JP2004535574A - デジタル道路地図上の属性に関するデータを出力する方法およびその装置 - Google Patents
デジタル道路地図上の属性に関するデータを出力する方法およびその装置 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、デジタル道路地図上の規定位置を有する属性に関するデータを出力する方法に関する。本発明によれば、属性の位置に関する先の運転の情報は、自動車運転者によって記憶され、データが出力される前に、情報が記憶されるかどうかを見るチェックが行われる。任意の有効な情報が評価され、前記評価の結果により、そのデータが自動車の運転者に提供される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に従ってデジタル道路地図上に規定位置を有する属性に関するデータを出力する方法、および請求項10の前文に従ってその方法を実施する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、追加の安全関連データを有するメモリが提供される、経路データ用の出力回路を有する自動車用装置を開示する。これらの安全関連データは、位置確認システム内の地理的データと相互に関連付けられ、必要な場合に出力される。さらに、追加のデータを出力するとき、現在の運転データ、好ましくは速度を考慮に入れることも可能である。
【0003】
特許文献2では、運転者が、運転移動中の道路のある区間で起こる事象に関するデータを記憶できる、自動車のための方法を開示する。道路のある区間を初めてドライブしている間に、運転者は、起こる事象に関するデータを手動で記憶させることができる。次回、道路のこの区間を運転移動中、記憶されたデータが運転するための助言として出力される。
【0004】
【特許文献1】
欧州特許出願公告第 0 331 675 B1明細書
【特許文献2】
独国特許出願公開第 198 31 131 A1明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、交通の安全性が高まり、運転者の利便性が増すような包括的な方法および装置を改良する目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、請求項1の特徴による方法、および請求項10の特徴による装置によりその目的を達成する。従属請求項は、本発明の有利な改良や展開に関する。
【0007】
本発明の背景にある主要な意図は、デジタル道路地図の属性に関するデータの出力について、この属性の位置を通過する自動車運転者の運転の少なくとも1つ先の時点に関する情報(以後情報と呼ぶ)が有効であるかをチェックすることにより、優先順位をつけること、である。この情報が有効である場合、この情報は評価され、この評価の結果は問題となっている属性に関するデータを出力するための基準として扱われる。自動車運転者があまり詳しくない初めての環境において、属性データを出力すると、自動車運転者が対応しなければならない交通状況に早期に備えることができるので、交通の安全性が増す。それに対して、自動車運転者が頻繁に運転する、ゆえに周知の道路上の属性データの出力を抑えると、自動車運転者を困惑させる、すなわち動揺させることが回避される。これにより、自動車運転者によって現在必要な、いかなる属性データも有利に考慮に入れることができる。
【0008】
この場合、デジタル道路地図上の属性は、複数の特徴および/またはこれらの特徴に固有の性質であると理解される。複数の特徴は、道路の等級または道路標識のような実際の道路の地域的形態の(デジタル道路地図上に適当な方法で考慮に入れられる)可能性がある。これらの特徴は、地域によって固有の特性がある。例として、特定の位置における道路標識の特徴は、「道を譲れ(Give Way)」という特性を有し得る。
【0009】
情報が自動車運転者と個別に関連付けられると特に有利となる。これは、自動車運転者の明確な識別を前提とし、このために、従来の方法を利用することができる。識別のため、適切な詳細事項が、例えば、属性の位置の運転通過に関する情報の一部として記憶される。こうして、その情報は、自動車運転者と明確に関連付けられる。その後、属性の位置を再び運転通過すると、現在の自動車運転者と明確に関連付けられるような有効な情報のみが、評価に際し考慮に入れられる。
【0010】
自動車運転者が属性の位置を運転通過する度に、情報として計数され、以前に運転通過した回数として記憶されると有利である。この情報により、自動車運転者にこの属性に関するデータが必要であるかどうかの簡単且つ効果的な評価が可能となる。例として、以前運転通過した有効な回数がゼロである場合、その属性は自動車運転者にとって新しい属性であり、この属性に関するデータが出力される。属性の位置および/または特性の自動車運転者の「学習」を表現するために、運転通過の最大回数を規定することも同様に可能である。例として、自動車運転者がまだ適正な回数だけ属性の位置を運転通過していないため、この最大回数が自動車運転者によって達せられない限り、この属性に関するデータが出力される。この回数を超えた場合、つまり自動車運転者が「属性を記憶に留めた」場合、この属性に関するデータはもはや何も出力されない。さらに、自動車運転者には、さらなるアドバイスが与えられ得る。従って、属性の位置を運転通過する回数が最大回数に達すると、この属性に関するデータが最後に出力されることを示すアドバイスを出力させることができる。
【0011】
本発明の1つの有利な実施形態では、データを出力するとき、属性の位置を最後に運転通過する時刻が考慮に入れられる。これにより、デジタル道路地図上に網羅された属性が、もうすでに自動車運転者に周知であるかどうかをチェックすることが容易になる。これは、自動車運転者が、例えば、周知の道路の変化には必要な注意を払わないからでなく、むしろ、この道路についての以前の経験およびこの自動車運転者にとって周知の属性についての以前の経験に依存するからである。これにより、新しい道路標識の存在のような属性の変化を、この属性に関するデータを出力して適時に自動車運転者に指示することによって、交通の安全性を高めることになる。このために、デジタル道路地図上のこのような属性は、一つの作成および変更時刻を備えている。例として、現在の運転通過の時刻を、自動車運転者が最後に属性の位置を運転通過した時刻と比較すると、その属性が、これらの2つの通過時刻の間にある一つの作成および変更時刻を備えていたかどうかが判断される。この場合、その属性は自動車運転者にとっては新しい属性であり、そのデータは自動車運転者に出力される。あるいは、特定の時刻以後に作成または変更された属性のみを含む特別なデジタル道路地図を使用することも可能である。例えば、この時刻が、自動車運転者が最後に運転した時刻よりも遅い場合、この特別なデジタル道路地図上の属性の全ては、自動車運転者にとって新しい属性となる。自動車が属性の位置を通過した最後の時刻が、予め規定され得る最大の時間間隔よりもずっと以前であっても、属性データを出力することが可能である。この場合、この最大の時間間隔は、現在の運転通過時刻と最後の運転通過時刻との間の時間差として計算される。
【0012】
自動車運転者が属性の位置を運転通過するときの情報をファイルすることが、自動車運転者の移動方向および/または自動車運転者の運転移動目的地を検出および記憶することを含む場合、非常に有利となる。これにより、出力されるべき属性データのより正確な選択が可能となる。例として、自動車運転者がナビゲーションシステムを用いないで交差路に接近する場合、自動車運転者はその交差路でどちらの方向に曲がるか分からない。但し、自動車運転者が交差路の位置を運転通過した少なくとも最後の1回が、この交差路における自動車運転者の曲がる方向を検出および記憶することに関わった場合、好ましい曲がる方向が選択される。ゆえに、この好ましい曲がる方向と関連付けられるような属性データを詳細に出力することが可能であり、それは、恐らく自動車運転者には無関係な属性データを出力することによって、この自動車運転者を困惑させることが回避できる。さらに、自動車運転者がその位置を間もなく通過する確率が高いという属性を選択することによって、データが出力される属性が、速やかに且つ有利に選択される。
【0013】
本発明の1つの有利な実施形態では、統計関数が使用されてデジタル道路地図上の属性の位置の所定の運転通過または各運転通過に関する情報を記憶する。このような統計関数は、デジタル道路地図の記憶フォーマットに特に適しているので、標準ファイル作成、合理的な記憶、および情報への高速アクセスを可能にする。この場合、このような統計関数は、例として、デジタル道路地図の蓄積データにアクセスするためのルーチンに組み込まれる。
【0014】
このような状況において、属性の位置の所定の運転通過または各運転通過に関するさらなる特徴的な情報をファイルすると有利である。これは、例として、時間、曜日、その時の天候条件、またはその日および/または運転通過の道程について固有の特徴である。このようなさらなる情報は、自動車運転者によって、すでに実行された総道程に、現在の道程をより良く分類できることで、より多くの目標データの出力を可能にする。これにより、属性データが自動車運転者にとって必要であるかの評価が、ゆえに、データが出力される属性の選択が最適化される。
【0015】
本発明の1つの好ましい実施形態では、運転通過を基準としてデジタル道路地図上にある属性を分類するために、そして、この分類化を基準としてこれらの属性に関するデータを出力するために、統計関数が利用される。この状況において、属性データに対する自動車運転者の要求に個別に合致させるために、そして、この自動車運転者に特に適しているデータを出力するために、自動車運転者指定基準でこの分類を実行すると有利である。このために、所定の統計関数が、運転者指定統計データレコードによって、例えば、自動車運転者が識別された後に、整えられる。属性に関するデータは、例えば、視覚的、聴覚的および/または触覚的に出力される。この場合、自動車運転者は、自動車運転者の要求や望みに従ってその出力に影響を与えることができる。例として、自動車運転者はその出力を断続的に抑制し、それをバッファ記憶するか、または要求に応じてそれを検索することができる。運転モードに活発に関わる支援システムを制御することも可能である。
【0016】
デジタル道路地図上に規定位置を有する属性に関するデータを出力する装置は、データを出力する手段、属性の位置を運転通過する自動車運転者に関する情報を記憶する手段、およびメモリ手段にファイルされたいかなる情報も評価する処理ユニットを具備する。例えば、自動車用コンピュータの形態である処理ユニットはまた、メモリ手段にファイルされた任意情報についての評価の結果を基準にして出力する手段を利用して、自動車運転者に属性データを出力する。情報を記憶する手段は、例えば、自動車用コンピュータの周辺構成要素の形態である。あるいは、処理ユニットは、自動車内にすでに在るユニットの追加機能によって、例えば、コントロールユニットによって提供される。
【0017】
出力手段は、LCD(「液晶ディスプレイ」)またはフロント画面に結像させるスクリーン(「ヘッドアップ表示」)のような、例えば、従来構造の表示装置の形態である。聴覚的な出力(例えば、音響装置)または触覚的な出力(例えば、使用するとコントロール要素に反力を与える「フォースフィードバック」コントロール要素)を有することも同じように可能である。これらの説明したオプションに加えて、データを出力する多数のさらなるオプションが与えられ得る。加えて、出力されるデータは、さらに処理され、他のシステム、特に自動車内のブレーキブースターシステムに供給される。
【0018】
本発明の他の改良において、例えば、自動車が車外ナビゲーションを使用する場合、説明した装置の一部をサービスコントロールセンタ(対応するサービスの加入者によって無線で使用されるデータベースを有する中央処理ユニット)に配置することもできる。この場合、自動車は、少なくともその位置に関する情報をコントロールセンタに、例えば、コントロールセンタおよび/または自動車運転者の要求で、伝達する。処理ユニットおよび情報を記憶する手段を具備するコントロールセンタは、この受信情報を処理し、次いで出力されることになる属性データを自動車に送る。あるいは、コントロールセンタと自動車との間の装置を違う方法に分けることも可能である。第1に、例として、属性の位置を自動車運転者が運転通過することに関する情報を記憶する手段だけがコントロールセンタ内に配置され、処理ユニットは自動車内に配置される。
【0019】
本発明のフローチャートおよび有利な実施形態を、図を参考にして、より詳細に説明するが、図の全てを通じて相互に対応する部分には、同じ参照符号が付される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1は、処理ユニット3を有するデータ出力装置2を備えた自動車1を示す。装置2は、デジタル道路地図5上の属性に関するデータを出力する手段4(以後略して出力手段4と呼ぶ)と、属性の位置を通過する運転に関する情報を記憶する手段6(以後略してメモリ手段6と呼ぶ)とを具備する。加えて、装置2は、デジタル道路地図5にアクセスする位置確認装置7を具備する。位置確認装置7は、例えば、従来形のナビゲーションユニットの一部である。装置2は同様に、運転者識別用の手段8(以後略してID手段8と呼ぶ)を具備する。ID手段8は、例えば指紋センサの形態(自動車運転者の「指紋」の認識)で、エンジン始動装置に接続される。自動車運転者がエンジンの始動プロセスを開始するとき、運転者はID手段8によって識別される。次に、自動車運転者に提供された統計データレコードがメモリ9から検索され、自動車運転者について統計関数が使用されるように指示される。あるいは、またはそれに加えて、電子データ記憶媒体が、メモリ9とID手段8との組合せに提供され、前記電子データ記憶媒体は、自動車運転者によって携帯され(例えば、運転者指定チップカード)、そして、自動車に接続される装置に挿入される。チップカードは、処理ユニット3によって値が求められた運転者指定値、および自動車運転者に提供される統計データレコードの入力選択を記憶する。
【0021】
あるいは、またはそれに加えて、メモリ9はまた自動車の外部に提供される。例として、メモリ9は、サービスコントロールセンタ(対応するサービスの加入者によって無線で使用されるデータベースを備えた中央処理ユニット)に提供される。例として、自動車運転者によって実行される送受信装置(「無線キー」)が自動車の始動プロセスを開始することを、このサービスコントロールセンサが検出したときはいつでも、サービスコントロールセンタは、自動車運転者に提供された統計データレコードを自動車に無線で送る。あるいは、またはそれに加えて、メモリ手段6は、サービスコントロールセンタ内にも配置される。
【0022】
位置確認装置7は、自動車運転者の道程目的地を基準にして、メモリ手段6内のデジタル道路地図5上の属性位置を通過する自動車運転者の運転通過に関する情報を記憶するために使用される。このために、一旦到達した道程目的地は、その道程が終了したときに位置確認装置7によって判断される。次に、この道程目的地は、丁度いま通った道程についての属性の位置の運転通過に関する情報と共に、処理ユニット3によって自動的に記憶される。属性の位置の運転通過の回数の他に、運転通過する時刻、天候条件または道程の特徴のような、さらなる情報を記憶することも可能である。
【0023】
さらに、処理ユニット3は、デジタル道路地図5上の属性の位置を運転通過する1つの運転またはより先の各運転に関して、メモリ手段6内にファイルされた情報を読み出し、自動車運転者に提供される統計データレコードを利用することにより、運転者指定基準でこの情報を評価し、この評価の結果に基づいて出力手段4に属性に関するデータを出力する。出力手段4は、例えば、ディスプレイである。さらに代わりになるものとして、またはそれに加わるものとして、聴覚的な出力が出力手段4として提供される。例として、メモリ手段6は、処理ユニット3の通常の周辺構成要素の一部の形態において従来形の構造のものである。
【0024】
図2は、出力手段4によってデジタル道路地図5上の属性に関するデータが出力される典型的フローチャートを示す。デジタル道路地図5にファイルされた各属性に対し、分類化は、その属性の位置に関してまたはその属性の位置の各運転通過に関して、道程目的値および運転者に基づいてメモリ手段6に記憶された情報を利用することによって、入力指示される。自動車運転者に提供される統計データレコードは、例として、各属性を運転者指定基準での次の3カテゴリ:「新しい属性」(「カテゴリ1」)、「最後の運転通過が特定時間長よりもずっと以前である、および/または運転通過の上限値に未だ到達していない属性」(「カテゴリ2」)、および「運転通過の上限値に到達した属性」(「カテゴリ3」)のうちの1つに正確に分類するために、メモリ手段6に記憶された情報、属性変化の時刻(前記時刻はデジタル地図に記憶される)、および現在の移動運転の時刻を使用する。カテゴリ1の属性は、それらが運転タスクに安全に対処するのに最も重要であるので、最高出力優先順位を有する。カテゴリ3の属性は、自動車運転者には周知であるため、最低出力優先順位を有する。自動車運転者は、それで属性の全て、つまりカテゴリ1、2、および3の属性に関するデータが運転者に出力されなければならないかどうか、または運転者が属性に関するデータを選択的に出力することを望むかどうかを選択する。選択的にデータを出力する場合、自動車運転者は、カテゴリ1および2の属性に関するデータ、またはカテゴリ1の属性だけに関するデータが運転者に出力されることが必要であるかを選ぶことができる。カテゴリ3の属性に関するデータは、属性データを選択的に出力している間は抑制される。この選択のためにこの目的に適したスイッチ、すなわち、例えば、音声制御による設備が提供される。
【0025】
デジタル道路地図5上の属性に関するデータが出力手段4によって出力されることが必要になった場合、最初に、処理ステップNにおいて、自動車運転者に提供された統計データレコードが使用されて、この属性が自動車運転者にとって新しい属性であるかどうか、つまりカテゴリ1に分類されるかどうかをチェックする。その属性が新しい場合、信号J1が出力手段4に送られてこの属性に関するデータを出力する。その属性が新しくなかった場合、信号N1が処理ステップZに送られる。処理ステップZにおいて、この属性の位置の最後の運転通過が特定時間長よりもずっと以前であるかどうか、および/または運転通過の上限値に未だ到達していないかどうか、つまり属性がカテゴリ2に分類されるかどうかのチェックが行われる。その属性がカテゴリ2に分類される場合、信号J2が処理ステップSに送られる。処理ステップSにおいて、自動車運転者がカテゴリ1および2の属性データの選択的な出力を設定したかどうかを決定するチェックが行われる。この場合、信号J3は属性データを出力する目的で出力手段4に送られる。属性がカテゴリ2に分類されないと処理ステップZが判断する場合、信号N2が処理ステップAに送られる。自動車運転者が全ての属性、つまりカテゴリ1、2、および3の属性に関するデータの出力を設定していることを処理ステップAが検出する場合、信号J4が、これらの属性データを出力する目的で出力手段4に送られる。
【0026】
自動車運転者に提供される統計データレコードの使用を通じて決定されるカテゴリは、その中で分類されるデジタル道路地図上の属性を有し、この属性の位置を運転通過する回数と共に変化する。例として、自動車運転者がカテゴリ2で分類された属性を運転通過した回数について上限値に達した場合、この属性は次にカテゴリ3で分類される、つまりもはやカテゴリ2で分類されない。それで自動車運転者はこれをシステムの誤動作と解釈せず、特定の属性に関するデータが恐らく最後に出力されるとき、自動車運転者には、この属性が将来には「周知のもの」として処理されることを示すアドバイスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】デジタル道路地図上の属性に関するデータを出力する装置の実施形態の概略的なブロック図を示す。
【図2】デジタル道路地図上の属性に関するデータの出力についての典型的なフローチャートを示す。
【0001】
本発明は、請求項1の前文に従ってデジタル道路地図上に規定位置を有する属性に関するデータを出力する方法、および請求項10の前文に従ってその方法を実施する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、追加の安全関連データを有するメモリが提供される、経路データ用の出力回路を有する自動車用装置を開示する。これらの安全関連データは、位置確認システム内の地理的データと相互に関連付けられ、必要な場合に出力される。さらに、追加のデータを出力するとき、現在の運転データ、好ましくは速度を考慮に入れることも可能である。
【0003】
特許文献2では、運転者が、運転移動中の道路のある区間で起こる事象に関するデータを記憶できる、自動車のための方法を開示する。道路のある区間を初めてドライブしている間に、運転者は、起こる事象に関するデータを手動で記憶させることができる。次回、道路のこの区間を運転移動中、記憶されたデータが運転するための助言として出力される。
【0004】
【特許文献1】
欧州特許出願公告第 0 331 675 B1明細書
【特許文献2】
独国特許出願公開第 198 31 131 A1明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、交通の安全性が高まり、運転者の利便性が増すような包括的な方法および装置を改良する目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、請求項1の特徴による方法、および請求項10の特徴による装置によりその目的を達成する。従属請求項は、本発明の有利な改良や展開に関する。
【0007】
本発明の背景にある主要な意図は、デジタル道路地図の属性に関するデータの出力について、この属性の位置を通過する自動車運転者の運転の少なくとも1つ先の時点に関する情報(以後情報と呼ぶ)が有効であるかをチェックすることにより、優先順位をつけること、である。この情報が有効である場合、この情報は評価され、この評価の結果は問題となっている属性に関するデータを出力するための基準として扱われる。自動車運転者があまり詳しくない初めての環境において、属性データを出力すると、自動車運転者が対応しなければならない交通状況に早期に備えることができるので、交通の安全性が増す。それに対して、自動車運転者が頻繁に運転する、ゆえに周知の道路上の属性データの出力を抑えると、自動車運転者を困惑させる、すなわち動揺させることが回避される。これにより、自動車運転者によって現在必要な、いかなる属性データも有利に考慮に入れることができる。
【0008】
この場合、デジタル道路地図上の属性は、複数の特徴および/またはこれらの特徴に固有の性質であると理解される。複数の特徴は、道路の等級または道路標識のような実際の道路の地域的形態の(デジタル道路地図上に適当な方法で考慮に入れられる)可能性がある。これらの特徴は、地域によって固有の特性がある。例として、特定の位置における道路標識の特徴は、「道を譲れ(Give Way)」という特性を有し得る。
【0009】
情報が自動車運転者と個別に関連付けられると特に有利となる。これは、自動車運転者の明確な識別を前提とし、このために、従来の方法を利用することができる。識別のため、適切な詳細事項が、例えば、属性の位置の運転通過に関する情報の一部として記憶される。こうして、その情報は、自動車運転者と明確に関連付けられる。その後、属性の位置を再び運転通過すると、現在の自動車運転者と明確に関連付けられるような有効な情報のみが、評価に際し考慮に入れられる。
【0010】
自動車運転者が属性の位置を運転通過する度に、情報として計数され、以前に運転通過した回数として記憶されると有利である。この情報により、自動車運転者にこの属性に関するデータが必要であるかどうかの簡単且つ効果的な評価が可能となる。例として、以前運転通過した有効な回数がゼロである場合、その属性は自動車運転者にとって新しい属性であり、この属性に関するデータが出力される。属性の位置および/または特性の自動車運転者の「学習」を表現するために、運転通過の最大回数を規定することも同様に可能である。例として、自動車運転者がまだ適正な回数だけ属性の位置を運転通過していないため、この最大回数が自動車運転者によって達せられない限り、この属性に関するデータが出力される。この回数を超えた場合、つまり自動車運転者が「属性を記憶に留めた」場合、この属性に関するデータはもはや何も出力されない。さらに、自動車運転者には、さらなるアドバイスが与えられ得る。従って、属性の位置を運転通過する回数が最大回数に達すると、この属性に関するデータが最後に出力されることを示すアドバイスを出力させることができる。
【0011】
本発明の1つの有利な実施形態では、データを出力するとき、属性の位置を最後に運転通過する時刻が考慮に入れられる。これにより、デジタル道路地図上に網羅された属性が、もうすでに自動車運転者に周知であるかどうかをチェックすることが容易になる。これは、自動車運転者が、例えば、周知の道路の変化には必要な注意を払わないからでなく、むしろ、この道路についての以前の経験およびこの自動車運転者にとって周知の属性についての以前の経験に依存するからである。これにより、新しい道路標識の存在のような属性の変化を、この属性に関するデータを出力して適時に自動車運転者に指示することによって、交通の安全性を高めることになる。このために、デジタル道路地図上のこのような属性は、一つの作成および変更時刻を備えている。例として、現在の運転通過の時刻を、自動車運転者が最後に属性の位置を運転通過した時刻と比較すると、その属性が、これらの2つの通過時刻の間にある一つの作成および変更時刻を備えていたかどうかが判断される。この場合、その属性は自動車運転者にとっては新しい属性であり、そのデータは自動車運転者に出力される。あるいは、特定の時刻以後に作成または変更された属性のみを含む特別なデジタル道路地図を使用することも可能である。例えば、この時刻が、自動車運転者が最後に運転した時刻よりも遅い場合、この特別なデジタル道路地図上の属性の全ては、自動車運転者にとって新しい属性となる。自動車が属性の位置を通過した最後の時刻が、予め規定され得る最大の時間間隔よりもずっと以前であっても、属性データを出力することが可能である。この場合、この最大の時間間隔は、現在の運転通過時刻と最後の運転通過時刻との間の時間差として計算される。
【0012】
自動車運転者が属性の位置を運転通過するときの情報をファイルすることが、自動車運転者の移動方向および/または自動車運転者の運転移動目的地を検出および記憶することを含む場合、非常に有利となる。これにより、出力されるべき属性データのより正確な選択が可能となる。例として、自動車運転者がナビゲーションシステムを用いないで交差路に接近する場合、自動車運転者はその交差路でどちらの方向に曲がるか分からない。但し、自動車運転者が交差路の位置を運転通過した少なくとも最後の1回が、この交差路における自動車運転者の曲がる方向を検出および記憶することに関わった場合、好ましい曲がる方向が選択される。ゆえに、この好ましい曲がる方向と関連付けられるような属性データを詳細に出力することが可能であり、それは、恐らく自動車運転者には無関係な属性データを出力することによって、この自動車運転者を困惑させることが回避できる。さらに、自動車運転者がその位置を間もなく通過する確率が高いという属性を選択することによって、データが出力される属性が、速やかに且つ有利に選択される。
【0013】
本発明の1つの有利な実施形態では、統計関数が使用されてデジタル道路地図上の属性の位置の所定の運転通過または各運転通過に関する情報を記憶する。このような統計関数は、デジタル道路地図の記憶フォーマットに特に適しているので、標準ファイル作成、合理的な記憶、および情報への高速アクセスを可能にする。この場合、このような統計関数は、例として、デジタル道路地図の蓄積データにアクセスするためのルーチンに組み込まれる。
【0014】
このような状況において、属性の位置の所定の運転通過または各運転通過に関するさらなる特徴的な情報をファイルすると有利である。これは、例として、時間、曜日、その時の天候条件、またはその日および/または運転通過の道程について固有の特徴である。このようなさらなる情報は、自動車運転者によって、すでに実行された総道程に、現在の道程をより良く分類できることで、より多くの目標データの出力を可能にする。これにより、属性データが自動車運転者にとって必要であるかの評価が、ゆえに、データが出力される属性の選択が最適化される。
【0015】
本発明の1つの好ましい実施形態では、運転通過を基準としてデジタル道路地図上にある属性を分類するために、そして、この分類化を基準としてこれらの属性に関するデータを出力するために、統計関数が利用される。この状況において、属性データに対する自動車運転者の要求に個別に合致させるために、そして、この自動車運転者に特に適しているデータを出力するために、自動車運転者指定基準でこの分類を実行すると有利である。このために、所定の統計関数が、運転者指定統計データレコードによって、例えば、自動車運転者が識別された後に、整えられる。属性に関するデータは、例えば、視覚的、聴覚的および/または触覚的に出力される。この場合、自動車運転者は、自動車運転者の要求や望みに従ってその出力に影響を与えることができる。例として、自動車運転者はその出力を断続的に抑制し、それをバッファ記憶するか、または要求に応じてそれを検索することができる。運転モードに活発に関わる支援システムを制御することも可能である。
【0016】
デジタル道路地図上に規定位置を有する属性に関するデータを出力する装置は、データを出力する手段、属性の位置を運転通過する自動車運転者に関する情報を記憶する手段、およびメモリ手段にファイルされたいかなる情報も評価する処理ユニットを具備する。例えば、自動車用コンピュータの形態である処理ユニットはまた、メモリ手段にファイルされた任意情報についての評価の結果を基準にして出力する手段を利用して、自動車運転者に属性データを出力する。情報を記憶する手段は、例えば、自動車用コンピュータの周辺構成要素の形態である。あるいは、処理ユニットは、自動車内にすでに在るユニットの追加機能によって、例えば、コントロールユニットによって提供される。
【0017】
出力手段は、LCD(「液晶ディスプレイ」)またはフロント画面に結像させるスクリーン(「ヘッドアップ表示」)のような、例えば、従来構造の表示装置の形態である。聴覚的な出力(例えば、音響装置)または触覚的な出力(例えば、使用するとコントロール要素に反力を与える「フォースフィードバック」コントロール要素)を有することも同じように可能である。これらの説明したオプションに加えて、データを出力する多数のさらなるオプションが与えられ得る。加えて、出力されるデータは、さらに処理され、他のシステム、特に自動車内のブレーキブースターシステムに供給される。
【0018】
本発明の他の改良において、例えば、自動車が車外ナビゲーションを使用する場合、説明した装置の一部をサービスコントロールセンタ(対応するサービスの加入者によって無線で使用されるデータベースを有する中央処理ユニット)に配置することもできる。この場合、自動車は、少なくともその位置に関する情報をコントロールセンタに、例えば、コントロールセンタおよび/または自動車運転者の要求で、伝達する。処理ユニットおよび情報を記憶する手段を具備するコントロールセンタは、この受信情報を処理し、次いで出力されることになる属性データを自動車に送る。あるいは、コントロールセンタと自動車との間の装置を違う方法に分けることも可能である。第1に、例として、属性の位置を自動車運転者が運転通過することに関する情報を記憶する手段だけがコントロールセンタ内に配置され、処理ユニットは自動車内に配置される。
【0019】
本発明のフローチャートおよび有利な実施形態を、図を参考にして、より詳細に説明するが、図の全てを通じて相互に対応する部分には、同じ参照符号が付される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1は、処理ユニット3を有するデータ出力装置2を備えた自動車1を示す。装置2は、デジタル道路地図5上の属性に関するデータを出力する手段4(以後略して出力手段4と呼ぶ)と、属性の位置を通過する運転に関する情報を記憶する手段6(以後略してメモリ手段6と呼ぶ)とを具備する。加えて、装置2は、デジタル道路地図5にアクセスする位置確認装置7を具備する。位置確認装置7は、例えば、従来形のナビゲーションユニットの一部である。装置2は同様に、運転者識別用の手段8(以後略してID手段8と呼ぶ)を具備する。ID手段8は、例えば指紋センサの形態(自動車運転者の「指紋」の認識)で、エンジン始動装置に接続される。自動車運転者がエンジンの始動プロセスを開始するとき、運転者はID手段8によって識別される。次に、自動車運転者に提供された統計データレコードがメモリ9から検索され、自動車運転者について統計関数が使用されるように指示される。あるいは、またはそれに加えて、電子データ記憶媒体が、メモリ9とID手段8との組合せに提供され、前記電子データ記憶媒体は、自動車運転者によって携帯され(例えば、運転者指定チップカード)、そして、自動車に接続される装置に挿入される。チップカードは、処理ユニット3によって値が求められた運転者指定値、および自動車運転者に提供される統計データレコードの入力選択を記憶する。
【0021】
あるいは、またはそれに加えて、メモリ9はまた自動車の外部に提供される。例として、メモリ9は、サービスコントロールセンタ(対応するサービスの加入者によって無線で使用されるデータベースを備えた中央処理ユニット)に提供される。例として、自動車運転者によって実行される送受信装置(「無線キー」)が自動車の始動プロセスを開始することを、このサービスコントロールセンサが検出したときはいつでも、サービスコントロールセンタは、自動車運転者に提供された統計データレコードを自動車に無線で送る。あるいは、またはそれに加えて、メモリ手段6は、サービスコントロールセンタ内にも配置される。
【0022】
位置確認装置7は、自動車運転者の道程目的地を基準にして、メモリ手段6内のデジタル道路地図5上の属性位置を通過する自動車運転者の運転通過に関する情報を記憶するために使用される。このために、一旦到達した道程目的地は、その道程が終了したときに位置確認装置7によって判断される。次に、この道程目的地は、丁度いま通った道程についての属性の位置の運転通過に関する情報と共に、処理ユニット3によって自動的に記憶される。属性の位置の運転通過の回数の他に、運転通過する時刻、天候条件または道程の特徴のような、さらなる情報を記憶することも可能である。
【0023】
さらに、処理ユニット3は、デジタル道路地図5上の属性の位置を運転通過する1つの運転またはより先の各運転に関して、メモリ手段6内にファイルされた情報を読み出し、自動車運転者に提供される統計データレコードを利用することにより、運転者指定基準でこの情報を評価し、この評価の結果に基づいて出力手段4に属性に関するデータを出力する。出力手段4は、例えば、ディスプレイである。さらに代わりになるものとして、またはそれに加わるものとして、聴覚的な出力が出力手段4として提供される。例として、メモリ手段6は、処理ユニット3の通常の周辺構成要素の一部の形態において従来形の構造のものである。
【0024】
図2は、出力手段4によってデジタル道路地図5上の属性に関するデータが出力される典型的フローチャートを示す。デジタル道路地図5にファイルされた各属性に対し、分類化は、その属性の位置に関してまたはその属性の位置の各運転通過に関して、道程目的値および運転者に基づいてメモリ手段6に記憶された情報を利用することによって、入力指示される。自動車運転者に提供される統計データレコードは、例として、各属性を運転者指定基準での次の3カテゴリ:「新しい属性」(「カテゴリ1」)、「最後の運転通過が特定時間長よりもずっと以前である、および/または運転通過の上限値に未だ到達していない属性」(「カテゴリ2」)、および「運転通過の上限値に到達した属性」(「カテゴリ3」)のうちの1つに正確に分類するために、メモリ手段6に記憶された情報、属性変化の時刻(前記時刻はデジタル地図に記憶される)、および現在の移動運転の時刻を使用する。カテゴリ1の属性は、それらが運転タスクに安全に対処するのに最も重要であるので、最高出力優先順位を有する。カテゴリ3の属性は、自動車運転者には周知であるため、最低出力優先順位を有する。自動車運転者は、それで属性の全て、つまりカテゴリ1、2、および3の属性に関するデータが運転者に出力されなければならないかどうか、または運転者が属性に関するデータを選択的に出力することを望むかどうかを選択する。選択的にデータを出力する場合、自動車運転者は、カテゴリ1および2の属性に関するデータ、またはカテゴリ1の属性だけに関するデータが運転者に出力されることが必要であるかを選ぶことができる。カテゴリ3の属性に関するデータは、属性データを選択的に出力している間は抑制される。この選択のためにこの目的に適したスイッチ、すなわち、例えば、音声制御による設備が提供される。
【0025】
デジタル道路地図5上の属性に関するデータが出力手段4によって出力されることが必要になった場合、最初に、処理ステップNにおいて、自動車運転者に提供された統計データレコードが使用されて、この属性が自動車運転者にとって新しい属性であるかどうか、つまりカテゴリ1に分類されるかどうかをチェックする。その属性が新しい場合、信号J1が出力手段4に送られてこの属性に関するデータを出力する。その属性が新しくなかった場合、信号N1が処理ステップZに送られる。処理ステップZにおいて、この属性の位置の最後の運転通過が特定時間長よりもずっと以前であるかどうか、および/または運転通過の上限値に未だ到達していないかどうか、つまり属性がカテゴリ2に分類されるかどうかのチェックが行われる。その属性がカテゴリ2に分類される場合、信号J2が処理ステップSに送られる。処理ステップSにおいて、自動車運転者がカテゴリ1および2の属性データの選択的な出力を設定したかどうかを決定するチェックが行われる。この場合、信号J3は属性データを出力する目的で出力手段4に送られる。属性がカテゴリ2に分類されないと処理ステップZが判断する場合、信号N2が処理ステップAに送られる。自動車運転者が全ての属性、つまりカテゴリ1、2、および3の属性に関するデータの出力を設定していることを処理ステップAが検出する場合、信号J4が、これらの属性データを出力する目的で出力手段4に送られる。
【0026】
自動車運転者に提供される統計データレコードの使用を通じて決定されるカテゴリは、その中で分類されるデジタル道路地図上の属性を有し、この属性の位置を運転通過する回数と共に変化する。例として、自動車運転者がカテゴリ2で分類された属性を運転通過した回数について上限値に達した場合、この属性は次にカテゴリ3で分類される、つまりもはやカテゴリ2で分類されない。それで自動車運転者はこれをシステムの誤動作と解釈せず、特定の属性に関するデータが恐らく最後に出力されるとき、自動車運転者には、この属性が将来には「周知のもの」として処理されることを示すアドバイスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】デジタル道路地図上の属性に関するデータを出力する装置の実施形態の概略的なブロック図を示す。
【図2】デジタル道路地図上の属性に関するデータの出力についての典型的なフローチャートを示す。
Claims (10)
- デジタル道路地図上の規定位置を有する属性に関するデータを出力する方法であって、
前記属性の位置を通過する自動車運転者の運転通過について情報が記憶され、
前記データの出力は、前記情報が記憶されるかどうかを判断するチェックの後に行われ、
有効な前記情報は評価され、該評価の結果が、前記データを前記自動車運転者に出力する基準として扱われることを特徴とする方法。 - どの自動車運転者が前記属性の位置を運転通過するかに関する詳細事項が記憶され、前記評価は、現在の前記自動車運転者と明白に関連付けられるような有効な情報のみを対象とすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 判断される前記情報は、前記属性の位置を以前に運転通過した回数であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 判断される前記情報は、前記属性の位置を最後に運転通過した時刻であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記運転通過または各運転通過は、方向を基準としておよび/または確認された道程目的地を基準として記録されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記デジタル道路地図上の少なくとも1つのエッジまたはノードは、前記運転通過または前記各運転通過に関するメモリからの情報を処理するために使用される統計関数を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記統計関数は、前記運転通過または前記各運転通過について、起こった時刻、起こった曜日、該時刻の天候、または該曜日および/または道程の固有の特徴についてのさらに特徴付けられた情報を対象とすることを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記統計関数は、前記運転通過を基準として前記属性を分類化するために使用され、該分類化が、前記属性の情報を出力する基準として扱われることを特徴とする請求項6または7に記載の方法。
- 前記属性の情報は、使用者指定基準で視覚的、聴覚的および/または触覚的に出力され、および/またはさらに処理され、他の複数のシステム、特に自動車内のブレーキブースターシステムに供給されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 出力する手段(4)を利用して、デジタル道路地図(5)上の規定位置を有する属性に関するデータを出力する装置(2)であって、
前記属性の位置を通過する自動車運転者の運転通過に関する情報をファイルするメモリ手段(6)を備え、
前記データの出力に先行して、前記メモリ手段(6)にファイルされたいかなる情報も評価し、該評価の結果を、前記出力する手段(4)を用いて前記属性の情報を前記自動車運転者に出力する基準とする処理ユニット(3)を備えることを特徴とする装置(2)。
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