JP2004534595A - 真空度変化率の制御 - Google Patents
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Abstract
外傷治療装置(10)は、患者の外傷(22)を覆う真空包帯(28)と、真空包帯(28)に連結される真空源(110)と、真空源110を作動させて包帯(28)を介して外傷22に負圧を制御して加えるコントローラ20とを有する。コントローラ(20)は外傷22に加えられる負圧の変化率を制限するようにプログラムされる。介護者は負圧設定値の一つまたは一つ以上を変更することができ、外傷治療装置(10)のコントローラ(20)は負圧の変化率を制御して患者の不快感を軽減する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は積極的外傷治療装置(aggressive wound therapy devices)に関し、特には真空外傷治療装置に関する。さらに特に、本発明は真空外傷治療装置が加える真空を制御することに関する。
【背景技術】
【0002】
看護婦または医師などの医療専門家は、様々な大きさ、形状、および重さの表面外傷を負った患者を日常的に治療している。受動的外傷治療(passive wound therapy)とは対照的な積極的外傷治療は環境を調節することを利用して、積極的に治癒を促進させる。外傷に接する局所雰囲気(topical atmosphere)を制御することで治癒の進行を高めることができることは知られている。高圧療法(hyperbaric therapy)、熱療法(thermal therapy)、および負圧療法を含むいくつかの積極的な外傷治療の方策が知られている。
【0003】
負圧療法では、外傷は周囲の空気圧より低い空気圧にさらされる。外傷に負圧或いは真空を加えることで、外傷から汚れや細菌を含む滲出物を引き出して更に治癒を促進する。一部の外傷用医薬材料には装置が装着されており、その装置は包帯を介して外傷に真空を加えて滲出物を引き出して治癒を促進する。しかし、開放創(慢性傷)に加えられる負圧レベルが急激に変化すると、患者に不快感を与えることが知られている。
【0004】
また、外傷の治癒を促進するために外傷治療包帯を使用することも周知である。真空包帯とは、外傷の周りを密閉するような蓋を有し、その下で真空が外傷の表面に作用する包帯である。外傷の表面に加えられる真空は慢性傷の治癒を促進する。典型的には、外傷から滲出物を吸い上げるように吸引管が設けられて、その吸引管は蓋の下を真空状態にするのに使用してもよい。もし蓋が、よく見られるように、患者にはより快適な、可塑性の蓋である場合、蓋の下に多孔パッキングを設けて真空となる空間を設けてもよい。さらに、外傷治療装置内のヒーターが治癒を促進することが知られている。下記の米国特許では真空治療または加熱治療、あるいは真空および加熱治療の包帯および装置というものを規定している。米国特許番号6,095,992号、6,080,189号、6,071,304号、5,645,081号、5,636,643号、5,358,494号、5,298,015号、4,969,880号、4,655,754号、4,569,674号、4,382,441号、および4,112,947号である。これら全ての参考文献は本明細書に援用され、その様な外傷の真空または加熱治療の性格の開示を目的とする。
【0005】
例えば米国特許5,645,081号に示されるように(以下、特許‘081という)、組織損傷を治療する方法は外傷に負圧を加えることで提供される。負圧は十分な時間および規模で加えられて組織移動を促進して外傷の閉鎖を促進する。特許’081の図1では、外傷を覆う連続気泡ポリエステルフォームセクション(open cell polyester foam section)と、一端がフォームセクションに挿入されて他端が真空ポンプに取り付けられた可塑性の中空管と、フォームセクションの上に重なる粘着シートと、外傷を囲む皮膚に付着して吸引ポンプが作動すると真空を作ることができるシールを作るチューブ類とを開示している。特許‘081は、負圧を0.1から0.99気圧(atmospheres)で使用することが更に教示され、その空気圧は概して連続的であり、空気圧は外傷の包帯を代えるときだけ軽減するようにできる。また、特許‘081では、空気圧を、適用および非適用の交互する周期で、周期的に適用することを教示している。好ましい実施例では、空気圧を5分周期で加えたり加えなかったりする。
【0006】
本出願の出願人と同じ出願人の下記仮出願も、特に本明細書に援用される。それらは、1999年8月5日に出願した外傷治療装置という名称の米国出願09/369,113号、2000年11月29日に出願した外傷の真空療法および洗浄包帯という名称の米国出願09/725,352号(2002年5月30日公開の公開番号US−2002−0065494−A1)、および2000年11月29日に出願した外傷治療装置という名称の米国出願09/725,666号である。
【0007】
様々な従来技術文献は、真空包帯、または慢性傷の表面へ真空を加えることの意義を教示している。真空療法の効果を立証しているいくつかのロシア語文献も存在する。そのような従来技術文献の例では、それぞれ治癒を促進するために外傷に真空を加えて用いることを論じている。それらは、「軟組織の化膿症および化膿外傷の治療における真空療法(Vacuum therapy in the treatment of acute suppurative diseases of soft tissues and suppurative wound)」、Davydovら、Vestn. Khir.、1988年9月(「1988年9月論文」)、「外傷の進行における真空治療の効果の病原性の機構(Pathenogenic mechanism of the effect of vacuum therapy on the course of the wound process)」、Davydovら、Khirurigiia、1990年6月(「1990年6月論文」)、および「化膿性授乳乳腺炎の治療における真空療法(Vacuum therapy in the treatment of suppurative lactation mastitis)」、Davydovら、Vestn. Khir.、1986年11月(「1986年11月論文」)である。
【0008】
ロシア語の論文では、外傷のドレナージと治癒のための真空治療の使用とを区別しており、真空療法のほうが従来の切開ドレナージ法より外傷をより早く洗浄できより早く解毒できると報告している。1986年11月の論文では真空療法プロトコルを、手術中に0.8〜1.0気圧で20分間、その後真空で0.1〜0.15気圧の1.5から3時間の治療を一日二回としている。これらのロシア語論文は負圧の使用が治癒を促進することを教示している。ロシア語の論文は、この真空方法を用いて外傷の微生物の数を減らすことをさらに教示している。1990年6月の論文は、真空療法が著しい抗菌作用を提供することを教示している。1990年6月の論文は、外傷の周りの領域へ血液の流入が増大して、それにより炎症の局所に達する白血球の数が増大することを記載している。更には、ロシア語の論文は真空療法を用いた局所的血液循環の向上を教示している。1988年9月の論文は、外傷領域への血流の流入の向上により、修復過程が強化されることを教示している。1990年6月の論文は、真空治療が、血漿、組織間液、およびリンパ液の外傷への可動化を促進することを教示している。1990年6月の論文は、真空療法で治療した外傷では、結合組織の細胞および非細胞要素(cellular and non-cellular elements)が二倍速く現れることを報告している。その後の論文や特許では真空療法で得られる利益をさらに発展させている。従って、従来技術は真空包帯の利益および価値を教示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本明細書に開示される装置は外傷に加えられる負圧の変化率を制限する。介護者は負圧値を変化させることができて、装置は負圧の変化率を制御して患者の不快感を軽減させる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、例示する実施例は、負圧源、可変流オリフィス、圧力変換器、真空包帯、コントローラ、および介護者インターフェースを設ける。介護者インターフェースは、介護者が負圧設定値を選択できるように構成される。介護者は、介護者インターフェースを通して、外傷に加えられる負圧の所望の値或いは設定値を入力する。コントローラは圧力変換器を監視して、その値を設定値と比較する。この比較に基づいて、コントローラは可変流オリフィスを調整する。介護者が新しい設定値を入力すると、コントローラは、圧力変換器が監視する負圧の許容変化率を生成するために、可変流オリフィスへの入力を制限する。
【0011】
更に、例示する実施例は負圧源に作動可能に結合している廃棄物キャニスターを備える。キャニスターは包帯に結合され、キャニスターに真空が加えられると、包帯にも真空が印加される。いくつかの実施例では、廃棄物キャニスターは使い捨ての廃棄物キャニスターである。
【0012】
例示する実施例は、複数の弁、キャニスター、および真空ポンプを更に設ける。各弁は、真空ポンプの一つを関連する廃棄物キャニスターに接続する。コントローラは各弁を調整して、関連する各キャニスターの真空レベルを規定する。複数の真空調整器も設けられて、それぞれ、各弁に結合される。各調整器は最高真空レベルを規定するように構成される。各調整器は、関連するポンプの一つにさらに空気を供給する空気取り入れ口を備える。複数の変換器が設けられる。各変換器は、真空を測定すべく各弁と関連する廃棄物キャニスターとの間に結合される。
【0013】
本発明の更なる特徴や利益は、現在理解されている本発明の最良の実施形態を例示する下記の詳細な説明を考慮することで当業者には明らかになるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
===図面の詳細な説明===
図1および図2には真空変化率コントローラ20を使用する外傷治療装置10の実施例が示されている。この実施例では、真空変化率コントローラ20を、外傷洗浄サブシステムおよび外傷排気サブシステム(wound evacuation subsystems)を有する外傷治療装置10と共に使用する。コントローラ20を使用するように改良される適当な外傷治療装置は、特に2000年11月29日に出願された米国特許出願09/725,666号、2000年11月29日に出願された米国特許出願09/725,352号(2002年5月30日に公開されている米国公開番号US−2002−0065494−A1)に開示され、これらの開示はすでに本開示に援用されている。
【0015】
外傷治療装置10は中央ユニットハウジング12を備え、ハウジング12の両側には外傷治療システム14、16が取り付けられる。ユーザーインターフェース18が各治療システム14、16の間に配置して示されている。中央ユニットハウジング12は携帯ユニットとして構成されており、介護者は装置10を患者26がいるどの位置へでも移動でき外傷および複数の外傷22の付近へ移動できる。ハウジング12は、介護者がハウジングを移動するのを補助するようにハンドル部分24を有して示されている。図1は、患者26の脚に取り付けられた包帯28に結合している外傷治療システム14をも示す。排気管32(evacuation tube)は、包帯28およびシステム14の両方に結合されている。更に、シリンジ36から延在するルーアロックポート(Luer-Lok port)34に結合している供給管30(dispensing tube)が示されており、それは外傷22の洗浄または投薬、あるいはその両方を可能にする。シリンジ36は液体、典型的には食塩水で満たされて、その液体は管30を介して包帯28の中へ出されて、最終的には包帯28の下にある外傷22に注がれる。外傷22の滲出物は、包帯28から排気管32を介して吸い上げられて廃棄物キャニスター38内に収集される。キャニスター38は満杯になり次第廃棄されて、新しいキャニスターで替えることができると考えられる。
【0016】
装置10はハウジング12のシステム14の反対側にある第二システム16を備える。この構成により、二つの外傷が個別の包帯28、29で同時に治療されることができるにもかかわらず、一つのハウジング12に配置された一つのコントローラ20に制御される。システム16の一部としての第二包帯29は、供給管40および排気管42に結合されて、システム14について記載されたように同じ機能を実施する(図2を参照)。ユーザーインターフェース18が設けられ、介護者は、コントローラ20が用いる設定値およびモード情報を提供することができ、システム14、16の一つおよび両方を制御して、シリンジ36、236の一つおよび両方から液体を供給して、包帯28、29の一つあるいは両方を排気することができる。各外傷治療システム14、16は互いに独立して作動するため、介護者が適当な、異なる治療レベルを各々の外傷22に提供できる柔軟性をもつことを可能にすると考えられる。ハウジング12にあるユーザーインターフェース18に対してシステムを配置することにより、介護者はシステム14、16と容易にやり取りすることができる。二つのシステム14、16が図示されているが、本開示の教示は単一のシステム或いは複数のシステムに適用できることを当業者は理解するだろう。
【0017】
装置10の可搬性により、患者26がどの位置にいても、介護者は装置を治療の用意のために患者26付近に配置することができる。装置10を治療に用意するには、介護者は管30を包帯28および廃棄物キャニスター38に結合して、一つの外傷を治療する。そして介護者は管42を包帯29および廃棄物キャニスター39に結合して、二つ目の外傷を治療する(図2を参照)。介護者は、ユーザーインターフェース18を用いて、外傷から滲出物を吸引して患者26を治療できる。
【0018】
図2は、外傷装置10が作動する方法を示す。コントローラ20がハウジング12に設けられる。図示するように、コントローラ20は装置10を制御する電子制御ユニットである。コントローラ20は、ライン44、46をそれぞれ介して、ユーザーインターフェース18からユーザー入力を受信してフィードバックをユーザーインターフェース18に提供する。コントローラ20はシステム14、16の両方からの情報を処理して、各システム14、16に適切で独立した入力を提供すると考えられる。コントローラ20は全ての種々のセンサーの状態も監視して、弁およびモータ用の入力を提供して、詳細に後述するように、負圧の値および負圧の変化率を制御する。図示するように、ユーザーインターフェース18は、従来のグラフィック液晶ディスプレイ(LCD)およびメンブレンスイッチパネルで構成される。
【0019】
電源48は、電力をコントローラ20およびハウジング12内の全ての付随システム(attendant systems)に提供する。電源48は、従来の外部壁コンセント電源(図示しない)、あるいは電池パック電源(図示しない)、あるいはその両方の変形であり得る(例えば、電池パック電源を有する壁コンセント電源)。図示するように、電源48は医療級電源(medical grade power supply)であり、約65ワットの出力および約12VDCの電圧を提供する。電源48は、米国あるいはヨーロッパで装置10を使用する場合、120V/60Hzあるいは220〜240V/50Hz用に構成され得ると考えられる。図示するように、電池電源は外部電源には接続しないで、装置に電力を約60分作動する電力を提供する。また電池は、充電可能で、装置が外部壁コンセントに結合されているときにはエネルギーを蓄えられると考えられる。
【0020】
体位センサー50(attitude sensor)は、ライン52を介してコントローラ20と連結して設けられている。図示するように、体位センサー50はコントローラ20にフィードバックを提供する傾斜スイッチ(tilt switch)である。図示するようにスイッチが閉位置にあるときにはコントローラ20は作動し続けるが、スイッチが開くと、コントローラ20はシステム14、16を停止してしまう。例えば、センサー50は、ハウジング12が所定の量あるいはそれ以上、例えばどの方向でも垂直から45°傾斜すると、システム14、16を使用できないようにする。
【0021】
コントローラ20、ユーザーインターフェース18、電源486、および体位センサー50は、システム14、16の両方に全て共通していて、全て一緒に作動すると考えられる。各システム14、16は液体供給サブシステム62、64および真空排気サブシステム66、68を更に備える。液体供給サブシステム62はプランジャーを有するシリンジ36を備える。図示するように、シリンジ36はルーアロックポート34を用いる標準の60ml医療シリンジである。プランジャーは従来のプランジャーであり、シリンジ36に延在してルーアロックポート34を通して液体を供給する。図示するように、シリンジ駆動モータ72は、シリンジ駆動装置74(syringe drive)に回転エネルギーを提供するように構成された12VDCブラシレス電気モータあるいはステッパーモータである。信号がコントローラ20からライン76を介してシリンジ駆動モータ72に送信されると、モータ72はトルクおよび角速度を、図示するようにパワースクリューである、シリンジ駆動装置74に加える。パワースクリューはシリンジ駆動モータ72の回転動作を並進運動に変換する。駆動装置は、プランジャーインターフェース78を一軸心に沿った動作に限定するガイドを有する。図示する実施例では、シリンジ駆動装置72はプランジャーインターフェース78を約5.25インチ(13.3cm)移動させて、シリンジ24内に収容された液体を排除する。更には、システムとして、シリンジ駆動モータ72およびシリンジ駆動装置74は、プランジャーインターフェース78に毎秒1.45インチ(3.7センチ)の速度で27ポンドの直線の力を加える。シリンジ36から流出する液体により生じる最終的な力は、図示するように外傷22に4−PSIGから6−PSIGの正圧を生じる。
【0022】
シリンジホームセンサー84はプランジャーインターフェース78から情報を受信して、シリンジ捕捉機構88(syringe capture mechanism)がホーム位置に到着するとコントローラ20にフィードバックを提供する。シリンジフル移動範囲センサー86(syringe full travel sensor)は、プランジャーインターフェース78がフル移動に達したことを感知するとシリンジ36内が完全に排除されたと確定する。センサー86が作動した後、シリンジ36が取り外されると、コントローラ20はプランジャーインターフェース78をホーム位置にリセットする。
【0023】
介護者がシリンジ36を装置10に設置すると、シリンジ捕捉機構88はシリンジ36を所定の位置に保持する。捕捉機構88は、シリンジ36が空のときに装置10から介護者が取り外しできるようにも構成されている。捕捉機構88はシリンジセンサー90を更に備えて、シリンジ36が適当に捕捉機構88に保持されているときライン92を介してコントローラ20にフィードバックを提供する。コントローラ20は、シリンジ36が適当に捕捉機構88に保持されているとセンサー90が検知しない場合、システム14が作動しないようにする。
【0024】
コネクター94、96は供給管30の両端に設けられる。コネクター94、96の一つあるいは両方は閉じているときにはシリンジ36から包帯28への流れを妨げる。そのようなコネクター94、96は、包帯28を取り外したりあるいは装置10を停止したりしないでも、患者26を装置10から離すことができる。
【0025】
手動式ポート98も付属管100(auxiliary tube)により供給管30に取り付けられる。ポート98は介護者がシステムに供給容器を装着して液体を包帯28内へ手動で供給することを可能にする。しかしながら、ポート98はシリンジが取り付けられていないときは締めるように構成され、密閉システムを維持する。
【0026】
シリンジおよび駆動装置は、外傷を洗浄するための液体供給源および駆動装置を提供する一方法として図示される。シリンジ以外の容器も、外傷の表面に向かって洗浄液を放出するように駆動装置に作動されてもよい。例えば、任意の種類の液体容器が駆動装置機構に絞られるか体積が減らされて液体が放出される。また容器が上昇位置に保持されてもよく洗浄用液体に圧力水頭を提供する。
【0027】
コネクター94、96と類似しているコネクター104、106は排気管32の両端に設けられる。一つ或いは両方のコネクター104、106は閉じていると、包帯28から廃棄物キャニスター38までの流れを妨げる。そのようなコネクター104、106は、包帯28を取り外さなくてもあるいは装置10を停止しなくても、患者26を装置10から離すことができる。
【0028】
廃棄物キャニスター38が装置10に適当に設置されると、廃棄物キャニスターセンサー116、118が連動する。このため、キャニスター38が装置10に適当に設置されていない場合、装置10が作動することを阻止する。図2に示すように、センサー116、118の両方はライン120、122を介してコントローラ20にフィードバックを提供して、キャニスター38が装置10に適当に設置されていることを介護者が確認できる。
【0029】
図示する実施例では、廃棄物キャニスター38はハウジング12の側部分58に「カチッとはまる」ような使い捨てユニットである(図1を参照)。図示するように、キャニスター38は液体の監視ができる窓(図示しない)を含む。図示するように、キャニスター38の液体容量は約500mlである。
【0030】
廃棄物キャニスター38が例示される実施例では、排気管32および真空ポンプ110の両方と連結している疎水性フィルター108を更に含む。そのようなフィルター108は、空気は通るが、液体は通らないように構成されている。従って、液体がキャニスター38に吸い込まれるにつれて、液体は廃棄物キャニスター38に入れられて、真空はフィルター108およびポンプ110を介して持続する。図示するように、フィルター108は、キャニスター38の後方壁407に固定されている0.2ミクロン疎水性細菌フィルター(hydrophobic bacteria filter)である。疎水性フィルター108は、液体レベルが「満杯」レベルを超えるとキャニスター38への真空供給を遮断するキャニスター満杯機構114あるいは弁としても作用する。疎水性フィルター108は液体を通すのを阻止するため、液体がフィルター108を覆うと、真空も通らないように阻止される。図示するように、システム内に少しも真空がないときはシステムが停止することになる。
【0031】
真空ポンプ110はキャニスター38を通じて存在する負圧を作る。負圧を監視して制御するため、真空圧力変換器124を含むいくつかの装置内に真空が存在している。変換器124はキャニスター38から延在しているライン128に結合されている。変換器124はキャニスター38にある負圧を測定する。変換器124はライン128を介してコントローラ20にフィードバックを提供する。コントローラ20は、変換器124からの測定値と、コントローラ20にユーザーインターフェース18を介して入力した介護者規定あるいは設定値の値とを比較して負圧を監視する。
【0032】
比例弁130は、ライン126に接続されて、それを介して負圧があり、フローオリフィス132を構成する(図5を参照)。図示するように、比例弁130はソレノイド制御されている。フローオリフィス132は選択的に拡張あるいは収縮して、その結果サブシステム66を介して負圧レベルを制御する。特に、コントローラ20は、変換器124のフィードバックから測定される真空圧レベルに基づき、そのレベルを介護者規定のレベルと比較して、比例弁130に信号を入力する。オリフィス132は必要に応じて拡張あるいは収縮して、適当なレベルの負圧を生成する。図示するように、比例弁130はコントローラ20から信号を受信しないときは完全に収縮または閉じて、コントローラ20からの適当な信号が加えられると例示の最高毎分2リットルの250mmHg(4.83−PSIG)の真空を可能にするように拡張または開く。ソレノイド制御弁130の図示する例は、Parker Hannifin CorporationのPneutronics部門(ニューハンプシャー州ホリス(Hollis, New Hampshire))から入手可能な一連の標準的な通常閉鎖している比例ソレノイド弁であり、部品番号はVSONC−_−_−__−__であり、それぞれモデル番号、本体シリーズ、エラストマー材、コイル抵抗、電気的インターフェース(electrical interference)、および空気式インターフェースなどの英数字記号で空欄を埋める。当業者は、本開示の範囲内では他の制御可能な弁を使用できると理解するだろう。また本開示の範囲内でシステムの他の部品も制御して、真空包帯28および真空包帯28内の圧力変化率を調節してもよい。
【0033】
真空調節器134が、ポンプ110の機械リミット制御として、比例弁130およびポンプ110の間でライン126に設けられる。調節器134はシステムにある負圧の最高レベルを機械的に確立する。従って、真空ポンプ110は物理的に包帯28から最高圧力以上の真空を吸引できない。図示するように、最高の負圧あるいは真空は250mmHg(4.83−PSIG)である。更には、比例弁130が、コントローラ20からの信号に従い、最高負圧レベルより低い負圧を生じさせると、調節器134に結合しているポート136は開き、ポンプ110がより多く空気を吸引できポンプ110を介して十分な流量を維持して損傷を来さないようにする。第一空気濾過器137は、ポート136およびポンプ110の間で、ポート136と例示のように関連され、空気がポンプ110に到達する前に空気から微粒子を濾過する。図示するように、フィルター137は、25ミクロンの濾過率を有するグラスマイクロファイバーで作られる。第二フィルター139はポンプ110およびアウトレット141と関連している。フィルター139はポンプ110から排気される空気の排気マフラーとして作用する。
【0034】
真空ポンプ110は、例示するように、毎分2リットルの250mmHg(4.83−PSIG)の真空を流すダイヤフラム圧縮機である。図示するように、真空ポンプ110は単一の12VDCブラシレスモータ138の端部に取り付けられてポンプを駆動する。しかしながら、ポンプ110は、所望の負圧をシステム14中に通すことができれば、他の任意の構成で、任意の方法で取り付けることができる。またハウジング12の外部の真空ポンプも制御システムの一部を成してもよいと考えられる。例えば、多くの医療施設は患者を治療する付近に真空ポートを有し、それらはシステム真空(吸引)ポンプとしてそれぞれ作用する。従って、ハウジング12内のポンプ110は適当な大きさであり、そしてそれは制御システムに真空源を提供する施設の真空ポンプに接続される。
【0035】
ポート136、フィルター137、139、電気モータ138、真空ポンプ110、および真空調節器134は全てサウンドチェンバー140に収容されると考えられる。図示するように、サウンドチェンバー140の内部は、例えば、3M社の減衰フォイル番号2525のような減衰フォイルで裏張りされる。サウンドチェンバー140はこれらの部品が生成する振動エネルギーを減衰して、また発生する熱の放散を補助する。
【0036】
前述の通り、コントローラ20、ユーザーインターフェース18、および電源48は、液体供給および真空排気サブシステム62、64、および66、68の両方と共通して、作動する。第二の独立作動可能なサブシステム64、68の組を提供することで、介護者が単一の装置10を使用して二つの外傷を治療することを可能にする。従って、図2に示す第二液体供給および排気サブシステム64、68は、サブシステム62、66に関して記載しているのと同一部品を構成しており、対応する数字が付される。例えば、サブシステム142のシリンジモータ駆動装置72はサブシステム64ではシリンジモータ駆動装置172と認識され、サブシステム66の真空ポンプ110はサブシステム68の真空ポンプ210と認識される。
【0037】
真空110は廃棄物キャニスター38および包帯14を介して負圧を加える。そして外傷22から管32を介してキャニスター38へ液体および滲出物を吸引する。図2に関連して説明される疎水性フィルター108は、廃棄物キャニスター38を介して真空を通すことができるにもかかわらず、液体が漏れて液体がポンプ110に付着することを防ぐ。
【0038】
図4には、ハウジング12の側面58の開口に配置される廃棄物キャニスター38の断面図が示される。管32は、キャニスター38の前壁405にある凹部402に結合されている逆止め弁アッセンブリ400に接続される。逆止め弁アッセンブリ400は、包帯28からの液体および滲出物がキャニスター38に入りキャニスター38内の保持空間404に付着することを可能にするにも関わらず、空間404にすでにある液体が弁400から排出することを防ぐ。従って、管32が弁400から外れているとき、逆止め弁400は液体が漏れることを防ぐ。更に、液体が少しも漏れずにキャニスター38を廃棄することができる。疎水性フィルター108はキャニスター38の後方壁407に配置される。液体凝固剤が空間404に設けられて滲出物の流動性を低下させる。これは安全対策であり、キャニスター38(あるいは39)が開けられたり壊れたりしたときに液体がはねたり流れ出したりする可能性を減らす。
【0039】
キャニスター38内のフィルター108は、空間404に設けられた入口41と、コネクター416に結合される出口412とを有して示され、出口とコネクターの間に疎水性材料414の仕切り(barrier)が設けられている。前述の通り、疎水性材料は真空が入口410および出口412を介して通すことができるにもかかわらず、液体を通すことを防ぐ。疎水性フィルター108は逆止め弁400と同様に、キャニスター38がハウジング12から取り外されたとき、液体が通ることを防ぐ。フィルター108の出口412はコネクター416と連絡している。コネクター416は、キャニスターが開口に配置されると出口412を収容して密閉するような構成である。コネクター416はライン126と連絡して、最終的にポンプ110と連絡している。
【0040】
図示する実施例では、疎水性フィルター108は、液体レベルが参照符号420で示す「満杯(full)」レベルを越えると、キャニスター38への真空源を遮断するキャニスター満杯機構114としても作用する。参照番号422で示すように、液体レベルが入口410の下である場合、液体は弁400を介して空間404へと入り続ける。液体レベル420が入口410の上である場合、液体は空気ブロックとして作用する。液体はフィルター108を通ることができず、液体レベルが入口410の上であるため、空気も通ることができない。この結果ライン126を介して劇的な圧力低下(真空度の増加)が起こる。前述の通り、真空圧力変換器124はライン126に結合されてキャニスター38を通る負圧を測定する。そのような劇的な圧力低下が起こると、変換器124はそのようなデータをコントローラ20へライン128を介して提供する。するとコントローラ20は、満杯のキャニスターが空或いはある程度液体が入っているキャニスターに置き換えられるまでシステムを停止すると理解する。
【0041】
図示する真空包帯28は外傷22の周りに保護環境を設けるように設計されている。図示するように、そのような包帯は取り換えることもなく7日間まで持つ。包帯28は、管30、32のそれぞれと連絡する包帯28の主要部にあるリンスおよびドレーンオリフィス(図示しない)を含む。そのようなオリフィスは図示するように直径0.070インチ(0.18cm)である。真空排気サブシステム66は包帯と協力して外傷22の表面から液体および滲出物を吸引して、それらを廃棄物キャニスター38内に収集する。
【0042】
包帯14の例は、2000年11月29日に出願した「外傷の真空治療および洗浄包帯」という名称の米国特許出願09/725352号;2002年5月13日に出願した「外傷の真空治療および洗浄包帯」という名称の米国特許出願10/144,504号に示し記載され、その開示は全て本明細書に援用されている。この制御システムは、他の包帯とも使用できると更に考えられており、別個の洗浄および真空ポートを有する包帯も含まれる。そのような包帯は、1999年8月5日に出願した「外傷治療装置」という名称の米国特許出願09/369,113号(本開示と同譲渡人および関連譲渡人に譲渡されている)に記載され、その全ての開示は本明細書に援用されている。外傷治療装置10および他の実施例の詳細は、2002年5月31日に出願した「外傷治療装置」という名称の米国特許出願10/159,583号に記載され、その全ての開示は本明細書に援用されている。
【0043】
図示するように、介護者は前述の手段によりシステム14を駆動して、外傷22から包帯部材28のチャネルおよび開口、パッキンおよびフィルム、スプリッター管および排気管32を介して滲出物を吸引して、キャニスター38に入れる。ポンプ110で作る外傷22に加える負圧は、介護者が決定したある期間加えることができる。吸引期間のあと、介護者は負圧を停めてもよい。
【0044】
装置10は可搬性のある、簡単に使用できる局所的システムで、保護/閉鎖環境を提供することを意図して、標準的な外傷治療を施すことを促進する特徴を有する。装置10は、独立して制御される二つの外傷の治療をする。装置10が外傷22に負圧を加えて、介護者は負圧レベルを設定することができる。図示するように、負圧は25mmHgから225mmHgの間で、10mmHg刻みで変わる。介護者は、連続的、間欠的(プロフィル)、および負圧なしの負圧モードから選択できる。装置10は様々なときに種々な真空レベルを提供するように設定されてもよいと理解される。装置10は負圧変化率を制御して、患者の不快感を軽減する。装置10は、設定された期間は負圧治療を休止する能力を備えてもよい。システムは、可聴式アラームを設けてもよく、介護者に真空治療の周期のリセットおよび開始を通知する。
【0045】
装置10は閉鎖外傷治癒環境を提供することを意図する。装置10は、積極的な外傷治癒のドレナージおよび洗浄を提供する積極的治療ユニットを提供する。例えば、装置は褥瘡性潰瘍(ステージIIからステージIV)、外科的排出外傷(surgical draining wounds)、および脚の潰瘍に使用されることを意図する。
【0046】
本明細書に開示するコントローラ20は、患者26の外傷22に負圧を提供する真空治療装置の機能を調整する。負圧レベルは、介護者が介護者インターフェース18を用いて25mmHgから225mmHgの範囲で10mmHg刻みで設定できる。コントローラ20は、比例積分微分(proportional integral derivative)(「PID」)302制御アルゴリズム、およびパルス幅変調(pulse width modulation)(「PWM」)304を実施して、包帯28に加えられる負圧を設定値レベルに調節する。
【0047】
介護者は、介護者インターフェース18を用いて連続的、負圧なし、および間欠的(プロフィル)モードを選択できる。連続的モードでは、介護者はシステムが提供する範囲から所望の負圧値を選択する。負圧変化率を制御することで所望の負圧値や設定値に達する。設定値に達すると、設定値とほぼ同等の負圧が中断されるまで外傷22に加えられる。名称の通り、負圧無しモードでは、外傷22に負圧は全く加えられない。プロフィルモードでは、コントローラ20は外傷箇所22に加えられる負圧を介護者が選択した二つの負圧値で周期的に調整する。
【0048】
図示するように、第二負圧値はプロフィルモードでは第一負圧値より小さく、25mmHgと第一介護者負圧値より10mmHg少ない値との間である。第一介護者規定負圧値が35mmHgと225mmHgとの間において10mmHg刻みで変わるとき、第一および第二介護者規定負圧値の差は10mmHg刻みで設定される。図示するように、プロフィルモードでは、第一介護者規定負圧値で10分間作動して、第二介護者規定負圧値で3分間作動する。
【0049】
任意のモードの開始あるいは中止の間、およびプロフィルモードの周期の間の移行の間、コントローラ20は外傷22に加えられる負圧変化率を調整して負圧を徐々に増加および低下させる。従って、このように外傷22に加えられる負圧変化率は制御される。
【0050】
真空サブシステム66は外傷包帯28に加えられる負圧を調整する。圧力は、マイクロプロセッサー320の制御の下にある比例弁130で調整される。比例弁130は、流量を制限することで圧力を制御する。マイクロプロセッサー320は、PWM信号306を比例弁130のソレノイドに加えて弁の位置を制御する。PWM信号306は、弁を速く開閉するようにソレノイドを誘導して、ヒステリシスおよび開期間の時間の平均化により、平均的な位置または収縮に近づける。
【0051】
真空圧力変換器124はマイクロプロセッサー320にフィードバックを提供する。変換器124の出力は増幅されて濾過されてポンプ振動などの高周波音が除去される。その結果の電圧は外傷真空圧に比例する。電圧は12ビットアナログディジタル変換器(「ADC」)310に変換されて、100Hzで抽出される。
【0052】
マイクロプロセッサー320はPID制御アルゴリズム302を実施して、設定値圧力に達するまで、PWM信号306のデューティサイクルを比例弁130のソレノイドに適合させる。PWM駆動信号のPID制御を用いて制御されるシステムの立ち上がり(または立ち下がり)時間は、制御されているパラメータの変化率をいくらか制御する側面を本質的に含む。この本質的な制御はPIDコントローラ302が実施する比例積分微分ゲインに依存する。しかしながら、開示するコントローラは、制御信号をマイクロコントローラー320に実装されるフィルター308で濾過して、負圧変化率を更に制限および制御して負圧変化率が所望値を越えないのを保証する。従って、外傷22に加わる実際の負圧は、変換器信号に指示されるように、設定値にゆっくりと上げられるか下げられる。
【0053】
図示する実施例では、真空治療装置10は、真空源110、真空包帯28、調整器、圧力変換器124、設定値回路312、およびコントローラ20を含む。真空源110は真空包帯28にラインを介して連結している。図示するように圧力変換器124は、真空包帯28が取り付けられている外傷22の上の空気圧を感知するように配置されている。圧力変換器124は、外傷22付近の空気圧を表示する圧力信号を提供する。設定値回路312は、外傷22の上の所望の空気圧を表示する設定値信号を提供する。設定値回路312はグラフィカルユーザーインターフェース18に組み込まれる。コントローラ20は、設定値回路312、圧力変換器124、および調整器130に結合している。コントローラ20は、設定値信号および圧力信号に応じて、調整器130を制御して外傷22付近の空気圧を調整する。
【0054】
前述の通り、図示するように、コントローラ22は調整器130を制御して、外傷22付近の空気圧を所望の圧力と同等、またはほぼ同等とする。調整器130はコントローラ20に制御され、外傷22付近の空気圧変化率を所望の範囲内とする。このように、外傷22付近の空気圧は、所望の空気圧に達するまで、制御されて調整される。外傷22付近の空気圧変化率を制限することで、真空外傷治療を受けている患者26の不快感を軽減できる。
【0055】
コントローラ20は、制御アルゴリズムを実施するようにプログラムされているマイクロプロセッサー320に実装され、PIDコントローラ302、フィルター308、およびPWM信号発生器304を実装する。マイクロプロセッサー320に常駐するプログラムは別のアルゴリズムも実行する。ソフトウェアはフォアグラウンドタスクとバックグラウンドタスクで構成される。フォアグラウンドタスクは、割込みハンドラーで10msec毎行われる。真空の制御は完全にフォアグラウンドで実行され、画面表示およびBITなどの他の事項はバックグラウンドで実行される。
【0056】
図示するように、マイクロプロセッサー320は内部タイマーを有する68332マイクロコントローラーである。10msec毎に68332内部タイマーが終わると、ADC310がセットアップされアナログ入力値を読み出す。全て読み出した後、別の割り込みが生じてソフトウェアに知らせる。この割り込みハンドラーはADC310の値を受け取り、それをメモリー計数およびオフセットを用いて圧力に変換する。メモリー計数およびオフセットはゼロ圧力の検量値(開始時に読み出す)および225mmHgの工場記録検量値を用いて計算される。
【0057】
ユーザーが設定する所望の圧力およびADC310から読み取る圧力が、制御ループへの入力を提供する。しかしながら、所望の圧力はユーザー規定値に直ちには対応しない。その代わり、圧力はゆっくりと傾斜して、患者に不快感を起こすかもしれない突然の変化を回避する。所望の圧力は、圧力を設定してから経過した時間を測定して計算され、圧力変化が毎秒7.5mmHg以上ではないようなデルタ値を計算する。例えば、もしゼロ秒での圧力がゼロmmHgであり設定値圧力が125mmHgである場合、所望の圧力は1秒後に7.5mmHg、2秒後に15mmHgなどとなる。所望の圧力は制御ループの繰り返し毎、すなわち10msec毎に再度計算され、繰り返し毎に所望の圧力が0.075mmHgずつ増加する。
【0058】
比例弁130の設定は、マイクロコントローラー320からTPUピン出力の5kHzの方形波のデューティサイクルを調整することで制御される。10msec毎調整される設定は、比例弁130のために実験的に導出されたオフセット(真空が作動を始める箇所)と、比例項および積分項との結果である。
【0059】
比例項は、比例ゲイン(実験的に導出、現在2に設定)を誤差信号に乗じた結果であり、誤差信号とは所望圧力から圧力測定(pressure read)を減算したものである。
【0060】
積分項は、積分ゲイン(実験的に導出、現在0.5に設定)と、制御ループの全繰り返しにわたり維持される誤差信号の和(running sum)とを乗じた結果である。積分項は、比例弁130が最高設定で圧力がまだ低い場合、または最低比例弁設定であり圧力がまだ高い場合は、アップデートされない。この結果、積分項が、圧力を目標値より極端に超えさせることを防ぐことができる。圧力がゼロになると、積分項はリセットされる。
【0061】
ソフトウェアは微分項も含めてセットアップされているが、ゲインは実験的に0と選択されて、制御ループには影響はない。本開示の教示では、PID制御アルゴリズムの実施のために適当なゲイン定数の測定に使用可能な任意の種々の方法を実施して、その方法は恐らく微分ゲインの値を提供する。
【0062】
数学的には、説明した制御アルゴリズムは下記のように表わされる。
圧力が0mmHgのとき、スタートアップでcal loをadc310値と読み取る
圧力が225mmHgのとき、cal hiが工場でadc310値に設定
cal レンジ=cal hi-cal lo
圧力測定=((adc-cal loの生入力)*225)/cal レンジ
デルタt=(ユーザー、プロフィルモード、アラームなどに起因する)圧力変化後の経過タイマーティック
デルタp=(7.5mmHg*デルタt)/秒毎100ティック
所望の圧力=圧力設定+/−デルタp(+/−は圧力が増加されているか低下されているかによる)
所望圧力は圧力設定を越えないように抑制される
誤差信号=所望圧力−測定圧力
比例項=比例ゲイン*誤差信号
比例弁130が最高設定であり圧力がまだ低すぎる場合、あるいは比例弁130がその最低設定であり圧力がまだ高い場合、積分和をスキップする、さもなければ、
積分和=積分和+誤差信号
積分項=積分ゲイン*積分和
比例弁出力値=スタートアップオフセット+比例項+積分項
下記には、PID制御アルゴリズム302およびフィルター308を実装して圧力調整を制御するCプログラム言語の例示的なコンピュータープログラムを示す。
【0063】
【0064】
図示する外傷治療装置10が上記プログラムを実行すると、患者の外傷に加えられる負圧変化率が制御される。コンピュータープログラムの入力パラメータには、圧力が加えられる外傷の所望圧力および認識コードを含む。当業者はコンピュータープログラムの適当な作動には、圧力変換器124が測定した最新のデジタル変換した圧力の測定値が記憶されてある記録箇所へのアクセスが必要であることを理解するだろう。
【0065】
まず、コンピュータープログラムは、正当な外傷が圧力を加える外傷として特定されているかを確認する。もし適当な外傷が特定されていない場合、その機能は妥当でない外傷が特定されたと述べた誤差メッセージをユーザーインターフェースに送る。もし適当な外傷が特定されると、所望圧力から最新の圧力測定値を用いて圧力誤差信号を計算する。次にその機能は所望の圧力が到達可能であるかを決定する、すなわち、最高可能圧力にすでに達していて所望圧力よりまだ低い場合、或いは最低可能圧力に達していて現在の圧力が所望圧力よりまだ高い場合である。もしこのどちらかの状態が存在する場合、PIDコントローラ302の積分項はアップデートされない。もしこのどちらの状態も存在しない場合、現在の誤差項を、積分項が最後にリセットされてからの誤差項の累積和に加算して、積分項をアップデートする。PIDコントローラ302の微分項は、圧力誤差の最後の値を、圧力誤差の現在の値から減算して、計算する。圧力誤差の現在の値は圧力誤差の最後の値として記憶されて次のループで使用される。
【0066】
最後に、PID制御302は、パルス幅変調器のデューティサイクルのフィルターされていない出力値を提供するように実行される。所望圧力がゼロである場合、パルス幅変調器304のデューティサイクルの濾過されてない出力値はゼロに設定される。さもなければ、パルス幅変調器304のデューティサイクルのフィルターされていない出力値は、最後の出力値と、誤差信号と比例ゲインの積、積分値と積分ゲインの積、および微分値と微分ゲインの積、の和に設定される。フィルターされていない出力値はフィルターされて、PWMの出力が最高可能圧力変化より大きい圧力変化をどの方向にも誘導しないことを確実にする。
【0067】
下記の詳細の記述では、特定の回路タイプおよび供給元を有しているいくつかの集積回路および他の部品が特定される。多くの場合、これらの特に特定された回路型および供給元の端子名およびピン番号が言及される。しかしこれは特定された回路のみが、記載された機能を実施する同じ或いは他の任意の源から使用可能な回路であると意味するわけではない。他の回路も、記載の機能を実施する同じ或いは他の供給元から典型的に使用可能である。そのような他の回路の端子名およびピン番号は、本明細書に特定される特定の回路に表示されるものと同じであっても同じでなくてもよい。
【0068】
図6を参照すると、圧力変換器124の圧力センサー回路が示されている。前述のとおり、装置10は二つの異なる廃棄物収集キャニスター38、39の圧力を感知する二つの平行するシステム回路を有する。従って、キャニスター38、39の一つの圧力を感知することに関連している、下記の回路の記載は特に言及がなければ両方のキャニスターに適用可能である。圧力変換器124は例示のようにSensynのSDX05G2-A圧力変換器であるが、MotorolaのMPX5050GVP集積タイプ圧力センサーなどの他の圧力変換器も使用できる。
【0069】
圧力変換器124の供給電圧端子、ピン5、は、例示するMIC5200低ドロップアウト調整器、の電圧調整器700の出力端子の対に結合されている。電圧調整器700の出力端子は差動増幅器702、例えばBurr-BrownのINA122U低電力計測増幅器、のV+端子に結合されている。圧力変換器124のピン5は11マイクロファラド(μF)の容量を介してアースに接続される。圧力変換器124のピン2もアースに接続される。圧力変換器124の出力ピン1は変換器702の反転入力端子(−)に結合される。圧力変換器124の圧力ピン3は増幅器702の非反転入力端子(non-inverting input terminal)(+)に結合されている。
【0070】
変換器702のV−およびRef端子はアースに接続される。1.24キロオーム(Kohm)ゲイン調整抵抗器は変換器702のRG端子に結合している。変換器702の出力端子、ピン6、は100キロオーム抵抗器を介してVAC1ラインに結合している。VAC1ラインは0.22μFコンデンサーを介してアースに接続される。電圧調整器700のグラウンド端子(GrouND terminal)はアースに接続される。電圧調整器700の入力およびエネイブル端子は+12Vに結合している。
【0071】
図7A〜7Bを参照すると、VAC1ラインは二つのアナログデジタル変換器(A/D)704、706のそれぞれの入力端子、A1、に結合している。AD変換器704、706は例示のTexas InstrumentsのTLC 2543AD変換器である。圧力変換器229のVAC2ラインはAD変換器704、706のそれぞれのA0入力端子に結合している。各AD変換器704、706のGrouND端子および-REFerence端子はアースに接続される。システムのVoltageREFerence1ラインはAD変換器704、706の両方の+REFerence端子に結合している。システムのVREF1ラインは、約10μFのキャパシタンスおよび4.1ボルトのツェナーダイオードを介してアースに接続している。システムのVREF1ラインは825オーム抵抗器を介してシステムのA5Vラインにも結合している。
【0072】
AD704、706の両方の電圧供給端子VCCは、それぞれ10μFのキャパシタンスを介して、システムの5VCCラインに結合されて、アースに接続している。システムのV-BATTeryライン、I-BATTeryライン、MONitor3.3ライン、V-PIEZOライン、T-BATTeryライン、MONitor12ライン、MONitor5ライン、MONitor3.3ライン、I-MOTOR-1Aライン、I-MOTOR-1Bライン、I-MOTOR-2Aライン、I-MOTOR-2Bラインは、AD変換器704の端子A4、AD変換器704のA5、AD変換器704のA6、AD変換器704のA7、AD変換器704のA8、AD変換器706のA4、AD変換器706のA5、AD変換器706のA6、AD変換器706のA7、AD変換器706のA8、AD変換器706のA9、AD変換器706のA10のそれぞれに結合される。
【0073】
システムのV-BATTラインは、0.1μFコンデンサーおよび100キロオーム抵抗器から構成される並列RCネットワークを介してアースに接続される。V-BATTラインは402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATTery+ラインにも結合している。システムのT-BATTラインは0.1μFコンデンサーを介してアースに接続され、402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATTERY-THERMALラインに結合している。システムのMON12ラインは0.1μFコンデンサーおよび10キロオーム抵抗器の並列組合せを介してアースに接続される。MON12ラインは、システムの+12Voltラインに30.1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0074】
システムのMON5ラインは、0.1μFコンデンサーおよび10キロオーム抵抗器の並列RCネットワークを介してアースに接続される。MON5ラインは、10キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインにも結合している。システムのMON3.3ラインは、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続され、100キロオーム抵抗器を介してシステムの3.3VCCラインにも結合している。シリアルクロックラインはAD変換器704、706両方のInputOututCLocK端子に結合している。システムのMasterInSlaveOutラインはAD変換器704、706両方のDataINput 端子に結合している。
【0075】
システムのnotAnalogtoDigitalConverterChipSelect0およびnotAnalogtoDigitalConverterChipSelect1ラインはAD変換器704、706それぞれのnotChipSselect端子に結合している。システムのnotADCCS0およびnotADCCS1ラインはそれぞれ個別に、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続(serial combination)を介して、地面に結合している。AD変換器704のDataOutput端子はnon-inverting バッファー増幅器、図示するFairchildの74 VHC125カッドバッファー(quad buffer)708の四分の一、の入力端子1Aに結合している。カッドバッファー708のbuffer 1notOutputenable端子はシステムのnotADS-CS0ラインに結合している。
【0076】
AD変換器706のDataOUTput端子は、バッファー708の非反転バッファー増幅器の入力端子2Aに結合している。カッドバッファー708のbuffer 2notOutputEnable端子はシステムのnotADC-CS1ラインに結合している。これらのバッファーの出力端子、カッドバッファー708のピン3および6は、システムのMasterInSlaveOutラインに結合している。システムのGG-DataInputラインはカッドバッファー708の別のバッファーの入力端子、ピン12に結合している。3Vに変換されるGG-DIはこのバッファーの出力端子、ピン11に現れる。このバッファーのnotOutputEnable端子は、1キロオーム抵抗器を介してアースに接続される。最後のバッファーの入力端子3Aおよび3notOutputEnableはアースに接続される。
【0077】
図8A〜8Eを参照すると、コントローラ20はマイクロプロセッサー(μP)320を含み、それは図示のようにMotorolaのMC68LK332QPμPである。μP320のnonInterruptReQuest4、nonInterruptReQuest5、nonInterruptReQuest6、およびnonInterruptReQuest7端子は、システムのGG-DI-3V、GG-DO、GG-CLK、およびnonNMIラインにそれぞれ結合している。μP320のTP0、TP1、TP6、TP7、およびTP10端子は、システムのVALVE2、VALVE1、STEP2、STEP1、およびClocK-TESTラインにそれぞれ結合している。32.768キロヘルツ(KHz)クロック回路は、μP320のeXTernALおよびEXTernAL端子に結合している。この回路は32.768KHzのクリスタルを含み、その一端はEXTAL端子に結合してもう一端は332キロオーム抵抗器を介してXTAL端子に結合している。クリスタルの両端子は別個の12ピコ-ファラド(pF)コンデンサーを介してアースに接続される。XTALおよびEXTAL端子は10メガオーム(Mohm)抵抗器を介してアースに接続される。
【0078】
μP320のXFCおよびVDDSYN端子は並列回路を介して結合され、その一つの足は直列の18.2キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーを含み、もう一つの足は0.01μFコンデンサーを含む。端子VDDSYNは、0.1μFコンデンサー、0.01μFコンデンサー、および0.1μFコンデンサーの並列した組合せでアースにも接続される。端子VDDSYNは、100オーム抵抗器を介して+3.3VCCに結合している。
【0079】
システムのCLKOUT、MISO、MOSI、およびSCKラインは、μP320のCLKOUT、MISO、MOSI、およびSCKラインにそれぞれ結合している。システムのnotADC-CS0およびnotADC-CS1ラインは、μP320のnotPeripheralChipSelect0/notSlaveSelectおよびnotPeripheralChipSelect1端子のそれぞれに結合している。μP320のnotPeripheralChipSelect3端子は、例えばMicrochip Technologyの25LC320タイプ4キロビット(K)×8ビット電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリーなどの、電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリー(EEPROM)モジュール720の、notChipSelect端子に結合される。
【0080】
EEPROM720のNotWriteProtectおよびnotHOLD端子はシステムのnotEE_WPラインに結合している。EEPROM720のSerialdataInputおよびSerialdataOutput端子は、システムのMOSIおよびMISOラインにそれぞれ結合している。EEPROM720のVCC端子は、システムの3.3VCCラインおよび0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。EEPROM720のVSS端子もアースに接続している。EEPROM720のSCK端子はシステムのSCKラインに結合している。
【0081】
システムのTransmitData(TXD)およびReceiveData(RXD)ラインは、μP320のTXDおよびRXD端子のそれぞれに結合している。
μP320のnotInstructionPIPEline/DevelopmentSerialOut, notInstructionFETCH/DevelopmentSerialIn,notBreaKPoinT/DevelopmentSerialCLocK,TSTIME/ThreeStateControl, FREEZE/QUOtientouT,およびnotHALT端子は、システムのnotIPIPE/DSO, IFETCH/DSI, notBKPT/DSCLK, TSC, FREEZEおよびnotHALTラインのそれぞれに結合している。μP320のnotRESET端子はシステムのnotRESETラインに結合しておよび手動リセットジャンパーを介してアースに接続している。
【0082】
μP320のnotRESET端子は、図示するIDC10コネクターの、共通のリボンケーブルコネクター710のピン7と、825オーム抵抗器を介してシステムの3.3VCCラインと、接合ダイオードおよび1キロオーム抵抗器の直列接続を介してデータラインD3と、およびNチャネルエンハンスメントモード電界効果トランジスター(FET)のドレーン端子と、にも結合している。FETの供給端子はアースに接続され、ゲート端子はマイクロプロセッサー監視回路708、図示するMAX824TELK集積μP監視回路、のReSeT端子に、1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0083】
μP監視回路708の電力供給、VCCおよびGrouND端子はシステムの3.3VCCラインおよびアースにそれぞれ接続される。μP監視回路708のWatchDogInput端子はシステムのnotWatchDogSTRoBeラインに10キロオーム抵抗器を介して結合され、ジャンパーを介してシステムのCLocKOUTラインに結合している。
【0084】
μP320のnotBusERRor端子はコネクター710のピン2に結合している。コネクター710のピン1、ピン3および5、ピン9、ピン4、ピン6、ピン8、およびピン10はシステムのnotDS、アース、3.3VCC、notBKPT/DSCLK,FREEZE,notIFETCH/DSIおよびnotIPIPE/DSOラインそれぞれに結合している。μP320のアドレス端子、A0〜A19はシステムのアドレスバスラインA0−A19にそれぞれ結合している。μP320のデータ端子D0〜D15はシステムのデータバスラインD0〜D15にそれぞれ結合している。
【0085】
μP320のAddress21/ChipSelect8,Address22/ChipSelect9, Address23/ChipSelect10端子は、システムのnotSTEPPERS, notSWitchSENSORS,およびCONTROL1ラインにそれぞれ結合している。notChipSelectBOOT, notBusRequest/notChipSelect0,notBusGrant/ChipSelect1,およびBusGrantACKnowledge/ChipSelect2は、システムのnotBOOT, notDATA, notRAM, notRAMLラインにそれぞれ結合している。μP320のFunctionCode0/notChipSelect3, FunctionCode1/notChipSelect4, FunctionCode2/notChipSelect5端子は、システムのnotLCD, notSWitchPANEL,およびnotLEDSラインにそれぞれ結合している。
【0086】
μP320のRead/Write端子は、ヘックス(Hex)シュミットインバーター、図示するようにFairchildの74VHC14ヘックス・シュミットインバーター、の入力に結合している。ヘックス・シュミットインバーターの出力は第一オアゲートの第一入力、図示するように74VHC32カッド2入力オアゲート、に結合している。第一オアゲートの第二入力端子はμP320のnotDataStrobe端子に結合され、オアゲートの出力端子はシステムのnotReaDラインに結合している。μP320のR/WおよびDS端子は第二2入力オアゲートの二つの入力端子にも結合している。第二オアゲートの出力端子はシステムのnotWRiteラインに結合している。μP320のPortE6/SIZe0, notDataSizeACKnowledge0, notDataSizeACKnowledge1, notAutoVECtor,およびMODeCLocK端子は、システムのnotWatchDogSTRoBe, notDSACK0, notDSACK1, notAVEC,およびMODCLKラインのそれぞれに結合している。μP320のVoltageSTandBy端子はアースに接続している。
【0087】
コントローラ20は四つのメモリーモジュールを含み、その一つはブートブロックフラッシュメモリーモジュール712、図示するIntelのTE28F800B3B3ボルトアドバンストブートブロックフラッシュメモリである。ブートブロックフラッシュメモリモジュール712のデータ端子D0−D15は、システムのデータバスラインD0−D15にそれぞれ結合している。メモリーモジュール712のアドレス端子、A0−A18は、システムのアドレスバスラインA1−A19にそれぞれ結合している。更に、A0−A19ラインはそれぞれ22オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列な組合せを介してアースに接続している。メモリーモジュール712の電圧供給端子、VCCQおよびVoltageProgram/erasePowerはシステムの3.3VCCラインに結合している。メモリーモジュール712のnotResetdeepPowerdown, notChipEnable, notOutputEnable, notWriteEnable端子は、システムのnotRESET, notBOOT, notRD,およびnotWRラインにそれぞれ結合している。モジュール712のnotWriteProtect端子は、10キロオーム抵抗器を介してアースに接続され、ジャンパーを介してシステムの3.3VCCラインに結合している。
【0088】
コントローラ20に含まれる別のメモリーモジュールは、フラッシュプログラマブル消去可能読出し専用メモリー(PEROM)モジュール714、図示するAtmelのAT29LV256PEROMである。PEROMモジュール714のデータ端子D0−D17は、システムのデータバスラインD8−D15にそれぞれ結合している。PEROMモジュール714のデータ端子D0−D17は、システムのデータバスラインD8−D15にそれぞれ結合している。メモリーモジュール714のアドレス端子、A0−A14は、システムのアドレスバスラインA0−A14にそれぞれ結合している。メモリーモジュール714のnotOutputEnable, notChipEnable,およびVCC端子は、システムのnotRD, notDATAおよび3.3VCCラインそれぞれに結合している。モジュール714のVotageProgram/erasePower端子は、選択可能なジャンパーを介してシステムの3.3VCC或いはnotWRのどちらかに結合している。
【0089】
コントローラ20は二つの256Kのスタティックランダムアクセス記憶装置モジュール716,718、図示する二つのISSIのIS62LV2568ALL 256K 8ビットスタティックRAM、を含む。RAMモジュール716,718のデータ端子D0−D7はシステムのデータバスラインD0〜D7,D8〜D15それぞれに結合している。RAMモジュール716のアドレス端子A0〜A17は、システムのアドレスバスラインA1〜A18にそれぞれ結合している。RAMモジュール718のアドレス端子A0〜A16は、システムのアドレスバスラインA1−A17のそれぞれに結合している。RAMモジュール718のアドレス端子A17は、システムのアドレスバスラインA18或いはA0のどちらかに、選択可能ジャンパーを介して結合している。
【0090】
RAMモジュール716、718のChipEnable2,OutputEnable,およびRead/Write端子は、システムの3.3VCCライン、notRD、およびnotWRラインにそれぞれ結合している。RAMモジュール716,718のChipEnable1端子は、システムのnotRRRAMLおよびnotRAMラインにそれぞれ結合している。システムのnotRD, notDATA, notWR, notRAM,およびnotRAMLラインはそれぞれ、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの各直列な組合せを介してアースに接続している。
【0091】
図9A〜図9Dを参照すると、ユーザーインターフェース18は各システム14、16用の制御を含む。これらの制御の一つのみを説明して、特に記載が無い限り他の制御も同一であると理解される。メンブレンスイッチパネルのスイッチ或いはボタンはシステムのnotHOME-KEY, notUPARROW, notDowNARROW, notBACK, notENTER, notFLUSH, notPAUSEおよびnotSILENCEラインのそれぞれに、一組のフィルターアレイ722の各100pF/100オームフィルターを介して結合され、一つ目のフィルターアレイ722はnotHOME-KEY, notUPARROW, notDNARROW,およびnotBACKラインと関連させて、二つ目のフィルターアレイ722はnotENTER, notFLUSH, notPAUSE,およびnotSILENCEラインと関連させられる。これらのラインは各3.3キロオームプルアップ抵抗器(pull-up resistor)を介して+3.3供給電圧に結合している。これらのラインは、Fairchildの74VHC244オクタルバッファー724の各入力端子1A1,1A2,1A3,1A4,2A1,2A2,2A3および2A4にも結合している。バッファー724の各出力端子1Y1,1Y2,1Y3,1Y4,2Y1,2Y2,2Y3,および2Y4はシステムのD0−D7ラインにそれぞれ結合している。別のシステム14、16の各出力端子は、システムのD8〜D15ラインに結合している。
【0092】
特定の表示器およびパネル照明は二つのシステム14,16において共通しており、電力表示器、電池表示器、および消音表示器(silence indicator)、およびバックライトなどが含まれる。電源スイッチは、約10MHzに調整されたフィルターを介してシステムのnotPOWER LEDラインに結合されて、notPOWER LEDラインは直列の316オーム抵抗器を介してトランジスターのコレクター、例えばAllegro MicrosystemsのULN2003 ダーリントンアレイ726のダーリントン結合トランジスター(Darlington-coupled pair)の出力端子ICに結合している。システムのnotBATTERY LEDラインは約10MHzに調整されたフィルターを介して直列316オーム抵抗器に結合して、316オーム抵抗器は例えばアレイ726の端子2Cに結合している。システムのnotSILENCE LEDラインは約10MHzに調整されたフィルターを介して直列316オーム抵抗器に結合して、316オーム抵抗器は、例えばアレイ726の端子3Cに結合している。システムのnotBacKLIGHTラインは、例えばアレイ726の端子4Cに結合している。
【0093】
システムの+5V 5VCCは表示器LED728、730,732、734の陽極に結合している。LED728,730,734の陰極は各直列316オーム抵抗器を介してアレイ726の関連する端子5C、6Cおよび7Cに結合している。LED734の陰極は316オーム抵抗器を介してアースに接続している。
【0094】
システムのD0〜D7ラインは各フリップフロップの入力端子、例えばFairchildの74VHC273オクタルD型フリップフロップ736の入力端子D0−D7それぞれ、に結合している。各フリップフロップの出力端子、例えばフリップフロップ736の端子Q0−Q6は、各トランジスターのベース、例えばダーリントンアレイ726の入力トランジスターのベースなどに結合している。フリップフロップ736のCLocKおよびnotMasterReset端子は、システムのnotLEDSおよびnotRESETラインのそれぞれに結合している。フリップフロップ736のCLK端子は100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続を介してアースにも接続している。フリップフロップ736のVCC端子は3.3VCCに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0095】
図10A〜図10Fを参照すると、ユーザーインターフェース18は、システム情報を介護者へ表示しておよび介護者から情報を取得するためのLCDインターフェースを含む。第一オクタルトライステート(3-state)バッファーアレイ738、例えば、トライステート出力のFairchildの74HCT244オクタルバッファー/ラインドライバー、および第二オクタルトライステートバッファーアレイ740、例えば、トライステート出力のFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ラインドライバー、が並列に作動して、LCDから入力および出力情報をシステムデータバスへ転送する。
【0096】
バッファーアレイ738の入力端子A1−A8およびバッファーアレイ740の出力端子Y1〜Y8は、システムのアドレスバスラインD8〜D15にそれぞれ結合している。バッファーアレイ738の出力端子Y1〜Y8およびバッファーアレイ740の入力端子A1−A8は、システムのLCD-D0, LDC-D1, LCD-D2, LCD-D3, LCD-D4, LCD-D5, LCD-D6,およびLCD-D7ラインにそれぞれ結合している。システムのLCD-D0からLCD-D7ラインは、フィルターアレイ742の対の各100pF/100オームフィルターを介してLCDコネクター744のピン6〜13に結合している。
【0097】
バッファーアレイ738、740のVCCおよびGrouND端子はシステムの3.3VCCラインおよびアースにそれぞれ接続している。更に、バッファーアレイ738、740のVCC端子は各0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。システムのnotLCDおよびnotWRラインは2−入力オアゲートの入力に結合され、2−入力オアゲートの出力はアレイバッファー738のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子に結合している。同様に、システムのnotLCDおよびnotRDラインは2−入力オアゲートの入力に結合され、2−入力オアゲートの出力はアレイバッファー740のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子に結合している。
【0098】
システムのnotLCDラインはD型フリップフロップ746、図示するようにFairchildの74HCT74 Dual D型フリッププロップ、の入力端子Dにも結合される。システムのCLKOUTラインはフリップフロップ746のClocK端子に結合して、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列な組合せを介してアースに接続している。フリップフロップ746のGRounDおよびVCC端子は、アースに接続してシステムの5VCCラインにそれぞれ結合している。フリップフロップ746のCLeaRおよびPReset端子は、それぞれの1キロオーム抵抗器を介してシステムのVCCおよび5VCCラインにそれぞれ結合している。
【0099】
フリップフロップ746の出力端子、Q、およびシステムのnotLCDラインは2-inputアンドゲートの入力に結合している。notLCDラインは100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続を介してアースにも接続している。アンドゲートの出力はシステムのnotDeLaY-LCDラインに結合している。システムのnotWR,notRD,A0,notDLY-LCD,およびnotRESETラインは、オクタルバッファーアレイ748、図示するトライステート出力のFairchildの74HCT244オクタルバッファー、の各入力端子A1〜A5に結合している。
【0100】
バッファーアレイ748の入力A6−A8は、各々の100キロオーム抵抗器を介して接地される。バッファーアレイ748のnot1OutputEnable,not2OutputEnable,およびGrounD端子は、接地される。バッファーアレイ748の電圧端子(voltage terminal)、VCC、はシステムの5VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介して接地される。バッファーアレイ748の出力端子、Y1〜Y5、はシステムのnotLCD-WRITE,notLCD-READ,LCD-A,notLCD-ChipSelect,およびnotLCD-RESETラインに結合され、それらはそれぞれの100pF/100オームフィルター(例えば、約10MHzで調整されたフィルター)を介してコネクター744のピン3、2、4、5、および1のそれぞれに結合される。四つのフィルターはフィルターアレイ743に含まれる。
【0101】
コネクター744にはコントラスト調整のための接続が含まれる。コントラスト調整の電力は、逆相チャージポンプ(inverting charge pump)750、例えば調整可能なMaximのMAX868タイプ2×逆相チャージポンプ、により提供される。ポンプ750のnotSHutDoWnおよびvoltageINput端子は、システムの5VCCラインに結合している。ポンプ750のPowerGrouNDおよびanalogGrouND端子は、システムのアースに接地される。別個の0.1μFコンデンサーが、ポンプ750の浮遊コンデンサー2+とコンデンサー2−端子と、コンデンサー1+とコンデンサー1−端子との間に結合される。ポンプ750のC1+端子は、0.1μFコンデンサーを介して第一整流ダイオードの陽極および第二整流ダイオードの陰極に結合している。
【0102】
第一ダイオードの陰極は、ポンプ750のOUTput端子に結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに結合している。第二ダイオードの陽極は、1.0μFコンデンサーを介してアースに、10キロオーム抵抗ポット(resistor pot)の第一端子に、および374キロオーム抵抗を介してポンプ750のFeedBack端子に結合している。ポンプ750のFB端子は、100キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインにも結合している。第二端子の10キロオームポットはアースに直接接続される。10キロオームポットの第一端子および掃引端子(sweep terminal)は、コネクター744のピン16,17に約10MHzに調整された別個のフィルターを介してそれぞれ結合している。
【0103】
図11A〜図11Cを参照すると、システム14、16は別個のシリンジ駆動モータ72、172の制御をそれぞれ含む。これらの制御の一つのみが説明されるが、特に記載が無い限り、他と概して同様であると理解される。システムのnotSTEPPERSラインはオクタルD型フリップフロップ752、図示するようにFairchildの74VHC273 オクタルD型フリップフロップ、のClocK端子に結合している。フリップフロップ752のVCC,GrounD,およびMasterReset端子は、システムの3.3VCCライン、ground、systemnotRESET端子にそれぞれ結合している。更に、フリップフロップ752のVCC端子は0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。
【0104】
フリップフロップの入力端子、D0−D7、はシステムのデータバスD0〜D7にそれぞれ結合している。フリップフロップ752の出力端子Q0,Q2,Q3,Q4,およびQ5は、例えばSGS−ThomsonのL297ステッパー電動機コントローラ、のステッパー電動機コントローラ754のDIRection,HALF/notFULL,notRESET,CONTROL,およびENABLE端子のそれぞれに結合している。コントローラ754のVCC, GrounD,およびSTEP端子は、システムの5VCC, ground,およびSTEP2ラインにそれぞれ結合している。更に、コントローラ754のVCC端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。コントローラ754のOSCillator端子は、3,300pFコンデンサーを介してアースに接続して、22.1キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインに接続している。
【0105】
駆動モータ72と関連しているコントローラ754のSYNChronize端子は、駆動モータ712のコントローラ回路に結合している。コントローラ754のVoltageREFerence端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、および1キロオーム抵抗ポットのワイパーに結合している。この1キロオーム抵抗ポットの第一端子はシステムの5VCCラインに結合して、第二端子はシステムのアースに接続している。コントローラ754のmotorphaseA,motorphaseB,およびnotINHibit1端子は、図示するSGS-Thomson L6203 DMOS全波駆動回路(Full Bridge Driver)の第一全波駆動回路756のINPUT1,INPUT2,およびENABLE端子に結合している。コントローラ754のmotorphaseC,motorphaseD,およびnotINHibit2端子は、第二全波駆動回路758のINPUT1,INPUT2,およびENABLE端子に結合している。コントローラ754のSENSe1およびSENSe2端子は、駆動回路756、758のSENSe端子のそれぞれに、各22.1キロオーム抵抗器を介して結合している。コントローラ754のSENSe1およびSENSe2端子は各100pFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0106】
駆動回路756、758のVoltageREFerence端子は、各0.22μFコンデンサーを介してアースに接続している。駆動回路756、758のVoltageSupply端子はシステムのMOTOR-POWERラインに、それぞれの0.1μFコンデンサーを介してアースに、それぞれの0.1μFコンデンサーを介してシステムのMOTOR-GNDラインに結合している。システムのMOTOR-GNDラインは、22μFコンデンサーを介してシステムのMOTOR-POWERラインに、および各0.1オーム抵抗器を介して駆動回路756、758のSENSe端子にも結合している。駆動回路756、758のSENSe端子は、各402キロオーム抵抗器を介して、システムのI-MOTOR-1AおよびI-MOTOR-1Bラインにそれぞれ結合している。システムのI-MOTOR-1AおよびI-MOTOR-1Bラインは、各0.22μFコンデンサーを介してアースにも接続している。
【0107】
駆動回路756,758のOUTput1端子は、各0.015μFコンデンサーを介して、駆動回路756,768のBOOT1端子に結合している。同様に、駆動回路756,758のOUTput2端子は、各0.015μFコンデンサーを介して、駆動回路756,768のBOOT1端子にそれぞれ結合している。駆動回路756,758のOUT1端子は、それぞれの10オーム抵抗器および0.022μFコンデンサーの直列接続を介して、駆動回路756,758のOUT2端子にも結合している。駆動回路756のOUT1およびOUT2端子および駆動回路758のOUT1およびOUT2端子は、洗浄駆動回路コネクター760(flush drive connector)のピン1−4それぞれと、図示するHarris SP723電子保護アレイの、電子保護アレイ762のINput3, INput4, INput5,およびINput6端子それぞれに結合している。保護アレイ762のVoltage+およびVoltage-端子は、システムのMOTOR-POWERおよびMOTOR-GNDラインにそれぞれ結合している。
【0108】
図12A〜図12Eを参照すると、外傷治療装置10の電力コントローラが示される。電力コントローラは、8ビットCMOSマイクロコントローラー764、図示のMicrochipのPIC16C622EPROMベース8ビットCMOSマイクロコントローラー、を含む。4メガヘルツ(MHz)のクロック回路がマイクロコントローラー764のOSCillator1/CLocKINおよびOSCillator2/CLocKOUT端子に結合している。この回路は、マイクロコントローラー764のOSC1/CLKINおよびOSC2/CLKOUT端子に結合している4MHzのクリスタルを含む。OSC1/CLKINおよびOSC2/CLKOUT端子は、各22pFコンデンサーを介してアースにも接続している。マイクロコントローラー764のRportA0/ANaloginput0およびRportA1/ANaloginput1端子は、22.1キロオーム抵抗器および0.01μFコンデンサーの並列組合せをそれぞれ介してアースに接続している。RA0/AN0およびRA1/AN1端子は、別個の100キロオーム抵抗器をそれぞれ介して、システムのPSおよび+12ラインに結合している。
【0109】
マイクロコントローラー764のRportA4/TOCK1,VDD,およびVSS端子は、システムのPWR-DNライン、システムのPPIC-VDDライン、およびアースにそれぞれ接続している。RportB0/INTerrupt端子は10キロオーム抵抗器を介してアースに結合している。残りのBポート端子、RB1-RB7、およびnotMasterCLeaR端子は、システムのPWR-SRC,PS-EN,BATT-EN,GG-DI,GG-DD,GG-CLK,BP-DQ,およびPPIC-VDDラインにそれぞれ、各10キロオーム抵抗器を介して結合している。システムのPPIC-VDDラインは、1.0μFコンデンサーを介してアースにも接続されて、MicrelのMIC5200低ドロップアウト調整器などのリニアー電圧調整器766の出力端子、ピン1およびピン2に結合している。
【0110】
調整器766の入力端子のピン7および8と、ENable端子は22μFコンデンサーを介してアースに接続して、第一および第二ダイオード整流器(rectifier diode)の陰極端子に結合している。更に、調整器766のEN端子は0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。第一整流ダイオードの陽極はシステムの+12Vラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極は、ON/OFFスイッチコネクタ768のピン1と、マイクロコントローラー764のRB0/INT端子に30.1キロオーム抵抗器を介して結合している。スイッチコネクタ768のピン3は第一および第二整流ダイオードの陰極に接続している。第一整流ダイオードの陽極は第三整流ダイオードの陰極に結合して、第三整流ダイオードの陽極はシステムのPSラインに結合している、第二整流ダイオードの陽極は3.6ボルトツェナーダイオードの陽極に結合している。3.6ボルトツェナーダイオードの陽極はシステムのBATT+ラインに結合している。
【0111】
システムのPS-ENおよびBATT-ENラインはディスクリート増幅器回路770,772に結合している。ここではPS-EN増幅器回路770のみを説明して、特に記載が無い限り、BATT-EN増幅器回路772も概して同様であると理解される。システムのPS−ENラインは、10キロオーム抵抗器および3.57キロオーム抵抗器の直列接続から成る分圧器回路に結合している。例えばMMBT6427LT1ダーリントントランジスター、のダーリントントランジスターのベースは、分圧器回路の中央タップに結合している。ダーリントントランジスターのコレクターはアースに接続している。ダーリントントランジスターのエミッターはHEXFET MOSFET、図示するようにIRF4905 HEXFETPowerMOSFET、のゲートに1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0112】
HEXFET MOSFETのソース端子(source terminal)は、10キロオーム抵抗器を介してMOSFETのゲート端子に結合して、ショットキーバリア整流ダイオードの陽極に結合している。ショットキーダイオードの陰極は、増幅器回路770においてシステムのPSラインに結合して、増幅器回路772においてシステムのBATT+ラインに結合している。回路770ではPSラインはシステムのBF-PSラインに7アンプフューズを介して結合している。BF-PSラインは電力入力コネクター(power entry connector)のピン1に結合している。電力入力コネクターのピン2は、0.1μFコンデンサーを介してピン1に結合して、システムのMOTOR-GNDライン、およびアースに結合している。回路772では7アンプフューズおよび電力入力コネクターは省略される。
【0113】
増幅器回路770、772のHEXFET MOSFETのドレーン端子は、システムのMOTOR-POWERおよび+12Vラインに結合している。システムの+12Vラインは、22μFコンデンサーを介してアースに接続して、ショットキー障壁ダイオードの陽極に結合している。ショットキーダイオードの陰極は1,500μFコンデンサーを介してアースに接続して、12Vから5Vバック調整器774のVoltageIN端子、図示するようにLinear TechnologyのLT1076-8逓降(Step-Down)スイッチングレギュレータ、に結合している。調整器774のGrouND端子はシステムのアースに接続している。調整器744の基準電圧、Vc、端子は10キロオーム抵抗器および0.033μFコンデンサーで成る直列RCネットワークを介してアースに接続している。
【0114】
調整器744のVoltageSWitchおよびFeedBack/SENSE端子は、100マイクロヘンリー(μH)インダクターを介して互いに結合している。調整器744のVsw端子は、ショットキー障壁ダイオードの陽極にも結合している。このショットキーダイオードの陰極はアースに接続している。調整器744のFB/SENSE端子はシステムの5VCCラインに結合して、1800μFコンデンサーを介してアースに接続している。システムの5VCCラインは10μFコンデンサーを介してアースに接続して、高電流(high-current)電圧調整器776、例えばMicrelのMIC29150-3.3BU 大電流低ドロップアウト調整器(High-Current Low-Dropout Regulator)、のINput端子に結合している。調整器776のGrouND端子はアースに接続している。調整器776のOUTput端子は、システムの3.3VCCラインに結合して、約11μFのキャパシタンスを介してアースに接続している。
【0115】
図13A〜図13Dを参照すると、外傷治療装置10の電池充電システムが示される。電池充電システムは高速充電コントローラ778(fast charge controller)、図示するUnitrode BQ2004H高速充電IC、を含む。コントローラ778のBATteryvoltage端子は、100キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーから成る並列RCネットワークを介して、アースに接続している。BATT端子は、402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインにも接続している。コントローラ778のTemperatureCutOff端子は、10キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーから成る並列R−Cネットワークを介して、アースに接続している。TCO端子は、32.4キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインにも結合している。
【0116】
コントローラ778のTemperatureSense端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、100キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT-THERMラインに結合している。BATT-THERMラインは3.57キロオーム抵抗器を介してアースに接続して、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合している。コントローラ778のLED1端子は、システムのDONEラインと、845オーム抵抗器を介してLED780の陽極に結合している。LED780の陰極はアースに接続している。
【0117】
コントローラ778のSeNSeおよびシステムグランド(VSS)端子はアースにも接続している。コントローラ778のLED2端子はシステムのFAST-CHGラインに結合している。コントローラ778の充電電流制御、MOD、端子は、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムのnotDISABLE-CHGラインに結合して、5.1ボルトツェナーダイオードの陽極に結合している。5.1ボルトツェナーダイオードの陰極はアースに接続している。コントローラ778のvoltage supply(VCC)、VoltageSELect、DisplaySELect、およびnotDischargeCoMmanD端子はそれぞれシステムの+5CHGラインに結合している。
【0118】
コントローラ778のTimerMode1端子は、1キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合している。TM1端子は、アースに接続するか、選択可能なジャンパーを介してシステムの+5CHGラインに直接結合してもよい。コントローラ778のTimerMode2端子はシステムのSHORT-CHG-HOLDOFFラインに結合している。TM2端子は、アースに直接接続するか、選択可能なジャンパーを介してシステムの+5CHGラインに結合してもよい。
【0119】
システムの+5CHGラインは、電圧調整器782、図示するようなMicrelのMIC5200-5.0BM 低ドロップアウト調整器、のOUTput端子、ピン1および2、に結合して、1.0μFコンデンサーを介して調整器782のGrouND端子に結合している。調整器782のGND端子はアースに接続している。調整器782の入力端子、ピン7および8と、ENable端子とは、1.0μFコンデンサーを介して調整器782のGND端子に結合している。
【0120】
調整器782のINおよびEN端子は、第一および第二整流ダイオードの陰極にも結合している。第一整流ダイオードの陽極はシステムの+12Vラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極はスイッチングレギュレータ784、図示するようなLinear TechnologyのLT1171高効率(High Efficiency)スイッチングレギュレータ、のVoltageInput端子に結合して、470μFコンデンサーを介してアースに接続して、3アンペアフューズを介してシステムのBF-PSラインに結合して、10キロオーム抵抗器を介してコントローラ778のnotINH端子に結合している。
【0121】
調整器784の作動電圧端子(Vc)は、1キロオーム抵抗器および1μFコンデンサーの直列接続(series combination)を介してアースに接続している。調整器784のGrouND端子もアースに接続している。調整器784のVinおよびVoltageSWitch端子は100μHインダクターを介して互いに結合している。調整器784のVSW端子は、ショットキー障壁整流ダイオード(Schottky barrier rectifier diode)の陽極にも結合している。このショットキーダイオードの陰極はシステムのVBOOSTラインに結合して、390μFコンデンサーを介してアースに結合して、16.2キロオーム抵抗器を介して調整器784のFeedBack端子に結合している。調整器784のFeedBack端子は、1.24キロオーム抵抗器を介してアースにも接続している。
【0122】
システムのVBOOSTラインは、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、高電流電圧調整器786、MicrelのMIC29302B高電流低ドロップアウト調整器など、のINput端子に結合している。調整器786のON/OFFおよびGrouND端子は、システムのnotDISABLE-CHGラインおよびアースにそれぞれ結合している。調整器786のOUTput端子は10μFコンデンサーを介してアースに接続して、ショットキーダイオードの陽極に結合している。このショットキーダイオードの陰極はシステムの+BATTラインに結合している。
【0123】
調整器786のOUTおよびADJust端子は、32.4キロオーム抵抗器および1.0μFコンデンサーから成る直列RCネットワークを介して結合している。調整器786のADJ端子は、200キロオーム抵抗器を介してアースにも結合して、第一整流ダイオードの陰極にも結合している。この第一整流ダイオードの陽極は第二整流ダイオードの陰極および調整器784のFB端子に結合している。この第二整流ダイオードの陽極は、演算増幅器788、図示するようなNational SemiconductorのLMC6482 CMOS Dual Rail-to-Rail入力出力演算増幅器、の出力端子、ピン1と、412キロオーム抵抗器を介して増幅器788の反転入力(−)(inverting input)に結合している。
【0124】
増幅器788の反転入力端子は、49.9キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。増幅器788の正の圧力端子、ピン5、および負の圧力端子、ピン4は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合している。増幅器788の非反転端子(+)(non-inverting)は、95.5キロオーム抵抗器を介して、演算増幅器792、図示するNational SemiconductorのLMC6482 CMOS Dual Rail-to-Rail入力出力演算増幅器の非反転入力(+)、に結合している。増幅器792の非反転端子は、200キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインにも結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースにも接続している。
【0125】
増幅器792の非反転入力端子(−)は、200キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。増幅器792の反転および出力端子は、169キロオーム抵抗器を介して結合している。増幅器792の出力端子は、1.0キロオーム抵抗器を介してシステムの-BATTラインにも結合している。増幅器792の正の供給電圧、V+、および負の供給電圧、V-、端子は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合して、各0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。
【0126】
増幅器788の非反転入力端子は、計測増幅器790、Burr-BrownのINA128U低電力計測増幅器など、の出力端子にも結合している。増幅器790のREFerence端子はアースに接続している。増幅器790の正の供給電力および負の供給電力端子は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースにも接続している。7.15キロオームゲイン調整抵抗器は、増幅器790のRG端子間に結合される。
【0127】
増幅器790の非反転入力端子(+)はシステムのBATT-およびBATT-SENSEラインに結合している。増幅器790の反転端子(−)はアースおよびシステムのMOTOR-GNDラインに接続している。増幅器790の非反転入力端子(+)および反転端子(−)は0.025オーム抵抗器を介して結合される。
【0128】
システムのBATT-TERMラインは、3.57キロオーム抵抗器を介してアースに結合して、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合して、電池コネクター796のピン3に結合している。システムのBATT+ラインは、7アンペアフューズを介してコネクター796のピン1に結合している。システムのBATT-ラインは、コネクター796のピン2に結合している。コネクター796のピン4はアースに接続している。
【0129】
図14を参照すると、電池充電システムは電池充電モニター794、例えば外部充電制御ありのUnitrode BQ2014 ガスゲージIC、も含む。モニター794のSEG2/PROG2, SEG3/PROG3, SEG4/PROG4,およびSEG5/PROG5端子は、それぞれの100キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。モニター794のDONE端子は、システムのDONEラインおよび200キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。モニター794のグランド端子、VSS、はアースに接続している。モニター794のVSS端子は、約1.1μFのキャパシタンスを介して、モニター794の供給端子、VCC、にも結合している。モニター794のVCCおよびDISCTL端子に10キロオーム抵抗器が結合している。
【0130】
モニター794のVCC端子は5.1ボルトのツェナーダイオードの陰極にも結合して、10キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインにも結合している。この5.1ツェナーダイオードの陰極はアースに接続している。モニター794のDisplayInputOutput端子は、第一整流ダイオードの陽極および第二整流ダイオードの陰極に結合している。この第一整流ダイオードの陰極はシステムのBATT+ラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極はアースに接続している。モニター794のDIO端子は、1キロオーム抵抗器を介してシステムのBP-DQラインに結合している。システムのBP-DQラインは、100キロオーム抵抗器を介してシステムのPPIC-VDDラインに更に結合している。
【0131】
モニター794のBATTerySENSe端子は、681キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインに結合して、0.1μFコンデンサーおよび66.5キロオーム抵抗器の平行連結(parallel combination)を介してアースに接続している。モニター794のSENSE端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、100キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT-SENSEラインに結合している。
【0132】
図15A〜図15Dを参照すると、データバスラインD0〜D7は、オクタル三状態バッファー820、例えばトライステート出力のあるFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ライン駆動装置、の出力端子、1Y1−1Y4および2Y1−2Y4、のそれぞれに結合している。バッファー820のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子は、システムのnotSWSENSORSラインに結合している。供給電力端子、VCC、は、システムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。バッファー820の入力端子、1A1−1A4、は、システムのnotSYRINGE2, notHOME2, notEND2, およびnotWASTE2にそれぞれ結合している。バッファー820の入力端子2A2−2A4は、システムのnotSYRINGE1, notHOME1,およびnotEND1ラインにそれぞれ結合している。バッファー820の入力端子1A1〜1A4および2A2〜2A4は、それぞれの各475オーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインに結合している。
【0133】
データバスラインD8−D15は、オクタルトライステートバッファー822、例えばトライステート出力のあるFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ライン駆動装置、の出力端子、1Y1−1Y4および2Y1―2Y4にそれぞれ結合している。バッファー822のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子は、システムのnotSWSENSORSラインに結合して、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーからなるR−C直列ネットワークを介してアースに接続している。供給電力端子、VCC、は、システムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0134】
バッファー822の入力端子1A1、1A4、2A1、2A3、および2A4は、システムのnotWASTE1, PWR-ON, PWR-SRC, FAST-CHG,およびCHG-DONEラインにそれぞれ結合している。バッファー822の入力端子1A2および1A3は、各1.0キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。バッファー822の入力端子2A2は、傾斜スイッチを介してアースにも結合している。入力端子1A1、1A4、および2A2は、それぞれ475オーム抵抗器を介してシステム5VCCラインに結合している。
【0135】
システムのnotHOME2およびnotEND2ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、フラッシュセンサーコネクターのピン2および6にそれぞれ結合している。コネクター826のピン2および6は、電子保護アレイ834、図示するESDおよび過電圧保護用のHarrisのSP723電子保護アレイ、のINput3およびINput1端子に結合している。システムのnotSYRINGE2およびnotWASTE2ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、ドレナージおよびシリンジセンサーコネクター828のピン1およびピン5にそれぞれ結合している。コネクター828のピン1およびピン5は、保護アレイ834のINput5およびINput6端子にそれぞれ結合している。
【0136】
システムのnotHOME1およびnotEND1ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して洗浄センサーコネクター(flush sensor connector)830のピン2およびピン6に結合している。コネクター830のピン2およびピン6は、電子保護アレイ836、図示するようなESDおよび過電圧保護用のHarrisのSP723電子保護アレイ、のINput3およびINput1端子それぞれに結合している。システムのnotSYRINGE1およびnotWASTE1ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、ドレナージおよびシリンジセンサーコネクター832のピン1およびピン5にそれぞれ結合している。コネクター832のピン1およびピン5は、保護アレイ836のINput6およびINput5端子それぞれに結合している。
【0137】
保護アレイ834、836のINput4端子は、コネクター826、830のピン1にそれぞれ結合して、フィルターアレイ824の各1,000pFフィルターを介してシステムの5VCCに結合している。保護アレイ834,836の供給電圧ピン、V+、およびグランドピンground pins、V-、はシステムの5VCCラインおよびアースにそれぞれ結合している。コネクター826、830のピン3および7はアースに接続している。コネクター826、830のピン5は、保護アレイ834、836のINput2端子にそれぞれ結合して、フィルターアレイ824のそれぞれの1、000pFフィルターを介して5VCCラインに結合している。コネクター828、832のピン2および6はアースに接続している。
【0138】
図16を参照すると、システム14、16はそれぞれ比例弁および真空ポンプを含む。一つの弁コネクター回路および一つの真空ポンプコネクター回路のみ説明するが、特に記載が無い限り、上記の他の物は概して同一であると理解される。システムのMOTOR-GNDラインは1.0μFコンデンサーを介して、システムの+12Vラインと、pチャネルエンハンスメントモードMOSFET800、図示するようにTEMICのSI9407pチャネルエンハンスメントモードMOSFET、のソース端子と、10.0キロオーム抵抗器を介してMOSFET800のゲートとに結合している。システムのVALVE1ラインは、10.0キロオーム抵抗器を介してダーリントントランジスターのベースに結合している。このダーリントントランジスターのコレクター端子は1キロオーム抵抗器を介してMOSFET800のゲートに結合して、エミッター端子はアースに接続している。MOSFET800のドレーンは、1,000pFフィルター804を介して比例弁コネクター802のピン1に結合している。システムのMOTOR-GNDラインはコネクター802のピン2に結合して、整流ダイオードの陽極に結合している。この整流ダイオードの陰極はコネクター802のピン1に結合している。MOTOR-GNDラインはフィルター804にも結合している。
【0139】
システムのMOTOR-GNDラインは1.0μFコンデンサーを介してシステムの+12Vラインと、p−チャネルエンハンスメントモードMOSFET806、図示するようなTEMIC SI9407p−チャネルエンハンスメントモードMOSFET、のソース端子と、10.0キロオーム抵抗器を介してMOSFET806のゲートとに結合している。図16に示すように、システムのVACPUMP1ラインは、10.0キロオーム抵抗器を介してダーリントントランジスターのベースに結合している。このダーリントントランジスターのコレクター端子は、1キロオーム抵抗器を介してMOSFET806のゲートに結合して、エミッター端子はアースに接続している。MOSFET806ドレーンは、1,000pFコンデンサーフィルター810を介して真空ポンプコネクター808のピン1に結合している。システムのMOTOR-GNDラインは、コネクター808のピン2と、整流ダイオードの陽極と結合している。この整流ダイオードの陰極はコネクター808のピン1に結合している。MOTOR-GNDラインはフィルター810にも結合している。
【0140】
ここで図17を参照すると、システムの+5CHGラインは1.0μFコンデンサーを介してアースと接続して、電圧インバーター798、図示するようなMAXIMのMAX870スイッチキャパシター電圧インバーター、のINput端子と、に結合している。インバーター798のOUTput端子は、1.0μFコンデンサーを介してアースに接続して、システムの−5CHGラインに結合している。インバーター798の内部発振器コンデンサー1(internal oscillator capacitor)およびコンデンサー2端子は1.0μFコンデンサーを介して結合される。インバーター798のGrouND端子はアースに接続している。
【0141】
システムのTXDラインはRS−232トランシーバー812、図17に示すようなMAXIMのMAX232E +5V RS-232トランシーバー、のTransmitter1-INput端子に結合している。システムのRXDラインはトランシーバー812のReciever1OUTputに結合している。トランシーバー812のTransmitter2-INputおよびGrouND端子はアースに接続している。トランシーバー812の陽電荷ポンプコンデンサー1+およびコンデンサー1−端子は0.1μFコンデンサーを介して結合される。トランシーバー812の陰電荷ポンプコンデンサー2+およびコンデンサー2−端子は0.1μFコンデンサーを介して結合される。トランシーバー812の供給電力端子、VCC、はシステムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに結合される。電荷ポンプ電圧端子、V+およびV−、はシステムの3.3VCCラインおよびアースそれぞれに、各0.1μFコンデンサーを介して接続している。トランシーバー812のTransmitter1-OUTputおよびReceiver1OUTput端子はコネクター816のピン1およびピン2それぞれに、フィルターアレイ814の1,000pFフィルターを介して結合している。コネクター816のピン3はアースに接続している。
【0142】
システムのデータバスラインD8−D15は、オクタルD型フリップフロップ818、図17に示すようなFairchildの74VHC273オクタルD型フリップフロップ、のData0-Data7入力端子にそれぞれ結合している。フリップフロップ818のデータ出力端子Q0−Q3はシステムのVACPUMP2、VACPUMP1、ALARM-LO、およびALARM-HIラインそれぞれに結合している。フリップフロップ818の供給電圧端子、VCC、はシステムの3.3VCCラインおよび0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。フリップフロップ818のnotMasterResetおよびCLocK端子は、システムのCONTROL1およびnotRESETラインそれぞれに結合している。フリップフロップ818のCLK端子は、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーから成るR−C直列ネットワークを介してアースに接続している。
【0143】
図17に示すように、システムのV-PIEZOラインは、100キロオーム抵抗器を介してアースに接続して、402キロオーム抵抗器を介してピエゾホーンのA端子に結合している。ピエゾホーンのB端子はシステムの+12Vラインに結合している。ピエゾホーンのA端子は、1.69キロオーム抵抗器および1.13キロオーム抵抗器それぞれを介して、第一および第二ダーリントントランジスターのコレクターにも結合している。第一および第二ダーリントントランジスターのエミッターはアースに接続している。第一および第二ダーリントントランジスターのベースは、それぞれ10キロオーム抵抗器を介して、システムのALARM-LOおよびALARM-HIラインに接続している。
【0144】
ある好適な実施例を参照しながら真空外傷治療装置および外傷に真空外傷治療を施す方法を詳細に説明したが、下記の請求の範囲で記載および規定されるように、装置および方法の変更または改良は本発明の範囲および精神の範囲内である。
【0145】
例示する装置は、制限をしない例としてあげられる添付の図面を参照しながら説明される。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】図1は、患者に装着している包帯に結合している外傷治療装置の斜視図である。
【図2】図2は、図1の外傷治療装置のブロック図である。
【図3】図3は、図1の外傷治療装置の真空排気サブシステムの概略ブロック図である。
【図4】図4は、図1の真空排気サブシステムのブロック図であり、コントローラを図4に示すより詳細に示している。
【図5】図5は、図1のライン5−5に沿った外傷治療装置の廃棄物キャニスターの断面図である。
【図6】図6は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図7】図7A、図7Bは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図8】図8A−図8Eは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図9】図9A−図9Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図10】図10A−図10Fは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図11】図11A−図11Cは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図12】図12A−図12Eは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図13】図13A−図13Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図14】図14は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図15】図15A−図15Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図16】図16は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図17】図17は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【0001】
本発明は積極的外傷治療装置(aggressive wound therapy devices)に関し、特には真空外傷治療装置に関する。さらに特に、本発明は真空外傷治療装置が加える真空を制御することに関する。
【背景技術】
【0002】
看護婦または医師などの医療専門家は、様々な大きさ、形状、および重さの表面外傷を負った患者を日常的に治療している。受動的外傷治療(passive wound therapy)とは対照的な積極的外傷治療は環境を調節することを利用して、積極的に治癒を促進させる。外傷に接する局所雰囲気(topical atmosphere)を制御することで治癒の進行を高めることができることは知られている。高圧療法(hyperbaric therapy)、熱療法(thermal therapy)、および負圧療法を含むいくつかの積極的な外傷治療の方策が知られている。
【0003】
負圧療法では、外傷は周囲の空気圧より低い空気圧にさらされる。外傷に負圧或いは真空を加えることで、外傷から汚れや細菌を含む滲出物を引き出して更に治癒を促進する。一部の外傷用医薬材料には装置が装着されており、その装置は包帯を介して外傷に真空を加えて滲出物を引き出して治癒を促進する。しかし、開放創(慢性傷)に加えられる負圧レベルが急激に変化すると、患者に不快感を与えることが知られている。
【0004】
また、外傷の治癒を促進するために外傷治療包帯を使用することも周知である。真空包帯とは、外傷の周りを密閉するような蓋を有し、その下で真空が外傷の表面に作用する包帯である。外傷の表面に加えられる真空は慢性傷の治癒を促進する。典型的には、外傷から滲出物を吸い上げるように吸引管が設けられて、その吸引管は蓋の下を真空状態にするのに使用してもよい。もし蓋が、よく見られるように、患者にはより快適な、可塑性の蓋である場合、蓋の下に多孔パッキングを設けて真空となる空間を設けてもよい。さらに、外傷治療装置内のヒーターが治癒を促進することが知られている。下記の米国特許では真空治療または加熱治療、あるいは真空および加熱治療の包帯および装置というものを規定している。米国特許番号6,095,992号、6,080,189号、6,071,304号、5,645,081号、5,636,643号、5,358,494号、5,298,015号、4,969,880号、4,655,754号、4,569,674号、4,382,441号、および4,112,947号である。これら全ての参考文献は本明細書に援用され、その様な外傷の真空または加熱治療の性格の開示を目的とする。
【0005】
例えば米国特許5,645,081号に示されるように(以下、特許‘081という)、組織損傷を治療する方法は外傷に負圧を加えることで提供される。負圧は十分な時間および規模で加えられて組織移動を促進して外傷の閉鎖を促進する。特許’081の図1では、外傷を覆う連続気泡ポリエステルフォームセクション(open cell polyester foam section)と、一端がフォームセクションに挿入されて他端が真空ポンプに取り付けられた可塑性の中空管と、フォームセクションの上に重なる粘着シートと、外傷を囲む皮膚に付着して吸引ポンプが作動すると真空を作ることができるシールを作るチューブ類とを開示している。特許‘081は、負圧を0.1から0.99気圧(atmospheres)で使用することが更に教示され、その空気圧は概して連続的であり、空気圧は外傷の包帯を代えるときだけ軽減するようにできる。また、特許‘081では、空気圧を、適用および非適用の交互する周期で、周期的に適用することを教示している。好ましい実施例では、空気圧を5分周期で加えたり加えなかったりする。
【0006】
本出願の出願人と同じ出願人の下記仮出願も、特に本明細書に援用される。それらは、1999年8月5日に出願した外傷治療装置という名称の米国出願09/369,113号、2000年11月29日に出願した外傷の真空療法および洗浄包帯という名称の米国出願09/725,352号(2002年5月30日公開の公開番号US−2002−0065494−A1)、および2000年11月29日に出願した外傷治療装置という名称の米国出願09/725,666号である。
【0007】
様々な従来技術文献は、真空包帯、または慢性傷の表面へ真空を加えることの意義を教示している。真空療法の効果を立証しているいくつかのロシア語文献も存在する。そのような従来技術文献の例では、それぞれ治癒を促進するために外傷に真空を加えて用いることを論じている。それらは、「軟組織の化膿症および化膿外傷の治療における真空療法(Vacuum therapy in the treatment of acute suppurative diseases of soft tissues and suppurative wound)」、Davydovら、Vestn. Khir.、1988年9月(「1988年9月論文」)、「外傷の進行における真空治療の効果の病原性の機構(Pathenogenic mechanism of the effect of vacuum therapy on the course of the wound process)」、Davydovら、Khirurigiia、1990年6月(「1990年6月論文」)、および「化膿性授乳乳腺炎の治療における真空療法(Vacuum therapy in the treatment of suppurative lactation mastitis)」、Davydovら、Vestn. Khir.、1986年11月(「1986年11月論文」)である。
【0008】
ロシア語の論文では、外傷のドレナージと治癒のための真空治療の使用とを区別しており、真空療法のほうが従来の切開ドレナージ法より外傷をより早く洗浄できより早く解毒できると報告している。1986年11月の論文では真空療法プロトコルを、手術中に0.8〜1.0気圧で20分間、その後真空で0.1〜0.15気圧の1.5から3時間の治療を一日二回としている。これらのロシア語論文は負圧の使用が治癒を促進することを教示している。ロシア語の論文は、この真空方法を用いて外傷の微生物の数を減らすことをさらに教示している。1990年6月の論文は、真空療法が著しい抗菌作用を提供することを教示している。1990年6月の論文は、外傷の周りの領域へ血液の流入が増大して、それにより炎症の局所に達する白血球の数が増大することを記載している。更には、ロシア語の論文は真空療法を用いた局所的血液循環の向上を教示している。1988年9月の論文は、外傷領域への血流の流入の向上により、修復過程が強化されることを教示している。1990年6月の論文は、真空治療が、血漿、組織間液、およびリンパ液の外傷への可動化を促進することを教示している。1990年6月の論文は、真空療法で治療した外傷では、結合組織の細胞および非細胞要素(cellular and non-cellular elements)が二倍速く現れることを報告している。その後の論文や特許では真空療法で得られる利益をさらに発展させている。従って、従来技術は真空包帯の利益および価値を教示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本明細書に開示される装置は外傷に加えられる負圧の変化率を制限する。介護者は負圧値を変化させることができて、装置は負圧の変化率を制御して患者の不快感を軽減させる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、例示する実施例は、負圧源、可変流オリフィス、圧力変換器、真空包帯、コントローラ、および介護者インターフェースを設ける。介護者インターフェースは、介護者が負圧設定値を選択できるように構成される。介護者は、介護者インターフェースを通して、外傷に加えられる負圧の所望の値或いは設定値を入力する。コントローラは圧力変換器を監視して、その値を設定値と比較する。この比較に基づいて、コントローラは可変流オリフィスを調整する。介護者が新しい設定値を入力すると、コントローラは、圧力変換器が監視する負圧の許容変化率を生成するために、可変流オリフィスへの入力を制限する。
【0011】
更に、例示する実施例は負圧源に作動可能に結合している廃棄物キャニスターを備える。キャニスターは包帯に結合され、キャニスターに真空が加えられると、包帯にも真空が印加される。いくつかの実施例では、廃棄物キャニスターは使い捨ての廃棄物キャニスターである。
【0012】
例示する実施例は、複数の弁、キャニスター、および真空ポンプを更に設ける。各弁は、真空ポンプの一つを関連する廃棄物キャニスターに接続する。コントローラは各弁を調整して、関連する各キャニスターの真空レベルを規定する。複数の真空調整器も設けられて、それぞれ、各弁に結合される。各調整器は最高真空レベルを規定するように構成される。各調整器は、関連するポンプの一つにさらに空気を供給する空気取り入れ口を備える。複数の変換器が設けられる。各変換器は、真空を測定すべく各弁と関連する廃棄物キャニスターとの間に結合される。
【0013】
本発明の更なる特徴や利益は、現在理解されている本発明の最良の実施形態を例示する下記の詳細な説明を考慮することで当業者には明らかになるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
===図面の詳細な説明===
図1および図2には真空変化率コントローラ20を使用する外傷治療装置10の実施例が示されている。この実施例では、真空変化率コントローラ20を、外傷洗浄サブシステムおよび外傷排気サブシステム(wound evacuation subsystems)を有する外傷治療装置10と共に使用する。コントローラ20を使用するように改良される適当な外傷治療装置は、特に2000年11月29日に出願された米国特許出願09/725,666号、2000年11月29日に出願された米国特許出願09/725,352号(2002年5月30日に公開されている米国公開番号US−2002−0065494−A1)に開示され、これらの開示はすでに本開示に援用されている。
【0015】
外傷治療装置10は中央ユニットハウジング12を備え、ハウジング12の両側には外傷治療システム14、16が取り付けられる。ユーザーインターフェース18が各治療システム14、16の間に配置して示されている。中央ユニットハウジング12は携帯ユニットとして構成されており、介護者は装置10を患者26がいるどの位置へでも移動でき外傷および複数の外傷22の付近へ移動できる。ハウジング12は、介護者がハウジングを移動するのを補助するようにハンドル部分24を有して示されている。図1は、患者26の脚に取り付けられた包帯28に結合している外傷治療システム14をも示す。排気管32(evacuation tube)は、包帯28およびシステム14の両方に結合されている。更に、シリンジ36から延在するルーアロックポート(Luer-Lok port)34に結合している供給管30(dispensing tube)が示されており、それは外傷22の洗浄または投薬、あるいはその両方を可能にする。シリンジ36は液体、典型的には食塩水で満たされて、その液体は管30を介して包帯28の中へ出されて、最終的には包帯28の下にある外傷22に注がれる。外傷22の滲出物は、包帯28から排気管32を介して吸い上げられて廃棄物キャニスター38内に収集される。キャニスター38は満杯になり次第廃棄されて、新しいキャニスターで替えることができると考えられる。
【0016】
装置10はハウジング12のシステム14の反対側にある第二システム16を備える。この構成により、二つの外傷が個別の包帯28、29で同時に治療されることができるにもかかわらず、一つのハウジング12に配置された一つのコントローラ20に制御される。システム16の一部としての第二包帯29は、供給管40および排気管42に結合されて、システム14について記載されたように同じ機能を実施する(図2を参照)。ユーザーインターフェース18が設けられ、介護者は、コントローラ20が用いる設定値およびモード情報を提供することができ、システム14、16の一つおよび両方を制御して、シリンジ36、236の一つおよび両方から液体を供給して、包帯28、29の一つあるいは両方を排気することができる。各外傷治療システム14、16は互いに独立して作動するため、介護者が適当な、異なる治療レベルを各々の外傷22に提供できる柔軟性をもつことを可能にすると考えられる。ハウジング12にあるユーザーインターフェース18に対してシステムを配置することにより、介護者はシステム14、16と容易にやり取りすることができる。二つのシステム14、16が図示されているが、本開示の教示は単一のシステム或いは複数のシステムに適用できることを当業者は理解するだろう。
【0017】
装置10の可搬性により、患者26がどの位置にいても、介護者は装置を治療の用意のために患者26付近に配置することができる。装置10を治療に用意するには、介護者は管30を包帯28および廃棄物キャニスター38に結合して、一つの外傷を治療する。そして介護者は管42を包帯29および廃棄物キャニスター39に結合して、二つ目の外傷を治療する(図2を参照)。介護者は、ユーザーインターフェース18を用いて、外傷から滲出物を吸引して患者26を治療できる。
【0018】
図2は、外傷装置10が作動する方法を示す。コントローラ20がハウジング12に設けられる。図示するように、コントローラ20は装置10を制御する電子制御ユニットである。コントローラ20は、ライン44、46をそれぞれ介して、ユーザーインターフェース18からユーザー入力を受信してフィードバックをユーザーインターフェース18に提供する。コントローラ20はシステム14、16の両方からの情報を処理して、各システム14、16に適切で独立した入力を提供すると考えられる。コントローラ20は全ての種々のセンサーの状態も監視して、弁およびモータ用の入力を提供して、詳細に後述するように、負圧の値および負圧の変化率を制御する。図示するように、ユーザーインターフェース18は、従来のグラフィック液晶ディスプレイ(LCD)およびメンブレンスイッチパネルで構成される。
【0019】
電源48は、電力をコントローラ20およびハウジング12内の全ての付随システム(attendant systems)に提供する。電源48は、従来の外部壁コンセント電源(図示しない)、あるいは電池パック電源(図示しない)、あるいはその両方の変形であり得る(例えば、電池パック電源を有する壁コンセント電源)。図示するように、電源48は医療級電源(medical grade power supply)であり、約65ワットの出力および約12VDCの電圧を提供する。電源48は、米国あるいはヨーロッパで装置10を使用する場合、120V/60Hzあるいは220〜240V/50Hz用に構成され得ると考えられる。図示するように、電池電源は外部電源には接続しないで、装置に電力を約60分作動する電力を提供する。また電池は、充電可能で、装置が外部壁コンセントに結合されているときにはエネルギーを蓄えられると考えられる。
【0020】
体位センサー50(attitude sensor)は、ライン52を介してコントローラ20と連結して設けられている。図示するように、体位センサー50はコントローラ20にフィードバックを提供する傾斜スイッチ(tilt switch)である。図示するようにスイッチが閉位置にあるときにはコントローラ20は作動し続けるが、スイッチが開くと、コントローラ20はシステム14、16を停止してしまう。例えば、センサー50は、ハウジング12が所定の量あるいはそれ以上、例えばどの方向でも垂直から45°傾斜すると、システム14、16を使用できないようにする。
【0021】
コントローラ20、ユーザーインターフェース18、電源486、および体位センサー50は、システム14、16の両方に全て共通していて、全て一緒に作動すると考えられる。各システム14、16は液体供給サブシステム62、64および真空排気サブシステム66、68を更に備える。液体供給サブシステム62はプランジャーを有するシリンジ36を備える。図示するように、シリンジ36はルーアロックポート34を用いる標準の60ml医療シリンジである。プランジャーは従来のプランジャーであり、シリンジ36に延在してルーアロックポート34を通して液体を供給する。図示するように、シリンジ駆動モータ72は、シリンジ駆動装置74(syringe drive)に回転エネルギーを提供するように構成された12VDCブラシレス電気モータあるいはステッパーモータである。信号がコントローラ20からライン76を介してシリンジ駆動モータ72に送信されると、モータ72はトルクおよび角速度を、図示するようにパワースクリューである、シリンジ駆動装置74に加える。パワースクリューはシリンジ駆動モータ72の回転動作を並進運動に変換する。駆動装置は、プランジャーインターフェース78を一軸心に沿った動作に限定するガイドを有する。図示する実施例では、シリンジ駆動装置72はプランジャーインターフェース78を約5.25インチ(13.3cm)移動させて、シリンジ24内に収容された液体を排除する。更には、システムとして、シリンジ駆動モータ72およびシリンジ駆動装置74は、プランジャーインターフェース78に毎秒1.45インチ(3.7センチ)の速度で27ポンドの直線の力を加える。シリンジ36から流出する液体により生じる最終的な力は、図示するように外傷22に4−PSIGから6−PSIGの正圧を生じる。
【0022】
シリンジホームセンサー84はプランジャーインターフェース78から情報を受信して、シリンジ捕捉機構88(syringe capture mechanism)がホーム位置に到着するとコントローラ20にフィードバックを提供する。シリンジフル移動範囲センサー86(syringe full travel sensor)は、プランジャーインターフェース78がフル移動に達したことを感知するとシリンジ36内が完全に排除されたと確定する。センサー86が作動した後、シリンジ36が取り外されると、コントローラ20はプランジャーインターフェース78をホーム位置にリセットする。
【0023】
介護者がシリンジ36を装置10に設置すると、シリンジ捕捉機構88はシリンジ36を所定の位置に保持する。捕捉機構88は、シリンジ36が空のときに装置10から介護者が取り外しできるようにも構成されている。捕捉機構88はシリンジセンサー90を更に備えて、シリンジ36が適当に捕捉機構88に保持されているときライン92を介してコントローラ20にフィードバックを提供する。コントローラ20は、シリンジ36が適当に捕捉機構88に保持されているとセンサー90が検知しない場合、システム14が作動しないようにする。
【0024】
コネクター94、96は供給管30の両端に設けられる。コネクター94、96の一つあるいは両方は閉じているときにはシリンジ36から包帯28への流れを妨げる。そのようなコネクター94、96は、包帯28を取り外したりあるいは装置10を停止したりしないでも、患者26を装置10から離すことができる。
【0025】
手動式ポート98も付属管100(auxiliary tube)により供給管30に取り付けられる。ポート98は介護者がシステムに供給容器を装着して液体を包帯28内へ手動で供給することを可能にする。しかしながら、ポート98はシリンジが取り付けられていないときは締めるように構成され、密閉システムを維持する。
【0026】
シリンジおよび駆動装置は、外傷を洗浄するための液体供給源および駆動装置を提供する一方法として図示される。シリンジ以外の容器も、外傷の表面に向かって洗浄液を放出するように駆動装置に作動されてもよい。例えば、任意の種類の液体容器が駆動装置機構に絞られるか体積が減らされて液体が放出される。また容器が上昇位置に保持されてもよく洗浄用液体に圧力水頭を提供する。
【0027】
コネクター94、96と類似しているコネクター104、106は排気管32の両端に設けられる。一つ或いは両方のコネクター104、106は閉じていると、包帯28から廃棄物キャニスター38までの流れを妨げる。そのようなコネクター104、106は、包帯28を取り外さなくてもあるいは装置10を停止しなくても、患者26を装置10から離すことができる。
【0028】
廃棄物キャニスター38が装置10に適当に設置されると、廃棄物キャニスターセンサー116、118が連動する。このため、キャニスター38が装置10に適当に設置されていない場合、装置10が作動することを阻止する。図2に示すように、センサー116、118の両方はライン120、122を介してコントローラ20にフィードバックを提供して、キャニスター38が装置10に適当に設置されていることを介護者が確認できる。
【0029】
図示する実施例では、廃棄物キャニスター38はハウジング12の側部分58に「カチッとはまる」ような使い捨てユニットである(図1を参照)。図示するように、キャニスター38は液体の監視ができる窓(図示しない)を含む。図示するように、キャニスター38の液体容量は約500mlである。
【0030】
廃棄物キャニスター38が例示される実施例では、排気管32および真空ポンプ110の両方と連結している疎水性フィルター108を更に含む。そのようなフィルター108は、空気は通るが、液体は通らないように構成されている。従って、液体がキャニスター38に吸い込まれるにつれて、液体は廃棄物キャニスター38に入れられて、真空はフィルター108およびポンプ110を介して持続する。図示するように、フィルター108は、キャニスター38の後方壁407に固定されている0.2ミクロン疎水性細菌フィルター(hydrophobic bacteria filter)である。疎水性フィルター108は、液体レベルが「満杯」レベルを超えるとキャニスター38への真空供給を遮断するキャニスター満杯機構114あるいは弁としても作用する。疎水性フィルター108は液体を通すのを阻止するため、液体がフィルター108を覆うと、真空も通らないように阻止される。図示するように、システム内に少しも真空がないときはシステムが停止することになる。
【0031】
真空ポンプ110はキャニスター38を通じて存在する負圧を作る。負圧を監視して制御するため、真空圧力変換器124を含むいくつかの装置内に真空が存在している。変換器124はキャニスター38から延在しているライン128に結合されている。変換器124はキャニスター38にある負圧を測定する。変換器124はライン128を介してコントローラ20にフィードバックを提供する。コントローラ20は、変換器124からの測定値と、コントローラ20にユーザーインターフェース18を介して入力した介護者規定あるいは設定値の値とを比較して負圧を監視する。
【0032】
比例弁130は、ライン126に接続されて、それを介して負圧があり、フローオリフィス132を構成する(図5を参照)。図示するように、比例弁130はソレノイド制御されている。フローオリフィス132は選択的に拡張あるいは収縮して、その結果サブシステム66を介して負圧レベルを制御する。特に、コントローラ20は、変換器124のフィードバックから測定される真空圧レベルに基づき、そのレベルを介護者規定のレベルと比較して、比例弁130に信号を入力する。オリフィス132は必要に応じて拡張あるいは収縮して、適当なレベルの負圧を生成する。図示するように、比例弁130はコントローラ20から信号を受信しないときは完全に収縮または閉じて、コントローラ20からの適当な信号が加えられると例示の最高毎分2リットルの250mmHg(4.83−PSIG)の真空を可能にするように拡張または開く。ソレノイド制御弁130の図示する例は、Parker Hannifin CorporationのPneutronics部門(ニューハンプシャー州ホリス(Hollis, New Hampshire))から入手可能な一連の標準的な通常閉鎖している比例ソレノイド弁であり、部品番号はVSONC−_−_−__−__であり、それぞれモデル番号、本体シリーズ、エラストマー材、コイル抵抗、電気的インターフェース(electrical interference)、および空気式インターフェースなどの英数字記号で空欄を埋める。当業者は、本開示の範囲内では他の制御可能な弁を使用できると理解するだろう。また本開示の範囲内でシステムの他の部品も制御して、真空包帯28および真空包帯28内の圧力変化率を調節してもよい。
【0033】
真空調節器134が、ポンプ110の機械リミット制御として、比例弁130およびポンプ110の間でライン126に設けられる。調節器134はシステムにある負圧の最高レベルを機械的に確立する。従って、真空ポンプ110は物理的に包帯28から最高圧力以上の真空を吸引できない。図示するように、最高の負圧あるいは真空は250mmHg(4.83−PSIG)である。更には、比例弁130が、コントローラ20からの信号に従い、最高負圧レベルより低い負圧を生じさせると、調節器134に結合しているポート136は開き、ポンプ110がより多く空気を吸引できポンプ110を介して十分な流量を維持して損傷を来さないようにする。第一空気濾過器137は、ポート136およびポンプ110の間で、ポート136と例示のように関連され、空気がポンプ110に到達する前に空気から微粒子を濾過する。図示するように、フィルター137は、25ミクロンの濾過率を有するグラスマイクロファイバーで作られる。第二フィルター139はポンプ110およびアウトレット141と関連している。フィルター139はポンプ110から排気される空気の排気マフラーとして作用する。
【0034】
真空ポンプ110は、例示するように、毎分2リットルの250mmHg(4.83−PSIG)の真空を流すダイヤフラム圧縮機である。図示するように、真空ポンプ110は単一の12VDCブラシレスモータ138の端部に取り付けられてポンプを駆動する。しかしながら、ポンプ110は、所望の負圧をシステム14中に通すことができれば、他の任意の構成で、任意の方法で取り付けることができる。またハウジング12の外部の真空ポンプも制御システムの一部を成してもよいと考えられる。例えば、多くの医療施設は患者を治療する付近に真空ポートを有し、それらはシステム真空(吸引)ポンプとしてそれぞれ作用する。従って、ハウジング12内のポンプ110は適当な大きさであり、そしてそれは制御システムに真空源を提供する施設の真空ポンプに接続される。
【0035】
ポート136、フィルター137、139、電気モータ138、真空ポンプ110、および真空調節器134は全てサウンドチェンバー140に収容されると考えられる。図示するように、サウンドチェンバー140の内部は、例えば、3M社の減衰フォイル番号2525のような減衰フォイルで裏張りされる。サウンドチェンバー140はこれらの部品が生成する振動エネルギーを減衰して、また発生する熱の放散を補助する。
【0036】
前述の通り、コントローラ20、ユーザーインターフェース18、および電源48は、液体供給および真空排気サブシステム62、64、および66、68の両方と共通して、作動する。第二の独立作動可能なサブシステム64、68の組を提供することで、介護者が単一の装置10を使用して二つの外傷を治療することを可能にする。従って、図2に示す第二液体供給および排気サブシステム64、68は、サブシステム62、66に関して記載しているのと同一部品を構成しており、対応する数字が付される。例えば、サブシステム142のシリンジモータ駆動装置72はサブシステム64ではシリンジモータ駆動装置172と認識され、サブシステム66の真空ポンプ110はサブシステム68の真空ポンプ210と認識される。
【0037】
真空110は廃棄物キャニスター38および包帯14を介して負圧を加える。そして外傷22から管32を介してキャニスター38へ液体および滲出物を吸引する。図2に関連して説明される疎水性フィルター108は、廃棄物キャニスター38を介して真空を通すことができるにもかかわらず、液体が漏れて液体がポンプ110に付着することを防ぐ。
【0038】
図4には、ハウジング12の側面58の開口に配置される廃棄物キャニスター38の断面図が示される。管32は、キャニスター38の前壁405にある凹部402に結合されている逆止め弁アッセンブリ400に接続される。逆止め弁アッセンブリ400は、包帯28からの液体および滲出物がキャニスター38に入りキャニスター38内の保持空間404に付着することを可能にするにも関わらず、空間404にすでにある液体が弁400から排出することを防ぐ。従って、管32が弁400から外れているとき、逆止め弁400は液体が漏れることを防ぐ。更に、液体が少しも漏れずにキャニスター38を廃棄することができる。疎水性フィルター108はキャニスター38の後方壁407に配置される。液体凝固剤が空間404に設けられて滲出物の流動性を低下させる。これは安全対策であり、キャニスター38(あるいは39)が開けられたり壊れたりしたときに液体がはねたり流れ出したりする可能性を減らす。
【0039】
キャニスター38内のフィルター108は、空間404に設けられた入口41と、コネクター416に結合される出口412とを有して示され、出口とコネクターの間に疎水性材料414の仕切り(barrier)が設けられている。前述の通り、疎水性材料は真空が入口410および出口412を介して通すことができるにもかかわらず、液体を通すことを防ぐ。疎水性フィルター108は逆止め弁400と同様に、キャニスター38がハウジング12から取り外されたとき、液体が通ることを防ぐ。フィルター108の出口412はコネクター416と連絡している。コネクター416は、キャニスターが開口に配置されると出口412を収容して密閉するような構成である。コネクター416はライン126と連絡して、最終的にポンプ110と連絡している。
【0040】
図示する実施例では、疎水性フィルター108は、液体レベルが参照符号420で示す「満杯(full)」レベルを越えると、キャニスター38への真空源を遮断するキャニスター満杯機構114としても作用する。参照番号422で示すように、液体レベルが入口410の下である場合、液体は弁400を介して空間404へと入り続ける。液体レベル420が入口410の上である場合、液体は空気ブロックとして作用する。液体はフィルター108を通ることができず、液体レベルが入口410の上であるため、空気も通ることができない。この結果ライン126を介して劇的な圧力低下(真空度の増加)が起こる。前述の通り、真空圧力変換器124はライン126に結合されてキャニスター38を通る負圧を測定する。そのような劇的な圧力低下が起こると、変換器124はそのようなデータをコントローラ20へライン128を介して提供する。するとコントローラ20は、満杯のキャニスターが空或いはある程度液体が入っているキャニスターに置き換えられるまでシステムを停止すると理解する。
【0041】
図示する真空包帯28は外傷22の周りに保護環境を設けるように設計されている。図示するように、そのような包帯は取り換えることもなく7日間まで持つ。包帯28は、管30、32のそれぞれと連絡する包帯28の主要部にあるリンスおよびドレーンオリフィス(図示しない)を含む。そのようなオリフィスは図示するように直径0.070インチ(0.18cm)である。真空排気サブシステム66は包帯と協力して外傷22の表面から液体および滲出物を吸引して、それらを廃棄物キャニスター38内に収集する。
【0042】
包帯14の例は、2000年11月29日に出願した「外傷の真空治療および洗浄包帯」という名称の米国特許出願09/725352号;2002年5月13日に出願した「外傷の真空治療および洗浄包帯」という名称の米国特許出願10/144,504号に示し記載され、その開示は全て本明細書に援用されている。この制御システムは、他の包帯とも使用できると更に考えられており、別個の洗浄および真空ポートを有する包帯も含まれる。そのような包帯は、1999年8月5日に出願した「外傷治療装置」という名称の米国特許出願09/369,113号(本開示と同譲渡人および関連譲渡人に譲渡されている)に記載され、その全ての開示は本明細書に援用されている。外傷治療装置10および他の実施例の詳細は、2002年5月31日に出願した「外傷治療装置」という名称の米国特許出願10/159,583号に記載され、その全ての開示は本明細書に援用されている。
【0043】
図示するように、介護者は前述の手段によりシステム14を駆動して、外傷22から包帯部材28のチャネルおよび開口、パッキンおよびフィルム、スプリッター管および排気管32を介して滲出物を吸引して、キャニスター38に入れる。ポンプ110で作る外傷22に加える負圧は、介護者が決定したある期間加えることができる。吸引期間のあと、介護者は負圧を停めてもよい。
【0044】
装置10は可搬性のある、簡単に使用できる局所的システムで、保護/閉鎖環境を提供することを意図して、標準的な外傷治療を施すことを促進する特徴を有する。装置10は、独立して制御される二つの外傷の治療をする。装置10が外傷22に負圧を加えて、介護者は負圧レベルを設定することができる。図示するように、負圧は25mmHgから225mmHgの間で、10mmHg刻みで変わる。介護者は、連続的、間欠的(プロフィル)、および負圧なしの負圧モードから選択できる。装置10は様々なときに種々な真空レベルを提供するように設定されてもよいと理解される。装置10は負圧変化率を制御して、患者の不快感を軽減する。装置10は、設定された期間は負圧治療を休止する能力を備えてもよい。システムは、可聴式アラームを設けてもよく、介護者に真空治療の周期のリセットおよび開始を通知する。
【0045】
装置10は閉鎖外傷治癒環境を提供することを意図する。装置10は、積極的な外傷治癒のドレナージおよび洗浄を提供する積極的治療ユニットを提供する。例えば、装置は褥瘡性潰瘍(ステージIIからステージIV)、外科的排出外傷(surgical draining wounds)、および脚の潰瘍に使用されることを意図する。
【0046】
本明細書に開示するコントローラ20は、患者26の外傷22に負圧を提供する真空治療装置の機能を調整する。負圧レベルは、介護者が介護者インターフェース18を用いて25mmHgから225mmHgの範囲で10mmHg刻みで設定できる。コントローラ20は、比例積分微分(proportional integral derivative)(「PID」)302制御アルゴリズム、およびパルス幅変調(pulse width modulation)(「PWM」)304を実施して、包帯28に加えられる負圧を設定値レベルに調節する。
【0047】
介護者は、介護者インターフェース18を用いて連続的、負圧なし、および間欠的(プロフィル)モードを選択できる。連続的モードでは、介護者はシステムが提供する範囲から所望の負圧値を選択する。負圧変化率を制御することで所望の負圧値や設定値に達する。設定値に達すると、設定値とほぼ同等の負圧が中断されるまで外傷22に加えられる。名称の通り、負圧無しモードでは、外傷22に負圧は全く加えられない。プロフィルモードでは、コントローラ20は外傷箇所22に加えられる負圧を介護者が選択した二つの負圧値で周期的に調整する。
【0048】
図示するように、第二負圧値はプロフィルモードでは第一負圧値より小さく、25mmHgと第一介護者負圧値より10mmHg少ない値との間である。第一介護者規定負圧値が35mmHgと225mmHgとの間において10mmHg刻みで変わるとき、第一および第二介護者規定負圧値の差は10mmHg刻みで設定される。図示するように、プロフィルモードでは、第一介護者規定負圧値で10分間作動して、第二介護者規定負圧値で3分間作動する。
【0049】
任意のモードの開始あるいは中止の間、およびプロフィルモードの周期の間の移行の間、コントローラ20は外傷22に加えられる負圧変化率を調整して負圧を徐々に増加および低下させる。従って、このように外傷22に加えられる負圧変化率は制御される。
【0050】
真空サブシステム66は外傷包帯28に加えられる負圧を調整する。圧力は、マイクロプロセッサー320の制御の下にある比例弁130で調整される。比例弁130は、流量を制限することで圧力を制御する。マイクロプロセッサー320は、PWM信号306を比例弁130のソレノイドに加えて弁の位置を制御する。PWM信号306は、弁を速く開閉するようにソレノイドを誘導して、ヒステリシスおよび開期間の時間の平均化により、平均的な位置または収縮に近づける。
【0051】
真空圧力変換器124はマイクロプロセッサー320にフィードバックを提供する。変換器124の出力は増幅されて濾過されてポンプ振動などの高周波音が除去される。その結果の電圧は外傷真空圧に比例する。電圧は12ビットアナログディジタル変換器(「ADC」)310に変換されて、100Hzで抽出される。
【0052】
マイクロプロセッサー320はPID制御アルゴリズム302を実施して、設定値圧力に達するまで、PWM信号306のデューティサイクルを比例弁130のソレノイドに適合させる。PWM駆動信号のPID制御を用いて制御されるシステムの立ち上がり(または立ち下がり)時間は、制御されているパラメータの変化率をいくらか制御する側面を本質的に含む。この本質的な制御はPIDコントローラ302が実施する比例積分微分ゲインに依存する。しかしながら、開示するコントローラは、制御信号をマイクロコントローラー320に実装されるフィルター308で濾過して、負圧変化率を更に制限および制御して負圧変化率が所望値を越えないのを保証する。従って、外傷22に加わる実際の負圧は、変換器信号に指示されるように、設定値にゆっくりと上げられるか下げられる。
【0053】
図示する実施例では、真空治療装置10は、真空源110、真空包帯28、調整器、圧力変換器124、設定値回路312、およびコントローラ20を含む。真空源110は真空包帯28にラインを介して連結している。図示するように圧力変換器124は、真空包帯28が取り付けられている外傷22の上の空気圧を感知するように配置されている。圧力変換器124は、外傷22付近の空気圧を表示する圧力信号を提供する。設定値回路312は、外傷22の上の所望の空気圧を表示する設定値信号を提供する。設定値回路312はグラフィカルユーザーインターフェース18に組み込まれる。コントローラ20は、設定値回路312、圧力変換器124、および調整器130に結合している。コントローラ20は、設定値信号および圧力信号に応じて、調整器130を制御して外傷22付近の空気圧を調整する。
【0054】
前述の通り、図示するように、コントローラ22は調整器130を制御して、外傷22付近の空気圧を所望の圧力と同等、またはほぼ同等とする。調整器130はコントローラ20に制御され、外傷22付近の空気圧変化率を所望の範囲内とする。このように、外傷22付近の空気圧は、所望の空気圧に達するまで、制御されて調整される。外傷22付近の空気圧変化率を制限することで、真空外傷治療を受けている患者26の不快感を軽減できる。
【0055】
コントローラ20は、制御アルゴリズムを実施するようにプログラムされているマイクロプロセッサー320に実装され、PIDコントローラ302、フィルター308、およびPWM信号発生器304を実装する。マイクロプロセッサー320に常駐するプログラムは別のアルゴリズムも実行する。ソフトウェアはフォアグラウンドタスクとバックグラウンドタスクで構成される。フォアグラウンドタスクは、割込みハンドラーで10msec毎行われる。真空の制御は完全にフォアグラウンドで実行され、画面表示およびBITなどの他の事項はバックグラウンドで実行される。
【0056】
図示するように、マイクロプロセッサー320は内部タイマーを有する68332マイクロコントローラーである。10msec毎に68332内部タイマーが終わると、ADC310がセットアップされアナログ入力値を読み出す。全て読み出した後、別の割り込みが生じてソフトウェアに知らせる。この割り込みハンドラーはADC310の値を受け取り、それをメモリー計数およびオフセットを用いて圧力に変換する。メモリー計数およびオフセットはゼロ圧力の検量値(開始時に読み出す)および225mmHgの工場記録検量値を用いて計算される。
【0057】
ユーザーが設定する所望の圧力およびADC310から読み取る圧力が、制御ループへの入力を提供する。しかしながら、所望の圧力はユーザー規定値に直ちには対応しない。その代わり、圧力はゆっくりと傾斜して、患者に不快感を起こすかもしれない突然の変化を回避する。所望の圧力は、圧力を設定してから経過した時間を測定して計算され、圧力変化が毎秒7.5mmHg以上ではないようなデルタ値を計算する。例えば、もしゼロ秒での圧力がゼロmmHgであり設定値圧力が125mmHgである場合、所望の圧力は1秒後に7.5mmHg、2秒後に15mmHgなどとなる。所望の圧力は制御ループの繰り返し毎、すなわち10msec毎に再度計算され、繰り返し毎に所望の圧力が0.075mmHgずつ増加する。
【0058】
比例弁130の設定は、マイクロコントローラー320からTPUピン出力の5kHzの方形波のデューティサイクルを調整することで制御される。10msec毎調整される設定は、比例弁130のために実験的に導出されたオフセット(真空が作動を始める箇所)と、比例項および積分項との結果である。
【0059】
比例項は、比例ゲイン(実験的に導出、現在2に設定)を誤差信号に乗じた結果であり、誤差信号とは所望圧力から圧力測定(pressure read)を減算したものである。
【0060】
積分項は、積分ゲイン(実験的に導出、現在0.5に設定)と、制御ループの全繰り返しにわたり維持される誤差信号の和(running sum)とを乗じた結果である。積分項は、比例弁130が最高設定で圧力がまだ低い場合、または最低比例弁設定であり圧力がまだ高い場合は、アップデートされない。この結果、積分項が、圧力を目標値より極端に超えさせることを防ぐことができる。圧力がゼロになると、積分項はリセットされる。
【0061】
ソフトウェアは微分項も含めてセットアップされているが、ゲインは実験的に0と選択されて、制御ループには影響はない。本開示の教示では、PID制御アルゴリズムの実施のために適当なゲイン定数の測定に使用可能な任意の種々の方法を実施して、その方法は恐らく微分ゲインの値を提供する。
【0062】
数学的には、説明した制御アルゴリズムは下記のように表わされる。
圧力が0mmHgのとき、スタートアップでcal loをadc310値と読み取る
圧力が225mmHgのとき、cal hiが工場でadc310値に設定
cal レンジ=cal hi-cal lo
圧力測定=((adc-cal loの生入力)*225)/cal レンジ
デルタt=(ユーザー、プロフィルモード、アラームなどに起因する)圧力変化後の経過タイマーティック
デルタp=(7.5mmHg*デルタt)/秒毎100ティック
所望の圧力=圧力設定+/−デルタp(+/−は圧力が増加されているか低下されているかによる)
所望圧力は圧力設定を越えないように抑制される
誤差信号=所望圧力−測定圧力
比例項=比例ゲイン*誤差信号
比例弁130が最高設定であり圧力がまだ低すぎる場合、あるいは比例弁130がその最低設定であり圧力がまだ高い場合、積分和をスキップする、さもなければ、
積分和=積分和+誤差信号
積分項=積分ゲイン*積分和
比例弁出力値=スタートアップオフセット+比例項+積分項
下記には、PID制御アルゴリズム302およびフィルター308を実装して圧力調整を制御するCプログラム言語の例示的なコンピュータープログラムを示す。
【0063】
【0064】
図示する外傷治療装置10が上記プログラムを実行すると、患者の外傷に加えられる負圧変化率が制御される。コンピュータープログラムの入力パラメータには、圧力が加えられる外傷の所望圧力および認識コードを含む。当業者はコンピュータープログラムの適当な作動には、圧力変換器124が測定した最新のデジタル変換した圧力の測定値が記憶されてある記録箇所へのアクセスが必要であることを理解するだろう。
【0065】
まず、コンピュータープログラムは、正当な外傷が圧力を加える外傷として特定されているかを確認する。もし適当な外傷が特定されていない場合、その機能は妥当でない外傷が特定されたと述べた誤差メッセージをユーザーインターフェースに送る。もし適当な外傷が特定されると、所望圧力から最新の圧力測定値を用いて圧力誤差信号を計算する。次にその機能は所望の圧力が到達可能であるかを決定する、すなわち、最高可能圧力にすでに達していて所望圧力よりまだ低い場合、或いは最低可能圧力に達していて現在の圧力が所望圧力よりまだ高い場合である。もしこのどちらかの状態が存在する場合、PIDコントローラ302の積分項はアップデートされない。もしこのどちらの状態も存在しない場合、現在の誤差項を、積分項が最後にリセットされてからの誤差項の累積和に加算して、積分項をアップデートする。PIDコントローラ302の微分項は、圧力誤差の最後の値を、圧力誤差の現在の値から減算して、計算する。圧力誤差の現在の値は圧力誤差の最後の値として記憶されて次のループで使用される。
【0066】
最後に、PID制御302は、パルス幅変調器のデューティサイクルのフィルターされていない出力値を提供するように実行される。所望圧力がゼロである場合、パルス幅変調器304のデューティサイクルの濾過されてない出力値はゼロに設定される。さもなければ、パルス幅変調器304のデューティサイクルのフィルターされていない出力値は、最後の出力値と、誤差信号と比例ゲインの積、積分値と積分ゲインの積、および微分値と微分ゲインの積、の和に設定される。フィルターされていない出力値はフィルターされて、PWMの出力が最高可能圧力変化より大きい圧力変化をどの方向にも誘導しないことを確実にする。
【0067】
下記の詳細の記述では、特定の回路タイプおよび供給元を有しているいくつかの集積回路および他の部品が特定される。多くの場合、これらの特に特定された回路型および供給元の端子名およびピン番号が言及される。しかしこれは特定された回路のみが、記載された機能を実施する同じ或いは他の任意の源から使用可能な回路であると意味するわけではない。他の回路も、記載の機能を実施する同じ或いは他の供給元から典型的に使用可能である。そのような他の回路の端子名およびピン番号は、本明細書に特定される特定の回路に表示されるものと同じであっても同じでなくてもよい。
【0068】
図6を参照すると、圧力変換器124の圧力センサー回路が示されている。前述のとおり、装置10は二つの異なる廃棄物収集キャニスター38、39の圧力を感知する二つの平行するシステム回路を有する。従って、キャニスター38、39の一つの圧力を感知することに関連している、下記の回路の記載は特に言及がなければ両方のキャニスターに適用可能である。圧力変換器124は例示のようにSensynのSDX05G2-A圧力変換器であるが、MotorolaのMPX5050GVP集積タイプ圧力センサーなどの他の圧力変換器も使用できる。
【0069】
圧力変換器124の供給電圧端子、ピン5、は、例示するMIC5200低ドロップアウト調整器、の電圧調整器700の出力端子の対に結合されている。電圧調整器700の出力端子は差動増幅器702、例えばBurr-BrownのINA122U低電力計測増幅器、のV+端子に結合されている。圧力変換器124のピン5は11マイクロファラド(μF)の容量を介してアースに接続される。圧力変換器124のピン2もアースに接続される。圧力変換器124の出力ピン1は変換器702の反転入力端子(−)に結合される。圧力変換器124の圧力ピン3は増幅器702の非反転入力端子(non-inverting input terminal)(+)に結合されている。
【0070】
変換器702のV−およびRef端子はアースに接続される。1.24キロオーム(Kohm)ゲイン調整抵抗器は変換器702のRG端子に結合している。変換器702の出力端子、ピン6、は100キロオーム抵抗器を介してVAC1ラインに結合している。VAC1ラインは0.22μFコンデンサーを介してアースに接続される。電圧調整器700のグラウンド端子(GrouND terminal)はアースに接続される。電圧調整器700の入力およびエネイブル端子は+12Vに結合している。
【0071】
図7A〜7Bを参照すると、VAC1ラインは二つのアナログデジタル変換器(A/D)704、706のそれぞれの入力端子、A1、に結合している。AD変換器704、706は例示のTexas InstrumentsのTLC 2543AD変換器である。圧力変換器229のVAC2ラインはAD変換器704、706のそれぞれのA0入力端子に結合している。各AD変換器704、706のGrouND端子および-REFerence端子はアースに接続される。システムのVoltageREFerence1ラインはAD変換器704、706の両方の+REFerence端子に結合している。システムのVREF1ラインは、約10μFのキャパシタンスおよび4.1ボルトのツェナーダイオードを介してアースに接続している。システムのVREF1ラインは825オーム抵抗器を介してシステムのA5Vラインにも結合している。
【0072】
AD704、706の両方の電圧供給端子VCCは、それぞれ10μFのキャパシタンスを介して、システムの5VCCラインに結合されて、アースに接続している。システムのV-BATTeryライン、I-BATTeryライン、MONitor3.3ライン、V-PIEZOライン、T-BATTeryライン、MONitor12ライン、MONitor5ライン、MONitor3.3ライン、I-MOTOR-1Aライン、I-MOTOR-1Bライン、I-MOTOR-2Aライン、I-MOTOR-2Bラインは、AD変換器704の端子A4、AD変換器704のA5、AD変換器704のA6、AD変換器704のA7、AD変換器704のA8、AD変換器706のA4、AD変換器706のA5、AD変換器706のA6、AD変換器706のA7、AD変換器706のA8、AD変換器706のA9、AD変換器706のA10のそれぞれに結合される。
【0073】
システムのV-BATTラインは、0.1μFコンデンサーおよび100キロオーム抵抗器から構成される並列RCネットワークを介してアースに接続される。V-BATTラインは402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATTery+ラインにも結合している。システムのT-BATTラインは0.1μFコンデンサーを介してアースに接続され、402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATTERY-THERMALラインに結合している。システムのMON12ラインは0.1μFコンデンサーおよび10キロオーム抵抗器の並列組合せを介してアースに接続される。MON12ラインは、システムの+12Voltラインに30.1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0074】
システムのMON5ラインは、0.1μFコンデンサーおよび10キロオーム抵抗器の並列RCネットワークを介してアースに接続される。MON5ラインは、10キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインにも結合している。システムのMON3.3ラインは、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続され、100キロオーム抵抗器を介してシステムの3.3VCCラインにも結合している。シリアルクロックラインはAD変換器704、706両方のInputOututCLocK端子に結合している。システムのMasterInSlaveOutラインはAD変換器704、706両方のDataINput 端子に結合している。
【0075】
システムのnotAnalogtoDigitalConverterChipSelect0およびnotAnalogtoDigitalConverterChipSelect1ラインはAD変換器704、706それぞれのnotChipSselect端子に結合している。システムのnotADCCS0およびnotADCCS1ラインはそれぞれ個別に、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続(serial combination)を介して、地面に結合している。AD変換器704のDataOutput端子はnon-inverting バッファー増幅器、図示するFairchildの74 VHC125カッドバッファー(quad buffer)708の四分の一、の入力端子1Aに結合している。カッドバッファー708のbuffer 1notOutputenable端子はシステムのnotADS-CS0ラインに結合している。
【0076】
AD変換器706のDataOUTput端子は、バッファー708の非反転バッファー増幅器の入力端子2Aに結合している。カッドバッファー708のbuffer 2notOutputEnable端子はシステムのnotADC-CS1ラインに結合している。これらのバッファーの出力端子、カッドバッファー708のピン3および6は、システムのMasterInSlaveOutラインに結合している。システムのGG-DataInputラインはカッドバッファー708の別のバッファーの入力端子、ピン12に結合している。3Vに変換されるGG-DIはこのバッファーの出力端子、ピン11に現れる。このバッファーのnotOutputEnable端子は、1キロオーム抵抗器を介してアースに接続される。最後のバッファーの入力端子3Aおよび3notOutputEnableはアースに接続される。
【0077】
図8A〜8Eを参照すると、コントローラ20はマイクロプロセッサー(μP)320を含み、それは図示のようにMotorolaのMC68LK332QPμPである。μP320のnonInterruptReQuest4、nonInterruptReQuest5、nonInterruptReQuest6、およびnonInterruptReQuest7端子は、システムのGG-DI-3V、GG-DO、GG-CLK、およびnonNMIラインにそれぞれ結合している。μP320のTP0、TP1、TP6、TP7、およびTP10端子は、システムのVALVE2、VALVE1、STEP2、STEP1、およびClocK-TESTラインにそれぞれ結合している。32.768キロヘルツ(KHz)クロック回路は、μP320のeXTernALおよびEXTernAL端子に結合している。この回路は32.768KHzのクリスタルを含み、その一端はEXTAL端子に結合してもう一端は332キロオーム抵抗器を介してXTAL端子に結合している。クリスタルの両端子は別個の12ピコ-ファラド(pF)コンデンサーを介してアースに接続される。XTALおよびEXTAL端子は10メガオーム(Mohm)抵抗器を介してアースに接続される。
【0078】
μP320のXFCおよびVDDSYN端子は並列回路を介して結合され、その一つの足は直列の18.2キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーを含み、もう一つの足は0.01μFコンデンサーを含む。端子VDDSYNは、0.1μFコンデンサー、0.01μFコンデンサー、および0.1μFコンデンサーの並列した組合せでアースにも接続される。端子VDDSYNは、100オーム抵抗器を介して+3.3VCCに結合している。
【0079】
システムのCLKOUT、MISO、MOSI、およびSCKラインは、μP320のCLKOUT、MISO、MOSI、およびSCKラインにそれぞれ結合している。システムのnotADC-CS0およびnotADC-CS1ラインは、μP320のnotPeripheralChipSelect0/notSlaveSelectおよびnotPeripheralChipSelect1端子のそれぞれに結合している。μP320のnotPeripheralChipSelect3端子は、例えばMicrochip Technologyの25LC320タイプ4キロビット(K)×8ビット電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリーなどの、電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリー(EEPROM)モジュール720の、notChipSelect端子に結合される。
【0080】
EEPROM720のNotWriteProtectおよびnotHOLD端子はシステムのnotEE_WPラインに結合している。EEPROM720のSerialdataInputおよびSerialdataOutput端子は、システムのMOSIおよびMISOラインにそれぞれ結合している。EEPROM720のVCC端子は、システムの3.3VCCラインおよび0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。EEPROM720のVSS端子もアースに接続している。EEPROM720のSCK端子はシステムのSCKラインに結合している。
【0081】
システムのTransmitData(TXD)およびReceiveData(RXD)ラインは、μP320のTXDおよびRXD端子のそれぞれに結合している。
μP320のnotInstructionPIPEline/DevelopmentSerialOut, notInstructionFETCH/DevelopmentSerialIn,notBreaKPoinT/DevelopmentSerialCLocK,TSTIME/ThreeStateControl, FREEZE/QUOtientouT,およびnotHALT端子は、システムのnotIPIPE/DSO, IFETCH/DSI, notBKPT/DSCLK, TSC, FREEZEおよびnotHALTラインのそれぞれに結合している。μP320のnotRESET端子はシステムのnotRESETラインに結合しておよび手動リセットジャンパーを介してアースに接続している。
【0082】
μP320のnotRESET端子は、図示するIDC10コネクターの、共通のリボンケーブルコネクター710のピン7と、825オーム抵抗器を介してシステムの3.3VCCラインと、接合ダイオードおよび1キロオーム抵抗器の直列接続を介してデータラインD3と、およびNチャネルエンハンスメントモード電界効果トランジスター(FET)のドレーン端子と、にも結合している。FETの供給端子はアースに接続され、ゲート端子はマイクロプロセッサー監視回路708、図示するMAX824TELK集積μP監視回路、のReSeT端子に、1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0083】
μP監視回路708の電力供給、VCCおよびGrouND端子はシステムの3.3VCCラインおよびアースにそれぞれ接続される。μP監視回路708のWatchDogInput端子はシステムのnotWatchDogSTRoBeラインに10キロオーム抵抗器を介して結合され、ジャンパーを介してシステムのCLocKOUTラインに結合している。
【0084】
μP320のnotBusERRor端子はコネクター710のピン2に結合している。コネクター710のピン1、ピン3および5、ピン9、ピン4、ピン6、ピン8、およびピン10はシステムのnotDS、アース、3.3VCC、notBKPT/DSCLK,FREEZE,notIFETCH/DSIおよびnotIPIPE/DSOラインそれぞれに結合している。μP320のアドレス端子、A0〜A19はシステムのアドレスバスラインA0−A19にそれぞれ結合している。μP320のデータ端子D0〜D15はシステムのデータバスラインD0〜D15にそれぞれ結合している。
【0085】
μP320のAddress21/ChipSelect8,Address22/ChipSelect9, Address23/ChipSelect10端子は、システムのnotSTEPPERS, notSWitchSENSORS,およびCONTROL1ラインにそれぞれ結合している。notChipSelectBOOT, notBusRequest/notChipSelect0,notBusGrant/ChipSelect1,およびBusGrantACKnowledge/ChipSelect2は、システムのnotBOOT, notDATA, notRAM, notRAMLラインにそれぞれ結合している。μP320のFunctionCode0/notChipSelect3, FunctionCode1/notChipSelect4, FunctionCode2/notChipSelect5端子は、システムのnotLCD, notSWitchPANEL,およびnotLEDSラインにそれぞれ結合している。
【0086】
μP320のRead/Write端子は、ヘックス(Hex)シュミットインバーター、図示するようにFairchildの74VHC14ヘックス・シュミットインバーター、の入力に結合している。ヘックス・シュミットインバーターの出力は第一オアゲートの第一入力、図示するように74VHC32カッド2入力オアゲート、に結合している。第一オアゲートの第二入力端子はμP320のnotDataStrobe端子に結合され、オアゲートの出力端子はシステムのnotReaDラインに結合している。μP320のR/WおよびDS端子は第二2入力オアゲートの二つの入力端子にも結合している。第二オアゲートの出力端子はシステムのnotWRiteラインに結合している。μP320のPortE6/SIZe0, notDataSizeACKnowledge0, notDataSizeACKnowledge1, notAutoVECtor,およびMODeCLocK端子は、システムのnotWatchDogSTRoBe, notDSACK0, notDSACK1, notAVEC,およびMODCLKラインのそれぞれに結合している。μP320のVoltageSTandBy端子はアースに接続している。
【0087】
コントローラ20は四つのメモリーモジュールを含み、その一つはブートブロックフラッシュメモリーモジュール712、図示するIntelのTE28F800B3B3ボルトアドバンストブートブロックフラッシュメモリである。ブートブロックフラッシュメモリモジュール712のデータ端子D0−D15は、システムのデータバスラインD0−D15にそれぞれ結合している。メモリーモジュール712のアドレス端子、A0−A18は、システムのアドレスバスラインA1−A19にそれぞれ結合している。更に、A0−A19ラインはそれぞれ22オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列な組合せを介してアースに接続している。メモリーモジュール712の電圧供給端子、VCCQおよびVoltageProgram/erasePowerはシステムの3.3VCCラインに結合している。メモリーモジュール712のnotResetdeepPowerdown, notChipEnable, notOutputEnable, notWriteEnable端子は、システムのnotRESET, notBOOT, notRD,およびnotWRラインにそれぞれ結合している。モジュール712のnotWriteProtect端子は、10キロオーム抵抗器を介してアースに接続され、ジャンパーを介してシステムの3.3VCCラインに結合している。
【0088】
コントローラ20に含まれる別のメモリーモジュールは、フラッシュプログラマブル消去可能読出し専用メモリー(PEROM)モジュール714、図示するAtmelのAT29LV256PEROMである。PEROMモジュール714のデータ端子D0−D17は、システムのデータバスラインD8−D15にそれぞれ結合している。PEROMモジュール714のデータ端子D0−D17は、システムのデータバスラインD8−D15にそれぞれ結合している。メモリーモジュール714のアドレス端子、A0−A14は、システムのアドレスバスラインA0−A14にそれぞれ結合している。メモリーモジュール714のnotOutputEnable, notChipEnable,およびVCC端子は、システムのnotRD, notDATAおよび3.3VCCラインそれぞれに結合している。モジュール714のVotageProgram/erasePower端子は、選択可能なジャンパーを介してシステムの3.3VCC或いはnotWRのどちらかに結合している。
【0089】
コントローラ20は二つの256Kのスタティックランダムアクセス記憶装置モジュール716,718、図示する二つのISSIのIS62LV2568ALL 256K 8ビットスタティックRAM、を含む。RAMモジュール716,718のデータ端子D0−D7はシステムのデータバスラインD0〜D7,D8〜D15それぞれに結合している。RAMモジュール716のアドレス端子A0〜A17は、システムのアドレスバスラインA1〜A18にそれぞれ結合している。RAMモジュール718のアドレス端子A0〜A16は、システムのアドレスバスラインA1−A17のそれぞれに結合している。RAMモジュール718のアドレス端子A17は、システムのアドレスバスラインA18或いはA0のどちらかに、選択可能ジャンパーを介して結合している。
【0090】
RAMモジュール716、718のChipEnable2,OutputEnable,およびRead/Write端子は、システムの3.3VCCライン、notRD、およびnotWRラインにそれぞれ結合している。RAMモジュール716,718のChipEnable1端子は、システムのnotRRRAMLおよびnotRAMラインにそれぞれ結合している。システムのnotRD, notDATA, notWR, notRAM,およびnotRAMLラインはそれぞれ、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの各直列な組合せを介してアースに接続している。
【0091】
図9A〜図9Dを参照すると、ユーザーインターフェース18は各システム14、16用の制御を含む。これらの制御の一つのみを説明して、特に記載が無い限り他の制御も同一であると理解される。メンブレンスイッチパネルのスイッチ或いはボタンはシステムのnotHOME-KEY, notUPARROW, notDowNARROW, notBACK, notENTER, notFLUSH, notPAUSEおよびnotSILENCEラインのそれぞれに、一組のフィルターアレイ722の各100pF/100オームフィルターを介して結合され、一つ目のフィルターアレイ722はnotHOME-KEY, notUPARROW, notDNARROW,およびnotBACKラインと関連させて、二つ目のフィルターアレイ722はnotENTER, notFLUSH, notPAUSE,およびnotSILENCEラインと関連させられる。これらのラインは各3.3キロオームプルアップ抵抗器(pull-up resistor)を介して+3.3供給電圧に結合している。これらのラインは、Fairchildの74VHC244オクタルバッファー724の各入力端子1A1,1A2,1A3,1A4,2A1,2A2,2A3および2A4にも結合している。バッファー724の各出力端子1Y1,1Y2,1Y3,1Y4,2Y1,2Y2,2Y3,および2Y4はシステムのD0−D7ラインにそれぞれ結合している。別のシステム14、16の各出力端子は、システムのD8〜D15ラインに結合している。
【0092】
特定の表示器およびパネル照明は二つのシステム14,16において共通しており、電力表示器、電池表示器、および消音表示器(silence indicator)、およびバックライトなどが含まれる。電源スイッチは、約10MHzに調整されたフィルターを介してシステムのnotPOWER LEDラインに結合されて、notPOWER LEDラインは直列の316オーム抵抗器を介してトランジスターのコレクター、例えばAllegro MicrosystemsのULN2003 ダーリントンアレイ726のダーリントン結合トランジスター(Darlington-coupled pair)の出力端子ICに結合している。システムのnotBATTERY LEDラインは約10MHzに調整されたフィルターを介して直列316オーム抵抗器に結合して、316オーム抵抗器は例えばアレイ726の端子2Cに結合している。システムのnotSILENCE LEDラインは約10MHzに調整されたフィルターを介して直列316オーム抵抗器に結合して、316オーム抵抗器は、例えばアレイ726の端子3Cに結合している。システムのnotBacKLIGHTラインは、例えばアレイ726の端子4Cに結合している。
【0093】
システムの+5V 5VCCは表示器LED728、730,732、734の陽極に結合している。LED728,730,734の陰極は各直列316オーム抵抗器を介してアレイ726の関連する端子5C、6Cおよび7Cに結合している。LED734の陰極は316オーム抵抗器を介してアースに接続している。
【0094】
システムのD0〜D7ラインは各フリップフロップの入力端子、例えばFairchildの74VHC273オクタルD型フリップフロップ736の入力端子D0−D7それぞれ、に結合している。各フリップフロップの出力端子、例えばフリップフロップ736の端子Q0−Q6は、各トランジスターのベース、例えばダーリントンアレイ726の入力トランジスターのベースなどに結合している。フリップフロップ736のCLocKおよびnotMasterReset端子は、システムのnotLEDSおよびnotRESETラインのそれぞれに結合している。フリップフロップ736のCLK端子は100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続を介してアースにも接続している。フリップフロップ736のVCC端子は3.3VCCに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0095】
図10A〜図10Fを参照すると、ユーザーインターフェース18は、システム情報を介護者へ表示しておよび介護者から情報を取得するためのLCDインターフェースを含む。第一オクタルトライステート(3-state)バッファーアレイ738、例えば、トライステート出力のFairchildの74HCT244オクタルバッファー/ラインドライバー、および第二オクタルトライステートバッファーアレイ740、例えば、トライステート出力のFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ラインドライバー、が並列に作動して、LCDから入力および出力情報をシステムデータバスへ転送する。
【0096】
バッファーアレイ738の入力端子A1−A8およびバッファーアレイ740の出力端子Y1〜Y8は、システムのアドレスバスラインD8〜D15にそれぞれ結合している。バッファーアレイ738の出力端子Y1〜Y8およびバッファーアレイ740の入力端子A1−A8は、システムのLCD-D0, LDC-D1, LCD-D2, LCD-D3, LCD-D4, LCD-D5, LCD-D6,およびLCD-D7ラインにそれぞれ結合している。システムのLCD-D0からLCD-D7ラインは、フィルターアレイ742の対の各100pF/100オームフィルターを介してLCDコネクター744のピン6〜13に結合している。
【0097】
バッファーアレイ738、740のVCCおよびGrouND端子はシステムの3.3VCCラインおよびアースにそれぞれ接続している。更に、バッファーアレイ738、740のVCC端子は各0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。システムのnotLCDおよびnotWRラインは2−入力オアゲートの入力に結合され、2−入力オアゲートの出力はアレイバッファー738のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子に結合している。同様に、システムのnotLCDおよびnotRDラインは2−入力オアゲートの入力に結合され、2−入力オアゲートの出力はアレイバッファー740のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子に結合している。
【0098】
システムのnotLCDラインはD型フリップフロップ746、図示するようにFairchildの74HCT74 Dual D型フリッププロップ、の入力端子Dにも結合される。システムのCLKOUTラインはフリップフロップ746のClocK端子に結合して、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列な組合せを介してアースに接続している。フリップフロップ746のGRounDおよびVCC端子は、アースに接続してシステムの5VCCラインにそれぞれ結合している。フリップフロップ746のCLeaRおよびPReset端子は、それぞれの1キロオーム抵抗器を介してシステムのVCCおよび5VCCラインにそれぞれ結合している。
【0099】
フリップフロップ746の出力端子、Q、およびシステムのnotLCDラインは2-inputアンドゲートの入力に結合している。notLCDラインは100オーム抵抗器および100pFコンデンサーの直列接続を介してアースにも接続している。アンドゲートの出力はシステムのnotDeLaY-LCDラインに結合している。システムのnotWR,notRD,A0,notDLY-LCD,およびnotRESETラインは、オクタルバッファーアレイ748、図示するトライステート出力のFairchildの74HCT244オクタルバッファー、の各入力端子A1〜A5に結合している。
【0100】
バッファーアレイ748の入力A6−A8は、各々の100キロオーム抵抗器を介して接地される。バッファーアレイ748のnot1OutputEnable,not2OutputEnable,およびGrounD端子は、接地される。バッファーアレイ748の電圧端子(voltage terminal)、VCC、はシステムの5VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介して接地される。バッファーアレイ748の出力端子、Y1〜Y5、はシステムのnotLCD-WRITE,notLCD-READ,LCD-A,notLCD-ChipSelect,およびnotLCD-RESETラインに結合され、それらはそれぞれの100pF/100オームフィルター(例えば、約10MHzで調整されたフィルター)を介してコネクター744のピン3、2、4、5、および1のそれぞれに結合される。四つのフィルターはフィルターアレイ743に含まれる。
【0101】
コネクター744にはコントラスト調整のための接続が含まれる。コントラスト調整の電力は、逆相チャージポンプ(inverting charge pump)750、例えば調整可能なMaximのMAX868タイプ2×逆相チャージポンプ、により提供される。ポンプ750のnotSHutDoWnおよびvoltageINput端子は、システムの5VCCラインに結合している。ポンプ750のPowerGrouNDおよびanalogGrouND端子は、システムのアースに接地される。別個の0.1μFコンデンサーが、ポンプ750の浮遊コンデンサー2+とコンデンサー2−端子と、コンデンサー1+とコンデンサー1−端子との間に結合される。ポンプ750のC1+端子は、0.1μFコンデンサーを介して第一整流ダイオードの陽極および第二整流ダイオードの陰極に結合している。
【0102】
第一ダイオードの陰極は、ポンプ750のOUTput端子に結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに結合している。第二ダイオードの陽極は、1.0μFコンデンサーを介してアースに、10キロオーム抵抗ポット(resistor pot)の第一端子に、および374キロオーム抵抗を介してポンプ750のFeedBack端子に結合している。ポンプ750のFB端子は、100キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインにも結合している。第二端子の10キロオームポットはアースに直接接続される。10キロオームポットの第一端子および掃引端子(sweep terminal)は、コネクター744のピン16,17に約10MHzに調整された別個のフィルターを介してそれぞれ結合している。
【0103】
図11A〜図11Cを参照すると、システム14、16は別個のシリンジ駆動モータ72、172の制御をそれぞれ含む。これらの制御の一つのみが説明されるが、特に記載が無い限り、他と概して同様であると理解される。システムのnotSTEPPERSラインはオクタルD型フリップフロップ752、図示するようにFairchildの74VHC273 オクタルD型フリップフロップ、のClocK端子に結合している。フリップフロップ752のVCC,GrounD,およびMasterReset端子は、システムの3.3VCCライン、ground、systemnotRESET端子にそれぞれ結合している。更に、フリップフロップ752のVCC端子は0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。
【0104】
フリップフロップの入力端子、D0−D7、はシステムのデータバスD0〜D7にそれぞれ結合している。フリップフロップ752の出力端子Q0,Q2,Q3,Q4,およびQ5は、例えばSGS−ThomsonのL297ステッパー電動機コントローラ、のステッパー電動機コントローラ754のDIRection,HALF/notFULL,notRESET,CONTROL,およびENABLE端子のそれぞれに結合している。コントローラ754のVCC, GrounD,およびSTEP端子は、システムの5VCC, ground,およびSTEP2ラインにそれぞれ結合している。更に、コントローラ754のVCC端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。コントローラ754のOSCillator端子は、3,300pFコンデンサーを介してアースに接続して、22.1キロオーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインに接続している。
【0105】
駆動モータ72と関連しているコントローラ754のSYNChronize端子は、駆動モータ712のコントローラ回路に結合している。コントローラ754のVoltageREFerence端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、および1キロオーム抵抗ポットのワイパーに結合している。この1キロオーム抵抗ポットの第一端子はシステムの5VCCラインに結合して、第二端子はシステムのアースに接続している。コントローラ754のmotorphaseA,motorphaseB,およびnotINHibit1端子は、図示するSGS-Thomson L6203 DMOS全波駆動回路(Full Bridge Driver)の第一全波駆動回路756のINPUT1,INPUT2,およびENABLE端子に結合している。コントローラ754のmotorphaseC,motorphaseD,およびnotINHibit2端子は、第二全波駆動回路758のINPUT1,INPUT2,およびENABLE端子に結合している。コントローラ754のSENSe1およびSENSe2端子は、駆動回路756、758のSENSe端子のそれぞれに、各22.1キロオーム抵抗器を介して結合している。コントローラ754のSENSe1およびSENSe2端子は各100pFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0106】
駆動回路756、758のVoltageREFerence端子は、各0.22μFコンデンサーを介してアースに接続している。駆動回路756、758のVoltageSupply端子はシステムのMOTOR-POWERラインに、それぞれの0.1μFコンデンサーを介してアースに、それぞれの0.1μFコンデンサーを介してシステムのMOTOR-GNDラインに結合している。システムのMOTOR-GNDラインは、22μFコンデンサーを介してシステムのMOTOR-POWERラインに、および各0.1オーム抵抗器を介して駆動回路756、758のSENSe端子にも結合している。駆動回路756、758のSENSe端子は、各402キロオーム抵抗器を介して、システムのI-MOTOR-1AおよびI-MOTOR-1Bラインにそれぞれ結合している。システムのI-MOTOR-1AおよびI-MOTOR-1Bラインは、各0.22μFコンデンサーを介してアースにも接続している。
【0107】
駆動回路756,758のOUTput1端子は、各0.015μFコンデンサーを介して、駆動回路756,768のBOOT1端子に結合している。同様に、駆動回路756,758のOUTput2端子は、各0.015μFコンデンサーを介して、駆動回路756,768のBOOT1端子にそれぞれ結合している。駆動回路756,758のOUT1端子は、それぞれの10オーム抵抗器および0.022μFコンデンサーの直列接続を介して、駆動回路756,758のOUT2端子にも結合している。駆動回路756のOUT1およびOUT2端子および駆動回路758のOUT1およびOUT2端子は、洗浄駆動回路コネクター760(flush drive connector)のピン1−4それぞれと、図示するHarris SP723電子保護アレイの、電子保護アレイ762のINput3, INput4, INput5,およびINput6端子それぞれに結合している。保護アレイ762のVoltage+およびVoltage-端子は、システムのMOTOR-POWERおよびMOTOR-GNDラインにそれぞれ結合している。
【0108】
図12A〜図12Eを参照すると、外傷治療装置10の電力コントローラが示される。電力コントローラは、8ビットCMOSマイクロコントローラー764、図示のMicrochipのPIC16C622EPROMベース8ビットCMOSマイクロコントローラー、を含む。4メガヘルツ(MHz)のクロック回路がマイクロコントローラー764のOSCillator1/CLocKINおよびOSCillator2/CLocKOUT端子に結合している。この回路は、マイクロコントローラー764のOSC1/CLKINおよびOSC2/CLKOUT端子に結合している4MHzのクリスタルを含む。OSC1/CLKINおよびOSC2/CLKOUT端子は、各22pFコンデンサーを介してアースにも接続している。マイクロコントローラー764のRportA0/ANaloginput0およびRportA1/ANaloginput1端子は、22.1キロオーム抵抗器および0.01μFコンデンサーの並列組合せをそれぞれ介してアースに接続している。RA0/AN0およびRA1/AN1端子は、別個の100キロオーム抵抗器をそれぞれ介して、システムのPSおよび+12ラインに結合している。
【0109】
マイクロコントローラー764のRportA4/TOCK1,VDD,およびVSS端子は、システムのPWR-DNライン、システムのPPIC-VDDライン、およびアースにそれぞれ接続している。RportB0/INTerrupt端子は10キロオーム抵抗器を介してアースに結合している。残りのBポート端子、RB1-RB7、およびnotMasterCLeaR端子は、システムのPWR-SRC,PS-EN,BATT-EN,GG-DI,GG-DD,GG-CLK,BP-DQ,およびPPIC-VDDラインにそれぞれ、各10キロオーム抵抗器を介して結合している。システムのPPIC-VDDラインは、1.0μFコンデンサーを介してアースにも接続されて、MicrelのMIC5200低ドロップアウト調整器などのリニアー電圧調整器766の出力端子、ピン1およびピン2に結合している。
【0110】
調整器766の入力端子のピン7および8と、ENable端子は22μFコンデンサーを介してアースに接続して、第一および第二ダイオード整流器(rectifier diode)の陰極端子に結合している。更に、調整器766のEN端子は0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。第一整流ダイオードの陽極はシステムの+12Vラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極は、ON/OFFスイッチコネクタ768のピン1と、マイクロコントローラー764のRB0/INT端子に30.1キロオーム抵抗器を介して結合している。スイッチコネクタ768のピン3は第一および第二整流ダイオードの陰極に接続している。第一整流ダイオードの陽極は第三整流ダイオードの陰極に結合して、第三整流ダイオードの陽極はシステムのPSラインに結合している、第二整流ダイオードの陽極は3.6ボルトツェナーダイオードの陽極に結合している。3.6ボルトツェナーダイオードの陽極はシステムのBATT+ラインに結合している。
【0111】
システムのPS-ENおよびBATT-ENラインはディスクリート増幅器回路770,772に結合している。ここではPS-EN増幅器回路770のみを説明して、特に記載が無い限り、BATT-EN増幅器回路772も概して同様であると理解される。システムのPS−ENラインは、10キロオーム抵抗器および3.57キロオーム抵抗器の直列接続から成る分圧器回路に結合している。例えばMMBT6427LT1ダーリントントランジスター、のダーリントントランジスターのベースは、分圧器回路の中央タップに結合している。ダーリントントランジスターのコレクターはアースに接続している。ダーリントントランジスターのエミッターはHEXFET MOSFET、図示するようにIRF4905 HEXFETPowerMOSFET、のゲートに1キロオーム抵抗器を介して結合している。
【0112】
HEXFET MOSFETのソース端子(source terminal)は、10キロオーム抵抗器を介してMOSFETのゲート端子に結合して、ショットキーバリア整流ダイオードの陽極に結合している。ショットキーダイオードの陰極は、増幅器回路770においてシステムのPSラインに結合して、増幅器回路772においてシステムのBATT+ラインに結合している。回路770ではPSラインはシステムのBF-PSラインに7アンプフューズを介して結合している。BF-PSラインは電力入力コネクター(power entry connector)のピン1に結合している。電力入力コネクターのピン2は、0.1μFコンデンサーを介してピン1に結合して、システムのMOTOR-GNDライン、およびアースに結合している。回路772では7アンプフューズおよび電力入力コネクターは省略される。
【0113】
増幅器回路770、772のHEXFET MOSFETのドレーン端子は、システムのMOTOR-POWERおよび+12Vラインに結合している。システムの+12Vラインは、22μFコンデンサーを介してアースに接続して、ショットキー障壁ダイオードの陽極に結合している。ショットキーダイオードの陰極は1,500μFコンデンサーを介してアースに接続して、12Vから5Vバック調整器774のVoltageIN端子、図示するようにLinear TechnologyのLT1076-8逓降(Step-Down)スイッチングレギュレータ、に結合している。調整器774のGrouND端子はシステムのアースに接続している。調整器744の基準電圧、Vc、端子は10キロオーム抵抗器および0.033μFコンデンサーで成る直列RCネットワークを介してアースに接続している。
【0114】
調整器744のVoltageSWitchおよびFeedBack/SENSE端子は、100マイクロヘンリー(μH)インダクターを介して互いに結合している。調整器744のVsw端子は、ショットキー障壁ダイオードの陽極にも結合している。このショットキーダイオードの陰極はアースに接続している。調整器744のFB/SENSE端子はシステムの5VCCラインに結合して、1800μFコンデンサーを介してアースに接続している。システムの5VCCラインは10μFコンデンサーを介してアースに接続して、高電流(high-current)電圧調整器776、例えばMicrelのMIC29150-3.3BU 大電流低ドロップアウト調整器(High-Current Low-Dropout Regulator)、のINput端子に結合している。調整器776のGrouND端子はアースに接続している。調整器776のOUTput端子は、システムの3.3VCCラインに結合して、約11μFのキャパシタンスを介してアースに接続している。
【0115】
図13A〜図13Dを参照すると、外傷治療装置10の電池充電システムが示される。電池充電システムは高速充電コントローラ778(fast charge controller)、図示するUnitrode BQ2004H高速充電IC、を含む。コントローラ778のBATteryvoltage端子は、100キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーから成る並列RCネットワークを介して、アースに接続している。BATT端子は、402キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインにも接続している。コントローラ778のTemperatureCutOff端子は、10キロオーム抵抗器および0.1μFコンデンサーから成る並列R−Cネットワークを介して、アースに接続している。TCO端子は、32.4キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインにも結合している。
【0116】
コントローラ778のTemperatureSense端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、100キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT-THERMラインに結合している。BATT-THERMラインは3.57キロオーム抵抗器を介してアースに接続して、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合している。コントローラ778のLED1端子は、システムのDONEラインと、845オーム抵抗器を介してLED780の陽極に結合している。LED780の陰極はアースに接続している。
【0117】
コントローラ778のSeNSeおよびシステムグランド(VSS)端子はアースにも接続している。コントローラ778のLED2端子はシステムのFAST-CHGラインに結合している。コントローラ778の充電電流制御、MOD、端子は、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムのnotDISABLE-CHGラインに結合して、5.1ボルトツェナーダイオードの陽極に結合している。5.1ボルトツェナーダイオードの陰極はアースに接続している。コントローラ778のvoltage supply(VCC)、VoltageSELect、DisplaySELect、およびnotDischargeCoMmanD端子はそれぞれシステムの+5CHGラインに結合している。
【0118】
コントローラ778のTimerMode1端子は、1キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合している。TM1端子は、アースに接続するか、選択可能なジャンパーを介してシステムの+5CHGラインに直接結合してもよい。コントローラ778のTimerMode2端子はシステムのSHORT-CHG-HOLDOFFラインに結合している。TM2端子は、アースに直接接続するか、選択可能なジャンパーを介してシステムの+5CHGラインに結合してもよい。
【0119】
システムの+5CHGラインは、電圧調整器782、図示するようなMicrelのMIC5200-5.0BM 低ドロップアウト調整器、のOUTput端子、ピン1および2、に結合して、1.0μFコンデンサーを介して調整器782のGrouND端子に結合している。調整器782のGND端子はアースに接続している。調整器782の入力端子、ピン7および8と、ENable端子とは、1.0μFコンデンサーを介して調整器782のGND端子に結合している。
【0120】
調整器782のINおよびEN端子は、第一および第二整流ダイオードの陰極にも結合している。第一整流ダイオードの陽極はシステムの+12Vラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極はスイッチングレギュレータ784、図示するようなLinear TechnologyのLT1171高効率(High Efficiency)スイッチングレギュレータ、のVoltageInput端子に結合して、470μFコンデンサーを介してアースに接続して、3アンペアフューズを介してシステムのBF-PSラインに結合して、10キロオーム抵抗器を介してコントローラ778のnotINH端子に結合している。
【0121】
調整器784の作動電圧端子(Vc)は、1キロオーム抵抗器および1μFコンデンサーの直列接続(series combination)を介してアースに接続している。調整器784のGrouND端子もアースに接続している。調整器784のVinおよびVoltageSWitch端子は100μHインダクターを介して互いに結合している。調整器784のVSW端子は、ショットキー障壁整流ダイオード(Schottky barrier rectifier diode)の陽極にも結合している。このショットキーダイオードの陰極はシステムのVBOOSTラインに結合して、390μFコンデンサーを介してアースに結合して、16.2キロオーム抵抗器を介して調整器784のFeedBack端子に結合している。調整器784のFeedBack端子は、1.24キロオーム抵抗器を介してアースにも接続している。
【0122】
システムのVBOOSTラインは、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、高電流電圧調整器786、MicrelのMIC29302B高電流低ドロップアウト調整器など、のINput端子に結合している。調整器786のON/OFFおよびGrouND端子は、システムのnotDISABLE-CHGラインおよびアースにそれぞれ結合している。調整器786のOUTput端子は10μFコンデンサーを介してアースに接続して、ショットキーダイオードの陽極に結合している。このショットキーダイオードの陰極はシステムの+BATTラインに結合している。
【0123】
調整器786のOUTおよびADJust端子は、32.4キロオーム抵抗器および1.0μFコンデンサーから成る直列RCネットワークを介して結合している。調整器786のADJ端子は、200キロオーム抵抗器を介してアースにも結合して、第一整流ダイオードの陰極にも結合している。この第一整流ダイオードの陽極は第二整流ダイオードの陰極および調整器784のFB端子に結合している。この第二整流ダイオードの陽極は、演算増幅器788、図示するようなNational SemiconductorのLMC6482 CMOS Dual Rail-to-Rail入力出力演算増幅器、の出力端子、ピン1と、412キロオーム抵抗器を介して増幅器788の反転入力(−)(inverting input)に結合している。
【0124】
増幅器788の反転入力端子は、49.9キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。増幅器788の正の圧力端子、ピン5、および負の圧力端子、ピン4は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合している。増幅器788の非反転端子(+)(non-inverting)は、95.5キロオーム抵抗器を介して、演算増幅器792、図示するNational SemiconductorのLMC6482 CMOS Dual Rail-to-Rail入力出力演算増幅器の非反転入力(+)、に結合している。増幅器792の非反転端子は、200キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインにも結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースにも接続している。
【0125】
増幅器792の非反転入力端子(−)は、200キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。増幅器792の反転および出力端子は、169キロオーム抵抗器を介して結合している。増幅器792の出力端子は、1.0キロオーム抵抗器を介してシステムの-BATTラインにも結合している。増幅器792の正の供給電圧、V+、および負の供給電圧、V-、端子は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合して、各0.1μFコンデンサーを介してアースに接続される。
【0126】
増幅器788の非反転入力端子は、計測増幅器790、Burr-BrownのINA128U低電力計測増幅器など、の出力端子にも結合している。増幅器790のREFerence端子はアースに接続している。増幅器790の正の供給電力および負の供給電力端子は、システムの+5CHGおよび-5CHGラインにそれぞれ結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースにも接続している。7.15キロオームゲイン調整抵抗器は、増幅器790のRG端子間に結合される。
【0127】
増幅器790の非反転入力端子(+)はシステムのBATT-およびBATT-SENSEラインに結合している。増幅器790の反転端子(−)はアースおよびシステムのMOTOR-GNDラインに接続している。増幅器790の非反転入力端子(+)および反転端子(−)は0.025オーム抵抗器を介して結合される。
【0128】
システムのBATT-TERMラインは、3.57キロオーム抵抗器を介してアースに結合して、4.87キロオーム抵抗器を介してシステムの+5CHGラインに結合して、電池コネクター796のピン3に結合している。システムのBATT+ラインは、7アンペアフューズを介してコネクター796のピン1に結合している。システムのBATT-ラインは、コネクター796のピン2に結合している。コネクター796のピン4はアースに接続している。
【0129】
図14を参照すると、電池充電システムは電池充電モニター794、例えば外部充電制御ありのUnitrode BQ2014 ガスゲージIC、も含む。モニター794のSEG2/PROG2, SEG3/PROG3, SEG4/PROG4,およびSEG5/PROG5端子は、それぞれの100キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。モニター794のDONE端子は、システムのDONEラインおよび200キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。モニター794のグランド端子、VSS、はアースに接続している。モニター794のVSS端子は、約1.1μFのキャパシタンスを介して、モニター794の供給端子、VCC、にも結合している。モニター794のVCCおよびDISCTL端子に10キロオーム抵抗器が結合している。
【0130】
モニター794のVCC端子は5.1ボルトのツェナーダイオードの陰極にも結合して、10キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインにも結合している。この5.1ツェナーダイオードの陰極はアースに接続している。モニター794のDisplayInputOutput端子は、第一整流ダイオードの陽極および第二整流ダイオードの陰極に結合している。この第一整流ダイオードの陰極はシステムのBATT+ラインに結合している。第二整流ダイオードの陽極はアースに接続している。モニター794のDIO端子は、1キロオーム抵抗器を介してシステムのBP-DQラインに結合している。システムのBP-DQラインは、100キロオーム抵抗器を介してシステムのPPIC-VDDラインに更に結合している。
【0131】
モニター794のBATTerySENSe端子は、681キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT+ラインに結合して、0.1μFコンデンサーおよび66.5キロオーム抵抗器の平行連結(parallel combination)を介してアースに接続している。モニター794のSENSE端子は、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続して、100キロオーム抵抗器を介してシステムのBATT-SENSEラインに結合している。
【0132】
図15A〜図15Dを参照すると、データバスラインD0〜D7は、オクタル三状態バッファー820、例えばトライステート出力のあるFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ライン駆動装置、の出力端子、1Y1−1Y4および2Y1−2Y4、のそれぞれに結合している。バッファー820のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子は、システムのnotSWSENSORSラインに結合している。供給電力端子、VCC、は、システムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。バッファー820の入力端子、1A1−1A4、は、システムのnotSYRINGE2, notHOME2, notEND2, およびnotWASTE2にそれぞれ結合している。バッファー820の入力端子2A2−2A4は、システムのnotSYRINGE1, notHOME1,およびnotEND1ラインにそれぞれ結合している。バッファー820の入力端子1A1〜1A4および2A2〜2A4は、それぞれの各475オーム抵抗器を介してシステムの5VCCラインに結合している。
【0133】
データバスラインD8−D15は、オクタルトライステートバッファー822、例えばトライステート出力のあるFairchildの74VHC244オクタルバッファー/ライン駆動装置、の出力端子、1Y1−1Y4および2Y1―2Y4にそれぞれ結合している。バッファー822のnot1OutputEnableおよびnot2OutputEnable端子は、システムのnotSWSENSORSラインに結合して、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーからなるR−C直列ネットワークを介してアースに接続している。供給電力端子、VCC、は、システムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。
【0134】
バッファー822の入力端子1A1、1A4、2A1、2A3、および2A4は、システムのnotWASTE1, PWR-ON, PWR-SRC, FAST-CHG,およびCHG-DONEラインにそれぞれ結合している。バッファー822の入力端子1A2および1A3は、各1.0キロオーム抵抗器を介してアースに接続している。バッファー822の入力端子2A2は、傾斜スイッチを介してアースにも結合している。入力端子1A1、1A4、および2A2は、それぞれ475オーム抵抗器を介してシステム5VCCラインに結合している。
【0135】
システムのnotHOME2およびnotEND2ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、フラッシュセンサーコネクターのピン2および6にそれぞれ結合している。コネクター826のピン2および6は、電子保護アレイ834、図示するESDおよび過電圧保護用のHarrisのSP723電子保護アレイ、のINput3およびINput1端子に結合している。システムのnotSYRINGE2およびnotWASTE2ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、ドレナージおよびシリンジセンサーコネクター828のピン1およびピン5にそれぞれ結合している。コネクター828のピン1およびピン5は、保護アレイ834のINput5およびINput6端子にそれぞれ結合している。
【0136】
システムのnotHOME1およびnotEND1ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して洗浄センサーコネクター(flush sensor connector)830のピン2およびピン6に結合している。コネクター830のピン2およびピン6は、電子保護アレイ836、図示するようなESDおよび過電圧保護用のHarrisのSP723電子保護アレイ、のINput3およびINput1端子それぞれに結合している。システムのnotSYRINGE1およびnotWASTE1ラインは、フィルターアレイ824の各10MHzフィルターを介して、ドレナージおよびシリンジセンサーコネクター832のピン1およびピン5にそれぞれ結合している。コネクター832のピン1およびピン5は、保護アレイ836のINput6およびINput5端子それぞれに結合している。
【0137】
保護アレイ834、836のINput4端子は、コネクター826、830のピン1にそれぞれ結合して、フィルターアレイ824の各1,000pFフィルターを介してシステムの5VCCに結合している。保護アレイ834,836の供給電圧ピン、V+、およびグランドピンground pins、V-、はシステムの5VCCラインおよびアースにそれぞれ結合している。コネクター826、830のピン3および7はアースに接続している。コネクター826、830のピン5は、保護アレイ834、836のINput2端子にそれぞれ結合して、フィルターアレイ824のそれぞれの1、000pFフィルターを介して5VCCラインに結合している。コネクター828、832のピン2および6はアースに接続している。
【0138】
図16を参照すると、システム14、16はそれぞれ比例弁および真空ポンプを含む。一つの弁コネクター回路および一つの真空ポンプコネクター回路のみ説明するが、特に記載が無い限り、上記の他の物は概して同一であると理解される。システムのMOTOR-GNDラインは1.0μFコンデンサーを介して、システムの+12Vラインと、pチャネルエンハンスメントモードMOSFET800、図示するようにTEMICのSI9407pチャネルエンハンスメントモードMOSFET、のソース端子と、10.0キロオーム抵抗器を介してMOSFET800のゲートとに結合している。システムのVALVE1ラインは、10.0キロオーム抵抗器を介してダーリントントランジスターのベースに結合している。このダーリントントランジスターのコレクター端子は1キロオーム抵抗器を介してMOSFET800のゲートに結合して、エミッター端子はアースに接続している。MOSFET800のドレーンは、1,000pFフィルター804を介して比例弁コネクター802のピン1に結合している。システムのMOTOR-GNDラインはコネクター802のピン2に結合して、整流ダイオードの陽極に結合している。この整流ダイオードの陰極はコネクター802のピン1に結合している。MOTOR-GNDラインはフィルター804にも結合している。
【0139】
システムのMOTOR-GNDラインは1.0μFコンデンサーを介してシステムの+12Vラインと、p−チャネルエンハンスメントモードMOSFET806、図示するようなTEMIC SI9407p−チャネルエンハンスメントモードMOSFET、のソース端子と、10.0キロオーム抵抗器を介してMOSFET806のゲートとに結合している。図16に示すように、システムのVACPUMP1ラインは、10.0キロオーム抵抗器を介してダーリントントランジスターのベースに結合している。このダーリントントランジスターのコレクター端子は、1キロオーム抵抗器を介してMOSFET806のゲートに結合して、エミッター端子はアースに接続している。MOSFET806ドレーンは、1,000pFコンデンサーフィルター810を介して真空ポンプコネクター808のピン1に結合している。システムのMOTOR-GNDラインは、コネクター808のピン2と、整流ダイオードの陽極と結合している。この整流ダイオードの陰極はコネクター808のピン1に結合している。MOTOR-GNDラインはフィルター810にも結合している。
【0140】
ここで図17を参照すると、システムの+5CHGラインは1.0μFコンデンサーを介してアースと接続して、電圧インバーター798、図示するようなMAXIMのMAX870スイッチキャパシター電圧インバーター、のINput端子と、に結合している。インバーター798のOUTput端子は、1.0μFコンデンサーを介してアースに接続して、システムの−5CHGラインに結合している。インバーター798の内部発振器コンデンサー1(internal oscillator capacitor)およびコンデンサー2端子は1.0μFコンデンサーを介して結合される。インバーター798のGrouND端子はアースに接続している。
【0141】
システムのTXDラインはRS−232トランシーバー812、図17に示すようなMAXIMのMAX232E +5V RS-232トランシーバー、のTransmitter1-INput端子に結合している。システムのRXDラインはトランシーバー812のReciever1OUTputに結合している。トランシーバー812のTransmitter2-INputおよびGrouND端子はアースに接続している。トランシーバー812の陽電荷ポンプコンデンサー1+およびコンデンサー1−端子は0.1μFコンデンサーを介して結合される。トランシーバー812の陰電荷ポンプコンデンサー2+およびコンデンサー2−端子は0.1μFコンデンサーを介して結合される。トランシーバー812の供給電力端子、VCC、はシステムの3.3VCCラインに結合して、0.1μFコンデンサーを介してアースに結合される。電荷ポンプ電圧端子、V+およびV−、はシステムの3.3VCCラインおよびアースそれぞれに、各0.1μFコンデンサーを介して接続している。トランシーバー812のTransmitter1-OUTputおよびReceiver1OUTput端子はコネクター816のピン1およびピン2それぞれに、フィルターアレイ814の1,000pFフィルターを介して結合している。コネクター816のピン3はアースに接続している。
【0142】
システムのデータバスラインD8−D15は、オクタルD型フリップフロップ818、図17に示すようなFairchildの74VHC273オクタルD型フリップフロップ、のData0-Data7入力端子にそれぞれ結合している。フリップフロップ818のデータ出力端子Q0−Q3はシステムのVACPUMP2、VACPUMP1、ALARM-LO、およびALARM-HIラインそれぞれに結合している。フリップフロップ818の供給電圧端子、VCC、はシステムの3.3VCCラインおよび0.1μFコンデンサーを介してアースに接続している。フリップフロップ818のnotMasterResetおよびCLocK端子は、システムのCONTROL1およびnotRESETラインそれぞれに結合している。フリップフロップ818のCLK端子は、100オーム抵抗器および100pFコンデンサーから成るR−C直列ネットワークを介してアースに接続している。
【0143】
図17に示すように、システムのV-PIEZOラインは、100キロオーム抵抗器を介してアースに接続して、402キロオーム抵抗器を介してピエゾホーンのA端子に結合している。ピエゾホーンのB端子はシステムの+12Vラインに結合している。ピエゾホーンのA端子は、1.69キロオーム抵抗器および1.13キロオーム抵抗器それぞれを介して、第一および第二ダーリントントランジスターのコレクターにも結合している。第一および第二ダーリントントランジスターのエミッターはアースに接続している。第一および第二ダーリントントランジスターのベースは、それぞれ10キロオーム抵抗器を介して、システムのALARM-LOおよびALARM-HIラインに接続している。
【0144】
ある好適な実施例を参照しながら真空外傷治療装置および外傷に真空外傷治療を施す方法を詳細に説明したが、下記の請求の範囲で記載および規定されるように、装置および方法の変更または改良は本発明の範囲および精神の範囲内である。
【0145】
例示する装置は、制限をしない例としてあげられる添付の図面を参照しながら説明される。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】図1は、患者に装着している包帯に結合している外傷治療装置の斜視図である。
【図2】図2は、図1の外傷治療装置のブロック図である。
【図3】図3は、図1の外傷治療装置の真空排気サブシステムの概略ブロック図である。
【図4】図4は、図1の真空排気サブシステムのブロック図であり、コントローラを図4に示すより詳細に示している。
【図5】図5は、図1のライン5−5に沿った外傷治療装置の廃棄物キャニスターの断面図である。
【図6】図6は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図7】図7A、図7Bは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図8】図8A−図8Eは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図9】図9A−図9Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図10】図10A−図10Fは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図11】図11A−図11Cは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図12】図12A−図12Eは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図13】図13A−図13Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図14】図14は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図15】図15A−図15Dは、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図16】図16は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
【図17】図17は、外傷治療装置のコントローラの電気回路の実現化を図示している。
Claims (16)
- 外傷に負圧を加える真空外傷治療装置であって、前記真空外傷治療装置は、
外傷と流体を流通させるように構成されている真空包帯と、
前記外傷のところに負圧が現れるように前記真空包帯と流体を流通させるように連結される真空源と、
前記外傷のところに現れる負圧の変化率を制御するコントローラとを備える。 - 請求項1に記載の装置であって、
前記コントローラに電気的に接続され、前記真空源および前記真空包帯の間に流体流通可能に連結される電気作動弁を更に備える。 - 請求項2に記載の装置であって、
前記コントローラは変調信号を発生する。 - 請求項2に記載の装置であって、
前記外傷と流体流通可能に接続され、前記コントローラと電気的に接続されている圧力変換器を更に備える。 - 請求項4に記載の装置であって、
前記コントローラはPID制御アルゴリズムを実行する。 - 請求項5に記載の装置であって、
前記コントローラは、PID制御アルゴリズムが生成する制御信号を範囲内に制限するフィルターを実装する。 - 真空源に流体流通可能に接続されている真空包帯を介して患者の外傷に加えられる負圧を調整するコントローラであって、前記コントローラは、
圧力調整信号に応じて、前記真空包帯および前記真空源により外傷に加えられる負圧を調整するように構成されている調整器と、
外傷のところの負圧を検知して、その外傷のところの負圧を指示する圧力信号を出力するように配置されている圧力変換器と、
外傷のところに所望される負圧を指示する設定値信号を出力するように構成される設定値回路と、
前記圧力変換器、前記設定値回路、および前記調整器に電気的に接続している制御回路とを備え、
前記制御回路は、前記外傷の負圧の変化率を制限しつつ、その外傷の負圧を所望の負圧に調整するために、前記圧力信号および設定値信号に応じて圧力調整信号を生成する。 - 請求項7に記載の装置であって、
前記設定値回路は介護者により手動で調整可能である。 - 請求項7に記載の装置であって、
前記調整器は、前記包帯および前記真空源に流体流通可能に接続して、前記制御回路に電気的に接続している電気作動弁を備える。 - 請求項9に記載の装置であって、
前記弁は比例弁である。 - 請求項10に記載の装置であって、
前記制御回路は、前記弁を制御するための変調信号を生成する。 - 外傷に真空外傷治療を提供する方法であって、前記方法は
その外傷と流体流通可能に接続している真空包帯を設け、
前記真空包帯を介して外傷にかかる空気圧を調整して、
その外傷のところの空気圧の変化率を制御するステップを備える。 - 請求項12に記載の方法であって、
前記外傷のところの空気圧を測定するステップを更に備える。 - 請求項13に記載の方法であって、前記方法は
前記外傷のところに所望の空気圧を与えるステップを更に備え、
前記制御ステップには、測定した空気圧が所望の空気圧に近づくまで外傷のところにかかる空気圧を調整することを含む。 - 請求項12に記載の方法であって、前記方法は、
前記真空包帯と流体流通可能に接続する真空源を設けるステップを更に備える。 - 開いた外傷の上方の空間に真空を加えて、外傷の治癒速度を高める方法であって、前記方法は、
前記空間で達成されるべき所定の真空圧力レベルを規定し、
真空源から前記空間を吸引し、その吸引は比例弁を介してなされ、
真空を所定圧力まで増加させるべく、その比例弁を増分ステップで制御する。
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