JP2004532777A - 容器栓 - Google Patents

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Abstract

容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体(2)、及び、圧縮性本体の端部に設けられ圧縮性本体(2)と容器内容物との間に保護層を形成するためのフィルム(1)を備えた容器栓において、圧縮性本体の端部の少なくとも或る領域は少なくとも1つの特性を有しており、それにより、容器の開口部へ挿入するために前記本体を圧縮する際、フィルム(1)により形成される保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなく、前記領域が圧縮されるようになっている容器栓。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は容器の開口部を栓で塞ぐための改良された栓に関する。厳密には、本発明は、栓が使用される容器の内容物から栓を保護するために、少なくとも一方の端にフィルムを有する容器栓の改良に関する。本発明の栓は、ワインの様な流体の容器の口の栓として特に有用である。本発明はまた、本発明の容器栓の様な容器栓、及び本発明の栓を組み付けた容器詰め製品、特に容器詰めされた流体製品を生産する改良された方法にも関する。
【背景技術】
【0002】
数多くの製品が、口に栓をした容器に詰められている。このような状況では、通常、栓は容器の口と締まり嵌めを形成している。このように容器詰めされる最も一般的な製品の1つがワインであるが、他の流体製品も同様に容器詰めされる。従来、ワインはコルク栓で密閉されたボトルに貯蔵されてきた。様々な理由でワイン産業ではコルク栓を使用してきたが、その主な理由はコルクの類まれな性質に関係がある。一例として、コルクは丈夫で、弾性があり、腐らず、通気性が低く、防水性に優れ、圧縮容易且つ成形が簡単である。従って、多くの点で、コルクは、ワインボトル内のワインなど、容器内に流体を密封する場合に考慮すべき天然素材である。
【0003】
何らかの容器詰め用材料を使用した場合、容器詰めに使用された材料の汚染物質が最終的な製品を汚染して、最終製品の品質低下を招くという危険が常にある。このことは、流体製品の容器詰めに使用される容器詰め用材料に特に当てはまる。多くの場合、容器詰め用材料の性能特性は、保存期間中に容器詰め用材料と流体製品とが持続的に接触することの影響を適切に考慮しているとはいえない。このような影響は、製品が容器詰めされた状態で長期に亘って貯蔵される頻度が高いワインに関しては深刻である。その影響は、多くの場合、栓の製造に使用される材料の特性が、容器を長期保存する時の栓の性能よりも、むしろ容器詰め処理の際に栓が容易に取り扱えることを目的に規定されるため、栓では特に顕著である。その結果、栓の他の性能特性について譲歩することになる。
【0004】
栓の汚染物質が製品の品質にどのように影響するかの完全な例は、ワイン産業にある。コルク栓は、ワインを入れた容器を栓するために使用される場合、望ましくない製品特性を発生させることになりかねない。コルクは、ワインの風味を消してしまうこともあり、しばしばかび臭やかび汚れの原因になったり、時には酸化による風味の消失の原因となることもある。1994年、風味消失を低減するためにヨーロッパのコルク産業によりケルカス計画が開始された。コルク生産業者は、現在、汚れを低減するためにヨーロッパコルク連合の実施規約に従っている。TCA(2,4,6トリクロロアニソール)がある種のかび臭/かび汚れの原因であると突き止められている。ワイン内のTCAの源となっているのはコルクだけではないが、コルクのなかには、ボトル貯蔵の場合にワインに移るレベルのTCAを含んでいるものもあることが示されている。また、ボトルを立てたままとし、液体がコルク面に触れていない場合でも、蒸気を介して汚れがワインに移ることも観察されている。これは、揮発物質に対するコルクの封鎖性が低いせいであり、相対湿度の変化に伴い水蒸気を容易に吸収及び放出する性質、及び揮発物質が入り込み残留し後になってワインに移るのが起こり易い性質により実証されている。
【0005】
製品の容器詰めの際に考慮すべきもう1つの点は、製品を外部環境から完全に密封する必要があるか、それとも気体交換が望ましいかということである。例えば、ワインのボトル貯蔵では、経年によりワインの風味が増すことを考慮に入れねばならない。ボトル熟成、ボトル成熟、又はボトル育成のコンセプトはよく知られているが、この分野では、理解されていること又は科学的に証明されていることは殆ど無い。栓が呼吸をし、酸素がワインのボトル育成に一役買っていると或る程度信じられてはいるが、酸素が多すぎるとワインを酸化させて台無しにすることも広く証明されている。風味を良くしてワインを熟成させるためにマイクロ酸化の使用を広げようとする一連の動きが高まってきている。従って、ワイン産業で使用される栓はどのようなものであっても、酸素の透過性を制御し、場合によっては幾らかの酸素が栓を透過してワインに触れるように、また他の状況下では酸素の侵入を大幅に遮断することができるようになっているのが望ましい。
【0006】
望ましくは酸素の透過性の抑制を維持しながら、栓による製品の汚染という問題を克服することを目指して、多くの取り組み方式が開発されている。コーティングを使用するとコルク栓の性能を改良できることが示されている。例えば、蝋及びパラフィンをコーティングとして使用しコルクに塗布すると、密封特性を改善することができる。蝋コーティングでは、経年に伴いコルクにしみ込む液体の量が減少することもわかっている。コルクの挿入と抜出を改良するために、シリコンコーティングをコルクに塗布することも行われてきた。シリコンは挿入と抜出の両方の過程で、コルクとボトルの間の摩擦を低減すると考えられている。この種のコーティングは、通常、コルクを回転ドラム内で転がしながらコルクに塗布される。コルクを固形のワックスブロックと共に転がしてもよいし、或いはコルクに液体を掛けるか又は霧吹きしてもよい。そうすると、コルク同士の物理的接触によって、コーティングはコルクからコルクへと広がり移って、均等に行き渡ることになる。処理を促進するために熱を加えてもよい。
【0007】
ワインに汚れ成分が移るのを防ぐために、栓とワインの間に別の形態の物理的隔膜を設ける試みが幾つか行われている。これら試みの多くは、硬化及び乾燥してフィルムコーティング層となるコーティングの形態で、又は栓の端部に貼り付けられたポリマーフィルムの形態で栓の端部にコーティング層を形成するという原理に基づいて作用するものであった。都合の悪いことに、上記技術を駆使して製造された栓の特性は満足の行くものではなかった。理論により区別しようとするものではないが、上記取り組み方式の問題点は、栓が圧縮性であるにもかかわらず、コーティング層が通常は圧縮性でないということである。このため、コーティング層には割れ、剥離、しわなどの欠陥が発生することになる。国際特許出願第WO00/34140号は、上記問題点を克服しようとするものであり、本体と、栓の端部に設けられたモールド成形による肉厚エラストマープラグとを備えた複合栓について記載している。エラストマープラグは、ボトルに対するシール性を提供し、記載によるとワインが栓のコルク体に触れるのを防ぐ抗汚れ隔壁であると主張されている。この取り組み方式に伴う難点は、汚れ問題は解決できたとしても、別の問題を生み出し及び/又は多くの不都合を抱えていることである。各栓の単価は、一般にコルク栓の単価より相当高く、経済的の観点からは望ましいものではない。加えて、本特許に記載されている型式のエラストマープラグは、酸素の透過率が高く、通常は、この型式のプラグを使用すると貯蔵時に発生するワインの酸化を低減するのは望めないということである。容器の開口部に栓を正確に方向決めすることが栓の性能上必須であることから、装着後の栓が適切に機能することを保証するには高価な栓締め機械が必要となる。このため、このような栓を使用した場合、ボトル詰製品の製造速度は著しく低下する。
【特許文献1】
国際公開WO00/34140号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、望ましくは栓の酸素透過を抑制できるようにしながら、栓を作る材料による、容器中身の汚染に伴う問題点を克服するか又は実質的に改良する、容器用の栓を提供することが望ましい。
【0009】
本発明の出願人は、先行技術による栓を研究し、先行技術によるコーティング手法に見られる欠陥の大部分は、容器の開口部へ挿入する際に栓が半径方向に圧縮されることにより発生することを見い出した。この段階を容器詰め工程から排除するわけにはいかないので、出願人は、この圧縮の悪影響を抑制する方法を探し求めた。研究の結果、出願人は、驚くべきことに、観察された問題点は、本質的には栓の圧縮によるものではなく、むしろ栓の圧縮時における栓の端部上のフィルムの非均一な変形に関係していることを見い出した。これは、栓の成形に使用される材料の大部分は、栓が圧縮された際にフィルムが均一に変形することに配慮していない点で、共通の問題であることが分かった。フィルムの変形に均一性が欠けていることにより上記欠陥が生れ、それが、層の完全性が損なわれることにつながる。フィルムの非均一な変形の影響が克服できれば、コーティングフィルムの使用に伴う問題点は改善されるはずであることが分かった。コーティングした栓についての研究の一環として、出願人は、栓にフィルムを施す改良された方法も開発した。この方法は、本発明の栓の製造に使用することができる。この新しい方法によりもたらされる驚くべき利益は、工程中には栓が変形するが、工程の終了時には栓上のフィルムには皺が発生しないことである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
或る態様では、本発明は、容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体と、圧縮性本体の端部上に取り付けられた、前記圧縮性本体と容器の内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域は少なくとも1つの特性を有し、それにより、容器の開口部への挿入のために本体を圧縮する際、前記領域が、フィルムにより形成される保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている容器栓を提供する。圧縮性本体の端部には多くの領域的特性があり、それらが在る場合には、フィルムにより形成される保護層を維持することになる。ある特性は、栓の圧縮性本体の端部の本領域は、圧縮性本体の端部表面の平面内で実質的に均一に圧縮できるようになっていることである。
【0011】
従って、或る態様では、本発明は、容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体であって、前記本体の一方の端部に設けられ表面を形成している領域を備え、前記領域は前記表面の平面内で実質的に均一に圧縮可能となっている圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられた、前記圧縮性本体と容器の内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、それにより、容器の開口部への挿入のために本体を圧縮する際、前記領域が、フィルムにより形成される保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている容器栓を提供する。
【0012】
本体の端部により構成される表面の断面積が栓本体の断面積よりも小さくなるように栓本体の端部が構成されている場合には、同じ成果を実現できることも分かった。従って、更に別の態様では、本発明は、或る断面積と容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部とを有する圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられた、前記圧縮性本体と容器の内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域には端に向ってテーパが付いており、端部の断面積が本体の断面積より小さくなっていて、それにより、容器の開口部への挿入のために本体を圧縮する際、前記領域が、フィルムにより形成される保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている容器栓を提供する。
【0013】
本発明は、更に、本発明の栓をパッケージに組み込んだ容器詰め製品に関する。容器詰め製品は、オイル、ワイン、又は香辛料などの流体製品であることが望ましい。
【0014】
従って、更に別の態様では、本発明は、容器詰め製品から成り、前記容器詰め製品は、開口部を有する容器と、前記容器内に入れられた製品と、前記開口部に挿入された容器栓とを備え、前記容器栓は、前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられた、前記圧縮性本体と容器の内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備え、前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域は1つ又は複数の特性を有しており、容器の開口部への挿入の間に本体を圧縮する際、前記領域が、フィルムにより形成される保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるように構成されている。
【0015】
更に別の態様では、本発明は、開口部を有する容器と、前記容器内に入れられる製品と、前記開口部に挿入される容器栓とを備えた容器詰め製品において、前記容器栓は、或る断面積と前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部とを有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられた、前記圧縮性本体と製品との間に保護層を形成するフィルムと、を備え、前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域には端に向ってテーパが付いており、端部の断面積が本体の断面積より小さくなっていて、それにより、開口部への挿入の間に本体を圧縮する際、前記端部が、フィルムにより形成される保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている容器詰め製品を提供する。
【0016】
更に別の態様では、本発明は、開口部を有する容器と、前記容器内に入れられる製品と、前記開口部に挿入される容器栓とを備えた容器詰め製品において、前記容器栓は、前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体であって、本体の一方の端部に設けられ表面を形成している1つの領域を備え、前記領域は前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能となっている圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられている、前記圧縮性本体と製品との間に保護層を形成するフィルムと、を備え、それにより、容器の開口部への挿入の間に本体を圧縮する際、前記領域が、フィルムにより形成される保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている容器詰め製品を提供する。
【0017】
本発明は、更に、その少なくとも1つの表面、望ましくは端部表面上に、ポリマーフィルムを設けた容器栓を製造する好適な方法を提供する。この方法は、先に述べた本発明による容器栓の製造に使用することができ、また、少なくとも1つの表面上にポリマーフィルムを設けたあらゆる栓の製造にも使用することができる。本方法は、表面を形成する少なくとも1つの端部を有する圧縮性本体を有する容器栓を準備する段階と、ポリマーフィルムを準備する段階と、ポリマーフィルムを加熱する段階と、ポリマーフィルムと前記表面とを相互に一緒に押圧してポリマーフィルムを表面に貼りつける段階とから成り、前記フィルム加熱段階は、前記押圧段階と同時に、又は前記押圧段階の前に行われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
容器詰め製品を大量生産するための容器の栓の必要条件は、完成品を製造する際に栓に課される条件に耐える栓の能力である。栓が利用される産業に関係なく、通常、栓に課される本質的な条件の1つは、栓は、容器の開口部への挿入に先立ち少なくとも部分的には圧縮されることである。次いで、栓は、圧縮力が解除されると通常は膨張して容器の開口部にしっかり嵌ることになる。栓は、大抵は容器の開口部と締まり嵌めを形成する。ワイン産業のボトル詰工程では、通常、栓に大きな圧縮力を掛ける高速栓詰め機を使用する。上記機械は、栓本体を通常時の直径から相当小さい直径、通常は元の大きさの約3分の1に、半径方向に圧縮する多数の圧縮ジョーを使用するのが一般的である。次にラムを使って、栓を、圧縮機械のジョーから容器の開口部に直接押し込み、そこで栓は元の大きさに膨張しようとするのでビンが密封されることになる。ワイン産業で使用される代表的なコルクは、長さが凡そ45mmで、直径は凡そ24mmである。ワインボトルの開口部の代表的な内径は約18mmである。従って、ワインの容器詰め時には、栓が相当に圧縮されることになる。
【0019】
本発明に開示する、栓に対して行なわれた改良点は、少なくとも一方の端部にフィルムを備えたあらゆる圧縮性の栓に適用可能である。本発明の栓の特性は、栓が圧縮性本体を有している点である。栓本体は、少なくとも5%、より望ましくは少なくとも10%、更に望ましくは少なくとも15%、より望ましくは少なくとも20%、更に望ましくは少なくとも30%、それより更に望ましくは少なくとも40%、最も望ましくは少なくとも50%だけ圧縮できるように、十分な圧縮性を備えていることが望ましい。これらの圧縮に関するパラメータを実現するため、本発明の栓の本体を作るのには多くの材料が使用できる。基本的には、適した栓の製造に通常利用される材料に関して上で述べた圧縮性判定基準に合致しているのであれば、何れの材料を使用してもよい。栓の本体部分の形成に使用される材料には、コルク、集塊コルク、マイクロ集塊コルク、又は1+1コルクが含まれる。代わりに、栓本体は、ポリマー材料で作ってもよい。栓本体は、中密度又は低密度の独立発泡プラスチックで構成してもよい。このような発泡プラスチックには、プラスチックポリマー、不活性ポリマー、モノポリマー、コポリマー、ターポリマー、熱可塑性エラストマー、及び熱可塑性オレフィンから成る群から選択された1つ又は複数のポリマーが含まれる。独立発泡プラスチック材料には、ポリエチレン、メタロセン触媒反応ポリエチレン、ポリブタン、ポリブチレン、ポリウレタン、シリコン、ビニールをベースとした樹脂、ポリエステル、エチレンアクリル・コポリマー、エチレンビニルアセテート・コポリマー、エチレンメチルアクリレート・コポリマー、エチレンブチルアクリレート・コポリマー、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンエチルアクリル・コポリマー、イオノマー、ポリプロピレン、コポリマー類又はポリポルピレン類等から成る群より選択された少なくとも1つのポリマーが含まれるのが望ましい。上記種類の材料の例については、米国特許第6,355,320号に記載されている。
【0020】
栓本体は繊維で作ってもよい。繊維の栓本体については、米国特許第5,665,462号に開示されており、これには綿、亜麻、サイザル麻、リンネル、セルロース、ジュートの様な植物性繊維、及びアンゴラ、ウール、アルパカ、及びそれらの混合物の様な動物由来繊維が含まれる。セルロースアセテート、セルローストリアセテート、アクリル類、アロミン類(芳香族ポリアミン類)、レーヨン類、ポリオレフィン類(例えば、ポリプロピレン)、ナイロン類、ポリエステル類、ポリウレタン類、テリレン類、テフロン、及び上記材料の混合物といった合成繊維も使用できる。合成繊維及び/又は天然繊維の混合物を使用してもよい。
【0021】
本発明の栓の全体形状は、通常は栓が使用される開口部の形状によって決まる栓本体の形状に合わせて大幅に変化する。栓本体は、栓が使用される容器の開口部と締まり嵌めを形成するのが望ましいことから、栓本体は少なくとも一方の端部が容器の開口部の形状と相補的であるのが望ましい。従って、例えば、栓本体は、矩形、ほぼ円筒形、又は実際には、容器の開口部に対して相補的であることが一般に判明している何れの形状であってもよい。栓本体は細長いことが望ましい。本発明の栓本体の特徴は、少なくとも1つの端部、望ましくは2つの端部を有していることである。最終的に容器の開口部に挿入されて開口部と締まり嵌めを形成し、而して栓性能を提供するのは栓本体のこの端部である。本発明の最適な栓は、2つの端部を有する本体を有する細長い栓であり、栓本体は略円筒形をしている。栓の寸法は、長さが30−60mmであるのが好適であるが、より望ましくは長さが35−55mm、更に望ましくは37−47mm、最も望ましくは約38mm又は45mmである。栓本体は、直径18−30mmの円筒形であるのが望ましく、より望ましくは直径が22−26mm、更に望ましくは23−25mm、最も望ましくは24mmである。
【0022】
本発明の栓は、栓により密封できる開口部を有する何れの容器にでも使用できる。容器はボトルであり、栓はボトルの開口部、いわゆるボトルの口に嵌る形状になっているのが望ましい。
【0023】
本発明の栓は、本体の少なくとも一方の端部にフィルムを有し、栓を容器の開口部に挿入すると、栓の本体と容器の内容物との間に保護層が形成される。栓本体に端部が1つしかない場合には、フィルムはその端部に設ける。栓本体に2つ以上端部が存在する場合には、フィルムはその一方に又はその複数の端部に設けられる。従って、栓本体に端部が2つある場合には、フィルムは一方の端部にのみ設けてもよいし、両方の端部に設けてもよい。端部が2つある場合には、両方の端部にフィルムを設けることが望ましい。
【0024】
フィルムは本体の端部だけを被い、本体の側部に亘るなど、圧縮されない本体の端部を越えて延びていないことが望ましい。従って、フィルムは圧縮されていない栓の端部を完全に覆うが栓の端部を越えて延びていないのが望ましい。
【0025】
本発明による改良された栓には、多種多様なフィルムを利用できる。フィルムは、液体として塗布され硬化するコーティング層、又は栓本体に噴射又は何らかの方法で塗布されたコーティング層でもよい。フィルムはポリマーフィルムでもよい。
【0026】
フィルムはポリマーフィルム、望ましくは多層ポリマーフィルムであるのが好ましい。ポリマーフィルムは、隔壁層と接着層を備えているのが望ましい。隔膜層は、HO、O及びCOの透過率の低いことが望ましく、分子量が40より大きい有機分子に対しては実質的に不透過性であるのが望ましい。本発明の栓に使用する隔膜層を製造するのに使用できる多くの材料が知られている。望ましくは、隔膜層には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアセテート・ポリマー類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ジビニル、ポリ二塩化ビニル、ポリビニルアセテート、ナイロン、ポリビニルアルコール類、ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、セロファン、スレーン、ポリアミン類、ポリカーボネート類、ポリスチレン、ポリアルキレン酸化物、ポリエチレン酸化物、セルロース、セルロース誘導体、及びシリコンポリマー類から成る群より選択された1つ又は複数のポリマー又は材料、或いは金属箔類が含まれる。好適な隔膜層には、ナイロン又はセルロース、ポリエチレン、及びPVDC又は金属又はEVOHが含まれる。隔膜層は、当技術分野で一般的に使用されている如何なる厚さであってもよい。隔膜層の厚さは、望ましくは1から50ミクロン、より望ましくは2から40ミクロン、更に望ましくは5から30ミクロン、最も望ましくは10から30ミクロンである。
【0027】
フィルムは、更に接着層を含んでいるのが望ましい。接着層は、栓本体へ取り付ける前に噴霧によりフィルムに付着させてもよいし、又は栓本体にフィルムを取り付ける前にフィルムに貼り合わせてもよい。適した接着層としては、ホットメルト接着剤類又は加熱活性型接着剤類から成る群より選択されるものが挙げられる。従って、適した接着剤には、ポリエチレンビニルアセテート、ポリアミド類、アクリル類、メチルメタクリレートをベースとするポリマー類、スターチをベースとする接着剤、炭化水素をベースとする接着剤、蛋白質をベースとする接着剤、動物膠、ゴム、シリコン、エポキシ樹脂、メラミンホルムアルデヒドをベースとする接着剤、不飽和ポリエステル類、ユリアホルムアルデヒド樹脂、レゾルシノール、フェノール接着剤、ウレタン類、ポリスルフィド類、ポリビニル、及びエチレンビニルアセテートポリマー類などを挙げることができる。特に好適な接着層は、エチレンビニルアセテートポリマー類である。
【0028】
接着層は、厚さが0.1から15ミクロンの間であるのが望ましく、更に望ましくは4から15ミクロンの間、最も好ましくは10から15ミクロンの間である。加熱活性接着剤を使用する場合、活性化温度は30℃より高いことが望ましく、更に望ましくは50℃より高く、80℃より高いのが最も好ましい。
【0029】
本発明の栓は、圧縮性本体の端部に少なくとも1つの特性を備えた少なくとも1つの領域を有しており、容器の開口部へ挿入するため本体を圧縮させる際に、フィルムにより形成された保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなくその領域が圧縮されるような特性を有している。本体に複数の端部がある場合には、この種の領域は何れか一方の端部に設けてもよいし、又は各端部に設けてもよい。当該領域は、栓本体の残り部分と一体でもよいし、又は栓の残り部分に取り付けて複合栓体としてもよい。当該領域は、所望の結果を提供することになる多くの特性を有することができる。
【0030】
当該領域の1つの特性は、栓の端部の表面積が栓本体の残り部分の断面積よりも小さくなるように、当該領域が位置している端部に向ってテーパを付けることである。或る好適な実施形態では、従って、改良型の栓を提供する栓の端部の特性は、栓端部の領域の少なくとも一部に圧縮性本体の端部に向かってテーパが付いていることである。テーパは、端部の断面積が本体の断面積より小さくなるように付いている。フィルムの保護特性の完全性を維持するには、栓本体の端部の断面積をほんの少し小さくすればよいので、僅かにテーパを付けるだけでよいことが分かっている。テーパは、端部の断面積が本体の断面積の98%より小さいことが望ましく、より望ましくは96%より小さく、それより望ましくは92%より小さく、更に望ましくは85%より小さく、それより望ましくは80%より小さく、また更にそれより望ましくは75%より小さく、本体の断面積よりも70%より小さいのが最も望ましい。テーパの特に好ましい範囲は、栓の端部の断面積が本体の断面積の65%から85%の間となる範囲である。理論により境界を定めようとするものではないが、そのような縮小によって本体の圧縮時のフィルムの変形の抑制を図ることができるものと思われる。
【0031】
所望の性能特性を提供するのに、多種多様なテーパを使用できることが分かっている。例えば、テーパは均一的テーパ状でも非均一的テーパ状でもよい。均一的テーパ状というのは、栓本体の太さが端部に近づくにつれ一定割合で小さくなることを意味する。しかしながら、最も容易に大量生産ができ、従って経済的に最も望ましいことから、テーパ部は均一的テーパ状であるのが好適である。とはいっても、少なくとも原理的には、他の種類のテーパも使用できる。従って、テーパ状の本体側部は、直線状であっても曲線状であってもよい。テーパは、フィルムが位置する本体の端部が栓で密封するボトルの開口部よりも小さくなるほど、極端に付けないのが好適である。仮にそうなると、フィルムが形成する保護層の効果に妥協が生れる。テーパは栓本体の一部の区域にだけ付いているのも好適である。テーパは栓本体の30%未満であるのが望ましく、より望ましくは栓本体の20%未満であり、更に望ましくは栓本体の10%未満であり、それより望ましくは栓本体の5%未満であり、更に望ましくは栓本体の2%未満であり、最も望ましくは栓本体の1%未満である。テーパは、原理的には栓本体の全長の殆どに亘って付いていてもよいが、基本的には端部にだけ設けても同等に効果があることが判明している。栓本体のテーパを形成する1つの好適な方法は、先ず栓を製作し、次いで端部の面取りをして、テーパ付の栓本体を完成するやり方である。栓本体を面取りする段階は、フィルムを本体の端部に取り付ける前でも後でもよい。次の表1及び2は、多種多様な栓本体直径に様々な寸法の面取りを施した場合の相対的表面積の一覧である。
【0032】
【表1】
Figure 2004532777
【表2】
Figure 2004532777
表中、総面取り寸法は、本体の両側の面取りした部分を合計した合計面取り量を示す。従って、面取り寸法が2の場合は、各側で栓本体が凡そ1mmずつ除去されたことになる。
Sa=表面積(mm
Ra=面取りコルクの端部の表面積/コルクの断面積
栓本体には端部が2つあるのが望ましい。端部が2つある改良型の栓を製造するためにテーパ付本体の特性を使用する場合、圧縮性本体の両端にテーパの付いていることが特に望ましい。その場合、両端は同様に且つ同じ範囲までテーパの付けられているのが好ましい。このことの利点は、このタイプの栓は、栓の2つの端部を区別しない従来のボトル詰機械にも使用することができるところにある。従って、両端に同様にテーパが付いた栓を使用すると、ボトルへ挿入するための機械によって選択された栓の端部に関係なく、栓は所望の機能を果たすことができるようになる。
【0033】
上記テーパを形成するためには、(フィルム装着の前又は後の何れかに)栓本体を機械加工することに加えて、事前にテーパを付けた層又は円板を栓本体の1つ又は両方の端部に取り付けて、少なくとも一方の端部にテーパ付領域を備えた複合栓を製作することによってテーパ部を形成することもできる。この技法は利用できるとはいっても、この方法では機械加工に比べて栓の製作に費用が掛かるようになるので、費用効率が良いとは言えず望ましくはない。当業者には自明のように、上記技法を組み合わせて使用してもよい。無論、モールド成形により栓本体を製作する場合、テーパをモールドに組み込んで、テーパ付の栓を形成することができる。
【0034】
所望の成果を実現するために開発できる栓本体の端部領域の別の特性は、本体の一方の端部に、規定された表面の平面内で実質的に均一に圧縮可能な領域を設けた栓を提供することにある。ここにいう実質的に均一に圧縮可能なとは、当該領域が第1の方向に規定の力を受けた場合、その方向の変形量が、当該領域が別の方向に同量の力を受けた場合に観察される変形量と実質的に同一であることを意味する。代わりに、当該領域の端部が平らな面でない場合には、当該領域は、栓が密封しようとする容器の開口部の縦軸に対して垂直な面に実質的に均一に圧縮可能であることが望ましい。本体部分の端部の領域がこの平面内で実質的に均一に圧縮可能である場合には、当該領域にコーティングされたフィルムの変形特性は、圧縮が、フィルムにより形成された保護層の効果を低下させないような特性であることが分かっている。圧縮に関してはフィルム特性のある程度の劣化は殆ど常に見られるが、許容可能な範囲内で最小化できる。
【0035】
栓の端部に実質的に均一な圧縮性を実現するための方法は数多くある。1つの好適な方法は、栓本体が均一に圧縮可能な材料で確実に作られるようにすることである。例えば、天然コルクを使用する場合、天然コルクは、通常は木の年輪がコルク全体に亘るような方法で木から切り出されるので、均一な圧縮性を得ることは難しい。これらの材料を使用すると、年輪によって圧縮性の異なる帯域ができるため、コルク材料の均一な圧縮性を実現できない。しかしながら、栓本体が、木からコルク栓を切り出す通常の切断方向に対して横向きに切り出すやり方でコルクの木から切り出されたコルクを使用した場合、改善された均一性が実現できる。集塊コルクは、接着剤とコルク粒体の混合物を加熱された金型を通して押し出し成形してロッドを製作し、それを切断して円筒形の栓に研削することによって製作される。粒体がホッパーから押し出し工程に供給される間に、大きさの異なる粒体が選択的に配置されるので、最終的なコルクは全く均一というわけではない。更に、それぞれの粒体は圧縮特性が異なり向きも異なっている。その結果、集塊コルクは、半径方向の圧縮を受けた場合、通常の方向に切り出された天然コルクよりも、より均一に変形するが、とはいっても、半径方向圧縮時に厳密に均一であるわけではない。従って、特定の硬度と接着特性を備えたある種のフィルムを使って、集塊コルクが要求される圧縮均一性の度合いを提供できるようにしてもよい。
【0036】
同じ結果を達成するための別のやり方は、本体の端部に、円板又は層の様な、表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である材料を取り付け、本体の一方の端部に規定された表面の面内で実質的に均一に圧縮可能な領域を有する複合栓本体を形成することである。均一な圧縮性材料の円板又は層を栓に取り付けて複合栓本体を形成する方法を採用する場合には、重要な特性は、栓本体全体自体ではなく円板又は層の圧縮挙動であることが分かっている。このように、円板又は層の圧縮特性が受容可能である限り、栓本体の残り部分の圧縮特性に均一性が欠けていても関係ない。栓が2つの端部を有している場合、均一な圧縮性の材料の領域は、各端部に配置するのが望ましい。上記円板又は層の形成に利用できる均一な圧縮性の材料は幾つもあり、当業者には自明であろう。原理的には、実質的に均一な圧縮性の材料であれば、どの様な材料でも使用することができる。当業者には、簡単な圧縮試験を使えば、その材料が均一圧縮性を備えているかどうかを素早く判定することができるはずである。
【0037】
無論、栓本体の端部の領域の多くの特性は協働して、改善された栓を製作する。このようにして、或る特定の好適な実施形態では、栓本体の端部の少なくとも1つの領域は前記端部に向ってテーパが付いており、且つ当該領域により形成される栓本体の端部表面の面内において均一に圧縮可能となっている。栓に端部が2つある場合には、各端がそのようになっていることが望ましい。
【0038】
本発明はまた、本発明の栓を使って容器詰めされた製品にも関する。本発明の好適な容器詰め製品は流体製品であり、特に、オイル、ワイン、酢である。本発明の容器詰め製品で使用する好適な容器は、ボトル、特にガラス瓶である。
【0039】
更に別の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの表面を保護するためにその表面にポリマーフィルムを貼り付けた容器栓を製造する方法を提供するが、その方法は、
(a)表面を形成する少なくとも1つの端部を有する圧縮性本体を有する容器栓を準備する段階と、
(b)ポリマーフィルムを準備する段階と、
(c)ポリマーフィルムを加熱する段階と、
(d)ポリマーフィルムと前記表面を互いに押圧してフィルムを表面に貼り付ける段階とから成り、前記加熱段階は前記押圧段階と同時か又はその前に行われる。
【0040】
前記容器栓を準備する段階は、容器栓を栓保持手段に位置決めする段階を含んでいるのが望ましい。好適な栓保持手段は、栓を入れるための内部空洞を有する金型である。空洞の好適な内寸法は、加工対象の栓の外寸法±4mm程度である。空洞の内寸法が栓の外寸法に一致していれば特に好ましい。空洞の寸法が小さいと、加工中に栓は定位置にきつく保持されることになり、一方寸法が大きいと、必要に応じてフィルムを栓の端からはみ出させることができる。好適な金型は、長さが栓の長さよりも短くなっており、栓の少なくとも一部が金型の空洞から突出するようになっている。金型の形態は、本方法の対象となる栓の形状次第で変わる。金型の内部空洞の形状は、栓本体の形状と相補的であるのが望ましい。金型は、栓の一方の端部だけが本方法の対象となるように構成される(その場合、金型の一方の端部は閉じており、栓が空洞の両端から突出するのを防いでいる)か、又は栓の両端が同時に処理できるように構成されるが、後者の場合、金型の両端は開いており、金型は実質的に管状であって栓が各開放端から突出するようになっている。
【0041】
加工対象となる栓の種類はこれまで述べてきた栓である。加工対象の栓は、一方の端部など少なくとも一表面にフィルムを有してもよいし、又は加工に先立ち、フィルムを除いておいてもよい。本方法で使用されるフィルムは、先に述べたポリマーフィルムである。
【0042】
ポリマーフィルムの取り付けに備えて栓を所望の向きに配置した後、適したポリマーフィルムが供給される。或る好適な実施形態では、ポリマーフィルムは、2つのフィルム保持要素の間でスプールに巻かれた連続するポリマーフィルムとして供給される。ポリマーフィルムは、通常はこれら2つのフィルム保持要素の間に巻かれている。両フィルム保持要素は、必要に応じて何れかの方向に、協働してフィルムを前進させることができるように設けられているのが望ましい。フィルム保持要素は、ポリマーフィルムの一方の面が、ポリマーフィルムを取り付けようとする栓の端部の面と実質的に同一面内であるように配置又は配向されるのが望ましい。ポリマーフィルムは、外側の層として接着層を備え、フィルムの配向は、フィルムの栓の端部に面する側が外側層としての接着層を有するようになっているのが望ましい。
【0043】
本発明の工程では、フィルムは、押圧段階の前に又はこれと同時に加熱される。加熱は、押圧段階に先立ち、空気又は他のガスの熱風をフィルムの表面に吹き付けることによりフィルムを予熱することを含め、多くのやり方で実現できる。また、押圧段階に先立ち、フィルムを加熱室又は加熱帯域に通すこともでき、その場合、熱は加熱室又は加熱帯域内でフィルムに伝達される。加熱は、栓を保持する金型を加熱することにより、或いはフィルムを栓に押し付ける裏板を高温にして、押圧時に熱をフィルムに伝達するようにして行なってもよい。加熱は、フィルムの外側層を軟化、溶融又は活性化するのに十分な温度になるまで加熱することが望ましく、その温度は、通常は少なくとも40℃、望ましくは少なくとも80℃、より望ましくは少なくとも120℃である。
【0044】
本発明の工程では、フィルムと栓の表面は相対的に一緒に押圧され、フィルムが表面に貼り付けられる。ポリマーフィルムと栓表面を相対的に一緒に押圧する方法は、数多く存在する。例えば、ポリマーフィルムを定位置に保持して栓表面をフィルムに押し付けてもよい。この場合には、通常、裏板を使用し、押圧時にフィルムが変形して栓から外れることのないようにする。或いは、フィルムと金型の両方を相対移動させて、栓表面とポリマーフィルムを押圧して一体化してもよい。しかしながら、栓側を固定して、可動裏板によりフィルムを栓の表面に押し付ける方が望ましい。裏板と金型が協働し、押圧の間、栓を保持して、フィルムが栓の端部の表面だけに配置されるようフィルムを切断するするのが望ましい。押圧は、栓の圧縮性本体を、少なくとも0.5%、より望ましくは少なくとも1%、更に望ましくは少なくとも2%、それより望ましくは少なくとも3%、更にそれより望ましくは少なくとも10%、最も望ましくは少なくとも15%だけ圧縮するに十分な力で行なわれるのが好ましい。押圧段階は、理論上どれだけの期間実施してもよい。しかしながら、約0.1から60秒間、より望ましくは0.1から15秒間、最も望ましくは0.1から5秒間行なわれるのが望ましい。押圧が終了すると、裏板を取り除いて力を解除する。
【0045】
本発明の工程は、上記の手順により、栓の一方端だけを処理するか、或いは栓の両端を同時に処理する方法で行なわれる。両端同時処理の場合には裏板を2枚、ポリマーフィルム2枚と共に使用する。押圧段階が終了すると、単数又は複数の裏板を外して圧力を解除する。工程を連続工程として行なう場合は、フィルムを前進させ、別の栓を供給して、工程を繰り返す。これを実現する1つの方法は、多数の金型を軸又はスライド上に設けて、1つの栓の処理が終わると、軸又はスライドを次の位置まで前進させて、処理対象の新しい栓を供給し、処理済の栓をラムで突いて交換するというやり方である。こうすると、工程は比較的効率的になり、時間対費用効果が上がり、連続工程として実行できる。
【0046】
以上、本発明の栓及び本発明の工程について概説してきた。以下、添付図面を参照しながら、本発明を更に説明する。
【0047】
栓の一方の端部の部分図を図1に示す。栓本体の端部上にはフィルム(1)があり、栓本体の端部には領域(2)があって、この領域は、この領域により栓本体の端部に形成される表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である。
【0048】
図2は、各端部にフィルム(1)を配置した、本発明の別の好適な栓を示している。栓の各端部に領域(2)があり、各領域は、自身が形成する栓の各端部の表面の面内で実質的に均一に圧縮可能となっている。本実施形態では、この実質的に均一に圧縮可能な領域は、栓の各端部に設けられ、栓は自動化栓詰め機械で使用できるようになっている。
【0049】
図3は、本発明の更に好適な栓の部分断面図である。図3の栓にはテーパが施されている。栓本体(3)の端部表面にはフィルム(1)が配置され、栓本体の端部のテーパ状側部(4)及び(5)により示すテーパ部は、フィルム(1)が配置されている栓の端部表面の断面積が、栓本体の断面積よりも小さくなるように構成されている。
【0050】
図4は、両端にテーパ部を設けた、本発明の或る好適な栓の側断面図である。フィルム(1)は栓本体(3)の各端部に配置されている。栓の各端部には、フィルム(1)で覆われる両端部の表面積が栓の断面積よりも小さくなるようにテーパが付けられている。
【0051】
図5は、図3の線V−Vに沿う矢視上面図を示している。外側の環(6)は、栓本体の側部を表し、内側の環(7)は、テーパ後の栓本体の端部表面を表す。
【0052】
図6は、本発明の特に好適な実施形態を表している。この実施形態は、テーパと、本体端部の実質的に均一な圧縮性領域との組み合わせ効果を例証している。栓は、各端部にフィルム(1)を配した栓本体(3)を有している。栓本体の各端部には、各端部の断面積が本体の断面積よりも小さくなるように、少なくとも一部にテーパが付けられた実質的に均一な圧縮性領域(2)がある。テーパの付いた本体の側部(4)と(5)を明瞭に示している。
【0053】
図7及び図8は、栓本体の端部における別の好適なテーパ部を示している。つまり、図7では、栓本体(3)の端部上にフィルム(1)が設けられている。テーパ状側部(4)と(5)がある。図7のテーパ部の範囲は、図3及び図4に示すテーパ部よりも小さく、どのようにテーパ部の角度を変えることができるかを示している。
【0054】
図8では、栓本体(3)の一方の端部上にフィルム(1)が設けられている。この事例では、縁部(8)及び(9)は、栓の端部の断面積が栓本体の断面積より小さくなるように丸みを帯びたテーパが付けられている。
【0055】
図9は、栓保持手段と共に配置された栓本体(3)を示している。栓の両端は栓保持手段の両端から突き出ている。
【0056】
図10は、押圧段階直前の本発明の工程の概略図である。図9のように、栓の両端(12)と(13)が栓保持手段(11)から突き出ている。2枚のポリマーフィルム(14)と(15)が連続フィルムの一部として供給され、裏板(16)と(17)が、フィルムを栓の両端に押しつけるために配設されている。押圧が完了すると、裏板(16)と(17)は離され、フィルムは、次の栓を処理するために図示の方向に進む。図示のように、ポリマーフィルムは空白部分(18)及び(19)を含んでおり、ここで、先行する栓の処理の間に、ポリマーフィルムが連続フィルムから打ち抜かれたことを示している。
【0057】
以下、添付実施例に言及しながら本発明を更に詳しく説明する。しかしながら、以下の記述は説明のみを目的としており、上記本発明の一般性へ制限を課すものではない旨理解頂きたい。
【実施例1】
【0058】
コーティングフィルム調製
従来型の同時押し出し吹き出し成形フィルム装置を使用して、15ミクロン高密度のポリエチレン層と5ミクロンのエチレンビニルアセテート・コポリマー(EVA)層とを含む20ミクロン多層フィルムを製作した。
【0059】
従来技術を使って押し出し積層により、EVA/PE/PVDC/ナイロンの層を含む40ミクロン多層フィルムを製作した。
端部フィルムコーティング付コルク栓の製造
直径26mm、内側円筒状空洞深さ42mmの切断工具を製作した。直径24mm、長さ45mmのコルクを、市販コルクの群から取り出した。上記工具を用い、一回の工程で、コルクの端部にEVA/PE/PVDC/ナイロンフィルムとポリエチレン/EVAフィルムの両方をコーティングした。このコーティングは、切断工具の内側に入れたコルクと裏板との間に両フィルムを保持して、コルクを加熱された裏板(125℃)に押し付けることにより、行われた。次に、各コルクを測定して、フィルムの直径対コルクの直径の比を求めた。
【0060】
∴R=フィルムの直径
コルク本体の直径
従って、フィルムが栓本体の端部にだけに配置され、端部を完全に覆っている場合、R=1.00となる。栓の端からフィルムがはみ出している場合、R=1.08となった。
R値を小さくするためのコーティング付コルクの面取り
次に、多数のコーティング付コルクを、紙やすり上で縁部を回転させることにより面取りしてテーパ付コルクを作成した。この場合、栓の表面の断面積は、栓本体の断面積よりも小さくなった。これによりR値は、0.92、0.83、0.79、及び0.75となった。
ワックス及びシリコンコーティング
100個のコルクを固形パラフィンワックスと20分間ドラム内で転がし、次いでコルクに1mlの7004CAFシリコンを吹きかけ、更に30分間転がすことにより、コルクに蝋付けとシリコンコーティングとを施した。これは、ボトルネックへのコルクの挿入性を改善するために行なった。
Rと、栓端部の表面積の比の値の、気体透過度に関する効果
ボトル詰でボトルに入り込む空気の量は、ボトル詰時に真空引きし、ボトルを逆さまにして、ボトルに流れ込む気泡を観察することにより観察することができる(0−流入皆無;5−最大量の流入)。
【0061】
【表3】
Figure 2004532777
Ra=栓の端部の表面積/栓の断面積
酸素透過率は、栓本体にテーパが付いている場合に最適レベルとなることが明らかである。当業者には自明のように、最適テーパは、栓の圧縮性材料の特性、コーティングフィルムの特性、及び栓が最終的に挿入される開口部の寸法によって変化する。
【実施例2】
【0062】
コルクトラベル試験
コルクの密封能力を見分けるための別の試験は、トラベル試験として知られている。この試験では、ワインがコルクとボトルネックとの間を移動してしまうボトルの本数を測定する。ワインが移動する距離を記録する。この試験は、ボトルを寝かして1週間の間30℃に加熱することにより加速される。熱により圧力が上がり、ワインがシールに力を働かせる。フィルムコートされたコルクでは、移動量はフィルム下のワイン滲出に関係する。この滲出状態の程度を測定することもできる。
【0063】
この方法で4個のフィルムコートされたコルクを試験した。コルクの中には、ポリマーフィルムでコーティングするのに先立ち、コルクの端部上に厚さ4mmの横断カットコルク円板を接着することにより改造したものもある。各種類のコルクは、完成後の形態で直径が24mm、長さが44mmであった。
【0064】
横断カットとは、ワイン栓用のコルクが通常切り出される方向に対して垂直な方向に、円板がカットされることを意味する。円板の端部表面は、元は木の樹幹に向うか又は離れる方向に向いている。従って、皮目(即ち、元は空気が樹皮を通って木に入れるようにする気孔)は、円板の一方の表面から他方の表面に走っている。ワインは皮目を通ってコルクの内側端部から外側端部へと移動することができるので、天然コルク栓は、この方向にカットすることはない。普通、コルク栓の端面は、元は地又は天の何れかを向いており、皮目はコルク本体を横切って通っている。半径方向に圧縮されると、横断カット円板は、正確に均一ではないにしろ、通常切り出されるコルク栓よりも変形の均等性が遙かに高い。即ち、円板の縁部に円板の中心に向けて或る力が掛かったとき、変形は、円板の縁部の別の点に円板の中心に向けて同様の力が掛かったときに生じる変形と同様になるわけである。コルクを通常の方法で、端部が元の地又は天を指すように切り出した場合、変形の均一性は、年輪と、コルクを構成している単位細胞の形状と配置のために劣る。
【0065】
4通りのコルクのタイプは、次のとおりである:
1.直線天然コルク
2.直径2mmの面取りを施した直線天然コルク
3.横断カットコルク円板を端部に接着したコルク
4.横断カット円板を端部に接着し、直径2mmの面取りを施したコルク
面取りを施す前に、実施例1で述べたように、フィルムを125℃に加熱しコルク上に押圧することにより、各コルクにEVA/PE/PVDC/ナイロン/EVA/HDPEの多重層で構成された60ミクロンのフィルムをコーティングした。ボトル詰に先立ち、コルク1個当り凡そ0.0087gの蝋と0.0064gのシリコンを用い60分間ドラム内で転がすことにより、コルクに蝋とシリコンをコーティングした。トラベルとフィルム下滲出について、30℃で3週間貯蔵した後、各コルクについて6回繰り返した結果を下表に示す。
【0066】
【表4】
Figure 2004532777
上記より、端部に面取りを施した栓は、天然コルクに対して性能特性が改良されていることが明らかである。また、実質的に均一な圧縮性領域又は層を栓本体の端部に採用することによっても栓の性能が改善されることが明らかである。上記特徴の組み合わせも明らかに優れている。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の好適な栓の一方の端部の部分側面図である。
【図2】本発明の栓の別の好適な実施形態の側面図である。
【図3】本発明の好適な栓の一方の端部の部分縦断面図である。
【図4】別の好適な栓の縦断面図である。
【図5】図3の栓のV−V線に沿う矢視平面図である。
【図6】本発明の好適な栓の側面図である。
【図7】本発明の好適な栓の部分縦断面図である。
【図8】本発明の別の好適な栓の部分縦断面図である。
【図9】栓の端部にフィルムを取り付ける前の、金型内に配置された栓を示す図である。
【図10】プレートを押してフィルムを栓の両端に押し付ける前の、金型内の栓を示す図である。

Claims (46)

  1. 容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に設けられ前記圧縮性本体と容器内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、
    前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域は少なくとも1つの特性を有しており、それにより、容器の開口部へ挿入するために前記本体を圧縮する際、前記領域は、前記フィルムにより形成される保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなく、圧縮するようになっている、容器栓。
  2. 前記圧縮性本体は或る断面積を有し、前記特性は、前記領域の少なくとも一部には前記圧縮性本体の端部に向ってテーパが付けられ、前記端部の断面積が前記本体の断面積より小さくなっていることである、請求項1に記載の容器栓。
  3. 前記端部の断面積は前記本体の断面積の96%未満である、請求項2に記載の容器栓。
  4. 前記端部の断面積は前記本体の断面積の85%未満である、請求項3に記載の容器栓。
  5. 前記フィルムは隔膜層と接着層とを備えた多層フィルムである、請求項2に記載の容器栓。
  6. 前記隔膜層は、HO、O、及びCOに対する透過率が低く、分子量が40を超える有機分子に対しては実質的に不透過性である、請求項5に記載の容器栓。
  7. 前記隔膜層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアセテート・コポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ジビニル、ポリ二塩化ビニル、ポリビニルアセテート、ナイロン、エチレンビニルアルコール・コポリマー、ポリカーボネート類、ポリスチレン、ポリアルキレン酸化物ポリマー類、ポリエチレン酸化物ポリマー類、セルロース、セルロース誘導体類、シリコンポリマー類、及び金属から成る群より選択された少なくとも1つのポリマー又は材料を含んでいる、請求項5に記載の容器栓。
  8. 前記接着層は、エチレンビニルアセテート、ポリアミド類、アクリル類、メチルメタクリレートをベースとする接着剤、スターチをベースとする接着剤、炭化水素をベースとする接着剤、蛋白質をベースとする接着剤、動物膠、ゴム、シリコン、エポキシ樹脂類、メラミンホルムアルデヒドをベースとする接着剤、不飽和ポリエステル類、ユリアホルムアルデヒド樹脂類、レゾルシノール、フェノール接着剤、ウレタン類、ポリスルフィド類、及びポリビニル類から成る群より選択された少なくともホットメルト接着剤又は加熱活性型接着剤を含んでいる、請求項5に記載の容器栓。
  9. 前記圧縮性本体は2つの端部を有し、各端部にフィルムが取り付けられ、前記圧縮性本体は、各端部に設けられた1つの領域を有し、前記各領域の少なくとも一部には、当該領域が設けられている前記圧縮性本体の端部に向ってテーパが付けられ、前記各端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっている、請求項2に記載の容器栓。
  10. 本体は実質的に円筒形である、請求項2に記載の容器栓。
  11. 前記領域は前記本体の端部の表面を形成し、前記領域の少なくとも一部は、前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である、請求項2に記載の容器栓。
  12. 前記本体の少なくとも一部は、コルク、集塊コルク、マイクロ集塊コルク、又は合成コルクから成る、請求項2に記載の容器栓。
  13. 前記本体の端部に設けられた前記領域は前記本体の端部に表面を形成し、前記特性は、前記領域の少なくとも一部分が前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能なことである、請求項1に記載の容器栓。
  14. 前記フィルムは隔膜層と接着層とを備えた多層フィルムである、請求項13に記載の容器栓。
  15. 前記隔膜層は、HO、O、及びCOに対する透過率が低く、分子量が40を超える有機分子に対しては実質的に不透過性である、請求項5に記載の容器栓。
  16. 前記隔膜層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアセテート・コポリマー類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ジビニル、ポリ二塩化ビニル、ポリビニルアセテート、ナイロン、エチレンビニルアルコール・コポリマー類、ポリカーボネート類、ポリスチレン、ポリアルキレン酸化物ポリマー類、ポリエチレン酸化物ポリマー類、セルロース、セルロース誘導体類、シリコンポリマー類、及び金属から成る群より選択されたポリマー又は材料を含んでいる、請求項14に記載の容器栓。
  17. 前記接着層は、エチレンビニルアセテートポリマー類、ポリアミド類、アクリル類、メチルメタクリレートをベースとする接着剤、スターチをベースとする接着剤、炭化水素をベースとする接着剤、蛋白質をベースとする接着剤、動物膠、ゴム、シリコン、エポキシ樹脂類、メラミンホルムアルデヒドをベースとする接着剤、不飽和ポリエステル類、ユリアホルムアルデヒド接着剤、レゾルシノール、フェノール樹脂類、ウレタン類、ポリスルフィド類、及びポリビニル類から成る群より選択された少なくとも1つのホットメルト接着剤又は加熱活性型接着剤を含んでいる、請求項14に記載の容器栓。
  18. 前記圧縮性本体は少なくとも2つの端部を有し、各端部にフィルムが取り付けられ、前記圧縮性本体は、各端部に設けられた1つの領域を有し、前記各領域は、当該領域が設けられている前記本体の端部に表面を形成し、前記各領域の少なくとも一部は、当該領域により形成される表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である、請求項13に記載の容器栓。
  19. 前記本体は実質的に円筒形である、請求項13に記載の容器栓。
  20. 前記本体は或る断面積を有し、前記領域の少なくとも一部には、圧縮性材料の前記本体の端部に向ってテーパが付けられ、前記端部の断面積が前記本体の断面積より小さくなっている、請求項13に記載の容器栓。
  21. 前記各領域には、当該領域が設けられている前記圧縮性本体の端部に向ってテーパが付けられ、前記各端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっている、請求項18に記載の栓。
  22. 或る断面積と容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部とを有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ前記圧縮性本体と容器内容物の間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、
    前記圧縮性本体の前記端部の少なくとも1つの領域には前記端部に向ってテーパが付けられ、前記端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっており、それにより、容器の開口部へ挿入するために前記本体を圧縮する際、前記領域は、前記フィルムにより形成される保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなく、圧縮するようになっている、容器栓。
  23. 前記端部の断面積は前記本体の断面積の96%未満である、請求項22に記載の容器栓。
  24. 前記端部の断面積は前記本体の断面積の85%未満である、請求項23に記載の容器栓。
  25. 前記圧縮性本体は2つの端部を有し、各端部にフィルムが取り付けられ、前記圧縮性本体は各端部に設けられた1つの領域を有し、前記各領域には、当該領域が設けられている前記圧縮性本体の端部に向ってテーパが付けられ、前記各端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっている、請求項22に記載の容器栓。
  26. 前記本体は実質的に円筒形である、請求項22に記載の容器栓。
  27. 前記本体の少なくとも一部は、コルク、集塊コルク、マイクロ集塊コルク、又は合成コルクから成る、請求項22に記載の容器栓。
  28. 前記領域は前記本体の端部に表面を形成し、前記領域の少なくとも一部は、前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である、請求項22に記載の容器栓。
  29. 容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体であって、前記本体の端部に設けられ表面を形成している1つの領域を備え、前記領域は前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能となっている圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ前記圧縮性本体と容器内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えた容器栓において、
    それにより、容器の開口部へ挿入するために前記本体を圧縮する際、前記領域は、前記フィルムにより形成される保護層に実質的に悪影響を及ぼすことなく、圧縮するようになっている、容器栓。
  30. 前記フィルムは多層フィルムであり、前記多層フィルムは、少なくとも1つの隔膜層と少なくとも1つの接着層を備えている、請求項29に記載の容器栓。
  31. 前記隔膜層はH、N、O、及びCOに対する透過率が低く、分子量が40を超える有機分子に対しては実質的に不透過性である、請求項30に記載の容器栓。
  32. 前記隔膜層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアセテート・コポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ジビニル、ポリ二塩化ビニル、ポリビニルアセテート、ナイロン、エチレンビニルアルコール・コポリマー類、ポリカーボネート類、ポリスチレン、ポリアルキレン酸化物ポリマー類、ポリエチレン酸化物ポリマー類、セルロース、セルロース誘導体類、シリコンポリマー類、及び金属から成る群より選択されたポリマー又は材料を含んでいる、請求項30に記載の容器栓。
  33. 圧縮性材料の前記本体は少なくとも2つの端部を有し、各端部にフィルムが取り付けられ、圧縮性材料の前記本体は、各端部に設けられた1つの領域を有し、前記各領域は表面を形成し、前記各領域は自身が形成する前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能である、請求項30に記載の容器栓。
  34. 圧縮性材料の前記本体は或る断面積を有し、前記本体には少なくとも1つの端部に向ってテーパが付けられ、前記少なくとも1つの端部の断面積が前記圧縮性本体の断面積より小さくなっている、請求項33に記載の容器栓。
  35. 少なくとも1つの表面にその表面を保護するためのフィルムを有する容器栓を製造する方法において、
    (a)表面を形成する少なくとも1つの端部を有する圧縮性本体を有する容器栓を準備する段階と、
    (b)ポリマーフィルムを準備する段階と、
    (c)前記ポリマーフィルムを加熱する段階と、
    (d)前記ポリマーフィルムと前記表面とを互いに押圧して前記フィルムを前記表面に貼り付ける段階と、から成り、
    前記加熱する段階は前記押圧する段階と同時に、又は前記押圧する段階の前に行われるようになっている方法。
  36. 前記フィルムを準備する段階は、隔膜層と接着層とを備えた多重層フィルムを準備する段階を含んでいる、請求項35に記載の方法。
  37. 前記接着層は、前記フィルムの外側の層であり、前記フィルムは、前記(d)段階の間に前記接着層が前記表面に接触するように配位される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記フィルムは、前記ポリマーフィルムの外側の層の軟化、溶融、又は活性化温度より高い温度まで加熱される、請求項35に記載の方法。
  39. 前記(d)段階の間、前記押圧は、前記栓の圧縮性本体を少なくとも5%圧縮するに十分である、請求項35に記載の方法。
  40. 前記圧縮は0.1から5秒の間の期間に亘って継続される、請求項35に記載の方法。
  41. 前記フィルムは連続フィルムとして供給される、請求項35に記載の方法。
  42. 容器詰め製品において、
    (a)開口部を有する容器と、
    (b)前記容器内に入れられた製品と、
    (c)前記開口部に挿入される容器栓と、を備え、
    前記容器栓は、前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ前記圧縮性本体と前記容器内の製品との間に保護層を形成するフィルムと、を備えており、
    前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域は1つ又は複数の特性を有しており、前記容器の開口部へ挿入する間に前記本体を圧縮する際、前記領域は、前記フィルムにより形成される前記保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている、容器詰め製品。
  43. 容器詰め製品において、
    (a)開口部を有する容器と、
    (b)前記容器内に入れられた製品と、
    (c)前記開口部に挿入される容器栓と、を備え、
    前記容器栓は、或る断面積と前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部とを有する圧縮性の本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ前記圧縮性本体と前記製品との間に保護層を形成するフィルムと、を備えており、
    前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域には端部に向ってテーパが付けられ、前記端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっており、これにより、前記開口部へ挿入する間に前記本体を圧縮する際、前記端部は、前記フィルムにより形成される前記保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている、容器詰め製品。
  44. 容器詰め製品において、
    (a)開口部を有する容器と、
    (b)前記容器内に入れられた製品と、
    (c)前記開口部に挿入される容器栓と、を備え、
    前記容器栓は、前記開口部に挿入される少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体であって、前記本体の一方の端部に設けられ表面を形成している1つの領域を備え、前記領域は前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能となっている圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ前記圧縮性本体と前記製品との間に保護層を形成するフィルムと、を備えており、
    これにより、前記容器の開口部へ挿入する間に本体を圧縮する際、前記領域は、前記フィルムにより形成される前記保護層に悪影響を及ぼすことなく、圧縮されるようになっている、容器詰め製品。
  45. 或る断面積と容器の開口部へ挿入するための少なくとも1つの端部とを有する圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ圧縮性材料の前記本体と容器内容物との間に保護層を形成するフィルムと、を備えた容器栓において、
    前記圧縮性本体の端部の少なくとも1つの領域には、前記端部に向ってテーパが付けられ、前記端部の断面積が前記本体の断面積よりも小さくなっている、容器栓。
  46. 容器の開口部に挿入するための少なくとも1つの端部を有する圧縮性の本体であって、前記本体の一方の端部に設けられ表面を形成する1つの領域を備え、前記領域は前記表面の面内で実質的に均一に圧縮可能となっている圧縮性本体と、前記圧縮性本体の端部に取り付けられ、前記圧縮性本体と容器内容物との間に保護層を形成するためのフィルムと、を備えている容器栓。
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