JP2004535424A - アルツハイマー病の治療に有用な置換アミノアルコール - Google Patents

アルツハイマー病の治療に有用な置換アミノアルコール Download PDF

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Abstract

本発明は、アルツハイマー病及び他の類似疾患の治療に有用な式(I)の化合物を提供する。この種の化合物には、哺乳動物のアルツハイマー病及びAβペプチドの沈着を特徴とする他の疾患の治療に有用な、β−セクレターゼの阻害剤が含まれる。本発明の化合物は、Aβペプチドの生成を低減する薬剤組成物及び治療方法において有用である。

Description

【技術分野】
【0001】
(MBHB02−376−A)
本出願は、2001年7月11日出願の米国特許仮出願第60/297,720号明細書に対する優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、置換アミノアルコール、並びにアルツハイマー病及び類似疾患の治療に有用なその種の化合物に関し、より詳細には、β−セクレターゼ、すなわち、アミロイド前駆体タンパク質を切断して、アルツハイマー病患者の脳中に見られるアミロイド斑の主成分であるAβペプチドを産生する酵素を阻害する化合物に関する。
【背景技術】
【0003】
アルツハイマー病(AD)は、主に老化と関連した、進行性の脳の変性疾患である。ADの臨床上の症状は、記憶、認知能力、理性、判断力、及び見当識の喪失を特徴とする。疾患が進行するにつれて、運動、感覚、及び言語能力も影響を受け、複合的認知機能の全面的な機能障害がもたらされる。このような認知能力の喪失は徐々に生じるが、通常は重度の機能障害をもたらし、その結果4〜12年で死に至る。
【0004】
アルツハイマー病は、脳の主な2つの病理学的所見、すなわち神経原線維変化と、大部分はAβとして知られているペプチド断片凝集体からなるβアミロイド(もしくは神経突起)斑を特徴とする。ADの個体は、特有の脳でのβアミロイド沈着(βアミロイド斑)及び脳血管でのβアミロイド沈着(βアミロイド血管障害)、並びに神経原線維変化を示す。神経原線維変化は、アルツハイマー病だけでなく、他の痴呆誘発疾患でも起こる。解剖すると、通常記憶及び認知にとって重要なヒトの脳領域にこのような病変が多数見出される。
【0005】
臨床上ADでない高齢なヒトの大多数の脳内でも、解剖学的分布がより限定された形のこのような病変がそれよりも少数であるが見出される。アミロイド形成的な斑及び血管のアミロイド血管障害は、トリソミー21(ダウン症候群)、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA−D)、及び他の神経形成障害に罹患した個体の脳の特徴でもある。βアミロイドは、ADの定義をなす特徴であり、今や疾患発症の原因となる前駆体又は因子と考えられている。認知活動を担う脳領域でのAβ沈着は、AD発症の主要な要因である。βアミロイド斑は、大部分はアミロイドβペプチド(Aβ、βA4とされることもある)からなる。βペプチドは、アミロイド前駆体タンパク質(APP)がタンパク質分解されることによって誘導され、39〜42個のアミノ酸からなる。APPのプロセシングには、セクレターゼと呼ばれる数種のプロテアーゼが関与している。
【0006】
APPのAβペプチドN末端でのβ−セクレターゼによる切断、及びそのC末端での1種又は複数のγセクレターゼによる切断がβアミロイド形成経路、すなわちAβが形成される経路をなす。αセクレターゼによるAPPの切断によって、α−sAPP、すなわちAPPの分泌型が生成するが、これはβアミロイド斑の形成をもたらさない。この交代性の経路が、Aβペプチドの形成を妨げる。APPのタンパク分解性プロセシング断片についての記述は、たとえば、米国特許第5,441,870号、同第5,721,130号、及び同第5,942,400号に出ている。
【0007】
アスパルチルプロテアーゼは、β−セクレターゼ切断部位でのAPPのプロセシングを担う酵素として特定されている。β−セクレターゼ酵素は、BACE、Asp、及びMemapsinを含むさまざまな名称を用いて開示されている。たとえば、Sinha等のNature第402巻:537〜554(p501)、1999年、及び公告されたPCT出願WO00/17369を参照されたい。
【0008】
何通りかの証拠は、進行性の大脳βアミロイドペプチド(Aβ)沈着がADの発生において種のような役割を担い、数年又は数十年後に認知に関する症状を発生させることが示唆する。たとえば、SelkoeのNeuron第6巻:487ページ、1991年を参照されたい。正常な個体及びAD患者のどちらにおいても、培養液中で成長させた神経細胞からAβが遊離すること、及び脳脊髄液(CSF)中にAβが存在することが実証された。たとえば、Seubert等のNature第359巻:325〜327ページ、1992年を参照されたい。
【0009】
Aβペプチドは、β−セクレターゼによるAPPプロセシングの結果として蓄積されるので、AD治療ではこの酵素の活性を阻害することが望ましいと提言されている。β−セクレターゼ切断部位でのAPPのin vivoプロセシングは、Aβ生成の律速ステップであるので、AD治療のための治療ターゲットになると考えられている。たとえば、Sabbagh,M.等のAlz.Dis.Rev.第3巻、1〜19ページ1997年を参照されたい。
【0010】
BACE1ノックアウトマウスは、Aβを産生せず、正常な表現型を示した。APPを過剰発現するトランスジェニックマウスと交雑させたると、その子孫では、脳抽出物中のAβ量が対照動物に比べて減少する(Luo等のNature Neuroscience第4巻:231〜232ページ、2001年)。この証拠も、脳においてβ−セクレターゼ活性を阻害し、Aβを減少させることがAD及び他のβアミロイド障害を治療する治療方法になるという提言を支持する。
【0011】
「Beta−Secretase Enzyme Compositions and Methods」と題された、公告されたPCT出願WO00/47618は、β−セクレターゼ酵素及びその使用方法を特定している。この公告では、酵素の活性部位に結合し、酵素のアフィニティーカラム精製に有用なオリゴペプチド阻害剤も開示されている。さらに、WO00/77030は、スタチン分子を基にしたβ−セクレターゼ活性のテトラペプチド阻害剤を開示している。
【0012】
アルツハイマー病のためのさまざまな薬剤が提唱されているが、実質的な成功を収めていない。米国特許第5,175,281号は、アルツハイマー病治療に有用であるとして、21−アミノステロイド類を開示している。米国特許第5,502,187号は、アルツハイマー病治療に有用であるとして、二環へテロ環式アミン類を開示している。
【0013】
本発明の化合物がその切断された類似体であるヒドロキシエチルアミン「核」又はアイソスターは、HIVプロテアーゼ阻害の分野で使用され、成功を収めている。このようなヒドロキシエチルアミン化合物の多くは、製造方法も同様によく知られている。たとえば、J.Am.Chem.Soc.第93巻288〜291ページ(1993年)、Tetrahedron Letters第28巻(45)5569〜5572ページ(1987年)、J.Med.Chem.第38巻(4)581〜584ページ(1994年)、Tetrahedron Letters第38巻(4)619〜620ページ(1997年)を参照されたい。Maibaumらの欧州特許第702004号、同第678503号、同第678514号、同第678503号、及び同第716077号は、レニン阻害を対象とする同様のアイソスター戦略を対象としている。いずれもGoschkeらの米国特許第5,606,078号及び同第5,559,111号;Rasettiらの同第5,719,141号;並びにMaibaumらの同第5,641,778号も参照されたい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
現在では、アルツハイマー病の進行を阻止し、予防し、又は後退させる有効な治療はない。したがって、アルツハイマー病の進行を遅らせ、かつ/又は第一にこれを予防できる薬剤が早急に求められている。
【0015】
β−セクレターゼの有効な阻害剤であり、β−セクレターゼを媒介とするAPPの切断を阻害し、Aβ産生の有効な阻害剤であり、かつ/又はアミロイドβの沈着又はその斑を減少させるのに有効な、ADなど、アミロイドβの沈着又はその斑を特徴とする疾患を治療及び予防するための化合物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
広い態様では、本発明は、次式(I)の置換アミノアルコール
【0017】
【化1】
Figure 2004535424
又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルを提供する。
[式中、Bは、H、C〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
20は、H又はCアルキルもしくはアルケニルであり;
nは、0又は1であり;
は、
(I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
(A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR −a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(D)−F、Cl、−Br、又はI、
(F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(H)−OH、
(I)−C≡N、
(J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(K)−CO−(C〜Cアルキル)、
(L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
(VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
(A)ピリジニル、
(B)ピリミジニル、
(C)キノリニル、
(F)ベンゾチエニル、
(G)インドリル、
(H)インドリニル、
(I)ピリダジニル、
(J)ピラジニル、
(K)イソインドリル、
(L)イソキノリル、
(M)キナゾリニル、
(N)キノキサリニル、
(O)フタラジニル、
(P)イミダゾリル、
(Q)イソオキサゾリル、
(R)ピラゾリル、
(S)オキサゾリル、
(T)チアゾリル、
(U)インドリジニル、
(V)インダゾリル、
(W)ベンゾチアゾリル、
(X)ベンズイミダゾリル、
(Y)ベンゾフラニル、
(Z)フラニル、
(AA)チエニル、
(BB)ピロリル、
(CC)オキサジアゾリル、
(DD)チアジアゾリル、
(EE)トリアゾリル、
(FF)テトラゾリル、
(II)オキサゾロピリジニル、
(JJ)イミダゾピリジニル、
(KK)イソチアゾリル、
(LL)ナフチリジニル、
(MM)シンノリニル、
(NN)カルバゾリル、
(OO)β−カルボリニル、
(PP)イソクロマニル、
(QQ)クロマニル、
(SS)テトラヒドロイソキノリニル、
(TT)イソインドリニル、
(UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
(VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
(WW)イソベンゾチエニル、
(XX)ベンズオキサゾリル、
(YY)ピリドピリジニル、
(ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
(AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
(BBB)プリニル、
(CCC)ベンゾジオキソリル、
(DDD)トリアジニル、
(EEE)フェノキサジニル、
(FFF)フェノチアジニル、
(GGG)プテリジニル、
(HHH)ベンゾチアゾリル、
(III)イミダゾピリジニル、
(JJJ)イミダゾチアゾリル、
(KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
(LLL)ベンズイソキサジニル、
(MMM)ベンズオキサジニル、
(NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
(OOO)ベンゾピラニル、
(PPP)ベンゾチオピラニル、
(QQQ)クマリニル、
(RRR)イソクマリニル、
(SSS)クロモニル、
(TTT)クロマノニル、及び
(UUU)ピリジニル−N−オキシド
からなる群から選択され、
1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(14)−SO−(C〜Cアルキル)
のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素で結合しない]、
(VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
(A)モルホリニル、
(B)チオモルホリニル、
(C)チオモルホリニルS−オキシド、
(D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
(E)ピペラジニル、
(F)ホモピペラジニル、
(G)ピロリジニル、
(H)ピロリニル、
(I)テトラヒドロピラニル、
(J)ピペリジニル、
(K)テトラヒドロフラニル、
(L)テトラヒドロチエニル、
(M)ホモピペリジニル、
(N)ホモモルホリニル、
(O)ホモチオモルホリニル、
(P)ホモモルホリニルS−オキシド、
(Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
(R)オキサゾリジノニル
からなる群から選択され、
1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
(15)=O
のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素で結合しない]、あるいは
(IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ(alkyoxy)、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
(II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換されており、
(N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、あるいは
(III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−O−CF
(7)−NH
(8)−OH、及び
(9)−C≡N
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
Figure 2004535424
結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個のFによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
Gは、
(I)−C〜C10アルキルであって、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個のFによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
(III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
(IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
(V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
(VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
(F)−(CH1〜4−OH、
(G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)、
(H)NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
(I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
(a)−H、
(b)−C〜Cアルキル、
(c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
(VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
(A)C〜Cアルキル、
(B)−CF
(C)−F、Cl、−Br、及びI、
(D)C〜Cアルコキシ、
(E)−OCF
(F)−NH
(G)−OH、
(H)−C≡N、
(I)−NO
(J)−CO−OH、
(K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
(N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
(O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
(P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(Q)−CF
(R)−OCF
(S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(V)−CHOH、
(W)−CO−(C〜C)アルキル、
(X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
(Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの;あるいは
(VIII)−(CH−O−(CH−OHであり;
は、
(I)−H、
(II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
(VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
からなる群から選択されており;
は、
(I)−H、
(II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(IV)1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
(VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
からなる群から選択されており;
及びRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって3個、4個、5個、6個、及び7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が−O−、−S−、−SO−、−NRN−2−からなる群から選択されたヘテロ原子で置換され、RN−2は以下で定義するとおりであり;並びに
は、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又はSO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
−(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、
それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及びNR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又はN(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである、1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている]。
【0018】
本発明は、次式(I)の化合物
【0019】
【化2】
Figure 2004535424
又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル[式中、B、R20、R、n、及びRは、上記又は以下で定義するとおりである]の製造方法も提供する。
【0020】
本発明は、アルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせるのを助長し;軽度認知障害(MCI)の患者を治療し、MCIからADへと進行するはずの者においてはアルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせ;ダウン症候群を治療し;オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療し;脳アミロイド血管障害を治療し、可能性のあるその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぎ;血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆を含む他の変性痴呆、及びびまん性レビー小体型アルツハイマー病を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有する患者、及びそのような治療を必要とする者を治療する、又は患者においてそのような疾患もしくは状態を予防する方法であって、B、R20、n、R、R、R、及びRcがここで定義したとおりである式(I)の化合物又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルを治療有効量投与することを含む方法も含む。
【0021】
本発明は、β−セクレターゼ活性を阻害し、反応混合物中で、アミロイド前駆体タンパク質(APP)が、APP−695アミノ酸アイソタイプの番号のMet596とAsp597の間の部位、又はそのアイソタイプもしくは変異体の対応する部位で切断されるのを阻害し、細胞中でアミロイドβペプチド(Aβ)の産生を抑制し、動物においてβアミロイド斑の生成を抑制し、かつ脳のβアミロイドの沈着を特徴とする疾患を治療又は予防するための方法であって、B、R20、n、R、R、R、及びRがここで定義したとおりである式(I)の化合物又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルを治療有効量投与することを含む方法も含む。
【0022】
本発明は、B、R20、n、R、R、R、及びRがここで定義したとおりである式(I)の化合物又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルと、1種又は複数の薬剤として許容可能な不活性担体とを含む薬剤組成物も含む。
【0023】
本発明は又、式(I)の置換されたアミノアルコール
(式中、B、R20、n、R、R、及びRは本明細書で定義したとおりである)又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルの、アルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせるのを助長する、軽度認知障害(MCI)の患者を治療し、MCIからADへと進行するはずの者においてはアルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせる、ダウン症候群を治療する、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療する、脳アミロイド血管障害を治療し、可能性のあるその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐ、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆を含む他の変性痴呆、及びびまん性レビー小体型アルツハイマー病を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有する患者、及びそのような治療を必要とする者の治療、又は患者におけるそのような疾患もしくは状態の予防に使用する医薬品の製造での使用を含む。
【0024】
本発明は、β−セクレターゼに媒介されるアミロイド前駆体タンパク質(APP)の切断を阻害する化合物、組成物、キット、及び方法を提供する。より詳細には、本発明の化合物、組成物、及び方法は、Aβペプチドの産生を抑制し、いずれかのヒト又は動物の、Aβペプチドという病理形態に随伴する疾患又は状態を治療又は予防するのに有効である。
【0025】
本発明の化合物、組成物、及び方法は、アルツハイマー病(AD)に罹患しているヒトを治療する、ADの発生を防ぐ又は遅らせるのを助長する、軽度認知障害(MCI)の患者を治療し、そうでなくMCIからADへの進行が予想される患者においてはADの発生を防ぐ又は遅らせる、ダウン症候群を治療する、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血を治療する、β脳アミロイド血管障害を治療し、単発性及び再発性皮質下出血など、可能性のあるその予後を防ぐ、血管性変性混合型痴呆を含む他の変性痴呆を治療する、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、及びびまん性レビー小体型ADを治療するために有用である。
【0026】
本発明はまた、式Iの化合物の調製に有用な中間体及び方法を提供する。
【0027】
本発明の化合物は、β−セクレターゼ阻害活性を有する。本発明の化合物のその阻害活性は、たとえば、1種又は複数の本明細書に記載のアッセイ又は当技術分野で知られているアッセイを使用して容易に実証される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
上述のように、本発明の広範な態様は、B、R20、n、R、R、R、及びRが上で定義したとおりである(I)の化合物又は薬剤として許容可能な塩もしくはエステルを対象とする。
【0029】
好ましい実施形態では、RがG−L−A−E−W−であって、Eは、結合又はC〜Cアルキレンであり、
Aは、
(I)アリール又はシクロアルキルであって、各アリール又はシクロアルキルが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換され、R100が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R及びR’は、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、又は(CH0〜2−アリールもしくは−(CH0〜2−シクロアルキルであり、各アリール又はシクロアルキルは、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている)、
(D)−CO−R25(R25は、(a)C〜Cアルキル、
(b)−(CH0〜2−シクロアルキル、
(c)アリールが、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている−(CH0〜2−アリール、及び
(d)水素からなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−R25
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COH、
(G)NRR’、
(H)−SR、
(I)−CHOH、
(J)−C(O)−(C〜C)アルキル、
(K)−C(O)NRR’、
(L)−SONRR’、
(M)−COH、
(N)C〜Cアルキル、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルコキシ、−OCF、−NH、−OH、又はCN、
(O)ハロゲン、及び
(P)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHであるもの;
(II)Eが結合であるとき、ヘテロアリール基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(III)Eが結合であるとき、複素環基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環であって、R200が、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、及びI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−OCF
(7)−NH
(8)−OH、又は
(9)−C≡Nであるものであり;
Wは、結合、−S−、−S(O)−、−SO−、−O−、−N(R)−であり、Rは、水素又はC〜Cアルキルであり;
Lは、Gが不在であるとき結合又は不在であり、あるいはLは、
Figure 2004535424
であり、R110及びR112は、それぞれ独立に水素又はC〜Cアルキルであり、C〜Cアルキルは、OH、C〜Cアルコキシ、又は1個から5個のFによって任意選択で置換されており;
Gは、不在又は
(I)C〜C10アルキルであって、
(A)−COH、
(B)−CO(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NRR’、
(F)−C〜Cハロアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
(K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
(L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(M)C〜Cアルキル
からそれぞれ独立に選択された最高で3個の基によって任意選択で置換されているもの;
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COH、
(B)−CO−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)−C〜Cハロアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
(K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
(L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(m)モノ(C〜Cアルキル)アミノ、及び
(n)ジ(C〜Cアルキル)アミノ、
(o)C〜Cアルキル
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているもの;
(III)アリールがR100によって任意選択で置換されている−(CRR)0〜4−アリール;
(IV)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−ヘテロアリール;
(V)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−複素環、
(VI)−C(R10)(R12)−CO−NH−R14[式中、R10及びR12は、同じでも異なってもよく、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)アリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
(D)ヘテロアリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
(E)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
(F)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(G)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環、
(H)−(CH1〜4−OH、
(I)−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−アリール(Yは、−O−、−S−、又はNRC−5−であり、R16は、水素又はC〜Cアルキルであり、アリールは、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている)、
(J)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−ヘテロアリール、及び
(K)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−アリール
からなる群から選択され、
14は、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−アリール、
(D)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−ヘテロアリール、
(E)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−複素環、
(F)アリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
(G)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
(H)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
(I)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHである]であり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、又はC〜Cアルキルである。
【0030】
別の実施形態では、Rが、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);又は
ハロゲン、−OH、=O、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、−OC(=O)−アミノ、−アミノ−C(=O)O−、及びOC(=O)−モノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、もしくは3個の基、又はC〜C10アルキルによって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NR’7、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノもしくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノもしくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の基によって環部分がそれぞれ任意選択で置換されている、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又はC〜Cアルキル−ヘテロシクリル;又は
それぞれ独立にハロゲンである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシ;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、及びC〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル、アルカ(ジ)エニル、C〜Cアルキニル、又はアルカ(ジ)イニルであり;ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている。
【0031】
好ましい実施形態[非ジフルオロベンジルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、
が、
(I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
(A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(D)−Cl、−Br、又はI、
(F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(H)−OH、
(I)−C≡N、
(J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(K)−CO−(C〜Cアルキル)、
(L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
(VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
(A)ピリジニル、
(B)ピリミジニル、
(C)キノリニル、
(F)ベンゾチエニル、
(G)インドリル、
(H)インドリニル、
(I)ピリダジニル、
(J)ピラジニル、
(K)イソインドリル、
(L)イソキノリル、
(M)キナゾリニル、
(N)キノキサリニル、
(O)フタラジニル、
(P)イミダゾリル、
(Q)イソオキサゾリル、
(R)ピラゾリル、
(S)オキサゾリル、
(T)チアゾリル、
(U)インドリジニル、
(V)インダゾリル、
(W)ベンゾチアゾリル、
(X)ベンズイミダゾリル、
(Y)ベンゾフラニル、
(Z)フラニル、
(AA)チエニル、
(BB)ピロリル、
(CC)オキサジアゾリル、
(DD)チアジアゾリル、
(EE)トリアゾリル、
(FF)テトラゾリル、
(II)オキサゾロピリジニル、
(JJ)イミダゾピリジニル、
(KK)イソチアゾリル、
(LL)ナフチリジニル、
(MM)シンノリニル、
(NN)カルバゾリル、
(OO)β−カルボリニル、
(PP)イソクロマニル、
(QQ)クロマニル、
(SS)テトラヒドロイソキノリニル、
(TT)イソインドリニル、
(UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
(VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
(WW)イソベンゾチエニル、
(XX)ベンズオキサゾリル、
(YY)ピリドピリジニル、
(ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
(AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
(BBB)プリニル、
(CCC)ベンゾジオキソリル、
(DDD)トリアジニル、
(EEE)フェノキサジニル、
(FFF)フェノチアジニル、
(GGG)プテリジニル、
(HHH)ベンゾチアゾリル、
(III)イミダゾピリジニル、
(JJJ)イミダゾチアゾリル、
(KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
(LLL)ベンズイソキサジニル、
(MMM)ベンズオキサジニル、
(NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
(OOO)ベンゾピラニル、
(PPP)ベンゾチオピラニル、
(QQQ)クマリニル、
(RRR)イソクマリニル、
(SSS)クロモニル、
(TTT)クロマノニル、及び
(UUU)ピリジニル−N−オキシド
からなる群から選択され、
1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(14)−SO−(C〜Cアルキル)のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素部分で結合しない]、
(VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
(A)モルホリニル、
(B)チオモルホリニル、
(C)チオモルホリニルS−オキシド、
(D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
(E)ピペラジニル、
(F)ホモピペラジニル、
(G)ピロリジニル、
(H)ピロリニル、
(I)テトラヒドロピラニル、
(J)ピペリジニル、
(K)テトラヒドロフラニル、
(L)テトラヒドロチエニル、
(M)ホモピペリジニル、
(N)ホモモルホリニル、
(O)ホモチオモルホリニル、
(P)ホモモルホリニルS−オキシド、
(Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
(R)オキサゾリジノニル
からなる群から選択され、
1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わるようにその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
(15)=Oのうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素部分で結合しない]、あるいは
(IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
(II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換され、
(N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、又は
(III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−O−CF
(7)−NH
(8)−OH、及び
(9)−C≡N
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
Figure 2004535424
結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個のFによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
Gは、
(I)−C〜C10アルキルであって、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
(III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
(IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
(V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
(VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
(F)−(CH1〜4−OH、
(G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
(H)−NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリ ールは上記で定義したとおりである)、及び
(I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
(a)−H、
(b)−C〜Cアルキル、
(c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
(VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
(B)C〜Cアルキル、
(B)−CF
(C)−F、Cl、−Br、及びI、
(D)C〜Cアルコキシ、
(E)−OCF
(F)−NH
(G)−OH、
(H)−C≡N、
(I)−NO
(J)−CO−OH、
(K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
(N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
(O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
(P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(Q)−CF
(R)−OCF
(S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(V)−CHOH、
(W)−CO−(C〜C)アルキル、
(X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
(Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの、あるいは
(VIII)−(CH−O−(CH−OHである。
【0032】
さらに別の好ましい実施形態[非フェニルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、Rが、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及びCO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452501〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又はSO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
−(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SO−NR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及び−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている。
【0033】
さらに好ましい実施形態[非CH−フェニルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、Rが、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452502〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
−(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている。
【0034】
好ましい実施形態では、本発明は、式(I)の化合物
又は薬剤として許容可能なその塩及びエステルを包含する。式中、Bは、H又はC〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり、R20、R、及びRはHであり、nは0であり、Rは3,5−ジフルオロフェニルであり、Rcは次式
【0035】
【化3】
Figure 2004535424
であり、Rは、この好ましい実施形態では、−OB又は−SOBによって任意選択で置換されているC〜C直鎖もしくは分枝鎖アルキルである。
【0036】
本発明は、アルツハイマー病の発生の防止又は遅延を助長するため、軽度認知障害(MCI)の患者の治療、及びMCIからADへと進行する恐れのある患者においてアルツハイマー病の発生の防止又は遅延をするため、ダウン症候群を治療するため、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療するため、脳アミロイド血管障害を治療し、起こり得るその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐため、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、びまん性レビー小体型アルツハイマー病を含む他の変性痴呆を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有し、又は患者がそうなるのを予防する際に、そのような治療を必要とする患者を治療する方法であって、次式(I)の置換アミノアルコール
【0037】
【化4】
Figure 2004535424
又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
[式中、Bは、H、C〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
20は、H又はCアルキルもしくはアルケニルであり;
nは、0又は1であり;
は、
(I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ
、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
(A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(D)−F、Cl、−Br、又はI、
(F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(H)−OH、
(I)−C≡N、
(J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(K)−CO−(C〜Cアルキル)、
(L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
(VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
(A)ピリジニル、
(B)ピリミジニル、
(C)キノリニル、
(F)ベンゾチエニル、
(G)インドリル、
(H)インドリニル、
(I)ピリダジニル、
(J)ピラジニル、
(K)イソインドリル、
(L)イソキノリル、
(M)キナゾリニル、
(N)キノキサリニル、
(O)フタラジニル、
(P)イミダゾリル、
(Q)イソオキサゾリル、
(R)ピラゾリル、
(S)オキサゾリル、
(T)チアゾリル、
(U)インドリジニル、
(V)インダゾリル、
(W)ベンゾチアゾリル、
(X)ベンズイミダゾリル、
(Y)ベンゾフラニル、
(Z)フラニル、
(AA)チエニル、
(BB)ピロリル、
(CC)オキサジアゾリル、
(DD)チアジアゾリル、
(EE)トリアゾリル、
(FF)テトラゾリル、
(II)オキサゾロピリジニル、
(JJ)イミダゾピリジニル、
(KK)イソチアゾリル、
(LL)ナフチリジニル、
(MM)シンノリニル、
(NN)カルバゾリル、
(OO)β−カルボリニル、
(PP)イソクロマニル、
(QQ)クロマニル、
(SS)テトラヒドロイソキノリニル、
(TT)イソインドリニル、
(UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
(VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
(WW)イソベンゾチエニル、
(XX)ベンズオキサゾリル、
(YY)ピリドピリジニル、
(ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
(AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
(BBB)プリニル、
(CCC)ベンゾジオキソリル、
(DDD)トリアジニル、
(EEE)フェノキサジニル、
(FFF)フェノチアジニル、
(GGG)プテリジニル、
(HHH)ベンゾチアゾリル、
(III)イミダゾピリジニル、
(JJJ)イミダゾチアゾリル、
(KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
(LLL)ベンズイソキサジニル、
(MMM)ベンズオキサジニル、
(NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
(OOO)ベンゾピラニル、
(PPP)ベンゾチオピラニル、
(QQQ)クマリニル、
(RRR)イソクマリニル、
(SSS)クロモニル、
(TTT)クロマノニル、及び
(UUU)ピリジニル−N−オキシド
からなる群から選択され、
1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(14)−SO−(C〜Cアルキル)
のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素で結合しない]、
(VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
(A)モルホリニル、
(B)チオモルホリニル、
(C)チオモルホリニルS−オキシド、
(D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
(E)ピペラジニル、
(F)ホモピペラジニル、
(G)ピロリジニル、
(H)ピロリニル、
(I)テトラヒドロピラニル、
(J)ピペリジニル、
(K)テトラヒドロフラニル、
(L)テトラヒドロチエニル、
(M)ホモピペリジニル、
(N)ホモモルホリニル、
(O)ホモチオモルホリニル、
(P)ホモモルホリニルS−オキシド、
(Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
(R)オキサゾリジノニル
からなる群から選択され、
1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
(15)=O
のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素で結合しない]、あるいは
(IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及び−CNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
(II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換されており、
(N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及び−CNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、あるいは
(III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−O−CF
(7)−NH
(8)−OH、及び
(9)−C≡N
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
Figure 2004535424
結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個の−Fによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
Gは、
(I)−C〜C10アルキルであって、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
(III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
(IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
(V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
(VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
(F)−(CH1〜4−OH、
(G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
(H)NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
(I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
(a)−H、
(b)−C〜Cアルキル、
(c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
(VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
(C)C〜Cアルキル、
(B)−CF
(C)−F、Cl、−Br、及びI、
(D)C〜Cアルコキシ、
(E)−OCF
(F)−NH
(G)−OH、
(H)−C≡N、
(I)−NO
(J)−CO−OH、
(K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
(N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
(O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
(P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(Q)−CF
(R)−OCF
(S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(V)−CHOH、
(W)−CO−(C〜C)アルキル、
(X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
(Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの;あるいは
(VIII)−(CH−O−(CH−OHであり;
は、
(I)−H、
(II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
(VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
からなる群から選択されており;
は、
(I)−H、
(II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(IV)1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
(VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
からなる群から選択されており;
及びRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって3個、4個、5個、6個、及び7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が−O−、−S−、−SO−、−NRN−2−からなる群から選択されたヘテロ原子で置換され、RN−2は以下で定義するとおりであり;並びに
は、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
−(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及び−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである、1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている]からなる群から選択された治療有効量の化合物を投与することを含む方法を包含する。
【0038】
別法の実施形態では、RがG−L−A−E−W−であって、Eは、結合又はC〜Cアルキレンであり、
Aは、
(I)アリール又はシクロアルキルであって、各アリール又はシクロアルキルが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換され、R100が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R及びR’は、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、又は−(CH0〜2−アリールもしくは−(CH0〜2−シクロアルキルであり、各アリール又はシクロアルキルは、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている)、
(D)−CO−R25(R25は、(a)C〜Cアルキル、
(b)−(CH0〜2−シクロアルキル、
(c)アリールが、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている−(CH0〜2−アリール、及び
(d)水素からなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−R25
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COH、
(G)NRR’、
(H)−SR、
(I)−CHOH、
(J)−C(O)−(C〜C)アルキル、
(K)−C(O)NRR’、
(L)−SONRR’、
(M)−COH、
(N)C〜Cアルキル、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルコキシ、−OCF、−NH、−OH、又はCN、
(O)ハロゲン、及び
(P)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHであるもの;
(II)Eが結合であるとき、ヘテロアリール基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(III)Eが結合であるとき、複素環基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環であって、R200が、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、及びI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−OCF
(7)−NH
(8)−OH、又は
(9)−C≡Nであるものであり;
Wは、結合、−S−、−S(O)−、−SO−、−O−、−N(R)−であり、Rは、水素又はC〜Cアルキルであり;
Lは、Gが不在であるとき結合又は不在であり、あるいはLは、
Figure 2004535424
であり、R110及びR112は、それぞれ独立に水素又はC〜Cアルキルであり、C〜Cアルキルは、OH、C〜Cアルコキシ、又は1個から5個のFによって任意選択で置換されており;
Gは、不在又は
(I)C〜C10アルキルであって、
(A)−COH、
(B)−CO(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NRR’、
(F)−C〜Cハロアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
(K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
(L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(M)C〜Cアルキル
からそれぞれ独立に選択された最高で3個の基によって任意選択で置換されているもの;
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COH、
(B)−CO−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)−C〜Cハロアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
(K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
(L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(m)モノ(C〜Cアルキル)アミノ、及び
(n)ジ(C〜Cアルキル)アミノ、
(o)C〜Cアルキル
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているもの;
(III)アリールがR100によって任意選択で置換されている−(CRR)0〜4−アリール;
(IV)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−ヘテロアリール;
(V)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−複素環、
(VI)−C(R10)(R12)−CO−NH−R14[式中、R10及びR12は、同じでも異なってもよく、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)アリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって 任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
(D)ヘテロアリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
(E)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
(F)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
(G)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環、
(H)−(CH1〜4−OH、
(I)−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−アリール(Yは、−O−、−S−、又はNRC−5−であり、R16は、水素又はC〜Cアルキルであり、アリールは、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている)、
(J)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−ヘテロアリール、及び
(K)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−アリール
からなる群から選択され、
14は、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−アリール、
(D)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−ヘテロアリール、
(E)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−複素環、
(F)アリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
(G)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
(H)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
(I)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHである]であり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、又はC〜Cアルキルである。
【0039】
さらに別法の実施形態では、Rが、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);又は
ハロゲン、−OH、=O、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、−OC(=O)−アミノ、−アミノ−C(=O)O−、及び−OC(=O)−モノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、もしくは3個の基、又はC〜C10アルキルによって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NR’7、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノもしくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノもしくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の基によって環部分がそれぞれ任意選択で置換されている、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又はC〜Cアルキル−ヘテロシクリル;又は
それぞれ独立にハロゲンである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシ;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、及びC〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル、アルカ(ジ)エニル、C〜Cアルキニル、又はアルカ(ジ)イニルであり;ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている。
【0040】
さらに別の好ましい方法の実施形態[非ジフルオロベンジルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、
が、
(I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
(IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
(A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及び−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(D)−Cl、−Br、又はI、
(F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(H)−OH、
(I)−C≡N、
(J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(K)−CO−(C〜Cアルキル)、
(L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
(VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
(A)ピリジニル、
(B)ピリミジニル、
(C)キノリニル、
(F)ベンゾチエニル、
(G)インドリル、
(H)インドリニル、
(I)ピリダジニル、
(J)ピラジニル、
(K)イソインドリル、
(L)イソキノリル、
(M)キナゾリニル、
(N)キノキサリニル、
(O)フタラジニル、
(P)イミダゾリル、
(Q)イソオキサゾリル、
(R)ピラゾリル、
(S)オキサゾリル、
(T)チアゾリル、
(U)インドリジニル、
(V)インダゾリル、
(W)ベンゾチアゾリル、
(X)ベンズイミダゾリル、
(Y)ベンゾフラニル、
(Z)フラニル、
(AA)チエニル、
(BB)ピロリル、
(CC)オキサジアゾリル、
(DD)チアジアゾリル、
(EE)トリアゾリル、
(FF)テトラゾリル、
(II)オキサゾロピリジニル、
(JJ)イミダゾピリジニル、
(KK)イソチアゾリル、
(LL)ナフチリジニル、
(MM)シンノリニル、
(NN)カルバゾリル、
(OO)β−カルボリニル、
(PP)イソクロマニル、
(QQ)クロマニル、
(SS)テトラヒドロイソキノリニル、
(TT)イソインドリニル、
(UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
(VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
(WW)イソベンゾチエニル、
(XX)ベンズオキサゾリル、
(YY)ピリドピリジニル、
(ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
(AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
(BBB)プリニル、
(CCC)ベンゾジオキソリル、
(DDD)トリアジニル、
(EEE)フェノキサジニル、
(FFF)フェノチアジニル、
(GGG)プテリジニル、
(HHH)ベンゾチアゾリル、
(III)イミダゾピリジニル、
(JJJ)イミダゾチアゾリル、
(KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
(LLL)ベンズイソキサジニル、
(MMM)ベンズオキサジニル、
(NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
(OOO)ベンゾピラニル、
(PPP)ベンゾチオピラニル、
(QQQ)クマリニル、
(RRR)イソクマリニル、
(SSS)クロモニル、
(TTT)クロマノニル、及び
(UUU)ピリジニル−N−オキシド
からなる群から選択され、
1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
(14)−SO−(C〜Cアルキル)のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素部分で結合しない]、
(VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
(A)モルホリニル、
(B)チオモルホリニル、
(C)チオモルホリニルS−オキシド、
(D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
(E)ピペラジニル、
(F)ホモピペラジニル、
(G)ピロリジニル、
(H)ピロリニル、
(I)テトラヒドロピラニル、
(J)ピペリジニル、
(K)テトラヒドロフラニル、
(L)テトラヒドロチエニル、
(M)ホモピペリジニル、
(N)ホモモルホリニル、
(O)ホモチオモルホリニル、
(P)ホモモルホリニルS−オキシド、
(Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
(R)オキサゾリジノニル
からなる群から選択され、
1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わるようにその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
(1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
(2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
(3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
(7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
(8)−OH、
(9)−C≡N、
(10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
(11)−CO−(C〜Cアルキル)、
(12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
(14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
(15)=Oのうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素部分で結合しない]、あるいは
(IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
(II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(A)−NO
(B)−C≡N、
(C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
(D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
(G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
(H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(I)−CHOH、
(J)−CO−(C〜C)アルキル、
(K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
(M)−COOH、
(N)−C〜Cアルキル、
(O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
(P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換され、
(N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、又は
(III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
(1)=O、
(2)C〜Cアルキル、
(3)−CF
(4)−F、Cl、−Br、又はI、
(5)C〜Cアルコキシ、
(6)−O−CF
(7)−NH
(8)−OH、及び
(9)−C≡N
からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
Figure 2004535424
結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個の−Fによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
Gは、
(I)−C〜C10アルキルであって、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
(II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
(A)−COOH、
(B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
(C)C〜Cアルコキシ、
(D)−OH、
(E)−NH
(F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
(G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
(H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
(I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
(J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
(K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
(III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
(IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
(V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
(VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
(A)−H、
(B)−C〜Cアルキル、
(C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
(F)−(CH1〜4−OH、
(G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
(H)−NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
(I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
(a)−H、
(b)−C〜Cアルキル、
(c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
(d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
(e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
(VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
(D)C〜Cアルキル、
(B)−CF
(C)−F、Cl、−Br、及びI、
(D)C〜Cアルコキシ、
(E)−OCF
(F)−NH
(G)−OH、
(H)−C≡N、
(I)−NO
(J)−CO−OH、
(K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
(a)C〜Cアルキルと
(b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
とからなる群から選択されている)、
(L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
(M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
(N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
(O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
(P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(Q)−CF
(R)−OCF
(S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
(U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
(V)−CHOH、
(W)−CO−(C〜C)アルキル、
(X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
(Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの、あるいは
(VIII)−(CH−O−(CH−OHである。
【0041】
さらに別の好ましい方法の実施形態[非フェニルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、Rが、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452501〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及びNR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又はN(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている。
【0042】
さらに好ましい方法の実施形態[非CH−フェニルの実施形態;複数の不活性化合物の除去]では、Rが、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452502〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
Figure 2004535424
からなる群から選択されており;
各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
Figure 2004535424
1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている。
【0043】
好ましい実施形態では、本発明は、アルツハイマー病の発生の防止又は遅延を助長するため、軽度認知障害(MCI)の患者の治療、及びMCIからADへと進行する恐れのある患者においてアルツハイマー病の発生の防止又は遅延をするため、ダウン症候群を治療するため、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療するため、脳アミロイド血管障害を治療し、起こり得るその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐため、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、びまん性レビー小体型アルツハイマー病を含む他の変性痴呆を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有し、又は患者がそうなるのを予防する際に、そのような治療を必要とする患者を治療する方法であって、次式(I)の置換アミノアルコール
【0044】
【化5】
Figure 2004535424
又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
[式中、Bは、H又はC〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり、R20、R、及びRはHであり、nは0であり、Rは3,5−ジフルオロフェニルであり、Rcは次式
【0045】
【化6】
Figure 2004535424
であり、Rは、−OB又はSOBによって任意選択で置換されているC〜C直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である]からなる群から選択された治療有効量の化合物を投与することを含む方法を提供する。
【0046】
本発明は、アルツハイマー病の治療及び予防に有用な式(I)の化合物を提供する。式(I)の抗アルツハイマー病化合物は、当分野の技術者に知られている出発化合物から当分野の技術者によく知られている方法によって製造する。化学プロセスは、当分野の技術者によく知られている。式(1)の化合物又はその一部は、種々の合成経路によって調製することができる。式(I)の化合物を調製するための最も一般的な方法を以下のスキームIに示す。
【0047】
【化7】
Figure 2004535424
【0048】
この化学反応は、直線的に進行し、要約すると、アミノ酸(I)出発材料をN保護して、対応する保護されたアミノ酸を生成するステップ、EDCなど、アミド結合を形成させるカップリング剤を使用して、保護されたアミノ酸とメトキシメチルアミンを結合させた後に、Weinrebアミドとして知られている、その得られた活性化アミドとグリニャール試薬を反応させて、保護されたアミノケトンを生成するステップ、及びNaBH(水素化ホウ素ナトリウム)などの穏やかな還元剤を使用する水素化物還元によって、保護されたアミノケトンを対応するアルコールに還元するステップを含む。当分野の技術者ならば、これらがすべて有機化学でよく知られている反応であることがわかるであろう。当分野の化学者ならば、生物活性のある本発明の置換アミノアルコール最終生成物(I)の化学構造がわかれば、追加の情報がなくとも、知られている出発材料から知られている方法によってそうした生成物を調製できるはずである。
【0049】
スキームIは、式(I)の化合物を調製するために本発明で使用される一般の方法を示す。式(I)の抗アルツハイマー化合物は、所望のα置換基を有する適切に選択されたアミノ酸から出発して調製する。そのアミノ酸は、当分野の技術者によく知られており、かつ/又は知られている化合物から当分野の技術者によく知られている方法によって容易に調製することができる。天然の(L配置を有する)アミノ酸は、豊富に入手可能であり、また天然に存在しない多くのアミノ酸配列が、有機合成分野の技術者によく知られている技術によって調製されており、又は市販されている。Roberts及びVellaccioは、The Peptides第5巻:「分析、合成、生物学(Analysis,Synthesis,Biology)」、米国ニューヨークAcademic Press、1983年の中で、非天然アミノ酸の包括的な一覧表、及びその数多くの変異体を合成するための技術を提示している。より最近では、キラリティーに関して純粋な非天然アミノ酸を得る追加の経路の記述が、「キラルな鋳型としての炭水化物からのαアミノ酸の不斉合成(Asymmetric synthesis of α−amino acids from carbohydrates as chiral templates)」、Cintas,P.,Tetrahedron、第47巻(32)、6079〜111ページ(1991年)にある。したがって、当分野の技術者は、上で概略を述べた方法の1種又は複数を賢明に選択することによって、本発明の化合物を調製するのに使用されるアミノ酸前駆体を合成することができるが、それらの論文を参照により本明細書に組み込む。あるいは、多くのアミノ酸由来化合物は、有利なことに市販品を購入することもできる。非常にさまざまなα置換基を有するアミノ酸誘導体が入手可能である。このような誘導体は、一例としてSynthetech,Inc.(1290 Industrial Way、P.O.Box 646、Albany、OR 97321 USA)から入手可能であり、この企業は、提供可能な化合物のカタログを発行している。
【0050】
式(I)の化合物は、4種の鏡像異性体を与える少なくとも2個の鏡像異性中心(enantiomeric center)を有する。このような鏡像異性中心の第1号は、アミノ酸出発材料(I)に由来する。鏡像異性体に関して不純な混合物を生成し、次いで所望の鏡像異性体(S)を取り出さなければならないのよりも、所望の鏡像異性体(S)を市販品から得るか、又はそれを製造することが好ましい。鏡像異性体に関して純粋な、置換アミノアルコール(I)生成物と立体配置が同じ(S)−アミノ酸からプロセスを始めることが好ましい。
【0051】
このプロセスの第1のステップは、(S)−アミノ酸(I)のアミノ基をアミノ保護基で保護して当分野の技術者によく知られている方法によって(S)−保護アミノ酸(II)を生成する。アミノ保護基は、当分野の技術者によく知られている。たとえば、「有機合成の保護基(Protecting Groups in Organic Synthesis)」、John Wiley and sons、米国ニューヨーク州ニューヨーク、1981年、第7章;「有機化学の保護基(Protecting Groups in Organic Chemistry)」、Plenum Press、米国ニューヨーク州ニューヨーク、1973年、第2章を参照されたい。アミノ保護基の機能は、(S)−アミノ酸(I)でのその後の反応中に遊離アミノ官能基(−NH)を保護することである。この反応は、アミノ基がその後の反応のために遊離している必要があることと矛盾するように反応し官能化するため、又は遊離アミノ基が反応を妨げるためにうまく進行しない。アミノ保護基が必要でない場合には、当分野の技術者によく知られている方法によってこれを除去する。当然、アミノ保護基は、当分野の技術者によく知られている方法によって当分野の技術者に知られているように容易に除去できるものでなければならない。適切なアミノ保護基は、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、ホルミル、トリチル、アセチル、トリクロロアセチル、ジクロロアセチル、クロロアセチル、トリフルオロアセチル、ジフルオロアセチル、フルオロアセチル、4−フェニルベンジルオキシカルボニル、2−メチルベンジルオキシカルボニル、4−エトキシベンジルオキシカルボニル、4−フルオロベンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、3−クロロベンジルオキシカルボニル、2−クロロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジクロロベンジルオキシカルボニル、4−ブロモベンジルオキシカルボニル、3−ブロモベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−シアノベンジルオキシカルボニル、2−(4−キセニル)イソプロポキシカルボニル、1,1−ジフェニルエト−1−イルオキシカルボニル、1,1−ジフェニルプロプ−1−イルオキシカルボニル、2−フェニルプロプ−2−イルオキシカルボニル、2−(p−トルイル)プロプ−2−イルオキシカルボニル、シクロペンタニルオキシカルボニル、1−メチルシクロペンタニルオキシカルボニル、シクロヘキサニルオキシカルボニル、1−メチルシクロヘキサニルオキシカルボニル、2−メチルシクロヘキサニルオキシカルボニル、2−(4−トルイルスルホニル)エトキシカルボニル、2−(メチルスルホニル)エトキシカルボニル、2−(トリフェニルホスフィノ)エトキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、1−(トリメチルシリルメチル)プロプ−1−エニルオキシカルボニル、5−ベンズイソキサリルメトキシカルボニル、4−アセトキシベンジルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−エチニル−2−プロポキシカルボニル、シクロプロピルメトキシカルボニル、4−(デシロキシル)ベンジルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、及び1−ピペリジルオキシカルボニル、炭酸9−フルオレニルメチル、−CH−CH=CH、及びフェニル−C(=N−)−Hからなる群から選択される。保護基は、t−ブトキシカルボニル(BOC)及びベンジルオキシカルボニル(CBZ)であることが好ましく、t−ブトキシカルボニルであることがより好ましい。当分野の技術者ならば、t−ブトキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル保護基を導入する好ましい方法がわかるであろうし、さらに手引き用のT.W.Green及びP.G.M.Wutsの「有機化学の保護基(Protective Groups in Organic Chemistry)」、John Wiley and Sons、1991年を見ることもできる。
【0052】
アミン保護基を除去する適切な手段は、保護基の性質に応じて決まる。当分野の技術者ならば、特定の保護基の性質を知り、その除去にどの試薬が好ましいかがわかる。たとえば、(S,R)保護アルコール(VII)をトリフルオロ酢酸/ジクロロメタン混合物中に溶解させることによって、好ましい保護基、すなわちBOCを除去することが好ましい。完了時に、減圧下で溶媒を除去して、対応する(S,R)−アミンを(対応する塩、すなわちトリフルオロ酢酸塩として)得、これをそれ以上精製せずに使用する。しかし、所望であれば、たとえば再結晶など、当分野の技術者によく知られている手段によって、又はキラル選択的な固体担体を任意選択で使用するHPLCによる精製によって、(S,R)−アミンをさらに精製することもできる。さらに、塩でない形が求められるならば、たとえば、軽い塩基性条件で塩を処理して遊離塩基のアミンを調製するなど、当分野の技術者に知られている手段によってそれを得ることもできる。追加のBOC脱保護条件及び他の保護基の脱保護条件は、T.W.Green及びP.G.M.Wutsの「有機化学における保護基(Protective Groups in Organic Chemistry)」、John Wiley and Sons、1991年、309ページで見ることができる。化学的に好適な典型的な塩には、トリフルオロ酢酸塩や、塩化物、硫酸塩、リン酸塩など、鉱酸アニオンが含まれるが、好ましいものは、トリフルオロ酢酸塩及び塩化物である。
【0053】
多くのグリニャール試薬は購入することができ、他は当分野の技術者に知られている方法によって調製される。次いで、スキームIに記載するように酸から直接に、又は酸ハロゲン化物を経てからN,O−ジメチルヒドロキシルアミンで処理してWeinrebアミドを得、次いでWeinrebアミドを当分野の技術者に知られている方法によってグリニャール試薬で処理し、Weinrebアミドを調製することによるアミノケトン中間体の調製方法にグリニャール試薬を適用する。
【0054】
本発明の化合物は、幾何異性体又は光学異性体、並びに互変異性体を含むことがある。したがって、本発明は、すべての互変異性体とE及びZ幾何異性体などの純粋な幾何異性体、並びにその混合物を含む。さらに、本発明は、純粋な鏡像異性体及びジアステレオ異性体、並びにラセミ混合物を含むその混合物を含む。個々の幾何異性体、鏡像異性体、又はジアステレオ異性体は、調製してもよいし、又は当分野で知られている方法によって単離してもよい。
【0055】
(S,R)−置換アミノアルコール(I)は、アミンなので、酸と反応した場合塩を形成する。該当する置換アミノアルコール(I)よりも、薬剤として許容可能な塩が好ましい。より水に溶けやすい、安定した、かつ/又はより結晶性の高い化合物を生じるからである。薬剤として許容可能な塩とは、親化合物の活性を保持し、これを投与する対象及びこれが投与される状況に有害な又は望ましくない影響を与えないいずれかの塩である。薬剤として許容可能な塩には、無機酸の塩も有機酸の塩も含まれる。好ましい薬剤として許容可能な塩には、以下の酸、すなわち酢酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、重炭酸塩、重硫酸、重酒石酸、酪酸、エデト酸カルシウム、d−カンファースルホン酸、炭酸、クロロベンゼン酸、クエン酸、エデト酸、エジシル(edisylic)酸、エストル(estolic)酸、エシル(esyl)酸、エシレン(esylic)酸、ギ酸、フマル酸、グルセプト(gluceptic)酸、グルコン酸、グルタミン酸、グリコリルアルサニル酸、ヘキサミン(hexamic)酸、ヘキシルレソルシノイン(hexylresorcinoic)酸、ヒドラバム(hydrabamic)酸、臭化水素酸、塩化水素酸、ヨウ化水素酸、ヒドロキシナフトエ酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、メチル硝酸、メチル硫酸、粘液酸、ムコン酸、ナプシル(napsylic)酸、硝酸、シュウ酸、p−ニトロメタンスルホン酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、一水素リン酸、二水素リン酸、フタル酸、ポリガラクトウロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、コハク酸、コハク酸、スルファミン酸、スルファニル酸、スルホン酸、硫酸、タンニン酸、酒石酸、テオクル酸、及びトルエンスルホン酸の塩が含まれる。他の許容される塩については、Int.J.Pharm.第33巻201〜217ページ(1986年)及びJ.Pharm.Sci.第66巻(1)1ページ(1977)を参照されたい。
【0056】
式(I)の化合物、及びこの化合物のC末端など、その重要な部分は、共にGoschke他の米国特許第5,606,078号及び同第5,559,111号、Rasetti他の同第5,719,141号、及びMaibaum他の同第5,641,778号による合成の説明によって調製してもよく、これらの特許をすべて参照により本明細書に組み込む。
【0057】
以下の合成スキームAA〜EEは、式(I)の化合物の調製に使用される置換アミノ酸の製造法をさらに図示するものである。
【0058】
【化8】
Figure 2004535424
【0059】
【化9】
Figure 2004535424
【0060】
【化10】
Figure 2004535424
【0061】
【化11】
Figure 2004535424
【0062】
【化12】
Figure 2004535424
【0063】
スキームAAに示すように、たとえばBajgrowiczらのTetrahedron Letters、2759(1984年)及びBajgrowiczらのTetrahedron Letters、1833(1985年)の方法によって、あるいはTHF、ジクロロメタン、シクロヘキサンなど、非反応性溶媒中の触媒量のDMF存在下でアルコールAを臭化チオニル又は塩化チオニルで処理することによって、保護された形のセリンであるアルコールAをハロゲン化物Bに変換する。アルコールAをハロゲン化物Bに変換する他の方法としては、ジクロロメタンなど、非反応性溶媒中で四臭化炭素及びトリフェニルホスフィンと接触させるものがある。他のハロゲン化試薬には、塩化トリメチルシリル、臭化トリメチルシリル、ヨウ化トリメチルシリル;トシルクロリドとそれ付随するNaIが含まれるがこれだけに限らない。次いで、アセトニトリル、THF、DMF、ジクロロメタンなどの非反応性溶媒中、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウムもしくはカリウムが好ましい)、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属ジアルキルアミド(リチウムジイソプロピルアミドが好ましい)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド、トリアルキルアミン(トリエチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンが好ましい)、又は芳香族アミン(ピリジンが好ましい)などの塩基であるが、これらだけに限定されない塩基の存在下で、ハロゲン化物Bをさまざまなアミン、アルコール、及びチオールと反応させると、アミンDが得られる。
【0064】
スキームAAでは、PGは上述のとおり保護基であり、A及びWは上述のとおりであり、RはC〜Cアルキル又はベンジルであり、ハロはCl、Br、又はIである。ハロの代わりに、−O−トシラート、−O−メシラート、−O−トリフラートなど、適切な遊離基としてもよい。
【0065】
ハロゲン化物Bを、THFやアセトニトリルなどの非反応性溶媒中で塩基処理すると、アクリラートCが得られる。アクリラートCは、銅ハロゲン化物の存在下、その後アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウムもしくはカリウムが好ましい)、アルカリ金属アルコキシド(ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシドが好ましい)、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属ジアルキルアミド(リチウムジイドプロピルアミドが好ましい)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド、トリアルキルアミン(トリエチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンが好ましい)、芳香族アミン(ピリジンが好ましい)などの塩基であるが、これらだけに限定されない塩基の存在下で、ハロアセチルクロリド、メシルクロリド、塩化オキサリル、ジエチルクロリドホスファート、N−フェニルジトリフルアミド、CDI、DCCなどの試薬を用い、アルコールを遊離基に変換することによって、アルコールAから直接に調製してもよい。
【0066】
あるいは、光延条件下で、アルコールAをTHFなどの溶媒中のジアルキルアゾジカルボキシラート、好ましくはジエチルジアゾジカルボキシラート、及びトリフェニルホスフィンで処理して、環状アミンBを得ることもでき、次いで、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウムもしくはカリウムが好ましい)、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属ジアルキルアミド(リチウムジイソプロピルアミドが好ましい)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド、トリアルキルアミン(トリエチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンが好ましい)、芳香族アミン(ピリジンが好ましい)などの塩基であるが、これらだけに限定されない塩基の存在下、これをin situでアミン、アルコール、及びチオール処理すると、アミドDが得られる。
【0067】
アクリラートCも市販品である。ある保護基を付加もしくは除去し、又は別のものに交換する方法は、目的の特定の反応に応じて必要となり得るのであるが、当分野の技術者によく知られている。アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物(水素化ナトリウムもしくはカリウムが好ましい)、アルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属ジアルキルアミド(リチウムジイソプロピルアミドが好ましい)、アルカリ金属ビス(トリアルキルシリル)アミド、トリアルキルアミン(トリメチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンが好ましい)、芳香族アミン(ピリジンが好ましい)などの塩基であるが、これらだけに限定されない塩基の存在下、温度が室温からその溶媒の還流温度の範囲である、THFやDMFなどの溶媒中で、アクリラートC又はハロゲン化物Bをアミン、アルコール、及びチオール処理すると、アミドDが得られる。
【0068】
好ましくは水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物を使用してアミドDを加水分解した後に酸性化すると、式(II)の化合物である酸D−1が得られる。
【0069】
スキームBBに示すように、Heck反応の条件下、パラジウム触媒(酢酸パラジウムが好ましい)、塩化テトラ−n−ブチルアンモニウムなどのアルキルアンモニウムハロゲン化物、水性塩基(重炭酸ナトリウム又は炭酸ナトリウムが好ましい);及び温度が室温からその溶媒の沸点の範囲であるDMF、N−メチルピロリジノン、N−メチルアセタミドなどの溶媒など、当分野の技術者によく知られている手段によって、アミドDをブロモヨードベンゼン(E)で処理すると、スチレンFが得られる。Heck反応条件下、当分野の技術者によく知られている手段によって、スチレンFをさらにアルケンGで処理する。Heck反応条件のそうした一例は、パラジウム触媒(酢酸パラジウムが好ましい)、塩化テトラ−n−ブチルアンモニウムなどのアルキルアンモニウムハロゲン化物、水性塩基(重炭酸ナトリウム又は炭酸ナトリウムが好ましい)、及び温度が室温からその溶媒の沸点の範囲である、DMF、N−メチルピロリジノン、N−メチルアセタミドなどの溶媒などであり、ジアルケンHが得られる。次いで、当分野の技術者によく知られている種々の触媒及びキラル配位子を使用して、ジアルケンHを水素でアルカンIに還元して、所望の保護された(S)アミノ酸Iを得る。そうした触媒及び配位子の1つは、(これに限定されないが、)Rh(COD)[(S,S)−Et−DuPHOS]OTfである。スキームBBでは、PGは上述のように保護基であり、Gは上述のとおりであり、RはC〜Cアルキル又はベンジルである。
【0070】
好ましくは水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を使用して保護されたアミノ酸(I)を加水分解した後に酸性化すると、式(II)の化合物である酸I−1が得られる。
【0071】
スキームCCに示すように、鈴木反応の条件下、当分野の技術者によく知られている方法によって、市販品として入手可能なアリールハロゲン化物Jをボラン試薬と反応させる。スキームCCでは、PGは上述のように保護基であり、Gは上述のとおりであり、RはC〜Cアルキル又はベンジルである。
【0072】
すなわち、アリールハロゲン化物Jは、Cu、Pd、及びNiの塩もしくはホスフィン錯体など、金属触媒の存在下、R’及びR”が、たとえばOH又はOR(Rは低級アルキル)、あるいはC〜Cアルキル、又は一緒になったときにCシクロアルキルであるボラン試薬K、L、及びMで処理する。好ましいものは、約50℃から還流温度のTHF、アセトン、アセトニトリル、ジアルキルエーテル、DMF、NMP、N,N−ジアルキルアセタミドなどの溶媒中に入れたPdCl(PPh、PdCl(dppf)、Pd(OAc)などのパラジウム触媒に塩基を加えたもの、又は加えないものであり、ビフェニルN、ベンジルフェニルO、及びアルキルフェニルPが得られる。9−BBNによるアルケンのヒドロホウ素化(J.Am.Chem.Soc.、第314巻(1989年))によって、又はTetrahedron、第50巻、979ページ(1994年)に記載の方法によって、この誘導体化に使用するための広範な有機ボラン試薬を作製することができる。
【0073】
好ましくは水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を使用してビフェニルN、ベンジルフェニルO、及びアルキルフェニルPを加水分解した後に酸性化すると、式(II)の化合物であるN−1、O−1、及びP−1、が得られる。
【0074】
スキームDDに示すように、当分野の技術者によく知られている方法を使用して、市販のベンゼンQ、塩基、及びアルキルハロゲン化物GからハロベンゼンSを調製する。Gをアリールとすることが求められる場合には、J.Am.Chem.Soc.、4369(1999年)及びJ.Am.Chein.Soc.、10539(1997年)に記載のように、パラジウム触媒を使用してヨウ化アリールとフェノールQ又はチオフェノールQとを反応させる。別の方法は、Pd(PPhなどのパラジウム触媒及びナトリウムtert−ブトキシド及びエタノールの存在下で、チオフェノールQとヨウ化アリールRを組み合わせて、ハロベンゼンSを得るものである。Xを窒素とすることが求められる場合には、カリウムもしくはナトリウムtert−ブトキシド、Pd(dba)、BINAP、及びトルエンの存在下、アニリンQをヨードベンゼンRと反応させて、ハロベンゼンSを得る。スキームDDでは、PGは上述のように保護基であり、Gは上述のとおりであり、RはC〜Cアルキル又はベンジルである。
【0075】
ハロベンゼンSをアミドDに加えてアルケンTを得るHeck反応は、スキームBBに記載のとおりである。スキームBBに記載のように、アルケンTを還元すると、アミンUが得られる。Xが硫黄であるとき、m−クロロペルオキシ安息香酸、過酸化水素、又は他の酸化剤を用い、当分野の技術者によく知られている方法を使用して、硫黄をスルホンに酸化し、スルホンVを得ることが望ましいといえる。
【0076】
好ましくは水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を使用してアミンU及びスルホンVを加水分解した後に酸性化すると、式(II)の化合物である酸U−1及びV−1が得られる。
【0077】
スキームEE、スキームEは、ベンゾフェノンAA及びベンジルアルコールBBを調製するための経路を示す。スキームEEでは、PGは上述のように保護基であり、Gは上述のとおりであり、RはC〜Cアルキル又はベンジルである。
【0078】
アセトフェノンYは、酸ハロゲン化物W(市販されていなければ、当分野の技術者によく知られている非常に多くの方法によって市販の安息香酸を用いてこれを調製する)から調製する。THFなどの溶媒中、−78℃から室温の範囲の温度で、酸ハロゲン化物Wをグリニャール試薬(市販されており、又は当分野の技術者によく知られている方法によって、入手可能なアルキルもしくはアリールハロゲン化物から調製する)と反応させて、アセトフェノンYを生成する。あるいは、THF、アセトニトリル、ジクロロメタンなどの中性溶媒中、塩基の存在下でHN(Me)(OMe)と酸ハロゲン化物Wを接触させると、WeinrebアミドXが得られ、温度が−78℃から室温の範囲の、THFなどの溶媒中でこれにグリニャール試薬を加えると、アセトフェノンYが得られる。次いで、スキームBBで論じたHeck反応の条件下でアセトフェノンYとアミドDを反応させて、アルケンZを得る。アルコール、好ましくはC〜Cアルコールなどの溶媒中でH及びパラジウム担持炭素などの金属触媒を使用し、あるいはイソプロパノールなどの溶媒中のホスフィン配位子及びカリウムtert−ブトキシドの存在下でRuClを使用し、あるいはスキームBBで記載したようなHeck反応の条件を使用して、アルケンZをケトンAA、さらにベンジルアルコールBBに還元する。当分野の技術者によく知られている酸化剤を使用して、たとえばクロロホルムなどの非反応性溶媒中で活性二酸化マンガンを用いてベンジルアルコールBBを酸化させ、ケトンAAを得ることもできる。あるいは、ケトンAAは、Bioorg.Med.Chem.Lett.、第10巻、1815ページ(2000年)の方法に従い、アリールハロゲン化物Jと、パラジウム触媒、好ましくはPdCl(PPh、一酸化炭素、Ph(n−ブチル)Sn、及びDMFとを反応させることによって生成してもよい。
【0079】
好ましくは水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を使用してケトンAA及びアルコールBBを加水分解した後に酸性化すると、式(II)の化合物である酸AA−1及びBB−1が得られる。
【0080】
Boc−3,5−ジフルオロフェニルアラニンthreoエポキシド出発材料の合成では、Luly,JRらのJ.Org.Chem.1987年、第52巻、1487〜1492ページの手順を、Boc−フェニルアラニンthreoエポキシドの合成(スキームII)に適合させた。Boc−3,5−ジフルオロフェニルアラニンthreoエポキシドの調製に利用した出発材料は、Synthetech,Inc.(1290 Industrial Way、P.O.Box 646、Albany、OR 97321 USA)から入手可能なBoc保護されたl−3,5−ジフルオロフェニルアラニンであった。Tetrahedron Lett.、第38巻、3175ページ(1997年)はさらに、保護されたアミノ酸エステルからN−BOC保護されたエポキシドを調製する方法を開示している。
【0081】
本発明は、β−セクレターゼ酵素活性を阻害し、Aβペプチド産生を抑制する化合物、組成物、キット、及び方法を提供する。β−セクレターゼ酵素活性を阻害することによって、APPからのAβの産生を阻止又は低減し、脳のβアミロイド沈着形成物を減少又は消失させるものである。
【0082】
本発明の方法
本発明の化合物及び薬剤として許容可能なその塩は、βアミロイド斑など、βアミロイドペプチドという病理形態を特徴とする状態に罹患したヒト又は動物を治療し、またそのような状態の発生を防ぐ又は遅らせるのを助長するために有用である。たとえば、この化合物は、アルツハイマー病を治療する、アルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせるのを助長する、MCI(軽度認知障害)の患者を治療し、MCIからADへと進行するはずの者においてはアルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせる、ダウン症候群を治療する、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療する、脳アミロイド血管障害を治療し、可能性のあるその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐ、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆を含む他の変性痴呆、及びびまん性レビー小体型アルツハイマー病を治療するために有用である。本発明の化合物及び組成物は、アルツハイマー病の治療又は予防に特に有用である。このような疾患を治療又は予防する場合、本発明の化合物は、個別に使用しても、患者にとって最適となるように併用してもよい。
【0083】
本明細書では、用語「治療」は、少なくとも仮に疾患が診断されたヒトにおいて本発明の化合物を使用できることを意味する。本発明の化合物は、疾患の進行を遅らせ、又は遅くし、それによって個体の生存期間をより有意義なものにする。
【0084】
用語「予防」は、本発明の化合物が、投与の時点では疾患の可能性があると診断されていないが、疾患の発症、又は疾患のリスクの増大が普通に予想される患者に投与する場合に有用となることを意味する。本発明の化合物は、疾患症状の発症を遅くし、疾患の発生を遅らせ、又は個体の疾患の発症をともかく予防する。予防には、年齢、家族歴、遺伝子もしくは染色体異常のため、かつ/又は知られているAPP遺伝子変異や、脳組織もしくは体液中のAPP切断産物など、疾患に対する1種又は複数の生物学的標識形質の存在のために疾患の素因があると考えられる個体に、本発明の化合物を投与することも含まれる。
【0085】
上記の疾患の治療又は予防では、本発明の化合物を治療有効量投与する。治療有効量は、当分野の技術者に知られているように、使用するその化合物及び投与経路に応じてさまざまである。
【0086】
上記の状態のいずれかが診断されている患者の治療では、医師は、本発明の化合物を直ちに投与し、必要なだけ無期限に投与を続けてよい。アルツハイマー病であると診断されていないが、アルツハイマー病のリスクが有意にあると考えられる患者の治療では、医師は、好ましくは、患者が加齢に伴う記憶又は認知能力の問題など、初期のアルツハイマー予備症状を覚えたときに治療を開始すべきである。さらに、アルツハイマー病の前兆となるAPOE4や他の生物学的兆候など、遺伝的標識形質の検出によって、アルツハイマー病発症のリスクがあると確定される患者も存在する。そのような状況では、患者に疾患の症状がなくても、本発明の化合物の投与を症状が現れる前に開始してよく、疾患の発生を予防又は延引するために投与を無期限に続けてよい。
【0087】
剤形及び量
本発明の化合物は、経口、非経口、(IV、IM、デポーIM、SQ、及びデポーSQ)、舌下、鼻腔内(吸入)、くも膜下、局所、又は直腸投与することができる。当分野の技術者に知られている剤形は、本発明の化合物の送達に適している。
【0088】
本発明の化合物を治療有効量含む組成物を提供する。化合物は、経口投与用の錠剤、カプセル剤、もしくはエリキシル剤、又は非経口投与用の無菌溶液もしくは懸濁液など、適切な医薬製剤に処方することが好ましい。通常、当技術分野でよく知られている技術及び手順を使用して、上記で述べた化合物を薬剤組成物へと処方する。
【0089】
容認されている製薬の慣行によって、本発明の化合物もしくは化合物の混合物又は生理的に許容される塩もしくはエステル約1〜500mgを、生理的に許容される溶剤、担体、添加剤、賦形剤、保存剤、安定剤、着香剤などと共に、求められる剤形単位の形で配合する。このような組成物又は製剤中の活性物質量は、指示範囲内の適切な用量が得られる量である。組成物は、剤形単位中に処方され、各用量が活性成分を約2〜約100mg、より好ましくは約10〜約30mg含有していることが好ましい。用語「単位剤形」とは、ヒトの対象者及び他の哺乳動物に適する投与単位として物理的に分離した単位であって、各単位が適切な薬剤用賦形剤と共同して所望の治療効果を生じるように計算された予め決定された量の活性物質を含有するものを指す。
【0090】
組成物を調製するには、本発明の1種又は複数の化合物と薬剤として許容可能で適切な担体を混合する。化合物を混合又は添加する際、得られる混合物は、溶液、懸濁液、乳濁液などとしてよい。リポソーム懸濁液も薬剤として許容可能な担体として適切であるといえる。これらは、当分野の技術者に知られている方法に従って調製してよい。得られる混合物の形状は、目的の投与方式、及び選択された担体又は溶剤中での化合物の溶解性を含むいくつかの要因に応じて決める。有効濃度は、治療する疾患、障害、又は状態の少なくとも1種の症状を軽減又は改善するのに十分なものであり、経験的に決定してよい。
【0091】
本明細書で提示する化合物の投与に適する薬剤用担体又は溶剤には、ある投与方式に適することが当分野の技術者に知られている何らかの担体が含まれる。活性材料はその上、所望の作用を弱めない他の活性材料、又は所望の作用を補うもしくは別の作用を有する材料と混合することもできる。化合物は、組成物中に1種だけの薬剤活性成分として処方してもよく、他の活性材料と合わせてもよい。
【0092】
化合物の溶解性が不十分である場合、可溶化する方法を利用してよい。そのような方法は知られており、これには、それだけに限らないが、ジメチルスルホキシド(DMSO)など、共溶媒を使用すること、Tween(登録商標)など、界面活性剤を使用すること、及び水性重炭酸塩ナトリウムに溶解させることが含まれる。有効な薬剤組成物を処方するために、塩やプロドラッグなど、化合物の誘導体を使用してもよい。
【0093】
化合物濃度は、化合物の投与目的である障害の少なくとも1種の症状を軽減又は改善する投与量の送達に有効なものである。通常、組成物は1回投与用に処方される。
【0094】
本発明の化合物は、徐放性の処方やコーティングなど、体からの急速な排泄を防ぐ担体と共に調製してよい。そのような担体には、それだけに限らないが、マイクロカプセル化送達系など、徐放製剤が含まれる。活性化合物は、治療する患者への望ましくない副作用がない状態で治療上有用な作用を発揮するのに十分な量の薬剤として許容可能な担体中に含まれる。治療上有効な濃度は、知られているin vitro及びin vivoモデル系で、治療する障害について化合物を試験することによって、経験的に決定してよい。
【0095】
本発明の化合物及び組成物は、複数回又は1回分の容器に封入することができる。封入された化合物及び組成物は、たとえば、組み立てて使用できる構成要素を含むキットの形で提供できる。たとえば、凍結乾燥した形の化合物阻害剤と適切な希釈剤を、使用前に合わせるために別々の成分として提供してよい。同時投与用のキットは、化合物阻害剤及び第2の治療薬を含んでいてよい。阻害剤及び第2の治療薬を別々の構成要素として提供してもよい。キットは、複数の容器を含み、各容器が本発明の化合物の1又は複数単位分を収容していてよい。容器は、それだけに限らないが、経口投与では錠剤、ゲルカプセル剤、徐放カプセル剤など、非経口投与ではデポー製品、充填済シリンジ、アンプル、バイアルなど、局所投与ではパッチ、メディパッド、クリームなどを含む所望の投与方式に適合していることが好ましい。
【0096】
薬物組成物中の活性化合物濃度は、活性化合物の吸収率、不活性化率、排泄率、投与スケジュール、及び投与量、並びに当分野の技術者に知られている他の要因に応じて決まる。
【0097】
活性成分は、一度に投与しても、数回分に小分けして、時間間隔をおいて投与してもよい。厳密な用量及び治療期間は、治療する疾患に応じて変わるものであり、知られている試験プロトコルを使用して経験的に、あるいはin vivo又はin vitro試験データからの補外によって決定してよいことは理解されよう。濃度及び用量の値は、緩和すべき状態の重症度によっても変わり得ることを留意されたい。さらに、時間の経過と共に、各個の必要度、及びこの組成物の投与を管理又は監督する者による専門的判断に従い、特定の投与レジメンを、あるいずれかの対象向けに調整すべきであること、並びに本明細書で述べる濃度範囲は例に過ぎず、特許請求の範囲に記載の組成物の範囲又は実施を限定するものでないことも理解されたい。
【0098】
経口投与が望ましい場合、化合物は、それを胃の酸性環境から守る組成物の形で提供すべきである。たとえば、胃ではその完全性を維持し、腸で活性化合物を放出する腸溶コーティング中に組成物を処方することができる。組成物を制酸剤又はそのような他の成分と組み合わせて処方してもよい。
【0099】
経口組成物は、一般に不活性希釈剤又は可食担体を含んでおり、錠剤に圧縮し、又はゼラチンカプセルに封入してよい。経口で治療的に投与する目的では、活性化合物に添加剤を混ぜ、錠剤、カプセル剤、又はトローチ剤の形で使用することができる。組成物の成分として、薬剤として適合する結合剤及び補助材料を含んでいてもよい。
【0100】
錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、以下の材料、すなわち、それだけに限らないが、トラガカントゴム、アカシア、トウモロコシデンプン、ゼラチンなど、結合剤;微結晶性セルロース、デンプン、ラクトースなど、賦形剤;それだけに限らないが、アルギン酸やトウモロコシデンプンなど、崩壊剤;それだけに限らないが、ステアリン酸マグネシウムなど、滑沢剤;それだけに限らないが、コロイド状二酸化ケイ素など、流動促進剤(gildant);スクロースやサッカリンなど、甘味剤;及びペパーミント、サリチル酸メチル、果実香料など、着香剤;並びに性質が類似の化合物のいずれかを含有してよい。
【0101】
単位剤形がカプセル剤である場合、上記のタイプの材料に加えて、脂肪油などの液体担体も含有してよい。さらに、剤形単位は、剤形の物理的形状を改変する他のさまざまな材料、たとえば、糖衣及び他の腸溶性薬品類も含んでよい。化合物は、エリキシル、懸濁液、シロップ、カシェ剤、チューインガムなどの成分として投与することもできる。シロップは、活性化合物に加えて、甘味剤及びある種の保存剤としてのスクロース、色素及び着色剤、着香剤を含んでよい。
【0102】
活性材料は、所望の作用を弱めない他の活性材料又は所望の作用を補う材料と混合することもできる。
【0103】
非経口、皮内、皮下、又は局所投与に使用する溶液又は懸濁液は、以下の成分、すなわち、注射用水、食塩水、不揮発性油など、無菌希釈剤、ゴマ油、ヤシ油、ラッカセイ油、綿実油など、天然の植物油、又はオレイン酸エチルなど、合成脂肪溶剤;ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、又は他の合成溶媒;ベンジルアルコールやメチルパラベンなど、抗菌剤;アスコルビン酸や亜硫酸水素ナトリウムなど、抗酸化剤;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)など、キレート剤;酢酸塩、クエン酸塩、リン酸塩など、緩衝剤;及び塩化ナトリウムやデキストロースなど、浸透圧調整剤のいずれかを含んでよい。非経口製剤は、ガラス又はプラスチック製又は他の適切な材料製のアンプル、使い捨てシリンジ、又は複数回分のバイアルに封入することができる。必要に応じて、緩衝剤、保存剤、抗酸化剤などを混ぜてよい。
【0104】
静脈内投与する場合、適切な担体には、生理食塩水、リン酸緩衝食塩水(PBS)、並びにグルコース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、これらの混合物など、増粘剤及び可溶化剤を含む溶液が含まれる。組織を標的とするリポソームを含むリポソーム懸濁液も薬剤として許容可能な担体として適切であるといえる。これらは、たとえば、米国特許第4,522,811号に記載されているような知られている方法に従って調製してよい。
【0105】
活性化合物は、徐放性の処方やコーティングなど、化合物が体から急速に排泄されるのを防ぐ担体と共に調製してよい。そのような担体には、それだけに限らないが、植込剤やマイクロカプセル化送達系などの徐放製剤、及びコラーゲン、エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリオルトエステル、ポリ乳酸など、生分解性、生体適合性ポリマーが含まれる。このような処方の調製方法は、当分野の技術者に知られている。
【0106】
本発明の化合物は、経口、非経口(IV、IM、デポーIM、SQ、及びデポーSQ)、舌下、鼻腔内(吸入)、くも膜下、局所、又は直腸投与することができる。当分野の技術者に知られている剤形は、本発明の化合物の送達に適している。
【0107】
本発明の化合物は、経腸的又は非経口的に投与してよい。本発明の化合物は、経口投与する場合、当分野の技術者によく知られているような通常の経口投与用剤形で投与することができる。このような剤形には、通常の固体単位剤形である錠剤及びカプセル剤、並びに溶液、懸濁液、エリキシルなど、液体剤形が含まれる。固体剤形を使用する場合、本発明の化合物の投与が1日1回又は2回だけで済むように、徐放タイプのものにすることが好ましい。
【0108】
患者への経口用剤形の投与は、1日に1回、2回、3回、又は4回である。本発明の化合物は、1日に3回又はより少ない回数、より好ましくは1日に1回又は2回投与することが好ましい。したがって、本発明の化合物は、経口用剤形で投与することが好ましい。どんな経口用剤形を使用するにしても、それが本発明化合物を胃の酸性環境から守るように設計されていることが好ましい。腸溶コーティングされた錠剤は、当分野の技術者によく知られている。さらに、それぞれをコーティングして胃の酸から保護した小球を充填したカプセル剤も、当分野の技術者によく知られている。
【0109】
経口投与する場合、β−セクレターゼ活性を阻害し、Aβ産生を抑制し、Aβ沈着を抑制し、又はADを治療もしくは予防するのに治療的に有効な投与量は、約0.1mg/日〜約1,000mg/日である。経口での用量が約1mg/日〜約100mg/日であることが好ましい。経口での用量が約5mg/日〜約50mg/日であることがより好ましい。患者は同じ用量から始めてよいが、その用量は、患者の状態が変化するにつれて時間の経過と共に変動することが理解されよう。
【0110】
また本発明の化合物は、ナノ結晶分散処方の形で送達すると有利である。そのような処方の調製は、たとえば、米国特許第5,145,684号に記載されている。米国特許第6,045,829号には、HIVプロテアーゼ阻害剤のナノ結晶分散系及びその使用方法が記載されている。ナノ結晶性処方は、通常、薬物化合物の生物学的利用能をより高くする。
【0111】
本発明の化合物は、非経口的に、たとえば、IV、IM、デポーIM、SC、又はデポーSCによって投与できる。非経口投与する場合、約0.5〜約100mg/日、好ましくは約5〜約50mgの治療有効量を毎日送達すべきである。デポー製剤が1カ月に1度又は2週間に1度注射に使用される場合、投与量は、約0.5mg/日〜約50mg/日とする、又は毎月の投与量を約15mg〜約1,500mgとすべきである。アルツハイマー病の患者は、ある程度健忘性であるので、非経口剤形がデポー製剤であることが好ましい。
【0112】
本発明の化合物は、舌下投与することができる。本発明の化合物は、舌下で与える場合、1日に1〜4回、IM投与について上記で述べた量を与えるべきである。
【0113】
本発明の化合物は、鼻腔内投与することができる。この経路で与える場合の適切な剤形は、当分野の技術者に知られているように、鼻内噴霧器又は乾燥粉末である。本発明の化合物の鼻腔内投与向け投与量は、上記でTM投与について述べた量である。
【0114】
本発明の化合物は、くも膜下投与することができる。この経路で与える場合の適切な剤形は、当分野の技術者に知られているように、非経口剤形とすることができる。本発明の化合物のくも膜下投与向け投与量は、上記でIM投与について述べた量である。
【0115】
本発明の化合物は、局所投与することができる。この経路で与える場合の適切な剤形は、クリーム、軟膏、又はパッチである。本発明の化合物の投与すべき量を考慮すると、パッチが好ましい。局所投与する場合の投与量は、約0.5mg/日〜約200mg/日である。パッチによって送達できる量は限られるので、2個以上のパッチを使用してよい。当分野の技術者に知られているように、パッチの数及び大きさは重要でなく、重要なのは本発明の化合物が治療有効量だけ送達されることである。本発明の化合物は、当分野の技術者に知られているように、坐剤によって直腸投与することができる。坐剤によって投与する場合の治療有効量は、約0.5mg〜約500mgである。
【0116】
本発明の化合物は、当分野の技術者に知られているように、植込錠によって投与することができる。本発明の化合物を植込錠によって投与する場合の治療有効量は、上記でデポー投与について述べた量である。
【0117】
ここまでの本発明は、本発明の新しい化合物、及び本発明の化合物を使用する新しい方法である。当分野の技術者には、本発明の特定の化合物及び所望の剤形を考えて、当該の剤形を調製し、投与する方法がわかるはずである。
【0118】
MCI(軽度認知障害)を伴う疾患を予防し、又はそれに罹患した患者を治療し、MCIからADへと進行するはずの者においてはアルツハイマー病の発生を防ぐ又は遅らせる、ダウン症候群を治療する又は予防する、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療する、脳アミロイド血管障害を治療し、可能性のあるその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐ、血管と変性に由来する混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆を含む他の変性痴呆、及びびまん性レビー小体型アルツハイマー病を治療するためにも、本発明の各化合物は、上記と同じ投与スケジュールで、同じ製薬上の剤形を使用して、かつ同じ投与経路によって同じ方式で使用される。
【0119】
本発明の各化合物は、互いに組み合わせ、あるいは上記で挙げた状態を治療もしくは予防するために使用される他の治療薬又は手法と併せて使用することができる。そのような薬品又は手法には、タクリン(COGNEX(登録商標)として市販されている、テトラヒドロアミノアクリジン)、(アリセプト(登録商標)として市販されている)塩酸ドネペジル、及び(エクセロン(登録商標)として市販されている)リバスチグミンなど、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;シクロオキシゲナーゼII阻害剤など、抗炎症薬;ビタミンEやギンコリドなど、抗酸化剤;たとえば、Aβペプチドでの免疫化や抗Aβペプチド抗体の投与など、免疫学的手法;スタチン;及びセレブロリジン(Cerebrolysin(登録商標))、AIT−082(EmilieuのArch.Neurol.第57巻454ページ、2000年)、他の将来の向神経薬など、直接又は間接的な向神経薬が含まれる。
【0120】
当分野の技術者には、厳密な投与量及び投与頻度が、本発明のその投与化合物、治療するその状態、治療する状態の重症度、その患者の年齢、体重、体調全般、及び個体が受け得る他の投薬に応じて変わることがわかるはずであり、同様に、投与を行う当分野に通じた医師にもよく知られているはずである。
【0121】
APP切断の阻害
本発明の化合物は、APP695アイソフォームもしくはその変異体の番号のMet595とAsp596の間、又はAPP751やAPP770など、異なるアイソフォームもしくはその変異体の対応する部位(「β−セクレターゼ部位」と呼ぶこともある)でのAPPの切断を阻害する。特定の理論に拘泥しないが、β−セクレターゼ活性の抑制によってβアミロイドペプチド(Aβ)の産生が抑制されると考えられている。β−セクレターゼ切断部位での切断をもたらすのに通常は十分である条件下、β−セクレターゼ酵素存在下でのAPP基質の切断を阻害化合物の存在下で分析する、さまざまな阻害アッセイの1つで阻害活性が実証されている。未処理又は不活性対照と比較した、APPのβ−セクレターゼ切断部位での切断の減少は、阻害活性と関連している。本発明の化合物阻害剤の効力を証明するのに使用できるアッセイ系は、知られている。代表的なアッセイ系は、たとえば、米国特許第5,942,400号、同第744,346号、並びに以下の実施例に記載されている。
【0122】
天然、変異、かつ/又は合成APP基質、天然、変異、かつ/又は合成酵素、及び試験化合物を使用して、in vitro又はin vivoでのβ−セクレターゼ酵素活性及びAβ産生を分析できる。この分析では、天然、変異、かつ/又は合成APP及び酵素を発現する一次細胞又は二次細胞、天然のAPP及び酵素を発現する動物モデルを要件としてもよく、この基質及び酵素を発現するトランスジェニック動物モデルを利用してもよい。酵素活性は、たとえば、イムノアッセイ、蛍光定量アッセイ、色素生産性アッセイ、HPLC、又は他の検出手段によって1種又は複数の切断産物を分析して検出できる。反応系中のβ−セクレターゼを媒介とする切断が阻害化合物なしで観察され、測定される対照と比較したときに、生成するβ−セクレターゼ切断産物量を低減させる能力のあったものを、阻害化合物として判定する。
【0123】
β−セクレターゼ
さまざまな形のβ−セクレターゼ酵素が知られており、酵素活性アッセイ及び酵素活性阻害に利用可能かつ有用である。これらには、天然、組換え型、及び合成の形の酵素が含まれる。ヒトβ−セクレターゼは、β部位APP切断酵素(BACE)、Asp2、及びマメプシン2として知られており、たとえば、米国特許第5,744,346号、公告されたPCT特許出願WO98/22597、WO00/03819、WO01/23533、及びWO00/17369、並びに文献での公告(Hussain等のMol.Cell.Neurosci.第14巻419〜427ページ、1999年;Vassar等のScience第286巻735〜741ページ、1999年;Yan等のNature第402巻533〜537ページ、1999年;Sinha等のNature第40巻537〜540ページ、1999年;及びLin等のPNAS USA第97巻1456〜1460ページ、2000年)で特性が述べられている。合成の形の酵素も記載されている(WO98/22597及びWO00/17369)。β−セクレターゼは、ヒト脳組織から抽出、精製することができ、細胞中、たとえば、組換え型酵素を発現する哺乳類細胞中で製造することもできる。
【0124】
好ましい化合物は、約50マイクロモル未満の濃度、好ましくは約10マイクロモル未満、より好ましくは約1マイクロモル未満、最も好ましくは約10ナノモル未満の濃度で、β−セクレターゼ酵素活性を50%阻害するのに有効である。
【0125】
APP基質
β−セクレターゼを媒介とするAPP切断の阻害を証明するアッセイでは、Kang等のNature第325巻733〜6ページ、1987年に記載されている695アミノ酸「正常」アイソタイプ、Kitaguchi等のNature第331巻530〜532ページ、1981年に記載されている770アミノ酸アイソタイプ、及びスウェーデン変異体(KM670−1NL)(APP−SW)、ロンドン変異体(V7176F)、その他などの変異体を含む、知られている形のAPPのいずれかを利用できる。知られている種々の突然変異体の検討には、たとえば、米国特許第5,766,846号、またHardyのNature Genet.第1巻233〜234ページ、1992年を参照されたい。それ以外の有用な基質には、たとえばWO00/17369に開示されている二塩基性アミノ酸修飾体のAPP−KK、APP断片及びβ−セクレターゼ切断部位を含む合成ペプチド、野生型(WT)又は、たとえば米国特許第5,942,400号及びWO00/03819に記載の突然変異型、たとえばSWが含まれる。
【0126】
APP基質は、APPのβ−セクレターゼ切断部位(KM−DA又はNL−DA)、たとえば、完全なAPPペプチドもしくは変異体、APP断片、組換え型もしくは合成APP、又は融合ペプチドを含む。融合ペプチドは、酵素アッセイに有用な部分を有する、たとえば、単離及び/又は検出特性を有するペプチドと融合したβ−セクレターゼ切断部位を含むことが好ましい。有用な部位は、抗原結合用抗体エピトープ、標識部分、もしくは他の検出部分、結合基質などであるといえる。
【0127】
抗体
産物のAPP切断特性は、たとえば、Pirttila等のNeuro.Lett.第249巻21〜4ページ、1999年、及び米国特許第5,612,486号に記載されているさまざまな抗体を使用するイムノアッセイによって測定できる。Aβの検出に有用な抗体には、たとえば、Aβペプチドのアミノ酸1〜16上のエピトープを特異的に認識する単クローン性抗体6E10(Senetek、ミズーリ州セントルイス);それぞれヒトAβ1〜40及び1〜42に特異的な抗体162及び164(New York State Institute for Basic Research、ニューヨーク市スタッテンアイランド);及びβアミロイドペプチドの接合区域、すなわち残基16と残基17の間の部位を認識する、米国特許第5,593,846号に記載の抗体が含まれる。米国特許第5,604,102号及び同第5,721,130号に記載されているように、APP残基591〜596の合成ペプチドに対して出現した抗体、及びスウェーデン変異体の590〜596に対して出現したSW192抗体も、APP及びその切断産物のイムノアッセイに有用である。
【0128】
アッセイ系
β−セクレターゼ切断部位でのAPP切断を定量するアッセイは、当技術分野でよく知られている。アッセイの例は、たとえば、米国特許第5,744,346号及び同第5,942,400号に記載されており、以下の実施例でも述べる。
【0129】
細胞未使用アッセイ
本発明の化合物の阻害活性を証明するために使用できるアッセイの例は、たとえば、WO00/17369、WO00/03819、及び米国特許第5,942,400号及び同第5,744,346号に記載されている。そのようなアッセイは、細胞未使用でインキュベートする形で、あるいはβ−セクレターゼ発現細胞及びβ−セクレターゼ切断部位含有APP基質を使用して、細胞をインキュベートする形で実施できる。
【0130】
酵素の切断活性に適するインキュベート条件下、β−セクレターゼ酵素、その断片、又はβ−セクレターゼ活性を有し、APPのβ−セクレターゼ切断部位の切断に有効な合成もしくは組換え型ポリペプチド変異体の存在下、APPβ−セクレターゼ切断部位含有APP基質、たとえば、完全APPもしくは変異体、APP断片、又はアミノ酸配列KM−DA又はNL−DAを含む組換え型もしくは合成APP基質をインキュベートする。適切な基質は、任意選択で、誘導体を含むが、これらは基質ペプチドとペプチドもしくはそのβ−セクレターゼ切断産物を精製もしくは検出しやすくするのに有用な修飾物とを含む融合タンパク質又は融合ペプチドとされる。有用な修飾には、抗体結合のための知られている抗原エピトープの挿入、標識又は検出可能部分の結合、結合性基質の結合などが含まれる。
【0131】
細胞未使用in vitroアッセイのための適切なインキュベート条件には、たとえば、pH4〜7付近かつ約37℃の水溶液中、基質を約200ナノモル〜10マイクロモル、酵素を10〜200ピコモル、及び阻害化合物を約0.1ナノモル〜10マイクロモルとし、時間を約10分間〜3時間とすることが含まれる。このようなインキュベート条件は単に例に過ぎず、特定のアッセイ成分及び/又は所望の測定系の要件に応じて変更できる。特定のアッセイ成分向けにインキュベート条件を最適化するなら、使用する特定のβ−セクレターゼ酵素及びその最適pH、アッセイで使用するかもしれない追加の酵素及び/又は標識などについて考えるべきである。そのような最適化は、決まりきったものであり、大袈裟な実験は必要ない。
【0132】
有用なアッセイの1つでは、マルトース結合タンパク質(MBP)とAPP−SWのC末端125アミノ酸が融合した融合ペプチドが利用される。MBPタンパク質は、抗MBP捕捉抗体によってアッセイ基質上で捕捉される。β−セクレターゼの存在下、捕捉された融合タンパク質をインキュベートすると、基質のβ−セクレターゼ切断部位が切断される。切断活性は、たとえば、切断産物のイムノアッセイによって分析できる。このようなイムノアッセイの1つでは、たとえば、抗体SW192を使用して、切断された融合タンパク質のカルボキシ末端を露出した独特なエピトープが検出される。このアッセイは、たとえば、米国特許第5,942,400号に記載されている。
【0133】
細胞アッセイ
β−セクレターゼ活性及び/又はAβを遊離させるAPPプロセシングの分析には、非常に多くの細胞系アッセイが使用できる。細胞内、かつ本発明の化合物阻害剤の存在下又は不在下、APP基質にβ−セクレターゼ酵素を接触さることによって、この化合物のβ−セクレターゼ阻害活性を実証することができる。有用な阻害化合物の存在下でのアッセイによって、酵素活性が非阻害対照の少なくとも約30%、最も好ましくは少なくとも約50%阻害されることが好ましい。
【0134】
一実施形態では、β−セクレターゼを天然に発現する細胞を使用する。あるいは、細胞に手を加えて、上記で論じた組換え型β−セクレターゼ又は合成変異体酵素を発現させる。APP基質は、培地に加えてもよいが、細胞中に発現させることが好ましい。APP、APPの変異体もしくは突然変異体を天然に発現する細胞、又はAPP、突然変異体もしくは変異体のAPP、組換え型もしくは合成APP、APP断片、β−セクレターゼAPP切断部位を含む合成APPペプチドもしくは融合タンパク質のアイソフォームを発現するように形質転換した細胞を使用するが、ただし、発現したAPPは、酵素との接触が可能であり、酵素による切断活性が分析できるものである。
【0135】
APPをAβへと正常にプロセシングするヒト細胞系が、本発明の化合物の阻害活性を検定するための有用な手段となる。たとえば、ウエスタンブロット又はELISAなどの酵素結合イムノアッセイ(EIA)など、イムノアッセイによって、Aβ及び/又は他の切断産物の産生及び培地への遊離を測定する。
【0136】
化合物阻害剤の存在下、APP基質及び活性β−セクレターゼを発現する細胞をインキュベートすると、対照と比較した酵素活性の阻害が実証できる。β−セクレターゼ活性は、APP基質の1種又は複数の切断産物を分析することによって測定できる。たとえば、基質APPに対するβ−セクレターゼ活性の阻害によって、Aβなど、特定のβ−セクレターゼ誘発APP切断産物の遊離が減少することが予想されるはずである。
【0137】
神経細胞と非神経細胞のどちらもがAβをプロセシングし、遊離させるが、内在するβ−セクレターゼ活性が低レベルであり、ELAで検出するのは難しい。したがって、β−セクレターゼ活性がより高く、APPのAβへのプロセシングがより顕著であり、かつ/又はAβの産生もより顕著であると知られている細胞型の使用が好ましい。たとえば、細胞にスウェーデン変異体の形のAPP(APP−SW)、APP−KK、又はAPP−SW−KKを形質移入すると、β−セクレターゼ活性及びAβ産生量が容易に測定できるまでに向上した細胞が得られる。
【0138】
そのようなアッセイでは、たとえば、APP基質のβ−セクレターゼ切断部位でのβ−セクレターゼ酵素活性に適する条件下の培地で、APP及びβ−セクレターゼを発現する細胞がインキュベートされる。細胞に化合物阻害剤を作用させると、培地中に遊離するAβ量及び/又は細胞可溶化液中のAPPCTF99断片量が対照よりも減少する。APPの切断産物は、たとえば、上記で論じた特異的な抗体との免疫反応によって分析できる。
【0139】
β−セクレターゼ活性の分析に好ましい細胞には、初代ヒト神経細胞、導入遺伝子がAPPである初代トランスジェニック動物神経細胞、及びAPPを発現する安定な293細胞系、たとえばAPP−SWなど、他の細胞が含まれる。
【0140】
in vivoアッセイ:動物モデル
上述のとおり、β−セクレターゼ活性及び/又はAβを遊離させるAPPプロセシングの分析には、さまざまな動物モデルが使用できる。たとえば、APP基質及びβ−セクレターゼ酵素を発現するトランスジェニック動物を利用して、本発明の化合物の阻害剤活性を実証することができる。たとえば、米国特許第5,877,399号、同第5,612,486号、同第5,387,742号、同第5,720,936号、同第5,850,003号、同第5,877,015号、同第5,811,633号、及びGanes等のNature第373巻523ページ、1995年に、ある種のトランスジェニック動物モデルが記載されている。ADの病態生理に随伴する特性を示す動物が好ましい。本明細書に記載のトランスジェニックマウスに本発明の化合物阻害剤を投与すれば、その化合物の阻害活性を実証する代替法となる。また、化合物が薬剤として有効な担体中に含まれ、かつ標的組織に適切な治療量が到達する投与経路によって投与されることが好ましい。
【0141】
このような動物では、β−セクレターゼを媒介とする、APPのβ−セクレターゼ切断部位での切断の阻害、及びAβ遊離の抑制が、動物の脳脊髄液などの体液中又は組織中の切断断片を測定することによって分析できる。脳組織のAβ沈着又はAβ斑を分析することが好ましい。
【0142】
酵素によって媒介されるAPPの切断及び/又は基質からのAβの遊離が十分可能である条件下、本発明の阻害化合物の存在下でAPP基質にβ−セクレターゼ酵素を接触させる場合、本発明の化合物は、β−セクレターゼを媒介とする、β−セクレターゼ切断部位でのAPP切断を低減するのに有効であり、かつ/又はAβが遊離する量を減少させるのにも有効である。このような接触として、たとえば上述のような動物モデルに、本発明の阻害化合物を投与すれば、この化合物は、動物脳組織でのAβ沈着を低減し、βアミロイド斑の数を減少させ、かつ/又はその大きさを縮小するのに有効である。その投与をヒトの対象に行えば、Aβ量の増加を特徴とする疾患の進行を抑制又は緩慢化する、ADの進行を緩慢化する、かつ/又はADの恐れのある患者においてこの疾患の発生又は発症を予防するのに有効である。
【0143】
別段の定義づけがない限り、本明細書で使用する科学技術用語はすべて、本発明が属する分野の技術者に一般に理解されているものと同じ意味である。本明細書で参考文献とした特許及び刊行物はすべて、いかなる目的でも参照により本明細書に組み込む。
【0144】
定義及び規則
以下の定義及び解説は、明細書及び特許請求の範囲を含むこの文書全体を通して使用する用語を対象とするものである。
【0145】
定義
温度はすべて摂氏である。
【0146】
TLCは、薄層クロマトグラフィーを指す。
【0147】
psiは、ポンド/inを指す。
【0148】
HPLCは、高圧液体クロマトグラフィーを指す。
【0149】
THFは、テオラヒドロフランを指す。
【0150】
DMFは、ジメチルホルムアミドを指す。
【0151】
EDCは、エチル−1−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド又は1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を指す。
【0152】
HOBtは、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物を指す。
【0153】
NMMは、N−メチルモルホリンを指す。
【0154】
NBSは、N−ブロモスクシンイミドを指す。
【0155】
TEAは、トリエチルアミンを指す。
【0156】
BOCは、概略的に−CO−O−C(CHとして表される1,1−ジメチルエトキシカルボニル又はt−ブトキシカルボニルを指す。
【0157】
CBZは、ベンジルオキシカルボニル、−CO−O−CH−ψを指す。
【0158】
FMOCは、炭酸9−フルオレニルメチルを指す。
【0159】
TFAは、トリフルオロ酢酸、CF−COOHを指す。
【0160】
CDIは、1,1’−カルボニルジイミダゾールを指す。
【0161】
食塩水は、飽和塩化ナトリウム水溶液を指す。
【0162】
クロマトグラフィー(カラム及びフラッシュクロマトグラフィー)は、化合物の精製/分離を指し、(支持体、溶離液)と表示する。当該の分画をプールし、濃縮して所望の化合物を得ることは理解されよう。
【0163】
CMRは、C−13磁気共鳴分光法を指し、化学シフトは、TMSからの低磁場方向へのppm(δ)で報告される。
【0164】
NMRは、核(プロトン)磁気共鳴分光法を指し、化学シフトは、TMSからの低磁場方向へのppm(d)で報告される。
【0165】
IRは、赤外線分光法を指す。
【0166】
−フェニルは、フェニル(C)を指す。
【0167】
MSは、質量分析を指し、m/e、m/z、又は質量/電荷単位と表示する。MHは、親陽イオンと水素原子である。EIは、電子衝撃を指す。CIは、化学イオン化を指す。FABは、高速原子衝撃を指す。
【0168】
HRMSは、高分解能質量分析を指す。
【0169】
エーテルは、ジエチルエーテルを指す。
【0170】
薬剤として許容可能とは、化合物、製剤、安定性、患者の認容性、及び生物学的利用能のことを考えて、患者には薬理学的/毒物学的な観点から許容され、かつ製薬学者には物理的/化学的観点から許容される特性及び/又は物質を指す。
【0171】
溶媒の組合せが使用される場合、使用される溶媒の比率は、体積/体積(v/v)である。
【0172】
溶媒中の固体の溶解度を用いる場合、溶媒に対する固体の比率は、重量/体積(wt/v)である。
【0173】
BOPは、ベンゾトリアゾル−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸を指す。
【0174】
TBDMSCIは、塩化t−ブチルジメチルシリルを指す。
【0175】
TBDMSOTfは、t−ブチルジメチルシリルトリフルオロスルホン酸エステルを指す。
【0176】
トリソミー21は、ダウン症候群を指す。
【0177】
APP、アミロイド前駆体タンパク質は、たとえば米国特許第5,766,846号に記載されているような、APPの変異体、突然変異体、及びアイソフォームを含む何らかのAPPポリペプチドと定義される。
【0178】
Aβ、アミロイドβペプチドは、β−セクレターゼを媒介とするAPPの切断の結果として生じ、39、40、41、42、及び43個のアミノ酸からなるペプチドを含み、かつβ−セクレターゼ切断部位からアミノ酸39、40、41、42、又は43まで伸長している何らかのペプチドと定義される。
【0179】
β−セクレターゼ(BACE1、Asp2、マメプシン2)は、Aβのアミノ末端側の縁でAPPが切断されるのを媒介するアスパルチルプロテアーゼである。ヒトβ−セクレターゼは、たとえば、WO00/17369に記載されている。
【0180】
「薬剤として許容可能」とは、組成物、製剤、安定性、患者の認容性、及び生物学的利用能に関し、薬理学的/毒物学的な観点から患者に許容され、かつ物理的/化学的観点から製薬学者に許容される特性及び/又は物質を指す。
【0181】
治療有効量は、治療する疾患の少なくとも1種の症状を低減又は軽減する、あるいは1種又は複数の臨床的兆候又は疾患症状の発症を低減又は緩慢化するのに有効な量と定義される。
【0182】
生物学的実施例
実施例A
酵素阻害アッセイ
MBP−C125アッセイを利用して、本発明の化合物の阻害活性を分析する。このアッセイでは、β−セクレターゼによるモデルAPP基質MBP−C125SWの切断について、未処理対照と比べ、化合物による相対的阻害を決定する。アッセイパラメータの詳細な説明は、たとえば、米国特許第5,942,400号に出ている。簡単に述べれば、基質は、マルトース結合タンパク質(MBP)とスウェーデン変異体APP−SWのカルボキシ末端側アミノ酸125個とから形成される融合タンパク質である。β−セクレターゼ酵素は、Sinha等の1999年Nature第40巻537〜540ページで記載されているように、ヒト脳組織から取り出す、あるいは全長酵素(アミノ酸1〜501)として組換えによって作製され、たとえば、WO00/47618に記載されているように、組換え型cDNAを発現する293細胞から調製できる。0.20%のトリトン中の1997年7月16日に調製した濃HiQプール由来のヒト脳β−セクレターゼをアッセイで使用した。
【0183】
酵素の阻害は、たとえば酵素切断産物のイムノアッセイによって分析する。ELISAの一例では、抗MBP捕捉抗体が使用され、予めコートし、ブロックした96ウェルの高結合プレートにこの抗体を付着させてから、希釈した酵素を、反応上清と共にインキュベートし、特定のレポーター抗体、たとえばビオチン標識抗SW192レポーター抗体と共にインキュベートし、さらにストレプトアビジン/アルカリホスファターゼと共にインキュベートする。このアッセイでは、無傷のMBP−C125SW融合タンパク質が切断されると、切断されたアミノ末端断片が生じ、カルボキシ末端に新しいSW−192抗体陽性エピトープが露出する。ホスファターゼによる切断の蛍光基質シグナルによって検出を行う。ELISAは、基質のAPP−SW751変異部位のLeu596に続く切断だけを検出する。
【0184】
具体的なアッセイ手順
1試験化合物につき96プレートの1列として、6段階濃度曲線(1濃度につき2ウェル)に対して1:1で化合物を連続希釈した。各々の試験化合物をDMSO中に調製して、10ミリモルの保存溶液を作製した。この保存溶液をDMSOで連続的に希釈して、最終化合物濃度を6段階希釈曲線の高位置にある200mMにする。52mMのNaOAc、7.9%のDMSO、pH4.5各190マイクロリットルを予め加えておいた対応するV底プレートの列C上の、各々の2ウェルに各希釈物10マイクロリットルを加える。NaOAcで希釈した化合物を遠心沈殿させて、沈殿物をペレット状にし、20マイクロリットル/ウェルを平底プレートに移し、これに30マクロリットルの氷冷酵素−基質混合物(30マイクロリットル当たり2.5マイクロリットルのMBP−C125SW基質、0.03マイクロリットルの酵素、及び24.5マイクロリットルの氷冷0.09%TX100)を加える。曲線最高点である200mMの化合物の最終反応混合物は、5%のDMSO、20mMのNaAc、0.06%のTX100、pH4.5に含まれる。
【0185】
プレートを37℃に温めて、酵素反応を開始させた。90分後、37℃で、200マイクロリットル/ウェルの冷試料希釈物を加えて、反応を停止し、80マイクロリットル/ウェルの試料希釈物を含む、対応する抗MBP抗体でコートした捕捉用のELISAプレートに、20マイクロリットル/ウェルを移した。この反応物を終夜4℃でインキュベートし、翌日、抗192SW抗体、次いでストレプトアビジン−AP接合物及び蛍光物質と共に2時間インキュベートした後ELISAを展開する。信号を蛍光プレートリーダーで読み取る。
【0186】
化合物を加えていない対照ウェルでの酵素反応シグナルと比べ、検出されたシグナルが50%低下した化合物濃度(IC50)を算出することによって、化合物の相対的阻害効力を決定する。
【0187】
実施例B
合成APP基質を使用する細胞未使用の阻害アッセイ
β−セクレターゼによって切断でき、N末端ビオチンを有し、Cys残基にオレゴングリーンを共有結合させたために蛍光を発することのできる、合成APP基質を使用して、本発明の阻害化合物の存在下又は不在下でのβ−セクレターゼ活性を検定した。有用な基質には、以下のもの、すなわち、
ビオチン−SEVNL−DAEFR[オレゴングリーン]KK
[配列番号1]
ビオチン−SEVKM−DAEFR[オレゴングリーン]KK
[配列番号2]
ビオチン−GLNIKTEEISEISY−EVEFRC[オレゴングリーン]KK
[配列番号3]
ビオチン−ADRGLTTRPGSGLTNIKTEEISEVNL−DAEF[オレゴングリーン]KK [配列番号4]
ビオチン−FVNQHLCoxGSHLVEALY−LVCoxGERGFFYTPKA[オレゴングリーン]KK [配列番号5]
が含まれる。
【0188】
予めブロックした、融和性の低い、黒色プレート(384ウェル)中、37度で、酵素(0.1nM)及び試験化合物(0.001〜100mM)を30分間インキュベートする。150mMの基質を加えてウェル当たり30マイクロリットルの最終体積にすることによって、反応を開始する。最終のアッセイ条件は、0.001〜100mMの化合物阻害剤、0.1Mの酢酸ナトリウム(pH4.5)、150nMの基質、0.1nMの可溶性β−セクレターゼ、0.001%のTween20、及び2%のDMSOである。アッセイ混合物を37℃で3時間インキュベートし、飽和濃度の免疫的に純粋な(immunopure)ストレプトアビジンを加えて反応を停止した。ストレプトアビジンと共に室温で15分間インキュベートした後、たとえば、LJL Acqurest(Ex485nm/Em530nm)を使用して、蛍光偏光を測定する。β−セクレターゼ酵素の活性は、酵素によって基質が切断されたときに起こる蛍光偏光の変化によって検出する。化合物阻害剤の存在下又は不在下でインキュベートすることによって、合成APP基質のβ−セクレターゼ酵素による切断が特異的に阻害されることが実証される。
【0189】
実施例C
β−セクレターゼ阻害:P26−P4’SWアッセイ
APPのβ−セクレターゼ切断部位を含む合成基質を使用して、たとえば、公告されたPCT出願WO00/47618に記載されている方法を用いる、β−セクレターゼ活性のアッセイを行う。P26−P4’SW基質は、配列(ビオチン)CGGADRGLTTRPGSGLTNIKTEEISEVNLDAEF[配列番号6]のペプチドである。P26−P1標準体は、配列(ビオチン)CGGADRGLTTRPGSGLTNIKTEEISEVNL[配列番号7]を有する。
【0190】
簡潔に述べれば、このアッセイでは、ビオチン結合合成基質を約0〜約200mMの濃度でインキュベートする。阻害化合物を試験する場合、約1.0mMの濃度の基質が好ましい。5%の最終DMSO濃度の反応混合物に、DMSOで希釈した化合物を加える。対照も、最終DMSO濃度の5%を含有している。反応物中のβ−セクレターゼ酵素の濃度を変えて、ELISAアッセイの段階的な範囲、すなわち希釈後約125〜2000ピコモルを有する生成物濃度を得る。
【0191】
反応混合物は、20mMの酢酸ナトリウム、pH4.5、0.06%のトリトンX100も含んでおり、37℃で約1〜3時間インキュベートされる。次いで、試料をアッセイ緩衝液(たとえば、145.4nMの塩化ナトリウム、9.51mMのリン酸ナトリウム、7.7mMのアジ化ナトリウム、0.05%のトリトンX405、6g/リットルのウシ血清アルブミン、pH7.4)で希釈して、反応を失活させ、次いで切断産物のイムノアッセイに向けてさらに希釈する。
【0192】
切断産物は、ELISAによって検定できる。捕捉抗体、たとえば、SW192をコートしたアッセイプレート中で、希釈した試料及び標準物質を4℃で24時間インキュベートする。TTBS緩衝液(150mMの塩化ナトリウム、25mMのトリス、0.05%のTween20、pH7.5)で洗浄後、製造者の指示に従って、試料をストレプトアビジンAPと共にインキュベートする。室温で1時間インキュベートした後、サンプルをTTBSで洗浄し、蛍光物質溶液A(31.2g/リットルの2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、30mg/リットル、pH9.5)と共にインキュベートする。ストレプトアビジンアルカリリン酸と反応させると、蛍光法での検出が可能になる。β−セクレターゼ活性の有効な阻害剤である化合物では、基質の切断が対照に比べて減少している。
【0193】
実施例D
合成オリゴペプチド基質を使用するアッセイ
知られているβ−セクレターゼ切断部位、及び任意選択で、蛍光性もしくは色素生産性部分など、検出可能なタグを含む合成オリゴペプチドを調製する。このようなペプチドの例、並びにその製造方法及び検出方法は、米国特許第5,942,400号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。切断産物は、当技術分野でよく知られている方法に従って、検出するペプチドに適する高速液体クロマトグラフィー又は蛍光もしくは色素生産検出法を使用して検出できる。
【0194】
例として、あるそのようなペプチドは、配列SEVNL−DAEF[配列番号8]を有し、切断部位が残基5と6の間にある。別の好ましい基質は、配列ADRGLTTRPGSGLTNIKTEEISEVNL−DAEF[配列番号9]を有し、切断部位が残基26と27の間にある。
【0195】
β−セクレターゼを媒介とする基質の切断をもたらすのに十分な条件下、β−セクレターゼの存在下でこのような合成APP基質をインキュベートする。化合物阻害剤が存在下での切断結果を対照の結果と比較すると、その化合物の阻害活性の大きさが明らかとなる。
【0196】
実施例E
β−セクレターゼ活性の阻害−細胞アッセイ
米国特許第5,604,102号に記載されているように、β−セクレターゼ活性の阻害を分析するアッセイの例は、天然発生の二重突然変異体Lys651Met52〜Asn651Leu652(APP751の番号)を含むAPP751を形質移入した、ヒト胎児腎細胞系HEKp293(ATCC受入れ番号CRL−1573)を利用しているが、これは一般にスウェーデン変異体と呼ばれ、Aβを過剰産生することが示されている(Citron等のNature第360巻672〜674ページ、1992年)。
【0197】
所望の濃度、一般に最高で10マイクログラム/mlの(DMSOで希釈した)阻害剤化合物の存在下/不在下で、細胞をインキュベートする。処理の終わりに、たとえば、切断断片の分析によって、条件を整えた培地のβ−セクレターゼ活性を分析する。Aβは、特定の検出抗体を使用するイムノアッセイによって分析できる。化合物阻害剤の存在下及び不在下で酵素活性を測定すると、β−セクレターゼを媒介とするAPP基質の切断が特異的に阻害されることが実証される。
【0198】
実施例F
AD動物モデルでのβ−セクレターゼの阻害
β−セクレターゼ活性のスクリーニングには、さまざまな動物モデルが使用できる。本発明で使用できる動物モデルの例には、それだけに限らないが、マウス、モルモット、イヌなどが含まれる。使用する動物は、野生型モデル、トランスジェニックモデル、又はノックアウトモデルでよい。さらに、哺乳動物モデルも、本明細書に記載のAPP695−SWなど、APPの変異体を発現できる。ヒトでない哺乳動物のトランスジェニックモデルの例は、米国特許第5,604,102号、同第5,912,410号、及び同第5,811,633号に記載されている。
【0199】
推定上の阻害剤化合物の存在下、in vivoでAβ遊離の抑制を分析するには、Games等のNature第373巻523〜527ページ、1995年に記載されているとおりに準備したPDAPPマウスが有用である。米国特許第6,191,166号に記載されているように、生後4カ月のPDAPPマウスに、トウモロコシ油などの溶剤中に処方した化合物を投与する。マウスは化合物(1〜30mg/ml、好ましくは1〜10mg/ml)を投与される。時間経過後、たとえば3〜10時間後、動物を屠殺し、分析用に脳を取り出す。
【0200】
トランスジェニック動物には、選択した投与方式に適する担体中に処方された、ある量の化合物阻害剤を投与する。対照動物は、未処置とする、担体で処置する、又は不活性化合物で処置する。投与は、急性向け、すなわち1回投与又は複数回投与を1日で行うことも、あるいは、慢性向け、すなわち数日間毎日投与を繰り返すこともできる。0時間から始め、選択した動物から脳組織又は脳脊髄液を得、たとえば、Aβ検出用の特定の抗体を使用するイムノアッセイを利用して、Aβを含む、APP切断ペプチドの存在を分析する。試験期間の終わりに動物を屠殺し、脳組織又は脳脊髄液のAβ及び/又はβアミロイド斑の存在を分析する。組織の壊死についても分析する。
【0201】
本発明の化合物阻害剤を投与した動物では、未処置対象に比べ、脳組織又は脳脊髄液中のAβが減少し、脳組織中のβアミロイド斑が縮小することが予想される。
【0202】
実施例G
ヒト患者でのAβ産生の阻害
アルツハイマー病(AD)に罹患した患者は、脳のAβ量の増加を示す。AD患者に、選択した投与方式に適する担体中に処方した、ある量の阻害剤を投与する。試験期間中、投与を毎日繰り返す。0日から始め、たとえば1カ月に1度、認知及び記憶能力の試験を実施する。
【0203】
化合物阻害剤を投与した患者では、1種又は複数の以下の疾患パラメータ、すなわち、CSF又は血漿中に存在するAβ、脳又は海馬の体積、脳でのAβ沈着、脳のアミドイド斑、認知及び記憶機能についての成績の変化を分析した場合、対照の未処置の患者と比べ、疾患の進行が緩慢化又は安定化することが予想される。
【0204】
実施例H
ADのリスクのある患者でのAβ産生の予防
家族性の遺伝パターン、たとえば、スウェーデン変異の存在を見分ける、かつ/又は診断パラメータをモニタすることによって、AD発生の素因又はリスクのある患者を識別する。AD発生の素因又はリスクがあると識別された患者に、選択した投与方式に適する担体中に処方した、ある量の化合物阻害剤を投与する。試験期間中、投与を毎日繰り返す。0日から始め、たとえば1カ月に1度、認知及び記憶能力の試験を実施する。
【0205】
化合物阻害剤を投与した患者では、1種又は複数の以下の疾患パラメータ、すなわち、CSF又は血漿中に存在するAβ、脳又は海馬の体積、脳のアミロイド斑、認知及び記憶機能についての成績の変化を分析した場合、対照の未処置の患者と比べ、疾患の進行が緩慢化又は安定化することが予想される。
【0206】
本明細書及び添付の特許請求の範囲では、内容を別段はっきりと指示しない限り、単数形「a」、「an」、「the」には複数の指示物も含まれることを留意すべきである。したがって、たとえば、「a compound」を含む組成物の指示には、2種以上の化合物の混合物も含まれる。用語「もしくは」、「又は」、「あるいは」は、内容を別段はっきりと指示しない限り、一般に「及び/又は」、「かつ/又は」を含む意味で用いられることも留意すべきである。
【0207】
別段の定義づけがない限り、本明細書で使用する科学技術用語はすべて、本発明が属する分野の技術者に一般に理解されているものと同じ意味である。
【0208】
本明細書で参考文献とした特許及び刊行物はすべて、いかなる目的でも参照により本明細書に組み込む。
【0209】
本発明は、具体的かつ好ましいさまざまな実施形態及び技術に関して説明してきた。しかし、本発明の趣旨及び範囲から外れない限り、多くの変形形態及び変更形態を考えてよいことが理解されるはずである。

Claims (15)

  1. 広い態様では、本発明は、次式(I)の置換アミノアルコール
    Figure 2004535424
    又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
    [式中、Bは、H、C〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
    20は、H又はCアルキルもしくはアルケニルであり;
    nは、0又は1であり;
    は、
    (I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
    (A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (D)−F、Cl、−Br、又はI、
    (F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (H)−OH、
    (I)−C≡N、
    (J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (K)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
    (VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
    (A)ピリジニル、
    (B)ピリミジニル、
    (C)キノリニル、
    (F)ベンゾチエニル、
    (G)インドリル、
    (H)インドリニル、
    (I)ピリダジニル、
    (J)ピラジニル、
    (K)イソインドリル、
    (L)イソキノリル、
    (M)キナゾリニル、
    (N)キノキサリニル、
    (O)フタラジニル、
    (P)イミダゾリル、
    (Q)イソオキサゾリル、
    (R)ピラゾリル、
    (S)オキサゾリル、
    (T)チアゾリル、
    (U)インドリジニル、
    (V)インダゾリル、
    (W)ベンゾチアゾリル、
    (X)ベンズイミダゾリル、
    (Y)ベンゾフラニル、
    (Z)フラニル、
    (AA)チエニル、
    (BB)ピロリル、
    (CC)オキサジアゾリル、
    (DD)チアジアゾリル、
    (EE)トリアゾリル、
    (FF)テトラゾリル、
    (II)オキサゾロピリジニル、
    (JJ)イミダゾピリジニル、
    (KK)イソチアゾリル、
    (LL)ナフチリジニル、
    (MM)シンノリニル、
    (NN)カルバゾリル、
    (OO)β−カルボリニル、
    (PP)イソクロマニル、
    (QQ)クロマニル、
    (SS)テトラヒドロイソキノリニル、
    (TT)イソインドリニル、
    (UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
    (VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
    (WW)イソベンゾチエニル、
    (XX)ベンズオキサゾリル、
    (YY)ピリドピリジニル、
    (ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
    (AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
    (BBB)プリニル、
    (CCC)ベンゾジオキソリル、
    (DDD)トリアジニル、
    (EEE)フェノキサジニル、
    (FFF)フェノチアジニル、
    (GGG)プテリジニル、
    (HHH)ベンゾチアゾリル、
    (III)イミダゾピリジニル、
    (JJJ)イミダゾチアゾリル、
    (KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
    (LLL)ベンズイソキサジニル、
    (MMM)ベンズオキサジニル、
    (NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
    (OOO)ベンゾピラニル、
    (PPP)ベンゾチオピラニル、
    (QQQ)クマリニル、
    (RRR)イソクマリニル、
    (SSS)クロモニル、
    (TTT)クロマノニル、及び
    (UUU)ピリジニル−N−オキシド
    からなる群から選択され、
    1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)
    のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素で結合しない]、
    (VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
    (A)モルホリニル、
    (B)チオモルホリニル、
    (C)チオモルホリニルS−オキシド、
    (D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
    (E)ピペラジニル、
    (F)ホモピペラジニル、
    (G)ピロリジニル、
    (H)ピロリニル、
    (I)テトラヒドロピラニル、
    (J)ピペリジニル、
    (K)テトラヒドロフラニル、
    (L)テトラヒドロチエニル、
    (M)ホモピペリジニル、
    (N)ホモモルホリニル、
    (O)ホモチオモルホリニル、
    (P)ホモモルホリニルS−オキシド、
    (Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
    (R)オキサゾリジノニル
    からなる群から選択され、
    1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
    (15)=O
    のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素で結合しない]、あるいは
    (IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ(alkyoxy)、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
    (II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換されており、
    (N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、あるいは
    (III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−O−CF
    (7)−NH
    (8)−OH、及び
    (9)−C≡N
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
    Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
    Figure 2004535424
    結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個のFによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
    Gは、
    (I)−C〜C10アルキルであって、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個のFによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
    (III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
    (IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
    (V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
    (VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
    (F)−(CH1〜4−OH、
    (G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)、
    (H)NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
    (I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
    (a)−H、
    (b)−C〜Cアルキル、
    (c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
    (VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
    (E)C〜Cアルキル、
    (B)−CF
    (C)−F、Cl、−Br、及びI、
    (D)C〜Cアルコキシ、
    (E)−OCF
    (F)−NH
    (G)−OH、
    (H)−C≡N、
    (I)−NO
    (J)−CO−OH、
    (K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
    (N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
    (O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
    (P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (Q)−CF
    (R)−OCF
    (S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (V)−CHOH、
    (W)−CO−(C〜C)アルキル、
    (X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
    (Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
    のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの;あるいは
    (VIII)−(CH−O−(CH−OHであり;
    は、
    (I)−H、
    (II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
    (VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
    からなる群から選択されており;
    は、
    (I)−H、
    (II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (IV)1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
    (VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
    からなる群から選択されており;
    及びRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって3個、4個、5個、6個、及び7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が−O−、−S−、−SO−、−NRN−2−からなる群から選択されたヘテロ原子で置換され、RN−2は以下で定義するとおりであり;並びに
    は、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又はSO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    −(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、
    それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及びNR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又はN(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである、1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている]。
  2. がG−L−A−E−W−であって、Eは、結合又はC〜Cアルキレンであり、
    Aは、
    (I)アリール又はシクロアルキルであって、各アリール又はシクロアルキルが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換され、R100が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R及びR’は、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、又は(CH0〜2−アリールもしくは−(CH0〜2−シクロアルキルであり、各アリール又はシクロアルキルは、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている)、
    (D)−CO−R25(R25は、(a)C〜Cアルキル、
    (b)−(CH0〜2−シクロアルキル、
    (c)アリールが、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている−(CH0〜2−アリール、及び
    (d)水素からなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−R25
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COH、
    (G)NRR’、
    (H)−SR、
    (I)−CHOH、
    (J)−C(O)−(C〜C)アルキル、
    (K)−C(O)NRR’、
    (L)−SONRR’、
    (M)−COH、
    (N)C〜Cアルキル、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルコキシ、−OCF、−NH、−OH、又はCN、
    (O)ハロゲン、及び
    (P)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHであるもの;
    (II)Eが結合であるとき、ヘテロアリール基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (III)Eが結合であるとき、複素環基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環であって、R200が、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、及びI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−OCF
    (7)−NH
    (8)−OH、又は
    (9)−C≡Nであるものであり;
    Wは、結合、−S−、−S(O)−、−SO−、−O−、−N(R)−であり、Rは、水素又はC〜Cアルキルであり;
    Lは、Gが不在であるとき結合又は不在であり、あるいはLは、
    Figure 2004535424
    であり、R110及びR112は、それぞれ独立に水素又はC〜Cアルキルであり、C〜Cアルキルは、OH、C〜Cアルコキシ、又は1個から5個のFによって任意選択で置換されており;
    Gは、不在又は
    (I)C〜C10アルキルであって、
    (A)−COH、
    (B)−CO(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NRR’、
    (F)−C〜Cハロアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
    (K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
    (L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (M)C〜Cアルキル
    からそれぞれ独立に選択された最高で3個の基によって任意選択で置換されているもの;
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COH、
    (B)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)−C〜Cハロアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
    (K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
    (L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (m)モノ(C〜Cアルキル)アミノ、及び
    (n)ジ(C〜Cアルキル)アミノ、
    (o)C〜Cアルキル
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているもの;
    (III)アリールがR100によって任意選択で置換されている−(CRR)0〜4−アリール;
    (IV)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−ヘテロアリール;
    (V)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−複素環、
    (VI)−C(R10)(R12)−CO−NH−R14[式中、R10及びR12は、同じでも異なってもよく、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)アリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
    (D)ヘテロアリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
    (E)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
    (F)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (G)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環、
    (H)−(CH1〜4−OH、
    (I)−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−アリール(Yは、−O−、−S−、又はNRC−5−であり、R16は、水素又はC〜Cアルキルであり、アリールは、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている)、
    (J)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−ヘテロアリール、及び
    (K)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−アリール
    からなる群から選択され、
    14は、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−アリール、
    (D)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−ヘテロアリール、
    (E)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−複素環、
    (F)アリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
    (G)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
    (H)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
    (I)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHである]であり;
    及びRは、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、又はC〜Cアルキルである請求項1に記載の化合物。
  3. が、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);又は
    ハロゲン、−OH、=O、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、−OC(=O)−アミノ、−アミノ−C(=O)O−、及びOC(=O)−モノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、もしくは3個の基、又はC〜C10アルキルによって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NR’7、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノもしくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノもしくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の基によって環部分がそれぞれ任意選択で置換されている、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又はC〜Cアルキル−ヘテロシクリル;又は
    それぞれ独立にハロゲンである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシ;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、及びC〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル、アルカ(ジ)エニル、C〜Cアルキニル、又はアルカ(ジ)イニルであり;ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている請求項1に記載の化合物。
  4. が、
    (I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
    (A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (D)−Cl、−Br、又はI、
    (F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (H)−OH、
    (I)−C≡N、
    (J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (K)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
    (VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
    (A)ピリジニル、
    (B)ピリミジニル、
    (C)キノリニル、
    (F)ベンゾチエニル、
    (G)インドリル、
    (H)インドリニル、
    (I)ピリダジニル、
    (J)ピラジニル、
    (K)イソインドリル、
    (L)イソキノリル、
    (M)キナゾリニル、
    (N)キノキサリニル、
    (O)フタラジニル、
    (P)イミダゾリル、
    (Q)イソオキサゾリル、
    (R)ピラゾリル、
    (S)オキサゾリル、
    (T)チアゾリル、
    (U)インドリジニル、
    (V)インダゾリル、
    (W)ベンゾチアゾリル、
    (X)ベンズイミダゾリル、
    (Y)ベンゾフラニル、
    (Z)フラニル、
    (AA)チエニル、
    (BB)ピロリル、
    (CC)オキサジアゾリル、
    (DD)チアジアゾリル、
    (EE)トリアゾリル、
    (FF)テトラゾリル、
    (II)オキサゾロピリジニル、
    (JJ)イミダゾピリジニル、
    (KK)イソチアゾリル、
    (LL)ナフチリジニル、
    (MM)シンノリニル、
    (NN)カルバゾリル、
    (OO)β−カルボリニル、
    (PP)イソクロマニル、
    (QQ)クロマニル、
    (SS)テトラヒドロイソキノリニル、
    (TT)イソインドリニル、
    (UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
    (VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
    (WW)イソベンゾチエニル、
    (XX)ベンズオキサゾリル、
    (YY)ピリドピリジニル、
    (ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
    (AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
    (BBB)プリニル、
    (CCC)ベンゾジオキソリル、
    (DDD)トリアジニル、
    (EEE)フェノキサジニル、
    (FFF)フェノチアジニル、
    (GGG)プテリジニル、
    (HHH)ベンゾチアゾリル、
    (III)イミダゾピリジニル、
    (JJJ)イミダゾチアゾリル、
    (KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
    (LLL)ベンズイソキサジニル、
    (MMM)ベンズオキサジニル、
    (NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
    (OOO)ベンゾピラニル、
    (PPP)ベンゾチオピラニル、
    (QQQ)クマリニル、
    (RRR)イソクマリニル、
    (SSS)クロモニル、
    (TTT)クロマノニル、及び
    (UUU)ピリジニル−N−オキシド
    からなる群から選択され、
    1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素部分で結合しない]、
    (VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
    (A)モルホリニル、
    (B)チオモルホリニル、
    (C)チオモルホリニルS−オキシド、
    (D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
    (E)ピペラジニル、
    (F)ホモピペラジニル、
    (G)ピロリジニル、
    (H)ピロリニル、
    (I)テトラヒドロピラニル、
    (J)ピペリジニル、
    (K)テトラヒドロフラニル、
    (L)テトラヒドロチエニル、
    (M)ホモピペリジニル、
    (N)ホモモルホリニル、
    (O)ホモチオモルホリニル、
    (P)ホモモルホリニルS−オキシド、
    (Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
    (R)オキサゾリジノニル
    からなる群から選択され、
    1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わるようにその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
    (15)=Oのうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素部分で結合しない]、あるいは
    (IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
    (II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換され、
    (N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、又は
    (III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−O−CF
    (7)−NH
    (8)−OH、及び
    (9)−C≡N
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
    Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
    Figure 2004535424
    結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個のFによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
    Gは、
    (I)−C〜C10アルキルであって、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
    (III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
    (IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
    (V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
    (VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
    (F)−(CH1〜4−OH、
    (G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
    (H)−NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
    (I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
    (a)−H、
    (b)−C〜Cアルキル、
    (c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
    (VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
    (F)C〜Cアルキル、
    (B)−CF
    (C)−F、Cl、−Br、及びI、
    (D)C〜Cアルコキシ、
    (E)−OCF
    (F)−NH
    (G)−OH、
    (H)−C≡N、
    (I)−NO
    (J)−CO−OH、
    (K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
    (N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
    (O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
    (P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (Q)−CF
    (R)−OCF
    (S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (V)−CHOH、
    (W)−CO−(C〜C)アルキル、
    (X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
    (Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
    のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの、あるいは
    (VIII)−(CH−O−(CH−OHである請求項1に記載の化合物。
  5. が、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及びCO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452501〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又はSO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    −(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SO−NR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及び−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている請求項1に記載の化合物。
  6. が、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452502〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    −(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている請求項1に記載の化合物。
  7. 次式(I)の置換アミノアルコール
    Figure 2004535424
    又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
    [式中、Bは、H又はC〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり、R20、R、及びRはHであり、nは0であり、Rは3,5−ジフルオロフェニルであり、Rcは次式
    Figure 2004535424
    であり、Rは、−OB又は−SOBによって任意選択で置換されているC〜C直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である]。
  8. アルツハイマー病の発生の防止又は遅延を助長するため、軽度認知障害(MCI)の患者の治療、及びMCIからADへと進行する恐れのある患者においてアルツハイマー病の発生の防止又は遅延をするため、ダウン症候群を治療するため、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療するため、脳アミロイド血管障害を治療し、起こり得るその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐため、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、びまん性レビー小体型アルツハイマー病を含む他の変性痴呆を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有し、又は患者がそうなるのを予防する際に、そのような治療を必要とする患者を治療する方法であって、次式(I)の置換アミノアルコール
    Figure 2004535424
    又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
    [式中、Bは、H、C〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
    20は、H又はCアルキルもしくはアルケニルであり;
    nは、0又は1であり;
    は、
    (I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
    (A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (D)−F、Cl、−Br、又はI、
    (F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (H)−OH、
    (I)−C≡N、
    (J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (K)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
    (VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
    (A)ピリジニル、
    (B)ピリミジニル、
    (C)キノリニル、
    (F)ベンゾチエニル、
    (G)インドリル、
    (H)インドリニル、
    (I)ピリダジニル、
    (J)ピラジニル、
    (K)イソインドリル、
    (L)イソキノリル、
    (M)キナゾリニル、
    (N)キノキサリニル、
    (O)フタラジニル、
    (P)イミダゾリル、
    (Q)イソオキサゾリル、
    (R)ピラゾリル、
    (S)オキサゾリル、
    (T)チアゾリル、
    (U)インドリジニル、
    (V)インダゾリル、
    (W)ベンゾチアゾリル、
    (X)ベンズイミダゾリル、
    (Y)ベンゾフラニル、
    (Z)フラニル、
    (AA)チエニル、
    (BB)ピロリル、
    (CC)オキサジアゾリル、
    (DD)チアジアゾリル、
    (EE)トリアゾリル、
    (FF)テトラゾリル、
    (II)オキサゾロピリジニル、
    (JJ)イミダゾピリジニル、
    (KK)イソチアゾリル、
    (LL)ナフチリジニル、
    (MM)シンノリニル、
    (NN)カルバゾリル、
    (OO)β−カルボリニル、
    (PP)イソクロマニル、
    (QQ)クロマニル、
    (SS)テトラヒドロイソキノリニル、
    (TT)イソインドリニル、
    (UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
    (VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
    (WW)イソベンゾチエニル、
    (XX)ベンズオキサゾリル、
    (YY)ピリドピリジニル、
    (ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
    (AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
    (BBB)プリニル、
    (CCC)ベンゾジオキソリル、
    (DDD)トリアジニル、
    (EEE)フェノキサジニル、
    (FFF)フェノチアジニル、
    (GGG)プテリジニル、
    (HHH)ベンゾチアゾリル、
    (III)イミダゾピリジニル、
    (JJJ)イミダゾチアゾリル、
    (KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
    (LLL)ベンズイソキサジニル、
    (MMM)ベンズオキサジニル、
    (NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
    (OOO)ベンゾピラニル、
    (PPP)ベンゾチオピラニル、
    (QQQ)クマリニル、
    (RRR)イソクマリニル、
    (SSS)クロモニル、
    (TTT)クロマノニル、及び
    (UUU)ピリジニル−N−オキシド
    からなる群から選択され、
    1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)
    のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素で結合しない]、
    (VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
    (A)モルホリニル、
    (B)チオモルホリニル、
    (C)チオモルホリニルS−オキシド、
    (D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
    (E)ピペラジニル、
    (F)ホモピペラジニル、
    (G)ピロリジニル、
    (H)ピロリニル、
    (I)テトラヒドロピラニル、
    (J)ピペリジニル、
    (K)テトラヒドロフラニル、
    (L)テトラヒドロチエニル、
    (M)ホモピペリジニル、
    (N)ホモモルホリニル、
    (O)ホモチオモルホリニル、
    (P)ホモモルホリニルS−オキシド、
    (Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
    (R)オキサゾリジノニル
    からなる群から選択され、
    1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
    (15)=O
    のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素で結合しない]、あるいは
    (IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及び−CNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
    (II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換されており、
    (N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及び−CNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、あるいは
    (III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−O−CF
    (7)−NH
    (8)−OH、及び
    (9)−C≡N
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
    Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
    Figure 2004535424
    結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個の−Fによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
    Gは、
    (I)−C〜C10アルキルであって、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
    (III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
    (IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
    (V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
    (VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
    (F)−(CH1〜4−OH、
    (G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
    (H)NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
    (I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
    (a)−H、
    (b)−C〜Cアルキル、
    (c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
    (VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
    (G)C〜Cアルキル、
    (B)−CF
    (C)−F、Cl、−Br、及びI、
    (D)C〜Cアルコキシ、
    (E)−OCF
    (F)−NH
    (G)−OH、
    (H)−C≡N、
    (I)−NO
    (J)−CO−OH、
    (K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
    (N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
    (O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
    (P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (Q)−CF
    (R)−OCF
    (S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (V)−CHOH、
    (W)−CO−(C〜C)アルキル、
    (X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
    (Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
    のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの;あるいは
    (VIII)−(CH−O−(CH−OHであり;
    は、
    (I)−H、
    (II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
    (VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
    からなる群から選択されており;
    は、
    (I)−H、
    (II)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (III)−(CH0〜4−R2−1(R2−1はR1−アリール又はR1−ヘテロアリールであり、R1−アリール及びR1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (IV)1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、及び
    (VI)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
    からなる群から選択されており;
    及びRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって3個、4個、5個、6個、及び7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が−O−、−S−、−SO−、−NRN−2−からなる群から選択されたヘテロ原子で置換され、RN−2は以下で定義するとおりであり;並びに
    は、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及びS(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    −(CH0〜4−O−(1個、2個、3個、又は5個の−Fによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル);C〜Cシクロアルキル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及び−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである、1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている]からなる群から選択された治療有効量の化合物を投与することを含む方法。
  9. がG−L−A−E−W−であって、Eは、結合又はC〜Cアルキレンであり、
    Aは、
    (I)アリール又はシクロアルキルであって、各アリール又はシクロアルキルが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換され、R100が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R及びR’は、それぞれ独立に、水素、C〜Cアルキル、又は−(CH0〜2−アリールもしくは−(CH0〜2−シクロアルキルであり、各アリール又はシクロアルキルは、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている)、
    (D)−CO−R25(R25は、(a)C〜Cアルキル、
    (b)−(CH0〜2−シクロアルキル、
    (c)アリールが、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、又はジ(C〜C)アルキルアミノによって任意選択で置換されている−(CH0〜2−アリール、及び
    (d)水素からなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−R25
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COH、
    (G)NRR’、
    (H)−SR、
    (I)−CHOH、
    (J)−C(O)−(C〜C)アルキル、
    (K)−C(O)NRR’、
    (L)−SONRR’、
    (M)−COH、
    (N)C〜Cアルキル、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルコキシ、−OCF、−NH、−OH、又はCN、
    (O)ハロゲン、及び
    (P)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHであるもの;
    (II)Eが結合であるとき、ヘテロアリール基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (III)Eが結合であるとき、複素環基がその炭素原子の1個を通してWに結合するという条件で、独立に選択された1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環であって、R200が、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、及びI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−OCF
    (7)−NH
    (8)−OH、又は
    (9)−C≡Nであるものであり;
    Wは、結合、−S−、−S(O)−、−SO−、−O−、−N(R)−であり、Rは、水素又はC〜Cアルキルであり;
    Lは、Gが不在であるとき結合又は不在であり、あるいはLは、
    Figure 2004535424
    であり、R110及びR112は、それぞれ独立に水素又はC〜Cアルキルであり、C〜Cアルキルは、OH、C〜Cアルコキシ、又は1個から5個のFによって任意選択で置換されており;
    Gは、不在又は
    (I)C〜C10アルキルであって、
    (A)−COH、
    (B)−CO(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NRR’、
    (F)−C〜Cハロアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
    (K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
    (L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (M)C〜Cアルキル
    からそれぞれ独立に選択された最高で3個の基によって任意選択で置換されているもの;
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COH、
    (B)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)−C〜Cハロアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10アルキル鎖、
    (K)R100によって任意選択で置換されているアリール、
    (L)R100によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (m)モノ(C〜Cアルキル)アミノ、及び
    (n)ジ(C〜Cアルキル)アミノ、
    (o)C〜Cアルキル
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているもの;
    (III)アリールがR100によって任意選択で置換されている−(CRR)0〜4−アリール;
    (IV)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−ヘテロアリール;
    (V)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−複素環、
    (VI)−C(R10)(R12)−CO−NH−R14[式中、R10及びR12は、同じでも異なってもよく、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)アリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって 任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
    (D)ヘテロアリールが、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
    (E)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
    (F)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されているヘテロアリール、
    (G)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている複素環、
    (H)−(CH1〜4−OH、
    (I)−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−アリール(Yは、−O−、−S−、又はNRC−5−であり、R16は、水素又はC〜Cアルキルであり、アリールは、独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている)、
    (J)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(CH1〜4−Y−(CH1〜4−ヘテロアリール、及び
    (K)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−アリール
    からなる群から選択され、
    14は、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)独立に選択された1個、2個、又は3個のR100基によって任意選択で置換されている−アリール、
    (D)1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−ヘテロアリール、
    (E)1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−複素環、
    (F)アリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−アリール、
    (G)ヘテロアリールが、1個、2個、又は3個の独立に選択されたR100基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール、
    (H)複素環が1個又は2個のR200基によって任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−複素環、
    (I)−(CH0〜2−O−(CH0〜2−OHである]であり;
    及びRは、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、又はC〜Cアルキルである請求項5に記載の方法。
  10. が、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);又は
    ハロゲン、−OH、=O、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、−OC(=O)−アミノ、−アミノ−C(=O)O−、及び−OC(=O)−モノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、もしくは3個の基、又はC〜C10アルキルによって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NR’7、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノもしくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノもしくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の基によって環部分がそれぞれ任意選択で置換されている、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又はC〜Cアルキル−ヘテロシクリル;又は
    それぞれ独立にハロゲンである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルコキシ;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、及びC〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;又は
    ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノもしくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル、アルカ(ジ)エニル、C〜Cアルキニル、又はアルカ(ジ)イニルであり;ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている請求項5に記載の化合物。
  11. 請求項8に記載の方法であって、
    が、
    (I)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキル及びC〜Cアルコキシによって任意選択で置換された)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)、−OC=ONR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (II)−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (III)−CH−CH−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、
    (IV)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (V)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (VI)−(CHn1−(R1−アリール)[式中、nは0又は1であり、R1−アリールは、そのアリール環が1個、2個、3個、又は4個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル及びインダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、又はテトラリニルであって、その置換基は、
    (A)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (B)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及び−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (C)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (D)−Cl、−Br、又はI、
    (F)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (G)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (H)−OH、
    (I)−C≡N、
    (J)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (K)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (L)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (M)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (N)−SO−(C〜Cアルキル)である]、
    (VII)−(CHn1−(R1−ヘテロアリール)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−ヘテロアリールは、
    (A)ピリジニル、
    (B)ピリミジニル、
    (C)キノリニル、
    (F)ベンゾチエニル、
    (G)インドリル、
    (H)インドリニル、
    (I)ピリダジニル、
    (J)ピラジニル、
    (K)イソインドリル、
    (L)イソキノリル、
    (M)キナゾリニル、
    (N)キノキサリニル、
    (O)フタラジニル、
    (P)イミダゾリル、
    (Q)イソオキサゾリル、
    (R)ピラゾリル、
    (S)オキサゾリル、
    (T)チアゾリル、
    (U)インドリジニル、
    (V)インダゾリル、
    (W)ベンゾチアゾリル、
    (X)ベンズイミダゾリル、
    (Y)ベンゾフラニル、
    (Z)フラニル、
    (AA)チエニル、
    (BB)ピロリル、
    (CC)オキサジアゾリル、
    (DD)チアジアゾリル、
    (EE)トリアゾリル、
    (FF)テトラゾリル、
    (II)オキサゾロピリジニル、
    (JJ)イミダゾピリジニル、
    (KK)イソチアゾリル、
    (LL)ナフチリジニル、
    (MM)シンノリニル、
    (NN)カルバゾリル、
    (OO)β−カルボリニル、
    (PP)イソクロマニル、
    (QQ)クロマニル、
    (SS)テトラヒドロイソキノリニル、
    (TT)イソインドリニル、
    (UU)イソベンゾテトラヒドロフラニル、
    (VV)イソベンゾテトラヒドロチエニル、
    (WW)イソベンゾチエニル、
    (XX)ベンズオキサゾリル、
    (YY)ピリドピリジニル、
    (ZZ)ベンゾテトラヒドロフラニル、
    (AAA)ベンゾテトラヒドロチエニル、
    (BBB)プリニル、
    (CCC)ベンゾジオキソリル、
    (DDD)トリアジニル、
    (EEE)フェノキサジニル、
    (FFF)フェノチアジニル、
    (GGG)プテリジニル、
    (HHH)ベンゾチアゾリル、
    (III)イミダゾピリジニル、
    (JJJ)イミダゾチアゾリル、
    (KKK)ジヒドロベンズイソキサジニル、
    (LLL)ベンズイソキサジニル、
    (MMM)ベンズオキサジニル、
    (NNN)ジヒドロベンズイソチアジニル、
    (OOO)ベンゾピラニル、
    (PPP)ベンゾチオピラニル、
    (QQQ)クマリニル、
    (RRR)イソクマリニル、
    (SSS)クロモニル、
    (TTT)クロマノニル、及び
    (UUU)ピリジニル−N−オキシド
    からなる群から選択され、
    1−ヘテロアリール基は、R1−ヘテロアリール基の新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わる前のその水素で置換された、親RN−ヘテロアリール基のいずれかの環上原子によって−(CHn1−に結合しており、ヘテロアリールは、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、又は
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)のうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−ヘテロアリールは炭素鎖に窒素部分で結合しない]、
    (VIII)−(CHn1−(R1−複素環)[式中、nは上記で定義したとおりであり、R1−複素環は、
    (A)モルホリニル、
    (B)チオモルホリニル、
    (C)チオモルホリニルS−オキシド、
    (D)チオモルホリニルS,S−ジオキシド、
    (E)ピペラジニル、
    (F)ホモピペラジニル、
    (G)ピロリジニル、
    (H)ピロリニル、
    (I)テトラヒドロピラニル、
    (J)ピペリジニル、
    (K)テトラヒドロフラニル、
    (L)テトラヒドロチエニル、
    (M)ホモピペリジニル、
    (N)ホモモルホリニル、
    (O)ホモチオモルホリニル、
    (P)ホモモルホリニルS−オキシド、
    (Q)ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、及び
    (R)オキサゾリジノニル
    からなる群から選択され、
    1−複素環基は、R1−複素環基への新規の結合が水素原子及びその結合と入れ替わるようにその水素で置換された、親R1−複素環基のいずれかの原子によって結合しており、複素環は、
    (1)C〜Cアルキル、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−SH、−NR −a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシからなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル、
    (2)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の二重結合を有するC〜Cアルケニル、
    (3)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及びNR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換された、1個又は2個の三重結合を有するC〜Cアルキニル、
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)1個、2個、又は3個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルコキシ、
    (7)−NRN−2N−3(RN−2及びRN−3は以下に定義したとおり)、
    (8)−OH、
    (9)−C≡N、
    (10)−F、−Cl、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキルである)からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されたC〜Cシクロアルキル、
    (11)−CO−(C〜Cアルキル)、
    (12)−SO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (13)−CO−NR1−a1−b(R1−a及びR1−bは上記で定義したとおり)、
    (14)−SO−(C〜Cアルキル)、又は
    (15)=Oのうちの1個、2個、3個、又は4個によって任意選択で置換されており、ただし、nが0であるとき、R1−複素環は炭素鎖に窒素部分で結合しない]、あるいは
    (IX)G−L−A−W−[式中、Aは、(I)その環が1個又は2個の以下の置換基によって任意選択で置換されたフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフタリル、テトラリニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルであって、その置換基が、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)R(R’は以下で定義する)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(Rは、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、又は
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    であり、(N)、(O)、及び(P)はそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNのうちの1個から3個によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの;
    (II)上記で定義したようなR1−ヘテロアリールであって、R1−ヘテロアリール基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (A)−NO
    (B)−C≡N、
    (C)−N(R)CO(R’)(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (D)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(CH0〜2−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (E)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (F)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、
    (G)NRR’(R、R’は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、及び(CH0〜2−(R1−アリール)であり、R1−アリールは上記で定義したとおりである)、
    (H)−SR(R及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (I)−CHOH、
    (J)−CO−(C〜C)アルキル、
    (K)−CONRR’(R、R’、及びR1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−SONRR’(R、R’は、H、C〜Cアルキルである)、
    (M)−COOH、
    (N)−C〜Cアルキル、
    (O)1個又は2個の二重結合を有する−C〜Cアルケニル、及び
    (P)1個又は2個の三重結合を有する−C〜Cアルキニル
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、3個、又は4個の置換基によって任意選択で置換され、
    (N)、(O)、及び(P)がそれぞれ出現するごとに、−CF、−F、−Cl、−Br、−I、C〜Cアルキオキシ、−OCF、−NH、−OH、及びCNからなる群からそれぞれ独立に選択された1個から3個の置換基によって任意選択で置換されていてもよく、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないもの、又は
    (III)上記で定義したようなR1−複素環であって、R1−複素環基は、環上炭素原子によって置換基Wに結合しており、R1−ヘテロアリールが、
    (1)=O、
    (2)C〜Cアルキル、
    (3)−CF
    (4)−F、Cl、−Br、又はI、
    (5)C〜Cアルコキシ、
    (6)−O−CF
    (7)−NH
    (8)−OH、及び
    (9)−C≡N
    からなる群からそれぞれ独立に選択された1個から2個の置換基によって任意選択で置換されており、ただし、G、L、及びWをすべて不在とすることはできないものであり、
    Wは、−S(O)0〜2−、−O−、−N−、又は不在であり、Nは、C〜Cアルキルによって任意選択で置換されており、
    Figure 2004535424
    結合であり、あるいはLは、Gが不在であるとき不在であり、Ra及びRbは、それぞれ独立に、H;OH、C〜Cアルコキシ、及び最高で5個の−Fによって任意選択で置換されたC〜Cアルキルであり;
    Gは、
    (I)−C〜C10アルキルであって、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群から選択された1個の置換基によって任意選択で置換されたもの、
    (II)−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキルであって、シクロアルキルが、
    (A)−COOH、
    (B)−CO−O−(C〜Cアルキル)、
    (C)C〜Cアルコキシ、
    (D)−OH、
    (E)−NH
    (F)1個から5個の−Fによって任意選択で置換された−C〜Cアルキル、
    (G)−(C〜C10アルキル)−O−(C〜Cアルキル)、
    (H)1個又は2個の二重結合を有する−C〜C10アルケニル、
    (I)1個又は2個の三重結合を有する−C〜C10アルキニル、
    (J)1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜C10ヒドロカルビル鎖、
    (K)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (L)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    からなる群から選択された1個、2個、又は3個の置換基によって任意選択で置換されていてよいもの、
    (III)−(CR’R”)0〜4−R1−アリール(R’、R”、及びR1−アリールは、上記で定義したとおりである)、
    (IV)−(CH0〜4−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおりである)、
    (V)−(CH0〜4−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおりである)、
    (VI)−C(RC−1)(RC−2)−CO−NH−RC−3であって、RC−1及びRC−2が、
    (A)−H、
    (B)−C〜Cアルキル、
    (C)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (D)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (E)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)、
    (F)−(CH1〜4−OH、
    (G)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC’−アリール(RC−4は、−O−、−S−、又は)
    (H)−NRC−5−(RC−5は、−又はC〜Cアルキルであり、RC’−アリールは上記で定義したとおりである)、及び
    (I)−(CH1〜4−RC−4−(CH1〜4−RC−ヘテロアリール(RC−4及びRC−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)
    からなる群からそれぞれ独立に選択されており、(C)、(D)、及び(E)のCは単に結合に過ぎず、RC−3が、
    (a)−H、
    (b)−C〜Cアルキル、
    (c)−(C〜Cアルキル)−R1−アリール(R1−アリールは上記で定義したとおり)、
    (d)−(C〜Cアルキル)−R1−ヘテロアリール(R1−ヘテロアリールは上記で定義したとおり)、
    (e)−(C〜Cアルキル)−R1−複素環(R1−複素環は上記で定義したとおり)であるもの;
    (VII)フェニルもしくはヘテロアリール環に縮合した−シクロペンチルもしくは−シクロヘキシル環であって、ヘテロアリールは上記で定義したとおりであり、フェニル及びヘテロアリールが、
    (H)C〜Cアルキル、
    (B)−CF
    (C)−F、Cl、−Br、及びI、
    (D)C〜Cアルコキシ、
    (E)−OCF
    (F)−NH
    (G)−OH、
    (H)−C≡N、
    (I)−NO
    (J)−CO−OH、
    (K)−CO−O−RN−5(RN−5は、
    (a)C〜Cアルキルと
    (b)−(C〜Cアルキル)−(R1−アリール)(R1−アリールは上記で定義したとおり)
    とからなる群から選択されている)、
    (L)−NH−CO−O−RN−5(RN−5は上記で定義したとおり)、
    (M)−O−(C〜Cアルキル)−COOH、又は
    (N)−OR(Rは上記で定義したとおり)、
    (O)−NR−R’(R及びR’は上記で定義したとおり)、
    (P)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (Q)−CF
    (R)−OCF
    (S)−N(R)COR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (T)−NRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、
    (U)−SR(Rは上記で定義したとおり)、
    (V)−CHOH、
    (W)−CO−(C〜C)アルキル、
    (X)−CONRR’(R、R’は上記で定義したとおり)、又は
    (Y)−SONRR’(Rは上記で定義したとおり)
    のうちの1個、2個、又は3個によって任意選択で置換されているもの、あるいは
    (VIII)−(CH−O−(CH−OHである方法。
  12. が、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452501〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリールヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CO−NR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及びNR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又はN(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている請求項8に記載の方法。
  13. が、R205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2235、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されたC〜C10アルキル;シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル;−(CR2452502〜4−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−アリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキル;−(CR2452500〜4−ヘテロシクロアルキル−アリール;−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255;−CH(アリール);−CH(ヘテロアリール);−CH(ヘテロシクロアルキル);−CH(アリール)(ヘテロアリール);アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルに縮合したシクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル環であって、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチルの1個の炭素原子が、1個又は2個のNH、NR215、O、又はS(=O)0〜2によって任意選択で置換されており、前記シクロペンチル、シクロヘキシル、もしくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、又は−SO−(C〜Cアルキル)である1個又は2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキニル;
    Figure 2004535424
    からなる群から選択されており;
    各アリールは、1個、2個、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換されており、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
    200は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されたC〜Cアルキル;
    Figure 2004535424
    1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個又は2個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH0〜4−N(HもしくはR215)−SO−R220;及び−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され;
    各アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され;
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されたC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換されており;
    205は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、及びN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    210は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;ハロゲン;C〜Cアルコキシ;C〜Cハロアルコキシ;−NR220225;OH;C≡N;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;−CO−(C〜Cアルキル);−SONR235240;−CONR235240;−SO−(C〜Cアルキル);及び=Oからなる群からそれぞれ独立に選択されており;
    215は、それぞれ出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2−(ヘテロシクロアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択され、アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210基によって任意選択で置換されており;
    220及びR225は、それぞれ出現するごとに、−H、−C〜Cアルキル、ヒドロキシC〜Cアルキル、アミノC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルキル、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及びヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    アリール基は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    ヘテロシクロアルキル基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリール基は、それぞれ出現するごとに、1個、2個、又は3個のR210によって任意選択で置換されており;
    235及びR240は、それぞれ出現するごとに、独立にH又はC〜Cアルキルであり;
    245及びR250は、それぞれ出現するごとに、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからなる群からそれぞれ独立に選択されており;あるいは
    245及びR250は、結合している炭素と一緒になって、3個、4個、5個、6個、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、任意選択で、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−からなる群から選択されたヘテロ原子によって置換されており;
    255及びR260は、それぞれ出現するごとに、H;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルケニル;1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキニル;−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル);1個、2個、又は3個のR205基によって任意選択で置換されている−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−アリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロアリール;−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクロアルキル;−アリール;−ヘテロアリール;−ヘテロシクロアルキル;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール;−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール;及び−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
    265は、それぞれ出現するごとに、それぞれ独立に−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
    各アリール又はフェニルは、それぞれ独立に、R205、R210、又はそれぞれ独立にR205もしくはR210である1個、2個、もしくは3個の基で置換されているC〜Cアルキルである1個、2個、又は3個の基によって任意選択で置換され、
    各ヘテロアリールは、1個、2個、3個、又は4個のR200によって任意選択で置換され、
    各ヘテロシクロアルキルは、1個、2個、3個、又は4個のR210によって任意選択で置換されている請求項8に記載の方法。
  14. アルツハイマー病の発生の防止又は遅延を助長するため、軽度認知障害(MCI)の患者の治療、及びMCIからADへと進行する恐れのある患者においてアルツハイマー病の発生の防止又は遅延をするため、ダウン症候群を治療するため、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患したヒトを治療するため、脳アミロイド血管障害を治療し、起こり得るその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐため、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、びまん性レビー小体型アルツハイマー病を含む他の変性痴呆を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患もしくは状態を有し、又は患者がそうなるのを予防する際に、そのような治療を必要とする患者を治療する方法であって、次式(I)の置換アミノアルコール
    Figure 2004535424
    又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
    [式中、Bは、H又はC〜C10直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり、R20、R、及びRはHであり、nは0であり、Rは3,5−ジフルオロフェニルであり、Rcは次式
    Figure 2004535424
    であり、Rは、−OB又はSOBによって任意選択で置換されているC〜C直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である]からなる群から選択された治療有効量の化合物を投与することを含む方法。
  15. 次式(I)の化合物
    Figure 2004535424
    又は薬剤として許容可能なその塩及びエステル
    [式中、B、R20、R、R、n、及びRは、請求項1で定義したとおりである]の製造方法。
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