JP2004532760A - ステアリングナックル - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の分野】
本発明は、全体として、車のステアリング車軸組立体の構成要素、より具体的には、車のステアリング車軸用の新規且つ改良されたステアリングナックルに関する。
【0002】
【発明の背景】
ステアリングナックルは、かなり以前から車にて使用されている。ステアリングナックルは、自動車、商業用軽トラック、普通荷重トラック及び重荷重トラックにて使用される車軸組立体を含んで、車のステアリング車軸組立体の1つの構成要素部品である。ステアリングナックルは、かかる車のステアリング車軸と関係し且つ車の車輪の回転軸又はハブの取り付け部を提供する機能を果たす。一般に、ステアリングナックルは、車のステアリング連結装置により直接、制御される。
【0003】
図1には、全体として、複数の構成要素部品を有する、参照番号20で示した典型的な車のステアリング車軸組立体が図示されている。ステアリング車軸組立体20は、車を横断して横方向に伸びる車軸ビーム22を有している。車軸ビーム22は、その端部分にキングピンの穴24を有している。
【0004】
車のステアリング車軸組立体20は、また、回転軸部分32が一体に鍛造加工されたステアリングナックル部分30を有するステアリングナックル/回転軸28も備えている。ステアリングナックル部分30は、同軸状に整合された上側及び下側キングピンの穴34、36を有している。ステアリングナックル部分30は、また、ステアリングアームの取り付け穴38及びタイロッドアームの取り付け穴40も有している。
【0005】
図示するように、車のステアリング連結装置は、ステアリングアームの一端がステアリングアームの取り付け穴38内に受け入れられ且つ連結具組立体44により該取り付け穴内に締結されたとき、ステアリングナックル/回転軸28に接続されるステアリングアーム42を典型的に備えている。ドラッグリンク46は、一端にて締結具組立体47によりステアリングアーム42に接続されている。ドラッグリンク46の他端は、車のステアリング制御を行い得るようにステアリング制御ボックス(図示せず)に接続されている。
【0006】
更に図示するように、従来のステアリング連結装置は、タイロッドアーム48も備えており、該タイロッドアームは、そのタイロッドアームの一端がタイロッドアームの取り付け穴40内に受け入れられ且つ締結具組立体50によって該取り付け穴内で締結されたとき、ステアリングナックル/回転軸28に接続される。タイロッドアーム48は、トルクを該アームに接続されたタイロッドの端部52に伝達する。タイロッド端部52は、タイロッド連結機構のボール部分を有し且つ該端部に接続されたクロス管54に力を伝達する。クロス管54は、車軸ビーム22の他端にて車の反対側に配置され別のステアリングナックルと関係したタイロッドの端部に接続し、車軸の両端部間にて力を伝達する。このことは、車の両側部にてステアリングすることを許容する。好ましくは、クロス管54は、前車軸トウを所定の程度に調節する可調節ねじを有している。
【0007】
ステアリングナックル/回転軸28を車軸ビーム22に取り付けるためのキングピン56も設けられている。キングピン56は、車のステアリング車軸組立体20に対するステアリング軸の枢動点を画成する。キングピン56は、ステアリングナックル/回転軸28の上側及び下側キングピンの穴34、36及び車軸ビーム22のキングピンの穴24を貫通して伸びている。図示するように、キングピンの穴34の内面とキングピン56との間にブッシュ58が配置されている。同様に、キングピンの穴36の内面とキングピン56との間にブッシュ60が配置されている。ブッシュ58、60は、車をステアリングする間、ステアリングナックル/回転軸28がキングピン56の周りを回転するのを許容する。更に図示するように、ガスケット62、キャップ64、多数の押えねじ66(各端部に1つずつ図示)及びグリース充填部68がステアリングナックル/回転軸28の上側及び下側キングピンの穴34、36の各々用として設けられている。
【0008】
更に図1を参照すると、部品を組み立てたとき、ステアリングナックル/回転軸28と車軸ビーム22との間に所望の間隔を実現するため、典型的に複数のシム70が設けられている。更に、作動中、キングピン56を車軸ビーム22の所要位置に保持するため、典型的に、幾つかの引キー72が設けられている。キングピン56は、引キー72を受け入れる切欠き73を有している。更に、車軸ビーム22は、引キー穴(図示せず)を有している。当該技術分野の当業者には、引キー72がキングピンを所要位置に保持しないならば、キングピン56はキングピンの穴24内で摺動自在に動くことが理解されよう。
【0009】
更に図示するように、ステアリングナックル/回転軸28の回転軸部分32は、ステアリングナックル/回転軸のステアリングナックル部分30と一体に接続する箇所である、その根元にて一体化し且つ(又は)テーパーが付けられている。一体化した根元の構造は、回転軸部分32の応力許容公差を増大させることになる。車をステアリングする間の側部荷重に起因する大きい曲げ応力のため、回転軸部分32は、典型的に、高強度の特別な鋼で製造しなければならない。一体に鍛造加工した回転軸32が使用される場合、ステアリングナックル/回転軸28の全体を高強度鋼で鍛造加工する。
【0010】
図1を更に参照すると、中央に配置された車輪ハブの穴76を有する車輪ハブ74がステアリングナックル/回転軸28の回転軸部分32上に配置され且つその位置に固着されて、回転軸部分が車輪ハブの穴を貫通して伸びる。車輪ハブ74は、図1に図示した車軸組立体20の端部に配置された車の車輪(図示せず)を取り付けることを許容する。中央に配置されたブレーキドラム穴80を有する円筒状のブレーキドラム78が車輪ハブ74上に配置され且つその位置に固着される。ブレーキドラム78は、ブレーキシュー(図示せず)が該ドラムを押し付けることを許容して摩擦力を発生させる一方、この摩擦力は、ステアリング車軸組立体の端部に配置された車の車輪の回転を停止させる。
【0011】
図2には、従来のステアリングナックル28をキングピン56により車軸ビーム22に組み立て及び(又は)そのステアリングナックルの保守を行う状況が図示されている。図2は、従来のステアリング車軸組立体20の組み立て及び保守に関連した問題点の幾つかを示すために含めてある。本発明は、これらの問題点を完全に解消するものである。
【0012】
図2に図示するように且つ図1も参照すると、最初に、ステアリングナックル/回転軸28の上側及び下側キングピンの穴34、36を、車軸ビーム22のキングピンの穴24と整列させなければならない。次に、キングピン56を穴34、穴24、36を通じて挿入し且つ引キー72により車軸ビーム22内で所要位置に保持する。
【0013】
そのステアリング枢動軸(キングピン)の穴は、同一の部品上に配置されるから、図1及び図2に図示したステアリングナックル/回転軸28のような従来のステアリングナックルは、圧力嵌め式キングピンを使用することを実際的でなくし、また、車軸ビーム内に固定されたキングピンを使用することを不可能にする。従来のステアリングナックルは、車軸ビームのキングピンの穴がキングピンがその内部で摺動することを許容することを必要とする。従って、車軸ビームのキングピンの穴は、組み立て及び保守を行う間、キングピンを挿入することを許容し得るように遊嵌することを可能にする。この遊嵌は、車軸ビームが故障する主たる原因である。特に、長時間に亙ってキングピンが車軸ビームのキングピンの穴内で摺動すると、その穴を磨耗させ、望ましい程度よりも更にルーズに遊嵌させることになる。更に、キングピンと車軸ビームのキングピンの穴との間の円筒状空間内に水分が入り、キングピンが所要位置に固着され且つ取り外すことができなくなる。かかる状況下にて、ステアリングナックルの保守を行うことができず、そのナックルは実際に完全に破壊する。特に、キングピンが車軸ビームのキングピンの穴内に固着され又はその他の状態で動かなくなったとき、ステアリングナックル/回転軸をキングピンから取り外すことはできない。
【0014】
従来のステアリングナックルは、また、引キーがキングピンを車軸ビーム内の所要位置に保持することも必要とする。引キーを使用することは、ステアリング車軸組立体の構成要素を増すことになる一方、このことは、組立体のコスト及び重量を増すことになる。商業用車の場合、この追加的な重量は積載能力を低下させることにつながる。
【0015】
従来のステアリングナックルの別の欠点は、ステアリングナックルの上側及び下側部分と車軸ビームの端部との間の任意の所望の垂直方向間隔がシム又は同様の構成要素により提供されるようにしなければならない点である。これらの追加的な構成要素はステアリング車軸組立体の重量及びコストを増す一方、その重量及びコストの増加は商業用車の場合、積載能力を低下することにつながる。
【0016】
従来のステアリングナックルの更に別の欠点は、車軸ビームの端部に装着するとき、整合状態を調節することができない点である。
従来のステアリングナックルの更に別の欠点は、ナックルのキングピンの穴及び車軸ビームのキングピンの穴は全て精密機械加工し、互いに整列する位置に配置されたとき、同軸状に整合されるようにしなければならない点である。精密機械加工した穴でない場合、組み立て及び保守を行う間、キングピンを必要に応じて穴に挿入し且つ穴から取り外すことはできない。同様に、ステアリング車軸組立体の組み立て及び保守を行う間、穴は精密整合させなければならない。これらの厳しい条件のため、ステアリング車軸組立体の組み立て及び保守作業は困難なものとなる。
【0017】
上述したように、一体に鍛造加工した回転軸を有するこれらの従来のステアリングナックルは、典型的に、車がカーブを曲がるときに生ずる側部荷重に起因する曲げ応力のため、その全体を高強度の特別な鋼で製造しなければならない。使用される鋼は、比較的高価であり且つ機械加工が困難であり、このことは、これらのステアリングナックルの製造コストを更に増大させることになる。更に、これらのステアリングナックルは、典型的に、曲げ応力を受け入れるため一体化した根元部分を有しなければならない。一体化根元部分は、従来、その表面仕上げに厳しい要求を課し、さもなければ、その有効寿命は損なわれる。この厳しい条件の結果、製造工程は、典型的に、実施が難しく且つ相当な量の時間及び労力を必要とし、そのことは、比較的高い製造コストにつながる。
【0018】
従来のステアリングナックルの別の欠点は、典型的に、アームをナックルに締結する専用の複数の別個の機械加工境界面及び締結具により締結しなければならないステアリングアーム及びタイロッドアームを有する点である。これらの構成要素の製造及び組み立ては、コスト及び重量を増す。更に、別個のステアリングアーム及びタイロッドアームを使用することは、ステアリング車軸組立体を1ユニットとしてまとめる上で問題点を生じる可能性がある。特に、別個のステアリングアーム及びタイロッドアームを有する従来のステアリングナックルは、通常、薄板金属で出来た、いわゆる組立て車軸ビームと共に使用することはできない。
【0019】
従来のステアリングナックルの更に別の欠点は、機械加工が難しい点である。より重要なことは、従来のステアリングナックルは、多くの機械加工工程を行うため複数の固定具を必要とする点である。このことは、その製造に関連するコストを増すことになる。
【0020】
上記のことに鑑みて、従来のステアリングナックルの上述した欠点の1つ又はより多くを解決する車のステアリング車軸ステアリングナックルを設計することが好ましい。
【0021】
また、従来のステアリングナックルと関連した組み立て及び保守を行うときの問題点を緩和する車のステアリング車軸と関係して使用し得るステアリングナックルを設計することも望ましい。
【0022】
更に、従来のステアリングナックルの製造及び組み立てに関係したコスト及び重量を軽減するステアリングナックルを設計することが更に望ましい。
本発明の好ましい形態の上記及びその他の目的は以下の説明から明らかになるであろう。しかし、以下の説明から明らかになることを含んで、これらの目的の各々を実現せずに、特許請求の範囲に記載した本発明を実現する装置であることが理解されよう。目的ではなくて、特許請求の範囲の記載が本発明の主題事項を規定する。任意及び全ての目的は、本発明の一般的な説明ではなくて本発明の好ましい形態から導き出される。
【0023】
【発明の概要】
本発明は、車のステアリング車軸組立体と関係して使用される車のステアリングナックルに関するものである。本発明のステアリングナックルは、貫通して伸びる第一のステアリング枢動軸を有する第一の部品と、該第一の部品に取り外し可能に接続可能な第二の部品とを備えている。第二の部品は該部品を貫通して伸びる第二のステアリング枢動軸の穴を有している。
【0024】
本発明の幾つかの追加的な新規な特徴及び側面が存在する。これらの特徴及び側面については以下の説明にて記述する。
以下の詳細な説明において同様の構成要素は同様の参照番号で示す添付図面を頻繁に参照する。
【0025】
【好ましい実施の形態の詳細な説明】
図3A及び図3Bには、車のステアリング車軸ビーム102及びステアリングナックル104を有する車のステアリング車軸組立体100が図示されている。車軸ビーム102は、各端部に、圧力嵌めされ又は溶接されたキングピン(図示せず)を受け入れ得るようにされたステアリング枢動軸(キングピン)の穴106を有している。これと代替的に、ステアリング枢動軸(すなわち、キングピン)には車軸ビーム102を一体に形成することができ、この場合、ステアリング枢動軸の穴106は不要であろう。車軸ビーム102の一端部のみが図3A及び図3Bに図示されている。
【0026】
ステアリングナックル104は、ステアリングナックルの背骨部を形成する第一の部品108と、ステアリングアームの構成要素の取り付け部を形成する第二の部品109とを備えている。ステアリングナックルの第一の部品108は、一体に形成されたステアリング枢動軸の穴110と、取り外し可能な圧力嵌めした回転軸114を受け入れる中央に配置された穴112とを有している。これと代替的に、回転軸114にステアリングナックルの第一の部品108を一体に形成してもよい。
【0027】
ステアリングナックルの第一の部品108は、ブレーキ組立体の基礎部分(図示せず)と接続することを許容し得るように周縁方向に配置された穴116を更に有している。ステアリング軸の第一の部品108は、貫通して伸びる穴120を有することが好ましい第二の部品の取り付けパッド118も備えている。穴120は、ステアリングナックルの第二の部品109をステアリングナックルの第一の部品108に取り外し可能に接続することを許容する。図示しないが、ステアリング軸の第一の部品108は、タイロッド組立体を使用することを可能にする手段も提供することが理解されよう。
【0028】
図示するように、ステアリングナックルの第二の部品109は、貫通して伸びるステアリング枢動軸の穴122を有している。ステアリングナックルの第一及び第二の部品108、109が互いに取り外し可能である限り、ステアリング枢動軸の穴110、122はそれぞれ互いに分離することが可能であることが認識されよう。
【0029】
図4A及び図4Bには、添付図面に図示したもののような、車のステアリング車軸組立体の構成要素の部品を形成することのできるステアリングナックル204が図示されている。ステアリングナックル204は、第一の部品206と、第二の部品208と、第三の部品210とを有している。
【0030】
図示するように、第一の部品206は、パッド212を有する一体のステアリングアーム211を備えている。ステアリングボールのテーパー部214はパッド212を貫通して伸びて、従来から車のステアリング車軸組立体に使用されている型式のステアリングボール(図示せず)を取り付けることを許容する。ステアリングボールのテーパー部214は、所望に応じてパッド212上の色々な位置に配置することができる。第一の部品206は、またステアリングアーム211と一体に形成された親材料を貫通して伸びるステアリング枢動軸の穴216も有している。ステアリング枢動軸の穴216は、キングピン及びその関係したブッシュ(図示せず)を受け入れて、ステアリングナックル204を車のステアリング車軸ビームに取り付け得る寸法とされ且つ取り付け得るようにされている。第一の部品206は、貫通して伸びる複数の円弧状に配置された穴220と、好ましくは、その内部に伸びる少なくとも1つの穴222とを有する円弧状の形状の取り付け面218を更に備えている。穴220、228(第二の部品208にて図示)は、従来から当該技術分野にて使用されている締結具により第一の部品206を第二の部品208に取り外し可能に接続することを可能にする。好ましくは、穴220、228は、ブレーキを車輪組立体に組み立てるために車にて使用される穴と整列させることができるような位置に配置される。従って、基礎ブレーキ締結具を使用することができる。穴222は、穴220、228内に基礎ブレーキ締結具を取り付ける前に、第一及び第二の部品206、208を互いに固着することを許容する。
【0031】
図4A及び図4Bに更に図示するように、第二の部品208は、鍛造の回転軸を画成し且つ取り付けフランジ部分224と、回転軸部分226とを備えている。第二の部品208は、比較的軽量な鍛造品にて製造されることが好ましい。その取り付けフランジ部分224は周縁方向に配置された複数の穴228、好ましくは、少なくとも2つの穴230を有することが好ましい。好ましくは、第一の部品206の各穴220に対し、第二の部品208の相応する穴228が存在するようにし、この穴228が穴220に整列するような位置に配置される。これらの穴は、またブレーキを車輪組立体に組み立てるために車にて使用される穴と整列するような位置に配置される。従って、基礎ブレーキ締結具は、ステアリングナックル204を組み立てるために使用することができる。穴230は、より大形の基礎ブレーキ締結具を穴228内に組み立てる前に、ステアリングナックル部品206、208、210を共に固着することを許容する。
【0032】
図4A及び図4Bを更に参照すると、第三の部品210は、パッド234を有する一体形のタイロッドアーム232を備えている。タイロッドのボールテーパー部236は、従来から車のステアリング車軸組立体にて使用されている型式のタイロッド端部(図示せず)を取り付けることを許容し得るようにパッド234を貫通して伸びている。タイロッドのボールテーパー部236は、パッド234上の色々な位置に配置することができ、従って、異なる車輪のベース部に起因する異なるアッカーマン(ackerman)の幾何学的形態に合うよう所望に応じて調節可能である。第三の部品210は、タイロッドアーム232と一体に形成された親材料を貫通して伸びるステアリング枢動軸の穴238も備えている。ステアリング枢動軸の穴238はステアリングナックル204を車のステアリング車軸ビームに取り付けるため、キングピン及びその関係したブッシュ(図示せず)を受け入れ得るような寸法とされ且つ受け入れ得るようにされている。第三の部品210は、円弧状の形状の取り付け面240を更に備えており、該取り付け面は第一の部品206の取り付け面218と同様に、円弧状に配置された複数の穴241を有している。穴241の殆どは、従来から当該技術分野にて使用されている締結具により第三の部品210を第二の部品208に取り外し可能に接続することを可能にする。好ましくは、これらの穴は、ブレーキを車輪組立体に取り付けるため車にて使用される穴と整列するような位置に配置される。従って、基礎ブレーキ締結具はステアリングナックル204を組み立てるために使用することができる。好ましくは、少なくとも1つの穴は、基礎ブレーキ締結具を取り付ける前に、第二及び第三の部品208、210を互いに固着することを許容するような設計とする。
【0033】
ステアリングナックルの第一及び第二の部品206、208は互いに取り外し可能であり、また、同様に、ステアリングナックルの第二及び第三の部品208、210が互いに取り外し可能である限り、ステアリング枢動軸の穴216、238は、それぞれステアリングナックル204の組み立て及び(又は)保守を行う間、互いに分離可能であることが認識されよう。
【0034】
図5A及び図5B並びに図5Cには、図5Cに図示した車のステアリング車軸組立体305のような、車のステアリング車軸組立体の構成要素の部品を構成することのできるステアリングナックル304が図示されている。ステアリングナックル304は第一の部品306及び第二の部品308を有している。
【0035】
図示するように、第一の部品306は、パッド312を有する一体のステアリングアーム310を備えている。ステアリングボールテーパー部314は、パッド312を貫通して伸びて、従来から車のステアリング車軸組立体にて使用される型式のステアリングボール(図示せず)を取り付けることを許容する。ステアリングボールテーパー部314は、所望に応じて、パッド312上の色々な位置に配置することができる。第一の部品306はまたステアリングアーム310と一体に形成された親材料を貫通して伸びるステアリング枢動軸穴316を有している。ステアリング枢動軸穴316は、キングピン318及びその関係するブッシュを受け入れて、ステアリングナックル304を車のステアリング車軸ビーム320に取り付け得る寸法とされ且つ取り付け得るようにされている。第一の部品306は、該部品を貫通して伸びる複数の円弧状に配置された穴324を有する円弧状の取り付け部322と、好ましくは、該部品内部に伸びる少なくとも1つの穴326とを更に備えている。穴324は、従来から当該技術分野にて使用されている締結具により、第一の部品306を第二の部品308に取り外し可能に接続することを可能にする。好ましくは、穴324は、該穴を基礎ブレーキ締結具に取り付けるために使用される穴と整列するように配置される。穴326は、より大きい基礎ブレーキ締結具を穴324内に取り付ける前に、第一及び第二の部品306、308を互いに固着することを許容することが好ましい。
【0036】
更に図示するように、第二の部品308は、背骨部328を画成し且つパッド332を有する一体のロッドアーム330と、高強度の特殊な鋼で出来たものであることが好ましい圧力嵌め回転軸ピン335を受け入れ得る寸法とされ且つ受け入れ得るようにされた、中央に配置した回転軸保持穴334とを備えている。図示するように、回転軸ピン335は、ナックル304の背骨部内に含められた相手方穴(図示せず)内に嵌入する肩部をそのベース部に備えることが好ましい。この構成は、圧力嵌めが機能しない場合、回転軸ピン335が抜け出るのを防止する。
【0037】
第二の部品308はダクタイル鋳鉄で出来ていることが好ましい。第二の部品308の代替的な構造はアルミ鋳造品を含む。該第二の部品308はピン335と一体に鍛造加工してもよい。
【0038】
背骨部328は、周縁に配置された複数の穴336と、好ましくは少なくとも1つの穴338とを更に備えることが好ましい。好ましくは、第一の部品306の各穴324に対し、整列するように配置された第二の部品308の相応する穴336が存在する。これらの穴は、また、ブレーキを車輪組立体に組み付けるために車にて使用される穴と整列するように配置されている。従って、ステアリングナックル304を組み立てるために基礎ブレーキ締結具を使用することができ、追加的な締結具は何ら不要である。穴326、338は、基礎ブレーキ締結具を穴324、336内に取り付ける前に、ステアリングナックル部品306、308を共に固着することを許容する。
【0039】
更に図示するように、その一体に形成されたタイロッドアーム330に対して、第二の部品308は、タイロッド端部341を取り付けることを許容し得るようにパッド332を貫通して伸びるタイロッドボールテーパー部340を更に備えている。タイロッドボールテーパー部340は、所望に応じて、色々な車輪ベース部に対して使用されるアッカーマンの幾何学的形態のように、パッド332上の色々な位置に配置することができる。第二の部品308はまたタイロッドアーム330と一体に形成された親材料を通じて伸びるステアリング枢動軸の穴342を更に備えている。ステアリング枢動軸の穴342は、ステアリングナックル304を車のステアリング車軸ビーム320に取り付けるべくキングピン318及びその関係したブッシュを受け入れ得るような寸法とされ且つ受け入れ得るようにされている。
【0040】
ステアリングナックルの第一の部品306及び第二の部品308は互いに取り外し可能である限り、ステアリング枢動軸316、342はそれぞれ互いに分離可能であることが理解されよう。
【0041】
図5Cには、複数の構成要素部品を有する車のステアリング車軸組立体305が図示されている。ステアリング車軸組立体305は、車を横断して横方向に伸びる車軸ビーム320も備えている。車軸ビーム320はその端部分にステアリング枢動軸の穴344を備えている。
【0042】
車のステアリング車軸組立体305は、上述したように、ステアリングナックルの第一の部品306と一体に形成されたステアリングアーム310を有する、2部品から成るステアリングナックル304を更に備えている。従来から車にて使用され且つステアリングアーム310に接続された型式の追加的なステアリング連結装置の構成要素(図示せず)は、典型的に車のステアリング制御を行い得るように設けられている。
【0043】
更に図示するように、ステアリングナックル304の第二の部品308と一体に形成されたタイロッドアーム330は、タイロッド端部341に接続されている。タイロッドアーム330はトルクをその接続したタイロッド端部341に伝達する。タイロッド端部341はタイロッド連結機構のボール部分を備え且つそれに接続されたクロス管346に力を伝達する。クロス管346は、車軸ビーム320の他端にて車の反対側に配置された別のステアリングナックルと関係するタイロッド端部に接続し、これら2つの車輪の端部の間で力を伝達する。このことは車の両側部にてステアリングすることを許容する。好ましくは、クロス管346は前車軸のトウを特定な値に設定するため可調節ねじ部を有するようにする。
【0044】
ステアリングナックル304を車軸ビーム320に取り付けるため、キングピン318も設けられている。キングピン318は穴344内に圧力嵌めし又はその内部に固定することさえも可能であるから、キーは不要であり、キングピン318はその内部にキーの穴を機械加工する必要はない。キングピン318は、車のステアリング車軸に対するステアリング軸の枢動点を画成する。キングピン318は、ステアリングナックル304のキングピンの穴316、342及び車軸ビーム320のキングピンの穴344を貫通して伸びている。
【0045】
図示するように、キングピンの穴316の内面とキングピン318との間に標準的な3層ブッシュ348が配置されている。同様に、キングピンの穴342の内面とキングピン318との間に標準的な3層ブッシュ350が配置されることが好ましい。ブッシュ348、350は、鋼外層と、青銅中間層と、樹脂内層とを有することが好ましい。樹脂層はアセタールであることが好ましい。ブッシュ348、350は、車を操縦する間、ステアリングナックル304がキングピン318の周りで枢動することを許容する。
【0046】
更に図示するように、ステアリングナックル304のキングピンの穴316、342の各々に対しOリング352、グリースキャップ354及び保持リング356が設けられている。車軸ビーム320に対する支承面として機能し且つ垂直荷重を保持するよう組立体内に設けられたスラストベアリング358が更に図示されている。図示するように、スラストベアリング358は、キングピンの穴342の頂部に座し且つ回転中の摩擦を減少させることが好ましい。
【0047】
図5Cを更に参照すると、回転軸335はステアリングナックル304の回転軸保持穴334内に圧力嵌めされている。回転軸のピン335の肩部は背骨部328の後部に配置された皿穴内に嵌まる。車輪ハブ364及びブレーキドラム366と共に2つのベアリング360、362が設けられている。車輪ハブ364が中央に配置された車輪ハブ穴368を有し且つステアリングナックル304の回転軸335の上方に配置され且つ保持ナット(図示せず)によりその位置に固着されている。車輪ハブ364は、車の車輪を取り付けるために使用される周縁に配置された複数の穴370を有している。車輪ハブ364は、図5Cに図示した車軸組立体305の端部に配置された車の車輪(図示せず)を取り付けることを許容する。
【0048】
円筒状のブレーキドラム366は、中央に配置されたブレーキドラムの穴372を有し且つ車輪ハブ364の上方に配置され、また、その位置に固着されている。ブレーキドラム366はブレーキシュー(図示せず)が該ドラムを押し付けるのを許容し、摩擦を生じさせる一方、該摩擦はドラムと関係した車の車輪の回転を停止させる。ブレーキドラム366は、組み立てる間、車輪ハブ364の穴370と整列することのできる周縁に配置された複数の穴374を有している。
【0049】
本明細書に記載したステアリングナックルの特徴的な構造は、ナックルをキングピンが所要位置にある状態で組み立て且つ保守を行うことを許容する。このことは、組み立て及び(又は)保守を行うため、キングピンを取り外すことを必要としない。この構造は、キングピンが圧力嵌め又は溶接により車軸内に固定され又はキングピン(又はその他のステアリング枢動軸)が車軸と一体に形成された車軸ビームの構造とすることを許容する。このことに鑑みて、キングピンが車軸ビーム内に確実に配置された状態を保つためのキーは不要である。この構造は、ステアリングナックル部品を共に組み立てるとき、ブレーキ基礎部の締結具を使用することを更に許容する。その結果、ステアリングナックルを組み立てるため追加的な締結具を殆ど又は全く必要とせず、このため、追加の重量は加わらず、余分なコストは発生しない。同様に、ステアリングナックルの組み立てのために追加的な労力は不要であり、実際上、組み立てる間、部品はステアリング枢動軸の両端上を滑ることができるから、労力は節減される。
【0050】
この独特な構造は、ステアリングナックルの背骨部をスチール鍛造品に代えてダクタイル鋳鉄及びアルミ鋳造で製造することを更に許容する。この材料は、実質的により迅速に機械加工することができ、製造時間、労力及びコストを削減する。
【0051】
この独特な構造は、またステアリングナックルのステアリング枢動軸の穴内に配置されたブッシュに好ましい予負荷を加えることをも許容する。このずらし程度は、数1,000分の1インチ程度とすることができる。その結果、「遊び」が解消され、磨耗は減少する。更に、独特な構造は、ブッシュを車の「Y」(横)軸の周りでキングピン上に自動的に調心させることを許容し、また、ステアリング枢動軸の穴の間で垂直方向に調節し、かかる穴と車軸ビームとの間の空隙を所望に応じて調節することを許容する。このことは、従来のステアリングナックルを使用するとき、その穴とビームとの間の空隙を調節するために通常、必要とされるシムを不要にする。本発明のステアリングナックルの調節可能性は、ステアリングナックルの色々な部品を接続するために使用されるその取り付け穴内に組み込まれた隙間に起因する内蔵した1つの特徴である。この特徴は、技術的な公差も受け入れる。
【0052】
この独特な構造は、また一体化したステアリングアーム及び(又は)一体化したタイロッドアームを鋳造品にて形成することも特徴とする。その結果、これらアームを組み立てるために必要な追加的な機械加工した接続面及び締結具は不要となり、重量を軽減し且つ製造及び組み立てコストを削減する。このことは、商業用車の場合、積載荷重能力をより増大させることに更につながる。このことは、ステアリングナックル及びその一体化したアームは均質であるから、より高信頼性の製品を製造することになる。一体化したステアリングアームを使用することは重量及び梱包のためのスベースを節約することになる。梱包のためのスベースは、薄板金属で出来た組立て車軸ビームを使用することが可能な程度にまで削減される。一体化したタイロッドアームを使用することは、車の重量に対しより高信頼性の支承面を提供する。特に、背骨部の構造は、回転軸から車軸ビームへの垂直荷重に対し均質な荷重経路を提供する。本発明の別の独特な側面は、そのそれぞれの機械加工したパッドと共に一体化したステアリングアーム及び(又は)タイロッドアームを使用することにより、これらアームを異なる位置にて機械加工することを許容し、このことは、異なった、いわゆるアッカーマン形態とすることを許容する点である。色々な幾何学的形態のタイロッドアームを取り付けるため、従来のステアリングナックルにて一般的ないわゆるモールステーパーを使用することは不要である。
【0053】
幾つかの実施の形態において、この独特な構造は、また、背骨部と一体に形成された下側ステアリング枢動軸の穴を使用する。この一体化した穴は故障した場合、安全機能を提供する。
【0054】
本発明の独特な構造は、圧力嵌め回転軸ピンを使用することを許容する程度にて、多岐に亙るベアリング群に適合することを許容する。回転軸ピンは現場にて保守のため押し出すことができ、この形態において、ステアリングナックルと同一の鍛造品で出来たピンよりもより高信頼性であることが判明している。圧力嵌め回転軸ピンを使用することは、回転軸ピンに対して使用される高強度の特殊な鋼よりも低廉な材料でステアリングナックル背骨部を製造することをも許容する。例えば、ステアリングナックルの背骨部は、材料及び機械加工コストを削減し得るようにアルミニウム又はダクタイル鋳鉄にて製造することができる。圧力嵌め回転軸ピンを使用することは、典型的に、ステアリングナックルと一体に形成された回転軸ピンの場合に必要とされるブレンディッドルート(blendedroot)構造とすることが更に不要である。従って、一体に形成された回転軸ピンに関係する厳格な製造上の条件が解消され、材料及び製造コストが削減される。
【0055】
本発明の原理による構造とされたステアリングナックルの製造は、従来のステアリングナックルを製造する場合よりも一層容易で且つより経済的である。特に、多数部品から成る設計は最適な鋳造品とすることを許容し、この鋳造品は、コア無しで鋳込むことができ、製造コストを削減することができる。更に、ステアリングナックル部品は、特に、鋳造品で出来ていることが好ましいため、より容易に機械加工することができる。特に、部品の各々は1回だけ固定すればよく、全ての機械加工工程は一側部にて行うことができる。これに反して、従来のステアリングナックルは、幾つかの配向状態にて固定して全ての機械加工工程を行う必要がある。通常、従来のステアリングナックルは8つ又は9つのステーション組み立て工程にて組み立てなければならない。
【0056】
本発明のその他の新規な特徴は、他の図面に示され且つこれについて以下に説明する。図6A及び図6Bには、ステアリングアーム310と、図5A乃至図5Cに示したその一体に形成したキングピンの穴とが図示されている。ステアリングアームは、この特定の実施の形態にて使用されるものとして図面に図示したに過ぎないが、このステアリングアームは本発明の原理に従った構造とされたその他のステアリングナックルにて都合良く使用することが可能であることが理解されよう。特に、このステアリングアームは図面に図示した実施の形態にて使用することができる。ステアリングアーム310は、従来のステアリングナックルを含むその他のステアリングナックルにて使用することも可能であることが理解されよう。
【0057】
図示するように、ステアリングアーム310は、上述した機械加工パッド312と、ステアリングボールテーパー部314とを備えている。テーパー付きスタッド402を有するステアリングボール400は、締結具404を介してステアリングボールテーパー部314を通じてステアリングアーム310に取り付けられる。ステアリングナックルの第一の部品304はまたキングピンを受け入れるステアリング枢動軸の穴316も有している。
【0058】
図6A及び図6Bに更に図示し且つ図5Cにも図示するように、ステアリングアーム310は、通路部分の末端からその基端まで伸びるにつれて、上方にテーパーが付けられた側壁408、410と、該同一の面積の全体に亙って比較的一定の品質を保つ底部壁412とを有する中央に配置された溝形部分406を備えている。図6Cに図示するように、溝形部分406内で、ステアリングアーム310は、底部壁412により画成されたウェブ414と、側壁408、410により画成されたフランジ416、418とを有するU字形の断面を備えている。溝形部分406はステアリングアーム310の重量を軽減し、このことは、商業用車の積載能力を増大させることになる。
【0059】
このU字形の断面により、当該技術分野の当業者は、そのせん断中心420がウェブ414の下方にあるようにステアリングアーム310を設計することが可能であることが理解されよう。図6Bには、ステアリングアーム310がステアリングボール400の中心422が溝形部分406のウェブ414の下方にずらされるように最適な設計とされることが示してある。1つの好ましい仕方にて、また、図6Cに図示するように、ステアリングアーム310のせん断中心420はステアリングボール400の中心422と一致し又は該中心に比較的近い位置に配置される。このことは、ステアリングボール400によりステアリングアーム310に加えられる捩れ力を少なくする。この独特な幾何学的形態の結果、ステアリングアーム310は、従来のステアリングナックルにて従来から使用されているステアリングアームよりも実質的に軽量のものとすることができる。
【0060】
図7には、図5A乃至図5Cに図示したステアリングナックル304が図示されている。上記に記載した本発明の独特な特徴は、本明細書に示したステアリングナックルの実施の形態の1つに組み込まれるものとしてのみ図示されているが、このステアリングアームは、本明細書に記載したその他のものを含んで本発明の原理に従った構造としたその他のステアリングナックルにて都合良く使用することが可能であることが理解されよう。
【0061】
図示するように、アンチロックブレーキ(abs)センサ424は、ステアリングナックル304の背骨部328の穴336の1つに挿入した状態で図示されている。この穴内にブレーキ基礎部の締結具は取り付けられていない。第一の部品306の取り付け部分322はabsセンサ424に対する隙間を提供するため切欠き426を備えている。更に、背骨部328の厚さはabsセンサ424を受け入れ得るようにされたキャビティ428を形成し得るように特別に設計することが好ましい。
【0062】
absセンサ424が挿入される穴336及び背骨部328の厚さが適正に設計されたならば、absセンサ用のブッシュは使用する必要はない。このことは、背骨部328を鋳物で製造したとき、センサ424を収容するのに十分な厚さとなるため、最も実際的である。
【0063】
図6A及び図7を参照すると、ステアリングアーム310はその両側部に配置されたガゼット又はリブ430を備えている。ガゼット430は第一の部品306の取り付け部分322と溝形部分406の基端との間に配置される。ガゼット430は、取り付け部分322に向けて伸びるにつれて外方に拡がり、ステアリングアーム310の親材料は溝形部分406の全体よりも取り付け部分322にてより厚い。ガゼット430はステアリングボール400によって発生された力に起因してステアリングアーム310に加わる荷重により加えられる最高応力を分配し且つ減少させる。その結果、ステアリングアーム310は均一なより軽い重量を有することができる。
【0064】
図7には、また基礎ブレーキ締結具が挿入される背骨部328の穴336と整列した第一の部品306に対する3つのタップ穴324の位置が示してある。この好ましい特徴において、ねじのねじ山は鋳物内に直接タッピングされている。この直接的なタッピングは、6角ナット及び座金を不要にし、このことはコスト及び重量を軽減することになる。また、全ての組み立て作業はステアリングナックルの車輪側にて行うことができるから、ブレーキの組み立ては容易となる。
【0065】
図8には、本発明の原理による構造とされたステアリングナックルにて使用されるタイロッドボールテーパー部450の好ましい配向状態が図示されている。図示するように、タイロッドボールテーパー部450は、その上端452がその下端454よりも車の中心に近い位置となるように配向されている。その結果、その関係したタイロッドアームの抜き勾配は、その関係したタイロッドボールが縁部から角度が付けられ、このことは、完全な車輪切欠き図にてタイロッドと車軸ビームとの間により大きい隙間を提供することになる。これと逆に、下端454は上端452よりも車の側部にて車の車輪により近い位置にある。その最も好ましい配向状態のとき、タイロッドボールテーパー部450は垂直な配向状態としたタイロッドボールテーパー部よりも約6.35mm(約1/4インチ)だけ大きい隙間を提供し得るように垂直線に対し3°の角度に配向される。
【0066】
図9A及び図9Bには、本発明の原理による構造とされたステアリングナックル504の第四の実施の形態が図示されている。ステアリングナックル504は、第一の部品506と、第二の部品508と、第三の部品510とを備えている。図示するように、第一の部品506は、パッド514と、該パッド内に機械加工されたステアリングアームのボールテーパー部516とを有する一体化したステアリングアーム512を備えている。第一の部品506は、該第一の部品を第三の部品510に取り付ける取り付け部分518を更に備えている。取り付け部分518は、第一の部品506を第三の部品510と取り外し可能に接続する締結具522を受け入れる取り付け穴520を備えている。取り付け部分518はステアリングナックル504に対するキングピンの穴526の一部、好ましくはその半分を形成する円弧状面524を更に備えている。
【0067】
第二の部品508は、その中に機械加工されたタイロッドボールテーパー部536の付いたパッド534を有する、一体化したタイロッドアーム532を備えている。第二の部品508は、更に、取り付け部分538を備えており、この取り付け部分538は取り付け穴540を有している。この取り付け穴540内に締結具542が取り付けられていて、第二の部品を第三の部品510に取り外し可能に接続することができる。取り付け部分538は、ステアリングナックル504用のキングピン546の一部、好ましくはその半分を形成する円弧状面544を備えている。
【0068】
第三の部品510はステアリングナックル504用の背骨部を形成する。第三の部品510は、面524、544と整合し且つステアリングナックル504用の2つのキングピンの穴526、546を形成する円弧状面550を、そのベース部に備えている。回転軸560は第三の部品510内に圧力嵌めし又はこれと代替的に該第三の部品と一体に形成することができる。
【0069】
一例としての実施の形態に関して本発明を説明したが、この説明は限定的な意味に解釈されるべきではないことが理解されよう。特許請求の範囲により規定された本発明の真の精神及び範囲から逸脱せずに一例としての実施の形態に対し色々な変更及び改変を為すことができる。更に、特許請求の範囲の1つ又はより多くの要素と等価物として任意の変更及び改変例が当該技術分野の当業者により認識され、また、それらは、法律が許容する最大限の範囲まで特許請求の範囲に包含されるものであることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来のステアリングナックルを有する車のステアリング車軸組立体を示す分解斜視図である。
【図2】
車のステアリング車軸組立体に従来のステアリングナックルを組み立てる状態を示す斜視図である。
【図3】
3Aは、車のステアリング車軸ビームと共に本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルの第一の実施の形態を示す部分分解斜視図である。
3Bは、組み立てのため図示した車のステアリング車軸ビームの一端に配置されたナックルを示す、ステアリングナックルのこの第一の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】
4Aは、本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルの第二の実施の形態の構成要素の部品の幾つかを示す分解前側斜視図である。
4Bは、ステアリングナックルのこの第二の実施の形態を示す側面図である。
【図5】
5Aは、本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルの第三の実施の形態を示す分解前側斜視図である。
5Bは、ステアリングナックルのこの第三の実施の形態を示す後方斜視図である。
5Cは、車のステアリング車軸構成要素の部品の組み立てを示し、車のステアリング車軸組立体のその他の構成要素と共に、ステアリングナックルのこの第三の実施の形態を示す分解図である。
【図6】
6Aは、本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルと共に使用されるステアリングアーム及びキングピンの穴を示す部分断面頂面図である。
6Bは、接続されたステアリングボールを更に示す、図6Aに図示したステアリングアーム及びキングピンの穴を示す部分断面側面図である。
6Cは、図6Bの線6C−6Cに沿った図6Aに図示したステアリングアームの断面図である。
【図7】
内部に配置されたアンチロックブレーキセンサと共にステアリングナックルの第三の実施の形態を示す背面図である。
【図8】
本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルと関係して使用されるタイロッドボールテーパー部の1つの好ましい配向状態を示す概略図である。
【図9】
9Aは、本発明の原理に従った構造とされたステアリングナックルの第四の実施の形態を示す頂面図である。
9Bは、ステアリングナックルのこの第四の実施の形態を示す底面図である。
Claims (1)
- 車のステアリング車軸組立体と関係して使用されるステアリングナックル組立体において、
貫通して伸びる第一のステアリング枢動軸を有する第一の部品と、
該第一の部品に取り外し可能に接続可能であり、貫通して伸びる第二のステアリング枢動軸の穴を有する第二の部品とを備える、ステアリングナックル組立体。
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