せず)の幅を調節することが好ましい。光学的間隙の幅は、これらの光学的要素が組み合った状態(例えば絡み合う状態)で所望の視覚的効果及びあるいは画像が見えるようにするために、レンチキュラー格子160と印刷模様140との間に必要とされる所定の焦点距離と概略等しくするべきである。
【0079】
溶けたキャンディが冷えた後、レリーフ型110と第2型120とを取り外すと可食物品100が現われる。可食物品100は、これを最終製品とするあるいは先に説明した任意の技法を介してもっと大きな可食物品とすることもできる。
基材130は可食物品100に於いて必ずしも必要ではないことから図14では点線で示されている。例えば、本発明の関連実施例では、溶融状のキャンディ150をレリーフ型110の上部に直接注ぎ、レリーフ型と溶けたキャンディとの間に第1基材130Aを配置する必要性を排除することができる。この関連実施例における可食物品100の形成プロセスは、製造される可食物品が第1基材130Aを含まず、またレンチキュラー模様あるいはレンチキュラー格子160がレリーフ型から溶けたキャンディ150に直接移行される点を除き、先に説明したものと同じである。
【0080】
この関連実施例は、第1基材130Aが省かれることで時間と材料とが節減される点で有益である。更には、レンチキュラー格子160は、その寸法及び形状から、溶融したキャンディと直接接触しても光学的な効果が損なわれることがない。
図15に示される更に他の関連実施例では、レリーフ型110及び第2型120の何れもが、異なる印刷模様140A、140Bを含むブランク型とされ得る。好ましい印刷模様140A、140Bには、これに限定するものではないが、最終的に所定の焦点距離(各ローラー間に設定される)位置から見た場合に干渉模様あるいはモワレ模様を生じるライン状の配列構成が含まれる。その他の好ましい模様には、見る角度によって異なる画像及びありは効果を生じる、縦のライン及び交互する画像が含まれる。
【0081】
先に説明及び図示した実施例に加え、以下に本発明の幾つかの別態様の実施例が説明される。
図16には本発明の更に他の実施例が示される。本実施例では、表面変形を減らすために、移行された回折格子220から湾曲表面上への光の配向を補助する階段状のレンチキュラー格子あるいはフレネル形状部分210が一体化され得る。
本発明の更に他の実施例によれば、基材上に印刷模様が導入され、この基材を溶けたキャンディに付着させて可食物品とする。例えば、ある量のフィルム形成材料の溶液を先に説明したようにブランク型内に導入し、この溶液が乾燥/固化して基材となった後、型(基材と関連させた状態下に)を装置(例えばインクジェットプリンタ)内に配置し、基材上部の露出表面(即ち、ブランク型と関連されない基材表面)にインクを導入する。インクは基材の上面に吸収されて所定の印刷模様、例えばラインの配列構成を形成する。
【0082】
次いでこの基材を少なくとも部分的に溶融したある量のキャンディとの接触状態に持ち来す。この手順は、ある量の溶けたキャンディ上に基材を配置し、印刷模様を刻印した基材表面を溶けたキャンディの表面に関連付けるようにして実施することが好ましい。溶融状態のキャンディの温度(例えば少なくとも約137.8℃(約280°F))により、基材は冷えつつあるキャンディに付着するようになる。キャンディ冷える以前、あるいは好ましくは冷えた後に基材を脱型(例えば型を剥ぎ取る)すると、図17に示すような、キャンディ330と、表面340に印刷模様310を有する基材320とを含む可食物品300が現われる。
【0083】
図示されないが、可食物品300にキャンディのコーティングを追加し、例えば可食物品に風味を追加する及びあるいは可食物品を更に大きくすることができる。
図18には本発明の更に他の実施例が示され、可食物品が高スループット値下に連続製造されている。本実施例によれば、キャンディは型を使用せずに製造される。本実施例では型に代えて2本のベルト、即ち第1ベルト410及び第2ベルト420を含むコンベヤ機構400が設けられる。
【0084】
レリーフ模様あるいはレリーフ格子を含む第1ベルト410上にフィルム形成材料430が塗布あるいはそうでない場合には導入される。一般にベルトは、フィルム形成材料が基材430を形成し、またレリーフ模様あるいはレリーフ格子が基材に移行されるように加熱(例えば、約93.3℃(約200°F))される。
第2ベルト420は、少なくとも部分的に溶け且つ少なくとも部分的に柔らかいある量のキャンディ(例えばリボン状キャンディ)440を含んでいる。
第1ベルト410及び第2ベルト420は所定領域450で集束し、この所定領域で基材430が溶けたキャンディ440と接触し、少なくとも部分的に溶けた状態にあることから幾分“粘着性”を有するキャンディによって基材430が第1ベルト410から除去され、キャンディに粘着する。
【0085】
基材430に粘着したキャンディ440は、第2ベルト420上を運ばれるに際して折り合わされ、かくして基材を包囲して折り畳められた可食物品500を形成する。この折り畳まれた可食物品500は第2ベルト420を離れるに際して所定の寸法形状の個別の可食物品、例えばリボン状あるいはロープ状のキャンディとして切り離され得る。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】各々が光学的要素を有する2つの基材の斜視図である。
【図2】図1の基材の側面図である。
【図3A】シールされる前の図1の基材の平面図である。
【図3B】シールされる前の図2の基材の平面図である。
【図4A】熱スタンプする前の型内部の基材の側面図である。
【図4B】熱スタンプした後の型内部の基材の斜視図である。
【図5】レーザー源を介して基材を溶除する別法の斜視図である。
【図6】本発明に従う多層の可食物品の一例の斜視図である。
【図7】キャンディの包囲層でコーティングした図6の可食物品の斜視図である。
【図8】図6の可食物品の、ひだ付け処理後における図6の可食物品の斜視図である。
【図9A】最上部にキャンディ層を有する基材の側面図である。
【図9B】キャンディ層に熱が導入され、導入された熱によりキャンディ層が延び広がった状態における図9Aの基材の側面図である。
【図10】本発明に従う更に他の多層の可食物品の斜視図である。
【図11A】相互結合する部分可食物品の相互結合する以前の斜視図である。
【図11B】相互結合する部分可食物品の相互結合した後の斜視図である。
【図12】間隔ローラーを使用して可食物品を製造する方法を示す斜視図である。
【図13】図12の方法に従い製造中の可食物品の側面図である。
【図14】図12の製造方法の別態様における製造方法により完成された可食物品の側面図である。
【図15】本発明の別態様の側面図である。
【図16】本発明の更に他の別態様の側面図である。
【図17】本発明の更に他の別態様の側面図である。
【図18】本発明に従う可食物品の連続製造を可能とする装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
【0087】
10、100、300 可食物品
10A、10B、10C、10D 部分可食物品
12、130A 第1基材
14,130B 第2基材
16 模様
16 格子
18、20 側部
22 光学的間隙
38、40、90、150、330 キャンディ
50 凹状の表面特徴
60 凸状の表面特徴
95 境界領域
110 レーザー光源
120 レーザー光ビーム
130A、130B 基材
140 印刷模様
170、180 サイジングローラ
210 フレネル形状部分
220 回折格子
310 印刷模様
320 基材
340 表面

Claims (47)

  1. 可食物品であって、
    外側周囲部分と、
    少なくとも一部分が光学的間隙を確定する内側領域と、
    可食物品と関連する少なくとも1つの可食の模様にして、可食の画像を保持する要素上に担持され且つ少なくとも1つの画像あるいは効果を発生させることのできる模様と、
    を含む可食物品。
  2. 各少なくとも1つの模様が、回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様及びそれらの組み合わせからなる群から選択される請求項1の可食物品。
  3. 模様が注型技法によって移行される請求項1の可食物品。
  4. 模様が型押し技法によって移行される請求項1の可食物品。
  5. 模様が高エネルギー源に露呈させる技法によって溶除される請求項1の可食物品。
  6. 模様が印刷技法によって移行される請求項1の可食物品。
  7. 外側周囲部分が、高解像度の回折レリーフの表面であり、内側領域が、炭水化物、アミノ酸ポリマー、脂質及びそれらの組み合わせからなる群から選択される請求項5の可食物品。
  8. 可食物品が可食の第1画像保持要素と第2画像保持要素とを含み、該第1画像保持要素と第2画像保持要素とが相互に接着されて可食物品の外側周囲部分及び可食物品の内側領域を共に確定する請求項1の可食物品。
  9. 第1画像保持要素と第2画像保持要素とが基材を構成し且つ熱シール技法により相互に接着される請求項8の可食物品。
  10. 可食物品の外側周囲部分が、少なくとも部分的にアメ状のキャンディによりコーティングされる請求項1の可食物品。
  11. 可食物品が、少なくとも部分的に消費される以前において、少なくとも1つの模様の少なくとも1つが隠されている請求項1の可食物品。
  12. 第1画像保持要素と第2画像保持要素とが、相互にシールされるに先立って少なくとも部分的にキャンディ塊によりコーティングされる請求項9の可食物品。
  13. 第1画像保持要素と第2画像保持要素とが、溶融状態のキャンディよりなるシールリングにより相互に接着される請求項12の可食物品。
  14. 可食物品の製造方法であって、
    可食のフィルム形成材料を、少なくとも一方が、回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様及びそれらの組み合わせからなる群から選択された少なくとも1つの模様をフィルム形成材料に移行させることが可能であるような設計形状とされた少なくとも2つの保持領域内に導入すること、
    フィルム形成材料を各保持領域内で固化させることにより各保持領域内に基材を形成すること、
    各保持領域から、第1表面及び第2表面を有し、少なくとも一方の基材の該第1表面及び第2表面の一方に前記模様が移行されてなる第1表面及び第2表面を有する基材を取り出すこと、
    各基材の第1表面及び第2表面を、該第1表面と第2表面との間に前記模様が移行されるところの光学的間隙が確定されるように結合すること、
    を含む可食物品の製造方法。
  15. 基材の第1表面と第2表面とが熱シールを介して結合される請求項14の可食物品の製造方法。
  16. 結合した基材をキャンディ塊内に導入することを更に含む請求項14の可食物品の製造方法。
  17. 可食物品の製造方法であって、
    各第1表面及び第2表面を有する第1基材及び第2基材を提供すること、
    第1基材及び第2基材の少なくとも一方における第1表面及び第2表面の少なくとも一方に回折レリーフ格子を移行させること、
    第1基材を第2基材に、該第1基材と第2基材との間に光学的間隙が形成されるように、また、第1基材及び第2基材の、前記移行された回折レリーフ格子を含む側の前記表面が基材の他方の側の前記表面と向き合うようにして結合せしめること、
    を含む可食物品の製造方法。
  18. 第1基材及び第2基材の各第1表面及び第2表面の少なくとも一方をアメ状のキャンディに接着させることを更に含む請求項17の可食物品の製造方法。
  19. 可食物品にして、該可食物品上にホログラフ画像を付与する高解像度の回折レリーフを有する可食物品の製造方法であって、
    高エネルギー源を提供すること、
    可食物品を前記高エネルギー源から放出される指向性のエネルギーに露呈させて可食物品の一部分を溶除し、該可食物品上に高解像度のレリーフ格子あるいはレリーフ模様を形成すること、
    を含む可食物品の製造方法。
  20. レリーフ格子あるいはレリーフ模様が、2本のビーム間の位相マスクあるいは干渉の何れかを介して入手される請求項17の可食物品の製造方法。
  21. 高エネルギー源がレーザーである請求項17の可食物品の製造方法。
  22. レーザーが、可食物品のエネルギー吸収プロファイルに基づき周波数を設定してなるネオジミウム−ヤグレーザーである請求項21の可食物品の製造方法。
  23. 可食物品の製造方法であって、
    フィルム形成材料を、一方が、回折模様、レンチキュラー模様、印刷模様及びそれらの組み合わせからなる群から選択した模様の少なくとも1つを該フィルム形成材料に移行させることができるような設計形状とされた少なくとも2つの保持領域内に導入すること、
    フィルム形成材料の混合物をして、各保持領域内に、第1表面及び第2表面を各々有する基材が形成されるようにして各保持領域内で固化せしめること、
    保持領域内の少なくとも一方の基材に、アメ状のキャンディの層をコーティングすること、
    少なくとも一方が前記第1表面及び第2表面の一方に前記模様を有してなる少なくとも第1基材及び第2基材を各保持領域内から取り外すこと、
    第1基材及び第2基材をして、該第1基材及び第2基材の一方における第1表面及び第2表面の一方が第1基材及び第2基材の他方における各第1表面及び第2表面の一方と向き合い、また、該向き合う各表面間に光学的間隙が確定されるように結合せしめること、
    を含む可食物品の製造方法。
  24. 第1基材が、第1表面及び第2表面の少なくとも一方にキャンディを接着させることにより第2基材に結合せしめられるようにした請求項23の可食物品の製造方法。
  25. 可食物品を相互錠止する形状に形状付けすること、
    相互錠止する形状の各可食物品を、熱フロー、コールドフロー及びそれらの組み合わせからなる群から選択した技法により相互に接着すること、
    を含む請求項23の可食物品の製造方法。
  26. 可食物品の製造方法であって、
    第1フィルム形成材料を、該第1フィルム形成材料と関連されるところの模様を含む第1保持領域内に導入すること、
    第2フィルム形成材料を第2保持領域内に導入すること、
    各第1保持領域及び第2保持領域内で各第1フィルム形成材料及び第2フィルム形成材料からなる混合物をして固化させることにより、第1保持領域と関連する第1表面と、第2表面とを有する第1基材を第1保持領域内に形成し、また第2保持領域と関連する第1表面と、第2表面とを有する第2基材を第2保持領域内に形成すること、
    第1基材の第2表面と第2基材の第2表面とを、第1基材の第2表面が所定距離において第2基材の第2表面から離間されるようにして溶融状態のキャンディを使用して相互に接着すること、
    前記所定距離を調節すること、
    前記溶融状態のキャンディが実質的に冷却されるようにすること、
    第1保持領域及び第2保持領域を除去すること、
    を含む可食物品の製造方法。
  27. 第1フィルム形成材料がアメ状の菓子であり、模様がレリーフ模様であり、第1基材と第2基材が接着される以前において第2基材の第2表面に印刷模様が刻印されるようにした請求項26の可食物品の製造方法。
  28. レリーフ模様が、少なくとも1つのレンチキュラー模様である請求項27の可食物品の製造方法。
  29. 第1基材の第2表面と第2基材の第2表面との間の所定距離をサイジングローラーを使用して調節するようにした請求項26の可食物品の製造方法。
  30. 第1基材の第2表面と第2基材の第2表面とが共に、所定様式で見た場合に合成され得る印刷模様を含んでいる請求項26の可食物品の製造方法。
  31. 可食物品の製造方法であって、
    型を提供すること、
    該型上にフィルム形成材料の溶液を導入すること、
    フィルム形成材料の溶液をして、第1表面としての底面と、露出された上面とを有する基材に形成せしめること、
    前記露出された上面上に印刷模様を導入すること、
    基材の前記露出された上面を、ある量の溶融状態のキャンディの表面と関連する状態下に配置すること、
    基材が、前記ある量の溶融状態のキャンディの表面と、前記印刷模様が溶融状態のキャンディの表面と接触する状態とさせること、
    型を除去し、基材が溶融状態のキャンディに付着した状態とすること、
    を含む可食物品の製造方法。
  32. 型がブランク型であるようにした請求項31の可食物品の製造方法。
  33. 印刷模様が、露出された上面に印刷装置を介して導入される請求項31の可食物品の製造方法。
  34. 印刷装置がインクジェットプリンタである請求項33の可食物品の製造方法。
  35. 溶融状態のキャンディが、型を除去する段階に先立って冷却されるようにした請求項31の可食物品の製造方法。
  36. 可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法であって、
    可食物品を用意すること、
    レーザーをして、干渉することにより可食物品の表面上に所望の干渉模様を発生させ、また該干渉模様により可食物品上に光学的模様を発生させるところの第1レーザービーム光及び第2レーザービーム光を放射せしめること、
    を含む可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法。
  37. 干渉模様が、最大光度及び最小光度からなるようにした請求項36の可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法。
  38. 可食物品がキャンディであるようにした請求項36の可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法。
  39. 光学的模様がマイクロレリーフであるようにした請求項36の可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法。
  40. 光学的模様が、干渉模様の最小光度のラインにより発生する複数の溝と、干渉模様の最大光度のラインにより発生する複数の嶺部とよりなるようにした請求項37の可食物品上にレーザーを介して光学的模様を提供する方法。
  41. 可食物品の製造方法であって、
    ブランク型を用意すること、
    ブランク型にフィルム形成材料の溶液を導入すること、
    フィルム形成材料の溶液をして、第1表面としての底面と、露出された上面とを有する第1基材に形成すること、
    第1基材の前記露出された上面に光学的模様を生じさせること、
    第1基材に少なくとも1つの他の基材を組み合わせることにより可食物品を形成すること、
    を含む可食物品の製造方法。
  42. 光学的模様がレーザーを介して発生されるようにした請求項41の可食物品の製造方法。
  43. 可食物品の露出された上面に光学的模様を発生させる段階が、レーザーをして、干渉することにより所望の干渉模様を前記露出された上面に発生させるところの第1レーザービーム光線及び第2レーザービーム光を放射せしめることにより実施されるようにした請求項42の可食物品の製造方法。
  44. 干渉模様が、最大光度及び最小光度からなる請求項43の可食物品の製造方法。
  45. 光学的模様がマイクロレリーフである請求項41の可食物品の製造方法。
  46. 光学的模様が、干渉模様の最小光度のラインにより生じる複数の溝と、干渉模様の最大光度のラインにより生じる複数の嶺部とよりなる請求項41の可食物品の製造方法。
  47. 外側周囲部分が少なくとも部分的に湾曲され、可食物品に少なくとも1つのフレネル形状が組み込まれている請求項1の可食物品。
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