JP2004530844A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 環状のブレーキディスクの磨耗を減少させる方法であって、次の工程により作られる環状プリホームから前記ブレーキディスクを製造する工程を含む方法：
   ａ）一方向連続ファイバ（２５）の大きい方の部分とステープルファイバ（２６）のウエブの小さい方の部分とを有する針穿孔された不織布を提供する工程；
   ｂ）前記不織布から製造されるべきプリホームの外径及び内径を各々有する複数の環状セグメント（２１）を前記不織布から作る工程；
   ｃ）前記環状セグメント（２１）を交互の層に配置する工程であって、その連続ファイバ（２５）がセグメント円弧二等分線に対し＋４５度とセグメント円弧二等分線に対し−４５度に交互に配置され、応用のために所望のプリホーム密度を提供するように計算された重量及び寸法を有する多層中間体を提供する工程；
   ｄ）前記多層中間体を不活性雰囲気内でファイバを炭素に変換するのに十分な時間量だけ１５００℃以上の温度に加熱する工程；及び
   ｅ）炭化された製品を炭素蒸着により所望のプリホーム密度に濃縮する工程。
2. 環状のディスク形状を有し、９０乃至７０重量％の連続ファイバ（２５）及び１０乃至３０重量％のステープルファイバ（２６）からなる当接する布円弧セグメント（２１）の複数の連続的に重ねられた層で形成され、布円弧セグメント（２１）の層がステープルファイバ（２６）の少なくとも一部により相互接続される、形状付けられた繊維状布構造体（２０）であって、
   前記布円弧セグメント（２１）の各々が環体の中心からその外径上の点へ方向付けられる半径方向を有し、前記セグメントの外径中心を通る前記半径方向がセグメント円弧二等分線を形成し、
   前記布円弧セグメント（２１）の１つの半分の連続ファイバ（２５）がセグメント円弧二等分線に対し＋４５度に配置され、他の半分の連続ファイバ（２５）がセグメント円弧二等分線に対し−４５度に交互に配置され、前記＋４５度の布円弧セグメント（２１）及び前記−４５度の布円弧セグメント（２１）が交互の層に配置されることを特徴とする繊維状布構造体。
3. 前記連続ファイバ（２５）及び前記ステープルファイバ（２６）の両者が本質的に酸化されたポリアクリロニトリル（ＯＰＡＮ）ファイバから成る請求項２の繊維状布構造体。
4. 次の工程を含む環状のプリホーム複合体（２０）を作る方法：
   ａ）一方向連続ファイバ（２５）のトウの大きい方の部分とステープルファイバ（２６）のウエブの小さい方の部分とを有する針穿孔された不織布を提供する工程；
   ｂ）前記不織布から製造されるべきプリホームの外径及び内径を各々有する複数の環状セグメント（２１）を前記不織布から作る工程；
   ｃ）前記環状セグメント（２１）を交互の層に配置する工程であって、その連続ファイバ（２５）がセグメント円弧二等分線に対し＋４５度とセグメント円弧二等分線に対し−４５度に交互に配置され、応用のために所望のプリホーム密度を提供するように計算された重量及び寸法を有する多層中間体を提供する工程；
   ｄ）前記多層中間体を不活性雰囲気内でファイバを炭素に変換するのに十分な時間量だけ１５００℃以上の温度に加熱する工程；及び
   ｅ）炭化された製品を炭素蒸着により所望のプリホーム密度に濃縮する工程。
5. 仕上げられた環状ディスクが１．７０乃至１．８０ｇ／ｃｃの範囲の密度を有して生産されることを特徴とする請求項４の方法。