JP2024057800A - 装飾方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明においては、個別の模様を安価で生成することができる装飾方法を提供することを目的とする。【解決手段】本開示の食品装飾方法は、回折格子を有するチョコレートCなどの成形体に対して装飾する装飾方法である。回折格子に成形されて構造色が発現された成形体に対して、光学処理装置101などの除去手段(レーザ走査、プロジェクタ照射など)により回折格子の一部を除去することで、構造色により発現されたチョコレートCの模様を変える。【選択図】図3

Description

本発明は、チョコレートなどの成形体を装飾する装飾方法に関する。
特許文献1には、凹凸形状を有する成形型内に、液状のチョコレートを分注し、固化させることにより、ホログラム模様月チョコレートを製造する方法について記載されている。
特開2005-253340号公報
しかしながら、特許文献1の発明においては、微細加工した金型が必要であり、その金型は高価である。したがって、個別に模様を生成することに向いてない。
そこで、上述の課題を解決するために、本発明においては、個別の模様に安価で装飾することができる装飾方法を提供することを目的とする。
本発明の成形装飾は、回折格子を有する成形体の装飾方法において、前記回折格子に成形されて構造色が発現された前記成形体から、除去手段により前記回折格子の一部を除去して前記成形体の模様を変える。
本発明によると、成形体の模様ごとに金型を用いる必要なく、構造色が発現した模様を簡易に生成できる。
本開示における食品装飾方法の処理動作を示す図である。 チョコレートCの装飾処理過程を示す図である。 レーザ出力装置101aを用いた光学処理を行う説明図である。 光学処理装置としてプロジェクタ101bを利用したときの説明図である。 遮光フィルムを用いた食品装飾方法の処理動作を示す図である。 光学処理装置101として、光源101cと、遮光フィルムSとを用いたときの説明図である。 他の例における食品形成方法の処理動作を示す図であり、押し型を用いた処理動作を示す図である。 押し型101dを用いたときの説明図である。 環境測定に基づいて光学処理装置における出力値を調整するための食品形成方法の処理動作を示す図である。 作業部屋Rの概要を示す図である。
添付図面を参照しながら本開示の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本開示における食品装飾方法の処理動作を示す図である。本開示においては、食品としてチョコレートを用いるが、これに限るものではなく、成形可能な食品であればよい。例えば、キャラメル、飴等にも適用できる。また、当然に食品に限るものでもない。
チョコレート生産者は、現材料としてチョコレートを用意する(S101)。そして、テンパリング処理をする(S102)。つぎに、チョコレート生産者は、予め用意され微細加工された金型10にテンパリングされたチョコレートを流し込み、鋳造処理を行う(S103)。この金型10には、回折格子が成形されている。
なお、金型に回折格子フィルムを付けることでチョコレートに回折格子を形成してもよい。この回折格子フィルムの加工法として、3Dプリンタなどで樹脂を乗せる方法と、プリンタでインクを乗せる方法とがある。また、この回折格子フィルムに対して、熱したスタンプなどで、回折格子をつぶしてしまう方法もある。すなわち、樹脂で埋める方法と樹脂などを使わずに回折格子をつぶしてしまう方法の2種がある。これにより、チョコレートなどの成形体に対して一部のみに回折格子を形成して、構造色を発現させることができる。これは金型にも適用できる。
チョコレート生産者は、金型10に流し込まれたチョコレートを冷蔵庫20にいれて冷蔵処理をする(S104)。この流し込まれたチョコレートは、冷蔵処理により固まると、その一面に回折格子が形成される。この回折格子により構造色がその表面にみることができる。
このように一面全体に回折格子が形成されたチョコレートは、洋菓子店などの店舗に配布される。そして、チョコレート生産者とは異なる、店舗にいる装飾処理者が、その全面に構造色が施されたチョコレートCに対して、光学処理装置101を用いて装飾処理を行う(S105)。図1においては、装飾処理者は、チョコレートにAという文字を構造色で表すように装飾処理をする。本開示において、光学処理装置101は、レーザ出力装置またはプロジェクタとするが、それ以外の光学処理装置101を用いてもよい。
つぎに、この光学処理装置101を用いた装飾処理について説明する。図2は、チョコレートCの装飾処理過程を示す図である。図2(a)は光学処理装置101を利用した処理を示す。処理S102~処理S104については、図1と同じであることから省略する。図2(a)においては、光学処理S105は、レーザ出力装置101aまたはプロジェクタ101bによる光学処理を示す。
図3は、レーザ出力装置101aを用いた光学処理を行う説明図である。図3(a)に示されるとおり、レーザ出力装置101aは、装飾処理者が走査して(矢印Y)、チョコレートCに対して所望の形を象るように走査することで、チョコレートCの表面に形成されている回折格子Kの一部(部分K1)を除去する。
図3(b)は、チョコレートCを示す。図に示されるとおり、ここには回折格子Kが形成されており、構造色が発現されている。図3(c)は、チョコレートCに対して、回折格子を除去して星形が抜き出されている。この星形には構造色が発現されている。その他の部分は、非構造色(元のチョコレート色)となる。
このように回折格子は、微細構造であることから、これが崩れると構造色が消える。
レーザ出力装置101aは、そのレーザ出力値をチョコレートCの表面温度に応じて調整してもよい。また、レーザ出力装置101aは、予め指定された部分をプログラムに従って自動的に走査する。その走査速度を、レーザ照射された表面温度に応じて、調整することができる。例えば、表面温度がチョコレートCの溶解温度程度の場合は、ゆっくり走査するよう動作し、溶解温度より少し高めの場合には、早く走査するよう動作する。これにより適切にチョコレートCの回折格子Kの一部を溶解させることができる。
図4は、光学処理装置としてプロジェクタ101bを利用したときの説明図である。図4(a)に示されるとおり、プロジェクタ101bは、所定の投影画像Gを含む照射光HをチョコレートCに対して照射することで、チョコレートCに形成されている回折格子Kの一部を除去する。
図4(b)は、プロジェクタ101bによる投影画像Gを含む照射光Hを示す図である。投影画像Gの部分は、黒い星型の画像が形成されており、その部分の光が弱い。すなわちその投影画像Gの温度は低く、逆に投影画像G以外の部分は、温度が高い。
そのため、図4(d)に示されるように、チョコレートCの投影画像G以外の部分の回折格子の形状が熱により崩れ、星型に構造色が発現される。
つぎに、遮光フィルムを用いた食品装飾方法の処理について説明する。図5は、その処理動作を示す図である。
本開示においては、処理S101からS104については、図1と同じである。処理105aは、光学処理を示し、処理S105bは、遮光フィルムの印刷処理を示す。事前にS105bを実行し、回折格子を除去するための遮光フィルムを印刷し、その後、遮光フィルムを用いた光学処理(S105a)を実行して、構造色チョコレートを生成する。
図6は、上記光学処理(S105a)の詳細を示す図であり、光学処理装置101として、熱源101cと、遮光フィルムSとを用いたときの説明図である。図6(a)に示されるとおり、本開示においては、光源101cとして、電球が用いられている。遮光フィルムSは、熱源101cとチョコレートCとの間に配置されている。図6(b)に示されるとおり、遮光フィルムSは、チョコレートと同じぐらいの大きさに成形されており、星型の画像が黒く印刷され、他の部分は、透明である。黒く印刷された部分は、光を通さないことから、その結果、熱を伝導しない、または熱を伝導しにくいように構成されている。遮光フィルムSの透明な部分は、光を通し、その結果、熱を伝導することになる。
図6(d)に示されるように、チョコレートC(図6(c)参照)は、星型の回折格子Kが残り、星型の構造色を発現する。
図7は、他の例における食品形成方法の処理動作を示す図であり、押し型を用いた処理動作を示す図である。図に示されるとおり、本開示においては、処理S101からS104については、図1と同じである。処理105cは、転写処理を示し、処理S105dは、事前に用意された押し型(スタンプ)の加熱処理を示す。事前に用意された押し型(スタンプ)に対してS105dを実行し、回折格子Kを除去することができる温度に押し型の押圧面を加熱し、その後、押し型を用いた転写処理処理(S105c)を実行して、構造色チョコレートを生成する。
図8は、上記転写処理(S105c)の詳細を示す図であり、光学処理装置101に代えて、転写装置を採用し、押し型101dを用いたときの説明図である。図8(a)に示されるとおり、本開示においては、押し型101dが事前に用意されており、この押し型101dは、いわゆるスタンプである。図8(b)に示されるとおり、この押し型101dの押圧面Pは、チョコレートと同じぐらいの大きさに成形されており、星型の画像G部分は、加熱されないように構成されている。この押圧面Pの星型の画像G以外の部分に対して加熱処理がなされることで、押し型101dをチョコレートCに押圧すると、回折格子Kの形が崩れ、構造色が発現されなくなる。
押し型101dは、チョコレートの溶解温度に達することができる素材であればよい。溶解温度に達せる方法として、例えば、金属で作った押し型101dを湯、その他の熱源につけて温めて押し付ける方法、押し型101d自体にヒータと温度センサとを付けて、常に指定温度にして押し付ける方法が考えられる。
図8(d)は、押し型101dが押圧されたチョコレートCを示す。他の図と同様に、このチョコレートCは、回折格子Kが星型に残されて、その部分のみに構造色が発現する。一方で、その他の部分である部分K1は、構造色が発現されない。
上述したとおり、チョコレートCは、光学処理装置等による処理に従って、回折格子Kの一部が熱により溶けることで、その構造が崩れ構造色が発現されなくなるが、チョコレートCに対して与えられる熱が高すぎると、意図しない部分まで溶けてしまう。特に、作業をしている作業部屋の温度、湿度、および明るさは、チョコレートCと光学処理に装置等による出力値とに影響を与える。そのため、作業部屋における温度、湿度、および明るさを一定にした上で、光学処理装置等の出力値を調整することがよい。
図9は、環境測定に基づいて光学処理装置101における出力値を調整するための食品形成方法の処理動作を示す図である。図に示されるとおり、本開示においては、処理S101からS104については、図1と同じである。
作業部屋の温度、湿度、および明るさが測定される(S105f)。そして、光学処理装置101の出力値が調整される(S105e)。光学処理装置101により光学処理が行われる(S105)。この光学処理装置による光学処理は、上述した、レーザ走査、プロジェクタ照射、および光源・遮光フィルムによる処理を示す。なお、光学処理装置に代えて、押し型の温度を調整することにも適用することができる。
図10は、作業部屋Rの概要を示す図である。図に示される通り、作業部屋Rは、センサ103、空調装置102、および光学処理装置101を含む。作業者は、光学処理装置101を用いて、チョコレートCの回折格子Kの一部を除去するよう作業をする。センサ103は、作業部屋Rの温度、湿度および明るさを計測する。空調装置102は、このセンサ103により計測された温度、湿度および明るさに基づいて、温度、湿度および明るさを一定となるよう調整する。明るさの調整は、空調装置102以外のものでもよい。また、光学処理装置101は、センサ103により計測された温度、湿度および明るさに基づいて、その出力値を調整する。また、出力値に加えて、またはそれに代えて、チョコレートCに対して回折格子Kの一部を除去する時間を調整してもよい。この時間は、作業者に対して、時間を知らせてもよい。また、時間を通知することに代えて、レーザ走査速度をかえるものとしてもよい。
本開示においては、チョコレートCの表面温度が、その溶解温度に達する温度に、光学処理装置101の出力値を調整することが重要である。そのため、作業部屋Rの温度(室温)が高く、チョコレートの表面温度が高い状態(溶解温度に近い状態)であれば、レーザ出力値を下げる、あるいは走査速度を上げる必要がある。
また逆に作業部屋Rの室温が低く、チョコレートの表面温度が低く(溶解温度から遠い状態)のであれば、レーザ出力値を上げる、あるいは走査速度を下げる必要がある。
なお、チョコレートCの種類および色にもよって、チョコレートCの溶解温度は変わる。例えば、黒に近い色の場合、温度が上がりやすい。
チョコレートCの種類によって異なるものの、チョコレートCの溶解温度は一般的には30度前後である。この温度は溶け始めの温度であり、これより高い温度になるよう上記光学処理装置の出力値およびレーザ走査速度を設定するのがよい。なお、温度が上げすぎると、回折格子を構成している結晶構造が変化してしまうため、溶解温度よりも高く、また結晶構造が変化しないように、溶解温度にできるだけ近い温度になるように設定するのがよい。
図10においては、空調装置102および光学処理装置101の両方の設定値を調整することを説明したが、それに限らず、空調装置102のみ、または光学処理装置101のみの設定値を調整してもよい。除去する時間の調整は、作業者にその時間を通知することにより行ってもよいし、自動的にその時間に達するとプロジェクタの照射が終了するなどとしてもよい。
また、光学処理装置101に代えて押し型101dを用いる場合、その押し型101dは、その押圧面の温度を、センサ103の測定値に合わせて設定される構成がよい。例えば、押圧面に熱線が備えられており、センサ103の温度、湿度および明るさに応じて、28度を少し超える程度の温度に設定されるのがよい。
なお、光学処理装置101から出力値および押し型101dの押圧面の温度は、あまり高すぎるの好ましくない。意図しない部分まで溶けてしまうからである。
つぎに、回折格子Kについて説明する。本開示においては、チョコレートCに回折格子Kを形成して構造色を発現させていたが、これに限定するものではない。構造色を発現させるのに、色の周波数に偏りのある形状とすることもできる。この偏りのある形状として、ブレーズド回折格子がある。このブレーズド回折格子は、溝の断面形状が鋸歯状である回折格子であり、特定の次数と波長とに対して高い回折効率を示す。これにより非可視光を含む特定の色を発現させることができる。
また、回折格子Kによる構造色、例えば、赤外線波長の構造色を用いて、QRコード(登録商標)、決済バーコードなどのビジュアルマーカを生成してもよい。
つぎに、本開示の食品の装飾方法についての作用効果について説明する。本開示の装飾方法は、回折格子が成形されたチョコレートCなどの成形体に対して装飾する装飾方法である。回折格子が成形されて構造色が発現された成形体に対して、光学処理装置101などの除去手段により回折格子の一部を除去することで、構造色により発現されたチョコレートCの模様を変える。
これにより、構造色が発現されたチョコレートCに対して、細かな模様を簡単に施すことができる。すなわち、その模様のための構造色を発現するよう回折格子Kを成形するための金型等を用意する必要が無い。
また、このような回折格子による構造色を用いて食品にQRコードなどを付与して、様々なサービスに適用することができる。例えば、サービスとして、食品を抽選券の代わりなどにすることができる。
なお、本開示として、除去手段として、回折格子を崩すことについて説明したが、回折格子の隙間にチョコレートC、そのほかの素材を、例えば3Dプリンタを用いて樹脂を付けていくことで回折格子Kを崩すようにしてもよい。プリンタで印刷することによって、インクが乗ったところは回折格子が働かないようにするといった方法もある。そのほか、熱したスタンプで回折格子を崩す方法もある。そのほか、回折格子を崩す方法としては、樹脂などで埋める方法、樹脂などを使わずに回折格子を崩す方法などいろいろある。
本開示において上記除去手段は、回折格子Kに対して光学的処理を施すことで、回折格子の一部を除去する光学処理装置101である。光学処理装置101として、レーザ出力装置101a、プロジェクタ101b、光源101c・遮光フィルムSなどがある。
また、本開示において、除去手段は、回折格子Kに対して、所定の画像が形成された除去面を当てることにより、回折格子Kの一部を除去する押し型101d(スタンプ)としてもよい。
本開示において、回折格子Kの除去を行う作業部屋Rなどの空間において、当該空間における温度、湿度および明るさのうち少なくとも一つに基づいて、除去手段における除去情報を調整する。温度、湿度、明るさ等は、回折格子Kを除去するのに影響を与える要素である。
この除去情報は、レーザ出力装置101aの場合は、その光学的処理における出力値である。例えば、レーザ出力装置101aの出力値は、ワット(W)で表される。プロジェクタ101bの出力値は、輝度、ルーメン、出力光束に基づく。光源101cの出力値は、ワット(W)で表される。これら出力値が、部屋の状況(温度、湿度、明るさ等)に基づいて調整される。
上記除去情報は、成形体に対して除去手段による作用を与える時間を含む。例えば、レーザ出力装置101aの走査速度を含む。
また、本開示において、除去手段が、除去面を当てる手段である押し型(スタンプ)である場合に、この除去情報は、押し型の押圧面(除去面)の温度である。27℃から28℃ぐらいに調整される。上記したとおり、押圧時間を調整してもよい。また、温度以外にも押圧によって回折格子Kの一部を崩すようにしてもよい。
回折格子Kは、回折格子を発現する色の周波数に偏りのある形状としてもよい。また、回折格子Kによって、QRコードなどのビジュアルマーカを作成することもできる。例えば、赤外線波長の構造色でQRコードなどを表現する。
本開示において、成形体は、チョコレートなどの食料品であり、熱または力によって回折格子Kの一部が除去可能な材料である。本開示の装飾方法は、チョコレート以外の他の食料品にも適用可能である。
本開示の食料品装飾方法は、以下の構成を有する。
[1]
回折格子を有する成形体の装飾方法において、
前記回折格子によって構造色が発現された前記成形体から、除去手段により前記回折格子の一部を除去して前記成形体の模様を変える、装飾方法。
[2]
前記除去手段は、前記回折格子に対して光学的処理を施すことで、前記回折格子の一部を除去する、
[1]に記載の装飾方法。
[3]
前記除去手段は、前記回折格子に対して、所定の画像が形成された除去面を当てることにより、前記回折格子の一部を除去する、
[1]に記載の装飾方法。
[4]
前記回折格子の除去を行う空間において、当該空間における温度、湿度および明るさのうち少なくとも一つに基づいて、前記除去手段における除去情報を調整する、
[1]から[3]のいずれか一に記載の装飾方法。
[5]
前記除去情報は、前記光学的処理における出力値である、
[4]に記載の装飾方法。
[6]
前記除去手段が、前記除去面を当てる手段である場合に、前記除去情報は、前記除去面の温度である、
[4]に記載の装飾方法。
[7]
前記除去情報は、前記成形体に対して前記除去手段による作用を与える時間を含む、
[4]~[6]のいずれか一に記載の装飾方法。
[8]
前記回折格子を発現する色の周波数に偏りのある形状とする、
[1]から[7]のいずれか一に記載の装飾方法。
[9]
前記回折格子によってビジュアルマーカを作成する、
[1]から[8]のいずれか一に記載の装飾方法。
[10]
前記成形体は、熱または力によって前記回折格子の一部が除去可能な材料で成形される、[1]~[9]のいずれか一に記載の装飾方法。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく修正および変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」およびそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, anおよびtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
101…光学処理装置、101a…レーザ出力装置、101b…プロジェクタ、K…回折格子、G…投影画像。

Claims (10)

  1. 回折格子を有する成形体の装飾方法において、
    前記回折格子によって構造色が発現された前記成形体から、除去手段により前記回折格子の一部を除去して、前記成形体の模様を変える、装飾方法。
  2. 前記除去手段は、前記回折格子に対して光学的処理を施すことで、前記回折格子の一部を除去する、
    請求項1に記載の装飾方法。
  3. 前記除去手段は、前記回折格子に対して、所定の画像が形成された除去面を当てることにより、前記回折格子の一部を除去する、
    請求項1に記載の装飾方法。
  4. 前記回折格子の除去を行う空間において、当該空間における温度、湿度および明るさのうち少なくとも一つに基づいて、前記除去手段における除去情報を調整する、
    請求項2に記載の装飾方法。
  5. 前記除去情報は、前記光学的処理における出力値である、請求項4に記載の装飾方法。
  6. 前記回折格子の除去を行う空間において、当該空間における温度、湿度および明るさのうち少なくとも一つに基づいて、前記除去手段における除去情報を調整し、
    前記除去手段が、前記除去面を当てる手段である場合に、前記除去情報は、前記除去面の温度である、
    請求項3に記載の装飾方法。
  7. 前記除去情報は、前記成形体に対して前記除去手段による作用を与える時間を含む、
    請求項4に記載の装飾方法。
  8. 前記回折格子を発現する色の周波数に偏りのある形状とする、
    請求項1に記載の装飾方法。
  9. 前記回折格子によってビジュアルマーカを作成する、
    請求項1に記載の装飾方法。
  10. 前記成形体は、熱または力によって前記回折格子の一部が除去可能な材料で成形される、
    請求項1に記載の装飾方法。
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